JPH07301557A - ギャロッピング検出装置 - Google Patents
ギャロッピング検出装置Info
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- JPH07301557A JPH07301557A JP9457194A JP9457194A JPH07301557A JP H07301557 A JPH07301557 A JP H07301557A JP 9457194 A JP9457194 A JP 9457194A JP 9457194 A JP9457194 A JP 9457194A JP H07301557 A JPH07301557 A JP H07301557A
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Abstract
つ適切に対処することができるギャロッピング検出装置
を提供する。 【構成】 架空送電線の張力および振れ角や風速、気温
等の外部環境状態を検出するセンサ群1と、該検出結果
を光ファイバケーブル3を介してリアルタイムで収集す
るコンピュータ7と、該収集した検出結果に基づき、張
力変動の周波数、振動モード、振幅を算出し、架空送電
線の振動モードおよび振幅軌跡を表示するコンピュータ
8とを設けた。
Description
空送電線に発生するギャロッピングを検出することがで
きるギャロッピング検出装置に関する。
いる架空送電線は、自然の風や氷雪の付着・脱落等が原
因となって振れを起こし、この振れが顕著になるとギャ
ロッピングと呼ばれる大振幅かつ低周波の振動に至る場
合がある。このギャロッピングが発生すると、電線間の
接触による短絡事故など極めて危険な事態を引き起こす
こととなるため、これを早期に発見し、迅速に対処する
ことが必要となる。
グを観測する場合には、ビデオを設置して監視を行った
り、あるいは張力計や振れ角計を架空送電線に取り付け
て計測データを記録する、という方法がとられている。
いた観測方法では、夜間における観測が不可能であり、
また、架空送電線が降雪や雪雲によって包まれることに
より観測できなくなることがある。また、張力計や振れ
角計を用いた方法では、単に計測データを記録するにと
どまり、実際にデータの解析が行われるのは1カ月〜数
カ月の後であり、状況をリアルタイムで把握することが
でなかった。すなわち、従来の方法では、時間帯や天候
等の外部条件の影響を受けることなく、リアルタイムで
状況を把握することができなかったため、ギャロッピン
グの発生に対して迅速かつ適切に対処することができな
いという問題があった。
たもので、架空送電線のギャロッピング発生時に迅速か
つ適切に対処することができるギャロッピング検出装置
を提供することを目的としている。
題を解決するために、支持塔間の架空送電線に発生する
ギャロッピング状態を検出する装置であって、前記架空
送電線の張力変動を検出する第1の検出手段と、前記架
空送電線の振れ角を検出する第2の検出手段と、前記第
1の検出手段の検出結果に基づき、張力変動の各モード
の周波数のうち卓越周波数が現れるモードを決定すると
ともに、該決定したモードの周波数を算出する第1の演
算手段と、前記第1の演算手段の演算結果と前記第2の
検出手段の検出結果とに基づき、前記架空送電線の各時
点における振幅変位を算出する第2の演算手段と、前記
第2の演算手段の演算結果に基づき、前記架空送電線の
振幅変位による軌跡を表示する表示手段とを具備するこ
とを特徴としている。
電線の張力変動を検出し、第2の検出手段は、架空送電
線の振れ角を検出する。そして、第1の演算手段は、第
1の検出手段の検出結果に基づき、張力変動の各モード
の周波数のうち卓越周波数が現れるモードを決定すると
ともに、該モードの周波数を算出し、第2の演算手段
は、第1の演算手段の演算結果と第2の検出手段の検出
結果とに基づき、架空送電線の各時点における振幅変位
を算出する。さらに、表示手段は、第2の演算手段の演
算結果に基づき、架空送電線の振幅変位による軌跡を表
示する。これにより、時間帯や天候等の外部条件の影響
を受けることなく、架空送電線に発生するギャロッピン
グをリアルタイムかつ的確に把握することができる。
ついて説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示
すブロック図である。この図において、1は架空送電線
(図示略)およびその近傍に設置される種々のセンサ
(以下、センサ群という)である。このセンサ群1は、
架空送電線の張力および上下・水平方向の振れ角や風
速、気温などの外部状態を検出し、各々の検出結果を電
気信号に変換してこれを出力する。
器であり、センサ群1から出力される電気信号を光信号
に変換し、これを光ファイバケーブル3へ送出する。4
は地上側の監視局に設置された光電変換器であり、光変
調器2から光ファイバケーブル3を介して送信された光
信号を再び電気信号に変換する。この電気信号は、増幅
器5を介して増幅された後、A/D(アナログ/ディジ
タル)変換器6によってディジタル信号に変換される。
タであり、コンピュータ7はデータ収集用として用いら
れ、コンピュータ8はデータ解析用として用いられる。
コンピュータ7は、A/D変換器6から出力されるディ
ジタル信号を観測データとして取り込み、これらを内部
メモリ等の記憶装置に格納する。
から供給される上記収集した各種観測データを取り込
み、これら観測データの解析処理を行う。そして、この
解析結果に基づき、架空送電線に発生するギャロッピン
グを図示しないディスプレイにグラフィック表示する。
し、コンピュータ8が行う観測データの解析処理につい
て説明する。同図において、まずステップS1では、ト
リガー設定処理を行う。すなわち、ギャロッピング検出
のための解析処理を行う条件として、随時取り込まれる
張力変動、風速、気温等の各観測データを採用するか否
かを判断する際のしきい値を設定する。
取り込みを行う。ここで、取り込まれる観測データは、
張力、上下・水平方向の振れ角、風速、気温等である。
そして、ステップS3に進むと、上記ステップS2で取
り込んだ各観測データを上記ステップS1で設定した各
々のしきい値と比較し、それぞれの観測データについて
しきい値を越えているか否かを判断する。なお、張力に
ついては、その観測データの変動を表す張力変動を求
め、この値としきい値とを比較する。
い場合、ステップS3の判断結果は「No」となり、再
びステップS2に戻る。すなわちこの場合、各観測デー
タがギャロッピングが発生する程度に達していないもの
とみなし、再び観測データの取り込みを行う。
と、ステップS3の判断結果は「Yes」となり、ステ
ップS4に進む。ステップS4では、所定時間間隔にお
ける張力の観測データに基づき平均張力を算出する。ま
た、張力、風速、気温等の観測データに基づき、架空送
電線に付着しているものと推定される着雪重量を算出す
る。さらに、架空送電線の上下・水平方向における振れ
角の観測データに基づき、上下・水平間の振れ角の位相
差を求める。
を弦と見なしたときの基本周波数(すなわち、1次の振
動モードの固有振動数)f1を算出する。ここで、架空
送電線を弦と見なした場合の各モードの固有振動数fn
は、次式(1)によって算出される。ただし、nはモー
ド数、lは鉄塔間の距離(この場合、鉄塔間の距離を架
空送電線の長さとみなしている。)、mは着雪重量を含
む架空送電線の重量、gは付加係数、Tは平均張力をそ
れぞれ示している。
ップS3においてしきい値を越える張力変動の周期が連
続して現れる回数nとその間の経過時間τとを測定す
る。そして、ステップS7に進むと、上記ステップS6
で得られた測定結果の比n/τと前述のステップS5で
算出した基本周波数f1とを比較し、測定結果の比n/
τが基本周波数f1より大きいか否かを判断する。
f1より小さい場合、ステップS6の判断結果は「N
o」となり、前述のステップS2に戻る。すなわちこの
場合、張力変動が大きいもののその周期が長いため、ギ
ャロッピングは起こり得ないものと見なし、再び観測デ
ータの取り込みを行う。
1より大きい場合、ステップS7の判断結果は「Ye
s」となり、ステップS8に進む。ステップS8では、
張力変動の観測データをFFT(高速フーリエ変換)に
よってスペクトル解析し、張力変動が最も顕著に現れる
卓越周波数frを求める。
の鉄塔間における弛み(弛度)を考慮したときの各モー
ドの固有振動数fncを算出する。ここで、まず弛度Dは
次式(2)によって算出される。ただし、lは鉄塔間の
距離、mは着雪重量を含む架空送電線の重量、qは付加
係数、Tは平均張力をそれぞれ示している。
有振動数f1c〜f5cは、下式(3)〜(7)によって算
出される。ただし、lは鉄塔間の距離、mは着雪重量を
含む架空送電線の重量、gは付加係数、Tは平均張力、
γは弛度Dに応じて定まる係数をそれぞれ示している。
ードにおいては、弛度Dを考慮した固有振動数fncは、
架空送電線を弦と見なしたときの固有振動数fnと一致
することが分かる。
みを考慮した場合を示しているが、実際には架空送電線
の両端に碍子連が設置されていることから、この碍子連
の重量と長さとを加味した上で上記固有振動数fncを算
出する。これにより、さらに精度の高い固有振動数fnc
が得られることになる。
S9で算出した各モードの固有振動数fncを下式
(8),(9)によって張力変動の周波数fntに変換す
る。ここで、式(8)は奇数モードにおける張力変動
を、式(9)は偶数モードにおける張力変動をそれぞれ
示している。これらの式(8),(9)において、ΔT
o,ΔTeは張力変動、A1〜A3は係数、ωは固有角周
波数、tは時間をそれぞれ示している。
テップS9で算出した各モードの張力変動の周波数fnt
と、前述のステップS8で求めた卓越周波数frとを比
較する。そして、ステップS12では、上記ステップS
11の比較結果に基づき、各モードの張力変動の周波数
fntのうち、卓越周波数frが現れるモードと同一のモ
ードの張力変動の周波数を選択する。これにより、弛度
および碍子連を考慮した場合の架空送電線の張力変動の
周波数のうち、最も振動が顕著に現れるモードとその周
波数が採用される。
ップS12で採用したモードにおける架空送電線の上下
・水平方向の振幅A,Bを、上下・水平方向の振れ角と
上下・水平間の振れ角の位相差とを用いて算出する。こ
こで、例えば採用されたモードが偶数モードの場合、架
空送電線の上下方向の振幅Aは下式(10)によって算
出される。ただし、ΔTeは上式(9)によって与えら
れる張力変動、nはモード数、φωは上下・水平間の振
れ角の位相差、kは上下・水平方向の振幅の比B/A、
πは円周率、lは鉄塔間の距離、L0は電線実長、Fは
等価弾性力をそれぞれ示しており、これらは全て既知の
値である。
水平方向の振幅Bが求められる。
合には、上式(8)によって与えられる張力変動ΔTo
に基づいて上記と同様に上下・水平方向の振幅A,Bを
算出するが、ここでは簡単のため説明を省略する。
テップS12で採用したモードにおける張力変動の周波
数と、上記ステップS13で算出した上下・水平方向の
振幅A,Bとに基づき、ギャロッピングの状態をグラフ
ィック表示する。例えば図3(a)に示すように、架空
送電線のギャロッピングのモードを表示するとともに、
図3(b)に示すように、架空送電線の振幅の軌跡を表
示する。
架空送電線の張力変動の振動数および上下・水平方向の
振れ角に基づき、架空送電線の振幅を求め、リアルタイ
ムで振動のモードおよび振幅の軌跡を表示することがで
きる。これにより、架空送電線に発生するギャロッピン
グの状態をリアルタイムかつ的確に把握することがで
き、ギャロッピング発生時に迅速かつ適切に対処するこ
とができる。
環境によって推定される着雪重量を加味した計算を行う
ので、精度の高いギャロッピング検出を行うことができ
る。また、架空送電線の弛度と該送電線の両端に設置さ
れる碍子連の長さおよび重量とを加味した計算を行うこ
とにより、さらに精度の高いギャロッピング検出を行う
ことができる。また、本実施例では、各観測データの収
集処理とこれに基づく解析処理とを2つのコンピュータ
7,8によって並行して行うことができるので、データ
収集処理を中断することなく解析処理を進めることがで
き、観測データの欠落が生じることがない。
について振れ角を検出するようにしたが、これに加え、
架空送電線の軸心の周りの回転をも検出し、解析を行う
ようにしてもよい。これにより、さらに高精度なギャロ
ッピング検出を行うことができる。
るギャロッピングを例として説明したが、これに限ら
ず、例えば釣り橋など大振幅かつ低周波の弦振動が起こ
り得るものであればその他の構造物等に適用することも
可能である。
ば、時間帯や天候等の外部条件の影響を受けることな
く、架空送電線に発生するギャロッピングの状態をリア
ルタイムかつ的確に把握することができるので、ギャロ
ッピング発生時に迅速かつ適切に対処することができる
という効果が得られる。
である。
ャートである。
ラフィック表示例を示す図であり、(a)はモードの表
示例を、(b)は振幅の軌跡の表示例を示している。
ル、4…光電変換器、5…増幅器、6…A/D変換器、
7,8…コンピュータ。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持塔間の架空送電線に発生するギャロ
ッピングを検出する装置であって、 前記架空送電線の張力変動を検出する第1の検出手段
と、 前記架空送電線の振れ角を検出する第2の検出手段と、 前記第1の検出手段の検出結果に基づき、張力変動の各
モードの周波数のうち卓越周波数が現れるモードを決定
するとともに、該決定したモードの周波数を算出する第
1の演算手段と、 前記第1の演算手段の演算結果と前記第2の検出手段の
検出結果とに基づき、前記架空送電線の各時点における
振幅変位を算出する第2の演算手段と、 前記第2の演算手段の演算結果に基づき、前記架空送電
線の振幅変位による軌跡を表示する表示手段とを具備す
ることを特徴とするギャロッピング検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09457194A JP3217205B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | ギャロッピング検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09457194A JP3217205B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | ギャロッピング検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07301557A true JPH07301557A (ja) | 1995-11-14 |
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Family
ID=14113998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09457194A Expired - Fee Related JP3217205B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | ギャロッピング検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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- 1994-05-06 JP JP09457194A patent/JP3217205B2/ja not_active Expired - Fee Related
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