JPH07296658A - 絶縁電線用の露出導電部保護カバーおよび電線支持部材 - Google Patents
絶縁電線用の露出導電部保護カバーおよび電線支持部材Info
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- JPH07296658A JPH07296658A JP6107995A JP10799594A JPH07296658A JP H07296658 A JPH07296658 A JP H07296658A JP 6107995 A JP6107995 A JP 6107995A JP 10799594 A JP10799594 A JP 10799594A JP H07296658 A JPH07296658 A JP H07296658A
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- Japan
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- exposed conductive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁電線用の保護カバーの耐トラッキング特
性を向上させる。 【構成】 保護カバー22は,合成樹脂製カバー本体2
2aの内外表面にセラミック層22bを形成している。
保護カバー22は,絶縁電線5の露出導電部1を被覆保
護する。保護カバー22の表面に充電電流i1 ,漏洩電
流i2 が流れても,表面が耐熱性の高い無機物であるセ
ラミック層22bで覆われているので,保護カバー22
は容易に熱劣化しない。また,耐トラッキング性が高
く,保護カバー22の軟化溶融,焼損等のおそれは少な
い。
性を向上させる。 【構成】 保護カバー22は,合成樹脂製カバー本体2
2aの内外表面にセラミック層22bを形成している。
保護カバー22は,絶縁電線5の露出導電部1を被覆保
護する。保護カバー22の表面に充電電流i1 ,漏洩電
流i2 が流れても,表面が耐熱性の高い無機物であるセ
ラミック層22bで覆われているので,保護カバー22
は容易に熱劣化しない。また,耐トラッキング性が高
く,保護カバー22の軟化溶融,焼損等のおそれは少な
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,架空配電線等の絶縁
電線用の露出導電部保護カバーおよび電線支持部材に関
する。
電線用の露出導電部保護カバーおよび電線支持部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来,架空絶縁電線の分岐部等の露出導
電部の保護構造として図8に示す構造のものが知られて
いる。すなわち,架空絶縁電線5における絶縁被覆6の
一部を剥ぎ取って露出させた導体7に分岐用接続スリー
ブ8を取り付けるとともに,その分岐用接続スリーブ8
に分岐絶縁電線9の絶縁被覆10を剥離除去してなる導
体端末11を電気的に接続固定して分岐接続部を形成
し,かつ上記導体7,導体端末11および分岐用接続ス
リーブ8からなる露出導電部(高圧充電部)1とその近
傍の絶縁被覆6,10とをポリエチレン等の合成樹脂製
カバー2で覆う構造である。この構造によれば,露出導
電部1が熱可塑性合成樹脂製カバー2により覆われて電
気的に絶縁保護されるので,一応の電気的安全性を確保
することができる。
電部の保護構造として図8に示す構造のものが知られて
いる。すなわち,架空絶縁電線5における絶縁被覆6の
一部を剥ぎ取って露出させた導体7に分岐用接続スリー
ブ8を取り付けるとともに,その分岐用接続スリーブ8
に分岐絶縁電線9の絶縁被覆10を剥離除去してなる導
体端末11を電気的に接続固定して分岐接続部を形成
し,かつ上記導体7,導体端末11および分岐用接続ス
リーブ8からなる露出導電部(高圧充電部)1とその近
傍の絶縁被覆6,10とをポリエチレン等の合成樹脂製
カバー2で覆う構造である。この構造によれば,露出導
電部1が熱可塑性合成樹脂製カバー2により覆われて電
気的に絶縁保護されるので,一応の電気的安全性を確保
することができる。
【0003】また,図9に示すように,図8のものと同
様の熱可塑性合成樹脂製カバー2の外表面に熱硬化性合
成樹脂層3を形成する一方,熱可塑性合成樹脂製カバー
2内の空隙部にゼリー状電気絶縁物4を充填した構造の
ものも提案されている。(実願平1−58105号参
照)
様の熱可塑性合成樹脂製カバー2の外表面に熱硬化性合
成樹脂層3を形成する一方,熱可塑性合成樹脂製カバー
2内の空隙部にゼリー状電気絶縁物4を充填した構造の
ものも提案されている。(実願平1−58105号参
照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図8の保護構造におい
て,経年により絶縁被覆6の表面が塵埃等で汚損される
と,架空絶縁電線5の表面に図8の矢印Aで示すように
充電電流i1 が流れるようになり,また熱可塑性合成樹
脂製カバー2内の露出導電部1の部分から架空絶縁電線
5の表面に向かって図8の矢印Bで示すように漏洩電流
i2 が流れるようになり,そして,熱可塑性合成樹脂製
カバー2は耐熱性が低いので,これらの電流i1 ,i2
により発生するジュール熱により樹脂の熱分解や炭化を
生じ,部分放電が発生して,熱可塑性合成樹脂製カバー
2が軟化溶融して流出したり,燃焼したりするいわゆる
トラッキング現象が生じるおそれがあった。また,軟化
溶融・焼損に到らないまでも,ジュール熱により機械的
性能や電気的性能が低下する熱劣化を生じ易いものであ
った。
て,経年により絶縁被覆6の表面が塵埃等で汚損される
と,架空絶縁電線5の表面に図8の矢印Aで示すように
充電電流i1 が流れるようになり,また熱可塑性合成樹
脂製カバー2内の露出導電部1の部分から架空絶縁電線
5の表面に向かって図8の矢印Bで示すように漏洩電流
i2 が流れるようになり,そして,熱可塑性合成樹脂製
カバー2は耐熱性が低いので,これらの電流i1 ,i2
により発生するジュール熱により樹脂の熱分解や炭化を
生じ,部分放電が発生して,熱可塑性合成樹脂製カバー
2が軟化溶融して流出したり,燃焼したりするいわゆる
トラッキング現象が生じるおそれがあった。また,軟化
溶融・焼損に到らないまでも,ジュール熱により機械的
性能や電気的性能が低下する熱劣化を生じ易いものであ
った。
【0005】これに対して図9の保護構造では,熱可塑
性合成樹脂製カバー2の外表面を耐熱性の高い熱硬化性
合成樹脂層3で覆っているので,図8のものと比べて充
電電流i1 に対するカバー2の耐熱性および耐トラッキ
ング特性は向上するが,カバー2の表面の熱硬化性合成
樹脂層3は耐熱性が高いといっても有機材料であること
に変わりはなく,そのため長年月にわたって耐熱性およ
び耐トラッキング特性を良好に維持できるものではな
く,経年変化の問題を確実に解消し得るものとは言い難
いものである。
性合成樹脂製カバー2の外表面を耐熱性の高い熱硬化性
合成樹脂層3で覆っているので,図8のものと比べて充
電電流i1 に対するカバー2の耐熱性および耐トラッキ
ング特性は向上するが,カバー2の表面の熱硬化性合成
樹脂層3は耐熱性が高いといっても有機材料であること
に変わりはなく,そのため長年月にわたって耐熱性およ
び耐トラッキング特性を良好に維持できるものではな
く,経年変化の問題を確実に解消し得るものとは言い難
いものである。
【0006】上述の耐熱性および耐トラッキング特性に
関しては,上記露出導電部保護カバーの場合に限らず,
絶縁電線を支持している種々の電線支持部材においても
問題となる。例えば,従来,架空絶縁電線を支持する電
線ラックは,FRP等の強化プラスチック製のものが用
いられているが,やはり有機材料であるので,耐熱性お
よび耐トラッキング特性については十分でない。したが
って,その耐熱性および耐トラッキング特性を向上させ
得ることが望ましい。また,従来の碍子類は碍子本体が
100パーセントセラミックからなる。このため,有機
材料の有する耐熱性や耐トラッキング特性の問題は生じ
ないが,重量が重い難点がある。したがって,これを軽
量化し得ることが望ましい。
関しては,上記露出導電部保護カバーの場合に限らず,
絶縁電線を支持している種々の電線支持部材においても
問題となる。例えば,従来,架空絶縁電線を支持する電
線ラックは,FRP等の強化プラスチック製のものが用
いられているが,やはり有機材料であるので,耐熱性お
よび耐トラッキング特性については十分でない。したが
って,その耐熱性および耐トラッキング特性を向上させ
得ることが望ましい。また,従来の碍子類は碍子本体が
100パーセントセラミックからなる。このため,有機
材料の有する耐熱性や耐トラッキング特性の問題は生じ
ないが,重量が重い難点がある。したがって,これを軽
量化し得ることが望ましい。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので,
耐熱性および耐トラッキング特性が高く,熱劣化,ある
いは充電電流や漏洩電流による軟化溶融や焼損を有効に
防止できる絶縁電線用の露出導電部保護カバーを提供す
ることを目的とする。また,露出導電部保護カバーに限
らず,耐熱性および耐トラッキング特性の高い絶縁電線
用の電線支持部材を提供することを目的とする。
耐熱性および耐トラッキング特性が高く,熱劣化,ある
いは充電電流や漏洩電流による軟化溶融や焼損を有効に
防止できる絶縁電線用の露出導電部保護カバーを提供す
ることを目的とする。また,露出導電部保護カバーに限
らず,耐熱性および耐トラッキング特性の高い絶縁電線
用の電線支持部材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は,絶縁電線の露出導電部を収容する露出導
電部保護カバーであって,合成樹脂製カバー本体の表面
にセラミック層を形成してなることを特徴とする。
項1の発明は,絶縁電線の露出導電部を収容する露出導
電部保護カバーであって,合成樹脂製カバー本体の表面
にセラミック層を形成してなることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は,絶縁電線を支持する電
線支持部材であって,合成樹脂製支持部材本体の表面に
セラミック層を形成してなることを特徴とする。
線支持部材であって,合成樹脂製支持部材本体の表面に
セラミック層を形成してなることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の露出導電部保護カバーにおいて,表
面が耐熱性の高い無機物であるセラミックで覆われてい
るので,たとえ保護カバーの表面に充電電流が流れてジ
ュール熱が発生しても,保護カバーに熱劣化が生じるこ
とはない。また,ジュール熱に基づく保護カバーの熱分
解や炭化を防ぐことができ,部分放電およびこれに起因
する軟化溶融,焼損等のおそれも生じない。すなわち,
耐トラッキング特性が向上する。
面が耐熱性の高い無機物であるセラミックで覆われてい
るので,たとえ保護カバーの表面に充電電流が流れてジ
ュール熱が発生しても,保護カバーに熱劣化が生じるこ
とはない。また,ジュール熱に基づく保護カバーの熱分
解や炭化を防ぐことができ,部分放電およびこれに起因
する軟化溶融,焼損等のおそれも生じない。すなわち,
耐トラッキング特性が向上する。
【0011】請求項2の電線支持部材は,外表面がセラ
ミックにより覆われているので,上記と同様に耐熱性お
よび耐トラッキング特性が高い。
ミックにより覆われているので,上記と同様に耐熱性お
よび耐トラッキング特性が高い。
【0012】
【実施例】以下,本発明の実施例を図1〜図7を参照し
て説明する。図1は請求項1の絶縁電線用の露出導電部
保護カバーの斜視図,図2はその部分拡大図,図3は図
1の正面図,図4は図1の断面図である。図4は請求項
1の絶縁電線用の露出導電部保護カバーの一実施例を示
す断面図である。図8,図9に示した従来のものと共通
の部分には同一の符号を付して説明すると,図4におい
て,電柱の腕金12に設けられている碍子13に,架空
配電線である絶縁電線5が固定用線材14によって縛り
付け固定され,碍子13から適宜の距離をおいた箇所に
おける絶縁電線5に露出導電部1が形成され,この露出
導電部1が本発明の一実施例の露出導電部保護カバー
(以下,保護カバーと略す)22により被覆保護されて
いる。すなわち,絶縁電線5における絶縁被覆6の一部
を剥ぎ取って露出させた導体7に分岐用接続スリーブ8
を取り付けるとともに,その分岐用接続スリーブ8に分
岐絶縁電線9の絶縁被覆10を剥離除去してなる導体端
末11を電気的に接続固定して分岐接続部を形成し,か
つ上記導体7,導体端末11および分岐用接続スリーブ
8からなる露出導電部(高圧充電部)1とその近傍の絶
縁被覆6,10とを前記保護カバー22で覆っている。
この保護カバー22は,図1,図3に示すように,向き
合わせた1対のカバー片22’,22”からなる。そし
て各カバー片22’,22”は,図2,図4に示すよう
に,例えばユリア樹脂等の熱硬化性合成樹脂からなるカ
バー本体22aの内外表面にセラミック層22bを形成
した構造である。セラミック層22bを形成する方法は
任意であるが,例えば,接着剤を塗布したカバー本体2
2aの内外表面に粉末セラミックを吹き付けて形成す
る。
て説明する。図1は請求項1の絶縁電線用の露出導電部
保護カバーの斜視図,図2はその部分拡大図,図3は図
1の正面図,図4は図1の断面図である。図4は請求項
1の絶縁電線用の露出導電部保護カバーの一実施例を示
す断面図である。図8,図9に示した従来のものと共通
の部分には同一の符号を付して説明すると,図4におい
て,電柱の腕金12に設けられている碍子13に,架空
配電線である絶縁電線5が固定用線材14によって縛り
付け固定され,碍子13から適宜の距離をおいた箇所に
おける絶縁電線5に露出導電部1が形成され,この露出
導電部1が本発明の一実施例の露出導電部保護カバー
(以下,保護カバーと略す)22により被覆保護されて
いる。すなわち,絶縁電線5における絶縁被覆6の一部
を剥ぎ取って露出させた導体7に分岐用接続スリーブ8
を取り付けるとともに,その分岐用接続スリーブ8に分
岐絶縁電線9の絶縁被覆10を剥離除去してなる導体端
末11を電気的に接続固定して分岐接続部を形成し,か
つ上記導体7,導体端末11および分岐用接続スリーブ
8からなる露出導電部(高圧充電部)1とその近傍の絶
縁被覆6,10とを前記保護カバー22で覆っている。
この保護カバー22は,図1,図3に示すように,向き
合わせた1対のカバー片22’,22”からなる。そし
て各カバー片22’,22”は,図2,図4に示すよう
に,例えばユリア樹脂等の熱硬化性合成樹脂からなるカ
バー本体22aの内外表面にセラミック層22bを形成
した構造である。セラミック層22bを形成する方法は
任意であるが,例えば,接着剤を塗布したカバー本体2
2aの内外表面に粉末セラミックを吹き付けて形成す
る。
【0013】上記の保護カバー22を取り付けた絶縁電
線5において,経年により絶縁被覆6の表面が塵埃等で
汚損されると,絶縁電線5の表面に充電電流i1 が流れ
るようになり,また保護カバー2内の露出導電部1の部
分から絶縁電線5の表面に向かって漏洩電流i2 が流れ
るようになる。しかし,保護カバー22の内外表面のセ
ラミック層22bは耐熱性がきわめて高い無機物である
ので,たとえ保護カバーの内外表面に電流i1 ,i2 に
よるジュール熱が発生しても,保護カバー22に熱劣化
が生じることはない。また,保護カバー22に熱分解や
炭化が生じるおそれも排除し得,部分放電およびこれに
起因する軟化溶融,焼損等のおそれもない。すなわち,
耐トラッキング特性が従来のものに比べて遥かに向上す
る。
線5において,経年により絶縁被覆6の表面が塵埃等で
汚損されると,絶縁電線5の表面に充電電流i1 が流れ
るようになり,また保護カバー2内の露出導電部1の部
分から絶縁電線5の表面に向かって漏洩電流i2 が流れ
るようになる。しかし,保護カバー22の内外表面のセ
ラミック層22bは耐熱性がきわめて高い無機物である
ので,たとえ保護カバーの内外表面に電流i1 ,i2 に
よるジュール熱が発生しても,保護カバー22に熱劣化
が生じることはない。また,保護カバー22に熱分解や
炭化が生じるおそれも排除し得,部分放電およびこれに
起因する軟化溶融,焼損等のおそれもない。すなわち,
耐トラッキング特性が従来のものに比べて遥かに向上す
る。
【0014】本発明の露出導電部保護カバーは,実施例
のように電線長手方向の縦断面で2分割された2つのカ
バー片22’,22”からなる構造に限らず,上部また
は下部が可撓性を持つヒンジ連結部とされた一体構造と
することもでき,その他の構造とすることができる。要
するに,露出導電部1を収容できる開閉可能な内部空間
が形成されればよい。また,実施例のように保護カバー
22の内外表面にセラミック層22bを形成することが
好ましいが,場合によっては外表面のみにセラミック層
を形成してもよい。
のように電線長手方向の縦断面で2分割された2つのカ
バー片22’,22”からなる構造に限らず,上部また
は下部が可撓性を持つヒンジ連結部とされた一体構造と
することもでき,その他の構造とすることができる。要
するに,露出導電部1を収容できる開閉可能な内部空間
が形成されればよい。また,実施例のように保護カバー
22の内外表面にセラミック層22bを形成することが
好ましいが,場合によっては外表面のみにセラミック層
を形成してもよい。
【0015】図5は請求項2の絶縁電線用の電線支持部
の発明を電線ラックに適用した一実施例を示す。この電
線ラック31は,電柱32にバンド33で固定されて絶
縁電線34を支持する電線支持部材であり,細長い台板
部35に複数個のフック部36を一体に形成した形状で
あるが,図6に一部を断面で示すように,熱硬化性合成
樹脂の支持部材本体31aの表面にセラミック層31b
を形成している。
の発明を電線ラックに適用した一実施例を示す。この電
線ラック31は,電柱32にバンド33で固定されて絶
縁電線34を支持する電線支持部材であり,細長い台板
部35に複数個のフック部36を一体に形成した形状で
あるが,図6に一部を断面で示すように,熱硬化性合成
樹脂の支持部材本体31aの表面にセラミック層31b
を形成している。
【0016】この電線ラック31は,単に絶縁電線を支
持しているものであり前述のように露出導電部に隣接し
ているものではないが,やはり,上述のような熱劣化や
トラッキング現象の問題は発生し得る。しかし,電線ラ
ック31の表面のセラミック31bの存在により,その
耐熱性および耐トラッキング特性は十分高く,熱劣化
や,トラッキング現象による軟化溶融,焼損のおそれは
少ない。
持しているものであり前述のように露出導電部に隣接し
ているものではないが,やはり,上述のような熱劣化や
トラッキング現象の問題は発生し得る。しかし,電線ラ
ック31の表面のセラミック31bの存在により,その
耐熱性および耐トラッキング特性は十分高く,熱劣化
や,トラッキング現象による軟化溶融,焼損のおそれは
少ない。
【0017】図7は請求項2の絶縁電線用の電線支持部
材の発明を碍子に適用した実施例を示す。この碍子41
は,熱硬化性合成樹脂の碍子本体41aの外表面にセラ
ミック層41bを形成し,碍子本体41aに設けた穴に
連結金具41cを固定した構造である。
材の発明を碍子に適用した実施例を示す。この碍子41
は,熱硬化性合成樹脂の碍子本体41aの外表面にセラ
ミック層41bを形成し,碍子本体41aに設けた穴に
連結金具41cを固定した構造である。
【0018】この碍子41においても,表面のセラミッ
ク層41bの存在により,耐熱性および耐トラッキング
特性は十分高く,熱劣化や,トラッキング現象による軟
化溶融,焼損のおそれは少ない。また,従来の100%
セラミックの碍子と比較して,著しい軽量化が実現され
る。
ク層41bの存在により,耐熱性および耐トラッキング
特性は十分高く,熱劣化や,トラッキング現象による軟
化溶融,焼損のおそれは少ない。また,従来の100%
セラミックの碍子と比較して,著しい軽量化が実現され
る。
【0019】なお,本発明の電線支持部材は,実施例の
電線ラックや碍子に限らず,その他種々の態様で絶縁電
線を支持する部材に適用できる。
電線ラックや碍子に限らず,その他種々の態様で絶縁電
線を支持する部材に適用できる。
【0020】また,本発明の保護カバーおよび電線支持
部材は,屋外の絶縁電線を対象とする場合に限らず,屋
内の絶縁電線に適用することも可能である。
部材は,屋外の絶縁電線を対象とする場合に限らず,屋
内の絶縁電線に適用することも可能である。
【0021】
【発明の効果】請求項1の露出導電部保護カバーによれ
ば,合成樹脂製カバー本体の表面が耐熱性の高い無機物
であるセラミックで覆われているので,保護カバーの耐
熱性および耐トラッキング特性が従来のものに比べて飛
躍的に向上し,表面に流れる充電電流や漏洩電流による
保護カバーの熱劣化,あるいは,保護カバーの軟化溶融
や焼損を効果的に防止することが可能となった。
ば,合成樹脂製カバー本体の表面が耐熱性の高い無機物
であるセラミックで覆われているので,保護カバーの耐
熱性および耐トラッキング特性が従来のものに比べて飛
躍的に向上し,表面に流れる充電電流や漏洩電流による
保護カバーの熱劣化,あるいは,保護カバーの軟化溶融
や焼損を効果的に防止することが可能となった。
【0022】請求項2の電線支持部材によれば,合成樹
脂製支持部材本体の外表面がセラミック層により覆われ
ているので,例えば電線ラックや碍子等に適用した時,
耐熱性および耐トラッキング特性の十分高い電線支持部
材が得られる。また,碍子に適用した場合は,100%
セラミックの碍子と比較して軽量な電線支持部材が得ら
れる。
脂製支持部材本体の外表面がセラミック層により覆われ
ているので,例えば電線ラックや碍子等に適用した時,
耐熱性および耐トラッキング特性の十分高い電線支持部
材が得られる。また,碍子に適用した場合は,100%
セラミックの碍子と比較して軽量な電線支持部材が得ら
れる。
【図1】請求項1の露出導電部保護カバーの一実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図1の露出導電部保護カバーの正面図である。
【図4】図1の露出導電部保護カバーの断面図である。
【図5】請求項2の発明の一実施例を示すもので,電線
支持部材である電線ラックの斜視図である。
支持部材である電線ラックの斜視図である。
【図6】図5の電線ラックの一部拡大断面図である。
【図7】請求項2の発明の他の実施例を示すもので,碍
子の部分断面図である。
子の部分断面図である。
【図8】従来の露出導電部保護カバーを示す断面図であ
る。
る。
【図9】従来の他の露出導電部保護カバーを示す断面図
である。
である。
1 露出導電部 5 絶縁電線 22 露出導電部保護カバー 22a カバー本体 22b セラミック層 31 電線ラック(電線支持部材) 31a ラック本体(支持部材本体) 31b セラミック層 41 碍子(電線支持部材) 41a 碍子本体(支持部材本体) 41b セラミック層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢作 恵司 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁電線(5)の露出導電部(1)を収
容する露出導電部保護カバーであって,合成樹脂製カバ
ー本体(22a)の表面にセラミック層(22b)を形
成してなることを特徴とする絶縁電線用の露出導電部保
護カバー。 - 【請求項2】 絶縁電線を支持する電線支持部材であっ
て,合成樹脂製支持部材本体(31a),(41a)の
表面にセラミック層(31b),(41b)を形成して
なることを特徴とする絶縁電線用の電線支持部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6107995A JPH07296658A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 絶縁電線用の露出導電部保護カバーおよび電線支持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6107995A JPH07296658A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 絶縁電線用の露出導電部保護カバーおよび電線支持部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07296658A true JPH07296658A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14473321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6107995A Pending JPH07296658A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 絶縁電線用の露出導電部保護カバーおよび電線支持部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07296658A (ja) |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP6107995A patent/JPH07296658A/ja active Pending
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