JPH07310304A - コンクリートアーチの架設工法 - Google Patents
コンクリートアーチの架設工法Info
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- JPH07310304A JPH07310304A JP10402894A JP10402894A JPH07310304A JP H07310304 A JPH07310304 A JP H07310304A JP 10402894 A JP10402894 A JP 10402894A JP 10402894 A JP10402894 A JP 10402894A JP H07310304 A JPH07310304 A JP H07310304A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリートアーチ橋における橋床版支持用
のアーチ部の架設を、施工能率や安全性が低下せず安定
状態で確実に実施できる架設工法の提供。 【構成】 支保工であるセントル3は、工場製作したセ
ントル各部を、アーチ部1形成位置の下方鉛直投影面に
設けた作業床4上で組立てて構成する。また、このセン
トル3上に、アーチ部1形成用の型枠やプレハブ化した
補強鉄筋5をセットする。その後、アーチ部1形成位置
である橋台6間に架設した吊り鉄骨7を反力台とし、セ
ントル3や型枠,補強鉄筋5を一体に、計測制御装置9
でセントル3の水平性を保ちながら、アーチ部1形成位
置の直下位置まで吊り上げる。そして、セントル3上の
型枠,補強鉄筋5内にコンクリートを打設する。なお、
セントル反力用の吊り鉄骨7は、コンクリート打設時の
セントル3を吊る主要部材として利用する他、アーチ部
1内に埋め込むことで、SCR構造のアーチ部1を形成
する。
のアーチ部の架設を、施工能率や安全性が低下せず安定
状態で確実に実施できる架設工法の提供。 【構成】 支保工であるセントル3は、工場製作したセ
ントル各部を、アーチ部1形成位置の下方鉛直投影面に
設けた作業床4上で組立てて構成する。また、このセン
トル3上に、アーチ部1形成用の型枠やプレハブ化した
補強鉄筋5をセットする。その後、アーチ部1形成位置
である橋台6間に架設した吊り鉄骨7を反力台とし、セ
ントル3や型枠,補強鉄筋5を一体に、計測制御装置9
でセントル3の水平性を保ちながら、アーチ部1形成位
置の直下位置まで吊り上げる。そして、セントル3上の
型枠,補強鉄筋5内にコンクリートを打設する。なお、
セントル反力用の吊り鉄骨7は、コンクリート打設時の
セントル3を吊る主要部材として利用する他、アーチ部
1内に埋め込むことで、SCR構造のアーチ部1を形成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中小規模の支間を有
するコンクリートアーチ橋の架設時に用いる工法であ
り、アーチ橋の橋床版を支持する主要構造として設けら
れるアーチ部の架設工法に関するものである。
するコンクリートアーチ橋の架設時に用いる工法であ
り、アーチ橋の橋床版を支持する主要構造として設けら
れるアーチ部の架設工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリートアーチ橋の
架設時に用いるアーチ部の架設工法としては、(1) 接地
式支保工、(2) セントル工法、(3) 鋼製アーチ先行工法
(合成アーチ工法やメラン工法)、(4) ロアリング工法
という四種類の工法が一般に知られている。
架設時に用いるアーチ部の架設工法としては、(1) 接地
式支保工、(2) セントル工法、(3) 鋼製アーチ先行工法
(合成アーチ工法やメラン工法)、(4) ロアリング工法
という四種類の工法が一般に知られている。
【0003】詳述すると、先ず(1) の接地式支保工は、
比較的平坦な地形において、中小規模の支間のコンクリ
ートアーチ橋を施工する時に適用されている工法であ
る。そして、この工法では、先ず、アーチ橋の橋床版を
支持する主要構造として築造するアーチ部(アーチリ
ブ)の直下に、全面支保工を組む。その後、この全面支
保工を足場にして、アーチ部形成用の型枠や鉄筋を組立
てると共に、この型枠内へコンクリートを場所打ちし
て、アーチ部を形成する。
比較的平坦な地形において、中小規模の支間のコンクリ
ートアーチ橋を施工する時に適用されている工法であ
る。そして、この工法では、先ず、アーチ橋の橋床版を
支持する主要構造として築造するアーチ部(アーチリ
ブ)の直下に、全面支保工を組む。その後、この全面支
保工を足場にして、アーチ部形成用の型枠や鉄筋を組立
てると共に、この型枠内へコンクリートを場所打ちし
て、アーチ部を形成する。
【0004】次に(2) のセントル工法は、前述した接地
式支保工を適用することが困難な山岳地帯や河川におい
て、中小規模の支間のコンクリートアーチ橋を施工する
時に適用されている工法である。そして、この工法で
は、図12に示すように、先ず、アーチ橋の橋床版を支持
する主要構造として築造するアーチ部(アーチリブ)の
直下に、アーチ形状にした鋼製セントルを組立てる。そ
の後、このセントル上に型枠や鉄筋を組立てセットした
後、この形枠内へコンクリートを場所打ちして、アーチ
部を形成する。
式支保工を適用することが困難な山岳地帯や河川におい
て、中小規模の支間のコンクリートアーチ橋を施工する
時に適用されている工法である。そして、この工法で
は、図12に示すように、先ず、アーチ橋の橋床版を支持
する主要構造として築造するアーチ部(アーチリブ)の
直下に、アーチ形状にした鋼製セントルを組立てる。そ
の後、このセントル上に型枠や鉄筋を組立てセットした
後、この形枠内へコンクリートを場所打ちして、アーチ
部を形成する。
【0005】なお、セントルは、その反力をアバット上
に置いてピン支承で受けることとした、2ヒンジ形式の
アーチ構造としている。また、形成したアーチ部は、ア
ーチ部コンクリートの閉合後に、セントル材を撤去して
鉛直材や補剛桁の施工を行うため、自立する剛性が必要
である。
に置いてピン支承で受けることとした、2ヒンジ形式の
アーチ構造としている。また、形成したアーチ部は、ア
ーチ部コンクリートの閉合後に、セントル材を撤去して
鉛直材や補剛桁の施工を行うため、自立する剛性が必要
である。
【0006】次に(3) の鋼製アーチ先行工法(合成アー
チ工法やメラン工法)は、橋床版支持用の主要構造であ
るアーチ部(アーチリブ)を、コンクリートで直接施工
するのではなく、先行して設けたアーチ芯材(鋼製アー
チ)にコンクリートを巻き立てて形成するものである。
そして、この工法では、図13に示すように、先ず、アー
チ部の施工位置に、コンクリートと比較して重量の軽い
鉄骨や鋼管で、アーチ芯材を完成させる。その後、移動
作業車等を用いて、両アバット(橋台)よりアーチクラ
ウンへ向かい、前記アーチ芯材をコンクリートで巻き立
てて、コンクリートのアーチ部を築造する。
チ工法やメラン工法)は、橋床版支持用の主要構造であ
るアーチ部(アーチリブ)を、コンクリートで直接施工
するのではなく、先行して設けたアーチ芯材(鋼製アー
チ)にコンクリートを巻き立てて形成するものである。
そして、この工法では、図13に示すように、先ず、アー
チ部の施工位置に、コンクリートと比較して重量の軽い
鉄骨や鋼管で、アーチ芯材を完成させる。その後、移動
作業車等を用いて、両アバット(橋台)よりアーチクラ
ウンへ向かい、前記アーチ芯材をコンクリートで巻き立
てて、コンクリートのアーチ部を築造する。
【0007】このような鋼製アーチ先行工法の特長は、
ピロン工法やトラス工法と比較して小さな仮設部材で済
む。また、アーチ芯材(鋼製アーチ)が先行して形成さ
れるので、アーチ部(アーチリブ)のコンクリート打設
時に構造的に安定していると共に、両岸への往来がで
き、施工性がよいことが挙げられる。なお、前述したア
ーチ芯材に、鋼管と中詰めコンクリートとの合成部材を
使用するものを合成アーチ工法(図13参照)といい、鉄
骨部材を使用するものをメラン工法(図14参照)とい
う。
ピロン工法やトラス工法と比較して小さな仮設部材で済
む。また、アーチ芯材(鋼製アーチ)が先行して形成さ
れるので、アーチ部(アーチリブ)のコンクリート打設
時に構造的に安定していると共に、両岸への往来がで
き、施工性がよいことが挙げられる。なお、前述したア
ーチ芯材に、鋼管と中詰めコンクリートとの合成部材を
使用するものを合成アーチ工法(図13参照)といい、鉄
骨部材を使用するものをメラン工法(図14参照)とい
う。
【0008】次に(4) のロアリング工法は、橋床版支持
用の主要構造であるアーチ部(アーチリブ)を略二分割
して別個に両アバット(橋台)上で施工し、その後、お
のおのを移動させアーチ状に組立てアーチ部とするもの
てある。そして、この工法では、図15に示すように、先
ず、コンクリートのアーチ部(アーチリブ)を、鉛直方
向へ延びる状態にし、クライミングフォーム等を用いる
ことにより、両アバット(橋台)上で施工する。その
後、このアーチ部の先端部を所定の位置まで降下させ、
アーチクラウン部のコンクリートを打設してアーチ部を
閉合することで、アーチ部を形成するものである。
用の主要構造であるアーチ部(アーチリブ)を略二分割
して別個に両アバット(橋台)上で施工し、その後、お
のおのを移動させアーチ状に組立てアーチ部とするもの
てある。そして、この工法では、図15に示すように、先
ず、コンクリートのアーチ部(アーチリブ)を、鉛直方
向へ延びる状態にし、クライミングフォーム等を用いる
ことにより、両アバット(橋台)上で施工する。その
後、このアーチ部の先端部を所定の位置まで降下させ、
アーチクラウン部のコンクリートを打設してアーチ部を
閉合することで、アーチ部を形成するものである。
【0009】
【この発明が解決しようとする課題】コンクリートアー
チ橋が、通常の橋梁と大きく異なる点は、アーチ部(ア
ーチリブ)が必ず傾斜を持っている点である。従って、
アーチ部の施工が場所打ち工法である限り、例えば、従
来の技術の項で述べたような各架設工法の違いにかかわ
らず、傾斜部材の施工を行うという共通の留意すべき点
がある。そのため、従来の各架設工法は、施工の困難さ
からくる施工能率の低下や、傾斜からくる安全性の低下
が問題となる。
チ橋が、通常の橋梁と大きく異なる点は、アーチ部(ア
ーチリブ)が必ず傾斜を持っている点である。従って、
アーチ部の施工が場所打ち工法である限り、例えば、従
来の技術の項で述べたような各架設工法の違いにかかわ
らず、傾斜部材の施工を行うという共通の留意すべき点
がある。そのため、従来の各架設工法は、施工の困難さ
からくる施工能率の低下や、傾斜からくる安全性の低下
が問題となる。
【0010】そこで、前述した従来のアーチ部の各架設
工法における共通する課題を、各工程毎に詳述する。先
ず、支保工について述べると、コンクリート打設時の反
力を支持する接地式支保工は、前述した傾斜のために、
構造的に特別な機能を持たせる必要がある。
工法における共通する課題を、各工程毎に詳述する。先
ず、支保工について述べると、コンクリート打設時の反
力を支持する接地式支保工は、前述した傾斜のために、
構造的に特別な機能を持たせる必要がある。
【0011】即ち、接地式支保工は、コンクリート打設
時の水平反力に対して構造的に対処する必要上、筋違い
等の補強材を密に配置する必要がある。そのために、複
雑な高所作業の機会が多くなり、それだけ墜落や転落等
の事故が発生する可能性が高くなる。なお、橋梁工事に
おける労災事故の約30%は墜落や転落であるといわれて
いる。従って、高所作業の機会をできるだけ減らすこと
が、墜落や転落事故を減らす根本的な解決方法である。
時の水平反力に対して構造的に対処する必要上、筋違い
等の補強材を密に配置する必要がある。そのために、複
雑な高所作業の機会が多くなり、それだけ墜落や転落等
の事故が発生する可能性が高くなる。なお、橋梁工事に
おける労災事故の約30%は墜落や転落であるといわれて
いる。従って、高所作業の機会をできるだけ減らすこと
が、墜落や転落事故を減らす根本的な解決方法である。
【0012】次に、型枠およびコンクリート打設につい
て述べると、アーチ部(アーチリブ)の型枠では、スラ
ブ上面の押え型枠が必要となる。従来の施工方法では、
アーチ形状に加工した仮設の鋼材等を設置しこれに押え
型枠を取付けているが、押え型枠の固定に手間がかかる
ので、現場での工程の省力化が望まれている。また、前
述したような安全施工の問題からも、高所作業をできる
だけ減らす方策が必要である。
て述べると、アーチ部(アーチリブ)の型枠では、スラ
ブ上面の押え型枠が必要となる。従来の施工方法では、
アーチ形状に加工した仮設の鋼材等を設置しこれに押え
型枠を取付けているが、押え型枠の固定に手間がかかる
ので、現場での工程の省力化が望まれている。また、前
述したような安全施工の問題からも、高所作業をできる
だけ減らす方策が必要である。
【0013】一方、コンクリート打設では、押え型枠部
分は入念なコンクリートの締固めを実施しても、空気や
水のアバタ発生が避けられず、美観あるいは耐久性の難
点となることが多く、余剰水を排出し気泡を透過させる
機構を具備した型枠の使用が望まれている。
分は入念なコンクリートの締固めを実施しても、空気や
水のアバタ発生が避けられず、美観あるいは耐久性の難
点となることが多く、余剰水を排出し気泡を透過させる
機構を具備した型枠の使用が望まれている。
【0014】次に、鉄筋の組立てについて述べると、こ
の鉄筋の組立て作業も斜面上での施工となるので、スタ
ーラップ等の形状保持が難しく、施工性が低下する工程
である。そのため、鉄筋を予め組立ててプレハブ化した
ものを現地で取付ける等、現場工程の省力化が必要であ
る。
の鉄筋の組立て作業も斜面上での施工となるので、スタ
ーラップ等の形状保持が難しく、施工性が低下する工程
である。そのため、鉄筋を予め組立ててプレハブ化した
ものを現地で取付ける等、現場工程の省力化が必要であ
る。
【0015】なお、その他にも、アーチ部(アーチリ
ブ)が勾配を持っているため、直接アーチ部上に仮置き
できないので、建設資材(型枠や鉄筋等)の仮置き台を
アーチ部上に設ける必要がある。そのため、アーチ部が
閉合されていない階段では、仮設荷重が増加して不安定
要因となる場合がある。
ブ)が勾配を持っているため、直接アーチ部上に仮置き
できないので、建設資材(型枠や鉄筋等)の仮置き台を
アーチ部上に設ける必要がある。そのため、アーチ部が
閉合されていない階段では、仮設荷重が増加して不安定
要因となる場合がある。
【0016】また、アーチ部の施工に伴う計測は、勾配
があり、計測精度や能率の面で劣るため、各施工現場で
その都度工夫している。しかし、計測項目も多く、計測
精度の向上や、なお一層の省力化および迅速化等の情報
化施工が要求されている。
があり、計測精度や能率の面で劣るため、各施工現場で
その都度工夫している。しかし、計測項目も多く、計測
精度の向上や、なお一層の省力化および迅速化等の情報
化施工が要求されている。
【0017】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的はアーチ橋の橋床版を支持する主要
構造として築造するアーチ部の架設を、施工能率や安全
性が低下することなく、安定した状態で確実に実施でき
ると共に、接地式支保工やセントル工法による施工がで
きる立地条件下であれば適用が可能であるコンクリート
アーチの架設工法を提供することにある。
たもので、その目的はアーチ橋の橋床版を支持する主要
構造として築造するアーチ部の架設を、施工能率や安全
性が低下することなく、安定した状態で確実に実施でき
ると共に、接地式支保工やセントル工法による施工がで
きる立地条件下であれば適用が可能であるコンクリート
アーチの架設工法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリートア
ーチの架設工法は、前述した従来のセントル工法と鋼製
アーチ先行工法におけるメラン工法との利点を併合した
工法として位置づけられる。
ーチの架設工法は、前述した従来のセントル工法と鋼製
アーチ先行工法におけるメラン工法との利点を併合した
工法として位置づけられる。
【0019】そして、本発明工法での支保工については
セントル構造とし、そのセントルは、工場製作したもの
を、施工現場において、アーチ部(アーチリブ)形成位
置の下方であるアーチ部形成位置の鉛直投影面に設けた
作業床上で組立てる。また、この作業床上で組立てたセ
ントル上に、アーチ部形成用の型枠やアーチ内部に配設
される補強鉄筋をセットする。なお、この補強鉄筋は、
セントルにアーチ部の下型枠取付け後、現地で施工ユニ
ット毎にプレハブ化して組立てる。
セントル構造とし、そのセントルは、工場製作したもの
を、施工現場において、アーチ部(アーチリブ)形成位
置の下方であるアーチ部形成位置の鉛直投影面に設けた
作業床上で組立てる。また、この作業床上で組立てたセ
ントル上に、アーチ部形成用の型枠やアーチ内部に配設
される補強鉄筋をセットする。なお、この補強鉄筋は、
セントルにアーチ部の下型枠取付け後、現地で施工ユニ
ット毎にプレハブ化して組立てる。
【0020】その後、アーチ部形成位置である橋台間に
架設した、曲げ加工してなる吊り鉄骨を反力台とし、吊
り鉄骨に設けたジャッキで、前記セントルおよびセント
ル上にセットした型枠や補強鉄筋を一体に、計測制御装
置でセントルの水平性を保ちながら吊り上げる。このよ
うに、セントルを吊り上げてアーチ部形成位置の直下に
セットすることにより、高所作業の低減を図る。
架設した、曲げ加工してなる吊り鉄骨を反力台とし、吊
り鉄骨に設けたジャッキで、前記セントルおよびセント
ル上にセットした型枠や補強鉄筋を一体に、計測制御装
置でセントルの水平性を保ちながら吊り上げる。このよ
うに、セントルを吊り上げてアーチ部形成位置の直下に
セットすることにより、高所作業の低減を図る。
【0021】なお、セントルへの型枠の取付けは、セン
トルを組立てた後、ジャッキで吊り上げる前に作業床で
行う。また、型枠上部の押え型枠は、セントルと補強鉄
筋である下筋とを一緒に吊り上げて上筋を組立てた後、
セントル上に架設した吊り鉄骨からの専用治具によって
取付ける。さらに、型枠の解体は、セントルをジャッキ
ダウンした後に作業床上で行う。
トルを組立てた後、ジャッキで吊り上げる前に作業床で
行う。また、型枠上部の押え型枠は、セントルと補強鉄
筋である下筋とを一緒に吊り上げて上筋を組立てた後、
セントル上に架設した吊り鉄骨からの専用治具によって
取付ける。さらに、型枠の解体は、セントルをジャッキ
ダウンした後に作業床上で行う。
【0022】また、セントル反力用の吊り鉄骨は、コン
クリート打設時のセントルを吊り下げる主要部材として
利用する他に、アーチ部(アーチリブ)内に埋め込む。
このことで、SCR構造のアーチ部を形成する。
クリート打設時のセントルを吊り下げる主要部材として
利用する他に、アーチ部(アーチリブ)内に埋め込む。
このことで、SCR構造のアーチ部を形成する。
【0023】このような本発明の架設工法によれば、セ
ントルを作業床上で組立てることと、セントル上にセッ
トした型枠や補強鉄筋を一体に吊り上げることとによ
り、アーチ部(アーチリブ)の形成に際して、傾斜部お
よび高所での作業機会を減らし、建設災害の内の墜落や
転落事故を減少させることができる。
ントルを作業床上で組立てることと、セントル上にセッ
トした型枠や補強鉄筋を一体に吊り上げることとによ
り、アーチ部(アーチリブ)の形成に際して、傾斜部お
よび高所での作業機会を減らし、建設災害の内の墜落や
転落事故を減少させることができる。
【0024】また、型枠用の専用治具や補強鉄筋のプレ
ハブ化により、鉄筋の組立て精度や型枠の組立て精度を
向上させて、耐久性を増すことができる。さらに、吊り
鉄骨を先行架設してアーチ部を形成することにより、ア
ーチ部架設時の応力を確実に橋台へ伝達して、アーチ部
閉合までの安定性を確保する。
ハブ化により、鉄筋の組立て精度や型枠の組立て精度を
向上させて、耐久性を増すことができる。さらに、吊り
鉄骨を先行架設してアーチ部を形成することにより、ア
ーチ部架設時の応力を確実に橋台へ伝達して、アーチ部
閉合までの安定性を確保する。
【0025】
【実施例】以下、この発明のコンクリートアーチの架設
工法を、図示する実施例によって説明する。
工法を、図示する実施例によって説明する。
【0026】中小規模の支間を有するコンクリートアー
チ橋の架設時において、アーチ橋の橋床版2(図1の
(f) 参照)を支持する主要構造として設けられるアーチ
部1の架設工法(図1参照)は、最初に、アーチ部形成
用の型枠やアーチ内部に配設される補強鉄筋を支持すべ
くアーチ部1の直下に設けられるセントル3を、アーチ
部形成位置の下方であるアーチ部形成位置の鉛直投影面
に設けた作業床4において組立てると共に、このセント
ル3上にアーチ部形成用の型枠やプレハブ化した補強鉄
筋5をセットする(図1の(a) 参照)。
チ橋の架設時において、アーチ橋の橋床版2(図1の
(f) 参照)を支持する主要構造として設けられるアーチ
部1の架設工法(図1参照)は、最初に、アーチ部形成
用の型枠やアーチ内部に配設される補強鉄筋を支持すべ
くアーチ部1の直下に設けられるセントル3を、アーチ
部形成位置の下方であるアーチ部形成位置の鉛直投影面
に設けた作業床4において組立てると共に、このセント
ル3上にアーチ部形成用の型枠やプレハブ化した補強鉄
筋5をセットする(図1の(a) 参照)。
【0027】次に、アーチ部1の形成位置である橋台6
間に、アーチ部1と同じ曲率に曲げ加工した吊り鉄骨7
をアーチ部1と同形状に組立てて架設する(図1の(b)
参照)と共に、この吊り鉄骨7に設けたジャッキ8によ
ってセントル3およびセントル上にセットした型枠や補
強鉄筋5を、後述する計測制御装置9(図8参照)でセ
ントル3の水平性を保ちながら吊り上げる(図1の(c)
および(d) 参照)。
間に、アーチ部1と同じ曲率に曲げ加工した吊り鉄骨7
をアーチ部1と同形状に組立てて架設する(図1の(b)
参照)と共に、この吊り鉄骨7に設けたジャッキ8によ
ってセントル3およびセントル上にセットした型枠や補
強鉄筋5を、後述する計測制御装置9(図8参照)でセ
ントル3の水平性を保ちながら吊り上げる(図1の(c)
および(d) 参照)。
【0028】次に、セントル3上にセットした型枠や補
強鉄筋5内に、吊り鉄骨7を取込むべくさらに型枠や補
強鉄筋をセットすると共に、セントル3上にセットした
型枠や補強鉄筋5と橋台6の型枠や補強鉄筋とを連結
し、吊り鉄骨7を取込んだ型枠の上部に押え型枠10を吊
り鉄骨7からの専用治具11(図4参照)によって取付け
る。
強鉄筋5内に、吊り鉄骨7を取込むべくさらに型枠や補
強鉄筋をセットすると共に、セントル3上にセットした
型枠や補強鉄筋5と橋台6の型枠や補強鉄筋とを連結
し、吊り鉄骨7を取込んだ型枠の上部に押え型枠10を吊
り鉄骨7からの専用治具11(図4参照)によって取付け
る。
【0029】その後、計測制御装置9で計測を行いなが
ら、吊り鉄骨7を取込んだ型枠内にコンクリートを打設
し所定の期間養生する(図1の(e) 参照)と共に、養生
後、セントル3および型枠をジャッキ8により作業床4
まで吊り下げて(図1の(f)参照)セントル3および型
枠を解体することにより、吊り鉄骨7を主要補強部材と
したSRC構造のアーチ部1が形成される。
ら、吊り鉄骨7を取込んだ型枠内にコンクリートを打設
し所定の期間養生する(図1の(e) 参照)と共に、養生
後、セントル3および型枠をジャッキ8により作業床4
まで吊り下げて(図1の(f)参照)セントル3および型
枠を解体することにより、吊り鉄骨7を主要補強部材と
したSRC構造のアーチ部1が形成される。
【0030】なお、吊り鉄骨7をアーチ部1の形成位置
よりも上方位置に架設して(図示せず)、アーチ部1を
RC構造とすることもできる。この時は、吊り鉄骨7の
撤去工程が追加されることとなる。
よりも上方位置に架設して(図示せず)、アーチ部1を
RC構造とすることもできる。この時は、吊り鉄骨7の
撤去工程が追加されることとなる。
【0031】そして、この実施例での支保工は、セント
ル構造とし、工場で製作した各部材を施工現場でセント
ル1として組立てる。また、このセントル1上部の橋台
6間に曲げ加工した吊り鉄骨7を架設すると共に、これ
を反力台として吊り鋼材12(図1の(c) 参照)をセント
ル1に取付ける。この吊り鋼材12を介して、プレハブ部
材(型枠や補強鉄筋)5をセットしたセントル3を、ジ
ャッキ8(油圧ジャッキ)で吊り上げてアーチ部1の施
工位置直下にセットすることで、高所作業の低減を図
る。
ル構造とし、工場で製作した各部材を施工現場でセント
ル1として組立てる。また、このセントル1上部の橋台
6間に曲げ加工した吊り鉄骨7を架設すると共に、これ
を反力台として吊り鋼材12(図1の(c) 参照)をセント
ル1に取付ける。この吊り鋼材12を介して、プレハブ部
材(型枠や補強鉄筋)5をセットしたセントル3を、ジ
ャッキ8(油圧ジャッキ)で吊り上げてアーチ部1の施
工位置直下にセットすることで、高所作業の低減を図
る。
【0032】なお、セントル1(図2参照)は、上部の
複数ピン連結してなるセントル梁3aと下部のセントル組
立て桁3bとをセントル支柱3cおよび筋違い3dでトラス状
に連結してなっている。また、図2の(c) に示すよう
に、セントル支柱1cには曲率半径調整装置13が、筋違い
3dには筋違い伸縮装置14がそれぞれ設けられている。
複数ピン連結してなるセントル梁3aと下部のセントル組
立て桁3bとをセントル支柱3cおよび筋違い3dでトラス状
に連結してなっている。また、図2の(c) に示すよう
に、セントル支柱1cには曲率半径調整装置13が、筋違い
3dには筋違い伸縮装置14がそれぞれ設けられている。
【0033】そして、このセントル3は、複数ピン連結
してなるセントル梁3aと曲率半径調整装置13と筋違い伸
縮装置14とにより、略アーチ状となっているセントル梁
3aの曲率半径を変更できる構造として、他工事への転用
ができるようになっている。
してなるセントル梁3aと曲率半径調整装置13と筋違い伸
縮装置14とにより、略アーチ状となっているセントル梁
3aの曲率半径を変更できる構造として、他工事への転用
ができるようになっている。
【0034】このアーチ部の曲率半径変更に対応できる
構造とし、転活用できるようにしたことにより、建設コ
ストを削減することができる。
構造とし、転活用できるようにしたことにより、建設コ
ストを削減することができる。
【0035】なお、図3の(a) および(b) に、筋違い伸
縮装置14の別態様を示す。この態様では、ネジ鉄筋14a
を一方側のみとし、他方側の端部をリング加工して一方
側のフック14bへ掛けるようにしている。
縮装置14の別態様を示す。この態様では、ネジ鉄筋14a
を一方側のみとし、他方側の端部をリング加工して一方
側のフック14bへ掛けるようにしている。
【0036】この実施例でのセントル3への型枠の取付
けは、セントル3の組立て後の、ジャッキ8で吊り上げ
る前に、作業床4上で行う。また、押え型枠10は、セン
トル3と型枠および補強鉄筋5とを一緒に吊り上げ、補
強鉄筋5に上筋を組立て後、セントル3上に架設した吊
り鉄骨7からの専用治具11(図4参照)により補強鉄筋
5へ取付ける。さらに、型枠の解体は、ジャッキ8によ
りセントル3と伴に吊り下げて、作業床4上で行う(図
1の(f) 参照)。
けは、セントル3の組立て後の、ジャッキ8で吊り上げ
る前に、作業床4上で行う。また、押え型枠10は、セン
トル3と型枠および補強鉄筋5とを一緒に吊り上げ、補
強鉄筋5に上筋を組立て後、セントル3上に架設した吊
り鉄骨7からの専用治具11(図4参照)により補強鉄筋
5へ取付ける。さらに、型枠の解体は、ジャッキ8によ
りセントル3と伴に吊り下げて、作業床4上で行う(図
1の(f) 参照)。
【0037】なお、専用治具11は(図4の(a) および
(b) 参照)、吊り鉄骨7間に架設される溝型鋼の型枠固
定桁11aと、この型枠固定桁11aに設けられる、フォー
ムタイ,連結具,両セパ等の型枠固定器具11bとからな
っている。この図4での符号15は角型鋼管で、符号16は
桟木である。
(b) 参照)、吊り鉄骨7間に架設される溝型鋼の型枠固
定桁11aと、この型枠固定桁11aに設けられる、フォー
ムタイ,連結具,両セパ等の型枠固定器具11bとからな
っている。この図4での符号15は角型鋼管で、符号16は
桟木である。
【0038】この実施例でのコンクリート打設時におけ
るコンクリート表面のアバタ対策は(図5参照)、排水
孔17aを穿設した中空のプラスチック面木17(図5の
(c) 参照)を、押え型枠10のせき板10aに複数取付ける
(図5の(c) 参照)。この各面木17の配置は橋軸方向へ
延びる状態とし、各面木17の間隔はアーチ部1の耐力低
下を招かない大きさのピッチとする。そして、この各面
木17から、コンクリートの余剰水を排出して、コンクリ
ート表面のアバタを減少させる。
るコンクリート表面のアバタ対策は(図5参照)、排水
孔17aを穿設した中空のプラスチック面木17(図5の
(c) 参照)を、押え型枠10のせき板10aに複数取付ける
(図5の(c) 参照)。この各面木17の配置は橋軸方向へ
延びる状態とし、各面木17の間隔はアーチ部1の耐力低
下を招かない大きさのピッチとする。そして、この各面
木17から、コンクリートの余剰水を排出して、コンクリ
ート表面のアバタを減少させる。
【0039】この実施例での補強鉄筋5の組立ては、セ
ントル3にアーチ部1用の下型枠を取付けた後、図6に
示すように、台座上(図6の(a) および(b) 参照)での
現場施工で各ユニット毎(図6の(c) 参照)にブレハブ
化して、クレーン等でセントル3上へ吊り上げて組立て
る。
ントル3にアーチ部1用の下型枠を取付けた後、図6に
示すように、台座上(図6の(a) および(b) 参照)での
現場施工で各ユニット毎(図6の(c) 参照)にブレハブ
化して、クレーン等でセントル3上へ吊り上げて組立て
る。
【0040】この組立ては、型枠(せき板)上に予めス
ペーサ18(図7参照)を取付けておき、これにプレハブ
化した補強鉄筋5(図6参照)をクレーンでセットし、
スペーサ18を介して補強鉄筋5をセントル3に固定する
ことで行われる。そして、セントル3と型枠および補強
鉄筋5とを一体としてジャッキ8で吊り上げて、所定の
位置にセットする。なお、このスペーサ18は、図7の
(a) および(b) に示すように、所定間隔を設けてフォー
ムタイで固定したPコン18aと、この両Pコン18a間
に、丸鋼を曲げ加工して架設した、スペーサ本体18bと
からなっている。
ペーサ18(図7参照)を取付けておき、これにプレハブ
化した補強鉄筋5(図6参照)をクレーンでセットし、
スペーサ18を介して補強鉄筋5をセントル3に固定する
ことで行われる。そして、セントル3と型枠および補強
鉄筋5とを一体としてジャッキ8で吊り上げて、所定の
位置にセットする。なお、このスペーサ18は、図7の
(a) および(b) に示すように、所定間隔を設けてフォー
ムタイで固定したPコン18aと、この両Pコン18a間
に、丸鋼を曲げ加工して架設した、スペーサ本体18bと
からなっている。
【0041】この実施例での計測制御装置9による計測
管理は、セントル3の吊り上げ時の反力となる吊り鉄骨
7の変位や応力、およびセントルの吊り上げ時の水平性
を確保するために、センサー(図示せず)を吊り鉄骨7
とセントル3とに取付け、複数台のジャッキ8の制御を
行うものである。
管理は、セントル3の吊り上げ時の反力となる吊り鉄骨
7の変位や応力、およびセントルの吊り上げ時の水平性
を確保するために、センサー(図示せず)を吊り鉄骨7
とセントル3とに取付け、複数台のジャッキ8の制御を
行うものである。
【0042】なお、セントル3反力用の吊り鉄骨7は、
コンクリート打設時のセントル3を吊り下げる主要部材
として利用する他に、アーチ部1内に埋め込まれてアー
チ部1をSCR構造とするものである。そのため、吊り
鉄骨7の変位や応力の計測を行い、安全性の確認を行い
ながら、アーチ部1形成用のコンクリートを打設する必
要がある。
コンクリート打設時のセントル3を吊り下げる主要部材
として利用する他に、アーチ部1内に埋め込まれてアー
チ部1をSCR構造とするものである。そのため、吊り
鉄骨7の変位や応力の計測を行い、安全性の確認を行い
ながら、アーチ部1形成用のコンクリートを打設する必
要がある。
【0043】ここでの計測制御装置9(図8参照)は、
セントル3とこのセントル吊り下げ用の吊り鉄骨7とに
変位センサー(変位計,歪計)や荷重センサー(荷重
計)等のセンサ部を取付け、このセンサー部からアナロ
グ信号を取出し、A/D変換器を介してコンピュータ
(パソコン)に取り込む。
セントル3とこのセントル吊り下げ用の吊り鉄骨7とに
変位センサー(変位計,歪計)や荷重センサー(荷重
計)等のセンサ部を取付け、このセンサー部からアナロ
グ信号を取出し、A/D変換器を介してコンピュータ
(パソコン)に取り込む。
【0044】そして、セントル3の水平性を保つため
に、変位センサー位置での偏差を計算すると共に、設定
した許容差以内になるように、セントル3を支持してい
る複数台のジャッキ8における電磁弁(図示せず)の開
度を、ソフトウェア(図9,図10および図11参照)によ
り制御操作し、セントル3の吊り上げおよび吊り下げ作
業の安全性を確保する。
に、変位センサー位置での偏差を計算すると共に、設定
した許容差以内になるように、セントル3を支持してい
る複数台のジャッキ8における電磁弁(図示せず)の開
度を、ソフトウェア(図9,図10および図11参照)によ
り制御操作し、セントル3の吊り上げおよび吊り下げ作
業の安全性を確保する。
【0045】なお、アーチ部1のコンクリート打設時に
おいても、この計測制御装置9で吊り鉄骨(支保工)7
の変位計測を実施し、理論値との比較を行い、設計の妥
当性を検証する。また、図9,図10および図11の計測,
制御フロー図に示したソフトウェアでは、ジャッキ8に
おける電磁弁の開度を、全開(0%), 半開(50%),
全閉(100%) の三段階で処理する。ここでの図9,図10
のソフトウェアは図9から図10へと流れ、図11のソフト
ウェアは各開度での制御処理を示す。
おいても、この計測制御装置9で吊り鉄骨(支保工)7
の変位計測を実施し、理論値との比較を行い、設計の妥
当性を検証する。また、図9,図10および図11の計測,
制御フロー図に示したソフトウェアでは、ジャッキ8に
おける電磁弁の開度を、全開(0%), 半開(50%),
全閉(100%) の三段階で処理する。ここでの図9,図10
のソフトウェアは図9から図10へと流れ、図11のソフト
ウェアは各開度での制御処理を示す。
【0046】このような本発明の架設工法により、アー
チ橋の橋床版2を支持する主要構造であるアーチ部1の
架設施工を、図面に基づき工程順に説明すると、先ず、
図1の(a) に示すように、架設ヤードの造成やアーチ部
1施工位置の鉛直投影面への作業床4の設置等を行うと
共に、この作業床4上でセントル3組立てる。なお、セ
ントル3は、転活用を考慮した曲率半径対応型とする
(図2参照)。
チ橋の橋床版2を支持する主要構造であるアーチ部1の
架設施工を、図面に基づき工程順に説明すると、先ず、
図1の(a) に示すように、架設ヤードの造成やアーチ部
1施工位置の鉛直投影面への作業床4の設置等を行うと
共に、この作業床4上でセントル3組立てる。なお、セ
ントル3は、転活用を考慮した曲率半径対応型とする
(図2参照)。
【0047】次に、アーチ部1形成用の下型枠をセント
ル上に組立てると共に、スペーサ18をせき板19に固定す
る(図7参照)。そして、このスペーサ18上にプレハブ
化した補強鉄筋5(図6の(c) 参照)をクレーンで搬入
し据え付け、プレハブ鉄筋を連結し固定する。なお、補
強鉄筋5は、最寄りの仮設ヤードで予めプレハブ化を行
っておく(図6参照)。
ル上に組立てると共に、スペーサ18をせき板19に固定す
る(図7参照)。そして、このスペーサ18上にプレハブ
化した補強鉄筋5(図6の(c) 参照)をクレーンで搬入
し据え付け、プレハブ鉄筋を連結し固定する。なお、補
強鉄筋5は、最寄りの仮設ヤードで予めプレハブ化を行
っておく(図6参照)。
【0048】次に、曲げ加工したセントル吊り上げ用の
吊り鉄骨7をセントル3上に架設する(図1の(b) 参
照)と共に、ジャッキ8をセントル3上の吊り鉄骨7に
セットする(図1の(c) 参照)。また、セントル吊り上
げ用の吊り鋼材12を取付ける((図1の(c) 参照)。
吊り鉄骨7をセントル3上に架設する(図1の(b) 参
照)と共に、ジャッキ8をセントル3上の吊り鉄骨7に
セットする(図1の(c) 参照)。また、セントル吊り上
げ用の吊り鋼材12を取付ける((図1の(c) 参照)。
【0049】次に、計測制御装置9およびジャッキ8に
より、型枠および補強鉄筋5をセットしたセントル3
を、その水平性を保ちながら所定の位置までジャッキア
ップする(図1の(d) 参照)。
より、型枠および補強鉄筋5をセットしたセントル3
を、その水平性を保ちながら所定の位置までジャッキア
ップする(図1の(d) 参照)。
【0050】次に、型枠および補強鉄筋5の上部にアー
チ部1の上鉄筋を組立てた後(図6の(d) 参照)、この
型枠および補強鉄筋5に橋台6の鉄筋や型枠を連結す
る。また、面木17を取付けた傾斜部の押え型枠10を専用
治具11で取付ける。この際、コンクリート投入窓や点検
窓(図示せず)を数箇所設けておく(図1の(d) および
図5参照)。
チ部1の上鉄筋を組立てた後(図6の(d) 参照)、この
型枠および補強鉄筋5に橋台6の鉄筋や型枠を連結す
る。また、面木17を取付けた傾斜部の押え型枠10を専用
治具11で取付ける。この際、コンクリート投入窓や点検
窓(図示せず)を数箇所設けておく(図1の(d) および
図5参照)。
【0051】次に、計測制御装置9によって計測を行い
ながらコンクリートを打設し(図1の(e) 参照)、所定
の期間養生する。この時に、吊り鉄骨7はアーチ部1の
中に埋め込まれ、アーチ部1をSRC構造として形成す
る。その後、ジャッキ8を作業床4までダウンして型
枠,セントル3を解体する。このことにより、アーチ橋
の橋床版2を支持する主要構造であるアーチ部1の架設
作業が完了する。
ながらコンクリートを打設し(図1の(e) 参照)、所定
の期間養生する。この時に、吊り鉄骨7はアーチ部1の
中に埋め込まれ、アーチ部1をSRC構造として形成す
る。その後、ジャッキ8を作業床4までダウンして型
枠,セントル3を解体する。このことにより、アーチ橋
の橋床版2を支持する主要構造であるアーチ部1の架設
作業が完了する。
【0052】なお、吊り鉄骨7は、その架設位置を、ア
ーチ部1の架設位置をかわした上部位置とすることがで
きる。このようにすることにより、アーチ部1架設位置
(高所))でのアーチ部1の上鉄筋組立て作業を割愛す
ることができる。この場合のプレハブ化する補強鉄筋5
は、最初から図6の(d) に示した状態とする。そして、
吊り鉄骨7の撤去工程が追加され、アーチ部1はRC構
造となる。
ーチ部1の架設位置をかわした上部位置とすることがで
きる。このようにすることにより、アーチ部1架設位置
(高所))でのアーチ部1の上鉄筋組立て作業を割愛す
ることができる。この場合のプレハブ化する補強鉄筋5
は、最初から図6の(d) に示した状態とする。そして、
吊り鉄骨7の撤去工程が追加され、アーチ部1はRC構
造となる。
【0053】
【発明の効果】この発明の架設工法によれば、アーチ橋
の橋床版を支持する主要構造であるアーチ部の架設作業
に際して、アーチ部形成用の型枠および補強鉄筋とこの
型枠,補強鉄筋支持用のセントルとの組立てを、アーチ
部形成位置の下方に設置した作業床上で行うので、高所
作業を減少することができ、架設作業における安全性の
向上と工程の短縮とを図ることができる。
の橋床版を支持する主要構造であるアーチ部の架設作業
に際して、アーチ部形成用の型枠および補強鉄筋とこの
型枠,補強鉄筋支持用のセントルとの組立てを、アーチ
部形成位置の下方に設置した作業床上で行うので、高所
作業を減少することができ、架設作業における安全性の
向上と工程の短縮とを図ることができる。
【0054】この高所作業を減少できることは、高所に
おけるアーチ傾斜部の施工機会を減らすことができるこ
ととなり、建設災害の内で発生率の高い墜落や転落事故
を減少させることができる。しかも、計測制御装置を導
入することにより、安全性を確保する等のリアルタイム
な施工管理を可能とすることができる。
おけるアーチ傾斜部の施工機会を減らすことができるこ
ととなり、建設災害の内で発生率の高い墜落や転落事故
を減少させることができる。しかも、計測制御装置を導
入することにより、安全性を確保する等のリアルタイム
な施工管理を可能とすることができる。
【0055】また、この発明の架設工法によれば、補強
鉄筋のプレハブ化や、押え型枠などの型枠を取付ける専
用治具の使用等により、補強鉄筋や型枠の組立て精度を
向上させることができ、アーチ部の耐久性を増すことが
できる。
鉄筋のプレハブ化や、押え型枠などの型枠を取付ける専
用治具の使用等により、補強鉄筋や型枠の組立て精度を
向上させることができ、アーチ部の耐久性を増すことが
できる。
【0056】さらに、この発明の架設工法によれば、先
行して吊り鉄骨を架設してアーチ部を形成しているの
で、アーチ部架設時の応力は吊り鉄骨によって橋台へ確
実に伝達され、アーチ部閉合までの作業の安定性を増す
ことができる。
行して吊り鉄骨を架設してアーチ部を形成しているの
で、アーチ部架設時の応力は吊り鉄骨によって橋台へ確
実に伝達され、アーチ部閉合までの作業の安定性を増す
ことができる。
【0057】そして、このように安全性の確保と施工効
率の向上とを図ることのできる、本発明の架設工法によ
れば、アーチ部の施工精度とアーチ部形成用のコンクリ
ートの耐久性能を改善することができる。
率の向上とを図ることのできる、本発明の架設工法によ
れば、アーチ部の施工精度とアーチ部形成用のコンクリ
ートの耐久性能を改善することができる。
【図1】この発明のコンクリートアーチの架設工法によ
って実施する、アーチ橋主構造であるアーチ部の架設工
程を示し、(a) は作業床,セントル,型枠および補強鉄
筋の組立て状態を示す概略図で、(b) は吊り鉄骨の組立
て状態を示す概略図で、(c) はジャッキおよび吊り鋼材
でのセントルの吊り上げ状態を示す概略図で、(d) は吊
り上げたセントル上の型枠および補強鉄筋にさらに型枠
および補強鉄筋をセットした状態を示す概略図で、(e)
はセントル上の型枠および補強鉄筋内へのコンクリート
の打設状態を示す概略図で、(f) は完成したアーチ部か
らセントルを吊り下げた状態を示す概略図である。
って実施する、アーチ橋主構造であるアーチ部の架設工
程を示し、(a) は作業床,セントル,型枠および補強鉄
筋の組立て状態を示す概略図で、(b) は吊り鉄骨の組立
て状態を示す概略図で、(c) はジャッキおよび吊り鋼材
でのセントルの吊り上げ状態を示す概略図で、(d) は吊
り上げたセントル上の型枠および補強鉄筋にさらに型枠
および補強鉄筋をセットした状態を示す概略図で、(e)
はセントル上の型枠および補強鉄筋内へのコンクリート
の打設状態を示す概略図で、(f) は完成したアーチ部か
らセントルを吊り下げた状態を示す概略図である。
【図2】(a) はこの発明のコンクリートアーチの架設工
法で使用するセントルを示す概略図で、(b) は(a) のG
−G線断面図で、(c) は(a) のA部拡大図で、(d) は
(c) のB−B線矢視図である。
法で使用するセントルを示す概略図で、(b) は(a) のG
−G線断面図で、(c) は(a) のA部拡大図で、(d) は
(c) のB−B線矢視図である。
【図3】(a) はセントルにおける筋違いでの伸縮装置の
別態様を示す部分破断概略図で、(b) は(a) のC−C線
矢視図である。
別態様を示す部分破断概略図で、(b) は(a) のC−C線
矢視図である。
【図4】(a) はセントル上に設けた上下型枠を支持する
専用治具を示す概略図で、(b)は(a) のD部拡大図であ
る。
専用治具を示す概略図で、(b)は(a) のD部拡大図であ
る。
【図5】(a) はアバタ対策として設けられるプラスチッ
ク面木の取付け状態を示す概略図で、(b) は(a) のE−
E線断面図で、(c) はプラスチック面木を示す概略斜視
図である。
ク面木の取付け状態を示す概略図で、(b) は(a) のE−
E線断面図で、(c) はプラスチック面木を示す概略斜視
図である。
【図6】(a) および(b) は補強鉄筋のプレハブ化方法を
示す概略斜視図で、(c) はプレハブ化した補強鉄筋の最
初の配筋状態を示す概略図で、(d) はプレハブ化した補
強鉄筋の最終段階の配筋状態を示す概略図でる。
示す概略斜視図で、(c) はプレハブ化した補強鉄筋の最
初の配筋状態を示す概略図で、(d) はプレハブ化した補
強鉄筋の最終段階の配筋状態を示す概略図でる。
【図7】(a) は型枠内に固定した鉄筋支持用のスペーサ
を示す概略図で、(b) は(a) のF−F線断面図である。
を示す概略図で、(b) は(a) のF−F線断面図である。
【図8】計測制御装置を示すブロック図である。
【図9】計測制御装置における計測,制御のソフトウェ
アのフロー図である。
アのフロー図である。
【図10】計測制御装置における計測,制御のソフトウ
ェアのフロー図である。
ェアのフロー図である。
【図11】計測制御装置における制御のソフトウェアの
フロー図である。
フロー図である。
【図12】従来のコンクリートアーチの架設工法を示す
工程図である。
工程図である。
【図13】従来のコンクリートアーチの架設工法を示す
工程図である。
工程図である。
【図14】従来のコンクリートアーチの架設工法を示す
概略図である。
概略図である。
【図15】従来のコンクリートアーチの架設工法を示す
工程図である。
工程図である。
1…アーチ部、2…橋床版、3…セントル、3a…セント
ル梁、3b…セントル組立て桁、3c…セントル支柱、3d…
筋違い、4…作業床、5…補強鉄筋、6…橋台、7…吊
り鉄骨、8…ジャッキ、9…計測制御装置、10…押え型
枠、10a…せき板、11…専用治具、11a…型枠固定桁、
11b…型枠固定器具、12…吊り鋼材、13…曲率半径調整
装置、14…筋違い伸縮装置、14a…ネジ鉄筋、14b…フ
ック、15…角型鋼管、16…桟木、17…面木、17a…排水
孔、18…スペーサ、18a…Pコン、18b…スペーサ本
体。
ル梁、3b…セントル組立て桁、3c…セントル支柱、3d…
筋違い、4…作業床、5…補強鉄筋、6…橋台、7…吊
り鉄骨、8…ジャッキ、9…計測制御装置、10…押え型
枠、10a…せき板、11…専用治具、11a…型枠固定桁、
11b…型枠固定器具、12…吊り鋼材、13…曲率半径調整
装置、14…筋違い伸縮装置、14a…ネジ鉄筋、14b…フ
ック、15…角型鋼管、16…桟木、17…面木、17a…排水
孔、18…スペーサ、18a…Pコン、18b…スペーサ本
体。
Claims (2)
- 【請求項1】 中小規模の支間を有するコンクリートア
ーチ橋の架設時において、前記アーチ橋の橋床版を支持
する主要構造として設けられるアーチ部の架設工法であ
り、 最初に、前記アーチ部形成用の型枠やアーチ内部に配設
される補強鉄筋を支持すべくアーチ部の直下に設けられ
るセントルを、アーチ部形成位置の下方であるアーチ部
形成位置の鉛直投影面に設けた作業床において組立てる
と共に、このセントル上に型枠やプレハブ化した補強鉄
筋をセットし、 次に、前記アーチ部の形成位置である橋台間に、アーチ
部と同じ曲率に曲げ加工した吊り鉄骨をアーチ部と同形
状に組立てて架設すると共に、この吊り鉄骨に設けたジ
ャッキによって前記セントルおよびセントル上にセット
した型枠や補強鉄筋を、計測制御装置でセントルの水平
性を保ちながら吊り上げ、 次に、前記セントル上にセットした型枠や補強鉄筋内
に、前記吊り鉄骨を取込むようにさらに型枠や補強鉄筋
をセットすると共に、セントル上にセットした型枠や補
強鉄筋と前記橋台の型枠や補強鉄筋とを連結し、その
後、吊り鉄骨を取込んだ型枠の上部に押え型枠を吊り鉄
骨からの専用治具によって取付け、 そして、前記計測制御装置で計測を行いながら、前記吊
り鉄骨を取込んだ型枠内にコンクリートを打設し所定の
期間養生すると共に、養生後、前記セントルおよび型枠
をジャッキにより前記作業床まで吊り下げセントルおよ
び型枠を解体することで、前記吊り鉄骨を主要補強部材
としたSRC構造の前記アーチ部が形成されることを特
徴とするコンクリートアーチの架設工法。 - 【請求項2】 吊り鉄骨をアーチ部の形成位置よりも上
方位置に架設して、アーチ部をRC構造とすると共に、
前記吊り鉄骨の撤去工程を追加してなることを特徴とす
る請求項1記載のコンクリートアーチの架設工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10402894A JPH07310304A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | コンクリートアーチの架設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10402894A JPH07310304A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | コンクリートアーチの架設工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07310304A true JPH07310304A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14369800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10402894A Withdrawn JPH07310304A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | コンクリートアーチの架設工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07310304A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1994
- 1994-05-18 JP JP10402894A patent/JPH07310304A/ja not_active Withdrawn
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