JPH0729893A - Lep電極支持機構 - Google Patents

Lep電極支持機構

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JPH0729893A
JPH0729893A JP5198002A JP19800293A JPH0729893A JP H0729893 A JPH0729893 A JP H0729893A JP 5198002 A JP5198002 A JP 5198002A JP 19800293 A JP19800293 A JP 19800293A JP H0729893 A JPH0729893 A JP H0729893A
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JP
Japan
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chamber
lep
electrode
upper lid
plasma
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Pending
Application number
JP5198002A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Fujita
穣太 藤田
Yoshitaka Sasamura
義孝 笹村
Norihiko Tamaoki
徳彦 玉置
Mitsuhiro Okuni
充弘 大國
Ichiro Nakayama
一郎 中山
Masabumi Kubota
正文 久保田
Noboru Nomura
登 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回転電界により電子を加速しプラズマを生成
するドライエッチング装置において、チャンバ内壁と電
極との間に局所的放電の発生を防ぎ、チャンバ容積を変
えずまた大直径の高価なスペーサを必要とせずに、LE
P電極と基板間の距離を変更できる機構を提供する。 【構成】 チャンバ1の上蓋や底板の高さは変化させ
ず、チャンバ上蓋の上から吊り下げ棒12でLEP電極
2を吊り下げる機構とし、この電極吊り下げ棒の周りに
小さいスペ−サを設け上蓋11に固定する。壁に固定し
ないので電極と壁との間で放電集中が起らない。このス
ペ−サの高さを変えてLEP電極2とウエハの距離を変
えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高周波回転電界を利
用しガスをプラズマにするドライエッチング装置におけ
る上部電極の取り付け構造に関する。半導体集積回路の
高密度化を一層推し進めるために、フォトリソグラフィ
技術、エッチング技術の進歩が不可欠である。
【0002】
【従来の技術】ドライエッチングはガスをプラズマにし
てこれを加速し基板に当てて、基板上のレジストによっ
て覆われていない半導体部分を物理的化学的作用により
除去するものである。レジストによって覆われていない
部分をなるべく垂直にエッチングするのが望ましい。他
の分野で使われることのある湿式のエッチングは等方的
にエッチングが進む。これに対して、レジスト面に対し
て垂直にのみエッチングが進行するのを異方性エッチン
グという。乾式のエッチングは異方性に優れている。先
述の性質は異方性が高いということで表現できる。
【0003】単にイオンの物理的な衝撃力によって半導
体部分を除去する場合はガスとして不活性ガスを用いれ
ば良い。単にイオンエッチングという。しかしこれはエ
ッチング速度が遅いので殆ど用いられない。
【0004】現在最も広く用いられているエッチング方
法は、反応性イオンエッチング(RIE)である。ガス
としてハロゲンのガスを用いて化学反応により半導体を
除去していく。これは平行平板電極などを用いてハロゲ
ンガスなどに高周波を印加してプラズマとしこれにより
半導体部分をエッチングする。現在のRIEはかなりの
低真空中でプラズマを発生させている。低真空の方がプ
ラズマが立ち易いからである。真空度が低いと(圧力が
高いと)イオンの平均自由工程が短く散乱され易い。イ
オンが散乱されると、レジスト面に対して斜めに入射す
るイオンビ−ムの割合が増える。微細なレジストの穴に
おいて垂直に半導体を削るようにするためには、イオン
の入射方向が基板面に直角でなければならない。このた
めにはイオンの平均自由工程を長くし散乱確率を減らせ
ば良い。散乱確率が低ければレジスト面に対して直角な
方向に飛ぶイオンビ−ムのみがウエハに入射する。この
ためにエッチングの異方性が高くなる。そのために真空
度を上げる必要がある。しかし真空度を上げると高周波
放電が起こり難くなる。単に平行平板電極に高周波を印
加するというのでは圧力がかなり高くないとプラズマが
立たない。するとエッチングレ−トが低くなる。これが
問題であった。
【0005】高真空中で高密度プラズマを発生させると
いう課題に答えるために、マグネトロン反応性イオンエ
ッチング法や、ECRエッチング法が開発されてきてい
る。マグネトロン反応性イオンエッチング法は、従来の
平行平板電極の周囲に例えば4の電磁石を設け、電磁石
の励磁電流の位相を2π/4ずつ変化させることによ
り、チャンバ内に回転磁場を発生させ、これにより電子
のサイクロトロン運動を起こさせ、イオン化効率を上げ
ようとするものである。
【0006】ECRエッチング法は、例えばチャンバの
外部にコイルを設け、直流磁場を縦方向に発生させる。
2.45GHzのマイクロ波を外部からチャンバに導入
する。直流磁場によって、電子はサイクロトロン運動す
るが、これの周期とマイクロ波の周期を同じにすると電
子がマイクロ波を共鳴吸収する。運動エネルギ−を得た
電子がガス原子、分子に衝突してこれをイオンにするの
でやはりイオン化率が向上する。
【0007】しかしマグネトロン反応性イオンエッチン
グ法は、回転磁場の密度が空間的に一様でない。ために
プラズマ密度が空間的に不均一になる。ECRエッチン
グ法は磁場がやはり空間的に不均一であるから、プラズ
マ密度が空間的に不均一になる。プラズマ密度が不均一
であるのでエッチング速度もウエハ面内で一様でない。
当然エッチング深さがウエハ面内で不均一になる。例え
ばこのような磁場利用エッチング法をMOSLSIプロ
セスに応用すると、ゲ−ト酸化膜を劣化させてしまう。
【0008】このように磁場により電子運動を賦勢し高
真空中でも放電を維持しイオン化率を高くする方法が提
案されている。しかしいずれも磁場の空間的不均一のた
めにプラズマ密度が不均一になるという難点があった。
プラズマやラジカルの作用で半導体部分を除去するので
あるから、プラズマが空間的に一様でないと、エッチン
グ速度も空間的に一様でないことになる。もしも大口径
のウエハをエッチングしようとすると、ウエハの面内で
のエッチング深さが著しく不均一になる。だからこれら
の方法は大口径ウエハのエッチングには不向きである。
【0009】そこで回転電界を用いたドライエッチング
法が本発明者らによって発明された。特開平4−268
727号、特開平4−290226号、特願平2−40
2319号、特願平4−215820号などに開示され
る。n枚の電極に位相が2π/nだけ異なる高周波電圧
を印加して、チャンバ内に回転電界を発生しこれによっ
て電子を縦軸回りに回転させ加速し、ガス原子を叩いて
プラズマにし、このプラズマによって基板をエッチング
する。
【0010】これはチャンバ内に、上下の平行平板電極
と、n枚のLEP電極を設けたものである。下の平行平
板電極にエッチングすべき基板を載せる。LEP電極は
回転対称になるように互いに対向するように設けられ
る。上下の平行平板電極は上下方向に交番電界を発生す
る。側方のLEP電極は水平方向に回転電界を発生す
る。上下の平行平板電極に掛ける高周波は例えば50M
Hz、水平の回転電界のための高周波は300MHzで
ある。
【0011】先述のように反応性イオンエッチングは平
行平板電極だけを利用している。これに比較すると中間
側方に設けるLEP電極が増えている。マグネトロン反
応性イオンエッチング法は上下の平行平板電極と中間側
方の電磁石からなるから、これに比較すると、電磁石が
電極に置き換えられているということになる。磁場によ
って電子を賦勢することにより高真空中でもプラズマを
発生させることのできる技術があるのであるから、単な
る平行平板電極ではなく変動電界を用いて電子運動を賦
勢するという思想がすぐに浮かびそうに思われるがそう
でない。磁場は高密度プラズマの内部にも入るが電界は
入らないと思われていたからである。プラズマは荷電粒
子の集合である。高密度のプラズマが存在すると空間電
荷が局在し電界が内部にまで入らないと考えられていた
のである。外側の電荷が電界を遮蔽して内部には到達し
ないであろうという訳である。細い陰極線は電界で容易
に曲げることができるが、大電流の陰極線は電場では制
御し難いものである。であるから、変動電界を利用して
電子運動を高揚し高真空中でもプラズマを発生させよう
とした試みをしたものは本発明者以外にはない。
【0012】このような回転電界を利用するエッチング
法を本発明者はLEP法と名付けた。エッチング装置の
全体をLEP装置と呼び、側方の回転対称の電極をLE
P電極ということにした。一般名称になっている訳では
ない。LEPということもあるしリサ−ジュプラズマエ
ッチング装置ということもある。リサ−ジュ図形という
のは、互いに垂直な方向の単振動を合成した2次元運動
の軌跡のことである。フランスのLISSAJOUS が考案した
機械で描けるのでこの名前がある。
【0013】 x=Acos ωt、y=Bcos (Ωt+δ) (1)
【0014】を合成する。つまり(x,y)の点の軌跡
である。角振動数ω、Ωの違い、δの値、振幅A、Bに
より様々な図形が得られる。円、楕円、直線などの他に
多様な図形を得る。角振動数が等しいときでも、楕円、
直線、円の場合がある。
【0015】初め本発明は互いに対向する2組の電極、
つまり4枚の電極を90度ずらせて設置し、90度ずつ
位相の異なる電圧振幅の等しい高周波を印加して回転電
界を作った。上の式ではω=Ω、A=B、δ=90度の
場合である。すると電界がΩで円運動するようになる。
【0016】 EX =Acos ωt、EY =Acos (ωt+π/4) (2)
【0017】こういう様に水平方向に対向する2対の電
極に90度位相の異なる電圧を印加すると、回転電界を
形成できる。電極配置が直交電界を作る方向であるし、
位相が異なるのでリサ−ジュと名付けたのである。実際
には電界は円運動するかまたは楕円運動するかである。
複雑な一般のリサ−ジュ図形を描くという訳ではない。
【0018】しかし本発明者は更に一歩進んで、回転対
称の位置に置いたn枚の電極に、2π/nだけ位相差の
ある高周波を印加した場合も回転電界を形成できるはず
であるということに気づいた。n=4に限らず、n=3
でもn=6でも回転電界を作ることができる。n個の電
極を2π/n度ずつの中心角をなすよう回転対称の位置
に設置する。つまりj番目の電極の位置(Xj ,Yj
は、
【0019】 Xj =Hcos (Ωt+2πj/n) (3)
【0020】 Yj =Hsin (Ωt+2πj/n) (4)
【0021】として、j番目電極の電圧Vj を Vj =Kcos (Ωt+2πj/n) (5)
【0022】というように与える。そうすると、電極で
囲まれる中心での電界は0である。しかし中心から離れ
ると、距離に比例した電界が発生する。この電界はxy
面上にあり、しかもΩの回転角速度で回転する。
【0023】つまり一般的にn枚の電極を設けて、2π
/nだけ位相のずれた高周波電圧を印加すると中心から
の距離に比例した回転電界を形成することができる。そ
こでこのような場合も含めて、リサ−ジュプラズマエッ
チングということにした。3枚であろうが、5枚であろ
うがLEP電極という。装置と区別するために電極はリ
サ−ジュ電極と呼ぶこともある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図4はリサ−ジュプラ
ズマエッチング装置の概略構成図である。チャンバ1内
に、LEP電極2が幾つか鉛直方向に設けられる。これ
は回転対称の位置に設けられる等価な電極板である。下
方に下部電極3があり、これにウエハ4が載っている。
ウエハ4面上にはレジストを塗付してフォトリソグラフ
ィにより適当なレジストのパタ−ンを形成する。下部電
極3は発熱するので冷却する。
【0025】図5は従来例(特開平4−268727
号、特開平4−290226号)に係るLEP装置の横
断平面図である。図6は同じものの正面図である。これ
は3つのLEP電極2を用いる例である。チャンバ1の
内壁5は電極を安定して取り付け易いように、六角形に
形成される。6面の内の3面にLEP電極2を絶縁物6
を介して取り付けられる。チャンバが接地電位で、LE
P電極2は高周波が掛かるから絶縁する必要がある。チ
ャンバの壁面には3つの穴7がありここからLEP電極
2へ電圧を供給するためのコ−ド8が通っている。チャ
ンバ1はこのように異形の容器であり、しかも穴を開け
る必要があるので金属製でなければならない。石英では
このような複雑な加工が出来ないし電極を側面で支持す
るということもできない。金属である限り電位が浮動し
ていてはいけないので接地する。チャンバ1とベ−スチ
ャンバ9の間には、幾つかのリング状のスペ−サ10が
ある。チャンバ1の上部は上蓋11により閉じられてい
る。下部電極3にはエッチングすべき半導体基板(ウエ
ハ)4が載っている。下部電極3はベ−スチャンバ9に
固定してある。LEP電極2はチャンバの内側壁5に固
定してある。従って基板(ウエハ)4とLEP電極2の
距離は一定になる。
【0026】解決しようとする問題は二つある。順に説
明する。一つは電極とチャンバの間の放電の問題であ
る。電極とチャンバは絶縁物6を介して絶縁されている
が、電極の端ではチャンバと電極の間には空間しか存在
しない。この空間の長さは絶縁物6の厚さに等しい。絶
縁物は薄いものであるので、空間の長さは短い。それで
電極の端とチャンバ1の間に放電Qが発生する。このよ
うな放電集中が起こると、プラズマ密度がこの近傍だけ
高くなる。ためにウエハ4の周囲だけプラズマがより高
密度になる。したがってウエハの側周がより深くエッチ
ングされてしまう。このような電極とチャンバの間の局
所的な放電の発生を防ぐ必要がある。このためには絶縁
物の厚みを増やせば良いのである。しかしそうするとチ
ャンバ内の有効容積が減少する。また電極がプラズマで
加熱されるので、冷却したいという場合絶縁物で遮断さ
れているので冷却が難しくなる。このように、電極端と
チャンバ間の異方性放電が第1の問題である。
【0027】前述のように、図5の構成において基板と
LEP電極の間隔は一定である。基板とLEP電極の上
下方向の距離Wはプラズマエッチングを効率よく行う上
で重要なパラメ−タである。LEP電極と基板が近いほ
どプラズマの利用効率が高まる。しかしLEP電極と基
板が離れている方が、プラズマ密度が均一になる。大口
径のウエハをエッチングしたいという場合は広い面積で
一様なプラズマ密度が形成されなければならないので、
電極と基板が離れているほうが良いということになる。
電極と基板の最適な垂直距離は基板の材料にもよる。そ
こで材料により距離Wを変えたいとしても従来のLEP
装置ではこれが難しい。チャンバの側面に電極が固着し
てあるのでチャンバに対する電極の高さは変わらないか
らである。電極を外してチャンバ内壁の別の位置に付け
替えるというようなことができない。
【0028】敢えて距離Wを変えようとすると、図6に
示すように大径のリング状のスペ−サ10を幾つかチャ
ンバ1とベ−スチャンバ9の間に挾まなければならな
い。つまりスペ−サを挟むことにより初めてベ−スチャ
ンバとチャンバの距離を変化させ、距離Wを変えること
ができる。このスペ−サ10はチャンバ1と同じ形状で
なければならない。大型の部材であるし、スペ−サ10
の分だけ装置のコストを押し上げる。またスペ−サを入
れるとチャンバの容積が変化する。投入電力やエッチン
グガスは、ある容積のチャンバに対して最適の値に決め
てあるので、容積が変わると電力やガスを変えなければ
ならない。電極と基板の距離が変わるからといってチャ
ンバの容積も変えると、他のパラメ−タも変化させなけ
ればならず、他の条件を一定にして基板、電極間距離の
最適値を求めるということができない。このように図5
の装置は電極と基板の間の距離を自在に変更調整できな
いという難点があった。電極基板距離の固定性である。
これがもう一つの問題である。
【0029】チャンバ内壁と電極の間に局所的な放電が
起こらないようにした機構を提供することが第1の目的
である。チャンバの容積を変える事なく、LEP電極と
基板の距離を変えることができる機構を提供することが
本発明の第2の目的である。また大きい直径の高価なス
ペ−サを必要とせず、電極・基板間距離を変更できる機
構を提供することが第3の目的である。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明のドライエッチン
グ装置は、チャンバ内壁面に電極を付けるのではなく、
チャンバの上からLEP電極を支持棒で吊り下げる。チ
ャンバの内壁には100μm以上の絶縁層が形成されて
いる。チャンバから電極を離すことができるのでチャン
バと電極間の局所的な放電を防ぐことができる。単に吊
り下げるだけでなくLEP電極の昇降機構をも備える。
LEP装置のチャンバの上蓋に電極の数だけの穴を穿
ち、この穴に吊り下げ棒を差し込み、小さいスペ−サを
用いて上蓋に対して任意の高さに設置し、吊り下げ棒の
下端にLEP電極を固定する。チャンバ内は真空を維持
しなければならないので、吊り下げ棒の周囲は円筒形の
スペ−サや絶縁リングによって囲む。上蓋はチャンバに
固定され、チャンバはベ−スチャンバに固定されている
ので、LEP電極を昇降させてもチャンバ内部の容積が
殆ど変化しない。
【0031】チャンバ内壁の絶縁層を形成するために多
様な方法がある。 金属チャンバの内壁に100μm厚以上のアルミナが
溶射されている。 100μm厚以上のセラミック製カバ−が金属チャン
バの内壁に接着されている。 100μm厚以上の石英製カバ−が金属チャンバの内
壁に接着されている。 チャンバの側面を石英管にする。蓋を金属にすれば電
極を吊り下げることができる。石英と金属の蓋をフラン
ジにおいて気密結合することは可能である。 金属チャンバの内壁に100μm以上の厚さのテフロ
ン被膜を形成する。
【0032】
【作用】従来のように、LEP電極をチャンバの内側面
に固着するのではなく、上蓋から吊り下げ棒によって吊
り下げ、その下端にLEP電極を固着するようにしてい
る。吊り下げ棒を昇降することにより電極の高さを調整
することができる。これによって電極とチャンバを離す
ことができる。チャンバ内壁には絶縁層があり、チャン
バと電極が離隔していることと、絶縁層の作用で、電極
とチャンバの間で放電集中が起こらない。これが一つの
作用である。もうひとつの効果は吊り下げ棒の昇降によ
り基板と電極間の距離Wを変化させることができるとい
うことである。吊り下げ棒の昇降によるので、チャンバ
内の容積が変化しない。ために、投入電力や供給ガス流
量などのパラメ−タを再調整する必要がない。勿論チャ
ンバ内の真空を保つために吊り下げ棒の周囲は円筒形の
スペ−サや絶縁筒で気密に囲む必要がある。絶縁筒で囲
むのは、電極をチャンバ上蓋から絶縁する必要があるか
らである。
【0033】
【実施例】図1は本発明のLEP電極昇降機構を備える
装置の横断平面図、図2は同じものの外観を示す平面
図、図3はLEP電極の吊り下げ機構の断面図である。
装置の外殻部は、円筒形のチャンバ1、上蓋11、ベ−
スチャンバ9よりなる。これらの間にスペ−サのような
ものはない。チャンバ1とベ−スチャンバ9の距離は一
定である。LEP電極は、チャンバの側面に固着される
のではなくて、上蓋11から吊り下げ棒12によって吊
り下げられる。だからチャンバ1の内面が六角形にはな
らず、単純な円筒形になっている。チャンバの骨格はス
テンレスやアルミニウムで作ることができる。内壁には
絶縁層(アルミナ、セラミック、石英など)が100μ
m以上の厚みで形成されている。LEP電極はAlで、
表面にアルマイト処理したものである。この例ではLE
P電極とチャンバ内壁の間隔は5cmである。
【0034】吊り下げ棒12の上蓋11に対する高さは
自在に調整することができる。上蓋11はLEP電極の
数nだけの通し穴13が穿たれている。チャンバフラン
ジ14に上蓋11がボルト15によって固定される。吊
り下げ棒12は下方が通し穴13を突き抜けてチャンバ
1の内部空間にある。吊り下げ棒12は円形断面の棒で
あるが、これの下端の一方向には平坦面が形成してあ
り、ここにLEP電極2がボルト16によって固着され
る。
【0035】吊り下げ棒12の上半部は絶縁リング1
7、スペ−サ18などによって囲まれる。これらの内径
は通し穴13の内径にほぼ等しい。吊り下げ棒12の上
方は広い吊り下げフランジ19になっている。吊り下げ
フランジ19は前記のスペ−サ18を上から抑える。吊
り下げ棒の内部には冷却のために冷却水または冷媒が通
る通路30、31が形成される。上方の入口32から冷
媒が導入され、出口33から排出される。LEP電極が
プラズマによって発熱するので、これを冷却するために
冷却水や冷媒を通す。電極温度は一定の最適温度に保た
れる。
【0036】吊り下げフランジ19の一部に穴20が穿
たれており、穴20にスタッド21、絶縁カラ−22が
挿通される。スタッド21の下端は、上蓋11の上面の
螺穴23に螺込まれている。スタッド21の上端にはワ
ッシャ24が嵌め込まれ、ナット25によって締結され
ている。スタッド21によって、吊り下げフランジ19
が下方に押される。しかし吊り下げフランジ19と上蓋
11の間には絶縁リング17とスペ−サ18があるの
で、吊り下げフランジの高さがこれによって決まる。絶
縁カラ−や絶縁リングはテフロンやFRPを用いる。
【0037】スペ−サ18を取り替えることにより、電
極の高さを調整することができる。スペ−サや絶縁リン
グ17は電極の数だけ必要である。チャンバ内は真空に
引く必要がある。このため、上蓋11と絶縁リング17
の間にはOリング26が、絶縁リング17とスペ−サ1
8の間にはOリング27が、スペ−サ18と上蓋フラン
ジ19の間にはOリング28が介挿される。またチャン
バフランジ14と上蓋11の間にはOリング29が設け
られる。
【0038】スペ−サの高さによってLEP電極の高さ
を調整することができる。スペ−サのないときに電極の
位置は最も低くなる。スペ−サの幅を大きくするに従っ
て電極の位置が高くなる。スペ−サを変えるには次のよ
うにする。上蓋をチャンバから取り外す。上蓋をひっく
り返して、吊り下げ棒が上を向くようにする。吊り下げ
棒からLEP電極を外す。吊り下げフランジの取付スタ
ッドのナットを緩める。吊り下げフランジを上蓋から外
す。スペ−サが解放されるので、スペ−サを変更する。
以前のスペ−サを除き所望の高さのスペ−サを絶縁リン
グの上に置く。今度は逆の順で組み立てる。
【0039】一つの実施例を述べる。本発明の装置(図
1)と比較例の装置(図5)によって、圧力を変えなが
ら、n+ −polySiをエッチングした。本発明装置
は電極を上から吊り下げている。比較例のものは内壁に
LEP電極を固着したものである。圧力の変動域は0.
5Pa〜5Paである。エッチングガスはCl2 であ
り、流量は80sccmであった。下部電極3へ印加す
る高周波は13.56MHzであり電力は80Wであっ
た。上部のLEP電極には120度ずつ位相の異なる5
4.24MHzの高周波を印加した。電力は70Wであ
る。このような条件で本発明の装置と比較例の装置によ
りエッチングを行い、ウエハ面内でのエッチングの不均
一性を調べた。図7にこの結果を示す。縦軸が不均一性
で、エッチング深さの分散を平均値で割ったものであ
る。これが小さいと均一性が高いということである。こ
れが高いと不均一だということである。
【0040】本発明によるものは圧力の変動に対してエ
ッチングの均一性が極めて優れている。圧力P=1Pa
で不均一性が2%である。圧力が増えると不均一性も増
加するが、2Paで4%、3Paで8%である。3Pa
以上になると不均一性が増加せず5Paでも8%であ
る。これ以上でも10%以下であろう。これは電極とチ
ャンバの間に局所的な放電が起こらないからである。
【0041】比較例では、1Paで3%である。これは
充分に一様である。しかし不安定であり、不均一性が圧
力変動とともに一挙に増大する。0.5Paで6%であ
る。1Paより下では不均一が大きくなる。逆に3Pa
の圧力では不均一性が34%にもなる。これ以上高いと
さらに不均一が増加する。これだけを見ても、比較例の
場合は圧力変動による不安定性が大きいということが分
かる。側面に取り付けた電極とチャンバの間に交流的な
電流経路が生じて電極の近傍でプラズマが過度に高密度
化する。圧力が上昇すると、この近傍で活性種が増加し
エッチングが不均一になる。このために圧力が3Paを
越えると不均一性が急激に増えるのであろう。
【0042】さらにMOS構造TEGを用いたチャ−ジ
アップダメ−ジ評価を行った。本発明のエッチング装置
によると、10nm厚のゲ−ト酸化膜に対してもダメ−
ジが検出されなかった。これはプラズマの均一性が良好
なことによるものと考えられる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、リサ−ジュプラズマエッチン
グ装置において、LEP電極をチャンバの壁面に直接に
取り付けず、蓋から電極を吊り下げるようにしている。
このために電極とチャンバの距離を広くとることがで
き、LEP電極とチャンバの間に放電が起こらない。こ
のためにプラズマ密度がチャンバ内の広い範囲で一様に
なる。ためにウエハ面内のエッチング速度が均一にな
る。また電極を蓋板から吊り下げるので、LEP電極の
高さを変更することができる。スペ−サを電極の数だけ
用いるがこれは小さいスペ−サである。ためにスペ−サ
のコストを低減できる。また電極の高さ変更に伴いチャ
ンバ内の容積が変わらない。ために供給ガス流量、投入
電力などのパラメ−タを変更しなくても良い。エッチン
グ条件を変えることなく異なる高さの電極条件でエッチ
ングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るLEP電極昇降機構を備
えたドライエッチング装置の横断平面図。
【図2】本発明の実施例に係るLEP電極昇降機構を備
えたドライエッチング装置の平面図。
【図3】LEP電極の昇降機構の部分の断面図。
【図4】LEP電極を用いたドライエッチング装置の概
略構成図。
【図5】従来例に係るLEPドライエッチングの横断平
面図。
【図6】従来例に係るLEPドライエッチングの正面
図。
【図7】本発明の装置と比較例の装置によりn+ ポリS
iをエッチングした時の、エッチング不均一性の圧力依
存性を示すグラフ。
【符号の説明】
1 チャンバ 2 LEP電極(上部電極) 3 下部電極 4 ウエハ 5 内壁 6 絶縁物 7 穴 8 コ−ド 9 ベ−スチャンバ 10 スペ−サ 11 上蓋 12 吊り下げ棒 13 通し穴 14 チャンバフランジ 15 ボルト 16 ボルト 17 絶縁リング 18 スペ−サ 19 吊り下げフランジ 20 穴 21 スタッド 22 絶縁カラ− 23 螺穴 25 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉置 徳彦 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産 業株式会社内 (72)発明者 大國 充弘 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産 業株式会社内 (72)発明者 中山 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産 業株式会社内 (72)発明者 久保田 正文 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産 業株式会社内 (72)発明者 野村 登 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内壁面に100μm以上の厚さの絶縁体
    を持つ筒型のチャンバと、チャンバの底部に固定される
    ベ−スチャンバと、n個の穴を有しチャンバの上部を被
    蓋する上蓋と、チャンバ内でベ−スチャンバの上に置か
    れる半導体ウエハを戴置すべき下部電極と、チャンバ内
    に互いに対向するように回転対称の位置に設けられるn
    枚のLEP電極とよりなり、チャンバ内にエッチングガ
    スを導入し、LEP電極に掛けた位相の異なる高周波電
    圧によって回転電界を発生させガスをプラズマとして、
    ウエハをエッチングするようにしたLEPドライエッチ
    ング装置において、絶縁体を介して上蓋に固定した吊り
    下げ棒によりLEP電極を上から支持したことを特徴と
    するLEP電極支持機構。
  2. 【請求項2】 内壁面に100μm以上の厚さのアルミ
    ナ溶射層を設けた筒型のチャンバと、チャンバの底部に
    固定されるベ−スチャンバと、n個の穴を有しチャンバ
    の上部を被蓋する上蓋と、チャンバ内でベ−スチャンバ
    の上に置かれる半導体ウエハを戴置すべき下部電極と、
    チャンバ内に互いに対向するように回転対称の位置に設
    けられるn枚のLEP電極とよりなり、チャンバ内にエ
    ッチングガスを導入し、LEP電極に掛けた位相の異な
    る高周波電圧によって回転電界を発生させガスをプラズ
    マとして、ウエハをエッチングするようにしたLEPド
    ライエッチング装置において、上蓋に絶縁体を介して固
    定した吊り下げ棒によりLEP電極を上から支持したこ
    とを特徴とするLEP電極支持機構。
  3. 【請求項3】 内壁面に100μm以上の厚さのセラミ
    ック製カバ−を取り付けた筒型のチャンバと、チャンバ
    の底部に固定されるベ−スチャンバと、n個の穴を有し
    チャンバの上部を被蓋する上蓋と、チャンバ内でベ−ス
    チャンバの上に置かれる半導体ウエハを戴置すべき下部
    電極と、チャンバ内に互いに対向するように回転対称の
    位置に設けられるn枚のLEP電極とよりなり、チャン
    バ内にエッチングガスを導入し、LEP電極に掛けた位
    相の異なる高周波電圧によって回転電界を発生させガス
    をプラズマとして、ウエハをエッチングするようにした
    LEPドライエッチング装置において、上蓋に絶縁体を
    介して固定した吊り下げ棒によりLEP電極を上から支
    持したことを特徴とするLEP電極支持機構。
  4. 【請求項4】 内壁面に100μm以上の厚さの石英製
    カバ−を取り付けた筒型のチャンバと、チャンバの底部
    に固定されるベ−スチャンバと、n個の穴を有しチャン
    バの上部を被蓋する上蓋と、チャンバ内でベ−スチャン
    バの上に置かれる半導体ウエハを戴置すべき下部電極
    と、チャンバ内に互いに対向するように回転対称の位置
    に設けられるn枚のLEP電極とよりなり、チャンバ内
    にエッチングガスを導入し、LEP電極に掛けた位相の
    異なる高周波電圧によって回転電界を発生させガスをプ
    ラズマとして、ウエハをエッチングするようにしたLE
    Pドライエッチング装置において、上蓋に絶縁体を介し
    て固定した吊り下げ棒によりLEP電極を上から支持し
    たことを特徴とするLEP電極支持機構。
  5. 【請求項5】 内壁面に100μm以上の厚さの絶縁体
    を持つ筒型のチャンバと、チャンバの底部に固定される
    ベ−スチャンバと、n個の穴を有しチャンバの上部を被
    蓋する上蓋と、チャンバ内でベ−スチャンバの上に置か
    れる半導体ウエハを戴置すべき下部電極と、チャンバ内
    に互いに対向するように回転対称の位置に設けられるn
    枚のLEP電極とよりなり、チャンバ内にエッチングガ
    スを導入し、LEP電極に掛けた位相の異なる高周波電
    圧によって回転電界を発生させガスをプラズマとして、
    ウエハをエッチングするようにしたLEPドライエッチ
    ング装置において、上蓋の穴から差し込まれLEP電極
    を下端に固定すべき吊り下げ棒と、吊り下げ棒を支持す
    る吊り下げフランジと、個々の吊り下げ棒の周囲におい
    て、上蓋と吊り下げフランジの間に挿入される絶縁リン
    グと、スペ−サと、吊り下げフランジを上蓋に固定する
    スタッドと、スタッドと吊り下げフランジとを絶縁する
    絶縁カラ−よりなり、吊り下げフランジと上蓋の間に異
    なる高さのスペ−サを挿入することによりLEP電極の
    高さを変化させることを特徴とするLEP電極支持機
    構。
  6. 【請求項6】 内壁面に100μm以上の厚さの絶縁体
    を持つ筒型のチャンバと、チャンバの底部に固定される
    ベ−スチャンバと、n個の穴を有しチャンバの上部を被
    蓋する上蓋と、チャンバ内でベ−スチャンバの上に置か
    れる半導体ウエハを戴置すべき下部電極と、チャンバ内
    に互いに対向するように回転対称の位置に設けられるn
    枚のLEP電極とよりなり、チャンバ内にエッチングガ
    スを導入し、LEP電極に掛けた位相の異なる高周波電
    圧によって回転電界を発生させガスをプラズマとして、
    ウエハをエッチングするようにしたLEPドライエッチ
    ング装置において、上蓋の穴から差し込まれLEP電極
    を下端に固定すべき吊り下げ棒と、吊り下げ棒を支持す
    る吊り下げフランジと、個々の吊り下げ棒の周囲におい
    て、上蓋と吊り下げフランジの間に挿入される絶縁リン
    グと、スペ−サと、吊り下げフランジを上蓋に固定する
    スタッドと、スタッドと吊り下げフランジとを絶縁する
    絶縁カラ−よりなり、吊り下げ棒の内部には冷媒の通る
    通路を設けLEP電極を冷却し、吊り下げフランジと上
    蓋の間に異なる高さのスペ−サを挿入することによりL
    EP電極の高さを変化させることを特徴とするLEP電
    極支持機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003318158A (ja) * 2002-04-19 2003-11-07 Nordson Corp プラズマ処理システム

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US8613827B2 (en) 2002-04-19 2013-12-24 Nordson Corporation Plasma treatment system
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