JPH07302038A - 心絵表示装置及び方法 - Google Patents

心絵表示装置及び方法

Info

Publication number
JPH07302038A
JPH07302038A JP9524494A JP9524494A JPH07302038A JP H07302038 A JPH07302038 A JP H07302038A JP 9524494 A JP9524494 A JP 9524494A JP 9524494 A JP9524494 A JP 9524494A JP H07302038 A JPH07302038 A JP H07302038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
questions
answers
display
client
picture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9524494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2815308B2 (ja
Inventor
Hiroshi Nakamura
泰士 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAINDO ENG CORP KK
Original Assignee
MAINDO ENG CORP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAINDO ENG CORP KK filed Critical MAINDO ENG CORP KK
Priority to JP6095244A priority Critical patent/JP2815308B2/ja
Publication of JPH07302038A publication Critical patent/JPH07302038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2815308B2 publication Critical patent/JP2815308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数の質問に対する回答を受け取る入力部3
1と、受け取られた回答を分析する分析部32と、分析
結果を人間の心の状態を示す風景画として表示する表示
部33とを備えた心絵表示装置。 【効果】 風景画を観察することにより、クライアント
は自分の心の状態を感覚的にかつ直感的に理解すること
が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の質問に対する回
答に応じて、人間の心の状態を示す絵として風景画を表
示する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、我国では、身体上の「病」を診断
・治療するクリニックは、小さな町の医院から大学病
院、総合病院まで合わせて約21万ケ所もあると言われ
ている。これに対し、心の「病」を診断・治療するクリ
ニック(精神科など)は、全国に約1200ケ所ぐらい
しかない。欧米では、医者が身体上の病を診断する際
に、心(精神)の面からもその病の原因を追求し、身体
と心の両面による総合的な判断に基づいて適切な治療を
するのが当然のことのようである。この点において、我
国は未だ先進国とは言えないのである。また、欧米で
は、キリスト教などの宗教が一般の人々の日常生活に深
く浸透し、宗教が人々の心の支えとして大きな役割を果
たしているのに対し、我国では、仏教(神道)は単に冠
婚葬祭のためだけのものであり、心の病を持つ人々に対
してはほとんど無力であると言える。現在、我国で心の
病を持つ人々を専ら取り扱っているのは、新興宗教団体
(23万団体、2億4000万人)、新聞・雑誌などに
よる「悩み相談」、あるいは今流行の「占い」などに過
ぎない。複雑に入りくんだ現代社会において心の病を持
つ人々の数は急増しているにもかかわらず、何ら根本的
な解決方法が提供されていないのが実状である。
【0003】従来、一般人を対象とした心的分析の方法
としては、エゴグラムを用いる方法とコーネル法とが知
られている。エゴグラムとは、複数の質問に対する被験
者からの回答に基づいて、人間の性格に関連する5つの
気質を得点化し、その得点の分布をグラフで表現したも
のである。エゴグラムは、人間の性格を分析し、人間を
いくつかのタイプに分類するために使用される。予めい
くつかの人間のタイプが用意されている。エゴグラムの
形状に応じて、その予め用意された人間のタイプのうち
の1つが決定される。人間のタイプとしては、例えば、
「心臓型」、「肝臓型」などがある。このようにして、
被験者は、自分がどのタイプの人間かを認識することが
できる。コーネル法は、カウンセラーが被験者に複数の
質問を与え、それらの質問に対する被験者からの回答に
基づいて、カウンセラーが被験者の心の状態を分析する
方法である。被験者の心の状態の分析は、カウンセラー
自身あるいはその他のノウハウに従って行われる。被験
者からの回答は数値化されない。
【0004】病人を対象とした心的分析の方法として
は、投影法が広く知られている。カウンセラーは、抽象
的な絵を患者に示し、その患者にその絵の印象を尋ね
る。カウンセラーは、患者によるその絵の印象に基づい
て、患者の心の状態を分析する。投影法の一種であるロ
ールシャッハテストが有名である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エゴグラムは、被験者
の性格(気質)を特定するために使用される。そのた
め、エゴグラムは、人間の性質のうち比較的普遍的な性
質を表現するように設計されている。従って、エゴグラ
ムは、時々刻々変化する人間の心の変化を表現するには
向いていない。エゴグラムを何度か経験した人は、エゴ
グラムの形状は時間の経過につれてそれほど変化しない
ということを理解するだろう。
【0006】コーネル法や投影法による心的分析は、熟
練したカウンセラーを必要とする。しかし、我国には熟
練したカウンセラーはほとんどいないのが実状である。
また、運よく熟練したカウンセラーに巡り会えたとして
も、診断結果は、言葉によって患者に伝えられるに過ぎ
ない。患者は言葉による説明だけで、自分の病が快方に
向かっていることを本当に実感できるであろうか。さら
に、これらの方法による質問は、期待される回答がいず
れであるかを予想することが可能なものが多い。例え
ば、「最近、夜はよく眠れますか?」、「最近、イライ
ラすることが多いですか?」、「最近、食欲はあります
か?」などである。精神を病んでいる人は、通常、自分
は正常であると信じている。つまり、精神を病んでいる
人は、病人扱いされたくないのである。そのような人に
対して上述のような質問をしたところで、正直な回答が
得られるだろうか。答は否である。なぜなら、患者は期
待されるべき回答を予想して真実をねじまげてしまうお
それがあるからである。このような状態では、適切な診
断や治療がその患者に与えられないであろう。
【0007】人間の心の状態を表現する装置としては、
日本コンピュータシステムにより市販されている「Mo
therCAP」という製品が知られている。この製品
は、指に装着するためのアダプタを備えている。そのア
ダプタを介して指の脈波が検出される。検出された脈波
は、カオス理論に基づいて処理され、処理結果がディス
プレイ上に表示される。その処理結果は白黒の濃淡模様
により表現される。医師は、ディスプレイ上に表示され
た白黒の濃淡模様に基づいて、患者の心の状態を分析す
る。しかし、患者は、ディスプレイ上に表示された白黒
の濃淡模様の意味を理解することができない。その白黒
の濃淡模様は患者にとって抽象的な模様に過ぎないから
である。
【0008】中村泰士著「心人類(しんじんるい)」
(はまの出版、1992年7月24日初版第1刷発行)
は、人間の心の状態を風景画として表現することを教示
している。著者は、この風景画を「心絵(こころえ)」
と名付けている。「心絵」はいわゆる心象風景とは異な
る。心象風景とは、心の中に感覚的に映る風景のことで
あり、特定の形状を有していない。例えば、その風景
は、ある時はヒマラヤのような山であるかもしれない
し、別のある時はエーゲ海であるかもしれない。これに
対し、「心絵」とは、1つの決まった風景である。心の
状態が変化するにつれて、「心絵」はまるで自然の風景
のように時々刻々と変化していくのである。
【0009】本発明の目的は、複数の質問に対する回答
に応じて、人間の心の状態を示す絵として風景画を表示
する装置及び方法を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、自然の風景のように
時々刻々と変化する人間の心の状態を示す絵として風景
画を表示する装置及び方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の心絵表示装置
は、複数の質問に対する回答を受け取る入力手段と、該
受け取られた回答を分析する分析手段と、該分析結果を
人間の心の状態を示す風景画として表示する表示手段と
を備えており、これにより、上記目的が達成される。
【0012】前記風景画は、泉と山と木と太陽と月と雲
と雨とのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
【0013】前記風景画は、3次元のコンピュータグラ
フィックスによって表示されることが好ましい。
【0014】本発明の他の心絵表示装置は、複数の質問
に対する回答に応じて、人間の心の状態を示す絵として
風景画を表示する心絵表示装置であって、該複数の質問
に対する該回答のぞれぞれは値を有しており、該風景画
は少なくとも1つの要素を含んでおり、該要素のそれぞ
れは少なくとも1つの表示属性を有しており、該表示属
性のそれぞれは値を有しており、該要素の該表示属性の
値は該複数の質問に対する該回答のうち少なくとも1つ
の回答の値に関連付けられており、該心絵表示装置は、
複数の質問に対する回答を受け取る入力手段と、該複数
の質問に対する該回答のうち、該風景画に含まれる一の
要素の一の表示属性に関連する回答の値に応じて、該要
素の該表示属性の値を算出する算出手段と、該要素の該
表示属性の値に応じて、該風景画における該要素の表示
態様を決定する決定手段と、該要素を含む該風景画を表
示する表示手段であって、該風景画における該要素を該
決定手段によって決定された表示態様で表示する表示手
段とを備えており、これにより、上記目的が達成され
る。
【0015】前記入力手段は、前記複数の質問のうち少
なくとも1つをクライアントに提示する提示手段を備え
ていてもよい。
【0016】前記提示手段は、質問と該質問に対応する
要素の表示属性との関係をクライアントが認識すること
が困難なように、該質問を該クライアントに提示するこ
とが好ましい。
【0017】前記入力手段は、前記クライアントが新規
であることを示す情報と該クライアントが既存であるこ
とを示す情報とのうちいずれか一方をさらに受け取り、
該クライアントが新規であることを示す該情報を該入力
手段が受け取った場合に前記提示手段によって提示され
る質問の内容は、該クライアントが既存であることを示
す該情報を該入力手段が受け取った場合に該提示手段に
よって提示される質問の内容と異なることが好ましい。
【0018】前記クライアントが既存であることを示す
前記情報を前記入力手段が受け取った場合に前記提示手
段によって提示される前記質問は、処方箋に示された行
為が該クライアントによってどの程度達成されたかに関
連する質問を含んでいることが好ましい。
【0019】前記風景画は、泉と山と木と太陽と月と雲
と雨とのうちの少なくとも1つを前記要素として含んで
いてもよい。
【0020】前記要素は、該要素の大きさ、長さ、幅、
高さ、色、数のうち少なくとも1つを前記表示属性とし
て含んでいてもよい。
【0021】前記表示手段は、前記風景画の全体と該風
景画の部分とのうち少なくとも一方を表示することが好
ましい。
【0022】前記装置は、前記複数の質問に対する前記
回答に応じて、自己開発能力を示すグラフを出力するグ
ラフ出力手段をさらに備えていることが好ましい。
【0023】前記装置は、前記複数の質問に対する前記
回答に応じて、予め用意された複数の文章のうち少なく
とも1つの文章を出力する文章出力手段をさらに備えて
いることが好ましい。
【0024】前記装置は、前記複数の質問に対する前記
回答に応じて、前記クライアントが実行すべき行為を示
す処方箋を出力する処方箋出力手段をさらに備えている
ことが好ましい。
【0025】前記装置は、前記風景画を記憶する記憶手
段と、該記憶手段に記憶された該風景画を読み出す手段
とをさらに備えており、前記表示手段は、該読み出され
た風景画を前記クライアントの以前の心の状態を示す絵
として表示することが好ましい。
【0026】本発明の心絵表示方法は、情報を受け取る
入力装置と所定の処理を実行するCPUと処理結果を表
示する表示装置とを備えたコンピュータシステムを利用
して、複数の質問に対する回答に応じて、人間の心の状
態を示す絵として風景画を表示する心絵表示方法であっ
て、複数の質問に対する回答を該入力装置を介して受け
取る工程と、該CPUによって実行される該所定の処理
に従って該受け取られた回答を分析する工程と、該分析
結果を人間の心の状態を示す風景画として該表示装置に
表示する工程とを包含しており、これにより、上記目的
が達成される。本発明の他の心絵表示方法は、情報を受
け取る入力装置と所定の処理を実行するCPUと処理結
果を表示する表示装置とを備えたコンピュータシステム
を利用して、複数の質問に対する回答に応じて、人間の
心の状態を示す絵として風景画を表示する心絵表示方法
であって、該複数の質問に対する該回答のぞれぞれは値
を有しており、該風景画は少なくとも1つの要素を含ん
でおり、該要素のそれぞれは少なくとも1つの表示属性
を有しており、該表示属性のそれぞれは値を有してお
り、該要素の該表示属性の値は該複数の質問に対する該
回答のうち少なくとも1つの回答の値に関連付けられて
おり、該心絵表示方法は、複数の質問に対する回答を該
入力装置を介して受け取る工程と、該複数の質問に対す
る該回答のうち、該風景画に含まれる一の要素の一の表
示属性に関連する回答の値に応じて、該要素の該表示属
性の値を該CPUによって算出する工程と、該要素の該
表示属性の値に応じて、該風景画における該要素の表示
態様を該CPUによって決定する工程と、該要素を含む
該風景画を該表示手段に表示する工程であって、該風景
画における該要素を該決定工程によって決定された表示
態様で表示する工程とを包含しており、これにより、上
記目的が達成される。
【0027】
【作用】本発明によれば、複数の質問に対する回答に応
じて、人間の心の状態を示す絵として風景画を表示する
ことができる。このような風景画を観察することによ
り、クライアントは自分の心の状態を感覚的にかつ直感
的に理解することが容易になる。
【0028】また、本発明によれば、自然の風景のよう
に時々刻々と変化する人間の心の状態を示す絵として風
景画を表示することができる。人間の心の状態の変化
は、風景画に含まれる要素の表示属性の変化として表現
される。これにより、クライアントは、自分の心の状態
の変化を継続的に把握することが容易になる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例について説明する。
【0030】図1は、本発明による心絵表示装置を用い
てクライアントの心の状態を診断するサイクルを示す。
心絵表示装置は、Heart Clinic Syst
em(H.C.S.)とも呼ばれる。
【0031】ステップS1では、クライアントに対して
問診が行なわれる。本明細書では、「クライアント」と
は、心の状態を分析すべき対象者と定義する。心絵表示
装置は、複数の質問をクライアントに提示する。あるい
は、心絵表示装置の代わりに、人間が複数の質問をクラ
イアントに提示してもよい。クライアントは、複数の質
問に対する回答を心絵表示装置に入力する。あるいは、
クライアントに代わりに、オペレータが複数の質問に対
する回答を心絵表示装置に入力してもよい。しかし、ク
ライアントのプライバシー保護の観点からクライアント
自身が回答を心絵表示装置に入力することが好ましい。
【0032】ステップS2では、クライアントの心の状
態が分析される。心絵表示装置は、ステップS1で入力
された複数の質問に対するクライアントからの回答に基
づいて、クライアントの心の状態を分析する。分析結果
は、「心絵」として表示される。本明細書では、以下、
「心絵」とは、「人間の心の状態を示す風景画」と定義
する。心絵表示装置は、分析結果のうち自己開発能力に
関する情報をグラフ形式で表示してもよいし、かつ/ま
たは、分析結果を「診断結果」として文章で表示しても
よい。その理由は、「心絵」は質問に答えたクライアン
トの特性を正確に表現するけれども、「心絵」だけが表
示されたのではクライアントにとって自分の心がどのよ
うな状態にあるのか理解することが困難であることもあ
るからである。また、それらのグラフや診断結果を参考
にして、「心絵」の内容をクライアントに正確に通訳す
る通訳者がいることが好ましい。本明細書では、このよ
うな通訳者を「ハート・アーティスト」という。
【0033】ステップS3では、処方箋が発行される。
処方箋は、心の「病」を克服するためにクライアントが
実行すべき行為を示したものである。処方箋に示される
行為は、クライアントがその気になれば容易に実行する
ことができる行為である。心絵表示装置は、ステップS
1で入力された複数の質問に対するクライアントからの
回答に基づいて、処方箋を発行する。
【0034】ステップS4では、処方箋に従ってクライ
アントによって実践が行われる。処方箋に示された行為
を実際に行うか否かの決定は、クライアントの意志に委
ねられている。心絵表示装置は、ステップS4には関与
しない。
【0035】ステップS5では、クライアントに対して
再び問診が行われる。心絵表示装置は、処方箋に示され
た行為がクライアントによってどの程度達成されたかに
関連する質問をクライアントに提示する。クライアント
は、その質問に対する回答を心絵表示装置に入力する。
ステップS5に続いて、「分析(ステップS2)」、
「処方箋(ステップS3)」、「実践(ステップS
4)」、「問診(ステップS5)」というサイクルが繰
り返される。これにより、クライアントが処方箋に示さ
れる行為を実践することを条件として、クライアントの
心の病が徐々に回復される。
【0036】図2は、本発明による心絵表示装置を実現
するためのハードウェア構成を示す。ハードウェアは、
中央演算装置(CPU)21と、入力装置22と、表示
装置23と、出力装置24と、記憶装置25とを含む。
入力装置22は、典型的にはキーボードとマウスとを有
しており、クライアントが心絵表示装置に所望の情報を
入力することを可能にする。キーボードやマウス以外の
入力装置を使用することももちろん可能である。CPU
21は、入力装置22によって入力された情報を所定の
プログラムに従って処理する。処理結果は、表示装置2
3に表示される。本発明では、風景画をできるだけ自然
に表示することが好ましいので、表示装置23は、いわ
ゆるフルカラー(1670万色)を用いて対象物を3次
元的に表示可能な高解像度の3Dグラフィックモニタで
あることが好ましい。処理結果は、出力装置24にも出
力される。出力装置24としては、典型的にはプリンタ
が使用される。再診者に対して以前の「心絵」を表示す
るために、本発明による心絵表示装置は、「心絵」を記
憶しておくことが好ましい。「心絵」は画像データとし
て記憶されるので、記憶装置25はできるだけ大容量の
メモリを有していることが好ましい。上述した好ましい
ハードウェア構成を有するコンピュータシステムとして
は、例えば、クボタコンピュータ(株)により市販され
ている「TAITAN VISTRA 800」が挙げ
られる。
【0037】図3は、本発明の実施例の心絵表示装置の
構成を示す。心絵表示装置は、複数の質問に対する回答
を受け取る入力部31と、その複数の質問に対する回答
を分析する分析部32と、その分析結果を「心絵」とし
て表示する表示部33とを備えている。
【0038】複数の質問に対する回答が効率よく心絵表
示装置に入力されるためには、質問とその質問に対する
回答の選択枝とを表示し、クライアントが回答を容易に
選択できるようにすることが好ましい。例えば、質問と
その質問に対する回答の選択枝とが入力部31によって
表示される。質問は、期待されるべき回答をクライアン
トが予想することが困難なものが好ましい。その理由
は、与えられた質問の意図を詮索することなしに、クラ
イアントがリラックスしてかつ素直にその質問に答える
ことが好ましいからである。質問に対する回答の形式と
しては、例えば、「はい/いいえ」の択一式、「はい/
いいえ/どちらでもない」の択一式などがある。クライ
アントによって選択された回答は、入力部31によって
心絵表示装置に入力される。クライアントによって回答
が選択された時、または、クライアントによって回答が
選択された後に、その選択された回答がクライアントの
意図したものか否かをクライアントが確認する機会を設
けることが好ましい。その理由は、クライアントが回答
を誤って選択する場合やクライアントの気がかわる場合
もあり得るからである。
【0039】複数の質問に対する回答のそれぞれは、予
め決められた値を有している。風景画は、所定の種類の
要素を有している。例えば、風景画に含まれる要素とし
ては、泉、山、木、太陽、月、雲、雨などがある。風景
画に含まれる複数の要素のそれぞれは、人間の心の状態
を示す心的要素に結びついている。風景画に含まれる複
数の要素のそれぞれは、少なくとも1つの表示属性を有
している。例えば、要素の表示属性としては、要素の大
きさ、長さ、幅、高さ、色、数などがある。表示属性の
それぞれは、値を有している。特定の要素の特定の表示
属性の値は、複数の質問に対する回答のうち少なくとも
1つの回答の値の関数として表される。分析部32は、
心絵表示装置に入力された回答のうち、風景画に含まれ
る一の要素の一の表示属性に関連する回答の値に応じ
て、その要素の表示属性の値を算出する算出部34と、
要素の表示属性の値に応じて、風景画におけるその要素
の表示態様を決定する決定部35とを備えている。
【0040】例えば、説明を単純化するために、質問は
Q1とQ2とQ3の3つのみであり、質問Q1とQ2と
Q3とに対する回答の形式はいずれも「はい/いいえ」
の択一式であると仮定する。この場合、可能な回答の組
み合わせは、表1に示すように回答パターン1から回答
パターン8までの8とおりである。さらに、質問Q1に
対する回答は、要素「山」の表示属性「高さ」に関連し
ており、質問Q2に対する回答は、要素「山」の表示属
性「色度」に関連しており、質問Q3に対する回答は、
要素「雲」の表示属性「数」に関連していると仮定す
る。
【0041】
【表1】
【0042】風景画における「山」の「高さ」は、質問
Q1に対する回答の関数として表される。すなわち、質
問Q1に対する回答の値をA1、山の高さの値をMHと
表すと、この関数は、MH=fQ1(A1)と表される。
例えば、A1=1(はい)の場合にMH=10、A1=
0(いいえ)の場合にMH=20というように関数f Q1
が定義される。
【0043】風景画における「山」の「色度」は、質問
Q2に対する回答の関数として表される。すなわち、質
問Q2に対する回答の値をA2、山の色度の値をMCと
表すと、この関数は、MC=fQ2(A2)と表される。
例えば、A2=1(はい)の場合にMC=10(淡い緑
色)、A2=0(いいえ)の場合にMC=20(濃い緑
色)というように関数fQ2が定義される。
【0044】風景画における「雲」の「数」は、質問Q
3に対する回答の関数として表される。すなわち、質問
Q3に対する回答の値をA3、雲の数の値をCNと表す
と、この関数は、CN=fQ3(A3)と表される。例え
ば、A3=1(はい)の場合にCN=2、A3=0(い
いえ)の場合にCN=5というように関数fQ3が定義さ
れる。
【0045】このようにして、算出部34は、質問Q1
とQ2とQ3とに対する回答の値に応じて、山の高さの
値(MH)と山の色度の値(MC)と雲の数の値(C
N)とを算出する。例えば、質問Q1とQ2とQ3とに
対する回答が表1の回答パターン5(はい、いいえ、い
いえ)である場合には、MH=10、MC=20、CN
=5となる。その結果、決定部35は、風景画に含まれ
る山の高さが10でありかつ山の色度が20である表示
態様で、その山を表示することを決定し、風景画に含ま
れる雲の数が5である表示態様で、その雲を表示するこ
とを決定する。
【0046】次に、特定の要素の特定の表示属性に複数
の質問が関連している場合に、複数の質問に対する回答
に応じてどのように風景画を作成するかを説明する。上
述した質問Q1とQ2とQ3に新たな質問Q4とQ5と
Q6とが追加され、質問Q4とQ5とQ6とに対する回
答の形式はいずれも「はい/いいえ」の択一式であると
仮定する。さらに、表2に示すように、質問Q4とQ5
とQ6とに対する回答はいずれも要素「泉」の表示属性
「大きさ」に関連していると仮定する。
【0047】
【表2】
【0048】風景画における「泉」の「大きさ」は、質
問Q4とQ5とQ6に対する回答の関数として表され
る。すなわち、質問Q4に対する回答の値をA4、質問
Q5に対する回答の値をA5、質問Q6に対する回答の
値をA6、泉の大きさの値をSSと表すと、この関数
は、SS=fQ4,Q5,Q6(A4,A5,A6)と表され
る。質問Q4、Q5、Q6に対する回答が「はい」のと
き回答の値は1、回答が「いいえ」のとき回答の値は0
であると仮定する。質問Q4とQ5とQ6との間で要素
の表示属性(泉の大きさ)への寄与の度合いが異なる場
合がある。従って、関数fQ4,Q5,Q6は、このような寄与
の度合いを表現できるように定義されることが好まし
い。例えば、SS=w4・A4+w5・A5+w6・A
6というように関数fQ4,Q5,Q6が定義される。ここで、
w4、w5、w6は重み定数である。上述した例は、線
形的な重み付けの例であるが非線形な重み付けであって
もよい。
【0049】以下、関数fQ4,Q5,Q6は、SS=w4・A
4+w5・A5+w6・A6によって表され、w4=1
0、w5=20、w6=30であると仮定する。この場
合、質問Q4とQ5とQ6とに対する回答が表2の回答
パターン2(はい、はい、いいえ)である場合には、S
S=10・1+20・1+30・0=30となる。ま
た、質問Q4とQ5とQ6とに対する回答が表2の回答
パターン3(いいえ、はい、はい)である場合には、S
S=10・0+20・1+30・1=50となる。この
ようにして、算出部34は、質問Q4とQ5とQ6とに
対する回答の値に応じて、泉の大きさの値(SS)を算
出する。同様にして、泉の大きさの値(SS)がとり得
る値は、0、10、20、30、40、50、60のい
ずれかであることが分かる。その結果、決定部35は、
風景画に含まれる泉の大きさが0、10、20、30、
40、50、60のいずれかである表示態様で、その泉
を表示することを決定する。上述した例では、泉の大き
さの値(SS)に応じて、風景画において泉の大きさを
7レベルで表示する。しかし、風景画において泉の大き
さを7レベルより少ないレベルで表示することも可能で
ある。例えば、SS<30の場合には泉の大きさが10
である表示態様で泉を表示し、30≦SS<50の場合
には泉の大きさが30である表示態様で泉を表示し、5
0≦SSの場合には泉の大きさが50である表示態様で
泉を表示するように、決定部35が風景画における泉の
表示態様を決定することとすると、泉の大きさの値(S
S)に応じて、風景画における泉の大きさを3レベルで
表示することが可能となる。
【0050】図4は、算出部34及び決定部35におけ
る処理の流れを示す。この処理は、CPU21によって
実行される。
【0051】以下、風景画はN個の要素i(i=1,
2,...,N)を含み、N個の要素iはそれぞれJi
個の表示属性j(j=1,2,...,Ji)を有して
いると仮定する。要素iの表示属性jの値をEi,jと表
す。複数の質問に対する回答のうち、要素iの表示属性
jに関連する回答はKi,j個あると仮定し、それらの回
答の値をAi,j k(k=1,2,...,Ki,j)と表
す。
【0052】ステップS41では、iが1に初期設定さ
れる。ステップS42では、jが1に初期設定される。
ステップS43では、Ki,j個の関連する回答の値Ai,j
kに基づいて、要素iの表示属性jの値Ei,jが(数1)
に従って算出される。ここで、wi,j kは重み定数であ
る。
【0053】
【数1】
【0054】ステップS44では、jとJiとが比較さ
れる。もし、j<Jiならば、処理はステップS45に
進み、そこでjが1だけインクリメントされる。その
後、処理はステップS43に戻る。もし、j<Jiでな
いならば、処理はステップS46に進む。
【0055】ステップS46では、iとNとが比較され
る。もし、i<Nならば、処理はステップS47に進
み、そこでiが1だけインクリメントされる。その後、
処理はステップS42に戻る。もし、i<Nでないなら
ば、処理はステップS48に進む。
【0056】ステップS48では、要素iの表示属性j
の値Ei,jに応じて要素iがどのような表示態様で表示
されるべきかが決定される。
【0057】このようにして、複数の質問に対する回答
に応じて、風景画に含まれるすべての要素のすべての表
示属性の値が算出部34によって算出される。その算出
された値に応じて、各要素がどのような表示態様で表示
されるべきかが決定部35によって決定される。
【0058】表1に示す例では、「山」の「高さ」が要
素1の表示属性1、「山」の「色度」が要素1の表示属
性2、「雲」の「数」が要素2の表示属性1であり、N
=2、J1=2、J2=1である。質問Q1に対する回答
が「はい」のときA1,1 1=10、「いいえ」のときA
1,1 1=20である。質問Q2に対する回答が「はい」の
ときA1,2 1=10、「いいえ」のときA1,2 1=20であ
る。質問Q3に対する回答が「はい」のときA2,1 1
2、「いいえ」のときA2,1 1=5である。また、K1,1
=K1,2=K2,1=1、w1,1 1=w1,2 1=w2,1 1=1であ
る。
【0059】表2に示す例では、「泉」の「大きさ」が
要素3の表示属性1であり、N=3、J1=2、J2
1、J3=1である。要素1と要素2に関しては、表1
に示す例と同様であるので説明を省略する。質問Q4に
対する回答が「はい」のときA3,1 1=1、「いいえ」の
ときA3,1 1=0である。質問Q5に対する回答が「は
い」のときA3,1 2=1、「いいえ」のときA3,1 2=0で
ある。質問Q6に対する回答が「はい」のときA3,1 3
1、「いいえ」のときA3,1 3=0である。また、K3,1
=3、w3,1 1=10、w3,1 2=20、w3,1 3=30であ
る。
【0060】上述した例では、説明を単純化するために
質問の数を限定した。しかし、質問の数がいくつであっ
ても、質問に対する回答に応じて、その回答に対応する
要素の表示属性が変化することを当業者であれば理解す
るだろう。
【0061】また、上述した例では、説明を単純化する
ために質問に対する回答の形式を「はい/いいえ」の択
一式であると仮定した。しかし、質問に対する回答の形
式がどのような形式であっても、質問に対する回答と要
素の表示属性との関係を定義する関数を適切に定義すれ
ば、その要素を含む風景画を作成できることを当業者で
あれば理解するだろう。
【0062】なお、クライアントに対する質問の数が多
いほど、風景画における要素の数を多くしたり、要素1
つあたりの表示属性の数を多くしたり、要素の表示属性
をきめ細かに変化させたりすることが可能となる。これ
により、クライアントの心の状態をより詳細に表現した
風景画を作成することができる。しかしながら、質問の
数が多すぎることは、クライアントに苦痛と退屈を与え
かねない。質問の数処方箋に示された行為が該クライア
ントによってどの程度達成されたかに関連する質問は、
190個程度で十分である。
【0063】図3の表示部33は、風景画に含まれる各
要素を決定部35によって決定された表示態様で表示す
る。風景画に含まれる複数の要素のうちの少なくとも1
つをクローズアップして表示することができるように、
表示部33は、風景画の全体と風景画の部分とを切り換
えて表示することが好ましい。
【0064】図5は、表示部33によって表示される
「一般的な心絵」の例を示す。
【0065】図6は、表示部33によって表示される
「全体に最高のバランスの心絵」の例を示す。このよう
な「心絵」を観察することにより、クライアントは自分
の心の状態を感覚的にかつ直感的に理解することができ
る。
【0066】図7は、本発明の他の実施例の心絵表示装
置の構成を示す。この心絵表示装置は、入力部31と分
析部32と表示部33に加えて、グラフ出力部36と文
章出力部37と処方箋出力部38と記憶部39とを備え
ている。入力部31と分析部32と表示部33の機能及
び動作は、図3に示す心絵表示装置と同様であるので説
明を省略する。
【0067】グラフ出力部36は、分析部32による風
景画の作成に先だって、複数の質問に対する回答に応じ
て、クライアントの自己開発能力を示すグラフを出力す
る。ハート・アーティストは、出力されたグラフの傾向
を分析し、その分析結果をクライアントに説明すること
が好ましい。分析部32は、出力されたグラフと所定の
基準とを比較することにより、クライアントが十分な自
己開発能力を有しているか否かを判定する。クライアン
トが十分な自己開発能力を有していると判定された場合
のみ、分析部32は、「心絵」の作成を開始する。クラ
イアントが十分な自己開発能力を有していないと判定さ
れた場合には、分析部32は「心絵」を作成しない。そ
の代わりに、予め用意されている「透明な心絵」が表示
部33によって表示される。これにより、心絵表示装置
を用いた診断が終了する。
【0068】文章出力部37は、複数の質問に対する回
答に応じて、予め用意された複数の文章のうち少なくと
も1つの文章を出力する。これら文章は、複数の質問に
対する回答の分析結果を示すものであり、分析部32に
よって作成される「心絵」の解釈を補助するために使用
される。
【0069】処方箋出力部38は、複数の質問に対する
回答に応じて、クライアントが実行すべき行為を示す処
方箋を出力する。クライアントは、処方箋を得ることに
より、心の「病」を克服するために何を実践すべきかを
知ることができる。
【0070】記憶部39には、分析部32によって作成
された「心絵」が記憶される。記憶部39に記憶された
「心絵」は、クライアントの再診時に分析部32によっ
て読み出され、表示部33によって表示される。これに
より、ハート・アーティストは、クライアントの以前の
「心絵」を参照しながら、再診を行うことができる。記
憶部39には、グラフ出力部36によって出力されたグ
ラフ、文章出力部37によって出力された文章、処方箋
出力部38によって出力された処方箋などそのクライア
ントの以前の診断に関するあらゆる情報が記憶され得
る。
【0071】入力部31は、複数の質問に対する回答を
受け取る前に、クライアントが新規であることを示す情
報とクライアントが既存であることを示す情報とのうち
いずれか一方を受け取ってもよい。さらに、そのクライ
アントが新規であるか既存であるかに応じて、入力部3
1によって提示される質問の内容が変化することが好ま
しい。その理由は、既存のクライアント(再診者)に対
して前回と同じ質問を繰り返し提示することは無駄が多
く、再診者を退屈させるおそれもあるからである。クラ
イアントが既存であることを示す情報を入力部31が受
け取った場合には、処方箋に示された行為がそのクライ
アントによってどの程度達成されたかに関連する質問が
そのクライアントに提示されることが好ましい。これに
より、そのクライアントに対して継続的な診断を行うこ
とが可能となる。
【0072】次に、図8から図10を参照して、心絵表
示装置の画面遷移の例を説明する。図8は、初診者を対
象とした「自己啓発度診断サイクル」における心絵表示
装置の画面遷移を示す。
【0073】画面801は、新規ユーザか既存ユーザか
を選択するための画面である。本明細書では、「ユー
ザ」はクライアントと同義であると定義する。画面80
1において「新規ユーザ」が選択されると、画面801
は画面802に遷移する。
【0074】画面802は、ユーザがパスワード(暗証
番号)を入力するための画面である。パスワードは、ユ
ーザのプライバシーを保護するために設定される。ま
た、管理番号は、自動的に割り当てられる。パスワード
が入力されると、画面802は画面803に遷移する。
【0075】画面803は、複数の質問とその複数の質
問に対する回答を入力するための画面である。複数の質
問には、ユーザとそのユーザの周囲の人々との間の人間
関係に関連する質問が含まれていてもよい。本明細書で
は、そのような人間関係を「立場」と定義する。この例
では、質問の数は190である。190の質問に対する
回答が入力されると、画面803は画面804に遷移す
る。
【0076】画面804は、ユーザの自己開発能力を示
すグラフを表示するための画面である。グラフの形状に
応じて、ユーザが十分な自己開発能力を有しているか否
かが判定される。ユーザが十分な自己開発能力を有して
いないと判定された場合には、画面804は画面805
に遷移する(ステータス不合格)。ユーザが十分な自己
開発能力を有していると判定された場合には、画面80
4は、図9に示される「心絵診断サイクル」における画
面901に遷移する(ステータス合格)。
【0077】画面805において「心絵表示ボタン」が
選択されると、画面805は画面806に遷移する。
【0078】画面806は、ユーザが十分な自己開発能
力を有していないことを示す「透明な心絵」を表示する
ための画面である。画面806において「終了ボタン」
が選択されると、画面806は画面807に遷移する。
【0079】画面807において「処方箋ボタン」が選
択されると、ユーザの自己開発能力に関する処方箋が出
力され、心絵表示装置を用いた診断が終了する。
【0080】図9は、「心絵診断サイクル」における心
絵表示装置の画面遷移を示す。
【0081】画面901は、ユーザの現在の「心絵」を
表示するための画面である。画面901において「診断
ボタン」が選択されると、画面901は画面902に遷
移する。画面901において「レベルボタン」が選択さ
れると、画面901は画面903に遷移する。画面90
1において「詳細・全体ボタン」が選択されると、画面
901は画面904に遷移する。画面901において
「処方箋ボタン」が選択されると、画面901は画面9
05に遷移する。
【0082】画面902は、「診断結果」を文章で表示
するための画面である。画面902において「終了ボタ
ン」が選択されると、画面902は画面906に遷移す
る。画面903は、「心絵」に含まれる各要素のレベル
を表示するための画面である。画面903において「終
了ボタン」が選択されると、画面903は画面906に
遷移する。
【0083】画面904は、「心絵」の全体もしくは
「心絵」の一部を表示するための画面である。画面90
4において「終了ボタン」が選択されると、画面904
は画面906に遷移する。
【0084】画面905は、処方箋を選択するための画
面である。処方箋は、風景画に含まれる各要素について
出力され得る。画面905において「出力ボタン」が選
択されると、ユーザが実行すべき行為を示す処方箋が出
力され、画面905は画面906に遷移する。
【0085】画面906において「終了ボタン」が選択
されると、心絵表示装置を用いた診断が終了する。
【0086】図10は、再診者(処方箋の実践者)を対
象とした「既存ユーザ問診サイクル」における心絵表示
装置の画面遷移を示す。
【0087】画面1001は、新規ユーザか既存ユーザ
かを選択するための画面である。画面1001において
「既存ユーザ」が選択されると、画面1001は画面1
002に遷移する。
【0088】画面1002は、ユーザが管理番号とパス
ワード(暗証番号)とを入力するための画面である。管
理番号とパスワードとが入力されると、画面1002は
画面1003に遷移する。
【0089】画面1003は、「心絵」を表示するため
の画面である。画面1003において「詳細・全体ボタ
ン」が選択されると、ユーザの以前の「心絵」が画面1
003に表示される。画面1003において「問診ボタ
ン」が選択されると、画面1003は画面1004に遷
移する。
【0090】画面1004は、複数の質問とその複数の
質問に対する回答を入力するための画面である。再診者
に提示される質問の内容は、初診者に提示される質問の
内容と異なることが好ましい。複数の質問には、処方箋
に示された行為がユーザによってどの程度達成されたか
に関連する質問が含まれていることが好ましい。複数の
質問に対する回答が入力されると、画面1004は画面
1005に遷移する。画面1005は、ユーザの現在の
「心絵」を表示するための画面である。画面1005に
おいて「履歴ボタン」が選択されると、画面1005は
画面1006に遷移する。画面1005において「レベ
ルボタン」又は「詳細・全体ボタン」が選択されると、
画面1005は画面1007に遷移する。画面1005
において「診断ボタン」又は「処方箋ボタン」が選択さ
れた場合の画面遷移は、図9に示す「心絵診断サイク
ル」における画面遷移と同様である。
【0091】画面1006は、ユーザを診断した日付を
一覧表示するための画面である。画面1006において
一覧表示された日付のうちの1つが選択される。
【0092】画面1007は、画面1006において選
択された日付に作成された「心絵」に含まれる各要素の
レベルを表示するための画面である。また、画面100
7は、画面1006において選択された日付に作成され
た「心絵」の全体もしくは「心絵」の一部を表示するた
めの画面である。
【0093】本発明による心絵表示装置は、病院や医院
に設置され得る。心絵表示装置の設置場所は、精神科や
神経科に限られない。総合的な判断に基づく適切な治療
を行うことを可能とするために、精神科や神経科以外の
部署(例えば、耳鼻科や眼科)にも本発明による心絵表
示装置が設置されることが好ましい。さらに、近い将
来、人間ドックのメニューの1つとして、本発明による
心絵表示装置を用いた診断が行われることが期待され
る。
【0094】企業のリストラクチャリングが進行する
中、その企業が生き残ることができるか否かは、優秀な
人材をどれだけ抱えているかに依存すると言っても過言
ではない。本発明による心絵表示装置は、企業における
人材管理にも役立つ。企業における人材のの潜在的な能
力を把握しその能力をアップさせるために、本発明によ
る心絵表示装置は有用である。さらに、本発明による心
絵表示装置が従業員の健康管理(心の面からの健康維
持)を行うためにも有用であることは言うまでもない。
その他、新入社員の勧誘(リクルート活動)や製品の販
促PRなどに心絵表示装置を使用することもできるだろ
う。
【0095】学校においては、本発明による心絵表示装
置は、学生の健康管理を行うために使用される他、教員
のための教育心理学的教材としても使用されることがで
きる。
【0096】本発明による心絵表示装置のその他の設置
場所としては、スポーツクラブ、保険所、都道府県など
の自治体の施設、官公庁、アミューズメント施設などが
考えられる。本発明による心絵表示装置の設置場所は、
クライアントをリラックスさせて、質問に対する素直な
回答を引き出すために、クライアントに安心感、清潔感
を与える環境の中にあることが好ましい。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、複数の質問に対する回
答に応じて、人間の心の状態を示す絵として風景画を表
示することができる。このような風景画を観察すること
により、クライアントは自分の心の状態を感覚的にかつ
直感的に理解することが容易になる。
【0098】また、本発明によれば、自然の風景のよう
に時々刻々と変化する人間の心の状態を示す絵として風
景画を表示することができる。人間の心の状態の変化
は、風景画に含まれる要素の表示属性の変化として表現
される。これにより、クライアントは、自分の心の状態
の変化を継続的に把握することが容易になる。
【0099】さらに、本発明による心絵表示装置及び方
法は、心の「病」を持つ人に精神科医院に行く重々しい
感じを与えることなく、宗教団体に入る後ろめたさを感
じさせることもなく、占いに行く虚しさを感じさせるこ
ともなく、仕事場に行く生活感を感じさせることもな
い。その代わりに、本発明による心絵表示装置及び方法
は、心の「病」を持つ人にスポーツクラブに通うような
充実感を与え、習いごとに通うような前向きな気持ちに
させるのに役立つ。このように、本発明による心絵表示
装置及び方法は、心の「病」を持つ人が自己の実践を通
して知らずしらずのうちに心の「病」を克服することを
支援する画期的な装置であり方法なのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による心絵表示装置を用いてクライアン
トの心の状態を診断するサイクルを示す図である。
【図2】本発明による心絵表示装置を実現するためのハ
ードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例の心絵表示装置の構成を示す図
である。
【図4】算出部34及び決定部35における処理の流れ
を示す図である。
【図5】一般的な心絵の例を示す図である。
【図6】全体に最高のバランスの心絵の例を示す図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例の心絵表示装置の構成を示
す図である。
【図8】初診者を対象とした「自己啓発度診断サイク
ル」における心絵表示装置の画面遷移を示す図である。
【図9】「心絵診断サイクル」における心絵表示装置の
画面遷移を示す図である。
【図10】再診者(処方箋の実践者)を対象とした「既
存ユーザ問診サイクル」における心絵表示装置の画面遷
移を示す図である。
【符号の説明】 21 中央演算装置(CPU) 22 入力装置 23 表示装置 24 出力装置 25 記憶装置 31 入力部 32 分析部 33 表示部 34 算出部 35 決定部 36 グラフ出力部 37 文章出力部 38 処方箋出力部 39 記憶部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の質問に対する回答を受け取る入力
    手段と、 該受け取られた回答を分析する分析手段と、 該分析結果を人間の心の状態を示す風景画として表示す
    る表示手段とを備えた心絵表示装置。
  2. 【請求項2】 前記風景画は、泉と山と木と太陽と月と
    雲と雨とのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 前記風景画は、3次元のコンピュータグ
    ラフィックスによって表示される、請求項1に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の質問に対する回答に応じて、人間
    の心の状態を示す絵として風景画を表示する心絵表示装
    置であって、該複数の質問に対する該回答のぞれぞれは
    値を有しており、該風景画は少なくとも1つの要素を含
    んでおり、該要素のそれぞれは少なくとも1つの表示属
    性を有しており、該表示属性のそれぞれは値を有してお
    り、該要素の該表示属性の値は該複数の質問に対する該
    回答のうち少なくとも1つの回答の値に関連付けられて
    おり、 該心絵表示装置は、 複数の質問に対する回答を受け取る入力手段と、 該複数の質問に対する該回答のうち、該風景画に含まれ
    る一の要素の一の表示属性に関連する回答の値に応じ
    て、該要素の該表示属性の値を算出する算出手段と、 該要素の該表示属性の値に応じて、該風景画における該
    要素の表示態様を決定する決定手段と、 該要素を含む該風景画を表示する表示手段であって、該
    風景画における該要素を該決定手段によって決定された
    表示態様で表示する表示手段とを備えた心絵表示装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、 前記複数の質問のうち少なくとも1つをクライアントに
    提示する提示手段を備えている、請求項4に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記提示手段は、 質問と該質問に対応する要素の表示属性との関係をクラ
    イアントが認識することが困難なように、該質問を該ク
    ライアントに提示する、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、 前記クライアントが新規であることを示す情報と該クラ
    イアントが既存であることを示す情報とのうちいずれか
    一方をさらに受け取り、 該クライアントが新規であることを示す該情報を該入力
    手段が受け取った場合に前記提示手段によって提示され
    る質問の内容は、該クライアントが既存であることを示
    す該情報を該入力手段が受け取った場合に該提示手段に
    よって提示される質問の内容と異なる、請求項5に記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 前記クライアントが既存であることを示
    す前記情報を前記入力手段が受け取った場合に前記提示
    手段によって提示される前記質問は、処方箋に示された
    行為が該クライアントによってどの程度達成されたかに
    関連する質問を含む、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記風景画は、泉と山と木と太陽と月と
    雲と雨とのうちの少なくとも1つを前記要素として含
    む、請求項4に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記要素は、該要素の大きさ、長さ、
    幅、高さ、色、数のうち少なくとも1つを前記表示属性
    として含む、請求項4に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、前記風景画の全体と
    該風景画の部分とのうち少なくとも一方を表示する、請
    求項4に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記装置は、 前記複数の質問に対する前記回答に応じて、自己開発能
    力を示すグラフを出力するグラフ出力手段をさらに備え
    ている、請求項4に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記装置は、 前記複数の質問に対する前記回答に応じて、予め用意さ
    れた複数の文章のうち少なくとも1つの文章を出力する
    文章出力手段をさらに備えている、請求項4に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 前記装置は、 前記複数の質問に対する前記回答に応じて、前記クライ
    アントが実行すべき行為を示す処方箋を出力する処方箋
    出力手段をさらに備えている、請求項4に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記装置は、 前記風景画を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された該風景画を読み出す手段とをさ
    らに備えており、 前記表示手段は、該読み出された風景画を前記クライア
    ントの以前の心の状態を示す絵として表示する、請求項
    4に記載の装置。
  16. 【請求項16】 情報を受け取る入力装置と所定の処理
    を実行するCPUと処理結果を表示する表示装置とを備
    えたコンピュータシステムを利用して、複数の質問に対
    する回答に応じて、人間の心の状態を示す絵として風景
    画を表示する心絵表示方法であって、 複数の質問に対する回答を該入力装置を介して受け取る
    工程と、 該CPUによって実行される該所定の処理に従って該受
    け取られた回答を分析する工程と、 該分析結果を人間の心の状態を示す風景画として該表示
    装置に表示する工程とを包含する心絵表示方法。
  17. 【請求項17】 情報を受け取る入力装置と所定の処理
    を実行するCPUと処理結果を表示する表示装置とを備
    えたコンピュータシステムを利用して、複数の質問に対
    する回答に応じて、人間の心の状態を示す絵として風景
    画を表示する心絵表示方法であって、該複数の質問に対
    する該回答のぞれぞれは値を有しており、該風景画は少
    なくとも1つの要素を含んでおり、該要素のそれぞれは
    少なくとも1つの表示属性を有しており、該表示属性の
    それぞれは値を有しており、該要素の該表示属性の値は
    該複数の質問に対する該回答のうち少なくとも1つの回
    答の値に関連付けられており、 該心絵表示方法は、 複数の質問に対する回答を該入力装置を介して受け取る
    工程と、 該複数の質問に対する該回答のうち、該風景画に含まれ
    る一の要素の一の表示属性に関連する回答の値に応じ
    て、該要素の該表示属性の値を該CPUによって算出す
    る工程と、 該要素の該表示属性の値に応じて、該風景画における該
    要素の表示態様を該CPUによって決定する工程と、 該要素を含む該風景画を該表示手段に表示する工程であ
    って、該風景画における該要素を該決定工程によって決
    定された表示態様で表示する工程とを包含する心絵表示
    方法。
JP6095244A 1994-05-09 1994-05-09 心絵表示装置及び心絵表示方法 Expired - Fee Related JP2815308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6095244A JP2815308B2 (ja) 1994-05-09 1994-05-09 心絵表示装置及び心絵表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6095244A JP2815308B2 (ja) 1994-05-09 1994-05-09 心絵表示装置及び心絵表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07302038A true JPH07302038A (ja) 1995-11-14
JP2815308B2 JP2815308B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=14132346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6095244A Expired - Fee Related JP2815308B2 (ja) 1994-05-09 1994-05-09 心絵表示装置及び心絵表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2815308B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003036310A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Mariko Matsumoto 診断テストの自動解析・解釈支援システム
KR20030026176A (ko) * 2001-09-25 2003-03-31 최재명 아동용 인성검사 방법과 인성검사 교구
JP2005128864A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Ishisaki:Kk 人体カラーの数値的評価システムおよび評価評価方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02131749A (ja) * 1988-11-10 1990-05-21 Nippon Kantamunikusu Kk 心理診断装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02131749A (ja) * 1988-11-10 1990-05-21 Nippon Kantamunikusu Kk 心理診断装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003036310A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Mariko Matsumoto 診断テストの自動解析・解釈支援システム
KR20030026176A (ko) * 2001-09-25 2003-03-31 최재명 아동용 인성검사 방법과 인성검사 교구
JP2005128864A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Ishisaki:Kk 人体カラーの数値的評価システムおよび評価評価方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2815308B2 (ja) 1998-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bishop The anticipatory corpse: Medicine, power, and the care of the dying
Angelillo et al. Examining shared endeavors by abstracting video coding schemes with fidelity to cases
O'Connor Clinical instruction & evaluation: A teaching resource
Shepard et al. Describing expert practice in physical therapy
Moshood et al. Efficiency of medical technology in measuring service quality in the Nigerian healthcare sector
Groth‐Marnat Visions of clinical assessment: Then, now, and a brief history of the future
Gulliksen et al. Domain‐specific design of user interfaces
Uomoto Application of the neuropsychological evaluation in vocational planning after brain injury
Sanandaji et al. Developing and validating a computer-based training tool for inferring 2D Cross-sections of complex 3D structures
Owens An investigation of eye movements and representational systems.
Sharry et al. Occupational therapists’ use and perceptions of written client education materials
Sandelowski Taking things seriously: Studying the material culture of nursing
Nwaorgu The relationship between leadership style, job satisfaction, nurse retention, and patient care outcomes: a systematic review
JP2815308B2 (ja) 心絵表示装置及び心絵表示方法
Vordermark II An introduction to medical decision-making: practical insights and approaches
Wagner et al. Suggestions for graduate education in nursing service administration
Evans et al. Using a model to structure psychosocial nursing research
Steinbinder The magnet process: One appraiser's perspective
Antona et al. Universal Access in Human-Computer Interaction: 19th International Conference, UAHCI 2025, Held as Part of the 27th HCI International Conference, HCII 2025, Gothenburg, Sweden, June 22–27, 2025, Proceedings, Part I
Wressle et al. Comprehensive geriatric assessment in Swedish acute geriatric settings
Lafleur Present (ed) bodies, absent agency:“patients’ perspectives” at the Museum Vrolik of the body and medicine
Marxer et al. Exploring Virtual Reality Techniques for Assessing the Cognitive Performance of Older Adults
Williford et al. The multicenter clinical trials coordinating center statistician:“More than a consultant”
AlSaleh Identifying health education competencies for primary health care nurses in Saudi Arabia: a Delphi Consensus Study
Elshaarawi et al. Cultural Humility-Experience of a Nutrition Student at an African Clinic

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980721

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees