JPH07297058A - 誘導伝送装置及び移動体の無接触誘導伝送システム - Google Patents
誘導伝送装置及び移動体の無接触誘導伝送システムInfo
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- JPH07297058A JPH07297058A JP6090915A JP9091594A JPH07297058A JP H07297058 A JPH07297058 A JP H07297058A JP 6090915 A JP6090915 A JP 6090915A JP 9091594 A JP9091594 A JP 9091594A JP H07297058 A JPH07297058 A JP H07297058A
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- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 title claims abstract description 32
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 対象外の導体に誘導電流が発生しにくい誘導
伝送装置を提供する。 【構成】 往路電流を流す往路伝送路2の両側に上記往
路電流の半分の大きさの復路電流を流す復路伝送路1,
3を設け、往路電流及びその両側に流れる復路電流によ
って往路伝送路2の周りに生じる磁界に結合する位置に
この磁界により誘導電流を発生させるコイル5を設け
た。
伝送装置を提供する。 【構成】 往路電流を流す往路伝送路2の両側に上記往
路電流の半分の大きさの復路電流を流す復路伝送路1,
3を設け、往路電流及びその両側に流れる復路電流によ
って往路伝送路2の周りに生じる磁界に結合する位置に
この磁界により誘導電流を発生させるコイル5を設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往路・復路の伝送路に
信号用あるいは電力用の電流を流し、その電流の誘導磁
界から電流を取り出す誘導伝送装置に係り、特に、対象
外の導体に誘導電流が発生しにくい誘導伝送装置及び移
動体の無接触誘導伝送システムに関するものである。
信号用あるいは電力用の電流を流し、その電流の誘導磁
界から電流を取り出す誘導伝送装置に係り、特に、対象
外の導体に誘導電流が発生しにくい誘導伝送装置及び移
動体の無接触誘導伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】往路・復路の伝送路に電流を流し、その
電流の誘導磁界から電流を取り出す誘導伝送装置は、従
来、図7に示されるように、往路・復路の伝送路71,
72の中間に臨むようにコイル73を設けるのが一般的
である。往路伝送路71に往路電流を流し、復路伝送路
72に反対方向の復路電流を流すと、これらの往復電流
が往路伝送路71と復路伝送路72との間に生じる磁界
Hに磁心74に巻かれたコイル73が結合しているの
で、コイル73に電流が誘起される。この誘導伝送装置
による誘導現象は、誘導無線として古くから信号伝送に
使用されている。
電流の誘導磁界から電流を取り出す誘導伝送装置は、従
来、図7に示されるように、往路・復路の伝送路71,
72の中間に臨むようにコイル73を設けるのが一般的
である。往路伝送路71に往路電流を流し、復路伝送路
72に反対方向の復路電流を流すと、これらの往復電流
が往路伝送路71と復路伝送路72との間に生じる磁界
Hに磁心74に巻かれたコイル73が結合しているの
で、コイル73に電流が誘起される。この誘導伝送装置
による誘導現象は、誘導無線として古くから信号伝送に
使用されている。
【0003】通信用としての誘導無線では、送信電力と
受信電力との差が大きいが、この差を小さくしてエネル
ギを送ることが考えられている。例えば、特開平5−2
07603号、特開平5−207604号、特開平5−
207605号及び特開平5−207606号の技術
は、誘導電力伝送によって移動体に対し無接触で給電で
きるようにしたものである。
受信電力との差が大きいが、この差を小さくしてエネル
ギを送ることが考えられている。例えば、特開平5−2
07603号、特開平5−207604号、特開平5−
207605号及び特開平5−207606号の技術
は、誘導電力伝送によって移動体に対し無接触で給電で
きるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、誘導無線や
誘導電力伝送にあっては、往復電流を流すことによって
往路伝送路71と復路伝送路72との間にエネルギの伝
送モードである磁界Hを生じさせるものであるが、この
磁界Hは往復の伝送路の全長に亘って形成される。この
ため伝送先が伝送路の途中のどこに位置しても誘導伝送
を受けることができるが、反面、誘導を起こす必要のな
いところにも誘導電流が生じるという問題がある。例え
ば、クレーンや搬送台車等の移動体を伝送先とすると
き、図8に示されるように、移動体(図示せず)の進路
に添わせて伝送路を形成することになるが、往路伝送路
71と復路伝送路72とを平行かつ直線的に固定するた
めに金属ガイド81に取り付ける必要がある。往復の伝
送路71,72に電流Iを流すとき、金属ガイド81と
大地Gとに電流I2 が誘起される。電流Iによって生じ
る磁界Hに対し、電流I2 を誘起するための鎖交磁束は
少ないので、電流Iが小さい場合には電流I2 は無視で
きるが、電流Iが大きい場合には電流I2 が無視できな
い大きさになる。電流I2 は金属ガイド81と大地Gと
の間に電圧V2 を生じる。この電圧V2 が人体への危険
電圧に達することもある。また、この現象が他の装置へ
電気的妨害を及ぼすこともある。
誘導電力伝送にあっては、往復電流を流すことによって
往路伝送路71と復路伝送路72との間にエネルギの伝
送モードである磁界Hを生じさせるものであるが、この
磁界Hは往復の伝送路の全長に亘って形成される。この
ため伝送先が伝送路の途中のどこに位置しても誘導伝送
を受けることができるが、反面、誘導を起こす必要のな
いところにも誘導電流が生じるという問題がある。例え
ば、クレーンや搬送台車等の移動体を伝送先とすると
き、図8に示されるように、移動体(図示せず)の進路
に添わせて伝送路を形成することになるが、往路伝送路
71と復路伝送路72とを平行かつ直線的に固定するた
めに金属ガイド81に取り付ける必要がある。往復の伝
送路71,72に電流Iを流すとき、金属ガイド81と
大地Gとに電流I2 が誘起される。電流Iによって生じ
る磁界Hに対し、電流I2 を誘起するための鎖交磁束は
少ないので、電流Iが小さい場合には電流I2 は無視で
きるが、電流Iが大きい場合には電流I2 が無視できな
い大きさになる。電流I2 は金属ガイド81と大地Gと
の間に電圧V2 を生じる。この電圧V2 が人体への危険
電圧に達することもある。また、この現象が他の装置へ
電気的妨害を及ぼすこともある。
【0005】また、往復の伝送路71,72の近くに弱
電流を使用する電線82,83が平行に設置されている
と、これにも電流I3 が誘起される。この場合も、両電
線82,83間に生じる電圧V3 による人体への危険や
他の装置への電気的妨害が問題となる。
電流を使用する電線82,83が平行に設置されている
と、これにも電流I3 が誘起される。この場合も、両電
線82,83間に生じる電圧V3 による人体への危険や
他の装置への電気的妨害が問題となる。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、対象外の導体に誘導電流が発生しにくい誘導伝送装
置及び移動体の無接触誘導伝送システムを提供すること
にある。
し、対象外の導体に誘導電流が発生しにくい誘導伝送装
置及び移動体の無接触誘導伝送システムを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、往路電流を流す往路伝送路の両側に上記往
路電流の半分の大きさの復路電流をそれぞれ流す復路伝
送路を設け、往路電流及びその両側に流れる復路電流に
よって往路伝送路の周りに生じる磁界に結合する位置に
この磁界により誘導電流を発生させるコイルを設けたも
のである。
に本発明は、往路電流を流す往路伝送路の両側に上記往
路電流の半分の大きさの復路電流をそれぞれ流す復路伝
送路を設け、往路電流及びその両側に流れる復路電流に
よって往路伝送路の周りに生じる磁界に結合する位置に
この磁界により誘導電流を発生させるコイルを設けたも
のである。
【0008】上記コイルに磁心を設け、この磁心の一側
を一方の復路伝送路と往路伝送路との間に臨ませ、かつ
磁心の他側を他方の復路伝送路と往路伝送路との間に臨
ませてもよい。
を一方の復路伝送路と往路伝送路との間に臨ませ、かつ
磁心の他側を他方の復路伝送路と往路伝送路との間に臨
ませてもよい。
【0009】上記コイルを2つに分割し、一方の分割コ
イルを一方の復路伝送路と往路伝送路との間に配置し、
他方の分割コイルを他方の復路伝送路と往路伝送路との
間に配置してもよい。
イルを一方の復路伝送路と往路伝送路との間に配置し、
他方の分割コイルを他方の復路伝送路と往路伝送路との
間に配置してもよい。
【0010】上記コイルを両復路伝送路の中間に配置し
てもよい。
てもよい。
【0011】上記コイルに磁心を設け、この磁心に往路
伝送路の少なくとも半周を囲ませ、かつこの磁心全長に
亘って上記コイルを巻いてもよい。
伝送路の少なくとも半周を囲ませ、かつこの磁心全長に
亘って上記コイルを巻いてもよい。
【0012】上記コイルを上記往復伝送路に沿って走行
する移動体に搭載してもよい。
する移動体に搭載してもよい。
【0013】
【作用】上記構成により、一方の復路伝送路と往路伝送
路との間には復路電流の半分と往路電流の半分とによる
磁界が生じる。他方の復路伝送路と往路伝送路との間に
は復路電流の残り半分と往路電流の残り半分とによる反
対向きの磁界が生じる。これらの電流及び磁界を重ね合
わせると、往路伝送路を境に磁界の向きが反対であるか
ら、図4に示されるように、往復の伝送路1,2,3か
ら離れた点Aでは磁界が打ち消し合うようになり、伝送
路に近いところでは収束して往路伝送路2の周りに閉じ
た磁界を生じる。即ち、それぞれの磁界が単独で存在す
る場合に比べて、磁界の収束性が大きくなり、かつ遠方
での磁界強度が小さくなる。往路伝送路2から離れたと
ころで磁界強度が小さくなるので、対象外の導体に誘導
電流が発生しにくい。
路との間には復路電流の半分と往路電流の半分とによる
磁界が生じる。他方の復路伝送路と往路伝送路との間に
は復路電流の残り半分と往路電流の残り半分とによる反
対向きの磁界が生じる。これらの電流及び磁界を重ね合
わせると、往路伝送路を境に磁界の向きが反対であるか
ら、図4に示されるように、往復の伝送路1,2,3か
ら離れた点Aでは磁界が打ち消し合うようになり、伝送
路に近いところでは収束して往路伝送路2の周りに閉じ
た磁界を生じる。即ち、それぞれの磁界が単独で存在す
る場合に比べて、磁界の収束性が大きくなり、かつ遠方
での磁界強度が小さくなる。往路伝送路2から離れたと
ころで磁界強度が小さくなるので、対象外の導体に誘導
電流が発生しにくい。
【0014】コイルは往路伝送路の周り(例えば周囲円
周方向)に生じる磁界に結合しているので誘導電力を得
ることができる。
周方向)に生じる磁界に結合しているので誘導電力を得
ることができる。
【0015】コイルに磁心を設けるときには、この磁心
の一側を一方の復路伝送路と往路伝送路との間に臨ま
せ、かつ磁心の他側を他方の復路伝送路と往路伝送路と
の間に臨ませることにより、磁心が往路伝送路の周りの
磁界に対し磁路を構成するので効率がよくなる。
の一側を一方の復路伝送路と往路伝送路との間に臨ま
せ、かつ磁心の他側を他方の復路伝送路と往路伝送路と
の間に臨ませることにより、磁心が往路伝送路の周りの
磁界に対し磁路を構成するので効率がよくなる。
【0016】コイルを2つに分割し、一方の分割コイル
を一方の復路伝送路と往路伝送路との間に配置し、他方
の分割コイルを他方の復路伝送路と往路伝送路との間に
配置することにより、2つの分割コイルにそれぞれ誘導
電流を発生させ、これらの誘導電流を重畳して使用する
ことができる。
を一方の復路伝送路と往路伝送路との間に配置し、他方
の分割コイルを他方の復路伝送路と往路伝送路との間に
配置することにより、2つの分割コイルにそれぞれ誘導
電流を発生させ、これらの誘導電流を重畳して使用する
ことができる。
【0017】磁界が往路伝送路の周りに生じるので、コ
イルを両復路伝送路の中間に配置して磁界に結合するこ
とができる。この場合、1つのコイルを使用すればよい
から、コイルの構成が簡素である。
イルを両復路伝送路の中間に配置して磁界に結合するこ
とができる。この場合、1つのコイルを使用すればよい
から、コイルの構成が簡素である。
【0018】コイルに磁心を設け、この磁心に往路伝送
路の少なくとも半周を囲ませ、かつこの磁心全長に亘っ
てコイルを巻いたものは、磁心が往路伝送路の周りの磁
界のための磁路を構成し、磁界が漏れなくコイル内を通
ることになるので効率がよくなる。
路の少なくとも半周を囲ませ、かつこの磁心全長に亘っ
てコイルを巻いたものは、磁心が往路伝送路の周りの磁
界のための磁路を構成し、磁界が漏れなくコイル内を通
ることになるので効率がよくなる。
【0019】コイルを往復伝送路に沿って走行する移動
体に搭載し、上記コイルに誘起される電流をこの移動体
の電流源あるいは往復伝送路からの受信信号とする場
合、磁界の収束性がよいので十分な動力あるいは信号を
伝送することができる。しかも、往路伝送路から離れた
ところで磁界強度が小さくなるので、移動体自体や移動
体以外の導体に誘導電流が発生しにくくなり、それだけ
往路伝送路に大きな電流を流すことが可能になる。即
ち、安全性を確保しながら大きな電力供給あるいは信頼
性の高い信号伝送を行うことができる。
体に搭載し、上記コイルに誘起される電流をこの移動体
の電流源あるいは往復伝送路からの受信信号とする場
合、磁界の収束性がよいので十分な動力あるいは信号を
伝送することができる。しかも、往路伝送路から離れた
ところで磁界強度が小さくなるので、移動体自体や移動
体以外の導体に誘導電流が発生しにくくなり、それだけ
往路伝送路に大きな電流を流すことが可能になる。即
ち、安全性を確保しながら大きな電力供給あるいは信頼
性の高い信号伝送を行うことができる。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
詳述する。
【0021】図1に示されるように、本発明の誘導伝送
装置にあっては、3つの伝送路1a,2a,3aが互い
に平行かつ等間隔に設けられ、これら3つの伝送路1
a,2a,3aは両端で閉じられている。中央の伝送路
2aには送信電源4が挿入され、往路電流I0 を流す往
路伝送路2が形成されている。両側の伝送路1a,3a
はその対称性から復路電流I0 を半分I0 /2ずつ流す
ようになっており、復路伝送路1,3が形成されてい
る。誘導伝送の対象であるコイルは、往復の伝送路1,
2,3の長手方向のどの位置にあってもよい。
装置にあっては、3つの伝送路1a,2a,3aが互い
に平行かつ等間隔に設けられ、これら3つの伝送路1
a,2a,3aは両端で閉じられている。中央の伝送路
2aには送信電源4が挿入され、往路電流I0 を流す往
路伝送路2が形成されている。両側の伝送路1a,3a
はその対称性から復路電流I0 を半分I0 /2ずつ流す
ようになっており、復路伝送路1,3が形成されてい
る。誘導伝送の対象であるコイルは、往復の伝送路1,
2,3の長手方向のどの位置にあってもよい。
【0022】図2は、図1の伝送路を直角に切った断面
を見たものである。伝送路1,2,3はひとつの面上に
並んでおり、その面の片側に磁心6が設けられている。
磁心6は一側を一方の復路伝送路1と往路伝送路2との
間に臨ませ、かつ他側を他方の復路伝送路3と往路伝送
路2との間に臨ませたコ字状のものである。磁心6には
コイル5が巻かれており、コイル5は2つに分割形成さ
れている。分割コイル5aは一方の復路伝送路1と往路
伝送路2との間に配置され、他方の分割コイル5bは他
方の復路伝送路3と往路伝送路2との間に配置されてい
る。図3に示されるように、分割コイル5aと分割コイ
ル5bとは互いに逆方向巻きであり、逆向きの磁界から
得た電流が同一方向になるように一端が接続され、他端
が出力端子7となっている。
を見たものである。伝送路1,2,3はひとつの面上に
並んでおり、その面の片側に磁心6が設けられている。
磁心6は一側を一方の復路伝送路1と往路伝送路2との
間に臨ませ、かつ他側を他方の復路伝送路3と往路伝送
路2との間に臨ませたコ字状のものである。磁心6には
コイル5が巻かれており、コイル5は2つに分割形成さ
れている。分割コイル5aは一方の復路伝送路1と往路
伝送路2との間に配置され、他方の分割コイル5bは他
方の復路伝送路3と往路伝送路2との間に配置されてい
る。図3に示されるように、分割コイル5aと分割コイ
ル5bとは互いに逆方向巻きであり、逆向きの磁界から
得た電流が同一方向になるように一端が接続され、他端
が出力端子7となっている。
【0023】次に実施例の作用を述べる。
【0024】図1において、往路伝送路2に往路電流I
0 が流れ、復路伝送路1,3にそれぞれを半分の復路電
流I0 /2が流れる。これらの電流は図2、図4におい
ては、紙面の向う側に行く×印と、紙面の手前側に来る
・印とで表される。図4に示されるように、往復の伝送
路1,2,3から離れた点Aでは磁界Hが打ち消し合
い、往路伝送路2に近いところでは収束して往路伝送路
2の周りに閉じた磁界Hを生じている。往復の伝送路
1,2,3の長手方向の任意の位置にコイル5及び磁心
6が配置されるとき、図2に示されるように、コ字状の
磁心6の一側には磁界Hが他側には逆向きの磁界Hが生
じていることになり、図3に示されるように、分割コイ
ル5aと分割コイル5bと誘起される電流を重畳して出
力電流I1 が得られる。出力端子7には出力電圧V1 が
得られる。
0 が流れ、復路伝送路1,3にそれぞれを半分の復路電
流I0 /2が流れる。これらの電流は図2、図4におい
ては、紙面の向う側に行く×印と、紙面の手前側に来る
・印とで表される。図4に示されるように、往復の伝送
路1,2,3から離れた点Aでは磁界Hが打ち消し合
い、往路伝送路2に近いところでは収束して往路伝送路
2の周りに閉じた磁界Hを生じている。往復の伝送路
1,2,3の長手方向の任意の位置にコイル5及び磁心
6が配置されるとき、図2に示されるように、コ字状の
磁心6の一側には磁界Hが他側には逆向きの磁界Hが生
じていることになり、図3に示されるように、分割コイ
ル5aと分割コイル5bと誘起される電流を重畳して出
力電流I1 が得られる。出力端子7には出力電圧V1 が
得られる。
【0025】他の実施例を説明する。
【0026】図5(a)の例は、図2の例と同様に磁心
6は一側を一方の復路伝送路1と往路伝送路2との間に
臨ませ、かつ他側を他方の復路伝送路3と往路伝送路2
との間に臨ませたコ字状のものである。ただし、コイル
5は磁心6の中間部、即ち両復路伝送路1,3の中間に
巻かれている。磁界Hは磁心6内に導かれているので、
磁束が漏れなくコイル5内を通ることになり、出力端子
7には出力電圧V1 が得られる。
6は一側を一方の復路伝送路1と往路伝送路2との間に
臨ませ、かつ他側を他方の復路伝送路3と往路伝送路2
との間に臨ませたコ字状のものである。ただし、コイル
5は磁心6の中間部、即ち両復路伝送路1,3の中間に
巻かれている。磁界Hは磁心6内に導かれているので、
磁束が漏れなくコイル5内を通ることになり、出力端子
7には出力電圧V1 が得られる。
【0027】図5(b)の例は、伝送路1,2,3の並
んだ面の片側に磁心6が設けられ、この磁心6は往路伝
送路2の半周を囲む半円環状のものである。この磁心6
の全長に亘ってコイル5が巻かれている。磁界Hは磁心
6内に導かれているので、磁束が漏れなくコイル5内を
通ることになり、出力端子7には出力電圧V1 が得られ
る。
んだ面の片側に磁心6が設けられ、この磁心6は往路伝
送路2の半周を囲む半円環状のものである。この磁心6
の全長に亘ってコイル5が巻かれている。磁界Hは磁心
6内に導かれているので、磁束が漏れなくコイル5内を
通ることになり、出力端子7には出力電圧V1 が得られ
る。
【0028】次に応用例を説明する。
【0029】本発明の誘導伝送装置の応用用途は信号伝
送、電力伝送であり、特に軌道に沿って走行するクレー
ンや搬送台車を対象とするデータ、映像、音声伝送、エ
ネルギ供給に適している。図6に示されるように、本発
明の誘導伝送装置を移動体の動力用電力伝送あるいは信
号伝送に応用するために、往復の伝送路1,2,3は地
面等の移動体移動面に布設される。移動体61は軌道
式、無軌道式を問わないが、少なくとも伝送路1,2,
3の長手方向に沿って移動するための車輪(図示せず)
を備えている。コイル5を巻いた磁心6は移動体61に
搭載され、復路伝送路1と往路伝送路2との間及び復路
伝送路3と往路伝送路2との間に臨ませて配置される。
往路電流I0 及び両側の復路電流I0 /2によって往路
伝送路2の周り(例えば周囲円周方向)に磁界が生じる
ため、コイル5に効率よく電流が誘起される。移動体6
1はコイル5に誘起される電流を走行のためのエネルギ
源あるいは、往復の伝送路1,2,3からの受信信号と
する。この構成によれば、復路伝送路1,3の外側にお
いて生じる磁界強度は小さいので、対象外の導体が在っ
ても誘導電流が発生しにくい。
送、電力伝送であり、特に軌道に沿って走行するクレー
ンや搬送台車を対象とするデータ、映像、音声伝送、エ
ネルギ供給に適している。図6に示されるように、本発
明の誘導伝送装置を移動体の動力用電力伝送あるいは信
号伝送に応用するために、往復の伝送路1,2,3は地
面等の移動体移動面に布設される。移動体61は軌道
式、無軌道式を問わないが、少なくとも伝送路1,2,
3の長手方向に沿って移動するための車輪(図示せず)
を備えている。コイル5を巻いた磁心6は移動体61に
搭載され、復路伝送路1と往路伝送路2との間及び復路
伝送路3と往路伝送路2との間に臨ませて配置される。
往路電流I0 及び両側の復路電流I0 /2によって往路
伝送路2の周り(例えば周囲円周方向)に磁界が生じる
ため、コイル5に効率よく電流が誘起される。移動体6
1はコイル5に誘起される電流を走行のためのエネルギ
源あるいは、往復の伝送路1,2,3からの受信信号と
する。この構成によれば、復路伝送路1,3の外側にお
いて生じる磁界強度は小さいので、対象外の導体が在っ
ても誘導電流が発生しにくい。
【0030】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【0031】(1)対象外の導体に誘導電流が発生しに
くいので、それだけ往路伝送路に大きな電流を流すこと
が可能になる。即ち、安全性を確保しながら大きな電力
供給あるいは信頼性の高い信号伝送を行うことができ
る。
くいので、それだけ往路伝送路に大きな電流を流すこと
が可能になる。即ち、安全性を確保しながら大きな電力
供給あるいは信頼性の高い信号伝送を行うことができ
る。
【0032】(2)伝送路については従来のものの中央
に1本追加するだけでよいので、設備変更が簡単であ
る。
に1本追加するだけでよいので、設備変更が簡単であ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す誘導伝送装置の伝送路
の回路図である。
の回路図である。
【図2】本発明の一実施例を示す誘導伝送装置の伝送路
に直角な断面図である。
に直角な断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す誘導伝送装置のコイル
の回路図である。
の回路図である。
【図4】本発明の誘導伝送装置の磁界の分布図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す誘導伝送装置の伝送
路に直角な断面図である。
路に直角な断面図である。
【図6】本発明の応用実施例を示す移動体の無接触誘導
伝送システムの斜視図である。
伝送システムの斜視図である。
【図7】従来の誘導伝送装置の、(a)伝送路に直角な
断面図及び(b)磁界の分布図である。
断面図及び(b)磁界の分布図である。
【図8】従来例の誘導伝送装置の斜視図である。
1,3 復路伝送路 2 往路伝送路 5 コイル 6 磁心
Claims (6)
- 【請求項1】 往路電流を流す往路伝送路の両側に上記
往路電流の半分の大きさの復路電流をそれぞれ流す復路
伝送路を設け、往路電流及びその両側に流れる復路電流
によって往路伝送路の周りに生じる磁界に結合する位置
にこの磁界により誘導電流を発生させるコイルを設けた
ことを特徴とする誘導伝送装置。 - 【請求項2】 上記コイルに磁心を設け、この磁心の一
側を一方の復路伝送路と往路伝送路との間に臨ませ、か
つ磁心の他側を他方の復路伝送路と往路伝送路との間に
臨ませたことを特徴とする請求項1記載の誘導伝送装
置。 - 【請求項3】 上記コイルを2つに分割し、一方の分割
コイルを一方の復路伝送路と往路伝送路との間に配置
し、他方の分割コイルを他方の復路伝送路と往路伝送路
との間に配置したことを特徴とする請求項1記載の誘導
伝送装置。 - 【請求項4】 上記コイルを両復路伝送路の中間に配置
したことを特徴とする請求項2記載の誘導伝送装置。 - 【請求項5】 上記コイルに磁心を設け、この磁心に往
路伝送路の少なくとも半周を囲ませ、かつこの磁心全長
に亘って上記コイルを巻いたことを特徴とする請求項1
記載の誘導伝送装置。 - 【請求項6】 往路電流を流す往路伝送路の両側に上記
往路電流の半分の大きさの復路電流をそれぞれ流す復路
伝送路を設けてなる往復伝送路に沿って移動体が走行
し、往路電流及びその両側に流れる復路電流によって往
路伝送路の周りに生じる磁界に結合する位置でこの磁界
により誘導電流を発生させるコイルが移動体に搭載され
ていることにより、往復伝送路と移動体との間で無接触
誘導伝送を行うことを特徴とする移動体の無接触誘導伝
送システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6090915A JPH07297058A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 誘導伝送装置及び移動体の無接触誘導伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6090915A JPH07297058A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 誘導伝送装置及び移動体の無接触誘導伝送システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07297058A true JPH07297058A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14011723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6090915A Pending JPH07297058A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 誘導伝送装置及び移動体の無接触誘導伝送システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07297058A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19746919A1 (de) * | 1997-10-24 | 1999-05-06 | Daimler Chrysler Ag | Elektrische Übertragungsvorrichtung |
| JP2008044614A (ja) * | 2007-10-26 | 2008-02-28 | Tsubakimoto Chain Co | 非接触給電装置 |
| CN104362772A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-02-18 | 国家电网公司 | 磁路输电取电装置 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP6090915A patent/JPH07297058A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19746919A1 (de) * | 1997-10-24 | 1999-05-06 | Daimler Chrysler Ag | Elektrische Übertragungsvorrichtung |
| EP1023737A1 (de) * | 1997-10-24 | 2000-08-02 | DaimlerChrysler AG | Elektrische energieübertragungsvorrichtung |
| US6407470B1 (en) | 1997-10-24 | 2002-06-18 | Daimlerchrysler Ag | Electric power transmission device |
| JP2008044614A (ja) * | 2007-10-26 | 2008-02-28 | Tsubakimoto Chain Co | 非接触給電装置 |
| CN104362772A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-02-18 | 国家电网公司 | 磁路输电取电装置 |
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