JPH0730814Y2 - 外装パネルの取付構造 - Google Patents

外装パネルの取付構造

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JPH0730814Y2
JPH0730814Y2 JP9577990U JP9577990U JPH0730814Y2 JP H0730814 Y2 JPH0730814 Y2 JP H0730814Y2 JP 9577990 U JP9577990 U JP 9577990U JP 9577990 U JP9577990 U JP 9577990U JP H0730814 Y2 JPH0730814 Y2 JP H0730814Y2
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俊明 佐々木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の壁面に外装パネルを係止する場合
に、その取付けのための作業性を改善して安全性を向上
し、また雨水が建物内部に浸入しないように防水加工を
施し、かつ建築物の美観を向上させるようにした外装パ
ネルの取付構造に関する。
〔従来の技術〕
従来建物の外壁にパネルを取付ける外装パネルの取付構
造としては、例えば、第6図に示すようなものがある。
建物1の躯体壁面2に、方立部材3によってパネル設置
面4を形成させ、一方外装パネルとして、四周に折曲げ
加工の施されていない矩形平板を取付けることができる
ように、予め上下の枠材11,12及び左右の枠材13,14によ
り矩形に枠組みされた補強枠15を形成し、補強枠15に、
外装パネルの表面板16を、その裏面から立設したスタッ
ドボルト17によって取付け、表面板16が取付けられた補
強枠15を、方立部材3によって形成されたパネル設置面
4の上に、固定部材19により取付けて、外装パネルユニ
ット18を形成するものが用いられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところでこのような従来の外装パネルにあっては、外装
パネルの表面板16が取付けられた補強枠15を、建物1の
パネル設置面4の上に組付けて行く場合に、外装パネル
ユニット18がかなり重いため、重量物をパネル設置面4
に取付けることとなり、高所で重量物を取扱う困難な作
業を行わなければならないという問題があった。
さらにパネル設置面4は、前後左右に方立部材3を組付
けて形成しているため、構造が複雑で施工に時間がかゝ
るという問題があった。
また第6図に示す外装パネルユニット18を、パネル設置
面4に取付ける場合には、固定部材19によって固定する
ので取付施工が面倒であり、さらに外装パネルユニット
18の表面板16のすき間から、防水処理のための固定部材
19が見えてしまい、外観の見映えがよくないという問題
があった。
この考案は、このような従来の課題に着目してなされた
もので、外装パネルの表面板として任意の形状のものを
使用することができ、高所で重量物の取付作業を、容易
に行うことができるようにすると共に、構造が簡単で雨
水が侵入することがなく、また外観品質を向上させた外
装パネルの取付構造を得ることをその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を解決するための手段として、そ
の構成を、建物の外壁から所定距離離れた位置に、方立
部材によりパネル設置面を形成し、該パネル設置面に外
装パネルを取付ける外装パネルの取付構造において、建
物躯体に対して垂直方向位置に取付けられ、かつ前記パ
ネル設置面に垂直方向に複数の溝条部が設けられ、該溝
条部に水密性のシール材が充填された方立部材と、矩形
形状のパネル裏面に、上下枠材及び左右側枠材からなり
四角形を形成する補強枠を固着し、該補強枠の前記パネ
ル裏面と接する部分に溝条部が設けられ、該溝条部に水
密性のシール材が充填された外装パネルとからなること
とし、また前記外装パネルの補強枠は、上下枠材を構成
する上枠材の前記パネル設置面に接する側は前記外装パ
ネルの上端より上方に突出する板状体を形成し、前記上
下枠材を構成する下枠材の前記パネル設置面に接する側
は前記外装パネルの下端以内の長さを有する板状体を形
成し、前記両者の板状体の何れか一方に溝部を、他の一
方に該溝部に係合する突縁部を設けることとした。
〔作用〕
次に本考案の作用を説明すると、外装パネルの取付けの
ために、建物躯体に対して垂直方向位置に方立部材を取
付け、該方立部材のパネル設置面に垂直方向に複数の溝
条部を設け、その溝条部に水密性のシール材が充填され
ている。また矩形形状のパネル裏面に、上下枠材及び左
右側枠材からなる四角形の補強枠を固着し、該補強枠の
前記パネル裏面と接する部分に溝条部を設け、その溝条
部にも水密性のシール材が充填されている。
また前記外装パネルの補強枠の中で、上枠材の前記パネ
ル設置面に接する側は外装パネルの上端より上方に突出
する板状体を形成し、下枠材の前記パネル設置面に接す
る側は前記外装パネルの下端以内の長さを有する板状体
を形成し、前記両者の板状体の何れか一方に溝部が、他
の一方に該溝部に設けられた突縁部に係合されるものと
する。よって補強枠に取付けられた外装パネルを組付け
るには、まず壁面の最下部に位置することになる外装パ
ネルの補強枠の上枠材の板状部を、方立部材によるパネ
ル設置面に取付け、その上枠材の板状体の溝部または突
縁部に、その上に位置することになる外装パネルの、補
強枠の下枠材から突出した突縁部または溝部をを嵌入さ
せることができるので、外装パネルを仮に保持した状態
で、その取付け作業を行うことができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図、第2図は本考案の一実施例の構成を示す断面図
である。第1図に示す建物躯体21の壁面22から所定距離
離れた位置に、方立部材23によりパネル設置面24が形成
され、パネル設置面24に外装パネル25を取付けられて、
建物躯体21の外装構造が形成される。ここで方立部材23
は建物躯体21に対して垂直方向位置に取付けられ、かつ
パネル設置面24に垂直方向に複数の溝条部26が設けら
れ、溝条部26に水密性のシール材27が充填されている。
また第3図および第4図に示すように、矩形形状の外装
パネル25の裏面に補強枠30を固着するが、補強枠30は上
下枠材として上枠材31、下枠材32により、左右側枠材と
して左右側部の枠材33,34によって四角形を形成する。
そして補強枠30の上枠材31、下枠材32および左右側部の
枠材33,34の外装パネル25の裏面と接する部分には、溝
条部28が設けられ、溝条部28に水密性のシール材29が充
填される。
また補強枠30は、上枠材31のパネル設置面24に接する側
が外装パネル25の上端25aより上方に突出する板状体35
を形成し、下枠材32のパネル設置面24に接する側が外装
パネル25の下端25bに至る長さより短い長さを有する板
状体37を形成し、上枠材31の板状体35上方に溝部36を設
け、下枠材32の板状体37の下方に、溝部36に係合する突
縁部38を設けるようにした。こゝで第4図に示すよう
に、上枠材31の板状体35は、その片面が補強枠30のパネ
ル設置面24と同一面となるような位置に設け、下枠材32
の板状体37の突縁部38は、その一段下になるパネルの補
強枠30の上枠材31から突出する板状体35の溝部36に嵌入
させるような位置に設ける。こゝに板状体37の突縁部38
は、溝部36と係合するため板状体37をそのまゝ延長した
形ではなく、少し内側の位置に設けられる。また左右側
部の枠材33,34は断面がコ字状に形成され、コ字状の側
面の上下の部分は45°に切欠いて、上枠材31の板状体35
または下枠材32の板状体37に接続するようになってい
る。
また第1図及び第4図からもわかるように、上枠材31の
板状体35は、溝部36がその上に来る補強枠30の下枠材32
の、板状体37の突縁部37に係合するが、板状体35の長さ
はかなり長く、その上に溝部36が設けられており、これ
に係合する下枠材32からの突縁部38の長さは短く、下枠
材32から直接突縁部38が突出するようになっている。よ
って上枠材31の板状体35は、その上に位置することにな
る外装パネル25の補強枠30から張出した下端の部分25b
に入り込むようになる。そして板状体35の上方の溝36の
直下の部分で、セルフドリリングスクリュウ40により方
立部材23のパネル設置面24に固定される。従って上下に
なって取付けられた外装パネル25,25の隙間からは、板
状体35の中央部が見えることになって、溝部36と突縁部
38とによる係合部分やセルフドリリングスクリュウ40
は、外装パネル25の外部から見えなくなる。
なお第2図は本考案の外装パネルの横断面図であるが、
図に示すように、方立部材23によってパネル設置面24を
形成する際に、方立部材23はパネル設置面24の垂直方向
のみに配置され、垂直な部材のみによってパネル設置面
24が形成されていることが分る。そして方立部材23の垂
直方向に複数の溝条部26が設けられ、溝条部26に水密性
のシール材27が充填されている状態を示している。また
左右側部の枠材33,34の外装パネル25の裏面と接する部
分には、溝条部28が設けられ、溝条部28に水密性のシー
ル材29が充填されている状態をも示している。
補強枠30が取付けられた外装パネル25を、建物躯体21の
壁面22から所定距離離れた位置に、方立部材23によって
形成されたパネル設置面24に取付けるには、まず第3図
に示すようにアングル材50を壁面22にアンカーボルト51
によって取付け、アングル材50に方立部材23をボルトナ
ット52によって取付ける。こうして方立部材23によりパ
ネル設置面24が形成されるが、次に一番下側に位置する
ことになる外装パネル25の補強枠30を、上枠材31の板状
体35の溝部36の直下部で、セルフドリリングスクリュウ
40によりパネル設置面24に取付ける。その板状体35の溝
部36に、その上に位置することとなる外装パネル25の、
補強枠30の下枠材32から突出した突縁部38を嵌入させ、
上に位置するべき外装パネル25の補強枠30を仮に保持し
た状態で、上枠材31の板状体35をセルフドリリングスク
リュウ40によりパネル設置面24に取付ける。こうして次
々に上方に補強枠30を積み上げるようにして組込んで行
き、補強枠30の表面に取付けた外装パネル25によりパネ
ル面が形成される。こゝで方立部材23によるパネル設置
面24は垂直方向位置に設けられ、パネル設置面24には垂
直方向に複数の溝条部26を設け、溝条部26に水密性のシ
ール材27が充填されているので、方立部材23と補強枠30
との間の水密性を保持することができる。
なお補強枠30の上下枠材31,32と左右側部の枠材33,34
は、外装パネル25の裏面と接する部分にも、水密性のシ
ール材29が四周に充填されているので、水密性が確保さ
れる。
第5図は本考案の他の実施例で、第1図の実施例では補
強枠30の上枠材31の上方に突出する板状体35の上方に溝
部36を設け、下枠材32の板状体37の下方に溝部36に係合
する突縁部38を設けたのに対し、溝部と突縁部を逆に
し、下枠材32の下方に溝部46を設け、上枠材31の上方に
突出する板状体35の上方に溝部46に係合する突縁部48を
設けるようにしたものである。その他の構成については
前記の実施例と全く同様であり、作用効果も同様であ
る。
なお上記の実施例では外装パネル25は、四周に折曲げ加
工されていない矩形のパネル板を用いることゝしたが、
他の形式のパネル板を用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、方立部材を建
物躯体に対して垂直方向位置に取付け、かつパネル設置
面に垂直方向に複数の溝条部を設け、該溝条部に水密性
のシール材が充填し、また外装パネルを、矩形形状のパ
ネル裏面に上下枠材及び左右側枠材からなり四角形を形
成する補強枠を固着して形成し、該補強枠のパネル裏面
と接する部分の四周に溝条部を設けて、水密性のシール
材を充填したので、外装パネルの間隙から雨水が侵入し
ても、建物躯体の壁面に水が侵入してこない防水性の高
いものとなり、外装パネルを2本の方立部材の間に順次
組込んで、縦一列づつパネルを形成することができ、施
工を短時間で行うことができるという効果を有する。
さらに外装パネルの補強枠は、上下枠材を構成する上枠
材の前記パネル設置面に接する側は前記外装パネルの上
端より上方に突出する板状体を形成し、前記上下枠材を
構成する下枠材の前記パネル設置面に接する側は前記外
装パネルの下端に至る長さより短い長さを有する板状体
を形成し、前記両者の何れか一方に溝部が、他の一方に
該溝部に係合する突縁部が設けられることとしたので、
外装パネルが組込まれた補強枠を、その下の補強枠の上
に一時的に保持した状態で,次々に上方にを積み上げる
ようにして組込んで取付け作業を行うことができ、高所
で重量物を取扱う外装パネルの危険な取付作業を、簡便
に行うことができるという効果が得られる。
また外装パネルの取付構造として、矩形の補強枠を形成
してその表面に外装パネルを取付けたので、例えば四周
に折曲げ加工されていない矩形のパネル板のような、任
意の形状の表面板を用いることができ、外装パネルと外
装パネルの目地間がシャープでくっきりとしたものとす
ることができ、美観上の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る外装パネルの断面図、第
2図は第1図の外装パネルの横断面図、第3図は第1図
の外装パネルの補強枠を内側から見た斜視図、第4図は
上下になった第3図の補強枠を組付けている状態の斜視
図、第5図は他の実施例の外装パネルの縦断面図、第6
図は従来の外装パネルの横断面図である。 21……建物躯体 22……躯体壁面(外壁) 23……方立部材 24……パネル設置面 25……外装パネル 26……溝条部(方立部材の) 27……シール部材 28……溝条部(補強枠上下左右枠材の) 29……シール部材 30……補強枠 31……上枠材 32……下枠材 33,34……左右側部枠材 35……板状体(上枠材の) 36……溝部 37……板状体(下枠材の) 38……突縁部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の外壁から所定距離離れた位置に、方
    立部材によりパネル設置面を形成し、該パネル設置面に
    外装パネルを取付ける外装パネルの取付構造において、 建物躯体に対して垂直方向位置に取付けられ、かつ前記
    パネル設置面に垂直方向に複数の溝条部が設けられ、該
    溝条部に水密性のシール材が充填された方立部材と、 矩形形状のパネル裏面に、上下枠材及び左右側枠材から
    なり四角形を形成する補強枠を固着し、該補強枠の前記
    パネル裏面と接する部分に溝条部が設けられ、該溝条部
    に水密性のシール材が充填された外装パネルと からなる外装パネルの取付構造。
  2. 【請求項2】前記外装パネルの補強枠は、上下枠材を構
    成する上枠材の前記パネル設置面に接する側は前記外装
    パネルの上端より上方に突出する板状体を形成し、前記
    上下枠材を構成する下枠材の前記パネル設置面に接する
    側は前記外装パネルの下端以内の長さを有する板状体を
    形成し、前記両者の板状体の何れか一方に溝部を、他の
    一方に該溝部に係合する突縁部を設けた請求項1記載の
    外装パネルの取付構造。
JP9577990U 1990-09-12 1990-09-12 外装パネルの取付構造 Expired - Lifetime JPH0730814Y2 (ja)

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