JPH07310392A - 屋根構造 - Google Patents
屋根構造Info
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- JPH07310392A JPH07310392A JP16744291A JP16744291A JPH07310392A JP H07310392 A JPH07310392 A JP H07310392A JP 16744291 A JP16744291 A JP 16744291A JP 16744291 A JP16744291 A JP 16744291A JP H07310392 A JPH07310392 A JP H07310392A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rafter
- bracket
- arm
- roof
- pillar
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- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築物の屋根において、軒先の突出長さを大
きく構築する。 【構成】 柱1若しくはツカから屋外方向へ腕木6を水
平状に突設する。屋根勾配にそって設置したたる木3の
中間部を柱1若しくはツカによって支持し、このたる木
3の先端部を腕木6により支持し、たる木3と腕木6と
の先端部相互を連結、固定する。
きく構築する。 【構成】 柱1若しくはツカから屋外方向へ腕木6を水
平状に突設する。屋根勾配にそって設置したたる木3の
中間部を柱1若しくはツカによって支持し、このたる木
3の先端部を腕木6により支持し、たる木3と腕木6と
の先端部相互を連結、固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物における屋根構
造に関するものである。
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本における建築物は、主として土台若
しくは基礎から立設した柱により建物の上部をささえる
ようになっているが、他の支持桁材である敷居、鴨居、
梁等との全体の強度の問題で、軒先の突出長さには制限
があった。屋根は、屋根勾配とは直交する方向に配設し
たむな木、もや、軒げた等を、柱の上方に、梁や「つ
か」等によって支持し、むな木から軒げたにかけた屋根
勾配にそって複数本のたる木を設置し、このたる木の上
に野地板を敷設して屋根葺きをするようになっている。
しくは基礎から立設した柱により建物の上部をささえる
ようになっているが、他の支持桁材である敷居、鴨居、
梁等との全体の強度の問題で、軒先の突出長さには制限
があった。屋根は、屋根勾配とは直交する方向に配設し
たむな木、もや、軒げた等を、柱の上方に、梁や「つ
か」等によって支持し、むな木から軒げたにかけた屋根
勾配にそって複数本のたる木を設置し、このたる木の上
に野地板を敷設して屋根葺きをするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように各支持桁
材によって建物全体がささえられているが、その強度や
構造上の問題で屋根のみを重厚にあるいは大きくするこ
とができないものであった。従って、おのずから軒先の
突出長さにも限度があり、従来の日本家屋における軒先
の突出長さは900mm位であった。このため、降雨の
場合には、窓を通して雨水が室内に侵入しやすく、窓を
開けておくことはできないものであった。また、軒先が
短いために、冬期、雪国では、雪が家のすぐそばまで積
もって出入りが不自由となり、、雪掻きのために時間と
労力を必要としていた。お寺や神社の建物の場合には、
軒先はかなり長く形成してあるが、これは支持桁材の強
度や建築工法、屋根葺き工法等が特殊なためであり、お
寺や神社の支持桁材や建築工法、屋根葺き工法は、経済
若しくは予算の都合により、そのまま一般の家屋には使
用できないものである。
材によって建物全体がささえられているが、その強度や
構造上の問題で屋根のみを重厚にあるいは大きくするこ
とができないものであった。従って、おのずから軒先の
突出長さにも限度があり、従来の日本家屋における軒先
の突出長さは900mm位であった。このため、降雨の
場合には、窓を通して雨水が室内に侵入しやすく、窓を
開けておくことはできないものであった。また、軒先が
短いために、冬期、雪国では、雪が家のすぐそばまで積
もって出入りが不自由となり、、雪掻きのために時間と
労力を必要としていた。お寺や神社の建物の場合には、
軒先はかなり長く形成してあるが、これは支持桁材の強
度や建築工法、屋根葺き工法等が特殊なためであり、お
寺や神社の支持桁材や建築工法、屋根葺き工法は、経済
若しくは予算の都合により、そのまま一般の家屋には使
用できないものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記する従来
の建築物における屋根構造に鑑み、現在の建築工法で建
てられる柱や梁、たる木等の支持桁材や建築資材をその
まま使用することにより、軒先を大きく突出することの
できる屋根構造を提供することを目的とするものであ
る。この目的を達成するために本発明は、建築物におけ
る屋根構造であって、柱1から外方向へ水平状に突設し
た腕木6の先端部と、屋根勾配にそって設置したたる木
3の先端部とを連結、固定し、かつ腕木6とたる木3と
を一体化部材10により連結したことを特徴としてい
る。
の建築物における屋根構造に鑑み、現在の建築工法で建
てられる柱や梁、たる木等の支持桁材や建築資材をその
まま使用することにより、軒先を大きく突出することの
できる屋根構造を提供することを目的とするものであ
る。この目的を達成するために本発明は、建築物におけ
る屋根構造であって、柱1から外方向へ水平状に突設し
た腕木6の先端部と、屋根勾配にそって設置したたる木
3の先端部とを連結、固定し、かつ腕木6とたる木3と
を一体化部材10により連結したことを特徴としてい
る。
【0005】
【実施例】以下、図面に従って、本発明の一実施例を詳
細に説明する。図1、図2において1は柱、2は梁(軒
げた)、3はたる木である。柱1は、布基礎4上の土台
5に立設し、また、梁2は、各柱1間若しくは柱状の上
方に水平状態で設置してある。更に、たる木3は、図示
しないむな木から梁2にかけた屋根勾配にそって傾斜状
に設けたものであり、上記の構成は従来の家屋建築工法
において使用されているものである。
細に説明する。図1、図2において1は柱、2は梁(軒
げた)、3はたる木である。柱1は、布基礎4上の土台
5に立設し、また、梁2は、各柱1間若しくは柱状の上
方に水平状態で設置してある。更に、たる木3は、図示
しないむな木から梁2にかけた屋根勾配にそって傾斜状
に設けたものであり、上記の構成は従来の家屋建築工法
において使用されているものである。
【0006】本発明においては、各柱1若しくはツカ
に、建物の外方向へ向けて水平状に腕木6を突設したこ
とを特徴としている。更に詳細に説明すると、腕木6の
基部に突出して設けた連結体7を、柱1に形成した連結
孔8に密に嵌挿し、両者を一体的に連結、固定する。
尚、連結体7はほぞ、連結孔8はほぞ孔とすることによ
り簡単に形成することができる。上記のようにして水平
状に突出した腕木6の先端部と、屋根勾配にそって設け
たたる木3の先端部とを連結ボルト9により強固に連結
し、たる木3の荷重を腕木6とたる木3の一体化で受け
る。更に、たる木3と腕木6との位置関係を保持し、連
結状態を強固にするため、腕木6とたる木3とを一体化
部材10により一体的に連結する。
に、建物の外方向へ向けて水平状に腕木6を突設したこ
とを特徴としている。更に詳細に説明すると、腕木6の
基部に突出して設けた連結体7を、柱1に形成した連結
孔8に密に嵌挿し、両者を一体的に連結、固定する。
尚、連結体7はほぞ、連結孔8はほぞ孔とすることによ
り簡単に形成することができる。上記のようにして水平
状に突出した腕木6の先端部と、屋根勾配にそって設け
たたる木3の先端部とを連結ボルト9により強固に連結
し、たる木3の荷重を腕木6とたる木3の一体化で受け
る。更に、たる木3と腕木6との位置関係を保持し、連
結状態を強固にするため、腕木6とたる木3とを一体化
部材10により一体的に連結する。
【0007】この一体化部材10としては、木製、金属
製あるいは合成樹脂製等の板体10aを使用し、この板
体10aを腕木6とたる木3間に垂直状に配設し、腕木
6と板体10aの端部およびたる木3と板体10aの端
部とを釘、ネジ等の止着具11を使用して固定すればよ
い。尚、図示では複数本の板体10aを使用して腕木6
とたる木3とを連結してあるが、両者の連結強度を維持
できれば、本数は任意に選択することができる。また、
単体の板体10aに変え、柱1とたる木3および腕木6
とにより三角状に形成される空間全域を一枚の大型の板
体10aで覆い、連結するようにしてもよい。図2にお
いて、一体化部材10は腕木6とたる木3との片側だけ
で連結した場合が示してあるが、両側に一体化部材10
を設けるようにしてもよい。
製あるいは合成樹脂製等の板体10aを使用し、この板
体10aを腕木6とたる木3間に垂直状に配設し、腕木
6と板体10aの端部およびたる木3と板体10aの端
部とを釘、ネジ等の止着具11を使用して固定すればよ
い。尚、図示では複数本の板体10aを使用して腕木6
とたる木3とを連結してあるが、両者の連結強度を維持
できれば、本数は任意に選択することができる。また、
単体の板体10aに変え、柱1とたる木3および腕木6
とにより三角状に形成される空間全域を一枚の大型の板
体10aで覆い、連結するようにしてもよい。図2にお
いて、一体化部材10は腕木6とたる木3との片側だけ
で連結した場合が示してあるが、両側に一体化部材10
を設けるようにしてもよい。
【0008】上記の説明における一体化部材10は、板
体10aを使用した場合であるが、これに限定されるも
のではなく、腕木6とたる木3との位置関係がずれるこ
となくかつ強固に支持できるものであれば、その材質や
構造を問うものではない。従って、前記の連結ボルト9
と同じボルトを一体化部材10として使用することも可
能である。
体10aを使用した場合であるが、これに限定されるも
のではなく、腕木6とたる木3との位置関係がずれるこ
となくかつ強固に支持できるものであれば、その材質や
構造を問うものではない。従って、前記の連結ボルト9
と同じボルトを一体化部材10として使用することも可
能である。
【0009】傾斜したたる木3は、その先端部分が腕木
6により支持されることになるが、柱1に対する腕木6
の取付け高さ位置や腕木6の突出長さ等は、屋根勾配や
形成すべき軒先の長さ等によって選択することができ
る。柱1と腕木6とは連結体7と連結孔8で連結、固定
してあるが、たる木3の荷重および腕木6自体の自重に
より先端部が垂れ下がらないようにし、更に、柱1と腕
木6との連結強度を得るため、柱1と腕木6間に公知の
引張ボルトを設置し、腕木6の水平状態を維持するよう
にしてもよい。
6により支持されることになるが、柱1に対する腕木6
の取付け高さ位置や腕木6の突出長さ等は、屋根勾配や
形成すべき軒先の長さ等によって選択することができ
る。柱1と腕木6とは連結体7と連結孔8で連結、固定
してあるが、たる木3の荷重および腕木6自体の自重に
より先端部が垂れ下がらないようにし、更に、柱1と腕
木6との連結強度を得るため、柱1と腕木6間に公知の
引張ボルトを設置し、腕木6の水平状態を維持するよう
にしてもよい。
【0010】本発明による屋根構造を実際に構築し、軒
先長さを1800mmとしてそのまま放置して場合、腕
木6はたる木3および屋根葺き荷重をささえ、堅牢性を
有することが判明した。
先長さを1800mmとしてそのまま放置して場合、腕
木6はたる木3および屋根葺き荷重をささえ、堅牢性を
有することが判明した。
【0011】
【発明の効果】上記する本発明によれば、柱1には、外
方向へ水平状に腕木6を設置し、この腕木6によりたる
木3およびその上方の屋根葺き構造の荷重をささえるよ
うにしたので、軒先長さを大きく突出することが可能と
なる。従って、この突出長さにより、降雨の際の雨の吹
き込みを防止できる。また、冬期の雪国では、建物近く
までの雪の積雪を防止できることになる。更に、軒先長
さを大きくしたことにより、夏季における太陽の日差し
のさし込み範囲を制限し、日影の範囲を大きくできるの
で、暑い時期でも快適な生活空間を得ることができるも
のである。しかも、本発明屋根構造では、従来の建築工
法、屋根葺き工法をそのまま使用し、柱1に腕木6を水
平に取りつけるだけであるから、建築費用が極端に高く
なることはない。
方向へ水平状に腕木6を設置し、この腕木6によりたる
木3およびその上方の屋根葺き構造の荷重をささえるよ
うにしたので、軒先長さを大きく突出することが可能と
なる。従って、この突出長さにより、降雨の際の雨の吹
き込みを防止できる。また、冬期の雪国では、建物近く
までの雪の積雪を防止できることになる。更に、軒先長
さを大きくしたことにより、夏季における太陽の日差し
のさし込み範囲を制限し、日影の範囲を大きくできるの
で、暑い時期でも快適な生活空間を得ることができるも
のである。しかも、本発明屋根構造では、従来の建築工
法、屋根葺き工法をそのまま使用し、柱1に腕木6を水
平に取りつけるだけであるから、建築費用が極端に高く
なることはない。
【図1】本発明屋根構造の一実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図2】本発明屋根構造の一実施例を示す正面図であ
る。
る。
1 柱 2 梁 3 たる木 4 布基礎 5 土台 6 腕木 7 連結体 8 連結孔 9 連結ボルト 10 一体化部材 10a 板体 11 止着具
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 屋根構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物における屋根構
造に関するものである。
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本における建築物は、主として土台若
しくは基礎から立設した柱により建物の上部をささえる
ようになっているが、他の支持桁材である敷居、鴨居、
梁等との全体の強度の問題で、軒先の突出長さには制限
があった。屋根は、屋根勾配とは直交する方向に配設し
たむな木、もや、軒げた等を、柱の上方に、梁や「つ
か」等によって支持し、むな木から軒げたにかけた屋根
勾配にそって複数本のたる木を設置し、このたる木の上
に野地板を敷設して屋根葺きをするようになっている。
しくは基礎から立設した柱により建物の上部をささえる
ようになっているが、他の支持桁材である敷居、鴨居、
梁等との全体の強度の問題で、軒先の突出長さには制限
があった。屋根は、屋根勾配とは直交する方向に配設し
たむな木、もや、軒げた等を、柱の上方に、梁や「つ
か」等によって支持し、むな木から軒げたにかけた屋根
勾配にそって複数本のたる木を設置し、このたる木の上
に野地板を敷設して屋根葺きをするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように各支持桁
材によって建物全体がささえられているが、その強度や
構造上の問題で屋根のみを重厚にあるいは大きくするこ
とができないものであった。特に、雪国では、大量の雪
が屋根上に積もるため、雪の荷重が屋根全体にかかり、
軒先を長く突出した大きな屋根構造とすることはできな
かった。従って、おのずから軒先の突出長さにも限度が
あり、従来の日本家屋における軒先の突出長さは900
mm位であった。このため、降雨の場合には、窓を通し
て雨水が室内に侵入しやすく、窓を開けておくことはで
きないものであった。また、軒先が短いために、冬期、
雪国では、雪が家のすぐそばまで積もって出入りが不自
由となり、雪掻きのために時間と労力を必要としてい
た。
材によって建物全体がささえられているが、その強度や
構造上の問題で屋根のみを重厚にあるいは大きくするこ
とができないものであった。特に、雪国では、大量の雪
が屋根上に積もるため、雪の荷重が屋根全体にかかり、
軒先を長く突出した大きな屋根構造とすることはできな
かった。従って、おのずから軒先の突出長さにも限度が
あり、従来の日本家屋における軒先の突出長さは900
mm位であった。このため、降雨の場合には、窓を通し
て雨水が室内に侵入しやすく、窓を開けておくことはで
きないものであった。また、軒先が短いために、冬期、
雪国では、雪が家のすぐそばまで積もって出入りが不自
由となり、雪掻きのために時間と労力を必要としてい
た。
【0004】お寺や神社の建物の場合には、軒先はかな
り長く形成してあるが、これは支持桁材の強度や建築工
法、屋根葺き工法等が特殊なためであり、お寺や神社の
支持桁材や建築工法、屋根葺き工法は、経済若しくは予
算の都合により、そのまま一般の家屋には使用できない
ものである。
り長く形成してあるが、これは支持桁材の強度や建築工
法、屋根葺き工法等が特殊なためであり、お寺や神社の
支持桁材や建築工法、屋根葺き工法は、経済若しくは予
算の都合により、そのまま一般の家屋には使用できない
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記する従来
の建築物における屋根構造に鑑み、現在の建築工法で建
てられる柱や梁、たる木等の支持桁材や建築資材をその
まま使用することにより、軒先を大きく突出することの
できる屋根構造を提供することを目的とするものであ
る。この目的を達成するために本発明は、建築物におけ
る屋根構造であって、柱1若しくはツカから屋外方向へ
腕木6を水平状に突設し、屋根勾配にそって設置したた
る木3柱1若しくはツカによって支持するとともにたる
木3の先端部を腕木6により支持し、たる木3と腕木6
との先端部相互を連結、固定したことを特徴としてい
る。また本発明は、柱1から外方向へ水平状に突設した
腕木6の先端部と、屋根勾配にそって設置したたる木3
の先端部とを連結、固定し、たる木3と腕木6とを一体
化部材13により連結したことを特徴としている。
の建築物における屋根構造に鑑み、現在の建築工法で建
てられる柱や梁、たる木等の支持桁材や建築資材をその
まま使用することにより、軒先を大きく突出することの
できる屋根構造を提供することを目的とするものであ
る。この目的を達成するために本発明は、建築物におけ
る屋根構造であって、柱1若しくはツカから屋外方向へ
腕木6を水平状に突設し、屋根勾配にそって設置したた
る木3柱1若しくはツカによって支持するとともにたる
木3の先端部を腕木6により支持し、たる木3と腕木6
との先端部相互を連結、固定したことを特徴としてい
る。また本発明は、柱1から外方向へ水平状に突設した
腕木6の先端部と、屋根勾配にそって設置したたる木3
の先端部とを連結、固定し、たる木3と腕木6とを一体
化部材13により連結したことを特徴としている。
【0006】
【実施例】以下、図面に従って、本発明の実施例を詳細
に説明する。「第一実施例」図1、図2は本発明の一実施例を示し、
同図において 1は柱、2は梁(軒げた)、3はたる木で
ある。柱1は、布基礎4上の土台5に立設し、また、梁
2は、各柱1間若しくは柱状の上方に水平状態で設置し
てある。更に、たる木3は、図示しないむな木から梁2
にかけた屋根勾配にそって傾斜状に設けたものであり、
上記の構成は従来の家屋建築工法において使用されてい
るものである。
に説明する。「第一実施例」図1、図2は本発明の一実施例を示し、
同図において 1は柱、2は梁(軒げた)、3はたる木で
ある。柱1は、布基礎4上の土台5に立設し、また、梁
2は、各柱1間若しくは柱状の上方に水平状態で設置し
てある。更に、たる木3は、図示しないむな木から梁2
にかけた屋根勾配にそって傾斜状に設けたものであり、
上記の構成は従来の家屋建築工法において使用されてい
るものである。
【0007】本発明においては、所定の間隔で立設した
各柱1に、建物の屋外方向へ向けて水平状に腕木6を突
設し、この腕木6によりたる木3を支持し、腕木6とた
る木3とを連結、固定するとともに傾斜状に設置したた
る木3は各柱1により支持したことを特徴としている。
このような構成とすることにより、屋根勾配にそって傾
斜状に設置したたる木3の中間部の荷重は柱1により、
たる木3先端部の荷重は腕木6によって支持されること
になる。そして、柱1、たる木3および腕木6は三角形
状を保持して一体化されることになる。従って、たる木
3の突出長さを長くしても腕木6によって充分に支持さ
れる。
各柱1に、建物の屋外方向へ向けて水平状に腕木6を突
設し、この腕木6によりたる木3を支持し、腕木6とた
る木3とを連結、固定するとともに傾斜状に設置したた
る木3は各柱1により支持したことを特徴としている。
このような構成とすることにより、屋根勾配にそって傾
斜状に設置したたる木3の中間部の荷重は柱1により、
たる木3先端部の荷重は腕木6によって支持されること
になる。そして、柱1、たる木3および腕木6は三角形
状を保持して一体化されることになる。従って、たる木
3の突出長さを長くしても腕木6によって充分に支持さ
れる。
【0008】 柱1から屋外方向へ水平状に突設した腕木
6の先端部とたる木3の先端部とは、連結ボルト9によ
り強固に連結して固定する。また、柱1と腕木6との連
結は、腕木6の基部に、長さ方向にそって突出して設け
た連結体7を、柱1に形成した連結孔8に密に嵌挿し、
両者を一体的に連結、固定すればよい。尚、連結体7は
ほぞ、連結孔8はほぞ孔とすることにより簡単に形成す
ることができる。
6の先端部とたる木3の先端部とは、連結ボルト9によ
り強固に連結して固定する。また、柱1と腕木6との連
結は、腕木6の基部に、長さ方向にそって突出して設け
た連結体7を、柱1に形成した連結孔8に密に嵌挿し、
両者を一体的に連結、固定すればよい。尚、連結体7は
ほぞ、連結孔8はほぞ孔とすることにより簡単に形成す
ることができる。
【0009】 傾斜したたる木3は、その先端部分が腕木
6により支持されることになるが、柱1に対する腕木6
の取付け高さ位置や腕木6の突出長さ等は、屋根勾配や
形成すべき軒先の長さ等によって選択することができ
る。柱1と腕木6とは連結体7と連結孔8で連結、固定
してあるが、たる木3の荷重および腕木6自体の自重に
より先端部が垂れ下がらないようにし、更に、柱1と腕
木6との連結強度を得るため、柱1と腕木6間に公知の
引張ボルトを設置し、腕木6の水平状態を維持するよう
にしてもよい。
6により支持されることになるが、柱1に対する腕木6
の取付け高さ位置や腕木6の突出長さ等は、屋根勾配や
形成すべき軒先の長さ等によって選択することができ
る。柱1と腕木6とは連結体7と連結孔8で連結、固定
してあるが、たる木3の荷重および腕木6自体の自重に
より先端部が垂れ下がらないようにし、更に、柱1と腕
木6との連結強度を得るため、柱1と腕木6間に公知の
引張ボルトを設置し、腕木6の水平状態を維持するよう
にしてもよい。
【0010】たる木3と腕木6の先端部相互は、連結ボ
ルト9を使用して連結、固定した場合を示したが、これ
に限定されるものではなく、図3に示すようにカスガイ
10を使用して固定するか、図4に示すようにたる木3
と腕木6の先端部側面間に金属板11を当てがい、金属
板11をたる木3と腕木6に釘やネジ等の止着具12を
使用して固定するようにしてもよい。たる木3と腕木6
とが強固に連結、固定されるものであればその手段を問
うものではない。
ルト9を使用して連結、固定した場合を示したが、これ
に限定されるものではなく、図3に示すようにカスガイ
10を使用して固定するか、図4に示すようにたる木3
と腕木6の先端部側面間に金属板11を当てがい、金属
板11をたる木3と腕木6に釘やネジ等の止着具12を
使用して固定するようにしてもよい。たる木3と腕木6
とが強固に連結、固定されるものであればその手段を問
うものではない。
【0011】また、前記の説明では腕木6は各柱1に突
設した場合であるが、これに限定されるもではなく、腕
木6は、柱1間に水平状に架設した梁上に立設した複数
本のツカに連結して屋外方向に突設するようにしてもよ
い 。
設した場合であるが、これに限定されるもではなく、腕
木6は、柱1間に水平状に架設した梁上に立設した複数
本のツカに連結して屋外方向に突設するようにしてもよ
い 。
【0012】「第二実施例」図5、図6は本発明の他の
実施例を示し、前記実施例と同じ部分は同じ符合を使用
している。本実施例においては、柱1とたる木3および
腕木6との位置関係を保持し、連結状態を強固にするた
め、腕木6とたる木3とを一体化部材13により一体的
に連結したことを特徴としている。
実施例を示し、前記実施例と同じ部分は同じ符合を使用
している。本実施例においては、柱1とたる木3および
腕木6との位置関係を保持し、連結状態を強固にするた
め、腕木6とたる木3とを一体化部材13により一体的
に連結したことを特徴としている。
【0013】一体化部材13としては、図5に示すよう
に、木製、金属製あるいは合成樹脂製等の細長い単体の
板体14を使用し、各板体14をたる木3と腕木6間に
垂直状に配設し、たる木3と板体14の端部および腕木
6と板体14の端部とを釘、ネジ等の止着具15を使用
して固定すればよい。尚、図示では複数本の板体14を
使用してたる木3と腕木6とを連結してあるが、両者の
連結強度を維持し、柱1とたる木3および腕木6との三
角状態を維持できるものであれば、板体14の本数や材
質は任意に選択することができる。
に、木製、金属製あるいは合成樹脂製等の細長い単体の
板体14を使用し、各板体14をたる木3と腕木6間に
垂直状に配設し、たる木3と板体14の端部および腕木
6と板体14の端部とを釘、ネジ等の止着具15を使用
して固定すればよい。尚、図示では複数本の板体14を
使用してたる木3と腕木6とを連結してあるが、両者の
連結強度を維持し、柱1とたる木3および腕木6との三
角状態を維持できるものであれば、板体14の本数や材
質は任意に選択することができる。
【0014】図示において一体化部材13は、たる木3
と腕木6の片側面だけに設置してあるが、たる木3と腕
木6の両側面に一体化部材13を設置するようにしても
よい。また、一体化部材13として単体の板体14を複
数枚使用した場合について説明したが、図6に示すよう
に、柱1とたる木3および腕木6とにより三角状に形成
される空間全域を、三角形状の一枚の大型の板体16で
覆い、連結するようにしてもよい。
と腕木6の片側面だけに設置してあるが、たる木3と腕
木6の両側面に一体化部材13を設置するようにしても
よい。また、一体化部材13として単体の板体14を複
数枚使用した場合について説明したが、図6に示すよう
に、柱1とたる木3および腕木6とにより三角状に形成
される空間全域を、三角形状の一枚の大型の板体16で
覆い、連結するようにしてもよい。
【0015】上記の説明における一体化部材13は、板
体14を使用した場合であるが、これに限定されるもの
ではなく、たる木3と腕木6との位置関係がずれること
なくかつ強固に支持できるものであれば、その材質や構
造を問うものではない。従って、前記の連結ボルト9と
同じボルトを一体化部材13として使用することも可能
である。
体14を使用した場合であるが、これに限定されるもの
ではなく、たる木3と腕木6との位置関係がずれること
なくかつ強固に支持できるものであれば、その材質や構
造を問うものではない。従って、前記の連結ボルト9と
同じボルトを一体化部材13として使用することも可能
である。
【0016】上記の各実施例のもとにおいて、本発明に
よる屋根構造を実際に構築し、実験した結果、軒先長さ
を1800mmとしてそのまま放置した場合、腕木6は
たる木3および屋根葺き荷重をささえ、堅牢性を有する
ことが判明した。
よる屋根構造を実際に構築し、実験した結果、軒先長さ
を1800mmとしてそのまま放置した場合、腕木6は
たる木3および屋根葺き荷重をささえ、堅牢性を有する
ことが判明した。
【0018】特に、たる木3と腕木6とを一体化部材1
3により連結、固定することにより、柱1とたる木3お
よび腕木6との位置関係は維持され、たる木3およびそ
の上部の屋根葺き荷重は強固に支持されることになる。
3により連結、固定することにより、柱1とたる木3お
よび腕木6との位置関係は維持され、たる木3およびそ
の上部の屋根葺き荷重は強固に支持されることになる。
【0019】たる木3の突出長さを大きくしたことによ
り、軒先長さも大きくなり、従って、降雨の際の雨の吹
き込みを防止できる。また、冬期の雪国では、建物近く
までの雪の積雪を防止できることになる。更に、軒先長
さを大きくしたことにより、夏季における太陽の日差し
のさし込み範囲を制限し、日影の範囲を大きくできるの
で、暑い時期でも快適な生活空間を得ることができるも
のである。しかも、本発明屋根構造では、従来の建築工
法、屋根葺き工法をそのまま使用し、柱1に腕木6を水
平に取りつけるだけであるから、建築費用が極端に高く
なることはない。
り、軒先長さも大きくなり、従って、降雨の際の雨の吹
き込みを防止できる。また、冬期の雪国では、建物近く
までの雪の積雪を防止できることになる。更に、軒先長
さを大きくしたことにより、夏季における太陽の日差し
のさし込み範囲を制限し、日影の範囲を大きくできるの
で、暑い時期でも快適な生活空間を得ることができるも
のである。しかも、本発明屋根構造では、従来の建築工
法、屋根葺き工法をそのまま使用し、柱1に腕木6を水
平に取りつけるだけであるから、建築費用が極端に高く
なることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明屋根構造の一実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図2】本発明屋根構造の一実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図3】たる木と腕木との連結状態の他の例を示す側面
図である。
図である。
【図4】たる木と腕木との連結状態の更に他の例を示す
側面図である。
側面図である。
【図5】本発明屋根構造の他の実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図6】本発明屋根構造の他の実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図7】一体化部材の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】 1 柱 2 梁 3 たる木 4 布基礎 5 土台 6 腕木 7 連結体 8 連結孔 9 連結ボルト 10 カスガイ 11 金属板 12 止着具 13 一体化部材 14 板体 15 止着具 16 板体
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【図 2】
【図 3】
【図 4】
【図 5】
【図 6】
【図 7】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【図 2】
Claims (3)
- 【請求項1】 建築物における屋根構造であって、柱1
若しくはツカから外方向へ水平状に突設した腕木6の先
端部と、屋根勾配にそって設置したたる木3の先端部と
を連結、固定し、かつ腕木6とたる木3とを一体化部材
10により連結して成ることを特徴とする屋根構造。 - 【請求項2】 一体化部材10は、複数枚の板体10a
であることを特徴とする請求項1記載の屋根構造。 - 【請求項3】 一体化部材10は、一枚の大型の板体1
0aであることを特徴とする請求項1記載の屋根構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16744291A JPH07310392A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16744291A JPH07310392A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 屋根構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07310392A true JPH07310392A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=15849786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16744291A Pending JPH07310392A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07310392A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018145794A (ja) * | 2018-06-28 | 2018-09-20 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 建築物の軒先下地構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6147316B2 (ja) * | 1980-09-25 | 1986-10-18 | Hitachi Shipbuilding Eng Co |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP16744291A patent/JPH07310392A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6147316B2 (ja) * | 1980-09-25 | 1986-10-18 | Hitachi Shipbuilding Eng Co |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018145794A (ja) * | 2018-06-28 | 2018-09-20 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 建築物の軒先下地構造 |
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