JPH0729600U - 残響付加装置 - Google Patents

残響付加装置

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JPH0729600U
JPH0729600U JP6361693U JP6361693U JPH0729600U JP H0729600 U JPH0729600 U JP H0729600U JP 6361693 U JP6361693 U JP 6361693U JP 6361693 U JP6361693 U JP 6361693U JP H0729600 U JPH0729600 U JP H0729600U
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JP
Japan
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reverberation
signal
comb filter
pass filter
delay
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JP6361693U
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English (en)
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野 砂峰旅 平
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間の経過とともに残響信号の密度が増加す
る自然な残響音を簡単な構成で生成する。 【構成】 入力信号は、遅延時間がτ1の遅延回路34
を有するくし形フィルタ48に入力される。くし形フィ
ルタ48の帰還路46には遅延時間がτ2(τ2<τ
1)の遅延回路62を有する全域通過フィルタ52が挿
入されている。残響信号は遅延回路34の途中のタップ
から出力される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、くし形フィルタを用いて人工的に残響音を付加する残響付加装置 に関し、時間の経過とともに残響信号の密度が増加する自然な感じの残響音を簡 単な構成で生成できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
人工的に残響音を付加する装置として、くし形フィルタを用いたものが従来よ り一般的に用いられていた。これは、例えば図2に示すように、音響信号が通過 する信号路10に、遅延回路12と、ゲインが1よりも小さい増幅器13を有す る帰還路14と、加算器16とで構成されるループ18を挿入して構成するもの で、入力信号を繰り返し循環しながら順次減衰していくことにより、入力信号の 残響信号が出力側に得られるようにしたものである。
【0003】 残響付加装置において自然な感じの残響音を得るためには、残響信号の発生間 隔にある程度の密度が必要である。図2のくし形フィルタ11においては遅延回 路12の遅延時間τ1を短くすることにより、残響信号の発生密度を高めること ができる。ところが、くし形フィルタにおいては、周波数‐振幅特性上に1/τ 1の間隔で鋭いピークが現われるため、遅延時間τ1を短くするとピーク位置の 間隔が広がって、ピークが目立って不自然な音になるため、遅延時間τを短くす るにしても限度があった。また、自然の残響は時間の経過とともに残響音の密度 が高くなっていくが、図2のくし形フィルタ11においては、一定の時間間隔τ 1でしか残響信号が得られず、初期反射音を表現するためにτ1=30ms程度 に設定すると、残響音(後期反射音)における充分な拡散状態を表現することは できなかった。
【0004】 そこで、くし形フィルタを用いつつその欠点を解決するものとして、図3に示 す残響付加装置20が考えられていた。これは、図2のくし形フィルタ11の後 段に全域通過フィルタ(オールパスフィルタ)22を配置したものである。くし 形フィルタ11で作られた残響信号をさらに遅延回路24、ゲインgの増幅器2 5を具えたループ26内で循環させることにより、多くの残響信号を作ることが できる。そして、遅延回路24の遅延時間τ2をくし形フィルタ11の遅延回路 12の遅延時間τ1よりも短くすることにより残響信号の密度を高めることがで きる。したがって、くし形フィルタ11の遅延回路12の遅延時間τ1を比較的 長く設定することができ、これにより周波数‐振幅特性上のピーク位置の間隔を 短くしてピークを目立たなくすることができる。なお、全域通過フィルタ22自 体は、遅延回路24の遅延時間τ2を短くしても周波数‐振幅特性は平坦のまま に保持することができる。
【0005】 また、図3の残響付加装置20によれば、くし形フィルタ11で発生した個々 の残響信号に基づいてさらに全域通過フィルタ22で残響信号を発生するので、 時間とともに残響信号の発生密度を増大させることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記図3の残響付加装置では、全域通過フィルタ22が1段しかないために、 全域通過フィルタ22の帰還ゲイン(増幅器25)を大きくしすぎると、当初か ら残響信号の発生密度が増大しすぎてしまうし、又、逆に帰還ゲインを小さくす ると、時間とともに残響信号の発生密度が増大するという感じを充分に表現でき ない。時間とともに残響信号の発生密度を自然な感じで増大させ、また実用上充 分な残響音の拡散を得るには、図4に示すように全域通過フィルタ22を多段に 接続しなければならず、回路規模が大きくなる欠点があった。
【0007】 この考案は、前記従来の技術における問題点を解決して、くし形フィルタを用 いた残響付加装置において、時間の経過とともに残響信号の密度が増加する自然 な感じの残響音を簡易な構成で生成できるようにした残響付加装置を提供しよう とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の残響付加装置は、くし形フィルタのループ内に全域通過フィル タを挿入してなるものである。
【0009】 請求項2記載の残響付加装置は、くし形フィルタのループ内に全域通過フィル タを挿入した回路を複数個並列に接続しかつこれらくし形フィルタの遅延回路の 遅延時間を相互に異なる値に設定してなるものである。
【0010】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、くし形フィルタのループ内に全域通過フィルタ を挿入するようにしたので、全域通過フィルタで生成された残響信号がくし形フ ィルタのループを繰り返し循環するようになり、残響信号の密度を時間の経過と ともに増大することができる。したがって、簡単な構成で実用上充分な残響音の 拡散を得ることができる。
【0011】 請求項2記載の考案によれば、くし形フィルタのループ内に全域通過フィルタ を挿入した回路を複数個並列に接続しかつこれらくし形フィルタの遅延回路の遅 延時間を相互に異なる値に設定したので、くし歯特性の低減が必要な場合にくし 形フィルタの持つ周波数特性を相殺して平坦な特性に近づけることができる。
【0012】
【実施例】
請求項1記載の考案の一実施例を図1に示す。入力オーディオ信号は入力端子 30から入力されて、加算器32を介して遅延回路34に入力される。遅延回路 34は、アナログ入力の場合はBBD、CCD等のアナログ遅延回路で構成され 、ディジタル入力の場合は遅延メモリ等のディジタル遅延回路で構成される。遅 延回路34の遅延時間は全体でτ1(例えば、30〜100ms)に設定され、 その途中のタップτL,τRから左右の出力信号がそれぞれ取り出される。左右 の取出しタップを異ならせることにより左右の音にわずかな時間差を生じ、これ によりステレオ感を出すことができる。出力を取り出すタップ位置は、操作者の 指示等に基づいて、出力取出タップ制御手段36により可変制御される。これに より、先頭の反射音の遅延時間が変化し、同一音場内でも聴感上の聴取位置感を 変化させることができる。遅延回路34から取り出された左右の出力信号は、増 幅器38,40を介して各出力端子42,44に導かれる。
【0013】 遅延回路34でτ1遅延された信号は、ループ50を構成する帰還路46を介 して加算器32に帰還されており、これによりくし形フィルタ48を構成してい る。帰還路46の途中には、全域通過フィルタ52、フィルタ回路54、増幅器 56が配されている。全域通過フィルタ52に入力された信号はgのゲインを有 する増幅器58を介して加算器60に入力される。また、この入力信号は加算器 68を介して遅延回路62でτ2(例えば、τ1の1/10〜1/4程度の遅延 時間)遅延されて、1−g2 のゲインを有する増幅器64を介して加算器60に 入力される。また、遅延回路62の出力は−gのゲインを有する増幅器66を介 して加算器68に帰還される。加算器60は増幅器58,64の出力を加算して 、その加算値を全域通過フィルタ52の出力信号としてくし形フィルタ48の帰 還路46に出力する。なお、帰還路46中に設けられたフィルタ回路54は空気 中を音が伝搬するときの減衰や壁の材質を表現するものである。また、アンプ5 6のゲインG1は、この帰還路46の全体のゲインが1以下となる値に設定する 。
【0014】 以上の構成によれば、入力信号はくし形フィルタ48の遅延回路34でτLお よびτR遅延して出力され、最初の反射音となる。また、遅延回路34でτ1遅 延された信号は全域通過フィルタ52に入力されてτ2周期で残響信号が生成さ れる。全域通過フィルタ52で生成された各残響信号はアンプ56でG1減衰後 くし形フィルタ34の遅延回路34に帰還されて、τ1遅延後再び全域通過フィ ルタ52に入力されて、各残響信号に基づいてさらに残響信号が生成される。こ のようにして、図1の残響付加装置70によれば、時間の経過とともに発生密度 が増大する残響信号が得られる。
【0015】 図1の回路にインパルス信号を入力した時の各部の波形を図5に示す。図5に おいて(a)は入力インパルス信号、(b)は図1のa点の信号、(c)は同b 点の信号である。(c)によれば、初期反射音が得られかつ時間の経過とともに 密度が増大する残響音も得られていることがわかる。
【0016】 この場合、より自然な感じで残響信号の発生密度を時間とともに増大させるに は、全域通過フィルタ52の遅延回路62の遅延時間τ2をくし形フィルタ48 の遅延回路34の遅延時間τ1より充分短くするとともに、全域通過フィルタ5 2の帰還ゲイン−g(増幅器66)を小さく(gをゼロに近づけること)設定し てやると効果的である。帰還ゲインを小さくしても、この全域通過フィルタ52 はループ50上で繰り返し利用されるため、最終的な残響信号の発生密度は全域 通過フィルタ52の遅延時間τ2で決まる反射音密度の上限値に至るまで増大し ていき、かつその増大の過程は、反射音がまばらな状態から聴感上自然な感じで 推移していく。
【0017】 請求項2記載の考案の一実施例を図6に示す。この残響付加装置72は、図1 の残響付加装置70を複数個並列に配して、その出力を左右チャンネルごとに加 算器74,76で合成したものである。各残響付加装置70は、くし形フィルタ 48の遅延回路34の遅延時間τ1を相互に異ならせている。これにより、残響 音の全体的な密度をより増加させるとともに、くし形フィルタの持つ周波数特性 を相殺して平坦な特性に近づけることができる。なお、全域通過フィルタ52の 遅延回路62の遅延時間τ2も相互に異ならせることにより、残響音の発生をよ りランダムにすることができる。
【0018】 なお、この考案におけるくし形フィルタ、全域通過フィルタは図1の構成に限 らず各種の構成のものを用いることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の考案によれば、くし形フィルタのループ 内に全域通過フィルタを挿入するようにしたので、全域通過フィルタで生成され た残響信号がくし形フィルタのループを繰り返し循環するようになり、残響信号 の密度を時間の経過とともに自然な感じで増大させることができる。したがって 、簡単な構成で実用上充分な残響音の拡散を得ることができる。
【0020】 請求項2記載の考案によれば、くし形フィルタのループ内に全域通過フィルタ を挿入した回路を複数個並列に接続しかつこれらくし形フィルタの遅延回路の遅 延時間を相互に異なる値に設定したので、くし歯特性の低減が必要な場合にくし 形フィルタの持つ周波数特性を相殺して平坦な特性に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の考案の一実施例を示す回路図
である。
【図2】 従来のくし形フィルタを示す回路図である。
【図3】 くし形フィルタの後段に全域通過フィルタを
設けた従来の残響付加装置を示す回路図である。
【図4】 図3の全域通過フィルタを多段に配した残響
付加装置を示す回路図である。
【図5】 図1の残響付加装置にインパルス信号を入力
した時の各部の波形図である。
【図6】 請求項2記載の考案の一実施例を示す回路図
である。
【符号の説明】
48 くし形フィルタ 50 くし形フィルタのループ 52 全域通過フィルタ 70,72 残響付加装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】くし形フィルタのループ内に全域通過フィ
    ルタを挿入してなる残響付加装置。
  2. 【請求項2】くし形フィルタのループ内に全域通過フィ
    ルタを挿入した回路を複数個並列に接続しかつこれらく
    し形フィルタの遅延回路の遅延時間を相互に異なる値に
    設定してなる残響付加装置。
JP6361693U 1993-11-02 1993-11-02 残響付加装置 Pending JPH0729600U (ja)

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JP6361693U JPH0729600U (ja) 1993-11-02 1993-11-02 残響付加装置

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JPH0729600U true JPH0729600U (ja) 1995-06-02

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