JPH07307512A - 光駆動超高速強制モード同期レーザ装置 - Google Patents
光駆動超高速強制モード同期レーザ装置Info
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- JPH07307512A JPH07307512A JP9881794A JP9881794A JPH07307512A JP H07307512 A JPH07307512 A JP H07307512A JP 9881794 A JP9881794 A JP 9881794A JP 9881794 A JP9881794 A JP 9881794A JP H07307512 A JPH07307512 A JP H07307512A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 短光パルスを発生させる超高速強制モード同
期レーザ装置に関し、光駆動によって超高速の強制モー
ド同期動作を可能にする。 【構成】 ファブリーペロー共振器構造の多重量子井戸
半導体レーザの共振器中央部に、光導波路のpn接合に
逆バイアスを印加する逆バイアス印加電極を備え、その
両側に光導波路のpn接合に順バイアスを印加する順バ
イアス印加電極を備え、さらにレーザの屈折率をn、レ
ーザの共振器長をL、真空中の光速をcとして、c/n
Lまたはその整数倍の繰り返し周波数を有する短光パル
ス列を発生する短光パルス列発生手段と、その短光パル
ス列を逆バイアス印加電極の下部の光導波路に入力する
光横注入導波路とを備える。
期レーザ装置に関し、光駆動によって超高速の強制モー
ド同期動作を可能にする。 【構成】 ファブリーペロー共振器構造の多重量子井戸
半導体レーザの共振器中央部に、光導波路のpn接合に
逆バイアスを印加する逆バイアス印加電極を備え、その
両側に光導波路のpn接合に順バイアスを印加する順バ
イアス印加電極を備え、さらにレーザの屈折率をn、レ
ーザの共振器長をL、真空中の光速をcとして、c/n
Lまたはその整数倍の繰り返し周波数を有する短光パル
ス列を発生する短光パルス列発生手段と、その短光パル
ス列を逆バイアス印加電極の下部の光導波路に入力する
光横注入導波路とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光通信または光
計測用の光源として、短光パルスを発生させる超高速強
制モード同期レーザ装置に関する。特に、光駆動によっ
て超高速の強制モード同期動作を可能にした光駆動超高
速強制モード同期レーザ装置に関する。
計測用の光源として、短光パルスを発生させる超高速強
制モード同期レーザ装置に関する。特に、光駆動によっ
て超高速の強制モード同期動作を可能にした光駆動超高
速強制モード同期レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の超高速強制モード同期レ
ーザ装置の構成を示す(参考文献:M.C. Wu et al., "T
ransform-limited 1.4ps optical pulses from a monol
ithiccolliding-pulse mode-locked quantum well lase
r", Appl.Lett.,vol.57,No.8,pp.759-761,1990)。
ーザ装置の構成を示す(参考文献:M.C. Wu et al., "T
ransform-limited 1.4ps optical pulses from a monol
ithiccolliding-pulse mode-locked quantum well lase
r", Appl.Lett.,vol.57,No.8,pp.759-761,1990)。
【0003】図において、11はMQW(多重量子井
戸)半導体レーザ、12a,12bはMQW半導体レー
ザ11の劈開面で光強度の一部を透過する反射鏡、13
はレーザ共振器の中央に位置する逆バイアス印加電極、
15a,15bは順バイアス印加電極、17は高周波印
加電極である。本構成では、ファブリーペロー共振器構
造のMQW半導体レーザ11の上部ストライプ電極を5
分割する。中央の電極を逆バイアス印加電極13として
pn接合の逆バイアスを印加し、その下部の光導波路を
過飽和吸収体14として動作させる。レーザの両端に近
い2電極を高周波印加電極17として高周波信号を印加
し、モードロッカーとして動作させる。逆バイアス印加
電極13と高周波印加電極17との間を順バイアス印加
電極15a,15bとして順バイアスを印加し、その下
部の光導波路に光増幅作用をもたせている。
戸)半導体レーザ、12a,12bはMQW半導体レー
ザ11の劈開面で光強度の一部を透過する反射鏡、13
はレーザ共振器の中央に位置する逆バイアス印加電極、
15a,15bは順バイアス印加電極、17は高周波印
加電極である。本構成では、ファブリーペロー共振器構
造のMQW半導体レーザ11の上部ストライプ電極を5
分割する。中央の電極を逆バイアス印加電極13として
pn接合の逆バイアスを印加し、その下部の光導波路を
過飽和吸収体14として動作させる。レーザの両端に近
い2電極を高周波印加電極17として高周波信号を印加
し、モードロッカーとして動作させる。逆バイアス印加
電極13と高周波印加電極17との間を順バイアス印加
電極15a,15bとして順バイアスを印加し、その下
部の光導波路に光増幅作用をもたせている。
【0004】過飽和吸収体は、光の吸収損失が入射光強
度が増加するに従って減少する媒質であり、色素や半導
体が通常用いられる。特に波長1.55μm帯の光に対して
は、MQW(多重量子井戸)構造の半導体導波路を逆バ
イアスで使用することにより、過飽和吸収体として動作
することが確認されている(Y.K.Chen et al.,"Mono-li
thic colliding-pulse mode-locked quantum well lase
r", in Tech. Digestof Conference on Lasers and Ele
ctro-optics(CLEO'91), No.CWK#,pp.304-307,1991) 。
本従来構成では、この原理を利用して逆バイアス印加電
極13に逆バイアスを印加することにより、逆バイアス
印加電極下部の光導波路を過飽和吸収体14として用い
ている。
度が増加するに従って減少する媒質であり、色素や半導
体が通常用いられる。特に波長1.55μm帯の光に対して
は、MQW(多重量子井戸)構造の半導体導波路を逆バ
イアスで使用することにより、過飽和吸収体として動作
することが確認されている(Y.K.Chen et al.,"Mono-li
thic colliding-pulse mode-locked quantum well lase
r", in Tech. Digestof Conference on Lasers and Ele
ctro-optics(CLEO'91), No.CWK#,pp.304-307,1991) 。
本従来構成では、この原理を利用して逆バイアス印加電
極13に逆バイアスを印加することにより、逆バイアス
印加電極下部の光導波路を過飽和吸収体14として用い
ている。
【0005】高周波印加電極17に高周波信号を印加す
ると、その振幅に応じて高周波印加電極下部の光導波路
の損失(または利得)が変化する。これにより、高周波
印加電極下部の光導波路を光パルスのシャッタとして作
用させることができる。すなわち、高周波印加電極17
に高周波信号を印加したときに、高周波印加電極下部の
光導波路の損失が減少するとシャッタが開き、光導波路
の損失が増加するとシャッタが閉じる。
ると、その振幅に応じて高周波印加電極下部の光導波路
の損失(または利得)が変化する。これにより、高周波
印加電極下部の光導波路を光パルスのシャッタとして作
用させることができる。すなわち、高周波印加電極17
に高周波信号を印加したときに、高周波印加電極下部の
光導波路の損失が減少するとシャッタが開き、光導波路
の損失が増加するとシャッタが閉じる。
【0006】いま、高周波印加電極17に高周波信号を
印加してシャッタを開くと、図8に示すようにレーザ共
振器の左右両端から中央に向かって光パルスが伝搬しは
じめる。本レーザは左右対称の構造になっているので、
両パルスの波形,振幅,速度は同じであり、レーザ中央
部で同じ波形の2つの光パルスが衝突することになる。
このとき、真空中の光速をc、レーザの屈折率をn、レ
ーザの共振器長をLとし、高周波印加電極17に印加す
る高周波信号の周波数fを f=c/nL とすると、レーザの一方の端面を出発した光パルスが他
方の端面に到着する時にちょうど他方の端面のシャッタ
が開くことになるので、強制モード同期の条件が満たさ
れることになる。
印加してシャッタを開くと、図8に示すようにレーザ共
振器の左右両端から中央に向かって光パルスが伝搬しは
じめる。本レーザは左右対称の構造になっているので、
両パルスの波形,振幅,速度は同じであり、レーザ中央
部で同じ波形の2つの光パルスが衝突することになる。
このとき、真空中の光速をc、レーザの屈折率をn、レ
ーザの共振器長をLとし、高周波印加電極17に印加す
る高周波信号の周波数fを f=c/nL とすると、レーザの一方の端面を出発した光パルスが他
方の端面に到着する時にちょうど他方の端面のシャッタ
が開くことになるので、強制モード同期の条件が満たさ
れることになる。
【0007】また、レーザの左右両端から中央に向かっ
て伝搬する2つの光パルスがレーザ中央部で衝突すると
光の定在波ができ、この定在波のピーク強度が高くな
る。一方、逆バイアス印加電極13に逆バイアスを印加
して過飽和吸収体14として作用するレーザ中央部で
は、過飽和吸収体14のシャッタ作用により光パルスは
波形整形された急峻な短光パルスとなる。以上の原理
は、藤井陽一,西沢一 編、「先端光技術(アグネ承風
社)」 110〜129 頁に説明されている。
て伝搬する2つの光パルスがレーザ中央部で衝突すると
光の定在波ができ、この定在波のピーク強度が高くな
る。一方、逆バイアス印加電極13に逆バイアスを印加
して過飽和吸収体14として作用するレーザ中央部で
は、過飽和吸収体14のシャッタ作用により光パルスは
波形整形された急峻な短光パルスとなる。以上の原理
は、藤井陽一,西沢一 編、「先端光技術(アグネ承風
社)」 110〜129 頁に説明されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の超高速強制モード同期レーザ装置では、半導体基板
上に設けられた高周波印加電極17から高周波信号(ク
ロック)を印加して強制モード同期動作をさせている。
しかし、高周波信号の周波数が高くなると、電極の寄生
容量によって高周波信号が減衰して強制モード同期動作
ができなくなることが知られている。上述のチェン氏ら
の文献でも強制モード同期状態では動作速度の上限は約
40GHzとされている。
来の超高速強制モード同期レーザ装置では、半導体基板
上に設けられた高周波印加電極17から高周波信号(ク
ロック)を印加して強制モード同期動作をさせている。
しかし、高周波信号の周波数が高くなると、電極の寄生
容量によって高周波信号が減衰して強制モード同期動作
ができなくなることが知られている。上述のチェン氏ら
の文献でも強制モード同期状態では動作速度の上限は約
40GHzとされている。
【0009】一方、外部から同期クロックを強制しない
受動モード同期(自励振動)においては、同文献で 350
GHzの動作速度が確認されている。これは、MQW半導
体レーザを用いた従来の超高速強制モード同期レーザ装
置が 350GHzの動作速度でも動作可能なことを示してい
る。しかし、電気駆動系の制限(電極の寄生容量)によ
って強制モード同期では高々40GHz程度が限界となって
いた。
受動モード同期(自励振動)においては、同文献で 350
GHzの動作速度が確認されている。これは、MQW半導
体レーザを用いた従来の超高速強制モード同期レーザ装
置が 350GHzの動作速度でも動作可能なことを示してい
る。しかし、電気駆動系の制限(電極の寄生容量)によ
って強制モード同期では高々40GHz程度が限界となって
いた。
【0010】本発明は、MQW半導体レーザの高速性
と、動作速度が電気駆動系に起因して制限される点に着
目し、光駆動によって超高速の強制モード同期動作を可
能にする光駆動超高速強制モード同期レーザ装置を提供
することを目的とする。
と、動作速度が電気駆動系に起因して制限される点に着
目し、光駆動によって超高速の強制モード同期動作を可
能にする光駆動超高速強制モード同期レーザ装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光駆動
超高速強制モード同期レーザ装置は、ファブリーペロー
共振器構造のレーザの共振器中央部に、入射光強度が増
加するに従って光の吸収損失が減少する過飽和吸収体を
備え、さらにレーザの屈折率をn、レーザの共振器長を
L、真空中の光速をcとして、c/nLまたはその整数
倍の繰り返し周波数を有する短光パルス列を発生する短
光パルス列発生手段と、その短光パルス列を過飽和吸収
体に入力する光注入手段とを備える。
超高速強制モード同期レーザ装置は、ファブリーペロー
共振器構造のレーザの共振器中央部に、入射光強度が増
加するに従って光の吸収損失が減少する過飽和吸収体を
備え、さらにレーザの屈折率をn、レーザの共振器長を
L、真空中の光速をcとして、c/nLまたはその整数
倍の繰り返し周波数を有する短光パルス列を発生する短
光パルス列発生手段と、その短光パルス列を過飽和吸収
体に入力する光注入手段とを備える。
【0012】請求項2に記載の光駆動超高速強制モード
同期レーザ装置は、請求項1の構成に加えて、レーザ共
振器中の過飽和吸収体の両側に、透過光波長が可変の波
長可変光学フィルタと、光の遅延時間が可変の可変光遅
延器とを備える。
同期レーザ装置は、請求項1の構成に加えて、レーザ共
振器中の過飽和吸収体の両側に、透過光波長が可変の波
長可変光学フィルタと、光の遅延時間が可変の可変光遅
延器とを備える。
【0013】請求項3に記載の光駆動超高速強制モード
同期レーザ装置は、ファブリーペロー共振器構造の多重
量子井戸半導体レーザの共振器中央部に、光導波路のp
n接合に逆バイアスを印加する逆バイアス印加電極を備
え、その両側に光導波路のpn接合に順バイアスを印加
する順バイアス印加電極を備え、さらにレーザの屈折率
をn、レーザの共振器長をL、真空中の光速をcとし
て、c/nLまたはその整数倍の繰り返し周波数を有す
る短光パルス列を発生する短光パルス列発生手段と、そ
の短光パルス列を逆バイアス印加電極の下部の光導波路
に入力する光横注入導波路とを備える。
同期レーザ装置は、ファブリーペロー共振器構造の多重
量子井戸半導体レーザの共振器中央部に、光導波路のp
n接合に逆バイアスを印加する逆バイアス印加電極を備
え、その両側に光導波路のpn接合に順バイアスを印加
する順バイアス印加電極を備え、さらにレーザの屈折率
をn、レーザの共振器長をL、真空中の光速をcとし
て、c/nLまたはその整数倍の繰り返し周波数を有す
る短光パルス列を発生する短光パルス列発生手段と、そ
の短光パルス列を逆バイアス印加電極の下部の光導波路
に入力する光横注入導波路とを備える。
【0014】
【作用】請求項1に記載の構成では、レーザの共振器中
央部に配置された過飽和吸収体部分に、c/nLまたは
その整数倍の繰り返し周波数を有する短光パルス列を入
射する。このとき、共振器中を伝搬する光パルスは過飽
和吸収体で損失を受けず、モードロッカとして機能させ
ることができる。すなわち、光信号による超高速の強制
モード同期動作が可能になる。
央部に配置された過飽和吸収体部分に、c/nLまたは
その整数倍の繰り返し周波数を有する短光パルス列を入
射する。このとき、共振器中を伝搬する光パルスは過飽
和吸収体で損失を受けず、モードロッカとして機能させ
ることができる。すなわち、光信号による超高速の強制
モード同期動作が可能になる。
【0015】請求項2に記載の構成では、さらに波長可
変光学フィルタをレーザ共振器中に挿入することにより
レーザの発振波長を変化させることができる。可変光遅
延器は、レーザの発振波長の変化に伴うレーザの共振周
波数の変化を補償する。
変光学フィルタをレーザ共振器中に挿入することにより
レーザの発振波長を変化させることができる。可変光遅
延器は、レーザの発振波長の変化に伴うレーザの共振周
波数の変化を補償する。
【0016】請求項3に記載の構成では、ファブリーペ
ロー共振器構造の多重量子井戸半導体レーザの共振器中
央部に逆バイアスを印加して過飽和吸収体として動作さ
せる。この過飽和吸収体部分に、c/nLまたはその整
数倍の繰り返し周波数を有する短光パルス列を入射する
と、共振器中を伝搬する光パルスは過飽和吸収体で損失
を受けず、モードロッカとして機能させることができ
る。すなわち、光信号による駆動が実現し、電極の寄生
容量に影響されずに超高速の強制モード同期動作が可能
になる。
ロー共振器構造の多重量子井戸半導体レーザの共振器中
央部に逆バイアスを印加して過飽和吸収体として動作さ
せる。この過飽和吸収体部分に、c/nLまたはその整
数倍の繰り返し周波数を有する短光パルス列を入射する
と、共振器中を伝搬する光パルスは過飽和吸収体で損失
を受けず、モードロッカとして機能させることができ
る。すなわち、光信号による駆動が実現し、電極の寄生
容量に影響されずに超高速の強制モード同期動作が可能
になる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例の構成を示す
(請求項3)。図において、11はMQW(多重量子井
戸)半導体レーザである。MQW半導体レーザ11の劈
開面は光強度の一部を透過する反射鏡12a,12bを
形成しており、この2つの反射鏡12a,12bによっ
てファブリーペロー共振器が構成される。このファブリ
ーペロー共振器構造のMQW半導体レーザ11の上部ス
トライプ電極を3分割し、共振器中央部の電極を逆バイ
アス印加電極13としてpn接合の逆バイアスを印加
し、その下部の光導波路を過飽和吸収体14として動作
させる。また、逆バイアス印加電極13の両側の電極を
順バイアス印加電極15a,15bとして順バイアスを
印加し、その下部の光導波路を光増幅媒質として動作さ
せる。
(請求項3)。図において、11はMQW(多重量子井
戸)半導体レーザである。MQW半導体レーザ11の劈
開面は光強度の一部を透過する反射鏡12a,12bを
形成しており、この2つの反射鏡12a,12bによっ
てファブリーペロー共振器が構成される。このファブリ
ーペロー共振器構造のMQW半導体レーザ11の上部ス
トライプ電極を3分割し、共振器中央部の電極を逆バイ
アス印加電極13としてpn接合の逆バイアスを印加
し、その下部の光導波路を過飽和吸収体14として動作
させる。また、逆バイアス印加電極13の両側の電極を
順バイアス印加電極15a,15bとして順バイアスを
印加し、その下部の光導波路を光増幅媒質として動作さ
せる。
【0018】短光パルス列発生手段20は、発振器2
1,光パルス発生器22および光パルス時分割多重回路
23により構成される。この短光パルス列発生手段20
から出力される光パルスは、光横注入導波路16を介し
て逆バイアス印加電極下部の過飽和吸収体14に入力さ
れる。以下、MQW半導体レーザ11内で発生する光パ
ルスと区別し、過飽和吸収体14に外部から入力される
光パルスをクロック光パルという。
1,光パルス発生器22および光パルス時分割多重回路
23により構成される。この短光パルス列発生手段20
から出力される光パルスは、光横注入導波路16を介し
て逆バイアス印加電極下部の過飽和吸収体14に入力さ
れる。以下、MQW半導体レーザ11内で発生する光パ
ルスと区別し、過飽和吸収体14に外部から入力される
光パルスをクロック光パルという。
【0019】本実施例構成の動作について説明する。順
バイアス印加電極15a,15bの下部の光導波路には
pn接合が形成されており、このpn接合に数10mA程
度の順バイアス電流を流すとレーザ発振が開始する。こ
のとき逆バイアス印加電極13に数V程度の逆バイアス
電圧を印加すると、従来技術の説明で述べたように、逆
バイアス印加電極13の下部の光導波路が過飽和吸収体
14として入射光強度が強いときに光の吸収が小さくな
る性質をもつ。よって、この過飽和吸収体14の部分に
光横注入導波路16からクロック光パルスを入射したと
きに、MQW半導体レーザ11の光導波路内の損失が最
も小さくなる。
バイアス印加電極15a,15bの下部の光導波路には
pn接合が形成されており、このpn接合に数10mA程
度の順バイアス電流を流すとレーザ発振が開始する。こ
のとき逆バイアス印加電極13に数V程度の逆バイアス
電圧を印加すると、従来技術の説明で述べたように、逆
バイアス印加電極13の下部の光導波路が過飽和吸収体
14として入射光強度が強いときに光の吸収が小さくな
る性質をもつ。よって、この過飽和吸収体14の部分に
光横注入導波路16からクロック光パルスを入射したと
きに、MQW半導体レーザ11の光導波路内の損失が最
も小さくなる。
【0020】MQW半導体レーザ11の共振器中を伝搬
する光パルスについてみれば、光横注入導波路16から
クロック光パルスが入射されたときに過飽和吸収体14
を通過するときの損失が最も小さくなる。すなわち、ク
ロック光パルスが入射した過飽和吸収体14は、強制モ
ード同期用の強度変調器と同じ作用をすることになる。
したがって、過飽和吸収体14にクロック光パルスを入
射することにより強制モード同期動作が実現する。
する光パルスについてみれば、光横注入導波路16から
クロック光パルスが入射されたときに過飽和吸収体14
を通過するときの損失が最も小さくなる。すなわち、ク
ロック光パルスが入射した過飽和吸収体14は、強制モ
ード同期用の強度変調器と同じ作用をすることになる。
したがって、過飽和吸収体14にクロック光パルスを入
射することにより強制モード同期動作が実現する。
【0021】ここで、本実施例構成における強制モード
同期動作について説明する。クロック光パルスが入射し
た過飽和吸収体14を通過する光パルスとしては、左右
両方向に進む2つの光パルスが存在する。この2つの光
パルスは過飽和吸収体14を中心にして左右対称に進む
光パルスであり、両光パルスとも過飽和吸収体14を1
度通過してから反射鏡12a,12bで反射して戻って
くる時間Tは等しく、 T=nL/c で表される。なお、nはレーザの屈折率、Lはレーザの
共振器長、cは真空中の光速である。この時間Tの逆数
に等しい繰り返し周波数を有するクロック光パルスを過
飽和吸収体14に入射すると、MQW半導体レーザ11
の共振器中を伝搬する光パルスは、過飽和吸収体14で
損失を受けずに共振器を往復することが可能となり、強
制モード同期の条件が満足されることになる。
同期動作について説明する。クロック光パルスが入射し
た過飽和吸収体14を通過する光パルスとしては、左右
両方向に進む2つの光パルスが存在する。この2つの光
パルスは過飽和吸収体14を中心にして左右対称に進む
光パルスであり、両光パルスとも過飽和吸収体14を1
度通過してから反射鏡12a,12bで反射して戻って
くる時間Tは等しく、 T=nL/c で表される。なお、nはレーザの屈折率、Lはレーザの
共振器長、cは真空中の光速である。この時間Tの逆数
に等しい繰り返し周波数を有するクロック光パルスを過
飽和吸収体14に入射すると、MQW半導体レーザ11
の共振器中を伝搬する光パルスは、過飽和吸収体14で
損失を受けずに共振器を往復することが可能となり、強
制モード同期の条件が満足されることになる。
【0022】また、過飽和吸収体14がMQW半導体レ
ーザ11の共振器中央部に位置することとレーザ構造の
対称性から、共振器を互いに逆方向に往復する2つの光
パルスは過飽和吸収体14を中心として左右対称の位置
を伝搬し、両光パルスは過飽和吸収体14で衝突する。
このとき、過飽和吸収体14にはクロック光パルスも同
時に入射され、さらに入射光強度が大きくなる。すなわ
ち、過飽和吸収体14の損失がさらに小さくなり、レー
ザの動作状態が最も安定した状態となる。また、従来技
術と同様に2つの光パルスが衝突する時に光のピーク強
度が大きくなり、この過飽和吸収体14のシャッタ作用
により共振器中を伝搬する光パルスはさらに急峻な短光
パルスとなる。
ーザ11の共振器中央部に位置することとレーザ構造の
対称性から、共振器を互いに逆方向に往復する2つの光
パルスは過飽和吸収体14を中心として左右対称の位置
を伝搬し、両光パルスは過飽和吸収体14で衝突する。
このとき、過飽和吸収体14にはクロック光パルスも同
時に入射され、さらに入射光強度が大きくなる。すなわ
ち、過飽和吸収体14の損失がさらに小さくなり、レー
ザの動作状態が最も安定した状態となる。また、従来技
術と同様に2つの光パルスが衝突する時に光のピーク強
度が大きくなり、この過飽和吸収体14のシャッタ作用
により共振器中を伝搬する光パルスはさらに急峻な短光
パルスとなる。
【0023】図2は、過飽和吸収体14の入射光パワー
と光吸収度(損失)の関係を示す。図において、aは光
パルス1個が通過したときの入射光パワー、bは光パル
ス2個が衝突したときの入射光パワー、cは光パルス2
個が衝突するときにクロック光パルスが入射したときの
入射光パワーである。このように、光パルス1個が通過
するときよりも光パルス2個が衝突するときの光吸収度
が小さく、また光パルス2個が衝突するときにクロック
光パルスが入射すると光吸収度がさらに小さくなること
がわかる。
と光吸収度(損失)の関係を示す。図において、aは光
パルス1個が通過したときの入射光パワー、bは光パル
ス2個が衝突したときの入射光パワー、cは光パルス2
個が衝突するときにクロック光パルスが入射したときの
入射光パワーである。このように、光パルス1個が通過
するときよりも光パルス2個が衝突するときの光吸収度
が小さく、また光パルス2個が衝突するときにクロック
光パルスが入射すると光吸収度がさらに小さくなること
がわかる。
【0024】このように本実施例構成では、ファブリー
ペロー共振器構造のMQW半導体レーザ11の共振器中
央部に逆バイアスを印加し、過飽和吸収体14として動
作させる部分にクロック光パルスを入射してモードロッ
カとして機能させている。なお、過飽和吸収体14は従
来技術と同様にシャッタ作用によって短光パルス化を図
る機能を有しており、本実施例ではさらにモードロッカ
としての機能が付加された構成になる。従来構成では高
周波印加電極に高周波信号(電気信号)を印加してモー
ドロッカとして動作させていたが、本発明によってクロ
ック光パルス(光信号)による駆動が可能となる。した
がって、従来の電気駆動の場合にみられた電極の寄生容
量による帯域制限がなく高速動作が可能となる。たとえ
ば、InGaAs系半導体では屈折率nが約3.4 であるの
で、共振器長Lを1mmとすると、クロック光パルスの
繰り返し周波数は88GHzとなるが十分に動作可能であ
る。
ペロー共振器構造のMQW半導体レーザ11の共振器中
央部に逆バイアスを印加し、過飽和吸収体14として動
作させる部分にクロック光パルスを入射してモードロッ
カとして機能させている。なお、過飽和吸収体14は従
来技術と同様にシャッタ作用によって短光パルス化を図
る機能を有しており、本実施例ではさらにモードロッカ
としての機能が付加された構成になる。従来構成では高
周波印加電極に高周波信号(電気信号)を印加してモー
ドロッカとして動作させていたが、本発明によってクロ
ック光パルス(光信号)による駆動が可能となる。した
がって、従来の電気駆動の場合にみられた電極の寄生容
量による帯域制限がなく高速動作が可能となる。たとえ
ば、InGaAs系半導体では屈折率nが約3.4 であるの
で、共振器長Lを1mmとすると、クロック光パルスの
繰り返し周波数は88GHzとなるが十分に動作可能であ
る。
【0025】ところで、このような高い繰り返し周波数
を有するクロック光パルスは、発振器21,光パルス発
生器22および光パルス時分割多重回路23により構成
される短光パルス列発生手段20により容易に生成する
ことができる。以下、クロック光パルスの生成法につい
て説明する。
を有するクロック光パルスは、発振器21,光パルス発
生器22および光パルス時分割多重回路23により構成
される短光パルス列発生手段20により容易に生成する
ことができる。以下、クロック光パルスの生成法につい
て説明する。
【0026】まず、発振器21によって光パルス発生器
22が駆動され、光パルス列が出力される。光パルス発
生器22としては、半導体レーザのゲインスイッチ法
(参考文献:A.Takada et al., "High-speed Picosecon
d Optical Pulse Compressionfrom Gain-Switched 1.3
μm Distributed Feedback-Laser Diode throughH
ighly Dispersive Single-Mode Fiber", IEEE Jour. Li
ghtwave Technol. vol.LT-5,pp.1525-1533,1987) や、
モード同期ファイバレーザ(参考文献:H.Takaraet al.
, "Generation of highly stable 20GHz transform-l
imited opticalpulses from actively mode-locked E
r3+-doped fiber lasers with an allpolarization-m
aintaining ring cavity", Electron.Lett., vol.28, p
p.2095-2096, 1992) その他を用いることができる。こ
のような光パルス発生器では、繰り返し周波数が約20G
Hz、パルス幅が5ps以下の光パルス列を発生させるこ
とができる。この光パルス発生器22で発生させた光パ
ルス列を光パルス時分割多重回路23に入力し、時分割
多重化によって繰り返し周波数が20GHzを越える高速の
光パルス(クロック光パルス)を生成する。
22が駆動され、光パルス列が出力される。光パルス発
生器22としては、半導体レーザのゲインスイッチ法
(参考文献:A.Takada et al., "High-speed Picosecon
d Optical Pulse Compressionfrom Gain-Switched 1.3
μm Distributed Feedback-Laser Diode throughH
ighly Dispersive Single-Mode Fiber", IEEE Jour. Li
ghtwave Technol. vol.LT-5,pp.1525-1533,1987) や、
モード同期ファイバレーザ(参考文献:H.Takaraet al.
, "Generation of highly stable 20GHz transform-l
imited opticalpulses from actively mode-locked E
r3+-doped fiber lasers with an allpolarization-m
aintaining ring cavity", Electron.Lett., vol.28, p
p.2095-2096, 1992) その他を用いることができる。こ
のような光パルス発生器では、繰り返し周波数が約20G
Hz、パルス幅が5ps以下の光パルス列を発生させるこ
とができる。この光パルス発生器22で発生させた光パ
ルス列を光パルス時分割多重回路23に入力し、時分割
多重化によって繰り返し周波数が20GHzを越える高速の
光パルス(クロック光パルス)を生成する。
【0027】図3は、光ファイバを用いた光パルス時分
割多重回路23の基本構成を示す。図において、31は
入力端子、32a,32bは光ファイバカプラ、33は
光ファイバ遅延線、34は出力端子である。入力端子3
1から入射した光パルスは光ファイバカプラ32aによ
って2分される。2分された一方の光パルスは、光ファ
イバ遅延線33によってT/2+mT(Tは光パルスの
タイムスロット(1/f0)、mは整数)の遅延が加えら
れた後に、光ファイバカプラ32bで他方の光パルスと
合波される。これにより、出力端子34には繰り返し周
波数が2倍(2f0)のクロック光パルスが得られる。ま
た、光パルスの多重度を2より大きくする場合には、本
光パルス時分割多重回路23を多段に接続すればよい。
k段の縦続接続により光パルスの多重度は2k となる。
ただし、入射側からk番目の光パルス時分割多重回路に
おける光ファイバ遅延線の遅延量は、(T/2k+mT)
である。
割多重回路23の基本構成を示す。図において、31は
入力端子、32a,32bは光ファイバカプラ、33は
光ファイバ遅延線、34は出力端子である。入力端子3
1から入射した光パルスは光ファイバカプラ32aによ
って2分される。2分された一方の光パルスは、光ファ
イバ遅延線33によってT/2+mT(Tは光パルスの
タイムスロット(1/f0)、mは整数)の遅延が加えら
れた後に、光ファイバカプラ32bで他方の光パルスと
合波される。これにより、出力端子34には繰り返し周
波数が2倍(2f0)のクロック光パルスが得られる。ま
た、光パルスの多重度を2より大きくする場合には、本
光パルス時分割多重回路23を多段に接続すればよい。
k段の縦続接続により光パルスの多重度は2k となる。
ただし、入射側からk番目の光パルス時分割多重回路に
おける光ファイバ遅延線の遅延量は、(T/2k+mT)
である。
【0028】図4は、光導波路を用いた3段8多重の光
パルス時分割多重回路23の構成を示す(参考文献:S.
Kawanishi et al., " 100Gbit/s, 50km, and Non-Repea
tedOptical Transmission Employing All-Optical Mult
i/Demultiplexing and PLLTiming",Electronics Letter
s, vol.29,pp.1075-1076,1993)。
パルス時分割多重回路23の構成を示す(参考文献:S.
Kawanishi et al., " 100Gbit/s, 50km, and Non-Repea
tedOptical Transmission Employing All-Optical Mult
i/Demultiplexing and PLLTiming",Electronics Letter
s, vol.29,pp.1075-1076,1993)。
【0029】図において、41は入力端子、42a〜4
2dは光合波器、43a〜43fは光導波路、44は出
力端子である。本回路は、図3に示す回路の3段構成の
ものをシリコン基板上に集積化した構成であり機能自体
は同じである。本回路はモノリシック集積化されている
ので、小型で温度等の変動を受けない安定した動作が可
能になっている。
2dは光合波器、43a〜43fは光導波路、44は出
力端子である。本回路は、図3に示す回路の3段構成の
ものをシリコン基板上に集積化した構成であり機能自体
は同じである。本回路はモノリシック集積化されている
ので、小型で温度等の変動を受けない安定した動作が可
能になっている。
【0030】なお、光パルス発生器22として、上述の
ゲインスイッチ半導体レーザやモード同期ファイバレー
ザを用いた場合には、発生する光パルスの幅を5ps以
下にすることが可能である。したがって、図3あるいは
図4に示すような光パルス時分割多重回路23を用いる
ことにより、 100GHz以上の繰り返し周波数を有するク
ロック光パルスを生成することが可能である。このよう
にして生成されたクロック光パルスは、光横注入導波路
16を介して過飽和吸収体14に入力される。
ゲインスイッチ半導体レーザやモード同期ファイバレー
ザを用いた場合には、発生する光パルスの幅を5ps以
下にすることが可能である。したがって、図3あるいは
図4に示すような光パルス時分割多重回路23を用いる
ことにより、 100GHz以上の繰り返し周波数を有するク
ロック光パルスを生成することが可能である。このよう
にして生成されたクロック光パルスは、光横注入導波路
16を介して過飽和吸収体14に入力される。
【0031】次に、第1実施例で用いたレーザ材料を半
導体に限定せず、一般的な構成に拡張したものについて
説明する。図5は、本発明の第2実施例の構成を示す
(請求項1)。
導体に限定せず、一般的な構成に拡張したものについて
説明する。図5は、本発明の第2実施例の構成を示す
(請求項1)。
【0032】図において、過飽和吸収体51の両側に光
増幅媒質52a,52bを配置し、さらにその外側に反
射鏡53a,53bを配置してファブリーペロー共振器
構造としている。光増幅媒質52a,52bとしては、
固体レーザのロッド、気体レーザ用増幅媒質、希土類ド
ープファイバ、希土類ドープ光導波路(参考文献:T.Ki
tagawa, " Rare-earth-doped planar waveguide amplif
iers", in technicaldigest of Optical Amplifiers an
d their Applications Topical Meeting (OAA'93),No.M
C-1,pp.136-139,1993) 、その他レーザ媒質であればよ
い。短光パルス列発生手段20は、発振器21,光パル
ス発生器22および光パルス時分割多重回路23により
構成される。この短光パルス列発生手段20から出力さ
れるクロック光パルスは、光注入手段54を介して過飽
和吸収体51に入力される。なお、光注入手段54には
光導波路(光横注入導波路),レンズ,その他が用いら
れる。本実施例の動作は、第1実施例と同じである。
増幅媒質52a,52bを配置し、さらにその外側に反
射鏡53a,53bを配置してファブリーペロー共振器
構造としている。光増幅媒質52a,52bとしては、
固体レーザのロッド、気体レーザ用増幅媒質、希土類ド
ープファイバ、希土類ドープ光導波路(参考文献:T.Ki
tagawa, " Rare-earth-doped planar waveguide amplif
iers", in technicaldigest of Optical Amplifiers an
d their Applications Topical Meeting (OAA'93),No.M
C-1,pp.136-139,1993) 、その他レーザ媒質であればよ
い。短光パルス列発生手段20は、発振器21,光パル
ス発生器22および光パルス時分割多重回路23により
構成される。この短光パルス列発生手段20から出力さ
れるクロック光パルスは、光注入手段54を介して過飽
和吸収体51に入力される。なお、光注入手段54には
光導波路(光横注入導波路),レンズ,その他が用いら
れる。本実施例の動作は、第1実施例と同じである。
【0033】図6は、本発明の第3実施例の構成を示す
(請求項2)。図において、過飽和吸収体51の両側に
光増幅媒質52a,52bを配置し、さらにその外側に
反射鏡53a,53bを配置してファブリーペロー共振
器構造としている。また、過飽和吸収体51と光増幅媒
質52a,52bとの間に、波長可変光学フィルタ61
と可変光遅延器62を配置し、必要に応じて光導波路6
3を配置する。波長可変光学フィルタ61としては、例
えば角度を変えることにより透過波長が変わる誘電体多
層膜フィルタを用いることができる。可変光遅延器62
としては、光ファイバをピエゾ素子等を用いて力学的に
伸縮させて光路長を変化させる方法や、レーザ光を空間
ビームとして空間を伝搬する距離を可変にする方法をと
る光トロンボーン回路を用いることができる。短光パル
ス列発生手段20は、発振器21,光パルス発生器22
および光パルス時分割多重回路23により構成される。
この短光パルス列発生手段20から出力されるクロック
光パルスは、光注入手段54を介して過飽和吸収体51
に入力される。
(請求項2)。図において、過飽和吸収体51の両側に
光増幅媒質52a,52bを配置し、さらにその外側に
反射鏡53a,53bを配置してファブリーペロー共振
器構造としている。また、過飽和吸収体51と光増幅媒
質52a,52bとの間に、波長可変光学フィルタ61
と可変光遅延器62を配置し、必要に応じて光導波路6
3を配置する。波長可変光学フィルタ61としては、例
えば角度を変えることにより透過波長が変わる誘電体多
層膜フィルタを用いることができる。可変光遅延器62
としては、光ファイバをピエゾ素子等を用いて力学的に
伸縮させて光路長を変化させる方法や、レーザ光を空間
ビームとして空間を伝搬する距離を可変にする方法をと
る光トロンボーン回路を用いることができる。短光パル
ス列発生手段20は、発振器21,光パルス発生器22
および光パルス時分割多重回路23により構成される。
この短光パルス列発生手段20から出力されるクロック
光パルスは、光注入手段54を介して過飽和吸収体51
に入力される。
【0034】本実施例の基本動作は、第1実施例および
第2実施例と同じである。さらに、本実施例では、波長
選択性のある波長可変光学フィルタ61をレーザ共振器
中に挿入することにより、レーザの波長可変動作を実現
するようになっている。なお、レーザ媒質が波長分散を
有していると、レーザの発振波長の変化によって共振周
波数が変化する。これを補償する手段として可変光遅延
器62が用いられる。
第2実施例と同じである。さらに、本実施例では、波長
選択性のある波長可変光学フィルタ61をレーザ共振器
中に挿入することにより、レーザの波長可変動作を実現
するようになっている。なお、レーザ媒質が波長分散を
有していると、レーザの発振波長の変化によって共振周
波数が変化する。これを補償する手段として可変光遅延
器62が用いられる。
【0035】また、レーザを安定に動作させるために
は、過飽和吸収体51の右側と左側で、光路長や光の利
得などの光学的特性が同じであることが望ましい。した
がって、波長可変光学フィルタ61や可変光遅延器62
は、過飽和吸収体51を中心として左右に配置してその
光路長や光の損失を等しくする。ただし、両者の特性が
異なる場合には、その一方に適当な光導波路63を挿入
して補償する。
は、過飽和吸収体51の右側と左側で、光路長や光の利
得などの光学的特性が同じであることが望ましい。した
がって、波長可変光学フィルタ61や可変光遅延器62
は、過飽和吸収体51を中心として左右に配置してその
光路長や光の損失を等しくする。ただし、両者の特性が
異なる場合には、その一方に適当な光導波路63を挿入
して補償する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光駆動超
高速強制モード同期レーザ装置は、強制モード同期駆動
用信号として光信号(クロック光パルス)を用いる。こ
れにより、従来の電気信号駆動では実現できなかった超
高速の強制モード同期動作を実現することができ、超高
速の短光パルス列を発生させることができる。
高速強制モード同期レーザ装置は、強制モード同期駆動
用信号として光信号(クロック光パルス)を用いる。こ
れにより、従来の電気信号駆動では実現できなかった超
高速の強制モード同期動作を実現することができ、超高
速の短光パルス列を発生させることができる。
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】過飽和吸収体14の入射光パワーと光吸収度の
関係を示す図。
関係を示す図。
【図3】光ファイバを用いた光パルス時分割多重回路2
3の基本構成を示す図。
3の基本構成を示す図。
【図4】光導波路を用いた3段8多重の光パルス時分割
多重回路23の構成を示す図。
多重回路23の構成を示す図。
【図5】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図。
【図7】従来の超高速強制モード同期レーザ装置の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図8】従来の超高速強制モード同期レーザ装置の動作
を説明する図。
を説明する図。
11 MQW(多重量子井戸)半導体レーザ 12a,12b 反射鏡 13 逆バイアス印加電極 14 過飽和吸収体 15a,15b 順バイアス印加電極 16 光横注入導波路 17 高周波印加電極 20 短光パルス列発生手段 21 発振器 22 光パルス発生器 23 光パルス時分割多重回路 31 入力端子 32a,32b 光ファイバカプラ 33 光ファイバ遅延線 34 出力端子 41 入力端子 42a〜42d 光合波器 43a〜43f 光導波路 44 出力端子 51 過飽和吸収体 52a,52b 光増幅媒質 53a,53b 反射鏡 54 光注入手段
Claims (3)
- 【請求項1】 ファブリーペロー共振器構造のレーザの
共振器中央部に、入射光強度が増加するに従って光の吸
収損失が減少する過飽和吸収体を備え、 前記レーザの屈折率をn、前記レーザの共振器長をL、
真空中の光速をcとして、c/nLまたはその整数倍の
繰り返し周波数を有する短光パルス列を発生する短光パ
ルス列発生手段と、 前記短光パルス列発生手段から出力された短光パルス列
を前記過飽和吸収体に入力する光注入手段とを備えたこ
とを特徴とする光駆動超高速強制モード同期レーザ装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光駆動超高速強制モー
ド同期レーザ装置において、 レーザ共振器中の過飽和吸収体の両側に、透過光波長が
可変の波長可変光学フィルタと、光の遅延時間が可変の
可変光遅延器とを備えたことを特徴とする光駆動超高速
強制モード同期レーザ装置。 - 【請求項3】 ファブリーペロー共振器構造の多重量子
井戸半導体レーザの共振器中央部に、光導波路のpn接
合に逆バイアスを印加する逆バイアス印加電極を備え、 前記逆バイアス印加電極の両側に、光導波路のpn接合
に順バイアスを印加する順バイアス印加電極を備え、 前記レーザの屈折率をn、前記レーザの共振器長をL、
真空中の光速をcとして、c/nLまたはその整数倍の
繰り返し周波数を有する短光パルス列を発生する短光パ
ルス列発生手段と、 前記短光パルス列発生手段から出力された短光パルス列
を前記逆バイアス印加電極の下部の光導波路に入力する
光横注入導波路とを備えたことを特徴とする光駆動超高
速強制モード同期レーザ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9881794A JPH07307512A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 光駆動超高速強制モード同期レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9881794A JPH07307512A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 光駆動超高速強制モード同期レーザ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07307512A true JPH07307512A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14229878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9881794A Pending JPH07307512A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 光駆動超高速強制モード同期レーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07307512A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09167870A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Nec Corp | 光クロック再生器 |
| US6580734B1 (en) | 1999-07-07 | 2003-06-17 | Cyoptics Ltd. | Laser wavelength stabilization |
| US6625192B2 (en) | 2000-01-20 | 2003-09-23 | Cyoptics (Israel) Ltd. | High repetition rate optical pulse generator |
| US6862136B2 (en) | 2002-01-31 | 2005-03-01 | Cyoptics Ltd. | Hybrid optical transmitter with electroabsorption modulator and semiconductor optical amplifier |
| JP5343855B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2013-11-13 | 富士通株式会社 | 光パルス生成装置 |
| US8693508B2 (en) | 2010-07-30 | 2014-04-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Light source apparatus and image pickup apparatus equipped with same |
-
1994
- 1994-05-12 JP JP9881794A patent/JPH07307512A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09167870A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Nec Corp | 光クロック再生器 |
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| JP5343855B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2013-11-13 | 富士通株式会社 | 光パルス生成装置 |
| US8693508B2 (en) | 2010-07-30 | 2014-04-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Light source apparatus and image pickup apparatus equipped with same |
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