JPH07311124A - 振動制御装置 - Google Patents
振動制御装置Info
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- JPH07311124A JPH07311124A JP6207060A JP20706094A JPH07311124A JP H07311124 A JPH07311124 A JP H07311124A JP 6207060 A JP6207060 A JP 6207060A JP 20706094 A JP20706094 A JP 20706094A JP H07311124 A JPH07311124 A JP H07311124A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gain
- frequency
- control
- deviation
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- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加振周波数に依存させずに、制御系の応答性
を最適化する。 【構成】 振幅A*および周波数F*が制御装置1に供給
されると、これに対応した操作値b*(交流信号)がフ
ーリエ逆変換器3において作成される。この操作値b*
は、インバータ11へ供給され、モータ12のトルクが
制御される。一方、シミュレータ40は、制御対象であ
る駆動系14の挙動を決める定数C、および周波数F*
に基づいて駆動系14のゲインGの逆数(1/G)を算
出する。偏差増幅器5のゲインは、上記ゲインGの逆数
(1/G)によって制御されるため、制御系の応答は、
周波数F*に依存せずに、常に最適なものとなる。
を最適化する。 【構成】 振幅A*および周波数F*が制御装置1に供給
されると、これに対応した操作値b*(交流信号)がフ
ーリエ逆変換器3において作成される。この操作値b*
は、インバータ11へ供給され、モータ12のトルクが
制御される。一方、シミュレータ40は、制御対象であ
る駆動系14の挙動を決める定数C、および周波数F*
に基づいて駆動系14のゲインGの逆数(1/G)を算
出する。偏差増幅器5のゲインは、上記ゲインGの逆数
(1/G)によって制御されるため、制御系の応答は、
周波数F*に依存せずに、常に最適なものとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、自動車の駆
動系を試験する際に用いて好適な振動制御装置に関す
る。
動系を試験する際に用いて好適な振動制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の設計段階においては、エンジン
の振動に対する車体の強度や乗り心地などを評価する必
要がある。この場合、一つの手段としては、油圧加振機
を用いてエンジンと同様の振動を発生させ、この振動を
車体等に伝達させる方法がある。また、他の手段として
は、実際にエンジンを製作して車体に組み込んで試験す
る方法がある。
の振動に対する車体の強度や乗り心地などを評価する必
要がある。この場合、一つの手段としては、油圧加振機
を用いてエンジンと同様の振動を発生させ、この振動を
車体等に伝達させる方法がある。また、他の手段として
は、実際にエンジンを製作して車体に組み込んで試験す
る方法がある。
【0003】しかしながら、前者においては、装置が大
型になって設置場所や騒音などの問題が生じるととも
に、振動の制御が思うようにできないという問題があっ
た。また、後者においては、エンジンを制作した後でな
いと、車体等の試験ができず、このため、総合的な開発
期間が長くなってしまうという問題が生じた。
型になって設置場所や騒音などの問題が生じるととも
に、振動の制御が思うようにできないという問題があっ
た。また、後者においては、エンジンを制作した後でな
いと、車体等の試験ができず、このため、総合的な開発
期間が長くなってしまうという問題が生じた。
【0004】そこで、出願人は、上記欠点を解消するた
めに、モータによって加振を行う振動制御装置を開発し
た(特願平5−19087号)。この装置は、モータへ
の供給電流を制御する際に、トルクや回転数の指令値
を、交流的に与えるのではなく、直流的に与えるように
したものである。すなわち、時々刻々変動するトルクや
回転数を直接的に与えるのではなく、その周波数と振幅
を指令値として与えるようにしたものである。
めに、モータによって加振を行う振動制御装置を開発し
た(特願平5−19087号)。この装置は、モータへ
の供給電流を制御する際に、トルクや回転数の指令値
を、交流的に与えるのではなく、直流的に与えるように
したものである。すなわち、時々刻々変動するトルクや
回転数を直接的に与えるのではなく、その周波数と振幅
を指令値として与えるようにしたものである。
【0005】ここで図17は、この装置の構成を示すブ
ロック図である。図に示すa*はトルク指令値であり、
A*、F*は、その振幅および周波数を表している。すな
わち、これらは、次式のように表される。
ロック図である。図に示すa*はトルク指令値であり、
A*、F*は、その振幅および周波数を表している。すな
わち、これらは、次式のように表される。
【数1】
【数2】
【0006】この振幅A*および周波数F*が制御装置1
に供給されると、フーリエ逆変換器3において、振幅が
B*で周波数がF*の操作値b*(交流信号)が作成さ
れ、これがインバータ11へ供給される。この結果、イ
ンバータ11の出力電圧波形が制御され、モータ12の
トルク振幅A*と周波数F*に応じて制御される。
に供給されると、フーリエ逆変換器3において、振幅が
B*で周波数がF*の操作値b*(交流信号)が作成さ
れ、これがインバータ11へ供給される。この結果、イ
ンバータ11の出力電圧波形が制御され、モータ12の
トルク振幅A*と周波数F*に応じて制御される。
【0007】一方、モータ12の駆動力が伝達される駆
動系(自動車の駆動系)14は、モータ12によって発
生される振動(トルクリップル)に応じた挙動を示し、
その挙動が検出器13によって制御量aとして検出さ
れ、制御装置1にフィードバックされる。この制御量a
は、フーリエ変換器2において振幅値Aに変換され、偏
差検出器4において振幅A*との偏差が検出される。そ
して、この偏差が新たな指令値B*としてフーリエ逆変
換器3に供給され、操作値b*となる。
動系(自動車の駆動系)14は、モータ12によって発
生される振動(トルクリップル)に応じた挙動を示し、
その挙動が検出器13によって制御量aとして検出さ
れ、制御装置1にフィードバックされる。この制御量a
は、フーリエ変換器2において振幅値Aに変換され、偏
差検出器4において振幅A*との偏差が検出される。そ
して、この偏差が新たな指令値B*としてフーリエ逆変
換器3に供給され、操作値b*となる。
【0008】以上のフィードバックループにより、偏差
検出器4における偏差が最小となるように制御が行わ
れ、これによって、モータ12のトルクは、指令値a*
に一致する。すなわち、直流的な指令値(A*、F*)に
よって制御量aを交流的に制御することができ、任意の
周波数で任意の振幅をもつトルク変動を制御対象に与え
ることができる。
検出器4における偏差が最小となるように制御が行わ
れ、これによって、モータ12のトルクは、指令値a*
に一致する。すなわち、直流的な指令値(A*、F*)に
よって制御量aを交流的に制御することができ、任意の
周波数で任意の振幅をもつトルク変動を制御対象に与え
ることができる。
【0009】ここで、図18は、図17に示すフーリエ
変換器2の構成を示すブロック図である。図に示す位相
検出器20においては、周波数F*に基づいて現在の時
刻tにおける位相値θ(=2πF*t)が検出される。
この位相値θは、余弦方向単位成分検出器21、正弦方
向単位成分検出器22にそれぞれ供給され、これらの検
出器から余弦単位成分cosθおよび正弦単位成分si
nθが出力される。
変換器2の構成を示すブロック図である。図に示す位相
検出器20においては、周波数F*に基づいて現在の時
刻tにおける位相値θ(=2πF*t)が検出される。
この位相値θは、余弦方向単位成分検出器21、正弦方
向単位成分検出器22にそれぞれ供給され、これらの検
出器から余弦単位成分cosθおよび正弦単位成分si
nθが出力される。
【0010】次に、乗算器23において、制御量aと余
弦単位成分とが乗算され、制御量aの余弦方向に対する
相関値ax(=a・cosθ)が出力される。一方、乗
算器24において制御量aと正弦単位成分とが乗算さ
れ、制御量aの正弦方向に対する相関値ay(=a・s
inθ)が出力される。一方、演算タイミング作成器2
7は、位相検出器20から供給される位相値θの値
(「0」〜「2π」間の循環値)に応じ、θが「2π」
となる毎に演算タイミング信号Sを出力する。
弦単位成分とが乗算され、制御量aの余弦方向に対する
相関値ax(=a・cosθ)が出力される。一方、乗
算器24において制御量aと正弦単位成分とが乗算さ
れ、制御量aの正弦方向に対する相関値ay(=a・s
inθ)が出力される。一方、演算タイミング作成器2
7は、位相検出器20から供給される位相値θの値
(「0」〜「2π」間の循環値)に応じ、θが「2π」
となる毎に演算タイミング信号Sを出力する。
【0011】余弦方向フーリエ成分算出器25は、相関
値axを積分し、その積分結果を余弦方向中間フーリエ
成分Ax’として出力するとともに、演算タインミング
信号Sが供給される毎に、積分結果をクリアする。同様
に、正弦方向フーリエ成分算出器26は、相関値ayを
積分し、その積分結果を正弦方向中間フーリエ成分A
y’として出力するとともに、演算タイミング信号Sが
供給される毎に、積分結果をクリアする。
値axを積分し、その積分結果を余弦方向中間フーリエ
成分Ax’として出力するとともに、演算タインミング
信号Sが供給される毎に、積分結果をクリアする。同様
に、正弦方向フーリエ成分算出器26は、相関値ayを
積分し、その積分結果を正弦方向中間フーリエ成分A
y’として出力するとともに、演算タイミング信号Sが
供給される毎に、積分結果をクリアする。
【0012】そして、サンプルホールド部28、29
は、演算タイミング信号Sが供給されると、その直前の
余弦方向中間フーリエ成分Ax’および正弦方向中間フ
ーリエ成分Ay’を、各々余弦方向フーリエ成分Axお
よび正弦方向フーリエ成分Ayとしてホールドする。こ
のようにして、ホールドされた余弦方向フーリエ成分A
xおよび正弦方向フーリエ成分Ayは、振幅算出回路3
0に供給され、ここにおいて、これらの自乗和の正の平
方根、すなわち、振幅Aが算出される。以上のようにし
て、フーリエ変換器2においては、制御量aの周波数F
*についての振幅Aが算出される。
は、演算タイミング信号Sが供給されると、その直前の
余弦方向中間フーリエ成分Ax’および正弦方向中間フ
ーリエ成分Ay’を、各々余弦方向フーリエ成分Axお
よび正弦方向フーリエ成分Ayとしてホールドする。こ
のようにして、ホールドされた余弦方向フーリエ成分A
xおよび正弦方向フーリエ成分Ayは、振幅算出回路3
0に供給され、ここにおいて、これらの自乗和の正の平
方根、すなわち、振幅Aが算出される。以上のようにし
て、フーリエ変換器2においては、制御量aの周波数F
*についての振幅Aが算出される。
【0013】ところで、図17、図18に示す装置にお
いては、制御量aの振幅を検出するために、余弦方向フ
ーリエ成分検出器25と正弦方向成分検出器26が区間
積分を行っているため、区間積分が終了する毎に、積分
値をリセットする必要がある。余弦方向フーリエ成分検
出器25と正弦方向成分検出器26をアナログ回路で構
成した場合には、リセット動作にある程度の時間がかか
ってしまうため、リセット期間において積分動作が欠落
してしまい、区間積分に誤差が生じるという問題が生じ
る。特に、周波数が高くなると、積分期間に対するリセ
ット期間の割合が相対的に大きくなるために誤差が増大
し、振動制御の精度が悪化する。
いては、制御量aの振幅を検出するために、余弦方向フ
ーリエ成分検出器25と正弦方向成分検出器26が区間
積分を行っているため、区間積分が終了する毎に、積分
値をリセットする必要がある。余弦方向フーリエ成分検
出器25と正弦方向成分検出器26をアナログ回路で構
成した場合には、リセット動作にある程度の時間がかか
ってしまうため、リセット期間において積分動作が欠落
してしまい、区間積分に誤差が生じるという問題が生じ
る。特に、周波数が高くなると、積分期間に対するリセ
ット期間の割合が相対的に大きくなるために誤差が増大
し、振動制御の精度が悪化する。
【0014】そこで、同出願人は、上記欠点を解消する
ために、加振周波数が高くなっても高精度の振動制御を
行うことができる振動制御装置を開発した(特願平6−
22056号)。図19はこの装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図17に対応する部分には同一の符
号を付けて説明を省略する。この装置が図17に示す装
置と異なっている点は、フーリエ変換器2に換えてフー
リエ変換器31を用いている点である。図19に示す構
成において、フーリエ変換器31の入出力関係は、図1
7に示す回路と同様であるから、回路全体の動作は図1
7のものと同様である。ただし、フーリエ変換器31の
内部における信号の処理が以下の点で異なる。
ために、加振周波数が高くなっても高精度の振動制御を
行うことができる振動制御装置を開発した(特願平6−
22056号)。図19はこの装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図17に対応する部分には同一の符
号を付けて説明を省略する。この装置が図17に示す装
置と異なっている点は、フーリエ変換器2に換えてフー
リエ変換器31を用いている点である。図19に示す構
成において、フーリエ変換器31の入出力関係は、図1
7に示す回路と同様であるから、回路全体の動作は図1
7のものと同様である。ただし、フーリエ変換器31の
内部における信号の処理が以下の点で異なる。
【0015】まず、乗算器34では、余弦方向単位成分
演算器32によって周波数F*に基づいて算出された余
弦方向単位成分cos(2πF*t)と、制御量a(検
出軸トルク)とが乗算され、この乗算結果axがローパ
スフィルタ36へ供給される。一方、乗算器35では、
正弦方向単位成分演算器33によって周波数F*に基づ
いて算出された正弦方向単位成分sin(2πF*t)
と、制御量aとが乗算され、この乗算結果ayがローパ
スフィルタ37へ供給される。
演算器32によって周波数F*に基づいて算出された余
弦方向単位成分cos(2πF*t)と、制御量a(検
出軸トルク)とが乗算され、この乗算結果axがローパ
スフィルタ36へ供給される。一方、乗算器35では、
正弦方向単位成分演算器33によって周波数F*に基づ
いて算出された正弦方向単位成分sin(2πF*t)
と、制御量aとが乗算され、この乗算結果ayがローパ
スフィルタ37へ供給される。
【0016】ローパスフィルタ36、37は、周波数F
*に対して十分に減衰する特性を有しているため、上記
乗算結果ax、ayの周波数F*に係る成分は減衰され
る。したがって、ローパスフィルタ36、37の出力信
号Ax、Ayには、周波数F*に依存しない余弦成分お
よび正弦成分のみが残る。そして、演算器38におい
て、出力信号Ax、Ayに基づいて、制御量aの振幅A
が算出される。
*に対して十分に減衰する特性を有しているため、上記
乗算結果ax、ayの周波数F*に係る成分は減衰され
る。したがって、ローパスフィルタ36、37の出力信
号Ax、Ayには、周波数F*に依存しない余弦成分お
よび正弦成分のみが残る。そして、演算器38におい
て、出力信号Ax、Ayに基づいて、制御量aの振幅A
が算出される。
【0017】このように、図19に示す装置では、相関
値ax、ayのフーリエ成分をローパスフィルタ36、
37を用いて検出しており、区間積分を行わないので、
リセット動作による誤差が発生しない。また、積分区間
を単位とする離散的な振幅検出ではなく、連続的な振幅
検出ができる。
値ax、ayのフーリエ成分をローパスフィルタ36、
37を用いて検出しており、区間積分を行わないので、
リセット動作による誤差が発生しない。また、積分区間
を単位とする離散的な振幅検出ではなく、連続的な振幅
検出ができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
17または図19に示す振動制御装置は、慣性ねじり振
動系をモデルとして構成されている。ここで、2慣性ね
じり振動系を例にとり、その特性について説明する。2
慣性ねじり振動系は、図20に示すモデル構成となる。
図において、JMはモータイナーシャであり、JLは、モ
ータイナーシャJMとバネ定数Kを介して結合された負
荷イナーシャである。また、Dは、粘性減衰係数であ
り、負荷イナーシャJLとモータイナーシャJMの差ωM
−ωLに比例してトルクを発生する際の摩擦抵抗に相当
する。次に、TLは負荷JLが吸収するトルクであり、ω
Lは負荷イナーシャJLの回転角速度である。また、TM
はモータの発生トルクである。
17または図19に示す振動制御装置は、慣性ねじり振
動系をモデルとして構成されている。ここで、2慣性ね
じり振動系を例にとり、その特性について説明する。2
慣性ねじり振動系は、図20に示すモデル構成となる。
図において、JMはモータイナーシャであり、JLは、モ
ータイナーシャJMとバネ定数Kを介して結合された負
荷イナーシャである。また、Dは、粘性減衰係数であ
り、負荷イナーシャJLとモータイナーシャJMの差ωM
−ωLに比例してトルクを発生する際の摩擦抵抗に相当
する。次に、TLは負荷JLが吸収するトルクであり、ω
Lは負荷イナーシャJLの回転角速度である。また、TM
はモータの発生トルクである。
【0019】ここで、上記モデルを制御系に置き換える
と図21に示すようになる。図において、各符号は上述
した通りである。なお、TKは軸のねじり角を電気的に
検出する歪ゲージ(トルクセンサ)により検出した、ね
じり剛性の最も弱いところのトルクである。図示の制御
系の運動方程式は次のように表される。
と図21に示すようになる。図において、各符号は上述
した通りである。なお、TKは軸のねじり角を電気的に
検出する歪ゲージ(トルクセンサ)により検出した、ね
じり剛性の最も弱いところのトルクである。図示の制御
系の運動方程式は次のように表される。
【数3】
【数4】
【数5】
【0020】なお、上記式において、負荷トルクTL=
一定のときには、脈動成分の解を求めるために、TL=
0とおける。ここで、上記数4に数3と数5を代入する
と、同モデルの伝達関数TK/TMが次式として求められ
る。
一定のときには、脈動成分の解を求めるために、TL=
0とおける。ここで、上記数4に数3と数5を代入する
と、同モデルの伝達関数TK/TMが次式として求められ
る。
【数6】 また、上述した数3を上記数6に代入すると、伝達関数
ωM/TMが次式として求められる。
ωM/TMが次式として求められる。
【数7】
【0021】次に、上記数6を次のように変形する。
【数8】 上記数8における第1項は、いわゆるバンドパスフィル
タに相当し、そのゲイン特性は図22の左側に示すよう
になる。一方、上記数8における第2項は、いわゆるロ
ーパスフィルタに相当し、そのゲイン特性は図22の右
側に示すようになる。上記第1項は、例えば、Q(共振
倍率)=10のとき、f=10Fn(Fn;共振周波数)
において、HOBP/100となるため、実用上の加振運
転域(f<10Fn)では、上記第2項に近似できる。
タに相当し、そのゲイン特性は図22の左側に示すよう
になる。一方、上記数8における第2項は、いわゆるロ
ーパスフィルタに相当し、そのゲイン特性は図22の右
側に示すようになる。上記第1項は、例えば、Q(共振
倍率)=10のとき、f=10Fn(Fn;共振周波数)
において、HOBP/100となるため、実用上の加振運
転域(f<10Fn)では、上記第2項に近似できる。
【0022】したがって、数8は次式に近似できる。
【数9】 そして、最終的な伝達関数TK/TMのゲイン特性GTを
求めると、次のようになる。
求めると、次のようになる。
【数10】 ここで、図23に上記数10によるゲイン特性GTを示
す。図23に示すように、103(rad/sec)付近でねじ
り振動(共振)が発生することが分かる
す。図23に示すように、103(rad/sec)付近でねじ
り振動(共振)が発生することが分かる
【0023】一方、上記数7を次のように変形する。
【数11】 上記数11の大括弧内における第1項ないし第3項のゲ
イン特性は図24に示すようになる。ここで、数11の
第1項と第3項とは共振点付近で相殺されるため、第2
項を無視できない。また、上記数11は次式のように変
形できる。
イン特性は図24に示すようになる。ここで、数11の
第1項と第3項とは共振点付近で相殺されるため、第2
項を無視できない。また、上記数11は次式のように変
形できる。
【数12】 そして、最終的な上記数12から伝達係数ωM/TMのゲ
イン特性Gωを求めると、次のようになる。
イン特性Gωを求めると、次のようになる。
【数13】
【0024】ここで、図25に上記数13によるゲイン
特性Gωを示す。図25に示すように、103(rad/se
c)近傍で急峻に立ち上がって最大ピークをとり、その
後、減衰するという傾向を示す。
特性Gωを示す。図25に示すように、103(rad/se
c)近傍で急峻に立ち上がって最大ピークをとり、その
後、減衰するという傾向を示す。
【0025】このように、2慣性ねじり振動系では、図
23もしくは図25のいずれにおいても、周波数F*に
応じて制御対象のゲイン特性が変化することが分かる。
これが従来の制御における課題となっていたものであ
る。すなわち、偏差増幅器5のゲインを固定とすると、
周波数F*に応じて制御対象のゲイン特性が変化するた
め、制御系の応答にかなりの違いが生じてしまう。本モ
デルは共振系であるため、最悪の場合には、共振点にお
けるピーク値は平坦領域におけるゲインの100倍程度
になり、偏差増幅器5のゲインが固定値であると、制御
が非常に困難になるという問題がある。
23もしくは図25のいずれにおいても、周波数F*に
応じて制御対象のゲイン特性が変化することが分かる。
これが従来の制御における課題となっていたものであ
る。すなわち、偏差増幅器5のゲインを固定とすると、
周波数F*に応じて制御対象のゲイン特性が変化するた
め、制御系の応答にかなりの違いが生じてしまう。本モ
デルは共振系であるため、最悪の場合には、共振点にお
けるピーク値は平坦領域におけるゲインの100倍程度
になり、偏差増幅器5のゲインが固定値であると、制御
が非常に困難になるという問題がある。
【0026】このように、従来の振動制御装置において
は、周波数F*に応じて制御対象のゲインG=A/B*が
大きく変化する。したがって、偏差増幅器5のゲインが
固定であると、周波数F*によって制御系の応答が大き
く変化し、例えば、制御対象のゲインGが最大のときに
偏差増幅器5のゲインを調整すると、ゲインGが小さく
なるほど制御系の応答も小さくなり、制御が非常に困難
になるという問題があった。
は、周波数F*に応じて制御対象のゲインG=A/B*が
大きく変化する。したがって、偏差増幅器5のゲインが
固定であると、周波数F*によって制御系の応答が大き
く変化し、例えば、制御対象のゲインGが最大のときに
偏差増幅器5のゲインを調整すると、ゲインGが小さく
なるほど制御系の応答も小さくなり、制御が非常に困難
になるという問題があった。
【0027】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、加振周波数に関係なく、制御系の応答を最適化
でき、また、応答性のよい振動制御装置を提供すること
を目的としている。
もので、加振周波数に関係なく、制御系の応答を最適化
でき、また、応答性のよい振動制御装置を提供すること
を目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明においては、振幅指令値
と周波数指令値に対応した交流制御信号を発生し、この
交流制御信号に応じた駆動電流を振動発生用モータに供
給する振動制御装置において、前記振動発生用モータに
接続された制御対象から制御量を検出する制御量検出手
段と、前記制御量の振幅を算出するフーリエ変換手段
と、前記フーリエ変換手段が算出した振幅と前記振幅指
令値との偏差を検出する偏差検出手段と、前記周波数指
令値および前記偏差検出手段の偏差に対応した交流制御
信号を発生するフーリエ逆変換手段と、前記制御対象の
前記周波数指令値に応じた利得特性の変化を打ち消すよ
うに、当該装置の利得を制御する利得制御手段とを具備
し、前記偏差が最小となるように制御を行うことを特徴
とする。
るために、請求項1記載の発明においては、振幅指令値
と周波数指令値に対応した交流制御信号を発生し、この
交流制御信号に応じた駆動電流を振動発生用モータに供
給する振動制御装置において、前記振動発生用モータに
接続された制御対象から制御量を検出する制御量検出手
段と、前記制御量の振幅を算出するフーリエ変換手段
と、前記フーリエ変換手段が算出した振幅と前記振幅指
令値との偏差を検出する偏差検出手段と、前記周波数指
令値および前記偏差検出手段の偏差に対応した交流制御
信号を発生するフーリエ逆変換手段と、前記制御対象の
前記周波数指令値に応じた利得特性の変化を打ち消すよ
うに、当該装置の利得を制御する利得制御手段とを具備
し、前記偏差が最小となるように制御を行うことを特徴
とする。
【0029】また、請求項2記載の発明においては、前
記利得制御手段を、前記制御対象の動作を決める定数と
前記周波数指令値とから前記制御対象の利得を算出し、
該制御対象の利得によって当該装置の利得を制御する制
御対象模擬手段から構成することを特徴とする。
記利得制御手段を、前記制御対象の動作を決める定数と
前記周波数指令値とから前記制御対象の利得を算出し、
該制御対象の利得によって当該装置の利得を制御する制
御対象模擬手段から構成することを特徴とする。
【0030】また、請求項3記載の発明においては、前
記利得制御手段を、予め、離散的な周波数指令値に対し
て、前記制御対象の利得の変化を記憶しておき、実際の
運転時には、前記周波数指令値に対応する前記制御対象
の利得によって当該装置の利得を制御する制御対象利得
発生手段から構成することを特徴とする。
記利得制御手段を、予め、離散的な周波数指令値に対し
て、前記制御対象の利得の変化を記憶しておき、実際の
運転時には、前記周波数指令値に対応する前記制御対象
の利得によって当該装置の利得を制御する制御対象利得
発生手段から構成することを特徴とする。
【0031】また、請求項4記載の発明においては、前
記周波数指令値の変化に比例させて前記利得制御手段に
よる制御を補正する利得生成手段を具備することを特徴
とする請求項1記載の振動制御装置。
記周波数指令値の変化に比例させて前記利得制御手段に
よる制御を補正する利得生成手段を具備することを特徴
とする請求項1記載の振動制御装置。
【0032】
【作用】利得制御手段によって、前記制御対象の周波数
指令値に応じた利得特性の変化を打ち消すように当該装
置の利得が制御される。したがって、制御系の特性は、
制御対象の利得特性に依存することなく、常に、当該装
置の利得によってのみ決定される。
指令値に応じた利得特性の変化を打ち消すように当該装
置の利得が制御される。したがって、制御系の特性は、
制御対象の利得特性に依存することなく、常に、当該装
置の利得によってのみ決定される。
【0033】
【実施例】 A.第1実施例の構成 次に図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。図1はこの発明の第1実施例の原理構成を示すブロ
ック図である。なお、図において前述した図17の各部
と対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略す
る。
る。図1はこの発明の第1実施例の原理構成を示すブロ
ック図である。なお、図において前述した図17の各部
と対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略す
る。
【0034】この第1実施例が図17に示す装置と異な
っている点は、偏差増幅器5のゲインをシミュレータ4
0によって制御している点にある。シミュレータ40
は、制御対象に関する定数Cと周波数F*とに基づい
て、前述した制御対象のゲイン特性を模擬することによ
って、制御対象のゲインG(=A/B*)の変化を打ち
消すように、その逆数である1/Gを乗算器41の一方
の入力端へ供給する。
っている点は、偏差増幅器5のゲインをシミュレータ4
0によって制御している点にある。シミュレータ40
は、制御対象に関する定数Cと周波数F*とに基づい
て、前述した制御対象のゲイン特性を模擬することによ
って、制御対象のゲインG(=A/B*)の変化を打ち
消すように、その逆数である1/Gを乗算器41の一方
の入力端へ供給する。
【0035】上記乗算器41の他方の入力端には、予め
設定されたゲインGcが供給されており、該ゲインGcと
上記ゲインGの逆数(1/G)とを乗算し、Gc/Gを
偏差増幅器5へ供給する。偏差増幅器5は、Gc/Gを
ゲインとして偏差検出器4の出力である偏差を増幅し、
新たな指令値B*としてフーリエ逆変換器3へ供給する
ようになっている。
設定されたゲインGcが供給されており、該ゲインGcと
上記ゲインGの逆数(1/G)とを乗算し、Gc/Gを
偏差増幅器5へ供給する。偏差増幅器5は、Gc/Gを
ゲインとして偏差検出器4の出力である偏差を増幅し、
新たな指令値B*としてフーリエ逆変換器3へ供給する
ようになっている。
【0036】このとき、周波数F*の振幅Aは、
【数14】 であり、ゆえに、振幅Aと振幅A*との比は、
【数15】 となる。すなわち、制御系のゲイン特性は、制御対象の
ゲインGに関係なく、予め設定されたゲインGcによっ
てのみ決定される。したがって、周波数F*に関係な
く、制御系の応答を常に最適化できる。
ゲインGに関係なく、予め設定されたゲインGcによっ
てのみ決定される。したがって、周波数F*に関係な
く、制御系の応答を常に最適化できる。
【0037】B.第1実施例の具体的構成 次に、第1実施例における制御系の具体的な構成を図2
を参照して説明する。図2は前述した図20に示す2慣
性ねじり振動系のモデルに基づく、第1実施例の振動制
御装置のブロック線図である。図において、シミュレー
タ40には、共振周波数Fn、共振倍率Q、慣性モーメ
ントの比H0、および周波数F0が供給されている。な
お、周波数F0は、モータ12を定格で回転させたとき
に、回転変動がどれだけ生じるかを示すパラメータであ
り、言い換えると制御系の能力を示すパラメータであ
る。この実施例では、周波数F0は、モータ単体のと
き、定格トルク振幅で定格速度振幅に加振させる値とし
ている。
を参照して説明する。図2は前述した図20に示す2慣
性ねじり振動系のモデルに基づく、第1実施例の振動制
御装置のブロック線図である。図において、シミュレー
タ40には、共振周波数Fn、共振倍率Q、慣性モーメ
ントの比H0、および周波数F0が供給されている。な
お、周波数F0は、モータ12を定格で回転させたとき
に、回転変動がどれだけ生じるかを示すパラメータであ
り、言い換えると制御系の能力を示すパラメータであ
る。この実施例では、周波数F0は、モータ単体のと
き、定格トルク振幅で定格速度振幅に加振させる値とし
ている。
【0038】一般に、図示のバネ定数K,粘性減衰係数
Dにより制御対象をシミュレーションできるが、このバ
ネ定数K,粘性減衰係数Dを数値として与えることは困
難であるため、本実施例では、モータイナーシャJM,
負荷イナーシャJL,バネ定数K,粘性減衰係数Dに代
えて、上記共振周波数Fn、共振倍率Q、慣性モーメン
ト比H0、周波数F0によって制御対象をシミュレーショ
ンするようになっている。ここで、上記共振周波数
Fn、共振倍率Q、慣性モーメント比H0、周波数F
0と、モータイナーシャJM,負荷イナーシャJL,バネ
定数K,粘性減衰係数Dとの関係を示す。
Dにより制御対象をシミュレーションできるが、このバ
ネ定数K,粘性減衰係数Dを数値として与えることは困
難であるため、本実施例では、モータイナーシャJM,
負荷イナーシャJL,バネ定数K,粘性減衰係数Dに代
えて、上記共振周波数Fn、共振倍率Q、慣性モーメン
ト比H0、周波数F0によって制御対象をシミュレーショ
ンするようになっている。ここで、上記共振周波数
Fn、共振倍率Q、慣性モーメント比H0、周波数F
0と、モータイナーシャJM,負荷イナーシャJL,バネ
定数K,粘性減衰係数Dとの関係を示す。
【0039】
【数16】
【数17】
【数18】
【数19】 なお、上記共振周波数Fn、共振倍率Qは実測により簡
単に求められる値である。
単に求められる値である。
【0040】シミュレータ40は、上記共振周波数
Fn、共振倍率Q、慣性モーメント比H0、周波数F0、
および周波数F*から次式に従って、トルク加振時の制
御対象ゲインGT’、速度加振時の制御対象ゲインG
ω’の逆数である1/Gω’、1/GT’を算出し、切
り換えスイッチSW1に供給する。
Fn、共振倍率Q、慣性モーメント比H0、周波数F0、
および周波数F*から次式に従って、トルク加振時の制
御対象ゲインGT’、速度加振時の制御対象ゲインG
ω’の逆数である1/Gω’、1/GT’を算出し、切
り換えスイッチSW1に供給する。
【数20】
【数21】
【0041】切り換えスイッチSW1には、トルク加振
を行うか、あるいは速度加振を行うかを決定する切り換
え信号SSが供給されており、該切り換え信号SSに応
じて上記ゲインGω’の逆数(1/Gω’)、またはゲ
インGT’の逆数(1/GT’)のいずれか一方(総称し
て逆数1/Gという)を偏差増幅器5へ供給する。
を行うか、あるいは速度加振を行うかを決定する切り換
え信号SSが供給されており、該切り換え信号SSに応
じて上記ゲインGω’の逆数(1/Gω’)、またはゲ
インGT’の逆数(1/GT’)のいずれか一方(総称し
て逆数1/Gという)を偏差増幅器5へ供給する。
【0042】また、本第1実施例では、偏差増幅器5を
PI(比例積分)制御による偏差増幅器から構成してい
る。具体的には、偏差増幅器5は、乗算器5a,5b、
乗算器5c,5d、積分器5e、および加算器5fから
構成されている。乗算器5aには、その一方の入力端に
上記シミュレータからの逆数(1/G)が供給されてお
り、他方の入力端に比例項のパラメータPが供給されて
いる。該乗算器5aは、逆数(1/G)とパラメータP
とを乗算することにより、パラメータPを制御対象が周
波数F*に応じてとり得るゲインに応じて制御し、これ
をパラメータP’として乗算器5cの一方の入力端へ供
給する。
PI(比例積分)制御による偏差増幅器から構成してい
る。具体的には、偏差増幅器5は、乗算器5a,5b、
乗算器5c,5d、積分器5e、および加算器5fから
構成されている。乗算器5aには、その一方の入力端に
上記シミュレータからの逆数(1/G)が供給されてお
り、他方の入力端に比例項のパラメータPが供給されて
いる。該乗算器5aは、逆数(1/G)とパラメータP
とを乗算することにより、パラメータPを制御対象が周
波数F*に応じてとり得るゲインに応じて制御し、これ
をパラメータP’として乗算器5cの一方の入力端へ供
給する。
【0043】また、乗算器5bには、その一方の入力端
に上記逆数(1/G)が供給されており、他方の入力端
に積分項のパラメータIが供給されている。該乗算器5
bは、逆数(1/G)とパラメータIとを乗算すること
により、パラメータIを制御対象が周波数F*に応じて
とり得るゲインに応じて制御し、これをパラメータI’
として乗算器5dの一方の入力端へ供給する。
に上記逆数(1/G)が供給されており、他方の入力端
に積分項のパラメータIが供給されている。該乗算器5
bは、逆数(1/G)とパラメータIとを乗算すること
により、パラメータIを制御対象が周波数F*に応じて
とり得るゲインに応じて制御し、これをパラメータI’
として乗算器5dの一方の入力端へ供給する。
【0044】次に、上記乗算器5cには、その他方の入
力端に偏差検出器4からの偏差が供給されており、該偏
差を上記パラメータP’により制御して加算器5fの一
方の入力端へ供給する。また、乗算器5dには、上記乗
算器5cと同様に、その他方の入力端に偏差検出器4か
らの偏差が供給されており、該偏差を上記パラメータ
I’により制御して積分器5eへ供給する。積分器5e
は、制御された偏差を積分し、加算器5fの他方の入力
端へ供給する。
力端に偏差検出器4からの偏差が供給されており、該偏
差を上記パラメータP’により制御して加算器5fの一
方の入力端へ供給する。また、乗算器5dには、上記乗
算器5cと同様に、その他方の入力端に偏差検出器4か
らの偏差が供給されており、該偏差を上記パラメータ
I’により制御して積分器5eへ供給する。積分器5e
は、制御された偏差を積分し、加算器5fの他方の入力
端へ供給する。
【0045】上記加算器5fは、偏差に応じてパラメー
タP’およびパラメータI’によりゲイン調整された新
たな指令値B*を算出し、これをフーリエ逆変換器3に
供給するようになっている。すなわち、シミュレータ4
0は、制御対象に関する容易に設定可能な定数C(共振
周波数Fn、共振倍率Q、慣性モーメント比H0、周波数
F0)と周波数F*とから、制御対象がとるであろうゲイ
ンG(GT’,Gω’)の逆数(1/G)を算出し、該
逆数(1/G)によって偏差増幅器5におけるパラメー
タP,Iを制御することにより、偏差増幅器5のゲイン
を変更するようになっている。したがって、当該振動制
御装置は、周波数F*に関係なく、制御系の応答を常に
最適化できる。
タP’およびパラメータI’によりゲイン調整された新
たな指令値B*を算出し、これをフーリエ逆変換器3に
供給するようになっている。すなわち、シミュレータ4
0は、制御対象に関する容易に設定可能な定数C(共振
周波数Fn、共振倍率Q、慣性モーメント比H0、周波数
F0)と周波数F*とから、制御対象がとるであろうゲイ
ンG(GT’,Gω’)の逆数(1/G)を算出し、該
逆数(1/G)によって偏差増幅器5におけるパラメー
タP,Iを制御することにより、偏差増幅器5のゲイン
を変更するようになっている。したがって、当該振動制
御装置は、周波数F*に関係なく、制御系の応答を常に
最適化できる。
【0046】なお、図中の45におけるブロックの符号
KTもしくはKωは、これらブロックの左側と右側との
間で、双方の単位系を変換する係数であり、46は自動
車のトランスミッション等を制御ブロックで表したもの
である。そして、本実施例では、回転角速度ωMとトル
クTKとを制御対象からフィードバックしており、いず
れか一方を制御量aとして取り出すべく、切り換えスイ
ッチSW2へ供給されている。切り換えスイッチSW2
は、前述した切り換え信号SSに応じて、切り換えスイ
ッチSW1と連動するようになっており、トルク加振を
行う場合には、トルクTKをフィードバックし、速度加
振を行う場合には回転角速度ωMをフィードバックし
て、フーリエ変換器2へ供給するようになっている。
KTもしくはKωは、これらブロックの左側と右側との
間で、双方の単位系を変換する係数であり、46は自動
車のトランスミッション等を制御ブロックで表したもの
である。そして、本実施例では、回転角速度ωMとトル
クTKとを制御対象からフィードバックしており、いず
れか一方を制御量aとして取り出すべく、切り換えスイ
ッチSW2へ供給されている。切り換えスイッチSW2
は、前述した切り換え信号SSに応じて、切り換えスイ
ッチSW1と連動するようになっており、トルク加振を
行う場合には、トルクTKをフィードバックし、速度加
振を行う場合には回転角速度ωMをフィードバックし
て、フーリエ変換器2へ供給するようになっている。
【0047】C.第1実施例のシミュレータの構成 次に、上述したシミュレータ40の構成について図3を
参照して説明する。図3はシミュレータの構成を示すブ
ロック図である。図において、乗算器50は共振周波数
Fnを2乗して「Fn 2」とし、減算器52の一方の入力
端(+側)へ供給するとともに、乗算器64および乗算
器69の一方の入力端へ供給する。次に、乗算器51は
周波数F*を2乗して「F*2」とし、減算器52の他方
の入力端(−側)へ供給するとともに、減算器70の一
方の入力端(−側)へ供給する。減算器52は、上記
「Fn 2」から「F*2」を減算し、この結果を乗算器53
の入力端の双方に供給する。乗算器53は「Fn 2−
F*2」を2乗して、これを「(Fn 2−F*2)2」として
加算器60の一方の入力端へ供給する。
参照して説明する。図3はシミュレータの構成を示すブ
ロック図である。図において、乗算器50は共振周波数
Fnを2乗して「Fn 2」とし、減算器52の一方の入力
端(+側)へ供給するとともに、乗算器64および乗算
器69の一方の入力端へ供給する。次に、乗算器51は
周波数F*を2乗して「F*2」とし、減算器52の他方
の入力端(−側)へ供給するとともに、減算器70の一
方の入力端(−側)へ供給する。減算器52は、上記
「Fn 2」から「F*2」を減算し、この結果を乗算器53
の入力端の双方に供給する。乗算器53は「Fn 2−
F*2」を2乗して、これを「(Fn 2−F*2)2」として
加算器60の一方の入力端へ供給する。
【0048】また、乗算器54は、共振周波数Fnと周
波数F*とを乗算し、これを除算器55の被除算入力端
に供給する。該除算器55には、共振倍率Qが供給され
ており、上記「Fn・F*」を共振倍率Qによって除算
し、「Fn・F*/Q」を算出して、この結果を乗算器5
6および乗算器72の一方の入力端へ供給する。乗算器
56は上記「Fn・F*/Q」を2乗して、これを「(F
n・F*/Q)2」として上述した加算器60の他方の入力
端へ供給する。
波数F*とを乗算し、これを除算器55の被除算入力端
に供給する。該除算器55には、共振倍率Qが供給され
ており、上記「Fn・F*」を共振倍率Qによって除算
し、「Fn・F*/Q」を算出して、この結果を乗算器5
6および乗算器72の一方の入力端へ供給する。乗算器
56は上記「Fn・F*/Q」を2乗して、これを「(F
n・F*/Q)2」として上述した加算器60の他方の入力
端へ供給する。
【0049】加算器60は、上記「(Fn 2−F*2)2」
と、「(Fn・F*/Q)2」とを加算し、「(Fn 2−F
*2)2+(Fn・F*/Q)2」を算出し、これを平方根算
出器62へ供給する。平方根算出器62は、上記「(F
n 2−F*2)2+(Fn・F*/Q)2」の平方根をとること
により、前述した数20の分母、すなわち「√{(Fn 2
−F*2)2+(Fn・F*/Q)2}」を算出して、これを
除算器65および乗算器77の一方の入力端へ供給す
る。
と、「(Fn・F*/Q)2」とを加算し、「(Fn 2−F
*2)2+(Fn・F*/Q)2」を算出し、これを平方根算
出器62へ供給する。平方根算出器62は、上記「(F
n 2−F*2)2+(Fn・F*/Q)2」の平方根をとること
により、前述した数20の分母、すなわち「√{(Fn 2
−F*2)2+(Fn・F*/Q)2}」を算出して、これを
除算器65および乗算器77の一方の入力端へ供給す
る。
【0050】次に、乗算器64は、慣性モーメント比H
0と、上述した乗算器50の出力である「Fn 2」とを乗
算し、数20の分子、すなわち「H0・Fn 2」を算出し
て、これを除算器65の他方の入力端(x側)へ供給す
る。除算器65は、上記「√{(Fn 2−F*2)2+(Fn
・F*/Q)2}」を「H0・Fn 2」によって除算すること
により、制御対象のゲインGT’の逆数(1/GT’)を
算出して出力する。
0と、上述した乗算器50の出力である「Fn 2」とを乗
算し、数20の分子、すなわち「H0・Fn 2」を算出し
て、これを除算器65の他方の入力端(x側)へ供給す
る。除算器65は、上記「√{(Fn 2−F*2)2+(Fn
・F*/Q)2}」を「H0・Fn 2」によって除算すること
により、制御対象のゲインGT’の逆数(1/GT’)を
算出して出力する。
【0051】次に、減算器66は、一方の入力端(+
側)に供給される定数、「1」から慣性モーメント比H
0を減算して「1−H0」を算出し、これを乗算器69の
他方の入力端に供給するとともに、乗算器72の他方の
入力端へ供給する。乗算器69は、上述した「Fn 2」と
上記「1−H0」とを乗算して「(1−H0)Fn 2」を算
出し、これを減算器70の他方の入力端(+側)に供給
する。
側)に供給される定数、「1」から慣性モーメント比H
0を減算して「1−H0」を算出し、これを乗算器69の
他方の入力端に供給するとともに、乗算器72の他方の
入力端へ供給する。乗算器69は、上述した「Fn 2」と
上記「1−H0」とを乗算して「(1−H0)Fn 2」を算
出し、これを減算器70の他方の入力端(+側)に供給
する。
【0052】減算器70は、上記「(1−H0)Fn 2」か
ら上述した「F*2」を減算することにより、「(1−H
0)Fn 2−F*2」を算出し、これを乗算器71の双方の入
力端へ供給する。乗算器71は、上記「(1−H0)Fn 2
−F*2」を2乗することにより、前述した数21に示す
分子の平方根内の左辺、すなわち「{(1−H0)Fn 2−
F*2}2」を算出し、これを加算器74の一方の入力端
へ供給する。
ら上述した「F*2」を減算することにより、「(1−H
0)Fn 2−F*2」を算出し、これを乗算器71の双方の入
力端へ供給する。乗算器71は、上記「(1−H0)Fn 2
−F*2」を2乗することにより、前述した数21に示す
分子の平方根内の左辺、すなわち「{(1−H0)Fn 2−
F*2}2」を算出し、これを加算器74の一方の入力端
へ供給する。
【0053】また、乗算器72は、上記「(1−H0)」
と「Fn・F*/Q」とを乗算することにより、「(1−
H0)・Fn・F*/Q」を算出し、これを乗算器73の双
方の入力端へ供給する。乗算器73は上記「(1−H0)
・Fn・F*/Q」を2乗して、数21に示す分子の平方
根内の右辺、すなわち「{(1−H0)・Fn・F*/Q}
2」を算出し、これを加算器74の他方の入力端へ供給
する。加算器74は、上記「{(1−H0)Fn 2−F*2}
2」と「{(1−H0)・Fn・F*/Q}2」とを加算し、
「{(1−H0)Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn・F
*/Q}2」を算出して平方根算出器75へ供給する。
と「Fn・F*/Q」とを乗算することにより、「(1−
H0)・Fn・F*/Q」を算出し、これを乗算器73の双
方の入力端へ供給する。乗算器73は上記「(1−H0)
・Fn・F*/Q」を2乗して、数21に示す分子の平方
根内の右辺、すなわち「{(1−H0)・Fn・F*/Q}
2」を算出し、これを加算器74の他方の入力端へ供給
する。加算器74は、上記「{(1−H0)Fn 2−F*2}
2」と「{(1−H0)・Fn・F*/Q}2」とを加算し、
「{(1−H0)Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn・F
*/Q}2」を算出して平方根算出器75へ供給する。
【0054】平方根算出器75は、上記「{(1−H0)
Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn・F*/Q}2」の平
方根をとることにより、数21の分子、すなわち「√
{{(1−H0)Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn・F
*/Q}2}」を算出して、これを乗算器76の一方の入
力端へ供給する。乗算器76の他方の入力端には、周波
数F0が供給されており、該乗算器76は周波数F0と
「√{{(1−H0)Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn
・F*/Q}2}」とを乗算し、これを除算器78の一方
の入力端(x側)へ供給する。
Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn・F*/Q}2」の平
方根をとることにより、数21の分子、すなわち「√
{{(1−H0)Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn・F
*/Q}2}」を算出して、これを乗算器76の一方の入
力端へ供給する。乗算器76の他方の入力端には、周波
数F0が供給されており、該乗算器76は周波数F0と
「√{{(1−H0)Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn
・F*/Q}2}」とを乗算し、これを除算器78の一方
の入力端(x側)へ供給する。
【0055】一方、前述した乗算器77は、「√{(F
n 2−F*2)2+(Fn・F*/Q)2}」、すなわち数21
の右側の分母と、周波数F*とを乗算し、これを上記除
算器78の他方の入力端(y側)へ供給する。除算器7
8は、上記乗算結果である「F*・√{(Fn 2−F*2)2
+(Fn・F*/Q)2}」を、上記「F0・√{{(1−
H0)Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn・F*/
Q}2}」により除算することにより、制御対象のゲイ
ンGω’の逆数(1/Gω’)を算出して出力する。
n 2−F*2)2+(Fn・F*/Q)2}」、すなわち数21
の右側の分母と、周波数F*とを乗算し、これを上記除
算器78の他方の入力端(y側)へ供給する。除算器7
8は、上記乗算結果である「F*・√{(Fn 2−F*2)2
+(Fn・F*/Q)2}」を、上記「F0・√{{(1−
H0)Fn 2−F*2}2+{(1−H0)・Fn・F*/
Q}2}」により除算することにより、制御対象のゲイ
ンGω’の逆数(1/Gω’)を算出して出力する。
【0056】このように、本第1の実施例におけるシミ
ュレータ40は、共振周波数Fn、共振倍率Q、慣性モ
ーメント比H0、周波数F0、および周波数F*に従っ
て、ゲインGT’の逆数(1/GT’)、およびゲインG
ω’の逆数(1/Gω’)を算出するようになってい
る。
ュレータ40は、共振周波数Fn、共振倍率Q、慣性モ
ーメント比H0、周波数F0、および周波数F*に従っ
て、ゲインGT’の逆数(1/GT’)、およびゲインG
ω’の逆数(1/Gω’)を算出するようになってい
る。
【0057】D.第1実施例の動作 次に、上述した第1実施例の構成による動作について説
明する。まず、シミュレータ40以外の部分の動作は、
図17に示す装置と同様である。ただし、シミュレータ
による処理により、以下の点で異なっている。
明する。まず、シミュレータ40以外の部分の動作は、
図17に示す装置と同様である。ただし、シミュレータ
による処理により、以下の点で異なっている。
【0058】まず、当該第1実施例においては、振幅指
令値A*、ゲインGc、制御対象の定数C(共振周波数F
n、共振倍率Q、慣性モーメント比H0、周波数F0)、
周波数F*、およびトルク加振、速度加振のいずれの制
御を行うかを示す切り換え信号SSが制御装置1へ供給
される。例えば、トルク加振を行う場合には、切り換え
スイッチSW1は1/GT’側へ投入され、切り換えス
イッチSW2は制御量aT側へ投入される。したがっ
て、制御装置1へフィードバックされる制御量aは「a
T」、すなわち検出軸トルクとなる。
令値A*、ゲインGc、制御対象の定数C(共振周波数F
n、共振倍率Q、慣性モーメント比H0、周波数F0)、
周波数F*、およびトルク加振、速度加振のいずれの制
御を行うかを示す切り換え信号SSが制御装置1へ供給
される。例えば、トルク加振を行う場合には、切り換え
スイッチSW1は1/GT’側へ投入され、切り換えス
イッチSW2は制御量aT側へ投入される。したがっ
て、制御装置1へフィードバックされる制御量aは「a
T」、すなわち検出軸トルクとなる。
【0059】一方、シミュレータ40では、制御対象の
定数Cとして供給される共振周波数Fn、共振倍率Q、
慣性モーメント比H0、周波数F0、および指令値として
の周波数F*に応じて、前述した数20に基づいて制御
対象のゲインGT’の逆数(1/GT’)を算出するとと
もに、数21に基づいて制御対象のゲインGω’の逆数
(1/Gω’)を算出し、切り換えスイッチSW1へ送
出する。
定数Cとして供給される共振周波数Fn、共振倍率Q、
慣性モーメント比H0、周波数F0、および指令値として
の周波数F*に応じて、前述した数20に基づいて制御
対象のゲインGT’の逆数(1/GT’)を算出するとと
もに、数21に基づいて制御対象のゲインGω’の逆数
(1/Gω’)を算出し、切り換えスイッチSW1へ送
出する。
【0060】この場合、切り換えスイッチSW1は1/
GT’側へ投入されているので、偏差増幅器5へは逆数
(1/GT’)が供給される。そして、偏差増幅器5で
は、比例項のパラメータPおよび積分項のパラメータI
を、制御対象が周波数F*に応じてとり得るゲインGの
逆数(1/GT’)により制御し、これを乗算器5c,
5dへ供給する。したがって、偏差増幅器5のゲイン
は、シミュレータ40によって算出した逆数(1/
GT’)に応じて変更されるため、制御系の応答は、周
波数F*に依存せずに、常に最適なものとなる。
GT’側へ投入されているので、偏差増幅器5へは逆数
(1/GT’)が供給される。そして、偏差増幅器5で
は、比例項のパラメータPおよび積分項のパラメータI
を、制御対象が周波数F*に応じてとり得るゲインGの
逆数(1/GT’)により制御し、これを乗算器5c,
5dへ供給する。したがって、偏差増幅器5のゲイン
は、シミュレータ40によって算出した逆数(1/
GT’)に応じて変更されるため、制御系の応答は、周
波数F*に依存せずに、常に最適なものとなる。
【0061】一方、速度加振を行う場合には、切り換え
信号SSによって、切り換えスイッチSW1は1/G
ω’側へ投入され、切り替えスイッチSW2は制御量a
ω側へ投入される。したがって、制御装置1へフィード
バックされる制御量aは「aω」、すなわち検出軸角速
度となる。
信号SSによって、切り換えスイッチSW1は1/G
ω’側へ投入され、切り替えスイッチSW2は制御量a
ω側へ投入される。したがって、制御装置1へフィード
バックされる制御量aは「aω」、すなわち検出軸角速
度となる。
【0062】一方、シミュレータ40では、制御対象の
定数Cとして供給される共振周波数Fn、共振倍率Q、
慣性モーメント比H0、周波数F0、および指令値として
の周波数F*に応じて、前述した数20に基づいて制御
対象のゲインGT’の逆数(1/GT’)を算出するとと
もに、数21に基づいて制御対象のゲインGω’の逆数
(1/Gω’)を算出し、切り換えスイッチSW1へ送
出する。
定数Cとして供給される共振周波数Fn、共振倍率Q、
慣性モーメント比H0、周波数F0、および指令値として
の周波数F*に応じて、前述した数20に基づいて制御
対象のゲインGT’の逆数(1/GT’)を算出するとと
もに、数21に基づいて制御対象のゲインGω’の逆数
(1/Gω’)を算出し、切り換えスイッチSW1へ送
出する。
【0063】この場合、切り換えスイッチSW1は1/
Gω’側へ投入されているので、偏差増幅器5へは逆数
(1/Gω’)が供給される。そして、偏差増幅器5で
は、比例項のパラメータPおよび積分項のパラメータI
を、制御対象が周波数F*に応じてとり得るゲインGω
の逆数(1/Gω’)により制御し、これを乗算器5
c,5dへ供給する。したがって、偏差増幅器5のゲイ
ンは、シミュレータ40によって算出した逆数(1/G
ω’)に応じて変更されるため、制御系の応答は、加振
周波数F*に依存せずに、常に最適なものとなる。
Gω’側へ投入されているので、偏差増幅器5へは逆数
(1/Gω’)が供給される。そして、偏差増幅器5で
は、比例項のパラメータPおよび積分項のパラメータI
を、制御対象が周波数F*に応じてとり得るゲインGω
の逆数(1/Gω’)により制御し、これを乗算器5
c,5dへ供給する。したがって、偏差増幅器5のゲイ
ンは、シミュレータ40によって算出した逆数(1/G
ω’)に応じて変更されるため、制御系の応答は、加振
周波数F*に依存せずに、常に最適なものとなる。
【0064】E.第1実施例の変形例 図4は、上述した第1実施例の変形例の構成を示すブロ
ック図である。なお、図において前述した図2と対応す
る部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図2に
示す第1実施例の構成では、振幅Aの検出に加振波形の
一周期以上の時間を必要とするため、フィードバック制
御にはそれ以上の時間が必要となる。そこで、図4に示
す変形例では、シミュレータが算出した制御対象のゲイ
ンG(GT’,Gω’)と、振幅指令値A*から操作量B
*を与えるフィードフォワード制御を付加することによ
り、即応性を高めている。
ック図である。なお、図において前述した図2と対応す
る部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図2に
示す第1実施例の構成では、振幅Aの検出に加振波形の
一周期以上の時間を必要とするため、フィードバック制
御にはそれ以上の時間が必要となる。そこで、図4に示
す変形例では、シミュレータが算出した制御対象のゲイ
ンG(GT’,Gω’)と、振幅指令値A*から操作量B
*を与えるフィードフォワード制御を付加することによ
り、即応性を高めている。
【0065】具体的には、図4に示すように、振幅指令
値A*を、乗算器60を介して与える経路と、PI偏差
増幅器(5a〜5f)を介して与える経路とを設けてい
る。乗算器60側の経路では、振幅指令値A*のゲイン
を、シミュレータ40によって算出された制御対象のゲ
インG(GT’,Gω’)の逆数(1/G;1/GT’,
1/Gω’)によって直接制御して、加算器61の一方
の入力端へ供給している。一方、PI偏差増幅器側の経
路では、前述した図2の構成と同様に、PI偏差増幅器
(5a〜5f)において、偏差検出器4が出力する偏差
のゲインを、シミュレータ40によって算出された制御
対象のゲインGの逆数(1/GT’,1/Gω’)によ
って制御して、加算器61の他方の入力端へ供給してい
る。
値A*を、乗算器60を介して与える経路と、PI偏差
増幅器(5a〜5f)を介して与える経路とを設けてい
る。乗算器60側の経路では、振幅指令値A*のゲイン
を、シミュレータ40によって算出された制御対象のゲ
インG(GT’,Gω’)の逆数(1/G;1/GT’,
1/Gω’)によって直接制御して、加算器61の一方
の入力端へ供給している。一方、PI偏差増幅器側の経
路では、前述した図2の構成と同様に、PI偏差増幅器
(5a〜5f)において、偏差検出器4が出力する偏差
のゲインを、シミュレータ40によって算出された制御
対象のゲインGの逆数(1/GT’,1/Gω’)によ
って制御して、加算器61の他方の入力端へ供給してい
る。
【0066】加算器61は、シミュレータ40によって
ゲイン制御された振幅指令値A*と、やはりシミュレー
タによってゲイン制御された偏差とを加算し、これを新
たな指令値B*としてフーリエ逆変換器3へ供給するよ
うになっている。上述した構成においては、振幅指令値
A*をシミュレータ40が算出した、制御対象のゲイン
Gの逆数(1/G)によって、直接、新たな指令値B*
(すなわち、操作量b*)を決定するため、瞬時の応答
が可能となっている。
ゲイン制御された振幅指令値A*と、やはりシミュレー
タによってゲイン制御された偏差とを加算し、これを新
たな指令値B*としてフーリエ逆変換器3へ供給するよ
うになっている。上述した構成においては、振幅指令値
A*をシミュレータ40が算出した、制御対象のゲイン
Gの逆数(1/G)によって、直接、新たな指令値B*
(すなわち、操作量b*)を決定するため、瞬時の応答
が可能となっている。
【0067】F.第2実施例の構成 図5は、この発明の第2実施例の構成を示すブロック図
である。なお、図において前述した図1と対応する部分
には同一の符号を付けて説明を省略する。
である。なお、図において前述した図1と対応する部分
には同一の符号を付けて説明を省略する。
【0068】前述した第1実施例では、制御対象の定数
Cを予め設定する必要がある。特に、共振周波数Fn、
共振倍率Qを予め測定しておく必要がある。また、制御
対象が変わった場合には、上記定数Cを新たな制御対象
に対応させるべく変更する必要がある。また、慣性系が
3つ以上の場合には、共振点が複数になり、周波数帯域
が広くなるため、モデル化が難しくなり、シミュレータ
40に必要とされるパラメータも増加する。さらに、シ
ミュレータ40による演算誤差により共振点がずれる
と、制御系が発振してしまう可能性があるため、共振点
を厳密に予測する必要がある。しかし、共振点を正確に
予測することは難しい。
Cを予め設定する必要がある。特に、共振周波数Fn、
共振倍率Qを予め測定しておく必要がある。また、制御
対象が変わった場合には、上記定数Cを新たな制御対象
に対応させるべく変更する必要がある。また、慣性系が
3つ以上の場合には、共振点が複数になり、周波数帯域
が広くなるため、モデル化が難しくなり、シミュレータ
40に必要とされるパラメータも増加する。さらに、シ
ミュレータ40による演算誤差により共振点がずれる
と、制御系が発振してしまう可能性があるため、共振点
を厳密に予測する必要がある。しかし、共振点を正確に
予測することは難しい。
【0069】そこで、当該第2実施例では、第1実施例
に対して、制御対象の加振周波数対ゲイン特性に関する
パラメータを実際の制御対象に即して予め取り込み、実
際の運転時には、この取り込んだパラメータに応じて振
幅指令値A*のゲインを制御するようにしている。
に対して、制御対象の加振周波数対ゲイン特性に関する
パラメータを実際の制御対象に即して予め取り込み、実
際の運転時には、この取り込んだパラメータに応じて振
幅指令値A*のゲインを制御するようにしている。
【0070】この第2実施例の構成は、図5に示すよう
に、図1に示すシミュレータ40に代えて、ゲイン調整
器85を備えていることにある。当該第2実施例では、
制御対象のゲイン特性を取り込む調整モードと、この取
り込んだゲイン特性に基づいて制御対象を加振制御する
運転モードがある。図において、80は、除算器であ
り、調整モードにおいて、偏差増幅器5が出力する指令
値B*を、フーリエ変換器2が出力する振幅Aで除算
し、B*/Aとしてローパスフィルタ81へ出力する。
ローパスフィルタ81は、上記B*/Aをフィルタリン
グして、制御対象のゲインの逆数(1/G)としてゲイ
ン調整器85へ供給する。
に、図1に示すシミュレータ40に代えて、ゲイン調整
器85を備えていることにある。当該第2実施例では、
制御対象のゲイン特性を取り込む調整モードと、この取
り込んだゲイン特性に基づいて制御対象を加振制御する
運転モードがある。図において、80は、除算器であ
り、調整モードにおいて、偏差増幅器5が出力する指令
値B*を、フーリエ変換器2が出力する振幅Aで除算
し、B*/Aとしてローパスフィルタ81へ出力する。
ローパスフィルタ81は、上記B*/Aをフィルタリン
グして、制御対象のゲインの逆数(1/G)としてゲイ
ン調整器85へ供給する。
【0071】上記ゲイン調整器85は、RAM、EPR
OMなどの書き込み可能な半導体メモリなどの記憶部
と、離散値を線形補間する補間部とから構成されており
(図示略)、制御系の調整モードにおいては、所定の周
波数間隔で供給される周波数F*毎に、上記ローパルフ
ィルタ81の出力であるゲインの逆数(1/G)=B*
/Aを上記記憶部に記憶するとともに、制御系の運転モ
ードにおいては、外部から供給される周波数F*に対応
するゲインの逆数(1/G)を記憶部から読み出し、こ
の逆数(1/G)に基づいて周波数F*のゲイン(1/
G’)を算出し、乗算器86の一方の入力端へ供給する
ようになっている。なお、周波数F*をF1 *,F2 *,
…,Fn *と変更すると、各周波数毎に、制御系のパラメ
ータである指令値B*は、B1 *,B2 *,…,Bn *とな
り、制御対象からフィードバックされる振幅Aは、
A1,A2,…,Anとなる。したがって、記憶部には、
B*/Aとして、B1 */A1,B2 */A2,…,Bn */An
が記憶される。
OMなどの書き込み可能な半導体メモリなどの記憶部
と、離散値を線形補間する補間部とから構成されており
(図示略)、制御系の調整モードにおいては、所定の周
波数間隔で供給される周波数F*毎に、上記ローパルフ
ィルタ81の出力であるゲインの逆数(1/G)=B*
/Aを上記記憶部に記憶するとともに、制御系の運転モ
ードにおいては、外部から供給される周波数F*に対応
するゲインの逆数(1/G)を記憶部から読み出し、こ
の逆数(1/G)に基づいて周波数F*のゲイン(1/
G’)を算出し、乗算器86の一方の入力端へ供給する
ようになっている。なお、周波数F*をF1 *,F2 *,
…,Fn *と変更すると、各周波数毎に、制御系のパラメ
ータである指令値B*は、B1 *,B2 *,…,Bn *とな
り、制御対象からフィードバックされる振幅Aは、
A1,A2,…,Anとなる。したがって、記憶部には、
B*/Aとして、B1 */A1,B2 */A2,…,Bn */An
が記憶される。
【0072】また、上記周波数F*は、制御系の運転時
には連続的に変化するので、周波数F*に応じたデータ
を出力するため、すなわちサンプリングしなかった値に
対しても適切なゲインの逆数(1/G)を出力するため
には、調整時において取り込んだ離散的なパラメータB
1 */A1=1/G1,B2 */A2=1/G2,…,Bn */A
n=1/Gn間を線形補間するようになっている。
には連続的に変化するので、周波数F*に応じたデータ
を出力するため、すなわちサンプリングしなかった値に
対しても適切なゲインの逆数(1/G)を出力するため
には、調整時において取り込んだ離散的なパラメータB
1 */A1=1/G1,B2 */A2=1/G2,…,Bn */A
n=1/Gn間を線形補間するようになっている。
【0073】また、図5に示すように、本第2実施例で
は、振動系においては、過渡的な領域で制御装置のゲイ
ンを決定することは好ましくないため、偏差eが所定の
値e0より小さくなった時間が、所定の時間T0秒間続く
と、定常状態であると判断して、指令値B*および振幅
Aをゲイン調整器85へ取り込むように、偏差eを判定
信号として参照している。
は、振動系においては、過渡的な領域で制御装置のゲイ
ンを決定することは好ましくないため、偏差eが所定の
値e0より小さくなった時間が、所定の時間T0秒間続く
と、定常状態であると判断して、指令値B*および振幅
Aをゲイン調整器85へ取り込むように、偏差eを判定
信号として参照している。
【0074】次に、上記乗算器86の他方の入力端に
は、予め設定されたゲインGcが供給されており、該乗
算器86は、上記ゲインGcに、上記ゲイン(1/
G’)を乗算することにより、ゲインGcを補正して偏
差増幅器5へ供給する。偏差増幅器5は、上記補正され
たゲイン(Gc/G’)に応じて偏差eを増幅して指令
値B*としてフーリエ逆変換3へ出力する。すなわち、
上記ゲイン(1/G’)は、制御対象のゲインG(=A
/B*)の逆数(1/G)に基づいて算出された値であ
り、図23もしくは図25に示す制御対象のゲイン特性
を打ち消すようになっている。したがって、上記ゲイン
(1/G’)により偏差増幅器5のゲインを制御すれ
ば、周波数F*に応じて変化する制御対象のゲイン特性
に関係なく、安定した加振制御が行える。
は、予め設定されたゲインGcが供給されており、該乗
算器86は、上記ゲインGcに、上記ゲイン(1/
G’)を乗算することにより、ゲインGcを補正して偏
差増幅器5へ供給する。偏差増幅器5は、上記補正され
たゲイン(Gc/G’)に応じて偏差eを増幅して指令
値B*としてフーリエ逆変換3へ出力する。すなわち、
上記ゲイン(1/G’)は、制御対象のゲインG(=A
/B*)の逆数(1/G)に基づいて算出された値であ
り、図23もしくは図25に示す制御対象のゲイン特性
を打ち消すようになっている。したがって、上記ゲイン
(1/G’)により偏差増幅器5のゲインを制御すれ
ば、周波数F*に応じて変化する制御対象のゲイン特性
に関係なく、安定した加振制御が行える。
【0075】G.第2実施例の動作 まず、予め、制御対象の加振周波数対ゲイン特性に関す
るパラメータである指令値B*、および制御対象からフ
ィードバックされる振幅Aに基づく制御対象のゲイン特
性をゲイン調整器85に取り込むために、指示信号SS
1をゲイン調整器85に供給して調整モードに設定し、
図6に示す処理を実行する。まず、ステップSA1にお
いて、予め設定された値をゲイン(1/G’)として、
乗算器86へ出力する。次に、ステップSA2におい
て、振幅指令値A*およびF1 *とした周波数F*により制
御対象を加振制御する。
るパラメータである指令値B*、および制御対象からフ
ィードバックされる振幅Aに基づく制御対象のゲイン特
性をゲイン調整器85に取り込むために、指示信号SS
1をゲイン調整器85に供給して調整モードに設定し、
図6に示す処理を実行する。まず、ステップSA1にお
いて、予め設定された値をゲイン(1/G’)として、
乗算器86へ出力する。次に、ステップSA2におい
て、振幅指令値A*およびF1 *とした周波数F*により制
御対象を加振制御する。
【0076】このとき、センサ13からは上記振幅指令
値A*と、周波数F1 *とに従った制御量aが出力され、
該制御量aは、フーリエ変換器2を介して、振幅Aとし
て偏差検出器4および除算器80へフィードバックされ
る。除算器80では、偏差増幅器5の出力である指令値
B*が上記振幅Aで除算され、この結果であるB*/A
は、ローパルフィルタ81を介してゲイン調整器85へ
供給される。
値A*と、周波数F1 *とに従った制御量aが出力され、
該制御量aは、フーリエ変換器2を介して、振幅Aとし
て偏差検出器4および除算器80へフィードバックされ
る。除算器80では、偏差増幅器5の出力である指令値
B*が上記振幅Aで除算され、この結果であるB*/A
は、ローパルフィルタ81を介してゲイン調整器85へ
供給される。
【0077】次に、ステップSA3において、偏差eが
基準偏差e0より小さくなっている時間が時間T0秒間続
くと、その時のローパスフィルタ81を介して供給され
る値を周波数F1 *に対するゲインの逆数(1/G)とし
て記憶部に記憶する。次に、ステップSA4へ進み、周
波数F*をF2 *に変更して制御対象を加振制御する。そ
して、ステップSA5において、上記ステップSA3と
同様に、偏差eが基準偏差e0より小さくなり、かつこ
れが時間T0秒間続くと、その時のローパスフィルタ8
1を介して供給される値を周波数F2 *に対するゲインの
逆数(1/G)として記憶部に記憶する。以下、同様に
して、周波数F*を所定の間隔で、F3 *,F4 *,…と変
化させ、各周波数F3 *,F4 *,…毎に、制御対象のゲイ
ンの逆数(1/G;B3 */A3,B4 */A4,…)を取り
込んで記憶部へ順次記憶する。
基準偏差e0より小さくなっている時間が時間T0秒間続
くと、その時のローパスフィルタ81を介して供給され
る値を周波数F1 *に対するゲインの逆数(1/G)とし
て記憶部に記憶する。次に、ステップSA4へ進み、周
波数F*をF2 *に変更して制御対象を加振制御する。そ
して、ステップSA5において、上記ステップSA3と
同様に、偏差eが基準偏差e0より小さくなり、かつこ
れが時間T0秒間続くと、その時のローパスフィルタ8
1を介して供給される値を周波数F2 *に対するゲインの
逆数(1/G)として記憶部に記憶する。以下、同様に
して、周波数F*を所定の間隔で、F3 *,F4 *,…と変
化させ、各周波数F3 *,F4 *,…毎に、制御対象のゲイ
ンの逆数(1/G;B3 */A3,B4 */A4,…)を取り
込んで記憶部へ順次記憶する。
【0078】そして、ステップSA6において、周波数
F*をFn *として制御対象を加振制御する。次に、ステ
ップSA7において、上記ステップSA3と同様に、偏
差eが基準偏差e0より小さくなり、かつこれが時間T0
秒間続くと、その時のローパスフィルタ81を介して供
給される値を周波数Fn *に対するゲイン(1/G;Bn *
/An)として記憶部に記憶する。この結果、ゲイン調
整器85の記憶部には、図7に示すように、周波数
F1 *,F2 *,…,Fn-1 *,Fn *毎に、制御対象のゲイン
の逆数(1/G)、すなわち、B1 */A1,B2 */A2,
…,Bn */Anが記憶される。
F*をFn *として制御対象を加振制御する。次に、ステ
ップSA7において、上記ステップSA3と同様に、偏
差eが基準偏差e0より小さくなり、かつこれが時間T0
秒間続くと、その時のローパスフィルタ81を介して供
給される値を周波数Fn *に対するゲイン(1/G;Bn *
/An)として記憶部に記憶する。この結果、ゲイン調
整器85の記憶部には、図7に示すように、周波数
F1 *,F2 *,…,Fn-1 *,Fn *毎に、制御対象のゲイン
の逆数(1/G)、すなわち、B1 */A1,B2 */A2,
…,Bn */Anが記憶される。
【0079】上述した調整モードが終了すると、指示信
号SS1によって運転モードに切り換えられ、振幅指令
値A*として振幅Ax *および周波数F*として周波数Fx *
が供給される。このとき、周波数Fx *は、連続値である
周波数F*における任意の値とする。運転モードになる
と、ゲイン調整器85は、図8に示す処理に従って動作
する。まず、ステップSB1において、周波数Fx *に対
応するデータ、すなわちゲインの逆数(1/Gx=Bx *
/Ax)が記憶部に記憶されているか否かを判断する。
そして、周波数Fx *に対応するゲインの逆数(1/
Gx)が記憶されていると、ステップSB1における判
断結果は「YES」となり、ステップSB2へ進む。ス
テップSB2では、周波数Fx *に対応するゲインの逆数
(1/Gx)から周波数Fx *のゲイン(1/G’)を算
出する。
号SS1によって運転モードに切り換えられ、振幅指令
値A*として振幅Ax *および周波数F*として周波数Fx *
が供給される。このとき、周波数Fx *は、連続値である
周波数F*における任意の値とする。運転モードになる
と、ゲイン調整器85は、図8に示す処理に従って動作
する。まず、ステップSB1において、周波数Fx *に対
応するデータ、すなわちゲインの逆数(1/Gx=Bx *
/Ax)が記憶部に記憶されているか否かを判断する。
そして、周波数Fx *に対応するゲインの逆数(1/
Gx)が記憶されていると、ステップSB1における判
断結果は「YES」となり、ステップSB2へ進む。ス
テップSB2では、周波数Fx *に対応するゲインの逆数
(1/Gx)から周波数Fx *のゲイン(1/G’)を算
出する。
【0080】一方、周波数F*に対応するデータ、すな
わちゲインの逆数(1/G)が記憶部に記憶されていな
い場合には、ステップSB1における判断結果は「N
O」となり、ステップSB3へ進む。ステップSB3で
は、図9に示すように、周波数Fx *に最も近く、調整時
に用いた周波数Fi *(Fx *>Fi *)に対応するゲインの
逆数(1/Gi)と、周波数Fj *(Fx *<Fj *)に対応
するゲインの逆数(1/Gj)とから、次に示す数22
に従って線形補間を行い、周波数Fx *に対応するゲイン
の逆数(1/Gx)を算出し、これに基づいて周波数Fx
*のゲイン(1/G’)を算出する。
わちゲインの逆数(1/G)が記憶部に記憶されていな
い場合には、ステップSB1における判断結果は「N
O」となり、ステップSB3へ進む。ステップSB3で
は、図9に示すように、周波数Fx *に最も近く、調整時
に用いた周波数Fi *(Fx *>Fi *)に対応するゲインの
逆数(1/Gi)と、周波数Fj *(Fx *<Fj *)に対応
するゲインの逆数(1/Gj)とから、次に示す数22
に従って線形補間を行い、周波数Fx *に対応するゲイン
の逆数(1/Gx)を算出し、これに基づいて周波数Fx
*のゲイン(1/G’)を算出する。
【数22】
【0081】上記ステップSB2もしくはSB3を終了
すると、ステップSB4へ進み、ゲイン(1/G’)を
乗算器86へ出力する。したがって、周波数Fx *に対応
するゲインの逆数(1/G)が記憶されていた場合に
は、その値からゲイン(1/G’)を算出して出力し、
一方、周波数Fx *に対応するゲインの逆数(1/G)が
記憶されていなかった場合には、線形補間により算出し
た値からゲイン(1/G’)を算出して出力する。乗算
器86では、固定ゲインGcに上記ゲイン(1/G’)
が乗算され、これが偏差増幅器5へ供給される。したが
って、偏差増幅器5のゲインは、周波数Fx *に対して制
御対象がとり得るゲインGxの逆数(1/Gx=Bx */A
x)に基づいて制御される。偏差eは、上記偏差増幅器
5によって増幅された後、新たな指令値B*としてフー
リエ変換器3へ供給される。
すると、ステップSB4へ進み、ゲイン(1/G’)を
乗算器86へ出力する。したがって、周波数Fx *に対応
するゲインの逆数(1/G)が記憶されていた場合に
は、その値からゲイン(1/G’)を算出して出力し、
一方、周波数Fx *に対応するゲインの逆数(1/G)が
記憶されていなかった場合には、線形補間により算出し
た値からゲイン(1/G’)を算出して出力する。乗算
器86では、固定ゲインGcに上記ゲイン(1/G’)
が乗算され、これが偏差増幅器5へ供給される。したが
って、偏差増幅器5のゲインは、周波数Fx *に対して制
御対象がとり得るゲインGxの逆数(1/Gx=Bx */A
x)に基づいて制御される。偏差eは、上記偏差増幅器
5によって増幅された後、新たな指令値B*としてフー
リエ変換器3へ供給される。
【0082】次に、ゲイン調整器85は、ステップSB
5において、周波数F*が変更されたか否かを判断す
る。そして、周波数F*に変更がなく、周波数Fx *のま
まならば、ステップSB5における判断結果は「NO」
となり、同ステップSB5を繰り返し実行する。一方、
周波数F*が変更されると、ステップSB5における判
断結果は「YES」となり、上記ステップSB1へ戻
る。そして、上述したステップSB1〜SB5を繰り返
し実行する。
5において、周波数F*が変更されたか否かを判断す
る。そして、周波数F*に変更がなく、周波数Fx *のま
まならば、ステップSB5における判断結果は「NO」
となり、同ステップSB5を繰り返し実行する。一方、
周波数F*が変更されると、ステップSB5における判
断結果は「YES」となり、上記ステップSB1へ戻
る。そして、上述したステップSB1〜SB5を繰り返
し実行する。
【0083】H.第2実施例の変形例 また、上述した第2実施例の変形例として、運転モード
におけるゲイン調整器85を図10に示すフローチャー
トに従って動作させるようにしてもよい。この変形例で
は、図示のように、ステップSC1〜SC4までは、前
述した図8に示すステップSB1〜SB4と同じであ
り、ステップSC6はステップSB5と同じである。異
なる点は、ステップSC4において、乗算器86へゲイ
ン(1/G’)を出力した後、ステップSC5におい
て、偏差eが基準偏差e0より小さい時間が時間T0秒間
続くと、定常状態であると判断して、記憶部に記憶され
た逆数(1/G)をゲイン(1/G’)として、そのま
ま乗算器86へ出力する。これに対して、偏差eが基準
偏差e0より小さい時間が時間T0秒間続かなければ、変
更せずに、ステップSC6へ進む。
におけるゲイン調整器85を図10に示すフローチャー
トに従って動作させるようにしてもよい。この変形例で
は、図示のように、ステップSC1〜SC4までは、前
述した図8に示すステップSB1〜SB4と同じであ
り、ステップSC6はステップSB5と同じである。異
なる点は、ステップSC4において、乗算器86へゲイ
ン(1/G’)を出力した後、ステップSC5におい
て、偏差eが基準偏差e0より小さい時間が時間T0秒間
続くと、定常状態であると判断して、記憶部に記憶され
た逆数(1/G)をゲイン(1/G’)として、そのま
ま乗算器86へ出力する。これに対して、偏差eが基準
偏差e0より小さい時間が時間T0秒間続かなければ、変
更せずに、ステップSC6へ進む。
【0084】このように、上述した第2実施例およびそ
の変形例の加振制御によれば、予め、制御対象の周波数
F*に対するゲインGの逆数(1/G)を取り込み、実
際の運転時には、この取り込んだ制御対象のゲインGの
逆数(1/G)に応じて、偏差増幅器5のゲインを制御
するため、周波数F*に応じて変化する制御対象のゲイ
ン特性に依存せずに、加振制御を行うことができる。ま
た、この第2実施例では、制御対象を変更した場合で
も、前述した調整モードにより、予め制御対象のゲイン
特性を取り込むだけで、該制御対象に適切な加振制御を
行えるため、複雑な定数を設定する必要がない。また、
複雑な慣性系で、共振点が複数になり、モデル化が難し
い場合であっても、ゲインが急激に変化する共振点のず
れもなく、制御系が発振してしまうこともない。
の変形例の加振制御によれば、予め、制御対象の周波数
F*に対するゲインGの逆数(1/G)を取り込み、実
際の運転時には、この取り込んだ制御対象のゲインGの
逆数(1/G)に応じて、偏差増幅器5のゲインを制御
するため、周波数F*に応じて変化する制御対象のゲイ
ン特性に依存せずに、加振制御を行うことができる。ま
た、この第2実施例では、制御対象を変更した場合で
も、前述した調整モードにより、予め制御対象のゲイン
特性を取り込むだけで、該制御対象に適切な加振制御を
行えるため、複雑な定数を設定する必要がない。また、
複雑な慣性系で、共振点が複数になり、モデル化が難し
い場合であっても、ゲインが急激に変化する共振点のず
れもなく、制御系が発振してしまうこともない。
【0085】なお、上述した第2実施例においても、第
1実施例と同様に、制御量aとして、制御対象における
検出軸のトルク、回転角速度、もしくは角度のいずれを
操作量aとしてもよい。
1実施例と同様に、制御量aとして、制御対象における
検出軸のトルク、回転角速度、もしくは角度のいずれを
操作量aとしてもよい。
【0086】I.第3実施例 ところで、上述した第1実施例、第2実施例、およびそ
の変形例では、前述したように、振幅Aの検出に加振波
形の一周期以上の時間を必要とするため、制御系におけ
る最大のむだ時間要素は振幅の検出にある。したがっ
て、制御系の安定条件を考慮すると制御系の応答は、周
波数F*の下限値に支配される。そこで、この第3実施
例では、周波数F*に応じて制御系の応答を変更するこ
とにより、周波数F*が高いときには制御系の応答を速
くし、上記むだ時間を減少させる構成とする。
の変形例では、前述したように、振幅Aの検出に加振波
形の一周期以上の時間を必要とするため、制御系におけ
る最大のむだ時間要素は振幅の検出にある。したがっ
て、制御系の安定条件を考慮すると制御系の応答は、周
波数F*の下限値に支配される。そこで、この第3実施
例では、周波数F*に応じて制御系の応答を変更するこ
とにより、周波数F*が高いときには制御系の応答を速
くし、上記むだ時間を減少させる構成とする。
【0087】図11は、この発明の第3実施例を前述し
た第1実施例に適用した場合の構成を示すブロック図で
ある。なお、図において前述した図1と対応する部分に
は同一の符号を付けて説明を省略する。図において、1
00は、前述した、振幅Aを検出するフーリエ変換器2
に供給される周波数F*に比例するゲインGFを出力する
ゲイン生成部である。すなわち、ゲイン生成部100
は、周波数F*に対して、図12に示すゲインGFを出力
する。ここで、振幅A*に対する振幅Aの伝達関数は、
前述した数15から次式で表される。
た第1実施例に適用した場合の構成を示すブロック図で
ある。なお、図において前述した図1と対応する部分に
は同一の符号を付けて説明を省略する。図において、1
00は、前述した、振幅Aを検出するフーリエ変換器2
に供給される周波数F*に比例するゲインGFを出力する
ゲイン生成部である。すなわち、ゲイン生成部100
は、周波数F*に対して、図12に示すゲインGFを出力
する。ここで、振幅A*に対する振幅Aの伝達関数は、
前述した数15から次式で表される。
【数23】
【0088】したがって、周波数F*が高くなればなる
ほど、ゲインGFも高くなるので、制御系の応答も速く
なる。上記ゲインGFは、シミュレータ40と乗算器4
1との間に設けられた乗算器101に供給される。乗算
器101は、ゲインGFとシミュレータ40が出力する
逆数(1/G)とを乗算し、この結果(GF/G)を乗算
器41へ供給するようになっている。他の構成は、図1
に示す第1実施例と同じである。上述した構成では、周
波数F*の上昇に伴って、偏差増幅器5のゲイン(Gc×
GF)/Gが増加するため、制御系全体の応答が速くな
る。
ほど、ゲインGFも高くなるので、制御系の応答も速く
なる。上記ゲインGFは、シミュレータ40と乗算器4
1との間に設けられた乗算器101に供給される。乗算
器101は、ゲインGFとシミュレータ40が出力する
逆数(1/G)とを乗算し、この結果(GF/G)を乗算
器41へ供給するようになっている。他の構成は、図1
に示す第1実施例と同じである。上述した構成では、周
波数F*の上昇に伴って、偏差増幅器5のゲイン(Gc×
GF)/Gが増加するため、制御系全体の応答が速くな
る。
【0089】また、図13は、図2に示す前述した第1
実施例の詳細な構成に第3実施例を適用した場合の構成
を示すブロック図である。なお、図において前述した図
2と対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略す
る。図において、102は乗算器であり、偏差増幅器5
とスイッチSW1との間に設けられ、ゲイン生成部10
0が出力するゲインGFをシミュレータ40が出力する
逆数(1/G;1/GT’,1/Gω’)に乗算し、こ
の結果(GF/GT’,GF/Gω’)を偏差増幅器5へ
供給する。他の構成は、図2に示す第1実施例と同じで
ある。この構成においても、前述したものと同様に、周
波数F*の上昇に伴って、偏差増幅器5のゲイン(GF/
GT’,GF/Gω’)が増加するため、制御系全体の応
答が速くなる。
実施例の詳細な構成に第3実施例を適用した場合の構成
を示すブロック図である。なお、図において前述した図
2と対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略す
る。図において、102は乗算器であり、偏差増幅器5
とスイッチSW1との間に設けられ、ゲイン生成部10
0が出力するゲインGFをシミュレータ40が出力する
逆数(1/G;1/GT’,1/Gω’)に乗算し、こ
の結果(GF/GT’,GF/Gω’)を偏差増幅器5へ
供給する。他の構成は、図2に示す第1実施例と同じで
ある。この構成においても、前述したものと同様に、周
波数F*の上昇に伴って、偏差増幅器5のゲイン(GF/
GT’,GF/Gω’)が増加するため、制御系全体の応
答が速くなる。
【0090】次に、図14は、図4に示す第1実施例の
変形例の構成に第3実施例を適用した場合の構成を示す
ブロック図である。なお、図において前述した図4と対
応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。こ
の場合、ゲイン生成部100が出力するゲインGFは、
乗算器5bの前段に介挿された乗算器103を介して偏
差増幅器5へ供給される。他の構成は、図4に示す第1
実施例の変形例と同じである。この構成においても、前
述したものと同様に、周波数F*の上昇に伴って、偏差
増幅器5のゲイン(GF/GT’,GF/Gω’)が増加
するため、制御系全体の応答が速くなる。
変形例の構成に第3実施例を適用した場合の構成を示す
ブロック図である。なお、図において前述した図4と対
応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。こ
の場合、ゲイン生成部100が出力するゲインGFは、
乗算器5bの前段に介挿された乗算器103を介して偏
差増幅器5へ供給される。他の構成は、図4に示す第1
実施例の変形例と同じである。この構成においても、前
述したものと同様に、周波数F*の上昇に伴って、偏差
増幅器5のゲイン(GF/GT’,GF/Gω’)が増加
するため、制御系全体の応答が速くなる。
【0091】次に、図15は、図5に示す第2実施例の
構成に第3実施例を適用した場合の構成を示すブロック
図である。なお、図において前述した図5と対応する部
分には同一の符号を付けて説明を省略する。この場合、
ゲイン生成部100が出力するゲインGFは、ゲイン調
整器85と乗算器86との間に介挿された乗算器104
を介して偏差増幅器5へ供給される。他の構成は、図5
に示す第1実施例の変形例と同じである。この構成にお
いても、前述したものと同様に、周波数F*の上昇に伴
って、偏差増幅器5のゲイン(Gc×GF)/G’が増加
するため、制御系全体の応答が速くなる。
構成に第3実施例を適用した場合の構成を示すブロック
図である。なお、図において前述した図5と対応する部
分には同一の符号を付けて説明を省略する。この場合、
ゲイン生成部100が出力するゲインGFは、ゲイン調
整器85と乗算器86との間に介挿された乗算器104
を介して偏差増幅器5へ供給される。他の構成は、図5
に示す第1実施例の変形例と同じである。この構成にお
いても、前述したものと同様に、周波数F*の上昇に伴
って、偏差増幅器5のゲイン(Gc×GF)/G’が増加
するため、制御系全体の応答が速くなる。
【0092】次に、図16は、図19に示す従来の振動
制御装置(特願平6−22056号)に第3実施例を適
用した場合の構成を示すブロック図である。図におい
て、振幅Aを検出するフーリエ変換器31のゲインGF
は、ローパスフィルタ36,37のカットオフ周波数F
cによって決まる。そこで、この例では、ローパスフィ
ルタ36,37のカットオフ周波数Fcを周波数F*に比
例させるよう構成する。他の構成は、図19に示す従来
の構成と同じである。この場合においても、前述したも
のと同様に、周波数F*の上昇に伴ってローパスフィル
タ23,37のカットオフ周波数Fcが上昇するため、
フーリエ変換器31のゲインGFが増加するため、制御
系全体の応答が速くなる。
制御装置(特願平6−22056号)に第3実施例を適
用した場合の構成を示すブロック図である。図におい
て、振幅Aを検出するフーリエ変換器31のゲインGF
は、ローパスフィルタ36,37のカットオフ周波数F
cによって決まる。そこで、この例では、ローパスフィ
ルタ36,37のカットオフ周波数Fcを周波数F*に比
例させるよう構成する。他の構成は、図19に示す従来
の構成と同じである。この場合においても、前述したも
のと同様に、周波数F*の上昇に伴ってローパスフィル
タ23,37のカットオフ周波数Fcが上昇するため、
フーリエ変換器31のゲインGFが増加するため、制御
系全体の応答が速くなる。
【0093】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、加振周波数に関係なく、制御系の応答を最適化で
き、また、応答性を向上させることができるという利点
が得られる。
ば、加振周波数に関係なく、制御系の応答を最適化で
き、また、応答性を向上させることができるという利点
が得られる。
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】第1実施例の振動制御装置のブロック線図であ
る。
る。
【図3】同第1実施例のシミュレータの構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】第1実施例の変形例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】この発明の第2実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図6】同第2実施例の調整モード時におけるゲイン調
整器の動作を説明するためのフローチャートである。
整器の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】同第2実施例の調整モード時においてゲイン調
整器に記憶される制御対象のゲインの逆数(1/G)を
示すグラフ図である。
整器に記憶される制御対象のゲインの逆数(1/G)を
示すグラフ図である。
【図8】同第2実施例の運転モード時におけるゲイン調
整器の動作を説明するためのフローチャートである。
整器の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】同第2実施例の運転モード時における線形補間
を説明するためのグラフ図である。
を説明するためのグラフ図である。
【図10】同第2実施例の変形例における運転モード時
におけるゲイン調整器の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
におけるゲイン調整器の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図11】この発明の第3実施例を図1に示す第1実施
例に適用した場合の構成を示すブロック図である。
例に適用した場合の構成を示すブロック図である。
【図12】同第3実施例におけるゲイン生成部の周波数
F*に対して出力するゲインGFの特性を示すグラフ図で
ある。
F*に対して出力するゲインGFの特性を示すグラフ図で
ある。
【図13】同第3実施例を図2に示す第1実施例に適用
した場合の構成を示すブロック図である。
した場合の構成を示すブロック図である。
【図14】同第3実施例を図4に示す第1実施例の変形
例に適用した場合の構成を示すブロック図である。
例に適用した場合の構成を示すブロック図である。
【図15】同第3実施例を図5に示す第2実施例に適用
した場合の構成を示すブロック図である。
した場合の構成を示すブロック図である。
【図16】同第3実施例を図19に示す従来の振動制御
装置に適用した場合の構成を示すブロック図である。
装置に適用した場合の構成を示すブロック図である。
【図17】従来の振動制御装置の構成を示すブロック図
である。
である。
【図18】図17に示すフーリエ変換器2の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図19】従来の他の振動制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図20】2慣性ねじり振動系のモデル構成を示す概念
図である。
図である。
【図21】図20に示す2慣性ねじり振動系の制御系の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図22】2慣性ねじり振動系において、トルクを加振
するときの数8に基づく制御対象のゲイン特性GTを示
す特性図である。
するときの数8に基づく制御対象のゲイン特性GTを示
す特性図である。
【図23】2慣性ねじり振動系において、トルクを加振
するときの制御対象のゲイン特性GTの変動を示す特性
図である。
するときの制御対象のゲイン特性GTの変動を示す特性
図である。
【図24】2慣性ねじり振動系において、速度を加振で
制御するときの数11に基づく制御対象のゲイン特性を
示す特性図である。
制御するときの数11に基づく制御対象のゲイン特性を
示す特性図である。
【図25】2慣性ねじり振動系において、速度を加振で
制御するときの制御対象のゲイン特性Gωの変動を示す
特性図である。
制御するときの制御対象のゲイン特性Gωの変動を示す
特性図である。
2 フーリエ変換器(フーリエ変換手段) 3 フーリエ逆変換器(フーリエ逆変換手段) 4 偏差検出器(偏差検出手段) 12 モータ(振動発生用モータ) 13 検出器(制御量検出手段) 14 駆動系(制御対象) 40 シミュレータ(利得制御手段、制御対象模擬手
段) 85 関数発生器(利得制御手段、制御対象利得発生手
段) 100 ゲイン生成部(利得補正手段)
段) 85 関数発生器(利得制御手段、制御対象利得発生手
段) 100 ゲイン生成部(利得補正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 19/02 A H02P 5/41 302 Q
Claims (4)
- 【請求項1】 振幅指令値と周波数指令値に対応した交
流制御信号を発生し、この交流制御信号に応じた駆動電
流を振動発生用モータに供給する振動制御装置におい
て、 前記振動発生用モータに接続された制御対象から制御量
を検出する制御量検出手段と、 前記制御量の振幅を算出するフーリエ変換手段と、 前記フーリエ変換手段が算出した振幅と前記振幅指令値
との偏差を検出する偏差検出手段と、 前記周波数指令値および前記偏差検出手段の偏差に対応
した交流制御信号を発生するフーリエ逆変換手段と、 前記制御対象の前記周波数指令値に応じた利得特性の変
化を打ち消すように、当該装置の利得を制御する利得制
御手段とを具備し、前記偏差が最小となるように制御を
行うことを特徴とする振動制御装置。 - 【請求項2】 前記利得制御手段は、前記制御対象の動
作を決める定数と前記周波数指令値とから前記制御対象
の利得を算出し、該制御対象の利得によって当該装置の
利得を制御する制御対象模擬手段を有することを特徴と
する請求項1記載の振動制御装置。 - 【請求項3】 前記利得制御手段は、予め、離散的な周
波数指令値に対して、前記制御対象の利得の変化を記憶
しておき、実際の運転時には、前記周波数指令値に対応
する前記制御対象の利得によって当該装置の利得を制御
する制御対象利得発生手段を有することを特徴とする請
求項1記載の振動制御装置。 - 【請求項4】 前記周波数指令値の変化に比例させて前
記利得制御手段による制御を補正する利得補正手段を具
備することを特徴とする請求項1記載の振動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6207060A JPH07311124A (ja) | 1994-03-23 | 1994-08-31 | 振動制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-76453 | 1994-03-23 | ||
| JP7645394 | 1994-03-23 | ||
| JP6207060A JPH07311124A (ja) | 1994-03-23 | 1994-08-31 | 振動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07311124A true JPH07311124A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=26417595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6207060A Pending JPH07311124A (ja) | 1994-03-23 | 1994-08-31 | 振動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07311124A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003021579A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-24 | Yaskawa Electric Corp | 機械の異常診断方法 |
| JP2007244053A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | モータ制御装置およびモータ制御方法 |
| WO2007129627A1 (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Shinko Electric Co., Ltd. | 自動車車体の振動を低減する自動車用制振装置 |
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