JPH0730563U - ブラシ付小型モータ - Google Patents

ブラシ付小型モータ

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JPH0730563U
JPH0730563U JP6595393U JP6595393U JPH0730563U JP H0730563 U JPH0730563 U JP H0730563U JP 6595393 U JP6595393 U JP 6595393U JP 6595393 U JP6595393 U JP 6595393U JP H0730563 U JPH0730563 U JP H0730563U
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広志 坂下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラスト軸受と回転軸との摺接点に対する塵
埃の進入を未然に防止して長寿命化を図るようにしたブ
ラシ付小型モータを提供する。 【構成】 スラスト軸受14と回転軸4との摺接点15
の周囲に、塵埃進入防止ガイドとして同心状に複数の凹
陥状の塵埃溜まり溝16を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブラシ付小型モータに関するもので、特にスラスト軸受の摩耗防止 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スラスト軸受によって回転軸をスラスト方向に支承するブラシ付小型モータが 知られている。図13はこのようなブラシ付小型モータの従来構造を示すもので 、図14は図13の主要部の構造を示している。カップ状のモータケース31の 上方の孔部32にはラジアル軸受33が固定され、このラジアル軸受33には回 転軸34が回転可能に支承されている。モータケース31の内周面には駆動用マ グネット35が固定されている。モータケース31の下方の開口部36には円形 状の側板37が取り付けられ、この側板37のほぼ中央部にはスラスト軸受44 が熱溶着法等で固定されている。回転軸34の先端34aはスラスト軸受44に 当接して、回転可能に支持されている。45はスラスト軸受44と回転軸34と の摺接点を示している。
【0003】 回転軸34の周囲にはロータコア(アーマチュア)38が固定され、このロー タコア38の外周には駆動用マグネット35と対向するように複数の突極が形成 されて、各突極には駆動用コイル39が巻回されている。また、回転軸34の周 囲のロータコア38の下方には整流子ユニット40が固定され、この整流子ユニ ット40の周囲には複数のセグメント41が形成されている。側板37には絶縁 性のブラシホルダ42を介してブラシ43が装着され、このブラシ43の先端は 各セグメント41に摺接している。図示の例ではブラシホルダ42をスラスト軸 受44と一体に形成した構造を示している。
【0004】 以上のような構造において、ブラシ43から整流子ユニット40を介して駆動 用コイル39へ通電を行い、整流子ユニット40によって電流を切替えることに より、駆動用コイル39に流れる電流と駆動用マグネット35との電磁作用によ って、ロータコア38は回転軸34を中心として回転駆動されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来のブラシ付小型モータでは、モータ回転時に整流子ユニット40 とブラシ43との摺接によって発生した塵埃がスラスト軸受44と回転軸34と の摺接点45に進入して、回転駆動に悪影響を与えるため、モータの寿命を縮め るという問題がある。 すなわち、モータ回転時には図14に示したように、整流子ユニット40のセ グメント41とブラシ43との端部とが摺接することによって発生した摩耗粉や 、整流のための通電切替えにより生ずる火花によって周囲の有機ガスが固化した 塵粉といた塵埃47が、スラスト軸受44上に堆積するようになる。そして、こ れらの塵埃47は時間の経過につれてスラスト軸受44と回転軸34との摺接点 45に進入、介在するようになり、スラスト軸受44及び回転軸34の摩耗を促 進するように働くので、結果的にモータの寿命を短くすることになる。
【0006】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、スラスト軸受を回転軸 との摺接点に対する塵埃の進入を未然に防止して長寿命化を図るようにしたブラ シ付小型モータを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の考案は、回転軸を支承するスラスト 軸受と、上記回転軸に装着された整流子ユニットと、この整流子ユニットに摺接 するブラシとを備えたブラシ付小型モータにおいて、上記回転軸と上記スラスト 軸受との摺接点の周囲に塵埃進入防止ガイドが設けられたことを特徴とするもの である。
【0008】 請求項2記載の考案は、請求項1において、上記塵埃進入防止ガイドが、凹陥 状の塵埃溜まり溝であることを特徴とするものである。
【0009】 請求項3記載の考案は、請求項1において、上記塵埃進入防止ガイドが、上記 スラスト軸受に設けられたことを特徴とするものである。
【0010】 請求項4記載の考案は、請求項1において、上記塵埃進入防止ガイドが、上記 回転軸の周面と上記スラスト軸受に設けられた凹部の内周面とで構成されること を特徴とするものである。
【0011】 請求項5記載の考案は、請求項1において、上記塵埃進入防止ガイドが、上記 整流子ユニットと上記スラスト軸受とで構成されることを特徴とするものである 。
【0012】 請求項6記載の考案は、請求項1において、上記塵埃進入防止ガイドが、上記 スラスト軸受に設けられた粘着性部材であることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
請求項1記載の考案の構成によれば、回転軸とスラスト軸受との摺接点の周囲 に設けられた塵埃進入防止ガイドは、モータ回転時に整流子ユニットとブラシと の摺接によって発生した塵埃が、スラスト軸受と回転軸との摺接点に進入するの を防止する。
【0014】 請求項2記載の考案の構成によれば、上記塵埃進入防止ガイドを、凹陥状の塵 埃溜まり溝から構成することにより、請求項1と同様な作用を行う。
【0015】 請求項3記載の考案の構成によれば、上記塵埃進入防止ガイドをスラスト軸受 に設けることにより、請求項1と同様な作用を行う。
【0016】 請求項4記載の考案の構成によれば、上記塵埃進入防止ガイドを、回転軸の周 面と上記スラスト軸受に設けられた凹部の内周面とで構成することにより、請求 項1と同様な作用を行う。
【0017】 請求項5記載の考案の構成によれば、上記塵埃進入防止ガイドを、整流子ユニ ットと上記スラスト軸受とで構成することにより、請求項1と同様な作用を行う 。
【0018】 請求項6記載の考案の構成によれば、上記塵埃進入防止ガイドを、スラスト軸 受に設けられた粘着性部材で構成することにより、請求項1と同様な作用を行う 。
【0019】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は本考案のブラシ付小型モータの第1の実施例を示す断面図で、図2は図 1の主要部の断面図である。1はカップ状のモータケースで、この上方の孔部2 にはラジアル軸受3が固定され、このラジアル軸受3には回転軸4が回転可能に 支承されている。モータケース1の内周面には駆動用マグネット5が固定されて いる。モータケース1の下方の開口部6には円形状の側板7が取り付けられてい る。回転軸4の周囲にはロータコア(アーマチュア)8が固定され、このロータ コア8の外周には駆動用マグネット5と対向するように複数の突極が形成されて 、各突極には駆動用コイル9が巻回されている。また、回転軸4の周囲のロータ コア8の下方には整流子ユニット10が装着され、この整流子ユニット10の周 囲には複数のセグメント11が形成されている。側板7には絶縁性のブラシホル ダ12を介してブラシ13が固定され、このブラシ13の先端は各セグメント1 1に摺接している。以上の構成は従来構造と同一である。
【0020】 側板7のほぼ中央部にはスラスト軸受14が熱溶着法等で固定されている。回 転軸4の先端4aはスラスト軸受14に当接して、回転可能に支持されている。 15はスラスト軸受14と回転軸4との摺接点を示している。スラスト軸受14 の摺接点15の周囲には、塵埃進入防止ガイドとして同心状に複数の凹陥状の塵 埃溜まり溝16が設けられている。
【0021】 以上のような構造において、ブラシ13から整流子ユニット10を介して駆動 用コイル9へ通電を行い、整流子ユニット10によって電流を切替えることによ り、駆動用コイル9に流れる電流と駆動用マグネット5との電磁作用によって、 ロータコア8は回転軸4を中心として回転駆動される。
【0022】 このような本実施例によれば、モータ回転時に整流子ユニット10とブラシ1 3との摺接によって塵埃17が発生しても、この塵埃17はこの直下に存在して いるスラスト軸受14の凹陥状の塵埃溜まり溝16に落下する。そしてこれら塵 埃17は徐々にその凹陥状の塵埃溜まり溝16内に堆積する。従って、これらの 塵埃17は時間が経過しても凹陥状の塵埃溜まり溝16内に留っているため、ス ラスト軸受14と回転軸4との摺接点15に進入、介在することはないので、ス ラスト軸受14及び回転軸4はほとんど摩耗しない。よって、モータの長寿命化 を図ることができる。
【0023】 図3乃至図5は本考案の第1の実施例の変形例を示すもので、図3は平面図、 図4及び図5は断面図である。図3(A)は凹陥状の塵埃溜まり溝16の形状を 、特に塵埃17の発生し易いセグメント11とブラシ13との摺接位置の直下の 部分16Aを他の部分よりも幅広に形成した例を示すものである。このように、 凹陥状の塵埃溜まり溝16は、一本以上あれば良く、しかも溝幅は均一である必 要はない。図3(B)は凹陥状の塵埃溜まり溝16の形状を、不連続的にかつ偏 心的に16a,16b,16cの3個を形成した例を示すものである。このよう に、凹陥状の塵埃溜まり溝16は、連続的である必要はない。図4(A)は凹陥 状の塵埃溜まり溝16の形状を、断面長方形状に形成した例を示すものである。 このように、凹陥状の塵埃溜まり溝16は、断面は特定の形状に限らず、断面U 字状、断面V字状等の任意の形状を選ぶことができる。図4(B)は凹陥状の塵 埃溜まり溝16に形状を、スラスト軸受14の孔部14aと側板7の平面7aと の組合せによって形成した例を示すものである。この場合孔部14aの側面14 bを図のようにテーパ状に形成することにより、塵埃17をスムーズに孔部7a 内に落下させることができる。図5は凹陥状の塵埃溜まり溝16の形状を、側板 7、ブラシホルダ12、スラスト軸受14の組合せによって形成した例を示すも のである。このように、凹陥状の塵埃溜まり溝16は、スラスト軸受14のみに よって形成する必要はない。
【0024】 図6乃至図8は本考案の第2の実施例を示す断面図で、塵埃進入防止ガイドと して、塵埃進入防止壁18を設けた例を示すものである。図6は塵埃進入防止壁 18の形状を、スラスト軸受14と回転軸4の摺接点15の周囲の位置のスラス ト軸受14に形成した凸部19によって構成した例を示すものである。図7は塵 埃進入防止壁18の形状を、上記摺接点15の周囲の位置スラスト軸受14の半 径方向に形成したフランジ部20によって構成した例を示すものである。図8は 塵埃進入防止壁18の形状を、軸方向に延長した整流子ユニット10の突出部1 0A及びスラスト軸受14の突出部14Mによって構成した例を示すものである 。特に、この図8の例によれば回転軸4の上方でスラスト方向に軸支するモータ に適用して効果的である。このように第2の実施例によれば、モータ回転時に整 流子ユニット10とブラシ13との摺接によって塵埃17が発生しても、この塵 埃17はこの付近に存在しているスラスト軸受14の塵埃進入防止壁18によっ て規制される。従って、この塵埃17はスラスト軸受14と回転軸4との摺接点 15に進入、介在することはないので、第1の実施例と同様な効果を得ることが できる。
【0025】 図9及び図10は本考案の第3の実施例を示す断面図で、塵埃進入防止ガイド として、回転軸4の周面4Aとスラスト軸受14に形成した凹部14Aの内周面 14bとの間の微小間隙部21によって構成した例を示すものである。この凹部 14Aの底面14cの中心は回転軸4とスラスト軸受14との摺接面15となっ ている。この微小間隙部21の間隔は一例として0.05mm程度に設定される。 なお、凹部14Aはスラスト軸受14単体でなく側板7との組合せにより形成し ても良い。このように第3の実施例によれば、モータ回転時に整流子ユニット1 0とブラシ13との摺接によって塵埃17が発生しても、この塵埃17は回転軸 4の周面4Aとスラスト軸受14の凹部14Aの内周面14bとによって構成さ れる塵埃進入防止ガイドの存在により規制される。すなわち、発生した塵埃17 は微小間隙部21を通過のできないので、摺接点15に進入、介在することがな い。従って、第1の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0026】 なお、第3の実施例において、図10に示したように、回転軸4に過大な外力 fが加わったとしても、スラスト軸受14の凹部14Aの内径の規制により、各 構成部品の変形は弾性変形の範囲以内に留めることができるので、悪影響は受け ない。例えば、ラジアル軸受3が塑性変形させられて回転軸4がフレ回りすると か、ラジアル軸受3の固定強度が損なわれるといった不都合は発生しない。
【0027】 図11は本考案の第4の実施例を示す断面図で、塵埃進入防止ガイドとして、 整流子ユニット10の突出部10Aとスラスト軸受14に形成した凹部14Bと の間の微小間隙部22によって構成した例を示すものである。この第4の実施例 によれば、第3の実施例と同様に発生した塵埃17は微小間隙部22を通過でき ないので、摺接点15に進入、介在することがないので、第1の実施例と同様な 効果を得ることができる。
【0028】 図12は本考案の第5の実施例を示す断面図で、塵埃進入防止ガイドとして、 スラスト軸受14に設けた粘着性部材23によって構成した例を示すものである 。この粘着性部材23は摺接点15の周囲のスラスト軸受14の表面に印刷等に よって塗布するようにする。この第5の実施例によれば、発生した塵埃17は粘 着性部材23によって付着されて周囲に移動できないので、摺接点15に進入、 介在することがないので、第1の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0029】 本文中では、コア付モータに例をあげて説明したが、本考案はこれに限らずコ アレスモータ、スロットレスモータ等の他のモータにも適用可能である。また、 各実施例で示した塵埃進入防止ガイドは単独の適用に限定されず、複数のガイド を同時に採用することもでき、これらは任意に選択することができる。
【0030】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、回転軸とスラスト軸受との摺接点の周囲に 塵埃進入防止ガイドを設けたので、スラスト軸受と回転軸との摺接点に対する塵 埃の進入を未然に防止して長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブラシ付小型モータの第1の実施例を
示す断面図である。
【図2】図1の主要部を示す断面図である。
【図3】第1の実施例の変形例を示す平面図である。
【図4】第1の実施例の他の変形例を示す断面図であ
る。
【図5】第1の実施例のその他の変形例を示す断面図で
ある。
【図6】本考案の第2の実施例を示す断面図である。
【図7】本考案の第2の実施例を示す断面図である。
【図8】本考案の第2の実施例を示す断面図である。
【図9】本考案の第3の実施例の主要部を示す断面図で
ある。
【図10】本考案の第3の実施例を示す断面図である。
【図11】本考案の第4の実施例を示す断面図である。
【図12】本考案の第5の実施例を示す断面図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【図14】図13の主要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 モータケース 3 ラジアル軸受 4 回転軸 7 側板 8 ロータコア 10 整流子ユニット 11 セグメント 13 ブラシ 14 スラスト軸受 15 摺接点 16 凹陥状の塵埃溜まり溝 17 塵埃 18 塵埃進入防止壁 21,22 微小間隙部 23 粘着性部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を支承するスラスト軸受と、上記
    回転軸に挿着された整流子ユニットと、この整流子ユニ
    ットに摺接するブラシとを備えたブラシ付小型モータに
    おいて、上記回転軸と上記スラスト軸受との摺接点の周
    囲に塵埃進入防止ガイドが設けられたブラシ付小型モー
    タ。
  2. 【請求項2】 上記塵埃進入防止ガイドが、凹陥状の塵
    埃溜まり溝である請求項1記載のブラシ付小型モータ。
  3. 【請求項3】 上記塵埃進入防止ガイドが、上記スラス
    ト軸受に設けられた凸部である請求項1記載のブラシ付
    小型モータ。
  4. 【請求項4】 上記塵埃進入防止ガイドが、上記回転軸
    の周面と上記スラスト軸受に設けられた凹部の内周面と
    で構成される微小間隙部である請求項1記載のブラシ付
    小型モータ。
  5. 【請求項5】 上記塵埃進入防止ガイドが、上記整流子
    ユニットと上記スラスト軸受とで構成される微小間隙部
    である請求項1記載のブラシ付小型モータ。
  6. 【請求項6】 上記塵埃進入防止ガイドが、上記スラス
    ト軸受に設けられた粘着性部材である請求項1記載のブ
    ラシ付小型モータ。
JP1993065953U 1992-01-10 1993-11-15 ブラシ付小型モータ Expired - Lifetime JP2603077Y2 (ja)

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JP1993065953U JP2603077Y2 (ja) 1993-11-15 1993-11-15 ブラシ付小型モータ
MYPI94003005A MY112415A (en) 1992-01-10 1994-11-11 Small electric motor with brushes.
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