JPH0729960A - ユニット間基板搬送装置 - Google Patents

ユニット間基板搬送装置

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JPH0729960A
JPH0729960A JP19427593A JP19427593A JPH0729960A JP H0729960 A JPH0729960 A JP H0729960A JP 19427593 A JP19427593 A JP 19427593A JP 19427593 A JP19427593 A JP 19427593A JP H0729960 A JPH0729960 A JP H0729960A
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板搬送に関する単位動作の数に関係なく同
一のインターフェースで両ユニット間の基板搬送の同期
をとるとともに、両ユニットに備えられた各制御装置の
異常時に簡単な構成で制御装置の停止を図ることを目的
とする。 【構成】 各ユニットの電子制御装置で所定の単位動作
の実行がなされると、その単位動作に要した時間だけ、
中間プログラムに送る停止要求の信号と、相手方ユニッ
トに対してインターフェース信号として出力するインタ
ーロックの信号と、相手方ユニットでその中間プログラ
ムから制御プログラムに送る停止指令の信号とがそれぞ
れ順に立ち上げられ、その結果、相手方ユニットのメカ
動作の停止期間が設定され、その後、続く単位動作の実
行を開始する。更に、両ユニットでやり取りする第1お
よび第2のクロック信号から相手方ユニットの制御装置
の異常を検出して、その異常時に、前記停止指令の信号
を制御プログラムに送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御装置を内部にそれ
ぞれ備えた2つのユニット間でLCD用のガラス基板、
半導体装置用のウエハのような各種の基板の受け渡しを
行う基板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウェハやLCD用ガラス
基板等のような半導体デバイス製造用の各種基板(以
下、単に基板と呼ぶ)を処理する装置においては、プロ
セスの自由度を確保するために、単一または複数のプロ
セス処理を実行できる各種ユニットを組み合わせること
により一つの装置を構成している。こうした基板処理装
置では、それぞれ非同期で動作する独自のCPUを各ユ
ニット毎に備えており、各CPUにより各ユニットのプ
ロセスをそれぞれ実行している。なお、各CPU間は、
基板搬送の同期をとるために、インターフェースにより
互いに接続されている。
【0003】一方、各ユニット間における基板の搬送に
は、コンベアを用いる方法,アームを用いる方法等、様
々な方法があるが、どの方法を用いるにしろ、その搬送
の形態(基板の搬送は1以上の数の単位動作の集合で構
成されるが、ここで言う搬送の形態とは、その集合の様
子を言う)は、同一装置のライン内において複数種類生
じる。これは、被搬送物である基板に対する搬送時の衝
撃によるダメージ,基板の汚染および搬送に要する時間
等をそれぞれ最小限に抑えると言った命題をクリアする
ために、それぞれのユニット間における搬送機構を最適
に構成しようとすれば、当然複数種類の搬送形態を必要
とするためである。
【0004】このように搬送の形態が複数種類あるため
に、各ユニットのCPU間を接続するインターフェース
は、各搬送形態に最適な信号数および信号タイミングを
備えるべく、搬送形態の種類に応じた数だけ一装置内に
存在する。
【0005】ところで、各CPUの制御プログラムを開
発する際には、装置全体のシステムを捕らえて各制御プ
ログラムを作成する技法がとられるが、こうした技法か
らみれば、前記のように同一装置上に複数種類のインタ
ーフェースが混在するようなことは好ましくなく、装置
内に存在する全ての搬送形態を包括した最小公倍数的な
唯一のインターフェースを採用し、過分な信号線への信
号はダミーとして信号のやり取りを行なうことで、イン
ターフェースの共有化を図っている。
【0006】次に、こうした共有化が図られた従来のイ
ンターフェースを取り上げて、その信号のやりとりを、
図18に示すタイミングチャートに基づいて具体的に説
明する。ここでのインターフェースは、基板を待機位置
から回転式の処理カップ位置に搬送するアーム機構を備
えた基板処理装置における待機位置側のユニット(以
下、上流側ユニットと呼ぶ)とカップ位置側のユニット
(以下、下流側ユニットと呼ぶ)とを接続するもので、
前述したようなインターフェースの共有化がなされたも
のである。なお、上流側ユニットは、基板搬送のための
単位動作(以下、sub動作とも呼ぶ)を3つ備えてお
り、下流側ユニットは、sub動作を3つ備えており、
合計6つのsub動作により搬送が構成されている。
【0007】図18に示すように、上流側ユニットから
下流側ユニットへのインターフェースとして払出要求,
払出要求subおよび払出完了の3つの信号線が用意さ
れている。また、下流側ユニットから上流側ユニットへ
のインターフェースとして受取可能,受取可能subの
2つの信号線が用意されている。ここで言う払出要求s
ubとは、下流側ユニットに対して基板を払い出すため
のsub動作の実行を促すものであり、受取可能sub
とは、上流側ユニットより基板を受け取るためのsub
動作の実行を促すものである。
【0008】図18に示すように、まず、上流側ユニッ
トは、下流側ユニットへ送信する払出要求のインターフ
ェース信号を立ち上げる(図中、T1)。この払出要求
の立ち上げを受けた下流側ユニットは、上流側ユニット
へ送信する受取可能のインターフェース信号を立ち上げ
る(T2)。次いで、受取可能の立ち上げを受けた上流
側ユニットは、第1のsub動作(以下、上流側ユニッ
トの第1ないし第3のsub動作をsub動作11〜s
ub動作13と呼び、下流側ユニットの第1ないし第3
のsub動作をsub動作21〜sub動作23と呼
ぶ)の実行を開始する(T3)。その後、sub動作1
1の動作が終了する(T4)と、続いて、下流側ユニッ
トへ送信する払出要求subのインターフェース信号を
立ち上げる(T5)。
【0009】払出要求subの信号は、前述したように
下流側ユニットに対してsub動作の実行を促すもの
で、この払出要求subの立ち上げを受けた下流側ユニ
ットは、sub動作21の実行を開始する(T6)。そ
の後、sub動作21の動作が終了する(T7)と、続
いて、上流側ユニットへ送信する受取可能subのイン
ターフェース信号を立ち上げる(T8)。受取可能su
bの信号は、前述したように上流側ユニットに対してs
ub動作の実行を促すもので、この受取可能要求sub
の立ち上げを受けた上流側ユニットは、sub動作12
の実行を開始する(T9)。その後、sub動作12の
動作が終了する(T10)と、続いて、前記払出要求s
ubのインターフェース信号を立ち下げる(T11)。
即ち、払出要求subのインターフェース信号は、立ち
上げ後、下流側ユニットでsub動作21が実行され、
そのsub動作21の実行を受けて実行される上流側ユ
ニットのsub動作12の終了を待って立ち下げられ
る。
【0010】続いて、払出要求subの立ち下げを受け
た下流側ユニットは、sub動作22の実行を開始する
(T12)。その後、sub動作22の動作が終了する
(T13)と、続いて、前記受取可能subのインター
フェース信号を立ち下げる(T14)。即ち、受取可能
subのインターフェース信号は、立ち上げ後、上流側
ユニットでsub動作12が実行され、そのsub動作
12の実行を受けて実行される下流側ユニットのsub
動作22の終了を待って立ち下げられる。
【0011】受取可能subの立ち下げを受けた上流側
ユニットは、sub動作13の実行を開始する(T1
5)。その後、sub動作13の動作が終了する(T1
6)と、続いて、下流側ユニットへ送信する払出完了の
インターフェース信号を立ち上げる(T17)。
【0012】この払出完了の立ち上げを受けた下流側ユ
ニットは、sub動作23の実行を開始する(T1
8)。その後、sub動作23の動作が終了する(T1
9)と、続いて、上流側ユニットへ送信する受取可能の
インターフェース信号を立ち下げる(T20)。この受
取可能の立ち下げを受けた上流側ユニットは、払出要求
のインターフェース信号を立ち下げるとともに払出完了
のインターフェース信号を立ち下げる(T21)。
【0013】このようにインターフェース信号を定義す
ることにより、各3つのsub動作を互いのCPU間に
おいて同期をとりながら交互に動作させることができ、
この結果、上流側ユニットで実行されるsub動作と下
流側ユニットで実行されるsub動作との干渉を防いだ
ユニット間の搬送が実現される。
【0014】なお、本例のインターフェースは、上流側
ユニットおよび下流側ユニットでそれぞれ3つのsub
動作が実行される構成を持つ場合に適用できるようにイ
ンターフェースの共有化が図られているが、もしそれぞ
れのsub動作において実際の搬送動作が伴わない場合
は、ダミー信号のみの応答を行なえばよく、本例のイン
ターフェースの場合には、sub動作がいずれか一方の
ユニットについて1のみの場合から最大6つ(各ユニッ
ト3つずつ)まで適用できる。
【0015】上流側ユニットの第1のsub動作11が
実際の搬送動作を伴わずダミー信号のみの応答となって
いる場合のインターフェースによる動作を、図19のタ
イミングチャートに示した。同図に示すように、上流側
ユニットは、下流側ユニットへ送信する払出要求のイン
ターフェース信号を立ち上げ(図中、T101)、この
払出要求の立ち上げを受けた下流側ユニットは、上流側
ユニットへ送信する受取可能のインターフェース信号を
立ち上げる(T102)。次いで、受取可能の立ち上げ
を受けた上流側ユニットは、sub動作11としてダミ
ー信号のみの応答を行ない、即座に下流側ユニットへ送
信する払出要求subのインターフェース信号を立ち上
げる(T103)。この払出要求subの立ち上げを受
けた下流側ユニットは、sub動作21の実行を開始す
る(T104)。その後、図18と同様に、sub動作
12,sub動作22,sub動作13,sub動作2
3と順にsub動作を実行していく。
【0016】また、下流側ユニットのsub動作23が
実際の搬送動作を伴わずダミー信号のみの応答となって
いる場合のインターフェースによる動作を、図20のタ
イミングチャートに示した。同図に示すように、上流側
ユニットと下流側ユニットとの間で、図20と同様にs
ub動作11,sub動作21,sub動作12,su
b動作22,sub動作13を順に実行し、sub動作
13の実行終了後(T201)、下流側ユニットへ送信
する払出完了のインターフェース信号を立ち上げる(T
202)。この払出完了の立ち上げを受けた下流側ユニ
ットは、sub動作11としてダミー信号のみの応答を
行ない、即座に上流側ユニットへ送信する受取可能のイ
ンターフェース信号を立ち下げ(T203)、この受取
可能の立ち下げを受けた上流側ユニットは、払出要求の
インターフェース信号を立ち下げるとともに払出完了の
インターフェース信号を立ち下げる(T204)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の基板
処理装置においては、増々、省スペース化、高機能化の
要望が強く、その結果として、各ユニット間の搬送に関
してもインターフェースが増々複雑化する傾向にある。
これはとりもなおさず、先に述べた単位動作(sub動
作)が増加することを意味する。こうした状況下におい
て、前記従来の技術では、sub動作が予め設計した数
(先に述べた例では、6つ)を越えると、インターフェ
ースの設計のやり直しを要し、そのまま使用することが
できないといった問題があった。
【0018】また、sub動作が予め設計した数より少
ない場合においては、余分なダミー信号の交信が必要で
あり、用意された信号を効率よく使用することができな
いといった問題があった。さらに、sub動作が予め設
計した数を越えない場合においては、一のインターフェ
ースで共有化を行なうことができるといったことを先に
述べたが、各ユニットのsub動作に同期してインター
フェース信号を直接操作するために、実際は、各ユニッ
ト個別に搬送に関する制御プログラムを手直しする必要
があり、システムの開発効率は必ずしも優れたものでは
なかった。
【0019】さらに、sub動作の数が増加すると、払
出要求sub,受取可能subといった、相手側ユニッ
トに対してsub動作の実行を促すsub信号の数も増
加し、インターフェースの信号線の数が増加するといっ
た問題も生じた。
【0020】本発明のユニット間基板搬送装置は、こう
した問題に鑑みて発明されたもので、sub動作の数に
関係なく同一のインターフェースで両ユニット間の基板
搬送の同期をとることができ、ひいては、システム開発
の効率化等を図ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成を取った。
【0022】即ち、本発明のユニット間基板搬送装置
は、制御装置を内部にそれぞれ備えた2つのユニット間
に、基板の搬送機構を設け、両ユニットに備えられたい
ずれかの制御装置を用いて前記搬送機構の動作を制御す
るとともに、少なくとも前記搬送機構の動作を制御しな
い制御装置側のユニットに、前記搬送機構に基板を渡す
基板渡し機構を設け、当該ユニットの制御装置を用いて
前記基板渡し機構の動作を制御することにより、前記基
板を一方のユニットから他方のユニットに搬送するユニ
ット間基板搬送装置であって、前記両制御装置間に、両
制御装置間で信号のやり取りを行なうインターフェース
手段を設け、前記両制御装置にそれぞれ備えられた前記
搬送機構または基板渡し機構の動作の制御手順を示した
各制御プログラムに、前記インターフェース手段へのデ
ータの受け渡しの手順を示した中間プログラムをそれぞ
れ組み込むとともに、前記各制御装置は、前記制御プロ
グラムに従い、前記搬送機構または基板渡し機構の動作
を、その機構により定まる単位動作毎に実行するととも
に、その単位動作の実行時に、相手方のユニットに前記
搬送機構または基板渡し機構の動作の停止を要求する停
止要求を示すデータを前記中間プログラム内の変数とし
て中間プログラム側に転送する停止要求転送手段と、前
記中間プログラムに従い、前記停止要求転送手段から出
力された停止要求を示すデータを受け取り、停止要求を
示す信号をインターロック信号として前記インターフェ
ース手段を介して相手方のユニットの制御装置に送信す
るインターロック信号送信手段と、前記中間プログラム
に従い、前記相手方のユニットのインターロック信号送
信手段から送信されたインターロック信号を受け取り、
停止指令を示すデータを前記制御プログラム内の変数と
して制御プログラム側に転送する停止指令転送手段と、
前記制御プログラムに従い、前記停止指令転送手段から
転送された停止指令を示すデータを受け取り、該データ
に基づき前記搬送機構または基板渡し機構の動作を停止
させるとともに、その停止指令の終了を待って前記搬送
機構または基板渡し機構の動作の次の単位動作を実行す
る次動作実行制限手段とを備え、さらに、ユニット間基
板搬送装置内に、前記両ユニットの各制御装置の異常状
態を検知する異常検知手段を設けるとともに、前記各ユ
ニットの制御装置は、前記異常検知手段により相手方の
ユニットの制御装置に異常状態が検知されたとき、前記
停止指令を示すデータを自ユニット内の前記制御プログ
ラム側に転送する強制停止指令転送手段を備えたこと
を、その要旨としている。
【0023】なお、前記ユニット間基板搬送装置であっ
て、各ユニットの制御装置は、相手方のユニットの制御
装置にクロック信号を送信するクロック信号送信手段
と、インターフェース手段を介した信号を相手方のユニ
ットから受信したとき、クロック信号送信手段から送信
するクロック信号のレベルを反転させる信号レベル反転
手段とを備え、前記異常検知手段は、各ユニットの制御
装置内にそれぞれ設けられた、インターフェース手段を
介してインターフェース信号を相手方のユニットの制御
装置に送信したとき、相手方ユニットに送る前記クロッ
ク信号の信号レベルと相手方ユニットから受ける前記ク
ロック信号の信号レベルとを比較することで前記相手方
ユニットの制御装置における前記クロック信号のレベル
の反転を確認する信号レベル反転確認手段と、インター
フェース手段を介してインターフェース信号を相手方の
ユニットの制御装置に送信した後、前記信号レベル反転
確認手段で前記クロック信号の反転が所定時間以上確認
されないとき、前記相手方のユニットの制御装置に異常
状態が検知されたと判定する判定手段とを備えた構成と
してもよい。
【0024】
【作用】以上のように構成された本発明のユニット間基
板搬送装置では、インターフェース手段へのデータの受
け渡しの手順を示した中間プログラムが制御プログラム
内に組み込まれており、制御プログラムに従うインター
フェース手段へのデータ転送は中間プログラムにより仲
介される。このため、各ユニットの制御プログラムから
みればインターフェース手段に送る信号の数、あるいは
その送信タイミング等を意識する必要がない。
【0025】即ち、各ユニットの制御プログラムでは、
各ユニット固有の搬送機構または基板渡し機構をシーケ
ンシャルな連続した動きとして制御し、それぞれの単位
動作の実行時に停止要求を示すデータを中間プログラム
側に転送するだけで、中間プログラムから相手方のユニ
ットの制御装置にインターロック信号が送信され、相手
方のユニットで停止指令を示すデータが中間プログラム
側から制御プログラム側に転送され、相手側ユニットに
て実行される搬送動作の実行が制限される。こうして相
手側ユニットにて実行される搬送動作との同期を図るこ
とができる。したがって、各ユニットで実行される搬送
の単位動作の数が予め予想した数より増えようと、制御
プログラムを手直しする必要もなしに、同一のインター
フェースで両ユニット間の搬送の同期を図ることができ
る。
【0026】さらに、異常検知手段により相手方のユニ
ットの制御装置に異常状態が検知されたときは、前記中
間プログラム側から制御プログラム側に転送される停止
指令が発せられ、自ユニットの搬送の動作が強制的に停
止される。
【0027】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0028】図1は、本発明の一実施例としてのユニッ
ト間基板搬送装置を示す概略構成図である。図示するよ
うに、このユニット間基板搬送装置は、入口待機ユニッ
ト1,スピンナーユニット2および出口待機ユニット3
の3つのユニットから構成されている。入口待機ユニッ
ト1は、上下動する入口プッシャ11を備える構成で、
入口プッシャ11を上方向へ移動させることで、入口プ
ッシャ11の支持ピン上に載置された基板Wを所定の待
機位置(一点鎖線で描いた位置)から上方向へ移動させ
る。
【0029】スピンナーユニット2は、回転式の処理カ
ップ21をその中心に備え、その処理カップ21の上部
に備えられる蓋部22とともに処理カップ21の内部に
処理空間を作り、その処理カップ内部に搬送される基板
Wに対して基板洗浄,薄膜形成等の回転処理を施すもの
である。なお、スピンナーユニット2には、入口待機ユ
ニット1で上方向に移動された基板Wを処理カップ21
の内部に搬送するアーム型の第1搬送ロボット23と、
処理カップ21の内部に位置する基板Wを出口待機ユニ
ット3側に搬送するアーム型の第2搬送ロボット24が
設けられている。
【0030】各搬送ロボット23(24)は、垂直方向
の軸を中心に正逆に旋回可能かつ垂直方向に上下動可能
な可動支柱23a(24a)と、その可動支柱23a
(24a)に連結されたアーム23b(24b)とを備
えている。アーム23b(24b)の先端には、チャッ
ク23c(24c)が設けられており、チャック23c
(24c)を開閉することで基板Wを掴むことができ
る。
【0031】出口待機ユニット3は、上下動する出口プ
ッシャ31を備える構成で、出口プッシャ31を下方向
へ移動させることで、第2搬送ロボット24によりスピ
ンナーユニット2側から搬送された基板Wを所定の待機
位置(一点鎖線で描いた位置)に移動させる。
【0032】次に、こうしたユニット間基板搬送装置の
制御系について図2を用いて説明する。図示するよう
に、入口待機ユニット1,スピンナーユニット2及び出
口待機ユニット3には、電子制御装置51,52,53
がそれぞれ備えられている。
【0033】各電子制御装置51,52,53は、内部
に、CPU51a,52a,53aと、ROM51b,
52b,53bと、RAM51c,52c,53cと、
I/Oポート51d,52d,53dと、I/Oインタ
ーフェース51e,52e,53eとをそれぞれ備え、
ROM51b,52b,53bに内蔵された所定の制御
プログラムに従って実行される各CPU51a,52
a,53aの処理により、該当する各ユニット1,2,
3におけるプロセスがそれぞれ独立に実行される。
【0034】また、入口待機ユニット1には、入口プッ
シャ11のアクチュエータとしてのエアシリンダ55が
設けられている。入口待機ユニット1側の電子制御装置
51は、エアシリンダ55への流路に設けられた電磁バ
ルブ56を開閉制御することで、エアシリンダ55を作
動させ、入口プッシャ11を上下動させる。
【0035】スピンナーユニット2には、第1搬送ロボ
ット23のアクチュエータとして、可動支柱23aの旋
回を受け持つ第1のステッピングモータ57と垂直方向
の上下動を受け持つ第2のステッピングモータ58とア
ーム23bのチャック23cを開閉させるエアシリンダ
を制御するための電磁バルブ59とが設けられている。
さらに、第2搬送ロボット24のアクチュエータとし
て、同様に第1のステッピングモータ60と第2のステ
ッピングモータ61と電磁バルブ62とが設けられてい
る。
【0036】スピンナーユニット2側の電子制御装置5
2は、第1のステッピングモータ57,第2のステッピ
ングモータ58および電磁バルブ59をそれぞれ駆動制
御することにより、第1搬送ロボット23を作動させ
て、入口待機ユニット1で上方向に移動された基板Wを
処理カップ21の内部に搬送するとともに、同様に第1
のステッピングモータ60,第2のステッピングモータ
61および電磁バルブ62をそれぞれ駆動制御すること
により、第2搬送ロボット24を作動させて、処理カッ
プ21の内部に位置する基板Wを出口待機ユニット3側
に搬送する。
【0037】出口待機ユニット3には、出口プッシャ3
1のアクチュエータとしてのエアシリンダ65が設けら
れている。出口待機ユニット3側の電子制御装置53
は、エアシリンダ65への流路に設けられた電磁バルブ
66を開閉制御することで、エアシリンダ65を作動さ
せ、出口プッシャ31を上下動させる。
【0038】なお、入口待機ユニット1側の電子制御装
置51のI/Oインターフェース51eとスピンナーユ
ニット2側の電子制御装置52のI/Oインターフェー
ス52eとの間、及びスピンナーユニット2側の電子制
御装置52のI/Oインターフェース52eと出口待機
ユニット3側の電子制御装置53のI/Oインターフェ
ース53eとの間は、光ファイバの回線でそれぞれ接続
されており、前述したようにそれぞれ独立でプロセスを
実行する各電子制御装置51,52,53の間で信号を
やり取りすることにより、基板Wの搬送時における同期
が図られる。
【0039】以下、基板Wを入口待機ユニット1内の待
機位置から出口待機ユニット3内の待機位置に搬送する
制御について詳しく説明する。この基板Wの搬送は、入
口待機ユニット1側からスピンナーユニット2側に搬送
する前半行程と、スピンナーユニット2側から出口待機
ユニット3側に搬送する後半行程とに分けることができ
るが、まず、最初に、前半行程の搬送について説明す
る。
【0040】この前半行程の搬送は、以下に示す複数の
sub動作を順に実行することにより実現される。 第1搬送ロボット23を原点位置(図1中の2点鎖
線で示す位置)から入口待機ユニット1側の位置(図1
中の実線で示す位置)へ旋回させるアーム送り出し動
作。このアーム送り出し動作は、スピンナーユニット2
側の電子制御装置52により第1のステッピングモータ
57を制御することでなされる。 入口プッシャ11を上昇させて、基板Wを待機位置
から所定の位置に持ち上げる動作。この入口プッシャ上
昇の動作は、入口待機ユニット1側の電子制御装置51
により電磁バルブ56を制御することによりなされる。
【0041】 第1搬送ロボット23のチャック23
cを閉じて、前記の動作により所定の位置に持ち上げ
られた基板Wを第1搬送ロボット23により掴む動作。
このチャックの閉動作は、スピンナーユニット2側の電
子制御装置52により電磁バルブ59を制御することに
よりなされる。 入口プッシャ11を下降させる動作。この入口プッ
シャ下降の動作は、入口待機ユニット1側の電子制御装
置51により電磁バルブ56を制御することによりなさ
れる。
【0042】 第1搬送ロボット23を用いて前記
の動作により掴んだ基板Wを処理カップ21内に受け取
らせる動作。この基板受け取り動作は、詳しくは、第1
搬送ロボット23を入口待機ユニット1側の位置から原
点位置を経てスピンナーユニット2側の位置(図1中の
1点鎖線で示す位置)へ旋回させるアーム送り出し動作
と、アームを下降させるアーム下降動作と、チャック2
3cを開けるチャック開動作と、アームを上昇させるア
ーム上昇動作と、アームを前記スピンナーユニット2側
の位置から原点位置へ戻すアーム戻し動作とから構成さ
れる。なお、前記アーム送り出し動作およびアーム戻し
動作は、スピンナーユニット2側の電子制御装置52に
より第1のステッピングモータ57を制御することによ
りなされ、前記アーム下降動作およびアーム上昇動作
は、同じく電子制御装置52により第2のステッピング
モータ58を制御することによりなされ、前記チャック
開動作は、同じく電子制御装置52により電磁バルブ5
9を制御することによりなされる。
【0043】即ち、基板Wを入口待機ユニット1側から
スピンナーユニット2側に搬送する前半行程は、入口待
機ユニット1側の電子制御装置51による入口プッシャ
11の制御(前記,の動作に関する制御)と、スピ
ンナーユニット2側の電子制御装置52による第1搬送
ロボット23の制御(前記,,の動作に関する制
御)とにより実現される。なお、これら制御を行なう上
で、両電子制御装置51,52は、同期を図る必要があ
り、この同期は、前述したように、電子制御装置51の
I/Oインターフェース51eとスピンナーユニット2
側の電子制御装置52のI/Oインターフェース52e
との間の回線を介して信号のやり取りを行なうことでな
される。
【0044】以下、これらないしの動作に関する制
御が、どのようなタイミングで各電子制御装置51,5
2で実行されるかを、両電子制御装置51,52間のイ
ンターフェースに着目しつつ説明する。なお、こうした
制御は、各電子制御装置51,52内のROM51b,
52bにそれぞれ内蔵された所定の制御プログラムPR
1,PR2に従って実行されるが、詳しくは、図3に示
すように、その制御プログラムPR1,PR2内には、
両電子制御装置51,52間のインターフェースを司る
処理を記した中間プログラムPR1a,PR2aが組み
込まれており、中間プログラムPR1a,PR2aに基
づく制御処理に従って両電子制御装置51,52間のイ
ンターフェースを図りつつ、前記ないしの動作が実
行される。
【0045】図4に示すように、入口待機ユニット1
(以下、上流側ユニットと呼ぶ)においては、制御プロ
グラムPR1から中間プログラムPR1aに対して払出
要求,払出完了および停止要求の3種類のフラグが渡さ
れ、また、中間プログラムPR1aから制御プログラム
PR1に対して払出中および停止指令の2種類のフラグ
が渡される。ここで、払出要求のフラグとは、上流側ユ
ニットよりスピンナーユニット2(以下、下流側ユニッ
トと呼ぶ)に対して払い出したい基板Wが発生したこと
を示すフラグであり、払出完了のフラグとは、下流側ユ
ニットに対する基板Wの払い出し動作が完了したことを
示すフラグであり、停止要求のフラグとは、下流側ユニ
ットに対してメカ動作の停止を要求するフラグである。
また、払出中のフラグとは、自ユニットに対して基板W
の払出動作の実行を直接要求するフラグであり、停止指
令とは、自ユニットに対してメカ動作の停止を直接要求
するフラグである。なお、上記メカ動作とは、基板搬送
に関するメカ動作をいい、入口待機ユニット1において
は入口プッシャ11を動作させるメカ動作であり、スピ
ンナーユニット2においては第1搬送ロボット23を動
作させるメカ動作である。
【0046】また、ユニット間通信においては、上流側
ユニットから下流側ユニットに対して両I/Oインター
フェース51e,52e間の回線を介してインターフェ
ースとして払出要求および下流インターロックの2種類
の信号が入力され、また、下流側ユニットから上流側ユ
ニットに対して前記回線を介してインターフェースとし
て受取可能,受取完了および上流インターロックの3種
類の信号が入力される。ここで、下流インターロックの
信号とは、前記停止要求の信号と同様な信号で、下流側
ユニットに対して基板搬送に関するメカ動作の停止を要
求するインターフェース信号である。また、受取可能の
信号とは、自ユニット(下流側ユニット)が上流側ユニ
ットより基板Wを受け取れる状態であることを示す信号
であり、受取完了の信号とは、上流側ユニットよりの基
板Wの受取動作が完了したことを示す信号であり、上流
インターロックの信号とは、上流側ユニットに対して基
板搬送に関するメカ動作の停止を要求する信号である。
【0047】下流側ユニットにおいては、中間プログラ
ムPR2aから制御プログラムPR2に対して受取中お
よび停止指令の2種類のフラグが入力され。また、制御
プログラムPR2から中間プログラムPR2aに対して
受取可能,受取完了および停止要求の3種類のフラグが
入力される。ここで、受取中のフラグとは、自ユニット
に対して基板Wの受取動作の実行を直接要求するフラグ
であり、停止指令のフラグとは、自ユニットに対して基
板搬送に関するメカ動作の停止を直接要求するフラグで
ある。また、停止要求の信号とは、前記上流インターロ
ックの信号と同様な信号で、上流側ユニットに対して基
板搬送に関するメカ動作の停止を要求する信号であり、
受取可能のフラグおよび受取完了のフラグとは、前記受
取可能の信号および受取完了の信号と同じ意味を示すフ
ラグである。
【0048】ところで、制御プログラムPR1,PR2
と中間プログラムPR1a,PR2aとの間でやり取り
されるのは、前述したようにフラグの形であり、RAM
51c,52c内に予め設定されたフラグを両プログラ
ムから読み書きすることによりフラグのやり取りがなさ
れるが、ここでは、便宜上、このフラグのやり取りを両
プログラム間の信号の送受信として以下の説明を行なう
ものとする。
【0049】前述した様々な信号がどのようなタイミン
グでオン/オフされるかを図5のタイミングチャートに
示した。図5に示すように、入口待機ユニット1(上流
側ユニット)は、その待機位置に払い出したい基板Wが
発生すると、まず、制御プログラムPR1から中間プロ
グラムPR1aに対して送られる払出要求の信号をオフ
状態(ロウレベル)からオン状態(ハイレベル)に立ち
上げる(図中、時刻t1)。この払出要求の立ち上げを
受けた上流側ユニットの中間プログラムPR1aは、下
流側ユニットに対してインターフェース信号として出力
する払出要求の信号を立ち上げる(t2)。
【0050】一方、スピンナーユニット2(下流側ユニ
ット)は、基板Wの受取りが可能な状態にあると、ま
ず、制御プログラムPR2から中間プログラムPR2a
に対して送られる受取可能の信号を立ち上げる。なお、
図5においてはこの受取可能の信号の立ち下げもt1と
同時刻に行われるように示されているが、かならずしも
同時刻である必要はない。この受取可能の立ち上げを受
けた下流側ユニットの中間プログラムPR2aは、上流
側ユニットに対してインターフェース信号として出力す
る受取可能の信号を立ち上げる。なお、図5においては
この受取可能の信号の立ち下げもt2と同時刻に行われ
るように示されているが、かならずしも同時刻である必
要はない。
【0051】次いで、受取可能の立ち上げを受けるとと
もに払出要求の立ち上げを図った上流側ユニットは、中
間プログラムPR1aから制御プログラムPR1に送る
払出中の信号を立ち上げる(t3)。一方、払出要求の
立ち上げを受けるとともに受取可能の立ち上げを図った
下流側ユニットは、中間プログラムPR2aから制御プ
ログラムPR2に送る受取中の信号を立ち上げる。な
お、図5においてはこの受取可能の信号の立ち下げもt
3と同時刻に行われるように示されているが、かならず
しも同時刻である必要はない。
【0052】続いて、下流側ユニットは、その受取中の
立ち上げを制御プログラムPR2内に受けると、制御プ
ログラムPR2に従って第1搬送ロボット23のアーム
送り出しの搬送動作(前述した)を開始するととも
に、制御プログラムPR2から中間プログラムPR2a
に送る停止要求の信号を立ち上げる(t4)。この停止
要求の立ち上げを受けた下流側ユニットの中間プログラ
ムPR2aは、上流側ユニットに対してインターフェー
ス信号として出力する上流インターロックの信号をオン
状態からオフ状態へと立ち下げる(t5)。
【0053】続いて、前記インターフェース信号として
の上流インターロックの信号の立ち下げを受けた上流側
ユニットは、中間プログラムPR1aから制御プログラ
ムPR1に送る停止指令の信号を立ち上げる(t6)。
【0054】一方、下流側ユニットでアーム送り出しの
搬送動作が終了すると、制御プログラムPR2から中間
プログラムPR2aに送る停止要求の信号を立ち下げる
(t7)。この停止要求の立ち下げを受けた下流側ユニ
ットの中間プログラムPR2aは、前記上流インターロ
ックの信号を立ち上げる(t8)。次いで、その上流イ
ンターロックの信号の立ち上げを受けた上流側ユニット
は、中間プログラムPR1aから制御プログラムPR1
に送る前記停止指令の信号を立ち下げる(t9)。な
お、このt6からt9の間、即ち、制御プログラムPR
1に送る停止指令の信号がオン状態となっている間が、
上流側ユニットの基板搬送に関するメカ動作を停止する
期間となる。
【0055】上流側ユニットは、その停止指令の立ち下
げを制御プログラムPR1内に受けると、制御プログラ
ムPR1に従って入口プッシャ11を上昇する動作(前
述した)を開始するとともに、制御プログラムPR1
から中間プログラムPR1aに送る停止要求の信号を立
ち上げる(t10)。
【0056】この停止要求の立ち上げを受けた上流側ユ
ニットの中間プログラムPR1aは、下流側ユニットに
対してインターフェース信号として出力する下流インタ
ーロックの信号をオン状態からオフ状態へと立ち下げる
(t11)。続いて、前記インターフェース信号として
の下流インターロックの信号の立ち下げを受けた下流側
ユニットは、中間プログラムPR2aから制御プログラ
ムPR2に送る停止指令の信号を立ち上げる(t1
2)。
【0057】一方、上流側ユニットで入口プッシャの上
昇動作が終了すると、制御プログラムPR1から中間プ
ログラムPR1aに送る停止要求の信号を立ち下げる
(t13)。この停止要求の立ち下げを受けた上流側ユ
ニットの中間プログラムPR1aは、下流側ユニットに
対してインターフェース信号として出力する前記下流イ
ンターロックの信号をオン状態へと立ち上げる(t1
4)。
【0058】続いて、前記インターフェース信号として
の下流インターロックの信号の立ち上げを受けた下流側
ユニットは、前記停止指令の信号を立ち下げる(t1
5)。なお、このt12からt15の間、即ち、制御プ
ログラムPR2に送る停止指令の信号がオン状態となっ
ている間が、下流側ユニットの基板搬送に関するメカ動
作を停止する期間となる。
【0059】下流側ユニットは、その停止指令の立ち下
げを制御プログラムPR2内に受けると、制御プログラ
ムPR2に従って第1搬送ロボット23のチャックを閉
じる動作(前述した)を開始する。なお、下流側ユニ
ットは、このチャックを閉じる動作の開始とともに、制
御プログラムPR2から中間プログラムPR2aに送る
停止要求の信号を立ち上げる(t16)が、その後、上
流側ユニット,下流側ユニットおよび両ユニット間のイ
ンターフェースは、時刻t4〜t15までの各信号の制
御と同様な信号制御を時刻t16〜t27まで実行す
る。なお、時刻t21での停止指令の立ち下げを受けた
後の搬送動作は、時刻t9での停止指令の立ち下げを受
けた後の搬送動作である入口プッシャ11を上昇する動
作に替えて、入口プッシャ11を下降する動作とした
(前述した)。
【0060】続いて、下流側ユニットは、時刻t27で
の停止指令の立ち下げを制御プログラムPR2内に受け
ると、制御プログラムPR2に従って第1搬送ロボット
23を用いた基板Wの処理カップ21内への受取動作
(前述した)を開始するとともに、制御プログラムP
R2から中間プログラムPR2aに送る停止要求の信号
を立ち上げる(t28)。この停止要求の立ち上げを受
けた下流側ユニットの中間プログラムPR2aは、上流
側ユニットに対してインターフェース信号として出力す
る上流インターロックの信号をオン状態からオフ状態へ
と立ち下げる(t29)。
【0061】続いて、前記インターフェース信号として
の上流インターロックの信号の立ち下げを受けた上流側
ユニットは、中間プログラムPR1aから制御プログラ
ムPR1に送る停止指令の信号を立ち上げる(t3
0)。
【0062】一方、下流側ユニットで基板受取動作が終
了すると、制御プログラムPR2から中間プログラムP
R2aに送る停止要求の信号を立ち下げる(t31)。
この停止要求の立ち下げを受けた下流側ユニットの中間
プログラムPR2aは、前記上流インターロックの信号
を立ち上げる(t32)。次いで、その上流インターロ
ックの信号の立ち上げを受けた上流側ユニットは、中間
プログラムPR1aから制御プログラムPR1に送る前
記停止指令の信号を立ち下げる(t33)。なお、この
t30からt33の間、即ち、制御プログラムPR1に
送る停止指令の信号がオン状態となっている間が、上流
側ユニットの基板搬送に関するメカ動作を停止する期間
となる。
【0063】また、時刻t31で停止要求の立ち下げを
受けた下流側ユニットの制御プログラムPR2は、中間
プログラムPR2aに対して送る受取完了の信号を立ち
上げる(t32と同時刻)。この受取完了の立ち上げを
受けた下流側ユニットの中間プログラムPR2aは、上
流側ユニットに対してインターフェース信号として出力
する受取完了の信号を立ち上げる(t33と同時刻)。
前記受取完了の立ち上げを受けた上流側ユニットは、時
刻t3で立ち上げられた払出中の信号を立ち下げる(t
34)。その後、上流側ユニットは、払出完了および払
出要求の各信号を立ち下げ(t35)、さらに、下流側
ユニットへのインターフェース信号としての払出要求の
信号を立ち下げる(t36)。
【0064】続いて、その払出要求の立ち下げを受けた
下流側ユニットは、順次、受取中,受取可能および受取
完了の各信号を立ち下げ(t37,t38)、さらに、
上流側ユニットへのインターフェース信号としての受取
可能および受取完了の各信号を立ち下げる(t39)。
こうして入口待機ユニット1側の電子制御装置51とス
ピンナーユニット2側の電子制御装置52との同期が図
られつつ各電子制御装置51,52の制御を受けて、入
口待機ユニット1側からスピンナーユニット2側に基板
Wが搬送される。
【0065】次に、基板Wをスピンナーユニット2側か
ら出口待機ユニット3側に搬送する基板搬送の後半行程
について説明する。この基板搬送の後半行程は、以下に
示す複数のsub動作を順に実行することにより実現さ
れる。
【0066】(1) 処理カップ21内に載置されている基
板Wを第2搬送ロボット24を用いて所定位置に待機さ
せる払出準備動作。この払出準備動作は、詳しくは、第
2搬送ロボット24を原点位置(図1中の2点鎖線で示
す位置)からスピンナーユニット2側の位置(図1中の
一点鎖線で示す位置)へ旋回させるアーム送り出し動作
と、アームを下降させるアーム下降動作と、チャック2
4cを閉じるチャック閉動作と、アームを所定の待機位
置まで上昇させるアーム上昇動作とから構成される。な
お、前記アーム送り出し動作は、スピンナーユニット2
側の電子制御装置52により第2搬送ロボット24の第
1のステッピングモータ60を制御することによりなさ
れ、前記アーム下降動作およびアーム上昇動作は、同じ
く電子制御装置52により第2のステッピングモータ6
1を制御することによりなされ、前記チャック閉動作
は、同じく電子制御装置52により電磁バルブ62を制
御することによりなされる。
【0067】(2) 第2搬送ロボット24をスピンナーユ
ニット2側の位置から原点位置を介して出口待機ユニッ
ト3側の位置(図1中の実線で示す位置)へ旋回させる
アーム送り出し動作。 (3) 出口プッシャ31を上昇させて、基板Wを待機位置
から所定の基板受取位置に持ち上げる動作。この出口プ
ッシャ上昇の動作は、出口待機ユニット3側の電子制御
装置53により電磁バルブ66を制御することによりな
される。
【0068】(4) 第2搬送ロボット24のチャック2
4cを開けて、前記(1),(2) の動作により持ち運ばれ
た基板Wを第2搬送ロボット24から出口プッシャ31
に引き渡す動作。このチャックの開動作は、スピンナー
ユニット2側の電子制御装置52により電磁バルブ62
を制御することによりなされる。 (5) 出口プッシャ31を下降させる動作。この出口プッ
シャ下降の動作は、出口待機ユニット3側の電子制御装
置53により電磁バルブ66を制御することによりなさ
れる。 (6) 第2搬送ロボット24のアームを出口待機ユニット
3側の位置から原点位置へ戻すアーム戻し動作。
【0069】以下、これら(1)ないし(6)の動作に関する
制御が、どのようなタイミングでスピンナーユニット2
側および出口待機ユニット3側の各電子制御装置52,
53で実行されるかを、両電子制御装置52,53間の
インターフェースに着目しつつ説明する。なお、こうし
た制御は、各電子制御装置52,53内のROM52
b,53bにそれぞれ内蔵された所定の制御プログラム
PR2,PR3に従って実行されるが、詳しくは、図6
に示すように、その電子制御装置53の制御プログラム
PR3内には、制御プログラムPR1,PR2と同様に
外部とのインターフェースを司る処理を記した中間プロ
グラムPR3aが組み込まれており、電子制御装置52
側の中間プログラムPR2aと前記中間プログラムPR
3aに従って両電子制御装置52,53間のインターフ
ェースを図りつつ、前記(1)ないし(6)の動作が実行され
る。
【0070】図7は、前記(1)ないし(6)の動作の制御タ
イミングを示すタイミングチャートである。同図に示す
ように、出口待機ユニット3(以下、下流側ユニットと
呼ぶ)は、基板Wの受取りが可能な状態となると、ま
ず、制御プログラムPR3から中間プログラムPR3a
に対して送られる受取可能の信号を立ち上げる(t5
1)。この受取可能の立ち上げを受けた下流側ユニット
の中間プログラムPR3aは、スピンナーユニット2に
対してインターフェース信号として出力する受取可能の
信号を立ち上げる(t52)。
【0071】一方、スピンナーユニット2(以下、上流
側ユニットと呼ぶ)は、払い出したい基板Wが発生する
と、まず、処理カップ21内に載置されている基板Wを
第2搬送ロボット24を用いて所定位置に待機させる払
出準備動作(前述した(1) )を実行する。その払出準備
動作が終了すると、制御プログラムPR2から中間プロ
グラムPR2aに対して送られる払出要求の信号を立ち
上げる(t53)。この払出要求の立ち上げを受けた上
流側ユニットの中間プログラムPR2aは、下流側ユニ
ットに対してインターフェース信号として出力する払出
要求の信号を立ち上げる(t54)。
【0072】次いで、受取可能の立ち上げを受けるとと
もに払出要求の立ち上げを図った上流側ユニットは、中
間プログラムPR2aから制御プログラムPR2に送る
払出中の信号を立ち上げる(t55)。一方、払出要求
の立ち上げを受けるとともに受取可能の立ち上げを図っ
た下流側ユニットは、中間プログラムPR3aから制御
プログラムPR3に送る受取中の信号を立ち上げる。な
お、図7においてはこの受取中の信号の立ち上げもt5
5と同時刻に行われるように示されているが、かならず
しも同時刻である必要はない。上流側ユニットは、その
払出中の立ち上げを制御プログラムPR2内に受ける
と、制御プログラムPR2に従って第2搬送ロボット2
4のアーム送り出しの搬送動作(前述した(2) )を開始
する。
【0073】なお、上流側ユニットは、このアーム送り
出し動作の開始とともに、制御プログラムPR2から中
間プログラムPR2aに送る停止要求の信号を立ち上げ
る(t56)が、その後、上流側ユニット,下流側ユニ
ットおよび両ユニット間のインターフェースは、図5に
基づいて先に説明した時刻t10〜t33までの各信号
の制御と同様な信号制御を時刻t56〜t60まで実行
する。なお、時刻t56〜t60における各ユニットの
搬送動作は、前記アーム送り動作に続き、下流側ユニッ
トでの出口プッシャ31の上昇(前述した(3) ),上流
側ユニットでのチャック24cの開動作(前述した(4)
)、下流側ユニットでの出口プッシャの下降(前述し
た(5) )の各動作が順に実行される。
【0074】さらに、時刻t60後も、停止指令の解除
を待ってアームの戻し動作が実行される(前述した(6)
)。そのアーム戻し動作の実行を受けて、その後も、
上流側ユニットで、制御プログラムPR2から中間プロ
グラムPR2aに送る停止要求の信号の立ち上げ、およ
び下流側ユニットに対してインターフェース信号として
出力する下流インターロックの信号の立ち下げがなさ
れ、続いて、その下流インターロックの信号の立ち下げ
を受けた下流側ユニットで、中間プログラムPR3aか
ら制御プログラムPR3に送る停止指令の信号の立ち上
げがなされ、その結果、下流側ユニットの基板搬送に関
するメカ動作が停止される。その後、各信号は初期状態
に戻され、本処理を終える。
【0075】こうしてスピンナーユニット2側の電子制
御装置52と出口待機ユニット3側の電子制御装置53
との同期が図られつつ各電子制御装置52,53の制御
を受けて、スピンナーユニット2側から出口待機ユニッ
ト3側に基板Wが搬送される。
【0076】次に、図8のタイミングチャートに示され
る搬送制御処理について説明する。この搬送制御処理
は、上流側ユニットおよび下流側ユニットで実行される
単位動作(sub動作)の数が幾つであっても制御可能
なものである。先に述べたように、図5のタイミングチ
ャートに示した搬送制御処理は、上流側ユニットとして
2つの単位動作(sub動作)を、下流側ユニットとし
て3つのsub動作を実行しており、図7のタイミング
チャートに示した搬送制御処理は、払出準備動作の後
に、上流側ユニットとして3つのsub動作を、下流側
ユニットとして2つのsub動作を実行しているが、図
8のタイミングチャートに示される搬送制御処理は、前
記図5および図7で示した両搬送制御処理に対応でき
る。なお、この搬送制御処理を実行する上流側ユニット
および下流側ユニットの両電子制御装置は、前述してき
た例と同様に、それぞれの制御プログラム内に両電子制
御装置間のインターフェースを司る処理を記した中間プ
ログラムがそれぞれ組み込まれているものとする。
【0077】図8に示すように、上流側ユニットは、払
い出したい基板Wが発生すると、まず、制御プログラム
から中間プログラムに対して送られる払出要求の信号を
立ち上げる(図中、時刻t71)。この払出要求の立ち
上げを受けた上流側ユニットの中間プログラムは、下流
側ユニットに対してインターフェース信号として出力す
る払出要求の信号を立ち上げる(t72)。一方、下流
側ユニットは、基板が受取可能であると、制御プログラ
ムから中間プログラムに対して送られる受取可能の信号
を立ち上げる。なお、図8においてはこの受取可能の信
号の立ち上げもt71と同時刻に行われるように示され
ているが、かならずしも同時刻である必要はない。この
受取可能の立ち上げを受けた下流側ユニットの中間プロ
グラムは、上流側ユニットに対してインターフェース信
号として出力する受取可能の信号を立ち上げる。なお、
図8においてはこの受取中の信号の立ち上げもt72と
同時刻に行われるように示されているが、必ずしも同時
刻である必要はない。
【0078】次いで、受取可能の立ち上げを受けるとと
もに払出要求の立ち上げを図った上流側ユニットは、中
間プログラムから制御プログラムに送る払出中の信号を
立ち上げる(t73)。一方、払出要求の立ち上げを受
けるとともに受取可能の立ち上げを図った下流側ユニッ
トは、中間プログラムから制御プログラムに送る受取中
の信号を立ち上げる。なお、図8においてはこの受取中
の信号の立ち上げもt73と同時刻に行われるように示
されているが、かならずしも同時刻である必要はない。
【0079】続いて、上流側ユニットは、その払出中の
立ち上げを制御プログラム内に受けると、制御プログラ
ムに従って上流側の第1sub動作を実行する。なお、
その第1sub動作の実行開始に対応させて制御プログ
ラムから中間プログラムに送る停止要求の信号を立ち上
げる(t74)。この停止要求の立ち上げを受けた上流
側ユニットの中間プログラムは、下流側ユニットに対し
てインターフェース信号として出力する下流インターロ
ックの信号を立ち下げる(t75)。続いて、前記イン
ターフェース信号としての下流インターロックの信号の
立ち下げを受けた下流側ユニットは、中間プログラムか
ら制御プログラムに送る停止指令の信号を立ち上げる
(t76)。
【0080】一方、上流側ユニットで第1sub動作が
終了すると、制御プログラムから中間プログラムに送る
停止要求の信号を立ち下げる(t77)。この停止要求
の立ち下げを受けた上流側ユニットの中間プログラム
は、前記下流インターロックの信号を立ち上げる(t7
8)。次いで、その下流インターロックの信号の立ち上
げを受けた下流側ユニットは、中間プログラムから制御
プログラムに送る前記停止指令の信号を立ち下げる(t
79)。なお、このt76からt79の間、即ち、制御
プログラムに送る停止指令の信号がオン状態となってい
る間が、下流側ユニットの基板搬送に関するメカ動作を
停止する期間となる。
【0081】続いて、下流側ユニットは、その停止指令
の立ち下げを制御プログラム内に受けると、制御プログ
ラムに従って下流側の第1sub動作を実行開始する
(t80)。即ち、時刻t74〜t80において、所定
のsub動作の実行がなされると、そのsub動作に要
した時間だけ、自ユニットの中間プログラムに送る停止
要求の信号と、相手方ユニットに対してインターフェー
ス信号として出力するインターロックの信号と、相手方
ユニットでその中間プログラムから制御プログラムに送
る停止指令の信号とがそれぞれ順に立ち上げられ(もし
くは立ち下げられ)、その結果、相手方ユニットの基板
搬送に関するメカ動作の停止期間が設定され、その後、
続くsub動作の実行を開始する。
【0082】本搬送制御処理では、所定のsub動作の
実行開始から、相手方のユニットに対するメカ動作の停
止を図り、続くsub動作の実行を開始するまでを1周
期として、sub動作の数だけこの周期を繰り返すこと
で、上流側の第1番目〜第m番目までのsub動作と下
流側の第1番目〜第n番目までのsub動作とをそれぞ
れ実行している。
【0083】図8のタイミングチャートで示される搬送
制御処理を実現する制御手順について、次に詳しく説明
する。図9および図10は、上流側ユニットの電子制御
装置において実行される払出制御ルーチンを示すフロー
チャートである。この払出制御ルーチンは、ROMに記
憶される制御プログラムとして上流側ユニットの電子制
御装置に予め格納されている。
【0084】図9に示すように、上流側ユニットのCP
Uは、処理が開始されると、まず、払い出したい基板W
が発生したか否かを判定する(ステップ100)。ここ
で、基板Wが発生していないと判定されると、ステップ
100を繰り返し実行し、基板Wが発生したと判定され
るのを待って本ステップを抜ける。続いて、上流側ユニ
ットの中間プログラムから渡される払出要求のフラグが
オフ状態か否かを判定する(ステップ105)。ここで
オフ状態でないと判定されると、ステップ105を繰り
返し実行し、オフ状態と判定されるのを待って本ステッ
プを抜ける。
【0085】次いで、中間プログラムに渡す払出要求の
フラグをオン状態にセットする(ステップ110)。な
お、この時点が図8におけるt71に相当する。続い
て、中間プログラムから渡される払出中のフラグがオン
状態か否かを判定する(ステップ115)。ここでオン
状態でないと判定されると、ステップ115を繰り返し
実行し、オン状態と判定されるのを待って本ステップを
抜ける。
【0086】その後、自ユニット(上流側ユニット)で
搬送動作が起動中か否かを判定し(ステップ120)、
起動中でないと判定されると、自ユニットで発生する第
1のクロック信号を読み取ってそのクロック信号の値が
現在の値から反転したか否かを判定する(ステップ12
5)。ここで、第1のクロック信号とは、自ユニットか
ら下流側ユニットに送信するクロック信号で、下流側ユ
ニットから上流側ユニットに送信する第2のクロック信
号とともに、両ユニット間におけるインターフェースを
介した交信のタイミングを図る働きをする。第1のクロ
ック信号および第2のクロック信号を用いてどのように
両ユニット間の交信のタイミングが図られるかを以下に
詳しく説明する。
【0087】これらクロック信号は、次に定めるルール
によって制御される。 A.上流側ユニットは、下流側ユニットより受信する第
2のクロック信号と自ユニットより下流側ユニットに対
して送信する第1のクロック信号とを比較し、両者の値
が等しいとき、下流側ユニットから送信されるインター
フェース信号を読み取り、自ユニットの情報をインター
フェース信号にセットし、その後、第1のクロック信号
を現在の値から反転させる。
【0088】B.下流側ユニットは、上流側ユニットよ
り受信する第1のクロック信号と自ユニットより上流側
ユニットに対して送信する第2のクロック信号とを比較
し、両者の値が異なるとき、上流側ユニットから送信さ
れるインターフェース信号を読み取り、自ユニットの情
報をインターフェース信号にセットし、その後、第2の
クロック信号を現在の値から反転させる。
【0089】こうしたルールに従うクロック信号のやり
取りを図11のタイミングチャートに示した。図11に
示すように、第1のクロック信号の値と第2のクロック
信号の値とが共にロウレベルで等しいと、時刻taで、
上流側ユニットから下流側ユニットへ送信されるインタ
ーフェース信号(以下、インターフェース信号Aと呼
ぶ)がハイまたはロウのレベルに反転される。その後、
時刻tbで第1のクロック信号がハイレベルに反転され
る。次いで、第1のクロック信号と第2のクロック信号
とが異なった値となり、その結果、時刻tcで下流側ユ
ニットから上流側ユニットへ送信されるインターフェー
ス信号(以下、インターフェース信号Bと呼ぶ)がハイ
レベルまたはロウレベルに反転される。その後、時刻t
dで第2のクロック信号がハイレベルに反転される。こ
うした結果、第1のクロック信号の値と第2のクロック
信号の値とが共にハイレベルで等しくなり、その後、前
述した時刻taから時刻tdまでと同じ処理がサイクリ
ックに繰り返される。
【0090】こうして、第1および第2のクロック信号
を各ユニットが互いにやり取りすることで、自ユニット
から送信した情報が相手側ユニットに対して確実に伝わ
ったことが確認される。
【0091】図9のフローチャートに戻り、ステップ1
25で、第1のクロック信号の値が反転していないと判
定されると、その判定処理を繰り返し実行する。その
後、第1のクロック信号の値の反転が確認されると、ス
テップ125を抜ける。この様に下流側ユニットに出力
される第1のクロック信号の反転を待つのは、これ以降
の処理において、下流側ユニットにインターフェース信
号を送信するためのタイミングを図るためである。
【0092】ステップ125で第1のクロック信号の値
の反転が確認された場合、またはステップ120で搬送
動作が起動中であると判定された場合、次いで、変数S
1に値1をセットする(ステップ130)。その後、処
理は図10に進み、中間プログラムから渡される停止指
令の変数がオン状態か否かを判定する(ステップ13
5)。ここで、オン状態であると判定されると、ステッ
プ135を繰り返し実行し、オン状態でない、即ち、オ
フ状態と判定されるのを待って本ステップを抜ける。
【0093】続いて、中間プログラムに渡す停止要求の
フラグをオン状態にセットする(ステップ140)。な
お、この時点が図8におけるt74に相当する。その
後、下流側ユニットに送信する第1のクロック信号を読
み取ってそのクロック信号の値が現在の値から反転した
か否かを判定する(ステップ145)。ここで、第1の
クロック信号が反転したと判定されるまで、本ステップ
を繰り返し実行し、その後に、第1のクロック信号が反
転したと判定されると、本ステップを抜ける。なお、ス
テップ145で第1のクロック信号の反転を確認するま
で待機するのは、ステップ140でオン状態にセットさ
れた停止要求のフラグが、インターフェース信号(下流
インターロック信号)として下流側ユニットに確実に伝
わったことを確認するためである。
【0094】続いて、ステップ130でセットされた変
数S1の値から定まるS1番目のsub動作を実行する
(ステップ150)。次いで、そのsub動作が終了し
たか否かを判定し(ステップ155)、ここで、未だ終
了していないと判定されると、以下の処理を実行する。
【0095】まず、中間プログラムから渡される停止指
令の変数がオン状態か否かを判定する(ステップ15
6)。ここで、停止指令の判定を行なうのは、S1番目
のsub動作の実行中にそのsub動作を停止する指令
が外部から発せられていないかを判定するためで、停止
指令の変数がオン状態であると判定されると、次いで、
S1番目のsub動作を強制的に中断させ(ステップ1
57)、ステップ156に処理を戻す。一方、ステップ
156で停止指令の変数がオン状態でない、即ちオフ状
態であると判定された場合には、ステップ150に処理
は戻り、S1番目のsub動作の実行を継続する。一
方、ステップ155で、そのsub動作が終了したと判
定されると、中間プログラムに渡される停止要求のフラ
グをオフ状態にクリアする(ステップ160)。なお、
この時点が図8におけるt77に相当する。
【0096】その後、下流側ユニットに送信する第1の
クロック信号を読み取ってそのクロック信号の値が現在
の値から反転したか否かを判定する(ステップ16
5)。ここで、第1のクロック信号が反転したと判定さ
れるまで、本ステップを繰り返し実行し、その後に、第
1のクロック信号が反転したと判定されると、本ステッ
プを抜ける。なお、ステップ165で第1のクロック信
号の反転を確認するまで待機するのは、ステップ160
でオフ状態にセットされた停止要求のフラグが、インタ
ーフェース信号として下流側ユニットに確実に伝わった
ことを確認するためである。
【0097】次いで、変数S1の値が、上流側ユニット
で実行しようとするsub動作の数mと等しいか否かを
判定し(ステップ170)、ここで、変数S1の値がm
と等しくない、即ちmより小さいと判定されると、変数
S1を値1だけインクリメントし(ステップ175)、
その後、処理はステップ135に進み、ステップ135
以降の処理を繰り返し実行する。一方、ステップ170
で変数S1の値がmと等しいと判定された場合には、中
間プログラムに渡される払出完了のフラグをオン状態に
セットし(ステップ180)、その後、本処理ルーチン
の実行を終了する。
【0098】次に、上流側ユニットの電子制御装置にお
いて実行される払出時中間プログラム処理ルーチンを図
12および図13のフローチャートに沿って説明する。
この払出時中間プログラム処理ルーチンは、ROMに記
憶される中間プログラムとして電子制御装置に予め格納
されている。
【0099】図12に示すように、上流側ユニットのC
PUは、処理が開始されると、まず、下流側ユニットに
送信する第1のクロック信号を現在の値から反転させる
処理を行なう(ステップ200)。この処理は、当初、
中間プログラムの起動時における初期作業として実行さ
れる。次いで、予めCPU内部に用意されたタイマを起
動し(ステップ201)、その後、下流側ユニットから
受信する第2のクロック信号を読み取ってそのクロック
信号とステップ200で反転された第1のクロック信号
との値が等しいか否かを判定する(ステップ205)。
ここで、両クロック信号が等しくないと判定されると、
以下の処理を実行する。
【0100】まず、ステップ201で起動されたタイマ
で示される時刻が所定時間taを経過したか否かを判定
する(ステップ206)。ここで、所定時間taを経過
したと判定されると、中間プログラムから制御プログラ
ムに渡される停止指令のフラグをオン状態とし(ステッ
プ207)、その後、ステップ205に処理を戻す。一
方、ステップ206で所定時間taを経過していないと
判定された場合には、ステップ207の処理を実行せ
ず、そのままステップ205に処理を戻す。その後、ス
テップ205で両クロック信号が等しいと判定される
と、次いで、ステップ201で起動したタイマをリセッ
トする(ステップ208)。
【0101】即ち、ステップ201ないし208では、
図11のタイミングチャートに示すように、第1のクロ
ック信号と第2のクロック信号とが異なる状態が所定時
間ta以上経過した場合に、制御プログラムに渡される
停止指令のフラグをオン状態としている。こうして停止
指令のフラグがオン状態になると、制御プログラムに従
い、前述したステップ157により自ユニットで実行さ
れるsub動作が強制的に中断される。
【0102】このように、第1のクロック信号と第2の
クロック信号とが異なる状態が所定時間ta以上経過し
た場合に、自ユニットのsub動作を強制的に中断させ
るのは、下流側ユニットから入力される第2のクロック
信号が所定時間ta更新されない場合に、下流側ユニッ
トの電子制御装置が異常である(例えば、CPUが暴走
している等)とみなし、自ユニットのsub動作を強制
的に中断させることで、下流側ユニットの搬送機構との
干渉を防止するためである。
【0103】ステップ208の実行後、次いで、中間プ
ログラムから制御プログラムに渡される停止指令のフラ
グをオフ状態にクリアする(ステップ210)。その
後、下流側ユニットからインターフェース信号としての
受取可能,受取完了,上流インターロックの各信号を一
括して読み取る(ステップ215)。
【0104】続いて、その読み取った上流インターロッ
クの信号がオン状態か否かを判定し(ステップ22
0)、ここで、オン状態であると判定されると、中間プ
ログラムから制御プログラムに渡される停止指令のフラ
グをオン状態とする(ステップ225)。一方、ステッ
プ220で、上流インターロックの信号がオン状態でな
いと判定されると、制御プログラムに渡される停止指令
のフラグをオフ状態のままとする。
【0105】その後、ステップ215で読み取った受取
可能の信号は、オン状態であるか否かを判定する(ステ
ップ230)。ここで、オン状態であると判定される
と、以下の処理を実行する。即ち、制御プログラムから
中間プログラムに渡される払出要求のフラグがオン状態
か否かを判定し(ステップ235)、ここで、オン状態
であると判定されると、中間プログラムから制御プログ
ラムに渡される払出中のフラグをオン状態にセットする
(ステップ240)。一方、ステップ230で受取可能
の信号がオン状態でないと判定された場合、ステップ2
35で払出要求のフラグがオン状態でないと判定された
場合、あるいはステップ240の実行後、図13に処理
は移る。
【0106】図13に処理が移ると、まず、ステップ2
15で読み取った受取完了の信号がオン状態であるか否
かを判定する(ステップ245)。ここで、オン状態で
あると判定されると、以下の処理を実行する。
【0107】即ち、制御プログラムから中間プログラム
に渡される払出完了のフラグがオン状態か否かを判定し
(ステップ250)、ここで、オン状態であると判定さ
れると、中間プログラムから制御プログラムに渡される
払出中のフラグをオフ状態にクリアし(ステップ25
5)、制御プログラム自身の払出要求のフラグをオフ状
態にクリアする(ステップ260)とともに、払出完了
のフラグをオフ状態にクリアする(ステップ265)。
【0108】一方、ステップ245で受取完了の信号が
オン状態でないと判定された場合、ステップ250で払
出完了のフラグがオン状態でないと判定された場合、あ
るいはステップ265の実行後、続いて、ステップ14
0または160で制御プログラムから渡される停止要求
のフラグがオン状態であるか否かを判定する(ステップ
270)。ここで、オン状態であると判定されると、下
流側ユニットに送信する下流インターロック信号を示す
フラグをオフ状態とし(ステップ275)、一方、オフ
状態と判定されると、そのフラグをオン状態とする(ス
テップ280)。
【0109】ステップ275または280の実行後、払
出要求および下流インターロック信号を示す各フラグを
インターフェース信号として書込み、I/Oインターフ
ェースを介して下流側ユニットに送信する(ステップ2
85)。その後、処理はステップ200に戻り、下流側
ユニットに送信する第1のクロック信号を現在の値から
反転させる処理を行ない、以降の処理を繰り返し実行す
る。
【0110】図14および図15は、下流側ユニットの
電子制御装置において実行される受取時中間プログラム
処理ルーチンを示すフローチャートである。この受取時
中間プログラム処理ルーチンは、ROMに記憶される中
間プログラムとして電子制御装置に予め格納されてい
る。
【0111】図14に示すように、下流側ユニットのC
PUは、処理が開始されると、まず、予めCPU内部に
用意されたタイマを起動し(ステップ300)、その
後、上流側ユニットから受信する第1のクロック信号を
読み取ってそのクロック信号と自ユニット(下流側ユニ
ット)で発生する第2のクロック信号との値が等しいか
否かを判定する(ステップ301)。ここで、両クロッ
ク信号が互いに等しいと判定されている間は、以下の処
理を実行する。
【0112】まず、ステップ300で起動されたタイマ
で示される時刻が所定時間taを経過したか否かを判定
する(ステップ302)。ここで、所定時間taを経過
したと判定されると、中間プログラムから制御プログラ
ムに渡される停止指令のフラグをオン状態とし(ステッ
プ303)、その後、ステップ301に処理を戻す。一
方、ステップ302で所定時間taを経過していないと
判定された場合には、ステップ303の処理を実行せ
ず、そのままステップ301に処理を戻す。その後、ス
テップ301で両クロック信号が互いに等しくないと判
定されると、次いで、ステップ300で起動したタイマ
をリセットする(ステップ304)。
【0113】即ち、ステップ300ないし304では、
第1のクロック信号と第2のクロック信号とが等しい状
態が所定時間ta以上経過した場合に、制御プログラム
に渡される停止指令のフラグをオン状態としている。こ
うして停止指令のフラグがオン状態になると、制御プロ
グラムに従い、後述するステップ457により自ユニッ
トで実行されるsub動作が強制的に中断される。
【0114】このように、第1のクロック信号と第2の
クロック信号とが互いに等しい状態が所定時間ta以上
経過した場合に、自ユニットのsub動作を強制的に中
断させるのは、上流側ユニットから入力される第1のク
ロック信号が所定時間ta更新されない場合に、上流側
ユニットの電子制御装置が異常である(例えば、CPU
が暴走している等)とみなし、自ユニットのsub動作
を強制的に中断させることで、上流側ユニットの搬送機
構との干渉を防止するためである。
【0115】ステップ304の実行後、次いで、中間プ
ログラムから制御プログラムに渡される停止指令のフラ
グをオフ状態にクリアする(ステップ305)。その
後、上流側ユニットからインターフェース信号としての
払出要求および下流インターロックの各信号を一括して
読み取る(ステップ310)。
【0116】続いて、その読み取った下流インターロッ
クの信号がオン状態か否かを判定し(ステップ31
5)、ここで、オン状態であると判定されると、中間プ
ログラムから制御プログラムに渡される停止指令のフラ
グをオン状態とする(ステップ320)。一方、ステッ
プ315で、下流インターロックの信号がオン状態でな
いと判定されると、制御プログラムに渡される停止指令
のフラグをオフ状態のままとする。
【0117】その後、ステップ310で読み取った払出
要求の信号は、オン状態であるか否かを判定する(ステ
ップ325)。ここで、オン状態であると判定される
と、以下の処理を実行する。即ち、制御プログラムから
中間プログラムに渡される受取可能のフラグがオン状態
か否かを判定し(ステップ330)、ここで、オン状態
であると判定されると、中間プログラムから制御プログ
ラムに渡す受取中のフラグをオン状態にセットする(ス
テップ335)。一方、ステップ325で払出要求の信
号がオン状態でないと判定された場合、ステップ330
で受取可能のフラグがオン状態でないと判定された場
合、あるいはステップ335の実行後、図15に処理は
移る。
【0118】図15に処理が移ると、まず、ステップ3
10で読み取った払出要求の信号がオン状態であるか否
かを判定する(ステップ340)。ここで、オン状態で
あると判定されると、以下の処理を実行する。即ち、制
御プログラムから中間プログラムに渡される受取完了の
フラグがオン状態か否かを判定し(ステップ345)、
ここで、オン状態であると判定されると、中間プログラ
ムから制御プログラムに渡される受取中のフラグをオフ
状態にクリアし(ステップ350)、制御プログラム自
身の受取可能のフラグをオフ状態にクリアする(ステッ
プ355)とともに、受取完了のフラグをオフ状態にク
リアする(ステップ360)。
【0119】一方、ステップ340で払出要求の信号が
オン状態でないと判定された場合、ステップ345で受
取完了のフラグがオン状態でないと判定された場合、あ
るいはステップ360の実行後、続いて、制御プログラ
ムから渡される停止要求のフラグがオン状態であるか否
かを判定する(ステップ365)。ここで、オン状態で
あると判定されると、上流側ユニットに送信する上流イ
ンターロック信号を示すフラグをオフ状態とし(ステッ
プ370)、一方、ステップ365で停止要求のフラグ
がオフ状態と判定されると、上流インターロック信号を
示すフラグをオン状態とする(ステップ375)。ステ
ップ370または375の実行後、受取可能,受取完了
および上流インターロック信号を示す各フラグをインタ
ーフェース信号として書込み、I/Oインターフェース
を介して上流側ユニットに送信する(ステップ38
0)。
【0120】その後、処理はステップ300に戻り、下
流側ユニットに送信する第1のクロック信号を現在の値
から反転させる処理を行ない、以降の処理を繰り返し実
行する。次に、下流側ユニットの電子制御装置において
実行される受取制御ルーチンを図16および図17のフ
ローチャートに沿って説明する。この受取制御ルーチン
は、ROMに記憶される制御プログラムとして下流側ユ
ニットの電子制御装置に予め格納されている。
【0121】図16に示すように、下流側ユニットのC
PUは、処理が開始されると、まず、基板を受取可能か
否かを判定する(ステップ400)。ここで、基板を受
取可能でないと判定されると、ステップ400を繰り返
し実行し、基板が受取可能と判定されるのを待って本ス
テップを抜ける。続いて、下流側ユニットの中間プログ
ラムから渡される受取可能のフラグがオフ状態か否かを
判定する(ステップ405)。ここで、オフ状態でない
と判定されると、ステップ405を繰り返し実行し、オ
フ状態と判定されるのを待って本ステップを抜ける。
【0122】次いで、中間プログラムに渡す受取可能の
フラグをオン状態にセットする(ステップ410)。な
お、この時点が図8におけるt71に相当する。続い
て、中間プログラムから渡される受取中のフラグがオン
状態か否かを判定する(ステップ415)。ここでオン
状態でないと判定されると、ステップ415を繰り返し
実行し、オン状態と判定されるのを待って本ステップを
抜ける。
【0123】その後、自ユニット(下流側ユニット)で
搬送動作が起動中か否かを判定し(ステップ420)、
起動中でないと判定されると、自ユニットで発生する第
2のクロック信号を読み取ってそのクロック信号の値が
現在の値から反転したか否かを判定する(ステップ42
5)。ここで、反転していないと判定されると、ステッ
プ425を繰り返し実行し、反転したと判定されるのを
待って本ステップを抜ける。この様に上流側ユニットに
出力される第2のクロック信号の反転を待つのは、これ
以降の処理において、上流側ユニットにインターフェー
ス信号を送信するためのタイミングを図るためである。
【0124】ステップ425で第2のクロック信号の値
の反転が確認された場合、またはステップ420で搬送
動作が起動中であると判定された場合、次いで、変数S
2に値1をセットする(ステップ430)。その後、処
理は図17に進み、中間プログラムから渡される停止指
令の変数がオン状態か否かを判定する(ステップ43
5)。ここで、オン状態であると判定されると、ステッ
プ435を繰り返し実行し、オン状態でない、即ち、オ
フ状態と判定されるのを待って本ステップを抜ける。
【0125】続いて、中間プログラムに渡す停止要求の
フラグをオン状態にセットする(ステップ440)。な
お、この時点が図8におけるt80に相当する。その
後、上流側ユニットに送信する第2のクロック信号を読
み取ってそのクロック信号の値が現在の値から反転した
か否かを判定する(ステップ445)。ここで、第2の
クロック信号が反転したと判定されるまで、本ステップ
を繰り返し実行し、その後に、第2のクロック信号が反
転したと判定されると、本ステップを抜ける。なお、ス
テップ445で第2のクロック信号の反転を確認するま
で待機するのは、ステップ440でオン状態にセットさ
れた停止要求のフラグが、インターフェース信号(上流
インターロック信号)として上流側ユニットに確実に伝
わったことを確認するためである。
【0126】続いて、ステップ430でセットされた変
数S2の値から定まるS2番目のsub動作を実行する
(ステップ450)。次いで、そのsub動作が終了し
たか否かを判定し(ステップ455)、ここで、未だ終
了していないと判定されると、以下の処理を実行する。
【0127】まず、中間プログラムから渡される停止指
令の変数がオン状態か否かを判定する(ステップ45
6)。ここで、停止指令の判定を行なうのは、S2番目
のsub動作の実行中にそのsub動作を停止する指令
が外部から発せられていないかを判定するためで、停止
指令の変数がオン状態であると判定されると、次いで、
S2番目のsub動作を強制的に中断させ(ステップ4
57)、ステップ456に処理を戻す。一方、ステップ
456で停止指令の変数がオン状態でない、即ちオフ状
態であると判定された場合には、ステップ450に処理
は戻り、S2番目のsub動作の実行を継続する。一
方、ステップ455で、そのsub動作が終了したと判
定されると、中間プログラムに渡される停止要求のフラ
グをオフ状態にクリアする(ステップ460)。なお、
この時点が図8におけるt81に相当する。
【0128】その後、上流側ユニットに送信する第2の
クロック信号を読み取ってそのクロック信号の値が現在
の値から反転したか否かを判定する(ステップ46
5)。ここで、第2のクロック信号が反転したと判定さ
れるまで、本ステップを繰り返し実行し、その後に、第
2のクロック信号が反転したと判定されると、本ステッ
プを抜ける。なお、ステップ465で第2のクロック信
号の反転を確認するまで待機するのは、ステップ460
でオフ状態にセットされた停止要求のフラグが、インタ
ーフェース信号として上流側ユニットに確実に伝わった
ことを確認するためである。
【0129】次いで、変数S2の値が、下流側ユニット
で実行しようとするsub動作の数nと等しいか否かを
判定し(ステップ470)、ここで、変数S2の値がn
と等しくない、即ちnより小さいと判定されると、変数
S2を値1だけインクリメントし(ステップ475)、
その後、処理はステップ435に進み、ステップ435
以降の処理を繰り返し実行する。一方、ステップ470
で変数S2の値がnと等しいと判定された場合には、中
間プログラムに渡される払出完了のフラグをオン状態に
セットし(ステップ480)、その後、本処理ルーチン
の実行を終了する。
【0130】以上、本実施例のユニット間基板搬送装置
の構成を詳述してきたが、次にその作用効果を説明す
る。このユニット間基板搬送装置では、各ユニット1,
2(ここでは、入口待機ユニット1とスピンナーユニッ
ト2との間の搬送について着目する)の電子制御装置5
1,52間のインターフェースを司る処理を記した中間
プログラムPR1a,PR2aが、各電子制御装置5
1,52に備えられた制御プログラムPR1,PR2内
にそれぞれ組み込まれていることから、制御プログラム
PR1,PR2に従う各電子制御装置間のデータ通信
は、中間プログラムPR1a,PR2aにより仲介され
ることになる。このため、各ユニット1,2の制御プロ
グラムPR1,PR2からみれば各電子制御装置51,
52のI/Oインターフェース51e,52e間でやり
取りされる信号の数、あるいはそのやりとりのタイミン
グ等を意識する必要がない。
【0131】即ち、各ユニット1,2の制御プログラム
PR1,PR2では、各ユニット固有の搬送機構(例え
ば、入口待機ユニット1では入口プッシャ11の動作機
構、スピンナーユニット2では第1搬送ロボット23の
動作機構)をシーケンシャルな連続した動きとして単位
動作毎に制御し、それぞれの単位動作の実行時に停止要
求を示すデータを中間プログラムPR1a,PR2a側
に転送するだけで、相手側ユニットにて実行される搬送
動作との同期を図ることができる。
【0132】したがって、各ユニットで実行される搬送
の単位動作の数が予め予想した数より増えようと、制御
プログラムPR1,PR2を手直しする必要もなしに、
I/Oインターフェース51e,52e間では中間プロ
グラムからのインターロック信号といった決まったイン
ターフェース信号のやりとりで両ユニット1,2間の搬
送の同期を図ることができる。その結果、制御プログラ
ムPR1,PR2の開発効率に優れている。
【0133】また、各ユニット1,2で実行される搬送
の単位動作の数が予め予想した数より少ない場合におい
ては、余分なダミー信号の交信を行なう必要もなく、用
意された信号を効率よく使用することができる。さら
に、各ユニット1,2で実行される搬送の単位動作の数
が増加すると、従来、払出要求sub,受取可能sub
といった、相手側ユニットに対して単位動作の実行を促
すインターフェース信号の数が増加したが、本実施例で
は、前述したように、決まったインターフェース信号の
やり取りでよく、信号線の数が増加するといったことも
ない。
【0134】また、本実施例のユニット間基板搬送装置
では、スピンナーユニット2と出口待機ユニット3との
間の基板搬送のように、両ユニット2,3間の第2搬送
ロボット24を上流側のユニットの電子制御装置52で
制御する構成においても、前述した入口待機ユニット1
とスピンナーユニット2との間の基板搬送の場合(下流
側のユニットの電子制御装置で搬送ロボットを制御する
場合)と同様、制御プログラムの手直しなしに搬送の単
位動作の数の増加に対応できる等の効果を奏する。
【0135】さらに、本実施例のユニット間基板搬送装
置では、上流側ユニットの電子制御装置と下流側ユニッ
トの電子制御装置とでやり取りする第1のクロック信号
および第2のクロック信号を用いることで、両電子制御
装置間でやり取りされるインターフェース信号が確実に
相手方に転送されたことを確認することができることか
ら、例え両電子制御装置がその負荷等に起因して処理速
度が異なろうと、インターフェース信号の送受信を確実
に行なうことができる。
【0136】以上、本発明の一実施例を詳述してきた
が、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもので
はなく、例えば、搬送機構としてのアーム型の搬送ロボ
ット23,24に替えて、コンベア,スライダ等を用い
た構成等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
なる態様にて実施することができるのは勿論のことであ
る。
【0137】さらに、本実施例においては、下流側のユ
ニット内の制御装置によって基板搬送機構を制御するよ
うに構成されていたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、上流側のユニット内の制御装置によって基板
搬送機構を制御するように構成してもよい。この場合
は、下流側のユニット内における処理が完了するまで、
上流側ユニット内の制御装置によって制御される基板搬
送動作を停止させるとともに、基板搬送動作時には下流
側ユニットにおける処理動作を停止させることができ
る。
【0138】また、本発明において、処理動作とは基板
に洗浄,乾燥などの表面処理を施すものに限定されるも
のではなく、例えば、基板を搬送のために予め定められ
た所定位置に位置させる動作、及び予め定められた所定
位置に搬送された基板をさらに別の位置に搬送する動作
も含まれる。
【0139】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のユニット間
基板搬送装置によれば、各ユニットの制御プログラムで
は、各ユニット固有の搬送機構または基板渡し機構をシ
ーケンシャルな連続した動きとして制御し、それぞれの
単位動作の実行時に停止要求を示すデータを中間プログ
ラム側に転送するだけで、相手側ユニットにて実行され
る搬送動作との同期を図ることができる。したがって、
各ユニットで実行される搬送の単位動作の数が予め予想
した数より増えようと、制御プログラムを手直しする必
要もなしに、同一のインターフェースで両ユニット間の
搬送の同期を図ることができ、制御プログラムの開発効
率に優れている。
【0140】また、各ユニットで実行される搬送の単位
動作の数が予め予想した数より少ない場合においては、
余分なダミー信号の交信を行なう必要もなく、用意され
た信号を効率よく使用することができる。各ユニットで
実行される搬送の単位動作の数が増加すると、従来、払
出要求sub,受取可能subといった、相手側ユニッ
トに対して単位動作の実行を促すインターフェース信号
の数が増加したが、本発明のユニット間基板搬送装置で
は、決まったインターフェース信号のやり取りでよく、
信号線の数が増加するといったこともない。
【0141】さらに、本発明のユニット間基板搬送装置
は、相手方のユニットの制御装置にCPUの暴走等の異
常が発生したときに、各ユニットの搬送の動作を強制的
に停止させることができ、その結果、相手方ユニットと
の干渉を防止することができる。特に、その搬送動作停
止のために特別な信号のやり取りを行なうことなしに、
前述した両ユニット間の搬送の同期を図るために用いら
れる停止指令のデータ転送を行なうだけでよく、簡単な
構成で前記異常時における相手方ユニットとの干渉を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としてのユニット間基板搬
送装置を示す概略構成図である。
【図2】そのユニット間基板搬送装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図3】電子制御装置51,52のROM内に組み込ま
れたプログラムを示すブロック図である。
【図4】上流側ユニットと下流側ユニットとでやり取り
される信号を示すブロック図である。
【図5】下流側ユニットで搬送ロボットを制御して基板
を上流側ユニットから下流側ユニットに搬送する場合の
各信号の出力タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図6】電子制御装置52,53のROM内に組み込ま
れたプログラムを示すブロック図である。
【図7】上流側ユニットで搬送ロボットを制御して基板
を上流側ユニットから下流側ユニットに搬送する場合の
各信号の出力タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図8】搬送の単位動作の数が任意の数である場合の基
板搬送に関する各信号の出力タイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図9】上流側ユニットの電子制御装置において制御プ
ログラムに従って実行される払出制御ルーチンの前半部
分を示すフローチャートである。
【図10】その払出制御ルーチンの後半部分を示すフロ
ーチャートである。
【図11】電子制御装置間でやり取りするクロック信号
の出力タイミングを示すタイミングチャートである。
【図12】上流側ユニットの電子制御装置において中間
プログラムに従って実行される払出時中間プログラム処
理ルーチンの前半部分を示すフローチャートである。
【図13】その払出時中間プログラム処理ルーチンの後
半部分を示すフローチャートである。
【図14】下流側ユニットの電子制御装置において中間
プログラムに従って実行される受取時中間プログラム処
理ルーチンの前半部分を示すフローチャートである。
【図15】その受取時中間プログラム処理ルーチンの後
半部分を示すフローチャートである。
【図16】下流側ユニットの電子制御装置において制御
プログラムに従って実行される受取制御ルーチンの前半
部分を示すフローチャートである。
【図17】その受取制御ルーチンの後半部分を示すフロ
ーチャートである。
【図18】従来の基板搬送に関する各信号の出力タイミ
ングの第1の例を示すタイミングチャートである。
【図19】従来の基板搬送に関する各信号の出力タイミ
ングの第2の例を示すタイミングチャートである。
【図20】従来の基板搬送に関する各信号の出力タイミ
ングの第3の例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 入口待機ユニット 2 スピンナーユニット 3 出口待機ユニット 11 入口プッシャ 21 処理カップ 23 第1の搬送ロボット 24 第2の搬送ロボット 31 出口プッシャ 51 電子制御装置 52 電子制御装置 53 電子制御装置 51a CPU 51b ROM 51e I/Oインターフェース 52a CPU 52b ROM 52e I/Oインターフェース 53a CPU 53b ROM 53e I/Oインターフェース PR1 制御プログラム PR2 制御プログラム PR3 制御プログラム PR1a 中間プログラム PR2a 中間プログラム PR3a 中間プログラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置を内部にそれぞれ備えた2つの
    ユニット間に、基板の搬送機構を設け、両ユニットに備
    えられたいずれかの制御装置を用いて前記搬送機構の動
    作を制御するとともに、少なくとも前記搬送機構の動作
    を制御しない制御装置側のユニットに、前記搬送機構に
    基板を渡す基板渡し機構を設け、当該ユニットの制御装
    置を用いて前記基板渡し機構の動作を制御することによ
    り、前記基板を一方のユニットから他方のユニットに搬
    送するユニット間基板搬送装置であって、 前記両制御装置間に、両制御装置間で信号のやり取りを
    行なうインターフェース手段を設け、 前記両制御装置にそれぞれ備えられた前記搬送機構また
    は基板渡し機構の動作の制御手順を示した各制御プログ
    ラムに、前記インターフェース手段へのデータの受け渡
    しの手順を示した中間プログラムをそれぞれ組み込むと
    ともに、 前記各制御装置は、 前記制御プログラムに従い、前記搬送機構または基板渡
    し機構の動作を、その機構により定まる単位動作毎に実
    行するとともに、その単位動作の実行時に、相手方のユ
    ニットに前記搬送機構または基板渡し機構の動作の停止
    を要求する停止要求を示すデータを前記中間プログラム
    内の変数として中間プログラム側に転送する停止要求転
    送手段と、 前記中間プログラムに従い、前記停止要求転送手段から
    出力された停止要求を示すデータを受け取り、停止要求
    を示す信号をインターロック信号として前記インターフ
    ェース手段を介して相手方のユニットの制御装置に送信
    するインターロック信号送信手段と、 前記中間プログラムに従い、前記相手方のユニットのイ
    ンターロック信号送信手段から送信されたインターロッ
    ク信号を受け取り、停止指令を示すデータを前記制御プ
    ログラム内の変数として制御プログラム側に転送する停
    止指令転送手段と、 前記制御プログラムに従い、前記停止指令転送手段から
    転送された停止指令を示すデータを受け取り、該データ
    に基づき前記搬送機構または基板渡し機構の動作を停止
    させるとともに、その停止指令の終了を待って前記搬送
    機構または基板渡し機構の動作の次の単位動作を実行す
    る次動作実行制限手段とを備え、 さらに、 ユニット間基板搬送装置内に、前記両ユニットの各制御
    装置の異常状態を検知する異常検知手段を設けるととも
    に、 前記各ユニットの制御装置は、 前記異常検知手段により相手方のユニットの制御装置に
    異常状態が検知されたとき、前記停止指令を示すデータ
    を自ユニット内の前記制御プログラム側に転送する強制
    停止指令転送手段を備えたことを特徴とするユニット間
    基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のユニット間基板搬送装置
    であって、 各ユニットの制御装置は、 相手方のユニットの制御装置にクロック信号を送信する
    クロック信号送信手段と、 インターフェース手段を介した信号を相手方のユニット
    から受信したとき、クロック信号送信手段から送信する
    クロック信号のレベルを反転させる信号レベル反転手段
    とを備え、 異常検知手段は、 各ユニットの制御装置内にそれぞれ設けられた、 インターフェース手段を介してインターフェース信号を
    相手方のユニットの制御装置に送信したとき、相手方ユ
    ニットに送る前記クロック信号の信号レベルと相手方ユ
    ニットから受ける前記クロック信号の信号レベルとを比
    較することで前記相手方ユニットの制御装置における前
    記クロック信号のレベルの反転を確認する信号レベル反
    転確認手段と、 インターフェース手段を介してインターフェース信号を
    相手方のユニットの制御装置に送信した後、前記信号レ
    ベル反転確認手段で前記クロック信号の反転が所定時間
    以上確認されないとき、前記相手方のユニットの制御装
    置に異常状態が検知されたと判定する判定手段とを備え
    たユニット間基板搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000299365A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置
JP2005294863A (ja) * 2005-05-30 2005-10-20 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置

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