JPH0729525A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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Publication number
JPH0729525A
JPH0729525A JP16826893A JP16826893A JPH0729525A JP H0729525 A JPH0729525 A JP H0729525A JP 16826893 A JP16826893 A JP 16826893A JP 16826893 A JP16826893 A JP 16826893A JP H0729525 A JPH0729525 A JP H0729525A
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JP
Japan
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shield
electron beam
divided
face plate
phosphor screen
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JP16826893A
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English (en)
Inventor
Koji Nishimura
孝司 西村
Kazuyuki Kiyono
和之 清野
Toru Takahashi
亨 高橋
Yuji Haraguchi
雄次 原口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 平坦なフェースプレート10の内面に複数個の
電子銃23から放出される電子ビームにより複数個の領域
に分割して走査される一体構造の1個の蛍光体スクリー
ン17が設けられ、この蛍光体スクリーンに対向して所定
間隔で並列配置された複数個の分割マスクからなるシャ
ドウマスク18が配置されたカラー受像管において、各分
割マスクの間隔部を通過する電子ビームを遮蔽する遮蔽
部25を、分割マスクと所定間隔離れてその間隔部に配置
され、大気圧荷重に対して平坦なフェースプレートとリ
アプレートとを支える支持体の貫通する第1遮蔽体27と
この第1遮蔽体から離れて配置された第2遮蔽体28とか
ら構成した。 【効果】 蛍光体スクリーンの全面に切れ目かなくかつ
品位良好な画像を再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管に係
り、特に蛍光体スクリーンを複数個の領域に分けて分割
走査するカラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年高品位放送あるいはこれにともなう
大画面をもつ高解像度受像管に対して種々の検討がなさ
れている。一般に受像管の高解像度化を達成するために
は、蛍光体スクリーン上の電子ビームのスポット径を小
さくしなければならない。これに対して、従来より電子
銃の電極構造の改良あるいは電子銃自体の大口径化、伸
長化などが図られてきたが、未だ十分な成果が得られて
いない。
【0003】これは、大形管になるにしたがって、電子
銃から蛍光体スクリーンまでの距離が長くなり、電子レ
ンズの倍率が大きくなりすぎることが最大の原因であ
る。したがって高解像度を実現するためには、電子銃か
ら蛍光体スクリーンまでの距離(奥行き)を短縮するこ
とが重要である。またこの場合、広角偏向にすると、画
面中央と周辺との倍率差の増大をまねく。そのため、広
角偏向にすることは、高解像度化にとって得策ではな
い。
【0004】そのため、従来より独立した小形の受像管
を複数個配置して高解像度大画面にする手段が、特開昭
48−90428号公報、特開昭49−21019号公
報、実開昭53−117130号公報などに開示されて
いる。この種の方法は、屋外などに配置する分割数の多
い巨大画面表示には有効であるが、画面サイズが40イ
ンチ程度の中規模の大画面表示の場合は、各領域間の画
面の接続部が目立ち、目障りな画像を再生する。したが
って、家庭用テレビ受像機として使用する場合や計算機
利用設計(CAD)における図形表示用の端末機として
使用する場合には、その画面の接続部が致命的な欠陥と
なる。
【0005】これに対して、米国特許第3,071,7
06号明細書、実公昭39−25641号公報、特公昭
42−4928号公報、特公昭50−17167号公報
などには、複数個の独立した受像管の蛍光体スクリーン
を一体化し、この一体化構造の蛍光体スクリーンを複数
個のネック内に配置された電子銃から放出される電子ビ
ームにより複数個の領域に分割して走査する一体化構造
の蛍光体スクリーンをもつ多ネック方式の受像管が開示
されている。
【0006】この一体化構造の蛍光体スクリーンをもつ
多ネック方式の受像管は、前記独立した小形の受像管を
複数個配置して大画面にする手段とは異なり、分割領域
間の画面の接続部がなくなり、かなり見易い画面が得ら
れるようになる。しかしこの受像管は、フェースプレー
トが曲面をなし、かつスクリーン面を平面化するために
その曲率が小さいので、真空外囲器に加わる大気圧荷重
を支えるために、肉厚を厚くしなければならず、軽量化
が困難である。またこの受像管は、蛍光体スクリーンを
複数個の領域に分割して走査するとき、隣接領域まで走
査したり、あるいは走査領域に対する走査が不足したり
し、前記独立した小形の受像管を複数個配置して大画面
にする手段と同様に蛍光体スクリーン全面のラスターに
接続部ができ、画面が見にくくなる。
【0007】このような問題を解決する受像管として、
特開平5−36363号公報には、図5に示すように、
平坦なフェースプレート1と平坦なリアプレート2とに
より真空外囲器を構成して、その内側にフェースプレー
ト1およびリアプレート2に加わる大気圧荷重を支える
支持体3を配置し、フェースプレート1の内面に形成さ
れた一体化構造の蛍光体スクリーンをリアプレート3に
設けられた複数個のファンネル4のネック5内に配置さ
れた各電子銃から放出される電子ビームにより、複数個
の領域に分割して走査するカラー受像管が示されてい
る。
【0008】また特願平4−169005号には、図6
に示すように、同じく平坦なフェースプレート1と平坦
なリアプレート2とにより外囲器を構成し、そのフェー
スプレート1の内面に形成された一体化構造の蛍光体ス
クリーンに対向して配置されるシャドウマスク7を所定
間隔で並列配置された複数個の分割マスクM1 〜M5で
構成して、電子ビームの衝突による熱変形を防止すると
ともに、分割マスクM1 〜M5 の間隔部8に、その間隔
部8を通過する電子ビームを遮蔽する遮蔽体9が配置さ
れたカラー受像管が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来よ
り大画面をもつ高解像度カラー受像管とするために、平
坦なフェースプレートの内面に形成された一体化構造の
蛍光体スクリーンを、平坦なリアプレートに設けられた
複数個のファンネルのネック内に配置された各電子銃か
ら放出される電子ビームにより複数個の領域に分割して
走査する一体構造の蛍光体スクリーンをもつ多ネック方
式のカラー受像管があり、特にそのフェースプレートお
よびリアプレートに加わる大気圧荷重を支えるために、
それら間に支持体を配置したものがある。また電子ビー
ムの衝突による熱変形を防止するためにシャドウマスク
を所定間隔で並列配置された複数個の分割マスクで構成
し、その各分割マスクの間隔部に電子ビームの通過を阻
止する遮蔽体を配置したものがある。
【0010】ところで、上記支持体は、複数個の領域に
分割して走査する各電子ビームに影響しない部分に配置
することが望まれるため、各電子銃の中間部、すなわち
各隣接領域の中間部に配置される。したがって平坦なフ
ェースプレートとリアプレートとをもつ多ネック方式の
カラー受像管において、シャドウマスクを分割マスクで
構成して、その分割マスクの間隔部に遮蔽体を配置する
とともに、支持体を配置しようとすると、遮蔽体と支持
体とが交差することになる。この場合、遮蔽体に対して
支持体が接触しないように遮蔽体と支持体との間に隙間
を設けると、オーバースキャンする電子ビームがその隙
間を通って、所定の走査領域以外の領域に入射し、蛍光
体スクリーンを不所望に発光させる。逆に、遮蔽体と支
持体との間に隙間ができないようにそれらを一体化する
と、電子ビームの衝突による熱膨張により遮蔽体が変形
し、所望の遮蔽効果が得られなくなる。また分割マスク
に接触して変形させ、所定の蛍光体層にランディングし
ないランディングエラが生ずるという問題が発生する。
【0011】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、複数個の電子銃から放出される電
子ビームにより一体構造の蛍光体スクリーンを複数個の
領域に分割して走査するカラー受像管において、シャド
ウマスクを並列配置された複数個の分割マスクで構成
し、平坦なフェースプレートとリアプレートを支える支
持体を配置しても、電子ビームが所定の走査領域以外の
領域に入射することがなく、また遮蔽体を不所望に変形
させることがないように構成することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】周縁が直交する2軸に平
行な矩形状の平坦なフェースプレート、このフェースプ
レートの周縁部から実質的に垂直に延在する側壁、この
側壁を介してフェースプレートと平行に対向する平坦な
リアプレートおよびこのリアプレートに設けられた複数
個のファンネルからなる外囲器と、各ファンネルのネッ
ク内に配置された複数個の電子銃と、フェースプレート
の内面に設けられ、各電子銃から放出される電子ビーム
により複数個の領域に分割されて走査される一体構造の
1個の蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンに対
向し、各領域に対応した多数の電子ビーム通過孔の形成
された有効部を有し、上記直交する2軸の一方の軸方向
に所定間隔離れて並列配置された複数個の分割マスクか
らなるシャドウマスクと、フェースプレートとリアプレ
ートとの間に配置され、これらフェースプレートとリア
プレートとを支える複数個の支持体と、各分割マスクの
間隔部を通過する電子ビームを遮蔽する遮蔽部とを備え
るカラー受像管において、遮蔽部を、各電子銃から放出
される電子ビームを遮蔽する第1遮蔽体と、この第1遮
蔽体から離れて配置された第2遮蔽体とにより構成し
た。
【0013】また、遮蔽部を、分割マスクの間隔部に配
置され、かつ支持体の貫通する開孔が形成された第1遮
蔽体と、その開孔を貫通する支持体に取付けられ、この
支持体と開孔の側壁との間の隙間を通過する電子ビーム
を遮蔽する第2遮蔽とから構成した。
【0014】
【作用】遮蔽部を上記のように構成すると、電子ビーム
をオーバースキャンしても、遮蔽部により、分割マスク
の間隔部を通って蛍光体スクリーンに達する電子ビーム
を遮蔽でき、蛍光体スクリーンの不所望な発光を防止す
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0016】図1にその一実施例であるカラー受像管装
置を示す。このカラー受像管装置は、周縁が直交する2
軸(X軸およびY軸)に平行な矩形状の平坦なガラス製
フェースプレート10と、このフェースプレート10の
周縁部に接合され、フェースプレート10に対して実質
的に垂直に延在する側壁11と、この側壁11を介して
フェースプレート10と平行に対向して接合された矩形
状の平坦なガラス製リアプレート12と、このリアプレ
ート12に接合された複数個のファンネル13とからな
る真空外囲器14を有する。その複数個のファンネル1
3は、リアプレート12に形成された複数個の開孔15
のまわりに接合され、図示例では、水平方向(X方向)
に5個、垂直方向(Y方向)に4個、計20個のファン
ネル13が接合されたものとなっている。
【0017】上記フェースプレート10の内面には、
青、緑、赤に発光する垂直方向に細長いストライプ状の
3色蛍光体層と、この3色蛍光体層間に設けられたブラ
ックストライプとからなる一体化構造の1個の蛍光体ス
クリーン17が形成されている。この蛍光体スクリーン
17に対向して、その内側にシャドウマスク18が配置
されている。このシャドウマスク18は、後述する電子
ビームにより水平および垂直方向に分割して走査される
複数個の領域R1 〜R20に対応する部分を、多数の電子
ビーム通過孔の形成された有効部とし、垂直方向には、
この有効部が非有効部を介して繋がっているが、水平方
向には、上記水平方向の領域の分割数に対応した個数
(水平方向に5分割された図示例では5個)に分割さ
れ、その分割マスクが水平方向に所定間隔離れて並列配
置されている。そしてこの各分割マスクは、それぞれリ
アプレート12の垂直方向両端部にフリットガラスによ
り固定された一対の断面コの字形の金属製マスク架設部
材19に張力が付与された状態で固定され、フェースプ
レート10の内面に対して平行かつ所定間隔に高精度に
保持されている。
【0018】このようにシャドウマスク18を水平方向
に複数個の分割マスクM1 〜M5 に分割すると、電子ビ
ームの衝撃により発熱しても、その熱が隣接分割マスク
に伝わらないので、従来のカラー受像管装置の場合に生
じたシャドウマスクの熱膨張によるピュリティドリフト
を防止できる。なお、垂直方向には連がっているが、垂
直方向は、蛍光体スクリーン17の3色蛍光体層が垂直
方向に長いストライプ状に形成されているため、シャド
ウマスクの熱膨張の影響は受けない。
【0019】またフェースプレート10とリアプレート
12との間には、これら平坦なフェースプレート10お
よびリアプレート12に加わる大気圧荷重を支える金属
製柱状支持体21が配置されている。この支持体21
は、蛍光体スクリーン17に当接する先端部が楔状に形
成され、その長さ方向を蛍光体スクリーン17のブラッ
クストライプの長さ方向と一致させて配置され、上記分
割マスクM1 〜M5 の間隔部を通ってフリットガラスに
よりリアプレート12に固定されている。さらに上記各
ファンネル13のネック22内には、それぞれ電子銃2
3が配設されている。
【0020】このカラー受像管装置においては、ファン
ネル13の各ネック22内に配設された電子銃23から
放出される実質的に3本の電子ビームを、各ファンネル
13の外側に装着された偏向装置(図示せず)の発生す
る磁界により偏向し、シャドウマスク18の有効部を介
して蛍光体スクリーン17を水平、垂直方向に電子銃2
3に対応する複数個の領域に分割して走査する。すなわ
ち図示例では、水平方向に5分割、垂直方向に4分割さ
れた20個の領域R1 〜R20に分割して走査する。
【0021】そして上記分割走査により蛍光体スクリー
ン17上に描かれるラスターは、電子銃23や偏向装置
に印加される信号により繋がり、蛍光体スクリーン17
全面上に切れ目のない1つの大きなラスターを描く。
【0022】特にこのカラー受像管装置においては、上
記各分割マスクM1 〜M5 の間隔部に、その間隔部を通
過する電子ビームを遮蔽する遮蔽部25が設けられてい
る。この遮蔽部25は、図2乃至図4に示すように、各
分割マスクM1 〜M5 に接近して間隔部を覆うように蛍
光体スクリーン17側に配置され、上記支持体21が貫
通する方形の開孔26が形成された垂直方向に細長い板
状の第1遮蔽体26と、この第1遮蔽体27に接近し
て、その蛍光体スクリーン17側に開孔27を覆うよう
に配置された小板状の第2遮蔽体28とからなる。
【0023】その第1遮蔽体27の開孔26は、支持体
21がかなりの余裕をもって貫通する大きさ、すなわち
後述するように第1遮蔽体27が熱膨張した場合、その
熱膨張が支持体21により妨げられて異常変形し、分割
マスクM1 〜M5 と接触して変形させないように、支持
体21と開孔26側壁との間に十分な大きさの隙間がで
きる大きさに形成されている。そしてこの第1遮蔽体2
7は、各分割マスクM1 〜M5 から離して配置すると、
各分割マスクM1 〜M5 の間隔部を通過する電子ビーム
の遮蔽が不十分となるため、各分割マスクM1 〜M5 と
接触しないように所定の微小間隔離れて配置されてい
る。一方、第2遮蔽体28は、支持体21と開孔26側
壁との間の隙間を通過する電子ビームを遮蔽し、同時に
支持体21との間に隙間ができないように支持体21に
取付けられている。なお、この第2遮蔽体28は、支持
体21と開孔26側壁との間の隙間を通過する電子ビー
ムを遮蔽すればよいが、第1遮蔽体27とは、熱的にも
接触してはならない。なお、図2および図3において、
30はシャドウマスク18の有効部である。
【0024】このような第1および第2遮蔽体27,2
8は、たとえば各分割マスクM1 〜M5 の板厚が0.1
3mmであるとき、第1遮蔽体27は、0.075mm、第
2遮蔽体28は、0.15mmの板厚に形成される。
【0025】ところで、複数個の電子銃から放出される
電子ビームにより蛍光体スクリーンを分割して走査する
ことにより切れ目のない画像を再生するカラー受像管で
は、回路定数のなどの経時変化や地磁気の影響などによ
り、隣接領域間に切れ目ができ、各領域に再生される画
像の繋ぎ目が目立つようになる可能性がある。そのた
め、各領域に必要な所定の大きさWのラスターよりも若
干大きい(W+d)(dはWの10%程度)ラスターが
得られるように各電子銃から放出される電子ビームをオ
ーバースキャンし、所定の大きさWのラスターよりも大
きい部分dを各分割マスクM1 〜M5 の非有効部でカッ
トすることにより、回路定数のなどの経時変化や地磁気
の影響などに対処する。またこのように所定の大きさW
のラスターよりも大きい(W+d)ラスターを発生させ
て、その所定の大きさWのラスターよりも大きい部分d
を各分割マスクM1 〜M5 の非有効部でカットする方法
は、偏向装置の特性や偏向装置取付時のばらつきなどに
より生ずるエラーを解消するうえにも必要である。
【0026】しかし上記のように各分割領域R1 〜R20
に所定の大きさWのラスターよりも大きい(W+d)ラ
スターが描かれるように各電子銃から放出される電子ビ
ームをオーバースキャンすると、電子ビームは、各分割
マスクM1 〜M5 ばかりでなく、これら分割マスクM1
〜M5 の間隔部に配置された第1遮蔽体27にも衝突
し、第1遮蔽体27は、この電子ビームの衝突により加
熱され、熱膨張をおこす。この場合、その熱膨張による
変位が第1遮蔽体27の開孔26を貫通する支持体21
により妨げられると、第1遮蔽体27は異常変形し、シ
ャドウマスク18に接触して各分割マスクM1 〜M5 を
変形させ、ランディングエラーが生ずるおそれがある。
しかしこの例のカラー受像管では、開孔26が支持体2
1と開孔26側壁との間に十分に大きさの隙間ができる
大きさに形成されているので、第1遮蔽体27が熱膨張
しても、支持体21と接触して異常変形をおこすことは
なく、したがって各分割マスクM1 〜M5 を変形させる
ことはない。しかも上記のように第1遮蔽体27の開孔
26を大きく形成しても、この例のカラー受像管では、
その開孔26を覆うように第2遮蔽体28が設けられて
いるので、支持体21と開孔27側壁との間の隙間を通
過する電子ビームも遮蔽される。
【0027】したがって上記のように分割マスクM1 〜
M5 の間隔部を遮蔽する遮蔽部25を支持体21がかな
りの余裕をもって貫通する開孔26の形成された第1遮
蔽体27とその開孔26を遮蔽する第2遮蔽体28とで
構成すると、蛍光体スクリーン17の各領域R1 〜R20
を越えて偏向走査される電子ビームを、各分割マスクM
1 〜M5 の非有効部と第1遮蔽体27とその開孔26を
遮蔽する第2遮蔽体28とで完全に遮蔽して、オーバー
スキャンされた電子ビームの入射による不所望な蛍光体
スクリーン17の発光を防止することでき、蛍光体スク
リーン17の全面に切れ目がなくかつ品位良好な画像を
再生することができる。
【0028】つぎに他の実施例について説明する。
【0029】上記実施例では、遮蔽部の第1および第2
遮蔽体を分割マスクに対して蛍光体スクリーン側に配置
したが、この第1および第2遮蔽体は、分割マスクに対
して蛍光体スクリーンの反対側である電子銃側に配置し
てもよい。この場合、第1遮蔽体を分割マスクから離し
て配置すると、本来蛍光体スクリーン上に切れ目のない
画像を再生するうえに必要な電子ビームまで遮蔽するよ
うになるので、第1遮蔽体としては、分割マスクと接触
しない最小限の間隔を保って配置されることが必要であ
る。
【0030】また上記実施例では、第2遮蔽体を第1遮
蔽体に対して蛍光体スクリーン側に配置したが、この第
2遮蔽体は、第1遮蔽体と組合わされて、支持体と第1
遮蔽体の開孔側壁との隙間を通過する電子ビームを遮蔽
すればよく、その配置位置は、上記実施例の配置に限定
されるものではない。
【0031】また上記実施例では、第1遮蔽体を各分割
マスクの間隔部を覆う短冊状の平板とし、これに方形の
開孔を形成したものについて説明したが、この第1遮蔽
体は、要するに分割領域を走査する電子ビームを遮蔽す
ることなく、各分割マスクの間隔部を覆うものであれば
よく、その形状は、たとえば断面が波形、三角形状など
の他の形状でもよい。また開孔も楕円形状など、他の形
状に形成してよい。また第2遮蔽体も、支持体と開孔側
壁との隙間を通過する電子ビームを遮蔽するものであれ
ばよく、楕円形状、逆三角形状など、他の形状でもよ
い。
【0032】また上記実施例では、第1遮蔽体を分割マ
スクの間隔部を覆う垂直方向に長い短冊状としたが、こ
の第1遮蔽体は、分割マスクの熱膨張変位を規制しない
ものであればよく、たとえば上記実施例に示した第1遮
蔽体を複数個の分割片に分割してもよい。また分割マス
クの非有効部の幅に余裕のない部分に限定して用いるよ
うにしてもよい。
【0033】また第1遮蔽体がアンバー材などの低熱膨
張材からなる場合や、各分割マスクの間隔部が狭く、表
面積の小さな第1遮蔽体で電子ビームを遮蔽できる場合
は、第1遮蔽体の熱膨張変位が分割マスクに影響を及ぼ
さないようにすることができるので、分割マスクに対す
る第1遮蔽体の配置位置などをかなり緩和することがで
きる。また支持体と開孔側壁との間の隙間を小さくし
て、第2遮蔽体の使用しないで、電子ビームを遮蔽する
ことができるようになる。
【0034】また上記実施例では、第2遮蔽体を第1遮
蔽体と接触しないように配置したが、この第2遮蔽体
は、第1遮蔽体と弾性体を介して接触するようにしても
よい。また支持体と第1遮蔽体の側壁との隙間を完全に
埋めるように支持体に溶接してもよい。また支持体と一
体に形成してもよい。
【0035】なお、上記実施例では、シャドウマスクが
所定間隔で並列配置された複数個の分割マスクからなる
カラー受像管について説明したが、この発明は、シャド
ウマスクを複数個の分割マスクに完全に切離すことな
く、非有効部の一部で連結している場合にも適用するこ
とができる。
【0036】なおまた、上記実施例では、蛍光体スクリ
ーンを水平方向に5個、垂直方向に4個、計20個の領
域に分割した場合について説明したが、この領域の分割
は、蛍光体スクリーンの大きさ、各分割領域の大きさに
より決定され、上記実施例の分割数に限定されるもので
はない。
【0037】また上記実施例では、シャドウマスクを断
面コの字形のマスク架設部材により架設したが、このシ
ャドウマスクの架設方法は、外囲器の側壁に架設するな
ど、他の方法で架設したカラー受像管にも適用できる。
【0038】
【発明の効果】複数個の電子銃から放出される電子ビー
ムにより複数個の領域に分割して走査される一体構造の
1個の蛍光体スクリーンに対向するシャドウマスクが所
定間隔離れて並列配置された複数個の分割マスクで構成
され、その各分割マスクの間隔部を通過する電子ビーム
を遮蔽する遮蔽部を、上記各電子銃から放出される電子
ビームを遮蔽する第1遮蔽体と、この第1遮蔽体から離
れて配置された第2遮蔽体とから構成し、またその遮蔽
部を、各分割マスクの間隔部に配置され、かつ支持体の
貫通する開孔が形成された第1遮蔽体と、その開孔を貫
通する支持体に取付けられ、この支持体と開孔側壁との
間の隙間を通過する電子ビームを遮蔽する第2遮蔽体と
から構成すると、電子ビームをオーバースキャンして
も、遮蔽部により、分割マスクの間隔部を通って蛍光体
スクリーンに達する電子ビームを遮蔽して、蛍光体スク
リーンの不所望な発光を防止でき、蛍光体スクリーンの
全面に切れ目がなく、かつ品位良好な画像を再生するカ
ラー受像管とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の一実施例であるカラー
受像管装置の構成を説明するための図、図1(b)はそ
のY−Y断面図である。
【図2】上記カラー受像管装置の分割マスクに対する遮
蔽部の配置を示す平面図である。
【図3】同じく分割マスクに対する遮蔽部および支持体
の配置を示す斜視図である。
【図4】同じく分割マスクに対する遮蔽部および支持体
の配置を示す断面図である。
【図5】従来のカラー受像管の要部構成を分解して示す
図である。
【図6】従来の異なるカラー受像管の要部構成を分解し
て示す図である。
【符号の説明】
10…フェースプレート 12…リアプレート 13…ファンネル 17…蛍光体スクリーン 18…シャドウマスク 21…支持体 22…ネック 23…電子銃 25…遮蔽部 26…開孔 27…第1遮蔽体 28…第2遮蔽体 30…有効部 M1 〜M5 …分割マスク R1 〜R20…領域
フロントページの続き (72)発明者 原口 雄次 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁が直交する2軸に平行な矩形状の平
    坦なフェースプレート、このフェースプレートの周縁部
    から実質的に垂直に延在する側壁、この側壁を介して上
    記フェースプレートと平行に対向する平坦なリアプレー
    トおよびこのリアプレートに設けられた複数個のファン
    ネルからなる外囲器と、上記各ファンネルのネック内に
    配置された複数個の電子銃と、上記フェースプレートの
    内面に設けられ、上記各電子銃から放出される電子ビー
    ムにより複数個の領域に分割されて走査される一体構造
    の1個の蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンに
    対向し、上記各領域に対応した多数の電子ビーム通過孔
    の形成された有効部を有し、上記直交する2軸の一方の
    軸方向に所定間隔離れて並列配置された複数個の分割マ
    スクからなるシャドウマスクと、上記分割マスクの間隔
    部を通って上記フェースプレートとリアプレートとの間
    に配置され、これらフェースプレートとリアプレートと
    を支える複数個の支持体と、上記各分割マスクの間隔部
    を通過する上記電子ビームを遮蔽する遮蔽部とを備える
    カラー受像管において、 上記遮蔽部は上記各電子銃から放出される電子ビームを
    遮蔽する第1遮蔽体と、この第1遮蔽体から離れて配置
    された第2遮蔽体とからなることを特徴とするカラー受
    像管。
  2. 【請求項2】 遮蔽部は分割マスクの間隔部に配置さ
    れ、かつ支持体の貫通する開孔が形成された第1遮蔽体
    と、上記開孔を貫通する支持体に取付けられ、この支持
    体と上記開孔の側壁との間の隙間を通過する電子ビーム
    を遮蔽する第2遮蔽とからなることを特徴とするカラー
    受像管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12159735B2 (en) 2022-11-18 2024-12-03 Lg Electronics Inc. Charging cable

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