JPH07295507A - 放電表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

放電表示装置およびその駆動方法

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JPH07295507A
JPH07295507A JP6092717A JP9271794A JPH07295507A JP H07295507 A JPH07295507 A JP H07295507A JP 6092717 A JP6092717 A JP 6092717A JP 9271794 A JP9271794 A JP 9271794A JP H07295507 A JPH07295507 A JP H07295507A
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JP
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electrode
discharge
substrate
display device
dielectric
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JP6092717A
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English (en)
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Takeshi Oi
健史 大井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 書き込み、消去等の動作が確実で、コントラ
スト比の高い放電表示装置およびその駆動方法を得る。 【構成】 消去動作として、第1電極3、第2電極4に
それぞれ、第3電極7の電位Ve3に対して正の電圧の
Ve1、Ve2を印加して第1電極3と第3電極7との
間で放電を行うことによって、壁電荷を積極的に利用し
て、第1電極3および第2電極4上の誘電体5上の壁電
荷の符号を制御し、同符号の電荷を蓄積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は放電表示装置およびそ
の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図37は例えばジャパンディスプレイ'9
2 に示された従来の放電表示装置を示す断面図である。
図37において、1は第1基板、2は第2基板である。
第1基板1上には、第1電極3と第2電極4が互いに平
行に配置され、その上を誘電体5で被覆している。第1
電極3と第2電極4との間で表示放電を行う。誘電体5
上にはさらに保護膜としてMgO層6が設けられてい
る。この従来例においては、第1電極3と第2電極4は
透明電極で形成され、両電極の抵抗値低減のため金属の
バス電極3A、4Aが設けられている。一方、第2基板
2上には、第1電極3と第2電極4と垂直な方向に第3
電極7が配置されている。第3電極7は蛍光体8で覆わ
れている。第1基板1と第2基板2は隔壁9によって所
定の間隔を保って封着され、そこに形成される空間内に
Ne−XeやHe−Xe等のガスが封入される。図37
に示すように、表示放電用の第1電極3と第2電極4と
を同一基板上に配設し、蛍光体8を対向基板上に配設す
る放電表示装置を、面放電型とよび、これは、蛍光体8
のイオン衝撃による損傷を回避するために、蛍光体8を
放電路から離れた位置に配設したものである。
【0003】次に動作について説明する。図37に示す
放電表示装置は、第1電極3と第2電極4が誘電体5に
よって被覆されており、表示に際しては、両電極に交互
に電圧パルスを印加し、半周期毎に極性の反転する放電
を起こし、セルを発光させる。カラー表示では、蛍光体
8が放電からの紫外線によって励起され、発光する。こ
の従来例のように、表示放電を行う第1電極3と第2電
極4が誘電体5で被覆されている放電表示装置では、一
度放電が起こると、放電空間中で生成された電子やイオ
ンは、印加電界の方向に移動し、誘電体5の上に蓄積す
る。この誘電体5上に蓄積した電荷を壁電荷と呼ぶが、
この壁電荷が形成する電界が、印加電界を弱める方向に
働くため、壁電荷の形成にともない、放電は急速に消滅
する。放電が消滅した後、先の放電と極性の反転した電
界が印加されると、今度は壁電荷が形成する電界と、印
加電界が重畳するため、先の放電に比べ、低い電圧で放
電可能となる。それ以降はこの低い電圧を半周期毎に反
転させることによって、放電を維持することができる。
このような効果をメモリ効果と呼び、放電を維持するこ
とのできる低い電圧を放電維持電圧と呼ぶ。一方、最初
に放電させるときの高い電圧を放電開始電圧と呼ぶ。
【0004】図38は従来の放電表示装置の駆動電圧波
形例である。放電表示装置では、表示に先だって選択セ
ルを放電させ、放電維持電圧で放電を維持できるような
壁電荷を第1電極3および第2電極4上の誘電体5の上
に形成する動作を、書き込み動作と呼ぶ。図38中の書
き込み期間がそれに対応しており、第1電極3を0電位
とし、第3電極7に正のデータパルスを印加して、選択
セルを線順次に書き込んでいく。一度書き込まれたセル
は、先に述べたように、第1電極3と第2電極4に交互
に印加される電圧によって、表示放電を維持する(図3
8中の表示放電期間参照)。この表示放電は、消去動作
と呼ばれる動作を行うまで、放電が維持される。消去動
作とは、書き込み動作を行って、放電維持電圧で放電を
維持できる状態になったセルを、再び放電維持電圧では
放電が行えない状態にする動作のことをいう。図38中
の左端の全面消去が、その消去動作に対応する。
【0005】図38に示す駆動方法では、サブフィール
ドの最初にまず、前のサブフィールドで形成された壁電
荷を全て消去するために、全面消去を行う。次に全セル
に壁電荷を蓄積するために全面放電を行い、過剰に形成
された壁電荷をその直後の全面消去により、消滅させ
る。このとき、第3電極7上の蛍光体8の上に、正電荷
が残留し、第1電極3上の誘電体5の上には、小量の負
電荷が蓄積している。この第3電極7と第1電極3上に
残留している壁電荷によって、次の書き込み期間におけ
る、書き込み動作を低電圧で行うことができる。書き込
み動作を全セルに施した後、表示放電期間に入り、所定
の期間表示放電が行われる。この表示放電は、次のサブ
フィールドの最初に行われる全面消去まで維持される。
この方法は壁電荷を巧みに利用することによって、書き
込み動作の低電圧化に成功した例である。
【0006】また、図39は従来の放電表示装置の別の
駆動電圧波形例である。図38に示す駆動方法では、書
き込み期間、表示放電期間、消去期間が分離されていた
が、図39に示す駆動方法では、常に放電維持パルスを
印加しておいて、書き込み動作は、維持パルスの合間に
第1電極3に放電維持電圧より高い、書き込みパルスを
線順次に印加し、選択せるに応じたデータパルスを第3
電極7に印加して放電させることにより行う。したがっ
て、この場合は、書き込み動作の後すぐに表示放電期間
に入る。消去動作は、サブフィールドの最後に、幅の細
い消去パルスを線順次に印加して、第1電極3と第2電
極4との間で放電を起こすことにより行う。また、この
駆動方法では、複数のサブフィールドに1回程度の割合
で全面に予備放電を起こして、セルに荷電粒子を供給す
る手法が採用されている。
【0007】消去動作として、従来では、太幅消去と呼
ばれる動作と、細幅消去と呼ばれる動作が知られてい
る。図38に示す全面消去は、前者の太幅消去と呼ばれ
る動作である。太幅消去は、第1電極3と第2電極4と
の間に、数μs以上の比較的広いパルス幅の電圧を印加
する。このとき印加される電圧は、この放電の結果形成
される壁電荷が、それ以降、放電が維持できないような
少ない量にするために、低い電圧に設定されている。し
たがって、このような太幅消去の放電以降では、壁電荷
の不足のために、放電維持できず、消去動作が達成され
る。
【0008】一方、図39に示す消去法は、細幅消去と
呼ばれる動作である。細幅消去では、第1電極3と第2
電極4との間に、1μs以下細いパルス幅で、比較的高
い電圧を印加する。このような細いパルス幅で放電が起
こると、放電空間に多量の電子とイオンが生成される
が、電子やイオンが誘電体5上に壁電荷を形成する前
に、印加電界が消滅するため、放電空間中の電子とイオ
ンは、再結合して、セル中の電荷は消滅する。このよう
にして消去動作が達成される。太幅消去は駆動電圧が低
い反面、正常に動作する動作領域が狭く、細幅消去は動
作領域が広い反面駆動電圧が高い。太幅消去法も細幅消
去法も、壁電荷を、放電維持電圧によって放電が維持で
きないほどの少量、若しくは零にすることによって消去
動作を達成している。
【0009】このように、従来の放電表示装置では、書
き込み動作、表示放電、消去動作という時系列で駆動す
ることによって、画像表示を行う。また、通常、書き込
み電圧を低くし、書き込みミスをなくすために、書き込
み放電に先だって、あらかじめセル内に荷電粒子を配置
する、予備放電が行われる。図38中の全面書き込み、
全面消去の駆動シーケンスがその予備放電に相当する。
【0010】また、放電表示装置においては、1フレー
ムをいくつかのサブフィールドに分割し、各サブフィー
ルドにおける発光時間を調節することにより階調表示を
行う。図40にそのような駆動シーケンスの例を示す。
図40において、SF1、SF2等は各サブフィールド
を示す。図40に示すような256階調の場合は1フレ
ームを8つのサブフィールドに分割して、各サブフィー
ルドの発光時間の比率を1:2:4:8:…と重みづけ
することにより階調表示を得る。図38に示す駆動方法
では、このそれぞれのサブフィールドの中で、先に記し
た、予備放電、書き込み動作、表示放電、消去動作が行
われる。また、図39に示す駆動方法では、複数のサブ
フィールドに1回の割合で予備放電が行われる。
【0011】また図41は、例えばテレビジョン学会V
ol.47,No.5に示された、従来の放電表示装置
の他の例である。図41において、1は第1基板、2は
第2基板である。第1基板1上には、第1電極3が配置
され、その上を誘電体5で被覆している。誘電体5上に
はさらに保護膜としてMgO層6が設けられている。第
2基板2上には、第2電極4が配置され、その上を誘電
体5で被覆している。図には示していないが、誘電体5
上にはさらに保護膜としてMgO層6が設けられてい
る。また、第2基板上2には、第2電極4を避ける位置
に蛍光体8が形成されている。第1基板1と第2基板2
は、図に示していない隔壁9によって所定の間隔を保っ
て封着され、そこに形成される空間内にNe−XeやH
e−Xe等のガスが封入される。図41に示すような放
電表示装置は、対向放電型と呼ばれ、蛍光体8を、第1
電極3を避ける位置に形成することによって、蛍光体8
のイオン衝撃による損傷を回避している。
【0012】次に動作について説明する。図41に示す
放電表示装置では、第3電極7が設けられていないの
で、第1電極3と第2電極4のみで、書き込み動作、表
示放電、消去動作を行う。駆動は図39に示す駆動方法
と類似しており、図39において第3電極に印加してい
るデータパルスを第2電極に印加する点が異なってい
る。すなわち、第1電極3と、第2電極4に交互に放電
維持パルスを印加しておいて、アドレス期間において、
第1電極3に線順次に書き込みパルスを印加し、第2電
極4にデータパルスを印加して、セルを選択する。選択
セルは引き続き表示放電期間に入り、所定の表示期間の
のち、第1電極3と第2電極4の間に細幅または太幅の
パルスを線順次に印加して、消去動作を行う。このよう
な放電表示装置は、図37に示す放電表示装置と比較し
て、第1電極3と第2電極4との間の静電容量が小さい
ので、無効電力が小さく、また、高精細化にも有利であ
るが、反面、輝度および寿命の点で不利である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電表示装置は
以上のように構成されているので、図37のような放電
表示装置において、図38のような駆動方法では、各サ
ブフィールド毎に予備放電を行うために、256階調の
ような多階調表示を行う場合、1フレーム当たり8回の
予備放電を行うことになる。予備放電は、全面消去、全
面書き込み、全面消去という3回の全面放電からなるの
で、1フレーム当たり24回の全面放電を行うことにな
ってこの全面放電による発光によって、コントラスト比
が低下するという問題があった。
【0014】また、図39のような駆動方法では、細幅
消去によってセル中の電荷を消滅させた後、予備放電な
しで書き込み動作を行うサブフィールドがあるため、書
き込み電圧が高く、駆動ドライバの負担が大きい上、書
き込みミスが生じ易いという問題点があった。
【0015】また、図41に示すような放電表示装置に
おいては、駆動方法は基本的に図38に示す駆動方法と
同じであるので、同様の理由から書き込み電圧が高く、
駆動ドライバの負担が大きい上、書き込みミスが生じ易
いという問題点があった。また、以上のような従来の放
電表示装置の駆動方法では、書き込み動作において第1
電極3と第3電極7との間での放電によって、第1電極
3の誘電体5の上に電荷を蓄積するが、第2電極4上の
誘電体5の上に電荷は存在しない。一方、表示期間中に
おける表示放電後は、第1電極3と第2電極4上の誘電
体5の上には異符号の電荷が蓄積しており、書き込み動
作後とは異なっている。このことによって、安定に動作
を行える印加電圧の範囲が狭くなり、セル間の放電特性
のばらつきによって、誤動作が生じ易くなるという問題
点があった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、書き込み、消去等の動作が確実
で、コントラスト比の高い放電表示装置およびその駆動
方法を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る放
電表示装置の駆動方法は、誘電体で被覆されている第1
電極および第2電極と、第1電極と第2電極の少なくと
も一方と交差する方向に設けられた第3電極とを各セル
に備え、第1電極と第2電極との間で、表示放電を行う
放電表示装置の駆動方法において、第1電極と第2電極
に、第3電極の電位に対して、共に正または負となる同
極性の電圧を印加することによって消去動作を行うよう
にしたものである。
【0018】請求項2の発明に係る放電表示装置の駆動
方法は、表示を行う前に予備放電として、第1電極と第
2電極に、第3電極の電位に対して、共に正または負と
なる電圧を印加し、第1電極および第2電極と、第3電
極との間で放電を行うようにしたものである。
【0019】請求項3の発明に係る放電表示装置の駆動
方法は、表示を行う前に予備放電として、第1電極と第
2電極との間で放電を行い、引き続き第1電極と第2電
極の何れか一方と、第3電極との間で、放電を行うよう
にしたものである。
【0020】請求項4の発明に係る放電表示装置の駆動
方法は、最初のサブフィールドにおいては、予備放電を
行い、次のサブフィールド、若しくはそれ以降のサブフ
ィールドでは予備放電を行わないようにしたものであ
る。
【0021】請求項5の発明に係る放電表示装置の駆動
方法は、誘電体で被覆されている第1電極および第2電
極と、第1電極と第2電極の少なくとも一方と交差する
方向に設けられた第3電極とを各セルに備え、第1電極
と第2電極との間で、表示放電を行う放電表示装置の駆
動方法において、予備放電を複数のサブフィールドに一
度行うようにしたものである。
【0022】請求項6の発明に係る放電表示装置の駆動
方法は、予備放電として、全セルに書き込み動作を行
い、非表示セルを選択消去するとともに、表示放電の後
に、第2電極と第3電極に、第1電極の電位に対して、
共に正または負となる電圧を印加するとともに、第1電
極と第3電極との間に印加される電圧のパルス幅を1μ
s以上として、非表示セルにおいて、第1電極と第3電
極との間で放電を行うようにしたものである。
【0023】請求項7の発明に係る放電表示装置は、第
3電極に突起部を設けて前記第3電極の放電電極部と
し、第3電極の放電電極部以外の部分を第3電極用バス
電極とするとともに、第3電極の放電電極部を第1電極
のみと対向する位置に配設したようにしたものである。
【0024】請求項8の発明に係る放電表示装置は、第
3電極用バス電極を第1電極または第2電極と交差する
方向に配設し、第3電極用バス電極上に隔壁を配設した
ものである。
【0025】請求項9の発明に係る放電表示装置は、誘
電体で被覆されている第1電極および第2電極と、第1
電極と第2電極の少なくとも一方と、交差する方向に設
けられた第3電極とを各セルに備え、第1電極と第2電
極との間で、表示放電を行う放電表示装置において、第
1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上に
第1電極と交差する方向に配設するとともに、第3電極
を第1電極または第2電極と交差する方向に、第1基板
または第2基板上に配設したものである。
【0026】請求項10の発明に係る放電表示装置は、
第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上
に第1電極と交差する方向に配設するとともに、第3電
極を第1電極または第2電極と平行する方向に、第1基
板または第2基板上に配設したものである。
【0027】請求項11の発明に係る放電表示装置は、
第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上
に第1電極と交差する方向に配設し、第3電極を前記第
2基板上に第2電極と平行に配設するとともに、第1電
極に突起部を設けて第1電極の放電電極部とし、第1電
極の放電電極部以外は、第1電極用バス電極とし、第1
電極用バス電極の上に隔壁を設けるようにしたものであ
る。
【0028】請求項12の発明に係る放電表示装置は、
第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上
に第1電極と交差する方向に配設し、第3電極を第2基
板上に第2電極と平行に配設し、第1電極に突起部を設
けて第1電極の放電電極部とするとともに、第1電極の
突起部を第2基板上の第2電極と対向する位置から偏位
した位置に配設し、第2基板上において、第1電極の放
電電極部と対向する位置に蛍光体を設け、第1基板上に
おいて、第2電極と対向する位置に蛍光体を設けるよう
にしたものである。
【0029】請求項13の発明に係る放電表示装置は、
第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上
に第1電極と平行に配設するとともに、第3電極を第1
基板または第2基板に配設される第1電極または第2電
極と交差する方向に配設するようにしたものである。
【0030】請求項14の発明に係る放電表示装置は、
第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上
に第1電極と平行に配設し、第3電極を第1基板または
第2基板に配設される第1電極または第2電極と交差す
る方向に配設するとともに、第1電極を前記第2基板上
の第2電極と対向する位置から偏位した位置に配設し、
第2基板上において、第1電極と対向する位置に蛍光体
を設け、第1基板上において、第2電極と対向する位置
に蛍光体を設けるようにしたものである。
【0031】請求項15の発明に係る放電表示装置は、
第1基板と第2基板の少なくとも一方に土手を設け、土
手上に第1電極または第2電極を配設するようにしたも
のである。
【0032】請求項16の発明に係る放電表示装置は、
第1基板と第2基板の少なくとも一方の、第1電極また
は第2電極を配設する領域の基板面を、蛍光体を形成す
る領域の基板面よりも高くするようにしたものである。
【0033】請求項17の発明に係る放電表示装置は、
隣接するセルの第2電極を共通の第2電極用バス電極で
接続し、第2電極用バス電極を放電空間に露出させるよ
うにしたものである。
【0034】請求項18の発明に係る放電表示装置は、
予備放電において、画面全面を発光させるための全面放
電用電極を配設するようにしたものである。
【0035】請求項19の発明に係る放電表示装置は、
全面放電用電極を誘電体で被覆するようにしたものであ
る。
【0036】請求項20の発明に係る放電表示装置は、
第1電極および第2電極を第1基板上に配設し、全面放
電用電極を第2基板上に配設するようにしたものであ
る。
【0037】請求項21の発明に係る放電表示装置は、
第1基板上の第1電極と第2電極それぞれに配設され
た、バス電極に対向する位置に、全面放電用電極を配設
するようにしたものである。
【0038】請求項22の発明に係る放電表示装置は、
予備放電において全面放電を行う際に、第3電極の電位
を、全面放電用電極と、第1電極および第2電極の電位
との中間電位とするようにしたものである。
【0039】請求項23の発明に係る放電表示装置は、
予備放電において放電を行う際に、第1電極および第2
電極および第3電極の電位を、全面放電電極の電位に対
して、いずれも正または負として放電を行い、続いて、
第3電極と全面放電用電極間の電位の極性を反転させる
ようにしたものである。
【0040】
【作用】請求項1の発明における放電表示装置の駆動方
法は、誘電体で被覆されている第1電極と第2電極に、
第1電極と第2電極の少なくとも一方と、交差する方向
に設けられた第3電極の電位に対して、共に正または負
となる同極性の電圧を印加することによって消去動作を
行うので、第1電極および第2電極上の誘電体上の壁電
荷の符号を制御して、同符号の電荷を蓄積することによ
り、書き込み、消去等の動作が確実で、コントラスト比
の高い放電表示装置を得ることができるようになる。
【0041】請求項2の発明における放電表示装置の駆
動方法は、表示を行う前に予備放電として、第1電極と
第2電極に、第3電極の電位に対して、共に正または負
となる電圧を印加し、第1電極および第2電極と、前記
第3電極との間で放電を行うので、サブフィールド終了
後、全セルが同様な電荷分布となり、書き込みミスや誤
放電を防止して、コントラスト比の高い放電表示装置を
得ることができるようになる。
【0042】請求項3の発明における放電表示装置の駆
動方法は、表示を行う前に予備放電として、第1電極と
第2電極との間で放電を行い、引き続き第1電極と第2
電極の何れか一方と、第3電極との間で放電を行うの
で、全セルの第1電極と第2電極上の誘電体上に同符号
の電荷を蓄積している状態を実現でき、書き込みミスや
誤放電を防止して、コントラスト比の高い放電表示装置
を得ることができるようになる。
【0043】請求項4の発明における放電表示装置の駆
動方法は、最初のサブフィールドにおいては、予備放電
を行い、次のサブフィールド、若しくはそれ以降のサブ
フィールドでは予備放電を行わないようにしたので、最
初のサブフィールドにおいて予備放電を行えば、次のサ
ブフィールド、若しくはそれ以降のサブフィールドでは
予備放電を行わずに、書き込み、表示、消去の動作を繰
り返し行うことができ、書き込み、消去等の動作が確実
で、コントラスト比の高い放電表示装置を得ることがで
きるようになる。
【0044】請求項5の発明における放電表示装置の駆
動方法は、予備放電を複数のサブフィールドに一度行う
ようにしたので、長時間非選択の状態が続くセルであっ
ても、壁電荷不足による誤動作を防止することができ、
書き込み、消去等の動作が確実で、コントラスト比の高
い放電表示装置を得ることができるようになる。
【0045】請求項6の発明における放電表示装置の駆
動方法は、予備放電として、全セルに書き込み動作を行
い、非表示セルを選択消去するとともに、表示放電の後
に、第2電極と第3電極に、第1電極の電位に対して、
共に正または負となる電圧を印加するとともに、第1電
極と第3電極との間に印加される電圧のパルス幅を1μ
s以上として、非表示セルにおいて、前記第1電極と第
3電極との間で放電を行うので、1つのサブフィールド
内で、全セルが一度は放電することになり、長時間非選
択であったことによる壁電荷の減少がきわめて起こりに
にくくなって、最初のサブフィールド以降の予備放電の
必要性を一層低くすることができる。
【0046】請求項7の発明における放電表示装置は、
第1基板と、それに対向して配設された第2基板と、第
1基板上に配設された誘電体で被覆されている第1電極
および第2電極と、第2基板上に配設された第3電極と
を備え、第1電極と第2電極との間で表示放電を行うと
ともに、第3電極に、放電電極部となる突起部を設け、
第3電極の放電電極部以外の部分を第3電極用バス電極
とするとともに、第3電極の放電電極部を第1電極のみ
と対向する位置に配設したので、表示輝度に影響を与え
ずに、蛍光体のイオン衝撃による寿命劣化を防止できる
とともに確実な動作が可能になり、サブフィールド毎に
予備放電を行う必要がなくなって高コントラストな放電
表示装置が可能となる。
【0047】請求項8の発明における放電表示装置は、
第3電極用バス電極を第1電極または第2電極と交差す
る方向に配設し、第3電極用バス電極上に隔壁を配設し
たので、放電空間にバス電極の影響を与えず、確実な書
き込み、消去等の動作が行えるようになる。
【0048】請求項9の発明における放電表示装置は、
第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上
に第1電極と交差する方向に配設するとともに、第3電
極を第1基板または第2基板に配設される第1電極また
は第2電極と交差する方向に配設したので、第1電極と
第2電極との間の静電容量が小さくなるとともに、高精
細化が容易な構造となり、またイオン衝撃等による誘電
体等の損傷もなく、さらに書き込み、消去の動作におい
て、壁電荷の符号を制御することで、確実な動作が可能
であるとともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必
要がなくなり、コントラスト比の高い放電表示装置が可
能となる。
【0049】請求項10の発明における放電表示装置
は、誘電体で被覆されている第1電極および第2電極
と、第1電極と第2電極の少なくとも一方と、交差する
方向に設けられた第3電極とを各セルに備え、第1電極
と第2電極との間で表示放電を行うとともに、第1電極
を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上に前記第
1電極と交差する方向に配設するとともに、第3電極を
第1基板または第2基板に配設される第1電極または第
2電極と平行する方向に配設したので、第1電極と第2
電極との間と、第1電極と第3電極との間の静電容量が
小さくなるとともに、高精細化が容易な構造となり、ま
たイオン衝撃等による誘電体等の損傷もなく、さらに書
き込み、消去の動作において、壁電荷の符号を制御する
ことで、確実な動作が可能であるとともに、サブフィー
ルド毎に予備放電を行う必要がなくなり、コントラスト
比の高い放電表示装置が可能となる。
【0050】請求項11の発明における放電表示装置
は、第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基
板上に第1電極と交差する方向に配設し、第3電極を第
2基板上に第2電極と平行に配設するとともに、第1電
極に突起部を設けて第1電極の放電電極部とし、前記第
1電極の放電電極部以外は、第1電極用バス電極とし、
第1電極用バス電極の上に隔壁を設けるようにしたの
で、第1電極と第2電極との間と、第1電極と第3電極
との間の静電容量が小さくなるとともに、高精細化が容
易な構造となり、またイオン衝撃等による誘電体等の損
傷もなく、さらに書き込み、消去の動作において、壁電
荷の符号を制御することで、確実な動作が可能であると
ともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要がなく
なり、コントラスト比の高い放電表示装置が可能とな
る。
【0051】請求項12の発明における放電表示装置
は、第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基
板上に第1電極と交差する方向に配設し、第3電極を第
2基板上に第2電極と平行に配設し、第1電極に突起部
を設けて第1電極の放電電極部とするとともに、第1電
極の突起部を第2基板上の第2電極と対向する位置から
偏位した位置に配設し、第2基板上において、第1電極
の放電電極部と対向する位置に蛍光体を設け、第1基板
上において、第2電極と対向する位置に蛍光体を設ける
ようにしたので、第1電極と第2電極、および、第1電
極と第3電極との間の静電容量が小さくなるとともに、
高精細化が容易な構造となり、またイオン衝撃等による
誘電体等の損傷もなく、さらに書き込み、消去の動作に
おいて、壁電荷の符号を制御することで、確実な動作が
可能であるとともに、サブフィールド毎に予備放電を行
う必要がなくなり、コントラスト比の高い放電表示装置
が可能となる。
【0052】請求項13の発明における放電表示装置
は、誘電体で被覆されている第1電極および第2電極
と、第1電極と第2電極の少なくとも一方と、交差する
方向に設けられた第3電極とを各セルに備え、第1電極
と第2電極との間で表示放電を行うとともに、第1電極
を第1基板上に配設し、第2電極を第2基板上に第1電
極と平行に配設するとともに、第3電極を第1基板また
は第2基板に配設される第1電極または第2電極と交差
する方向に配設するようにしたので、第1電極と第2電
極との間の静電容量が小さくなるとともに、高精細化が
容易な構造となり、またイオン衝撃等による誘電体等の
損傷もなく、さらに書き込み、消去の動作において、壁
電荷の符号を制御することで、確実な動作が可能である
とともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要がな
くなり、コントラスト比の高い放電表示装置が可能とな
る。
【0053】請求項14の発明における放電表示装置
は、第1電極を第1基板上に配設し、第2電極を第2基
板上に第1電極と平行に配設し、第3電極を第1基板ま
たは第2基板に配設される第1電極または第2電極と交
差する方向に配設するとともに、第1電極を第2基板上
の第2電極と対向する位置から偏位した位置に配設し、
第2基板上において、第1電極と対向する位置に蛍光体
を設け、第1基板上において、第2電極と対向する位置
に蛍光体を設けるようにしたので、第1電極と第2電極
との間の静電容量が小さくなるとともに、高精細化が容
易な構造となり、またイオン衝撃等による誘電体等の損
傷もなく、さらに書き込み、消去の動作において、壁電
荷の符号を制御することで、確実な動作が可能であると
ともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要がなく
なり、コントラスト比の高い放電表示装置が可能とな
る。
【0054】請求項15の発明における放電表示装置
は、第1基板と第2基板の少なくとも一方に土手を設
け、土手上に第1電極または第2電極を配設するように
したので、第1電極と第2電極との間の静電容量が小さ
くなるとともに、高精細化が容易な構造となり、またイ
オン衝撃等による誘電体等の損傷もなく、さらに書き込
み、消去の動作において、壁電荷の符号を制御すること
で、確実な動作が可能であるとともに、サブフィールド
毎に予備放電を行う必要がなくなり、コントラスト比の
高い放電表示装置が可能となる。
【0055】請求項16の発明における放電表示装置
は、第1基板と第2基板の少なくとも一方の、第1電極
または第2電極を配設する領域の基板面を、蛍光体を形
成する領域の基板面よりも高くするようにしたので、第
1電極と第2電極との間の静電容量が小さくなるととも
に、高精細化が容易な構造となり、またイオン衝撃等に
よる誘電体等の損傷もなく、さらに書き込み、消去の動
作において、壁電荷の符号を制御することで、確実な動
作が可能であるとともに、サブフィールド毎に予備放電
を行う必要がなくなり、コントラスト比の高い放電表示
装置が可能となる。コントラスト比が高く確実な書き込
み、消去等の動作が行えるようになる。
【0056】請求項17の発明における放電表示装置
は、隣接するセルの第2電極を共通のバス電極で接続
し、前記第2電極用バス電極を放電空間に露出させるよ
うにしたので、放電体積を大きく取れ、高精細化にも有
利な第1電極および第2電極の配置で、隣のセルから飛
来した荷電粒子が、誘電体上に蓄積することによって生
ずる誤動作を防ぎ、確実な動作が可能になる。
【0057】請求項18の発明における放電表示装置
は、誘電体で被覆されている第1電極および第2電極
と、第1電極と第2電極の少なくとも一方と、交差する
方向に設けられた第3電極とを各セルに備え、第1電
極、第2電極間で、表示放電を行うとともに、予備放電
において、画面全面を発光させるための全面放電用電極
を配設し、書き込み動作に先だって、予備放電として、
第1電極、第2電極、第3電極の少なくとも一つと、全
面放電用電極との間で全面放電を行うようにしたので、
全セルにあらかじめ電荷を供給することによって、書き
込み動作を、低電圧で、確実に行うことができるように
なる。
【0058】請求項19の発明における放電表示装置
は、全面放電用電極を誘電体で被覆し、書き込み動作に
先だって、予備放電として、第1電極、第2電極、第3
電極の少なくとも一つと、全面放電用電極との間で全面
放電を行うようにしたので、全セルにあらかじめ電荷を
供給することによって、書き込み動作を、低電圧で、確
実に行うことができるようになる。
【0059】請求項20の発明における放電表示装置
は、第1電極および第2電極を第1基板上に配設し、全
面放電用電極を第2基板上に配設し、書き込み動作に先
だって、予備放電として、第1電極、第2電極、第3電
極の少なくとも一つと、全面放電用電極との間で全面放
電を行うようにしたので、全セルにあらかじめ電荷を供
給することによって、書き込み動作を、低電圧で、確実
に行うことができるようになる。
【0060】請求項21の発明における放電表示装置
は、第1基板と、第1基板に対向して配設された第2基
板と、第1基板上に配設された誘電体で被覆されている
第1電極および第2電極と、第2基板上に配設された第
3電極とを備え、第1基板上の第1電極と第2電極それ
ぞれに配設された、バス電極に対向する位置に全面放電
用電極を配設し、書き込み動作に先だって、予備放電を
行うようにしているので、全セルにあらかじめ電荷を供
給することによって、書き込み動作を、低電圧で、確実
に行うことができ、さらに予備放電による発光を、第1
電極および第2電極のバス電極によって遮ることにより
コントラスト比の高い放電表示装置が可能になる。
【0061】請求項22の発明における放電表示装置
は、予備放電において全面放電を行う際に、第3電極の
電位を、全面放電用電極と、前記第1電極および第2電
極の電位との中間電位とするようにしたので、全面放電
用電極を用いて、予備放電において蛍光体にほとんど損
傷を与えずに、第1電極および第2電極上の誘電体上に
負電荷、第3電極上の蛍光体上に正電荷を蓄積させるこ
とができるようになり、低い電圧で確実な書き込み動作
が可能になる。
【0062】請求項23の発明における放電表示装置
は、予備放電において放電を行う際に、第1電極および
第2電極および第3電極の電位を、全面放電電極の電位
に対して、いずれも正または負として放電を行い、続い
て、第3電極と全面放電用電極間の電位の極性を反転さ
せるようにしたので、全面放電用電極を用いて、予備放
電において蛍光体にほとんど損傷を与えずに、第1電極
および第2電極上の誘電体上に負電荷、第3電極上の蛍
光体上に正電荷を蓄積させることができ、低い電圧で確
実な書き込み動作が可能になる。
【0063】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1(a)、図1(b)、図1(c)は請求項1
の発明の一実施例による放電表示装置の駆動方法の動作
の模式図であり、放電表示装置の1つのセルの断面図を
示す。図37に示した従来の放電表示装置の構成要素と
同一構成要素には同一符号を付している。図1(a)に
おいて、第1基板1上に、第1電極3と第2電極4が互
いに平行に配設されており、前記第1電極1と第2電極
4を誘電体5で被覆している。図には示していないが、
誘電体5の上にさらに保護膜として、MgO層6が設け
られている。第1基板1と対向して配設された第2基板
2上には第3電極7が第1電極3および第2電極4と交
差する方向に配設されている。第1基板1と第2基板2
とは、図に示していない隔壁9によって一定の間隔を保
って封着され、第1基板1と第2基板2との間の空間に
は、Ne−Xeや、He−Xe等の混合ガスが封入され
ている。
【0064】次に動作について説明する。図2は駆動電
圧波形図であって、図2中のa点、b点、c点が、それ
ぞれ図1(a)、図1(b)、図1(c)に対応する。
図1(a)は、表示放電終了直後の電荷分布を示したも
ので、第1電極3上の誘電体5の上に正電荷、第2電極
4上の誘電体5の上には負電荷が蓄積している。この状
態で消去動作として、第1電極3、第2電極4にそれぞ
れ、第3電極7の電位Ve3に対して正の電圧のVe
1、Ve2を印加して第1電極3と第3電極7との間で
放電を行う。このとき、第1電極3と第2電極4との間
で放電が生じないように、両電極間の電位差が放電維持
電圧以下とし、さらに第2電極上の誘電体5の上の負電
荷を保護するために、第2電極4にも正の電圧Ve2が
印加される。このとき、Ve2が印加されなければ、第
1電極3と第2電極4間で表示放電と同様な放電が生
じ、消去動作を行うとはできない。また、第1電極3と
第3電極7との電位差は、第1電極3と第3電極7との
間で生じる放電によって十分な壁電荷が形成できるよう
に設定されており、また、第1電極3と、第3電極7と
の間に印加する電圧のパルス幅は1μs以上となるよう
に設定されている。
【0065】パルス幅を1μs以上に設定しているの
は、この放電が、第1電極3上の誘電体5の上に蓄積し
ている電荷の符号を反転させ、負電荷を蓄積させること
を目的としており、1μs未満のパルス幅では、細幅消
去となって、壁電荷を消滅させてしまうからである。ま
た、第1電極3と第2電極4との間で放電が生じないよ
うに、両電極間の電位差が放電維持電圧以下とし、さら
に第2電極上の誘電体5の上の負電荷を保持するため
に、第2電極4にも正の電圧Ve2が印加される。
【0066】以上のように設定された電圧が第1電極
3、第2電極4および第3電極7に印加されると、第1
電極3と第3電極7の間のガス空間に加わる電界は、第
1電極3上の正電荷による電界に重畳することによって
強められ、第1電極3と、第3電極7との間で放電が開
始する(図1(b)参照)。この放電は、第1電極3上
の誘電体5の上に放電前とは逆の符号の負電荷を蓄積な
がら弱まり、停止する。一方、第2電極4と第3電極7
との間では、第2電極4上の負電荷が電極間に印加され
た電界を弱める電界を形成するため、第2電極4と第3
電極7との間で、放電は起こらず、かえって第2電極上
の負電荷を保持する。以上の放電が完了した後は、図1
(c)に示すように第1電極3と第2電極4上にはとも
に負電荷が蓄積していることになり、この後、第1電極
3と第2電極4の間に維持電圧が印加されても、両電極
間で放電は生じない。このようにして消去動作が達成で
きる。
【0067】このように、この実施例1による駆動方法
では、消去動作を従来の細幅消去や、太幅消去のよう
に、壁電荷を消滅若しくは少量に減少させることによっ
て行うのではなく、壁電荷を積極的に利用して、第1電
極3および第2電極4上の誘電体5上の壁電荷の符号を
制御し、同符号の電荷を蓄積することによって行うもの
である。また、上記実施例1において、表示放電後の電
荷分布が、第1電極3上の誘電体5の上に負電荷、第2
で極4上の誘電体5の上に正電荷が蓄積している場合に
は、第2電極4の電位Ve2と第3電極7の電位Ve3
との電位差を、第2電極4と第3電極7との間で生じる
放電によって十分な壁電荷が形成できるように設定す
る。また、第1電極3と第2電極4との間で放電が生じ
ないように、両電極間の電位差が放電維持電圧以下と
し、さらに第1電極3上の誘電体5の上の負電荷を保持
するために、第1電極3にも正の電圧Ve1を印加す
る。また、このときに細線消去とならないように、第2
電極4と第3電極7との間に印加される電圧のパルス幅
は1μs程度以上とする。このように設定された電圧
が、第1電極3、第2電極4および第3電極7に印加さ
れると、第2電極4と第3電極7との間で放電が生じ、
第2電極上の誘電体5の上の壁電荷は符号を反転して、
負電荷が蓄積する。一方、第1電極3と第3電極7との
間では放電が生じない。このようにして、第1電極3と
第2電極4上には共に負電荷が蓄積し、消去動作が達成
できる。
【0068】また、上記実施例1において、図1(b)
に示す放電を行う際に、第1電極3と第2電極4に印加
する電圧Ve1、Ve2を第3電極7の電圧Ve3より
も低い電圧として動作させることも可能である。この場
合、放電は第2電極4と第3電極7との間で行われ、消
去動作終了後の図1(c)の状態では、第1電極3と第
2電極4上には、正の電荷が蓄積する。この実施例1の
駆動方法によれば、従来の駆動方法のように壁電荷を消
滅または減少させるのではなく、壁電荷の符号を制御す
ることで、従来の駆動方法よりも確実な消去動作が可能
である。
【0069】実施例2.また、上記実施例1において
は、第3電極7は放電空間に露出する構造となっていた
が、第3電極7は誘電体5や蛍光体8で被覆されていて
も良い。このような場合を実施例2とし、図3にそのよ
うな発明の一実施例による動作の模式図を示す。図3に
おいて、消去動作終了後、第3電極7上の誘電体5若し
くは蛍光体8上に正の電荷が蓄積されており、引き続
き、第3電極7に正の電圧を印加して書き込み動作を行
う際に、第3電極7上の壁電荷による電界が、印加電界
と重畳するため、より低電圧での書き込み動作が可能に
なる。
【0070】実施例3.また、上記実施例1または2に
おいては、消去動作を行ったセルの第1電極3および第
2電極4上の誘電体5の上には、同符号の電荷が蓄積し
ている。各サブフィールドの最初、若しくは各サブフィ
ールドの最後においては、全セルが同様な状態であるこ
とが、動作の安定上望ましく、各セルの電荷分布のばら
つきが大きい場合は、書き込みミスや誤放電が生じる。
消去動作の後消去動作を行っていないセル、すなわちそ
のサブフィールドで非選択であったセルにおける電荷分
布が、消去動作を行ったセルと同様の電荷分布であれ
ば、1つのサブフィールド終了後、若しくは次のサブフ
ィールドの最初では、全セルが同様な状態にあることに
なる。
【0071】そこで、書き込み動作の前、あらかじめ消
去動作後の電荷分布と同様の電荷分布を全セルに形成す
るような予備放電を行えば、非選択セルはサブフィール
ドの間、放電に関与しないので、予備放電後の電荷分布
を保持しており、サブフィールド終了後、全セルが同様
な電荷分布となる。請求項2の発明は、そのような予備
放電を行うためになされたもので、図4は、請求項2の
発明の一実施例による放電表示装置の駆動方法の動作の
模式図、図5は、その駆動電圧波形図である。図4に示
した放電表示装置は、図1に示したものと基本的に同じ
であり、放電表示装置の構成に関する説明は省略する。
【0072】次に動作について説明する。図5に示すよ
うに消去動作において、第1、第2電極上の誘電体5の
上に負電荷が蓄積するように設定している場合、第1電
極3と第2電極4にそれぞれ、第3電極の電位Vp3に
対して正の電圧Vp1およびVp2を印加して、第1電
極3および第2電極4と、第3電極7との間で放電を行
うと、第1電極3と第2電極4上の誘電体5の上に負電
荷が蓄積される。これで予備放電が終了する。また、第
3電極7からみて、第1電極3と第2電極4が対称な位
置にある場合は、第1電極3と第2電極4の電位Vp1
とVp2を等しくしても良い。
【0073】また、消去動作において、第1、第2電極
上の誘電体5の上に正電荷が蓄積するように設定してい
る場合には、上記動作と逆に、第3電極7の電位Vp3
を第1電極3と第2電極4の電位Vp1およびVp2よ
りも高く設定して放電を行う。このようにして、第1電
極3と第2電極4上の誘電体5に正の電荷が蓄積され
る。
【0074】この実施例3の駆動方法によれば、実施例
1または2の駆動方法による消去動作と組み合わせるこ
とにより、各サブフィールドの終了後、若しくは次のサ
ブフィールドの最初において、全セルの第1電極3と第
2電極4上の誘電体5上に同符号の電荷を蓄積している
状態を実現することができる。
【0075】実施例4.また、セル中に荷電粒子がほと
んど存在していない状態で放電させるには、高い電圧が
必要であるということは、先に述べたとおりである。こ
のような高い電圧を印加する強放電を行った場合、過剰
な壁電荷が形成されるために、セルに印加している電圧
が零になったときに、誘電体5上に蓄積している電荷に
よる電界のみで放電する、自己消去放電が生じることが
ある。この放電は自らが形成した壁電荷を自分で消して
しまう現象である。実施例3において、このような課題
は、図6に示すような駆動電圧波形によって動作させる
ことで解決できる。このような場合を実施例4とする。
この実施例4では、実施例3に示した予備放電の前に、
予備放電とは逆極性の比較的高い電圧を印加して放電を
行い、この放電によって形成される壁電荷を利用して、
続く予備放電には、比較的低い電圧を印加して放電を行
う。このようにして自己消去を回避できる。
【0076】この実施例4の駆動方法によれば、予備放
電時の強放電にともなう自己消去による、壁電荷の消滅
を回避し、実施例1または2の駆動方法による消去動作
と組み合わせることにより、各サブフィールドの終了
後、若しくは次のサブフィールドの最初において、消去
動作終了後、全セルの第1電極3と第2電極4上の誘電
体5上に同符号の電荷を蓄積している状態を実現でき
る。
【0077】実施例5.また、上記実施例3において、
予備放電を図7に示すような駆動で行うことも可能であ
る。また、図8(a)、図8(b)、図8(c)は動作
の模式図であり、図7中のa点、b点、c点がそれぞれ
図8(a)、図8(b)、図8(c)に対応する。請求
項3記載のそのような放電表示装置の駆動方法の一実施
例を実施例5とする。まず、第1電極3と第2電極4と
の間で放電を行い、第1電極3上の誘電体5の上には正
電荷、第2電極4上の誘電体5の上には負電荷が蓄積す
る。このとき第3電極に印加されている正の電圧は、こ
のときに第1電極3と第3電極7との間で放電が生じな
いようにするために印加されている。続いて、第1電極
3にVp1、第3電極7にVp3なる電圧を印加して放
電を行うと、第1電極3上の誘電体5の上には、放電前
とは逆の符号の負電荷が蓄積する。
【0078】また、第1電極3と第2電極4との間で放
電が生じないように、両電極間の電位差が放電維持電圧
以下とし、さらに第2電極上の誘電体5の上の負電荷を
保持するために、第2電極4にも正の電圧Vp2が印加
される。このときVe2が印加されなければ、第1電極
3と第2電極4間で表示放電と同様な放電が生じ、第1
電極3と第2電極4上には異符号の電荷が蓄積し、誤動
作につながる。このようにして、第1電極3と第2電極
4の上の誘電体5には、共に負電荷が蓄積し、予備放電
が完了する。
【0079】以上のような、第1電極3と第3電極7と
の間で放電を行って、第1電極3上の誘電体5の符号を
反転させる場合は、実施例1または実施例2と同じであ
り、予備放電後と消去動作後の電荷分布の差異は極めて
小さく、安定動作が可能である。
【0080】また、消去動作において、第1、第2電極
上の誘電体5の上に正電荷が蓄積するように、設定して
いる場合は、第1電極3と第2電極4との間で放電を行
って、第1電極3上の誘電体5の上には正電荷、第2電
極4上の誘電体5の上には負電荷が蓄積させた後、上記
動作と逆に、第3電極7の電位Vp3を第1電極3と第
2電極4の電位Vp1および、Vp2よりも高く設定し
て放電を行う。このようにして、第1電極3と第2電極
4上の誘電体5に正の電荷が蓄積される。
【0081】また、上記実施例5において、第1電極3
と第2電極4との間で放電を行った後、第2電極4と第
3電極7との間で放電を行って、第2電極4上の誘電体
5の上の壁電荷の符号を反転させても良い。
【0082】この実施例5の駆動方法によれば、実施例
1または2の駆動方法による消去動作と組み合わせるこ
とにより、各サブフィールドの終了後、若しくは次のサ
ブフィールドの最初において、全セルの第1電極3と第
2電極4上の誘電体5上に同符号の電荷を蓄積している
状態を実現できる。
【0083】実施例6.また、実施例5においても、実
施例4に述べたように、自己消去が発生する場合があ
る。このような場合は、実施例4と同様に、図9に示す
ような駆動電圧を印加して、予備放電の前に、予備放電
とは逆極性の比較的高い電圧を印加して放電を行い、こ
の放電によって形成される壁電荷を利用して、続く予備
放電には、比較的低い電圧を印加して放電を行うことに
よって自己消去を回避できる。このような場合を実施例
6とする。
【0084】この実施例6の駆動方法によれば、予備放
電時の強放電にともなう自己消去による、壁電荷の消滅
を回避し、実施例1または2の駆動方法による消去動作
と組み合わせることにより、各サブフィールドの終了
後、若しくは次のサブフィールドの最初において、消去
動作終了後、全セルの第1電極3と第2電極4上の誘電
体5上に同符号の電荷を蓄積している状態を実現でき
る。
【0085】実施例7.また、実施例3から実施例5に
示すような駆動方法によって予備放電を行って、第1電
極3と第2電極4上の誘電体5の上に、同符号の電荷を
蓄積し、実施例1または実施例2に示すような消去動作
後によって、両電極上の誘電体5の上に同符号の電荷が
蓄積するような駆動を行うと、一つのサブフィールド終
了後、全てのセルの第1電極3と第2電極4上の誘電体
5の上に、同符号の電荷が蓄積していることになる。こ
の状態は、最初のサブフィールドにおける、予備放電後
の状態と同様であるので、次のサブフィールド、若しく
はそれ以降のサブフィールドでは、予備放電を必要とせ
ずに書き込み動作を行うことができる。請求項4記載の
このような発明の一実施例を実施例7とし、その駆動電
圧波形例を図9に、動作の模式図を図10に示す。
【0086】次に動作について説明する。ここでは、実
施例1に示した駆動方法に従う消去動作と、実施例5に
示した駆動方法に従う予備放電方法を用いた例を示す。
まず、実施例5と同様な駆動方法によって予備放電を行
うと、第1電極3と第2電極4の上の誘電体5には、共
に負電荷が蓄積し、予備放電が完了する。
【0087】次に書き込み動作として、第1電極3の1
番目、2番目……、n番目と線順次に書き込みパルスを
印加し、そのときに、選択セルに応じて第3電極7に第
1電極3の電位に対して正の電圧のデータパルスを印加
して放電を行い、セルを選択する。この放電は、印加電
圧による電界と、先の予備放電において形成された壁電
荷による電界が重畳するため、低い電圧で駆動すること
ができる。また、このとき第2電極4には正の電圧が印
加されている。このようにして書き込み放電が生じる
と、第1電極3上の誘電体5の上の壁電荷は符号を反転
して、正電荷が蓄積する。一方、第2電極上の負電荷
は、第2電極に正の電圧が印加されているため、誘電体
5上に保持されている。これで書き込み動作が終了す
る。このとき、第1電極3と第2電極4上の誘電体5の
上には異符号の電荷が蓄積しており、これは表示期間中
における表示放電後の状態と同様である。
【0088】このとき非選択のセルは、予備放電直後の
状態を保持しており、第1電極3と、第2電極4上の誘
電体5の上に、負電荷を蓄積している。こうしてセルを
選択した後、表示放電期間に入ると、第1電極3と、第
2電極4に交互に維持パルスが印加される。このとき選
択されたセルは、第1電極3上の誘電体5と、第2電極
4上の誘電体5の上には、逆極性の電荷が蓄積されてい
るため、印加電圧による電界と、電荷による電界が重畳
して放電が開始し、維持パルスが印加されている間、放
電を維持する。非選択のセルは、同極性の電荷が蓄積さ
れているため、放電は生じず、第1電極3と第2電極4
上の誘電体5の上の電荷を保持している。
【0089】図10の駆動例では、所定の表示期間が終
了した直後、選択セルにおいては、第1電極3上の誘電
体5の上には正電荷が、第2電極4上の誘電体5の上に
は、負電荷が蓄積している。この状態で、実施例1と同
様な駆動方法によって消去動作を行うと、第1電極3と
第2電極4上の誘電体5の上に共に負電荷が蓄積してい
る状態となる。一方、非選択のセルは、第1電極3と第
2電極4上の誘電体5の上に共に負電荷を蓄積している
ので、消去動作で第1電極3と第2電極4に第3電極の
電位に対して正の電圧が印加されても、壁電荷は第1電
極3と第2電極4側に引きつけられるだけで、放電は生
じない。したがって、全セルが同じ電荷分布となり、こ
の状態は、予備放電直後の状態と同様であるので、その
後の予備放電は必要なく、引き続いて、次の書き込み動
作を行うことができる。
【0090】以上のように、実施例7の駆動方法によれ
ば、従来の駆動方法のように、書き込み、消去の動作を
壁電荷の形成および消滅によって行うのではなく、予備
放電において、第1電極3および第2電極4それぞれの
上の誘電体5上にあらかじめ用意された壁電荷の符号を
制御して、一方の符号を反転させることをもって書き込
み動作とし、表示放電の後に、再び一方の符号を反転さ
せることをもって消去動作とする。このようにして、ま
ず最初のサブフィールドにおいて予備放電を行えば、次
のサブフィールド、若しくはそれ以降のサブフィールド
では予備放電を行わずに、書き込み、表示、消去の動作
を繰り返し行うことができる。
【0091】また、上記実施例7において、表示放電終
了後の電荷分布が、第1電極3上の誘電体5の上に負電
荷、第2電極4上の誘電体5の上に正電荷が蓄積してい
る場合には、実施例1に示した駆動方法と同様な方法
で、第1電極3と第2電極4上に共に負電荷が蓄積させ
ることができ、消去動作が達成できる。
【0092】また、この実施例7においては、予備放電
の方法として、実施例5に示した予備放電の方法を採用
しているが、実施例3や実施例4に示した駆動方法や、
実施例6に示した予備放電の方法を採用しても良い。
【0093】また、この実施例7では、書き込み放電や
表示放電において、第1電極3と第2電極4は正の電圧
パルスで駆動しているが、負の電圧パルスで駆動しても
良い。
【0094】また、この実施例7では、消去動作および
予備放電終了後、第1電極3と第2電極4上の誘電体の
上に、共に負電荷が蓄積しているが、正電荷を蓄積する
ようにして駆動することもできる。この場合の消去動作
も実施例1に示した駆動方法と同様に行うことができ、
予備放電においては、実施例3または、実施例5に示し
た駆動方法と同様に行うことができる。この場合、書き
込み動作において、第1電極3には、第3電極7よりも
高い電圧を印加して行うことになる。
【0095】この実施例7の駆動方法によれば、従来の
駆動方法のように書き込み、消去の動作を壁電荷の形成
および消滅によって行うのではなく、壁電荷の符号を制
御によって行うことで、従来の駆動方法よりも確実な動
作が可能であるとともに、サブフィールド毎に予備放電
を行う必要がなくなり、したがって、コントラスト比の
高い放電表示装置が可能となる。
【0096】実施例8.また、図10に示したように、
実施例7においては、書き込み動作期間と表示放電期
間、消去動作期間を分離して駆動しているが、表示放電
用の維持パルス列の中に、書き込みパルスと、消去パル
スを挿入する、通常の駆動も可能である。このような場
合の駆動電圧波形例を図12に示し、実施例8とする。
【0097】次に動作について説明する。まず、実施例
7と同様の予備放電によって、全セルの第1電極3、第
2電極4上の誘電体5の上に負電荷を蓄積する。予備放
電後、第1電極3と第2電極4に交互に維持パルスが印
加される。この時、第1、第2電極上の誘電体5の上に
同符号の電荷が蓄積しているので放電は生じない。続い
て、第1電極3に書き込みパルスが線順次に印加され、
選択すべきセルに応じて、第3電極にデータパルスが印
加されると、選択セルが放電し、第1電極3上には、符
号の反転した壁電荷が蓄積する。書き込み動作終了後、
選択セルにおいては、書き込み動作によって、第1電極
3上の誘電体5の上には正電荷が蓄積しており、第2電
極4上には負電荷が蓄積したままである。したがって、
引き続き維持パルスが印加されると、表示放電が開始
し、放電が維持される。
【0098】一方、非選択セルは第1、第2両電極上に
負電荷を蓄積したままの状態を保持している。所定の表
示放電期間の後、図12に示した例では、第1電極3上
の誘電体5の上に、負電荷が蓄積しており、第2電極4
上の誘電体5の上には正電荷が蓄積している。このよう
な状態で、実施例1と同様な消去動作を行うと、第1電
極3と第2電極4上の誘電体5の上に共に負電荷が蓄積
している状態となる。一方、非選択のセルは、消去動作
に際しても、電荷分布を変えないので、最初の予備放電
直後と同様な状態が再現できる。したがって、それ以降
のサブフィールドでは、予備放電を必要とせず、書き込
み動作、表示放電、消去動作を繰り返せば良い。
【0099】また、上記実施例8において、表示放電終
了後の電荷分布が、第1電極3上の誘電体5の上に正電
荷、第2電極4上の誘電体5の上に負電荷が蓄積してい
る場合には、実施例6と同様な駆動方法によって、第1
電極3と第2電極4上に共に負電荷が蓄積させることが
でき、消去動作が達成できる。
【0100】また、この実施例8においては、予備放電
の方法として、実施例5に示した予備放電の方法を採用
しているが、実施例3や4に示した駆動方法や、実施例
6に示した予備放電の方法を採用しても良い。
【0101】また、この実施例8では、書き込み放電や
表示放電において、第1電極3と第2電極4は正の電圧
パルスで駆動しているが、負の電圧パルスで駆動しても
良い。
【0102】また、この実施例8では、消去動作および
予備放電終了後、第1電極3と第2電極4上の誘電体の
上に、共に負電荷が蓄積しているが、正電荷を蓄積する
ようにして駆動することもできる。この場合の駆動方法
は実施例7と同様である。
【0103】この実施例8の駆動方法によれば、従来の
駆動方法のように書き込み、消去の動作を壁電荷の形成
および消滅によって行うのではなく、壁電荷の符号を制
御によって行うことで、従来の駆動方法よりも確実な動
作が可能であるとともに、サブフィールド毎に予備放電
を行う必要がなくなり、したがって、コントラスト比の
高い放電表示装置が可能となる。
【0104】実施例9.また、上記実施例7または8に
おいては、最初のサブフィールドにおいて予備放電を行
えば、次のサブフィールド、若しくはそれ以降のサブフ
ィールドでは、予備放電を必要としないが、長時間非選
択の状態が続くセルにおいて、誘電体5上の電荷が、漏
れ電流や、隣接セルから拡散してきた荷電粒子との再結
合等よって、しだいに失われていって、ついには壁電荷
不足による誤動作が生じることがある。このような現象
は、複数のサブフィールド、若しくは複数のフレームに
1回程度の割合で、実施例3から実施例6と同様な予備
放電を行うことによって回避できる。図13は、請求項
5記載のそのような発明の一実施例の駆動シーケンスを
示す。図において、SF1、SF2等は、各サブフィー
ルドを示す。この実施例では1フレームを6つのサブフ
ィールドに分割し、1フレームに1回予備放電を行って
いる。
【0105】この実施例9によれば、長時間非選択であ
ったセル内での、壁電荷の減少にともなう誤動作を防
ぎ、確実な動作を行うことができる。
【0106】実施例10.また、予備放電を複数のサブ
フィールド、若しくは複数のフレームに一度の割合で行
う場合、長時間選択されていないセルは、消去動作を施
した直後のセルに比べ、壁電荷が少なく、予備放電に
は、より高い電圧を必要とする。予備放電において、こ
のような高い電圧を印加して放電を行うと、消去直後
の、壁電荷の豊富なセルにおいては強放電となり、先に
述べた自己消去が発生する場合がある。この問題は、予
備放電を2段階の電圧パルスで駆動することによって解
決できる。このような場合を実施例10とし、図14に
そのような場合の駆動電圧波形を示す。図14に示すよ
うな電圧を印加すると、まず、前半の低い電圧が印加さ
れたときに、前のサブフィールドで選択されてからあま
り時間が経っていないため、壁電荷の豊富なセルが予備
放電を起こす。続いて高い電圧が印加されると、長時間
選択されていないために壁電荷が少なくなったセルが放
電する。このようにして、自己消去を回避することがで
きる。
【0107】また、実施例10において、図15に示す
ように電圧の異なる2つのパルスを印加して駆動しても
良い。
【0108】この実施例10によれば、壁電荷の多いセ
ルと、少ないセルとが混在する状態にあっても、自己消
去や、予備放電不足による、誤動作を防ぎ、確実な動作
を行うことができる。
【0109】実施例11.また、実施例7または8で
は、予備放電において、第1電極3と第2電極4上の誘
電体5の上に同符号の電荷が蓄積しているが、予備放電
において、全セルに書き込み動作を行って駆動すること
も可能である。請求項6記載のそのような発明の一実施
例の駆動電圧波形を図16に示す。まず、予備放電にお
いて、全セルに書き込み動作を行って、第1電極3と第
2電極4上の誘電体5の上に異符号の電荷を蓄積する。
この状態では全セルが維持パルスで放電可能である。次
にアドレス期間において、非表示セルを選択消去する。
このとき、実施例1または2の消去動作を行う。このア
ドレス動作によって、非表示セルの第1電極3および第
2電極4上の誘電体5の上には、同符号の電荷の正電荷
が蓄積し、表示セルでは異符号の電荷が蓄積している。
したがって、維持パルスが印加されると、表示セルのみ
が放電する。
【0110】所定の表示期間の後、表示セルにおいて
は、第1電極3上の誘電体5の上には負電荷、第2電極
4の誘電体5の上には正電荷が蓄積しており、非表示セ
ルにおいては、共に正電荷が蓄積している。この状態
で、図16に示すような電圧が、第1電極3および、第
2電極4、第3電極7に印加されると、非表示セルにお
いては、第1電極3と第3電極7間では、印加電圧によ
る電界と壁電荷による電荷とが重畳して、放電が開始
し、第1電極3上の誘電体5の上には負電荷を蓄積す
る。第2電極4と第3電極7との間では、放電は生じ
ず、正電荷を保持している。一方、表示セルにおいて
は、第1電極上には負電荷、第2電極上には正電荷が堆
積しているので、印加される電界は、壁電荷を誘電体5
上に引き付ける方向に働くことになり放電は生じない。
【0111】このようにして、全セルの第1電極3およ
び第2電極4上の誘電体5上には異符号の電荷が蓄積し
ている状態となり、これは、予備放電後の状態と同様で
ある。したがって、次のサブィールドでは予備放電が必
要なく、アドレス動作を行うことができる。
【0112】また、この実施例11では、以上に述べた
ようにアドレス動作時と、サブフィールドの最後に非表
示セルが放電し、表示期間では表示セルが放電するの
で、1つのサブフィールド内で、全セルが一度は放電す
ることになる。したがって、上記実施例9や10で述べ
たような長時間非選択であったことによる、壁電荷の減
少がきわめて起こりににくく、最初のサブフィールド以
降の予備放電の必要性が一層低くなる。
【0113】また、上記実施例において、非表示のセル
の第1電極3および第2電極4上の誘電体5の上には、
正電荷が蓄積しているが、負電荷を蓄積させても良い。
この場合、アドレス時において、第1電極3の電位を第
3電極7の電位より高くして駆動する。
【0114】また、上記実施例において、予備放電にお
ける全面書き込みを実施例4または実施例6と同様に2
段階として行い、自己消去による壁電荷の消滅を防ぐよ
うに駆動しているが、全面書き込みを一度だけ行うよう
にしても良い。
【0115】この実施例11の駆動方法によれば、従来
の駆動方法のように書き込み、消去の動作を壁電荷の形
式および消滅によって行うのではなく、壁電荷の符号を
制御によって行うことで、従来の駆動方法よりも確実な
動作が可能であるとともに、サブフィールド毎に予備放
電を行う必要がなくなり、したがって、コントラスト比
の高い放電表示装置が可能となる。
【0116】実施例12.また、図1に示すような放電
表示装置では、カラー表示の場合は、通常第3電極7上
に蛍光体8を配設するが、このような構造の放電表示装
置に、実施例1から実施例7のような駆動方法を採用す
ると、1回のサブフィールドに1回若しくは2回程度、
蛍光体8がイオンの衝撃を被ることになり、放電表示装
置の寿命が短くなる場合がある。請求項7記載の発明
は、このような課題を解決するためになされたものであ
り、そのような発明の一実施例の断面図を図17に示
す。図17において、第1基板1上に、第1電極3と第
2電極4が互いに平行に配設されている。
【0117】この実施例では、第1電極3と第2電極4
はITO等からなる透明電極であり、それぞれに沿っ
て、電極の抵抗値低減のため、金属のバス電極3A、4
Aが設けられている。また、第1電極3と第2電極4は
金属電極でも良い。前記第1電極3と第2電極4、およ
びそれぞれのバス電極3A、4Aは誘電体5で被覆され
ている。誘電体5の上には、さらに保護膜として、Mg
O層6が設けられている。第1基板1と対向して配設さ
れた、第2基板2上には第3電極7の放電電極部7Bが
第1電極3のバス電極3Aに対向する位置に、配設され
ている。図には示していないが、第3電極7のバス電極
7Aは、第1電極3および第2電極4と交差する方向に
配設されている。さらに第2基板2上には蛍光体8が形
成されている。
【0118】図17では第3電極の放電電極部7Bは、
放電空間に露出しているが、誘電体5や蛍光体8によっ
て被覆されていても良い。この場合、第3電極の放電電
極部7Bは、ITO等の透明電極で形成されていても良
い。第1基板1と第2基板2とは、図に示していない隔
壁9によって一定の間隔を保って封着され、第1基板1
と第2基板2との間の空間には、Ne−Xeや、He−
Xe等の混合ガスが封入されている。
【0119】図17のような放電表示装置では、実施例
5や、実施例6に示すような予備放電が適している。駆
動方法は、実施例7または、実施例8と同様である。ま
た、実施例11のように駆動することもできる。ここで
は、実施例7に示した駆動をおこなった場合について説
明する。図18に動作の模式図を示す。まず、第1電極
3と第2電極4との間で放電を起こし、第1電極3上の
誘電体5の上には正電荷、第2電極4上の誘電体5の上
には負電荷が蓄積する。続いて、第1電極3と第3電極
7との間で放電を起こすと、第1電極3上の誘電体5の
上には、負電荷が蓄積し、第1電極3と第2電極4の上
の誘電体5には、共に負電荷が蓄積し、第3電極7には
イオンが飛来するが、蛍光体8を避けて第3電極7を配
設しているので、蛍光体8の損傷はない。このようにし
て予備放電が完了する。
【0120】実施例7と同様な駆動によって、書き込み
動作と所定の表示期間が終わると、消去期間になる。選
択セルにおいては、第1電極3上の誘電体5の上には正
電荷が、第2電極4上の誘電体5の上には、負電荷が蓄
積している。実施例1と同様の電圧設定を第1電極3、
第2電極4および第3電極7に施して、第1電極3と第
3電極7との間で放電を行うと、再び第3電極7にイオ
ンが飛来するが、先に述べたように、蛍光体8の損傷は
ない。このようにして、蛍光体8にイオン衝撃による損
傷を与えることなく、予備放電直後の状態と同様の電荷
分布を達成でき、次のサブフィールド、若しくはそれ以
降のサブフィールドでは予備放電は必要なく、引き続い
て、次の書き込み動作に入ることができる。
【0121】また、第3電極7は第1電極3のバス電極
3Aに対向する位置に配設されているため、第3電極7
上に蛍光体8を配設しなくても、ほとんど表示輝度に影
響はない。また、放電表示装置の寿命にも影響を与えな
い。
【0122】この実施例12の放電表示装置によれば、
表示輝度に影響を与えずに、蛍光体のイオン衝撃による
寿命劣化を防止できる構造で、しかも確実な動作が可能
であり、サブフィールド毎に予備放電を行う必要がなく
なって、高コントラストな放電表示装置が可能となる。
【0123】実施例13.また、実施例12において
は、第3電極7のバス電極7Aを、放電に影響を与えな
いように配設する必要がある。図19は請求項8記載の
発明の一実施例の斜視図である。図19において、第1
基板1上に、第1電極3と第2電極4が互いに平行に配
設されている。この実施例では、第1電極3と第2電極
4はITO等からなる透明電極であり、それぞれに沿っ
て、電極の抵抗値低減のため、金属のバス電極3A、4
Aが設けられている。また、第1電極3および第2電極
4は金属電極でも良い。前記第1電極3と第2電極4、
およびそれぞれバス電極3A、4Aは誘電体5で被覆さ
れている。誘電体5の上には、さらに保護膜として、M
gO層6が設けられている。第1基板1と対向して配設
された、第2基板2上には第3電極7の放電電極部7B
が第1電極3のバス電極3Aに対向する位置に、配設さ
れている。第3電極7のバス電極7Aは、第1電極3お
よび第2電極4と交差する方向に配設されている。
【0124】第3電極用バス電極の上には隔壁9が形成
されている。さらに第2基板2上には蛍光体8が形成さ
れている。図18では第3電極の放電電極部7Bは、放
電空間に露出しているが、誘電体5や蛍光体8によって
被覆されていても良い。この場合、第3電極の放電電極
部7BはITO等の透明電極で形成されていても良い。
第1基板1と第2基板2とは、隔壁9によって一定の間
隔を保って保持され、第1基板1と第2基板2との間の
空間には、Ne−Xeや、He−Xe等の混合ガスが封
入されている。
【0125】この実施例13の放電表示装置によれば、
第3電極7のバス電極7Aを隔壁9の下に配設している
ため、放電空間にバス電極の影響を与えず、確実な動作
が可能になる。
【0126】実施例14.また、上記実施例1から実施
例13に示した放電表示装置においては、表示放電を行
う第1電極3および第2電極4を同一基板上に配設して
いるが、第1電極3を第1基板1上に配設し、第2電極
4を第2基板2上に配設することも可能である。このよ
うに表示放電用の第1電極3および第2電極4を、それ
ぞれ第1基板と第2基板に配設する構造は、第1電極3
と第2電極4間の静電容量が小さいので、無効電力も小
さく、高精細化も容易な構造である。さらに、第1電極
3と第2電極4を同一基板上に配設する構造では、両電
極の近接する部分での電界集中が大きく、両電極上の誘
電体5はMgO層6がイオン衝撃等による損傷を受け、
放電表示装置の寿命に影響を及ぼす場合があったが、第
1電極3と第2電極4とを別基板上に配設する構造であ
れば、そのような問題はない。
【0127】また、この構造は、モノクロの放電表示装
置においては主流の構造であった。しかし、モノクロの
放電表示装置は、封入ガスがNe−Ar混合ガスである
ので、放電電圧が低く、書き込み動作や、消去動作が安
定に行われていたが、カラー表示の場合、封入ガスがN
e−Xeまたは、He−Xe混合ガスで、Xeの混合比
が数%以上と高いために放電電圧が高く、書き込みミス
や、消去ミスが生じ易くなっている。
【0128】請求項9記載の放電表示装置は、そのよう
な課題を解決するためになされたもので、そのような発
明の一実施例の断面図を図20に示す。図20では、第
1セルおよび第2セルの2つのセルを示している。図2
0において、第1基板1上には第1電極3が配設され、
第1電極3を誘電体5が被覆している。第1電極3を被
覆している誘電体5の上には第3電極7が第1電極3と
交差する方向に配設されている。誘電体5の上には、さ
らに保護膜として、MgO層6が設けられている。第1
基板1と対向して配設された、第2基板2上には、第2
電極4が第1電極3と交差する方向に配設され、第2電
極4を誘電体5が被覆している。5の誘電体の上には、
さらに保護膜として、MgO層6が設けられている。
【0129】また、図20においては、第3電極7は放
電空間に露出しているが、誘電体5や、蛍光体8で被覆
されていても良い。また、誘電体5や、蛍光体8で被覆
する場合は、第3電極7をITO等の透明電極で形成し
ても良いし、さらに第3電極用バス電極7Aを設けても
良い。また、第2基板2上には蛍光体8が形成されてい
る。第1基板1と第2基板2とは、図に示していない隔
壁9によって一定の間隔を保って封着され、第1基板1
と第2基板2との間の空間には、Ne−Xeや、He−
Xe等の混合ガスが封入されている。
【0130】次に動作について説明する。このような放
電表示装置においては、従来の駆動方法も可能である
が、実施例7または実施例8または実施例11に示すよ
うな駆動も可能である。ここでは、実施例7において、
図10に示した駆動方法を用いて説明する。まず、第1
電極3と第2電極4との間で放電を起こし、第1電極3
上の誘電体5の上には正電荷、第2電極4上の誘電体5
の上には負電荷が蓄積する。続いて、第1電極3と第3
電極7との間で放電を起こすと、第1電極3上の誘電体
5の上には、負電荷が蓄積し、第1電極3と第2電極4
の上の誘電体5には、共に負電荷が蓄積して、予備放電
が終了する。
【0131】実施例7と同様な駆動によって、書き込み
動作と所定の表示期間が終わると、消去期間になる。選
択セルにおいては、第1電極3上の誘電体5の上には正
電荷が、第2電極4上の誘電体5の上には、負電荷が蓄
積している。実施例1と同様の電圧設定を第1電極3、
第2電極4および第3電極7に施して、第1電極3と第
3電極7との間で放電を行うと、予備放電直後の状態と
同様の電荷分布を達成でき、次のサブフィールド、若し
くはそれ以降のサブフィールドでは予備放電は必要な
く、引き続いて、次の書き込み動作に入ることができ
る。
【0132】また、この実施例14においては、予備放
電の方法として、実施例5に示した予備放電の方法を採
用しているが、実施例3や4に示した駆動方法や、実施
例6に示した予備放電の方法を採用しても良い。
【0133】この実施例14の放電表示装置によれば、
第1電極3と第2電極4との間の静電容量が小さく、ま
た、高精細化が容易な構造で、またイオン衝撃等による
誘電体5やMgO層6の損傷もなく、さらに書き込み、
消去の動作において、壁電荷の符号を制御することで、
従来の駆動方法よりも確実な動作が可能であるととも
に、サブフィールド毎に予備放電を行う必要がなくな
り、したがって、コントラスト比の高い放電表示装置が
可能となる。
【0134】実施例15.また、実施例14において、
第3電極7を第1基板1上に、第1基板1上に形成され
ている第1電極3と交差する方向に配設しているが、第
2基板2上に、第2基板2上に配設されている第2電極
4と平行に配設しても良い。請求項10記載のそのよう
な発明の一実施例の断面図を図21に示す。図21にお
いては、第3電極7は放電空間に露出しているが、誘電
体5や、蛍光体8で被覆されていても良い。また、誘電
体5や、蛍光体8で被覆する場合は、第3電極7をIT
O等の透明電極で形成しても良いし、さらに第3電極用
バス電極7Aを設けても良い。この実施例に示すような
放電表示装置では、従来の駆動方法も可能であるが、実
施例7または実施例8に示すような駆動方法も可能であ
る。このような構造にすることによって、第1電極3と
第3電極7と間の静電容量が小さくなるので、書き込み
速度の高速化が可能になる。
【0135】この実施例15の放電表示装置によれば、
第1電極3と第2電極4との間と、第1電極3と第3電
極7との間の静電容量が小さく、また、高精細化が容易
な構造で、またイオン衝撃等による誘電体5やMgO層
6の損傷もなく、さらに書き込み、消去の動作におい
て、壁電荷の符号を制御することで、従来の駆動方法よ
りも確実な動作が可能であるとともに、サブフィールド
毎に予備放電を行う必要がなくなり、したがって、コン
トラスト比の高い放電表示装置が可能となる。
【0136】実施例16.また、実施例15において、
図22(a),(b)に示すような構造も可能である。
請求項10記載のこのような場合を実施例16とする。
図22(a)は第1電極3の構造を示しており、第1電
極3に突起部を設けて、第1電極の放電電極部3Bと
し、第1電極3の放電電極部3B以外の部分を第3電極
用バス電極3Aとする。図22(b)はこのような発明
の一実施例による放電表示装置の断面図を示し、第1基
板1上に第1電極3が配設され、第1電極用バス電極3
A上に隔壁9を設ける。この実施例に示すような放電表
示装置では、従来の駆動方法も可能であるが、実施例7
または実施例8または実施例11に示すような駆動方法
も可能である。このような構成にすることによって、第
1基板上に蛍光体8を形成できる領域が拡大するので、
高輝度化が可能になる。
【0137】この実施例16の放電表示装置によれば、
第1電極3と第2電極4との間と、第1電極3と第3電
極7との間の静電容量が小さく、また、高精細化、高輝
度化が容易な構造で、またイオン衝撃等による誘電体5
やMgO層6の損傷もなく、さらに書き込み、消去の動
作において、壁電荷の符号を制御することで、従来の駆
動方法よりも確実な動作が可能であるとともに、サブフ
ィールド毎に予備放電を行う必要がなくなり、したがっ
て、コントラスト比の高い放電表示装置が可能となる。
【0138】実施例17.また、実施例16において、
図23に示すような構造も可能である。請求項12記載
のこのような場合を実施例17とする。図23におい
て、第1基板1上に第1電極3の放電電極部3Bおよび
第1電極用バス電極3Aが配設され、第1電極の放電電
極部3Bは誘電体5で被覆されている。5の誘電体の上
には、さらに保護膜として、MgO層6が設けられてい
る。第1基板1と対向する第2基板2上には、第2電極
4が第1電極用バス電極3Aと交差する方向に配設さ
れ、第2電極4を誘電体5が被覆している。5の誘電体
の上には、さらに保護膜として、MgO層6が設けられ
ている。
【0139】また、第3電極7が第2基板2上に第2電
極4と平行に配設されている。第1電極の放電電極部3
BはITO等の透明電極で形成され、第2電極2と対向
する位置から偏位した位置に配設されている。第1電極
用バス電極3A上に隔壁9が設けられている。第1基板
1上で、第2電極4と対向する位置には、蛍光体8が設
けられ、同様に第2基板2上で、第1電極の放電電極部
3Bと対向する位置にも蛍光体8が設けられている。第
1基板1と第2基板2とは、隔壁9によって一定の間隔
を保って封着され、第1基板1と第2基板2との間の空
間には、Ne−Xeや、He−Xe等の混合ガスが封入
されている。この実施例に示すような放電表示装置で
は、従来の駆動方法も可能であるが、実施例7または実
施例8または実施例11に示すような駆動方法も可能で
ある。
【0140】以上のような構成の放電表示装置において
は、第1電極の放電電極部3Bと第2電極4のそれぞれ
が対向する位置に蛍光体8が設けられているので、観測
者からみて、セル内で発光していない領域がなく、ま
た、結果的に放電体積も大きくなるので、輝度が向上す
る。
【0141】この実施例17の放電表示装置によれば、
第1電極3と第2電極4、および、第1電極3と第3電
極7との間の静電容量が小さく、また、高精細化が容易
な構造で、さらに高輝度であり、またイオン衝撃等によ
る誘電体5やMgO層6の損傷もなく、さらに確実な書
き込みおよび消去動作が可能であるとともに、サブフィ
ールド毎に予備放電を行う必要がなくなり、したがっ
て、コントラスト比の高い放電表示装置が可能となる。
【0142】実施例18.また、図24は請求項13記
載の発明の一実施例の断面図である。図24において、
第1基板1上には第3電極7が配設され、第3電極7を
誘電体5が被覆している。第3電極7を被覆している誘
電体5の上には第1電極3が第3電極7と交差する方向
に配設されている。第1電極3は誘電体5で被覆されて
いる。5の誘電体の上には、さらに保護膜として、Mg
O層6が設けられている。第1基板1と対向して配設さ
れた、第2基板2上には、第2電極4が第1電極3と対
向する位置に、第1電極3と平行に配設され、第2電極
4を誘電体5が被覆している。誘電体5の上には、さら
に保護膜として、MgO層6が設けられている。
【0143】また、図24においては、第3電極7上に
第1電極3を配設しているが、第3電極7上に第2電極
4を配設して、第1電極3を第2基板上に配設しても良
い。さらに、図24においては、第3電極7は誘電体5
で被覆されているが、第1電極3の直下部分を除いて
は、放電空間に露出していても良いし、誘電体5の代わ
りに蛍光体8で被覆しても良い。さらに、第2基板2上
には蛍光体8が形成されている。第1基板1と第2基板
2とは、図に示していない隔壁9によって一定の間隔を
保って封着され、第1基板1と第2基板2との間の空間
には、Ne−Xeや、He−Xe等の混合ガスが封入さ
れている。この実施例に示すような放電表示装置では、
従来の駆動方法も可能であるが、実施例7または実施例
8または実施例11に示すような駆動方法も可能であ
る。
【0144】この実施例18の放電表示装置によれば、
第1電極3と第2電極4との間の静電容量が小さく、ま
た、高精細化が容易な構造で、またイオン衝撃等による
誘電体5やMgO層6の損傷もなく、さらに従来の駆動
方法よりも確実な書き込みおよび消去動作が可能である
とともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要がな
くなり、したがって、コントラスト比の高い放電表示装
置が可能となる。
【0145】実施例19.また、実施例18において、
図25に示すように、第1電極3を第2電極4と対向す
る位置から偏位した位置に配設し、第1電極3と第2電
極4がそれぞれ対向する位置には蛍光体8を配置するこ
とによって、放電体積が大きくなり、輝度が向上する。
請求項14記載のこのような場合を実施例19とする。
また、観測者は、第2基板側から見ることとし、第2電
極4をITO等の透明電極とすることによって、観測者
から見て、蛍光体8が形成していない領域がなくなり、
セル内でが発光していない領域がなく、輝度が向上す
る。
【0146】また、第2電極4をITO等の透明電極で
形成した場合、抵抗値低減のため、第2電極用バス電極
4Aを設けても良い。
【0147】この実施例19の放電表示装置によれば、
第1電極3と第2電極4との間の静電容量が小さく、ま
た、高精細化が容易な構造で、さらに高輝度であり、ま
たイオン衝撃等による誘電体5やMgO層6の損傷もな
く、さらに確実な書き込みおよび消去動作が可能である
とともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要がな
くなり、したがって、コントラスト比の高い放電表示装
置が可能となる。
【0148】実施例20.また、上記実施例14から1
9において、第1電極3と第2電極4近傍の蛍光体8に
イオンが飛来して、蛍光体8に損傷を与える場合があ
る。請求項15はこのような課題を解決するためになさ
れたもので、図26はそのような発明の一実施例の断面
図を示す。図26において、第1電極3と第2電極4の
それぞれの基板側に、土手10が設けられている。この
土手10の厚みは隣接する蛍光体8の厚みより厚い方が
望ましい。また、土手10は第1基板と第2基板のどち
らか一方のみに設けられていても良い。
【0149】この実施例20の放電表示装置によれば、
第1電極3と第2電極4との間の静電容量が小さく、ま
た、高精細化が容易な構造で、蛍光体8の損傷もなく、
またイオン衝撃等による誘電体5やMgO層6の損傷も
なく、さらに確実な書き込みおよび消去動作が可能であ
るとともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要が
なくなり、したがって、コントラスト比の高い放電表示
装置が可能となる。
【0150】実施例21.また、上記実施例20におい
て、土手10が第1電極3または第2電極4の基板側に
設けられているが、土手10を設ける代わりに、蛍光体
8を形成する領域の基板面を、例えば、サンドブラスト
法等によって削り、第1電極3や第2電極4を配設する
基板面より、低くしても良い。請求項16記載のそのよ
うな発明の一実施例の断面図を図27に示す。図27に
おいて、サンドブラスト法などによって低くなった基板
上に蛍光体8が設けられている。
【0151】この実施例21の放電表示装置によれば、
第1電極3と第2電極4との間の静電容量が小さく、ま
た、高精細化が容易な構造で、蛍光体8の損傷もなく、
またイオン衝撃等による誘電体5やMgO層6の損傷も
なく、さらに確実な書き込みおよび消去動作が可能であ
るとともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要が
なくなり、したがって、コントラスト比の高い放電表示
装置が可能となる。
【0152】実施例22.また、放電表示装置の隣接す
る2つのセルにおいて、表示放電を行う第1電極3と第
2電極4を、セルとセルとの境界を挟んで、第1電極3
と第2電極4とを配設する場合と、第1電極3と第1電
極3、第2電極4と第2電極4とを配設する場合があ
る。前者の場合、隣合うセルの境界を挟んで第1電極3
と第2電極4が配設されているため、隣接するセルの電
極間隔が狭くなると、隣のセルの電極との放電が生じ、
誤動作となる。したがって、前者の場合、セルとセルと
の間隔には限界がある。後者の場合、隣接する第2電極
4を共通のバス電極に接続することができるため、放電
体積を広く取ることができ、高精細化にも前者より有利
である。
【0153】ところで、放電空間で生成された、イオン
や電子は印加電界に引かれて、壁電荷を形成するが、そ
の際、既に蓄積している同符号の電荷に反発して、誘電
体5の表面上に広がろうとする傾向を持つ。特に、電子
はイオンに比べ、拡散し易いので、その傾向が強い。し
たがって、隣合う第2電極を共通のバス電極で接続する
と、一方のセルが選択されて、放電しており、もう一方
が非選択で放電していない場合、放電しているセルの第
2電極上の誘電体5上に蓄積しようとするイオン、若し
くは電子が広がり、非選択のセルの第2電極4上の誘電
体5の表面に到達、蓄積し、ついには非選択セルが放電
するなど、誤動作の原因となる。また、両者が選択され
ている場合でも、各セルの放電開始時間のばらつきがあ
るため、先に放電したセルからの電荷が、まだ放電して
いないセルの電荷を打ち消し、放電を停止させる場合も
ある。
【0154】請求項17記載の発明は、そのような課題
を解決するためになされたものであり、図28はそのよ
うな発明の一実施例の放電表示装置の、第1基板1側の
断面図である。図28において、第1基板1上に第1電
極3および第2電極4が配設され、その上を誘電体5が
被覆している。さらにその上を保護膜として、MgO層
6が形成されている。第1電極3および第2電極4はI
TO等の透明電極で形成され、両電極それぞれに抵抗値
低減のため、金属のバス電極3A、4Aが設けられてい
る。また、隣合うセルの第2電極4は共通のバス電極4
Aで接続され、前記共通のバス電極は、放電空間に露出
している。図14に示した放電表示装置のように第2電
極4のバス電極4Aを放電空間に露出させると、隣のセ
ルに広がろうとする電子やイオンは、露出部で回収さ
れ、隣のセルの第2電極4上の誘電体5の上に蓄積する
ことはない。
【0155】この実施例22の放電表示装置によれば、
放電体積を大きく取れ、高精細化にも有利な第1電極3
および第2電極4の配置で、隣のセルから飛来した荷電
粒子が、誘電体5上に蓄積することによって生ずる誤動
作のない、放電表示装置が可能である。
【0156】実施例23.また、図29は請求項18記
載の放電表示装置の断面図である。図29において、第
1基板1上に第1電極3と第2電極4が互いに平行に配
設されており、前記第1電極3と第2電極4を誘電体5
で被覆している。誘電体5の上にさらに保護膜として、
MgO層6が設けられている。第1基板1と対向して配
設された、第2基板2上には第3電極7が第1電極3、
および第2電極4と交差する方向に配設されており、第
3電極7を蛍光体8が被覆している。また、第1基板1
上の第1電極3および第2電極4上の誘電体5の上に
は、全面放電用電極11が配設されている。第1基板1
と第2基板2とは、図に示していない隔壁9によって一
定の間隔を保って保持され、第1基板1と第2基板2と
の間の空間には、Ne−Xeや、He−Xe等の混合ガ
スが封入されている。
【0157】このような構造の放電表示装置において、
書き込み動作に先だって、予備放電として、第1電極
3、第2電極4、第3電極7の少なくとも一つと、全面
放電用電極11との間で全面放電を行い、全セルにあら
かじめ電荷を供給することによって、書き込み動作を、
低電圧で、確実に行うことができる。
【0158】実施例24.また、実施例24において、
全面放電用電極11を誘電体5で被覆しても良い。請求
項19記載のそのような発明の一実施例を図30に示
す。
【0159】このような構造の放電表示装置において、
書き込み動作に先だって、予備放電として、第1電極
3、第2電極4、第3電極7の少なくとも一つと、全面
放電用電極11との間で全面放電を行い、全セルにあら
かじめ電荷を供給することによって、書き込み動作を、
低電圧で、確実に行うことができる。
【0160】実施例25.また、実施例23または実施
例24において、全面放電用電極11を、第2基板上に
配設することもできる。請求項20記載のそのような発
明の一実施例を図31に示す。図31において、第1基
板1上に、第1電極3と第2電極4が互いに平行に配設
されており、前記第1電極3と第2電極4を誘電体5で
被覆している。5の誘電体の上にさらに保護膜として、
MgO層6が設けられている。第1基板1と対向して配
設された、第2基板2上には第3電極7が第1電極3、
および第2電極4と交差する方向に配設されており、第
3電極7を誘電体5が被覆している。また、第3電極7
上の誘電体5の上には、全面放電用電極11が隣接する
セルとセルとの間に配設されており、全面放電用電極1
1が配設されていない、誘電体5上には蛍光体8が形成
されている。
【0161】また、図31では、全面放電用電極11は
放電空間に露出しているが、実施例24のように誘電体
5で被覆されていても良い。また、第3電極7上の誘電
体5は、第3電極7と全面放電用電極11との間にのみ
形成されていても良く、それ以外の部分では、第3電極
7は放電空間に露出していても良いし、蛍光体8で被覆
されていても良い。第1基板1と第2基板2とは、図に
示していない隔壁9によって一定の間隔を保って保持さ
れ、第1基板1と第2基板2との間の空間には、Ne−
Xeや、He−Xe等の混合ガスが封入されている。
【0162】このような構造の放電表示装置において、
書き込み動作に先だって、予備放電として、第1電極
3、第2電極4、第3電極7の少なくとも一つと、全面
放電用電極11との間で全面放電を行い、全セルにあら
かじめ電荷を供給することによって、書き込み動作を、
低電圧で、確実に行うことができる。
【0163】実施例26.また、上記実施例25におい
て、図32に示すように、第1基板上のセルとセルとの
間にブラックマトリクス等の遮光層12を設けることに
よって、予備放電の光を遮ることができ、動作が確実
で、コントラスト比の高い、放電表示装置が可能とな
る。
【0164】実施例27.また、上記実施例23から2
5において、全面放電用電極11を、第1基板上の第1
電極3および第2電極4のバス電極3A、4Aに対向す
る位置に配設することもできる。請求項21記載のこの
ような発明の一実施例の斜視図を図33に示す。図33
では、全面放電用電極11は放電空間に露出している
が、実施例23のように誘電体5で被覆されていても良
い。また、第3電極7上の誘電体5は、第3電極7と全
面放電用電極11との間にのみ形成されていても良く、
それ以外の部分では、第3電極7は放電空間に露出して
いても良いし、蛍光体8で被覆されていても良い。
【0165】このような構造にすることによって、上記
実施例26のように遮光層12を設けなくとも、予備放
電の発光を第1電極3および第2電極4のバス電極3
A、4Aによって遮ることができる。
【0166】この実施例27によれば、書き込み動作に
先だって、予備放電を行い、全セルにあらかじめ電荷を
供給することによって、書き込み動作を、低電圧で、確
実に行うことができ、さらに予備放電による発光を、第
1電極3および第2電極4のバス電極3A、4Aによっ
て遮ることができるので、コントラスト比の高い放電表
示装置が可能になる。
【0167】実施例28.また、上記実施例23から実
施例27に示す放電表示装置の駆動に際して、予備放電
によって、第1電極3および第2電極上の誘電体5上に
負電荷、第3電極上の蛍光体8上に正電荷を蓄積するよ
うに駆動することができる。請求項22記載のそのよう
な放電表示装置の駆動方法の一実施例を駆動電圧波形を
図34に示す。
【0168】図34に示すように、全面放電用電極に第
1電極3の電位Vap1および第2電極の電位Vap2
に対して負の電圧VapAを印加すると、第1電極3お
よび第2電極4と、全面放電電極11との間で全面放電
が生じ、全面放電電極11に正電荷が飛来し、第1電極
3および第2電極4には負電荷が飛来する。このとき第
3電極7の電位を、第1電極3と第2電極4の電位Va
p1およびVap2と、全面放電用電極11の電位Va
pAとの中間の電位の適切な値にすることにより、全面
放電によって生じた正電荷の一部を第3電極7上の蛍光
体8の上に蓄積させることができる。このとき第3電極
7上の蛍光体8に飛来する正電荷は、全面放電電極11
に飛来する正電荷ほど加速されず、蛍光体8に与える損
傷はほとんどない。このようにして、第1電極3および
第2電極上の誘電体5上に負電荷、第3電極上の蛍光体
8上に正電荷を蓄積させることができる。
【0169】この実施例28によれば、全面放電用電極
11を用いて、予備放電において蛍光体8にほとんど損
傷を与えずに、第1電極3および第2電極上の誘電体5
上に負電荷、第3電極上の蛍光体8上に正電荷を蓄積さ
せることができ、低い電圧で確実な書き込み動作が可能
になる。
【0170】実施例29.また、上記実施例23から実
施例27に示す放電表示装置の駆動に際して、図35に
示すように駆動することもできる。請求項23記載のそ
のような発明を実施例29とする。このような駆動を行
う場合、全面放電用電極11は誘電体5で被覆されてい
る方が良い。この場合の動作の模式図を図36に示す。
ここでは、実施例25に示した放電表示装置について説
明するが、実施例23または実施例24または実施例2
6または実施例27に示した放電表示装置にも適用可能
である。
【0171】まず、全面放電用電極11に第1電極3の
電位Vap1、第2電極4の電位Vap2および第3電
極7の電位Vap3に対して負の電圧VapAを印加す
ると、第1電極3、第2電極4および第3電極7と、全
面放電用電極11との間で全面放電が生じ、全面放電用
電極11に正電荷が飛来し、第1電極3、第2電極4お
よび第3電極7には負電荷が飛来し、第1電極3、第2
電極4および第3電極7には負電荷が飛来し、第1電極
3と第2電極4上の誘電体5の上に負負荷、第3電極7
上の蛍光体8の上に負電荷、全面放電用電極11上の誘
電体5の上には正電荷が蓄積している。この全面放電
は、自己消去放電が生じるように、高い電圧を印加する
強放電として行う。
【0172】したがって、このとき図35に示すよう
に、第1電極3、第2電極4に正の電圧を印加した状態
で、全面放電用電極11の電位を第3電極7の電位に対
して正の電位VaAとすると、自己消去放電に伴う弱い
放電が生じ、第3電極7上の蛍光体8の上に正電荷、全
面放電用電極11上の誘電体5上に負電荷が蓄積する。
この自己消去放電に伴う放電は極めて弱いので、蛍光体
8上正電荷を蓄積する際、蛍光体8ほとんど損傷を受け
ない。このようにして、第1電極3および第2電極上の
誘電体5上に負電荷、第3電極上の蛍光体8上に正電荷
を蓄積させることができる。
【0173】以上のような予備放電方法によって、第3
電極7上の蛍光体8の上に正電荷、第1電極3と第2電
極4上の誘電体5の上には負電荷を蓄積させることがで
き、この状態で書き込み動作として、第3電極に第1電
極に対して正の電圧を印加すると、低い電圧で確実な書
き込み動作を行うことができる。
【0174】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
誘電体で被覆されている第1電極と第2電極に、第1電
極と第2電極の少なくとも一方と、交差する方向に設け
られた第3電極の電位に対して、共に正または負となる
同極性の電圧を印加することによって消去動作を行うよ
うに構成したので、第1電極および第2電極上の誘電体
上の壁電荷の符号を制御して、同符号の電荷を蓄積する
ことにより、書き込み、消去等の動作が確実で、コント
ラスト比の高い放電表示装置を得ることができる効果が
ある。
【0175】請求項2の発明によれば、表示を行う前に
予備放電として、第1電極と第2電極に、第3電極の電
位に対して、共に正または負となる電圧を印加し、第1
電極および第2電極と、前記第3電極との間で放電を行
うように構成したので、サブフィールド終了後、全セル
が同様な電荷分布となり、書き込みミスや誤放電を防止
して、コントラスト比の高い放電表示装置を得ることが
できる効果がある。
【0176】請求項3の発明によれば、表示を行う前に
予備放電として、第1電極と第2電極との間で放電を行
い、引き続き第1電極と第2電極の何れか一方と、第3
電極との間で放電を行うように構成したので、全セルの
第1電極と第2電極上の誘電体上に同符号の電荷を蓄積
している状態を実現でき、書き込みミスや誤放電を防止
して、コントラスト比の高い放電表示装置を得ることが
できる効果がある。
【0177】請求項4の発明によれば、最初のサブフィ
ールドにおいては、予備放電を行い、次のサブフィール
ド、若しくはそれ以降のサブフィールドでは予備放電を
行わないように構成したので、最初のサブフィールドに
おいて予備放電を行えば、次のサブフィールド、若しく
はそれ以降のサブフィールドでは予備放電を行わずに、
書き込み、表示、消去の動作を繰り返し行うことがで
き、書き込み、消去等の動作が確実で、コントラスト比
の高い放電表示装置を得ることができる効果がある。
【0178】請求項5の発明によれば、予備放電を複数
のサブフィールドに一度行うように構成したので、長時
間非選択の状態が続くセルであっても、壁電荷不足によ
る誤動作を防止することができ、書き込み、消去等の動
作が確実で、コントラスト比の高い放電表示装置を得る
ことができる効果がある。
【0179】請求項6の発明によれば、予備放電とし
て、全セルに書き込み動作を行い、非表示セルを選択消
去するとともに、表示放電の後に、第2電極と第3電極
に、第1電極の電位に対して、共に正または負となる電
圧を印加するとともに、第1電極と第3電極との間に印
加される電圧のパルス幅を1μs以上として、非表示セ
ルにおいて、前記第1電極と第3電極との間で放電を行
うように構成したので、1つのサブフィールド内で、全
セルが一度は放電することになり、長時間非選択であっ
たことによる壁電荷の減少がきわめて起こりににくくな
って、最初のサブフィールド以降の予備放電の必要性を
一層低くすることができる効果がある。
【0180】請求項7の発明によれば、それに対向して
配設された第2基板と、第1基板上に配設された誘電体
で被覆されている第1電極および第2電極と、第2基板
上に配設された第3電極とを備え、第1電極と第2電極
との間で表示放電を行うとともに、第3電極に、放電電
極部となる突起部を設け、第3電極の放電電極部以外の
部分を第3電極用バス電極とするとともに、第3電極の
放電電極部を第1電極のみと対向する位置に配設するよ
うに構成したので、表示輝度に影響を与えずに、蛍光体
のイオン衝撃による寿命劣化を防止できるとともに確実
な動作が可能になり、サブフィールド毎に予備放電を行
う必要がなくなって高コントラストな放電表示装置を得
ることができる効果がある。
【0181】請求項8の発明によれば、第3電極用バス
電極を第1電極または第2電極と交差する方向に配設
し、第3電極用バス電極上に隔壁を配設するように構成
したので、放電空間にバス電極の影響を与えず、確実な
書き込み、消去等の動作が行える効果がある。
【0182】請求項9の発明によれば、第1電極を第1
基板上に配設し、第2電極を第2基板上に第1電極と交
差する方向に配設するとともに、第3電極を第1基板ま
たは第2基板に配設される第1電極または第2電極と交
差する方向に配設するように構成したので、第1電極と
第2電極との間の静電容量が小さくなるとともに、高精
細化が容易な構造となり、またイオン衝撃等による誘電
体等の損傷もなく、さらに書き込み、消去の動作におい
て、壁電荷の符号を制御することで、確実な動作が可能
であるとともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必
要がなくなり、コントラスト比の高い放電表示装置をう
ることができる効果がある。
【0183】請求項10の発明によれば、誘電体で被覆
されている第1電極および第2電極と、第1電極と第2
電極の少なくとも一方と、交差する方向に設けられた第
3電極とを各セルに備え、第1電極と第2電極との間で
表示放電を行うとともに、第1電極を第1基板上に配設
し、第2電極を第2基板上に前記第1電極と交差する方
向に配設するとともに、第3電極を第1基板または第2
基板に配設される第1電極または第2電極と平行に配設
するように構成したので、第1電極と第2電極との間
と、第1電極と第3電極との間の静電容量が小さくなる
とともに、高精細化が容易な構造となり、またイオン衝
撃等による誘電体等の損傷もなく、さらに書き込み、消
去の動作において、壁電荷の符号を制御することで、確
実な動作が可能であるとともに、サブフィールド毎に予
備放電を行う必要がなくなり、コントラスト比の高い放
電表示装置を得ることができる効果がある。
【0184】請求項11の発明によれば、第1電極を第
1基板上に配設し、第2電極を第2基板上に第1電極と
交差する方向に配設し、第3電極を第2基板上に第2電
極と平行に配設するとともに、第1電極に突起部を設け
て第1電極の放電電極部とし、前記第1電極の放電電極
部以外は、第1電極用バス電極とし、第1電極用バス電
極の上に隔壁を設けるように構成したので、第1電極と
第2電極との間と、第1電極と第3電極との間の静電容
量が小さくなるとともに、高精細化が容易な構造とな
り、またイオン衝撃等による誘電体等の損傷もなく、さ
らに書き込み、消去の動作において、壁電荷の符号を制
御することで、確実な動作が可能であるとともに、サブ
フィールド毎に予備放電を行う必要がなくなり、コント
ラスト比の高い放電表示装置を得ることができる効果が
ある。
【0185】請求項12の発明によれば、第1電極を第
1基板上に配設し、第2電極を第2基板上に第1電極と
交差する方向に配設し、第3電極を第2基板上に第2電
極と平行に配設し、第1電極に突起部を設けて第1電極
の放電電極部とするとともに、第1電極の突起部を第2
基板上の第2電極と対向する位置から偏位した位置に配
設し、第2基板上において、第1電極の放電電極部と対
向する位置に蛍光体を設け、第1基板上において、第2
電極と対向する位置に蛍光体を設けるように構成したの
で、第1電極と第2電極、および、第1電極と第3電極
との間の静電容量が小さくなるとともに、高精細化が容
易な構造となり、またイオン衝撃等による誘電体等の損
傷もなく、さらに書き込み、消去の動作において、壁電
荷の符号を制御することで、確実な動作が可能であると
ともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要がなく
なり、コントラスト比の高い放電表示装置を得ることが
できる効果がある。
【0186】請求項13の発明によれば、誘電体で被覆
されている第1電極および第2電極と、第1電極と第2
電極の少なくとも一方と、交差する方向に設けられた第
3電極とを各セルに備え、第1電極と第2電極との間で
表示放電を行うとともに、第1電極を第1基板上に配設
し、第2電極を第2基板上に第1電極と平行に配設する
とともに、第3電極を第1基板または第2基板に配設さ
れる第1電極または第2電極と交差する方向に配設する
ように構成したので、第1電極と第2電極との間の静電
容量が小さくなるとともに、高精細化が容易な構造とな
り、またイオン衝撃等による誘電体等の損傷もなく、さ
らに書き込み、消去の動作において、壁電荷の符号を制
御することで、確実な動作が可能であるとともに、サブ
フィールド毎に予備放電を行う必要がなくなり、コント
ラスト比の高い放電表示装置を得ることができる効果が
ある。
【0187】請求項14の発明によれば、第1電極を第
1基板上に配設し、第2電極を第2基板上に第1電極と
平行に配設し、第3電極を第1基板または第2基板に配
設される第1電極または第2電極と交差する方向に配設
するとともに、第1電極を第2基板上の第2電極と対向
する位置から偏位した位置に配設し、第2基板上におい
て、第1電極と対向する位置に蛍光体を設け、第1基板
上において、第2電極と対向する位置に蛍光体を設ける
ように構成したので、第1電極と第2電極との間の静電
容量が小さくなるとともに、高精細化が容易な構造とな
り、またイオン衝撃等による誘電体等の損傷もなく、さ
らに書き込み、消去の動作において、壁電荷の符号を制
御することで、確実な動作が可能であるとともに、サブ
フィールド毎に予備放電を行う必要がなくなり、コント
ラスト比の高い放電表示装置を得ることができる効果が
ある。
【0188】請求項15の発明によれば、第1基板と第
2基板の少なくとも一方に土手を設け、土手上に第1電
極または第2電極を配設するように構成したので、第1
電極と第2電極との間の静電容量が小さくなるととも
に、高精細化が容易な構造となり、またイオン衝撃等に
よる誘電体等の損傷もなく、さらに書き込み、消去の動
作において、壁電荷の符号を制御することで、確実な動
作が可能であるとともに、サブフィールド毎に予備放電
を行う必要がなくなり、コントラスト比の高い放電表示
装置を得ることができる効果がある。
【0189】請求項16の発明によれば、第1基板と第
2基板の少なくとも一方の、第1電極または第2電極を
配設する領域の基板面を、蛍光体を形成する領域の基板
面よりも高くするように構成したので、第1電極と第2
電極との間の静電容量が小さくなるとともに、高精細化
が容易な構造となり、またイオン衝撃等による誘電体等
の損傷もなく、さらに書き込み、消去の動作において、
壁電荷の符号を制御することで、確実な動作が可能であ
るとともに、サブフィールド毎に予備放電を行う必要が
なくなり、コントラスト比の高い放電表示装置が可能と
なる。コントラスト比が高く確実な書き込み、消去等の
動作が行える効果がある。
【0190】請求項17の発明によれば、隣接するセル
の第2電極を共通のバス電極で接続し、前記第2電極用
バス電極を放電空間に露出させるように構成したので、
放電体積を大きく取れ、高精細化にも有利な第1電極お
よび第2電極の配置で、隣のセルから飛来した荷電粒子
が、誘電体上に蓄積することによって生ずる誤動作を防
ぎ、確実な動作が可能になる効果がある。
【0191】請求項18の発明によれば、誘電体で被覆
されている第1電極および第2電極と、第1電極と第2
電極の少なくとも一方と、交差する方向に設けられた第
3電極とを各セルに備え、第1電極、第2電極間で、表
示放電を行うとともに、予備放電において、画面全面を
発光させるための全面放電用電極を配設し、書き込み動
作に先だって、予備放電として、第1電極、第2電極、
第3電極の少なくとも一つと、全面放電用電極との間で
全面放電を行うように構成したので、全セルにあらかじ
め電荷を供給することによって、書き込み動作を、低電
圧で、確実に行うことができる効果がある。
【0192】請求項19の発明によれば、全面放電用電
極を誘電体で被覆し、書き込み動作に先だって、予備放
電として、第1電極、第2電極、第3電極の少なくとも
一つと、全面放電用電極との間で全面放電を行うように
構成したので、全セルにあらかじめ電荷を供給すること
によって、書き込み動作を、低電圧で、確実に行うこと
ができる効果がある。
【0193】請求項20の発明によれば、第1電極およ
び第2電極を第1基板上に配設し、全面放電用電極を第
2基板上に配設し、書き込み動作に先だって、予備放電
として、第1電極、第2電極、第3電極の少なくとも一
つと、全面放電用電極との間で全面放電を行うように構
成したので、全セルにあらかじめ電荷を供給することに
よって、書き込み動作を、低電圧で、確実に行うことが
できる効果がある。
【0194】請求項21の発明によれば、第1基板と、
第1基板に対向して配設された第2基板と、第1基板上
に配設された誘電体で被覆されている第1電極および第
2電極と、第2基板上に配設された第3電極とを備え、
第1基板上の第1電極と第2電極それぞれに配設され
た、バス電極に対向する位置に全面放電用電極を配設
し、書き込み動作に先だって、予備放電を行うように構
成したので、全セルにあらかじめ電荷を供給することに
よって、書き込み動作を、低電圧で、確実に行うことが
でき、さらに予備放電による発光を、第1電極および第
2電極のバス電極によって遮ることによりコントラスト
比の高い放電表示装置をうることができる効果がある。
【0195】請求項22の発明によれば、予備放電にお
いて全面放電を行う際に、第3電極の電位を、全面放電
用電極と、前記第1電極および第2電極の電位との中間
電位とするように構成したので、全面放電用電極を用い
て、予備放電において蛍光体にほとんど損傷を与えず
に、第1電極および第2電極上の誘電体上に負電荷、第
3電極上の蛍光体上に正電荷を蓄積させることができる
ようになり、低い電圧で確実な書き込み動作が可能にな
る効果がある。
【0196】請求項23の発明によれば、予備放電にお
いて放電を行う際に、第1電極および第2電極および第
3電極の電位を、全面放電電極の電位に対して、いずれ
も正または負として放電を行い、続いて、第3電極と全
面放電用電極間の電位の極性を反転させるように構成し
たので、全面放電用電極を用いて、予備放電において蛍
光体にほとんど損傷を与えずに、第1電極および第2電
極上の誘電体上に負電荷、第3電極上の蛍光体上に正電
荷を蓄積させることができ、低い電圧で確実な書き込み
動作が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明の実施例1による放電表示装
置の動作の模式図である。
【図2】 請求項1の発明の実施例1による放電表示装
置の駆動電圧波形図である。
【図3】 請求項1の発明の実施例2による放電表示装
置の動作の模式図である。
【図4】 請求項2の発明の実施例3による放電表示装
置の動作の模式図である。
【図5】 請求項2の発明の実施例3による放電表示装
置の駆動電圧波形図である。
【図6】 請求項2の発明の実施例4による放電表示装
置の駆動電圧波形図である。
【図7】 請求項3の発明の実施例5による放電表示装
置の駆動電圧波形図である。
【図8】 請求項3の発明の実施例5による放電表示装
置の動作の模式図である。
【図9】 請求項3の発明の実施例6による放電表示装
置の駆動電圧波形図である。
【図10】 請求項4の発明の実施例7による放電表示
装置の駆動電圧波形図である。
【図11】 請求項4の発明の実施例7による放電表示
装置の動作の模式図である。
【図12】 請求項4の発明の実施例8による放電表示
装置の駆動電圧波形図である。
【図13】 請求項5の発明の実施例9による放電表示
装置の駆動シーケンスを示す図である。
【図14】 請求項5の発明の実施例10による放電表
示装置の駆動電圧波形図である。
【図15】 請求項5の発明の実施例10による放電表
示装置の駆動電圧波形図である。
【図16】 請求項6の発明の実施例11による放電表
示装置の駆動電圧波形図である。
【図17】 請求項7の発明の実施例12による放電表
示装置の断面図である。
【図18】 請求項7の発明の実施例12による放電表
示装置の模式図である。
【図19】 請求項8の発明の実施例13による放電表
示装置の斜視図である。
【図20】 請求項9の発明の実施例14による放電表
示装置の断面図である。
【図21】 請求項10の発明の実施例15による放電
表示装置の断面図である。
【図22】 請求項11の発明の実施例16による放電
表示装置の第1電極の構造図、および放電表示装置の断
面図である。
【図23】 請求項12の発明の実施例17による放電
表示装置の斜視図である。
【図24】 請求項13の発明の実施例18による放電
表示装置の断面図である。
【図25】 請求項14の発明の実施例19による放電
表示装置の断面図である。
【図26】 請求項15の発明の実施例20による放電
表示装置の断面図である。
【図27】 請求項16の発明の実施例21による放電
表示装置の断面図である。
【図28】 請求項17の発明の実施例22による放電
表示装置の第1基板の断面図である。
【図29】 請求項18の発明の実施例23による放電
表示装置の断面図である。
【図30】 請求項19の発明の実施例24による放電
表示装置の断面図である。
【図31】 請求項20の発明の実施例25による放電
表示装置の断面図である。
【図32】 請求項20の発明の実施例26による放電
表示装置の断面図である。
【図33】 請求項21の発明の実施例27による放電
表示装置の断面図である。
【図34】 請求項22の発明の実施例28による放電
表示装置の駆動電圧波形図である。
【図35】 請求項23の発明の実施例29による放電
表示装置の駆動電圧波形図である。
【図36】 請求項23の発明の実施例29による放電
表示装置の模式図である。
【図37】 従来の放電表示装置の斜視図である。
【図38】 従来の放電表示装置の駆動電圧波形図であ
る。
【図39】 従来の放電表示装置の駆動電圧波形図であ
る。
【図40】 従来の放電表示装置の駆動シーケンスを示
す図である。
【図41】 従来の放電表示装置の断面図である。
【符号の説明】
1 第1基板、2 第2基板、3 第1電極、3A 第
1電極用バス電極、3B 第1電極の放電電極部、4
第2電極、4A 第2電極用バス電極、5 誘電体、7
第3電極、7A 第3電極用バス電極、7B 第3電
極の放電電極部、8 蛍光体、9 隔壁、10 土手、
11 全面放電用電極。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体で被覆されている第1電極および
    第2電極と、前記第1電極と第2電極の少なくとも一方
    と交差する方向に設けられた第3電極とを各セルに備
    え、前記第1電極と第2電極との間で表示放電を行う放
    電表示装置の駆動方法において、前記第1電極と第2電
    極に、前記第3電極の電位に対して、共に正または負と
    なる同極性の電圧を印加することによって消去動作を行
    うことを特徴とする放電表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 表示を行う前に予備放電として、前記第
    1電極と第2電極に、前記第3電極の電位に対して、共
    に正または負となる電圧を印加し、前記第1電極および
    第2電極と、前記第3電極との間で放電を行うことを特
    徴とする請求項1記載の放電表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 表示を行う前に予備放電として、前記第
    1電極と第2電極との間で放電を行い、引き続き第1電
    極と第2電極の何れか一方と、前記第3電極との間で放
    電を行うことを特徴とする請求項1記載の放電表示装置
    の駆動方法。
  4. 【請求項4】 最初のサブフィールドにおいては、予備
    放電を行い、次のサブフィールド、若しくはそれ以降の
    サブフィールドでは予備放電を行わないことを特徴とす
    る請求項1から請求項3のうち何れか1項記載の放電表
    示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 前記予備放電を複数のサブフィールドに
    一度行うことを特徴とする請求項1から請求項4のうち
    何れか1項記載の放電表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 予備放電として、全セルに書き込み動作
    を行い、非表示セルを選択消去するとともに、表示放電
    の後に、前記第2電極と第3電極に、前記第1電極の電
    位に対して、共に正または負となる電圧を印加するとと
    もに、前記第1電極と第3電極との間に印加される電圧
    のパルス幅を1μs以上として、非表示セルにおいて、
    前記第1電極と第3電極との間で放電を行うことを特徴
    とする請求項1、請求項4または請求項5のうち何れか
    1項記載の放電表示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 誘電体で被覆されている第1電極および
    第2電極と、前記第1電極と第2電極の少なくとも一方
    と交差する方向に設けられた第3電極とを各セルに備
    え、前記第1電極と第2電極との間で表示放電を行う放
    電表示装置において、前記第3電極に突起部を設けて前
    記第3電極の放電電極部とし、前記第3電極の放電電極
    部以外の部分を第3電極用バス電極とするとともに、前
    記第3電極の放電電極部を前記第1電極のみと対向する
    位置に配設したことを特徴とする放電表示装置。
  8. 【請求項8】 前記第3電極用バス電極を第1電極また
    は第2電極と交差する方向に配設し、前記第3電極用バ
    ス電極上に隔壁を配設したことを特徴とする請求項7記
    載の放電表示装置。
  9. 【請求項9】 誘電体で被覆されている第1電極および
    第2電極と、前記第1電極と第2電極の少なくとも一方
    と交差する方向に設けられた第3電極とを各セルに備
    え、前記第1電極と第2電極との間で表示放電を行う放
    電表示装置において、前記第1電極を第1基板上に配設
    し、前記第2電極を第2基板上に前記第1電極と交差す
    る方向に配設するとともに、前記第3電極を第1電極ま
    たは第2電極と交差する方向に、前記第1基板または第
    2基板上に配設したことを特徴とする放電表示装置。
  10. 【請求項10】 誘電体で被覆されている第1電極およ
    び第2電極と、前記第1電極と第2電極の少なくとも一
    方と交差する方向に設けられた第3電極とを各セルに備
    え、前記第1電極と第2電極との間で表示放電を行う放
    電表示装置において、前記第1電極を第1基板上に配設
    し、第2電極を第2基板上に前記第1電極と交差する方
    向に配設するとともに、前記第3電極を第1電極または
    第2電極と平行する方向に、前記第1基板または第2基
    板上に配設したことを特徴とする放電表示装置。
  11. 【請求項11】 前記第1電極を第1基板上に配設し、
    第2電極を第2基板上に前記第1電極と交差する方向に
    配設し、前記第3電極を前記第2基板上に第2電極と平
    行に配設するとともに、前記第1電極に突起部を設けて
    第1電極の放電電極部とし、前記第1電極の放電電極部
    以外は、第1電極用バス電極とし、前記第1電極用バス
    電極の上に隔壁を設けたことを特徴とする請求項10記
    載の放電表示装置。
  12. 【請求項12】 前記第1電極を第1基板上に配設し、
    第2電極を第2基板上に前記第1電極と交差する方向に
    配設し、前記第3電極を前記第2基板上に第2電極と平
    行に配設し、前記第1電極に突起部を設けて第1電極の
    放電電極部とするとともに、前記第1電極の突起部を前
    記第2基板上の第2電極と対向する位置から偏位した位
    置に配設し、前記第2基板上において、前記第1電極の
    放電電極部と対向する位置に蛍光体を設け、前記第1基
    板上において、前記第2電極と対向する位置に蛍光体を
    設けたことを特徴とする請求項10または請求項11記
    載の放電表示装置。
  13. 【請求項13】 誘電体で被覆されている第1電極およ
    び第2電極と、前記第1電極と第2電極の少なくとも一
    方と、交差する方向に設けられた第3電極とを各セルに
    備え、前記第1電極と第2電極との間で表示放電を行う
    放電表示装置において、前記第1電極を第1基板上に配
    設し、第2電極を第2基板上に前記第1電極と平行に配
    設するとともに、前記第3電極を前記第1基板または第
    2基板に配設される第1電極または第2電極と交差する
    方向に配設したことを特徴とする放電表示装置。
  14. 【請求項14】 前記第1電極を第1基板上に配設し、
    第2電極を第2基板上に前記第1電極と平行に配設し、
    前記第3電極を前記第1基板または第2基板に配設され
    る第1電極または第2電極と交差する方向に配設すると
    ともに、前記第1電極を前記第2基板上の第2電極と対
    向する位置から偏位した位置に配設し、前記第2基板上
    において、前記第1電極と対向する位置に蛍光体を設
    け、前記第1基板上において、第2電極と対向する位置
    に蛍光体を設けたことを特徴とする請求項13記載の放
    電表示装置。
  15. 【請求項15】 前記第1基板と第2基板の少なくとも
    一方に土手を設け、前記土手上に第1電極または第2電
    極を配設したことを特徴とする請求項9から請求項14
    のうち何れか1項記載の放電表示装置。
  16. 【請求項16】 前記第1基板と第2基板の少なくとも
    一方の、第1電極または第2電極を配設する領域の基板
    面を、蛍光体を形成する領域の基板面よりも高くしたこ
    とを特徴とする請求項9から請求項14のうち何れか1
    項記載の放電表示装置。
  17. 【請求項17】 誘電体で被覆されている第1電極およ
    び第2電極と、前記第1電極と第2電極の少なくとも一
    方と、交差する方向に設けられた第3電極とを各セルに
    備え、前記第1電極と第2電極との間で表示放電を行う
    放電表示装置において、隣接するセルの第2電極を共通
    の第2電極用バス電極で接続し、前記第2電極用バス電
    極を放電空間に露出させたことを特徴とする放電表示装
    置。
  18. 【請求項18】 誘電体で被覆されている第1電極およ
    び第2電極と、前記第1電極と第2電極の少なくとも一
    方と、交差する方向に設けられた第3電極とを各セルに
    備え、前記第1電極と第2電極間で表示放電を行う放電
    表示装置において、予備放電において、画面全面を発光
    させるための全面放電用電極を配設したことを特徴とす
    る放電表示装置。
  19. 【請求項19】 前記全面放電用電極を誘電体で被覆し
    たことを特徴とする請求項18記載の放電表示装置。
  20. 【請求項20】 前記第1電極および第2電極を第1基
    板上に配設し、全面放電用電極を第2基板上に配設した
    ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の
    放電表示装置。
  21. 【請求項21】 前記第1基板上の第1電極と第2電極
    それぞれに配設された、バス電極に対向する位置に、全
    面放電用電極を配設したことを特徴とする請求項17か
    ら請求項19のうち何れか1項記載の放電表示装置。
  22. 【請求項22】 予備放電において全面放電を行う際
    に、第3電極の電位を、前記全面放電用電極と、前記第
    1電極および第2電極の電位との中間電位としたことを
    特徴とする請求項18から請求項21のうち何れか1項
    記載の放電表示装置。
  23. 【請求項23】 予備放電において放電を行う際に、第
    1電極および第2電極および第3電極の電位を、全面放
    電電極の電位に対して、いずれも正または負として放電
    を行い、続いて、第3電極と全面放電用電極間の電位の
    極性を反転させることを特徴とする請求項18から請求
    項21のうち何れか1項記載の放電表示装置。
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