JPH07303637A - 超音波探触子の製造方法および超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子の製造方法および超音波探触子Info
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- JPH07303637A JPH07303637A JP9770094A JP9770094A JPH07303637A JP H07303637 A JPH07303637 A JP H07303637A JP 9770094 A JP9770094 A JP 9770094A JP 9770094 A JP9770094 A JP 9770094A JP H07303637 A JPH07303637 A JP H07303637A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイシングによる切込みの精度を向上する。
【構成】 エポキシ系接着剤により圧電材料板2sと第
1整合材料板3sと第2整合材料板4sとを積層接着
し、次に、ワックスにより第2整合材料板4sに捨て板
Kを仮接着し、その捨て板Kを固定台Tに吸引固定す
る。次に、ダイシングにより圧電材料板2s側から切込
みを所定ピッチ毎に入れて、多数の振動素子5を形成す
る。各振動素子5は、圧電振動子2と、第1音響整合層
3と、第2音響整合層4とからなる。次に、一群の振動
素子5の圧電材料側にエポキシ系接着剤によりバッキン
グ材1を積層接着する。最後に、加熱によりワックスを
溶かして捨て板Kから外し、超音波探触子を得る。 【効果】 各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、
音響特性の良い超音波探触子が得られる。
1整合材料板3sと第2整合材料板4sとを積層接着
し、次に、ワックスにより第2整合材料板4sに捨て板
Kを仮接着し、その捨て板Kを固定台Tに吸引固定す
る。次に、ダイシングにより圧電材料板2s側から切込
みを所定ピッチ毎に入れて、多数の振動素子5を形成す
る。各振動素子5は、圧電振動子2と、第1音響整合層
3と、第2音響整合層4とからなる。次に、一群の振動
素子5の圧電材料側にエポキシ系接着剤によりバッキン
グ材1を積層接着する。最後に、加熱によりワックスを
溶かして捨て板Kから外し、超音波探触子を得る。 【効果】 各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、
音響特性の良い超音波探触子が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波探触子の製造
方法および超音波探触子に関し、さらに詳しくは、音響
特性を良くすることが出来る超音波探触子の製造方法お
よび超音波探触子に関する。
方法および超音波探触子に関し、さらに詳しくは、音響
特性を良くすることが出来る超音波探触子の製造方法お
よび超音波探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の超音波探触子の一例を示
した斜視図である。この超音波探触子400は、補強板
401を有するバッキング材41上に多数の振動素子4
5を形成して構成されている。前記補強板401は、例
えばガラスエポキシ板である。前記バッキング材41
は、例えば天然ゴムであり、背面へ伝達される振動を減
衰する。前記振動素子45は、例えばPZTセラミック
スの圧電振動子42と、例えばガラスの第1音響整合層
43と、例えばポリアリレートの第2音響整合層44と
を積層して構成されている。図7は、上記超音波探触子
400の製造方法を示す説明図である。まず、図7の
(a)に示すように、接着により、補強板401と、バ
ッキング材41と、圧電材料板42sと、第1整合材料
板43sと、第2整合材料板44sとを積層し、前記補
強板401を固定台Tに吸引固定する。次に、ダイシン
グにより前記第2整合材料板44s側から前記圧電材料
板42sまで切込みを所定ピッチ毎に入れて、図7の
(b)に示すように多数の振動素子45を形成する。各
振動素子45は、上記のように、圧電振動子42と、第
1音響整合層43と、第2音響整合層44とから構成さ
れる。最後に、固定台Tから外せば、図6の超音波探触
子400が得られる。
した斜視図である。この超音波探触子400は、補強板
401を有するバッキング材41上に多数の振動素子4
5を形成して構成されている。前記補強板401は、例
えばガラスエポキシ板である。前記バッキング材41
は、例えば天然ゴムであり、背面へ伝達される振動を減
衰する。前記振動素子45は、例えばPZTセラミック
スの圧電振動子42と、例えばガラスの第1音響整合層
43と、例えばポリアリレートの第2音響整合層44と
を積層して構成されている。図7は、上記超音波探触子
400の製造方法を示す説明図である。まず、図7の
(a)に示すように、接着により、補強板401と、バ
ッキング材41と、圧電材料板42sと、第1整合材料
板43sと、第2整合材料板44sとを積層し、前記補
強板401を固定台Tに吸引固定する。次に、ダイシン
グにより前記第2整合材料板44s側から前記圧電材料
板42sまで切込みを所定ピッチ毎に入れて、図7の
(b)に示すように多数の振動素子45を形成する。各
振動素子45は、上記のように、圧電振動子42と、第
1音響整合層43と、第2音響整合層44とから構成さ
れる。最後に、固定台Tから外せば、図6の超音波探触
子400が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超音波探触
子の製造方法および超音波探触子では、バッキング材4
1を積層接着した後で、ダイシングを行っている。しか
し、バッキング材41が軟質のため(ゴム材料としては
硬質であるが、圧電材料板42sなどに比べると軟質で
ある)、ダイシングの際にブレが生じ、切削性が悪い。
また、補強板401と圧電材料板42sと第1整合材料
板43sと第2整合材料板44sとを積層したときの厚
さ精度が悪い。このため、ダイシングによる切込みの精
度が悪くなって(±数10μm)、各振動素子45の特
性のばらつきが大きくなり、得られる超音波探触子40
0の音響特性が悪くなる問題点がある。そこで、この発
明の目的は、音響特性を良くすることが出来る超音波探
触子の製造方法および超音波探触子を提供することにあ
る。
子の製造方法および超音波探触子では、バッキング材4
1を積層接着した後で、ダイシングを行っている。しか
し、バッキング材41が軟質のため(ゴム材料としては
硬質であるが、圧電材料板42sなどに比べると軟質で
ある)、ダイシングの際にブレが生じ、切削性が悪い。
また、補強板401と圧電材料板42sと第1整合材料
板43sと第2整合材料板44sとを積層したときの厚
さ精度が悪い。このため、ダイシングによる切込みの精
度が悪くなって(±数10μm)、各振動素子45の特
性のばらつきが大きくなり、得られる超音波探触子40
0の音響特性が悪くなる問題点がある。そこで、この発
明の目的は、音響特性を良くすることが出来る超音波探
触子の製造方法および超音波探触子を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、ダイシングにより圧電材料板に切込みを所定ピッ
チ毎に入れて多数の振動素子を形成する超音波探触子の
製造方法において、前記ダイシングの後でバッキング材
を積層することを特徴とする超音波探触子の製造方法を
提供する。
明は、ダイシングにより圧電材料板に切込みを所定ピッ
チ毎に入れて多数の振動素子を形成する超音波探触子の
製造方法において、前記ダイシングの後でバッキング材
を積層することを特徴とする超音波探触子の製造方法を
提供する。
【0005】第2の観点では、この発明は、接着により
圧電材料板と整合材料板とを積層し、ダイシングにより
前記圧電材料板側から切込みを所定ピッチ毎に入れて多
数の振動素子を形成し、それら振動素子群の圧電材料側
に接着によりバッキング材を積層することを特徴とする
超音波探触子の製造方法を提供する。
圧電材料板と整合材料板とを積層し、ダイシングにより
前記圧電材料板側から切込みを所定ピッチ毎に入れて多
数の振動素子を形成し、それら振動素子群の圧電材料側
に接着によりバッキング材を積層することを特徴とする
超音波探触子の製造方法を提供する。
【0006】第3の観点では、この発明は、接着により
圧電材料板と整合材料板とを積層し、前記整合材料板に
捨て板を仮接着し、ダイシングにより前記圧電材料板側
から切込みを所定ピッチ毎に入れて多数の振動素子を形
成し、それら振動素子群の圧電材料側に接着によりバッ
キング材を積層し、前記仮接着した捨て板を剥がすこと
を特徴とする超音波探触子の製造方法を提供する。
圧電材料板と整合材料板とを積層し、前記整合材料板に
捨て板を仮接着し、ダイシングにより前記圧電材料板側
から切込みを所定ピッチ毎に入れて多数の振動素子を形
成し、それら振動素子群の圧電材料側に接着によりバッ
キング材を積層し、前記仮接着した捨て板を剥がすこと
を特徴とする超音波探触子の製造方法を提供する。
【0007】第4の観点では、この発明は、接着により
圧電材料板と整合材料板とを積層し、前記整合材料板に
捨て板を仮接着し、ダイシングにより前記圧電材料板側
から切込みを所定ピッチ毎に入れて多数の振動素子を形
成し、前記捨て板を湾曲させ、接着により前記振動素子
群の圧電材料側に湾曲面をもつバッキング材を積層し、
前記仮接着した捨て板を剥がすことを特徴とする超音波
探触子の製造方法を提供する。
圧電材料板と整合材料板とを積層し、前記整合材料板に
捨て板を仮接着し、ダイシングにより前記圧電材料板側
から切込みを所定ピッチ毎に入れて多数の振動素子を形
成し、前記捨て板を湾曲させ、接着により前記振動素子
群の圧電材料側に湾曲面をもつバッキング材を積層し、
前記仮接着した捨て板を剥がすことを特徴とする超音波
探触子の製造方法を提供する。
【0008】第5の観点では、この発明は、圧電材料板
が所定ピッチ毎に完全に切断され且つ接着により当該圧
電材料板に積層した整合材料板が途中まで切込まれて多
数の振動素子を形成しており、これらの当該振動素子群
の圧電材料側に積層したバッキング材には切込みがない
ことを特徴とする超音波探触子を提供する。
が所定ピッチ毎に完全に切断され且つ接着により当該圧
電材料板に積層した整合材料板が途中まで切込まれて多
数の振動素子を形成しており、これらの当該振動素子群
の圧電材料側に積層したバッキング材には切込みがない
ことを特徴とする超音波探触子を提供する。
【0009】
【作用】上記第1の観点による超音波探触子の製造方法
では、バッキング材を積層接着する前にダイシングし、
その後でバッキング材を積層接着する。このため、ダイ
シングの際に軟質のバッキング材が切削性や厚さ精度に
悪影響を与えないから、ダイシングによる切込みの精度
が向上し、各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、
音響特性の良い超音波探触子が得られる。
では、バッキング材を積層接着する前にダイシングし、
その後でバッキング材を積層接着する。このため、ダイ
シングの際に軟質のバッキング材が切削性や厚さ精度に
悪影響を与えないから、ダイシングによる切込みの精度
が向上し、各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、
音響特性の良い超音波探触子が得られる。
【0010】上記第2の観点による超音波探触子の製造
方法では、圧電材料板と整合材料板とを積層接着し、圧
電材料板側からダイシングし、その後で圧電材料側にバ
ッキング材を積層接着する。このため、ダイシングの際
に軟質のバッキング材が切削性や厚さ精度に悪影響を与
えないから、ダイシングによる切込みの精度が向上し、
各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、音響特性の
良い超音波探触子が得られる。また、圧電材料板側から
ダイシングするため、ダイシングのための固定状態から
動かさずにバッキング材を積層接着でき、生産性が向上
する。
方法では、圧電材料板と整合材料板とを積層接着し、圧
電材料板側からダイシングし、その後で圧電材料側にバ
ッキング材を積層接着する。このため、ダイシングの際
に軟質のバッキング材が切削性や厚さ精度に悪影響を与
えないから、ダイシングによる切込みの精度が向上し、
各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、音響特性の
良い超音波探触子が得られる。また、圧電材料板側から
ダイシングするため、ダイシングのための固定状態から
動かさずにバッキング材を積層接着でき、生産性が向上
する。
【0011】上記第3の観点による超音波探触子の製造
方法では、圧電材料板と整合材料板とを積層接着し、さ
らに整合材料板に捨て板を仮接着し、圧電材料板側から
ダイシングし、その後で圧電材料側にバッキング材を積
層接着し、最後に捨て板を剥がす。このため、ダイシン
グの際に軟質のバッキング材が切削性や厚さ精度に悪影
響を与えないから、ダイシングによる切込みの精度が向
上し、各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、音響
特性の良い超音波探触子が得られる。また、圧電材料板
側からダイシングするため、ダイシングのための固定状
態から動かさずにバッキング材を積層接着でき、生産性
が向上する。また、捨て板を用いるため、圧電材料板か
ら整合材料板までを完全に切り込むことが可能となる。
方法では、圧電材料板と整合材料板とを積層接着し、さ
らに整合材料板に捨て板を仮接着し、圧電材料板側から
ダイシングし、その後で圧電材料側にバッキング材を積
層接着し、最後に捨て板を剥がす。このため、ダイシン
グの際に軟質のバッキング材が切削性や厚さ精度に悪影
響を与えないから、ダイシングによる切込みの精度が向
上し、各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、音響
特性の良い超音波探触子が得られる。また、圧電材料板
側からダイシングするため、ダイシングのための固定状
態から動かさずにバッキング材を積層接着でき、生産性
が向上する。また、捨て板を用いるため、圧電材料板か
ら整合材料板までを完全に切り込むことが可能となる。
【0012】上記第4の観点による超音波探触子の製造
方法では、圧電材料板と整合材料板とを積層接着し、さ
らに整合材料板に捨て板を仮接着し、圧電材料板側から
ダイシングし、捨て板を湾曲させ、その後で圧電材料側
に湾曲面をもつバッキング材を積層接着し、最後に捨て
板を剥がす。このため、ダイシングの際に軟質のバッキ
ング材が切削性や厚さ精度に悪影響を与えないから、ダ
イシングによる切込みの精度が向上し、各振動素子の特
性のばらつきが小さくなり、音響特性の良い超音波探触
子が得られる。また、圧電材料板側からダイシングする
ため、ダイシングのための固定状態から動かさずにバッ
キング材を積層接着でき、生産性が向上する。また、捨
て板を用いるため、圧電材料板から整合材料板までを完
全に切り込むことが可能となる。さらに、捨て板ごと湾
曲させてバッキング材を積層接着するから、例えばコン
ベックス型の超音波探触子を好適に得られる。
方法では、圧電材料板と整合材料板とを積層接着し、さ
らに整合材料板に捨て板を仮接着し、圧電材料板側から
ダイシングし、捨て板を湾曲させ、その後で圧電材料側
に湾曲面をもつバッキング材を積層接着し、最後に捨て
板を剥がす。このため、ダイシングの際に軟質のバッキ
ング材が切削性や厚さ精度に悪影響を与えないから、ダ
イシングによる切込みの精度が向上し、各振動素子の特
性のばらつきが小さくなり、音響特性の良い超音波探触
子が得られる。また、圧電材料板側からダイシングする
ため、ダイシングのための固定状態から動かさずにバッ
キング材を積層接着でき、生産性が向上する。また、捨
て板を用いるため、圧電材料板から整合材料板までを完
全に切り込むことが可能となる。さらに、捨て板ごと湾
曲させてバッキング材を積層接着するから、例えばコン
ベックス型の超音波探触子を好適に得られる。
【0013】上記第5の観点による超音波探触子では、
圧電材料板が所定ピッチ毎に完全に切断され且つ当該圧
電材料板に積層接着した整合材料板が途中まで切込まれ
て多数の振動素子を形成し、これらの当該振動素子群の
圧電材料側に積層したバッキング材には切込みがない。
このため、各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、
音響特性の良い超音波探触子が得られる。また、各振動
素子間は整合材料板(切込まれていない部分)とバッキ
ング材とで繋がっているので、しっかりと固定すること
が出来る。
圧電材料板が所定ピッチ毎に完全に切断され且つ当該圧
電材料板に積層接着した整合材料板が途中まで切込まれ
て多数の振動素子を形成し、これらの当該振動素子群の
圧電材料側に積層したバッキング材には切込みがない。
このため、各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、
音響特性の良い超音波探触子が得られる。また、各振動
素子間は整合材料板(切込まれていない部分)とバッキ
ング材とで繋がっているので、しっかりと固定すること
が出来る。
【0014】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
に詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
【0015】−第1実施例− 図1は、この発明の第1実施例による超音波探触子の斜
視図である。この超音波探触子100は、バッキング材
1上に多数の振動素子5を形成して構成されている。
視図である。この超音波探触子100は、バッキング材
1上に多数の振動素子5を形成して構成されている。
【0016】前記バッキング材1は、天然ゴム,フェラ
イトゴム,エポキシ樹脂に酸化タングステンや酸化チタ
ンの粉末を入れてプレス成形したものなどの高減衰材
料、または、塩化ビニル,ポリビニルブチラール(PU
B),ABS樹脂,ポリウレタン(PUR),ポリビニ
ルアルコール(PUAL),ポリエチレン(PE),ポ
リプロピレン(PP),ポリアセタール(POM),ポ
リエチレンテレフタレート(PETP),フッ素樹脂
(PTFE),ポリエチレングリコール,ポリエチレン
テレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体など
の熱可塑性樹脂から構成される。バッキング材1の厚さ
は、1〜20mmである。
イトゴム,エポキシ樹脂に酸化タングステンや酸化チタ
ンの粉末を入れてプレス成形したものなどの高減衰材
料、または、塩化ビニル,ポリビニルブチラール(PU
B),ABS樹脂,ポリウレタン(PUR),ポリビニ
ルアルコール(PUAL),ポリエチレン(PE),ポ
リプロピレン(PP),ポリアセタール(POM),ポ
リエチレンテレフタレート(PETP),フッ素樹脂
(PTFE),ポリエチレングリコール,ポリエチレン
テレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体など
の熱可塑性樹脂から構成される。バッキング材1の厚さ
は、1〜20mmである。
【0017】前記振動素子5は、圧電振動子2と、第1
音響整合層3と、第2音響整合層4とを積層して構成さ
れている。前記圧電振動子2は、PZTセラミックスの
ような圧電セラミックス、または、ポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)などの圧電高分子、または、水晶、ロッ
シェル塩などから構成される。圧電材料板2の厚さは、
300〜500μmである。前記第1音響整合層3は、
ガラス、コッパーグラファイト、エポキシ樹脂、溶融石
英などから構成される。第1音響整合層3の厚さは、2
00μm程度である。前記第2音響整合層4は、ポリア
リレートフィルムなどから構成される。第2音響整合層
4の厚さは、150μm程度である。
音響整合層3と、第2音響整合層4とを積層して構成さ
れている。前記圧電振動子2は、PZTセラミックスの
ような圧電セラミックス、または、ポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)などの圧電高分子、または、水晶、ロッ
シェル塩などから構成される。圧電材料板2の厚さは、
300〜500μmである。前記第1音響整合層3は、
ガラス、コッパーグラファイト、エポキシ樹脂、溶融石
英などから構成される。第1音響整合層3の厚さは、2
00μm程度である。前記第2音響整合層4は、ポリア
リレートフィルムなどから構成される。第2音響整合層
4の厚さは、150μm程度である。
【0018】図2は、上記超音波探触子100の製造方
法を示す説明図である。まず、図2の(a)に示すよう
に、エポキシ系接着剤により圧電材料板2sと第1整合
材料板3sと第2整合材料板4sとを積層接着し、次
に、ワックスにより前記第2整合材料板4sに捨て板K
を仮接着し、その捨て板Kを固定台Tに吸引固定する。
なお、前記捨て板Kは、シリコンウエハ、熱可塑性樹脂
などの硬質材料から構成され、その厚さは600μm程
度である。また、ワックスは、融点60℃以上の高温タ
イプのものを用いる。
法を示す説明図である。まず、図2の(a)に示すよう
に、エポキシ系接着剤により圧電材料板2sと第1整合
材料板3sと第2整合材料板4sとを積層接着し、次
に、ワックスにより前記第2整合材料板4sに捨て板K
を仮接着し、その捨て板Kを固定台Tに吸引固定する。
なお、前記捨て板Kは、シリコンウエハ、熱可塑性樹脂
などの硬質材料から構成され、その厚さは600μm程
度である。また、ワックスは、融点60℃以上の高温タ
イプのものを用いる。
【0019】次に、ダイシングにより前記圧電材料板2
s側から前記捨て板Kまで切込みを所定ピッチ毎に入れ
て、図2の(b−1)に示すように、多数の振動素子5
を形成する。各振動素子5は、先述のように、圧電振動
子2と、第1音響整合層3と、第2音響整合層4とから
構成される。なお、ダイシングにより前記圧電材料板2
s側から前記第1整合材料板3sの途中まで切込みを所
定ピッチ毎に入れて、図2の(b−2)に示すように、
多数の振動素子5を形成してもよい。
s側から前記捨て板Kまで切込みを所定ピッチ毎に入れ
て、図2の(b−1)に示すように、多数の振動素子5
を形成する。各振動素子5は、先述のように、圧電振動
子2と、第1音響整合層3と、第2音響整合層4とから
構成される。なお、ダイシングにより前記圧電材料板2
s側から前記第1整合材料板3sの途中まで切込みを所
定ピッチ毎に入れて、図2の(b−2)に示すように、
多数の振動素子5を形成してもよい。
【0020】次に、図2の(c)に示すように、一群の
振動素子5の圧電材料側にエポキシ系接着剤によりバッ
キング材1を積層接着する。最後に、図2の(d)に示
すように、加熱して前記ワックスを溶かし、捨て板Kか
ら外せば、図1の超音波探触子100が得られる。
振動素子5の圧電材料側にエポキシ系接着剤によりバッ
キング材1を積層接着する。最後に、図2の(d)に示
すように、加熱して前記ワックスを溶かし、捨て板Kか
ら外せば、図1の超音波探触子100が得られる。
【0021】以上の工程において、ダイシングの際には
軟質のバッキング材1を積層していないから、切削性お
よび厚さ精度が良好となり、ダイシングによる切込みの
精度が向上する(±2μm以内)。従って、各振動素子
5の特性のばらつきが小さくなり、超音波探触子100
の音響特性が向上する。また、圧電材料板2s側からダ
イシングするため、ダイシングのための固定状態から動
かさずにバッキング材1を積層接着でき、生産性が向上
する。また、捨て板Kを用いるため、圧電材料板2sか
ら第2整合材料板4sまでを完全に切り込むことが可能
となる。
軟質のバッキング材1を積層していないから、切削性お
よび厚さ精度が良好となり、ダイシングによる切込みの
精度が向上する(±2μm以内)。従って、各振動素子
5の特性のばらつきが小さくなり、超音波探触子100
の音響特性が向上する。また、圧電材料板2s側からダ
イシングするため、ダイシングのための固定状態から動
かさずにバッキング材1を積層接着でき、生産性が向上
する。また、捨て板Kを用いるため、圧電材料板2sか
ら第2整合材料板4sまでを完全に切り込むことが可能
となる。
【0022】−第2実施例− 図3は、この発明の第2実施例による超音波探触子の斜
視図である。この超音波探触子200は、バッキング材
1上に多数の振動素子25を形成して構成されている。
前記振動素子25は、圧電振動子22と、第1音響整合
層23と、第2音響整合層24とを積層して構成されて
いる。但し、第1音響整合層23は、途中までの切込み
により不完全に分離されている。また、第2音響整合層
24は、切込みがなく、分離されていない。
視図である。この超音波探触子200は、バッキング材
1上に多数の振動素子25を形成して構成されている。
前記振動素子25は、圧電振動子22と、第1音響整合
層23と、第2音響整合層24とを積層して構成されて
いる。但し、第1音響整合層23は、途中までの切込み
により不完全に分離されている。また、第2音響整合層
24は、切込みがなく、分離されていない。
【0023】図4は、上記超音波探触子200の製造方
法を示す説明図である。まず、図4の(a)に示すよう
に、エポキシ系接着剤により圧電材料板22sと第1整
合材料板23sと第2整合材料板24sとを積層接着
し、その第2整合材料板4sを固定台Tに吸引固定す
る。次に、ダイシングにより前記圧電材料板42s側か
ら前記第1整合材料板23sの途中まで切込みを所定ピ
ッチ毎に入れて、図4の(b)に示すように、多数の振
動素子25を形成する。各振動素子25は、先述のよう
に、圧電振動子22と、第1音響整合層23と、第2音
響整合層24とから構成される。次に、図4の(c)に
示すように、一群の振動素子25の圧電材料側にエポキ
シ系接着剤によりバッキング材1を積層接着する。最後
に、図4の(d)に示すように、固定台Tから外せば、
図3の超音波探触子200が得られる。以上の製造方法
によれば、ダイシングによる切込みの精度が向上し、各
振動素子25の特性のばらつきが小さくなり、音響特性
に優れた超音波探触子200が得られる。また、各振動
素子25間は第1音響整合層23(切込まれていない部
分)と第2音響整合層24とバッキング材1とで繋がっ
ているので、振動素子25をしっかりと固定することが
出来る。
法を示す説明図である。まず、図4の(a)に示すよう
に、エポキシ系接着剤により圧電材料板22sと第1整
合材料板23sと第2整合材料板24sとを積層接着
し、その第2整合材料板4sを固定台Tに吸引固定す
る。次に、ダイシングにより前記圧電材料板42s側か
ら前記第1整合材料板23sの途中まで切込みを所定ピ
ッチ毎に入れて、図4の(b)に示すように、多数の振
動素子25を形成する。各振動素子25は、先述のよう
に、圧電振動子22と、第1音響整合層23と、第2音
響整合層24とから構成される。次に、図4の(c)に
示すように、一群の振動素子25の圧電材料側にエポキ
シ系接着剤によりバッキング材1を積層接着する。最後
に、図4の(d)に示すように、固定台Tから外せば、
図3の超音波探触子200が得られる。以上の製造方法
によれば、ダイシングによる切込みの精度が向上し、各
振動素子25の特性のばらつきが小さくなり、音響特性
に優れた超音波探触子200が得られる。また、各振動
素子25間は第1音響整合層23(切込まれていない部
分)と第2音響整合層24とバッキング材1とで繋がっ
ているので、振動素子25をしっかりと固定することが
出来る。
【0024】−第3実施例− 図5は、コンベックス型の超音波探触子の製造方法を示
す説明図である。まず、図5の(a)に示すように、エ
ポキシ系接着剤により圧電材料板32sと第1整合材料
板33sと第2整合材料板34sとを積層接着し、次
に、ワックスにより前記第2整合材料板34sに捨て板
Kを仮接着し、その捨て板Kを固定台Tに吸引固定す
る。なお、前記捨て板Kは、常温で硬質であり100℃
未満で軟化するポリエチレングリコールやポリエチレン
テレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体など
の熱可塑性樹脂などから構成され、その厚さは600μ
m程度である。また、ワックスは、融点100℃以上の
高温タイプのものを用いる。
す説明図である。まず、図5の(a)に示すように、エ
ポキシ系接着剤により圧電材料板32sと第1整合材料
板33sと第2整合材料板34sとを積層接着し、次
に、ワックスにより前記第2整合材料板34sに捨て板
Kを仮接着し、その捨て板Kを固定台Tに吸引固定す
る。なお、前記捨て板Kは、常温で硬質であり100℃
未満で軟化するポリエチレングリコールやポリエチレン
テレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体など
の熱可塑性樹脂などから構成され、その厚さは600μ
m程度である。また、ワックスは、融点100℃以上の
高温タイプのものを用いる。
【0025】次に、ダイシングにより前記圧電材料板3
2s側から前記捨て板Kまで切込みを所定ピッチ毎に入
れて、図5の(b)に示すように、多数の振動素子35
を形成する。各振動素子35は、圧電振動子32と、第
1音響整合層33と、第2音響整合層34とから構成さ
れる。次に、図5の(c)に示すように、固定台Tから
外し、ワックスが溶けず且つ捨て板Kが軟化する温度に
加熱し、全体を湾曲させる。次に、図5の(d)に示す
ように、一群の振動素子35の圧電材料側に、湾曲面を
もつバッキング材1をエポキシ系接着剤により積層接着
する。最後に、図5の(e)に示すように、加熱して前
記ワックスを溶かし、捨て板Kを外せば、コンベックス
型の超音波探触子300が得られる。
2s側から前記捨て板Kまで切込みを所定ピッチ毎に入
れて、図5の(b)に示すように、多数の振動素子35
を形成する。各振動素子35は、圧電振動子32と、第
1音響整合層33と、第2音響整合層34とから構成さ
れる。次に、図5の(c)に示すように、固定台Tから
外し、ワックスが溶けず且つ捨て板Kが軟化する温度に
加熱し、全体を湾曲させる。次に、図5の(d)に示す
ように、一群の振動素子35の圧電材料側に、湾曲面を
もつバッキング材1をエポキシ系接着剤により積層接着
する。最後に、図5の(e)に示すように、加熱して前
記ワックスを溶かし、捨て板Kを外せば、コンベックス
型の超音波探触子300が得られる。
【0026】以上の製造方法によれば、ダイシングによ
る切込みの精度が向上し、各振動素子35の特性のばら
つきが小さくなり、音響特性に優れたコンベックス型の
超音波探触子300が得られる。
る切込みの精度が向上し、各振動素子35の特性のばら
つきが小さくなり、音響特性に優れたコンベックス型の
超音波探触子300が得られる。
【0027】
【発明の効果】この発明の超音波探触子の製造方法によ
れば、バッキング材を積層接着する前にダイシングし、
その後でバッキング材を積層接着するから、ダイシング
の際にバッキング材が切削性や厚さ精度に悪影響を与え
ない。従って、ダイシングによる切込みの精度が向上
し、各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、音響特
性の良い超音波探触子が得られる。
れば、バッキング材を積層接着する前にダイシングし、
その後でバッキング材を積層接着するから、ダイシング
の際にバッキング材が切削性や厚さ精度に悪影響を与え
ない。従って、ダイシングによる切込みの精度が向上
し、各振動素子の特性のばらつきが小さくなり、音響特
性の良い超音波探触子が得られる。
【図1】この発明の第1実施例による超音波探触子の斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の超音波探触子の製造方法を示す説明図で
ある。
ある。
【図3】この発明の第2実施例による超音波探触子の斜
視図である。
視図である。
【図4】図3の超音波探触子の製造方法を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】コンベックス型の超音波探触子の製造方法を示
す説明図である。
す説明図である。
【図6】従来の超音波探触子の一例を示した斜視図であ
る。
る。
【図7】図6の超音波探触子の製造方法を示す説明図で
ある。
ある。
100,200,300 超音波探触子 1,31 バッキング材 2,22,32 圧電振動子 2s,22s,32s 圧電材料板 3,23,33 第1音響整合層 3s,23s,33s 第1整合材料板 4,24,34 第2音響整合層 4s,24s,34s 第2整合材料板 5,25,35 振動素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 胡 健英 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 佐藤 正平 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内
Claims (5)
- 【請求項1】 ダイシングにより圧電材料板に切込みを
所定ピッチ毎に入れて多数の振動素子を形成する超音波
探触子の製造方法において、前記ダイシングの後でバッ
キング材を積層することを特徴とする超音波探触子の製
造方法。 - 【請求項2】 接着により圧電材料板と整合材料板とを
積層し、ダイシングにより前記圧電材料板側から切込み
を所定ピッチ毎に入れて多数の振動素子を形成し、それ
ら振動素子群の圧電材料側に接着によりバッキング材を
積層することを特徴とする超音波探触子の製造方法。 - 【請求項3】 接着により圧電材料板と整合材料板とを
積層し、前記整合材料板に捨て板を仮接着し、ダイシン
グにより前記圧電材料板側から切込みを所定ピッチ毎に
入れて多数の振動素子を形成し、それら振動素子群の圧
電材料側に接着によりバッキング材を積層し、前記仮接
着した捨て板を剥がすことを特徴とする超音波探触子の
製造方法。 - 【請求項4】 接着により圧電材料板と整合材料板とを
積層し、前記整合材料板に捨て板を仮接着し、ダイシン
グにより前記圧電材料板側から切込みを所定ピッチ毎に
入れて多数の振動素子を形成し、前記捨て板を湾曲さ
せ、接着により前記振動素子群の圧電材料側に湾曲面を
もつバッキング材を積層し、前記仮接着した捨て板を剥
がすことを特徴とする超音波探触子の製造方法。 - 【請求項5】 圧電材料板が所定ピッチ毎に完全に切断
され且つ接着により当該圧電材料板に積層した整合材料
板が途中まで切込まれて多数の振動素子を形成してお
り、これらの当該振動素子群の圧電材料側に積層したバ
ッキング材には切込みがないことを特徴とする超音波探
触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09770094A JP3398214B2 (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | コンベックス型の超音波探触子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09770094A JP3398214B2 (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | コンベックス型の超音波探触子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07303637A true JPH07303637A (ja) | 1995-11-21 |
| JP3398214B2 JP3398214B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=14199210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09770094A Expired - Fee Related JP3398214B2 (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | コンベックス型の超音波探触子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3398214B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7115094B2 (en) | 2001-10-30 | 2006-10-03 | Hitachi, Ltd. | Ultrasonic probe, ultrasonic imaging apparatus and ultrasonic imaging method |
| JP4990272B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2012-08-01 | パナソニック株式会社 | 超音波探触子 |
| JP2012205726A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Toshiba Corp | 超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法 |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP09770094A patent/JP3398214B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7115094B2 (en) | 2001-10-30 | 2006-10-03 | Hitachi, Ltd. | Ultrasonic probe, ultrasonic imaging apparatus and ultrasonic imaging method |
| JP4990272B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2012-08-01 | パナソニック株式会社 | 超音波探触子 |
| JP2012205726A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Toshiba Corp | 超音波プローブ及び超音波プローブの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3398214B2 (ja) | 2003-04-21 |
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