JPH0730787B2 - ころがり軸受の故障検出方法 - Google Patents
ころがり軸受の故障検出方法Info
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- JPH0730787B2 JPH0730787B2 JP2326655A JP32665590A JPH0730787B2 JP H0730787 B2 JPH0730787 B2 JP H0730787B2 JP 2326655 A JP2326655 A JP 2326655A JP 32665590 A JP32665590 A JP 32665590A JP H0730787 B2 JPH0730787 B2 JP H0730787B2
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
より検知する方法に関する。
輪間に転動体(ボール又はころ)を有するころがり軸受
において、外輪、内輪及び転動体のそれぞれの接触面の
いずれかに傷があると回転中に振動が発生する。この振
動は傷が外輪、内輪及び転動体のいずれに存在するかに
よってそれぞれ異なる固有の振動数を有している。この
振動は、例えば転動体に傷がある場合には、その傷が回
転中に外輪又は内輪の転走面に接触することによって生
じる。また外輪又は内輪の転走面に傷がある場合には、
回転中に複数の転動体が順次その傷に接触することによ
って振動が生じる。従ってこれらの振動の周波数はころ
がり軸受の回転数に応じて変化する。ころがり軸受の回
転数は外輪に対する内輪の回転数によって表される。一
般にころがり軸受が使用される場合には、内輪又は外輪
のいずれか一方が固定され、他方が回転される。
れの周波数の理論値は一般によく知られている次の式
(1)、(2)及び(3)によって表される。すなわち 外輪に傷がある場合の周波数foutは 内輪に傷がある場合の周波数finは 転動体に傷がある場合の周波数fballは によって表される。
サを取付けてその振動を電気信号に変換して検出するこ
とができる。検出された信号は周波数分析装置により周
波数分析され、複数の周波数とそれぞれの周波数の信号
の強さのデータにより表わされる周波数スペクトル分布
が得られる。
(1)、(2)及び(3)から算出された周波数の集合
である基準スペクトル分布と比較し、一致又は近似して
いるものがあるかどうかを調査する。その結果一致又は
近似しているものがあるときは、その周波数における信
号の強さを故障判定のためにあらかじめ経験的に定めら
れた判定基準レベルと比較する。そして判定基準レベル
を越えている場合にはその周波数に対応する原因の故障
が生じていると判定する。
及び内輪と転動体間にスリップが生じ、それによって微
少な振動が発生する。振動センサの検出出力にはこの微
少振動によるものも混入しているので、実測による周波
数スペクトル分布と式(1)、(2)及び(3)から得
られる基準スペクトル分布とは一致しない。
に所定の幅の基準周波数帯域を設けている。その基準周
波数帯域は使用する周波数分析装置の分解能△fと経験
的に定められた定数±nとの積±n・△fによって表さ
れる。
たスペクトル分布を比較することによって、ころがり軸
受の故障箇所を判定している。
ているが、ころがり軸受の傷の状況によってはその振動
の周波数が±n・△fによって表される基準周波数帯域
に入らない場合がある。従来の技術による判定において
は、測定された周波数が前記の基準周波数帯域に入らな
い場合は異常とは判定しないので、測定された周波数が
予知できない原因によって基準周波数帯域からずれてい
る場合には傷等の故障が実在するにもかかわらず故障が
ないものと判定されるおそれがある。
場合において、振動レベルの測定値は振動発生点と測定
点(センサの位置)間の距離によって変化し、遠ければ
測定値は小さくなる。また周波数が高い程伝播中の減衰
も大きくなりその結果測定値は小さくなる。従って一定
の判定基準レベルで判定をして故障の有無を判定したの
では故障を正しく検知することができない場合が生じ
る。
るステップ、前記検出信号をA/D変換するステップ、前
記A/D変換された検出信号に基づいて検出信号の周波数
スペクトル分析を行うステップ、周波数スペクトル分析
された複数の周波数の内、スペクトル強度の大きい方か
ら順に所定数の周波数を選出するステップ、第1のメン
バーシップ関数に関して、横軸が周波数、縦軸がグレー
ドを表す座標において、ころがり軸受の外輪に傷がある
場合、内輪に傷がある場合又は転動体に傷がある場合の
振動の理論的な基本周波数のそれぞれの横座標値におけ
るグレード1の点を頂点とする3個の三角形を有する第
1のメンバーシップ関数をメモリに設定するステップ、
第1のメンバーシップ関数に基づいて、前記の周波数ス
ペクトル分析された前記所定数の周波数のそれぞれのグ
レードを求めるステップ、第2のメンバーシップ関数に
関して、横軸がスペクトル強度を表し、縦軸が、グレー
ドを表す座標において、座標の原点を通り、グレード1
に向かって漸増する曲線によって表される第2のメンバ
ーシップ関数をメモリに設定するステップ、第2のメン
バーシップ関数に基づいて、前記の所定数の周波数のそ
れぞれのスペクトル強度に対するグレードを求めるステ
ップ、前記第1のメンバーシップ関数に基づいて求めら
れた前記所定数の周波数のそれぞれのグレードと、前記
第2のメンバーシップ関数に基づいて求められた前記所
定数の周波数のそれぞれのスペクトル強度に対するグレ
ードとの積を、前記所定数のそれぞれの周波数及び内輪
のグレード、外輪のグレード、転動体のグレード毎に求
めるステップ、及び前記積の値の代数和を、内輪、外輪
及び転動体毎に求めることによって、内輪、外輪及び転
動体において異常が生じている可能性を判定するステッ
プを備えている。
れた複数の周波数のそれぞれグレードを第1のメンバー
シップ関数から求め、また前記複数の周波数のスペクト
ル強度のそれぞれのグレードを第2メンバーシップ関数
から求め、両グレードを用いてグレード付フローにもと
づく所定の演算をすることによって異常が生じている確
率がグレードによって表される。
例における実験用の振動データ収集装置を示す。図にお
いて、軸1は正常なボールベアリング2と欠陥を有する
供試用ボールベアリング3によって支持されており、そ
の一端はカップリング4を介してモーター5に連結され
ている。軸1の他端には負荷としての円板6が固定され
ている。供試用ボールベアリング3の取付ハウジング3A
には加速度センサ7が設けられており、モーター5によ
り軸1が回転するときの供試用ボールベアリング3の振
動を検出する。検出された信号は異常検出装置17に入力
される。異常検出装置17において、その入力信号はエン
ベロープ検波された後A/D変換され、デジタル信号に変
換されてコンピュータシステムに入力される。コンピュ
ータシステムにおいては、所定のソフトウェアによる公
知のスペクトルアナライザ機能によって入力信号の周波
数スペクトル分析が行なわれる。
のボールベアリング3の仕様は、軸径(Φ1)25mm、ピ
ッチ円径(D)は36.0mm、ボール径(d)は6.35mm、ボ
ール数(Z)は10個、接触角(α)は0゜である。また
供試用ボールベアリング3を故意に異常状態にするため
にその外輪8に直径約3mmの穴9を設けている。
ールベアリング3の振動を加速度センサ7で検出し、ス
ペクトル分析をしたスペクトルを示す。図において最も
高い加速度(G)(1G=980cm/sec2)を有する振動の周
波数は43.5HZであり、その加速度は0.0795(G)であ
る。分析されたスペクトルの内上位10個の周波数とその
加速度(G)の大きさを第1表に示す。
ール11に傷がある場合の振動の周波数の理論値は前記
「従来の技術の項」において挙げた式(1)、(2)及
び(33)により求められる。その基本周波数と第5次ま
での高調波を第2表に示す。
して、第1表の周波数の分布を表すためのファジィ集合
を第4図に示す3個の三角形によるメンバーシップ関数
を定義し、これを異常検出装置17内のメモリに設定す
る。このメンバーシップ関数は各基本波周波数(44.0H
Z,62.9HZ,58.1HZ)においてグレード1の頂点を有し、
その頂点とその頂点の基本波周波数にとなり合う他の基
本波周波数のグレード零の点を結ぶ3個の三角形であっ
て、両端の三角形は二等辺三角形としたものにより表さ
れる。
周波数の集合のグレード値を求めた結果を第3表に示
す。
ル強度(加速度:G)に関するファジィ集合を第5図に示
す。図におけるメンバーシップ関数はファジィ診断にお
いて一般的に用いられているものであり、式(3)によ
って表される。
のとき、グレードが0.5になるようになされている。こ
のメンバーシップ関数も異常検出装置17内のメモリに設
定される。
(加速度:G)の値を第5図のメンバーシップ関数に適用
して求めたグレードを第4表に示す。
ード、ボールのグレード)と第4表のグレードとの積を
各番号毎に求め、その結果のグレードを第5表に示す。
第5表に示すグレードは周波数のグレードと各周波数に
おける加速度のグレードの両者の成分を含むグレードで
ある。
を式(4)に示す代数和演算の公式によって求めること
によって内輪に傷のある可能性を表すグレードが得られ
る。
(4) 第5表の場合その値は0.000である。
算式はこれに限られるものでない。
和を求めることによって、それぞれ外輪に傷のある可能
性及びボールに傷のある可能性を表すグレードが得られ
る。第5表の場合のそれらの値はそれぞれ0.919及び0.0
81である。ここで使用される「可能性」の用語は実質的
に「確率」と同じ意味である。
異常診断のフローチャートである。このフローチャート
においては、判断を示す各ステップにおいて、イエス
(Yで表示)又はノー(Nで表示)の可能性をその近傍
に付記したグレードを示す数値により表している。第5
表より、内輪のグレードは零、外輪及びボールのグレー
ドはそれぞれ0.919及び0.081である。フローチャート及
び以下の説明において、0.919及び0.081の値は4捨5入
してそれぞれ0.92及び0.08とする。
ある可能性を判定する。内輪に傷のある可能性は0.00で
あるのでイエス(以下Yと略記する)のグレードは0.0
0、ノー(以下Nと略記する)のグレードは1.00とな
る。
する。外輪に傷のある可能性は0.92であるので、Yのグ
レードは0.92、Nのグレードは0.08である。さらにステ
ップ(3)においてボール傷の可能性を判定する、ボー
ル傷の可能性は0.08なので、Yのグレードは0.08、Nの
グレードは0.92となる。その結果、内輪、外輪及びボー
ルに共に傷があるグレードは第6図のボックス(a)に
示すように008となる。
図のボックス(b)に示すように0.92となる。以下同様
に、内輪とボールに共に傷のあるグレードは第6図のボ
ックス(c)に示す0.08、内輪のみに傷のあるグレード
は0.92(ボックス(d))、外輪とボールに共に傷があ
るグレードは0.08(ボックス(e))、外輪にのみ傷の
あるグレードは0.92(ボックス(f))、ボールにのみ
傷があるグレードは0.08(ボックス(G))及び「その
他」の場合のグレードは0.92(ボックス(h))とな
る。「その他」は例えば異常が見当らない場合も含まれ
る。
トに基づいて、内輪傷、外輪傷及びボールの傷のそれぞ
れの可能性を示すグレードの組を求め、それらを第6表
に表す。
のYのグレード、ステップ(2)のYのグレード及びス
テップ(3)のYのグレードによって得られる。同様に
して、ボックス(b)のグレードの組はステップ(1)
のYのグレード、ステップ(2)のYのグレード、ステ
ップ(3)のNのグレードによって得られる。またボッ
クス(c)のグレードの組は、ステップ(1)のYのグ
レード、ステップ(2)のNのグレード、ステップ
(3)のYのグレードによって得られる。このようにし
て他のボックス(a)〜(h)についてもグレードの組
が得られる。次にミニマム法により、各グレードの組の
中で最少のグレードを選択する。その結果を第6表の最
下行に示す。この結果から、次のような4種の診断結果
が得られる。
トを示す。振動センサ7によって検出された出力信号は
(ステップ11)エンベロープ検波器によってエンベロー
プが検出され(ステップ12)、LPF(ローパスフィル
タ)によって不要な高い周波数の成分が除去される(ス
テップ13)。次にサンプルホールド回路によってサンプ
リングされる(ステップ14)。サンプリングされた信号
はA/Dコンバータによりデジタル信号に変換され(ステ
ップ15)、コンピュータシステムに入力される(ステッ
プ16)。
よって前記のスペクトル分析、メンバーシップ関数の演
算、診断結果の出力が行なわれる(ステップ16)。
おいて、その異常がころがり軸受の構成要素である外
輪、内輪及び転動体のいずれに生じているかをそれぞれ
の可能性すなわち確率を示す数値によって表す。従っ
て、特に異常が複数の構成要素(例えば外輪と転動体)
に生じている場合において、それらの異常の程度を確率
によって個々に知ることができる。
タ収集装置の側面図、第2図はボールベアリングの平面
図、第3図は共試用ボールベアリングの振動のスペクト
ル分布を示す図、第4図は共試用ボールベアリングの振
動のスペクトル分布に関するメンバーシップ関数の図、
第5図はボールベアリングの振動のスペクトル強度に関
するメンバーシップ関数、第6図は異常診断のフローチ
ャート、第7図はこの実施例を実施する異常検出装置で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】ころがり軸受の回転中の振動を検出し検出
信号を出力するステップ、 前記検出信号をA/D変換するステップ、 前記A/D変換された検出信号に基づいて検出信号の周波
数スペクトル分析を行うステップ、 周波数スペクトル分析された複数の周波数の内、スペク
トル強度の大きい方から順に所定数の周波数を選出する
ステップ、 第1のメンバーシップ関数に関して、横軸が周波数、縦
軸が0〜1のグレードの値を表す座標において、ころが
り軸受けの外輪に傷がある場合、内輪に傷がある場合又
は転動体に傷がある場合の3つの場合についてそれぞ
れ、振動の理論的な基本周波数の横座標値におけるグレ
ードの値が1である各点を頂点とする3個の三角形を有
する第1のメンバーシップ関数をメモリに設定するステ
ップ、 第1のメンバーシップ関数に基づいて、前記の周波数の
スペクトル分析された前記所定数の周波数のそれぞれの
グレードを求めるステップ、 第2のメンバーシップ関数に関して、横軸がスペクトル
強度を表し、縦軸がグレードを表す座標において、座標
の原点を通り、グレード1に向って漸増する曲線によっ
て表される第2のメンバーシップ関数をメモリに設定す
るステップ、 第2のメンバーシップ関数に基づいて、前記の所定数の
周波数のそれぞれのスペクトル強度に対するグレードを
求めるステップ、 前記第1のメンバーシップ関数に基づいて求められた前
記所定数の周波数のそれぞれのグレードと、前記第2の
メンバーシップ関数に基づいて求められた前記所定数の
周波数のそれぞれのスペクトル強度に対するグレードと
の積を、前記所定数のそれぞれの周波数及び内輪のグレ
ード、外輪のグレード、転動体のグレード毎に求めるス
テップ、及び 前記積の値の代数和を、内輪、外輪及び転動体毎に求め
ることによって、内輪、外輪及び転動体において異常が
生じている可能性を判定するステップ を有するころがり軸受の故障検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2326655A JPH0730787B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ころがり軸受の故障検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2326655A JPH0730787B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ころがり軸受の故障検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04194412A JPH04194412A (ja) | 1992-07-14 |
| JPH0730787B2 true JPH0730787B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=18190198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2326655A Expired - Lifetime JPH0730787B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ころがり軸受の故障検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730787B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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-
1990
- 1990-11-27 JP JP2326655A patent/JPH0730787B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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| JPH04194412A (ja) | 1992-07-14 |
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