JPH07305830A - ボイラ装置の排ガス処理システム - Google Patents
ボイラ装置の排ガス処理システムInfo
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- JPH07305830A JPH07305830A JP10049294A JP10049294A JPH07305830A JP H07305830 A JPH07305830 A JP H07305830A JP 10049294 A JP10049294 A JP 10049294A JP 10049294 A JP10049294 A JP 10049294A JP H07305830 A JPH07305830 A JP H07305830A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 維持費を低く抑えることができ、しかも構造
を簡単にして、信頼性の低下とコストの上昇を防ぐこと
ができる、ボイラ装置の排ガス処理システムを提供す
る。 【構成】 供給された燃料を酸素でボイラ装置50が燃
焼させたとき、燃焼で発生する排ガスを処理する、ボイ
ラ装置の排ガス処理システムにおいて、ボイラ装置から
排ガスを取り出す抽出ファン60と、液体酸素を蓄える
タンク20と、タンク20から供給される低温の液体酸
素に、抽出ファン60からの排ガスを直接接触させて、
排ガスと液体酸素との熱交換をし、この熱交換により液
体酸素を気化すると共に排ガス中の少なくとも二酸化炭
素を含む成分を凝固し、気化により発生した酸素をボイ
ラ装置50に送り、凝固した排ガス成分を排出する熱交
換器40とを有する。
を簡単にして、信頼性の低下とコストの上昇を防ぐこと
ができる、ボイラ装置の排ガス処理システムを提供す
る。 【構成】 供給された燃料を酸素でボイラ装置50が燃
焼させたとき、燃焼で発生する排ガスを処理する、ボイ
ラ装置の排ガス処理システムにおいて、ボイラ装置から
排ガスを取り出す抽出ファン60と、液体酸素を蓄える
タンク20と、タンク20から供給される低温の液体酸
素に、抽出ファン60からの排ガスを直接接触させて、
排ガスと液体酸素との熱交換をし、この熱交換により液
体酸素を気化すると共に排ガス中の少なくとも二酸化炭
素を含む成分を凝固し、気化により発生した酸素をボイ
ラ装置50に送り、凝固した排ガス成分を排出する熱交
換器40とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラ装置から排出
される排ガスの中の二酸化炭素を処理する、ボイラ装置
の排ガス処理システムに関する。
される排ガスの中の二酸化炭素を処理する、ボイラ装置
の排ガス処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ装置には、冷暖房などに使用され
る小型のものから、発電所などで使用される大型のもの
まで、各種のものがある。これらのボイラ装置は、燃料
の燃焼で発生した排ガスを大気中に放出する。この排ガ
スには、多量の二酸化炭素が含まれる。
る小型のものから、発電所などで使用される大型のもの
まで、各種のものがある。これらのボイラ装置は、燃料
の燃焼で発生した排ガスを大気中に放出する。この排ガ
スには、多量の二酸化炭素が含まれる。
【0003】ところで、近年、二酸化炭素による地球温
暖化が問題になっている。このために、ボイラ装置の排
ガス中の二酸化炭素を処理する技術が提案されている。
この技術の1つに、次のようなものがある。
暖化が問題になっている。このために、ボイラ装置の排
ガス中の二酸化炭素を処理する技術が提案されている。
この技術の1つに、次のようなものがある。
【0004】この技術は、ボイラ装置の燃料として、石
油や石炭などの化石燃料を用いる。また、この化石燃料
を燃焼させるために酸素を用いる。この結果、ボイラ装
置から発生する排ガスの主な成分は、二酸化炭素と水蒸
気となる。そして、この技術は、排ガスを処理して、排
ガス中の二酸化炭素を液化する。液化された二酸化炭素
は、回収されて、例えば深海貯留される。
油や石炭などの化石燃料を用いる。また、この化石燃料
を燃焼させるために酸素を用いる。この結果、ボイラ装
置から発生する排ガスの主な成分は、二酸化炭素と水蒸
気となる。そして、この技術は、排ガスを処理して、排
ガス中の二酸化炭素を液化する。液化された二酸化炭素
は、回収されて、例えば深海貯留される。
【0005】この技術による装置は、図3に示すよう
に、ボイラ装置200と、冷却器230とを備える。
に、ボイラ装置200と、冷却器230とを備える。
【0006】ボイラ装置200は、供給管251から供
給される化石燃料を、供給管252から供給される酸素
で燃焼させるボイラ210と、燃焼で発生する排ガスを
ボイラ210に循環させる循環ファン220とを備え
る。循環ファン220は、ボイラ210の排ガス排出側
と燃料供給側とを接続する排ガス管253の途中に設け
られている。
給される化石燃料を、供給管252から供給される酸素
で燃焼させるボイラ210と、燃焼で発生する排ガスを
ボイラ210に循環させる循環ファン220とを備え
る。循環ファン220は、ボイラ210の排ガス排出側
と燃料供給側とを接続する排ガス管253の途中に設け
られている。
【0007】冷却器230は、ボイラ210の排ガス排
出側の排ガス管253に接続された分岐管254に設け
られている。
出側の排ガス管253に接続された分岐管254に設け
られている。
【0008】この装置により、ボイラ210から排出さ
れる排ガスは、循環ファン220により再びボイラ21
0に循環される。同時に、分岐管254を通り冷却器2
30に送られる。冷却器230は、排ガスを冷却して、
排ガス中の二酸化炭素を液化する。
れる排ガスは、循環ファン220により再びボイラ21
0に循環される。同時に、分岐管254を通り冷却器2
30に送られる。冷却器230は、排ガスを冷却して、
排ガス中の二酸化炭素を液化する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】先に述べた、二酸化炭
素を液化する装置は、冷却器230を用いて排ガスの処
理をする。ところが、冷却器230が排ガスを冷却する
ためには、多くの電力が必要となる。このために、装置
を運用するためのコストが増加する。さらに、多量の二
酸化炭素を液化するときには、大型の冷却器230が必
要となり、冷却器230の構造が複雑化する。このため
に、冷却器230の信頼性が低下すると共にコストが上
昇してしまう。
素を液化する装置は、冷却器230を用いて排ガスの処
理をする。ところが、冷却器230が排ガスを冷却する
ためには、多くの電力が必要となる。このために、装置
を運用するためのコストが増加する。さらに、多量の二
酸化炭素を液化するときには、大型の冷却器230が必
要となり、冷却器230の構造が複雑化する。このため
に、冷却器230の信頼性が低下すると共にコストが上
昇してしまう。
【0010】この発明の目的は、このような欠点を除
き、維持費を低く抑えることができ、しかも構造を簡単
にして、信頼性の低下とコストの上昇を防ぐことができ
る、ボイラ装置の排ガス処理システムを提供することに
ある。
き、維持費を低く抑えることができ、しかも構造を簡単
にして、信頼性の低下とコストの上昇を防ぐことができ
る、ボイラ装置の排ガス処理システムを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1の発明は、供給された燃料を酸素でボイラ
装置が燃焼させたとき、燃焼で発生する排ガスを処理す
る、ボイラ装置の排ガス処理システムにおいて、ボイラ
装置から排ガスを取り出す抽出部と、液体酸素を蓄える
貯蔵部と、貯蔵部から供給される低温の液体酸素に、抽
出部からの排ガスを直接接触させて、排ガスと液体酸素
との熱交換をし、この熱交換により液体酸素を気化する
と共に排ガス中の少なくとも二酸化炭素を含む成分を凝
固し、気化により発生した酸素をボイラ装置に送り、凝
固した排ガス成分を排出する熱交換部とを有する。
め、請求項1の発明は、供給された燃料を酸素でボイラ
装置が燃焼させたとき、燃焼で発生する排ガスを処理す
る、ボイラ装置の排ガス処理システムにおいて、ボイラ
装置から排ガスを取り出す抽出部と、液体酸素を蓄える
貯蔵部と、貯蔵部から供給される低温の液体酸素に、抽
出部からの排ガスを直接接触させて、排ガスと液体酸素
との熱交換をし、この熱交換により液体酸素を気化する
と共に排ガス中の少なくとも二酸化炭素を含む成分を凝
固し、気化により発生した酸素をボイラ装置に送り、凝
固した排ガス成分を排出する熱交換部とを有する。
【0012】請求項2の発明は、貯蔵部が蓄える液体酸
素を取り出して熱交換部に供給する供給ポンプ部を、貯
蔵部と熱交換部との間に設けたことを特徴とする。
素を取り出して熱交換部に供給する供給ポンプ部を、貯
蔵部と熱交換部との間に設けたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、排ガスの処理をして、
二酸化炭素を主に含む排ガスにする処理部と公害対策機
器とを、抽出部と熱交換部との間に設けたことを特徴と
する。
二酸化炭素を主に含む排ガスにする処理部と公害対策機
器とを、抽出部と熱交換部との間に設けたことを特徴と
する。
【0014】請求項4の発明は、深夜電力を用いて液体
酸素を製造し、製造した液体酸素を貯蔵部に送る液体酸
素製造装置を有することを特徴とする。
酸素を製造し、製造した液体酸素を貯蔵部に送る液体酸
素製造装置を有することを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明は、送り込まれた燃料を酸素で
ボイラ装置が燃焼させる。ボイラ装置は、この燃焼によ
り、二酸化炭素を主な成分とする排ガスを発生する。ボ
イラ装置の排ガス処理システムは、このボイラ装置が発
生する排ガスを処理する。
ボイラ装置が燃焼させる。ボイラ装置は、この燃焼によ
り、二酸化炭素を主な成分とする排ガスを発生する。ボ
イラ装置の排ガス処理システムは、このボイラ装置が発
生する排ガスを処理する。
【0016】抽出部は、ボイラ装置での燃焼により発生
する排ガスを取り出し、熱交換部に送る。一方、貯蔵部
は、蓄えている低温の液体酸素を熱交換部に供給する。
する排ガスを取り出し、熱交換部に送る。一方、貯蔵部
は、蓄えている低温の液体酸素を熱交換部に供給する。
【0017】熱交換部は、貯蔵部から供給される低温の
液体酸素に、抽出部からの排ガスを直接接触させて、排
ガスと液体酸素との熱交換をする。この熱交換により液
体酸素を気化すると共に、排ガス中の少なくとも二酸化
炭素を含む成分を凝固する。そして、気化により発生し
た酸素をボイラ装置に送り、凝固した排ガス成分を排出
する。
液体酸素に、抽出部からの排ガスを直接接触させて、排
ガスと液体酸素との熱交換をする。この熱交換により液
体酸素を気化すると共に、排ガス中の少なくとも二酸化
炭素を含む成分を凝固する。そして、気化により発生し
た酸素をボイラ装置に送り、凝固した排ガス成分を排出
する。
【0018】これにより、請求項1の発明は、排ガス中
の二酸化炭素を凝固できる。このとき、請求項1の発明
は、排ガスと液体酸素とを直接接触させる熱交換器を用
いるので、従来のように、排ガスを冷却するための冷却
器を不要にする。
の二酸化炭素を凝固できる。このとき、請求項1の発明
は、排ガスと液体酸素とを直接接触させる熱交換器を用
いるので、従来のように、排ガスを冷却するための冷却
器を不要にする。
【0019】さらに、熱交換器は、排ガスと液体酸素と
を直接接触させるので、熱交換器の構造を簡単にするこ
とができる。
を直接接触させるので、熱交換器の構造を簡単にするこ
とができる。
【0020】請求項2の発明は、供給ポンプ部を貯蔵部
と熱交換部との間に設ける。この供給ポンプにより、任
意の場所に設置された貯蔵部から液体酸素を取り出すこ
とができるので、貯蔵部の設置場所が制限されることが
ない。
と熱交換部との間に設ける。この供給ポンプにより、任
意の場所に設置された貯蔵部から液体酸素を取り出すこ
とができるので、貯蔵部の設置場所が制限されることが
ない。
【0021】請求項3の発明は、排ガスの処理をする処
理部と公害対策機器とを、抽出部と熱交換部との間に設
けたので、熱交換部に供給される排ガスは、大気汚染上
好ましくない物質および水分が可能な限り除去され、二
酸化炭素を主に含む排ガスになる。これにより、装置の
腐食に係わる物質を除去でき、特に熱交換部の信頼性を
向上でき、液体酸素の冷熱を有効に二酸化炭素の凝固に
活用できる。
理部と公害対策機器とを、抽出部と熱交換部との間に設
けたので、熱交換部に供給される排ガスは、大気汚染上
好ましくない物質および水分が可能な限り除去され、二
酸化炭素を主に含む排ガスになる。これにより、装置の
腐食に係わる物質を除去でき、特に熱交換部の信頼性を
向上でき、液体酸素の冷熱を有効に二酸化炭素の凝固に
活用できる。
【0022】請求項4の発明は、深夜電力を用いて液体
酸素を製造するので、液体酸素の製造コストを低く抑え
ることができる。
酸素を製造するので、液体酸素の製造コストを低く抑え
ることができる。
【0023】
【実施例】次に、この発明の実施例を、図面を用いて説
明する。
明する。
【0024】[実施例1]図1は、この発明の実施例1
を示す系統図である。このボイラ装置の排ガス処理シス
テムは、供給された燃料を酸素でボイラ装置50が燃焼
させたとき、燃焼で発生する排ガスを処理する。このボ
イラ装置の排ガス処理システムは、液体酸素製造装置1
0と、貯蔵部としてタンク20と、供給ポンプ30と、
熱交換部として熱交換器40と、抽出部として抽出ファ
ン60と、処理部70とを備える。
を示す系統図である。このボイラ装置の排ガス処理シス
テムは、供給された燃料を酸素でボイラ装置50が燃焼
させたとき、燃焼で発生する排ガスを処理する。このボ
イラ装置の排ガス処理システムは、液体酸素製造装置1
0と、貯蔵部としてタンク20と、供給ポンプ30と、
熱交換部として熱交換器40と、抽出部として抽出ファ
ン60と、処理部70とを備える。
【0025】液体酸素製造装置10は、深夜電力を用い
て空気から液体酸素を製造し、製造した低温の液体酸素
を、供給管101を経由して貯蔵部20に送る。
て空気から液体酸素を製造し、製造した低温の液体酸素
を、供給管101を経由して貯蔵部20に送る。
【0026】タンク20は、液体酸素製造装置10が製
造した液体酸素を蓄える。タンク20には、供給管10
2が設けられている。供給管102は、液体酸素を取り
出すために、端部がタンク20を貫通して、タンク20
の底部付近まで延びている。
造した液体酸素を蓄える。タンク20には、供給管10
2が設けられている。供給管102は、液体酸素を取り
出すために、端部がタンク20を貫通して、タンク20
の底部付近まで延びている。
【0027】供給ポンプ30は、タンク20内の液体酸
素を取り出し、供給管103を経由して熱交換器40に
供給する。
素を取り出し、供給管103を経由して熱交換器40に
供給する。
【0028】熱交換器40は、内部41が中空状態にな
っている。また、熱交換器40は、底部に排出口42を
備える。そして、供給管103を経由して供給させる液
体酸素と、排ガス管109を経由して供給される排ガス
とを内部41に送り込む。この構造により、熱交換器4
0は、低温の液体酸素と排ガスとを、内部41で直接接
触させる。そして、熱交換器40は、この直接接触で発
生した固体状の二酸化炭素を排出口42から外部に排出
し、ガス状になった酸素を、供給管104を経由してボ
イラ装置50に送る。
っている。また、熱交換器40は、底部に排出口42を
備える。そして、供給管103を経由して供給させる液
体酸素と、排ガス管109を経由して供給される排ガス
とを内部41に送り込む。この構造により、熱交換器4
0は、低温の液体酸素と排ガスとを、内部41で直接接
触させる。そして、熱交換器40は、この直接接触で発
生した固体状の二酸化炭素を排出口42から外部に排出
し、ガス状になった酸素を、供給管104を経由してボ
イラ装置50に送る。
【0029】ボイラ装置50は、燃料供給側に供給され
る酸素で燃料を燃焼させるボイラ51を備える。つま
り、ボイラ51は、供給管104から供給される酸素
で、供給管105から供給される燃料を燃焼させる。
る酸素で燃料を燃焼させるボイラ51を備える。つま
り、ボイラ51は、供給管104から供給される酸素
で、供給管105から供給される燃料を燃焼させる。
【0030】ボイラ装置50は、排ガス排出側から排出
される排ガスを燃料供給側に流すための排ガス管106
を備える。さらに、この排ガス管106の途中に、管内
の排ガスを流すための循環ファン52を備える。これに
より、ボイラ51内の燃焼温度を適当な温度に保つよう
にする。
される排ガスを燃料供給側に流すための排ガス管106
を備える。さらに、この排ガス管106の途中に、管内
の排ガスを流すための循環ファン52を備える。これに
より、ボイラ51内の燃焼温度を適当な温度に保つよう
にする。
【0031】抽出ファン60は、ボイラ51の排ガス排
出側に設けられた排ガス管107を経由して、ボイラ5
1で発生する排ガスを取り出す。そして、抽出ファン6
0は、取り出した排ガスを、排ガス管108を経由して
処理部70に流す。
出側に設けられた排ガス管107を経由して、ボイラ5
1で発生する排ガスを取り出す。そして、抽出ファン6
0は、取り出した排ガスを、排ガス管108を経由して
処理部70に流す。
【0032】処理部70は、ボイラ51から送られて来
る排ガス中から、大気汚染や装置の腐食に係わる物質を
除くための処理や、高濃度の二酸化炭素にするための温
度低減処理をする。この処理として、処理部70は、例
えば、排ガスからSOXを除去する脱硫処理や、NOXを
除去する脱硝処理や、温度低下の排ガス冷却処理をす
る。
る排ガス中から、大気汚染や装置の腐食に係わる物質を
除くための処理や、高濃度の二酸化炭素にするための温
度低減処理をする。この処理として、処理部70は、例
えば、排ガスからSOXを除去する脱硫処理や、NOXを
除去する脱硝処理や、温度低下の排ガス冷却処理をす
る。
【0033】処理部70は、このような処理をした排ガ
スを、排ガス管109を経由して、熱交換器40に送
る。
スを、排ガス管109を経由して、熱交換器40に送
る。
【0034】次に、実施例1の動作について説明する。
【0035】ボイラ装置50は、供給管104からの酸
素と、供給管105からの燃料との供給を受ける。この
とき供給される燃料は、石油や石炭などの化石燃料であ
る。この結果、ボイラ装置50は、二酸化炭素と水蒸気
とを主な成分とする排ガスを発生する。
素と、供給管105からの燃料との供給を受ける。この
とき供給される燃料は、石油や石炭などの化石燃料であ
る。この結果、ボイラ装置50は、二酸化炭素と水蒸気
とを主な成分とする排ガスを発生する。
【0036】ボイラ51で発生した排ガスは、循環ファ
ン52により再びボイラ51に送られると共に、抽出フ
ァン60により処理部70に送られる。処理部70は、
排ガスの脱硫処理や脱硝処理をして、排ガス中のSOX
やNOXを除去し、排ガス温度を低下させて、高濃度二
酸化炭素の排ガスにする。処理部70は、これらの処理
を施した排ガスを熱交換器40に送る。
ン52により再びボイラ51に送られると共に、抽出フ
ァン60により処理部70に送られる。処理部70は、
排ガスの脱硫処理や脱硝処理をして、排ガス中のSOX
やNOXを除去し、排ガス温度を低下させて、高濃度二
酸化炭素の排ガスにする。処理部70は、これらの処理
を施した排ガスを熱交換器40に送る。
【0037】一方、タンク20は、液体酸素製造装置1
0が深夜電力を用いて製造した、低温の液体酸素を蓄え
る。供給ポンプ30は、タンク20が蓄える液体酸素を
熱交換器40に供給する。
0が深夜電力を用いて製造した、低温の液体酸素を蓄え
る。供給ポンプ30は、タンク20が蓄える液体酸素を
熱交換器40に供給する。
【0038】この結果、熱交換器40には、タンク20
からの低温の液体酸素と、処理部70からの排ガスとが
供給される。熱交換器40は、タンク20からの液体酸
素に、処理部70からの排ガスを直接接触させて、排ガ
スと液体酸素との熱交換をする。これにより、液体酸素
が排ガスから熱を奪い、排ガスの二酸化炭素と水蒸気と
が凝固する。同時に、液体酸素が気化してガス状の酸素
となる。
からの低温の液体酸素と、処理部70からの排ガスとが
供給される。熱交換器40は、タンク20からの液体酸
素に、処理部70からの排ガスを直接接触させて、排ガ
スと液体酸素との熱交換をする。これにより、液体酸素
が排ガスから熱を奪い、排ガスの二酸化炭素と水蒸気と
が凝固する。同時に、液体酸素が気化してガス状の酸素
となる。
【0039】熱交換器40は、発生した酸素をボイラ5
1に送る。また、発生した氷混じりのドライアイスは、
熱交換器40の底部に落下して堆積する。熱交換器40
は、堆積した氷混じりのドライアイスを、排出口42か
ら取り出して、外部に排出する。
1に送る。また、発生した氷混じりのドライアイスは、
熱交換器40の底部に落下して堆積する。熱交換器40
は、堆積した氷混じりのドライアイスを、排出口42か
ら取り出して、外部に排出する。
【0040】このように、実施例1では、ボイラ装置5
0が必要な酸素を、低温の液体酸素から得る。そして、
ボイラ装置50が発生する排ガスと熱交換をして、液体
酸素をガス状の酸素に変換する。同時に、排ガスを冷却
して氷混じりのドライアイスにする。これにより、実施
例1では、従来のように排ガスを冷却するための冷却器
を不要にする。
0が必要な酸素を、低温の液体酸素から得る。そして、
ボイラ装置50が発生する排ガスと熱交換をして、液体
酸素をガス状の酸素に変換する。同時に、排ガスを冷却
して氷混じりのドライアイスにする。これにより、実施
例1では、従来のように排ガスを冷却するための冷却器
を不要にする。
【0041】また、熱交換器40の内部41を、液体酸
素と排ガスとを直接接触させるために中空にするので、
構造を簡単にできる。
素と排ガスとを直接接触させるために中空にするので、
構造を簡単にできる。
【0042】さらに、液体酸素製造装置10は、深夜電
力を利用して液体酸素を製造する。例えば、深夜電力の
電力料金は、昼間の料金に比べて低いので、液体酸素製
造装置10は、液体酸素を安く製造できる。
力を利用して液体酸素を製造する。例えば、深夜電力の
電力料金は、昼間の料金に比べて低いので、液体酸素製
造装置10は、液体酸素を安く製造できる。
【0043】[実施例2]図2は、この発明の実施例2
を示す系統図である。このボイラ装置の排ガス処理シス
テムでは、実施例1の循環ファン52で送られる排ガス
を処理部70に送る。このために、実施例2では、ボイ
ラ51の燃料供給側に分岐管110の一端を接続し、分
岐管110の他端を処理部70に接続する。これによ
り、実施例1の抽出ファン60を不要にでき、システム
の構造を簡単にできる。
を示す系統図である。このボイラ装置の排ガス処理シス
テムでは、実施例1の循環ファン52で送られる排ガス
を処理部70に送る。このために、実施例2では、ボイ
ラ51の燃料供給側に分岐管110の一端を接続し、分
岐管110の他端を処理部70に接続する。これによ
り、実施例1の抽出ファン60を不要にでき、システム
の構造を簡単にできる。
【0044】なお、実施例1,2では、液体酸素を製造
するために液体酸素製造装置10を用いたが、特にこれ
に限定されない。例えば、既に製造された液体酸素を用
いてもよい。
するために液体酸素製造装置10を用いたが、特にこれ
に限定されない。例えば、既に製造された液体酸素を用
いてもよい。
【0045】また、実施例1,2では、供給ポンプ30
を用いて、液体酸素を熱交換器40に供給したが、特に
これに限定されない。例えば、タンク20を高い場所に
設置した場合、液体酸素は、タンク20の高さに応じ
て、タンク20から流れ出すので、供給ポンプ30を不
要にできる。
を用いて、液体酸素を熱交換器40に供給したが、特に
これに限定されない。例えば、タンク20を高い場所に
設置した場合、液体酸素は、タンク20の高さに応じ
て、タンク20から流れ出すので、供給ポンプ30を不
要にできる。
【0046】さらに、実施例1,2では、ボイラ装置5
0に排ガスを循環させる型を用いたが、特にこれに限定
されない。例えば、ボイラ51だけを備えるボイラ装置
でもよい。
0に排ガスを循環させる型を用いたが、特にこれに限定
されない。例えば、ボイラ51だけを備えるボイラ装置
でもよい。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
では、熱交換部は、貯蔵部から供給される低温の液体酸
素に、抽出部からの排ガスを直接接触させて、排ガスと
低温の液体酸素との熱交換をする。そして、熱交換によ
り液体酸素を気化すると共に排ガス中の少なくとも二酸
化炭素を含む成分を凝固し、気化により発生した酸素を
ボイラ装置に送り、凝固した排ガス成分を排出する。
では、熱交換部は、貯蔵部から供給される低温の液体酸
素に、抽出部からの排ガスを直接接触させて、排ガスと
低温の液体酸素との熱交換をする。そして、熱交換によ
り液体酸素を気化すると共に排ガス中の少なくとも二酸
化炭素を含む成分を凝固し、気化により発生した酸素を
ボイラ装置に送り、凝固した排ガス成分を排出する。
【0048】これにより、請求項1の発明は、排ガス中
の二酸化炭素を凝固できる。このとき、この発明は、排
ガスと液体酸素とを直接接触させる熱交換器を用いるの
で、従来のように、排ガスを冷却するための冷却器を不
要にする。
の二酸化炭素を凝固できる。このとき、この発明は、排
ガスと液体酸素とを直接接触させる熱交換器を用いるの
で、従来のように、排ガスを冷却するための冷却器を不
要にする。
【0049】さらに、熱交換器は、排ガスと液体酸素と
を直接接触させるので、熱交換器の構造を簡単にするこ
とができる。
を直接接触させるので、熱交換器の構造を簡単にするこ
とができる。
【0050】請求項2の発明は、供給ポンプ部を貯蔵部
と熱交換部との間に設けたので、貯蔵部の設置場所が制
限されることがなく、例えば地上や地下などに設置する
ことができる。
と熱交換部との間に設けたので、貯蔵部の設置場所が制
限されることがなく、例えば地上や地下などに設置する
ことができる。
【0051】請求項3の発明は、排ガスの処理をする処
理部と公害対策機器とを、抽出部と熱交換部との間に設
けたので、熱交換部に供給される排ガスは、大気汚染上
好ましくない物質および水分が可能な限り除去され、二
酸化炭素を主に含む排ガスになる。これにより、装置の
腐食に係わる物質を除去でき、特に熱交換部の信頼性を
向上でき、液体酸素の冷熱を有効に二酸化炭素の凝固に
活用できる。
理部と公害対策機器とを、抽出部と熱交換部との間に設
けたので、熱交換部に供給される排ガスは、大気汚染上
好ましくない物質および水分が可能な限り除去され、二
酸化炭素を主に含む排ガスになる。これにより、装置の
腐食に係わる物質を除去でき、特に熱交換部の信頼性を
向上でき、液体酸素の冷熱を有効に二酸化炭素の凝固に
活用できる。
【0052】請求項4の発明は、深夜電力を用いて液体
酸素を製造するので、液体酸素の製造コストを低く抑え
ることができる。
酸素を製造するので、液体酸素の製造コストを低く抑え
ることができる。
【図1】この発明の実施例1を示す系統図である。
【図2】この発明の実施例2を示す系統図である。
【図3】従来の排ガス処理装置を示す系統図である。
【符号の説明】 20 タンク 40 熱交換器 50 ボイラ装置 60 抽出ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 義悟 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造船 株式会社玉野事業所内 (72)発明者 田口 梧郎 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内
Claims (4)
- 【請求項1】 供給された燃料を酸素でボイラ装置が燃
焼させたとき、燃焼で発生する排ガスを処理する、ボイ
ラ装置の排ガス処理システムにおいて、 ボイラ装置から排ガスを取り出す抽出部と、 液体酸素を蓄える貯蔵部と、 貯蔵部から供給される低温の液体酸素に、抽出部からの
排ガスを直接接触させて、排ガスと液体酸素との熱交換
をし、この熱交換により液体酸素を気化すると共に排ガ
ス中の少なくとも二酸化炭素を含む成分を凝固し、気化
により発生した酸素をボイラ装置に送り、凝固した排ガ
ス成分を排出する熱交換部とを有することを特徴とする
ボイラ装置の排ガス処理システム。 - 【請求項2】 貯蔵部が蓄える液体酸素を取り出して熱
交換部に供給する供給ポンプ部を、貯蔵部と熱交換部と
の間に設けたことを特徴とする請求項1記載のボイラ装
置の排ガス処理システム。 - 【請求項3】 排ガスの処理をして、二酸化炭素を主に
含む排ガスにする処理部と公害対策機器とを、抽出部と
熱交換部との間に設けたことを特徴とする請求項1また
は2記載のボイラ装置の排ガス処理システム。 - 【請求項4】 深夜電力を用いて液体酸素を製造し、製
造した液体酸素を貯蔵部に送る液体酸素製造装置を有す
ることを特徴とする請求項1、2または3記載のボイラ
装置の排ガス処理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10049294A JPH07305830A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ボイラ装置の排ガス処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10049294A JPH07305830A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ボイラ装置の排ガス処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07305830A true JPH07305830A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14275436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10049294A Withdrawn JPH07305830A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ボイラ装置の排ガス処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07305830A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100860020B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2008-09-25 | 한국에너지기술연구원 | 액체산소 기화용 열교환기를 가지는 순산소 연소보일러의이산화탄소 고농도화 장치 |
| KR100891726B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2009-04-03 | 한국에너지기술연구원 | 공기 퍼지장치를 가지는 순산소연소 보일러 |
| KR200455027Y1 (ko) * | 2008-12-08 | 2011-08-11 | 윤종길 | 실내공기 유해방지 난로 |
| KR101103256B1 (ko) * | 2009-11-12 | 2012-01-10 | 한국과학기술원 | 열교환을 이용한 순산소 연소 시스템 |
| US8534236B2 (en) | 2009-09-30 | 2013-09-17 | Hitachi, Ltd. | Oxyfuel combustion boiler plant and operation method of oxyfuel combustion boiler plant |
| CN104034049A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-09-10 | 葛士群 | 一种节能减排自动化控制锅炉 |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP10049294A patent/JPH07305830A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100860020B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2008-09-25 | 한국에너지기술연구원 | 액체산소 기화용 열교환기를 가지는 순산소 연소보일러의이산화탄소 고농도화 장치 |
| KR100891726B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2009-04-03 | 한국에너지기술연구원 | 공기 퍼지장치를 가지는 순산소연소 보일러 |
| KR200455027Y1 (ko) * | 2008-12-08 | 2011-08-11 | 윤종길 | 실내공기 유해방지 난로 |
| US8534236B2 (en) | 2009-09-30 | 2013-09-17 | Hitachi, Ltd. | Oxyfuel combustion boiler plant and operation method of oxyfuel combustion boiler plant |
| KR101103256B1 (ko) * | 2009-11-12 | 2012-01-10 | 한국과학기술원 | 열교환을 이용한 순산소 연소 시스템 |
| CN104034049A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-09-10 | 葛士群 | 一种节能减排自动化控制锅炉 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |