JPH07309870A - ピロリジジン化合物 - Google Patents

ピロリジジン化合物

Info

Publication number
JPH07309870A
JPH07309870A JP6106975A JP10697594A JPH07309870A JP H07309870 A JPH07309870 A JP H07309870A JP 6106975 A JP6106975 A JP 6106975A JP 10697594 A JP10697594 A JP 10697594A JP H07309870 A JPH07309870 A JP H07309870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
carbons
alkyl
serotonin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6106975A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ouchi
裕 大内
Masatoshi Suzuki
雅寿 鈴木
Sadakazu Yokomori
貞和 横森
Katsuo Hatayama
勝男 畑山
Hajime Asanuma
肇 浅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP6106975A priority Critical patent/JPH07309870A/ja
Publication of JPH07309870A publication Critical patent/JPH07309870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セロトニン3受容体拮抗作用あるいはセロト
ニン4受容体刺激作用を有する新規ピロリジジン化合物
を提供する。 【構成】 下記式 【化1】 (式中、Yは、 【化2】 を表わす)で表わされるピロリジジン化合物はセロトニ
ン3受容体拮抗作用あるいはセロトニン4受容体刺激作
用を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複素環誘導体に関し、更
に詳しくはセロトニン3受容体拮抗物あるいはセロトニ
ン4受容体刺激物としての作用を有する複素環誘導体で
ある新規ピロリジジン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】セロトニンは生体内に広く存在する神経
伝達物質で極めて多彩な生理活性を有している。セロト
ニン受容体としては、従来セロトニン1、セロトニン2
及びセロトニン3の3つのサブタイプが知られている。
このうちセロトニン3受容体に関してはセロトニン3受
容体拮抗剤としてメトクロプラミド、オンダンセトロ
ン、グラニセトロン等が知られており、制癌剤投与時の
嘔吐、過敏性腸症候群(下痢型)、不安等の治療に有効
と考えられている(Journal of Pharm
acology and Experimental
Therapeutics,第253巻、第1034
頁、1990年;Alimentary Pharma
cology and Therapeutics,第
7巻、第175頁、1993年;British Jo
urnal of Pharmacology,第93
巻、第985頁、1988年)。一方、近年になり新し
いセロトニン受容体サブタイプとしてセロトニン4受容
体の存在が1988年、Dumuis A らにより報
告された(Molecular Pharmacolo
gy 第34巻、第880頁、1988年)。セロトニ
ン4受容体は、モルモット回腸及び上行結腸の収縮、ラ
ット食道の弛緩等に関与していると考えられており、セ
ロトニン4受容体刺激剤であるシサプライド、レンザプ
ライド等は胃腸管の運動促進により慢性胃炎、胃切除後
症候群等に伴う胸やけ、食欲不振、上腹部痛、腹部膨満
感等の消化器症状の改善、及び逆流性食道炎、偽性腸閉
塞および便秘などの治療に有効であると考えられている
(Alimentary Pharmacology
and Therapeutics 第6巻、第273
頁、1992年)。セロトニン受容体に対する拮抗作用
または刺激作用を有する複素環化合物としては特開平3
−167189号公報にはセロトニン3受容体の拮抗作
用を有するアザビシクロ誘導体が開示されている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】本発明の目的は、セロ
トニン3受容体拮抗作用あるいはセロトニン4受容体刺
激作用を有する新規ピロリジジン化合物及びその薬学的
用途を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明で提供される化合
物は、式(1)
【化10】 〔式中、XはNHまたはOを表わし;Yは−CO−A
(ここでAは、式(A1)
【化11】 (式中、R1 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル、ア
ラルキルまたはアリールを表わす);式(A2)
【化12】 (式中、R2 は炭素数1〜6のアルキル、炭素数2〜6
のアルケニルまたは炭素数2〜6のアルキニルを表わ
し、R3 はアミノ、モノあるいはジ(炭素数1〜6のア
ルキル)アミノ、炭素数2〜6のアシルアミノまたは炭
素数2〜6のアルキルスルホニルアミノを表わし、R4
はハロゲン、炭素数1〜6のアルキルチオ、炭素数1〜
6のアルキルスルフィニルまたは炭素数1〜6のアルキ
ルスルホニルを表わす);式(A3)
【化13】 (式中、R5 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル、ア
ラルキルまたはアリールを表わす);式(A4)
【化14】 (式中、R6 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル、ア
ラルキルまたはアリールを表わす);あるいは式(A
5)
【化15】 (式中、R7 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル、ア
ラルキルまたはアリールを表わす);で表わされる基を
示す)を表わす〕で表わされるピロリジジン化合物、そ
の互変異性体、その立体異性体、その幾何異性体、また
はそれらの酸付加塩もしくは第4級アンモニウム塩であ
る。
【0005】また、本発明では、上記式(1)のピロリ
ジジン化合物の合成中間体である、式(2)
【化16】 (式中、Xは、NHまたはOを表わす)で表わされるピ
ロリジジン化合物、その互変異性体、その立体異性体、
その幾何異性体、またはそれらの酸付加塩もしくは第4
級アンモニウム塩も提供される。
【0006】式(1)または(2)の化合物における互
変異性体とは、それらの分子中に存在するカンボニル
基、イミノ基、ニトロソ基などに基づくケト型とエノー
ル型、イミンとエナミンあるいはニトロソとオキシムな
どの異性体を指す。立体異性体とはアザビシクロ構造に
基づくシス体、トランス体などを指し、また幾何異性体
とは二重結合に基づくシス体、トランス体などを指す。
式(1)または(2)の化合物の酸付加塩とは、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸等の鉱酸との塩;酢酸、シュウ酸、クエン酸、酒石
酸、マレイン酸、コハク酸、フマル酸、ベンゼンスルホ
ン酸、パラトルエンスルホン酸、メタンスルホン酸等の
有機酸との塩などが挙げられる。また第四級アンニモニ
ウム塩とは式(1)または(2)の化合物と式P−Q
(式中、Pは炭素数1〜6のアルキル基、Qはハロゲ
ン、トシレート等を表わす)を反応させて得られる化合
物などが挙げられる。
【0007】本発明において、炭素数1〜6のアルキル
としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げられ
る。アラルキルとしては、例えばベンジル、フェニルエ
チル、フェニルプロピル、フェニルブチル、1−もしく
は2−ナフチルなどのフェニルまたはナフチル−C1
5 アルキル等が挙げられる。これらのアラルキルにお
けるフェニル部分またはナフチル部分は置換基を有して
いてもよく、かかる置換基としては、例えばハロゲン、
アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ニトロ、アミ
ノ、アシルなどが挙げられる。アリールとしては、例え
ばフェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチルな
どが挙げられる。ここで置換フェニルまた置換ナフチル
の置換基としては、上記アラルキルの場合に例示した置
換基が同様に挙げられる。炭素数2〜6のアルケニルと
しては、例えばビニル、アリール、プロペニル、2−プ
ロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニルなどが挙
げられる。炭素数2〜6のアルキニルとしては、例えば
エチニル、プロパルギル、ブチニル、ペンチニルなどが
挙げられる。モノあるいはジ(炭素数1〜6のアルキ
ル)アミノとしては、例えばモノメチルアミノ、ジメチ
ルアミノ、モノエチルアミノ、ジエチルアミノなどが挙
げられる。炭素数2〜6アシルアミノとしては、例えば
アセチルアミノ、プロパノイルアミノ、2−メチルプロ
パノイルアミノなどが挙げられる。炭素数2〜6のアル
キルスルホニルアミノとしては、例えば、メチルスルホ
ニルアミノ、エチルスルホニルアミノなどが挙げられ
る。ハロゲンとしては、例えば、クロロ、ブロモ、フル
オロなどが挙げられる。炭素数1〜6のアルキルチオと
しては、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ
などが挙げられる。炭素数1〜6のアルキルスルフィニ
ルとしては、例えばメチルスルフィニル、エチルスルフ
ィニル、プロピルスルフィニルなどが挙げられる。炭素
数1〜6アルキルスルホニルとしては、例えばメチルス
ルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニルなど
が挙げられる。
【0008】本発明の式(1)の化合物は、式(2)の
化合物と式A−CO−OH(ここでAは前記定義に同じ
である)のカルボン酸化合物またはその反応性誘導体と
を縮合反応させることにより得ることができる。上記カ
ルボン酸化合物の反応性誘導体を用いて反応させる場
合、例えば酸ハライド、低級アルキルエステル、活性エ
ステル、イミダゾリドまたは混合酸無水物などを適宜反
応させる方法等がある。酸ハライドを用いる場合、反応
に不活性な溶媒中、塩基の存在下または非存在下、通常
−20℃〜溶媒の沸点までで式(2)の化合物と、カル
ボン酸化合物の酸ハライドとを反応させる。酸ハライド
としては、酸クロライド、酸ブロマイドなどが挙げられ
る。溶媒としては、例えばエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、水またはこ
れらの混合物などを用いることができる。塩基として
は、例えば、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメ
チルアニリンなどを用いることが出来る。反応時間は、
通常30分〜24時間が適当である。
【0009】カルボン酸化合物の低級アルキルエステル
を用いる場合には、例えばメチルエステル、エチルエス
テルなどの低級アルキルエステルと式(2)の化合物と
を、メタノール、エタノール、ベンゼン、トルエン、テ
トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中
で通常、0°〜溶媒の沸点までの温度で縮合反応を行う
ことができる。カルボン酸化合物の活性エステルを用い
る場合には、例えばN−ヒドロキシスクシンイミドエス
テル、ペンタフルオロフェニルエステルなどの活性エス
テルと式(2)の化合物とを、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中で通常、
0°〜溶媒の沸点までの温度で縮合反応を実施すること
ができる。カルボン酸化合物のイミダゾリドを用いる場
合には、例えばカルボニルジイミダゾールなどのイミダ
ゾリドと式(2)の化合物とを、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、アセトニトリルジメチルホルムアミド、ク
ロロホルムなどの溶媒中で、通常−20°〜溶媒の沸点
までの温度で縮合反応を実施することができる。
【0010】カルボン酸化合物の混合酸無水物を用いる
場合には、例えばエチルオキシカルボニルクロリド、イ
ソブチルオキシカルボニルクロリドなどとの混合酸無水
物を、式(2)の化合物と、トリエチルアミン、ピリジ
ン、炭酸ナトリウムなどの塩基の存在下にベンゼン、テ
トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中
で反応させる。
【0011】本発明の式(1)の化合物を、式(2)の
化合物と上記カルボン酸化合物とを直接反応させて得る
場合には、反応に不活性な溶媒中で縮合剤を用いて反応
させることができる。縮合剤としては、例えばジエチル
シアノホスホネート、ジシクロへキシルカルボジイミ
ド、2−クロロ−N−メチルピリジニウム ヨーダイ
ド、ジフェニルホスホリルアジド等を用いることが出来
る。溶媒としては、例えばエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、これらの混
合物などを用いることができる。反応温度は通常−20
℃〜溶媒の沸点までである。
【0012】式(1)においてXがOである本発明の化
合物は、例えば次の方法により得ることも出来る。式
(2)においてXがOである式(2)の化合物をテトラ
ヒドロフラン等の溶媒中、n−ブチルリチウム等のアル
キルリチウムと反応させるか、あるいはN,N−ジメチ
ルホルムアミド等の溶媒中、水素化ナトリウムなどと反
応させて得た対応するアルコールのアルカリ金属塩と上
記したカルボン酸化合物の酸ハライド等の反応性誘導体
とを溶媒中で反応させることによって得ることもでき
る。本発明の式(1)の化合物を製造するための出発原
料となる式(2)の化合物は、例えばJ.Chem.S
oc.、第424項、1942年に記載された1−アザ
ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−オンを用いて、
以下に示す反応スキームにより製造することができる。
【0013】
【化17】反応スキーム
【0014】1−アザビシクロ[3.3.0]オクタン
−3−オン(3)をヒドロキシルアミンまたはその誘導
体と反応させることによりオキシム誘導体(4)が得ら
れる。このものを通常の還元方法、例えばイソアミルア
ルコール等のアルコール中ナトリウム等による方法、水
素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム等
のヒドリドによる方法あるいは白金、ラネ−ニッケル等
の接触水素添加による方法等により還元することによ
り、式(2)においてXがNHである式(2)の化合物
が得られる。式(2)においてXがOである式(2)の
化合物は、1−アザビシクロ[3.3.0]オクタン−
3−オン(3)を直接上記と同様の還元方法に付すこと
によって得ることができる。かくして得られる本発明の
式(1)の化合物または原料となる式(2)の化合物
は、異性体混合物として得ることができる。また必要に
応じて、クロマトグラフィーまたは晶析等の常法、ある
いは光学分割剤を用いてそれらの異性体を分離すること
も可能である。
【0015】本発明の式(1)の化合物は、セロトニン
3受容体に対して拮抗作用あるいはセロトニン4受容体
に対して刺激作用を有する。従って、制癌剤投与時等に
おける悪心・嘔吐、ストレス及び過敏性腸症候群等にお
ける下痢、不安、慢性胃炎及び胃切除後症候群に伴う胸
やけ、食欲不振、上腹部痛、腹部膨満感等の消化器症
状、逆流性食道炎、偽性腸閉塞及び便秘などの治療に有
効である。本発明の化合物をこれらの治療に用いる場
合、その投与量は、症状によって異なるが、通常成人に
対する1日の投与量は経口投与の場合、0.1〜500
mg/ヒト、静脈内投与の場合、0.01〜100mg
/ヒトが通常で、1日1回あるいは数回に分割して投与
することが出来る。本発明の化合物は、錠剤、丸剤、カ
プセル剤、顆粒剤などの固形製剤、あるいは注射剤、液
剤、乳剤、座剤などに調製して投与される。上記各製剤
を調製するためには、慣用的な製剤技術に従って製造さ
れるが、必要に応じて助剤、安定剤、乳化剤、希釈剤な
どの通常使用される添加剤を使用することが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明の化合物は、セロトニン3受容体
に対して拮抗作用あるいはセロトニン4受容体に対して
刺激作用を有する。即ち、制癌剤投与時等における悪心
・嘔吐、ストレス及び過敏性腸症候群等における下痢、
不安、慢性胃炎及び胃切除後症候群に伴う胸やけ、食欲
不振、上腹部痛、腹部膨満感等の消化器症状、逆流性食
道炎、偽性腸閉塞及び便秘などの治療に有効である。ま
た本発明の化合物のなかには、特にセロトニン4受容体
に対してセロトニン4受容体刺激作用に基づく優れた消
化管運動賦活調整作用を有する化合物も含まれる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を製造例、試験例及び製剤を用
いて更に詳細に説明する。 製造例1 (1)1−アザビシクロ[3.3.0]オクタン−3−
オン オキシムの合成 t−BuOK(14.72g)をトルエン(100m
l)に懸濁し、窒素雰囲気加熱還流下にジエチル ピロ
リジン−1,2−ジアセテート(2.15g)のトルエ
ン(10ml)溶液を滴下して18時間加熱還流した。
加熱終了後、溶媒を減圧下に留去して残渣をエタノール
に溶解し、濃塩酸(13.1ml,131mmol)の
エタノール(20ml)溶液を加えた後、室温下に5時
間攪拌した。反応混合物に水酸化カリウム(1.4g)
のエタノール(20ml)溶液を滴下し、続いて50%
ヒドロキシルアミン(0.80g)のエタノール(5m
l)溶液を加え、室温下に一夜攪拌した。反応終了後、
反応混合物を濾過し、減圧下に濾液を濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:CH
C13:NH3−MeOH=20:1)で精製し、1−
アザビシクロ[3.3.0]オクタン−3−オン オキ
シムを無色粉末(0.61g)として得た。 MS(m/e);140(M+) NMR(ppm、CDC13);10.20〜9.00
(br,1H)、3.94〜1.35(m,11H)
【0018】(2)3−アミノ−1−アザビシクロ
[3.3.0]オクタンの合成 1−アザビシクロ[3.3.0]オクト−3−オン オ
キシム(3.50g)のメタノール(50ml)溶液に
酸化白金(1.00g)を加え、水素雰囲気下(5kg
/cm2)30〜40℃で9時間攪拌した。反応終了後
触媒を濾去して、濾液を減圧下に濃縮した。得られた油
状物を減圧下に蒸留して、3−アミノ−1−アザビシク
ロ[3.3.0]オクタンを無色油状物(1.60g)
として得た。 bp 100〜110℃(20mmHg) MS(m/e);126(M+)
【0019】(3)N−(トランス、1−アザビシクロ
[3.3.0]オクト−3−イル)−4−アミノ−5−
クロロ−2−メトキシ−1−ベンズアミド(化合物N
o.1)及びN−(シス−1−アザビシクロ[3.3.
0]オクト−3−イル)−4−アミノ−5−クロロ−2
−メトキシ−1−ベンズアミド(化合物No.2)の合
3−アミノ−1−アザビシクロ[3.3.0]オクタン
(680mg)の塩化メチレン(30ml)溶液に、氷
冷攪拌下、トリエチルアミン(1.81ml)、4−ア
ミノ−5−クロロ−2−メトキシ安息香酸(1.31
g)、ジエチルシアノホスホネート(0.97ml)を
加え、室温下に一夜攪拌した。反応終了後、反応混合物
を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:CHC13:MeOH:NH3−MeOH
=100:5:1)で精製した。得られた油状物を塩化
メチレン−エーテル混合溶媒から結晶化しN−(シス−
1−アザビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル)−
4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−1−ベンズア
ミド(220mg)を得た。 1R(ν、KBr);1635cm−1 MS(m/e);309(M+) NMR(ppm,CDC13);8.10(s,1
H)、7.72(d,1H,J=7Hz)、6.30
(s,1H)、4.73〜4.53(m,1H)、4.
41(brs,2H)、3.91(s,3H)、3.7
1〜3.45(m,2H)、3.16〜3.02(m,
1H)、2.78〜2.40(m,3H)、2.10〜
1.70(m,3H)、1.65〜1.34(m,2
H) Anal.C15H20ClN3O2 Calcd. 0.2H2O C:57.49 H;
6.56 N;13.41 Found C;57.52 H;6.57 N;1
3.19
【0020】濾液にエーテルを加えて一夜放置し、析出
する結晶を再度塩化メチレン−エーテル混合溶媒から結
晶化してN−(トランス−1−アザビシクロ[3.3.
0]オクト−3−イル)4−アミノ−5−クロロ−2−
メトキシ−1−ベンズアミド(110mg)を得た。 MS(m/e);309(M+) NMR(ppm,CDC13);8.19(d,1H,
J=7Hz)、8.12(s,1H)、6.32(s,
1H)、4.73〜4.55(m,1H)、4.46
(brs,2H)、3.92(s,3H)、3.53
(dd,1H)J=13,10Hz)、3.15〜2.
78(m,4H)、2.65〜2.45(m,1H)、
2.30〜2.20(m,1H)、2.10〜1.69
(m,3H)、1.65〜1.30(m,1H)
【0021】製造例2N−(シス−1−アザビシクロ[3.3.0]オクト−
3−イル)−1−イソプロピル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド(化合物No.
3)及びN−(トランス−1−アザビシクロ[3.3.
0]オクト−3−イル)−1−イソプロピル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(化合物No.4)の合成 1−イソプロピル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3
−キノリンカルボン酸のトルエン(30ml)溶液に塩
化チオニル(1.0ml)を加え80℃で2時間加熱し
た。反応混合物を減圧下に濃縮乾固し、残渣をトルエン
に溶解した。3−アミノ−1−アザビシクロ[3.3.
0]オクタン(310mg)のトルエン(10ml)溶
液を前述の酸クロライドのトルエン溶液に滴下し、室温
下に30分間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:CHC1
3:NH3−MeOH=20:1)で精製しN−(シス
−1−アザビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル)
−1−イソプロピル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−
3−キノリンカルボキサミド(410mg)を得た。 MS(m/e);339(M+) NMR(ppm、CDC13):10.05(d,1
H,J=8Hz)、8.87(s,1H)、7.77
(d,1H,J=8Hz)、7.70〜7.58(m,
2H)、7.40〜7.25(m,1H)、5.75〜
5.45(br,1H)、4.83〜4.60(m,1
H)、3.75〜3.48(m,2H)、3.16〜
3.00(m,1H)、2.80〜2.43(m,3
H)、2.11〜1.75(m,3H)、1.70
(d,6H,J=7Hz)、1.65〜1.45(m,
2H)
【0022】同時に、N−(トランス−1−アザビシク
ロ[3.3.0]オクト−3−イル)−1−イソプロピ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカル
ボキサミド(9mg)を得た。 MS(m/e);339(M+) NMR(ppm,CDC13);10.49(d,1
H,J=7Hz)、8.86(s,1H)、7.77
(d,1H)、7.71〜7.62(m,2H)、7.
34〜7.26(m,1H)、5.90〜5.25(b
r,1H)、4.75〜4.63(m,1H)、3.6
5(dd,1H,J=13,10Hz)、3.12〜
2.92(m,4H)、2.75(ddd,1H,J=
13,5,1Hz)、2.45〜2.38(m,1
H)、2.10〜1.75(m,3H)、1.67
(d,6H,J=7Hz)、1.65〜1.55(m,
1H)
【0023】試験例1セロトニン3受容体拮抗作用試験 標識化合物として[3H]GR65630(ニュー イ
ングランド ヌクレアー社製)を用い、Europea
n Journal of Pharmacolog
y、第148巻、第297項(1988年)の方法によ
り実験を行った。コントロールの[3H]GR6563
0のセロトニン3受容体への特異的結合量に対する本発
明化合物、即ち、製造例1及び2で得られた化合物の抑
制作用をIC50値で示した。結果を表1に示す。
【0024】
【表1】セロトニン3受容体拮抗作用 検体化合物 IC50(nM) 化合物No.3 2.41化合物No.4 24.4
【0025】試験例2セロトニン4受容体刺激作用試験 The Journal of Pharmacolo
gy and experimental Thera
peutics、第252巻、第1378頁、1990
年に記載の方法に準じ、モルモット回腸縦走筋標本にお
ける電気刺激収縮作用(twitch respons
e)を検討した。ハートレー系モルモットより、回盲部
から近位25cmの回腸を摘出し、近位から約4cmず
つ2本の条片から得られた縦走筋を実験に用いた。縦走
筋の標本はKrebs solution(32〜34
℃)中に懸垂し、約0.8gの負荷をかけ、95%
2 、5%CO2 を通気した。反応は、isometr
ictransducerを介して記録した。電気刺激
条件は、0.2Hz、1msec durationと
し、supramaximal voltageにして
約1時間放置して、安定化させた。10-9M濃度の5−
HTでtwitchresponseが増強されること
を確認した後、検体化合物の作用について試験した。検
体化合物の添加は、標本を少なくとも45分間休ませて
から累積的に行った。結果を表2に示す。
【0026】
【表2】セロトニン4受容体刺激作用 検体化合物 ED50(nM) 化合物No.1 158 化合物No.2 429 化合物No.3 357化合物No.4 62.7
【0027】製剤例処方:錠剤1錠中 化合物No.4 2mg 乳糖 19mg 馬鈴薯殿粉 20mg 結晶セルロース 28mg カルボキシメチルセルロース 20mg ヒドロキシメチルセルロース 10mg ステアリン酸マグネシウム 1mg製造方法 化合物No.4を20g、乳糖190g、馬鈴薯澱粉2
00g、結晶セルロース280g、カルボキシメチルセ
ルロース200g、ヒドロキシメチルセルロース100
gを混合した後、粉砕機で粉砕し、その後撹拌造粒機に
入れ、水を適量添加して造粒し、次いで流動層乾燥機で
乾燥し、この造粒物にステアリン酸マグネシウム10g
を添加し、打錠機で化合物No.4を2mg含有する
(100mg、6mm径)錠剤を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑山 勝男 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 浅沼 肇 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 〔式中、XはNHまたはOを表わし;Yは−CO−A
    (ここでAは、式(A1) 【化2】 (式中、R1 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル、ア
    ラルキルまたはアリールを表わす);式(A2) 【化3】 (式中、R2 は炭素数1〜6のアルキル、炭素数2〜6
    のアルケニルまたは炭素数2〜6のアルキニルを表わ
    し、R3 はアミノ、モノあるいはジ(炭素数1〜6のア
    ルキル)アミノ、炭素数2〜6のアシルアミノまたは炭
    素数2〜6のアルキルスルホニルアミノを表わし、R4
    はハロゲン、炭素数1〜6のアルキルチオ、炭素数1〜
    6のアルキルスルフィニルまたは炭素数1〜6のアルキ
    ルスルホニルを表わす);式(A3) 【化4】 (式中、R5 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル、ア
    ラルキルまたはアリールを表わす);式(A4) 【化5】 (式中、R6 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル、ア
    ラルキルまたはアリールを表わす);あるいは式(A
    5) 【化6】 (式中、R7 水素原子、炭素数1〜6のアルキル、アラ
    ルキルまたはアリールを表わす);で表わされる基を示
    す)を表わす〕で表わされるピロリジジン化合物、その
    互変異性体、その立体異性体、その幾何異性体、または
    それらの酸付加塩もしくは第4級アンモニウム塩。
  2. 【請求項2】式(1)において、XはNHまたはOであ
    り、Yは−CO−A(ここでAは式(A1)で表わされ
    る基である)である請求項1のピロリジジン化合物、そ
    の互変異性体、その立体異性体、その幾何異性体、また
    はそれらの酸付加塩もしくは第4級アンモニウム塩。
  3. 【請求項3】 式(1)において、XはNHであり、 Yは、 【化7】 である請求項1または2のピロリジジン化合物、その互
    変異性体、その立体異性体、その幾何異性体、またはそ
    れらの酸付加塩もしくは第4級アンモニウム塩。
  4. 【請求項4】 式(1)において、XはNHまたはOで
    あり、Yは−CO−A(ここでAは式(A2)で表わさ
    れる基である)である請求項1のピロリジジン化合物、
    その互変異性体、その立体異性体、その幾何異性体、ま
    たはそれらの酸付加塩もしくは第4級アンモニウム塩。
  5. 【請求項5】 式(1)において、XはNHであり、 Yは 【化8】 である請求項1または4のピロリジジン化合物、その互
    変異性体、その立体異性体、その幾何異性体、またはそ
    れらの酸付加塩もしくは第4級アンモニウム塩。
  6. 【請求項6】 式(2) 【化9】 (式中、XはNHまたはOを表わす)で表わされるピロ
    リジジン化合物、その互変異性体、その立体異性体、そ
    の幾何異性体、またはそれらの酸付加塩もしくは第4級
    アンモニウム塩。
  7. 【請求項7】 式(2)においてXはNHである請求項
    6のピロリジジン化合物、その互変異性体、その立体異
    性体、その幾何異性体、またはそれらの酸付加塩もしく
    は第4級アンモニウム塩。
JP6106975A 1994-05-20 1994-05-20 ピロリジジン化合物 Pending JPH07309870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106975A JPH07309870A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 ピロリジジン化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106975A JPH07309870A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 ピロリジジン化合物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07309870A true JPH07309870A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14447299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6106975A Pending JPH07309870A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 ピロリジジン化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07309870A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5260303A (en) Imidazopyridines as serotonergic 5-HT3 antagonists
CN110997661B (zh) 环丙基脲甲酰肽2受体和甲酰肽1受体激动剂
EP3634955B1 (en) Piperidinone formyl peptide 2 receptor agonists
CZ350796A3 (en) Piperazine derivatives as 5ht1a antagonists
KR100340145B1 (ko) 벤즈아제핀유도체및이의중간체화합물
NZ230068A (en) Indazole-3-carboxylic acid esters and amides of diaza compounds having 6,7, or 8 ring members: preparatory processes and pharmaceutical compositions
JP2008510006A (ja) 化合物
RU2162470C2 (ru) 2,7-замещенные производные октагидропирроло[1,2-а]пиразина, способ лечения, фармацевтическая композиция, промежуточные соединения
CA2681536A1 (en) Pyrimido[4,5-d]azepine derivatives as 5-ht2c agonists
JP2017511345A (ja) Taar1モジュレーターとしての5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−イル及び5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−4−イル誘導体
JP3829880B2 (ja) 化学中間体
JPH07309870A (ja) ピロリジジン化合物
JPH06157518A (ja) 新規なオキサジアゾール誘導体又はその塩
US5166341A (en) 6-amino-1,4-hexahydro-1H-diazepine derivatives
KR20240021758A (ko) 시그마 리간드로서 신규 피라졸로[1,5-a]피리미딘 유도체
JP2018531949A (ja) 疼痛に対して活性を有する置換モルホリン誘導体
CN121013837A (zh) 吡咯烷酮脲fpr2激动剂
WO2024220453A1 (en) Pyrrolidinone urea fpr2 agonists
RU2769715C1 (ru) Агонисты рецептора glp-1 и их применение
RU2769715C9 (ru) Агонисты рецептора glp-1 и их применение
CN120957970A (zh) 碳环苯基吡咯烷酮脲fpr2激动剂
CN121591757A (zh) 降莨菪碱并吡唑类化合物及其制备方法和用途
JPH05271230A (ja) ジアザビシクロ誘導体
JPH0834785A (ja) キノリンカルボン酸4級塩化合物
JPWO1995006035A1 (ja) ベンズアゼピン誘導体及びその医薬組成物並びに中間体