JPH07309757A - βアミロイド蛋白神経細胞毒性低減剤 - Google Patents

βアミロイド蛋白神経細胞毒性低減剤

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JPH07309757A
JPH07309757A JP10354594A JP10354594A JPH07309757A JP H07309757 A JPH07309757 A JP H07309757A JP 10354594 A JP10354594 A JP 10354594A JP 10354594 A JP10354594 A JP 10354594A JP H07309757 A JPH07309757 A JP H07309757A
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JP
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nitro
amyloid protein
alzheimer
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JP10354594A
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Tomoko Endo
智子 遠藤
Emiyoshi Sugimoto
恵美佳 杉本
Yasushi Hasegawa
靖 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(1) 【化1】 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、低級
アルキル基または低級アルコキシ基を示す)で表される
化合物を有効成分として含有することを特徴とするアル
ツハイマー病治療剤。 【効果】 本有効成分である化合物(1)はアルツハイ
マ−病の脳内に蓄積する老人斑の主成分であるβアミロ
イド蛋白によって誘起される神経細胞毒性を低減するこ
とにより、神経細胞の変性、脱落を抑制するので、アル
ツハイマ−病に伴う痴呆の進行を防止し、かつ治療する
薬剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N−(5−ニトロ−2
−チアゾリル)ベンゼンスルホンアミド誘導体を有効成
分とするアルツハイマー病治療剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルツハイマ−病の病理学的特徴として
老人斑とPHF(paired helical fi
lament)の脳内への蓄積があげられる。老人班の
主成分であるβアミロイド蛋白は40残基前後の不溶性
ペプチドであり、最近、βアミロイド蛋白そのものが神
経細胞を生化学的に障害することが明らかになりつつあ
る。1989年に、ラット海馬の神経細胞を用いβアミ
ロイド蛋白の神経細胞毒性が報告された(Yankne
r,B.A.ら:Science,250巻,279−
282頁,1990年)。一方、βアミロイド蛋白がグ
ルタミン酸による神経細胞毒性をN−メチル−D−アス
パラギン酸(NMDA)、non−NMDAいずれの経
路を介しても増強することが報告されている(Koh,
J.ら:Brain.Res.,533巻,315−3
20頁,1990年)。
【0003】その後、多くの研究者によってβアミロイ
ド蛋白自身の神経細胞毒性について多くの論議がなされ
てきた(Cotman,C.W.ら:Neurobio
l.Aging,13巻,587−590頁,1992
年、May,P.C.ら:Neurobiol.Agi
ng,13巻,605−608頁,1992年等)。そ
の結果、βアミロイド蛋白自体の神経細胞毒性は可溶化
した状態のβアミロイド蛋白ではなく、凝集させたβア
ミロイド蛋白によって生化学的に引き起こされることが
明らかにされている(Pike,C.J.ら:Brai
n.Res.,563巻,311−314頁,1991
年及びPike,C.J.ら:Eur.J.Pharm
al.,207巻,367−368頁,1991年)。
この結果は、その後のいくつかの報告により追試され、
確立されてきた(Mattson,M.P.ら:Bra
in.Res.,621巻、1993年、Buscig
lio,J.ら:Neurobiol.Aging,1
3巻,609−612頁,1992年等)。
【0004】また、凝集させたβアミロイド蛋白によっ
てアルツハイマ−病でみられる異常繊維がひきおこされ
ること(Pike,C.J.ら:Neurorepor
t,3巻,769−772頁,1992年)やPHFの
構成成分であるタウ蛋白のリン酸化が生じ(Takas
hima,A.ら:Proc.Natl.Acad.S
ci.USA,90巻,7789−7793頁,199
3年)、神経細胞死が引き起こされることも示唆されて
いる(Pike,C.J.ら:Neurorepor
t,3巻,769−772頁,1992年、Takas
hima,A.ら:Proc.Natl.Acad.S
ci.USA,90巻,7789−7793頁,199
3年等)。
【0005】さらにまた、in vivoにおいても、
ラットの大脳皮質あるいは海馬にβ蛋白またはアルツハ
イマ−病の脳内から単離した老人斑コアを投与すること
によってAlz50(リン酸化タウを認識する抗体)陽
性物が出現し、神経細胞の脱落が起こることがいくつか
のグル−プにより報告されてきている(Frautsc
hy,S.A.ら:Proc.Natl.Acad.S
ci.USA,88巻、8362−8366頁,199
1年、Kowall,N.W.ら:Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,88巻,7247−7
251頁,1991年、Emre,M.ら:Neuro
biol.Aging,13巻,553−560頁,1
992年)。
【0006】βアミロイド蛋白の神経細胞毒性を低減す
る薬剤に関してはサブスタンスPが報告されている(Y
ankner,B.A.ら:Science,250
巻,1990年)。また、繊維芽細胞増殖因子であるb
FGFにもβアミロイド蛋白の神経細胞毒性を低減する
作用を有することが報告されている(Mattson,
M.P.ら:Brain.Research,621
巻,35−49頁,1993年)。さらにまた、インス
リン、フォルスコリンにも神経細胞毒性低減作用を有す
ることが報告されている(Takadera,T.ら:
Neuroscience.Letters,161
巻,41−44頁,1993年)。しかしながら、いず
れに関してもその真偽は明らかになっていないのが現状
である。
【0007】従来、一般式
【化2】 (式中、Aはメチルまたはアセトアミド基を示す)で表
されるN−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベンゼンス
ルホンアミド化合物が抗菌作用あるいは抗糖尿病作用を
有することが知られている(チェコスロバキア特許11
0,963)。
【0008】また、式
【化3】 で表される4−アミノ−N−(5−ニトロ−2−チアゾ
リル)ベンゼンスルホンアミドが抗菌作用よ有すること
が報告されている〔Depeshko,I.ら:Far
m.Zh.,(keiv)5巻,42−45頁,197
9年〕。
【0009】さらにまた、式
【化4】 で表される4−フルオロアセトアミド−N−(5−ニト
ロ−2−チアゾリル)ベンゼンスルホンアミドが抗住血
吸虫作用がを有することが報告されている。(Che
n,Shicong.ら:Yaoxue Xueba
o.,17巻(9),674−681頁,1982
年)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】βアミロイド蛋白によ
る神経細胞死の抑制によってアルツハイマ−型老人性痴
呆症の進行防止あるいは治療剤としてより有効な医薬品
を開発することが望まれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、βアミロ
イド蛋白によって誘起される神経細胞毒性を低減する作
用を有し、脳血管血流関門透過可能な低分子化合物につ
いて種々探索を行った結果、後記一般式(1)で表され
る4−置換−N−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベン
ゼンスルホンアミド化合物が、βアミロイド蛋白によっ
て誘起される神経細胞毒性を低減する作用を有すること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は、一般式(1)
【化5】 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、低級
アルキル基または低級アルコキシ基を示す)で表される
化合物〔以下、「化合物(1)」とか「本有効成分」と
称することがある〕を有効成分として含有することを特
徴とするアルツハイマー病治療剤を提供するものであ
る。
【0013】前記一般式(1)において定義される基R
としては、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基が挙げられる。ハロゲ
ン原子の例としては、塩素原子、臭素原子、弗素原子、
沃素原子等が挙げられる。低級アルキル基とは炭素数1
〜4個の直鎖または分鎖アルキル基を意味し、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル基、sec−ブチル、tert−ブチル基等が挙
げられるが、好ましくは、メチル、tert−ブチル基
等である。低級アルコキシ基とは炭素数1〜4個の直鎖
または分鎖アルキル基を意味し、例えばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ基、イソ
ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ基等
が挙げられるが、好ましくは、メトキシ基が挙げられ
る。
【0014】本発明で使用される化合物(1)は一部公
知化合物が含まれるが、大部分はそれ自体新規化合物で
あって、例えば、次の方法により製造することができ
る。すなわち、式(2)
【化6】 で表される5−ニトロ−2−アミノチアゾール〔以下、
「化合物(2)と称する〕を反応溶媒中塩基の存在下、
一般式(3)
【化7】 (式中、Xはアミノ基と反応して脱離する反応性官能基
を示し、Rは前記と同じ意味を有する)で表されるスル
ホニル化合物(以下、「化合物(3)」と称する〕と反
応させることにより化合物(1)を製造することができ
る。
【0015】前記一般式(3)中の基Xにおいて定義さ
れるアミノ基と反応して脱離する反応性官能基とは、化
合物(2)のアミノ基と反応して−NHSO2 −を形成
する公知の反応性官能基を示すものであって、このよう
な化合物(3)の好適な一例としては、相当するスルホ
ニルクロライド化合物が挙げられる。
【0016】上記反応において使用される反応溶媒とし
ては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン、テトラ
ヒドロフラン等の反応に不活性は溶媒を挙げることがで
きるが、テトラヒドロフランは好ましい一例である。
【0017】上記の反応において使用される塩基として
は、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウ
ムアミド等の無機塩基類、ナトリウムメチラート、t−
ブトキシカリウム等のアルコラート類、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン等の公知の
第三級有機アミン類が挙げられるが、水素化ナトリウム
が好ましい一例である。上記の塩基の使用量は、通常、
化合物(2)の1〜1.1倍モル程度が適当である。
【0018】上記反応は、通常室温で行えばよく、反応
時間は、反応の経過を薄層クロマトグラフィー(TL
C)、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等によ
り確認することができるので、化合物(1)が最大に生
成されるのを待って適宜反応を終了すればよいが、通常
は数時間から十数時間程度である。
【0019】このようにして得られた化合物(1)を反
応液から採取するには、抽出、洗浄、濃縮、カルムクロ
マトグラフィー、結晶化等を適宜組み合わせることによ
り行われる。さらに精製する必要がある場合には、シリ
カゲル等の担体を用いるカラムクロマトグラフィー、易
溶媒としてメタノール、アセトン、酢酸エチル、テトラ
ヒドロフラン等、難溶媒としてヘキサン等を用いる再結
晶化等の公知の精製法により精製することができる。
【0020】本有効成分である化合物(1)をマウスに
対して200mg/kg腹腔内投与しても死亡は認めら
れなかったことから、本化合物(1)は医薬品として使
用することのできる薬剤である。
【0021】本有効成分をβアミロイド蛋白が関与する
アルツハイマー病治療剤として用いる際は、通常、本有
効成分を製剤化して、経口投与もしくは点滴を含む注射
等の非経口投与すればよい。その投与量は、投与経路、
被投与者の年齢、体重、症状等によって異なるが、一般
には成人一人当たり、10−100mg/kg程度すれ
ばよい。
【0022】上記製剤化のための剤型としては、注射
剤、錠剤、丸薬、散剤、顆粒剤、カプセル剤などが挙げ
られるが、その製造のためには、これらの製剤に応じた
薬学的に許容される各種医薬担体等を用いることができ
る。例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤などの経口用製
剤の調製にあたっては、澱粉、乳糖、白糖、マンニッ
ト、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無
機塩類などの賦形剤、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン、マクロゴールなどの結合剤、澱粉、ヒドロ
キシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、などの崩壊剤、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソル
ベート80などの界面活性剤、流動性促進剤、矯味剤等
を用いることができる。また、本発明の薬剤は、エマル
ジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤としても使用する
ことができる。
【0023】非経口剤、例えば注射剤、点滴用薬剤を調
製調製するには、希釈剤として一般に注射用蒸留水、生
理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射用植物油、プロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール等を用いることが
できる。更に、必要に応じ、殺菌剤、防腐剤、安定剤、
等張化剤、無痛化剤等を加えてもよい。
【0024】
【発明の効果】次に、本有効成分のβアミロイド蛋白に
よって誘起される神経細胞毒性を低減する作用について
説明する。 1.活性測定法 ラットの胎児の脳(E18)より摘出した大脳皮質及び
海馬を細切後、トリプシン処理により神経細胞を解離し
た。ボッテンスタインとサトウにより開発されている改
変N2培地(Bottenstein and Sat
o,G.H:Proc.natl.Acad.Sci.
USA.76巻、514−517頁、1979年)およ
び0.67μg/mlビタミン12.810μg/ml
グルコ−ス、73μg/mlグルタミン、50μg/m
lゲンタマイシンで補足したダルベッコ改良培地とハム
ズF12培地の1対1混合物の無血清培地下において、
5%CO2 、37℃の条件下で培養を行った。
【0025】細胞を96穴ウェルマイクロテストプレ−
トにウェル当たり5×104 個分注し、6日間培養し
た。6日目に蒸留水に溶解したβアミロイド蛋白(1−
42残基ペプチド)を23.8μM添加した。薬剤は、
最大限0.08%DMSOに溶解し、種々の濃度で培養
系にβアミロイド蛋白と同時投与を行った。9日目にモ
スマンにより開発されたMTTassay(Mosma
nn,T.:J.Immunol.Methods,6
5巻,55頁,1983年)を行い、βアミロイド蛋白
によって誘起されたMTTassay値の減少に対する
薬剤の抑制率(%)を計算し、これを用いて薬剤を評価
した。
【0026】抑制率=〔(β蛋白+薬剤添加群のMTT
assay値)−(β蛋白添加群のMTTassay
値)〕÷〔無添加群のMTTassay値−β蛋白添加
群のMTTassay値〕 薬剤濃度それぞれ10-4Mおよび10-5Mにおける抑制
率が0−25%を(−)、25%以上50%未満を
(+)、50%以上100%未満を(++)、100%
以上を(+++)として活性を表した。
【0027】2)測定結果 測定結果は表1の通りである。尚、被検薬剤として使用
した本有効成分の表示は、後記実施例に記載の化合物番
号で示す。
【表1】
【0028】上記の結果から明らかな通り、本有効成分
は、アルツハイマ−病の脳内に蓄積する老人斑の主成分
であるβアミロイド蛋白によって誘起される神経細胞毒
性を低減することにより、神経細胞の変性、脱落を抑制
し、アルツハイマ−病に伴う痴呆の進行を防止するの
で、アルツハイマ−病治療剤として有用である。
【0029】
【実施例】次に、本有効成分である化合物(1)の製造
例および製剤例を挙げて更に詳しく本発明を説明する。
尚、実施例の目的化合物のの核磁気共鳴スペクトル( 1
H−NMR)データについては後記の表2〜3に示す。
【0030】
【実施例1】 4−クロロ−N−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベン
ゼンスルホンアミド(化合物41)の合成 アルゴン雰囲気下、2−アミノ−5−ニトロチアゾール
3g(20.7mmol)を無水テトラヒドロフラン5
0mlに溶解し、反応系を氷冷して水素化ナトリウム4
76mg(20.7mmol)を加えて室温で30分撹
拌した。これに無水テトラヒドロフラン10mlに溶解
した4−クロロベンゼンスルホニルクロライド4.37
g(20.7mmol)を滴下して、室温で一晩撹拌し
た。少量の氷水を加えて反応を停止した後、減圧下溶媒
を留去し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して得
られた残査を酢酸エチルと少量のメタノールで洗った。
得られた粗生成物をメタノール、酢酸エチル、テトラヒ
ドロフラン−ヘキサンで再沈させて表題の化合物1.2
5g(3.90mmol、収率18.8%)を得た。
【0031】
【実施例2】 N−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベンゼンスルホン
アミド(化合物140)の合成 実施例1において4−クロロベンゼンスルホニルクロラ
イドの代わりにベンゼンスルホニルクロライドを用い
て、表題の化合物を収率26.0%で得た。
【0032】
【実施例3】 4−(t−ブチル)−N−(5−ニトロ−2−チアゾリ
ル)ベンゼンスルホンアミド(化合物50)の合成 アルゴン雰囲気下、2−アミノ−5−ニトロチアゾール
1g(6.89mmol)を無水テトラヒドロフラン5
0mlに溶解し、反応系を氷冷して水素化ナトリウム1
65mg(6.89mmol)を加えて室温で30分撹
拌した。これに無水テトラヒドロフラン10mlに溶解
した4−(t−ブチル)ベンゼンスルホニルクロライド
1.6g(6.89mmol)を滴下して、室温で一晩
撹拌した。少量の氷水でクエンチした後、減圧下溶媒を
留去し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、1N塩酸で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧下溶媒を留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(Merck,Art9385)
で精製し、表題の化合物40mg(0.12mmol、
収率2.9%)を得た。
【0033】
【実施例4】 4−フルオロ−N−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベ
ンゼンスルホンアミド(化合物53)の合成 実施例3において4−ヨードベンゼンスルホニルクロラ
イドの代わりに4−フルオロベンゼンスルホニルクロラ
イドを用いて、表題の化合物を収率30.4%で得た。
【0034】
【実施例5】 4−ニトロ−N−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベン
ゼンスルホンアミド(化合物52)の合成 実施例3において4−ヨードベンゼンスルホニルクロラ
イドの代わりに、4−ニトロベンゼンスルホニルクロラ
イドを用いて、表題の化合物を25.9%の収率で得
た。
【0035】
【実施例6】 4−メトキシ−N−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベ
ンゼンスルホンアミド(化合物59)の合成 実施例3において4−ヨードベンゼンスルホニルクロラ
イドの代わりに4−メトキシベンゼンスルホニルクロラ
イドを用いて、カラム精製後、更にメタノール、酢酸エ
チル−ヘキサン系で再沈して、表題の化合物を収率9.
0%で得た。
【0036】
【実施例7】 4−メチル−N−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベン
ゼンスルホンアミド(化合物44)の合成 アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム99mg(4.1
3mmol)を無水テトラヒドロフラン50mlに懸濁
し、反応系を氷冷して2−アミノ−5−ニトロチアゾー
ル500mg(3.44mmol)を加えて室温で30
分撹拌した。これに無水テトラヒドロフラン10mlに
溶解した4−メチルベンゼンスルホニルクロライド85
2mg(4.13mmol)を滴下して、室温で一晩撹
拌した。少量の氷水で反応停止後、後、減圧下溶媒を留
去し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を水、
1N塩酸で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下
溶媒を留去して得られた粗生成物をメタノールで洗浄、
乾燥して表題の化合物220mg(0.77mmol、
収率22.4%)を得た。
【0037】
【実施例8】 4−クロロ−N−(1−フルオレニル)ベンゼンスルホ
ンアミド(化合物38)の合成 1−アミノフルオレン300mg(1.66mmol)
を無水ピリジン50mlに溶解し4−クロロベンゼンス
ルホニルクロライド348g(1.83mmol)のテ
トラヒドロフラン溶液を滴下して、室温で一晩撹拌し
た。減圧下溶媒を留去し、水、酢酸エチルを加えて抽出
し、有機層を1N塩酸で洗った後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧下溶媒を濃縮し、得られた粗生成物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merck,A
rt9385,ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製
後、ヘキサン−酢酸エチル系で再結晶を行い、表題の化
合物146mg(0.41mmol、収率24.7%)
を得た。
【0038】
【実施例9】 カプセル剤の調製 真空デシケータ中で乾燥させ、乳ばちで粉砕した4−ク
ロロ−N−(5−ニトロ−2−チアゾリル)ベンゼンス
ルホンアミド(化合物41)をカプセル充填機で各々0
号カプセルに充填し、該有効成分250mgを含むカプ
セル剤を得た。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、低級
    アルキル基または低級アルコキシ基を示す)で表される
    化合物を有効成分として含有することを特徴とするアル
    ツハイマー病治療剤。
JP10354594A 1994-05-18 1994-05-18 βアミロイド蛋白神経細胞毒性低減剤 Withdrawn JPH07309757A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001090093A1 (en) * 2000-05-22 2001-11-29 Biovitrum Ab Inhibitors of 11-beta-hydroxy steroid dehydrogenase type 1

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WO2001090093A1 (en) * 2000-05-22 2001-11-29 Biovitrum Ab Inhibitors of 11-beta-hydroxy steroid dehydrogenase type 1

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