JPH07310660A - インターナルポンプの制振装置 - Google Patents
インターナルポンプの制振装置Info
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- JPH07310660A JPH07310660A JP9897394A JP9897394A JPH07310660A JP H07310660 A JPH07310660 A JP H07310660A JP 9897394 A JP9897394 A JP 9897394A JP 9897394 A JP9897394 A JP 9897394A JP H07310660 A JPH07310660 A JP H07310660A
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- Japan
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- damping
- vibration
- internal pump
- vibration damping
- damping device
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半径方向および上下方向の熱膨張に追従する
ことができ、かつインターナルポンプが水平方向に振動
する場合にその振動を低減できるインターナルポンプの
制振装置を提供する。 【構成】 インターナルポンプ15の下端外面に取り付
けられ下方に延びる円柱状の制振棒24と、制振棒の下
端部に取り付けられ制振棒の熱膨張による遅い移動を許
容しかつ水平振動を低減する制振部材26と、を備えて
いる。
ことができ、かつインターナルポンプが水平方向に振動
する場合にその振動を低減できるインターナルポンプの
制振装置を提供する。 【構成】 インターナルポンプ15の下端外面に取り付
けられ下方に延びる円柱状の制振棒24と、制振棒の下
端部に取り付けられ制振棒の熱膨張による遅い移動を許
容しかつ水平振動を低減する制振部材26と、を備えて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉圧力容器に使用
されるインターナルポンプの制振装置に関する。
されるインターナルポンプの制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉は原子炉圧力容器(以下、単に圧
力容器という)の内部で核反応を行い、その際発生する
熱を冷却水で取り出して蒸気を発生する装置であり、発
生した熱を効率よく取り出せるように冷却水を圧力容器
内で循環させている。冷却水を圧力容器内で循環させる
手段として、循環ポンプを圧力容器の外部に設置し、圧
力容器から取り出した冷却水を再び圧力容器内に送り込
む手段と、循環ポンプを圧力容器内に設置し、これを駆
動する電動機のみを圧力容器の下面に取付け、圧力容器
内のみで冷却水を循環させる手段とがある。後者の循環
ポンプと電動機を含めてインターナルポンプと言う。
力容器という)の内部で核反応を行い、その際発生する
熱を冷却水で取り出して蒸気を発生する装置であり、発
生した熱を効率よく取り出せるように冷却水を圧力容器
内で循環させている。冷却水を圧力容器内で循環させる
手段として、循環ポンプを圧力容器の外部に設置し、圧
力容器から取り出した冷却水を再び圧力容器内に送り込
む手段と、循環ポンプを圧力容器内に設置し、これを駆
動する電動機のみを圧力容器の下面に取付け、圧力容器
内のみで冷却水を循環させる手段とがある。後者の循環
ポンプと電動機を含めてインターナルポンプと言う。
【0003】図7は内面に鋼板ライニングプレートを用
いた鉄筋コンクリート格納容器(RCCV)と、その内
部の主要構造を示す図である。RCCVは全体として円
筒形に構成され、高さ方向をダイヤフラムフロア4で上
部、下部に仕切り、かつ下部の中央に円筒形のペデスタ
ル12を設け、上部を上部ドライウェル1、下部をサプ
レッションチャンバ2、ペデスタル12の内側を下部ド
ライウェル3としている。上部ドライウェル1と下部ド
ライウェル3はペデスタル12内の中空部を介して連通
している。
いた鉄筋コンクリート格納容器(RCCV)と、その内
部の主要構造を示す図である。RCCVは全体として円
筒形に構成され、高さ方向をダイヤフラムフロア4で上
部、下部に仕切り、かつ下部の中央に円筒形のペデスタ
ル12を設け、上部を上部ドライウェル1、下部をサプ
レッションチャンバ2、ペデスタル12の内側を下部ド
ライウェル3としている。上部ドライウェル1と下部ド
ライウェル3はペデスタル12内の中空部を介して連通
している。
【0004】上部ドライウェル1の項部は、内面に鋼板
ライニングプレートを用いたトップスラブ5と、中央に
設けられた鋼板製の開閉可能なトップヘッド10とから
構成される。サプレッションチャンバ2の底面は内面に
鋼板ライニングプレートを設けた鉄筋コンクリート構造
であり、ペデスタル12は鋼板で構成し、内部にコンク
リートが充填されている。なお、ペデスタル12の内部
には、上部ドライウェル1及び下部ドライウェル3で発
生した蒸気をサプレッションチャンバ2内に導くベント
管8が埋設されている。サプレッションチャンバ2には
外部から下部ドライウェル3までメンテナンス時に作業
員が通るためのレイズドトンネル7が設けられている。
ライニングプレートを用いたトップスラブ5と、中央に
設けられた鋼板製の開閉可能なトップヘッド10とから
構成される。サプレッションチャンバ2の底面は内面に
鋼板ライニングプレートを設けた鉄筋コンクリート構造
であり、ペデスタル12は鋼板で構成し、内部にコンク
リートが充填されている。なお、ペデスタル12の内部
には、上部ドライウェル1及び下部ドライウェル3で発
生した蒸気をサプレッションチャンバ2内に導くベント
管8が埋設されている。サプレッションチャンバ2には
外部から下部ドライウェル3までメンテナンス時に作業
員が通るためのレイズドトンネル7が設けられている。
【0005】圧力容器11はペデスタル12の上部に据
付けられ、ダイヤフラムフロア4には圧力容器11の周
囲に円筒状の原子炉遮蔽壁(RSW)6が設けられる。
原子炉遮蔽壁6の項部にはRPVスタビライザ14が設
けられ、圧力容器11の上部に加わる水平力を支持す
る。原子炉遮蔽壁6の上部には原子炉遮蔽壁6より薄い
上部遮蔽壁13が設けられている。原子炉遮蔽壁6の周
囲には鋼製の柱、梁で階層状に構成されたパイプホイッ
プストラクチャ9が設けられ、圧力容器11に接続する
配管や機器を支持するようになっている。
付けられ、ダイヤフラムフロア4には圧力容器11の周
囲に円筒状の原子炉遮蔽壁(RSW)6が設けられる。
原子炉遮蔽壁6の項部にはRPVスタビライザ14が設
けられ、圧力容器11の上部に加わる水平力を支持す
る。原子炉遮蔽壁6の上部には原子炉遮蔽壁6より薄い
上部遮蔽壁13が設けられている。原子炉遮蔽壁6の周
囲には鋼製の柱、梁で階層状に構成されたパイプホイッ
プストラクチャ9が設けられ、圧力容器11に接続する
配管や機器を支持するようになっている。
【0006】圧力容器11の下部にはインターナルポン
プ15が取付けられている。取付け位置は圧力容器の底
部周囲に原子炉の出力に応じて複数個(例えば10個以
上)が、ほぼ等間隔に取付けられる。
プ15が取付けられている。取付け位置は圧力容器の底
部周囲に原子炉の出力に応じて複数個(例えば10個以
上)が、ほぼ等間隔に取付けられる。
【0007】図8はインターナルポンプ15と圧力容器
11との取り合いを示す図である。電動機20は、中空
円筒状のケーシング21内に格納され、ポンプ軸18を
介して圧力容器11内のインペラ16を回転するように
なっている。ケーシング21は、上部に細長い頸部分1
9を有し、頸部分19の上端が圧力容器11に溶接され
て、圧力容器11から全体が吊り下げられている。圧力
容器11は停止中と運転中の温度差により半径方向およ
び上下方向に熱膨張するが、インターナルポンプ15は
圧力容器11に吊り下げられているので、この熱膨張に
追従して圧力容器11とともに移動する。
11との取り合いを示す図である。電動機20は、中空
円筒状のケーシング21内に格納され、ポンプ軸18を
介して圧力容器11内のインペラ16を回転するように
なっている。ケーシング21は、上部に細長い頸部分1
9を有し、頸部分19の上端が圧力容器11に溶接され
て、圧力容器11から全体が吊り下げられている。圧力
容器11は停止中と運転中の温度差により半径方向およ
び上下方向に熱膨張するが、インターナルポンプ15は
圧力容器11に吊り下げられているので、この熱膨張に
追従して圧力容器11とともに移動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のインター
ナルポンプでは、電動機20の過熱を防止するため、頸
部分19をできるだけ長くかつ薄くする必要があり、例
えば頸部分19を10〜15mm厚で約800mmの長
さとし、その上端部を圧力容器11に溶接してインター
ナルポンプ全体の重量(約5トン)を吊り下げていた。
しかし、圧力容器11の固有振動数は非常に低いが、電
動機20とケーシング21を含めたインターナルポンプ
15の固有振動数は10Hz前後であり、電動機20の
回転数が8〜25rpsであるため、インターナルポン
プ15が共振するおそれがある問題点があった。共振が
生じると、インターナルポンプが水平方向に激しく振動
し、溶接部の発生応力が高まり、疲労により溶接部及び
溶接部近傍にダメージを与えるおそれがある。
ナルポンプでは、電動機20の過熱を防止するため、頸
部分19をできるだけ長くかつ薄くする必要があり、例
えば頸部分19を10〜15mm厚で約800mmの長
さとし、その上端部を圧力容器11に溶接してインター
ナルポンプ全体の重量(約5トン)を吊り下げていた。
しかし、圧力容器11の固有振動数は非常に低いが、電
動機20とケーシング21を含めたインターナルポンプ
15の固有振動数は10Hz前後であり、電動機20の
回転数が8〜25rpsであるため、インターナルポン
プ15が共振するおそれがある問題点があった。共振が
生じると、インターナルポンプが水平方向に激しく振動
し、溶接部の発生応力が高まり、疲労により溶接部及び
溶接部近傍にダメージを与えるおそれがある。
【0009】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、半
径方向および上下方向の熱膨張に追従することができ、
かつインターナルポンプが水平方向に振動する場合に、
その振動を低減できるインターナルポンプの制振装置を
提供することにある。
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、半
径方向および上下方向の熱膨張に追従することができ、
かつインターナルポンプが水平方向に振動する場合に、
その振動を低減できるインターナルポンプの制振装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、インタ
ーナルポンプの下端外面に取り付けられ下方に延びる円
柱状の制振棒と、該制振棒の下端部に取り付けられ圧力
容器の熱膨張による遅い移動を許容し、かつ水平振動を
低減する制振部材と、を備えたことを特徴とするインタ
ーナルポンプの制振装置が提供される。
ーナルポンプの下端外面に取り付けられ下方に延びる円
柱状の制振棒と、該制振棒の下端部に取り付けられ圧力
容器の熱膨張による遅い移動を許容し、かつ水平振動を
低減する制振部材と、を備えたことを特徴とするインタ
ーナルポンプの制振装置が提供される。
【0011】本発明の好ましい実施例によれば、前記制
振部材は、制振棒が隙間をもって貫通する貫通孔と、水
平方向に撓む可撓部分とを有しかつ両端が固定された上
下2枚の制振板からなり、該制振板は、降伏応力の高い
材料と降伏応力の低い材料とを結合した超塑性材からな
る。また、前記制振部材は、制振棒が隙間をもって貫通
する貫通孔を有する支持部材と、該支持部材に一端が連
結され他端が固定部分に連結された水平方向に可撓な制
振器と、を備え、該制振器は、降伏応力の高い材料と降
伏応力の低い材料とを結合した超塑性材からなるコイル
バネである。更に、前記制振部材は、制振棒が隙間をも
って貫通する貫通孔を有する支持部材と、該支持部材に
一端が連結され他端が固定部分に連結された水平方向に
可撓な制振器と、を備え、該制振器は、メカニカルスナ
ッバである。また、前記制振部材は、制振棒の先端に取
り付けられた球状のボールと、熱膨張によるボールの移
動を隙間を隔てて案内する案内溝を有するボールガイド
と、からなるのがよい。
振部材は、制振棒が隙間をもって貫通する貫通孔と、水
平方向に撓む可撓部分とを有しかつ両端が固定された上
下2枚の制振板からなり、該制振板は、降伏応力の高い
材料と降伏応力の低い材料とを結合した超塑性材からな
る。また、前記制振部材は、制振棒が隙間をもって貫通
する貫通孔を有する支持部材と、該支持部材に一端が連
結され他端が固定部分に連結された水平方向に可撓な制
振器と、を備え、該制振器は、降伏応力の高い材料と降
伏応力の低い材料とを結合した超塑性材からなるコイル
バネである。更に、前記制振部材は、制振棒が隙間をも
って貫通する貫通孔を有する支持部材と、該支持部材に
一端が連結され他端が固定部分に連結された水平方向に
可撓な制振器と、を備え、該制振器は、メカニカルスナ
ッバである。また、前記制振部材は、制振棒の先端に取
り付けられた球状のボールと、熱膨張によるボールの移
動を隙間を隔てて案内する案内溝を有するボールガイド
と、からなるのがよい。
【0012】また、前記制振部材は、制振棒の先端部に
取り付けられたERダンパーである。更に、前記制振部
材は、制振棒の先端部に取り付けられたフードダンパー
であるのがよい。
取り付けられたERダンパーである。更に、前記制振部
材は、制振棒の先端部に取り付けられたフードダンパー
であるのがよい。
【0013】
【作用】上記本発明の構成によれば、インターナルポン
プの下端外面に取り付けられ下方に延びる円柱状の制振
棒と、該制振棒の下端部に取り付けられ圧力容器の熱膨
張による遅い移動を許容しかつ水平振動を低減する制振
部材と、を備えているので、制振部材により制振棒下端
部の水平振動を低減することができる。
プの下端外面に取り付けられ下方に延びる円柱状の制振
棒と、該制振棒の下端部に取り付けられ圧力容器の熱膨
張による遅い移動を許容しかつ水平振動を低減する制振
部材と、を備えているので、制振部材により制振棒下端
部の水平振動を低減することができる。
【0014】すなわち、制振部材を、制振棒が貫通孔と
可撓部分とを有しかつ両端が固定された上下2枚の制振
板から構成し、この制振板を、降伏応力の高い材料と降
伏応力の低い材料とを結合した超塑性材から構成すれ
ば、貫通孔内での制振棒の軸方向移動と超塑性材による
可撓部分の変形とにより制振棒の熱膨張を許容すること
ができ、かつ水平振動を超塑性材を介して固定部分に伝
達することにより、水平振動を低減することができる。
また、制振板の代えて、超塑性材からなるコイルバネ、
或いはメカニカルスナッバを用いても同様に水平振動を
低減することができる。更に、制振棒の先端に球状のボ
ールを付け、これを隙間を隔てて案内しても、同様に水
平振動を低減することができる。
可撓部分とを有しかつ両端が固定された上下2枚の制振
板から構成し、この制振板を、降伏応力の高い材料と降
伏応力の低い材料とを結合した超塑性材から構成すれ
ば、貫通孔内での制振棒の軸方向移動と超塑性材による
可撓部分の変形とにより制振棒の熱膨張を許容すること
ができ、かつ水平振動を超塑性材を介して固定部分に伝
達することにより、水平振動を低減することができる。
また、制振板の代えて、超塑性材からなるコイルバネ、
或いはメカニカルスナッバを用いても同様に水平振動を
低減することができる。更に、制振棒の先端に球状のボ
ールを付け、これを隙間を隔てて案内しても、同様に水
平振動を低減することができる。
【0015】また、制振棒の先端にERダンパー或いは
フードダンパーを取り付けることにより、外部固定部分
と直接連結することなく、制振棒の熱膨張を許容するこ
とができかつ水平振動を低減することができる。
フードダンパーを取り付けることにより、外部固定部分
と直接連結することなく、制振棒の熱膨張を許容するこ
とができかつ水平振動を低減することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。なお、各図において、共通する部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。図1は、本発
明によるインターナルポンプの制振装置の第1実施例を
示す全体構成図である。この図において、本発明の制振
装置22は、インターナルポンプ15の下端外面に取り
付けられ下方に延びる円柱状の制振棒24と、制振棒2
4の下端部に取り付けられ圧力容器の熱膨張による遅い
移動を許容しかつ水平振動を低減する制振部材26と、
を備えている。かかる構成は、後述する別の実施例でも
同様である。
して説明する。なお、各図において、共通する部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。図1は、本発
明によるインターナルポンプの制振装置の第1実施例を
示す全体構成図である。この図において、本発明の制振
装置22は、インターナルポンプ15の下端外面に取り
付けられ下方に延びる円柱状の制振棒24と、制振棒2
4の下端部に取り付けられ圧力容器の熱膨張による遅い
移動を許容しかつ水平振動を低減する制振部材26と、
を備えている。かかる構成は、後述する別の実施例でも
同様である。
【0017】図1において、制振部材26は、両端が固
定部材17に固定された上下2枚の制振板27、28か
らなる。固定部材17は、圧力容器11の下面から張出
してもよく、或いはペデスタル12から張出してもよ
い。制振板27、28は、制振棒24が隙間をもって貫
通する貫通孔35と、水平方向に撓む可撓部分27a、
28aとを有する。
定部材17に固定された上下2枚の制振板27、28か
らなる。固定部材17は、圧力容器11の下面から張出
してもよく、或いはペデスタル12から張出してもよ
い。制振板27、28は、制振棒24が隙間をもって貫
通する貫通孔35と、水平方向に撓む可撓部分27a、
28aとを有する。
【0018】制振板27、28は、降伏応力の高い材料
と降伏応力の低い材料とを結合した超塑性材から形成す
るのがよい。降伏応力の高い材料としては、軟鋼、高張
力鋼、バネ鋼等がよく、降伏応力の低い材料としては、
鉛、アルミニウム、銅、軟鋼、純鉄、及びこれらの合金
がよい。また、超塑性材はこれらの材料をサンドイッチ
状に積層するのがよい。かかる超塑性材は、ひずみ速度
(変形)が小さい場合には発生応力が小さく、ひずみ速
度(変形)が大きい場合には大きい応力が発生すること
が知られている(例えば特開昭60−136639
号)。
と降伏応力の低い材料とを結合した超塑性材から形成す
るのがよい。降伏応力の高い材料としては、軟鋼、高張
力鋼、バネ鋼等がよく、降伏応力の低い材料としては、
鉛、アルミニウム、銅、軟鋼、純鉄、及びこれらの合金
がよい。また、超塑性材はこれらの材料をサンドイッチ
状に積層するのがよい。かかる超塑性材は、ひずみ速度
(変形)が小さい場合には発生応力が小さく、ひずみ速
度(変形)が大きい場合には大きい応力が発生すること
が知られている(例えば特開昭60−136639
号)。
【0019】上述した構成により、貫通孔内での制振棒
24の軸方向移動と超塑性材による可撓部分27a、2
8aの変形とにより制振棒24の熱膨張を許容すること
ができ、かつ水平振動を超塑性材を介して固定部分に伝
達することにより、水平振動を低減することができる。
24の軸方向移動と超塑性材による可撓部分27a、2
8aの変形とにより制振棒24の熱膨張を許容すること
ができ、かつ水平振動を超塑性材を介して固定部分に伝
達することにより、水平振動を低減することができる。
【0020】図2は、本発明によるインターナルポンプ
の制振装置の第2実施例を示す全体構成図であり、図3
は第3実施例を示す全体構成図である。図1及び図3に
おいて、制振部材26は、制振棒24が隙間をもって貫
通する貫通孔を有する支持部材29と、支持部材29に
一端が連結され他端が固定部分17に連結された水平方
向に可撓な制振器30とを備える。制振器30は水平方
向に複数、好ましくは3つ設けるのがよい。
の制振装置の第2実施例を示す全体構成図であり、図3
は第3実施例を示す全体構成図である。図1及び図3に
おいて、制振部材26は、制振棒24が隙間をもって貫
通する貫通孔を有する支持部材29と、支持部材29に
一端が連結され他端が固定部分17に連結された水平方
向に可撓な制振器30とを備える。制振器30は水平方
向に複数、好ましくは3つ設けるのがよい。
【0021】図2において、制振器30は、降伏応力の
高い材料と降伏応力の低い材料とを結合した超塑性材か
らなるコイルバネであり、図3において、制振器30
は、メカニカルスナッバである。その他の構成は、図1
の第1実施例と同様である。かかる構成により、貫通孔
内での制振棒24の軸方向移動と制振器30の変形とに
より制振棒24の熱膨張を許容することができ、かつ水
平振動を制振器30を介して固定部分17に伝達するこ
とにより、水平振動を低減することができる。
高い材料と降伏応力の低い材料とを結合した超塑性材か
らなるコイルバネであり、図3において、制振器30
は、メカニカルスナッバである。その他の構成は、図1
の第1実施例と同様である。かかる構成により、貫通孔
内での制振棒24の軸方向移動と制振器30の変形とに
より制振棒24の熱膨張を許容することができ、かつ水
平振動を制振器30を介して固定部分17に伝達するこ
とにより、水平振動を低減することができる。
【0022】図4(A)は、本発明によるインターナル
ポンプの制振装置の第4実施例を示す全体構成図であ
り、図4(B)は、(A)のX−X線における断面図で
ある。図4において、制振部材26は、制振棒24の先
端に取り付けられた球状のボール31と、熱膨張による
ボール31の移動を隙間を隔てて案内する案内溝32a
を有するボールガイド32と、からなる。ボールガイド
32は、圧力容器11の中心から放射状に配置し、熱膨
張によるボール31の移動が案内溝32aに沿うよう固
定部分17に固定されている。その他の構成は、図1の
第1実施例と同様である。かかる構成により、案内溝3
2aにより制振棒24の熱膨張を許容することができ、
かつボールガイド32に垂直な水平振動をボールガイド
32を介して固定部分17に伝達することにより、案内
溝32aに直交する方向(図4(A)で紙面に垂直方
向)の水平振動を低減することができる。
ポンプの制振装置の第4実施例を示す全体構成図であ
り、図4(B)は、(A)のX−X線における断面図で
ある。図4において、制振部材26は、制振棒24の先
端に取り付けられた球状のボール31と、熱膨張による
ボール31の移動を隙間を隔てて案内する案内溝32a
を有するボールガイド32と、からなる。ボールガイド
32は、圧力容器11の中心から放射状に配置し、熱膨
張によるボール31の移動が案内溝32aに沿うよう固
定部分17に固定されている。その他の構成は、図1の
第1実施例と同様である。かかる構成により、案内溝3
2aにより制振棒24の熱膨張を許容することができ、
かつボールガイド32に垂直な水平振動をボールガイド
32を介して固定部分17に伝達することにより、案内
溝32aに直交する方向(図4(A)で紙面に垂直方
向)の水平振動を低減することができる。
【0023】図5は、本発明によるインターナルポンプ
の制振装置の第5実施例を示す全体構成図であり、図6
は第6実施例を示す全体構成図である。図5において、
制振部材26は、制振棒24の先端部に取り付けられた
ERダンパー33(磁性流体ダンパー)である。ERダ
ンパー33は、制振棒24の先端に取り付けられた銅板
33aと、銅板33aを間隔を隔てて挟持する複数の電
磁石33bからなる。電磁石33bは、固定部分17に
連結されている。また、図6において、制振部材26
は、制振棒の先端部に取り付けられたフードダンパー3
4である。フードダンパー34は、制振棒24の先端に
取り付けられた銅板34aと、銅板34aを間隔を隔て
て挟持する2枚の中空円板34bと、銅板34aと中空
円板34bを連結する弾性部材34cと、中空円板34
bに取り付けれ銅板34aを間隔を隔てて挟持する磁石
34dとからなる。かかる構成により、外部固定部分と
連結することなく、制振棒の熱膨張を自由に許容するこ
とができ、かつERダンパー33又はフードダンパー3
4によりインターナルポンプの水平振動を低減すること
ができる。
の制振装置の第5実施例を示す全体構成図であり、図6
は第6実施例を示す全体構成図である。図5において、
制振部材26は、制振棒24の先端部に取り付けられた
ERダンパー33(磁性流体ダンパー)である。ERダ
ンパー33は、制振棒24の先端に取り付けられた銅板
33aと、銅板33aを間隔を隔てて挟持する複数の電
磁石33bからなる。電磁石33bは、固定部分17に
連結されている。また、図6において、制振部材26
は、制振棒の先端部に取り付けられたフードダンパー3
4である。フードダンパー34は、制振棒24の先端に
取り付けられた銅板34aと、銅板34aを間隔を隔て
て挟持する2枚の中空円板34bと、銅板34aと中空
円板34bを連結する弾性部材34cと、中空円板34
bに取り付けれ銅板34aを間隔を隔てて挟持する磁石
34dとからなる。かかる構成により、外部固定部分と
連結することなく、制振棒の熱膨張を自由に許容するこ
とができ、かつERダンパー33又はフードダンパー3
4によりインターナルポンプの水平振動を低減すること
ができる。
【0024】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更できる
ことは勿論である。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更できる
ことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】上述したように、本発明のインターナル
ポンプの制振装置によれば、インターナルポンプの下端
外面に取り付けられ下方に延びる円柱状の制振棒と、該
制振棒の下端部に取り付けられ圧力容器の熱膨張による
遅い移動を許容しかつ水平振動を低減する制振部材と、
を備えているので、制振部材により制振棒下端部の水平
振動を低減することができる。
ポンプの制振装置によれば、インターナルポンプの下端
外面に取り付けられ下方に延びる円柱状の制振棒と、該
制振棒の下端部に取り付けられ圧力容器の熱膨張による
遅い移動を許容しかつ水平振動を低減する制振部材と、
を備えているので、制振部材により制振棒下端部の水平
振動を低減することができる。
【0026】従って、本発明のインターナルポンプの制
振装置は、半径方向および上下方向の熱膨張に追従する
ことができ、かつインターナルポンプが水平方向に振動
する場合に、その振動を低減できる優れた効果を有す
る。
振装置は、半径方向および上下方向の熱膨張に追従する
ことができ、かつインターナルポンプが水平方向に振動
する場合に、その振動を低減できる優れた効果を有す
る。
【図1】本発明によるインターナルポンプの制振装置の
第1実施例を示す全体構成図である。
第1実施例を示す全体構成図である。
【図2】本発明による制振装置の第2実施例を示す全体
構成図である。
構成図である。
【図3】本発明による制振装置の第3実施例を示す全体
構成図である。
構成図である。
【図4】本発明による制振装置の第4実施例を示す全体
構成図である。
構成図である。
【図5】本発明による制振装置の第5実施例を示す全体
構成図である。
構成図である。
【図6】本発明による制振装置の第6実施例を示す全体
構成図である。
構成図である。
【図7】原子炉圧力容器を含む原子炉格納容器内の配置
を示す図である。
を示す図である。
【図8】従来のインターナルポンプの取付詳細図であ
る。
る。
1 上部ドライウェル 2 サプレッションチャンバ 3 下部ドライウェル 4 ダイヤフラムフロア 5 トップスラブ 6 原子炉遮蔽壁 7 レンズドトンネル 8 ベント管 9 パイプホイップストラクチャ 10 トップヘッド 11 原子炉圧力容器 12 ペデスタル 13 上部遮蔽壁 14 RPVスタビライザ 15 インターナルポンプ 16 インペラ 17 固定部材 18 ポンプ軸 19 頸部分 20 電動機 21 ケーシング 22 制振装置 24 制振棒 26 制振部材 27、28 制振板 29 支持部材 30 制振器 31 ボール 32 ボールガイド 33 ERダンパー(磁性流体ダンパー) 34 フードダンパー 35 貫通孔
Claims (7)
- 【請求項1】 インターナルポンプの下端外面に取り付
けられ下方に延びる円柱状の制振棒と、該制振棒の下端
部に取り付けられ圧力容器の熱膨張による遅い移動を許
容し、かつ水平振動を低減する制振部材と、を備えたこ
とを特徴とするインターナルポンプの制振装置。 - 【請求項2】 前記制振部材は、制振棒が隙間をもって
貫通する貫通孔と、水平方向に撓む可撓部分とを有しか
つ両端が固定された上下2枚の制振板からなり、該制振
板は、降伏応力の高い材料と降伏応力の低い材料とを結
合した超塑性材からなる、ことを特徴とする請求項1に
記載のインターナルポンプの制振装置。 - 【請求項3】 前記制振部材は、制振棒が隙間をもって
貫通する貫通孔を有する支持部材と、該支持部材に一端
が連結され他端が固定部分に連結された水平方向に可撓
な制振器と、を備え、該制振器は、降伏応力の高い材料
と降伏応力の低い材料とを結合した超塑性材からなるコ
イルバネである、ことを特徴とする請求項1に記載のイ
ンターナルポンプの制振装置。 - 【請求項4】 前記制振部材は、制振棒が隙間をもって
貫通する貫通孔を有する支持部材と、該支持部材に一端
が連結され他端が固定部分に連結された水平方向に可撓
な制振器と、を備え、該制振器は、メカニカルスナッバ
である、ことを特徴とする請求項1に記載のインターナ
ルポンプの制振装置。 - 【請求項5】 前記制振部材は、制振棒の先端に取り付
けられた球状のボールと、熱膨張によるボールの移動を
隙間を隔てて案内する案内溝を有するボールガイドと、
からなることを特徴とする請求項1に記載のインターナ
ルポンプの制振装置。 - 【請求項6】 前記制振部材は、制振棒の先端部に取り
付けられたERダンパーである、ことを特徴とする請求
項1に記載のインターナルポンプの制振装置。 - 【請求項7】 前記制振部材は、制振棒の先端部に取り
付けられたフードダンパーである、ことを特徴とする請
求項1に記載のインターナルポンプの制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9897394A JPH07310660A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | インターナルポンプの制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9897394A JPH07310660A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | インターナルポンプの制振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07310660A true JPH07310660A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14233985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9897394A Pending JPH07310660A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | インターナルポンプの制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07310660A (ja) |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP9897394A patent/JPH07310660A/ja active Pending
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