JPH07312053A - ディスクカートリッジ及びその製造方法 - Google Patents

ディスクカートリッジ及びその製造方法

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JPH07312053A
JPH07312053A JP9986794A JP9986794A JPH07312053A JP H07312053 A JPH07312053 A JP H07312053A JP 9986794 A JP9986794 A JP 9986794A JP 9986794 A JP9986794 A JP 9986794A JP H07312053 A JPH07312053 A JP H07312053A
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JP
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shutter
cartridge
recording
cartridge body
shutter member
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JP9986794A
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Kenji Takahashi
賢二 高橋
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相対する摺接面を構成するカートリッジ本体
とシャッタ部材との摺動抵抗を小さくすることによっ
て、記録再生開口部を閉鎖、開放するシャッタ部材を確
実にスライド動作させる。 【構成】 ディスクカートリッジ10を構成するカート
リッジ本体13とシャッタ部材22との相対する摺擦面
を構成するカートリッジ本体13の前面部38とシャッ
タ部材22の連結部25の内面との少なくともいずれか
一方の部材に潤滑剤層40を形成する。潤滑剤層40
は、シリコンオイル等の潤滑剤を浸潤させた塗布材54
を押し付けることによって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号や映像信号等
の情報信号の記録、或いは記録された情報信号の再生を
可能とする光ディスク、光磁気ディスク等の円盤状の情
報記録媒体が回転自在に収納されたディスクカートリッ
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】楽音信号や映像信号等の情報信号の記録
/再生を可能とする光ディスク、光磁気ディスク等の円
盤状の情報記録媒体5は、従来図13に示すように、デ
ィスクカートリッジ1によって提供されている。すなわ
ち、このディスクカートリッジ1は、上ハーフ2と下ハ
ーフ3とが組み合わされてカートリッジ本体4が構成さ
れ、このカートリッジ本体4の内部に形成されたディス
ク収納部に光ディスク5が回転自在に収納されている。
光ディスク5は、このディスクカートリッジ1を記録再
生装置に装着したとき、ディスク回転駆動装置のディス
クテーブルと結合されて回転駆動される。
【0003】カートリッジ本体4を構成する上ハーフ2
及び下ハーフ3には、ディスク収納部に回転自在に収納
された光ディスク5の少なくとも情報信号の記録領域の
一部を内外周に亘って外方ヘと臨ませる記録再生開口部
6が開設されている。また、カートリッジ本体4には、
記録再生開口部6を介して内部に埃等が進入して収納さ
れた光ディスク5の表面に付着することを防止するた
め、記録再生開口部6を閉塞、開放する2位置に亘って
移動動作されるシャッタ部材7が組み付けられている。
カートリッジ本体4の一方側面部4A(以下前面部と称
する。)には、後述するように記録再生装置側のシャッ
タ開放部材9Aが係合するシャッタ開放ガイド溝4Bが
形成されている。
【0004】シャッタ部材7は、薄い金属板を材料とし
て、この材料金属板に外形抜き加工、折曲げ加工及び切
断加工等を施して形成され、上ハーフ2及び下ハーフ3
にそれぞれ設けた記録再生開口部6を閉塞、開放する互
いに平行に対峙するシャッタ部7A、7Bと、これらシ
ャッタ部7A、7Bの基端部を連結する連結部7Cとか
らなり、全体断面コ字状を呈している。また、このシャ
ッタ部材7の連結部7Cの一側部には、カートリッジ本
体4の前面部4Aに沿って平行にスライド動作し得るよ
うに案内するスライドガイド部7Dが一体に形成されて
いる。また、連結部7Cには、後述する記録再生装置側
のシャッタ閉塞部材9Bが係合する係合穴7Eが穿設さ
れている。以上のように構成されたシャッタ部材7は、
シャッタ部7A、7Bが記録再生開口部6に延在するよ
うにしてカートリッジ本体4の前面部4A側から組み合
わされる。
【0005】カートリッジ本体4の前面部4Aを構成す
る下ハーフ3の前面側の一方コーナ部には、合成樹脂製
のシャッタロック部材8が配設されている。このシャッ
タロック部材8は、シャッタ部7A、7Bによって記録
再生開口部6を閉塞した状態にあるシャッタ部材7が、
不用意に移動動作されて記録再生開口部6を開放状態と
しないように保持する。すなわち、シャッタロック部材
8は、後述する係合凹部8Cに、シャッタ部材7のスラ
イドガイド部7Dの一部をカートリッジ本体4側に折り
曲げて形成した係合片7Fが相対係合することによっ
て、このシャッタ部材7を記録再生開口部6を閉塞した
位置に保持する。
【0006】シャッタロック部材8は、基端側に下ハー
フ3への取付け部8Aが形成されるとともに、この取付
け部8Aから略U字状に一体に突出形成されたロックア
ーム部8Bとから構成されている。このロックアーム部
8Bは、弾性変位可能であり、先端部には係合凹部8C
が形成されている。そして、このシャッタロック部材8
は、前記ロックアーム部8Bの係合部8Cがカートリッ
ジ本体4の前面部4Aに臨むようにして下ハーフ3に取
り付けられている。シャッタロック部材8は、シャッタ
部7A、7Bが記録再生開口部6を閉塞した状態におい
て、ロックアーム部8Bの係合部8Cとシャッタ部材7
の係合片7Fとが相対係合することにより、シャッタ部
材7をロック状態に保持する。
【0007】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ1は、図13中矢印方向を挿入方向として記録再生
装置のカートリッジ装着部に装着され、シャッタ開放ガ
イド溝4Bにはシャッタ開放部材9Aが係合する。ディ
スクカートリッジ1をカートリッジ装着部に挿入するに
したがい、シャッタ開放部材9Aは、シャッタ開放ガイ
ド溝4Bに沿って移動し、シャッタロック部材8のロッ
クアーム部8Bの基端側から次第に乗り上がる。これに
よって、このシャッタロック部材8は、ロックアーム部
8Bがカートリッジ本体4の内方へと弾性変位される。
【0008】以上のようにしてロックアーム部8Bが弾
性変位することにより、シャッタ部材7は、シャッタ部
7A、7Bが記録再生開口部6を閉塞した状態におい
て、係合片7Fと係合部8Cとが相対係合するシャッタ
ロック部材8によるロック状態が解除される。このロッ
ク解除状態からさらにディスクカートリッジ1をカート
リッジ装着部に挿入するにしたがって、シャッタ開放部
材9Aは、シャッタ開放ガイド溝4Bに沿って移動し、
シャッタ部材7を記録再生開口部6の閉塞位置から開放
位置へと移動動作させる。
【0009】ディスクカートリッジ1が記録再生装置の
カートリッジ装着部に装着された状態において、シャッ
タ部材7の係合穴7Eには、記録再生装置側のシャッタ
閉塞部材9Bが係合する。なお、シャッタ閉塞部材9B
は、例えば弾性手段等によってディスクカートリッジ1
の前面部側に付勢されており、ディスクカートリッジ1
を記録再生装置のカートリッジ装着部に挿入することに
よって、その先端部がシャッタ部材7の連結部7Cを乗
り越えて係合穴7Eと相対係合する。シャッタ部材7
は、係合穴7Eと相対係合するシャッタ閉塞部材9Bに
より、シャッタ部7A、7Bが記録再生開口部6を開放
した状態に保持される。ディスクカートリッジ1は、記
録再生開口部6が開放保持された状態で、記録或いは再
生操作が行われる。
【0010】記録或いは再生操作が終了し、ディスクカ
ートリッジ1の記録再生装置からのイジェクト操作が行
われると、シャッタ部材7は、記録再生開口部6を開放
した位置から閉塞した位置へと移動動作する。すなわ
ち、シャッタ部材7は、シャッタ閉塞部材9Bが係合穴
7Eに係合することによって係止された状態にあること
から、カートリッジ装着部から抜き取られる方向に移動
するディスクカートリッジ1に対して相対移動される。
これによって、ディスクカートリッジ1は、シャッタ部
材7が記録再生開口部6を開放した状態から、シャッタ
部7A、7Bが記録再生開口部6を閉塞する状態へと移
行し、記録再生開口部6が閉塞される。
【0011】そして、シャッタ部材7は、シャッタ部7
A、7Bが記録再生開口部6を完全に閉塞した状態にお
いて、係合片7Fと係合部8Cとが相対係合することに
よって、シャッタロック部材8によりロック状態に保持
される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ディ
スクカートリッジ1においては、記録再生装置のカート
リッジ装着部に挿脱される際に、シャッタ部材7をカー
トリッジ本体4の前面部4A側に押し付ける記録再生装
置側のシャッタ閉塞部材9Bの弾性力が作用される。こ
の弾性力は、シャッタ部材7が記録再生開口部6を閉
塞、開放する2位置に亘って移動動作する際の大きな抵
抗となり、換言すればシャッタ部材7のスライド動作に
大きな操作力が必要となる。
【0013】このような、シャッタ部材7をスライド動
作させる大きな操作力は、ディスクカートリッジ1を記
録再生装置のカートリッジ装着部に装着する際の挿入力
に余計な力を必要とし、このため操作感が損なわれると
いった問題が生じる。また、シャッタ閉塞部材9Bは、
イジェクト操作時に、係合状態にあるシャッタ部材7の
係合穴7Eから抜け出てしまうといった現象が発生する
ことがある。このためディスクカートリッジ1は、シャ
ッタ部材7が記録再生開口部6を開放した状態のまま記
録再生装置から抜き取られ、カートリッジ本体4内に埃
等が進入して光ディスク5の表面に付着し或いは光ディ
スク5が傷付けられてしまうといった不都合が生じる。
【0014】したがって、本発明は、カートリッジ本体
とシャッタ部材との摺動抵抗を大幅に減少するように構
成することによって、シャッタ部材が記録再生開口部を
閉塞、開放する2位置に確実にスライド動作するように
構成したディスクカートリッジ及びその製造方法を提供
することを目的に提案されたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るディスクカ−トリッジは、円盤状の情報記録媒
体が回転自在に収納されるとともに主面には情報記録媒
体の一部を径方向に亘って外方に臨ませる記録再生開口
部が開設されたカートリッジ本体と、前記記録再生開口
部を開閉するシャッタ部及びこのシャッタ部と直交する
方向に連設されることによって前記カートリッジ本体の
側面部と対向されかつ駆動部材係合孔が穿設された連結
部とを有しカートリッジ本体に移動自在に組み合わされ
るシャッタ部材とを備える。相対する摺接面を構成する
カートリッジ本体の前面部の表面とシャッタ部材の連結
部の内面との少なくともいずれか一方側の表面には、潤
滑剤層が形成される。
【0016】また、本発明に係るディスクカ−トリッジ
は、カートリッジ本体の前面部表面に形成される潤滑剤
層は、少なくともジャッタ部材の摺動領域に対応して形
成される。
【0017】上述した目的を達成した本発明に係るディ
スクカ−トリッジの製造方法は、円盤状の情報記録媒体
を回転自在に収納しかつ主面には情報記録媒体の一部を
径方向に亘って外方に臨ませる記録再生開口部が開設さ
れたカートリッジ本体と、前記記録再生開口部を開閉す
るシャッタ部及びこのシャッタ部と直交する方向に連設
されることによって前記カートリッジ本体の前面部と対
向されかつ駆動部材係合孔が穿設された連結部とを有す
るシャッタ部材とからなるディスクカ−トリッジの製造
方法に適用される。このディスクカ−トリッジの製造方
法においては、相対する摺接面を構成するカートリッジ
本体の前面部の表面又はシャッタ部材の連結部の内面と
の少なくともいずれか一方側の表面に、潤滑剤が浸潤さ
れた塗布部材を押し付けることによって、潤滑剤層が形
成される。
【0018】また、本発明に係るディスクカ−トリッジ
の製造方法によれば、カートリッジ本体のシャッタ部材
の連結部が摺擦する一方側面部の表面に形成される潤滑
剤層は、カートリッジ本体を前記側面部を臨ませるよう
にして保持治具に保持した状態で、潤滑剤が浸潤された
塗布部材を押圧部材により前記前面部に押し付けること
によって形成される。
【0019】さらに、本発明に係るディスクカ−トリッ
ジの製造方法によれば、シャッタ部材の連結部の内面に
形成される潤滑剤層は、材料の薄板材に施される外形抜
き加工、折曲げ加工及び切断加工の前工程で、薄板材の
連結部の対応部分に、潤滑剤が浸潤された塗布部材を押
圧部材により押し付けることによって形成される。
【0020】
【作用】以上の構成を備える本発明に係るディスクカー
トリッジによれば、相対する摺接面を構成するシャッタ
部材の連結部の内面とカートリッジ本体の前面部の端面
との少なくとも一方側の表面に形成された潤滑剤層は、
カートリッジ本体とシャッタ部材との摺動抵抗を大幅に
減少させる。したがって、ディスクカートリッジは、記
録再生装置のカートリッジ装着部に挿脱される際にシャ
ッタ閉塞部材によってカートリッジ本体側への押付け力
が作用されるが、シャッタ部材を軽微な操作力によって
記録再生開口部を閉塞、開放する2位置に亘って円滑に
スライド動作させることを可能とする。
【0021】本発明に係るディスクカートリッジの製造
方法によれば、潤滑剤が含浸された塗布部材を押圧部材
によって押し付けるといった極めて簡単な方法によっ
て、相対する摺接面を構成するシャッタ部材の連結部の
内面又はカートリッジ本体の前面部の端面とに均一な厚
みで潤滑剤層を形成することができ、カートリッジ本体
とシャッタ部材との摺動抵抗を大幅に減少させる。した
がって、ディスクカートリッジは、記録再生装置のカー
トリッジ装着部に挿脱される際にシャッタ閉塞部材によ
ってカートリッジ本体側への押付け力が作用されるが、
シャッタ部材を軽微な操作力によって記録再生開口部を
閉塞、開放する2位置に亘って円滑にスライド動作させ
ることを可能とする。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。実施例ディスクカートリッジ10
は、図3に示すように、合成樹脂材料によって略方形の
浅皿状に成形した上ハーフ11と下ハーフ12とを組み
合わせて構成したカートリッジ本体13を備えている。
このカートリッジ本体13には、上ハーフ11と下ハー
フ12の相対する主面に立設した環状壁によって構成さ
れたディスク収納部15が設けられている。このディス
ク収納部15には、円盤状の情報記録媒体である光ディ
スク14が回転可能に収納されている。
【0023】下ハーフ12には、その略中央部に位置し
て円形の開口部16が開設されている。この開口部16
は、ディスクカートリッジ10を記録再生装置のカート
リッジ装着部に装着したとき、カ−トリッジ本体13に
収納した光ディスク14を駆動する記録再生装置のディ
スクテーブルが進入するディスク進入用開口部として機
能する。このディスク進入用開口部16には、カートリ
ッジ本体13に収納された光ディスク14のセンタ孔を
閉塞して設けられるマグネットクランプ用の金属板17
が外方に臨んで組み付けられている。
【0024】また、上ハーフ11及び下ハーフ12に
は、ディスク収納部15に回転自在に収納された光ディ
スク14の少なくとも信号領域の一部を内外周に亘って
外方に臨ませる記録再生開口部18(18A、18B)
がそれぞれ相対向して開設されている。これら記録再生
開口部18は、図5に示すように、ディスクテーブル進
入用開口部16に近接する位置からカートリッジ本体1
3の一方側面部(以下前面部と称する。)に亘ってカー
トリッジ本体13の左右方向の略中央に位置して方形に
形成されている。
【0025】カートリッジ本体13の前面部38には、
図4に示すように、後述するシャッタ開放部材36及び
シャッタ閉塞部材37が進入するシャッタ開放ガイド溝
19が形成されている。このシャッタ開放ガイド溝19
は、カートリッジ本体13の前面部に直交する一方側面
部に開口端を有し、後述するシャッタ部材22の移動方
向の全域に亘る水平溝として形成されている。また、シ
ャッタ開放ガイド溝19内に位置する下ハーフ12の前
方部には、後述するようにシャッタ部材22が安定して
スライド動作するためのガイド壁20が設けられてい
る。
【0026】一方、上ハーフ11には、シャッタ開放ガ
イド溝19内に位置して突合せ壁21が設けられてい
る。この突合せ壁21は、前記記録再生開口部18の前
端縁側の内側面に位置して設けられており、下ハーフ1
2の内側面と突き合わされてシャッタ開放ガイド溝19
部分におけるカートリッジ本体13の厚み方向の撓みを
防止している。
【0027】カートリッジ本体13には、記録再生開口
部18から内部に塵埃等が進入して収納された光ディス
ク14に付着することを防止し、或いは光ディスク14
の傷付きを防止するために、未使用時には記録再生開口
部18を閉塞状態に保持するシャッタ部材22が組み付
けられている。このシャッタ部材22は、後述するよう
に薄い金属板を材料にして形成され、互いに平行に対峙
する一対のシャッタ部23、24と、これらシャッタ部
23、24の基端側を連結する連結部25とからなり、
断面が全体コ字状を呈している。
【0028】シャッタ部23、24は、記録再生開口部
18を閉塞するに足る外形寸法を有する方形に形成され
ている。連結部25は、高さ寸法がカートリッジ本体1
3の厚み寸法よりもやや大とされ、その両側面部には第
1のスライドガイド部26及び第2のスライドガイド部
27がそれぞれ一体に形成されている。これらスライド
ガイド部26、27は、それぞれ高さ寸法がガイド壁2
0の高さ寸法よりもやや大とされ、断面がコ字状を呈し
ている。
【0029】また、連結部25には、その略中央部に位
置してシャッタ閉塞部材係合穴28が穿設されている。
このシャッタ閉塞部材係合穴28は、ディスクカートリ
ッジ10が記録再生装置のカートリッジ装着部に装着さ
れた際、記録再生装置側のシャッタ閉塞部材37が相対
係合する。第1のスライドガイド部26には、その先端
側に係合片29が折曲形成されている。この係合片29
は、シャッタ部材22をカートリッジ本体13に取り付
けた際、このカートリッジ本体13の前面部38に形成
したシャツタ開放ガイド溝19に挿入されるとともに、
後述するカートリッジ本体13内に配設されるシャッタ
ロック部材31に相対係合する。
【0030】シャッタ部材22は、第1及び第2のスラ
イドガイド部26、27によって下ハーフ12に立設し
たガイド壁20を上下から挟持するようにしてカートリ
ッジ本体13に組み合わされる。そして、シャッタ部材
22は、ディスクカートリッジ10が記録再生装置のカ
ートリッジ装着部に挿脱操作されることによって、シャ
ッタ部23、24によって記録再生開口部18を閉塞す
る閉塞位置と、この記録再生開口部18を開放する開放
位置との2位置に亘ってカートリッジ本体13に沿って
スライド動作する。
【0031】カートリッジ本体13の上下ハーフ11、
12の主面には、シャッタ部材22が移動する記録再生
開口部18の周縁から一方の側面部に亘る領域及びカー
トリッジ本体13の前面部38に亘って、シャッタ部材
22の板厚とほぼ等しい深さのシャッタスライド凹部3
0が凹設されている。このシャッタスライド凹部30
は、シャッタ部材22をカートリッジ本体13の上下主
面と面一となって組み付けることを可能とする。したが
って、ディスクカートリッジ10は、シャッタ部材22
をカートリッジ本体13に組み付けることによる厚み寸
法の増大が防止されている。
【0032】カートリッジ本体13には、組付けたシャ
ッタ部材22を記録再生開口部18を閉塞した閉塞位置
に保持するシャッタロック部材31が備えられている。
シャッタロック部材31は、合成樹脂材料によって成形
されており、枢支部32と、この枢支部32から互いに
対向するようにして一体に突設されたロックアーム部3
3及び弾性変位部34とから構成され、全体略々U字状
に形成されている。枢支部32は、基端部にカートリッ
ジ本体13を構成する下ハーフ12の内面に立設した支
持軸12Aに挿通される挿通孔が設けられている。
【0033】また、ロックアーム部33は、図5に示す
ようにシャッタロック部材31がカートリッジ本体13
に組み付けられた状態において、シャッタ開放ガイド溝
19に臨む側面部に係合凹部33Aが設けられている。
この係合凹部33Aは、シャッタ部材22が記録再生開
口部18を閉塞した状態において、このシャッタ部材2
2に形成した係合片29が相対係合する。これによっ
て、シャッタ部材22は、シャッタ部23、24によっ
て記録再生開口部18を閉塞した開口部閉塞位置で、シ
ャッタロック部材31によってロック状態に保持され
る。なお、弾性変位部34は、シャッタロック部材31
がカートリッジ本体13に組み付けられた状態におい
て、その先端部が下ハーフ12に立設した立壁と係合さ
れる。
【0034】カートリッジ本体13には、シャッタロッ
ク部材31を支持する支持軸12Aが立設されたコーナ
部と対角位置の下ハーフ12の一方コーナ部に誤記録防
止部材35が配設されている。誤記録防止部材35は、
合成樹脂材料によって全体略E字状に成形されており、
下ハーフ12に沿って第1及び第2の位置に切換操作さ
れることによってこの下ハーフ12に穿設した誤記録検
出穴を閉塞及び開放する。
【0035】したがって、ディスクカートリッジ10
は、誤記録防止部材35が誤記録検出穴を閉塞した第1
の位置に設定された状態おいては、例えば記録再生装置
側に配設される誤記録検出手段の誤記録検出穴への進入
が阻止され、光ディスク14への情報信号の記録を可能
な状態とする。また、ディスクカートリッジ10は、誤
記録防止部材35が誤記録検出穴を開放した第2の位置
に設定された状態おいては、例えば記録再生装置側に配
設される誤記録検出手段が誤記録検出穴へ進入し、光デ
ィスク14への情報信号の記録を不能な状態とする。
【0036】以上のように構成したディスクカートリッ
ジ10は、カートリッジ本体13の上面に設けた挿入方
向指示マークに従って記録再生装置内に配設したカート
リッジホルダ等を備えたカートリッジ装着部に挿入され
る。この挿入操作によって、カートリッジ本体13の前
面部38に形成したシャッタ開放ガイド溝19には、そ
の開放端から記録再生装置側に設けたシャッタ開放部材
36が進入する。そして、シャッタ開放部材36は、デ
ィスクカートリッジ10がさらにカートリッジ装着部へ
と挿入されるにしたがい、シャッタロック部材31のロ
ックアーム部33の基端側外側面から先端側に向かって
乗り上がり、ロックアーム部33をカートリッジ本体1
3の内方へと押圧する。
【0037】シャッタロック部材31は、このシャッタ
開放部材36によるロックアーム部33のカートリッジ
本体13の内方側への押圧動作に伴い、支持軸12Aに
枢支された枢支部32を中心として、図5において時計
方向へと回動動作する。シャッタ部材22は、このシャ
ッタロック部材31の回動動作によって、その係合片2
9とシャッタロック部材31の係合凹部33Aとの係合
状態が解除されて、カートリッジ本体13に対して移動
自由な状態となる。
【0038】シャッタ部材22は、シャッタロック部材
31によるロック状態が解除された後、ディスクカート
リッジ10のカートリッジ装着部への挿入操作にしたが
ってシャッタ開放部材36に押圧されて記録再生開口部
18を開放する方向へとスライド動作する。これによっ
て、ディスクカートリッジ10は、シャッタ部材22の
シャッタ部23、24によるカートリッジ本体13の記
録再生開口部18の閉塞状態が開放される。シャッタロ
ック部材31は、シャッタ部材22が記録再生開口部1
8を完全に開放する位置までスライド動作されると、シ
ャッタ開放部材36によるロックアーム部33への押圧
動作が解除される。そして、このシャッタロック部材3
1は、枢支部32を中心に、図5反時計方向へと回動復
帰してその係合凹部33Aがシャッタ開放ガイド溝19
に臨んだ状態となる。
【0039】上述したディスクカーリッジ10のカート
リッジ装着部への挿入操作に際して、シャッタ開放ガイ
ド溝19には、シャッタ開放部材36に先行してシャッ
タ閉塞部材37が進入する。そして、シャッタ閉塞部材
37は、ディスクカートリッジ10が記録再生装置のデ
ィスク装着部へと挿入されるにしたがって、シャッタ部
材22の第1のスライドガイド部26の側端部に当接す
る。シャッタ閉塞部材37は、図示しない弾性手段によ
ってカートリッジ本体13の前面部38側に付勢されて
いる。
【0040】したがって、第1のスライドガイド部26
の側端部に当接したシャッタ閉塞部材37は、弾性手段
の作用によって第1のスライドガイド部26の表面側に
乗り上がる。そして、シャッタ閉塞部材37は、シャッ
タ部材22が記録再生開口部18を完全に開放する位置
までスライド動作された状態において、先端部がシャッ
タ部材22の係合穴28と対応位置し、弾性手段の弾性
力によって係合穴28に相対係合する。シャッタ部材2
2は、係合穴28とシャッタ閉塞部材37との係合状態
が弾性手段の弾性力によって保持されることによって、
記録再生開口部18を開放した状態に保持される。
【0041】ディスクカートリッジ10は、記録、再生
操作が終了してイジェクト操作が行なわれると、記録再
生装置のカートリッジ装着部から取り出される。この
際、シャッタ部材22は、弾性手段の弾性力によって係
合穴28に相対係合する記録再生装置側のシャッタ閉塞
部材37により係止された状態にあるため、カートリッ
ジ本体13に対して相対移動することになる。そして、
シャッタ部材22は、ディスクカートリッジ10がディ
スク装着部の開口部まで移動された状態において、係合
穴28とシャッタ閉塞部材37との係合状態が解除され
る。また、シャッタ部材22は、シャッタ部23、24
がカートリッジ本体13の記録再生開口部18を閉塞し
た状態にあり、この記録再生開口部18を閉塞した位置
でシャッタロック部材31によって保持される。
【0042】上述したように、シャッタ部材22は、デ
ィスクカートリッジ10がカートリッジ装着部に挿脱さ
れる際に、シャッタ開放部材36及びシャッタ閉塞部材
37によってカートリッジ本体13に対してスライド動
作される。なお、シャッタ閉塞部材37は、シャッタ開
放部材36のようにシャッタ部材22に直接作用してス
ライド動作させる部材では無いが、以下の説明において
は便宜上、シャッタ開放部材36と同様の動作を行う部
材として説明する。
【0043】シャッタ部材22は、記録再生開口部18
を開放、閉塞する2位置に亘ってスライド動作するに際
して、シャッタ閉塞部材37を介して弾性手段からカー
トリッジ本体13の前面部38に圧接する方向の弾性力
が作用される。このため、相対する摺動面を構成するシ
ャッタ部材22の連結部25の内側面とカートリッジ本
体13の前面部38を構成する上ハーフ11及び下ハー
フ12のそれぞれの端面13A、13Bとの間には、シ
ャッタ部材22がスライド動作するに際して摩擦力が発
生する。シャッタ部材22は、この摩擦力によってスラ
イド動作に影響を受ける。
【0044】実施例ディスクカートリッジ10において
は、相対する摺動面を構成するシャッタ部材22とカー
トリッジ本体13の前面部38との少なくとも一方側
に、上述した摩擦力を低減してシャッタ部材22を円滑
にスライド動作させるために、シリコンオイル層からな
る潤滑剤層が形成されている。例えば、この潤滑剤層
は、図1及び図2に示すように、シャッタ部材22の連
結部25の内面が摺擦するカートリッジ本体13の前面
部38の端面13A、13Bに形成される。
【0045】潤滑剤層40は、図6及び図7に示すよう
に、潤滑剤形成装置50を用いてカートリッジ本体13
に形成される。この潤滑剤形成装置50は、カートリッ
ジ本体13を保持するカートリッジ保持治具51と、後
述する塗布材54をカートリッジ本体13の前面部38
に押し付ける塗布材押圧装置55とから構成される。カ
ートリッジ保持治具51は、基台52の主面にカートリ
ッジ本体13の外形寸法とほぼ等しい内形寸法を有する
とともに一側部が開放されることによってコ字状を呈す
る保持枠53によって構成される。そして、カートリッ
ジ本体13を構成する上ハーフ12又は下ハーフ13
は、図6に示すように、保持枠53に基台52の一方側
面部52Aからその端面13A、13Bを突出させるよ
うにして嵌合されることによって基台52上に載置され
る。
【0046】塗布材押圧装置55は、図示しない駆動手
段、例えばてこ機構等による手動駆動機構や電動モー
タ、空気シリンダーを駆動源とする機械駆動機構によっ
て駆動され、矩形ブロック状の押圧部材56を有してい
る。この押圧部材56は、駆動手段によって、上下ハー
フ12、13が載置された基台52の側面部52Aに対
して接離動作され、上下ハーフ12、13の端面13
A、13Bに対して一定の圧力で平行な状態で当接す
る。また、押圧部材56は、長手方向の幅寸法が、上ハ
ーフ12或いは下ハーフ13のシャッタ部材22がスラ
イド動作する領域に対応した長さ寸法を有している。
【0047】塗布材54は、カートリッジ保持治具51
と塗布材押圧装置55の押圧部材56との間に位置して
配設され、クリーンルーム中で用いられるいわゆるクリ
ーンクロス(例えば、カネボウ株式会社製のミニマック
ス(商品名))や不織布等のシート材によって構成され
ている。この塗布材54には、潤滑剤であるシリコンオ
イル(例えば、信越化学工業株式会社製のKF−96
(商品名))が浸潤されている。このシリコンオイル
は、ヘキサン等の溶剤により4%シリコンオイル溶液と
して希釈され、このシリコンオイル溶液中にクリーンク
ロスを浸たした後、自然乾燥工程を経ることによって、
クリーンクロスに浸潤されて塗布材54を構成する。
【0048】塗布材54は、塗布材押圧装置55が駆動
されると、図7に示すように、押圧部材56によってカ
ートリッジ保持治具51の側面部52Aより突出された
上ハーフ12又は下ハーフ13の端面13A、13Bに
押圧される。これによって、塗布材54に浸潤されたシ
リコンオイルは、上ハーフ12又は下ハーフ13の端面
13A、13Bに転着され、この端面13A、13B上
にシリコンオイルからなる潤滑剤層40を形成する。な
お、潤滑剤層40は、上ハーフ12又は下ハーフ13の
前端面13A、13Bのみに形成され、内部等のその他
の箇所に形成されることは無く、またその厚み寸法も均
一である。
【0049】この場合、塗布材54は、例えば押圧力が
0.2Kgf/cm2 、押圧時間が0.2秒程度で押圧
部材56によって上ハーフ12又は下ハーフ13の端面
13A、13Bに押圧される。これによって、上ハーフ
12又は下ハーフ13の端面13A、13Bには、厚み
寸法が5μm乃至20μm程度の潤滑剤層40が形成さ
れる。押圧部材56は、塗布材54を上ハーフ12又は
下ハーフ13の端面13A、13Bに押圧した後、塗布
材押圧装置55によって初期位置へと復旧動作する。し
かる後、潤滑剤層40が形成された上ハーフ12又は下
ハーフ13は、カートリッジ保持治具51から取り出さ
れ、次の上ハーフ12又は下ハーフ13がカートリッジ
保持治具51に装着されることによって連続して潤滑剤
形成工程が行われる。
【0050】以上のように構成されたカートリッジ本体
13を備えるデイスクカートリッジ10は、図8に示す
ように、カートリッジ本体13とその前面部38にスラ
イド自在に組み合わされたシャッタ部材22との相対す
る摺動面に、上ハーフ12及び下ハーフ13の端面13
A、13Bにそれぞれ形成した潤滑剤層40が構成され
る。したがって、この潤滑剤層40は、シャッタ閉塞部
材37を介して弾性手段からカートリッジ本体13の前
面部38に圧接する方向の弾性力が作用された状態でス
ライド動作するシャッタ部材22を、カートリッジ本体
13に対して軽微な操作力でかつ円滑にスライド動作さ
せる。
【0051】上述した第1の実施例ディスクカートリッ
ジ10は、潤滑材形成装置50によってカートリッジ本
体13の前面部38に潤滑剤層40を形成したものを説
明したが、シャッタ部材22側に潤滑剤層を形成するよ
うにしてもよい。
【0052】シャッタ部材22は、一般に薄い金属ロー
ル板を材料として順送り精密プレス装置によって、図9
に示すように連続的に形成される。すなわち、プレス装
置に供給された材料金属板60は、後述する潤滑剤層形
成工程61を経て、外形抜き工程62において連結片6
3を介して連設されたシャッタ部材22の展開形状を呈
する第1の中間部材64が打ち抜き形成される。この第
1の中間部材64は、折曲げ工程65において、シャッ
タ閉塞部材係合穴28の部分が打ち抜かれた連結部25
の対応部分に対して上下シャッタ部23、24の対応部
分及び第1、第2のスライドガイド部26、27の対応
部分とが直角に折曲された全体が略コ字状の第2の中間
部材66が形成される。
【0053】なお、第2の中間部材66は、図9では、
折曲げ工程65において上述した各部の折り曲げを1シ
ョットで行って形成される1つの部材として示したが、
精密加工、型抜き等の理由から複数ショットによって折
曲形成する場合には、各ショットに対応して複数の中間
部材が形成されることになる。
【0054】第2の中間部材66は、切断工程67にお
いて、連結片63からそれぞれ切断されることによっ
て、シャッタ部材22が形成される。材料金属板60に
潤滑剤層74を形成する潤滑剤層形成工程61は、図1
0に示した潤滑剤形成装置68が配設されている。この
潤滑剤形成装置68は、基台69と塗布材押圧装置70
とから構成されている。基台69は、平滑受け面を有し
ており、材料金属板60を支持して搬送する搬送基台7
2と同一面を構成するようにして搬送路中に対して上下
動作される。基台69は、上昇動作された状態におい
て、材料金属板60の各工程を経て形成されるシャッタ
部材22の連結部25に対応した領域に対応して搬送路
中に位置する。
【0055】塗布材押圧装置70は、搬送路を挟んで基
台69に対向するようにして配設され、平滑受け面を有
する押圧部材71を備えている。また、この塗布材押圧
装置70は、図示しない駆動手段、例えばてこ機構等に
よる手動駆動機構や電動モータ、空気シリンダーを駆動
源とする機械駆動機構或いはプレス装置の駆動機構によ
って駆動され、押圧部材71を搬送路中に対して上下動
作させる。この塗布材押圧装置70は、材料金属板60
の間歇送り動作と連動して上下動作される。そして、押
圧部材71と搬送基台72に支持されて搬送される材料
金属板60との間には、塗布材73が、配設されてい
る。
【0056】この塗布材73は、上述した第1の実施例
ディスクカートリッジ10を形成する際に用いられた塗
布材54と同様に、クリーンルーム中で用いられるいわ
ゆるクリーンクロスや不織布等のシート材に、潤滑剤で
あるシリコンオイルを浸潤して形成される。塗布材73
は、シャッタ部材22の連結部25の高さ寸法とほぼ等
しい幅寸法を有している。また、この塗布材73は、材
料金属板60のシャッタ部材22の連結部25に対応す
る領域に対向して配設されている。
【0057】押圧部材71は、塗布材押圧装置70が駆
動されることによって、下降動作されて塗布材73を材
料金属板60の表面に押し付ける。これによって、塗布
材54に浸潤されたシリコンオイルは、材料金属板60
の表面に転着されて、図9に示すように、この材料金属
板60のシャッタ部材22の連結部25に対応する領域
にシリコンオイルからなる潤滑剤層74を帯状に形成す
る。なお、押圧部材71による材料金属板60への塗布
材73の押圧時間、押圧力は、上述したカートリッジ本
体13の前面部に潤滑剤層40を形成する工程とほぼ同
様であり、材料金属板60には、厚み寸法が5μm乃至
20μmの均一な厚み寸法の潤滑剤層74が形成され
る。
【0058】なお、潤滑剤層74は、図9に示した工程
においては、材料金属板60の表面に連続した帯状に形
成されているが、連結部25に対応する部分には形成さ
れない、断続した帯状に形成するようにしてもよい。
【0059】材料金属板60は、潤滑剤層形成工程61
においてシャッタ部材22の連結部25に対応する領域
に潤滑剤層74が形成された後、上述したように、外形
抜き工程62、折曲げ工程65或いは切断工程67が施
されて、シャッタ部材22が形成される。したがって、
シャッタ部材22は、図11に示したように、連結部2
5の内面に長さ方向の全域に亘って均一な厚み寸法のシ
リコンオイルからなる潤滑剤層74が形成される。
【0060】以上によって形成されたシャッタ部材22
をカートリッジ本体13に組み付けたデイスクカートリ
ッジ10は、図12に示すように、カートリッジ本体1
3とその前面部38にスライド自在に組み合わされたシ
ャッタ部材22との相対する摺動面に、シャッタ部材2
2の連結部25の内面に形成された潤滑剤層74が構成
される。したがって、この潤滑剤層74は、シャッタ閉
塞部材37を介して弾性手段からカートリッジ本体13
の前面部に圧接する方向の弾性力が作用された状態でス
ライド動作するシャッタ部材22を、カートリッジ本体
13に対して軽微な操作力でかつ円滑にスライド動作さ
せる。
【0061】なお、シャッタ部材22に潤滑材層74を
形成する潤滑剤形成装置68は、上述した材料金属板6
0の搬送路を挟んで互いに対向配置された基台69と、
この基台69と搬送路を挟んで対向配置された押圧部材
71を備える塗布材押圧装置70とから構成したが、い
わゆるロールタイププレス型で構成してもよい。すなわ
ち、この潤滑剤形成装置は、基台に対向して配設された
弾性ロール部材を備え、この弾性ロール部材によって塗
布材73を材料金属板60の表面に押圧し、潤滑剤層を
形成するように構成したものである。
【0062】また、潤滑剤形成装置は、塗布材73を材
料金属板60に押圧するに際して、基台69側を上昇動
作させるように構成したものであってもよい。さらに、
塗布材73については、供給リールと巻取りリールに掛
け合わせ、潤滑剤形成装置68の動作に連動して所定量
を供給するように構成してもよい。
【0063】上記各実施例は、光ディスク14を収納し
たディスクカ−トリッジ10に適用した例を示したが、
本発明は、カ−トリッジ本体13に形成した記録再生開
口部18を開閉するスライド動作自在なシャッタ部材2
2を備え、このシャッタ部材22がシャッタ閉塞部材3
7によってカートリッジ本体13に弾性力を付与された
状態でスライド動作するように構成された他のディスク
カ−トリッジにも広く適用されることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るディスクカ−トリッジによれば、カートリッジ本体の
前面部と、このカートリッジ本体に押し付けられた状態
でスライド動作されて記録再生開口部を開放、閉塞する
シャッタ部材との、相対する摺接面を構成する少なくと
もいずれか一方の部材の表面に潤滑剤層を形成したこと
により、シャッタ部材がスライド動作する際の摺動摩擦
力が軽減され、シャッタ部材の操作力を小さくすること
ができる。したがって、ディスクカートリッジを記録再
生装置へ装着する際の操作感の向上が図られ、またイジ
ェクト操作時にシャッタ閉塞部材がシャッタ部材の係合
孔から抜け出てしまうといった現象が防止され、シャッ
タ部材は、確実に開放状態から閉塞状態へとスライド動
作する。
【0065】また、本発明に係るディスクカ−トリッジ
の製造方法によれば、カートリッジ本体の前面部と、こ
のカートリッジ本体に押し付けられた状態でスライド動
作されて記録再生開口部を開放、閉塞するシャッタ部材
の、相対する摺接面を構成する少なくともいずれか一方
の部材の表面に、塗布材を押し付けるといった極めて簡
単な方法によりシャッタ部材がスライド動作する際の摺
動摩擦力を軽減する潤滑剤層を形成することができる。
したがって、製造されたディスクカートリッジは、シャ
ッタ部材の操作力が低減されて、記録再生装置へ装着す
る際の操作感の向上が図られ、またイジェクト操作時に
シャッタ閉塞部材がシャッタ部材の係合孔から抜け出て
しまうといった現象が防止されて確実に開放状態から閉
塞状態へとスライド動作する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカ−トリッジの前面部側
をシャッタ部材を取り外して示した要部分解斜視図であ
る。
【図2】同ディスクカ−トリッジの前面部側を拡大して
示した要部正面図である。
【図3】同ディスクカ−トリッジの全体を分解して示す
斜視図である。
【図4】同ディスクカ−トリッジの斜視図である。
【図5】同ディスクカートリッジの上ハーフを取り外し
て示した要部平面図である。
【図6】同ディスクカ−トリッジの前面部に潤滑剤層を
形成する潤滑剤形成工程を説明する斜視図である。
【図7】同潤滑剤形成工程において、塗布材を押圧部材
によって下ハーフに押し付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図8】潤滑剤層が形成された同ディスクカ−トリッジ
の前面部を拡大して示す要部縦断面図である。
【図9】本発明に係るディスクカ−トリッジの他の実施
例である潤滑剤層がシャッタ部材に形成されたディスク
カ−トリッジに備えられる前記シャッタ部材の製造工程
説明図である。
【図10】同シャッタ部材製造工程の潤滑剤形成工程に
備えられる潤滑剤形成装置の概略を説明する概略構成図
である。
【図11】同シャッタ部材製造工程によって製造された
シャッタ部材を一部を切り欠いて示した斜視図である。
【図12】潤滑剤層が形成された同シャッタ部材を組み
付けたディスクカ−トリッジの前面部を拡大して示す要
部縦断面図である。
【図13】従来のディスクカ−トリッジの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 ディスクカートリッジ 11 上ハ−フ 12 下ハ−フ 13 カートリッジ本体 13A 上ハ−フの端面 13B 下ハ−フの端面 14 光ディスク(円盤状情報記録媒体) 18 記録再生開口部 19 シャッタ開放ガイド溝 22 シャッタ部材 23、24 シャッタ部 25 連結部 28 係合穴 31 シャッタロック部材 35 誤記録防止部材 36 シャッタ開放部材 37 シャッタ閉塞部材 38 カートリッジ本体の前面部 40 潤滑剤層 50 潤滑剤層形成装置 51 カートリッジ保持治具 54 塗布材 55 塗布材押圧装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の情報記録媒体が回転自在に収納
    されるとともに主面には情報記録媒体の一部を径方向に
    亘って外方に臨ませる記録再生開口部が開設されたカー
    トリッジ本体と、前記記録再生開口部を開閉するシャッ
    タ部及びこのシャッタ部と直交する方向に連設されるこ
    とによって前記カートリッジ本体の一方側面部と対向さ
    れかつ記録再生装置のシャッタ閉塞部材が係合する係合
    穴が穿設された連結部とを有しカートリッジ本体に移動
    自在に組み合わされるシャッタ部材とを備え、 相対する摺接面を構成するカートリッジ本体の前面部の
    表面とシャッタ部材の連結部の内面との少なくともいず
    れか一方側の表面に、潤滑剤層を形成したことを特徴と
    するディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 カートリッジ本体の前面部表面に形成さ
    れる潤滑剤層は、少なくともジャッタ部材の摺動領域に
    対応して形成されたことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 円盤状の情報記録媒体を回転自在に収納
    しかつ主面には情報記録媒体の一部を径方向に亘って外
    方に臨ませる記録再生開口部が開設されたカートリッジ
    本体と、前記記録再生開口部を開閉するシャッタ部及び
    このシャッタ部と直交する方向に連設されることによっ
    て前記カートリッジ本体の一方側面部と対向されかつ記
    録再生装置のシャッタ閉塞部材が係合する係合穴が穿設
    された連結部とを有するシャッタ部材との、 相対する摺接面を構成するカートリッジ本体の前面部の
    表面又はシャッタ部材の連結部の内面との少なくともい
    ずれか一方側の表面に、潤滑剤が浸潤された塗布部材を
    押し付けることによって、潤滑剤層を形成するようにし
    たことを特徴とするディスクカートリッジの製造方法。
  4. 【請求項4】 カートリッジ本体の、シャッタ部材の連
    結部が摺擦する前面部の表面に形成される潤滑剤層は、
    カートリッジ本体の前面部を臨ませるようにして保持治
    具に保持した状態で、潤滑剤が含浸された塗布部材を押
    圧部材により前面部に押し付けることによって形成され
    ることを特徴とする請求項3記載のディスクカートリッ
    ジの製造方法。
  5. 【請求項5】 シャッタ部材の連結部の内面に形成され
    る潤滑剤層は、材料金属板に施される外形抜き加工、折
    曲げ加工及び切断加工の前工程で、シャッタ部材の連結
    部に対応する材料金属板の領域に、潤滑剤が浸潤された
    塗布部材を押圧部材により押し付けることによって形成
    されることを特徴とする請求項3記載のディスクカート
    リッジの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0961273A3 (en) * 1998-05-28 1999-12-29 TDK Corporation Cartridge and manufacturing method thereof
EP1049093A1 (en) * 1999-04-30 2000-11-02 Sony Corporation Disc Cartridge

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