JPH07294846A - フレネルレンズ及びそれを用いた露光装置 - Google Patents

フレネルレンズ及びそれを用いた露光装置

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JPH07294846A
JPH07294846A JP9268894A JP9268894A JPH07294846A JP H07294846 A JPH07294846 A JP H07294846A JP 9268894 A JP9268894 A JP 9268894A JP 9268894 A JP9268894 A JP 9268894A JP H07294846 A JPH07294846 A JP H07294846A
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JP
Japan
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light
photosensitive material
fresnel lens
light source
exposure
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JP9268894A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nakagawa
謙一 中川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料に照射される光の照度分布が均一
で、感光材料の端部付近の光量不足を解消でき、装置の
小型化、軽量化が達成できる露光装置を提供する。 【構成】 感光材料13の中心部の直下に無電極ランプ
22を設ける。無電極ランプ22とガラス板14との間
の無電極ランプ22近傍に支持体23上支持された耐熱
性シリコーン樹脂、好ましくは、信越化学工業社製の半
導体コーティング用シリコーンKJR−632で形成さ
れた凸フレネルレンズ24を配置する。無電極ランプ2
2から照射された光は全てフレネルレンズ24を通過し
て集光されることになり、感光材料13に照射される光
の照度分布が均一となり、露光領域16端部付近の光量
不足が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性で光源装置等に
公的に使用されるフレネルレンズ及びそれを用いたPS
版や熱現像感光材料等の感光材料に画像を焼き付けるた
めの露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PS版や熱現像感光材料等の感光材料に
原稿フィルムを密着させ、原稿フィルム側から光を照射
して感光材料に画像を焼き付ける露光装置がある。
【0003】図4に示すように、従来の露光装置100
には、原稿フィルム102を載置するガラス板104が
設けられており、原稿フィルム102の上にはPS版や
熱現像感光材料等の感光材料106が重ねられるように
なっている。
【0004】感光材料106の下方には、感光材料10
6の中心部から所定寸法離れた位置に光源108が配置
されている。
【0005】光源108は、ランプ112と、このラン
プ112から照射される光を所定方向へ反射する略円弧
状(または略放物面)のリフレクター110とを備えて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感光材料1
06の中心部では光源108からの光が垂直に入射する
が、感光材料106の端部では光源108からの光が傾
斜して入射する。感光材料106に立てた垂直線に対す
る光の入射角度をθとすると、感光材料106の単位面
積当たりの光量は(cosθ)2 に比例する。
【0007】このため、感光材料106の四隅の角部は
中央部に比較して受ける光量が低いこととなる。
【0008】光源108のリフレクター110はランプ
112の近傍にあって大きさに制限があり、このため、
従来の露光装置100では、感光材料106全体に渡っ
て光量を一定とするように光量分布が補正できていなか
った。さらに、感光材料106の端部よりも外側へ多く
の光が散逸していた。
【0009】露光面において光量分布が一定でないと、
ラチュードの狭い感光材料を使用することができず、使
用できる感光材料の制限が生じる。また、大きな感光材
料を用いた場合、角部が光源108から更に遠くなり、
(cosθ)2 に比例して光量が極端に低下するため、
大きな感光材料の使用に適さないという問題もあった。
【0010】特に、カラー印刷に使用する感光材料に露
光ムラがあると、印刷物に濃度及び色調のムラが生じ、
画像品質に大きな影響を及ぼす。
【0011】これらの問題を解決するため、リフレクタ
ー110に加えて、ランプ112近傍に、光源から照射
される光を所定方向へ集光するための耐熱ガラス製凸レ
ンズ114が配置されている図5に示される如き露光装
置が提案されている。耐熱ガラス製凸レンズ114は、
例えば、直径5インチ、高さ30mm程度の凸レンズで
あり、光源108からの光の方向を制御している。凸レ
ンズ114はランプ112近傍に設置するため、凸レン
ズ114の素材は高い耐熱性が必要であり、通常は素材
として、例えば、石英ガラス等の耐熱ガラスが使用され
ているが、重量が大きく、加工が困難であり、しかも、
高価であるという問題点があった。
【0012】凸レンズ114の上記問題点を解決し、軽
量化を実現し、加工性を改良するため、その素材とし
て、レンズに汎用のポリカーボネート、ポリメチルメタ
クリレート等の合成樹脂を使用することも試みられてい
るが、ポリカーボネートは、外観が透明であるが、光デ
ィスク等に用いられるグレードのものであっても、波長
400nm以下の光の透過率が悪く、マゼンタ、イエロ
ーにたいする露光効率が悪化する虞があり、ポリメチル
メタクリレート等のアクリル樹脂は紫外線透過率は良好
であるものの、耐熱性に問題があり、いずれも使用に適
さなかった。
【0013】本発明の目的は上記事実を考慮し、感光材
料等に照射される光の照度分布を均一にしうる光源装置
に好適に用いられるフレネルレンズを提供すること及び
そのフレネルレンズを用いた、感光材料に照射される光
の照度分布が均一で、感光材料の端部付近の光量不足を
解消でき、装置の小型化、軽量化が達成できる露光装置
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフレネ
ルレンズは、耐熱性のシリコーン樹脂で形成されている
ことを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の露光装置は、感光材料の
中心部から所定寸法離間して配置され、光の照射範囲が
前記感光材料よりも所定量広範囲とされた光源と、前記
光源と前記感光材料との間の光源近傍に配置され、前記
感光材料に光を集光する耐熱性シリコーン樹脂で形成さ
れたフレネルレンズと、を有することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明のフレネルレンズは、耐熱性のシリコー
ン樹脂で形成されているため、任意の形状が簡単に作成
でき、所望の集光条件を容易に達成できる。また、長時
間高温度で使用しても、温度による寸法誤差を生じるこ
とはなく、光源装置等への使用に適する。
【0017】また、請求項2に記載の露光装置によれ
ば、光源から発せられた光は、感光材料よりも外側に向
かった光も含めて全て光源近傍に配置された耐熱性シリ
コーン樹脂で形成されたフレネルレンズによって集光さ
れ、前記感光材料に照射される。前記フレネルレンズ
は、その平面視による面積が、フレネルレンズ配置位置
における光源から照射された光路の面積以上であるた
め、感光材料よりも外側に向かって分散して照射された
光も全て集光され、感光材料の端部付近も含め充分な光
量で、照度分布が均一に光が照射される。また、前記フ
レネルレンズは、耐熱性シリコーン樹脂で形成されてい
るため、加工が簡単で透明性に優れ、小型で軽量であ
る。さらに、シリコーン樹脂は耐熱性が高く、高熱にお
ける寸法安定性に優れているため、樹脂製フレネルレン
ズの欠点である、熱による経時的な焦点の誤差を生じる
ことはない。また、凸レンズに比較して、薄く軽量であ
るため、装置の高さを低くすることができ、装置の小型
が可能になる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の露光装置の一実施例を図に基
づいて説明する。
【0019】図1に示すように、露光装置10の箱状の
ケーシング12は、上部に透明のガラス板14が取り付
けられており、原稿フィルム11及びPS版や熱現像感
光材料等の感光材料13(本実施例では、860mm×
660mm)を載置できるようになっている。なお、ガ
ラス板14には、露光領域16が設定されており、この
露光領域16の寸法は、900mm×700mmとなっ
ている。
【0020】図1に示すように、ケーシング12の内部
には、底部12Aの中央部に無電極光源18(原理及び
基本構成は、印刷雑誌 1984(Vol.67)11
頁〜18頁に記載されている。)が配置されている。
【0021】本実施例の無電極光源18は、断面略円弧
状を呈したリフレクター20と球形の無電極ランプ22
を備えている。
【0022】なお、この無電極光源18の真上方向には
露光領域16の中央部が位置している。また、無電極光
源18自体の光の照射範囲は露光領域16よりも大きな
円形状となっている。
【0023】本実施例では、無電極ランプ22から露光
領域16の中央部までの距離が813mmとなってお
り、無電極光源18自体の光の照射範囲が露光領域16
の位置において直径約1300mmの円形状となってい
る。
【0024】無電極光源18の上側には、ガラス製の支
持体23上にシリコーン樹脂製の凸フレネルレンズ24
が配置されている。無電極ランプ22からフレネルレン
ズ24の中央部下端までの距離が40mmとなってお
り、フレネルレンズ24下端における無電極光源18の
光の照射範囲は直径約200mmの円形状となってい
る。フレネルレンズ24の直径は220mmであるた
め、無電極光源18の照射光はすべてフレネルレンズ2
4を通過して集光されることになる。フレネルレンズ2
4の厚みは2mmである。
【0025】フレネルレンズ24の上側には、干渉フィ
ルタユニット26のターレット28が配置されている。
ターレット28は円盤状とされ、モータ27で回転され
るようになており、軸心回りに複数の円孔30が形成さ
れている。これらの円孔30には、イエロー、マゼンタ
及びシアンを発色する感光材料用の干渉フィルタ32が
順に取り付けられており、ターレット28を回転させる
ことによって、各干渉フィルタ32を無電極光源18と
露光領域16との間に選択して配置できるようになって
いる。
【0026】無電極光源18近傍は高温になるため、フ
レネルレンズ24の素材は、約200〜300℃の耐熱
性が必要となる。さらに、感光材料13を効率的に露光
するためにフレネルレンズは光透過性、特に、波長30
0〜450nmの紫外線の透過性が高いことが好まし
い。本実施例においては、フレネルレンズ24の素材と
して、信越化学工業社製の半導体コーティング用シリコ
ーンKJR−632を用いている。
【0027】図2は、本発明の露光装置のカラー印刷に
好適な別の実施例を表す。露光装置34のケーシング1
2上部にはガラス板14が配置されており、その上に原
稿フィルム11と感光材料13が重ねられ露光されるよ
うになっている。ケーシング12下方には、光源である
無電極光源18が配置されている。この無電極光源18
は略半球状とされたリフレクター20を備えており、リ
フレクター20の焦点から、ガラス板14の反対側(下
方)へ若干ずれた位置が無電極光源18の発光点22と
されている。従って、発光点22から照射された光の一
部は直接光としてガラス板14方向へ照射されるととも
に、発光点22から照射された光の一部はリフレクター
20によって反射された反射光としてガラス板14方向
へ照射されるようになっている。
【0028】無電極光源18とガラス板14との間の無
電極光源18近傍には、干渉フィルタユニット36が配
置されている。この干渉フィルタユニット36は、円盤
状のターレット38と、このターレット38の軸心に駆
動軸が連結された駆動モータ37とで構成されている。
ターレット38には、軸心廻り略等間隔に円孔40が4
個穿設されており、これらの円孔40には、Y版、M
版、C版、BK(スミ)版の原稿フィルムを各々露光す
るための3枚の干渉フィルタ42と透明ガラス43とが
取り付けられている。
【0029】なお、本実施例では、ポジ型感光材料の場
合は、原稿フイルム11としてY版にBK(スミ)版、
M版にBK(スミ)版、C版にBK(スミ)版をそれぞ
れ重ねて感光材料に順次密着させ、無電極光源18によ
って発生された紫外光を、各々シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)に対応する感光材料の感光波長
領域(C=400〜435nm、M=365〜400nm、
Y=330〜365nm)に、干渉フィルタ42によって
分解して3回露光を行う(図2の状態)。また、ネガ型
感光材料の場合は、原稿フィルム11としてY版、M
版、C版、BK(スミ)版を感光材料14に順次密着さ
せ、無電極光源18によって発生された紫外光を、各々
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に対応
する感光材料の感光波長領域に、干渉フィルタ42によ
って分解すると共に、BK(スミ)に対応して感光材料
の感光全波長領域の紫外光を通過させる透明ガラス37
によって露光を行う。また、透明ガラスを用いずフィル
タ挿入孔のみでもよく、また、中性灰色フィルタを用い
てもよい。なお、このBKに対応する露光に際しては、
透明ガラス43または中性灰色フィルタの代わりに、紫
外感光域に分光感度を補正するために紫外部に吸収を有
する補正フィルタを用いてもよい。
【0030】なお、干渉フィルタ42としては、各透過
波長域に対して1枚でもよいが、2枚以上組合わせて半
値幅を狭くすることが好ましい。
【0031】駆動モータ37は、ステッピングモータで
構成されており、制御手段44からの信号によって、タ
ーレット38を所定角度回転し、無電極光源18とガラ
ス板14との間の光路上に、各干渉フィルタ42と透明
ガラス43とを選択的に出し入れするようになってい
る。また、制御手段44には、ケーシング12の露光部
16の手前側に設けられたフィルタ選択ボタン46に接
続されており、制御手段44は、フィルタ選択ボタン4
6によって選択された、干渉フィルタが無電極光源18
とガラス板14との間の光路上に挿入されるように、駆
動モータ37を回転制御するようになっている。
【0032】また、フィルタ選択ボタン46は、原稿フ
ィルムの種類であるC版、M版、Y版原稿フィルム11
の各々に対応するフィルタ選択ボタン46A、46B、
46C及びネガ型感光材料の場合の、BK(スミ)版原
稿フィルム11用のフィルタ選択ボタン46Dから構成
されている。
【0033】フィルタ選択ボタン46の近傍には、露光
スタートボタン47と露光ストップボタン48とが設け
られており、この露光スタートボタン47と露光ストッ
プボタン48とは、夫々制御装置44に接続されてい
る。
【0034】干渉フィルタ42と光源18との間には、
ガラス製の支持体23上にシリコーン樹脂製の凸フレネ
ルレンズ24が配置されている。フレネルレンズ24の
平面視による面積は、フレネルレンズ24配置位置にお
ける照射光の光路面積より大きくなしてあり、光源18
から照射された光はリフレクター20による反射光も含
めてすべてフレネルレンズ24によって集光されるよう
になっている。
【0035】フレネルレンズ24と光源18との間には
防熱フィルタ50が配置されており、これによりフレネ
ルレンズ24及び干渉フィルタ42の昇温を防止してい
る。また、干渉フィルタ42の近傍には送風機52の送
風口が開口しており、送風機52からの送風によって干
渉フィルタ42の温度上昇を防止している。
【0036】また、各干渉フィルタ42には、温度セン
サ54が取付られている。これらの温度センサ54は、
制御装置44に接続されており、干渉フィルタ42の温
度が所定値を超えた場合には、制御装置38によって、
露光処理の開始が禁止されると共に、干渉フィルタ42
の温度が所定温度以下となった場合には、制御装置44
によって、露光処理の開始が可能とされるようになって
いる。また、ケーシング12の露光部16の手前側に
は、温度上昇を警告するためのランプ56が設けられて
おり、制御装置44の出力によって、点滅するようにな
っている。フレネルレンズ24自体は耐熱性を有する
が、干渉フィルタ42の温度上昇により紫外線の透過率
が変化することを未然に防ぐためである。
【0037】次に、2枚のフレネルレンズ24a、24
bを配置した第3の実施例について説明する。図3に示
すように、露光装置58の箱状のケーシング12は、上
部に透明のガラス板14が取り付けられており、原稿フ
ィルム11及びPS版や熱現像感光材料等の感光材料1
3を載置できるようになっている。なお、ガラス板14
には、露光領域16が設定されている。ケーシング12
の内部には、底部12Aの中央部に無電極光源18が配
置されている。本実施例においても無電極光源18は、
断面略円弧状を呈したリフレクター20と球形の無電極
ランプ22を備えている。
【0038】無電極光源18の上側には、ガラス製の支
持体23上にシリコーン樹脂製の凸フレネルレンズ24
a(これを第一のフレネルレンズと称する)が配置され
ている。フレネルレンズ24a下端における無電極光源
18の光の照射範囲は直径約180mmの円形状となっ
ている。フレネルレンズ24aの直径は200mmであ
るため、無電極光源18の照射光はすべてフレネルレン
ズ24aを通過して集光されることになる。
【0039】フレネルレンズ24aの上側には、干渉フ
ィルタユニット26のターレット28が配置されてい
る。ターレット28は円盤状とされ、モータ27で回転
されるようになており、軸心回りに複数の円孔30が形
成されている。これらの円孔30には、イエロー、マゼ
ンタ及びシアンを発色する感光材料用の干渉フィルタ3
2が順に取り付けられており、ターレット28を回転さ
せることによって、各干渉フィルタ32を無電極光源1
8と露光領域16との間に選択して配置できるようにな
っている。
【0040】干渉フィルタユニット26の上部(干渉フ
ィルタユニット26と感光材料13との間)には、干渉
フィルタユニット26に隣接して第2のフレネルレンズ
24bが配置されている。第2のフレネルレンズ24b
は凹フレネルレンズであり、その直径は280mmであ
り、第1のフレネルレンズ24aによって集光された照
射光の第2のフレネルレンズ24bにおける光路直径
(250mm)よりも大きくなくしてあるため、第1の
フレネルレンズ24aを通過して照度分布を調整された
照射光は、さらに、第2のフレネルレンズ24bを通過
することにより、さらなる照度の均一化及び光量の調整
が行われ、露光部16に照射されることになる。
【0041】つぎに、本実施例の作用を説明する。本実
施例の露光装置10では、露光領域16に照射される無
電極光源18の光は、図1に示すように、無電極光源1
8からの光(詳しくは、無電極ランプ22からの直接光
と無電極ランプ22の光がリフレクター20に反射した
反射光とを合わせたもの。)が、照射光の光路よりも面
積が大きいフレネルレンズ24によて集光されて露光領
域16に照射され、特に、周囲に分散した光が露光領域
16端部に集光されて照射されるため、感光材料の露光
領域16全体にわたって均一の光が照射され、露光領域
16端部付近の光量不足が解消され、露光領域16内の
光量分布が良くなる。また、シリコーン樹脂製のフレネ
ルレンズ24は、耐熱性、高温における寸法安定性に優
れ、高温による経時的な焦点の誤差もなく、紫外線透過
率も高いため露光効率も優れている。
【0042】これにより、従来よりも露光ムラの少ない
高品質な(露光済)感光材料13を長期にわたって得る
ことができる。
【0043】また、本実施例の各露光装置10、34、
58には、イエロー、マゼンタ及びシアンの干渉フィル
タ32、42と透明ガラス43(露光装置34のみ)を
設置した干渉フィルタユニット24、36を備えている
ので、カラー印刷用の感光材料13の露光を行うことが
できる。
【0044】また、本実施例の露光装置58には、光源
18からの照射光を集光するフレネルレンズ24a、2
4bが2箇所に配置されているので、照度分布の均一
性、感光材料端部における光量不足の改良効果が高く、
さらに露光ムラの少ない高品質な(露光済)感光材料1
3を得ることができる。
【0045】なお、本発明において、フレネルレンズ2
4の設置位置、即ち、無電極ランプ22からフレネルレ
ンズ24の中央部下端までの距離は任意であるが、その
設置位置において、露光領域16の外方へ照射される無
電極光源18の光をも集光するためにフレネルレンズの
面積は、レンズ設置位置における照射光の光路面積より
も大きくする必要がある。このため、フレネルレンズ2
4はできる限り無電極ランプ22の近傍に配置すること
が、形状を小型化できるため好ましいが、光源との距離
が短すぎる場合、露光領域16全体にわたって均一な光
を照射することが困難となるため、この距離は、40〜
160mm(光源と感光材料との間の距離の1/20〜
1/5)程度が好ましい。
【0046】フレネルレンズ24は、周囲の光をより集
光するタイプが好ましく、その寸法は、露光装置の大き
さ、必要とされる光照射範囲により異なるが、好ましく
は直径150〜300mm、厚さ1〜5mm程度であ
る。本実施例では、フレネルレンズは円形の平板状レン
ズを用いているが、光源からの照射光を感光材料に、光
量分布が均一で、且つ、光量が充分に照射できるもので
あれば、正方形又は長方形の平板状レンズであっても、
第三の実施例の如く複数枚のレンズを組み合わせて構成
したものであってもよい。
【0047】ここで、本発明のフレネルレンズ24につ
いて説明する。本実施例の露光装置に用いられる凸フレ
ネルレンズ24は、レンズの界面の働きにより凸レンズ
の役割を果たすものであるが、従来の凸レンズに比較し
て極めて薄く作られているため、熱的な影響で誤差が生
じ易くなっている。従来、光源近傍で光の照射方向を調
整するためのレンズは耐熱ガラスで作製されていたが、
加工性、重量、高温度における寸法安定性、価格の点で
問題があった。本発明は、物性が安定していて、加工性
も良好なシリコーン樹脂に着目し、耐熱性のシリコーン
樹脂でフレネルレンズ24を作製したものである。フレ
ネルレンズに用いられるシリコーン樹脂は、耐熱性、高
温時における寸法安定性及び光透過性が良好であること
が必要である。このため、ジメチルポリシロキサンの基
本骨格を有し、縮合又は付加反応によって三次元架橋硬
化するものであって、硬化後の硬さが少なくともショア
ー硬度(D)で50以上あることが好ましい。本実施例
においてはシリコーン樹脂製フレネルレンズは支持体上
に配置されているが、レンズの硬度が実際に使用される
温度領域にわたって充分であれば特に支持体を設けなく
てもよい。
【0048】本発明のフレネルレンズは、前記の如く加
工性に優れているため、任意の形状を安価な金型によっ
て作成することができる。このため、例えば、照射光の
周囲の光のみを感光材料周辺部に集中させるのに適する
非球面レンズや中央部が開口しているくり抜き形状レン
ズ等も容易に作成することができる。このように、中央
部の光は直接感光材料へ照射させ、光量が不足する露光
領域周辺部の光のみを集光するような照度均一化を効果
的に行いうる複雑なレンズも容易にえられるのである。
該非球面レンズは、傾斜面の傾きを調整するのみで任意
の集光条件のレンズを容易に得ることができる。
【0049】また、板状に成形した後の加工もガラスレ
ンズに比較して容易に行なうことができる。これに対し
て、従来のガラスレンズは球面研磨を要するため、自由
度が低く、一部をくり抜く加工も困難である。
【0050】本発明に用いられるフレネルレンズの最も
重要な性質に、紫外線透過性がある。感光材料露光のた
めには、特に、約300〜450nmの紫外線の透過率
が80%以上が好ましく、さらに、90%以上であるこ
とが好ましい。透過率は100%に近づくほど露光効率
が向上するため、透過率に特に上限はなく、可能なかぎ
り高いことが好ましい。この波長の紫外線透過率が80
%未満であると、光源から照射された光が感光材料を露
光する前に減少してしまい、効率的な露光が不可能とな
り好ましくない。
【0051】一般に、シリコーン樹脂は、従来から透明
性即ち光透過性が良好なことから、例えば、眼鏡のプラ
スチックレンズのコート材、高透明シーラント等に使用
されている。このようなシリコーン樹脂中でも、特に、
ポリシロキサンをハイドロジェンシラン又はハイドロジ
ェンシロキサン等の架橋剤と白金系触媒とを用いて硬化
させた付加型のシリコーン樹脂が、硬化時に副生成物を
生じない、熱収縮率が小さい等の観点から好ましい。前
記樹脂は一液型の場合、保存性にやや問題があるため、
安定剤を添加するか、又は、二液型で用いることが好ま
しい。硬化は、室温で行いうるが、100〜300℃程
度の温度で10分間〜10時間処理すると、均一にしか
も短時間で硬化することができる。さらに、特開平3−
166262号公報に記載の如き、両末端にビニル基を
有する自己重合性のポリシロキサン化合物と白金触媒を
含有する半導体装置保護コート用組成物に用いられてい
るシリコーン樹脂も好適に用いることができる。好適な
シリコーン樹脂の具体例としては、信越化学工業社製の
半導体コーティング用シリコーンKJR−632等が挙
げられる。
【0052】本発明のフレネルレンズは、表面に空気中
の塵や感光材料の屑等が付着することによって光透過性
が悪化するため、フレネルレンズ表面に塵埃が付着しが
たい性質を有することが好ましい。前記例示したシリコ
ーン樹脂はその点においても、表面の硬度が充分で、か
つ、表面が非接着性であるため好適に用いることができ
る。
【0053】なお、本実施例の如くフレネルレンズ24
が支持体23上に配置されている場合は、必ずしも前記
の好適な硬度を有する必要はなく、比較的低架橋度で可
撓性を有するような硬度のシリコーン樹脂も使用するこ
とができる。この場合、低架橋度のシリコーンの性質で
ある表面粘着性が発現する場合は、塵埃が付着し易くな
り、長時間の使用に適さなくなるため、シリコーン樹脂
表面に親和性の低い他の高硬度シリコーン樹脂皮膜を形
成する、フッ素等による表面処理を行う、原料モノマー
に親和性の低い基を導入する等、表面の親和性を低下さ
せる処理を行うことが好ましい。
【0054】上記露光装置の各実施例は、露光装置内に
干渉フィルタユニットを配置しているが、これはカラー
印刷用の感光材料を露光するためであり、単色の露光を
行う場合は、干渉フィルタユニットを配置しなくてもよ
い。
【0055】本発明の露光装置は、光源から照射される
光の照度分布を均一にするため、光源近傍にフレネルレ
ンズを配置することを必須としているが、その効果をそ
こなわない限りにおいて、従来の露光装置のガラス板に
隣接して配置される、感光材料に照射される光を平行に
する目的を有する別のフレネルレンズを感光材料近傍に
配置することもできる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るフレネルレンズは、任意の形状が簡単に作成で
き、所望の集光条件を容易に達成でき、更に、温度によ
る寸法誤差を生じさせないようにする優れた効果を有す
る。請求項2に係る露光装置は、感光材料よりも外側に
向かった光をも耐熱性シリコーン樹脂製のフレネルレン
ズによって集光するようにしたので、感光材料に照射さ
れる光の照度分布が均一で、感光材料の端部付近の光量
不足を解消でき、装置の小型化、軽量化が達成できると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る露光装置の対角線に沿
った断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例に係る露光装置の斜視図
である。
【図3】本発明の第三の実施例に係るフレネルレンズを
2枚配置した露光装置の対角線に沿った断面図である。
【図4】リフレクターを用いた従来の露光装置の対角線
に沿った断面図である。
【図5】凸レンズを配置した従来の露光装置の対角線に
沿った断面図である。
【符号の説明】
10、34、58 露光装置 18 無電極光源 24、24a、24b フレネルレンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性シリコーン樹脂で形成されたこと
    を特徴とするフレネルレンズ。
  2. 【請求項2】 感光材料の中心部から所定寸法離間して
    配置され、光の照射範囲が前記感光材料よりも所定量広
    範囲とされた光源と、 前記光源と前記感光材料との間の光源近傍に配置され、
    前記感光材料に光を集光する耐熱性シリコーン樹脂で形
    成されたフレネルレンズと、 を有する露光装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001074554A3 (en) * 2000-03-31 2002-10-31 Bausch & Lomb Method and mold to control optical device polymerization
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KR100677663B1 (ko) * 2005-05-31 2007-02-02 장기한 고출력 및 고광투과성을 필요로 하는 광원 소자용 고출력 렌즈의 제조방법

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