JPH07295411A - 像加熱用フィルム及びその製造方法、及び像加熱装置 - Google Patents
像加熱用フィルム及びその製造方法、及び像加熱装置Info
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- JPH07295411A JPH07295411A JP9115994A JP9115994A JPH07295411A JP H07295411 A JPH07295411 A JP H07295411A JP 9115994 A JP9115994 A JP 9115994A JP 9115994 A JP9115994 A JP 9115994A JP H07295411 A JPH07295411 A JP H07295411A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気誘導加熱用のフィルムにおいて熱効率の
向上と離型性の向上を図る。また簡易な方法で像加熱部
材を作成する。 【構成】 金属フィルム1の一方の面に低熱伝導性樹脂
層2b、他方の面に離型性樹脂層2aを設ける。また金
属フィルムの表面にディッピングまたはスプレーコート
によって樹脂の被覆を行う。
向上と離型性の向上を図る。また簡易な方法で像加熱部
材を作成する。 【構成】 金属フィルム1の一方の面に低熱伝導性樹脂
層2b、他方の面に離型性樹脂層2aを設ける。また金
属フィルムの表面にディッピングまたはスプレーコート
によって樹脂の被覆を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導を利用して渦
電流を発生させて加熱する像加熱装置に関し、特に、電
子写真装置、静電記録装置等の画像形成装置に用いられ
未定着画像を定着する定着装置に好適な像加熱装置に用
いられる像加熱用フィルム及びその製造方法に関するも
のである。
電流を発生させて加熱する像加熱装置に関し、特に、電
子写真装置、静電記録装置等の画像形成装置に用いられ
未定着画像を定着する定着装置に好適な像加熱装置に用
いられる像加熱用フィルム及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】加熱定着装置に代表される像加熱装置と
しては、従来から熱ローラー方式、フィルム加熱方式等
の接触加熱方式が広く用いられている。
しては、従来から熱ローラー方式、フィルム加熱方式等
の接触加熱方式が広く用いられている。
【0003】このような装置はハロゲンランプ、発熱抵
抗体に電流を流して発熱させ、ローラーやフィルムを介
してトナー像の加熱を行っている。
抗体に電流を流して発熱させ、ローラーやフィルムを介
してトナー像の加熱を行っている。
【0004】特公平5−9027号公報では、磁束によ
り定着ローラーに渦電流を発生させジュール熱によって
発熱させることが提案されている。
り定着ローラーに渦電流を発生させジュール熱によって
発熱させることが提案されている。
【0005】このように渦電流の発生を利用することで
発熱位置をトナーに近くすることができ、ハロゲンラン
プを用いた熱ローラーよりも消費エネルギーの効率アッ
プが達成できる。
発熱位置をトナーに近くすることができ、ハロゲンラン
プを用いた熱ローラーよりも消費エネルギーの効率アッ
プが達成できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、定着ローラーという熱容量の大きなものを加熱する
ため、効率の良いものでもクイックスタートができるも
のではなかった。また、特公平5−9027号公報では
円筒体に渦電流を発生させジュール熱を発生させると、
励磁コイル、励磁鉄芯が昇温して磁束の量が減ってしま
い発熱が不安定となったり、また昇温が大きいと励磁コ
イルの劣化を生じてしまうという問題があったり、また
ローラー内部への放熱により熱効率も充分ではなかっ
た。
は、定着ローラーという熱容量の大きなものを加熱する
ため、効率の良いものでもクイックスタートができるも
のではなかった。また、特公平5−9027号公報では
円筒体に渦電流を発生させジュール熱を発生させると、
励磁コイル、励磁鉄芯が昇温して磁束の量が減ってしま
い発熱が不安定となったり、また昇温が大きいと励磁コ
イルの劣化を生じてしまうという問題があったり、また
ローラー内部への放熱により熱効率も充分ではなかっ
た。
【0007】また特公平5−9027号公報には、トナ
ーのオフセット対策については何ら記載されていない。
ーのオフセット対策については何ら記載されていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の像加熱用フィルムは、金属フィルムの一方の面
に低熱伝導性樹脂層、他方の面に離型性樹脂層を有する
ことを特徴とするものである。
本発明の像加熱用フィルムは、金属フィルムの一方の面
に低熱伝導性樹脂層、他方の面に離型性樹脂層を有する
ことを特徴とするものである。
【0009】また本発明の像加熱用フィルムの製造方法
は、金属フィルムの表面にディッピングまたはスプレー
コートによって樹脂の被覆を行うことを特徴とするもの
である。
は、金属フィルムの表面にディッピングまたはスプレー
コートによって樹脂の被覆を行うことを特徴とするもの
である。
【0010】更にまた本発明の像加熱装置は、金属フィ
ルムを備えた像加熱用フィルムと、この像加熱用フィル
ムの一方の面側に設けられた励磁コイルと、この励磁コ
イルにより発生する磁束により前記像加熱用フィルムを
発熱させ、この像加熱用フィルムの熱により記録材上に
担持された未定着トナー像を加熱する像加熱装置におい
て、前記像加熱用フィルムは、前記金属フィルムの前記
励磁コイル側の面に低熱伝導性樹脂層を、他方の面に離
型性樹脂層を有することを特徴とするものである。
ルムを備えた像加熱用フィルムと、この像加熱用フィル
ムの一方の面側に設けられた励磁コイルと、この励磁コ
イルにより発生する磁束により前記像加熱用フィルムを
発熱させ、この像加熱用フィルムの熱により記録材上に
担持された未定着トナー像を加熱する像加熱装置におい
て、前記像加熱用フィルムは、前記金属フィルムの前記
励磁コイル側の面に低熱伝導性樹脂層を、他方の面に離
型性樹脂層を有することを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【0012】図8は、本発明を用いた電子写真プリンタ
の断面を示すものである。
の断面を示すものである。
【0013】3は有機感光体やアモルファスシリコン感
光体で形成された感光体ドラム、4はこの感光体ドラム
3に一様な帯電を行うための帯電ローラー、8は不図示
の画像信号発生装置からの信号をレーザー光のオン/オ
フに変換し感光体ドラム3に静電潜像を形成するレーザ
ー光学箱である。6はレーザー光、7はミラーである。
感光体ドラム3の静電潛像は現像器5によってトナーを
選択的に付着させることで顕像化される。一方、給紙カ
セット11から給紙ローラー10によって送り出された
記録材である紙葉体(不図示)は、感光体ドラム3の静
電潜像と同期するように転写ローラー9と感光体ドラム
3との間に送り込まれる。転写ローラー9は紙葉体の背
面からトナーと逆極性の電荷を供給することで、感光体
ドラム3上のトナー像を紙葉体上に転写する。こうし
て、未定着のトナー像を載せた紙葉体は像加熱装置であ
る定着器13で熱と圧を加えられて、紙葉体上に永久固
着させられて、排紙トレーへと排出される。感光体ドラ
ム上に残ったトナーや紙粉といったものはクリーナー1
2によって除去され、感光体ドラムは帯電以降の工程を
くりかえす。
光体で形成された感光体ドラム、4はこの感光体ドラム
3に一様な帯電を行うための帯電ローラー、8は不図示
の画像信号発生装置からの信号をレーザー光のオン/オ
フに変換し感光体ドラム3に静電潜像を形成するレーザ
ー光学箱である。6はレーザー光、7はミラーである。
感光体ドラム3の静電潛像は現像器5によってトナーを
選択的に付着させることで顕像化される。一方、給紙カ
セット11から給紙ローラー10によって送り出された
記録材である紙葉体(不図示)は、感光体ドラム3の静
電潜像と同期するように転写ローラー9と感光体ドラム
3との間に送り込まれる。転写ローラー9は紙葉体の背
面からトナーと逆極性の電荷を供給することで、感光体
ドラム3上のトナー像を紙葉体上に転写する。こうし
て、未定着のトナー像を載せた紙葉体は像加熱装置であ
る定着器13で熱と圧を加えられて、紙葉体上に永久固
着させられて、排紙トレーへと排出される。感光体ドラ
ム上に残ったトナーや紙粉といったものはクリーナー1
2によって除去され、感光体ドラムは帯電以降の工程を
くりかえす。
【0014】次に図6を基に本実施例の定着器について
説明する。
説明する。
【0015】図6は、定着器の断面図である。
【0016】円筒状の像加熱用フィルムである定着フィ
ルム15は矢印の方向に回転し、フィルムガイド16に
よってニップ部への加圧とフィルムの搬送安定化が図ら
れている。
ルム15は矢印の方向に回転し、フィルムガイド16に
よってニップ部への加圧とフィルムの搬送安定化が図ら
れている。
【0017】さらにフィルムガイド16は、高透磁率の
コア17とコイル18を支持する働きも持つ。高透磁率
コア17はフェライトやパーマロイといったトランスの
コアに用いられる材料を用いるが、より好ましくは、1
00kHz以上でも損失の少ないフェライトを用いるの
がよい。
コア17とコイル18を支持する働きも持つ。高透磁率
コア17はフェライトやパーマロイといったトランスの
コアに用いられる材料を用いるが、より好ましくは、1
00kHz以上でも損失の少ないフェライトを用いるの
がよい。
【0018】コイル18には励磁回路19が接続されて
おり、この回路(不図示)は20kHzから500kH
zの高周波をスイッチング電源で発生させるようになっ
ている。
おり、この回路(不図示)は20kHzから500kH
zの高周波をスイッチング電源で発生させるようになっ
ている。
【0019】20は定着フィルム15を介してフィルム
ガイド16を押圧する加圧ローラーで、この加圧ローラ
ー20と定着フィルム15で形成されたニップNに未定
着トナー22をのせた紙葉体21を通すことで加熱定着
を行う。
ガイド16を押圧する加圧ローラーで、この加圧ローラ
ー20と定着フィルム15で形成されたニップNに未定
着トナー22をのせた紙葉体21を通すことで加熱定着
を行う。
【0020】次に定着器の加熱原理を図7で説明する。
励磁回路19によって励磁コイルに印加される電流で発
生する磁束は、高透磁率コア17に導かれてニップN内
で定着フィルム15の金属フィルム層1に磁束23と渦
電流24を発生させる。この渦電流24と金属フィルム
1の固有抵抗によって熱が発生する。この熱を紙葉体2
1に供給し、トナーを溶融させた後、冷却して永久固着
像とする。
励磁回路19によって励磁コイルに印加される電流で発
生する磁束は、高透磁率コア17に導かれてニップN内
で定着フィルム15の金属フィルム層1に磁束23と渦
電流24を発生させる。この渦電流24と金属フィルム
1の固有抵抗によって熱が発生する。この熱を紙葉体2
1に供給し、トナーを溶融させた後、冷却して永久固着
像とする。
【0021】この様な構成で、本実施例に用いられる定
着フィルムは図1に示す断面構成をとる。
着フィルムは図1に示す断面構成をとる。
【0022】1は定着フィルム15の基層となる金属フ
ィルムであり、ニッケル、鉄、ステンレスといった強磁
性体の金属を用いるとよい。
ィルムであり、ニッケル、鉄、ステンレスといった強磁
性体の金属を用いるとよい。
【0023】2aはシリコーン樹脂、フッ素樹脂、シリ
コーンゴム、フッ素ゴム等の離型性且つ耐熱性の良い樹
脂層でフィルムの表面に設けられている。
コーンゴム、フッ素ゴム等の離型性且つ耐熱性の良い樹
脂層でフィルムの表面に設けられている。
【0024】2bはフッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ
アミド樹脂、PPS樹脂、PEEK樹脂、液晶ポリマ
ー、フェノール樹脂等の耐熱性の良い樹脂層である。
アミド樹脂、PPS樹脂、PEEK樹脂、液晶ポリマ
ー、フェノール樹脂等の耐熱性の良い樹脂層である。
【0025】定着フィルム15の金属フィルム1には、
非磁性の金属でも良いが、より好ましくは磁束の吸収の
良いニッケル、鉄、磁性ステンレス等の金属がよい。そ
の厚みは次の式で表される表皮深さより厚くかつ200
μm以下にすることが好ましい。
非磁性の金属でも良いが、より好ましくは磁束の吸収の
良いニッケル、鉄、磁性ステンレス等の金属がよい。そ
の厚みは次の式で表される表皮深さより厚くかつ200
μm以下にすることが好ましい。
【0026】表皮深さσ(m)は、励磁回路の周波数f
(Hz)と透磁率μと固有抵抗ρ(Ωm)で
(Hz)と透磁率μと固有抵抗ρ(Ωm)で
【0027】
【外1】 と表される。
【0028】これは電磁誘導で使われる電磁波の吸収の
深さを示しており、これより深いところでは電磁波の強
度は1/e以下になっており、逆に言うとほとんどのエ
ネルギーはこの深さまでで吸収されている。
深さを示しており、これより深いところでは電磁波の強
度は1/e以下になっており、逆に言うとほとんどのエ
ネルギーはこの深さまでで吸収されている。
【0029】200μmを越えると金属の硬さが目立ち
始めフィルムとしての駆動がしづらくなる。また熱容量
も大きくなり室温から急速に温度を上げて数秒間で定着
可能にするようなことができなくなる。
始めフィルムとしての駆動がしづらくなる。また熱容量
も大きくなり室温から急速に温度を上げて数秒間で定着
可能にするようなことができなくなる。
【0030】樹脂層2aは厚さ5μm以上25μmまで
の離型性の良いものを用いる。
の離型性の良いものを用いる。
【0031】25μm以上厚くすることは、熱伝導を悪
化させ、また塗膜の強度が低下したり、一回の工程で作
れないとか材料が多くかかるといった問題の割にメリッ
トが無くなる。一方5μm以下は塗膜のムラで離型性の
悪い部分ができたり、耐久性が不足するといった問題が
生じる。
化させ、また塗膜の強度が低下したり、一回の工程で作
れないとか材料が多くかかるといった問題の割にメリッ
トが無くなる。一方5μm以下は塗膜のムラで離型性の
悪い部分ができたり、耐久性が不足するといった問題が
生じる。
【0032】樹脂層2bは厚さ10μm以上1mm以下
の熱伝導性の低いものが好ましい。10μm未満では断
熱の効果が得られず、また耐久性も不足する。1mmを
越えると高透磁率コア17から遠ざかり、磁束が十分金
属フィルム層1に吸収されなくなる。断熱性は樹脂の厚
さに影響するため、厚さを変えれば金属フィルムの内
側、外側両面に同じ樹脂を用いることが可能である。
の熱伝導性の低いものが好ましい。10μm未満では断
熱の効果が得られず、また耐久性も不足する。1mmを
越えると高透磁率コア17から遠ざかり、磁束が十分金
属フィルム層1に吸収されなくなる。断熱性は樹脂の厚
さに影響するため、厚さを変えれば金属フィルムの内
側、外側両面に同じ樹脂を用いることが可能である。
【0033】このように、本実施例では紙葉体に近い金
属フィルム1を直接発熱させ、かつ薄い離型性樹脂層2
aを介して紙葉体に伝達しやすくするとともに、発生し
た熱がフィルム内側に向かわないように断熱するもので
ある。
属フィルム1を直接発熱させ、かつ薄い離型性樹脂層2
aを介して紙葉体に伝達しやすくするとともに、発生し
た熱がフィルム内側に向かわないように断熱するもので
ある。
【0034】これにより本実施例は、定着フィルムの内
面の樹脂層がフィルムの移動をスムーズにするために、
フィルムのガイド部材との摩擦を少なくすることができ
る。
面の樹脂層がフィルムの移動をスムーズにするために、
フィルムのガイド部材との摩擦を少なくすることができ
る。
【0035】また本実施例は、フィルムの内面から熱が
交番磁界を発生させるコイルに伝わることを防止し、昇
温による磁束の減少やコイルの劣化を防止できる。
交番磁界を発生させるコイルに伝わることを防止し、昇
温による磁束の減少やコイルの劣化を防止できる。
【0036】さらには、本実施例は金属フィルム外面の
耐熱樹脂層によってトナーとの離型性を得ることがで
き、トナーのオフセットを防止することができる。
耐熱樹脂層によってトナーとの離型性を得ることがで
き、トナーのオフセットを防止することができる。
【0037】また、一方で効率的に見ると、本実施例は
金属フィルム自身が発熱するためエネルギーの変換ロ
ス、熱伝導によるロスといったものがなく、また発生し
た熱は熱勾配で外面に向かって流れ、発生した熱の大半
が紙葉体に流れるため効率がよい。
金属フィルム自身が発熱するためエネルギーの変換ロ
ス、熱伝導によるロスといったものがなく、また発生し
た熱は熱勾配で外面に向かって流れ、発生した熱の大半
が紙葉体に流れるため効率がよい。
【0038】次に定着フィルムの製造方法について説明
する。
する。
【0039】前述実施例に用いられる定着用フィルムは
下記のようにして作られる。
下記のようにして作られる。
【0040】図4は金属上に樹脂層を形成する際の工程
を説明するものである。
を説明するものである。
【0041】金属フィルム1は電気鋳造法や圧延法で作
られる。この金属フィルム1表面には通常、油や塵が付
着しているので、まず洗浄(28)を行う。その後耐熱
樹脂2と金属フィルム1との接着強度を得るために、通
常はプライマ処理(29)と呼ばれるポリアミドイミド
やPPSの接着層の塗工を行う。このあと乾燥(30)
を行い更に、フッ素樹脂やシリコーン樹脂等の耐熱樹脂
の塗装(31)を行う。その後乾燥(32)して溶剤を
とばしたのちに、耐熱樹脂が架橋ないし、溶融の生じる
温度で焼成(33)を行い塗膜にしたのち、徐々に冷却
(34)して取り出す。
られる。この金属フィルム1表面には通常、油や塵が付
着しているので、まず洗浄(28)を行う。その後耐熱
樹脂2と金属フィルム1との接着強度を得るために、通
常はプライマ処理(29)と呼ばれるポリアミドイミド
やPPSの接着層の塗工を行う。このあと乾燥(30)
を行い更に、フッ素樹脂やシリコーン樹脂等の耐熱樹脂
の塗装(31)を行う。その後乾燥(32)して溶剤を
とばしたのちに、耐熱樹脂が架橋ないし、溶融の生じる
温度で焼成(33)を行い塗膜にしたのち、徐々に冷却
(34)して取り出す。
【0042】次に樹脂の塗装について説明する。
【0043】図2は金属フィルム1の内面外面とも同一
の耐熱樹脂で被覆可能な場合に用いられる方法でプライ
マ処理も耐熱塗料の被覆も溶液層に漬ける(ディッピン
グ)ことで行う。
の耐熱樹脂で被覆可能な場合に用いられる方法でプライ
マ処理も耐熱塗料の被覆も溶液層に漬ける(ディッピン
グ)ことで行う。
【0044】この方法を用いれば、マスキングが必要な
く容易に樹脂層の形成が可能である。
く容易に樹脂層の形成が可能である。
【0045】図3はスプレーガン25a、25bを用い
て同時に同じ塗料を塗るものである。これもマスキング
が必要なく容易に樹脂層の形成が可能である。
て同時に同じ塗料を塗るものである。これもマスキング
が必要なく容易に樹脂層の形成が可能である。
【0046】例えばフッ素樹脂のような耐熱性、摺擦
性、離型性の良い材質の場合、内面、外面で厚さを変え
ることでこのように内面外面とも同一の材質で形成する
ことが可能となる。
性、離型性の良い材質の場合、内面、外面で厚さを変え
ることでこのように内面外面とも同一の材質で形成する
ことが可能となる。
【0047】逆に図5は内面外面を異なる樹脂で形成す
る方法を示している。図5(a)は金属フィルム1の複
数本を支持棒26に通し、マスキングなしでスプレガン
25を矢印のごとく往復させることで塗装するものであ
る。これによって外面には離型性の良い耐熱樹脂層を形
成することが可能となる。一方図5(b)は内面を摺動
性の良く、かつ熱伝導の悪い樹脂をスプレーガン25用
いて塗布するものである。このように、内面外面を異な
る樹脂を使うことで最も目的に適した材料を使うことが
でき、定着器の寿命を延ばしたり、熱効率を向上させた
りすることが可能となった。例えば外面には離型性の良
いフッ素樹脂、シリコーン樹脂等を使用し、内面にはポ
リイミドや、ポリアミドイミドなどの高耐熱で強度が高
く、熱伝導性の悪く、表面がなめらかに形成できる樹脂
を使用すると良い。
る方法を示している。図5(a)は金属フィルム1の複
数本を支持棒26に通し、マスキングなしでスプレガン
25を矢印のごとく往復させることで塗装するものであ
る。これによって外面には離型性の良い耐熱樹脂層を形
成することが可能となる。一方図5(b)は内面を摺動
性の良く、かつ熱伝導の悪い樹脂をスプレーガン25用
いて塗布するものである。このように、内面外面を異な
る樹脂を使うことで最も目的に適した材料を使うことが
でき、定着器の寿命を延ばしたり、熱効率を向上させた
りすることが可能となった。例えば外面には離型性の良
いフッ素樹脂、シリコーン樹脂等を使用し、内面にはポ
リイミドや、ポリアミドイミドなどの高耐熱で強度が高
く、熱伝導性の悪く、表面がなめらかに形成できる樹脂
を使用すると良い。
【0048】このように本実施例は金属フィルムの表面
にディッピング、スプレー塗装によって耐熱樹脂の被覆
を施すものであるが、フィルムはローラーのように両端
にフランジ部や絞り部をもたないために、マスキングな
しで塗装することが可能であり、またフィルムを並べて
マスキングなしで塗装することも可能である。特に内外
両面とも同一樹脂でよい場合は同時に塗装可能であるた
めマスキングの必要が全く無く、また塗装時間も短縮で
きる。
にディッピング、スプレー塗装によって耐熱樹脂の被覆
を施すものであるが、フィルムはローラーのように両端
にフランジ部や絞り部をもたないために、マスキングな
しで塗装することが可能であり、またフィルムを並べて
マスキングなしで塗装することも可能である。特に内外
両面とも同一樹脂でよい場合は同時に塗装可能であるた
めマスキングの必要が全く無く、また塗装時間も短縮で
きる。
【0049】図3、図5の方法は耐熱樹脂塗装のみなら
ずプライマ処理にも使用可能である。またプライマ処理
は、接着剤を塗布するものであったが、その他エッチン
グによって金属表面を荒らして接着剤を使わずに、耐熱
樹脂自身のアンカー効果で金属表面との接着強度を得る
ことも可能である。
ずプライマ処理にも使用可能である。またプライマ処理
は、接着剤を塗布するものであったが、その他エッチン
グによって金属表面を荒らして接着剤を使わずに、耐熱
樹脂自身のアンカー効果で金属表面との接着強度を得る
ことも可能である。
【0050】尚、耐熱樹脂の塗布方法はディップ法、ス
プレー法だけでなく同様の方法であれば本発明に適用可
能である。
プレー法だけでなく同様の方法であれば本発明に適用可
能である。
【0051】図9、図10、図11は本発明の他の実施
例を示すものである。図11は本実施例の定着フィルム
を定着装置に組み込んだ状態を示すもので、定着フィル
ムの両端は移動中、回動規制板37と当接することで定
着フィルムの寄りが規制される。従って本実施例の定着
フィルムは、図9に示される様に定着用フィルム15の
両端面に樹脂の被覆を施しリブ35を形成することで、
フィルムの端面の補強を行うとともに、フィルム15の
端面が回動規制手段と摺擦する際にこの規制板と摺擦し
て規制板を摩耗させて、摩耗紛で機内や画像を汚染した
りフィルム15への摺擦力の増大をおこして破損を招く
ことを防止している。このリブ35は図2に示したディ
ップ法によって樹脂を端部にだけ塗工してもよい。ある
いは、あらかじめ図10の様に溝36を入れた摺動性の
よい樹脂でできた環を接着で付けてもよい。
例を示すものである。図11は本実施例の定着フィルム
を定着装置に組み込んだ状態を示すもので、定着フィル
ムの両端は移動中、回動規制板37と当接することで定
着フィルムの寄りが規制される。従って本実施例の定着
フィルムは、図9に示される様に定着用フィルム15の
両端面に樹脂の被覆を施しリブ35を形成することで、
フィルムの端面の補強を行うとともに、フィルム15の
端面が回動規制手段と摺擦する際にこの規制板と摺擦し
て規制板を摩耗させて、摩耗紛で機内や画像を汚染した
りフィルム15への摺擦力の増大をおこして破損を招く
ことを防止している。このリブ35は図2に示したディ
ップ法によって樹脂を端部にだけ塗工してもよい。ある
いは、あらかじめ図10の様に溝36を入れた摺動性の
よい樹脂でできた環を接着で付けてもよい。
【0052】以上の説明ではエンドレスの円筒フィルム
を用いて説明したが巻きとり式のフィルムであっても実
施可能である。
を用いて説明したが巻きとり式のフィルムであっても実
施可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱損失を防止すると共に発熱を安定化させることがで
き、また離型性も向上するため良好な像加熱を行うこと
ができる。
熱損失を防止すると共に発熱を安定化させることがで
き、また離型性も向上するため良好な像加熱を行うこと
ができる。
【0054】また本発明によれば極めて容易に樹脂が被
覆され像加熱部材を得ることができる。
覆され像加熱部材を得ることができる。
【図1】本発明に用いられる定着用フィルムの断面図。
【図2】本発明に用いられる定着用フィルムのディップ
塗装工程を示す図。
塗装工程を示す図。
【図3】本発明による定着用フィルムのスプレー塗装工
程を示す図。
程を示す図。
【図4】本発明による定着用フィルムの製造フローチャ
ート。
ート。
【図5】本発明による定着用フィルムの別の塗装工程を
示す図。
示す図。
【図6】本発明による定着用フィルムを用いた定着器の
断面図。
断面図。
【図7】本発明による定着器の発熱メカニズムを示す
図。
図。
【図8】本発明による定着器を用いた電子写真プリンタ
の断面図。
の断面図。
【図9】本発明による別の定着用フィルムの構成図。
【図10】本発明による更に別の定着用フィルムを示す
図。
図。
【図11】本発明による別の定着用フィルムを用いた定
着器の斜視図。
着器の斜視図。
【符号の説明】 1 金属フィルム 2、2a、2b 耐熱樹脂層 15 定着フィルム 16 フィルムガイド 17 高透磁率コア 18 コイル 19 励磁回路 20 加圧ローラー 21 紙葉体 22 トナー 23 溶液槽 24 耐熱樹脂溶液 25 スプレーガン
Claims (7)
- 【請求項1】 金属フィルムの一方の面に低熱伝導性樹
脂層、他方の面に離型性樹脂層を有することを特徴とす
る像加熱用フィルム。 - 【請求項2】 前記定着用金属フィルムは円筒状である
ことを特徴とする請求項1の像加熱用フィルム。 - 【請求項3】 前記像加熱用フィルムは端部に補強用の
樹脂を有することを特徴とする請求項1及び2の像加熱
用フィルム。 - 【請求項4】 金属フィルムの表面にディッピングまた
はスプレーコートによって樹脂の被覆を行うことを特徴
とする像加熱用フィルムの製造方法。 - 【請求項5】 前記樹脂の被覆は前記金属フィルムの両
面に行うことを特徴とする請求項4の像加熱用フィルム
の製造方法。 - 【請求項6】 前記樹脂の被覆の前に前記金属フィルム
にプライマ処理を施すことを特徴とする請求項4及び5
の像加熱用フィルムの製造方法。 - 【請求項7】 金属フィルムを備えた像加熱用フィルム
と、 この像加熱用フィルムの一方の面側に設けられた励磁コ
イルと、 この励磁コイルにより発生する磁束により前記像加熱用
フィルムを発熱させ、この像加熱用フィルムの熱により
記録材上に担持された未定着トナー像を加熱する像加熱
装置において、 前記像加熱用フィルムは、前記金属フィルムの前記励磁
コイル側の面に低熱伝導性樹脂層を、他方の面に離型性
樹脂層を有することを特徴とする像加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9115994A JPH07295411A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 像加熱用フィルム及びその製造方法、及び像加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9115994A JPH07295411A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 像加熱用フィルム及びその製造方法、及び像加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07295411A true JPH07295411A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14018726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9115994A Withdrawn JPH07295411A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 像加熱用フィルム及びその製造方法、及び像加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07295411A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6671488B2 (en) | 2001-02-20 | 2003-12-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus |
| US6937837B2 (en) | 2001-01-31 | 2005-08-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus having a limiting member |
| JP2006039184A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Oki Data Corp | 定着装置およびそれを用いた画像形成装置 |
| JP2007025271A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Seiko:Kk | 定着ベルトの案内装置及びその製造方法 |
| CN115582246A (zh) * | 2022-10-27 | 2023-01-10 | 徐虎民 | 一种打印机定影膜的生产线及生产工艺 |
| KR20230133782A (ko) * | 2022-03-11 | 2023-09-19 | (주)에디펩 | 고상 유기 합성용 기재 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP9115994A patent/JPH07295411A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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