JPH07307793A - 給電監視装置,給電監視方法及び局側終端装置 - Google Patents

給電監視装置,給電監視方法及び局側終端装置

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JPH07307793A
JPH07307793A JP7043278A JP4327895A JPH07307793A JP H07307793 A JPH07307793 A JP H07307793A JP 7043278 A JP7043278 A JP 7043278A JP 4327895 A JP4327895 A JP 4327895A JP H07307793 A JPH07307793 A JP H07307793A
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JP
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power supply
circuit
monitoring
voltage
constant current
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JP7043278A
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Takeshi Okamoto
武 岡本
Noboru Ise
登 伊勢
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、交換機の局側終端装置,局側終端
装置に設けられた給電監視装置及びその方法に関し、デ
ィジタル回線の抵抗成分及び受電回路の終端抵抗に対応
して自動的に基準電圧を設定できるようにすることを目
的とする。 【構成】 交換機における局側終端装置1にそなえら
れ、局側終端装置1にディジタル回線3を介して接続さ
れた宅内側終端装置4に対して、ディジタル回線3を介
して定電流を給電する定電流給電回路2と、定電流給電
回路2による給電状態を監視する監視手段5とをそなえ
てなる給電監視装置において、監視手段5が、定電流給
電回路2の給電電圧と所定の基準電圧とを比較してディ
ジタル回線3及び宅内側終端装置4の正常性を監視する
電圧監視部6と、定電流給電回路2からディジタル回線
3を介して宅内側終端装置4へ給電を開始する時点の定
電流給電回路2の給電電圧を基準電圧として設定する自
動設定部7とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段及び作用(図1) 実施例 ・第1実施例の説明(図2) ・第2実施例の説明(図3〜図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機の局側終端装
置,局側終端装置に設けられた給電監視装置及びその方
法に関する。宅内側終端装置に局側終端装置の定電流給
電回路からディジタル加入者線を介して給電し、その給
電電圧を給電監視装置によって監視するシステムが知ら
れている。このような給電監視装置において、システム
立上げ時やシステム変更時における設定を容易にするこ
とが要望されている。
【0003】
【従来の技術】図10は従来の給電電圧を監視するシス
テムの説明図であり、この図10において、41は局側
終端装置であり、この局側終端装置41は、交換機61
側に設けられ、定電流給電回路42,断線検出回路4
5,短絡検出回路46,警報表示回路47,直流遮断用
コンデンサ53,通信用トランス54及び通信回路55
等をそなえている。
【0004】ここで、断線検出回路45は比較器48及
び抵抗49をそなえており、短絡検出回路46は比較器
50及び抵抗51,52をそなえている。また、44は
宅内側終端装置であり、この宅内側終端装置44は、デ
ィジタル加入者線43を介して局側終端装置41と接続
され、局側終端装置41の定電流給電回路42から定電
流を給電されて動作するものであり、受電回路56,通
信用トランス59,通信回路60等をそなえている。
【0005】また、この宅内側終端装置44は、複数の
端末装置62を通信回路60を介して接続されている。
これにより、複数の端末装置62は、宅内側終端装置4
4,ディジタル加入者線43,交換機61等を介するこ
とにより通信を行なうことができるようになっている。
【0006】この局側終端装置41の定電流給電回路4
2は、アナログ集積回路等による各種の構成が知られて
いる。この定電流給電回路42からは、+端子→断線検
出回路45の抵抗49→ディジタル加入者線43の一方
の線→宅内側終端装置44の受電回路56の終端抵抗5
7→ディジタル加入者線43の他方の線→−端子の経路
で、ディジタル加入者線43を介して宅内側終端装置4
4に給電する。
【0007】局側終端装置41の断線検出回路45は、
抵抗49の両端の電圧を比較器48で検出するものであ
り、ディジタル加入者線43が断線すると、給電電流が
流れなくなるから、抵抗49の両端の電圧は零となる。
実際には、リーク電流等が存在するから、完全に零にな
らない場合が一般的であるが、正常時に比較すれば零と
見做し得る電圧となる。このように抵抗49の両端の電
圧が零又は零に近い値となると、比較器48から警報表
示回路47にアラーム信号を送出し、警報表示回路47
は断線警報表示を行なう。
【0008】又短絡検出回路46は、定電流給電回路4
2の給電電圧と、抵抗51,52により電圧Vを分圧し
て形成した基準電圧と比較器50により比較する構成を
有し、ディジタル加入者線43の短絡や宅内側終端装置
44の受電回路56内の短絡等が発生すると、定電流給
電回路42の負荷抵抗が小さくなった場合に相当し、定
電流給電回路42の給電電圧が低下する。そこで、この
給電電圧が基準電圧より低下したことを比較器50によ
り検出すると、警報表示回路47にアラーム信号を送出
し、警報表示回路47は短絡警報表示を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の給電状態を監視するシステムでは、前述の短
絡検出回路46の基準電圧は、システム立上げ時に、抵
抗51,52の選定或いは可変抵抗により、電圧Vの分
圧比を調整することによって設定するものである。その
場合、ディジタル加入者線43の抵抗成分と受電回路5
6の終端抵抗57とを含めて定電流給電回路42の負荷
抵抗とし、正常時に於ける給電電圧を算出することによ
り、基準電圧を設定するか、又は受電回路56の終端抵
抗57を基に基準電圧を設定するものであった。
【0010】前述のように、ディジタル加入者線43の
抵抗成分と受電回路56の終端抵抗57とを、定電流給
電回路42の負荷抵抗として基準電圧をシステム立上げ
時に設定した場合、加入者の移転や他の要因によりディ
ジタル加入者線のルート変更が発生した場合や、古いデ
ィジタル加入者線の代わりに新しいディジタル加入者線
を布設した場合に於いては、ディジタル加入者線の抵抗
成分が変化する。
【0011】このようにディジタル加入者線43の抵抗
成分が変化すると、基準電圧はシステム立上げ時に設定
したままであるから、短絡検出条件が変化することにな
る。即ち、検出精度が低下する課題がある。又受電回路
56の終端抵抗57を変更した場合も短絡検出条件が変
化し、検出精度が低下することになる。
【0012】又受電回路56の終端抵抗57のみを基に
基準電圧を設定した場合も、終端抵抗57を変更した場
合に、検出精度が低下する。更に、この終端抵抗57よ
りディジタル加入者線43の抵抗成分が大きい場合は、
短絡状態を検出することが困難となる課題がある。本発
明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ディジ
タル加入者線の抵抗成分及び受電回路の終端抵抗に対応
して自動的に基準電圧を設定する給電監視装置,給電監
視方法及び局側終端装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】図1は本発明の
原理説明図であり、この図1に示す給電監視装置は、交
換機における局側終端装置1にそなえられ、局側終端装
置1にディジタル回線3を介して接続された宅内側終端
装置4に対して、ディジタル回線3を介して定電流を給
電する定電流給電回路2と、定電流給電回路2による給
電状態を監視する監視手段5とをそなえて構成されてい
る。
【0014】なお、交換機においては、局側終端装置1
をそなえるほか、加入者毎の回線を共通化して終端する
終端共通部と、複数の加入者線を収容する集線装置とを
そなえている(図1においては図示せず)。また、1
A,4Aは通信回路であり、1B,4Bは通信用のトラ
ンスであり、4Cは定電流給電回路2から供給される定
電流を受電する受電回路である。
【0015】ところで、6は電圧監視部であり、この電
圧監視部6は、定電流給電回路2の給電電圧と所定の基
準電圧とを比較してディジタル回線3及び宅内側終端装
置4の正常性を監視するものである。さらに、7は自動
設定部であり、この自動設定部7は、定電流給電回路2
からディジタル回線3を介して宅内側終端装置4へ給電
を開始する時点の定電流給電回路2の給電電圧を基準電
圧として設定するものである(請求項1,15)。
【0016】また、8は設定判定部であり、この設定判
定部8は、自動設定部7で設定された基準電圧が所定範
囲内であるか否かを判定するものであり、この設定判定
部8による判定結果に基づいて、定電流給電回路2によ
る給電開始時のディジタル回線3及び宅内側終端装置4
の正常性を監視するようになっている(請求項2)。さ
らに、10は警報手段であり、この警報手段10は、設
定判定部8により、基準電圧が所定範囲内でないと判定
された場合に、警報を発生するものである(請求項3,
請求項16)。
【0017】また、監視手段5の電圧監視部6が、定電
流給電回路2の給電電圧と自動設定部7にて設定された
基準電圧との差を演算する差分演算部と、差分演算部に
おいて算出された電圧値の差と、所定の閾値との大小を
比較する比較部とをそなえ、比較部による比較結果に基
づいて、ディジタル回線3及び宅内側終端装置4の正常
性を監視するように構成することができる(請求項
4)。
【0018】なお、9は閾値設定部であり、この閾値設
定部9は、上述の電圧監視部6における電圧値の差の比
較の際に用いられる所定の閾値をディジタル値で設定す
るものである。この場合においては、比較部でディジタ
ル回線3又は宅内側終端装置4が異常であると判定され
た場合は、警報を発生する警報手段10をそなえること
もできる(請求項5)。
【0019】さらに、本発明の給電監視装置において
は、交換機を含むシステムのパワーオン/リセットを検
出するパワーオン/リセット検出部をそなえるととも
に、監視手段5の自動設定部7が、パワーオン/リセッ
ト検出部において、システムのパワーオン/リセットを
検出すると、定電流給電回路2の給電電圧をディジタル
信号に変換したディジタル値を設定するレジスタをそな
え、監視手段5の電圧監視部6が、定電流給電回路2の
給電電圧についてディジタル信号に変換されたものと、
自動設定部7で設定された基準電圧のディジタル値との
差分を算出する差分演算部と、差分演算部において算出
された電圧値の差としてのディジタル値と、所定の閾値
との大小を比較する比較部とをそなえ、比較部による比
較結果に基づいて、ディジタル回線3及び宅内側終端装
置4の正常性を監視するように構成することができる
(請求項6)。
【0020】この場合においては、本発明の給電監視装
置においては、定電流給電回路2の給電電圧をディジタ
ル信号に変換するA/D変換部をそなえ、A/D変換部
の出力が、自動設定部7のレジスタに入力されるととも
に、電圧監視部6の差分演算部へ入力されるように構成
することができる(請求項7)。また、比較部におい
て、ディジタル回線3又は宅内側終端装置4が異常であ
ると判定された場合は、警報を発生する警報手段10を
そなえたこともできる(請求項8)。
【0021】さらに、本発明の給電監視装置において
は、交換機における局側終端装置1にそなえられ、局側
終端装置1にディジタル回線3を介して接続された宅内
側終端装置4に対し、ディジタル回線3を介することに
より定電流を給電する定電流給電回路2に接続され、定
電流給電回路2による給電状態を監視する給電監視装置
において、定電流給電回路2からの給電電圧についてデ
ィジタル信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器
からのシリアルディジタル信号をパラレルディジタル信
号に変換するシフトレジスタと、交換機を含むシステム
のパワーオン/リセットを検出するパワーオン/リセッ
ト検出回路と、パワーオン/リセット検出回路によるシ
ステムのパワーオンリセットの検出情報に基づいてタイ
ミング信号を作成するタイミング信号作成回路と、タイ
ミング信号作成回路からのタイミング信号に基づいて、
システムのパワーオン/リセットを検出すると、シフト
レジスタからの、定電流給電回路2による給電開始時の
給電電圧についてのパラレルディジタル信号を保持する
ことにより基準電圧として設定する第1ラッチ回路と、
シフトレジスタからの、定電流給電回路2による定電流
給電中の給電電圧についてのディジタルパラレル信号を
保持する第2ラッチ回路と、第1ラッチ回路に設定され
た基準電圧としてのディジタルパラレル信号と、第2ラ
ッチ回路に保持された定電流給電回路2の給電電圧につ
いてのディジタルパラレル信号との差分を演算する減算
器と、減算器において演算された電圧値の差としてのデ
ィジタルパラレル信号と、所定の第1閾値との大小を比
較する第1比較器と、第1ラッチ回路に設定された基準
電圧としてのパラレルディジタル信号と所定の第2閾値
との大小を比較する第2比較器と、タイミング信号作成
部からイネーブル用のタイミング信号を入力されること
により、定電流給電回路2による定電流の給電開始から
所定時間は、第1比較器からの比較結果は出力しない出
力禁止用バッファと、第1比較部又は第2比較部による
比較結果に基づいて、ディジタル回線3及び宅内側終端
装置4の正常性の監視信号を出力する監視信号出力回路
とをそなえることもできる(請求項9)。
【0022】上述の本発明では、交換機における局側終
端装置1の通信回路1Aと宅内側終端装置4の通信回路
4Aとの間で、トランス1B,4B及びディジタル回線
3を介して通信が行なわれる。また、局側終端装置1の
定電流給電回路2から宅内側終端装置4の受電回路4C
に対して、ディジタル回線3及びトランス1Cを介して
定電流を給電する一方、監視手段5により給電の状態を
監視する。
【0023】この場合においては、監視信号出力回路か
らの監視信号に基づき、ディジタル回線3又は宅内側終
端装置4が異常であると判定された場合は、警報を発生
する警報表示回路をそなえることができるほか(請求項
10)、第1比較器及び第2比較器による比較を行なう
ための第1閾値及び第2閾値を設定する保守コンソール
をそなえることもできる(請求項11)。
【0024】即ち、局側終端装置1により宅内側終端装
置4に対して給電を開始する時点で、自動設定部7にお
いて、当該開始時点における給電電圧を所定の基準電圧
として設定し、その後は、電圧監視部6において、局側
終端装置1が宅内側終端装置4に対する給電中に、当該
給電中の給電電圧と給電開始時点で設定された基準電圧
とを比較することにより、ディジタル回線3及び宅内側
終端装置4の正常性を監視する(請求項12)。
【0025】また、給電開始時に局側終端装置1におい
て設定される基準電圧が所定範囲内であるか否かを判定
し、所定範囲外である場合には警報を発生する(請求項
13)。さらに、電圧監視部6の差分演算部において、
宅内側終端装置4に対する給電中の給電電圧と所定の基
準電圧との差を演算し、比較部において、演算された電
圧値の差と所定の閾値との大小を比較することにより、
宅内側終端装置4に対する給電中の給電電圧と所定の基
準電圧とを比較する。
【0026】上述の比較部による比較結果に基づいて、
ディジタル回線3及び宅内側終端装置4の正常性を監視
することができるが、これらのディジタル回線3又は宅
内側終端装置4が異常であると判定された場合は、警報
手段により警報を発生することができる(請求項1
4)。
【0027】
【実施例】
(a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例の説明図であり、この図2に
おいて、11は図示しない交換機にそなえられた局側終
端装置であり、この局側終端装置11は、局側終端装置
12にディジタル回線13を介して接続された宅内側終
端装置14に対して、ディジタル回線13を介して定電
流を給電する定電流給電回路12と、定電流給電回路1
2による給電状態を監視する監視装置(監視手段)15
とをそなえて構成されている。
【0028】また、これら局側終端装置11,宅内側終
端装置14において、26,31は直流遮断用のコンデ
ンサ、27,32は通信用のトランス、28,33は通
信回路、29は受電回路、30は終端抵抗であり、これ
により、交換機における局側終端装置11の通信回路2
8と宅内側終端装置14の通信回路33との間で、ディ
ジタル回線13を介して通信を行なうようになってい
る。
【0029】なお、宅内側終端装置14には、図示を省
略した端末装置が接続されている。さらに、局側終端装
置11の監視装置5は、詳細には抵抗16,AD変換器
(A/D)17,レジスタ18,設定部19,減算器2
0,比較器21,レジスタ22,閾値設定スイッチ2
3、設定判定部24及び警報表示回路25をそなえてい
る。
【0030】監視装置15のレジスタ18と設定部19
とにより、図1の自動設定部7が構成されている。この
設定部19は、パワーオンリセット時に、AD変換器1
7からのディジタル信号をレジスタ18に基準電圧のデ
ィジタル値としてセットする為のタイミング信号を発生
するものであり、例えば、プロセッサ等に於ける公知の
パワーオンリセット回路と同様なパワーオンリセット回
路を局側終端装置11に設けた場合、そのパワーオンリ
セット回路からのリセット信号により、設定部19から
レジスタ18にタイミング信号を加える構成とすること
ができる。
【0031】又減算器(差分演算部)20と比較器(比
較部)21とを含む構成が、図1の電圧監視部6に相当
し、又レジスタ22と閾値設定スイッチ23とを含む構
成が、図1の閾値設定部9に相当する。この閾値設定ス
イッチ23は、閾値のビット数に対応した個数とし、そ
のオン,オフにより閾値をレジスタ22に設定すること
ができる。又他の手段によってレジスタ22に閾値を設
定することも可能である。又設定判定部24は、レジス
タ18に設定された基準電圧が正常な範囲内であるか否
かを判定し、正常な範囲内でない場合は、警報表示回路
25にアラーム信号を送出し、警報表示回路25は異常
発生表示を行なうことになる。
【0032】局側終端装置11にディジタル加入者線1
3を介して宅内側終端装置14を接続した後、局側終端
装置11の電源をオンとすると、パワーオンリセットが
行なわれる。そして、定電流給電回路12からディジタ
ル加入者線13を介して宅内側終端装置14に対する給
電が開始される。この給電電流は抵抗16を介して流れ
るから、この抵抗16の端子電圧を給電電圧とし、AD
変換器17によりディジタル信号に変換する。このAD
変換器17は、図示を省略したクロック発生部からのク
ロック信号に従った周期でアナログ信号をディジタル信
号に変換する。
【0033】又設定部19は、パワーオンリセットによ
りレジスタ18にタイミング信号を加え、且つ警報表示
回路25にリセット信号を加えて、警報表示回路25の
警報表示があればそれをリセットする。又レジスタ18
にタイミング信号が加えられた時に、AD変換器17に
より給電電圧がディジタル信号に変換されてレジスタ1
8に加えられるから、これを基準電圧としてレジスタ1
8にセットする。即ち、定電流給電回路12から給電を
開始した時点に於ける給電電圧は、ディジタル加入者線
13の抵抗成分及び受電回路29の終端抵抗30を含め
た特性の電圧となるから、これを基準電圧としてレジス
タ18に自動設定するものである。
【0034】又設定制御部24は、レジスタ18に設定
された基準電圧(ディジタル値)が正常な範囲内である
か否かを判定する。例えば、定電流給電回路12から給
電を開始した時に、ディジタル加入者線13が断線して
いる場合、又は短絡している場合には、給電電圧が正常
な範囲内でないことになる。このような場合に、警報表
示回路25にアラーム信号を送出し、警報表示回路25
に異常発生警報を表示させる。この異常発生警報表示に
より、ディジタル加入者線13及び宅内側終端装置14
を試験し、異常がなければ、再度パワーオンリセットに
より、基準電圧の自動設定を行なわせることになる。
【0035】又ディジタル加入者線13の取替えや、宅
内側終端装置14の受電回路29の終端抵抗30を変更
した場合等に於いて、パワーオンリセットを行なうこと
により、定電流給電回路12からの給電開始時に、新た
なディジタル加入者線13の抵抗成分又は終端抵抗30
に対応した基準電圧の再設定を自動的に行なうことがで
きる。
【0036】レジスタ18に基準電圧のディジタル値が
セットされた後、AD変換器17により変換された給電
電圧のディジタル値と、基準電圧のディジタル値との差
分を減算器20により求め、その差分がレジスタ22に
設定された閾値より大きいか否かを比較器21により比
較する。この場合、レジスタ18に基準電圧が設定され
た後に、又は設定判定部24により正常な基準電圧の設
定が行なわれたことを判定した後に、比較器21の動作
が開始されるようにタイミング制御することも可能であ
る。
【0037】ディジタル加入者線13の抵抗成分と、宅
内側終端装置14の受電回路29の終端抵抗30との経
年変化は僅かである。従って、給電開始時の給電電圧
と、運用時の給電電圧とは、断線,短絡等がなければ、
大きな差がないものとなる。この差が許容値以内である
か否か、即ち、レジスタ22に設定した閾値以下である
か否かを比較器21により判定し、閾値を超えた時に
は、断線,短絡等の異常が発生したと判定し、警報表示
回路25にアラーム信号を送出することにより、警報表
示回路25は異常発生警報を表示する。この閾値を小さ
い値に設定することにより、従来例に於いては検出でき
ない混触等のディジタル加入者線13の異常についても
容易に検出することが可能となる。
【0038】又設定部19と減算器20と比較器21と
設定判定部24等の機能は、マイクロプロセッサ等のデ
ィジタル演算処理機能によって容易に実現することが可
能であり、その場合の内部メモリや内部レジスタを、基
準電圧設定用のレジスタ18及び閾値設定用のレジスタ
22に利用することが可能である。 (b)第2実施例の説明 図4は本発明の第2実施例にかかる局側終端装置として
の局側終端回路406を示すブロック図であり、図3は
本発明の第2実施例にかかる局側終端装置としての局側
終端回路406が適用されたシステムの例を示すブロッ
ク図であり、図5は本発明の第2実施例にかかる局側終
端装置としての局側終端回路406の給電監視装置を示
すブロック図である。
【0039】ここで、この図3において、401は局側
に設けられたディジタル交換機であり、この交換機40
1は回線における局側を終端する局側終端装置403及
び回線の切替を行なう回線切替装置402をそなえてい
る。また、局側終端装置403は、詳細には局側終端回
路406,終端共通部405及び集線装置404等をそ
なえている。
【0040】ここで、局側終端回路406は、加入者毎
にそなえられ、それぞれのディジタル加入者線417を
介して後述する宅内側設置装置407の網終端装置40
8に接続され、ディジタル加入者線417毎に局側を終
端するものであり、詳細には、後述する図4に示すよう
な構成を有している。即ち、この局側終端回路406
は、宅内側設置装置407に対してディジタル加入者線
417を介して定電流を給電する一方、この給電状態を
監視する給電監視装置としての機能を有している。
【0041】また、終端共通部405は、局側終端回路
406に接続されて加入者毎の回線を共通化して終端す
るものであり、集線装置404は、複数の加入者線を収
容するものである。また、407は宅内側設置装置であ
り、この宅内側設置装置407は、ユーザの宅内に設け
られ、網終端装置408,端末アダプタ409,G4フ
ァクシミリ410,パーソナルコンピュータ411,ア
ナログ電話機412及びディジタル電話機413をそな
えている。
【0042】さらに、網終端装置(Network Terminatio
n ,NT,宅内側終端装置)408は、ディジタル加入者
線417毎に網を終端するものであり、この網終端装置
408は電気的エネルギー供給源としての局側終端回路
406から供給(給電)される定電流により起動される
ようになっている。また、端末装置としてのディジタル
電話機(D-TEL)413は、網終端装置408に収容され
るものであり、G4ファクシミリ(G4-FAX) 410,パ
ーソナルコンピュータ(PC)411及びアナログ電話機(A
-TEL) 412は、ディジタル信号をアナログ信号に変換
する機能を有する端末アダプタ(Terminal Adaptor,T
A)409を介することにより、網終端装置408に収
容されている。
【0043】これにより、網終端装置408に収容され
た各端末装置410〜413は、交換機401及び交換
機401に接続されたISDN(Integrated Services
Digital Network)等のネットワークを介することにより
データ通信を行なうことができるようになっている。な
お、この図3において、414はUインターフェイス
点,415はS/Tインターフェイス点,416はRイ
ンターフェイス点である。
【0044】ところで、上述したように、局側終端回路
406は詳細には図4に示すような構成を有している。
即ち、この図4に示す局側終端回路は、回線終端部50
2,U点ドライバ/レシーバ503,並行回路504,
Uトランス505,直流遮断用コンデンサ506,試験
引込み用リレー507,過電圧保護回路508,定電流
給電回路509及び監視回路510をそなえている。
【0045】ここで、回線終端部502は、局側終端共
通部405とフレームパルス,クロック,主信号の受渡
しを行ない、U点ドライバ/レシーバ503との間で伝
送速度が2B+Dの主信号の受渡しを行なうものであ
る。U点ドライバ/レシーバ503は、回線終端部50
2に接続されるとともに平衡回路504に接続され、伝
送速度が2B+Dの主信号を送出又は受け入れを行なう
ものである。
【0046】また、並行回路504及びUトランス50
5により、信号反射波を抑圧するエコーキャンセラ方式
におけるハイブリッド回路を実現するものであり、直流
遮断用コンデンサ506は、信号における直流成分を抑
圧するためのものである。試験引込み用リレー507
は、ディジタル加入者線417と過電圧保護回路508
を介して接続される一方、加入者線試験装置512に接
続され、加入者線試験装置512による加入者試験のた
めに、この加入者試験装置512からの指令に基づいて
回線を端末側又は局側に切り替えるものである。
【0047】過電圧保護回路508は、ディジタル加入
者線417から入力される信号の過電圧を防止して、交
換機側の装置の保全を行なうためのものである。さら
に、給電監視装置501は、前述したように、宅内側設
置装置407の網終端装置408に対してディジタル加
入者線417を介して定電流を給電する一方、この給電
状態を監視することにより、ディジタル加入者線417
及び網終端装置418を監視するものであり、定電流給
電回路509,監視回路510及び警報表示回路511
をそなえている。
【0048】また、この給電監視装置501の定電流給
電回路509,監視回路510及び警報表示回路511
は、詳細には、例えば図5に示すような構成を有してい
る。ここで、この図5において、509は定電流給電回
路であり、この定電流給電回路509は、宅内側設置装
置407の網終端装置408に対し、ディジタル加入者
線417を介することにより定電流を給電するものであ
る。
【0049】さらに、610はパワーオン/リセット検
出回路であり、このパワーオン/リセット検出回路61
0は、交換機401を含むシステムのパワーオン/リセ
ットを検出するものである。また、612はタイミング
信号作成回路であり、このタイミング信号作成回路61
2は、パワーオン/リセット検出回路610によるシス
テムのパワーオンリセットの検出情報に基づいて、後述
するA/D変換器602,第1ラッチ回路604,第2
ラッチ回路605及び出力禁止用バッファ608に対す
る制御信号としての種々のタイミング信号を作成するも
のである。
【0050】さらに、602は監視回路510のA/D
変換器であり、このA/D変換器602は、クロック信
号及びタイミング信号作成回路612からのタイミング
信号CSを入力され、これらの信号CLK,CSに基づ
いて、定電流給電回路509からの給電電圧としてのア
ナログ電圧値をディジタル値に変換してシリアルディジ
タル信号DOUTで出力するものである。
【0051】また、603はシフトレジスタであり、こ
のシフトレジスタ603は、クロック信号に基づいて、
A/D変換器602からのシリアルディジタル信号をパ
ラレルディジタル信号に変換して出力するものである。
第1ラッチ回路604は、タイミング信号作成回路61
2にて生成されたタイミング信号CNT1に基づいて、
システムのパワーオン/リセットを検出すると、シフト
レジスタ603からの、定電流給電回路509による給
電開始時の給電電圧についての例えば8ビットのパラレ
ルディジタル信号を保持することにより、この保持され
たパラレルディジタル信号を基準電圧として設定するも
のである。
【0052】これにより、給電電圧の比較に用いる基準
電圧を、ディジタル加入者線417の抵抗成分と網終端
回路の抵抗成分とを含む給電特性に従って自動設定する
ことができる。また、第2ラッチ回路605は、タイミ
ング作成回路612にて生成された第2ラッチ回路60
5用に生成されたタイミング信号CNT2に基づいて、
シフトレジスタ603からの、定電流給電回路509に
よる定電流給電中の給電電圧についてのディジタルパラ
レル信号を保持するものである。
【0053】さらに、606は減算器であり、この減算
器606は、第1ラッチ回路604に設定された基準電
圧としてのディジタルパラレル信号と、第2ラッチ回路
605に保持された、定電流給電回路509による定電
流給電中の給電電圧についてのディジタルパラレル信号
とを入力され、これらの差分を演算し、演算結果を8ビ
ットのディジタルパラレル信号として出力するものであ
る。
【0054】また、607は第1比較器であり、この第
1比較器607は、減算器606において演算された電
圧値の差としてのディジタルパラレル信号と、後述する
保守コンソール613から入力される許容しきい値(所
定の第1の閾値)としてのディジタルパラレル信号との
大小を比較するものである。さらに、609は第2比較
器であり、この第2比較器609は、第1ラッチ回路6
04に設定された基準電圧としてのパラレルディジタル
信号と、保守コンソール613から入力される許容電圧
値(所定の第2の閾値)との大小を比較するものであ
る。
【0055】また、出力禁止用バッファ608は、タイ
ミング信号作成部612からイネーブル用のタイミング
信号ENを入力されることにより、定電流給電回路50
9による定電流の給電開始から所定時間は、第1比較器
607からの比較結果の出力を禁止するものである。さ
らに、611は監視信号出力回路であり、この監視信号
出力回路611は、第1比較器607又は第2比較器6
09による比較結果に基づいて、ディジタル加入者線4
17及び網終端装置408の正常性の監視信号を出力す
るものである。即ち、第1比較器607又は第2比較器
609による比較結果のいずれかが異常であると判定さ
れた場合はその旨を警報表示回路511に出力するよう
になっている。
【0056】また、警報表示回路511は、監視信号出
力回路611からの監視信号に基づいて、ディジタル加
入者線417又は網終端装置408のいずれかか異常で
あると判定された場合には、警報(アラーム)を発生す
るものである。なお、保守コンソールは、上述の第1比
較器607に入力される許容しきい値とともに第2比較
器609に入力される許容電圧値を設定するものであ
り、614は抵抗である。
【0057】上述の構成により、本発明の第2実施例に
おいては、網終端装置408に収容された各端末装置4
10〜413は、交換機401及び交換機401に接続
されたISDN(Integrated Services Digital Networ
k)等のネットワークを介することによりデータ通信を行
なっているが、局側終端回路406の給電監視装置50
1では、宅内側設置装置407の網終端装置408に対
してディジタル加入者線417を介して定電流を給電す
る一方、この給電状態を監視している。
【0058】即ち、この給電監視装置501による定電
流の給電及び給電状態の監視は、図6〜図8に示すフロ
ーチャート及び図9に示すタイムチャートに示すように
して行なわれる。ここで、図6は監視回路510の第1
ラッチ回路604による基準電圧の設定態様を説明する
ためのフローチャートであり、図7は設定された基準電
圧の正常/異常の判定態様を説明するためのフローチャ
ートであり、図8は基準電圧VR及び許容しきい値V1
に基づいた給電中の給電電圧Vの監視態様を説明するた
めのフローチャートであり、図9はタイミング信号作成
回路612によって作成される各種タイミング信号とA
/Dコンバータ602の出力DOUTとしてのシリアル
ディジタル信号との関係を示すタイムチャートである。
【0059】まず、パワーオン/リセット検出回路61
2において交換機401を含むシステムが起動されたこ
とを検出され(図9のタイムチャートにおける時点(t
1)参照)、定電流給電回路509が起動されると、宅
内側設置装置407の網終端装置408に対しての給電
が開始される(図6のフローチャートにおけるステップ
A1のYESルート)。
【0060】監視回路510のA/D変換器602で
は、その時の給電電圧(アナログ値)を入力され、クロ
ック信号CLK及びタイミング信号作成回路612から
入力されるタイミング信号CSに基づいて、ディジタル
値に変換して8ビットのシリアルディジタル信号DOU
Tを出力する(時点(t2)〜時点(t3)参照)。シ
フトレジスタ603では、A/D変換器602からのシ
リアルディジタル信号DOUTをパラレル信号に変換さ
れる。パラレルディジタル信号に変換された給電電圧
は、第1ラッチ回路604にタイミング信号CNT1で
保持される(ステップA2,時点(t4)参照)。
【0061】これにより、給電を開始する際に、給電開
始時の給電電圧を基準電圧VRとして第1ラッチ回路6
04にて設定することができる。また、第1ラッチ回路
604にて設定された基準電圧VRは、第2比較器60
9に入力され、第2比較器609においては、この基準
電圧VRと保守コンソール613から入力された許容電
圧値V2 との大小を比較することにより、基準電圧VR
が正常な範囲内にあるか否かを判定する(ステップB
1,ステップB2)。
【0062】ここで、第2比較器609において、基準
電圧VRが正常な範囲内にあると判定された場合は、こ
の基準電圧VRを、そのまま後述する給電電圧Vの正常
性の監視に用いることができる(ステップB3のYES
ルート)。また、第2比較器609において、基準電圧
VRが正常な範囲内にない場合は、給電開始時のディジ
タル加入者線417又は網終端装置408のいずれかが
異常であると判定し、監視信号出力回路611を介して
アラーム信号ALMを出力する(ステップB3のNOル
ートからステップB4,時点(t4)参照)。
【0063】なお、監視信号出力回路611からアラー
ム信号ALMが出力されると、警報表示回路511にて
警報を発生することができる。ところで、定電流給電回
路509による給電中の給電電圧についても、A/D変
換器602からのシリアルディジタル信号DOUTは、
シフトレジスタ603にてパラレルディジタル信号に変
換されるが(時点(t5)〜時点(t6)参照)、この
給電中のパラレルディジタル信号については、第2ラッ
チ回路605において、定常時のシフトレジスタ603
のパラレル出力タイミング信号CNT2でラッチする
(図8のフローチャートにおけるステップB1,時点
(t7)参照)。
【0064】第1ラッチ回路604及び第2ラッチ回路
605においてラッチされたそれぞれのパラレルディジ
タル信号としての基準電圧VR及び給電電圧Vは、減算
器606に入力され(ステップC1,ステップC2)、
差分V−VRが演算される(ステップC3)。第1比較
器607においては、減算器606からの演算結果V−
VR及び保守コンソール613からの許容しきい値V1
が入力され(ステップC4)、これらの値の大小を比較
する(ステップC5)。
【0065】ここで、第1比較器607により、減算器
606において演算された電圧値の差が、保守コンソー
ル613からの許容しきい値よりも小さい場合は、定電
流給電回路509による給電中のディジタル加入者線4
17及び網終端装置418は正常であると判定する(ス
テップC6のYESルート)。また、第1比較器607
により、減算器606において演算された電圧値の差
が、保守コンソール613からの許容しきい値よりも大
きい場合は、定電流給電回路509による給電中のディ
ジタル加入者線417及び網終端装置418は異常であ
ると判定され、出力禁止用バッファ608及び監視信号
出力回路611を介してアラーム信号ALMを出力する
(ステップC7,時点(t7)参照)。
【0066】なお、パワーオン/リセット検出回路61
0において交換機401を含むシステムが起動され、定
電流給電回路509による定電流の給電が開始されてか
ら(時点(t1)参照)、第1ラッチ回路604におい
て給電開始時の給電電圧を基準電圧VRとして設定され
るまでは(時点(t4)参照)、上述の第1比較器60
7からの出力は無効である。
【0067】即ち、時点(t1)〜時点(t4)までの
時間は、タイミング信号作成回路612では、出力禁止
用バッファ608に対してイネーブル信号ENを出力
し、出力禁止用バッファ608では第1比較器607か
らの出力が無効とすることができる(時点(t4)参
照)。このように、本発明の第2実施例によれば、第1
ラッチ回路604により、給電電圧の比較に用いる基準
電圧を、ディジタル加入者線417の抵抗成分と網終端
装置418の抵抗成分とを含む給電特性に従って自動設
定することができるので、ディジタル加入者線417の
経路長や網終端装置418の抵抗成分等のシステムに変
更が生じても、監視基準電圧の設定抵抗変更等において
は人手を介する必要がなく、作業性が改善される利点が
あるとともに、正確な基準電圧の設定が可能となり、検
出精度を向上させることができる利点がある。
【0068】さらに、第2比較器609により、第1ラ
ッチ回路604において、定電流給電回路509による
給電開始時に設定された基準電圧VR及び保守コンソー
ル613からの許容電圧値に基づき、ディジタル加入者
線417及び網終端装置408の正常性を監視すること
ができるので、給電開始時からディジタル加入者線41
7及び網終端装置408の正常性を監視することができ
るほか、基準電圧VRの自動設定の信頼性を向上するこ
とができる利点もある。
【0069】また、第1比較器607による給電電圧と
基準電圧との差及び許容しきい値の比較により、給電中
のディジタル加入者線41及び網終端装置408の正常
性を監視する一方、異常発生時には警報表示回路511
により警報を発生することができるので、例えばディジ
タル加入者線408の断線,短絡,混触等の異常発生及
び網終端装置408の異常の発生を容易に検出ことがで
きるほか、保守コンソール613にて設定される閾値を
選定することにより、検出精度を容易に向上させること
ができる利点がある。
【0070】なお、上述の本実施例においては、監視回
路510をハードウェアにより構成しているが、これに
限定されず、ソフトウェアによりその機能を実現するこ
とができ、このようにしても上述の利点が得られること
はいうまでもない。なお、ソフトウェアによりその機能
を実現する場合においては、その処理容量は図7〜図9
に示すものと同様になる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1,12,
15記載の本発明によれば、自動設定部により、給電電
圧の比較に用いる基準電圧を、ディジタル回線の抵抗成
分と受電回路の終端抵抗とを含む給電特性に従って自動
設定することができるので、加入者線路の経路長や終端
抵抗等システムに変更が生じても、加入者線路の状態監
視を監視基準電圧の設定抵抗変更等の人手を介すること
なく、作業性が改善される利点があるとともに、正確な
基準電圧の設定が可能となり、検出精度を向上させるこ
とができる利点がある。
【0072】さらに、請求項2,3,6,8,13,1
6記載の本発明によれば、監視手段により、定電流給電
回路による給電開始時に設定された基準電圧に基づい
て、ディジタル回線及び宅内側終端装置の正常性を監視
し、必要ある場合は警報手段により警報を発生すること
ができるので、給電開始時からディジタル回線及び宅内
側終端装置の正常性を監視することができる利点があ
る。
【0073】さらに、自動設定部に設定された基準電圧
が正常な範囲内であるか否かを設定判定部に於いて判定
することにより、基準電圧の自動設定の信頼性を向上す
ることができる利点もある。また、請求項4,5,14
記載の本発明によれば、電圧監視部の比較部による給電
電圧の比較により、給電中のディジタル回線及び宅内側
終端装置の正常性を監視することができ、異常発生時に
は警報手段により警報を発生することができるので、例
えばディジタル回線の断線,短絡,混触等の異常発生及
び宅内側終端装置の受電回路の異常の発生を容易に検出
ことができるほか、設定される閾値を選定することによ
り、検出精度を容易に向上させることができる利点があ
る。
【0074】さらに、請求項7記載の本発明によれば、
A/D変換部の出力が、自動設定部のレジスタに入力さ
れるとともに、該電圧監視部の差分演算部へ入力される
ので、A/D変換部を共用することにより、監視回路の
設計を容易にすることができる利点がある。また、請求
項9記載の本発明によれば、第1ラッチ回路により、給
電電圧の比較に用いる基準電圧を、ディジタル加入者線
の抵抗成分と宅内側終端装置の抵抗成分とを含む給電特
性に従って自動設定することができるので、ディジタル
加入者線の経路長や宅内側終端装置の抵抗成分等のシス
テムに変更が生じても、監視基準電圧の設定抵抗変更等
においては人手を介する必要がなく、作業性が改善され
る利点があるとともに、正確な基準電圧の設定が可能と
なり、検出精度を向上させることができる利点がある。
【0075】さらに、第2比較器により、第1ラッチ回
路において、定電流給電回路による給電開始時に設定さ
れた基準電圧に基づき、ディジタル加入者線及び宅内側
終端装置の正常性を監視することができるので、給電開
始時からディジタル加入者線及び宅内側終端装置の正常
性を監視することができるほか、基準電圧の自動設定の
信頼性を向上することができる利点もある。
【0076】また、請求項9,10記載の本発明によれ
ば、第1比較器による給電電圧の比較により、給電中の
ディジタル加入者線及び宅内側終端装置の正常性を監視
する一方、異常発生時には警報表示回路により警報を発
生することができるので、例えばディジタル回線の断
線,短絡,混触等の異常発生及び宅内側終端装置の異常
の発生を容易に検出ことができるほか、設定される閾値
を選定することにより、検出精度を容易に向上させるこ
とができる利点がある。
【0077】さらに、請求項12記載の本発明によれ
ば、保守コンソールにより、第1比較器及び第2比較器
による比較を行なうための第1閾値及び第2閾値を設定
することにより、ディジタル加入者線及び宅内側終端装
置の正常性を、設定される閾値に基づいて判定すること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例の説明図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかる局側終端装置とし
ての局側終端回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例にかかる局側終端装置とし
ての局側終端回路が適用されたシステムを示すブロック
図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかる局側終端装置とし
ての局側終端回路の給電監視装置を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図10】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 局側終端装置 1A,4A 通信回路 1B,4B トランス 2 定電流給電回路 3 ディジタル加入者線 4 宅内側終端装置 4C 受電回路 5 監視手段 6 電圧監視部 7 自動設定部 8 設定判定部 9 閾値設定部 10 警報表示回路 11 局側終端装置 12 定電流給電回路 13 ディジタル回線 14 宅側終端装置 15 監視装置 16 抵抗 17 A/D変換器 18 レジスタ(自動設定部) 19 設定部(自動設定部) 20 減算器(電圧監視部) 21 比較器(電圧監視部) 22 レジスタ 23 閾値設定スイッチ 24 設定判定部 25 警報表示回路 42 定電流給電回路 43 ディジタル加入者線 44 宅内側終端装置 45 断線検出回路 46 短絡検出回路 47 警報表示回路 48,50 比較器 49,51,52,57 抵抗 53,58 コンデンサ 54,59 トランス 55,60 通信回路 56 受電回路 62 端末装置 401 交換機 402 回線切替部 403 局側終端装置 404 集線装置 405 終端共通部 406 局側終端回路 407 宅内側設置装置 408 網終端装置 409 端末アダプタ 410 G4−FAX 411 パーソナルコンピュータ 412 アナログ電話機 413 ディジタル電話機 414 Uインターフェイス点 415 S/Tインターフェイス点 416 Rインターフェイス点 417 ディジタル加入者線 501 給電監視装置 502 回線終端部 503 U点ドライバ/レシーバ 504 平衡回路 505 Uトランス 506 コンデンサ 507 試験引込み用リレー 508 過電圧保護回路 509 定電流給電回路 510 監視回路 511 警報表示回路 512 加入者線試験装置 602 A/D変換器 603 シフトレジスタ 604 第1ラッチ回路 605 第2ラッチ回路 606 減算器 607 第1比較器 608 出力禁止用バッファ 609 第2比較器 610 パワーオン/リセット回路 611 監視信号出力回路 612 タイミング信号作成回路 613 保守コンソール 614 抵抗

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機における局側終端装置にそなえら
    れ、該局側終端装置にディジタル回線を介して接続され
    た宅内側終端装置に対して、該ディジタル回線を介して
    定電流を給電する定電流給電回路と、該定電流給電回路
    による給電状態を監視する監視手段とをそなえてなる給
    電監視装置において、 該監視手段が、 該定電流給電回路の給電電圧と所定の基準電圧とを比較
    して上記ディジタル回線及び該宅内側終端装置の正常性
    を監視する電圧監視部と、 該定電流給電回路から上記ディジタル回線を介して該宅
    内側終端装置へ給電を開始する時点の該定電流給電回路
    の給電電圧を上記基準電圧として設定する自動設定部と
    をそなえたことを特徴とする、給電監視装置。
  2. 【請求項2】 該監視手段に、 該自動設定部で設定された上記基準電圧が所定範囲内で
    あるか否かを判定する設定判定部をそなえ、 該設定判定部による判定結果に基づいて、該定電流給電
    回路による給電開始時の上記ディジタル回線及び該宅内
    側終端装置の正常性を監視するように構成されたことを
    特徴とする、請求項1記載の給電監視装置。
  3. 【請求項3】 該設定判定部により、上記基準電圧が所
    定範囲内でないと判定された場合に、警報を発生する警
    報手段をそなえたことを特徴とする、請求項2記載の給
    電監視装置。
  4. 【請求項4】 該監視手段の電圧監視部が、 該定電流給電回路の給電電圧と該自動設定部にて設定さ
    れた基準電圧との差を演算する差分演算部と、 該差分演算部において算出された電圧値の差と、所定の
    閾値との大小を比較する比較部とをそなえ、 該比較部による比較結果に基づいて、上記ディジタル回
    線及び該宅内側終端装置の正常性を監視するように構成
    されたことを特徴とする、請求項1記載の給電監視装
    置。
  5. 【請求項5】 該比較部において、上記ディジタル回線
    又は該宅内側終端装置が異常であると判定された場合
    は、警報を発生する警報手段をそなえたことを特徴とす
    る、請求項4記載の給電監視装置。
  6. 【請求項6】 該交換機を含むシステムのパワーオン/
    リセットを検出するパワーオン/リセット検出部をそな
    えるとともに、 該監視手段の自動設定部が、 該パワーオン/リセット検出部において、該システムの
    パワーオン/リセットを検出すると、該定電流給電回路
    の給電電圧をディジタル信号に変換したディジタル値を
    設定するレジスタをそなえ、 該監視手段の電圧監視部が、 該定電流給電回路の給電電圧についてディジタル信号に
    変換されたものと、該自動設定部で設定された上記基準
    電圧のディジタル値との差分を算出する差分演算部と、 該差分演算部において算出された電圧値の差としてのデ
    ィジタル値と、所定の閾値との大小を比較する比較部と
    をそなえ、 該比較部による比較結果に基づいて、上記ディジタル回
    線及び該宅内側終端装置の正常性を監視するように構成
    されたことを特徴とする、請求項1記載の給電監視装
    置。
  7. 【請求項7】 該定電流給電回路の給電電圧をディジタ
    ル信号に変換するA/D変換部をそなえ、 該A/D変換部の出力が、該自動設定部のレジスタに入
    力されるとともに、該電圧監視部の差分演算部へ入力さ
    れるように構成されたことを特徴とする、請求項6記載
    の給電監視装置。
  8. 【請求項8】 該比較部において、上記ディジタル回線
    又は該宅内側終端装置が異常であると判定された場合
    は、警報を発生する警報手段をそなえたことを特徴とす
    る、請求項6に記載の給電監視装置。
  9. 【請求項9】 交換機における局側終端装置にそなえら
    れ、該局側終端装置にディジタル回線を介して接続され
    た宅内側終端装置に対し、該ディジタル回線を介するこ
    とにより定電流を給電する定電流給電回路に接続され、
    該定電流給電回路による給電状態を監視する給電監視装
    置において、 該定電流給電回路からの給電電圧についてディジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 該A/D変換器からのシリアルディジタル信号をパラレ
    ルディジタル信号に変換するシフトレジスタと、 交換機を含むシステムのパワーオン/リセットを検出す
    るパワーオン/リセット検出回路と、 該パワーオン/リセット検出回路による該システムのパ
    ワーオンリセットの検出情報に基づいてタイミング信号
    を作成するタイミング信号作成回路と、 該タイミング信号作成回路からのタイミング信号に基づ
    いて、該システムのパワーオン/リセットを検出する
    と、該シフトレジスタからの、該定電流給電回路による
    給電開始時の給電電圧についてのパラレルディジタル信
    号を保持することにより基準電圧として設定する第1ラ
    ッチ回路と、 該シフトレジスタからの、該定電流給電回路による定電
    流給電中の給電電圧についてのディジタルパラレル信号
    を保持する第2ラッチ回路と、 該第1ラッチ回路に設定された上記基準電圧としてのデ
    ィジタルパラレル信号と、該第2ラッチ回路に保持され
    た該定電流給電回路の給電電圧についてのディジタルパ
    ラレル信号との差分を演算する減算器と、 該減算器において演算された電圧値の差としてのディジ
    タルパラレル信号と、所定の第1閾値との大小を比較す
    る第1比較器と、 該第1ラッチ回路に設定された上記基準電圧としてのパ
    ラレルディジタル信号と所定の第2閾値との大小を比較
    する第2比較器と、 該タイミング信号作成部からイネーブル用のタイミング
    信号を入力されることにより、該定電流給電回路による
    定電流の給電開始から所定時間は、第1比較器からの比
    較結果は出力しない出力禁止用バッファと、 該第1比較部又は該第2比較部による比較結果に基づい
    て、上記ディジタル回線及び該宅内側終端装置の正常性
    の監視信号を出力する監視信号出力回路とをそなえたこ
    とを特徴とする、給電監視装置。
  10. 【請求項10】 該監視信号出力回路からの監視信号に
    基づき、上記ディジタル回線又は該宅内側終端装置が異
    常であると判定された場合は、警報を発生する警報表示
    回路をそなえたことを特徴とする、請求項9記載の記載
    の給電監視装置。
  11. 【請求項11】 該第1比較器及び該第2比較器による
    比較を行なうための第1閾値及び第2閾値を設定する保
    守コンソールをそなえたことを特徴とする、請求項9記
    載の給電監視装置。
  12. 【請求項12】 交換機における局側終端装置が、宅内
    側終端装置に対し、ディジタル回線を介して定電流を給
    電する一方、上記給電の状態を監視する交換機の給電監
    視方法において、 該局側終端装置により該宅内側終端装置に対して給電を
    開始する時点で、当該開始時点における給電電圧を所定
    の基準電圧として設定し、 その後は、該局側終端装置が、該宅内側終端装置に対す
    る給電中に、当該給電中の給電電圧と上記給電開始時点
    で設定された基準電圧とを比較することにより、上記デ
    ィジタル回線及び宅内側終端装置の正常性を監視するこ
    とを、特徴とする、局側終端装置の給電監視方法。
  13. 【請求項13】 上記給電開始時に該局側終端装置にお
    いて設定される上記基準電圧が所定範囲内であるか否か
    を判定し、所定範囲外である場合には警報を発生するこ
    とを特徴とする、請求項12記載の給電監視方法。
  14. 【請求項14】 該宅内側終端装置に対する給電中の給
    電電圧と上記所定の基準電圧との差を演算し、演算され
    た電圧値の差と、所定の閾値との大小を比較することに
    より、該宅内側終端装置に対する給電中の給電電圧と上
    記所定の基準電圧とを比較して、上記ディジタル回線及
    び宅内側終端装置の正常性を監視し、上記ディジタル回
    線又は該宅内側終端装置が異常であると判定された場合
    は、警報を発生することを特徴とする、請求項12記載
    の給電監視方法。
  15. 【請求項15】 交換機における局側を加入者線毎に終
    端する局側終端回路と、 上記加入者毎の回線を共通化して終端する終端共通部
    と、 複数の加入者線を収容する集線装置とをそなえてなる局
    側終端装置において、 該局側終端回路が、 該局側終端装置にディジタル回線を介して接続された宅
    内側終端装置に対して、ディジタル回線を介して定電流
    を給電する定電流給電回路と、該定電流給電回路による
    給電状態を監視する監視手段とをそなえ、該監視手段
    が、該定電流給電回路の給電電圧と所定の基準電圧とを
    比較して上記ディジタル回線及び該宅内側終端装置の正
    常性を監視する電圧監視部と、該定電流給電回路から上
    記ディジタル回線を介して該宅内側終端装置へ給電を開
    始する時点の該定電流給電回路の給電電圧を上記基準電
    圧として設定する自動設定部とをそなえてなる給電監視
    装置をそなえたことを特徴とする、局側終端装置。
  16. 【請求項16】 該給電監視装置の監視手段における電
    圧監視部において、上記ディジタル回線又は該宅内側終
    端装置が異常であると判定された場合は、警報を発生す
    る警報手段をそなえたことを特徴とする、請求項15記
    載の局側終端装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526954A (ja) * 2003-05-30 2006-11-24 エーディーシー ディーエスエル システムズ,インコーポレイティド ライン電源供給されるネットワークエレメントを管理するためのエレメント管理システム
JP2018503288A (ja) * 2014-11-19 2018-02-01 リニアー テクノロジー コーポレイションLinear Technology Corporation イーサネット(登録商標)PoDLシステムにおける絶縁地絡の検出

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