JPH07295733A - 手書きストローク編集装置 - Google Patents

手書きストローク編集装置

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JPH07295733A
JPH07295733A JP9269694A JP9269694A JPH07295733A JP H07295733 A JPH07295733 A JP H07295733A JP 9269694 A JP9269694 A JP 9269694A JP 9269694 A JP9269694 A JP 9269694A JP H07295733 A JPH07295733 A JP H07295733A
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Yasuhiro Sakurai
康浩 櫻井
Osamu Kamo
理 加茂
Yuka Inoue
由香 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者が文字のグループを意識することなく
文字単位で編集することができる、手書きストローク編
集装置を提供することを目的とする。 【構成】 使用者により受け付けられた選択範囲によっ
て、グループ管理手段3に記憶されている文字グループ
について、その内の一つについて文字グループの全体が
選択されているか一部が選択されているかが編集対象選
択手段6によって判定される。文字グループの一部が選
択されている各文字グループにおいて、前記選択範囲に
属するストロークを新たに一文字として再構成するの
は、再構成手段6、7によって行われる。全体が選択さ
れている文字グループに対しての編集又は再構成手段
6、7で再構成された文字グループの文字グループ単位
での編集は、グループ単位編集手段9によって行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タブレット装置によっ
て入力された筆跡の情報をストローク情報として編集す
る手書きストローク編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、タブレット装置を用いて筆跡の情
報をコンピュータに入力し、処理するシステムが登場し
てきている。このシステムの一つとして、筆跡の情報を
点列データの集合であるストロークデータとして扱うも
のが注目を浴びている。例えばそのシステムは、情報処
理学会論文誌1991年 Vol.32 No.8「ス
トロークエディタと直接指示・操作方式」において守屋
らにより報告されたものがある。このシステムでは、罫
線のひかれた画面上にペン型入力装置で文章を書き込
み、ワープロのように文字単位、行単位で編集処理を行
なうものである。
【0003】この種のシステムにおいては文字単位、行
単位で編集を行うためストロークデータが正確に文字単
位や行単位にグループ化されている必要がある。それ
は、使用者の意図する編集を保証するためである。例え
ば、横書きで書かれた行を、縦書きに書かれた行に変更
する場合などに、正確に文字単位、行単位にグループ化
されていれば、文字の位置を変えることにより実現でき
ることになる。
【0004】そしてストロークデータを文字グループや
行グループへグループ化する方法に関しては、電子情報
通信学会論文誌'90/10 Vol.J73-D-II No.10「運筆デー
タからの字の切り出し」や、電子情報通信学会論文誌'9
0/7 Vol.J73-D-II No.7 「運筆データからの行の切り出
し」において記されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、完全に誤りのない文字単位や行単位のグルー
プ化は不可能であるため、グループ化された結果に対し
て「削除」等の文字単位の編集を行なうと、使用者の意
図と異なるストロークデータが編集されてしまうことが
あるという問題があった。例えば、手書きストローク編
集装置が切り出した一文字である文字グループが「あ
い」と実際の一文字と異なり誤ってグループ化されてい
たとする。この場合に、使用者が「あ」のみを削除しよ
うとして、この文字グループを指定して「削除」等の操
作を行った場合に、「あい」が削除されるということに
なる。
【0006】一方、完全に誤りのない文字単位や行単位
のグループ化を試みるために、入力する画面上に枡目を
設け、その枡目上に手書き文字を入力すると、完全に誤
りの無いグループ化を行うことができる。しかし任意の
大きさの文字などに対応することができず、手書きで文
字をメモ書きのように書くという自由性が損なわれてし
まう。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、使用者が文字
のグループを意識することなく文字単位で編集すること
ができる、手書きストローク編集装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明における請求項1では、手書きストローク編
集装置が一文字として検切したストロークを文字グルー
プとして記憶し、管理するグループ管理手段と、管理さ
れている文字単位に分割されたストロークを表示する表
示手段と、編集対象として選択する範囲の入力を受け付
ける受付手段と、選択範囲によって、グループ管理手段
に記憶されているすべての文字グループの内どの文字グ
ループが選択されているかを検知し、さらにその文字グ
ループの全体が選択されているか一部が選択されている
かを判定する編集対象選択手段と、文字グループの一部
が選択されていると判定された各文字グループにおい
て、選択範囲に属するストロークを新たに一文字グルー
プとして再構成する文字再構成手段と、文字再構成手段
で再構成された文字グループが複数ある場合これを統合
して一つの文字グループとすべきか否かを判定する統合
可否判定手段と、統合可否判定手段が統合すべきと判定
した二つ以上の再構成文字グループを統合し一つの文字
グループとする統合手段と、編集対象選択手段によって
全体が選択されていると判定された文字グループに対し
てはその文字グループ単位での編集を行い、編集対象選
択手段によって文字グループの一部が選択されていると
判定された場合で統合手段によって一つの文字グループ
に統合された場合はその文字グループ単位で編集を行
い、また統合手段によって一つの文字グループに統合さ
れなかった場合はその再構成された文字グループ単位で
編集を行うグループ単位編集手段とを備えたことを特徴
とする。 請求項2では、前記グループ管理手段は、さ
らに文字グループに外接する矩形である文字グループボ
ックスをその文字グループと関連付けて記憶し、前記編
集対象選択手段は、前記選択範囲と文字グループボック
スとの重なる面積が、文字グループボックスに対して所
定の割合を越えている場合には当該文字グループの全体
を選択していると判定し、所定の割合以下で重なりがあ
る場合は、一部が選択されていると判定することを特徴
とする。
【0009】請求項3では、前記文字再構成手段は、文
字グループに属する各ストロークに外接する矩形である
ストロークボックスを生成し、選択範囲とストロークボ
ックスの重なる面積がストロークボックスの面積に対し
て所定の割合を越えているとき、選択範囲に属するスト
ロークと判断する判断部を備えることを特徴とする。請
求項4では、前記グループ管理手段は、さらに行を構成
するひとまとまりの文字グループに関してグループ分け
されたものを行グループとして記憶し、前記統合可否判
定手段は、統合した場合の文字グループが同一行グルー
プ内の他の文字グループと比較して大きくなり過ぎてい
ないかどうかを判定する判定部と、大きくなり過ぎてい
ないときのみ、統合すべきであると判定する統合可否判
定部とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項5では、前記グループ管理手段は、
さらに行を構成するひとまとまりの文字グループに関し
てグループ分けされたものを行グループとして記憶し、
手書きストローク編集装置はさらに、前記文字再構成手
段および前記統合手段により再構成された文字グループ
の大きさと、同一行グループ内の選択されていない他の
文字グループの大きさとを比較し、その比較結果により
他の文字グループが一文字のグループとして大き過ぎる
場合は、当該行グループ内のストロークを再構成された
文字グループの大きさに基づいて検切する行内ストロー
ク再分割手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、請求項1では、グループ管
理手段に管理されている一文字として検切された文字単
位に分割されたストロークは、表示手段によって表示さ
れる。選択範囲は、使用者から受け付け手段によって受
け付けられる。前記選択範囲によって、グループ管理手
段に記憶されているすべての文字グループの内どの文字
グループが選択されているかは編集対象選択手段によっ
て検知され、さらにその文字グループの全体が選択され
ているか一部が選択されているかも編集対象選択手段に
よって判定される。文字グループの一部が選択されてい
ると判定された各文字グループにおいて、選択範囲に属
するストロークは文字再構成手段によって新たに一文字
グループとして再構成される。文字再構成手段で再構成
された文字グループが複数ある場合これを統合して一つ
の文字グループとすべきか否かは統合可否判定手段によ
って判定される。統合可否判定手段が統合すべきと判定
した二つ以上の再構成文字グループは、統合手段によっ
て統合され一つの文字グループとされる。編集対象選択
手段によって全体が選択されていると判定された文字グ
ループに対してはグループ単位編集手段は、その文字グ
ループ単位での編集を行い、編集対象選択手段によって
文字グループの一部が選択されていると判定された場合
で統合手段によって一つの文字グループに統合された場
合はグループ単位編集手段は、その文字グループ単位で
編集を行い、また統合手段によって一つの文字グループ
に統合されなかった場合はグループ単位編集手段は、そ
の再構成された文字グループ単位で編集を行う。
【0012】請求項2では、文字グループに外接する矩
形である文字グループボックスは、その文字グループと
関連付けてグループ管理手段によって記憶される。前記
選択範囲と文字グループボックスとの重なる面積が、文
字グループボックスに対して所定の割合を越えている場
合には当該文字グループの全体を選択していると編集選
択手段により判定され、所定の割合以下で重なりがある
場合には、一部が選択されていると編集選択手段により
判定される。
【0013】請求項3では、文字グループに属する各ス
トロークに外接する矩形であるストロークボックスは、
判断部により生成され、選択範囲とストロークボックス
の重なる面積がストロークボックスの面積に対して所定
の割合を越えているとき、前記選択範囲に属するストロ
ークと判断部により判断される。請求項4では、行を構
成するひとまとまりの文字グループに関してグループ分
けされたものは、行グループとしてさらにグループ管理
手段によって記憶される。前記文字再構成手段で再構成
された複数の文字グループを統合した場合の文字グルー
プが同一行グループ内の他の文字グループと比較して大
きくなり過ぎていないかどうかは、判定部によって判定
される。大きくなり過ぎていないときのみ、統合すべき
であると統合可否判定部によって判定される。
【0014】請求項5では、行を構成するひとまとまり
の文字グループに関してグループ分けされたものは、行
グループとしてさらに前記グループ管理手段によって記
憶される。前記文字再構成手段および前記統合手段によ
り再構成された文字の大きさと、同一行グループ内の選
択されていない他の文字グループとが行内ストローク再
分割手段によって比較され、その比較結果により他の文
字グループが一文字のグループとして大き過ぎる場合
に、当該行グループ内のストロークは、再構成された文
字の大きさに基づいて行内ストローク再分割手段によっ
て検切される。
【0015】
【実施例】図1は本実施例における手書きストローク編
集装置の構成を示す図である。同図に示すように、手書
きストローク編集装置は、タブレット装置1、グループ
分割装置2、グループ管理装置3、ジェスチャー認識装
置4、編集範囲指示装置5、編集対象選択装置6、選択
時文字グループ再構成装置7、行内ストローク再分割装
置8、グループ単位編集装置9、表示装置10から構成
されている。
【0016】タブレット装置1は、専用ペンを介して操
作者からの手書きデータ及び編集操作指示を受け付け
る。ここで、手書きデータとは、入力しようとしている
手書きの文字であり、編集操作指示とは、「削除」など
の編集操作を意味する手書きによる指示である。以上の
2種類の受付を可能とするために、手書きデータを入力
する手書きデータ入力モードと、編集操作指示モードの
二つのモードに切り換え可能である。この手書き入力デ
ータモードのとき、手書きデータを受け付け、それをペ
ンがタブレットに触れている間の座標点を示す座標情報
と、入力順を示す時間情報等を含む点列データとしてグ
ループ分割装置2に出力する。一方編集操作モードのと
き、編集操作指示を受け付けそれを手書き入力データモ
ードのときと同様に、点列データとして、ジェスチャー
認識装置4に出力する。この二つのモードの切り替え
は、ペンに設けられたサイドスイッチやその他のスイッ
チ手段で実現される。
【0017】グループ分割装置2は、タブレット装置1
から点列データを受け取り、一筆動作に対応するストロ
ーク単位毎の点列データをストローク情報として一時記
憶する。そして、入力モードが変化した時にあるいは使
用者より指示があった時に、ストローク情報として管理
している情報を、文字単位、行単位にグループ分けす
る。ここでいうグループとは、文字を構成するひとまと
まりのストロークに関してグループ分けしたものを文字
グループ、行を構成するひとまとまりの文字グループに
関してグループ分けしたものを行グループとする。ま
た、グループ分割装置2は、文字グループを構成するス
トロークを内包する最小の矩形を文字グループボックス
として求める。また、行グループを構成する文字グルー
プを内包する最小の矩形を行グループボックスとして求
める。これら文字グループボックス及び行グループボッ
クスをボックスと呼ぶ。これらのグループやボックスを
表す情報はグループ情報と呼ぶ。またさらにグループ分
割装置2は、グループ管理装置3へストローク情報とグ
ループ情報を渡す。
【0018】グループ管理装置3は、グループ分割装置
2から渡される情報をもとに、各行グループに関連する
文字グループ情報を行グループに外接する矩形である行
グループボックスと関連付けて記憶、管理し、また各文
字グループに関連するストローク情報を文字グループに
外接する矩形である文字グループボックスと関連付けて
記憶、管理する。グループ管理装置3に記憶、管理され
ている情報の一例を図5に示す。同図において、太実線
矢印は管理情報同士のリンクを表し、矢印の方向にたど
ることができる。リンクとは、ポインタをもちいて関連
ある情報と結合することである。破線矢印はリンク先の
情報を省略していることを示す。501、502及び5
03は行グループを管理する行グループ情報である。5
04、505及び506は行グループ501に属する文
字グループを管理する文字グループ情報である。50
7、508及び509は文字グループ504に属するス
トロークを管理するストローク情報である。510、5
11及び512はそれぞれストローク507、508及
び509を構成する点列の座標情報を管理している。こ
こで、行ボックス情報及び文字ボックス情報は、行グル
ープボックス及び文字ボックスの情報である。また、行
修飾情報及び文字修飾情報は、行及び文字の修飾の情報
を示す。具体的には、網掛けや反転などがある。
【0019】なお、ストローク編集を容易にするため
に、507、508及び509のストローク情報内に、
ストロークボックス情報を含むことも可能である。ま
た、504、505、506の文字グループ情報から、
それらの属する行グループ情報へアクセスするために、
文字グループ情報から行グループ情報へのリンクを持た
せることも可能である。
【0020】ジェスチャー認識装置4は、編集操作指示
モード時にタブレット装置1から座標情報及び点列デー
タを受け取り、そのデータをあらかじめ登録しておいた
点列データ等とパターンマッチングすることによってど
のような編集操作を指示したかを示すコマンドデータを
認識し、そのコマンドデータをグループ単位編集装置9
に渡す。例として、図6の603に示すような点列デー
タを受け取ったときは、これは、「削除」の意味である
ので、「削除」の編集操作と認識する。
【0021】編集範囲指示装置5は、ジェスチャー認識
装置4において認識された編集操作が編集対象を必要と
する時に、タブレットに書いたジェスチャーの範囲から
編集範囲を決定し、編集対象選択装置6にその範囲を編
集範囲情報として指示する。具体的には、図6の603
のように書かれたジェスチャーより図6の604に示す
編集範囲を決定する。
【0022】編集対象選択装置6は、編集操作指示モー
ド時に編集範囲指示装置5から使用者の指示した編集範
囲情報を受け取り、この編集範囲情報を用いてグループ
管理装置3で管理されている各文字、行グループのどの
部分が選択されているかどうか判断する。また文字、行
グループを格納する文字選択バッファ及び行選択バッフ
ァを有する。文字、行グループ全体が選択されていると
判断された場合は、選択されている文字、行グループを
文字選択バッファ及び行選択バッファに格納する。文字
グループ全体が選択されておらず、文字グループの一部
分だけ選択されていると判断された場合は、実際の一文
字と手書きストローク編集装置が切り出した一文字とが
異なることを意味する。その場合は、選択時文字グルー
プ再構成装置7に対して文字グループの再構成を指示
し、その結果再構成された文字グループを文字選択バッ
ファに格納する。
【0023】具体的には、図2のフローチャートに示
す。同図において、グループ管理装置3が管理する行グ
ループ群から先頭の行グループを取り出し、検査対象の
行を示す検査行グループにセットする(ステップS20
1)。ここで、検査対象とは、編集対象選択装置6が、
その瞬時に着目している行、文字、ストローク等をい
う。次に編集範囲指示装置5から渡された編集範囲と検
査行グループのボックスである検査行グループボックス
との重なる領域の面積を算出し、さらにその値を検査行
グループボックスの面積で割った値をOVERLAY_
RATIOにセットする(ステップS202)。例えば
検査行グループボックスが、図6(b)に606で示す
範囲であり、編集範囲が図6(b)の604で示す範囲
であったとすると、編集範囲604と検査行グループボ
ックス606の重なる領域の面積を算出し、その値を検
査行グループボックス606の面積で割った値がOVE
RLAY_RATIOである。次に、前記OVERLA
Y_RATIOの値が0.7以上であれば検査行グルー
プ全体が選択されていると判断してステップS204に
進む。その値が0以上0.7以下であれば、即ち検査グ
ループボックスの一部分が編集範囲とが重なっていると
して、ステップS208に進む。またその値が0であれ
ば重なっていないとしてステップS205に進む(ステ
ップS203、ステップS207)。ステップS204
では、現在の検査行グループを行選択バッファにセット
する(ステップS204)。次にグループ管理装置3が
現在の検査行グループの次の行グループを管理している
かを調べ、次の行グループが存在すればステップS20
6へ進み、存在しなければ編集対象選択装置6を終了し
て制御をグループ単位編集装置9に渡す(ステップS2
05)。ステップS206では、検査行グループに次の
行グループをセットしてステップS202ヘ戻る(ステ
ップS206)。このループはグループ管理装置3の管
理する行グループ全てを検査するまで繰り返される。
【0024】一方、ステップS208では、検査行グル
ープ内の先頭文字グループを取り出し、検査対象の文字
を示す検査文字グループにセットする(ステップS20
8)。次に、編集範囲指示装置5から渡された編集範囲
と検査文字グループのボックスである検査文字グループ
ボックスの重なる領域の面積を算出し、さらにその値を
検査文字グループボックスの面積で割った値をOVER
LAY_RATIOにセットする(ステップS20
9)。例えば、検査文字グループボックスが、図6
(b)に601で示す範囲であり、編集範囲が図6
(b)の604で示す範囲であったとすると、編集範囲
601と検査文字グループボックス604の重なる領域
の面積を算出し、その値を検査文字グループボックス6
06の面積で割った値がOVERLAY_RATIOで
ある。次に、そのOVERLAY_RATIOの値を調
べ、0.8以上であれば検査文字グループ全体が選択さ
れていると判断してステップS211に進み、OVER
LAY_RATIOが0より大きい、すなわち一部分で
も編集範囲と検査文字グループボックスが重なっていれ
ば、選択時文字グループ再構成装置7に制御を渡し、O
VERLAY_RATIOが0である、つまり重なって
いなければステップS212へ進む(ステップS21
0、ステップS214)。ステップS211では、現在
の検査文字グループを文字選択バッファにセットする
(ステップS211)。次にグループ管理装置3が現在
の検査文字グループの次の文字グループを管理している
かを調べ、次の文字グループが存在すればステップS2
13へ進み、存在しなければステップS215へ進む
(ステップS212)。ステップS213では、検査文
字グループに次の文字グループをセットし、ステップS
209に戻る(ステップS213)。
【0025】このループは、現在の検査行グループ内の
全ての文字グループを検査するまで繰り返される。ま
た、ステップS215では、再構成文字グループが存在
するかどうかを判断する。再構成文字グループとは、選
択時文字グループ再構成装置7の処理で再構成文字グル
ープ1とされた文字グループである。詳しくは、図3の
ステップS309にて説明する。再構成文字グループが
ない場合は、ステップS205に進む(ステップS21
5)。ここで、再構成文字グループが複数あり、さらに
再構成文字を統合して一つの文字グループにする必要性
があれば、ステップS218へ進む。例えば、図6
(b)の607、608に示すように、このような再構
成文字グループが二つある場合は、統合する必要ありと
して、図6(c)の605のような一つの文字グループ
となる。次に、再構成文字グループが一つ、もしくは複
数あっても統合する必要がない場合は、ステップS21
7へ進む。ここで再構成文字グループを統合するかどう
かは、再構成文字グループ間の距離や統合後の文字グル
ープの大きさなどの情報とをもとに判断される(ステッ
プS216)。ステップS217では、再構成文字グル
ープを文字選択バッファに入れる。その後行内ストロー
ク再分割装置8を起動する(ステップS217)。ステ
ップS218では、再構成文字グループを統合して一つ
の文字グループにしたのち、文字選択バッファに入れ
る。その後行内ストローク再分割装置8を起動する(ス
テップS218)。
【0026】なお、ステップS203において、検査行
グループが選択されているかどうかの判断に0.7とい
う値を用いたが、この値は任意に変更することが可能で
あり、グループ管理装置3が管理するデータをもとに動
的に変更しても良い。ステップS210における0.8
という値も同様である。選択時文字グループ再構成装置
7は、編集対象選択装置6から文字グループ再構成の指
示を受け、当該文字グループに属する全ストロークに対
して選択範囲に含まれているものと含まれていないもの
を分別選択し、各々で文字グループを構成する。構成さ
れた文字グループをグループ管理装置3に管理させる。
また分別選択された文字グループを格納しておく再構成
文字グループバッファを有する。
【0027】具体的な制御内容は、図3のフローチャー
トに示す。まず、編集対象選択装置6で検査中の文字グ
ループを構成するストローク群の先頭のストロークを取
り出し、検査対象を示す検査ストロークにセットする
(ステップS301)。例えば編集対象選択装置6で、
図6(b)の601で示す文字グループが検査中であっ
たとすると、その文字グループ601の中の先頭ストロ
ークとして、図中601aを取り出す。次にその検査ス
トロークを構成する座標情報群をグループ管理装置3か
ら順次取り出し、検査ストロークに外接するストローク
ボックスを作成する(ステップS302)。編集範囲指
示装置5から渡された編集範囲とストロークボックスの
重なる領域の面積を算出し、さらにその値をストローク
ボックスの面積で割った値をOVERLAY_RATI
Oにセットする(ステップS302)。OVERLAY
_RATIOの値を調べ、0.9より大きければ検査ス
トロークが選択されていると判断してステップS305
に進み、0.9以下であれば選択されていないと判断し
てステップS306に進む(ステップS304)。例え
ば先頭ストロークが図6(b)の601aであった場
合、編集範囲604とは全く重ならないので、この場合
はステップS306に進むこととなる。ステップS30
5では、ステップS304で選択されていると判断され
た現検査ストロークを再構成文字グループ1にリンクさ
せ、新たな文字グループを形成し(ステップS305)
その後ステップS307に進む。ステップS306で
は、ステップS304で選択されていないと判断された
現検査ストロークを再構成文字グループ2にリンクさせ
る(ステップS306)。上記のステップS302〜ス
テップS306の処理を文字グループ601内のすべて
のストロークについて行なう(ステップS307、ステ
ップS308)。この結果、検査ストローク607のみ
が編集範囲604に含まれるので、再構成文字グループ
1リンクされ、残りのストローク601a〜601cが
再構成文字グループ2にリンクされる(ステップS30
5、ステップS306)。
【0028】ステップS309では、再構成文字グルー
プ1を再構成文字グループバッファにセットする。選択
されたストローク群で構成される再構成文字グループ1
と、選択されなかったストローク群で構成される再構成
文字グループ2を、それぞれ文字グループとして管理す
るようにグループ管理装置3に指示し、編集対象選択装
置6のステップS212へ制御を渡す(ステップS31
0)。
【0029】なお、ステップS302において検査スト
ロークに外接するストロークボックスを作成している
が、ストロークボックスをデータ入力モード時にグルー
プ分割装置2内で作成し、グループ管理装置3において
管理することも可能であり、その場合、ステップS30
2の動作はグループ管理装置からストロークボックスを
取り出すように変更可能である。また、ステップS30
4において、検査ストロークが選択されているかどうか
を判断するための面積割合の値を0.9としているが、
この値は任意に変更することが可能であり、グループ管
理装置3が管理するデータをもとに動的に変更しても良
い。
【0030】行内ストローク再分割装置8は、再構成さ
れた文字グループが属する行グループ内の選択されてい
ない他の文字グループに対しても分割再構成を行なうか
どうか判断し、分割再構成を行なう場合は、行グループ
に属する全ストロークを、現在選択されている文字グル
ープに属するものを除いて、新たな文字グループへ再分
割を行なう。
【0031】具体的には、図4のフローチャートに示
す。まず検査行グループを構成する全ての文字グループ
のボックスの大きさを平均し、平均文字ボックスにその
値をセットする(ステップS401)。編集対象選択装
置6から通知された再構成文字グループのボックスを求
めそのボックスの大きさを平均文字グループボックスの
大きさと比較し、平均文字ボックスの高さ、幅ともに半
分以上の大きさであれば検査行グループ内のストローク
を新たな文字グループに再分割する必要があると判断
し、ステップS403へ進む。そうでなければ検査行グ
ループ内のストローク再分割を終了し、編集対象選択装
置6のステップS205へ制御を渡す(ステップS40
2)。
【0032】再構成文字グループボックスの高さか幅の
大きい方の値を一辺の値とする正方形を行内再構成用文
字ボックスとして作成し、ストローク群の再分割のため
の基準とする(ステップS403)。作成された行内再
構成用文字ボックスの情報を用いて、検査行グループ内
の全ストロークを新たな文字グループに分割する。ただ
し、編集対象選択装置6で既に選択された文字グループ
を構成するストロークに関しては、再分割を行なわない
(ステップS404)。次に検査行内ストローク再分割
後の行グループ管理情報を更新するようにグループ管理
装置3に通知する(ステップS405)。
【0033】なお、ステップS402における再構成文
字ボックスの大きさと平均文字ボックスの大きさの比較
方法は、それぞれのボックスの高さどうし、幅どうしを
比べても良いし、面積を比較しても良い。また、検査行
内のストロークを再分割する判断基準を、本実施例では
再構成文字ボックスの高さ、幅ともに平均文字ボックス
の半分以上としているが、この閾値は任意に設定可能で
あり、グループ管理装置3で管理されるデータをもとに
動的に変更しても良い。
【0034】グループ単位編集装置9は、ジェスチャー
認識装置4が認識した編集操作を受け取り、文字選択バ
ッファ及び行選択バッファに格納されている文字グルー
プ、行グループ単位に対してグループ単位の編集動作を
行なう。表示装置10は、グループ管理装置3で管理さ
れている文字単位に分割されたストローク情報を表示す
る。
【0035】以上のように構成された手書きストローク
編集装置により、特徴的な動作を図面を用いて説明す
る。まず図6について説明する。図6(a)は行グルー
プ606内の文字グループ群の一部である。この例では
使用者の意図と異なり601と602の2つの文字グル
ープに各ストロークが分割されていることを示す。つま
り実際の文字は、「あ」「い」「う」であるのに、手書
きストローク編集装置は、誤って601、602をそれ
ぞれ一文字としてグループ分けしてしまっている。図6
(b)は、編集操作指示モード時に、「い」を表すスト
ローク群を削除するために、使用者が編集指示を行なっ
た状態を示す。604は編集範囲である。601の文字
グループは、編集範囲と一部だけ重なっているので、選
択時文字グループ再構成装置7において文字グループの
再構成が行なわれる。その結果編集範囲と重なっている
「い」の左半分を構成する607のストロークが再構成
文字グループバッファに再構成文字グループとして格納
される。同様に602の文字グループについても行わ
れ、「い」の右半分を構成する608のストロークが再
構成文字グループバッファに再構成文字グループとして
格納される。そして、編集対象選択装置6がその607
と608の再構成文字グループを統合して、新たに一文
字グループとして再構成し、図6(c)に示すように、
正しい文字グループの分割になる。その後605に示す
文字グループがグループ単位編集装置9によって削除さ
れる。
【0036】次に図7について説明する。図7(a)で
は、使用者の意図と異なり、実際の文字が「あ」「い」
「う」「え」の四文字であるのに、手書きストローク編
集装置は、「あい」を一文字、「うえ」を一文字として
切り出していることを示す。この時、図7(b)に示す
ように、文字グループ702の一部である「う」を表す
ストローク群に削除を意味する編集指示動作を行なう
と、図6の例同様に、文字グループ702は文字グルー
プ705と706の2つに分割され、文字グループ70
5が編集対象として選択される。その後、行内ストロー
ク再分割装置8は、文字グループ705の高さと幅のう
ち大きい方を一辺とする正方形を作成して行内再構成用
文字ボックスとし、これを基準にして行内のストローク
を再分割する。再分割された結果は、図7(c)に示
す。その後の動作は図6の例と同じく、選択された文字
グループ705はグループ単位編集装置9によって削除
される。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、請求項1
では、使用者が指示した選択範囲とグループ管理手段が
管理している文字グループの範囲とに不整合が生じた場
合に、文字グループ及び選択範囲に属するストロークデ
ータが文字再構成手段により新たに再構成文字グループ
として再構成され、また統合手段により再構成文字グル
ープが統合されるべき場合に統合されて一つの文字グル
ープとなるので、使用者がグループ管理手段に管理され
ている文字のグループを意識することなく使用者が意図
した文字単位で編集することができる。
【0038】請求項2では、選択範囲と文字グループボ
ックスの重なる面積が、文字グループボックスの面積に
対して所定の割合を越えている場合には当該グループ全
体を選択していると判断し、所定の割合以下でかつ一部
でも重なりのある場合は文字再構成手段に対して当該グ
ループの再構成を指示する編集対象選択手段を備えるこ
とにより、文字グループの再構成を行なうかどうかの判
断を高速に行なうことができる。
【0039】請求項3では、文字グループに属する各ス
トロークに外接する矩形であるストロークボックスを生
成し、選択範囲とストロークボックスの重なる面積がス
トロークボックスの面積に対して所定の割合を越えてい
るストロークを選択範囲に属するストロークと判断しす
るので、選択されたストロークの分別を高速に行うこと
ができる。
【0040】請求項4では、統合した場合の文字グルー
プが同一行グループ内の他の文字と比較して大きくなり
過ぎていないかどうかが判定部により判定され、大きく
なり過ぎていないときのみ、統合すべきであると統合可
否判定部によって判断されるので、他の文字に比べて著
しく大きな面積を所有するストローク群を誤って一文字
と認識することが防止できる。
【0041】請求項5では、前記文字再構成手段により
新たに再構成された文字グループの大きさの情報を用い
て同一行内の選択されていない他の文字グループが大き
過ぎないか判断し、その結果が他の文字グループも分割
再構成を行なうのが妥当である場合は、当該行グループ
内のストロークを文字グループへ再びグループ分けする
ので、使用者が文字単位の編集を行なうだけで、同一行
グループ内の他の文字のグループ分けの精度を上げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における手書きストローク編集
装置の構成図である。
【図2】編集対象選択装置6の動作フローの図である。
【図3】選択時文字グループ再構成装置7の動作フロー
の図である。
【図4】行内ストローク再分割装置8の動作フローの図
である。
【図5】グループ管理装置3が管理する内容を示す図で
ある。
【図6】本実施例の具体的動作説明のための図である。
【図7】本実施例の具体的動作説明のための図である。
【符号の説明】
1 タブレット装置 2 グループ分割装置 3 グループ管理装置 4 ジェスチャー認識装置 5 編集範囲指示装置 6 編集対象選択装置 7 選択時文字グループ再構成装置 8 行内ストローク再分割装置 9 グループ単位編集装置 10 表示装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力されたストローク情報を編集
    する装置であって、 手書きストローク編集装置が一文字として検切したスト
    ロークを文字グループとして記憶し、管理するグループ
    管理手段と、 管理されている文字単位に分割されたストロークを表示
    する表示手段と、 編集対象として選択する範囲の入力を受け付ける受付手
    段と、 選択範囲によって、グループ管理手段に記憶されている
    すべての文字グループの内どの文字グループが選択され
    ているかを検知し、さらにその文字グループの全体が選
    択されているか一部が選択されているかを判定する編集
    対象選択手段と、 文字グループの一部が選択されていると判定された各文
    字グループにおいて、選択範囲に属するストロークを新
    たに一文字グループとして再構成する文字再構成手段
    と、 文字再構成手段で再構成された文字グループが複数ある
    場合これを統合して一つの文字グループとすべきか否か
    を判定する統合可否判定手段と、 統合可否判定手段が統合すべきと判定した二つ以上の再
    構成文字グループを統合し一つの文字グループとする統
    合手段と、 編集対象選択手段によって全体が選択されていると判定
    された文字グループに対してはその文字グループ単位で
    の編集を行い、編集対象選択手段によって文字グループ
    の一部が選択されていると判定された場合で統合手段に
    よって一つの文字グループに統合された場合はその文字
    グループ単位で編集を行い、また統合手段によって一つ
    の文字グループに統合されなかった場合はその再構成さ
    れた文字グループ単位で編集を行うグループ単位編集手
    段とを備えたことを特徴とする手書きストローク編集装
    置。
  2. 【請求項2】 前記グループ管理手段は、 さらに文字グループに外接する矩形である文字グループ
    ボックスをその文字グループと関連付けて記憶し、 前記編集対象選択手段は、 前記選択範囲と文字グループボックスとの重なる面積
    が、文字グループボックスに対して所定の割合を越えて
    いる場合には当該文字グループの全体を選択していると
    判定し、所定の割合以下で重なりがある場合は、一部が
    選択されていると判定することを特徴とする請求項1記
    載の手書きストローク編集装置。
  3. 【請求項3】 前記文字再構成手段は、 文字グループに属する各ストロークに外接する矩形であ
    るストロークボックスを生成し、選択範囲とストローク
    ボックスの重なる面積がストロークボックスの面積に対
    して所定の割合を越えているとき、選択範囲に属するス
    トロークと判断する判断部を備えることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の手書きストローク編集装置。
  4. 【請求項4】 前記グループ管理手段は、 さらに行を構成するひとまとまりの文字グループに関し
    てグループ分けされたものを行グループとして記憶し、 前記統合可否判定手段は、 統合した場合の文字グループが同一行グループ内の他の
    文字と比較して大きくなり過ぎていないかどうかを判定
    する判定部と、 大きくなり過ぎていないときのみ、統合すべきであると
    判定する統合可否判定部とを備えたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2又は請求項3記載の手書きストロー
    ク編集装置。
  5. 【請求項5】 前記グループ管理手段は、 さらに行を構成するひとまとまりの文字グループに関し
    てグループ分けされたものを行グループとして記憶し、 手書きストローク編集装置はさらに、 前記文字再構成手段および前記統合手段により再構成さ
    れた文字の大きさと、同一行内の選択されていない他の
    文字グループの大きさとを比較し、その比較結果により
    他の文字グループが一文字のグループとして大き過ぎる
    場合は、当該行グループ内のストロークを再構成された
    文字の大きさに基づいて新たな文字グループに分割する
    行内ストローク再分割手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の手書きストローク編集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007034812A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体
JP2015176522A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2017084400A (ja) * 2017-01-04 2017-05-18 富士ゼロックス株式会社 情報表示装置、及びプログラム

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