JPH0731039A - ガス絶縁母線 - Google Patents
ガス絶縁母線Info
- Publication number
- JPH0731039A JPH0731039A JP5171273A JP17127393A JPH0731039A JP H0731039 A JPH0731039 A JP H0731039A JP 5171273 A JP5171273 A JP 5171273A JP 17127393 A JP17127393 A JP 17127393A JP H0731039 A JPH0731039 A JP H0731039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage conductor
- diameter
- tank
- metal
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G5/00—Installations of bus-bars
- H02G5/06—Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
- H02G5/063—Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings filled with oil or gas
- H02G5/065—Particle traps
Landscapes
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 SF6 ガス2を封入した直径Dの金属製タン
ク1に絶縁スペ―サ4を配設し、絶縁スペ―サ4のほぼ
中央部に直径d2 の接続部3を配設する。接続部3には
直径d1 の高圧導体5を接続して高圧導体5を金属製タ
ンク1内に絶縁支持する。金属製タンク1の絶縁スペ―
サ4の近傍には絶縁材料からなる粘着性物質7がコ―テ
ィングされている。金属製タンク1、接続部3及び高圧
導体5の直径の間にはD/d1 は 3.0よりも大きく、D
/d2 は 2.7以上 3.0以下であるという関係が成立し、
絶縁スペ―サ4の近傍の金属製タンク1の底部には粘着
性物質7が塗布されている。 【効果】 小型で信頼性の高いガス絶縁母線を提供でき
る。
ク1に絶縁スペ―サ4を配設し、絶縁スペ―サ4のほぼ
中央部に直径d2 の接続部3を配設する。接続部3には
直径d1 の高圧導体5を接続して高圧導体5を金属製タ
ンク1内に絶縁支持する。金属製タンク1の絶縁スペ―
サ4の近傍には絶縁材料からなる粘着性物質7がコ―テ
ィングされている。金属製タンク1、接続部3及び高圧
導体5の直径の間にはD/d1 は 3.0よりも大きく、D
/d2 は 2.7以上 3.0以下であるという関係が成立し、
絶縁スペ―サ4の近傍の金属製タンク1の底部には粘着
性物質7が塗布されている。 【効果】 小型で信頼性の高いガス絶縁母線を提供でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置(以
下GISという。)の母線部であるガス絶縁母線に関す
る。
下GISという。)の母線部であるガス絶縁母線に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のガス絶縁母線を図6ないし図8を
参照して説明する。図6に示すように、金属製タンク1
に絶縁性能の優れたSF6 ガス2を3〜6kg/cm2 程度
に加圧封入するとともに、金属製の接続部3を備えたコ
―ン形の絶縁スペ―サ4を配設し、接続部3に高圧導体
5を接続して高圧導体5を金属製タンク1の中央に絶縁
支持する。絶縁スペ―サ4は高圧導体5を支持固定する
とともにSF6 ガス区分を構成する。
参照して説明する。図6に示すように、金属製タンク1
に絶縁性能の優れたSF6 ガス2を3〜6kg/cm2 程度
に加圧封入するとともに、金属製の接続部3を備えたコ
―ン形の絶縁スペ―サ4を配設し、接続部3に高圧導体
5を接続して高圧導体5を金属製タンク1の中央に絶縁
支持する。絶縁スペ―サ4は高圧導体5を支持固定する
とともにSF6 ガス区分を構成する。
【0003】このようなガス絶縁母線の設計に当って
は、主に所要の絶縁性能を確保することと、定格電流通
電時に各部の温度上昇が規定値以下となるように金属製
タンク1,接続部3及び高圧導体5の寸法が選定され
る。最近の高電圧化,大容量化に伴い、送電電圧が550K
V ,1100KVと極めて高くなると、寸法の決定要因は、絶
縁性能が支配的になってくる。
は、主に所要の絶縁性能を確保することと、定格電流通
電時に各部の温度上昇が規定値以下となるように金属製
タンク1,接続部3及び高圧導体5の寸法が選定され
る。最近の高電圧化,大容量化に伴い、送電電圧が550K
V ,1100KVと極めて高くなると、寸法の決定要因は、絶
縁性能が支配的になってくる。
【0004】ガス絶縁母線の絶縁性能を確保するために
は、高圧導体5の表面の電界がSF6 ガス2の絶縁性能
上支障のない値以下にしなければならず、しかも金属製
タンク1の内面の電界(以下タンク内面電界という)も
所定の値以下に制御する必要がある。このタンク内面電
界の制御について図7を参照して説明する。ガス絶縁母
線内に組立時等に数mm程度の金属異物6が混入している
場合、電圧が印加されていない状態においては図7の状
態Aに示すように、金属異物6は金属製タンク1の底部
に横になっている。しかしながら高圧導体5に電圧が印
加されタンク内面電界E2 が高くなると、この金属異物
6は図7の状態Bに示すように起立し、さらにタンク内
面電界E2 が高くなると、図7の状態Cに示すようにS
F6 ガス中を浮上するようになる。この浮上の高さはタ
ンク内面電界E2 が高くなるにつれて増加し、SF6 ガ
ス2の絶縁性能を著しく低下させる可能性がある。この
ためガス絶縁母線の諸寸法を決定するには、高圧導体5
の表面電界E1 のみならず、タンク内面電界E2 の値を
考慮する必要がある。
は、高圧導体5の表面の電界がSF6 ガス2の絶縁性能
上支障のない値以下にしなければならず、しかも金属製
タンク1の内面の電界(以下タンク内面電界という)も
所定の値以下に制御する必要がある。このタンク内面電
界の制御について図7を参照して説明する。ガス絶縁母
線内に組立時等に数mm程度の金属異物6が混入している
場合、電圧が印加されていない状態においては図7の状
態Aに示すように、金属異物6は金属製タンク1の底部
に横になっている。しかしながら高圧導体5に電圧が印
加されタンク内面電界E2 が高くなると、この金属異物
6は図7の状態Bに示すように起立し、さらにタンク内
面電界E2 が高くなると、図7の状態Cに示すようにS
F6 ガス中を浮上するようになる。この浮上の高さはタ
ンク内面電界E2 が高くなるにつれて増加し、SF6 ガ
ス2の絶縁性能を著しく低下させる可能性がある。この
ためガス絶縁母線の諸寸法を決定するには、高圧導体5
の表面電界E1 のみならず、タンク内面電界E2 の値を
考慮する必要がある。
【0005】次にタンク内面電界E2 の大きさについ
て、図8を参照して説明する。図8に示すように、接続
部3を備えた絶縁スペ―サ4の近傍以外の部分を領域
X、絶縁スペ―サ4の近傍を領域Yとする。領域Xにお
いては、直径d1 の高圧導体5と内径D1 の金属製タン
ク1の同軸形状からタンク内面電界の大きさが決まる
が、この大きさをタンク内面電界E20とする。一方、絶
縁スペ―サ4の近傍である領域Yにおいては、高圧導体
5を電気的に接続するための接続部3が存在するために
タンク内面電界の大きさが領域Xにおける値と異なる。
すなわち、接続部3の直径d2 は高圧導体5の直径d1
より大きいため、領域Yにおけるタンク内面電界E21は
領域Xにおけるタンク内面電界E20よりも大きくなる。
て、図8を参照して説明する。図8に示すように、接続
部3を備えた絶縁スペ―サ4の近傍以外の部分を領域
X、絶縁スペ―サ4の近傍を領域Yとする。領域Xにお
いては、直径d1 の高圧導体5と内径D1 の金属製タン
ク1の同軸形状からタンク内面電界の大きさが決まる
が、この大きさをタンク内面電界E20とする。一方、絶
縁スペ―サ4の近傍である領域Yにおいては、高圧導体
5を電気的に接続するための接続部3が存在するために
タンク内面電界の大きさが領域Xにおける値と異なる。
すなわち、接続部3の直径d2 は高圧導体5の直径d1
より大きいため、領域Yにおけるタンク内面電界E21は
領域Xにおけるタンク内面電界E20よりも大きくなる。
【0006】このように高圧導体5と金属製タンク1が
形成するタンク内面電界E20のみを考慮するのであれ
ば、金属製タンク1の内径D1 は高圧導体5の直径d1
のみによって決定されるので、金属タンク1の内径はD
1 より小さいD2 とすることができる。しかしながら、
金属製タンク1の内径をD2 とすると、絶縁スペ―サ4
の近傍である領域Yにおいては高圧導体5の直径d1 よ
り大きい直径d2 の接続部3が配設されているので、領
域Yにおけるタンク内面電界はE21の 1.2ないし1.5倍
という大きな値になってしまい絶縁性能上問題がある。
形成するタンク内面電界E20のみを考慮するのであれ
ば、金属製タンク1の内径D1 は高圧導体5の直径d1
のみによって決定されるので、金属タンク1の内径はD
1 より小さいD2 とすることができる。しかしながら、
金属製タンク1の内径をD2 とすると、絶縁スペ―サ4
の近傍である領域Yにおいては高圧導体5の直径d1 よ
り大きい直径d2 の接続部3が配設されているので、領
域Yにおけるタンク内面電界はE21の 1.2ないし1.5倍
という大きな値になってしまい絶縁性能上問題がある。
【0007】そこで従来のガス絶縁母線は、絶縁条件が
最も厳しい絶縁スペ―サの近傍のタンク内面電界にあわ
せて金属製タンクの内径を決定していた。このためGI
S全体が大型化して据え付け面積が増加するとともに、
絶縁スペ―サも大型化するため、絶縁スペ―サの品質、
信頼性を維持するためにより高度な樹脂の注型製造技術
が必要になるという問題があった。
最も厳しい絶縁スペ―サの近傍のタンク内面電界にあわ
せて金属製タンクの内径を決定していた。このためGI
S全体が大型化して据え付け面積が増加するとともに、
絶縁スペ―サも大型化するため、絶縁スペ―サの品質、
信頼性を維持するためにより高度な樹脂の注型製造技術
が必要になるという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のガ
ス絶縁母線においては、局部的にタンク内面電界が高く
なる絶縁スペ―サ近傍にあわせて金属製タンクの径を決
定していたため、絶縁スペ―サ近傍以外の部分で高圧導
体と金属製タンクの径との比を適正化できずガス絶縁母
線を小型化するのが困難であるという問題があった。そ
こで本発明の目的は、小型でしかも信頼性を向上させた
ガス絶縁母線を提供することにある。
ス絶縁母線においては、局部的にタンク内面電界が高く
なる絶縁スペ―サ近傍にあわせて金属製タンクの径を決
定していたため、絶縁スペ―サ近傍以外の部分で高圧導
体と金属製タンクの径との比を適正化できずガス絶縁母
線を小型化するのが困難であるという問題があった。そ
こで本発明の目的は、小型でしかも信頼性を向上させた
ガス絶縁母線を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては第1の発明として、絶縁ガスを封入
した金属容器に絶縁スペ―サを配設し、この絶縁スペ―
サのほぼ中央部に金属製の接続部を配設し、この接続部
に高圧導体を接続してこの高圧導体を前記金属容器に絶
縁支持したガス絶縁母線において、前記高圧導体の直径
d1 と前記金属容器の内径Dとの比D/d1 が 3.0より
も大きく、前記接続部の直径d2 と前記金属容器の内径
Dとの比D/d2 が 2.7以上 3.0以下であり、前記絶縁
スペ―サの近傍の前記金属容器の底部に絶縁材料でコ―
ティングを施したことを特徴とするガス絶縁母線を提供
する。また第2の発明として、前記コ―ティングの代わ
りに、前記金属容器の内面に凹部を形成したことを特徴
とするガス絶縁母線を提供する。
に本発明においては第1の発明として、絶縁ガスを封入
した金属容器に絶縁スペ―サを配設し、この絶縁スペ―
サのほぼ中央部に金属製の接続部を配設し、この接続部
に高圧導体を接続してこの高圧導体を前記金属容器に絶
縁支持したガス絶縁母線において、前記高圧導体の直径
d1 と前記金属容器の内径Dとの比D/d1 が 3.0より
も大きく、前記接続部の直径d2 と前記金属容器の内径
Dとの比D/d2 が 2.7以上 3.0以下であり、前記絶縁
スペ―サの近傍の前記金属容器の底部に絶縁材料でコ―
ティングを施したことを特徴とするガス絶縁母線を提供
する。また第2の発明として、前記コ―ティングの代わ
りに、前記金属容器の内面に凹部を形成したことを特徴
とするガス絶縁母線を提供する。
【0010】
【作用】高圧導体の直径d1 と金属容器の内径Dとの比
D/d1 が 3.0よりも大きくなるように高圧導体を細く
することによって電界が高圧導体側に集中し、金属容器
を大型化することなくタンク内面電界を低く制御するこ
とができる。
D/d1 が 3.0よりも大きくなるように高圧導体を細く
することによって電界が高圧導体側に集中し、金属容器
を大型化することなくタンク内面電界を低く制御するこ
とができる。
【0011】また、接続部の直径d2 と金属容器の内径
Dとの比D/d2 が 2.7以上 3.0以下になるように接続
部の直径を決定することにより、接続部の表面電界を低
く制御することができる。この場合タンク内面電界が高
くなるが、金属容器の底部に絶縁材料によるコ―ティン
グを施すか、あるいは凹部を形成することにより金属異
物の動きを抑制することが可能となる。従って金属異物
が絶縁スペ―サに付着したり、高圧導体側に移動するの
を防止できしかも金属容器を小型化することができる。
Dとの比D/d2 が 2.7以上 3.0以下になるように接続
部の直径を決定することにより、接続部の表面電界を低
く制御することができる。この場合タンク内面電界が高
くなるが、金属容器の底部に絶縁材料によるコ―ティン
グを施すか、あるいは凹部を形成することにより金属異
物の動きを抑制することが可能となる。従って金属異物
が絶縁スペ―サに付着したり、高圧導体側に移動するの
を防止できしかも金属容器を小型化することができる。
【0012】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1を参照して説明
する。なお、従来と同じ部分には同一の番号を付与して
説明を省略する。図1に示すように、SF6 ガス2を封
入した金属製タンク1に絶縁スペ―サ4を配設し、絶縁
スペ―サ4のほぼ中央部に直径d2 の接続部3を配設す
る。接続部3には直径d1 の高圧導体5を接続して高圧
導体5を金属製タンク1内に絶縁支持する。金属製タン
ク1の絶縁スペ―サ4の近傍には絶縁材料からなる粘着
性物質7がコ―ティングされている。
する。なお、従来と同じ部分には同一の番号を付与して
説明を省略する。図1に示すように、SF6 ガス2を封
入した金属製タンク1に絶縁スペ―サ4を配設し、絶縁
スペ―サ4のほぼ中央部に直径d2 の接続部3を配設す
る。接続部3には直径d1 の高圧導体5を接続して高圧
導体5を金属製タンク1内に絶縁支持する。金属製タン
ク1の絶縁スペ―サ4の近傍には絶縁材料からなる粘着
性物質7がコ―ティングされている。
【0013】高圧導体5の直径d1 と金属製タンク1の
内径Dとの比D/d1 が 3.0よりも大きくなるように、
高圧導体5は細く構成されている。さらに接続部3の直
径d2 と金属製タンク1の内径Dとの比D/d2 が 2.7
18になるように接続部3は構成されている。
内径Dとの比D/d1 が 3.0よりも大きくなるように、
高圧導体5は細く構成されている。さらに接続部3の直
径d2 と金属製タンク1の内径Dとの比D/d2 が 2.7
18になるように接続部3は構成されている。
【0014】次に作用について説明する。本実施例にお
いては、高圧導体5の直径d1 と金属製タンク1の内径
Dとの比D/d1 が 3.0よりも大きくなるように、高圧
導体5は細く構成されている。このため、電界が高圧導
体5側に集中し、金属製タンク1を大型化することなく
タンク内面電界を低く制御することができる。
いては、高圧導体5の直径d1 と金属製タンク1の内径
Dとの比D/d1 が 3.0よりも大きくなるように、高圧
導体5は細く構成されている。このため、電界が高圧導
体5側に集中し、金属製タンク1を大型化することなく
タンク内面電界を低く制御することができる。
【0015】一方、接続部3は絶縁スペ―サ4のほぼ中
央に配設され、金属製タンク1と同軸状に配置されてい
る。このため、接続部3と金属製タンク1が形成する電
界は同軸円筒ギャップが形成する電界とみることができ
る。同軸円筒ギャップの最大電位傾度E0 は、
央に配設され、金属製タンク1と同軸状に配置されてい
る。このため、接続部3と金属製タンク1が形成する電
界は同軸円筒ギャップが形成する電界とみることができ
る。同軸円筒ギャップの最大電位傾度E0 は、
【0016】
【数1】 ここで、r=d2 /2、R=D/2とする。で表すこと
ができ、接続部3の半径であるrが極めて小なるときは
曲率が大なるためE0 が大きく、またrが極めてRに接
近すればギャップ長が小となるのでE0 が大きく、その
間ではE0 が小さいことを示している。
ができ、接続部3の半径であるrが極めて小なるときは
曲率が大なるためE0 が大きく、またrが極めてRに接
近すればギャップ長が小となるのでE0 が大きく、その
間ではE0 が小さいことを示している。
【0017】1/E0 をrで微分してゼロとおいて計算
すると、R/r=eとなる。すなわち、R/rが約 2.7
18であるときE0 が最小となることがわかる。このよう
にR/rすなわちD/d2 を 2.178とすることにより、
絶縁スペ―サ4の表面沿面電界を最小にすることができ
る。ただし、D/d2 を 2.718とすることにより絶縁ス
ペ―サ4の近傍である領域Yのタンク内面電界は領域Y
以外の部分である領域Xのタンク内面電界より高くな
る。そこで電界の高い領域Yに金属異物6が混入した場
合の絶縁を確保するために、絶縁スペ―サ4の近傍の金
属製タンク1の底部には粘着性物質7をコ―ティングす
る。
すると、R/r=eとなる。すなわち、R/rが約 2.7
18であるときE0 が最小となることがわかる。このよう
にR/rすなわちD/d2 を 2.178とすることにより、
絶縁スペ―サ4の表面沿面電界を最小にすることができ
る。ただし、D/d2 を 2.718とすることにより絶縁ス
ペ―サ4の近傍である領域Yのタンク内面電界は領域Y
以外の部分である領域Xのタンク内面電界より高くな
る。そこで電界の高い領域Yに金属異物6が混入した場
合の絶縁を確保するために、絶縁スペ―サ4の近傍の金
属製タンク1の底部には粘着性物質7をコ―ティングす
る。
【0018】本実施例のガス絶縁母線の組立時に、金属
異物6が金属製タンク1内に混入した場合、金属異物6
は金属製タンク1の底部に落下する。絶縁スペ―サ4の
近傍である領域Yにおいては粘着性物質7がコ―ティン
グされているので、金属異物6は粘着性物質7に捕捉さ
れる。一方、金属異物6が領域Xに落下した場合、高圧
導体5に電圧が印加されると領域Xよりも領域Yで電界
が高いため、金属異物6は領域Yに向かって移動する。
領域Yに侵入した金属異物6は粘着物質7に捕捉され
る。
異物6が金属製タンク1内に混入した場合、金属異物6
は金属製タンク1の底部に落下する。絶縁スペ―サ4の
近傍である領域Yにおいては粘着性物質7がコ―ティン
グされているので、金属異物6は粘着性物質7に捕捉さ
れる。一方、金属異物6が領域Xに落下した場合、高圧
導体5に電圧が印加されると領域Xよりも領域Yで電界
が高いため、金属異物6は領域Yに向かって移動する。
領域Yに侵入した金属異物6は粘着物質7に捕捉され
る。
【0019】このように本実施例によれば、高圧導体5
の直径d1 と金属製タンク1の内径Dとの比D/d1 が
3.0よりも大きくなるように高圧導体5を細くし、接続
部3の直径d2 と金属製タンク1の内径Dとの比D/d
2 を 2.718になるように接続部3を構成し、さらに絶縁
スペ―サ4の近傍の金属製タンク1に底部には粘着性物
質7をコ―ティングする。このため、絶縁スペ―サ4の
表面沿面電界が最小となり、高圧導体5の直径と金属製
タンク1の内径の比を適正化することができ、金属製タ
ンク1内を金属異物6が移動するのを抑制できるため、
小型で信頼性を向上させたガス絶縁母線を提供すること
ができる。
の直径d1 と金属製タンク1の内径Dとの比D/d1 が
3.0よりも大きくなるように高圧導体5を細くし、接続
部3の直径d2 と金属製タンク1の内径Dとの比D/d
2 を 2.718になるように接続部3を構成し、さらに絶縁
スペ―サ4の近傍の金属製タンク1に底部には粘着性物
質7をコ―ティングする。このため、絶縁スペ―サ4の
表面沿面電界が最小となり、高圧導体5の直径と金属製
タンク1の内径の比を適正化することができ、金属製タ
ンク1内を金属異物6が移動するのを抑制できるため、
小型で信頼性を向上させたガス絶縁母線を提供すること
ができる。
【0020】なお、本実施例において、絶縁スペ―サ4
近傍の金属製タンク1の底部に配設するのは粘着性物質
7に限定するものではなく、塗料のような絶縁材料でも
よい。この場合、金属異物6の浮上電界が改善されるた
め、領域Yに入り込んだ金属異物6が再び起立・浮上す
ることがなくなるため同様の効果が得られる。
近傍の金属製タンク1の底部に配設するのは粘着性物質
7に限定するものではなく、塗料のような絶縁材料でも
よい。この場合、金属異物6の浮上電界が改善されるた
め、領域Yに入り込んだ金属異物6が再び起立・浮上す
ることがなくなるため同様の効果が得られる。
【0021】本発明の第2の実施例を図2を参照して説
明する。なお、従来と同じ部分には同一の番号を付与し
て説明を省略する。図2に示すように、本実施例におい
ては粘着性物質7をコ―ティングする代わりに、絶縁ス
ペ―サ4の近傍の金属製タンク1の底部に凹部8を形成
することを特徴とし、この点以外は第1の実施例と同様
である。
明する。なお、従来と同じ部分には同一の番号を付与し
て説明を省略する。図2に示すように、本実施例におい
ては粘着性物質7をコ―ティングする代わりに、絶縁ス
ペ―サ4の近傍の金属製タンク1の底部に凹部8を形成
することを特徴とし、この点以外は第1の実施例と同様
である。
【0022】本実施例においては、領域Yに移動してき
た金属異物6は凹部8に落下する。凹部8におけるタン
ク内面電界はその周囲に比べて低いため、金属異物6が
凹部8の外部に再び飛び出すことはなく、金属異物6を
捕捉することができる。
た金属異物6は凹部8に落下する。凹部8におけるタン
ク内面電界はその周囲に比べて低いため、金属異物6が
凹部8の外部に再び飛び出すことはなく、金属異物6を
捕捉することができる。
【0023】このように本実施例においても第1の実施
例と同様の効果を奏する。なお、凹部の内面に粘着性物
質あるいは塗料などの絶縁材料から成るコ―ティングを
施すとさらに確実に金属異物を捕捉することができる。
例と同様の効果を奏する。なお、凹部の内面に粘着性物
質あるいは塗料などの絶縁材料から成るコ―ティングを
施すとさらに確実に金属異物を捕捉することができる。
【0024】次に本発明の第3の実施例を図3を参照し
て説明する。本実施例においては、領域Xで高圧導体5
の下側に開口部9を形成し、開口部9の周囲に粘着性物
質10を塗布した点以外は第1の実施例と同様の構成を有
する。
て説明する。本実施例においては、領域Xで高圧導体5
の下側に開口部9を形成し、開口部9の周囲に粘着性物
質10を塗布した点以外は第1の実施例と同様の構成を有
する。
【0025】本実施例において、高圧導体5の直径d1
と金属製タンク1の直径DについてはD/d1 が 3.0よ
り大きい、という関係が成立するためタンク内面電界は
低く制御されている。一方万一金属異物が領域X内を運
動するようになっても、高圧導体5には開口部9が形成
されているので、金属異物は他の部分よりも電界の高い
開口部9の周辺に集められ、開口部9の周囲に塗布され
た粘着性物質10に捕捉される。
と金属製タンク1の直径DについてはD/d1 が 3.0よ
り大きい、という関係が成立するためタンク内面電界は
低く制御されている。一方万一金属異物が領域X内を運
動するようになっても、高圧導体5には開口部9が形成
されているので、金属異物は他の部分よりも電界の高い
開口部9の周辺に集められ、開口部9の周囲に塗布され
た粘着性物質10に捕捉される。
【0026】このように本実施例は高圧導体5にも金属
異物のトラップ部を形成したことにより、上述した第
1、第2の実施例と同様の効果を奏するのはもちろん、
さらに絶縁性能が向上し、信頼性が高くなるという効果
がある。
異物のトラップ部を形成したことにより、上述した第
1、第2の実施例と同様の効果を奏するのはもちろん、
さらに絶縁性能が向上し、信頼性が高くなるという効果
がある。
【0027】第4の実施例を図4を参照して説明する。
本実施例においては第3の実施例の開口部の代わりに、
高圧導体5の周囲に溝部11を形成し、溝部11の周辺に粘
着性物質12を塗布することを特徴とする。
本実施例においては第3の実施例の開口部の代わりに、
高圧導体5の周囲に溝部11を形成し、溝部11の周辺に粘
着性物質12を塗布することを特徴とする。
【0028】溝部11も開口部と同様に他の部分に比べて
電界が高くなるので溝部11に積極的に金属異物を集め、
粘着性物質12で金属異物を捕捉することにより第3の実
施例と同様の効果を奏する。
電界が高くなるので溝部11に積極的に金属異物を集め、
粘着性物質12で金属異物を捕捉することにより第3の実
施例と同様の効果を奏する。
【0029】第5の実施例を図5を参照して説明する。
開口部や溝部の代わりに高圧導体5に凸部13を形成し、
凸部13に粘着性物質14を塗布しても第3、第4の実施例
と同様の効果を奏する。
開口部や溝部の代わりに高圧導体5に凸部13を形成し、
凸部13に粘着性物質14を塗布しても第3、第4の実施例
と同様の効果を奏する。
【0030】なお、第3、第4、第5の実施例において
粘着性物質10,12,14の代わりに塗料をコ―ティングし
てもよく、領域Yの金属製タンク1の底部には粘着性物
質7をコ―ティングする代わりに凹部8を形成しても同
様の効果を奏することはもちろんである。
粘着性物質10,12,14の代わりに塗料をコ―ティングし
てもよく、領域Yの金属製タンク1の底部には粘着性物
質7をコ―ティングする代わりに凹部8を形成しても同
様の効果を奏することはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高圧導体
の直径d1 と金属容器の内径Dとの比D/d1 を 3.0よ
りも大きくし、接続部の直径d2 と金属容器の内径Dと
の比D/d2 を 2.7以上 3.0以下とし、絶縁スペ―サの
近傍の金属容器の底部に絶縁材料でコ―ティングを施す
か、または凹部を形成することにより、小型で信頼性を
向上させたガス絶縁母線を提供することができる。
の直径d1 と金属容器の内径Dとの比D/d1 を 3.0よ
りも大きくし、接続部の直径d2 と金属容器の内径Dと
の比D/d2 を 2.7以上 3.0以下とし、絶縁スペ―サの
近傍の金属容器の底部に絶縁材料でコ―ティングを施す
か、または凹部を形成することにより、小型で信頼性を
向上させたガス絶縁母線を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すガス絶縁母線の断
面図。
面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示すガス絶縁母線の断
面図。
面図。
【図3】本発明の第3の実施例を示すガス絶縁母線の断
面図。
面図。
【図4】本発明の第4の実施例を示すガス絶縁母線の断
面図。
面図。
【図5】本発明の第5の実施例を示すガス絶縁母線の断
面図。
面図。
【図6】従来のガス絶縁母線の断面図。
【図7】金属異物の挙動を示す説明図。
【図8】ガス絶縁母線のタンク内面電界の説明図。
1…金属製タンク、2…SF6 ガス、3…接続部、4…
絶縁スペ―サ、5…高圧導体、7…粘着性物質、8…凹
部
絶縁スペ―サ、5…高圧導体、7…粘着性物質、8…凹
部
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁ガスを封入した金属容器に絶縁スペ
―サを配設し、この絶縁スペ―サのほぼ中央部に金属製
の接続部を配設し、この接続部に高圧導体を接続してこ
の高圧導体を前記金属容器に絶縁支持したガス絶縁母線
において、 前記高電圧導体の直径d1 と前記金属容器の内径Dとの
比D/d1 が 3.0よりも大きく、前記接続部の直径d2
と前記金属容器の内径Dとの比D/d2 が 2.7以上 3.0
以下であり、前記絶縁スペ―サの近傍の前記金属容器の
底部に絶縁材料でコ―ティングを施したことを特徴とす
ることを特徴とするガス絶縁母線。 - 【請求項2】 前記コ―ティングの代わりに、前記金属
容器の内面に凹部を形成したことを特徴とする請求項1
記載のガス絶縁母線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5171273A JPH0731039A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | ガス絶縁母線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5171273A JPH0731039A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | ガス絶縁母線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731039A true JPH0731039A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15920272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5171273A Pending JPH0731039A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | ガス絶縁母線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731039A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007267506A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Toshiba Corp | ガス絶縁母線 |
| EP3509176B1 (en) * | 2016-08-31 | 2024-04-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Gas-insulated switchgear and method for capturing metal impurities inside gas-insulated switchgear |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP5171273A patent/JPH0731039A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007267506A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Toshiba Corp | ガス絶縁母線 |
| EP3509176B1 (en) * | 2016-08-31 | 2024-04-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Gas-insulated switchgear and method for capturing metal impurities inside gas-insulated switchgear |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5019934A (en) | Capacitor circuit interruption | |
| US20030102771A1 (en) | Electrostatic actuator, and electrostatic microrelay and other devices using the same | |
| CA2080518A1 (en) | Hybrid circuit breaker with axial blowout coil | |
| RU2419904C2 (ru) | Высоковольтный проходной изолятор | |
| JPH0731039A (ja) | ガス絶縁母線 | |
| EP2057643B1 (en) | High voltage dc bushing and device comprising such high voltage bushing | |
| EP2057641B1 (en) | High voltage bushing | |
| US2337800A (en) | Plug-in terminal for electric cables | |
| JP5425591B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
| JP2000166065A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
| JP3466644B2 (ja) | ガス絶縁母線 | |
| US4672150A (en) | Conductor supporting apparatus for gas insulated equipment | |
| KR19980087243A (ko) | 가스절연기기 | |
| JP2003531452A (ja) | ポスト絶縁体 | |
| JP3585517B2 (ja) | ガス絶縁ブッシング | |
| US4466047A (en) | Capacitor for medium-range voltage capacitive dividers | |
| JP3283941B2 (ja) | モールドブッシング | |
| JPH05234441A (ja) | 支持碍子 | |
| JPH1169581A (ja) | ガス絶縁母線及びガス絶縁開閉装置 | |
| JP5132100B2 (ja) | 水平センサ | |
| EP0277961A1 (en) | Capacitor circuit interruption | |
| CA1175924A (en) | Gas insulated electrical device with dielectric particle traps | |
| JP3657890B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
| JPH0993735A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
| US5539607A (en) | Tank-shape arrester |