JPH07295170A - 漂白剤組成物 - Google Patents

漂白剤組成物

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JPH07295170A
JPH07295170A JP7093915A JP9391595A JPH07295170A JP H07295170 A JPH07295170 A JP H07295170A JP 7093915 A JP7093915 A JP 7093915A JP 9391595 A JP9391595 A JP 9391595A JP H07295170 A JPH07295170 A JP H07295170A
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JP
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acid
formula
bleaching
carbon atoms
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JP7093915A
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Shirleyanne Elizabeth Haye
エリザベス ヘイヤ シャーリーアン
Sidney Joseph Bertucci
ジョセフ バータッチ シドニー
Eric R Schmittou
リチャード シュミットー エリック
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/40Chemically transforming developed images
    • G03C5/44Bleaching; Bleach-fixing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/42Bleach-fixing or agents therefor ; Desilvering processes
    • G03C7/421Additives other than bleaching or fixing agents
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単で有効な過酸化水素漂白剤を提供する。 【構成】 過酸化水素もしくは過酸化水素を放出する化
合物、および次式(I) : R−(O)n −SO3 M (I) の化合物を含む、ハロゲン化銀写真要素を処理する漂白
剤組成物であって、2〜6のpHを有し、高原子価金属
イオンおよび式(II)にのポリカルボン酸、式(III) のア
ミノカルボン酸または式(IV)または式(V) のホスホン
酸、の錯体を含まない漂白剤組成物: R1
(COOH)t (II) ; 【化1】 、そして式(III) のアミノカルボン酸は少なくとも一つ
のカルボキシ基を持つ; 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真要素の
写真処理に関する。具体的には、本発明は環境的に有利
な新規漂白剤組成物、およびハロゲン化銀写真材料の処
理におけるそれ等の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真の基本的な画像生成プ
ロセスは、化学線(例えば、光もしくはX線)に対する
ハロゲン化銀写真要素の露光、そしてその材料を湿式の
化学処理することによる使用可能な画像の発現からなっ
ている。この処理の基本的な工程は、先ず、ハロゲン化
銀のある部分を金属銀に還元する一種以上の現像主薬で
前記写真要素を処理することを必要とする。カラー写真
材料に関しては、有効画像は、ハロゲン化銀が金属銀に
還元される場合に生成する、酸化した現像主薬から生成
される有機色素の一種類以上の画像からなる。
【0003】有効なカラー画像を得るためには、画像が
形成された後、写真要素から全ての銀を除くことが一般
的に望ましい。一般的に、銀の除去は金属銀を酸化し
て、酸化された金属銀および未現像ハロゲン化銀を定着
剤で溶解することにより達成される。金属銀の酸化は通
常漂白剤と呼ばれる酸化剤を用いて行われる。現在、カ
ラーフィルムおよびカラーペーパーに最も一般的に用い
られる酸化剤は、アミノポリカルボン酸と鉄(III )と
の錯体である。酸化銀および未現像ハロゲン化銀の溶解
を、漂白−定着溶液を用いる漂白−定着処理では漂白処
理と同時に、もしくは定着剤を含有する別の処理溶液を
用いることにより漂白操作の次に行うことができる。
【0004】白黒写真システムでは、一般的に、直接リ
バーサル画像を所望する場合に漂白剤が用いられる。こ
れらのシステムでは、追加溶液で処理すること無しに写
真材料から容易に運び出される形態に、現像銀を変換す
るのに漂白が必要である。一般的に、そのような用途で
の漂白剤は主酸化剤としてCr(VI)を含有するもので
ある。
【0005】消費された写真処理溶液は必ず処理されな
ければならない。環境への廃棄物の安全な処分に関する
公衆の関心および政府の規則のために、発生源を制御し
て管理するためには、廃棄物の流れに加わる有害物質を
最少にする必要がある。結果として、環境により優しい
写真材料の漂白システムは、それらの有用性を限定する
いくつかの欠点を有するものと現在の漂白剤とを置き換
えが必要となる。
【0006】例えば、フェリシアニド漂白剤は非常に有
効であるが、廃棄物の安全な取扱および処理を問題にす
る、光崩壊によるシアニドイオンを放出する場合があ
る。Fe(III )EDTA等のアミノポリカルボン酸金
属キレート漂白剤は毒性が低いが、これらのキレート剤
は、土壌環境および水環境において、重金属の輸送を助
ける場合がある。また、Cr(VI)も、環境汚染物質の
観点から関心がある。実行可能で非常に有効なアミノポ
リカルボン酸金属キレートの代替物はペルオキシ化合物
である。副生成物として硫酸イオンを生成する過硫酸塩
漂白剤は、環境への影響が小さい。しかし、過硫酸塩は
その漂白活性が低く、漂白促進剤の使用を必要とする欠
点がある。
【0007】過酸化水素は反応して分解して水を生成す
るので、過酸化水素漂白システムは、過硫酸塩およびア
ミノポリカルボン酸金属キレート漂白剤よりも多くの環
境上の利点を提供することができる。しかし、過酸化水
素ベースの漂白剤は、写真業界ではその方法を見出せな
いでいる。多くの過酸化ベースの漂白剤調合物に伴う問
題が未決となっている。また多くの調合物はフィルム小
胞を生じ(ブリスター)、不完全な漂白を示す。
【0008】種々の化合物と組み合せて漂白剤として過
酸化水素を用いることは説明されている。例えば、米国
特許第4,277,556号明細書には、低級アルキル
脂肪族カルボン酸および/もしくはアルキリデンジホス
ホン酸またはそれらのアルカリ金属塩類を用いる過酸化
水素の酸性調合物を含有する写真用漂白剤組成物が記載
されている。また、米国特許第4,301,236号明
細書には、過酸化水素、有機金属錯体塩(例えば、ED
TA第二鉄、HEDTA第二鉄)、および芳香族スルホ
ン酸もしくはそれの塩類を含有する写真用酸性漂白液が
記載されている。スルホン酸が存在すると、配合物中で
の過酸化水素の貯蔵安定性(保存安定性)を高めると言
われている。更に、国際公開第92/01972明細書
には、レドックス増強色素画像生成段階、そして過酸化
水素を用いる漂白段階を含んだ写真材料の処理方法が記
載されている。その他の開示には、アルカリ性過酸化水
素溶液を記載する米国特許第4,454,224号およ
び国際公開92/07300号各明細書、並びに漂白促
進剤を必要とする過酸化水素漂白剤を記載する特開昭6
1−250647号および同61−261739号各明
細書が含まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】過酸化水素漂白剤を開
発するために多くの努力がなされているにもかかわら
ず、安定でかつ小胞を作らない商業的に実施できる漂白
の必要性が依然としてある。簡単で有効な過酸化水素漂
白剤を提供することが本発明の目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、過酸化水素も
しくは過酸化水素を放出する化合物、および次式
(I): R−(O)n −SO3 M (I) (式中、Rは、炭素原子1〜10個を有する基であり、
nは、0もしくは1であり、そしてMは、水素原子、ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属もしくはアンモニウムイ
オンである)の少なくとも一種の化合物を含んでなる、
像様露光して現像したハロゲン化銀写真要素を処理する
漂白剤組成物であって、2〜6のpHを有し、そして高
原子価金属イオンおよび式(II)により表わされるポ
リカルボン酸、式(III)により表わされるアミノカ
ルボン酸または式(IV)もしくは式(V)により表わ
されるホスホン酸、の錯体を実質的に含まない漂白剤組
成物を提供する: R1 (COOH)t (II) (式中、R1 は、単結合の、非置換もしくは置換された
炭素原子1〜6個を持つアルキレン基であって、置換基
が、ヒドロキシ基および/もしくはカルボキシ基、mお
よびnが整数でありかつm+nが2〜6である−(CH
2m −O−(CH2n −基、m’およびn’が整数
でありかつm’+n’が2〜6である−(CH2m'
S−(CH2n'−基、または炭素原子2〜6個を持つ
アルケニレン基であり、tは、2もしくは3であり、R
1 が単結合の場合、tは2である);
【0011】
【化4】
【0012】[式中、R2 、R3 、R4 およびR5 は、
それぞれ、アルキル部分が炭素原子1〜2個を持つカル
ボキシアルキル基、炭素原子1〜2個を持つヒドロキシ
アルキル基および/もしくは水素原子を表わし、pは、
0もしくは1〜3の整数を表わし、Lは、炭素原子2〜
4個を持つアルキレン基、次式の基
【0013】
【化5】
【0014】(ここで、xは、2〜4の整数であり、y
は、2〜4の整数であり、そしてzは、1〜3の整数で
ある)、6員環アルキレン基、またはアリーレン基であ
る]、そして式(III)のアミノカルボン酸は少なく
とも一つのカルボキシ基を持つ;
【0015】
【化6】
【0016】(式中、R6 は、置換基がヒドロキシ基お
よび/もしくはカルボキシ基である、置換または非置換
の炭素原子1〜4個を持つアルキルもしくはアルキレン
基、または置換基がヒドロキシ基である、置換または非
置換の炭素原子2〜16個を持つジアミノアルキレン基
を表わし、Lは、炭素原子1〜2個を持つアルキレン基
を表わし、そしてqは、1〜5の整数を表わす)。
【0017】また、本発明は上記組成物を用いる処理方
法も提供する。
【0018】
【具体的な態様】本発明は、過酸化水素もしくは過酸化
水素を放出できる化合物、および一種類以上のスルホン
酸、スルホン酸エステル、または一般式(I)を持つそ
れらの塩類を含む漂白剤組成物を必要とする。 R−(O)n −SO3 M (I) 式中、Rは、置換もしくは非置換の炭素原子1〜10個
を持つ基である。R基には、飽和もしくは不飽和の、脂
肪族もしくは芳香族、直鎖もしくは分枝鎖の基またはそ
れらの組合せが含まれていても良い。一つの好ましい態
様では、Rは非芳香性である。R基は、炭素原子のみを
有するか、または一つ以上の、窒素原子、酸素原子、燐
原子、硫黄原子もしくは水素原子を有することができ
る。また、R基は、一つ以上の、エーテル基、チオエー
テル基、アミン基、アミド基、エステル基、カルボニル
基、スルホニル基、スルホンアミド基、ヒドロキシ基、
硫酸基、スルホ基、もしくはシアノ基を含むことができ
る。
【0019】Rの可能性のある置換基には、例えば、ア
ルキル基(例えば、メチル、エチル、ヘキシル)、フル
オロアルキル(例えば、トリフルオロメチル)、アルコ
キシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、オクチルオキ
シ)、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル、トリ
ル)、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アリールオキシ基
(例えば、フェノキシ)、アルキルチオ基(例えば、メ
チルチオ、ブチルチオ)、アリールチオ基(例えば、フ
ェニルチオ)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、バレリル)、スルホニル基(例えば、
メチルスルホニル、フェニルスルホニル)、アシルアミ
ノ基、スルホニルアミノ基、アシルオキシ基(例えば、
アセトキシ、ベンゾキシ)、カルボキシ基、シアノ基、
およびアミノ基が含まれる。
【0020】好ましいRは、一つ以上の、ヒドロキシ
基、アミノ基、エーテル基、スルホン酸もしくはスルホ
ネート基、カルボン酸もしくはカルボキシレート基、ま
たはホスホン酸もしくはホスホネート基で置換されてい
る。特に有用な化合物には、Rが、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、フェニル、ナフ
チル、2−ヒドロキシエチル、2−アミノエチル、2−
ヒドロキシプロピル、2−(N−モルホリノ)エチル、
3−(N−モルホリノ)−2−ヒドロキシプロピル、3
−(N−モルホリノ)プロピル、N−トリス(ヒドロキ
シメチル)メチル−3−アミノプロピル、N−トリス
(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノエチル、3−
(シクロヘキシルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル、
もしくは3−(シクロヘキシルアミノ)プロピル、であ
るものが含まれる。
【0021】また、nは0もしくは1であり、より好ま
しくは0である。Mは、水素、モノ−、ジ−、トリ−、
もしくはテトラ置換されたアンモニウムイオンとして定
義されるアンモニウム原子(1〜4が、アリール基もし
くは炭素原子1〜6個を持つアルキル基で置換されてい
ても良い)、またはアルカリ金属カチオンもしくはアル
カリ土類金属カチオンである。より好ましくは、Mは、
水素またはナトリウムイオンもしくはカリウムイオンで
ある。
【0022】有用な化合物の具体例には以下のものが含
まれるが、これらに限定されない: メタンスルホン酸 硫酸メチルカリウム アミノエタンスルホン酸 2−ヒドロキシエタンスルホン酸 2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸 3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸 3−(N−モルホリノ)−2−ヒドロキシプロパンスル
ホン酸 3−(N−(トリス(ヒドロキシメチル)メチル)アミ
ノ)−プロパンスルホン酸 3−(N−(トリス(ヒドロキシメチル)メチル)アミ
ノ)−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸 3−(シクロヘキシルアミノ)−1−プロパンスルホン
酸 3−(シクロヘキシルアミノ)−2−ヒドロキシ−1−
プロパンスルホン酸 エタンスルホン酸 プロパンスルホン酸 ブタンスルホン酸 ヘキサンスルホン酸 ベンゼンスルホン酸 ナフタレンスルホン酸 2−(N−(トリス(ヒドロキシメチル)メチル)アミ
ノ)エタン)スルホン酸 スルホ酢酸 スルホコハク酸
【0023】式(I)の化合物を、0.01〜2.0モ
ル/lの濃度で用いることができる。より好ましくは、
この化合物を0.03〜1.0モル/lの濃度で用い
る。式(I)の化合物を単独で、もしくは二種類以上組
合せて用いることができる。好ましい態様では、有機ホ
スホン酸を前記漂白溶液に加える。好ましいホスホン酸
は、式(VI)もしくは(VII)を有する R7 N(CH2 PO3 M’22 (VI) M’は、水素原子もしくは水溶性を与えるカチオン(例
えば、アルカリ金属イオン、またはアンモニウムイオ
ン、ピリジニウムイオン、チエタノールアンモニウムイ
オンもしくはトリエチルアンモニウムイオン)を表わ
す。R7 は、アルキル基、アルキルアミノアルキル基、
もしくは炭素原子1〜4個(例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピルおよびブチル基、エトキシエチ
ルおよびエチルアミノエチル基)を持つアルコキシアル
キル基、アリール基(例えば、フェニル、o−トリル、
m−トリル、p−トリルおよびp−カルボキシフェニル
基)、アラルキル基(例えば、ベンジル、β−フェネチ
ル、およびo−アセトアミドベンジル基、そして好まし
くは炭素原子7〜9個を持つアラルキル基)、脂環式基
(例えば、シクロヘキシルおよびシクロペンチル基)、
または複素環式基(例えば、2−ピリジルメチル、4−
(N−ピロリジノ)ブチル、2−(N−モルホリノ)エ
チル、ベンゾチアゾリメチル、およびテトラヒドロキノ
リルメチル基)を表わし、それぞれ(特に、アルキル
基、アルコキシアルキル基、もしくはアルキルアミノア
ルキル基)が、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例え
ば、メトキシおよびエトキシ基)、ハロゲン原子、また
は−PO3 M’2 、−CH2 PO3 M’ 2 、もしくは−
N(CH2 PO3 M’22 、(ここでM’は上記定義
のものである)、で置換されていても良い。
【0024】 R89 C(PO3 M’22 (VII) M’は上記定義のものである。R8 は、水素原子、アル
キル基、アラルキル基、脂環式基もしくは複素環式基、
または−CHR10−PO3 M’2 (ここで、M’は上記
定義のものであり、R10は、水素原子、ヒドロキシ基、
もしくはアルキル基を表わす)もしくは−PO3 M’2
(ここで、M’は上記定義のものである)を表わす。R
9 は、水素原子、ヒドロキシル基またはアルキル基もし
くは上記定義の置換したアルキル基、または−PO3
M’2 (ここで、M’は上記定義のものであある)を表
わす。式(VII)の化合物が特に好ましい。
【0025】有用なホスホン酸の具体例を次に示す: (1)エチレンジアミン−N,N,N’,N’−テトラ
メチレンホスホン酸 (2)ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン酸 (3)1,2−シクロヘキサンジアミン−N,N,
N’,N’−テトラメチレンホスホン酸 (4)o−カルボキシアニリン−N,N−ジメチレンホ
スホン酸 (5)プロピルアミン−N,N−ジメチレンホスホン酸 (6)4−(N−ピロリジノ)ブチルアミン−N,N−
ビス(メチレンホスホン酸) (7)1,3−ジアミノ−2−プロパノール−N,N,
N’,N’−テトラメチレンホスホン酸 (8)1,3−プロパンジアミン−N,N,N’,N’
−テトラメチレンホスホン酸 (9)1,6−ヘキサンジアミン−N,N,N’,N’
−テトラメチレンホスホン酸 (10)o−アセトアミドベンジルアミン−N,N−ジ
メチレンホスホン酸 (11)o−トルイジン−N,N−ジメチレンホスホン
酸 (12)2−ピリジルメチルアミン−N,N−ジメチレ
ンホスホン酸 (13)1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 (14)ジエチレントリアミン−N,N,N’,N”,
N”−ペンタ(メチレンホスホン酸) (15)1−ヒドロキシ−2−フェニルエタン−1,1
−ジホスホン酸 (16)2−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 (17)1−ヒドロキシエタン−1,1,2−トリホス
ホン酸 (18)2−ヒドロキシエタン−1,1,2−トリホス
ホン酸 (19)エタン−1,1−ジホスホン酸、および (20)エタン−1,2−ジホスホン酸 有機ホスホン酸化合物は、漂白剤組成物中、10mg/
l〜100g/lの量、好ましくは100mg/l〜5
0g/lの量で存在する。ホスホン酸を使用すると、小
胞が少なくなる。
【0026】本発明の漂白剤組成物は、写真要素のカラ
ー画像を著しく増強しない。本発明の漂白剤組成物中で
は、酸化した発色現像主薬と色素生成カプラーもしくは
他の色素生成カプラーとの追加的な著しい反応はない。
これは主にこれらの漂白剤組成物がアルカリ性でない
か、もしくは酸性であることによる。従って、本発明の
漂白剤組成物が、酸化した発色現像主薬と色素生成物質
との最小の追加反応を越えて起こすいずれのプロセスも
本発明から除外される。
【0027】本発明の漂白剤組成物と接触した後の、写
真要素での酸化した発色現像主薬と色素生成化合物との
追加反応を最小にする目的のため、発色現像主薬との接
触および本発明の漂白剤組成物との接触の間に、一つ以
上の追加の処理を行うことが好ましい。これらの処理
は、前記要素を酸性もしくは中性処理溶液(例えば、希
硫酸もしくは酢酸停止浴液、緩衝液、または好ましくは
pH1〜7の酸性漂白促進剤浴液)と接触させること、
前記要素を3〜7のpH範囲を有する水洗浴に接触させ
ること、スキージもしくは一つの処理液から他の処理液
に写真要素によって運ばれる処理液の量を最小にする他
の装置を用いて、写真要素を拭うことである。
【0028】本発明の漂白剤組成物に用いる漂白剤は、
過酸化水素、もしくは過硼酸塩、過炭酸塩、過酸化水素
尿素等の過酸化水素前駆体である。本発明の処理溶液に
用いる過酸化水素もしくは過酸化水素放出化合物の量
は、過酸化水素と組み合せて用いる化合物の種類、写真
材料のタイプ、処理時間および処理温度を含む多くの変
数に依存する。一般的には、加える量が少なくなると必
要な処理時間が長くなる。添加量が必要量より多いと、
反応が極端に活性となり小胞を生じる場合がある。この
漂白剤を、一般的に0.05〜5.0モル/l、より好
ましくは0.1〜3.0モル/lの濃度で用いることが
できる。
【0029】過酸化水素漂白剤の例は、リサーチディス
クロージャー(Research Disclosure, Item 308119 198
9 年12月,(Kenneth Mason Publication Ltd., Dudley A
nnex, 12a North Street, Emsworth, Hampshire PO10&D
Q, England によって出版)に記載されている。以下こ
の刊行物をリサーチディスクロージャーという。過酸化
水素調合物は、更に米国特許第4,277,556号、
同4,328,306号、同4,454,224号、同
4,717,649号、同4,294,914号、同
4,737,450号、同4,301,236号、並び
に欧州特許出願第90121624号、欧州特許第04
28101号、国際公開WO92/01972号および
WO92/07300号各明細書に記載されている。
【0030】この漂白剤組成物をpH2〜8で使用する
ことができるが、より好ましくはpH2〜6で用いる。
この漂白剤組成物のさらに好ましいpHは3〜6であ
る。好ましくは、pH7以下の停止浴もしくは停止−促
進剤浴を漂白段階の前に置く。本発明の漂白剤組成物
は、30〜600秒で多種多様の写真要素を十分に漂白
することができる。漂白溶液で用いる処理温度は20℃
〜60℃であり、急速処理では、より好ましくは25℃
〜40℃である。
【0031】更に、銀の無機塩もしくは有機塩または金
属銀をこの漂白剤組成物に加えると、漂白がより効果的
となることがわかっている。有用な無機銀塩および有機
銀塩は、例えば、硫酸銀、硝酸銀、酸化銀、燐酸銀、メ
タンスルホン酸銀、炭酸銀、酢酸銀、フッ化銀、ヘキサ
フルオロ燐酸銀、テトラフルオロ硼酸銀、沃化銀、乳酸
銀、p−トルエンスルホン酸銀、トリフルオロメタンス
ルホン酸銀等である。しかし、本発明の無機および有機
銀塩類はこれら例示の塩類に限定はされない。効率、入
手可能性、低コストおよび環境問題のために、好ましい
銀塩は、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、乳酸塩、およびメタ
ンスルホン酸塩である。
【0032】本発明の銀塩は、完全に溶解されなくても
有効である。例えば、水に完全に溶解されてない沈澱物
として、もしくは銀塩の懸濁物として用いることができ
る。用いることができる量は、10-5〜0.5モル/l
であり、好ましくは10-4〜10-1モル/lである。こ
の量を、使用塩の種類、処理するハロゲン化銀写真材料
のタイプ、処理時間および処理条件に従って変えること
ができる。
【0033】また、本発明の漂白剤組成物の漂白効率
を、処理されるハロゲン化銀カラー写真材料から溶出す
る銀イオンによって改良することができる。更に、漂白
剤組成物の前に、金属銀を加えることができる。有効量
は、10-5〜10-1モル/lである。過硫酸塩等の他の
有機酸化剤も、過酸化水素もしくは過酸化水素前駆体と
組み合せて用いることができる。
【0034】漂白液中に有意なハロゲン化物量(例え
ば、塩化物)がないときは、前記写真要素の現像銀は、
部分的もしくは完全に溶解され、一旦漂白で酸化される
とこの要素から漂白液中に洗い出される。漂白時に、漂
白浴に存在する有機および無機アニオンの一種類以上の
可溶性銀塩として溶出すると考えられる。酸化された画
像銀を効率的に溶解する漂白溶液が、リバーサル白黒処
理の場合、特に有用である。溶解および除去が不完全な
処理、もしくは多くの残留ハロゲン化銀が現像および漂
白後に要素中に残る処理では、この銀を満足できる低レ
ベルまで減らすために、漂白−定着処理もしくは定着処
理を伴う漂白処理を続けることが望ましい。
【0035】本発明の漂白剤組成物は、多原子価金属イ
オン並びに式(II)のポリカルボン酸、式(III)
のアミノカルボン酸または式(IV)もしくは(V)の
ホスホン酸の錯体を、実質的に含まない。 R1 (COOH)t (II) R1 は、単結合の、非置換もしくは置換された炭素原子
1〜6個を持つアルキレン基であって、置換基が、ヒド
ロキシ基および/もしくはカルボキシ基、mおよびnが
整数でありかつm+nが2〜6である−(CH2m
O−(CH2 n −基、m’およびn’が整数でありか
つm’+n’が2〜6である−(CH2m'−S−(C
2n'−基、または炭素原子2〜6個を持つアルケニ
レン基である。式(II)では、tは2もしくは3であ
り、R1 が単結合の場合、tは2である。
【0036】
【化7】
【0037】R2 、R3 、R4 およびR5 は、それぞ
れ、アルキル部分が炭素原子1〜2個を持つカルボキシ
アルキル基、炭素原子1〜2個を持つヒドロキシアルキ
ル基および/もしくは水素原子を表わす。pは0もしく
は1〜3の整数を表わす。Lは、炭素原子2〜4個を持
つアルキレン基、次式の基
【0038】
【化8】
【0039】(式中、xは2〜4の整数であり、yは2
〜4の整数であり、そしてzは1〜3の整数である)、
6員環アルキレン基、またはアリーレン基である。式
(III)のアミノカルボン酸は少なくとも一つのカル
ボキシ基を持つ。
【0040】
【化9】
【0041】R6 は、置換基がヒドロキシ基および/も
しくはカルボキシ基である、置換または非置換の炭素原
子1〜4個を持つアルキルもしくはアルキレン基、また
は置換基がヒドロキシ基である、置換または非置換の炭
素原子2〜16個を持つジアミノアルキレン基を表わ
す。Lは炭素原子1〜2個を持つアルキレン基を表わ
し、そしてqは1〜5の整数を表わす。多原子価金属
は、鉄、銅、コバルトおよびニッケル等の、通常+1よ
り多い原子価を持つ。例えば、本発明の漂白剤組成物
は、PDTAもしくはEDTA等の有機酸の鉄錯体を実
質的に含まない。「実質的に」の用語には、写真要素か
ら導入されて漂白液に蓄積するか(シーズニングもしく
はキャリーオーバー)、もしくは漂白液を作成するのに
用いる水の不純物である、極微量の金属イオンから生成
する少量の錯体は含まない。これらの極微量の金属は、
金属イオンを可溶性に維持する目的もしくは漂白液の劣
化を防止する目的で漂白液に意図的に加えた有機酸もし
くは塩と錯体を形成する場合がある。
【0042】これらの漂白液中の種々の塩類と組合わさ
ることができる対イオンの例は、ナトリウム、カリウ
ム、アンモニウムおよびテトラアルキルアンモニウムの
カチオン類である。アンモニウムイオンと結びつく水毒
性を避けるために、アルカリ金属カチオン類を用いるこ
とが好ましい場合がある。更に、前記漂白液は、G. M.E
inhaus およびD. S. Millerにより、リサーチディスク
ロージャー(1978年、175 巻、42ページ、No.17556)に
記載されているような塩素掃去剤、および硝酸イオン等
の腐食抑制剤を含有することができる。
【0043】また、漂白液は、漂白剤組成物に有用であ
るとして当該技術分野で知られているその他の添加剤
(金属イオン封鎖剤、非キレート塩類、再ハロゲン化
剤、ハロゲン化物、ポリ−N−ビニルピロリドン等のポ
リマー、蛍光増白剤、および脱泡剤並びに別の種類の界
面活性剤)を含有することができる。また、漂白剤組成
物は、処理される写真材料の種類に従って、硬化剤(ア
ルムもしくはアルデヒド)または膨潤防止剤(例えば、
硫酸マグネシウム)も含有することができる。
【0044】また、この漂白剤組成物は、pH緩衝剤
(ボラックス、硼酸塩、カルボン酸塩、燐酸塩、硫酸
塩、酢酸、酢酸ナトリウム、およびアンモニウム塩)も
含有することができる。必要ならば、この組成物は、一
種類以上の、有機溶剤(メタノール、ジメチルホルムア
ミド、もしくはジオキサン)、並びに過酸化水素安定化
剤(アセトアニリド、ピロ燐酸、尿素オキシン、バルビ
ツール酸および国際公開93/111459号明細書に
記載されるような金属錯化剤の混合物)を含有すること
ができる。本明細書に記載する漂白剤組成物を、使用漂
白液、溶液濃縮物、もしくは乾燥粉末として調合するこ
とができる。
【0045】更に、式(I)の化合物を、水溶性脂肪族
カルボン酸(酢酸、クエン酸、プロピオン酸、ヒドロキ
シ酢酸、酪酸、マロン酸、コハク酸等)と組み合せて用
いることができる。これらはいずれの有効量でも用いる
ことができる。また、式(I)の化合物を、芳香族カル
ボン酸、特に、次式のものと組み合せて用いることもで
きる: [MO2 C−(L1p q −R−[(L2n −CO
2 M]m (式中、Rは、置換もしくは非置換の芳香族炭化水素
基、または置換もしくは非置換の少なくとも一つの酸素
原子、窒素原子もしくは硫黄原子を持つ芳香族複素環式
基であり、L1 およびL2 は、それぞれ独立して、置換
もしくは非置換の結合基(この結合基は炭素によりカル
ボキシル基に結合している)であり、nおよびpは、独
立して1もしくは0であり、mおよびqは、独立して
0、1、2、3、4、5、もしくは6であり、そしてm
+qの合計が少なくとも1であり、そしてMは、水素原
子、アルカリ金属、アルカリ土類金属もしくはアンモニ
ウムイオンである)。
【0046】本発明の漂白剤組成物を用いることができ
る方法の例を次に示す: (1)白黒第一現像→停止→水洗→発色現像→漂白→水
洗→安定化→乾燥 (2)白黒第一現像→水洗→カブリ浴→発色現像→リン
ス→漂白→水洗→安定化→乾燥 (3)前硬膜→中和→白黒第一現像→水洗→発色現像→
停止→漂白→洗浄→安定化→乾燥 (4)白黒第一現像→停止→水洗→発色現像→硬膜→中
和→漂白→水洗→安定化→乾燥 (5)白黒第一現像→停止→発色現像→停止→白黒第二
現像→リンス→漂白→水洗→安定化→乾燥 (6)白黒第一現像→停止→水洗→発色現像→コンディ
ショナー(前浴)→漂白→水洗→安定化→乾燥 (7)白黒第一現像→停止→漂白→水洗→発色現像→漂
白→水洗→安定化→乾燥 (8)白黒第一現像→水洗→カブリ浴→発色現像→停止
→水洗→漂白→洗浄→定着→洗浄→安定化→乾燥 (9)白黒第一現像→停止→洗浄→漂白→洗浄→定着→
洗浄→安定化→乾燥 (10)白黒第一現像→停止→洗浄→漂白→洗浄→カブ
らせ→白黒第二現像→洗浄→安定化→乾燥 (11)発色現像→漂白→水洗→定着→水洗→安定化→
乾燥 (12)発色現像→停止→水洗→漂白→定着→水洗→安
定化→乾燥 (13)発色現像→リンス→漂白→定着→水洗→安定化
→乾燥 (14)発色現像→停止−定着→水洗→漂白→水洗→安
定化→乾燥 (15)発色現像→停止→漂白→水洗→安定化→乾燥 (16)硬膜→中和→発色現像→リンス→漂白→水洗→
安定化→乾燥 (17)発色現像→停止→水洗→白黒現像→水洗→漂白
→洗浄→安定化→乾燥 (18)発色現像→水洗→色素漂白→水洗→漂白→水洗 (19)発色現像→停止→水洗→漂白→水洗→定着→水
洗→安定化→乾燥 (20)発色現像→停止→水洗→白黒現像→水洗→漂白
→洗浄→定着→洗浄→安定化→乾燥 本発明の組成物は、低容量希薄タンク処理に関して特に
有用となることができる。低容量希薄タンクプロセッサ
ーは、処理液を保持する小容積を備えている。処理液の
容量を限定する部分として、細い処理路が与えられてい
る。処理路(写真ペーパーに用いるプロセッサーの場
合)は、処理するペーパーの厚さの50倍以下の厚さを
有する方が良く、好ましくはペーパー厚の10倍以下で
ある方が良い。写真フィルムを処理するプロセッサーで
は、処理路の厚さは、感光性フィルムの厚さの100倍
以下の厚さを有する方が良く、好ましくは写真フィルム
の厚さの18倍以下である方が良い。0.02cm厚の
ペーパーを処理する低容量希薄タンクプロセッサーの例
では、0.2cmの処理路厚さを持つであろうし、0.
014cm厚のフィルムを処理するプロセッサーの例で
は、0.25cmの処理路厚さを持つであろう。
【0047】処理路および再循環システム内の処理溶液
の合計容量は、従来のプロセッサーと比較して相対的に
より小さい。特に、特定のモジュールの全体処理システ
ムの処理溶液の合計量は、処理路の合計容量がシステム
の処理溶液の合計容量の少なくとも40%ほどのもので
ある。好ましくは、処理路の容量はシステムの処理溶液
の合計量の少なくとも50%である。
【0048】一般的に、システムでの有効な処理溶液の
量は、プロセッサーのサイズ(即ち、プロセッサーが処
理できる感光性材料の量)に従って変動するであろう。
例えば、一般的に従来技術のマイクロラボプロセッサー
(一般的に、203cm/分未満の移動速度を有する、
最大0.46m2 /分〜1.4m2 /分の写真材料を処
理するプロセッサー)は、低容量希薄タンクプロセッサ
ーと比較して、17リットルの処理溶液を有する。典型
的な従来技術のミニラボに関して、0.46m 2 /分〜
1.4m2 /分の写真材料を処理するプロセッサー(一
般的に、203cm/分〜381cm/分未満の移動速
度を有する)は、低容量プロセッサーの10リットルと
比較して、100リットルの処理溶液を有する。最大
8.3m2/分の写真材料を処理する大規模な従来技術
のラボプロセッサー(一般的に、0.65m/分〜6.
5m/分の移動速度を有する)は、低容量大規模プロセ
ッサーの15〜100リットルの範囲と比較して、一般
的に120〜1200リットルの処理溶液を有する。感
光性材料1.4m2 /分を処理するように設計された本
発明に従って製造されるミニラボサイズ低容量希薄タン
クプロセッサーは、7リットルの処理溶液を有するであ
ろう。
【0049】好ましくは、このシステムは、以下に記載
するような高インピンジメントシステム(impingement
system)である。ノズルから処理路へ処理溶液を効果的
に流すためには、処理溶液を処理路に配給するノズル/
開口部が、次の関係式に従う構成を有することが望まし
い: 0.59≦F/A≦24 (式中、Fは、リットル/分で表わすノズルを通る溶液
の流速であり、そしてAは、平方cmで表わすノズルの
断面積である)。
【0050】この関係式に従ってノズルを作ると、確実
に、感光性材料に対して適切に処理溶液が供給される。
LVTT(Low Volume Thin Tank)プロセッサーの具体
的な態様は、次の文献に詳細に記載されている:国際公
開第92/10790号、同92/17819号、同9
3/04404号、同92/17370号、同91/1
9226号、同91/12567号、同92/0730
2号、同93/00612号、同92/07301号、
同92/09932号、米国特許第5,294,956
号、欧州特許第0559027号、米国特許第5,17
9,404号、欧州特許第0559025号、米国特許
第5,270,762号、および欧州特許第05590
26号各明細書。
【0051】本発明の漂白剤は、適合するどの定着溶液
とも一緒に処理で使用することができる。上記漂白およ
び定着浴は、複式タンク、向流および/もしくは並流タ
ンク構成を含む所望するいずれの構成も有することがで
きる。安定化浴を、通常、乾燥する前に漂白および定着
される写真要素を最終洗浄および/もしくは硬膜するた
めに用る。あるいは、最終のリンスを用いても良い。発
色現像の前に前硬膜浴等の浴を用いることができ、また
は洗浄工程の後、安定化工程を続けても良い。その他の
追加の洗浄工程を用いても良い。更に、白黒現像、化学
カブらせ浴、光再露光、および発色現像前の洗浄の追加
工程を有するリバーサル処理も企図することができる。
リバーサル処理では、時に、促進浴、清浄浴もしくは安
定化浴等の多くの機能を果たすことができる漂白に先行
する浴が存在する。伝統的処理技法は、リサーチディス
クロージャー、XIX 節に説明されている。
【0052】これらの組成物を広範囲のハロゲン化銀ベ
ース写真材料の漂白剤に用いることができる。この漂白
剤に好ましい要素は、臭化銀、沃化銀、臭沃化銀、塩化
銀、塩沃化銀、塩臭化銀および塩臭沃化銀を含むハロゲ
ン化銀乳剤からなっている。本発明の写真要素は、白黒
要素、単色要素もしくは多色要素となることができる。
多色要素は、一般的に、可視スペクトルの三原色の領域
にそれぞれ感度を有する色素画像生成ユニットを有す
る。各ユニットは、スペクトルの所定の領域に感度を有
する、単一乳剤層もしくは複式乳剤層からなることがで
きる。この要素の層(画像生成ユニットの層を含む)
を、当該技術分野で公知の種々の順序で配置することが
できる。別のフォーマットでは、スペクトルの三原色の
領域のそれぞれに感度を有する乳剤を、例えば、米国特
許第4,362,806号明細書に記載する微小容器を
用いるような、単一のセグメント化層として配置するこ
とができる。この要素は、フィルター層、中間層、上塗
り層、下引き層等の追加の層を有することができる。ま
た、この要素はリサーチディスクロージャー(No.3439
0、1992年、11月)に記載されているような磁気バッキ
ングを有することもできる。
【0053】本発明の要素に用いるハロゲン化銀乳剤は
ネガ型もしくはポジ型のいずれにもなることができる。
その他の適切な乳剤は、米国特許第5,176,991
号、同5,176,992号、同5,178,997
号、同5,178,998号、同5,183,732
号、および同5,185,239号の各明細書に記載さ
れているような{111}平板状塩化銀乳剤、並びに欧
州特許第534,395号明細書に記載されているよう
な{100}平板状塩化銀乳剤である。
【0054】
【実施例】次の例は本発明を説明するものであり、これ
に限定されない。例1 KODACOLOR GOLD 100フィルム(商標)(標準カラーネガ
フィルム)に、1B−センシトメータでDLVAフィルター
および3000゜K色温度ランプを用いて1/25秒の
フラッシュ露光を与えた。試験片を以下のように処理し
た: 溶液 時間 温度 発色現像液 3.25分 40℃ 停止浴 1分 40℃ 水洗(水道水) 1分 40℃ 漂白 0〜8分 25℃ 水洗(水道水) 3分 40℃ 定着液 4分 40℃ 水洗(水道水) 3分 40℃ 安定化剤 1分 40℃
【0055】 発色現像液 炭酸カリウム 34.30g/l 重炭酸カリウム 2.32g/l 亜硫酸ナトリウム 0.38g/l 重亜硫酸ナトリウム 2.78g/l 沃化カリウム 1.20mg/l 臭化ナトリウム 1.31g/l ジエチレントリアミン五酢酸、五ナトリウム塩 3.37g/l 硫酸ヒドロキシルアミン 2.41g/l 4−(N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)− アミノ)−2−メチルアニリン硫酸塩 4.52g/l pH 10.0
【0056】 停止浴 硫酸 10ml/l
【0057】 定着液 チオ硫酸アンモニウム 124.6g/l 亜硫酸アンモニウム 8.83g/l エチレンジニトリロ四酢酸、 二ナトリウム塩、二水和物 1.45g/l メタ重亜硫酸ナトリウム 5.5g/l 酢酸 0.97g/l 水を加えて全量を1リットルとする pH 6.4
【0058】 安定化剤 Photo-Flo 200 溶液 3ml/l (Eastman Kodak Co. 製)
【0059】漂白剤A(比較) 0.98モル/l H22 水を加えて1リットルにする HNO3 でpHを3.54に調節する
【0060】漂白剤B(本発明) 0.98モル/l H22 0.17モル/l 2−(N−モルホリノ)エタンスル
ホン酸 水を加えて1リットルにする HNO3 でpHを3.65に調節する
【0061】室温(25℃)で、フィルムサンプルAを
過酸化物漂白剤A(比較)で処理し、フィルムサンプル
Bを過酸化物漂白剤B(本発明)で処理した。処理後、
この試験片を自然乾燥し、IR(赤外)濃度を900n
mで分光光度分析で定量した。このIR濃度を表Iに表
わす。漂白時間を0〜8分に変えて漂白効率を測定し
た。
【0062】 表I 900nmでのIR濃度データ 漂白時間(秒) サンプルA(25℃) サンプルA(25℃) 0.0 2.080 2.080 240 1.119 0.350 480 0.958 0.222 赤外濃度はフィルム中の未漂白銀の量に対応する。IR
濃度が低くなるほど、より多くの金属銀が漂白されてい
る。IR濃度を比較すると、改良された本発明(漂白剤
B)の性能がわかる。非常に多くのフィルム小胞が漂白
剤Aにより生じたが、漂白剤Bでは小胞は観察されなか
った。
【0063】例2 KODACOLOR GOLD 100フィルムに、1B−センシトメータ
でDLVAフィルターおよび3000゜K色温度ランプを用
いて1/25秒の階段ウェッジテスト対象露光を与え
た。この試験片を例1に記載した順に従って処理した。
サンプルの残留銀をX線蛍光により最大濃度で定量し、
結果を表IIに表わす。
【0064】漂白剤C(比較) 0.98モル/l H22 0.004モル/l 1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸 水を加えて1リットルにする NaOHでpHを3.0に調節する
【0065】漂白剤D(本発明) 0.98モル/l H22 0.33モル/l CH3 SO3 H 0.004モル/l 1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸 水を加えて1リットルにする NaOHでpHを3.0に調節する
【0066】 表II 残留銀(g/m2 )のX線蛍光データ 漂白時間(秒) サンプルC(25℃) サンプルD(25℃) 0.0 1.360 1.490 120 1.282 0.168 240 0.267 0.041 480 0.058 0.023 サンプルCおよびDのX線蛍光データは、室温で、本発
明の漂白作用が漂白剤C(メタンスルホン酸を含有しな
い)の漂白作用よりも速くかつより完全であることを示
す。これらの溶液に関しては、小胞は観察されなかっ
た。
【0067】例3 KODACOLOR GOLD 100フィルムに、1B−センシトメータ
でDLVAフィルターおよび3000゜K色温度ランプを用
いて1/25秒の階段ウェッジテスト対象露光を与え
た。この試験片を以下の順に従って40℃で処理した。
示すように、漂白時間を変えて漂白効率を測定した。
【0068】溶液 時間 発色現像液 3.25分 停止浴 1分 水洗(水道水) 1分 漂白 0〜8分 水洗(水道水) 3分 定着液 4分 水洗(水道水) 3分安定化剤 1分
【0069】 発色現像液 炭酸カリウム 34.30g/l 重炭酸カリウム 2.32g/l 亜硫酸ナトリウム 0.38g/l 重亜硫酸ナトリウム 2.78g/l 沃化カリウム 1.20mg/l 臭化ナトリウム 1.31g/l ジエチレントリアミン五酢酸、五ナトリウム塩 3.37g/l 硫酸ヒドロキシルアミン 2.41g/l 4−(N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)− アミノ)−2−メチルアニリン硫酸塩 4.52g/l pH 10.0
【0070】 酸停止浴 硫酸 10ml/l
【0071】 定着液 チオ硫酸アンモニウム 124.6g/l 亜硫酸アンモニウム 8.83g/l エチレンジニトリロ四酢酸、 二ナトリウム塩、二水和物 1.45g/l メタ重亜硫酸ナトリウム 5.5g/l 酢酸 0.97g/l 水を加えて全量を1リットルとする pH 6.4
【0072】 安定化剤 Photo-Flo 200 溶液 3ml/l (Eastman Kodak Co. 製) 漂白剤E(比較) 0.98モル/l H22 0.004モル/l 1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸 水を加えて1リットルにする NaOHでpHを3.0に調節する
【0073】漂白剤F(本発明) 0.98モル/l H22 0.17モル/l 3−(N−モルホリノ)−2−ヒド
ロキシプロパンスルホン酸 0.004モル/l 1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸 水を加えて1リットルにする H2 SO4 でpHを3.0に調節する
【0074】フィルムサンプルEを1−ヒドロキシエチ
リデン−1,1−ジホスホン酸のみを含有する過酸化水
素漂白剤Eを用いて処理した。フィルムサンプルFを本
発明の過酸化水素漂白剤Fを用いて処理した。サンプル
の残留銀をX線蛍光により最大濃度で定量し、結果を表
IIIに表わす。
【0075】 表III 残留銀(g/m2 )のX線蛍光データ 漂白時間(秒) サンプルE(40℃) サンプルF(40℃) 0.0 1.318 1.358 60 0.286 0.091 120 0.158 0.037 240 0.053 0.030 例2は、スルホン酸もしくはそれの塩を添加すると、室
温で、小胞生成をコントロールするために、添加した1
−ヒドロキシエチリデン−1、−ジホスホン酸を含有す
る酸性過酸化水素溶液の漂白を改良することを示す。上
記のX線蛍光データは、40℃において、室温(例2)
よりも短時間でフィルム漂白が可能であったことを示
す。更に、このデータから本発明がフィルムをより効率
的に漂白したことがわかる。フィルム小胞が漂白剤Eに
より生じたが、本発明(漂白剤F)に関しては小胞は観
察されなかった。従って、より高温でスルホン酸もしく
はそれの塩は、小胞生成をコントロールする。
【0076】以上のことは、式(I)の化合物を添加す
ると、酸性過酸化水素溶液の漂白性能を改良されること
を示している。更に、1−ヒドロキシエチリデン−1、
−ジホスホン酸、および一種類以上の式(I)の化合物
を含有する過酸化水素溶液は、室温および40℃の両方
で、ハロゲン化銀写真材料の有効な漂白浴である。好ま
しい態様では、0.98〜1.96モル/lの過酸化水
素、0.025〜0.5モル/lの式(I)の化合物、
および0.004〜0.012モル/lの1−ヒドロキ
シエチリデン−1,1−ジホスホン酸(含んでいてもい
なくても良い)を含有する溶液は、pH2〜6、より好
ましくは3〜5で、現像済みハロゲン化銀写真材料を漂
白する場合小胞を生じない。
【0077】
【発明の効果】本発明の漂白剤組成物は、有効であり、
安定でかつ小胞を生じない。これらの組成物は、写真処
理においてその有用性を制限する著しい欠点を持ってい
ない。過酸化水素は容易に入手でき、安価で、環境に有
害な副生成物を生じない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリック リチャード シュミットー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,アップルウッド ドライブ 260

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過酸化水素もしくは過酸化水素を放出す
    る化合物、および次式(I): R−(O)n −SO3 M (I) (式中、Rは、炭素原子1〜10個を有する基であり、 nは、0もしくは1であり、そしてMは、水素原子、ア
    ルカリ金属、アルカリ土類金属もしくはアンモニウムイ
    オンである)の少なくとも一種の化合物を含んでなる、
    像様露光して現像したハロゲン化銀写真要素を処理する
    漂白剤組成物であって、 2〜6のpHを有し、そして高原子価金属イオンおよび
    下記式(II)により表わされるポリカルボン酸、下記
    式(III)により表わされるアミノカルボン酸または
    下記式(IV)もしくは式(V)により表わされるホス
    ホン酸、の錯体を実質的に含まない漂白剤組成物: R1 (COOH)t (II) (式中、R1 は、単結合の、非置換もしくは置換された
    炭素原子1〜6個を持つアルキレン基であって、前記置
    換基が、ヒドロキシ基および/もしくはカルボキシ基、
    mおよびnが整数でありかつm+nが2〜6である−
    (CH2m −O−(CH2n −基、m’およびn’
    が整数でありかつm’+n’が2〜6である−(CH
    2m'−S−(CH2n'−基、または炭素原子2〜6
    個を持つアルケニレン基であり、 tは、2もしくは3であり、R1 が単結合の場合、tは
    2である); 【化1】 [式中、R2 、R3 、R4 およびR5 は、それぞれ、ア
    ルキル部分が炭素原子1〜2個を持つカルボキシアルキ
    ル基、炭素原子1〜2個を持つヒドロキシアルキル基お
    よび/もしくは水素原子を表わし、 pは、0もしくは1〜3の整数を表わし、 Lは、炭素原子2〜4個を持つアルキレン基、次式の基 【化2】 (ここで、xは、2〜4の整数であり、 yは、2〜4の整数であり、そしてzは、1〜3の整数
    である)、6員環アルキレン基、またはアリーレン基で
    ある]、そして式(III)のアミノカルボン酸は少な
    くとも一つのカルボキシ基を持つ; 【化3】 (式中、R6 は、置換基がヒドロキシ基もしくはカルボ
    キシ基である、置換または非置換の炭素原子1〜4個を
    持つアルキルもしくはアルキレン基、または置換基がヒ
    ドロキシ基である、置換または非置換の炭素原子2〜1
    6個を持つジアミノアルキレン基を表わし、 Lは、炭素原子1〜2個を持つアルキレン基を表わし、
    そしてqは、1〜5の整数を表わす)。
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