JPH07306247A - 誘導電動機の定数同定方法 - Google Patents
誘導電動機の定数同定方法Info
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- JPH07306247A JPH07306247A JP9627794A JP9627794A JPH07306247A JP H07306247 A JPH07306247 A JP H07306247A JP 9627794 A JP9627794 A JP 9627794A JP 9627794 A JP9627794 A JP 9627794A JP H07306247 A JPH07306247 A JP H07306247A
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- resistance
- constant
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- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 誘導電動機の定数同定を、速度センサを用い
たりすることなく高精度に実現すること。 【構成】 電動機力率をPf 、一次端子電圧をV1φ、
一次抵抗をR1 、一次電流をI1 、電源角周波数をω、
一次漏れインダクタンスをL11、励磁インダクタンスを
Lm として、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1 ={(V1φ(1−Pf 2 )1/2 −ωL11I1 )×(ω
(L11+Lm )I1 −V1φ(1−Pf 2 )1/2 )}
1/2 を定義し、この定義に基づいて立てた連立方程式の解と
して一次漏れインダクタンスL11、励磁インダクタンス
Lm および一次抵抗R1 を同定し、その同定結果を用い
て二次等価抵抗R21および鉄損抵抗Rh1を同定する。
たりすることなく高精度に実現すること。 【構成】 電動機力率をPf 、一次端子電圧をV1φ、
一次抵抗をR1 、一次電流をI1 、電源角周波数をω、
一次漏れインダクタンスをL11、励磁インダクタンスを
Lm として、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1 ={(V1φ(1−Pf 2 )1/2 −ωL11I1 )×(ω
(L11+Lm )I1 −V1φ(1−Pf 2 )1/2 )}
1/2 を定義し、この定義に基づいて立てた連立方程式の解と
して一次漏れインダクタンスL11、励磁インダクタンス
Lm および一次抵抗R1 を同定し、その同定結果を用い
て二次等価抵抗R21および鉄損抵抗Rh1を同定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機の定数同定
方法、より詳細には、誘導電動機における一次抵抗、一
次漏れインダクタンス、励磁インダクタンス、鉄損抵抗
および二次抵抗を同定する方法に関する。
方法、より詳細には、誘導電動機における一次抵抗、一
次漏れインダクタンス、励磁インダクタンス、鉄損抵抗
および二次抵抗を同定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機の固有の各定数を用いてそれ
を等価回路に表現することができ、それを特性解析に用
いうることは周知のところである。誘導電動機の等価回
路における定数としては、一次抵抗、一次漏れインダク
タンス、鉄損抵抗、励磁インダクタンスおよび二次抵抗
並びにすべりなどが存在する。
を等価回路に表現することができ、それを特性解析に用
いうることは周知のところである。誘導電動機の等価回
路における定数としては、一次抵抗、一次漏れインダク
タンス、鉄損抵抗、励磁インダクタンスおよび二次抵抗
並びにすべりなどが存在する。
【0003】以上のような等価回路を完成させ所望の特
性解析を行うために、古くから最も多く用いられてきた
定数同定方法のための手段として、無負荷試験、拘束試
験、および直流による一次抵抗測定を行い、近似的に各
定数を同定する方法が知られている。
性解析を行うために、古くから最も多く用いられてきた
定数同定方法のための手段として、無負荷試験、拘束試
験、および直流による一次抵抗測定を行い、近似的に各
定数を同定する方法が知られている。
【0004】この同定方法のための測定試験は通常、誘
導電動機が現実に設置されている現場で行われるため、
種々の困難を伴うのが第一の欠点である。そもそもこの
試験による同定方法は近似的なものであり、そうなる最
大の原因は、負荷運転時において常に誘導電動機におい
て成立する、諸定数間の相関方程式が不明であったこと
による。さらに、冒頭に述べた諸定数を同定するために
行われる上述の無負荷試験というのは、望ましくはあく
までも誘導電動機にとって完全無負荷(二次抵抗無限
大)の状態で行うべきであるが、回転子の質量がゼロと
いうことが現実にはありえない以上、本当の意味の無負
荷試験は現実にはありえない。従って、この方法による
定数同定方法はあくまで近似的なものにならざるをえな
い。
導電動機が現実に設置されている現場で行われるため、
種々の困難を伴うのが第一の欠点である。そもそもこの
試験による同定方法は近似的なものであり、そうなる最
大の原因は、負荷運転時において常に誘導電動機におい
て成立する、諸定数間の相関方程式が不明であったこと
による。さらに、冒頭に述べた諸定数を同定するために
行われる上述の無負荷試験というのは、望ましくはあく
までも誘導電動機にとって完全無負荷(二次抵抗無限
大)の状態で行うべきであるが、回転子の質量がゼロと
いうことが現実にはありえない以上、本当の意味の無負
荷試験は現実にはありえない。従って、この方法による
定数同定方法はあくまで近似的なものにならざるをえな
い。
【0005】誘導電動機を直流機なみに高精度に制御す
るための技術としてベクトル制御と称される制御技術が
最近広く用いられている。ところが、この制御方式は温
度変化や磁気飽和による定数変動の影響を受けやすいた
め、その影響を可及的に回避するための一つの手段とし
て、適応制御による定数の同定方法が提案されている
(海田英俊「適応磁束演算による誘導機の高精度トルク
制御」、平2電学全大、IEA−90−32)。しか
し、この方法を実施するには速度センサを必要するた
め、機械装置に組み込み済の場合などのように、これを
取り付けるのが困難な場合には適用することができな
い。仮に取り付け可能としても、漏れインダクタンス同
定器や一次抵抗設定器という同定器のほかに、磁束演算
部を必要とし、ソフトウェアおよびハードウェアの両面
で重装備かつ高コストになる。さらに、この方法の場
合、無負荷低速で一次抵抗を測定し、消費電力から機械
損の影響を可及的に除去し設定する必要がある。この一
次抵抗は電源周波数および温度により常に変化し、ま
た、その設定誤差が存在すると、二次磁束、出力トルク
および二次抵抗の演算にも影響が波及し、誘導電動機の
制御性能が低下するので初期設定の再調整を必要とす
る。このように初期設定および調整を必要とする点も、
この方法の不都合な点である。
るための技術としてベクトル制御と称される制御技術が
最近広く用いられている。ところが、この制御方式は温
度変化や磁気飽和による定数変動の影響を受けやすいた
め、その影響を可及的に回避するための一つの手段とし
て、適応制御による定数の同定方法が提案されている
(海田英俊「適応磁束演算による誘導機の高精度トルク
制御」、平2電学全大、IEA−90−32)。しか
し、この方法を実施するには速度センサを必要するた
め、機械装置に組み込み済の場合などのように、これを
取り付けるのが困難な場合には適用することができな
い。仮に取り付け可能としても、漏れインダクタンス同
定器や一次抵抗設定器という同定器のほかに、磁束演算
部を必要とし、ソフトウェアおよびハードウェアの両面
で重装備かつ高コストになる。さらに、この方法の場
合、無負荷低速で一次抵抗を測定し、消費電力から機械
損の影響を可及的に除去し設定する必要がある。この一
次抵抗は電源周波数および温度により常に変化し、ま
た、その設定誤差が存在すると、二次磁束、出力トルク
および二次抵抗の演算にも影響が波及し、誘導電動機の
制御性能が低下するので初期設定の再調整を必要とす
る。このように初期設定および調整を必要とする点も、
この方法の不都合な点である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は上述
の欠点のない誘導電動機の定数同定方法を提供すること
を目的とする。さらに詳述するならば、本発明の目的
は、誘導電動機の定数同定を、速度センサを用いたりす
ることなく高精度に実現しうる誘導電動機の定数同定方
法を提供することにある。
の欠点のない誘導電動機の定数同定方法を提供すること
を目的とする。さらに詳述するならば、本発明の目的
は、誘導電動機の定数同定を、速度センサを用いたりす
ることなく高精度に実現しうる誘導電動機の定数同定方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明は、
電動機力率をPf 、一次端子電圧をV1φ、一次抵抗を
R1 、一次電流をI1 、電源角周波数をω、一次漏れイ
ンダクタンスをL11、励磁インダクタンスをLm とし
て、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、電源角周波数ωを一定として、前記ステータ
方程式に基づく3つの連立方程式の解として一次漏れイ
ンダクタンスL11、励磁インダクタンスLm および一次
抵抗R1 を同定する誘導電動機の定数同定方法を要旨と
するものである。
電動機力率をPf 、一次端子電圧をV1φ、一次抵抗を
R1 、一次電流をI1 、電源角周波数をω、一次漏れイ
ンダクタンスをL11、励磁インダクタンスをLm とし
て、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、電源角周波数ωを一定として、前記ステータ
方程式に基づく3つの連立方程式の解として一次漏れイ
ンダクタンスL11、励磁インダクタンスLm および一次
抵抗R1 を同定する誘導電動機の定数同定方法を要旨と
するものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の定数
同定方法において、3つの異なる電源角周波数ωのもと
で、前記ステータ方程式に基づく3つの連立方程式の解
として一次漏れインダクタンスL11、励磁インダクタン
スLm および一次抵抗R1 を同定する誘導電動機の定数
同定方法を要旨とするものである。
同定方法において、3つの異なる電源角周波数ωのもと
で、前記ステータ方程式に基づく3つの連立方程式の解
として一次漏れインダクタンスL11、励磁インダクタン
スLm および一次抵抗R1 を同定する誘導電動機の定数
同定方法を要旨とするものである。
【0009】請求項3による発明は、電動機力率をPf
、一次端子電圧をV1φ、一次抵抗をR1 、一次電流
をI1 、電源角周波数をω、一次漏れインダクタンスを
L11、励磁インダクタンスをLm として、ステータ方程
式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、電源角周波数ωを一定値に維持したまま、3
つの異なる値の一次端子電圧V1φ(i),V
1φ(j),V1φ(k)に対応する一次電流I
1 (i),I1 (j),I1 (k)および電動機力率P
f (i),Pf (j),Pf (k)をそれぞれ測定し、
その測定結果および前記ステータ方程式に基づいて一次
漏れインダクタンスL11、励磁インダクタンスLm およ
び一次抵抗R1 を同定する誘導電動機の定数同定方法を
要旨とするものである。
、一次端子電圧をV1φ、一次抵抗をR1 、一次電流
をI1 、電源角周波数をω、一次漏れインダクタンスを
L11、励磁インダクタンスをLm として、ステータ方程
式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、電源角周波数ωを一定値に維持したまま、3
つの異なる値の一次端子電圧V1φ(i),V
1φ(j),V1φ(k)に対応する一次電流I
1 (i),I1 (j),I1 (k)および電動機力率P
f (i),Pf (j),Pf (k)をそれぞれ測定し、
その測定結果および前記ステータ方程式に基づいて一次
漏れインダクタンスL11、励磁インダクタンスLm およ
び一次抵抗R1 を同定する誘導電動機の定数同定方法を
要旨とするものである。
【0010】請求項4の発明は、電動機力率をPf 、一
次端子電圧をV1φ、一次等価抵抗をR1 、一次電流を
I1 、電源角周波数をω、一次漏れインダクタンスをL
11、励磁インダクタンスをLm として、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、3つの異なる値の電源角周波数ωi ,ωj ,
ωk に対応する一次電流I1 (i),I1 (j),I1
(k)および電動機力率Pf (i),Pf (j),Pf
(k)をそれぞれ測定し、その測定結果および前記ステ
ータ方程式に基づいて一次漏れインダクタンスL11、励
磁インダクタンスLm および一次抵抗R1を同定する誘
導電動機の定数同定方法を要旨とするものである。
次端子電圧をV1φ、一次等価抵抗をR1 、一次電流を
I1 、電源角周波数をω、一次漏れインダクタンスをL
11、励磁インダクタンスをLm として、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、3つの異なる値の電源角周波数ωi ,ωj ,
ωk に対応する一次電流I1 (i),I1 (j),I1
(k)および電動機力率Pf (i),Pf (j),Pf
(k)をそれぞれ測定し、その測定結果および前記ステ
ータ方程式に基づいて一次漏れインダクタンスL11、励
磁インダクタンスLm および一次抵抗R1を同定する誘
導電動機の定数同定方法を要旨とするものである。
【0011】請求項5による発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の定数同定方法において、二次等価抵
抗をR21、k0 およびk1 を誘導電動機固有の定数(た
だし、k0 >k1 >0)として、等価鉄損抵抗Rh1を、 Rh1=R21(ω+k1 )/(k0 ω) として定義するとともに、すべりをsとして、等価トル
クパラメータZおよび見掛けトルクパラメータZo を、 Z=sωLm , Zo =Z+ωLm /Rh1 として、3つの異なる値の電源角周波数ωi ,ωj ,ω
k のもとで拘束試験(すべりs=1)を行い、その試験
結果に従って定数k0 ,k1 を同定し、その同定された
定数k0 ,k1 に基づいて鉄損抵抗Rh1を同定する誘導
電動機の定数同定方法を要旨とするものである。
のいずれかに記載の定数同定方法において、二次等価抵
抗をR21、k0 およびk1 を誘導電動機固有の定数(た
だし、k0 >k1 >0)として、等価鉄損抵抗Rh1を、 Rh1=R21(ω+k1 )/(k0 ω) として定義するとともに、すべりをsとして、等価トル
クパラメータZおよび見掛けトルクパラメータZo を、 Z=sωLm , Zo =Z+ωLm /Rh1 として、3つの異なる値の電源角周波数ωi ,ωj ,ω
k のもとで拘束試験(すべりs=1)を行い、その試験
結果に従って定数k0 ,k1 を同定し、その同定された
定数k0 ,k1 に基づいて鉄損抵抗Rh1を同定する誘導
電動機の定数同定方法を要旨とするものである。
【0012】
【作用】請求項1による発明は、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、電源角周波数ωを一定として、ステータ方程
式に基づく3つの連立方程式の解として一次漏れインダ
クタンスL11、励磁インダクタンスLm および一次抵抗
R1 を同定する。この同定方法によれば、高精度のステ
ータ方程式に基づいて各定数を同定するので、速度セン
サを用いたりすることなく、高精度の定数同定を実現す
ることができる。
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、電源角周波数ωを一定として、ステータ方程
式に基づく3つの連立方程式の解として一次漏れインダ
クタンスL11、励磁インダクタンスLm および一次抵抗
R1 を同定する。この同定方法によれば、高精度のステ
ータ方程式に基づいて各定数を同定するので、速度セン
サを用いたりすることなく、高精度の定数同定を実現す
ることができる。
【0013】請求項2ないし4の発明は、誘導電動機駆
動用電源装置として可変周波数・可変電圧を出力しうる
インバータ装置を備えている場合に有利に実施しうるも
のであって、各定数同定を高精度に実現することができ
る。
動用電源装置として可変周波数・可変電圧を出力しうる
インバータ装置を備えている場合に有利に実施しうるも
のであって、各定数同定を高精度に実現することができ
る。
【0014】請求項5による発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の定数同定方法によって求められた一
次漏れインダクタンスL11、励磁インダクタンスLm お
よび一次抵抗R1 を用い、さらに等価トルクパラメータ
Zおよび見掛けトルクパラメータZo を介して定数
k0 ,k1 を求め、その求められた定数k0 ,k1 に基
づいて鉄損抵抗Rh1を同定することにより、鉄損抵抗R
h1の同定を高精度に実現することができる。
のいずれかに記載の定数同定方法によって求められた一
次漏れインダクタンスL11、励磁インダクタンスLm お
よび一次抵抗R1 を用い、さらに等価トルクパラメータ
Zおよび見掛けトルクパラメータZo を介して定数
k0 ,k1 を求め、その求められた定数k0 ,k1 に基
づいて鉄損抵抗Rh1を同定することにより、鉄損抵抗R
h1の同定を高精度に実現することができる。
【0015】
【実施例】まず、本発明による定数同定方法の説明に先
立ち、前提とする等価回路と、論理の展開過程で用いる
符号について一応の説明をしておく。
立ち、前提とする等価回路と、論理の展開過程で用いる
符号について一応の説明をしておく。
【0016】図2は本発明が前提とする誘導電動機の等
価回路を示すものである。この等価回路は等価鉄損抵抗
を考慮した1相分のT−I型等価回路を示すものであ
り、各定数の符号並びに電流・電圧を次の通りに定め
る。なお、電圧・電流は、本来はベクトル表示をすべき
ものであるが、表記の都合上、ここではベクトル表記を
省略する。 R1 : 一次等価抵抗 [Ω] Rh1 : 等価鉄損抵抗 [Ω] R21 : 二次等価抵抗 [Ω] L11 : 一次等価漏れインダクタンス [H] Lm1 : 等価励磁インダクタンス [H] s : すべり ω : 電源角周波数 [rad/sec] V1φ: 一次端子電圧 [V] I1 : 一次電流 [A] IRh1 : 鉄損電流 [A] Ii : =I1 −IRh1 [A] C : 励磁電流 [A] I21 : 二次電流 [A] さて、図2の等価回路において、電圧および電流に関し
次の電圧方程式および電流方程式が成立する。 電圧方程式 V1φ=(R1 +jωL11)I1 +Rh1
IRh1 0=jωLm1C−Rh1IRh1 0=(R21/s)I21+jωLm1C 電流方程式 I1 =Ii +IRh1 C=Ii +I21 ここで、等価トルクパラメータZ、および見掛けトルク
パラメータZo を次のように定義する。 Z=(sωLm1)/R21 Zo =Z+(ωLm1)/Rh1 また、補助パラメータAo ,Bo を次のように定義す
る。 Ao =R1 −ωL11Zo =R1 −X11Zo Bo =R1 Zo +ω(L11+Lm1) =R1 Zo +X11+Xm1 ここで励磁電流Cを基準として考え、その振幅をCo と
すれば、 C=Co ejθ (j2 =−1) であり、電圧・電流方程式から、 V1φ=(Ao +jBo )C …(1) I1 =(1+jZo )C …(2) I21=−jZC …(3) Ii =(1+jZ)C IRh1 =j(Zo −Z)C の結果を得ることができる。
価回路を示すものである。この等価回路は等価鉄損抵抗
を考慮した1相分のT−I型等価回路を示すものであ
り、各定数の符号並びに電流・電圧を次の通りに定め
る。なお、電圧・電流は、本来はベクトル表示をすべき
ものであるが、表記の都合上、ここではベクトル表記を
省略する。 R1 : 一次等価抵抗 [Ω] Rh1 : 等価鉄損抵抗 [Ω] R21 : 二次等価抵抗 [Ω] L11 : 一次等価漏れインダクタンス [H] Lm1 : 等価励磁インダクタンス [H] s : すべり ω : 電源角周波数 [rad/sec] V1φ: 一次端子電圧 [V] I1 : 一次電流 [A] IRh1 : 鉄損電流 [A] Ii : =I1 −IRh1 [A] C : 励磁電流 [A] I21 : 二次電流 [A] さて、図2の等価回路において、電圧および電流に関し
次の電圧方程式および電流方程式が成立する。 電圧方程式 V1φ=(R1 +jωL11)I1 +Rh1
IRh1 0=jωLm1C−Rh1IRh1 0=(R21/s)I21+jωLm1C 電流方程式 I1 =Ii +IRh1 C=Ii +I21 ここで、等価トルクパラメータZ、および見掛けトルク
パラメータZo を次のように定義する。 Z=(sωLm1)/R21 Zo =Z+(ωLm1)/Rh1 また、補助パラメータAo ,Bo を次のように定義す
る。 Ao =R1 −ωL11Zo =R1 −X11Zo Bo =R1 Zo +ω(L11+Lm1) =R1 Zo +X11+Xm1 ここで励磁電流Cを基準として考え、その振幅をCo と
すれば、 C=Co ejθ (j2 =−1) であり、電圧・電流方程式から、 V1φ=(Ao +jBo )C …(1) I1 =(1+jZo )C …(2) I21=−jZC …(3) Ii =(1+jZ)C IRh1 =j(Zo −Z)C の結果を得ることができる。
【0017】従って、振幅(実効値)表示(スカラ)
は、 V1φ=Co (Ao 2 +Bo 2 )1/2 [V] …(4) I1 =Co (1+Zo 2 )1/2 [A] …(5) I21=Co Z [A] …(6) (Ii =Co (1+Z2 )1/2 IRh1 =(Xm /Rh1)Co 、ただし、Xm =ωLm1 ) となる。
は、 V1φ=Co (Ao 2 +Bo 2 )1/2 [V] …(4) I1 =Co (1+Zo 2 )1/2 [A] …(5) I21=Co Z [A] …(6) (Ii =Co (1+Z2 )1/2 IRh1 =(Xm /Rh1)Co 、ただし、Xm =ωLm1 ) となる。
【0018】次に、図3を参照しながら電圧V1φと電
流I1 の位相差φを考える。また、θV1,θI1はそれぞ
れ電圧V1φおよび電流I1 の位相であるとする。
流I1 の位相差φを考える。また、θV1,θI1はそれぞ
れ電圧V1φおよび電流I1 の位相であるとする。
【0019】前述の通り、C=Co ejθ であるか
ら、 V1φ=(Ao 2 +Bo 2 )1/2 ×(Ao /(Ao 2 +
Bo 2 )1/2 +jBo /(Ao 2 +Bo 2 )1/2 )C =Co (Ao 2 +Bo 2 )1/2 ejθV1 I1 =(1+Zo 2 )1/2 ×(1/(1+
Zo 2 )1/2 )+jZo /(1+Zo 2 )1/2 )C =Co (1+Zo 2 )1/2 ejθI1 図3に示すごとく、φ=θV1−θI1であるから、力率P
f =cos φは、 Pf =cos (θV1−θI1)=cos θV1cos θI1+sin θ
V1sin θI1 =(Bo Zo +Ao )/((1+Zo 2 )1/2 (Ao 2
+Bo 2 )1/2 ) を得る。つまり、 Pf =(Ao +Bo Zo ) /((1+Zo 2 )1/2 (Ao 2 +Bo 2 )1/2 ) …(7) よって、入力すなわち消費電力Pi [W]は、三相機の
場合、 Pi =3V1φI1 =3Co 2 (Ao +Bo Zo ) =3Co 2 (Xm Zo +(1+Zo 2 )R1 ) となる。
ら、 V1φ=(Ao 2 +Bo 2 )1/2 ×(Ao /(Ao 2 +
Bo 2 )1/2 +jBo /(Ao 2 +Bo 2 )1/2 )C =Co (Ao 2 +Bo 2 )1/2 ejθV1 I1 =(1+Zo 2 )1/2 ×(1/(1+
Zo 2 )1/2 )+jZo /(1+Zo 2 )1/2 )C =Co (1+Zo 2 )1/2 ejθI1 図3に示すごとく、φ=θV1−θI1であるから、力率P
f =cos φは、 Pf =cos (θV1−θI1)=cos θV1cos θI1+sin θ
V1sin θI1 =(Bo Zo +Ao )/((1+Zo 2 )1/2 (Ao 2
+Bo 2 )1/2 ) を得る。つまり、 Pf =(Ao +Bo Zo ) /((1+Zo 2 )1/2 (Ao 2 +Bo 2 )1/2 ) …(7) よって、入力すなわち消費電力Pi [W]は、三相機の
場合、 Pi =3V1φI1 =3Co 2 (Ao +Bo Zo ) =3Co 2 (Xm Zo +(1+Zo 2 )R1 ) となる。
【0020】また、一次銅損(オーム損)W1c、二次銅
損W2cおよび鉄損Whiはそれぞれ次のようになる。 W1c=3R1 I1 2 =3Co 2 (1+Zo 2 )R1 W2c=3R21I21 2 =3Co 2 Z2 R21 Whi=3Rh1IRh1 2 =3Co 2 Xm 2 /Rh1 であるから、全損失WH は、 WH =3Co 2 ((1+Zo 2 )R1 +Z2 R21+Xm
2 /Rh1) となり、二次入力Pi2は、 Pi2=3(R21/s)I21 2 =3Co 2 R21(Z/s)
Z =3Co 2 Xm Z よって、出力Po は、 Po =Pi2−W2c=3Co 2 (Xm −R21Z)Z となる。
損W2cおよび鉄損Whiはそれぞれ次のようになる。 W1c=3R1 I1 2 =3Co 2 (1+Zo 2 )R1 W2c=3R21I21 2 =3Co 2 Z2 R21 Whi=3Rh1IRh1 2 =3Co 2 Xm 2 /Rh1 であるから、全損失WH は、 WH =3Co 2 ((1+Zo 2 )R1 +Z2 R21+Xm
2 /Rh1) となり、二次入力Pi2は、 Pi2=3(R21/s)I21 2 =3Co 2 R21(Z/s)
Z =3Co 2 Xm Z よって、出力Po は、 Po =Pi2−W2c=3Co 2 (Xm −R21Z)Z となる。
【0021】機械回転の角周波数ωm は、Pe を電動機
の極数とすれば、Z=sXm /R21を用いて、 ωm =(2/Pe )(1−s)ω =(2/Pe )((Xm −R21Z)/Xm )ω =2(Xm −R21Z)/(Pe Lm1) となるから、誘導電動機の出力トルクTq [N・m]
は、Po =ωm Tq に基づき、 Tq =Po /ωm =3Pe Lm1Co 2 Z/2 となることが分かる。
の極数とすれば、Z=sXm /R21を用いて、 ωm =(2/Pe )(1−s)ω =(2/Pe )((Xm −R21Z)/Xm )ω =2(Xm −R21Z)/(Pe Lm1) となるから、誘導電動機の出力トルクTq [N・m]
は、Po =ωm Tq に基づき、 Tq =Po /ωm =3Pe Lm1Co 2 Z/2 となることが分かる。
【0022】以上のことを要約すれば、 Pi =3Co 2 (Xm Zo +(1+Zo 2 )R1 ) …(8) Po =3Co 2 (Xm −R21Z)Z …(9) WH =Pi −Po =3Co 2 ((1+Zo 2 )R1 +Z2 R21+(Zo −Z)Xm ) …(10) Tq =3Pe Lm1Co 2 Z/2 …(11) ωm =(2/Pe )(1−s)ω …(12) となる。
【0023】誘導電動機のエネルギー方程式によれば、
実効等価抵抗をD、実効等価リアクタンスをM、X11=
ωL11として、 q=V1φ/I1 D=(V1φ/I1 )Pf =q・Pf =R1 +Xm Zo /(1+Zo 2 ) 従って、 D−R1 =Xm Zo /(1+Zo 2 ) …(13) また、Mに関しては、 M=(V1φ/I1 )(1−Pf 2 )1/2 =q(1−P
f 2 )1/2 =X11+Xm /(1+Zo 2 ) であるから、 M−X11=Xm /(1+Zo 2 ) …(14) である。また(14)式を用いれば、 (X11+Xm )−M=Xm Zo 2 /(1+Zo 2 ) …(15) (13)式〜(15)式の関係は、 D−R1 =((M−X11)(X11+Xm −M))1/2 …(16) となる。この(16)式は任意の負荷運転中に誘導電動
機のステータにおいて常に成立する関係を表している。
実効等価抵抗をD、実効等価リアクタンスをM、X11=
ωL11として、 q=V1φ/I1 D=(V1φ/I1 )Pf =q・Pf =R1 +Xm Zo /(1+Zo 2 ) 従って、 D−R1 =Xm Zo /(1+Zo 2 ) …(13) また、Mに関しては、 M=(V1φ/I1 )(1−Pf 2 )1/2 =q(1−P
f 2 )1/2 =X11+Xm /(1+Zo 2 ) であるから、 M−X11=Xm /(1+Zo 2 ) …(14) である。また(14)式を用いれば、 (X11+Xm )−M=Xm Zo 2 /(1+Zo 2 ) …(15) (13)式〜(15)式の関係は、 D−R1 =((M−X11)(X11+Xm −M))1/2 …(16) となる。この(16)式は任意の負荷運転中に誘導電動
機のステータにおいて常に成立する関係を表している。
【0024】すなわち、誘導電動機の負荷運転時、力率
Pf 、一次電圧(相電圧値)V1φおよび一次電流値I
1 を計測すれば、そのときの誘導電動機のステータ側に
おける、電動機定数間に存在する関係のすべては(1
6)式をより具体的に表現した次の(17)式によって
記述することができる。なお、fは電源周波数[Hz ]
であり、ω=2πfである。 Pf V1φ−R1 I1 =((V1φ(1−Pf 2 )1/2 −X11I1 ) ×((X11+Xm )I1 −V1φ(1−Pf 2 )1/2 ))1/2 …(17) この(17)式をステータ方程式と呼称する。
Pf 、一次電圧(相電圧値)V1φおよび一次電流値I
1 を計測すれば、そのときの誘導電動機のステータ側に
おける、電動機定数間に存在する関係のすべては(1
6)式をより具体的に表現した次の(17)式によって
記述することができる。なお、fは電源周波数[Hz ]
であり、ω=2πfである。 Pf V1φ−R1 I1 =((V1φ(1−Pf 2 )1/2 −X11I1 ) ×((X11+Xm )I1 −V1φ(1−Pf 2 )1/2 ))1/2 …(17) この(17)式をステータ方程式と呼称する。
【0025】さて、一連の計測ルーチンについて図1を
参照しながら説明する。第1の方法 電源の角周波数ωすなわち周波数fを固定し、異なる3
つの電圧値 V1φ=V1φ(i) V1φ=V1φ(j) V1φ=V1φ(k) を誘導電動機に印加し、各場合の電流値I1 (i),I
1 (j),I1 (k)および入力電力値Pi (i),P
i (j),Pi (k)を測定する(図1:ステップ1
0)。印加すべき電圧値の具体例としては、定格電圧の
100%、90%,80%でありうる。
参照しながら説明する。第1の方法 電源の角周波数ωすなわち周波数fを固定し、異なる3
つの電圧値 V1φ=V1φ(i) V1φ=V1φ(j) V1φ=V1φ(k) を誘導電動機に印加し、各場合の電流値I1 (i),I
1 (j),I1 (k)および入力電力値Pi (i),P
i (j),Pi (k)を測定する(図1:ステップ1
0)。印加すべき電圧値の具体例としては、定格電圧の
100%、90%,80%でありうる。
【0026】次にi,j,k3つの場合の測定値におい
てそれぞれの力率Pf (i),Pf(j),Pf (k)
を計算する。
てそれぞれの力率Pf (i),Pf(j),Pf (k)
を計算する。
【0027】Pf (i)=Pi (i)/(V1φ(i)
・I1 (i)) Pf (j)=Pi (j)/(V1φ(j)・I
1 (j)) Pf (k)=Pi (k)/(V1φ(k)・I
1 (k)) このようにして得られた各データを用い、それぞれに対
応する(13)式および(14)式による(D−R1 )
および(M−X11)に代入する。
・I1 (i)) Pf (j)=Pi (j)/(V1φ(j)・I
1 (j)) Pf (k)=Pi (k)/(V1φ(k)・I
1 (k)) このようにして得られた各データを用い、それぞれに対
応する(13)式および(14)式による(D−R1 )
および(M−X11)に代入する。
【0028】 Di −R1 =(Xm Zoi)/(1+Zoi 2 ) …(18) Dj −R1 =(Xm Zoj)/(1+Zoj 2 ) …(19) Dk −R1 =(Xm Zok)/(1+Zok 2 ) …(20) Mi −X11=Xm /(1+Zoi 2 ) …(21) Mj −X11=Xm /(1+Zoj 2 ) …(22) Mk −X11=Xm /(1+Zok 2 ) …(23) (18),(19)および(21),(22)式を用い
て、 Dij=Di −Dj =((Zoi−Zoj)(1−ZoiZoj)) /((1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 ))Xm …(24) Mij=Mi −Mj =−((Zoi−Zoj)(Zoi+Zoj)) /((1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 ))Xm …(25) (24),(25)式から、 βij=Dij/Mij=(ZoiZoj−1)/(Zoi+Zoj) ∴ (Zoi+Zoj)βij=(ZoiZoj−1) …(26) 上記と同様にして次式を得ることができる。
て、 Dij=Di −Dj =((Zoi−Zoj)(1−ZoiZoj)) /((1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 ))Xm …(24) Mij=Mi −Mj =−((Zoi−Zoj)(Zoi+Zoj)) /((1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 ))Xm …(25) (24),(25)式から、 βij=Dij/Mij=(ZoiZoj−1)/(Zoi+Zoj) ∴ (Zoi+Zoj)βij=(ZoiZoj−1) …(26) 上記と同様にして次式を得ることができる。
【0029】 (Zoj+Zok)βjk=(ZojZok−1) …(27) (Zok+Zoi)βki=(ZokZoi−1) …(28) このようにして得られた(26)〜(28)式を解いて
Zoi,Zoj,Zokの値を求め、さらにX11(=ω
L11),Xm1(=ωLm1),R1 の同定を行う(ステッ
プ11)。
Zoi,Zoj,Zokの値を求め、さらにX11(=ω
L11),Xm1(=ωLm1),R1 の同定を行う(ステッ
プ11)。
【0030】(26)式から、 Zoi=(βijZoj+1)/(Zoj−βij) …(29) ∴ Zok+Zoi=(βijZoj+(ZojZok+1)) /(Zoj−βij) …(30) ZokZoi−1=(βij(ZojZok+1)−(Zoj−Zok)) /(Zoj−βij) …(31) (30),(31)式を(28)式に代入して整理すれ
ば、 (βijβki+1)(Zoj−Zok) +(βki−βij)(ZojZok+1)=0 …(32) また、(27)式から、 ZojZok+1=βjk(Zoj+Zok)+2 …(33) よって、(33)式を(32)式に代入して整理すれ
ば、 Zoj=(1/k1 )(k2 Zok−2(βki−βij)) =(1/k1 )(k2 Zok−(k1 −k2 )/βjk) …(34) となる。
ば、 (βijβki+1)(Zoj−Zok) +(βki−βij)(ZojZok+1)=0 …(32) また、(27)式から、 ZojZok+1=βjk(Zoj+Zok)+2 …(33) よって、(33)式を(32)式に代入して整理すれ
ば、 Zoj=(1/k1 )(k2 Zok−2(βki−βij)) =(1/k1 )(k2 Zok−(k1 −k2 )/βjk) …(34) となる。
【0031】 ただし、k1 =1−βijβjk+βjkβki+βkiβij …(35) k2 =1+βijβjk−βjkβki+βkiβij …(36) 2(βki−βij)=(k1 −k2 )/βjk …(37) である。
【0032】従って、 Zoj+Zok=(1/k1 )((k1 +k2 )Zok −(k1 −k2 )/βjk) …(38) ZojZok−1=(1/k1 )((k2 Zok 2 −(k1 −k2 )Zok/βjk−k1 ) …(39) (38)式,(39)式を(27)式に用いて、 Zok 2 −2k3 Zok−1=0 …(40) となる。ただし、 k3 =(βjk 2 (k1 +k2 )+(k1 −k2 ))/(2k2 βjk) …(41) である。
【0033】ここで、Zok>0であるから、(40)式
から、Zokは、 Zok=k3 +(k3 2 +1)1/2 …(42) となる。
から、Zokは、 Zok=k3 +(k3 2 +1)1/2 …(42) となる。
【0034】よって、Zojは(34)式から、 Zoj=(1/k1 )((k2 k3 −(k1 −k2 )/βjk) +k2 (k3 2 +1)1/2 ) …(43) また、Zoiは(29)式から、 Zoi=βij+((k1 βij 2 +1) /((k2 k3 −(k1 −k2 )/βjk +k2 (k3 2 +1)1/2 )−k1 βij)) …(44) となる。
【0035】なお、実際の計算は、 k3 =(βijβjkβki−βij+βjk+βki)/(1+β
ijβjkβki((1/βki)−(1/βij)+(1/
βjk))) からZokを算出して行う。
ijβjkβki((1/βki)−(1/βij)+(1/
βjk))) からZokを算出して行う。
【0036】このようにしてZoi,Zoj,Zokの各値を
求めた後、X11,Xm1,R1 の同定を行う。まず、(2
5)式から、 Xm =Mij(1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 )/(Zoj 2 −Zoi 2 ) …(45) ∴ Lm1=Mij(1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 ) /(ω(Zoj 2 −Zoi 2 )) …(46) (45)式を(21)式に代入して、 X11=Mi −Xm /(1+Zoi 2 ) =Mi −Mij(1+Zoj 2 )/(Zoj 2 −Zoi 2 ) =(Mi Mij(Zoi 2 −Zoj 2 )+(1+Zoj 2 )) /(Zoi 2 −Zoj 2 ) ∴ L11=(Mi Mij(Zoi 2 −Zoj 2 )+(1+Zoj 2 )) /(ω(Zoi 2 −Zoj 2 )) …(47) 次に、(45)式を(18)式に代入して、 R1 =Di −(Xm Zoi)/(1+Zoi 2 ) =Di +MijZoi(1+Zoj 2 )/(Zoi 2 −Zoj 2 ) =(Di (Zoi 2 −Zoj 2 )+ZoiMij(1+Zoj 2 )) /(Zoi 2 −Zoj 2 ) …(48) 以上のようにして(46)〜(48)式の形で定数Lm1
(等価励磁インダクタンス)、L11(一次等価漏れイン
ダクタンス)およびR1 (一次等価抵抗)を同定するこ
とができた(ステップ11)。
求めた後、X11,Xm1,R1 の同定を行う。まず、(2
5)式から、 Xm =Mij(1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 )/(Zoj 2 −Zoi 2 ) …(45) ∴ Lm1=Mij(1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 ) /(ω(Zoj 2 −Zoi 2 )) …(46) (45)式を(21)式に代入して、 X11=Mi −Xm /(1+Zoi 2 ) =Mi −Mij(1+Zoj 2 )/(Zoj 2 −Zoi 2 ) =(Mi Mij(Zoi 2 −Zoj 2 )+(1+Zoj 2 )) /(Zoi 2 −Zoj 2 ) ∴ L11=(Mi Mij(Zoi 2 −Zoj 2 )+(1+Zoj 2 )) /(ω(Zoi 2 −Zoj 2 )) …(47) 次に、(45)式を(18)式に代入して、 R1 =Di −(Xm Zoi)/(1+Zoi 2 ) =Di +MijZoi(1+Zoj 2 )/(Zoi 2 −Zoj 2 ) =(Di (Zoi 2 −Zoj 2 )+ZoiMij(1+Zoj 2 )) /(Zoi 2 −Zoj 2 ) …(48) 以上のようにして(46)〜(48)式の形で定数Lm1
(等価励磁インダクタンス)、L11(一次等価漏れイン
ダクタンス)およびR1 (一次等価抵抗)を同定するこ
とができた(ステップ11)。
【0037】一般に、一次電流I1 が過大にならないよ
うに制御すれば、等価励磁インダクタンスLm1および一
次等価漏れインダクタンスL11は一定とみなすことがで
きるので、インダクタンスLm1,L11を一定とすれば、
温度変化に応じて変化する抵抗R1 の値は、n回目の値
として(48)式に基にして、 R1 (n) =D(n) −Xm (n) Zo (n) /(1+Zo (n) 2 )…(49) として求めればよい。第2の方法 次に、角周波数ω=2πf[ rad/sec ]を3つの値ω
i ,ωj ,ωk のもとで電流・電圧の測定を行い各定数
を同定する方法について説明する。この場合、定格角周
波数をωr として、例えば、ωi =(1/3)ωr ,ω
j =(2/3)ωr ,ωk =(3/3)ωr =ωr であ
る。
うに制御すれば、等価励磁インダクタンスLm1および一
次等価漏れインダクタンスL11は一定とみなすことがで
きるので、インダクタンスLm1,L11を一定とすれば、
温度変化に応じて変化する抵抗R1 の値は、n回目の値
として(48)式に基にして、 R1 (n) =D(n) −Xm (n) Zo (n) /(1+Zo (n) 2 )…(49) として求めればよい。第2の方法 次に、角周波数ω=2πf[ rad/sec ]を3つの値ω
i ,ωj ,ωk のもとで電流・電圧の測定を行い各定数
を同定する方法について説明する。この場合、定格角周
波数をωr として、例えば、ωi =(1/3)ωr ,ω
j =(2/3)ωr ,ωk =(3/3)ωr =ωr であ
る。
【0038】まず便宜上、各角周波数の逆数をとる。 Ci =1/ωi ,Cj =1/ωj ,Ck =1/ωk …(50) 角周波数ωi ,ωj ,ωk のもとで電流I1 (i) I
1 (j) I1 (k) および力率Pf (i) ,Pf (j) ,Pf
(k) を測定し、i,j,kそれぞれの場合について、D
i ,Dj ,Dk ,Mi ,Mj ,Mk の値を演算すること
は、すでに述べたところと同一である。
1 (j) I1 (k) および力率Pf (i) ,Pf (j) ,Pf
(k) を測定し、i,j,kそれぞれの場合について、D
i ,Dj ,Dk ,Mi ,Mj ,Mk の値を演算すること
は、すでに述べたところと同一である。
【0039】次に、以下のように定義する。 Ai =Ci Di ,Aj =Cj Dj ,Ak =Ck Dk …(51) Bi =Ci Mi ,Bj =Cj Mj ,Bk =Ck Mk …(52) 以上の定義に従い、(18)〜(23)式から、サフィ
ックスn=i,j,kとして、 Dn −R1 =ωn Lm1Zon/(1+Zon 2 ) ∴ An −Cn R1 =ZonLm1/(1+Zon 2 ) …(53) Mn −ωn L11=ωn Lm1/(1+Zon 2 ) ∴ Bn −L11=Lm1/(1+Zon 2 ) …(54) となる。
ックスn=i,j,kとして、 Dn −R1 =ωn Lm1Zon/(1+Zon 2 ) ∴ An −Cn R1 =ZonLm1/(1+Zon 2 ) …(53) Mn −ωn L11=ωn Lm1/(1+Zon 2 ) ∴ Bn −L11=Lm1/(1+Zon 2 ) …(54) となる。
【0040】また、 Zon=(Dn −R1 )/(Mn −ωn L11) =(An −Cn R1 )/Bn −L11 ∴ Bn −L11=(An −Cn R1 )/Zon …(55) である。
【0041】ここで、 Aij=Ai −Aj =Ci Di −Cj Dj Bij=Bi −Bj =Ci Mi −Cj Mj Cij=Ci −Cj =Ci Di −Cj Dj と表すことにすれば、(53)式から、 Aij−CijR1 =Lm1(Zoj−Zoi)(ZoiZoj−1) /((1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 )) …(56) 同様に、(54),(55)式から、 Bij=Lm1(Zoj−Zoi)(Zoi+Zoj) /((1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 )) …(57) Bij=(1/(ZoiZoj)) ×((Ai Zoj−Aj Zoi)+(Cj Zoi−Ci Zoj)R1 ) …(58) ∴ R1 =(BijZoiZoj+(Aj Zoi−Ai Zoj)) /(Cj Zoi−Ci Zoj) …(59) (56),(57)式からLm1を消去し、それに(5
9)式を用いてR1 を消去すれば、i,jに関して、 (Ai Cj −Aj Ci )(Zoi−Zoj)(Zoi+Zoj) =Bij((Ci Zoi−Cj Zoj)ZoiZoj −(Cj Zoi−Ci Zoj)) …(60) 同様に、j,kおよびk,iに関して、 (Aj Ck −Ak Cj )(Zoj−Zok)(Zoj+Zok) =Bjk((Cj Zoj−Ck Zok)ZojZok −(Ck Zoj−Cj Zok)) …(61) (Ak Ci −Ai Ck )(Zok−Zoi)(Zok+Zoi) =Bki((Ck Zok−Ci Zoi)ZokZoi −(Ci Zok−Ck Zoi)) …(62) を得ることができる。なお、ここでは、 Zoi≠Zoj≠Zok≠Zoi ZoiZoj≠1 ,ZojZok≠1 ,ZokZoi≠1 Cj Zoi≠Ci Zoj,Ck Zoj≠Cj Zok,Ci Zok≠
Ck Zoi と前提しているが、この仮定は後述のごとく一般的に成
立するものである。
9)式を用いてR1 を消去すれば、i,jに関して、 (Ai Cj −Aj Ci )(Zoi−Zoj)(Zoi+Zoj) =Bij((Ci Zoi−Cj Zoj)ZoiZoj −(Cj Zoi−Ci Zoj)) …(60) 同様に、j,kおよびk,iに関して、 (Aj Ck −Ak Cj )(Zoj−Zok)(Zoj+Zok) =Bjk((Cj Zoj−Ck Zok)ZojZok −(Ck Zoj−Cj Zok)) …(61) (Ak Ci −Ai Ck )(Zok−Zoi)(Zok+Zoi) =Bki((Ck Zok−Ci Zoi)ZokZoi −(Ci Zok−Ck Zoi)) …(62) を得ることができる。なお、ここでは、 Zoi≠Zoj≠Zok≠Zoi ZoiZoj≠1 ,ZojZok≠1 ,ZokZoi≠1 Cj Zoi≠Ci Zoj,Ck Zoj≠Cj Zok,Ci Zok≠
Ck Zoi と前提しているが、この仮定は後述のごとく一般的に成
立するものである。
【0042】(60)〜(62)式に基づいてZoi,Z
oj,Zokを求めることにより、定数R1 ,L11,Lm1を
同定することができる。
oj,Zokを求めることにより、定数R1 ,L11,Lm1を
同定することができる。
【0043】Zoi,Zoj,Zokの値が求まれば、次式か
ら定数Lm1,L11,R1 を同定することができる。 Lm1=Bij(1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 )/(Zoj 2 −Zoi 2 ) …(63) L11=(Mi /ωi )−Lm1/(1+Zoi 2 ) …(64) R1 =Di −ωi Lm1Zoi/(1+Zoi 2 ) …(65)第3の方法 ステータ方程式 D−R1 =((M−ωL11)ω(L11+Lm1)−M)
1/2 を直接適用して定数Lm1,L11,R1 を同定することも
できる。以下、ぞれについて説明する。
ら定数Lm1,L11,R1 を同定することができる。 Lm1=Bij(1+Zoi 2 )(1+Zoj 2 )/(Zoj 2 −Zoi 2 ) …(63) L11=(Mi /ωi )−Lm1/(1+Zoi 2 ) …(64) R1 =Di −ωi Lm1Zoi/(1+Zoi 2 ) …(65)第3の方法 ステータ方程式 D−R1 =((M−ωL11)ω(L11+Lm1)−M)
1/2 を直接適用して定数Lm1,L11,R1 を同定することも
できる。以下、ぞれについて説明する。
【0044】 Xn =gn (Dn −R1 ) , An =gn Mn , l=2πL11 , L=2π(L11+Lm1) , 1/fn =gn , ωn =2πfn =2π/gn …(66) と表すことにし、上記ステータ方程式をi,j,kの3
状態に適用して、 Xi +Ai 2 +lL=(l+L)Ai …(67) Xj +Aj 2 +lL=(l+L)Aj …(68) Xk +Ak 2 +lL=(l+L)Ak …(69) を得る。この(67)〜(69)式に基づいて定数
Lm1,L11,R1 の値を求める。
状態に適用して、 Xi +Ai 2 +lL=(l+L)Ai …(67) Xj +Aj 2 +lL=(l+L)Aj …(68) Xk +Ak 2 +lL=(l+L)Ak …(69) を得る。この(67)〜(69)式に基づいて定数
Lm1,L11,R1 の値を求める。
【0045】 Bij=Ai −Aj =gi Mi −gj Mj Cij=Ai +Aj =gi Mi +gj Mj …(70) とし、(67)〜(69)式に関する各2つの式の差に
基づき、lLの項を消去した次式を得る。 (Xi 2 −Xj 2 )+BijCij=(l+L)Bij …(71) (Xj 2 −Xk 2 )+BjkCjk=(l+L)Bjk …(72) (Xk 2 −Xi 2 )+BkiCki=(l+L)Bki …(73) 次に、BijCij+BjkCjk+BkiCki=0を利用し、
(71)〜(73)式から(l+L)の項を消去するた
めに、(71)式×Cij,(72)×Cjk,さらに(7
3)式×Ckiの操作を行うことにより、 BjkXi 2 +BkiXj 2 +BijXk 2 +(BijCij 2 +BjkCjk 2 +BkiCki 2 )=0 …(74) となる。
基づき、lLの項を消去した次式を得る。 (Xi 2 −Xj 2 )+BijCij=(l+L)Bij …(71) (Xj 2 −Xk 2 )+BjkCjk=(l+L)Bjk …(72) (Xk 2 −Xi 2 )+BkiCki=(l+L)Bki …(73) 次に、BijCij+BjkCjk+BkiCki=0を利用し、
(71)〜(73)式から(l+L)の項を消去するた
めに、(71)式×Cij,(72)×Cjk,さらに(7
3)式×Ckiの操作を行うことにより、 BjkXi 2 +BkiXj 2 +BijXk 2 +(BijCij 2 +BjkCjk 2 +BkiCki 2 )=0 …(74) となる。
【0046】ここで、 BjkXi 2 =Bjk(gi (Di −R1 ))2 =Bjkgi 2 (R1 2 −2R1 Di +Di 2 等を(74)式に用いてR1 で整理すれば、 Eijk R1 2 −2Fijk R1 +Gijk =0 …(75) を得る。ただし、 Eijk =Bjkgi 2 +Bkigj 2 +Bijgk 2 …(76) Fijk =Bjkgi 2 Di +Bkigj 2 Dj +Bijgk 2 Dk …(77) Gijk =(Bjkgi 2 Di 2 +Bkigj 2 Dj 2 +Bijgk 2 Dk 2 ) +(BijCij 2 +BjkCjk 2 +BkiCki 2 ) …(78) である。
【0047】ここで、演算のチェックのために、fi =
fj =fk とすれば、 gi 2 =gj 2 =gk 2 , Bij+Bjk+Bki=0 すなわち、Eijk =0である。
fj =fk とすれば、 gi 2 =gj 2 =gk 2 , Bij+Bjk+Bki=0 すなわち、Eijk =0である。
【0048】 また、Mij=Mi −Mj 、Nij=Mi +Mj …(79) とすれば、(75)式から次式を得ることができる。
【0049】 R1 =((MjkDi 2 +MkiDj 2 +MijDk 2 ) +(MijNij 2 +MjkNjk 2 +MkiNki 2 )) /(2(MjkDi +MkiDj +MijDk )) …(80) このチェック処理を終えた後、fi ≠fj ≠fk ≠fi
の場合について説明する。ここで、Eijk ≠0とすれ
ば、(75)式はR1 について整理して次のように変形
することができる。 R1 2 −2(Fijk /Eijk )R1 +(Gijk /Eijk )=0 …(81) 詳細は後述するが、R1 が安定して存在するためには、
R1 の解として得られる2つの根のうち、一つは正、他
の一つは負である必要がある。よって、 Eijk ・Fijk <0 …(82) そして、このとき、(81)式を解いて正の根をとり、 R1 =(DR1)1/2 +(Fijk /Eijk ) …(83) ただし、 (DR1)1/2 =(Fijk 2 −Eijk ・Fijk )1/2 /|Eijk | …(84) である。
の場合について説明する。ここで、Eijk ≠0とすれ
ば、(75)式はR1 について整理して次のように変形
することができる。 R1 2 −2(Fijk /Eijk )R1 +(Gijk /Eijk )=0 …(81) 詳細は後述するが、R1 が安定して存在するためには、
R1 の解として得られる2つの根のうち、一つは正、他
の一つは負である必要がある。よって、 Eijk ・Fijk <0 …(82) そして、このとき、(81)式を解いて正の根をとり、 R1 =(DR1)1/2 +(Fijk /Eijk ) …(83) ただし、 (DR1)1/2 =(Fijk 2 −Eijk ・Fijk )1/2 /|Eijk | …(84) である。
【0050】なお、Eijk ・Fijk <0であれば、 (DR1)1/2 >|Fijk 2 /Eijk | …(85) である。また、概算としても、DR1=0は常に成立する
訳ではない。これについては後述する。
訳ではない。これについては後述する。
【0051】よって求めるR1 は、fi ≠fj ≠fk ≠
fi のとき、(83),(84)式で表されたR1 の値
である。
fi のとき、(83),(84)式で表されたR1 の値
である。
【0052】このようにして(80),(83)式でR
1 が求まれば、Xi ,Xj ,Bij,Cij等の各値が定ま
るので、例えば(71)式から(l+L)が、また(6
7)式から(lL)の値がそれぞれ求まる。そうすれ
ば、l,Lの値は、t2 −(l+L)t+lL=0 の
2根(L>l>0)として求まる。すなわち、 L=(1/2)((l+L)+((l+L)2 −4lL)1/2 ) …(86) l=(1/2)((l+L)−((l+L)2 −4lL)1/2 ) …(87) よって、L11+Lm1=L/(2π),L11=l/(2
π)であるから、 L11=(1/4π)((l+L)−((l+L)2 −4lL)1/2 ) …(88) Lm1=(1/2π)((l+L)2 −4lL)1/2 …(89) として定まる。
1 が求まれば、Xi ,Xj ,Bij,Cij等の各値が定ま
るので、例えば(71)式から(l+L)が、また(6
7)式から(lL)の値がそれぞれ求まる。そうすれ
ば、l,Lの値は、t2 −(l+L)t+lL=0 の
2根(L>l>0)として求まる。すなわち、 L=(1/2)((l+L)+((l+L)2 −4lL)1/2 ) …(86) l=(1/2)((l+L)−((l+L)2 −4lL)1/2 ) …(87) よって、L11+Lm1=L/(2π),L11=l/(2
π)であるから、 L11=(1/4π)((l+L)−((l+L)2 −4lL)1/2 ) …(88) Lm1=(1/2π)((l+L)2 −4lL)1/2 …(89) として定まる。
【0053】なお、Zoi,Zoj,Zokの値は、以上の結
果得られた定数を用いることにより求めることができ
る。
果得られた定数を用いることにより求めることができ
る。
【0054】以上の演算により、誘導電動機の一次側定
数は電動機のステータ方程式という自然法則を用いて直
接的に同定することができたことになる。
数は電動機のステータ方程式という自然法則を用いて直
接的に同定することができたことになる。
【0055】従来は例えばATR(オート・チューニン
グ・レギュレーション)での手法にに従い自然現象の結
果としての数値(例えばV1 φ,I1 等)を用いて複数
回の演算を繰り返し行うことにより、R1 ,L11,Lm1
を同定していたのに対し、以上述べた本発明による同定
方法は、簡単化された技術であり、そのコストも低下す
る。
グ・レギュレーション)での手法にに従い自然現象の結
果としての数値(例えばV1 φ,I1 等)を用いて複数
回の演算を繰り返し行うことにより、R1 ,L11,Lm1
を同定していたのに対し、以上述べた本発明による同定
方法は、簡単化された技術であり、そのコストも低下す
る。
【0056】次に等価鉄損抵抗Rh1の同定方法について
説明する。
説明する。
【0057】等価回路(図2参照)から明らかなよう
に、等価鉄損抵抗Rh1と二次抵抗R21に係るR21/sと
は並列接続関係にあるので、抵抗Rh1に発生する鉄損W
hiは抵抗R21の影響を受ける。この点に関して従来の理
論は不備なものであった。
に、等価鉄損抵抗Rh1と二次抵抗R21に係るR21/sと
は並列接続関係にあるので、抵抗Rh1に発生する鉄損W
hiは抵抗R21の影響を受ける。この点に関して従来の理
論は不備なものであった。
【0058】本発明による鉄損Whiの表示式は角周波数
ωに対して変曲点を有しない。もし、変曲点があるとす
れば、回転子を構成する鉄心コイルの磁性体において、
そのヒステリシスおよび比抵抗が変曲点を与える特定の
角周波数ωの電磁波とエネルギーとの間に相互作用を有
していることを意味する。磁性体の物性理論は誘導電動
機に用いられる超低周波の電磁場領域におけるこのよう
な現象を否定している。すなわち、鉄損Whiの表示に関
係する抵抗Rh1の表示式は指数形式ではなく、最も単純
化される場合には双曲線形式である。
ωに対して変曲点を有しない。もし、変曲点があるとす
れば、回転子を構成する鉄心コイルの磁性体において、
そのヒステリシスおよび比抵抗が変曲点を与える特定の
角周波数ωの電磁波とエネルギーとの間に相互作用を有
していることを意味する。磁性体の物性理論は誘導電動
機に用いられる超低周波の電磁場領域におけるこのよう
な現象を否定している。すなわち、鉄損Whiの表示に関
係する抵抗Rh1の表示式は指数形式ではなく、最も単純
化される場合には双曲線形式である。
【0059】プランクの電磁放射論によれば、角周波数
に対する光子(電磁場)エネルギーのスペクトル強度は
一定の規則で示される。誘導電動機においては、電磁場
のエネルギーは機械仕事(出力)およびヒステリシス
(磁束Bと起磁力Hの位相のずれ)、渦電流(電磁誘
導)の各損失となって分岐するが、そのエネルギー損失
量の割合を決定するものは、その時の電磁場の振幅およ
び角周波数と各磁性体の透磁率、比抵抗およびスピン強
度の特性であるから、鉄損Whiおよび抵抗Rh1の値は、
磁束密度および角周波数ωに対して一義的に定まるはず
である。
に対する光子(電磁場)エネルギーのスペクトル強度は
一定の規則で示される。誘導電動機においては、電磁場
のエネルギーは機械仕事(出力)およびヒステリシス
(磁束Bと起磁力Hの位相のずれ)、渦電流(電磁誘
導)の各損失となって分岐するが、そのエネルギー損失
量の割合を決定するものは、その時の電磁場の振幅およ
び角周波数と各磁性体の透磁率、比抵抗およびスピン強
度の特性であるから、鉄損Whiおよび抵抗Rh1の値は、
磁束密度および角周波数ωに対して一義的に定まるはず
である。
【0060】因に、従来の鉄損表示式(スタインメッ
ツ、宮入等)は角周波数ωを固定(例えば、f=50H
z または60Hz )した実験式であり、関数形式として
角周波数ωの拡大に対して現実面での矛盾点を有してい
る。よって、新しい鉄損表示式および鉄損抵抗表示式は
従来の鉄損実験式を、f=50Hz または60Hz にお
いて含み、かつ、ω→0に対しても安定して解析可能な
ものであることが必要である。
ツ、宮入等)は角周波数ωを固定(例えば、f=50H
z または60Hz )した実験式であり、関数形式として
角周波数ωの拡大に対して現実面での矛盾点を有してい
る。よって、新しい鉄損表示式および鉄損抵抗表示式は
従来の鉄損実験式を、f=50Hz または60Hz にお
いて含み、かつ、ω→0に対しても安定して解析可能な
ものであることが必要である。
【0061】以上の観点から本発明は鉄損Whiおよび抵
抗Rh1に関し次の表示式を提案するものである。
抗Rh1に関し次の表示式を提案するものである。
【0062】(7)式を導出した後で述べたように鉄損
Whiは、 Whi=3Co 2 Xm 2 /Rh1=3(Co Lm1)2 ω2 /
Rh1 である。
Whiは、 Whi=3Co 2 Xm 2 /Rh1=3(Co Lm1)2 ω2 /
Rh1 である。
【0063】ここで本発明においてはk0 およびk1 な
る電動機固有の係数(定数)を採用して、 Whi=3k0 (Co Lm1)2 ω3 /((ω+k1 )R21)…(90) と表現することにする。そうすれば、 Rhi=(ω+k1 )R21/(k0 ω) …(92) この(92)式は多くの実験結果を満足するものであ
り、係数k0 ,k1 の値を同定することにより、その結
果として運転中の誘導電動機のすべりsおよび二次抵抗
R21の値を、入力Pi を計測することにより順次同定す
ることができる。
る電動機固有の係数(定数)を採用して、 Whi=3k0 (Co Lm1)2 ω3 /((ω+k1 )R21)…(90) と表現することにする。そうすれば、 Rhi=(ω+k1 )R21/(k0 ω) …(92) この(92)式は多くの実験結果を満足するものであ
り、係数k0 ,k1 の値を同定することにより、その結
果として運転中の誘導電動機のすべりsおよび二次抵抗
R21の値を、入力Pi を計測することにより順次同定す
ることができる。
【0064】鉄損抵抗Rhiの表示式(92式)中の係数
k0 ,k1 の同定方法について述べる。
k0 ,k1 の同定方法について述べる。
【0065】なお、ここでは、一次抵抗R1 、一次漏れ
インダクタンスL11および励磁インダクタンスLm はす
でに同定ずみであるとする。従って、見掛けトルクパラ
メータZo の値も既知であるとする。見掛けトルクパラ
メータZo は先の定義により、 Zo =(sωLm1/R21)+(ωLm1/Rhi) …(93) である。ここで、Rhiに(92)式を代入すれば、 Zo =ωLm1{(k0 +s)ω+k1 s}/{(ω+k1 )R21} …(94) ここで、係数k0 ,k1 を同定するために、角周波数ω
を、ωi ,ωj ,ωkの3点で誘導電動機の拘束(すべ
りs=1)を行い、それぞれのときの見掛けトルクパラ
メータZo の値として、Zoi,Zoj,Zokを計測する
(図1:ステップ13,14)。3つの角周波数の相互
関係は、同定精度を高めるために、 ωj =2ωi , ωk =3ωi …(95) とする。例えば、ωi =2π・20,ωj =2π・4
0,ωk =2π・60である。
インダクタンスL11および励磁インダクタンスLm はす
でに同定ずみであるとする。従って、見掛けトルクパラ
メータZo の値も既知であるとする。見掛けトルクパラ
メータZo は先の定義により、 Zo =(sωLm1/R21)+(ωLm1/Rhi) …(93) である。ここで、Rhiに(92)式を代入すれば、 Zo =ωLm1{(k0 +s)ω+k1 s}/{(ω+k1 )R21} …(94) ここで、係数k0 ,k1 を同定するために、角周波数ω
を、ωi ,ωj ,ωkの3点で誘導電動機の拘束(すべ
りs=1)を行い、それぞれのときの見掛けトルクパラ
メータZo の値として、Zoi,Zoj,Zokを計測する
(図1:ステップ13,14)。3つの角周波数の相互
関係は、同定精度を高めるために、 ωj =2ωi , ωk =3ωi …(95) とする。例えば、ωi =2π・20,ωj =2π・4
0,ωk =2π・60である。
【0066】次に、次のパラメータδkj,δji,δkiを
導入する。 δkj=(Zokωj )/(Zojωk ) …(96) δji=(Zojωi )/(Zoiωj ) …(97) δki=(Zokωi )/(Zoiωk ) …(98) この定義によれば、 δkj・δji=δki …(99) である。ここで、パラメータZo および角周波数ωは既
知であるから、パラメータδkj,δji,δkiの値も既知
であり、(95)式の関係を用いれば、 (ωk /ωj )>δkj>1 (ωj /ωi )>δji>1 (ωk /ωi )>δki>1 であることも分かる。なおまた、 δki−2δji+1<0 , 3δki−4δji+1>0 である。
導入する。 δkj=(Zokωj )/(Zojωk ) …(96) δji=(Zojωi )/(Zoiωj ) …(97) δki=(Zokωi )/(Zoiωk ) …(98) この定義によれば、 δkj・δji=δki …(99) である。ここで、パラメータZo および角周波数ωは既
知であるから、パラメータδkj,δji,δkiの値も既知
であり、(95)式の関係を用いれば、 (ωk /ωj )>δkj>1 (ωj /ωi )>δji>1 (ωk /ωi )>δki>1 であることも分かる。なおまた、 δki−2δji+1<0 , 3δki−4δji+1>0 である。
【0067】この同定のための計測は1秒ごとのデータ
を採用するので、二次抵抗R21の値は不変とみなす。
を採用するので、二次抵抗R21の値は不変とみなす。
【0068】(94)式を(96),(97)式に用い
ると、s=1であることを考慮して、 δkj=(ωj +k1 )((1+k0 )ωk +k1 ) /{(ωk +k1 )((1+k0 )ωj +k1 )} …(100) δji=(ωi +k1 )((1+k0 )ωj +k1 ) /{(ωj +k1 )((1+k0 )ωi +k1 )} …(101) (95)式の値を採用し、かつωi =ωと代表表示する
ことにすれば、上述の(100),(101)式は、 (2ω+k1 )(3ω+k1 )(δkj−1)(1+k0 ) =k0 k1 {(3ω+k1 )δkj−(2ω+k1 )} …(102) (ω+k1 )(2ω+k1 )(δji−1)(1+k0 ) =k0 k1 {(2ω+k1 )δji−(ω+k1 )} …(103) となる。
ると、s=1であることを考慮して、 δkj=(ωj +k1 )((1+k0 )ωk +k1 ) /{(ωk +k1 )((1+k0 )ωj +k1 )} …(100) δji=(ωi +k1 )((1+k0 )ωj +k1 ) /{(ωj +k1 )((1+k0 )ωi +k1 )} …(101) (95)式の値を採用し、かつωi =ωと代表表示する
ことにすれば、上述の(100),(101)式は、 (2ω+k1 )(3ω+k1 )(δkj−1)(1+k0 ) =k0 k1 {(3ω+k1 )δkj−(2ω+k1 )} …(102) (ω+k1 )(2ω+k1 )(δji−1)(1+k0 ) =k0 k1 {(2ω+k1 )δji−(ω+k1 )} …(103) となる。
【0069】(102)式を(103)式で割算して整
理すれば、 (3ω+k1 )(δkj−1)/{(ω+k1 )(δji−1)} =((3ω+k1 )δkj−(2ω+k1 )) /{(2ω+k1 )δji−(ω+k1 )} …(104) となり、これをk1 について解けば、 k1 =ωi (4δji−1−3δki)/(δki−2δji+1) (>0) …(105) を得る。
理すれば、 (3ω+k1 )(δkj−1)/{(ω+k1 )(δji−1)} =((3ω+k1 )δkj−(2ω+k1 )) /{(2ω+k1 )δji−(ω+k1 )} …(104) となり、これをk1 について解けば、 k1 =ωi (4δji−1−3δki)/(δki−2δji+1) (>0) …(105) を得る。
【0070】(105)式を(103)式に代入してk
0 を求めれば、 k0 ={(δji−1)k1 +(2δji−1)ωi } /{(2−δji)k1 −2(δji−1)ωi }−1 =2{(δji−1)(δkj−1)(δki−1)} /{4δkj−δki−3)(2δji−δki−1)} >0 …(106) を得ることができる。
0 を求めれば、 k0 ={(δji−1)k1 +(2δji−1)ωi } /{(2−δji)k1 −2(δji−1)ωi }−1 =2{(δji−1)(δkj−1)(δki−1)} /{4δkj−δki−3)(2δji−δki−1)} >0 …(106) を得ることができる。
【0071】以上のようにして係数k0 ,k1 を同定す
ることができ、さらに、それに基づき(92)式に従っ
て等価鉄損抵抗Rh1を演算し(ステップ15)、それら
の演算結果をメモリに格納し(ステップ16)、以降
は、このk0 ,k1 を既知数として運転中の誘導電動機
の二次等価抵抗R21、およびその時のすべりsを同定す
ることができる。
ることができ、さらに、それに基づき(92)式に従っ
て等価鉄損抵抗Rh1を演算し(ステップ15)、それら
の演算結果をメモリに格納し(ステップ16)、以降
は、このk0 ,k1 を既知数として運転中の誘導電動機
の二次等価抵抗R21、およびその時のすべりsを同定す
ることができる。
【0072】以上述べたように、本発明によれば、基本
波の電圧、電流および電力測定に基づいて、基本波に対
する等価回路定数を同定する。その理由は、トルクおよ
び回転速度は基本波に依存し、トルクリップルおよび速
度リップルは他の原因によるものであることを(インバ
ータ・パワー・モジュールの短絡防止時間の存在、およ
び誘導電動機の電磁振動などでその対応は別技術で可能
であること)から基本波で精度よく等価定数を求めれば
必要十分であることによる。本発明による一次抵抗R1
の同定精度は極めて高いものである。また、従来必要と
した専用の定数同定器および磁束演算部を必要としない
ため、従来方法に比し低コストで実施することができ
る。
波の電圧、電流および電力測定に基づいて、基本波に対
する等価回路定数を同定する。その理由は、トルクおよ
び回転速度は基本波に依存し、トルクリップルおよび速
度リップルは他の原因によるものであることを(インバ
ータ・パワー・モジュールの短絡防止時間の存在、およ
び誘導電動機の電磁振動などでその対応は別技術で可能
であること)から基本波で精度よく等価定数を求めれば
必要十分であることによる。本発明による一次抵抗R1
の同定精度は極めて高いものである。また、従来必要と
した専用の定数同定器および磁束演算部を必要としない
ため、従来方法に比し低コストで実施することができ
る。
【0073】本発明は誘導電動機の容量を問わずに等価
回路定数を同定することができる。これは特に従来、定
数同定が現実的に不可能であった大型の誘導電動機を組
み込んだ機械装置に対して制御性の向上を計る上での基
礎となる意味で重要なことである。
回路定数を同定することができる。これは特に従来、定
数同定が現実的に不可能であった大型の誘導電動機を組
み込んだ機械装置に対して制御性の向上を計る上での基
礎となる意味で重要なことである。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、速
度センサを用いたりすることなく、独自に導出したステ
ータ方程式に基づいて誘導電動機における定数同定を高
精度に実現することができる。
度センサを用いたりすることなく、独自に導出したステ
ータ方程式に基づいて誘導電動機における定数同定を高
精度に実現することができる。
【図1】本発明による定数同定方法を実施する方法の手
順を示すフローチャート。
順を示すフローチャート。
【図2】本発明の定数同定方法に用いる誘導電動機の等
価回路を示す図。
価回路を示す図。
【図3】誘導電動機の電圧・電流のベクトル図。
R1 一次等価抵抗 Rh1 等価鉄損抵抗 R21 二次等価抵抗 L11 一次等価漏れインダクタンス Lm1 等価励磁インダクタンス s すべり ω 電源角周波数 V1φ 一次端子電圧 I1 一次電流 IRh1 鉄損電流 C 励磁電流 I21 二次電流
Claims (5)
- 【請求項1】電動機力率をPf 、一次端子電圧を
V1φ、一次抵抗をR1 、一次電流をI1、電源角周波
数をω、一次漏れインダクタンスをL11、励磁インダク
タンスをLm として、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、電源角周波数ωを一定として、前記ステータ
方程式に基づく3つの連立方程式の解として一次漏れイ
ンダクタンスL11、励磁インダクタンスLm および一次
抵抗R1 を同定する誘導電動機の定数同定方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の定数同定方法において、
3つの異なる電源角周波数ω(i),ω(j),ω
(k)のもとで、前記ステータ方程式に基づく3つの連
立方程式の解として一次漏れインダクタンスL11、励磁
インダクタンスLm および一次抵抗R1 を同定する誘導
電動機の定数同定方法。 - 【請求項3】電動機力率をPf 、一次端子電圧を
V1φ、一次抵抗をR1 、一次電流をI1、電源角周波
数をω、一次漏れインダクタンスをL11、励磁インダク
タンスをLm として、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、電源角周波数ωを一定値に維持したまま、3
つの異なる値の一次端子電圧V1φ(i),V
1φ(j),V1φ(k)に対応する一次電流I
1 (i),I1 (j),I1 (k)および電動機力率P
f (i),Pf (j),Pf (k)をそれぞれ測定し、
その測定結果および前記ステータ方程式に基づいて一次
漏れインダクタンスL11、励磁インダクタンスLm およ
び一次抵抗R1 を同定する誘導電動機の定数同定方法。 - 【請求項4】電動機力率をPf 、一次端子電圧を
V1φ、一次等価抵抗をR1 、一次電流をI1 、電源角
周波数をω、一次漏れインダクタンスをL11、励磁イン
ダクタンスをLm として、ステータ方程式 Pf V1φ−R1 I1={(V1φ(1−Pf 2 )1/2
−ωL11I1 )×(ω(L11+Lm )I1 −V1φ(1
−Pf 2 )1/2 )}1/2 を定義し、3つの異なる値の電源角周波数ωi ,ωj ,
ωk に対応する一次電流I1 (i),I1 (j),I1
(k)および電動機力率Pf (i),Pf (j),Pf
(k)をそれぞれ測定し、その測定結果および前記ステ
ータ方程式に基づいて一次漏れインダクタンスL11、励
磁インダクタンスLm および一次抵抗R1を同定する誘
導電動機の定数同定方法。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の定数
同定方法において、二次等価抵抗をR21、k0 およびk
1 を誘導電動機固有の定数(ただし、k0 >k1 >0)
として、等価鉄損抵抗Rh1を、 Rh1=R21(ω+k1 )/(k0 ω) として定義するとともに、すべりをsとして、等価トル
クパラメータZおよび見掛けトルクパラメータZo を、 Z=sωLm , Zo =Z+ωLm /Rh1 として、3つの異なる値の電源角周波数ωi ,ωj ,ω
k のもとで拘束試験(すべりs=1)を行い、その試験
結果に従って定数k0 ,k1 を同定し、その同定された
定数k0 ,k1 に基づいて鉄損抵抗Rh1を同定する誘導
電動機の定数同定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9627794A JPH07306247A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 誘導電動機の定数同定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9627794A JPH07306247A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 誘導電動機の定数同定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07306247A true JPH07306247A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14160644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9627794A Pending JPH07306247A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 誘導電動機の定数同定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07306247A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001194433A (ja) * | 2000-01-17 | 2001-07-19 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 定数測定設定機能付きインバータ装置 |
| CN102193065A (zh) * | 2010-03-15 | 2011-09-21 | 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 用于通用变频器的直线感应牵引电机参数自动识别方法 |
| CN103956957A (zh) * | 2014-05-16 | 2014-07-30 | 南车株洲电力机车研究所有限公司 | 一种异步电机转子电阻辨识方法和装置 |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP9627794A patent/JPH07306247A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001194433A (ja) * | 2000-01-17 | 2001-07-19 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 定数測定設定機能付きインバータ装置 |
| CN102193065A (zh) * | 2010-03-15 | 2011-09-21 | 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 用于通用变频器的直线感应牵引电机参数自动识别方法 |
| CN102193065B (zh) | 2010-03-15 | 2013-01-09 | 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 用于通用变频器的直线感应牵引电机参数自动识别方法 |
| CN103956957A (zh) * | 2014-05-16 | 2014-07-30 | 南车株洲电力机车研究所有限公司 | 一种异步电机转子电阻辨识方法和装置 |
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