JPH0730217U - 鋳物砂搬送用のバケットエレベータ - Google Patents
鋳物砂搬送用のバケットエレベータInfo
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- JPH0730217U JPH0730217U JP6641793U JP6641793U JPH0730217U JP H0730217 U JPH0730217 U JP H0730217U JP 6641793 U JP6641793 U JP 6641793U JP 6641793 U JP6641793 U JP 6641793U JP H0730217 U JPH0730217 U JP H0730217U
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Landscapes
- Chain Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳物砂搬送用のバケットエレベータの耐用期
間を延長する。 【構成】 ベルト5に取り付けたバケット4の一定個数
ごとに、その横幅が他のバケットよりも大きく、かつ、
開口部の正面上部61と側面上部62のすくい面に高耐
摩耗性の金属板63を添着したスィーパバケット6を配
設している。 【効果】 鋳物砂はケースの底部に堆積して硬化しバケ
ットのすくい面を集中的に摩耗していたが、スィーパバ
ケットの広い横幅と耐摩耗性の高い金属板のために、固
化した堆積物の表面を他のバケットと接触しないように
削り取るので、全体の耐用期間が大きく延長する。摩耗
したスィーパバケットだけは適宜更新すれば済む。
間を延長する。 【構成】 ベルト5に取り付けたバケット4の一定個数
ごとに、その横幅が他のバケットよりも大きく、かつ、
開口部の正面上部61と側面上部62のすくい面に高耐
摩耗性の金属板63を添着したスィーパバケット6を配
設している。 【効果】 鋳物砂はケースの底部に堆積して硬化しバケ
ットのすくい面を集中的に摩耗していたが、スィーパバ
ケットの広い横幅と耐摩耗性の高い金属板のために、固
化した堆積物の表面を他のバケットと接触しないように
削り取るので、全体の耐用期間が大きく延長する。摩耗
したスィーパバケットだけは適宜更新すれば済む。
Description
【0001】
本考案は固形物の流動体、特に鋳物砂の搬送に使用するバケットエレベータに 係る。
【0002】
バケットエレベータは図3のように縦向きに立設した箱形のケース1内に2ケ のプーリ2、3(またはスプロケット)を上下に軸支して、何れか一方を駆動源 と連結して回転自在としている。この両者間にエンドレスにベルト5(またはチ ェンリンクなど)を巻き回して、両端に係合するプーリなどの回転に伴ってケー ス内で昇降する。ケースの下方の一側面を切り欠いて搬送物を受け入れる投入口 11とし、他方の反対方向の側面を開口して排出口12とする。この投入口と搬 送口とに他の搬送手段、たとえばベルトコンベアCなどを連接して搬送物の受渡 しを行なう。
【0003】 バケットエレベータが適用される搬送物は建設、土木工事現場、砕石現場、浚 渫現場、その他の工場設備など、広い産業分野で使用され手軽で軽便なので固形 物の流動体を搬送する主要な装置の一つとなっている。したがって搬送の対象と なる物品も土砂、穀物、化学物質など多岐に亘る。バケットエレベータには図の ように投入口から供給された搬送物をすくい取り上方へそのまま移動するバケッ ト4が、一定間隔ごとにベルトなどの帯状体に取り付けられている。このバケッ ト4の開口部の先端に当るすくい面はバケットエレベータの使用中は常に搬送物 の粒子と接触し擦過されるから、徐々に摩耗していくことは避けられないが、一 般に砂でも穀物でも、その他の粒子でも乾燥状態である場合は相互の粘着力がな く流動性に富むから、すくい取るときでも大きな抵抗となることがなく、すくい 面における摩耗がさほど問題となることは少なく、一旦取り付けられると相当長 期間に亘って連続使用できるのが普通である。
【0004】 搬送物が乾燥状態の流動性のよい材料でなく粘着性の有る場合にはバケットエ レベータの機能上少なからぬ障害に直面することがある。実開昭62−8632 7号公報による従来技術では、投入口からケース内へ供給されバケットのすくい 面ですくいとられた材料は、上部の排出口まで持ち上げられベルトの回転ととも にバケットが反転して、内部にすくい取った材料を排出口方向へ排出するが、こ のとき全量がすべて排出されるわけではなく、その一部は零れ落ちてケースの内 面に付着することが多い。そしてこの途中の付着物がある程度溜まると自重で落 下して底部で堆積するので、ベルトを昇降する駆動力は瞬間的にオーバーロード となって、設備を破損する原因となることを課題としている。
【0005】 この従来技術ではその解決手段として図4に示すようにベルト5aに取り付け たバケット4aの一つ、または複数個に先端がケース内面に近接する位置まで延 出した耐摩耗性と可撓性を具えたゴム製などの掻き板101を取り付け、バケッ ト4aの昇降時にこの掻き板でケース内面に付着した付着物を掻き取って除去し 、またケースの排出口と投入口とに、バケット4aの外側開口縁の移動軌跡に近 接する位置まで延出する案内部材102を取り付けて搬送物のバケットエレベー タへの投入と排出のときに搬送物が落下することを防止したとしている。
【0006】
粘着性のある搬送物を取り扱う場合に、バケットエレベータのケース内壁面へ の付着をできるだけ少なくなるように構造に工夫を加えることは確かに評価でき る。しかし、これだけでは、搬送物の種類、性質によって完全解決には程遠いこ とも結構多い。このことは、本考案が対象とする鋳物砂の搬送についてもよく当 てはまる。鋳物砂は造型材料として所望の粒度の珪砂に種々の添加材を配合し、 混練機でよく練り合わして造型工程の現場へ供給される。造型の方法によって鋳 物砂の配合物や添加量は異なるが、たとえば生型の場合にはベントナイトや粘土 などの粘結材と適量の水分、自硬性鋳型の場合には水ガラスなど、何れも造型時 に強度の高い造型を可能とするために粘着性の高い成分を配合している。当然前 記従来技術で課題とした付着の点も考慮しなければならないが、それ以上に大き な要素が存在することを看過してはならない。
【0007】 鋳物砂は供給時に粘着性があるだけでなく、時間の経過とともに硬化するとい う特性がある。この特性を具えているから造型後の強度が高く、高速で注入する 溶解金属に遭遇しても凝固するまでその形状を維持できるのであるが、バケット エレベータ内ではバケットの摩耗、特にバケットのすくい面に強烈な摩耗作用を 与える。珪砂自体は硬度も高く摩耗作用が強いが、前記のように乾燥状態では流 動性が高いからすくい取られるときにも抵抗が小さく、擦過による摩耗作用が早 期に発現する懸念は小さいが、堆積して自然に硬化したときは、砂粒同士が粘着 したまま硬化するので、珪砂本来の高硬度による擦過摩耗がバケットの接触面に 直接作用する。
【0008】 摩耗の進行はバケットのすくい面、すなわちバケットの開口部上縁付近の正面 上部と側面上部に集中する。投入口から絶えず供給される鋳物砂はケースの底部 付近に投入されて堆積し、この堆積部へ開口部を下向きから斜め下向きに姿勢を 起こして回動しつつバケットが突入して鋳物砂をすくい取るから、バケット先端 のすくい面が移動して描く軌跡より外側に当る円弧部分(従来技術の図4におけ る斜線部分)には常にすくい取られなかった鋳物砂が残り、時間と共に硬化して 硬い円弧状の曲面を形成する。この面と常に擦過して通り過ぎるバケットの先端 縁が摩耗作用を集中的に受けるのは当然のことである。このように硬化した堆積 層の表面は、鋳型のように衝き固めたわけではないから海綿のようにポーラスで はあるが、硬くて強いから従来技術のように可撓性のあるゴム板で表面を撫でた 程度では到底取り除く効果は現われない。特に図5で示すケースの底部において は、中央部分Pでは絶えずすくい取られる作用が及ぶので顕著な硬化が進行する ほどではないのに対し、両サイドのコーナ部分Qではすくい切れずにこぼれた鋳 物砂が圧蜜化されて硬くて強い層となりやすいので摩耗の作用が特にはげしく進 行しやすい。図6はこの摩耗によって機能を失ったバケット4aの状態を示す斜 視図であり、正面上部41a、側面上部42aの交叉するコーナ部が欠落してい る。バケットエレベータに装着したバケットのすべてに、この惨状が及ぶから結 局、適当な時期にバケットを全数取り替えなければ搬送の役務に耐えられなくな る。
【0009】 本考案は以上に述べた課題を解決するために、摩耗の進行が局部的な一部に限 定し、その部分の耐摩耗性が異常に高い上、摩耗したとしても簡単にその部分の 再生が可能な鋳物砂搬送用のバケットエレベータの提供を目的とする。
【0010】
本考案に係る鋳物砂搬送用のバケットエレベータは、垂直に立設し下方の一側 面に搬送体の投入口11を上部の反対側側面に搬送体の排出口12を開口したケ ース1と、該ケース1内で上下で回転自在に軸支されたプーリ2、3間にエンド レスに巻き回し定間隔ごとに多数のバケットを装着したベルト5よりなるバケッ トエレベータにおいて、バケット4の一定個数ごとに、その横幅が他のバケット 4よりも左右に大きく、かつ正面上部61と側面上部62の鋳物砂すくい面へ高 耐摩耗性の金属板63を添着したスィーパバケット6を配設したことによって前 記の課題を解決した。
【0011】
最もバケット4のすくい面の摩耗を進行させる原因はすいく面の軌跡が描く円 弧状の曲面であるが、バケットエレベータのベルトに取り付けた多数のバケット 4のうち、ある割合で一定間隔ごとにスィーパバケット6を交え、そのスィーパ バケット6は通常のバケット4よりも横幅が広いから堆積して固化した鋳物砂の 円弧面を削り取る作用が生じる。そのために当該円弧面は通常のバケット4のす くい面の軌跡よりは内側へ退入して接触しないから擦過摩耗も全く生じない。円 弧面を削り取るスィーパバケット6のすくい面は当然摩耗を集中的に受けるが、 そのすくい面は何れも耐摩耗性の高い金属板を添着しているから、通常のバケッ ト4程は摩耗しないし、それでも摩耗すればこのスィーパバケットだけを交換す れば元の耐摩耗性と形状が簡単に再現する。
【0012】
図1は本考案実施例を示す斜視図であり、図2(A)(B)は実施例の投入口 付近の縦断側面図と正面図である。図1の上方にあるのが通常のバケット4であ り、通常のSS鋼板をプレス成形と溶接組み立てによって完成している。バケッ ト4は何れもベルト5の所定の位置へ一定間隔を置いてボルト7で締結され、開 口する鋳物砂のすくい面は正面上部41と側面上部42とで形成している。
【0013】 図1の下方に示すのが本考案の特徴であるスィーパバケット6である。スィー パバケット6のすくい面である正面上部61と側面上部62にはタングステン粉 体を表面に溶射した高耐摩耗性の金属板63を溶接で接合し、さらに側面と正面 とのコーナ部分にはクロムカーバイトなど超硬金属による隅肉の肉盛溶接64を 施して、最高に摩耗が集中する部分を最高の耐摩耗性で対抗するように図ってい る。
【0014】 本実施例では横幅500mmのバケット4が67個取り付けられているバケッ トエレベータに対し、横幅が520mmで前記のタングステン溶射処理の高耐摩 耗性板を添着したスィーパバケット6を4個、等間隔に交ぜて取り付けた結果、 従来では新品取り付け後1.4年でバケット全数67個を摩耗のために更新せざ るを得なかったのに対し、本考案実施例では1.9年使用中で有るが、なお、ス ィーパバケット6のすくい面における異常摩耗は認められず最終寿命の見通しは 不明であると報告されている。摩耗試験機による耐摩耗性の比較試験によれば、 このタングステン溶射板はSS鋼板の約18倍の耐久性があったと報告されてい るが、その実績を裏切らない成績を継続中である。
【0015】
本考案は以上に述べたとおりバケットの摩耗に対する耐用年数が大きく伸張し バケットエレベータとしての機能を変らないで長く維持する効果がある。また、 仮にスィーパバケットのすくい面の寿命が尽きたとしても、4個のスィーパバケ ットだけを締結したボルトを外して更新すれば足りるのであるから、煩瑣な更新 作業は著しく軽減され、取り替えに必要なバケットエレベータの停止時間も休憩 時間内に完了する程度に短縮するなど、鋳物工場自体の生産性の向上に貢献する 利点は大きい。
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】実施例の投入口付近の縦断側面図(A)と正面
図(B)である。
図(B)である。
【図3】バケットエレベータの一般構造を示す縦断側面
図である。
図である。
【図4】従来技術の一つを例示する縦断側面図である。
【図5】従来技術の課題を示すケース底部付近の縦断正
面図である。
面図である。
【図6】従来技術の課題を示すバケットの斜視図であ
る。
る。
1 ケース 2 プーリ 3 プリー 4 バケット 5 ベルト 6 スィーパバケット 11 投入口 12 排出口 41 正面上部 42 側面上部 61 正面上部 62 側面上部 63 金属板 64 肉盛溶接 C ベルトコンベア
Claims (1)
- 【請求項1】 垂直に立設し下方の一側面に搬送体の投
入口11を上部の反対側側面に搬送体の排出口12を開
口したケース1と、該ケース1内で上下で回転自在に軸
支されたプーリ2、3間にエンドレスに巻き回し定間隔
ごとに多数のバケットを装着したベルト5よりなるバケ
ットエレベータにおいて、バケット4の一定個数ごと
に、その横幅が他のバケット4よりも左右に大きく、か
つ正面上部61と側面上部62の鋳物砂すくい面へ高耐
摩耗性の金属板63を添着したスィーパバケット6を配
設したことを特徴とする鋳物砂搬送用のバケットエレベ
ータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6641793U JPH0730217U (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 鋳物砂搬送用のバケットエレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6641793U JPH0730217U (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 鋳物砂搬送用のバケットエレベータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0730217U true JPH0730217U (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=13315204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6641793U Pending JPH0730217U (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 鋳物砂搬送用のバケットエレベータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730217U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003019541A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-21 | Sintokogio Ltd | 鋳物砂搬送用バケット及びバケットエレベ−タ |
| JP2005231797A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Mitsubishi Chemicals Corp | バケットコンベアシステム |
| CN114476508A (zh) * | 2022-01-20 | 2022-05-13 | 安徽水利水电职业技术学院 | 一种用于水利施工土壤移送的智能化提升装置 |
-
1993
- 1993-11-17 JP JP6641793U patent/JPH0730217U/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003019541A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-21 | Sintokogio Ltd | 鋳物砂搬送用バケット及びバケットエレベ−タ |
| JP2005231797A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Mitsubishi Chemicals Corp | バケットコンベアシステム |
| CN114476508A (zh) * | 2022-01-20 | 2022-05-13 | 安徽水利水电职业技术学院 | 一种用于水利施工土壤移送的智能化提升装置 |
| CN114476508B (zh) * | 2022-01-20 | 2023-07-04 | 安徽水利水电职业技术学院 | 一种用于水利施工土壤移送的智能化提升装置 |
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