JPH07309808A - テレフタル酸ジメチルの回収方法 - Google Patents
テレフタル酸ジメチルの回収方法Info
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- JPH07309808A JPH07309808A JP10255094A JP10255094A JPH07309808A JP H07309808 A JPH07309808 A JP H07309808A JP 10255094 A JP10255094 A JP 10255094A JP 10255094 A JP10255094 A JP 10255094A JP H07309808 A JPH07309808 A JP H07309808A
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- methanol
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ポリエステル繊維の減量処理廃液からテレフタ
ル酸エステルとして繊維原料を回収する効率的方法。 【構成】繊維をアルカリ溶液で減量処理した際のアルカ
リ廃液より酸析・分離・回収したテレフタル酸を、ポリ
エステル(繊維)屑と共にメタノール処理してテレフタ
ル酸ジメチルとして回収する方法。
ル酸エステルとして繊維原料を回収する効率的方法。 【構成】繊維をアルカリ溶液で減量処理した際のアルカ
リ廃液より酸析・分離・回収したテレフタル酸を、ポリ
エステル(繊維)屑と共にメタノール処理してテレフタ
ル酸ジメチルとして回収する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル系繊維を
アルカリ溶液で減量処理する際に発生するテレフタル酸
ジアルカリ塩を含むアルカリ水溶液廃液(以後アルカリ
廃液と略称する)より酸析・分離・回収したテレフタル
酸(以後TAと略称する)を、ポリエステル屑と伴にメ
タノールで処理しテレフタル酸ジメチル(以後DMTと
略称する)として回収する方法に関する。
アルカリ溶液で減量処理する際に発生するテレフタル酸
ジアルカリ塩を含むアルカリ水溶液廃液(以後アルカリ
廃液と略称する)より酸析・分離・回収したテレフタル
酸(以後TAと略称する)を、ポリエステル屑と伴にメ
タノールで処理しテレフタル酸ジメチル(以後DMTと
略称する)として回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ廃液を酸析し回収したTAをメ
タノールで処理しDMTとして回収する従来の例とし
て、特開昭60−163844号公報に記載されている
方法が挙げられる。しかしながら、この方法は回収TA
中の灰分が1200ppm以下のものに限られる。
タノールで処理しDMTとして回収する従来の例とし
て、特開昭60−163844号公報に記載されている
方法が挙げられる。しかしながら、この方法は回収TA
中の灰分が1200ppm以下のものに限られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】酸析し回収したTAに
は酸化チタン、金属塩等の多量の無機不純物が含まれて
いる。即ち、灰分濃度が1200ppmを超える回収T
Aがほとんどであり、廃棄物処理あるいは焼却処理され
ているのが現状である。さらに、これら回収TA中には
酸析処理する際に使用した例えば硫酸等の鉱酸が含まれ
ており、それらの一部は重合触媒を起因とする重金属硫
酸塩等として水洗しても除去出来ないものとして存在す
る。これらの硫酸及び重金属硫酸塩は、メタノールで回
収TAを処理する際にジメチル硫酸,モノメチル硫酸等
の腐食性ガスに変化し、反応器のみならず蒸留塔等の付
帯設備まで拡散する。従って、プラント全体が腐食して
しまう等のトラブルが発生する危険性が存在する。ま
た、回収DMT等の品質にも影響を与える。
は酸化チタン、金属塩等の多量の無機不純物が含まれて
いる。即ち、灰分濃度が1200ppmを超える回収T
Aがほとんどであり、廃棄物処理あるいは焼却処理され
ているのが現状である。さらに、これら回収TA中には
酸析処理する際に使用した例えば硫酸等の鉱酸が含まれ
ており、それらの一部は重合触媒を起因とする重金属硫
酸塩等として水洗しても除去出来ないものとして存在す
る。これらの硫酸及び重金属硫酸塩は、メタノールで回
収TAを処理する際にジメチル硫酸,モノメチル硫酸等
の腐食性ガスに変化し、反応器のみならず蒸留塔等の付
帯設備まで拡散する。従って、プラント全体が腐食して
しまう等のトラブルが発生する危険性が存在する。ま
た、回収DMT等の品質にも影響を与える。
【0004】本発明は、これらの困難な課題を解決しよ
うとするものである。
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な困難な課題を解決するための方法として鋭意検討した
結果、以下のような有効な手段を見いだし本発明に至っ
た。
な困難な課題を解決するための方法として鋭意検討した
結果、以下のような有効な手段を見いだし本発明に至っ
た。
【0006】即ち、アルカリ廃液を鉱酸で酸析して得ら
れたTAを、低重合体を含むポリエチレンテレフタレー
ト(以後PETと略称する)と反応器に供給し、少なく
ともその一部を溶融状態に保ちその液中にメタノールを
吹き込み、反応し生成したDMT、エチレングリコール
及び反応発生水を含む留分を反応と同時に未反応メタノ
ールと伴に蒸発し、蒸発しない残渣と分別しDMTを回
収する方法である。反応と同時に蒸発するということ
は、吹き込んだメタノールによりTAあるいはPETを
反応せしめ、エステル化あるいは解重合反応により生成
したDMT、エチレングリコール及び反応発生水が過剰
の未反応のメタノールにより水蒸気蒸留の原理により反
応器上部よりメタノールとともに逸出せしめることであ
る。この時、DMT、エチレングリコール、反応発生水
及び未反応メタノール等の混合留分中に酸析で用いた鉱
酸が逸出しないように、酸析TA中の残留鉱酸を反応残
渣中に固定化するのに充分な炭酸アルカリを加え上述の
反応を行う方法である。
れたTAを、低重合体を含むポリエチレンテレフタレー
ト(以後PETと略称する)と反応器に供給し、少なく
ともその一部を溶融状態に保ちその液中にメタノールを
吹き込み、反応し生成したDMT、エチレングリコール
及び反応発生水を含む留分を反応と同時に未反応メタノ
ールと伴に蒸発し、蒸発しない残渣と分別しDMTを回
収する方法である。反応と同時に蒸発するということ
は、吹き込んだメタノールによりTAあるいはPETを
反応せしめ、エステル化あるいは解重合反応により生成
したDMT、エチレングリコール及び反応発生水が過剰
の未反応のメタノールにより水蒸気蒸留の原理により反
応器上部よりメタノールとともに逸出せしめることであ
る。この時、DMT、エチレングリコール、反応発生水
及び未反応メタノール等の混合留分中に酸析で用いた鉱
酸が逸出しないように、酸析TA中の残留鉱酸を反応残
渣中に固定化するのに充分な炭酸アルカリを加え上述の
反応を行う方法である。
【0007】さらに、本発明の内容を詳しく述べる。本
発明は、(1)ポリエステル系繊維をアルカリ溶液で減
量処理する際に生成するテレフタル酸ジアルカリ塩を鉱
酸で酸析して得られたテレフタル酸と(2)ポリエチレ
ンテレフタレート、低重合体またはポリマー及び低重合
体の混合物とを反応器に供給し、供給原料の少なくとも
一部が溶融状態であるように保ちつつ、(3)(1)ま
たは/及び(2)の溶融液中にメタノールを導入し、メ
タノールと反応せしめ、(4)生成したテレフタル酸ジ
メチル、エチレングリコール及び反応発生水を含む留分
を、未反応のメタノールと伴に反応と同時に蒸発せしめ
て、(5)蒸発物と蒸発しない残渣とに分別することか
らなるテレフタル酸ジメチルの回収方法である。
発明は、(1)ポリエステル系繊維をアルカリ溶液で減
量処理する際に生成するテレフタル酸ジアルカリ塩を鉱
酸で酸析して得られたテレフタル酸と(2)ポリエチレ
ンテレフタレート、低重合体またはポリマー及び低重合
体の混合物とを反応器に供給し、供給原料の少なくとも
一部が溶融状態であるように保ちつつ、(3)(1)ま
たは/及び(2)の溶融液中にメタノールを導入し、メ
タノールと反応せしめ、(4)生成したテレフタル酸ジ
メチル、エチレングリコール及び反応発生水を含む留分
を、未反応のメタノールと伴に反応と同時に蒸発せしめ
て、(5)蒸発物と蒸発しない残渣とに分別することか
らなるテレフタル酸ジメチルの回収方法である。
【0008】本発明の特徴は、例えば蒸留カラムを付属
した反応器に、アルカリ廃液を鉱酸で酸析して得られた
TAと、屑PET、低重合体またはポリマー及び低重合
体の混合物とを伴に供給し、少なくともその一部が溶融
状態であるように保ちながら、その溶融液中に例えばス
ーパーヒートしたメタノールを導入し効率良く接触させ
て、TAのエステル化反応及びPETの解重合反応を進
行させると同時に生成したDMT及びエチレングリコー
ルをいわゆる水蒸気蒸留の原理で未反応のメタノールと
ともに蒸留カラムを経由して反応器外に蒸留する事にあ
る。
した反応器に、アルカリ廃液を鉱酸で酸析して得られた
TAと、屑PET、低重合体またはポリマー及び低重合
体の混合物とを伴に供給し、少なくともその一部が溶融
状態であるように保ちながら、その溶融液中に例えばス
ーパーヒートしたメタノールを導入し効率良く接触させ
て、TAのエステル化反応及びPETの解重合反応を進
行させると同時に生成したDMT及びエチレングリコー
ルをいわゆる水蒸気蒸留の原理で未反応のメタノールと
ともに蒸留カラムを経由して反応器外に蒸留する事にあ
る。
【0009】したがって、本発明において、原料として
供給される回収TAと屑PET、低重合体またはポリマ
ー及び低重合体の混合物には、酸化チタン等の灰分成
分,染料及び一般ゴミ等が混入していてもかまわない。
また、反応に供する原料中のTAの割合は、35重量%
以下の範囲が好ましい。35重量%を超えると原料の粘
度の増加が著しく、その取り扱いが困難になる。
供給される回収TAと屑PET、低重合体またはポリマ
ー及び低重合体の混合物には、酸化チタン等の灰分成
分,染料及び一般ゴミ等が混入していてもかまわない。
また、反応に供する原料中のTAの割合は、35重量%
以下の範囲が好ましい。35重量%を超えると原料の粘
度の増加が著しく、その取り扱いが困難になる。
【0010】さらに、本発明の他の特徴は、アルカリ廃
液より回収したTAに含まれる鉱酸に対する対策を示し
たことにある。これらTA中に含まれる鉱酸とその重金
属塩、例えば硫酸及び重金属硫酸塩は、メタノールで回
収TAを処理する際にジメチル硫酸,モノメチル硫酸等
の腐食性ガスに変化し、反応器のみならず蒸留塔等の付
帯設備まで拡散する。従って、反応器を含めプラント全
体が腐食してしまう等のトラブルが発生する危険性が存
在する。また、回収DMT等の品質にも少なからず影響
を与えるものである。
液より回収したTAに含まれる鉱酸に対する対策を示し
たことにある。これらTA中に含まれる鉱酸とその重金
属塩、例えば硫酸及び重金属硫酸塩は、メタノールで回
収TAを処理する際にジメチル硫酸,モノメチル硫酸等
の腐食性ガスに変化し、反応器のみならず蒸留塔等の付
帯設備まで拡散する。従って、反応器を含めプラント全
体が腐食してしまう等のトラブルが発生する危険性が存
在する。また、回収DMT等の品質にも少なからず影響
を与えるものである。
【0011】本発明者らは、この解決方法として、原料
としてPETと混合し用いる回収TA中の残留鉱酸を固
定化するのに充分な当量以上の炭酸アルカリを反応事前
にTAに添加すれば、反応と同時に得られるDMT、エ
チレングリコール、反応発生水及び未反応メタノールの
混合留分中に酸析で用いた鉱酸が低沸点物の形でも逸出
しない事を見いだした。即ち、回収TA中の残留鉱酸を
反応残渣中に固定化するのに充分な炭酸アルカリを回収
TAに加えた後反応する事により、硫酸根は反応器に残
留する釜残に固定化され他の灰分成分、高沸点成分とと
もに系外に棄却することができる。現状では、アルカリ
廃液を酸析処理するのに用いる鉱酸は一般的には硫酸で
あり、それを固定化する炭酸アルカリは安価な炭酸ナト
リウムであればその効果は大きい。
としてPETと混合し用いる回収TA中の残留鉱酸を固
定化するのに充分な当量以上の炭酸アルカリを反応事前
にTAに添加すれば、反応と同時に得られるDMT、エ
チレングリコール、反応発生水及び未反応メタノールの
混合留分中に酸析で用いた鉱酸が低沸点物の形でも逸出
しない事を見いだした。即ち、回収TA中の残留鉱酸を
反応残渣中に固定化するのに充分な炭酸アルカリを回収
TAに加えた後反応する事により、硫酸根は反応器に残
留する釜残に固定化され他の灰分成分、高沸点成分とと
もに系外に棄却することができる。現状では、アルカリ
廃液を酸析処理するのに用いる鉱酸は一般的には硫酸で
あり、それを固定化する炭酸アルカリは安価な炭酸ナト
リウムであればその効果は大きい。
【0012】本発明で使用するメタノールの反応器への
導入量は供給原料1重量部に対して2乃至15重量部の
範囲であり、好ましくは3乃至8重量部である。即ち、
メタノール導入量が2重量部未満では、PETの解重合
反応及びTAのエステル化反応速度の低下とDMT留出
量の低下を招き、効率上好ましくない。一方、15重量
部を超えると導入メタノールの蒸発及び加熱に要するエ
ネルギーの使用量が増大し運転費用が大きくなり好まし
くない。また、反応器に導入するメタノールの温度は反
応系の溶融物が固化しない温度であればよいが、200
乃至300℃が好ましい。
導入量は供給原料1重量部に対して2乃至15重量部の
範囲であり、好ましくは3乃至8重量部である。即ち、
メタノール導入量が2重量部未満では、PETの解重合
反応及びTAのエステル化反応速度の低下とDMT留出
量の低下を招き、効率上好ましくない。一方、15重量
部を超えると導入メタノールの蒸発及び加熱に要するエ
ネルギーの使用量が増大し運転費用が大きくなり好まし
くない。また、反応器に導入するメタノールの温度は反
応系の溶融物が固化しない温度であればよいが、200
乃至300℃が好ましい。
【0013】本発明では、反応器の内温即ち反応温度は
少なくともその一部が溶融状態であるように265乃至
300℃が好ましいが、さらに好ましくは270乃至2
90℃である。即ち、反応温度が265℃未満では反応
器内の内容物の流動性が低下しメタノールとの効率の良
い接触が不可能となることもあり、PETの解重合反応
及びTAのエステル化反応速度が低下しDMTの留出量
が少なくなる。一方、反応温度が300℃を超えると逆
に重合反応や反応器内の内容物の熱劣化,熱分解が起き
易くなり、回収DMTの着色等品質が低下するとともに
エチレングリコールの収率も低下する。
少なくともその一部が溶融状態であるように265乃至
300℃が好ましいが、さらに好ましくは270乃至2
90℃である。即ち、反応温度が265℃未満では反応
器内の内容物の流動性が低下しメタノールとの効率の良
い接触が不可能となることもあり、PETの解重合反応
及びTAのエステル化反応速度が低下しDMTの留出量
が少なくなる。一方、反応温度が300℃を超えると逆
に重合反応や反応器内の内容物の熱劣化,熱分解が起き
易くなり、回収DMTの着色等品質が低下するとともに
エチレングリコールの収率も低下する。
【0014】本発明における反応圧力は1乃至15kg
/cm2 Gである。即ち、15kg/cm2 Gを超える
と未反応メタノールに伴って反応系外に留出するDMT
の量が減少し好ましくなく、1kg/cm2 G未満では
PETの解重合反応及びTAのエステル化反応速度が低
く好ましくない。またDMT及びエチレングリコールの
留出を促進する為に窒素ガス等の不活性ガスを併せて反
応系に導入することによっても本発明の効果が拡大する
利点がある。
/cm2 Gである。即ち、15kg/cm2 Gを超える
と未反応メタノールに伴って反応系外に留出するDMT
の量が減少し好ましくなく、1kg/cm2 G未満では
PETの解重合反応及びTAのエステル化反応速度が低
く好ましくない。またDMT及びエチレングリコールの
留出を促進する為に窒素ガス等の不活性ガスを併せて反
応系に導入することによっても本発明の効果が拡大する
利点がある。
【0015】本発明では添加する炭酸アルカリ及び原料
PET中に含まれる重合触媒等が、実質的に解重合・エ
ステル化反応触媒として作用するので新たに触媒は必ず
しも必要ないが、一般的な解重合・エステル反応化触媒
を用いる事ができる。例えば、亜鉛、錫、チタン、アン
チモン、マンガン、コバルト或いは鉛の酸化物及び酢酸
塩等が挙げられる。
PET中に含まれる重合触媒等が、実質的に解重合・エ
ステル化反応触媒として作用するので新たに触媒は必ず
しも必要ないが、一般的な解重合・エステル反応化触媒
を用いる事ができる。例えば、亜鉛、錫、チタン、アン
チモン、マンガン、コバルト或いは鉛の酸化物及び酢酸
塩等が挙げられる。
【0016】本発明方法に用いられる反応器は例えば
(A)蒸留カラムを付属した撹拌装置付き槽型反応器、
また例えば(B)内部に多段の多孔板トレー等を数段設
置した塔型反応器を挙げることができる。
(A)蒸留カラムを付属した撹拌装置付き槽型反応器、
また例えば(B)内部に多段の多孔板トレー等を数段設
置した塔型反応器を挙げることができる。
【0017】また本発明では、例えば反応器を2器直列
に接続し、第1反応器でメタノールあるいはエチレング
リコールで、その原料の一部をエステル化あるいは解重
合した原料を、次の蒸留カラムを付属した第2反応器に
供給し、メタノールによりエステル化及び解重合反応を
進行させると同時に生成したDMTとエチレングリコー
ルを未反応のメタノールとともに第2反応槽に付随した
蒸留カラムを経由して反応器系外に蒸留する事もでき
る。
に接続し、第1反応器でメタノールあるいはエチレング
リコールで、その原料の一部をエステル化あるいは解重
合した原料を、次の蒸留カラムを付属した第2反応器に
供給し、メタノールによりエステル化及び解重合反応を
進行させると同時に生成したDMTとエチレングリコー
ルを未反応のメタノールとともに第2反応槽に付随した
蒸留カラムを経由して反応器系外に蒸留する事もでき
る。
【0018】以下、実施例により本発明の内容をさらに
詳しく説明する。
詳しく説明する。
【0019】
【実施例1】屑PET70g,灰分2000ppmの酸
析TAの水洗浄乾燥品25.7g及び炭酸ナトリウム
0.5gを加え300mlの撹拌付きオートクレーブに
仕込み280℃で混合溶融し、その溶融した原料にディ
ップした吹き込みノズルより250℃にスーパーヒート
したメタノール蒸気を1時間当たり320gの割合で吹
き込みながら280℃,8.0kg/cm2 Gの条件
下、2.0時間反応した。この時点で留出したメタノー
ルを含む留分からメタノールを蒸留により回収した残り
113gのDMTを81.0重量%、メチル−,ヒドロ
キシエチル−テレフタレート(以下MHETと略称す
る)を2.7重量%そしてエチレングリコールを16.
2重量%含む混合物Aが得られた。反応器内には約4g
の残渣が残ったが、この残渣はエチレングリコールに溶
け簡単に洗浄できた。この結果を供給原料中の素原料単
位存在モル量を分母とした得率として表現すると、DM
Tの場合92モル%そしてEGの場合約83%に達し
た。
析TAの水洗浄乾燥品25.7g及び炭酸ナトリウム
0.5gを加え300mlの撹拌付きオートクレーブに
仕込み280℃で混合溶融し、その溶融した原料にディ
ップした吹き込みノズルより250℃にスーパーヒート
したメタノール蒸気を1時間当たり320gの割合で吹
き込みながら280℃,8.0kg/cm2 Gの条件
下、2.0時間反応した。この時点で留出したメタノー
ルを含む留分からメタノールを蒸留により回収した残り
113gのDMTを81.0重量%、メチル−,ヒドロ
キシエチル−テレフタレート(以下MHETと略称す
る)を2.7重量%そしてエチレングリコールを16.
2重量%含む混合物Aが得られた。反応器内には約4g
の残渣が残ったが、この残渣はエチレングリコールに溶
け簡単に洗浄できた。この結果を供給原料中の素原料単
位存在モル量を分母とした得率として表現すると、DM
Tの場合92モル%そしてEGの場合約83%に達し
た。
【0020】この反応を同一条件で数10回繰り返して
も反応器内壁にエチレングリコールに溶解しないスケー
ルが付着することは無かった。
も反応器内壁にエチレングリコールに溶解しないスケー
ルが付着することは無かった。
【0021】
【実施例2】屑PET70g,酸析TAの水洗浄乾燥品
(硫酸イオン濃度2610ppm,灰分6000pp
m)25.7g及び炭酸ナトリウム2gを加え300m
lの撹拌付きオートクレーブに仕込み280℃で混合溶
融し、その溶融した原料にディップした吹き込みノズル
より250℃にスーパーヒートしたメタノール蒸気を1
時間当たり320gの割合で吹き込みながら280℃,
8.0kg/cm2 Gの条件下、2.0時間反応した。
この時点で留出したメタノールを含む留分からメタノー
ルを蒸留により回収した残り110gのDMTを80.
1重量%、メチル−,ヒドロキシエチル−テレフタレー
ト(以下MHETと略称する)を3.0重量%そしてエ
チレングリコールを16.0重量%含む混合物Aが得ら
れた。反応器内には約7gの残渣が得られた。この結果
を供給原料中の素原料単位存在モル量を分母とした得率
として表現すると、DMTの場合88モル%そしてEG
の場合約80%に達した。
(硫酸イオン濃度2610ppm,灰分6000pp
m)25.7g及び炭酸ナトリウム2gを加え300m
lの撹拌付きオートクレーブに仕込み280℃で混合溶
融し、その溶融した原料にディップした吹き込みノズル
より250℃にスーパーヒートしたメタノール蒸気を1
時間当たり320gの割合で吹き込みながら280℃,
8.0kg/cm2 Gの条件下、2.0時間反応した。
この時点で留出したメタノールを含む留分からメタノー
ルを蒸留により回収した残り110gのDMTを80.
1重量%、メチル−,ヒドロキシエチル−テレフタレー
ト(以下MHETと略称する)を3.0重量%そしてエ
チレングリコールを16.0重量%含む混合物Aが得ら
れた。反応器内には約7gの残渣が得られた。この結果
を供給原料中の素原料単位存在モル量を分母とした得率
として表現すると、DMTの場合88モル%そしてEG
の場合約80%に達した。
【0022】また、この混合物A中のジメチル硫酸,モ
ノメチル硫酸,硫酸イオン等の合計値(SO4 イオンと
して)は1ppm以下であった。回収メタノール留分中
のジメチル硫酸,モノメチル硫酸,硫酸イオン等の合計
値(SO4 イオンとして)は0.1ppm以下(検出下
限以下)であった。
ノメチル硫酸,硫酸イオン等の合計値(SO4 イオンと
して)は1ppm以下であった。回収メタノール留分中
のジメチル硫酸,モノメチル硫酸,硫酸イオン等の合計
値(SO4 イオンとして)は0.1ppm以下(検出下
限以下)であった。
【0023】
【実施例3】炭酸ナトリウム2.0gを添加しないこと
以外は全く実施例1と同じ条件で反応した。この時点で
留出したメタノールを含む留分からメタノールを蒸留に
より回収した残り105gのDMTを82.1重量%、
メチル−,ヒドロキシ−エチル−テレフタレート(以下
MHETと略称する)を4.0重量%そしてエチレング
リコールを13.0重量%含む混合物Aが得られた。反
応器内には約5gの一部炭化した残渣が残った。この結
果を供給原料中の素原料単位存在モル量を分母とした得
率として表現すると、DMTの場合86モル%そしてE
Gの場合約80%であった。
以外は全く実施例1と同じ条件で反応した。この時点で
留出したメタノールを含む留分からメタノールを蒸留に
より回収した残り105gのDMTを82.1重量%、
メチル−,ヒドロキシ−エチル−テレフタレート(以下
MHETと略称する)を4.0重量%そしてエチレング
リコールを13.0重量%含む混合物Aが得られた。反
応器内には約5gの一部炭化した残渣が残った。この結
果を供給原料中の素原料単位存在モル量を分母とした得
率として表現すると、DMTの場合86モル%そしてE
Gの場合約80%であった。
【0024】また、この混合物A中のジメチル硫酸,モ
ノメチル硫酸,硫酸イオン等の合計値(SO4 イオンと
して)は7.4ppmであった。回収メタノール留分中
のジメチル硫酸,モノメチル硫酸,硫酸イオン等の合計
値(SO4 イオンとして)は3.7ppmであった。
ノメチル硫酸,硫酸イオン等の合計値(SO4 イオンと
して)は7.4ppmであった。回収メタノール留分中
のジメチル硫酸,モノメチル硫酸,硫酸イオン等の合計
値(SO4 イオンとして)は3.7ppmであった。
Claims (7)
- 【請求項1】(1)ポリエステル系繊維をアルカリ溶液
で減量処理する際に生成するテレフタル酸ジアルカリ塩
を鉱酸で酸析して得られたテレフタル酸と (2)ポリエチレンテレフタレート、低重合体またはポ
リマー及び低重合体の混合物とを反応器に供給し、供給
原料の少なくとも一部が溶融状態であるように保ちつ
つ、 (3)(1)または/及び(2)の溶融液中にメタノー
ルを導入し、メタノールと反応せしめ、 (4)生成したテレフタル酸ジメチル、エチレングリコ
ール及び反応発生水を含む留分を、未反応のメタノール
と伴に反応と同時に蒸発せしめて、 (5)蒸発物と蒸発しない残渣とに分別することからな
るテレフタル酸ジメチルの回収方法。 - 【請求項2】 テレフタル酸中の残留鉱酸と当量以上の
炭酸アルカリを、テレフタル酸に加え、反応せしめる請
求項第1項記載の回収方法。 - 【請求項3】 メタノールの反応器への導入量が供給原
料1重量部に対して2乃至15重量部である請求項1ま
たは2に記載の回収方法。 - 【請求項4】 反応温度が265乃至300℃である請
求項1または2に記載の回収方法。 - 【請求項5】 反応圧力が1乃至15kg/cm2 Gで
ある請求項1または2に記載の回収方法。 - 【請求項6】 鉱酸が硫酸である請求項1乃至5のいず
れかに記載の回収方法。 - 【請求項7】 炭酸アルカリが炭酸ナトリウムである請
求項2乃至5のいずれかに記載の回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10255094A JPH07309808A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | テレフタル酸ジメチルの回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10255094A JPH07309808A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | テレフタル酸ジメチルの回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07309808A true JPH07309808A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14330360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10255094A Pending JPH07309808A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | テレフタル酸ジメチルの回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07309808A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0757979A1 (en) * | 1995-08-07 | 1997-02-12 | Hoechst Celanese Corporation | A process for recovering dimethyl terephthalate |
| WO2021126661A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Eastman Chemical Company | Catalysts for pet methanolysis |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP10255094A patent/JPH07309808A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0757979A1 (en) * | 1995-08-07 | 1997-02-12 | Hoechst Celanese Corporation | A process for recovering dimethyl terephthalate |
| WO2021126661A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Eastman Chemical Company | Catalysts for pet methanolysis |
| CN114787119A (zh) * | 2019-12-20 | 2022-07-22 | 伊士曼化工公司 | 用于pet甲醇分解的催化剂 |
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