JPH07309594A - 吊りロッドエレメントおよび吊りロッドエレメントの結合力解除方法並びに装置 - Google Patents
吊りロッドエレメントおよび吊りロッドエレメントの結合力解除方法並びに装置Info
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- JPH07309594A JPH07309594A JP12690094A JP12690094A JPH07309594A JP H07309594 A JPH07309594 A JP H07309594A JP 12690094 A JP12690094 A JP 12690094A JP 12690094 A JP12690094 A JP 12690094A JP H07309594 A JPH07309594 A JP H07309594A
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Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吊りロッドを軸方向に移動させたときに、ロ
ッドエレメント相互の結合力を自動的に解除できるよう
にする。 【構成】 吊りロッドエレメント40は、一端部に大径
の頭部44を有し、他端部に雄ねじ部46が設けてあ
る。頭部44の端面には、他のロッドエレメントの雄ね
じ部と螺合させる雌ねじ部48が設けてあり、複数のロ
ッドエレメント40を軸方向に螺着連結して吊りロッド
を形成できるようにしてある。また、頭部44の周面に
は、一対のガイドピン50が直径方向に突設してあり、
このガイドピン50が回転力付与手段と係合し、吊りロ
ッドが軸方向に移動するのに伴って回転力付与手段から
結合を解除する方向の回転力を受ける。
ッドエレメント相互の結合力を自動的に解除できるよう
にする。 【構成】 吊りロッドエレメント40は、一端部に大径
の頭部44を有し、他端部に雄ねじ部46が設けてあ
る。頭部44の端面には、他のロッドエレメントの雄ね
じ部と螺合させる雌ねじ部48が設けてあり、複数のロ
ッドエレメント40を軸方向に螺着連結して吊りロッド
を形成できるようにしてある。また、頭部44の周面に
は、一対のガイドピン50が直径方向に突設してあり、
このガイドピン50が回転力付与手段と係合し、吊りロ
ッドが軸方向に移動するのに伴って回転力付与手段から
結合を解除する方向の回転力を受ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重量構造物等を揚重す
るための吊りロッドに係り、特に吊りロッドを構成する
吊りロッドエレメントの構造と吊りロッドエレメント相
互の結合力を解除する結合力解除方法および装置に関す
る。
るための吊りロッドに係り、特に吊りロッドを構成する
吊りロッドエレメントの構造と吊りロッドエレメント相
互の結合力を解除する結合力解除方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば発電設備の設置の際など
に、重量物を揚重するために用いられる従来の吊りロッ
ドを示したものである。この吊りロッド10は、コマ状
の支持部12を軸方向に複数連設した形状をしていて、
一端部に雄ねじ部14が形成してあるとともに、他端部
に他のロッドの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部16が設け
てある。このように構成してある吊りロッド10は、保
管場所の問題や、作業現場間を輸送するための便宜、取
扱性、または重量物の揚重作業における作業性等を考慮
して5m程度の長さに形成してある。そして、吊りロッ
ド10を使用する場合には、複数のロッド10を相互に
軸方向に螺着連結し、下部に重量物を吊り下げた状態で
ジャッキにより上昇させられるようになっている。
に、重量物を揚重するために用いられる従来の吊りロッ
ドを示したものである。この吊りロッド10は、コマ状
の支持部12を軸方向に複数連設した形状をしていて、
一端部に雄ねじ部14が形成してあるとともに、他端部
に他のロッドの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部16が設け
てある。このように構成してある吊りロッド10は、保
管場所の問題や、作業現場間を輸送するための便宜、取
扱性、または重量物の揚重作業における作業性等を考慮
して5m程度の長さに形成してある。そして、吊りロッ
ド10を使用する場合には、複数のロッド10を相互に
軸方向に螺着連結し、下部に重量物を吊り下げた状態で
ジャッキにより上昇させられるようになっている。
【0003】すなわち、図10に示したように、重量構
造物20の周囲に鉄骨柱22を設置し、この鉄骨柱22
の上部に仮設梁24を突設して梁24上に中空ジャッキ
26を配設し、構造物20を下端に取り付けた吊りロッ
ド10を支持している。吊りロッド10は、構造物20
の揚重高さに見合う分の図9に示した吊りロッド10を
連結して構成してある。そして、中空ジャッキ26は、
図11に示したように、ロッド10に設けた支持部12
を介して吊りロッド10を押し上げて構造物20を揚重
する。
造物20の周囲に鉄骨柱22を設置し、この鉄骨柱22
の上部に仮設梁24を突設して梁24上に中空ジャッキ
26を配設し、構造物20を下端に取り付けた吊りロッ
ド10を支持している。吊りロッド10は、構造物20
の揚重高さに見合う分の図9に示した吊りロッド10を
連結して構成してある。そして、中空ジャッキ26は、
図11に示したように、ロッド10に設けた支持部12
を介して吊りロッド10を押し上げて構造物20を揚重
する。
【0004】すなわち、中空ジャッキ26は、シリンダ
30の内部に油圧により駆動する円筒状のラム32が配
置してあるとともに、ラム32の上部とシリンダ30の
下部とに、吊りロッド10の軸線と直交した方向にスラ
イドする上部チャック34と下部チャック36とが設け
てあり、これらのチャック34、36によって吊りロッ
ド10を支持するとともに上方に押し上げ、構造物20
を揚重するようになっている。
30の内部に油圧により駆動する円筒状のラム32が配
置してあるとともに、ラム32の上部とシリンダ30の
下部とに、吊りロッド10の軸線と直交した方向にスラ
イドする上部チャック34と下部チャック36とが設け
てあり、これらのチャック34、36によって吊りロッ
ド10を支持するとともに上方に押し上げ、構造物20
を揚重するようになっている。
【0005】揚重手順は、図11(1)に示してあるよ
うに、まず構造物20を吊り下げた吊りロッド10を上
部チャック34によって支持し、上部チャック34によ
って構造物20の荷重を受け止め、下部チャック36を
開放する。そして、この状態でラム32を作動し、吊り
ロッド10を1コマ分(支持部12の1つ分)押し上
げ、構造物20を吊りロッド10を介して吊り上げる。
次に、吊りロッド10が1コマ分上昇したところで下部
チャック36を閉じ、ラム32を下降させて下部チャッ
ク36によって支持部12を介して揚重荷重(吊り荷
重)を受ける。下部チャック36が吊りロッド10を支
持したならば、上部チャック34を開いてラム32をさ
らに下降さる。そして、上部チャック34が今まで支持
していた支持部の1つ下方の支持部の下まできたなら
ば、再び上部チャック34を閉じて上部チャック34に
よって吊りロッド10を支持し、下部チャック36を開
いて上記の操作を繰り返す。このようにして、ロッド1
0の相互の結合位置が中空ジャッキ26の上部まで上昇
してきたら、揚重作業を一時中断して上部の吊りロッド
10を取り外す。
うに、まず構造物20を吊り下げた吊りロッド10を上
部チャック34によって支持し、上部チャック34によ
って構造物20の荷重を受け止め、下部チャック36を
開放する。そして、この状態でラム32を作動し、吊り
ロッド10を1コマ分(支持部12の1つ分)押し上
げ、構造物20を吊りロッド10を介して吊り上げる。
次に、吊りロッド10が1コマ分上昇したところで下部
チャック36を閉じ、ラム32を下降させて下部チャッ
ク36によって支持部12を介して揚重荷重(吊り荷
重)を受ける。下部チャック36が吊りロッド10を支
持したならば、上部チャック34を開いてラム32をさ
らに下降さる。そして、上部チャック34が今まで支持
していた支持部の1つ下方の支持部の下まできたなら
ば、再び上部チャック34を閉じて上部チャック34に
よって吊りロッド10を支持し、下部チャック36を開
いて上記の操作を繰り返す。このようにして、ロッド1
0の相互の結合位置が中空ジャッキ26の上部まで上昇
してきたら、揚重作業を一時中断して上部の吊りロッド
10を取り外す。
【0006】このロッド10の取り外し作業は、まず取
り外そうとするロッド10が転倒や落下等しないように
クレーンなどの機材によってロッドエレメント10を保
持したのち、螺着連結されている上部のロッドエレメン
ト10をチェーンレンチなどの工具を用いて人手によっ
て結合解除方向に回転し、上部のロッドエレメント10
を下部のロッドエレメント10から取り外す。そして、
取り外したロッドエレメント10は、クレーンなどの装
置によって中空ジャッキ26を設置した仮設梁24上に
一時保管するか、または地上の降ろして保管する。
り外そうとするロッド10が転倒や落下等しないように
クレーンなどの機材によってロッドエレメント10を保
持したのち、螺着連結されている上部のロッドエレメン
ト10をチェーンレンチなどの工具を用いて人手によっ
て結合解除方向に回転し、上部のロッドエレメント10
を下部のロッドエレメント10から取り外す。そして、
取り外したロッドエレメント10は、クレーンなどの装
置によって中空ジャッキ26を設置した仮設梁24上に
一時保管するか、または地上の降ろして保管する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、このような油
圧作動の中空ジャッキ26と吊りロッド10とを用いる
揚重作業は、大型重量物の揚重作業に用いられる。この
ため、各ロッド10を連結している結合力が極めて大き
く、結合を解除するために吊りロッド10を回転させる
のに多大な労力を必要とする。そして、構造物20が傾
かないようにバランスさせて揚重する必要があるため、
数十台の中空ジャッキ26を同時に使用し、各中空ジャ
ッキ26に作業者を配置するようにしており、多くの人
手を必要とする。しかも、高い仮設梁24の上での高所
作業となるため、作業者の安全管理の面でも問題があ
る。
圧作動の中空ジャッキ26と吊りロッド10とを用いる
揚重作業は、大型重量物の揚重作業に用いられる。この
ため、各ロッド10を連結している結合力が極めて大き
く、結合を解除するために吊りロッド10を回転させる
のに多大な労力を必要とする。そして、構造物20が傾
かないようにバランスさせて揚重する必要があるため、
数十台の中空ジャッキ26を同時に使用し、各中空ジャ
ッキ26に作業者を配置するようにしており、多くの人
手を必要とする。しかも、高い仮設梁24の上での高所
作業となるため、作業者の安全管理の面でも問題があ
る。
【0008】また、構造物20を揚重する場合、構造物
20を傾斜させないように揚重するため、複数の中空ジ
ャッキ26を同期して均等に作動させて揚重する必要が
あるため、吊りロッド10の取り外し作業の際には、す
べての中空ジャッキ26の作動を必ず停止させて行わな
ければならない。ところが、ロッド10の取り外しに使
用するクレーンの数は限られており、数台のクレーンに
よって複数のロッド10を順次シーケンシャルに取り外
すため、構造物20の揚重、ロッド10の取り外しを含
めた全体の作業時間が長くなり、作業効率が低下するば
かりでなく、作業が長引くことから作業者の安全管理上
にも問題を生ずる。そして、取り外した吊りロッド10
を仮設梁24の上に降ろしたり、地上に降ろすために
は、クレーンなどの機材を必要とし、その台数も中空ジ
ャッキ26に対応した数だけ必要で、使用する機材が増
えるとともに、それを操作する作業員も増え、人員の配
置、工程管理などが煩雑となる問題がある。
20を傾斜させないように揚重するため、複数の中空ジ
ャッキ26を同期して均等に作動させて揚重する必要が
あるため、吊りロッド10の取り外し作業の際には、す
べての中空ジャッキ26の作動を必ず停止させて行わな
ければならない。ところが、ロッド10の取り外しに使
用するクレーンの数は限られており、数台のクレーンに
よって複数のロッド10を順次シーケンシャルに取り外
すため、構造物20の揚重、ロッド10の取り外しを含
めた全体の作業時間が長くなり、作業効率が低下するば
かりでなく、作業が長引くことから作業者の安全管理上
にも問題を生ずる。そして、取り外した吊りロッド10
を仮設梁24の上に降ろしたり、地上に降ろすために
は、クレーンなどの機材を必要とし、その台数も中空ジ
ャッキ26に対応した数だけ必要で、使用する機材が増
えるとともに、それを操作する作業員も増え、人員の配
置、工程管理などが煩雑となる問題がある。
【0009】このような問題に対して、吊りロッド10
の自動着脱装置の開発を行うことにより解決できる点も
あるが、上記のような揚重作業は一般に屋外において行
われるばかりでなく、吊りロッド自体も屋外に保管され
ることが多い。このため、連結部である吊りロッド10
のねじ部に水や砂、土等の塵埃が付着または侵入し、ロ
ッド10を取り外す際の回転トルクを大きく変化させ
る。従って、このような状況下において吊りロッド10
の自動着脱装置を開発するためには、最悪の状態を想定
する必要があり、装置自体がオーバースペックとなって
コスト高となるとともに、装置自体が大型化し、装置の
取扱性、作業の段取りなどの点で新たな問題を生ずる。
の自動着脱装置の開発を行うことにより解決できる点も
あるが、上記のような揚重作業は一般に屋外において行
われるばかりでなく、吊りロッド自体も屋外に保管され
ることが多い。このため、連結部である吊りロッド10
のねじ部に水や砂、土等の塵埃が付着または侵入し、ロ
ッド10を取り外す際の回転トルクを大きく変化させ
る。従って、このような状況下において吊りロッド10
の自動着脱装置を開発するためには、最悪の状態を想定
する必要があり、装置自体がオーバースペックとなって
コスト高となるとともに、装置自体が大型化し、装置の
取扱性、作業の段取りなどの点で新たな問題を生ずる。
【0010】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、吊りロッドを軸方向に移動させ
たときに、吊りロッドを構成しているロッドエレメント
相互の結合力を自動的に解除できるようにすることを目
的としている。また、本発明は、ロッドエレメントを自
動的に取り外すことができるようにすることを目的とし
ている。さらに、本発明は、作業者の負担の軽減と安全
性を向上できるようにすること等を目的としている。
ためになされたもので、吊りロッドを軸方向に移動させ
たときに、吊りロッドを構成しているロッドエレメント
相互の結合力を自動的に解除できるようにすることを目
的としている。また、本発明は、ロッドエレメントを自
動的に取り外すことができるようにすることを目的とし
ている。さらに、本発明は、作業者の負担の軽減と安全
性を向上できるようにすること等を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの吊りロッドを構成する吊りロッドエレメントは、複
数を軸方向に螺着して吊りロッドを形成する吊りロッド
エレメントにおいて、一端に大径頭部が形成され、他端
側に雄ねじ部が設けられた本体と、前記頭部端面に形成
した他の本体を螺着する雌ねじ部と、前記頭部周面に設
けた回転力を受ける係合部とを有する構成にしてある。
めの吊りロッドを構成する吊りロッドエレメントは、複
数を軸方向に螺着して吊りロッドを形成する吊りロッド
エレメントにおいて、一端に大径頭部が形成され、他端
側に雄ねじ部が設けられた本体と、前記頭部端面に形成
した他の本体を螺着する雌ねじ部と、前記頭部周面に設
けた回転力を受ける係合部とを有する構成にしてある。
【0012】また、本発明に係る吊りロッドエレメント
の結合力解除方法は、周面に係合部が設けてある吊りロ
ッドエレメントの複数を軸方向に螺着結合した吊りロッ
ドを軸方向に上昇させ、吊り荷重の作用していない前記
吊りロッドエレメントを、前記係合部を介して吊りロッ
ドエレメント相互の結合を解除する方向に回転させるこ
とを特徴としている。
の結合力解除方法は、周面に係合部が設けてある吊りロ
ッドエレメントの複数を軸方向に螺着結合した吊りロッ
ドを軸方向に上昇させ、吊り荷重の作用していない前記
吊りロッドエレメントを、前記係合部を介して吊りロッ
ドエレメント相互の結合を解除する方向に回転させるこ
とを特徴としている。
【0013】さらに、上記の結合力解除方法を実施する
ための吊りロッドエレメントの結合力解除装置は、周面
に係合部が設けてある吊りロッドエレメントの複数を軸
方向に螺着結合した吊りロッドを軸方向に移動させるロ
ッド昇降手段と、この昇降手段が上昇させる前記吊りロ
ッドの吊り荷重の作用していない前記吊りロッドエレメ
ントの係合部と係合し、この係合部を介して前記荷重の
作用していない吊りロッドエレメントを、吊りロッドエ
レメント相互の結合を解除する方向に回転させる回転力
付与手段とを有する構成となっている。回転力付与手段
は、内周面に螺旋溝を有するリング状のものであってよ
く、係合部はこの螺旋溝に案内されるピンなどの突起や
突条、溝等で構成することができるるが、摩擦係数等を
考慮すると、ピンなどの突起状に構成するとよい。
ための吊りロッドエレメントの結合力解除装置は、周面
に係合部が設けてある吊りロッドエレメントの複数を軸
方向に螺着結合した吊りロッドを軸方向に移動させるロ
ッド昇降手段と、この昇降手段が上昇させる前記吊りロ
ッドの吊り荷重の作用していない前記吊りロッドエレメ
ントの係合部と係合し、この係合部を介して前記荷重の
作用していない吊りロッドエレメントを、吊りロッドエ
レメント相互の結合を解除する方向に回転させる回転力
付与手段とを有する構成となっている。回転力付与手段
は、内周面に螺旋溝を有するリング状のものであってよ
く、係合部はこの螺旋溝に案内されるピンなどの突起や
突条、溝等で構成することができるるが、摩擦係数等を
考慮すると、ピンなどの突起状に構成するとよい。
【0014】また、本発明の吊りロッドエレメントの取
り外し装置は、周面に係合部が設けてある吊りロッドエ
レメントの複数を軸方向に螺着結合した吊りロッドを軸
方向に移動させるロッド昇降手段と、この昇降手段が上
昇させる前記吊りロッドの吊り荷重の作用していない前
記吊りロッドエレメントの係合部と係合し、この係合部
を介して前記荷重の作用していない吊りロッドエレメン
トを、吊りロッドエレメント相互の結合を解除する方向
に回転させる回転力付与手段と、この回転力付与手段が
結合力を解除した前記吊りロッドエレメントの周面に接
離可能に配置され、この吊りロッドエレメントを螺合解
除方向に回転させる螺合解除手段と、この螺合解除手段
が螺合を解除した前記吊りロッドエレメントを予め定め
た位置に搬送するエレメント搬送手段とを有する構成に
してある。
り外し装置は、周面に係合部が設けてある吊りロッドエ
レメントの複数を軸方向に螺着結合した吊りロッドを軸
方向に移動させるロッド昇降手段と、この昇降手段が上
昇させる前記吊りロッドの吊り荷重の作用していない前
記吊りロッドエレメントの係合部と係合し、この係合部
を介して前記荷重の作用していない吊りロッドエレメン
トを、吊りロッドエレメント相互の結合を解除する方向
に回転させる回転力付与手段と、この回転力付与手段が
結合力を解除した前記吊りロッドエレメントの周面に接
離可能に配置され、この吊りロッドエレメントを螺合解
除方向に回転させる螺合解除手段と、この螺合解除手段
が螺合を解除した前記吊りロッドエレメントを予め定め
た位置に搬送するエレメント搬送手段とを有する構成に
してある。
【0015】
【作用】上記のごとく構成した本発明においては、回転
力付与手段によって、ロッド昇降手段が吊りロッドを軸
方向に移動させたときに、吊り下げた重量物の荷重のか
かっていない吊りロッドエレメントを、係合部を介して
ロッドエレメント相互の結合を解除させる方向に回転す
るため、ロッドエレメントの結合力を自動的に解除する
ことができ、作業者の負担を大幅に軽減することができ
る。そして、結合力を解除した吊りロッドエレメントを
螺合解除手段によって螺合を解除する方向に回転させ、
螺合を解除したのちに、エレメント搬送手段によって所
定の位置まで搬送するので、作業者の高所作業を少なく
して作業者の安全性を大きく向上することができる。
力付与手段によって、ロッド昇降手段が吊りロッドを軸
方向に移動させたときに、吊り下げた重量物の荷重のか
かっていない吊りロッドエレメントを、係合部を介して
ロッドエレメント相互の結合を解除させる方向に回転す
るため、ロッドエレメントの結合力を自動的に解除する
ことができ、作業者の負担を大幅に軽減することができ
る。そして、結合力を解除した吊りロッドエレメントを
螺合解除手段によって螺合を解除する方向に回転させ、
螺合を解除したのちに、エレメント搬送手段によって所
定の位置まで搬送するので、作業者の高所作業を少なく
して作業者の安全性を大きく向上することができる。
【0016】
【実施例】本発明に係る吊りロッドエレメントおよび吊
りロッドエレメントの結合力解除方法並びに装置の好ま
しい実施例を、添付図面に従って詳細に説明する。な
お、前記従来技術において説明した部分に対応する部分
については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
りロッドエレメントの結合力解除方法並びに装置の好ま
しい実施例を、添付図面に従って詳細に説明する。な
お、前記従来技術において説明した部分に対応する部分
については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0017】図1は、本発明の実施例に係る吊りロッド
エレメント(以下、単にロッドエレメントと称する場合
もある)の説明図である。図1において、吊りロッドエ
レメント40は、本体42の一端部に大径の頭部44が
形成してあり、この頭部44に連なる小径部43の他端
側に雄ねじ部46が設けてある。また、頭部44の端面
中央部には、雌ねじ部48が設けてあり、この雌ねじ部
48に他の吊りロッドエレメントの雄ねじ部を螺合さ
せ、複数の吊りロッドエレメント40を軸方向に螺着連
結できるようになっている。さらに、頭部44の周面に
は、詳細を後述するように、吊りロッドエレメント40
に軸回りの回転力を与えるための係合部である一対のガ
イドピン50が直径方向に突出して設けてある。そし
て、本体42の他端側端面、すなわち雄ねじ部46を設
けた側の端面には、雄ねじ部46より小径の係合凸部5
2が形成してあって、雄ねじ部46を他の吊りロッドエ
レメントの雌ねじ部48に螺合する際の案内とするとと
もに、雄ねじ部46と雌ねじ部48との螺合が解除され
た際に、吊りロッドエレメント40が倒れたりなどしな
いようにしてある。
エレメント(以下、単にロッドエレメントと称する場合
もある)の説明図である。図1において、吊りロッドエ
レメント40は、本体42の一端部に大径の頭部44が
形成してあり、この頭部44に連なる小径部43の他端
側に雄ねじ部46が設けてある。また、頭部44の端面
中央部には、雌ねじ部48が設けてあり、この雌ねじ部
48に他の吊りロッドエレメントの雄ねじ部を螺合さ
せ、複数の吊りロッドエレメント40を軸方向に螺着連
結できるようになっている。さらに、頭部44の周面に
は、詳細を後述するように、吊りロッドエレメント40
に軸回りの回転力を与えるための係合部である一対のガ
イドピン50が直径方向に突出して設けてある。そし
て、本体42の他端側端面、すなわち雄ねじ部46を設
けた側の端面には、雄ねじ部46より小径の係合凸部5
2が形成してあって、雄ねじ部46を他の吊りロッドエ
レメントの雌ねじ部48に螺合する際の案内とするとと
もに、雄ねじ部46と雌ねじ部48との螺合が解除され
た際に、吊りロッドエレメント40が倒れたりなどしな
いようにしてある。
【0018】なお、吊りロッドエレメント40は、例え
ば頭部44の直径を140mm、小径部の直径を95m
m、全長を500mm、重量を30kg程度に形成し、
作業者が持ち運びができるようにすることが望ましい。
ば頭部44の直径を140mm、小径部の直径を95m
m、全長を500mm、重量を30kg程度に形成し、
作業者が持ち運びができるようにすることが望ましい。
【0019】このように構成した吊りロッドエレメント
40は、頭部44を上方にして雌ねじ部48に他の吊り
ロッドエレメントの雄ねじ部46を螺着結合することに
より、図2の符号60に示したような吊りロッドにさ
れ、下端に構造物などの重量物が取り付けられる。そし
て、吊りロッド60は、図2に図示しない構造物を吊り
下げた状態でロッド昇降手段としての中空ジャッキ26
によって支持される。この中空ジャッキ26は、詳細を
後述するように、最上位から2番目のロッドエレメント
40bの頭部44b下端部を支持し、この頭部44bを
介して吊りロッド60を上方に押し上げ移動させる。
40は、頭部44を上方にして雌ねじ部48に他の吊り
ロッドエレメントの雄ねじ部46を螺着結合することに
より、図2の符号60に示したような吊りロッドにさ
れ、下端に構造物などの重量物が取り付けられる。そし
て、吊りロッド60は、図2に図示しない構造物を吊り
下げた状態でロッド昇降手段としての中空ジャッキ26
によって支持される。この中空ジャッキ26は、詳細を
後述するように、最上位から2番目のロッドエレメント
40bの頭部44b下端部を支持し、この頭部44bを
介して吊りロッド60を上方に押し上げ移動させる。
【0020】中空ジャッキ26の上部には、サポート6
2を介してトルク開放リング(回転力付与手段)64が
配設してある。このトルク開放リング64は、図3に示
したように、下方から上昇してくる吊りロッドエレメン
ト40の頭部44が進入する受入れ穴66を中心部に有
しており、この受入れ穴66の内周面に複数の螺旋状の
ガイド溝68が軸線方向に設けてある。このトルク開放
リング64は、ガイド溝68がロッドエレメント40の
頭部44に設けたガイドピン50と係合し、詳細を後述
するように、吊りロッド60が上昇するのに伴って、ロ
ッドエレメント40を結合力が解除する方向に回転さ
せ、ロッドエレメント相互の結合力を解除する。また、
各ガイド溝68を仕切っている山部69は、頭部44の
進入端側が漸次低くなったテーパ部71となっていて
(図5参照)、ガイドピン50がガイド溝68に容易に
進入できるようにしてある。なお、トルク開放リング6
4は、サポート62に対して軸回りに多少回転できるよ
うになっていて、ガイド溝68の下部が確実にガイドピ
ン50と対応した位置となるようにしてある。
2を介してトルク開放リング(回転力付与手段)64が
配設してある。このトルク開放リング64は、図3に示
したように、下方から上昇してくる吊りロッドエレメン
ト40の頭部44が進入する受入れ穴66を中心部に有
しており、この受入れ穴66の内周面に複数の螺旋状の
ガイド溝68が軸線方向に設けてある。このトルク開放
リング64は、ガイド溝68がロッドエレメント40の
頭部44に設けたガイドピン50と係合し、詳細を後述
するように、吊りロッド60が上昇するのに伴って、ロ
ッドエレメント40を結合力が解除する方向に回転さ
せ、ロッドエレメント相互の結合力を解除する。また、
各ガイド溝68を仕切っている山部69は、頭部44の
進入端側が漸次低くなったテーパ部71となっていて
(図5参照)、ガイドピン50がガイド溝68に容易に
進入できるようにしてある。なお、トルク開放リング6
4は、サポート62に対して軸回りに多少回転できるよ
うになっていて、ガイド溝68の下部が確実にガイドピ
ン50と対応した位置となるようにしてある。
【0021】トルク開放リング64の上部には、螺合解
除手段となるエレメント回転装置70が設けてあるとと
もに、エレメント搬送装置72の把持グリップ74が配
置してある。エレメント回転装置70は、詳細を図4に
示してあるように、略C字状をなすフレーム76に複数
(実施例の場合、3つ)の押し出しシリンダ78が等角
度間隔で設けてある。これらの各シリンダ78には、回
転機構80が取り付けてある。回転機構80は、押し出
しシリンダ78によってフレーム76の半径方向に移動
させられてロッドエレメント40の小径部43に圧接
し、ロッドエレメント40を螺合が解除させる方向に回
転する。すなわち、回転機構80は、例えばゴムなどの
比較的摩擦係数の大きな部材からなる回転ローラとこの
ローラを回転駆動させるモータ等の駆動機とから構成し
てあり、吊りロッドエレメント40を3方向から挟持し
てロッドエレメント40を回転させ、下方のロッドエレ
メント40bとの螺合を解除するようになっている。な
お、フレーム76には、切欠き82が形成してあり、エ
レメント搬送装置72によって吊り下げられたロッドエ
レメント40の下端部を通過させるようにしている。
除手段となるエレメント回転装置70が設けてあるとと
もに、エレメント搬送装置72の把持グリップ74が配
置してある。エレメント回転装置70は、詳細を図4に
示してあるように、略C字状をなすフレーム76に複数
(実施例の場合、3つ)の押し出しシリンダ78が等角
度間隔で設けてある。これらの各シリンダ78には、回
転機構80が取り付けてある。回転機構80は、押し出
しシリンダ78によってフレーム76の半径方向に移動
させられてロッドエレメント40の小径部43に圧接
し、ロッドエレメント40を螺合が解除させる方向に回
転する。すなわち、回転機構80は、例えばゴムなどの
比較的摩擦係数の大きな部材からなる回転ローラとこの
ローラを回転駆動させるモータ等の駆動機とから構成し
てあり、吊りロッドエレメント40を3方向から挟持し
てロッドエレメント40を回転させ、下方のロッドエレ
メント40bとの螺合を解除するようになっている。な
お、フレーム76には、切欠き82が形成してあり、エ
レメント搬送装置72によって吊り下げられたロッドエ
レメント40の下端部を通過させるようにしている。
【0022】エレメント搬送装置72は、吊りロッドエ
レメント40aの頭部44aを把持する把持グリップ7
4を昇降させる昇降シリンダ84を有している。この昇
降シリンダ84は、自走する台車などを介して移送レー
ル86に沿って移動可能となっており、把持グリップ7
4を把持したロッドエレメント40aを所定の位置に設
けたロッドストッカ88に移送し、ロッドストッカ88
に収納できるようにしてある。
レメント40aの頭部44aを把持する把持グリップ7
4を昇降させる昇降シリンダ84を有している。この昇
降シリンダ84は、自走する台車などを介して移送レー
ル86に沿って移動可能となっており、把持グリップ7
4を把持したロッドエレメント40aを所定の位置に設
けたロッドストッカ88に移送し、ロッドストッカ88
に収納できるようにしてある。
【0023】上記のごとく構成した実施例の作用は、次
のとおりである。最下端の吊りロッドエレメント40に
は、構造物等の重量物が取り付けられる。そして、この
最下端のロッドエレメント40の頭部44の雌ねじ部4
8に、他のロッドエレメント40の雄ねじ部46を螺着
連結し、構造物の揚重位置に見合った長さの吊りロッド
60を形成する。ロッド昇降手段である中空ジャッキ2
6は、従来技術において説明したように、鉄骨柱に設け
た仮設梁上に設置してあり、図2に示したように、ロッ
ドエレメント40の頭部44下端面を介して吊りロッド
60を支持する。
のとおりである。最下端の吊りロッドエレメント40に
は、構造物等の重量物が取り付けられる。そして、この
最下端のロッドエレメント40の頭部44の雌ねじ部4
8に、他のロッドエレメント40の雄ねじ部46を螺着
連結し、構造物の揚重位置に見合った長さの吊りロッド
60を形成する。ロッド昇降手段である中空ジャッキ2
6は、従来技術において説明したように、鉄骨柱に設け
た仮設梁上に設置してあり、図2に示したように、ロッ
ドエレメント40の頭部44下端面を介して吊りロッド
60を支持する。
【0024】さて、図2のように中空ジャッキ26に設
けた上部チャック34によってロッドエレメント40b
の頭部44bを支持した状態において、中空ジャッキ2
6を作動してラム32を上昇させて吊りロッド60を押
し上げると、最上端の吊りロッドエレメント40aの頭
部44aがトルク開放リング64の受入れ穴66に下方
から進入する。そして、吊りロッドエレメント40a
は、吊りロッド60がさらに上昇すると頭部44aに設
けたガイドピン50aがトルク開放リング64のガイド
溝68に進入し、図5の矢印90のように押し上げられ
るのに伴って、ガイドピン50aがガイド溝68に沿っ
て移動し、このときトルク開放リング64からガイドピ
ン50aを介して回転力を受け、矢印92のようにロッ
ドエレメント40bとの結合力が解除される方向に回転
する。
けた上部チャック34によってロッドエレメント40b
の頭部44bを支持した状態において、中空ジャッキ2
6を作動してラム32を上昇させて吊りロッド60を押
し上げると、最上端の吊りロッドエレメント40aの頭
部44aがトルク開放リング64の受入れ穴66に下方
から進入する。そして、吊りロッドエレメント40a
は、吊りロッド60がさらに上昇すると頭部44aに設
けたガイドピン50aがトルク開放リング64のガイド
溝68に進入し、図5の矢印90のように押し上げられ
るのに伴って、ガイドピン50aがガイド溝68に沿っ
て移動し、このときトルク開放リング64からガイドピ
ン50aを介して回転力を受け、矢印92のようにロッ
ドエレメント40bとの結合力が解除される方向に回転
する。
【0025】すなわち、ガイドピン50aは、図6
(1)に示したように、ガイド溝68を進む際にガイド
溝68の面に中空ジャッキ26の推進力94を作用し、
その反力96を受ける。従ってロッドエレメント40a
には、推進力94と反力96との合力98がガイドピン
50aを介して接線方向に作用する(図7(2)参
照)。このとき、吊り下げた構造物の荷重は、上部チャ
ック34によって支持された次の吊りロッドエレメント
40bが受けていて、最上端のロッドエレメント40a
には作用していないため、ガイドピン50aが受けた合
力98は、ロッドエレメント40aとロッドエレメント
40bとの連結部に作用し、ロッドエレメント40aを
ロッドエレメント40bとの結合を解除する方向に回転
し、両者の結合力を解除する。なお、ガイドピン50の
先端部を球面等の曲面状に形成すると、ガイドピン50
をガイド溝68に容易に進入させることができるととも
に、ガイドピン50のガイド溝68に沿った螺進運動が
円滑となり、吊りロッド60の押し上げを容易に行うこ
とが可能となる。
(1)に示したように、ガイド溝68を進む際にガイド
溝68の面に中空ジャッキ26の推進力94を作用し、
その反力96を受ける。従ってロッドエレメント40a
には、推進力94と反力96との合力98がガイドピン
50aを介して接線方向に作用する(図7(2)参
照)。このとき、吊り下げた構造物の荷重は、上部チャ
ック34によって支持された次の吊りロッドエレメント
40bが受けていて、最上端のロッドエレメント40a
には作用していないため、ガイドピン50aが受けた合
力98は、ロッドエレメント40aとロッドエレメント
40bとの連結部に作用し、ロッドエレメント40aを
ロッドエレメント40bとの結合を解除する方向に回転
し、両者の結合力を解除する。なお、ガイドピン50の
先端部を球面等の曲面状に形成すると、ガイドピン50
をガイド溝68に容易に進入させることができるととも
に、ガイドピン50のガイド溝68に沿った螺進運動が
円滑となり、吊りロッド60の押し上げを容易に行うこ
とが可能となる。
【0026】このようにして結合力を解除されたロッド
エレメント40aは、頭部44aが図7(1)のように
把持グリップ74内に進入する。この把持グリップ74
は、ロッドエレメント40aとロッドエレメント40b
との螺合が解除されたときに、ロッドエレメント40a
が倒れないように姿勢を保持する役割をなす。また、把
持グリップ74を支持している昇降シリンダ84は、中
空ジャッキ26の上昇速度に同期して把持グリップ74
を引き上げる。そして、図7(2)のように、ロッドエ
レメント40aの頭部44aがトルク開放リング64の
上方まで上昇すると、エレメント回転装置70の押し出
しシリンダ78が作動し、回転機構80を図8(1)の
状態からロッドエレメント40aに向けて前進させ、図
8(2)のようにロッドエレメント40aの小径部43
に圧接する。その後、回転機構80が駆動され、ロッド
エレメント40aをロッドエレメント40bとの螺合が
解除する方向に回転させる。このため、ロッドエレメン
ト40aは、ロッドエレメント40bを介してラム32
によって押し上げられるとともに、エレメント回転装置
70によって回転させられ、ロッドエレメント40bと
の螺合が自動的に解除される。
エレメント40aは、頭部44aが図7(1)のように
把持グリップ74内に進入する。この把持グリップ74
は、ロッドエレメント40aとロッドエレメント40b
との螺合が解除されたときに、ロッドエレメント40a
が倒れないように姿勢を保持する役割をなす。また、把
持グリップ74を支持している昇降シリンダ84は、中
空ジャッキ26の上昇速度に同期して把持グリップ74
を引き上げる。そして、図7(2)のように、ロッドエ
レメント40aの頭部44aがトルク開放リング64の
上方まで上昇すると、エレメント回転装置70の押し出
しシリンダ78が作動し、回転機構80を図8(1)の
状態からロッドエレメント40aに向けて前進させ、図
8(2)のようにロッドエレメント40aの小径部43
に圧接する。その後、回転機構80が駆動され、ロッド
エレメント40aをロッドエレメント40bとの螺合が
解除する方向に回転させる。このため、ロッドエレメン
ト40aは、ロッドエレメント40bを介してラム32
によって押し上げられるとともに、エレメント回転装置
70によって回転させられ、ロッドエレメント40bと
の螺合が自動的に解除される。
【0027】ロッドエレメント40aとロッドエレメン
ト40bとの螺合が解除され、ロッドエレメント40a
の係合凸部52がロッドエレメント40bの雌ねじ部4
8内の空間で空回りをすると、把持グリップ74が吊り
ロッドエレメント40aの頭部44aを把持するととも
に、回転機構が図7(3)のように押し出しシリンダ7
8によって後退させられる。また、螺合を解除されたロ
ッドエレメント40aは、頭部44aがエレメント搬送
装置72の把持グリップ74によって把持され、図2に
示したロッドストッカ88まで搬送され、ロッドストッ
カ88内に保管される。一方、中空ジャッキ26は、図
7(3)に示したように、下方のロッドエレメント40
eの頭部44eの下端が下部チャック36の上方となる
位置まで吊りロッド60を押し上げたのち、下部チャッ
ク36を閉じるとともにラム32を下降させ、吊りロッ
ド60に吊り下げた構造物の荷重を頭部44eを介して
下部チャック36によって支持する。その後、上部チャ
ック34を開き、ラム32を下降させて上部チャック3
4をロッドエレメント40cの頭部44cの下方に位置
させ、上部チャック34を閉じる。そして、再びラム3
2を上昇させて頭部44cの下端面に当接させ、吊りロ
ッド60に作用する荷重を上部チャック34によって受
けるとともに、下部チャック36を開き、前記した工程
を繰り返して吊りロッド60によって吊り下げた構造物
を所定の高さまで揚重する。
ト40bとの螺合が解除され、ロッドエレメント40a
の係合凸部52がロッドエレメント40bの雌ねじ部4
8内の空間で空回りをすると、把持グリップ74が吊り
ロッドエレメント40aの頭部44aを把持するととも
に、回転機構が図7(3)のように押し出しシリンダ7
8によって後退させられる。また、螺合を解除されたロ
ッドエレメント40aは、頭部44aがエレメント搬送
装置72の把持グリップ74によって把持され、図2に
示したロッドストッカ88まで搬送され、ロッドストッ
カ88内に保管される。一方、中空ジャッキ26は、図
7(3)に示したように、下方のロッドエレメント40
eの頭部44eの下端が下部チャック36の上方となる
位置まで吊りロッド60を押し上げたのち、下部チャッ
ク36を閉じるとともにラム32を下降させ、吊りロッ
ド60に吊り下げた構造物の荷重を頭部44eを介して
下部チャック36によって支持する。その後、上部チャ
ック34を開き、ラム32を下降させて上部チャック3
4をロッドエレメント40cの頭部44cの下方に位置
させ、上部チャック34を閉じる。そして、再びラム3
2を上昇させて頭部44cの下端面に当接させ、吊りロ
ッド60に作用する荷重を上部チャック34によって受
けるとともに、下部チャック36を開き、前記した工程
を繰り返して吊りロッド60によって吊り下げた構造物
を所定の高さまで揚重する。
【0028】このように、実施例においては、吊りロッ
ド60を上昇させることにより、最上端のロッドエレメ
ント40aの結合力を自動的に解除でき、作業者の負担
を大幅に軽減できる。また、実施例においては、エレメ
ント回転装置70によって、ロッドエレメント40aと
ロッドエレメント40bとの螺合を解除し、エレメント
搬送装置72によってロッドストッカ88に搬送して収
納するようにしたことにより、ロッドエレメントの取り
外しを自動的に行え、作業者の負担を軽減できるととも
に、作業者の高所作業を少なくすることが可能となり、
作業の安全性を向上することができる。また、実施例の
吊りロッドエレメント40は、従来の吊りロッドエレメ
ントに比較して長さが短く軽量に構成してあるため、取
扱いが容易になるとともに、取り外し装置を小型化する
ことができる。
ド60を上昇させることにより、最上端のロッドエレメ
ント40aの結合力を自動的に解除でき、作業者の負担
を大幅に軽減できる。また、実施例においては、エレメ
ント回転装置70によって、ロッドエレメント40aと
ロッドエレメント40bとの螺合を解除し、エレメント
搬送装置72によってロッドストッカ88に搬送して収
納するようにしたことにより、ロッドエレメントの取り
外しを自動的に行え、作業者の負担を軽減できるととも
に、作業者の高所作業を少なくすることが可能となり、
作業の安全性を向上することができる。また、実施例の
吊りロッドエレメント40は、従来の吊りロッドエレメ
ントに比較して長さが短く軽量に構成してあるため、取
扱いが容易になるとともに、取り外し装置を小型化する
ことができる。
【0029】なお、前記実施例においては、上から2番
目の吊りロッドエレメント40bを介して吊りロッド6
0を押し上げる場合について説明したが、上から3番目
以降のロッドエレメントを介して吊りロッド60を押し
上げるようにしてもよい。また、前記実施例において
は、中空ジャッキ26によってロッドエレメント1つ分
を押し上げる場合について説明したが、吊りロッドエレ
メントの2つ分以上を押し上げるようにしてもよい。そ
して、前記実施例においては、ロッド昇降手段として油
圧駆動の中空ジャッキ26を用いた場合について説明し
たが、モータによって駆動されるカム装置などを用いて
もよい。また、前記実施例においては、係合部をガイド
ピン50によって形成した場合について説明したが、突
起や突条またはガイド溝68の山部79を受け入れる溝
などであってもよい。
目の吊りロッドエレメント40bを介して吊りロッド6
0を押し上げる場合について説明したが、上から3番目
以降のロッドエレメントを介して吊りロッド60を押し
上げるようにしてもよい。また、前記実施例において
は、中空ジャッキ26によってロッドエレメント1つ分
を押し上げる場合について説明したが、吊りロッドエレ
メントの2つ分以上を押し上げるようにしてもよい。そ
して、前記実施例においては、ロッド昇降手段として油
圧駆動の中空ジャッキ26を用いた場合について説明し
たが、モータによって駆動されるカム装置などを用いて
もよい。また、前記実施例においては、係合部をガイド
ピン50によって形成した場合について説明したが、突
起や突条またはガイド溝68の山部79を受け入れる溝
などであってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、回転力付与手段によって、ロッド昇降手段が吊りロ
ッドを軸方向に上昇させたときに、吊り下げた重量物の
荷重がかかっていない吊りロッドエレメントを結合力を
解除する方向に回転するため、ロッドエレメントの結合
力を自動的に解除することができ、作業者の負担を大幅
に軽減することができる。そして、本発明においては、
結合力を解除した吊りロッドエレメントを螺合解除手段
によって螺合を解除する方向に回転させて螺合を解除し
たのちに、エレメント搬送手段によって所定の位置まで
搬送するので、作業者の高所作業を少なくして作業者の
安全性を大きく向上することができる。
ば、回転力付与手段によって、ロッド昇降手段が吊りロ
ッドを軸方向に上昇させたときに、吊り下げた重量物の
荷重がかかっていない吊りロッドエレメントを結合力を
解除する方向に回転するため、ロッドエレメントの結合
力を自動的に解除することができ、作業者の負担を大幅
に軽減することができる。そして、本発明においては、
結合力を解除した吊りロッドエレメントを螺合解除手段
によって螺合を解除する方向に回転させて螺合を解除し
たのちに、エレメント搬送手段によって所定の位置まで
搬送するので、作業者の高所作業を少なくして作業者の
安全性を大きく向上することができる。
【図1】本発明の実施例にに係る吊りロッドエレメント
の平面図、正面図および側面図である。
の平面図、正面図および側面図である。
【図2】本発明の実施例に係る吊りロッドエレメントの
取り外し装置の断面図である。
取り外し装置の断面図である。
【図3】実施例に係るトルク開放リングの平面図と断面
図である。
図である。
【図4】実施例に係るエレメント回転装置の説明図であ
る。
る。
【図5】実施例に係る吊りロッドエレメントの頭部に設
けたガイドピンとトルク開放リングとの係合状態の説明
図である。
けたガイドピンとトルク開放リングとの係合状態の説明
図である。
【図6】実施例に係るトルク開放リングによる結合力を
解除する原理を説明する図である。
解除する原理を説明する図である。
【図7】実施例に係る吊りロッドエレメントの取り外し
装置の作用の説明図である。
装置の作用の説明図である。
【図8】実施例に係るエレメント回転装置の作用を説明
する図である。
する図である。
【図9】従来の吊りロッドエレメントの平面図と正面図
である。
である。
【図10】吊りロッドによる重量物の揚重状態を示す図
である。
である。
【図11】従来の吊りロッドによる重量物の揚重方法の
説明図である。
説明図である。
26 ロッド昇降手段(中空ジャッ
キ) 40、40a〜40d 吊りロッドエレメント 44、44a〜44d 頭部 46 雄ねじ部 48 雌ねじ部 50、50a 係合部(ガイドピン) 60 吊りロッド 64 回転力付与手段(トルク開放リ
ング) 70 螺合解除手段(エレメント回転
装置) 72 エレメント搬送装置 74 把持グリップ 78 押し出しシリンダ 80 回転機構 84 昇降シリンダ 86 移送レール
キ) 40、40a〜40d 吊りロッドエレメント 44、44a〜44d 頭部 46 雄ねじ部 48 雌ねじ部 50、50a 係合部(ガイドピン) 60 吊りロッド 64 回転力付与手段(トルク開放リ
ング) 70 螺合解除手段(エレメント回転
装置) 72 エレメント搬送装置 74 把持グリップ 78 押し出しシリンダ 80 回転機構 84 昇降シリンダ 86 移送レール
Claims (4)
- 【請求項1】 複数を軸方向に螺着して吊りロッドを形
成する吊りロッドエレメントにおいて、一端に大径頭部
が形成され、他端側に雄ねじ部が設けられた本体と、前
記頭部端面に形成した他の本体を螺着する雌ねじ部と、
前記頭部周面に設けた回転力を受ける係合部とを有する
ことを特徴とする吊りロッドエレメント。 - 【請求項2】 周面に係合部が設けてある吊りロッドエ
レメントの複数を軸方向に螺着結合した吊りロッドを軸
方向に上昇させ、吊り荷重の作用していない前記吊りロ
ッドエレメントを、前記係合部を介して吊りロッドエレ
メント相互の結合を解除する方向に回転させることを特
徴とする吊りロッドエレメントの結合力解除方法。 - 【請求項3】 周面に係合部が設けてある吊りロッドエ
レメントの複数を軸方向に螺着結合した吊りロッドを軸
方向に移動させるロッド昇降手段と、この昇降手段が上
昇させる前記吊りロッドの吊り荷重の作用していない前
記吊りロッドエレメントの係合部と係合し、この係合部
を介して前記荷重の作用していない吊りロッドエレメン
トを、吊りロッドエレメント相互の結合を解除する方向
に回転させる回転力付与手段とを有することを特徴とす
る吊りロッドエレメントの結合力解除装置。 - 【請求項4】 周面に係合部が設けてある吊りロッドエ
レメントの複数を軸方向に螺着結合した吊りロッドを軸
方向に移動させるロッド昇降手段と、この昇降手段が上
昇させる前記吊りロッドの吊り荷重の作用していない前
記吊りロッドエレメントの係合部と係合し、この係合部
を介して前記荷重の作用していない吊りロッドエレメン
トを、吊りロッドエレメント相互の結合を解除する方向
に回転させる回転力付与手段と、この回転力付与手段が
結合力を解除した前記吊りロッドエレメントの周面に接
離可能に配置され、この吊りロッドエレメントを螺合解
除方向に回転させる螺合解除手段と、この螺合解除手段
が螺合を解除した前記吊りロッドエレメントを予め定め
た位置に搬送するエレメント搬送手段とを有することを
特徴とする吊りロッドエレメントの取り外し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12690094A JPH07309594A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 吊りロッドエレメントおよび吊りロッドエレメントの結合力解除方法並びに装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12690094A JPH07309594A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 吊りロッドエレメントおよび吊りロッドエレメントの結合力解除方法並びに装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07309594A true JPH07309594A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14946668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12690094A Pending JPH07309594A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 吊りロッドエレメントおよび吊りロッドエレメントの結合力解除方法並びに装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07309594A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997038933A1 (fr) * | 1996-04-12 | 1997-10-23 | Hitachi Plant Engineering & Construction Co., Ltd. | Appareil de levage, procede d'accouplement de tiges de suspension et procede de commande de levage |
| JP2012214264A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 吊りロッド着脱装置 |
| JP2013001524A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 吊りロッド着脱システム |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP12690094A patent/JPH07309594A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997038933A1 (fr) * | 1996-04-12 | 1997-10-23 | Hitachi Plant Engineering & Construction Co., Ltd. | Appareil de levage, procede d'accouplement de tiges de suspension et procede de commande de levage |
| AU710315B2 (en) * | 1996-04-12 | 1999-09-16 | Hitachi, Ltd. | Lifting jack, method of coupling suspending rods and lift control method |
| US6041491A (en) * | 1996-04-12 | 2000-03-28 | Hitachi Plant Engineering Construction Co., Ltd. | Rod attaching/detaching device for a lifting jack and method of coupling suspending rods |
| CN1093505C (zh) * | 1996-04-12 | 2002-10-30 | 日立工程设备建设株式会社 | 提升千斤顶,连接悬吊杆的方法以及提升控制方法 |
| JP2012214264A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 吊りロッド着脱装置 |
| JP2013001524A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 吊りロッド着脱システム |
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