JPH07310051A - ゴム物品の表面処理剤 - Google Patents

ゴム物品の表面処理剤

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JPH07310051A
JPH07310051A JP6106613A JP10661394A JPH07310051A JP H07310051 A JPH07310051 A JP H07310051A JP 6106613 A JP6106613 A JP 6106613A JP 10661394 A JP10661394 A JP 10661394A JP H07310051 A JPH07310051 A JP H07310051A
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JP
Japan
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group
component
weight
carbon atoms
hydrocarbon group
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Application number
JP6106613A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Iguchi
良範 井口
Satoshi Kuwata
敏 桑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ゴム物品の表面に、密着性、耐摩耗性、表面
平滑性に優れた皮膜を形成する水性のシリコーン系表面
処理剤を提供する。 【構成】 下記1)〜5)成分を混合してなるゴム物品の表
面処理剤。1)非流動性の分枝状シリコーンの水性分散
液、2)エポキシ基含有有機基を有するジアルコキシシラ
ンの加水分解縮合物の水性乳濁液、3)アミノアルキル基
を有するジアルコキシシランの加水分解縮合物の水性分
散液、4)(メタ)アクリル基含有有機基を有するトリア
ルコキシシランまたはアミノアルキル基を有するトリア
ルコキシシラン、5)シリコーンゴム粒状物の水性分散
液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴム物品の表面処理剤に
関する。本発明の表面処理剤により処理されたゴム物品
は繰り返し摩擦を受ける用途に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、各種ゴム材料の表面に耐摩耗性を
付与するために、シリコーン樹脂組成物で表面処理する
方法が提案されてきた。例えばエポキシ基含有ポリオル
ガノシロキサンとアミノ基含有シランおよび/またはシ
ロキサンから成る組成物で表面処理する方法(特公昭60
-50226号公報参照)、更に、水酸基含有ポリオルガノシ
ロキサンとジオルガノハイドロジェンシロキサンを加え
た組成物で表面処理する方法(特公昭54-43023号、特公
昭56-47864号各公報参照)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下地と
の密着性、耐摩耗性、表面平滑性が充分なものとは言え
ず、また、溶剤希釈型の処理剤であるため、環境への影
響および安全性の点で問題がある。本発明はこのような
問題点を改良したシリコーン系組成物によるゴム物品の
表面処理剤を提供しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するため鋭意検討の結果、下記の処理剤によれば
目的が達成できることを見出した。すなわち、本発明は
ゴム物品の表面処理剤に関するものであり、この処理剤
は、 1)第1成分としての一般式 R1 2SiO2/2とR1SiO3/2(こ
こにR1 は炭素数1〜20の非置換または置換の1価炭化
水素基)を構成単位としてなる非流動性の分枝状シリコ
ーンの水性分散液、 2)第2成分としての一般式R2SiR3(OR4)2(ここにR2
はエポキシ基含有の炭素数5〜20の1価の有機基、R
3 、R4 は炭素数1〜6の非置換または置換の1価炭化
水素基)で示されるジアルコキシシランの加水分解縮合
物の水性乳濁液、 3)第3成分としての一般式 R5R6N(CH2)a[NR7(CH2)b]c
SiR8(OR9)2(ここにR5、R6 、R7 は各々水素原子ま
たは炭素数1〜6の非置換または置換の1価炭化水素
基、R8 、R9 は各々炭素数1〜6の非置換または置換
の1価炭化水素基、a、b、cは1≦a≦6、1≦b≦
6、0≦c≦3)で示されるジアルコキシシランの加水
分解縮合物の水性分散液、 4)第4成分としての一般式R10Si(OR11)3(ここにR10
は(メタ)アクリル基含有の炭素数5〜20の1価の有機
基、R11は炭素数1〜6の非置換または置換の1価炭化
水素基)で示されるトリアルコキシシランまたは一般式
R12R13N(CH2)d[NR14(CH2)e]fSi(OR15)3 (ここでR12
13、R14は各々水素または炭素数1〜6の1価炭化水
素基およびハロゲン化炭化水素基より選択される基、R
15は炭素数1〜6の1価炭化水素基およびハロゲン化炭
化水素基より選択される基であり、1≦d≦6、1≦e
≦6、0≦f≦3である)で示されるトリアルコキシシ
ラン、 5)第5成分としてのシリコーンゴム粒状物の水性分散
液、の5成分を混合してなるオルガノポリシロキサン水
性乳濁液である。 以下に本発明について詳しく説明する。
【0005】このオルガノポリシロキサン水性乳濁液を
構成する第1成分は、一般式(1) R1 2SiO2/2 ・・・・・・(1) で示される単位および一般式(2) R1SiO3/2 ・・・・・・(2) で示される単位を構成単位とする非流動性の分枝状シリ
コーンの水性乳濁液である。R1 としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、ドデシル基、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等の
アルキル基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;フ
ェニル基、トリル基等のアリール基;シクロヘキシル基
等のシクロアルキル基;あるいはこれらの基の炭素原子
に結合した水素原子の一部または全部がハロゲン原子あ
るいはエポキシ基、カルボキシル基、アミノ基等を含有
する有機基で置換された1価炭化水素基などが例示され
る。
【0006】このような非流動性の分枝状シリコーンの
水性乳濁液は乳化重合により製造できる。この一般式
(1)で示されるシロキサン単位のシリコーン原料とし
ては [R1 2SiO]g(g=3〜7)で示されるシクロポリシ
ロキサン、または式R16O-[R1 2SiO]h-R16、HO-[R1 2SiO]h
-H(ここでR1 は前出と同じ、R16はメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキル
基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロア
ルキル基;フェニル基;トリフロロプロピル基等のハロ
ゲノアルキル基などの炭素数1〜6の1価炭化水素基ま
たはハロゲン化炭化水素基で、特にはメチル基、エチル
基が好ましいものであり、hは1〜1,000 である)で示
されるジオルガノポリシロキサンが例示され、この一般
式(2)で示されるシロキサン単位のシリコーン原料と
しては R1Si(OR16)3(R1 、R16は前出と同じ)で示さ
れるアルコキシシランなどが例示されるが、これらを乳
化剤を用いて水中に乳化分散させたのち、ここに触媒を
添加して重合反応を行なわせ、重合後触媒を不活性化さ
せれば容易に得ることができる。
【0007】この乳化重合に使用する乳化剤には特に制
限はなく、これには例えば第4級アンモニウム塩、アル
キルアミン塩等の陽イオン系乳化剤;アルキルベタイン
等の両性イオン系乳化剤;ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テル等の非イオン系乳化剤;有機スルホン酸、アルキル
硫酸エステル等の酸性陰イオン系乳化剤などが挙げられ
るが、これにはこれらの中の1種または2種以上を使用
することができる。
【0008】また、この触媒としては、陽イオン系乳化
剤、両性イオン系乳化剤、非イオン系乳化剤を使用した
場合には、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
リチウム、ナトリウムメチラート、アンモニア、テトラ
メチルアンモニウムハイドロキサイド、トリエチルアミ
ン、トリエタノールアミンなどのアルカリ化合物が例示
されるが、有機スルホン酸、アルキル硫酸エステル等の
酸性陰イオン系乳化剤はそのままで触媒作用がある。な
お、この触媒の不活性化には、アルカリ化合物の場合、
酢酸、リン酸、塩酸、クエン酸などの酸で中和する方法
が挙げられる。酸性陰イオン系乳化剤を触媒として使用
した場合は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化リチウム、ナトリウムメチラート、アンモニア、テト
ラメチルアンモニウムハイドロキサイド、トリエチルア
ミン、トリエタノールアミンなどのアルカリ化合物で中
和する方法が挙げられる。
【0009】このようにして製作された水性乳濁液中の
有効成分濃度は、1重量%未満ではこれを配合するとき
の配合量を多くしなければならないので不経済となる
し、70重量%より大きいとこの第1成分の粘度が高くな
って取り扱いが困難となるので1〜70重量%の範囲とす
ればよいが、この好ましい範囲は10〜60重量%とされ
る。
【0010】このオルガノポリシロキサン水性乳濁液を
構成する第2成分は一般式(3) R2SiR3(OR4)2・・・・・・(3) で示されるエポキシ基含有のジアルコキシシランの加水
分解縮合物の水性乳濁液である。このR2 はβ−グリシ
ドキシエチル、γ−グリシドキシプロピル、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチル、γ−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)プロピルなどで例示される炭
素数5〜20の1価の有機基、R3 、R4 はメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキ
ル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロ
アルキル基;フェニル基;トリフロロプロピル基等のハ
ロゲノアルキル基などで例示される炭素数1〜6の非置
換または置換の1価炭化水素基で、特にはメチル基、エ
チル基であることが好ましい。
【0011】このエポキシ基含有ジアルコキシシランと
してはβ−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラ
ン、β−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)プロピルメチルジエトキシシランなどが代表的なも
のとして例示されるが、これらの加水分解はこれらのシ
ランに酸性水溶液を添加するという公知の方法で行えば
よく、これによれば脱アルコール縮合反応は容易に進行
するので、その後酸を中和して生成したアルコールを留
去すればよい。
【0012】得られた加水分解縮合物はこれを界面活性
剤を用いて水中に乳化分散させれば水性乳濁液とするこ
とができる。この乳化に使用する界面活性剤には特に制
限はないが、これにはポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル
などの非イオン性の界面活性剤を使用することが好まし
く、これらの1種または2種以上を使用すればよい。な
お、この水性乳濁液中の有効成分濃度はこれが1重量%
未満ではこれを配合するときの配合量を多くしなければ
ならないので不経済であるし、これを70重量%より大き
くするとこの第2成分の粘度が高くなって取り扱いが困
難となるので、これは1〜70重量%の範囲とすればよい
が、この好ましい範囲は10〜50重量%とされる。
【0013】このオルガノポリシロキサン水性乳濁液を
構成する第3成分は一般式(4) R5R6N(CH2)a[NR7(CH2)b]cSiR8(OR9)2 ・・・・・・(4) で示されるアミノアルキル基含有のジアルコキシシラン
の加水分解縮合物の水性分散液である。このR5 、R
6 、R7 は各々水素原子またメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキル基;シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;
フェニル基;トリフロロプロピル基などのハロゲノアル
キル基などから選択される非置換またはハロゲン置換の
炭素数1〜6の1価炭化水素基であるが、水素原子が90
モル%以上で、炭化水素基が10モル%以下が好ましい。
8 、R9 はこのR5 、R6 、R7 と同様の炭素数1〜
6の非置換またはハロゲン置換の1価炭化水素基とさ
れ、特にはメチル基、エチル基であることが好ましい。
このa、b、cには、a、bが0のものはSi−N結合
が加水分解を受けて目的とする加水分解縮合物が得られ
ず、6より大きいと第3成分の特性効果としてのゴム表
面の密着性向上効果が低下するので1≦a≦6、1≦b
≦6、好ましくはa、bは2または3とされるもので、
cは3より大きいものが工業的に合成が困難となること
から0≦c≦3とされるものである。
【0014】このアミノアルキル基含有のジアルコキシ
シランとしては、γ−(N−β−アミノエチル)アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(N−β−アミ
ノエチル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ
−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノ
プロピルメチルジエトキシシランなどが代表的なものと
して挙げられる。これらのシランの加水分解は公知の方
法に従えばよく、これらのシランはこれに水を添加する
と脱アルコール縮合反応が容易に進行するので、その
後、生成したアルコールを留去すればよい。このジアル
コキシシランの加水分解物は水と混合すると水に容易に
溶解あるいは分散して均一な水性分散液となるが、この
第3成分の水性分散液中におけるジアルコキシシランの
量は、これが1重量%未満では硬化皮膜のゴム物品表面
への密着力が低くなり、耐摩耗性の乏しいものとなる
し、50重量%より多くすると液の粘度が高くなって他成
分との配合時に均一に分散させることが難しくなるの
で、1〜50重量%の範囲とすることがよいが、この好ま
しい範囲は10〜30重量%とされる。なお、この第3成分
の水性分散液の均一性を改良するために、これにギ酸、
酢酸、プロピオン酸、マロン酸、マレイン酸、サルチル
酸などの有機酸、塩酸、リン酸、硫酸などの無機酸を添
加することは好ましい方法とされる。
【0015】このオルガノポリシロキサン水性乳濁液を
構成する第4成分は一般式(5) R10Si(OR11)3 ・・・・・・(5) で示される(メタ)アクリル基含有トリアルコキシシラ
ンまたは一般式(6) R12R13N(CH2)d[NR14(CH2)e]fSi(OR15)3 ・・・・・・(6) で示されるアミノアルキル基含有トリアルコキシシラン
である。
【0016】一般式(5)のR10はβ−アクリロキシエ
チル、γ−アクリロキシプロピル、β−メタクリロキシ
エチル、γ−メタクリロキシプロピルなどで例示される
炭素数5〜20の1価の有機基、R11はメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキル
基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロア
ルキル基;フェニル基;トリフロロプロピル基等のハロ
ゲノアルキル基などで例示される炭素数1〜6の非置換
または置換の1価炭化水素基で、特にはメチル基、エチ
ル基であることが好ましい。この(メタ)アクリル基含
有のトリアルコキシシランとしてはβ−アクリロキシエ
チルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、β−メタクリロキシエチルトリメト
キシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ンなどが代表的なものとして例示される。
【0017】一般式(6)のR12、R13、R14は各々水
素原子またメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ヘキシル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等のシクロアルキル基;フェニル基;ト
リフロロプロピル基等のハロゲノアルキル基などから選
択される非置換またはハロゲン置換の炭素数1〜6の1
価炭化水素基であるが、水素原子が90モル%以上で、炭
化水素基が10モル%以下が好ましい。R15はこのR12
13、R14と同様の炭素数1〜6の非置換またはハロゲ
ン置換の1価炭化水素基とされ、特にはメチル基、エチ
ル基であることが好ましい。d、e、fについては、
d、eが0のものは工業的に合成が困難となるし、6よ
り大きいと第3成分の特性効果としてのゴム表面の密着
性向上効果が低下するので、1≦d≦6、1≦e≦6、
好ましくはd、eは2または3とされるもので、fは3
より大きいものが工業的に合成が困難となることから0
≦f≦3とされるものである。このアミノアルキル基含
有のトリアルコキシシランとしては、γ−(N−β−ア
ミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−
(N−β−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシランなどが代表的なもの
として挙げられる。
【0018】さらにこのオルガノポリシロキサン水性乳
濁液を構成する第5成分はシリコーンゴム粒状物の水性
分散液とされるが、このシリコーンゴム粒状物はその平
均粒径が 0.1μm未満では摺動性が悪くなり、平均粒径
が 100μmより大きいと耐摩耗性が悪くなるので、平均
粒径が 0.1〜 100μmの範囲のもの、好ましくは1〜20
μmのものとされる。このシリコーン粒状物を界面活性
剤を用いて水中に乳化分散させてシリコーン粒状物の水
性分散液としてもよいが、特には硬化性シリコーンを界
面活性剤を用いて水中に分散させた後、硬化させ、シリ
コーン粒状物の水性分散液とすることが好ましい。この
硬化性シリコーンの硬化は付加反応、縮合反応による硬
化、紫外線硬化、などのいずれであってもよいし、この
硬化性シリコーンは硬化によりゴム弾性を有する固型物
になるものであれば、けい素原子に結合している有機
基、分子構造、分子量などは任意とされる。
【0019】この硬化が付加反応で行なわれる場合、こ
れは1分子中にけい素原子に結合しているアルケニル基
を少なくとも2個有するオルガノポリシロキサンと、1
分子中にけい素原子に結合している水素原子を少なくと
も2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
を、界面活性剤を用いて水中に乳化分散させたのち、白
金系触媒を用いて付加反応させるものとすればよい。こ
のアルケニル基含有オルガノポリシロキサンはアルケニ
ル基が分子中のどの部分に存在しているものであっても
よいが、特には分子の末端に存在するものとすることが
好ましい。また、このアルケニル基以外のけい素原子に
結合している有機基としてはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル基等のアルキ
ル基、フェニル基のようなアリール基、β−フェニルエ
チル基、β−フェニルプロピル基のようなアラルキル
基、クロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基等1価の置換炭化水素基等が例示されるが、合成し
易く硬化後に良好な物性を保つ点では、けい素原子に結
合した有機基の90モル%以上がメチル基であることが好
ましい。
【0020】また、このものの分子構造は直鎖状であっ
ても分枝状であっても、さらにはこれらの混合物であっ
てもよい。本成分の分子量は特に限定されるものではな
く、これは25℃における粘度が1cS未満では硬化しにく
くなるし、10,000cSより高いと表面平滑性が低下するの
で、これは1〜10,000cSの範囲、好ましくは5〜1,000c
S のものとすることがよいが、このオルガノポリシロキ
サンの具体例としては下記の式、
【化1】 (ここでi、jは0、1、2または3でi+j=3、k
は正の整数、L は0または正の整数でi+L ≧2であ
る)、
【化2】 (ここでmは2以上の整数、nは0または正の整数でm
+n=4〜8)、
【化3】 (ここでpは1、2または3、qは0、1または2でp
+q=3、r、s、tは正の整数)、で示されるものが
挙げられる。
【0021】また、ここに使用されるオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンはこのけい素原子に結合している
水素原子が白金系触媒の作用により上記したシロキサン
中のアルケニル基と付加反応してこの組成物を硬化させ
るものであり、この水素原子以外のけい素原子に結合し
た有機基は上記したアルケニル基含有オルガノポリシロ
キサンと同じものが示されるが、これも合成の容易さと
良好な物性を保つためにはメチル基であることが好まし
い。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの分子
構造は特に限定されるものではなく、これは直鎖状、分
枝状又は環状の何れでも、またこれらの混合物であって
もよく、分子量にも特に限定はないが上記したアルケニ
ル基含有オルガノポリシロキサンとの相溶性を良好にす
るためには25℃における粘度が 1〜10,000cSのものとす
ることが好ましい。より好ましくは5〜1,000cS であ
る。また、この成分の添加量は上記したアルケニル基1
個に対し本成分のけい素原子に結合した水素原子が 0.5
個未満となるような量の場合には良好な硬化性を得にく
く、水素原子が20個を超えるような量の場合には、硬化
後のゴムの物理的性質が低下するので 0.5〜20個、好ま
しくは 0.8〜5個となる量とすればよい。
【0022】なお、このオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンとしては下記の式、
【化4】 (ここにuは0または1、vは2または3でu+v=
3,wは0または正の整数、xは正の整数でu+x≧2
である)、
【化5】 (ここにyは2以上の整数、zは0または正の整数でy
+z=4〜8)、
【化6】 (ここにa’は1、2または3、b’は0、1または2
で、a’+b’=3、c’、d’およびe’は正の整
数)、で示されるものが例示される。
【0023】さらに、ここに使用される白金系触媒とし
ては白金担持カーボンまたはシリカ、塩化白金酸、白金
−オレフィン錯体、白金−アルコール錯体、白金−リン
錯体、白金配位化合物等が挙げられるが、この成分の使
用量はシロキサンに対し白金原子の量で1ppm 以下では
硬化が遅くなる上触媒毒の影響も受けやすい一方、100p
pmを超えても特に硬化速度の向上等を期待することがで
きず経済性の面で好ましくないので、1〜100ppmとなる
範囲が好ましいものとされる。また、ここに使用される
界面活性剤としては硬化反応に悪影響を及ぼすことの少
ないポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステルおよびグリセリン脂肪酸エ
ステルなどのノニオン系界面活性剤とすることが好まし
く、これらの中の1種または2種以上を使用すればよ
い。
【0024】なお、この第5成分としての分散液中の有
効成分濃度は1重量%未満では配合するときに配合量を
多くする必要があるために不経済となり、70重量%より
大きくするとこの粘度が高くなって取り扱いが困難とな
るので、1〜70重量%の範囲、好ましくは10〜60重量%
の範囲とすることがよい。なお、シリコーン粒状物は予
め硬化性シリコーンに配合しておくことにより、その粒
子中にオイル、シラン、有機系粉末、無機系粉末などを
含有させることができる。
【0025】この上記した第1〜第5成分は使用に先立
って混合されるが、上記成分を予め混合し2〜4成分系
とすることも可能である。その場合、例えば第1成分と
第2成分と第3成分とを、または第1成分と第2成分と
第3成分と第5成分とを混合できる。各成分の配合比は
第1成分の有効成分量が10重量%未満では耐摩耗性の乏
しいものとなり、90重量%より多くなるとゴム表面への
密着性が低下して耐摩耗性が乏しいものとなり、第2成
分の有効成分量が 0.1重量%未満では皮膜の硬化性が低
下し、50重量%より多くなると耐摩耗性の乏しいものと
なり、第3成分の有効成分量が 0.1重量%未満では皮膜
の硬化性が低下し、50重量%より多くなると耐摩耗性の
乏しいものとなる。第4成分の有効成分量が1%未満で
はゴム表面への密着性が低下し、50重量%より多くなる
と耐摩耗性の乏しいものとなり、第5成分の有効成分量
が1重量%未満では表面平滑性の低いものとなり、70重
量%より多くなると耐摩耗性の乏しいものとなるので、
これらの配合比は有効成分重量比が第1成分/第2成分
/第3成分/第4成分/第5成分=10〜90重量%/ 0.1
〜50重量%/ 0.1〜50重量%/1〜50重量%/1〜70重
量%の範囲、より好ましくは第1成分/第2成分/第3
成分/第4成分/第5成分=20〜70重量%/ 0.5〜10重
量%/ 0.5〜10重量%/5〜40重量%/5〜50重量%の
ものとすることがよい。
【0026】なお、この第1〜第5成分の混合は従来公
知のパドル型、錨型などの攪拌翼を備えた混合攪拌機を
用いて行えばよいが、この混合液中における有効成分の
濃度はこれが1重量%未満ではゴム物品へのコーティン
グ皮膜が薄いものとなって耐摩耗性の乏しいものとなる
し、50重量%より多いものとすると水性乳濁液の安定性
が低下するので、1〜50重量%の範囲とすることがよい
が、これは好ましくは10〜30重量%とすることがよく、
必要に応じて水で希釈することが好ましい。
【0027】この第1〜第5成分の水性乳濁液による表
面処理を適用するゴム材料としては、天然ゴム、EPD
M、SBR、クロロプレンゴム、イソプレン−イソブチ
レンゴム、ニトリルゴムなどが挙げられるが、これらゴ
ム材料からなるゴム物品の形態はスポンジ状、ソリッド
状などのいずれでもよい。ゴム物品への表面処理方法と
しては、前記第1成分〜第5成分の混合液をハケ塗り、
スプレーコート、ロールコート、ディップコート、ナイ
フコートなどの方法により塗布した後、室温あるいは加
温乾燥により皮膜の硬化を行えばよく、これによれば目
的とする表面処理ゴム物品を容易に得ることができる。
なお、このようにして得られた表面処理ゴム物品として
は、O−リング、ガスケット、各種パッキンなどのシー
ル材料や、ゴムホース材料が挙げられ、その他へも広く
応用が可能である。
【0028】なお、この表面処理において皮膜の硬化を
促進させるために、処理剤中にジブチルすずジラウレー
ト、ジオクチルすずラウレート、ジブチルすずジアセテ
ート、オクチル酸すず、オクチル酸鉄、オクチル酸亜鉛
などの有機酸金属塩を配合すること、さらに本発明の効
果を損なわない範囲内において、必要に応じてカーボン
ブラック、フッ素樹脂粉末、メラミン樹脂粉末、アクリ
ル樹脂粉末、ポリカーボネート樹脂粉末、シリコーン樹
脂粉末、ナイロン樹脂粉末、グラファイト粉末、各種有
機あるいは無機顔料、パラフィンワックス、ポリエチレ
ンワックス、シリコーンオイルなどを前記処理剤に配合
することは任意とされる。
【0029】
【実施例】つぎに本発明で使用される第1〜第5成分の
調製例および実施例、比較例をあげるが、例中における
粘度は25℃における測定値を示したものであり、%は重
量%を示す。また、例中におけるゴム物品表面の耐摩耗
性、表面平滑性の評価方法はつぎの方法による測定結果
に基づくものである。 (耐摩耗性の評価)EPDM製スポンジゴム(10mm× 1
50mm)を図1に示した摺りガラスセル(線接触、線幅5
mm)を用い、スラスト荷重350gをかけて、摩擦速度:60
往復/分、摩擦ストローク:70mmの条件で往復摩擦した
ときに、ゴム基材が露出するまでの摩擦回数を測定す
る。 (表面平滑性の評価)EPDM製スポンジゴム(10mm×
50mm)の2個を鋼板(50mm×50mm)に図2に示したよう
に貼りつけ、これを図3に示したようにして、動摩擦係
数測定装置を用いて荷重1kgをかけて引張速度 100mm/
分の条件でガラスとの間の動摩擦係数を測定した。
【0030】(調製例1−第1成分−1の調製)オクタ
メチルシクロテトラシロキサン350g、フェニルトリエト
キシシラン1.3gを1リットルのガラスビーカーに仕込
み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで攪拌混合し、10%
ラウリル硫酸ナトリウム水溶液 35gと10%ドデシルベン
ゼンスルホン酸水溶液 35gを加えて6,000rpmで攪拌を継
続したところ、転相が起り増粘が認められたが、さらに
そのまま2,000rpmで攪拌を行ないながら水280gを加え、
ついで 300kg/cm2の高圧ホモジナイザーに通したとこ
ろ、安定なO/W型エマルジョンが得られた。つぎに、
このエマルジョンを攪拌装置、温度計、還流冷却器を付
けた容量1リットルのガラスフラスコに移し、50℃で12
時間反応させたのち、25℃で24時間熟成させてから10%
炭酸ナトリウム水溶液で中和したところ、分枝状シリコ
ーンを含有する水性乳濁液(以下第1成分−1と呼称す
る)が得られたので、これにイソプロピルアルコールを
加えてエマルジョンを破壊したのち、シロキサンを抽出
し、乾燥したところ、ゲル状の非流動性シロキサンが得
られた。この水性乳濁液の有効成分含有量は49%であ
る。
【0031】(調製例2−第1成分−2の調製)オクタ
メチルシクロテトラシロキサン333g、N−(β−アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルメチルポリシロキサン 1
4g、メチルトリエトキシシラン3g を1リットルのガラ
スビーカーに仕込み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで
攪拌混合し、30%セチルトリメチルアンモニウムクロラ
イド水溶液 30g、ポリオキシエチレン(付加モル数=60
モル)ノニルフェニルエーテル3g 、水 70gを加えて6,
000rpmで攪拌を継続したところ、転相が起り増粘が認め
られたが、さらにそのまま2,000rpmで攪拌を行ないなが
ら水520gを加え、ついで 300kg/cm2の高圧ホモジナイザ
ーを通したところ、安定なO/W型エマルジョンが得ら
れた。つぎに、このエマルジョンを攪拌装置、温度計、
還流冷却器を付けた容量1リットルのガラスフラスコに
移し、5%水酸化カリウム水溶液 20gを加え、70℃で72
時間反応を行なわせたのち、25℃で24時間熟成させてか
ら、酢酸で中和したところ、分枝状シリコーンを含む水
性乳濁液(以下第1成分−2と呼称する)が得られたの
で、これにイソプロピルアルコールを加えてエマルジョ
ンを破壊したのち、シロキサンを抽出し、乾燥したとこ
ろ、ゲル状の非流動性シロキサンが得られた。この水性
乳濁液の有効成分含有量は35%である。
【0032】(調製例3−第2成分−1の調製)塩酸
(濃度35%)2g 、脱イオン水190gを攪拌装置、滴下装
置、温度計、還流冷却器を付けた容量1リットルのガラ
スフラスコに仕込み、50℃で攪拌下にγ−グリシドキシ
プロピルメチルジエトキシシラン270gを3時間に渉って
滴下し、滴下終了後プロピレンオキサイドで中和し、昇
温しながら反応系を減圧して生成したエタノールを留去
し、 100℃で30分間減圧操作を続けたのち、冷却すると
共に常圧にもどしたところ、加水分解縮合物が得られ
た。ついで、この加水分解縮合物315g、ポリオキシエチ
レン(付加モル数=85モル)ノニルフェニルエーテル 3
0g、水 70gを1リットルのガラスビーカーに仕込み、ホ
モミキサーを用いて6,000rpmで攪拌混合したところ、増
粘が認められたが、さらにそのままで2,000rpmで攪拌を
行ないながら水285gを加え、これを 300kg/cm2の高圧ホ
モジナイザーに通したところ、水性乳濁液(以下第2成
分−1と呼称する)が得られた。この水性乳濁液の有効
成分含有量は45%である。
【0033】(調製例4−第3成分−1の調製)γ−
(N−β−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメト
キシシラン500gを攪拌装置、滴下装置、温度計、還流冷
却器を付けた容量1リットルのガラスフラスコに仕込
み、室温にて攪拌下に脱イオン水135gを30分間に渉って
滴下し、滴下終了後、昇温しながら反応系を減圧し、生
成したメタノールを留去した。ついで、55〜60℃におい
て30分間減圧操作を続けたのち、冷却するとともに常圧
へもどして反応を終了させ、得られた加水分解縮合物10
5gを水595gを仕込んだ1リットルのガラスフラスコに室
温にて投入し、30分撹拌したところ、この加水分解縮合
物の水性分散液(以下第3成分−1と呼称する)が得ら
れた。このものの有効成分含有量は15%である。
【0034】(調製例5−第5成分−1の調製)
【化7】 で示される粘度が10cSのメチルビニルシロキサン280g
と、
【化8】 で示される粘度が 200cSのメチルハイドロジェンポリシ
ロキサン 90gを容量1リットルのガラスビーカーに仕込
み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで攪拌混合したの
ち、ポリオキシエチレン(付加モル数=9モル)オクチ
ルフェニルエーテル3g 、水 70gを加えて6,000rpmで攪
拌を継続したところ、転相が起り増粘が認められたが、
さらにそのままで2,000rpmで攪拌を行ないながら水295g
を加えたところ、O/W型エマルジョンが得られた。つ
いで、このエマルジョンを攪拌装置の付いたガラスフラ
スコに移し、室温で攪拌下に塩化白金酸−オレフィン錯
体のトルエン溶液(白金含有量0.05%)1gとポリオキ
シエチレン(付加モル数=9モル)オクチルフェニルエ
ーテル1g の混合物を添加し、12時間反応を行ったとこ
ろ、水性分散液(以下第5成分−1と呼称)が得られた
が、この分散液中の粒子の平均粒径をコールターカウン
ター(コールターエレクトロニクス社製)を用いて測定
したところ4μmであり、この分散液の数g を室温乾燥
したところ、弾性のある白色のゴム粉末が得られた。こ
の水性分散液の有効成分含有量は50%である。
【0035】(調製例6−第5成分−2の調製)前記し
た調製例5におけるO/W型エマルジョン作製時に使用
したポリオキシエチレン(付加モル数=9モル)オクチ
ルフェニルエーテル3g を0.5gとしたほかは調製例5と
同様に処理したところ、水性分散液(以下第5成分−2
と呼称)が得られたので、この分散液中の粒子の平均粒
径をしらべたところ13μmであり、この分散液数g を風
乾したところ、弾性のある白色のゴム粉末が得られた。
この水性分散液の有効成分含有量は50%である。
【0036】実施例1〜6 調製例で得た第1成分〜第5成分を表1に示した配合組
成で混合して表面処理剤組成物を調製し、これらをEP
DM製スポンジゴム(厚さ2mm)の表面に刷毛で塗布
し、 150℃に調節した熱風循環式恒温槽内に10分間放置
して表面処理を行った。ついで、ここに得られた表面処
理済みのスポンジゴムの摩擦試験を行ない、スポンジゴ
ム基材が露出するまでの摩擦回数を測定して耐摩耗性の
評価を行なうと共に、その動摩擦係数を測定してその表
面平滑性の評価を行なったところ、表1に併記したとお
りの結果が得られ、これらはいずれも皮膜の密着性、耐
摩耗性、表面平滑性についてすぐれた結果を示した。
【0037】
【表1】
【0038】比較例1〜4 調製例で得た第1成分〜第5成分を表2に示した配合組
成で混合して表面処理剤組成物を調製し、これらを用い
て実施例と同様の方法でスポンジゴムの表面処理を行な
い、得られた表面処理済みのスポンジゴムについての摩
擦試験および動摩擦係数を測定したところ、表2に併記
したとおりの結果が得られた。
【0039】
【表2】 比較例1のように第4成分を添加しないものでは密着
性、耐摩耗性、表面平滑性の乏しいものとなり、比較例
2のように第4成分が過剰なものでは耐摩耗性の乏しい
ものとなり、比較例3のように第5成分を添加しないも
のでは表面平滑性の乏しいものとなり、比較例4のよう
に第4成分と第5成分だけでは耐摩耗性の乏しいものと
なることが確認された。
【0040】
【発明の効果】本発明の表面処理剤によりゴム物品に密
着性、耐摩耗性、表面平滑性に優れたシリコーン樹脂皮
膜を形成することができる。本発明の表面処理剤で処理
されたゴム物品は、繰り返し摩擦力を受ける用途に好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐摩耗性の測定方法の概略を示す説明図であ
る。
【図2】動摩擦係数を測定するための試験片の概略を示
す説明図である。
【図3】動摩擦係数の測定方法の概略を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 EPDM製スポンジゴム 2 摺りガラスセル 3 鋼板 4 ガラス板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1)第1成分としての一般式 R1 2SiO2/2
    R1SiO3/2(ここにR1 は炭素数1〜20の非置換または置
    換の1価炭化水素基)を構成単位としてなる非流動性の
    分枝状シリコーンの水性分散液、 2)第2成分としての一般式R2SiR3(OR4)2(ここにR2
    はエポキシ基含有の炭素数5〜20の1価の有機基、R
    3 、R4 は炭素数1〜6の非置換または置換の1価炭化
    水素基)で示されるジアルコキシシランの加水分解縮合
    物の水性乳濁液、 3)第3成分としての一般式 R5R6N(CH2)a[NR7(CH2)b]c
    SiR8(OR9)2(ここにR5、R6 、R7 は各々水素原子ま
    たは炭素数1〜6の非置換または置換の1価炭化水素
    基、R8 、R9 は各々炭素数1〜6の非置換または置換
    の1価炭化水素基、a、b、cは1≦a≦6、1≦b≦
    6、0≦c≦3)で示されるジアルコキシシランの加水
    分解縮合物の水性分散液、 4)第4成分としての一般式R10Si(OR11)3(ここにR10
    は(メタ)アクリル基含有の炭素数5〜20の1価の有機
    基、R11は炭素数1〜6の非置換または置換の1価炭化
    水素基)で示されるトリアルコキシシランまたは一般式
    R12R13N(CH2)d[NR14(CH2)e]fSi(OR15)3 (ここでR12
    13、R14は各々水素または炭素数1〜6の1価炭化水
    素基およびハロゲン化炭化水素基より選択される基、R
    15は炭素数1〜6の1価炭化水素基およびハロゲン化炭
    化水素基より選択される基であり、1≦d≦6、1≦e
    ≦6、0≦f≦3である)で示されるトリアルコキシシ
    ラン、 5)第5成分としてのシリコーンゴム粒状物の水性分散
    液、の5成分を混合してなるゴム物品の表面処理剤。
  2. 【請求項2】 請求項1における第1〜第5成分中の有
    効成分重量比が第1成分/第2成分/第3成分/第4成
    分/第5成分=10〜90重量%/ 0.1〜50重量%/ 0.1〜
    50重量%/1〜50重量%/1〜70重量%である請求項1
    に記載したゴム物品の表面処理剤。
JP6106613A 1994-05-20 1994-05-20 ゴム物品の表面処理剤 Pending JPH07310051A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292954A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ゴム用水性コーティング剤およびその硬化皮膜で被覆されたゴム物品

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JP2009292954A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ゴム用水性コーティング剤およびその硬化皮膜で被覆されたゴム物品

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