JPH0731288A - 園芸用トレー - Google Patents
園芸用トレーInfo
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- JPH0731288A JPH0731288A JP17904093A JP17904093A JPH0731288A JP H0731288 A JPH0731288 A JP H0731288A JP 17904093 A JP17904093 A JP 17904093A JP 17904093 A JP17904093 A JP 17904093A JP H0731288 A JPH0731288 A JP H0731288A
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- 238000003898 horticulture Methods 0.000 title claims abstract 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 66
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 description 19
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 6
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 収納ポケットに軟質ポットを入れたままで容
易に底面給水を行えるようにし、複数の軟質ポットを同
時に取り出せるようにすることで苗の積み替え作業を容
易にし、さらには、収納ポケット内での軟質ポットの上
下動を抑制して苗の運搬時の信頼性を高める。 【構成】 園芸用トレー1は、底板5、脚板6および枠
板7からなる。底板7の中央部には給水穴10が形成さ
れ、枠板7の上端中央部には切欠溝7が形成される。ま
た、枠板7の横断面は、逆V字状になっている。底面給
水を行う場合、苗をトレーに載せたまま保水マット上に
載置し、通水孔を有する軟質ポットPの底面を撓ませて
保水マットに接触させる。また、軟質ポットPを取り出
す場合、切欠溝9の位置で隣合う軟質ポットPを掴んで
同時に取り出す。さらに、苗の運搬時、枠板7の下端に
軟質ポットPの外周面が膨れて係止されるため、ポット
の上下動が防止される。
易に底面給水を行えるようにし、複数の軟質ポットを同
時に取り出せるようにすることで苗の積み替え作業を容
易にし、さらには、収納ポケット内での軟質ポットの上
下動を抑制して苗の運搬時の信頼性を高める。 【構成】 園芸用トレー1は、底板5、脚板6および枠
板7からなる。底板7の中央部には給水穴10が形成さ
れ、枠板7の上端中央部には切欠溝7が形成される。ま
た、枠板7の横断面は、逆V字状になっている。底面給
水を行う場合、苗をトレーに載せたまま保水マット上に
載置し、通水孔を有する軟質ポットPの底面を撓ませて
保水マットに接触させる。また、軟質ポットPを取り出
す場合、切欠溝9の位置で隣合う軟質ポットPを掴んで
同時に取り出す。さらに、苗の運搬時、枠板7の下端に
軟質ポットPの外周面が膨れて係止されるため、ポット
の上下動が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花や野菜等の苗をポッ
ト栽培する際に用いて好適な園芸用トレーに関する。
ト栽培する際に用いて好適な園芸用トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の園芸用トレーとしては、例えば、
実公平4−27314号公報、特開昭61−11541
9号公報等に開示されるものがある。この種のトレー
は、育苗用の軟質ポットを整列して並べる複数の収納ポ
ケットを有し、苗の取扱いを容易にしたものである。
実公平4−27314号公報、特開昭61−11541
9号公報等に開示されるものがある。この種のトレー
は、育苗用の軟質ポットを整列して並べる複数の収納ポ
ケットを有し、苗の取扱いを容易にしたものである。
【0003】しかしながら、このような従来の園芸用ト
レーによると、多数の苗をトレーから他の場所へ移し替
える場合、軟質ポットの上端部を一個ずつ摘んで持ち上
げて移動するため、苗の積み替え作業が面倒になり、作
業時間が長くなりやすい。また、トラックの荷台等にト
レーを積んで苗を運搬するとき、路面状況が悪いと、収
納ポケット内で軟質ポットが弾んで上下動しやすいこと
から、土や砂などがポット外に散乱し、また、上下動が
大きい場合には軟質ポットが収納ポケットから外へ飛び
出すおそれもある。また、近年、軟質ポットの底面中央
の通水孔から底面給水法により苗に水を与えることある
が、従来の園芸用トレーによると、収納ポケットの底板
が邪魔になることから、トレーに載せたままで苗に充分
な水を与えるのは困難であった。このため、従来は、例
えば、トレーから苗を取り出し、保水マット上に軟質ポ
ットを並べて通水孔とマット表面とを接触させており、
苗が倒れやすく、個々の苗の取扱いが面倒になってい
た。本発明は、このような問題点を解決するためになさ
れたもので、収納ポケットに軟質ポットを入れたまま
で容易に底面給水を行えるようにし、複数の軟質ポッ
トを同時に取り出せるようにすることで苗の積み替え作
業を容易にし、さらには、収納ポケット内での軟質ポ
ットの上下動を抑制して苗の運搬時の信頼性を高めるよ
うにした園芸用トレーを提供することを目的とする。
レーによると、多数の苗をトレーから他の場所へ移し替
える場合、軟質ポットの上端部を一個ずつ摘んで持ち上
げて移動するため、苗の積み替え作業が面倒になり、作
業時間が長くなりやすい。また、トラックの荷台等にト
レーを積んで苗を運搬するとき、路面状況が悪いと、収
納ポケット内で軟質ポットが弾んで上下動しやすいこと
から、土や砂などがポット外に散乱し、また、上下動が
大きい場合には軟質ポットが収納ポケットから外へ飛び
出すおそれもある。また、近年、軟質ポットの底面中央
の通水孔から底面給水法により苗に水を与えることある
が、従来の園芸用トレーによると、収納ポケットの底板
が邪魔になることから、トレーに載せたままで苗に充分
な水を与えるのは困難であった。このため、従来は、例
えば、トレーから苗を取り出し、保水マット上に軟質ポ
ットを並べて通水孔とマット表面とを接触させており、
苗が倒れやすく、個々の苗の取扱いが面倒になってい
た。本発明は、このような問題点を解決するためになさ
れたもので、収納ポケットに軟質ポットを入れたまま
で容易に底面給水を行えるようにし、複数の軟質ポッ
トを同時に取り出せるようにすることで苗の積み替え作
業を容易にし、さらには、収納ポケット内での軟質ポ
ットの上下動を抑制して苗の運搬時の信頼性を高めるよ
うにした園芸用トレーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】そのために本発明の園
芸用トレーは、園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
あって、前記収納ポケットの底部に設けられる底板と、
前記底板の外周端部に立ち上げられる脚板と、前記脚板
の上端に固定される枠板とを有し、前記収納ポケットの
隣合う位置に前記枠板の上端中央部を切り欠いて形成さ
れる切欠溝を設けるとともに、前記枠板の前記切欠溝下
方に前記脚板を形成したことを特徴とする。前記底板
に、前記園芸用軟質ポットの底面を撓ませて嵌合させる
給水穴を設けたことを特徴とする。前記枠板の横断面を
逆V字状に形成したことを特徴する。
芸用トレーは、園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
あって、前記収納ポケットの底部に設けられる底板と、
前記底板の外周端部に立ち上げられる脚板と、前記脚板
の上端に固定される枠板とを有し、前記収納ポケットの
隣合う位置に前記枠板の上端中央部を切り欠いて形成さ
れる切欠溝を設けるとともに、前記枠板の前記切欠溝下
方に前記脚板を形成したことを特徴とする。前記底板
に、前記園芸用軟質ポットの底面を撓ませて嵌合させる
給水穴を設けたことを特徴とする。前記枠板の横断面を
逆V字状に形成したことを特徴する。
【0005】
【作用】本発明の園芸用トレーによると、収納ポケット
に軟質ポットを並べた場合、隣合う軟質ポットの上端部
が枠材の切欠溝で重なり合う。このため、作業者は、こ
の切欠溝の位置で軟質ポットをつまみ上げることで、同
時に複数の軟質ポットを取り出して移動することができ
る。また、底板に給水穴を形成することから、収納ポケ
ットに軟質ポットを挿入した場合、通水孔を有する軟質
ポットの底面中央部が下方に撓んで給水穴に嵌まり込
む。従って、保水マットの上にトレーを載置すると、軟
質ポットの底面中央部が保水マットに接触し、給水穴か
ら通水孔を通過して苗への底面給水が可能になる。さら
に、枠材の横断面を逆V字状に形成すると、収納ポケッ
トに軟質ポットを入れたとき、枠板の下端に軟質ポット
の側壁が係止されることから、苗運搬時に軟質ポットの
上下動が確実に防止される。
に軟質ポットを並べた場合、隣合う軟質ポットの上端部
が枠材の切欠溝で重なり合う。このため、作業者は、こ
の切欠溝の位置で軟質ポットをつまみ上げることで、同
時に複数の軟質ポットを取り出して移動することができ
る。また、底板に給水穴を形成することから、収納ポケ
ットに軟質ポットを挿入した場合、通水孔を有する軟質
ポットの底面中央部が下方に撓んで給水穴に嵌まり込
む。従って、保水マットの上にトレーを載置すると、軟
質ポットの底面中央部が保水マットに接触し、給水穴か
ら通水孔を通過して苗への底面給水が可能になる。さら
に、枠材の横断面を逆V字状に形成すると、収納ポケッ
トに軟質ポットを入れたとき、枠板の下端に軟質ポット
の側壁が係止されることから、苗運搬時に軟質ポットの
上下動が確実に防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1実施例による園芸用トレーを図1〜図7に示
す。図1〜図3に示すように、プラスチック等からなる
園芸用トレー1は、育苗用の軟質ポットPの収納ポケッ
ト2を縦方向及び横方向に連なって有する。軟質ポット
2に花、野菜等の苗を植えて所定の期間収納ポケット2
に並べて栽培するものである。収納ポケット2は、底板
5、脚板6および枠板7により形成される。円形の底板
5の外周端部に径方向に対向して脚板6が立ち上げら
れ、この脚板6の上端部に方形の枠板7が固定されてい
る。底板5の直径は、軟質ポットPの底面の径より僅か
に大きい程度に設定され、また、枠板7の一辺の長さ
は、軟質ポットPの上端開口部の径より僅かに大きく設
定される。脚板6は、軟質ポットPの側壁の傾斜に沿っ
て底板5から枠板7へ傾斜して延びている。底板5から
枠板7までの高さは、軟質ポットPの高さとほぼ同程度
である。
する。第1実施例による園芸用トレーを図1〜図7に示
す。図1〜図3に示すように、プラスチック等からなる
園芸用トレー1は、育苗用の軟質ポットPの収納ポケッ
ト2を縦方向及び横方向に連なって有する。軟質ポット
2に花、野菜等の苗を植えて所定の期間収納ポケット2
に並べて栽培するものである。収納ポケット2は、底板
5、脚板6および枠板7により形成される。円形の底板
5の外周端部に径方向に対向して脚板6が立ち上げら
れ、この脚板6の上端部に方形の枠板7が固定されてい
る。底板5の直径は、軟質ポットPの底面の径より僅か
に大きい程度に設定され、また、枠板7の一辺の長さ
は、軟質ポットPの上端開口部の径より僅かに大きく設
定される。脚板6は、軟質ポットPの側壁の傾斜に沿っ
て底板5から枠板7へ傾斜して延びている。底板5から
枠板7までの高さは、軟質ポットPの高さとほぼ同程度
である。
【0007】図2に示すように、枠板7は、横板7aと
縦板7bとが水平方向に直交してなる。横板7aと縦板
7bの高さ方向の板幅は、脚板6の板幅程度に設定され
る。なお、枠板7を方形としたのは、所定の成形材料で
トレーの単位面積あたりの収納ポケット数を比較的多く
確保することができるからである。また、横板7aと縦
板7bとの交差部分をR形状としたのは、成形時に型抜
きをスムーズにするためである。
縦板7bとが水平方向に直交してなる。横板7aと縦板
7bの高さ方向の板幅は、脚板6の板幅程度に設定され
る。なお、枠板7を方形としたのは、所定の成形材料で
トレーの単位面積あたりの収納ポケット数を比較的多く
確保することができるからである。また、横板7aと縦
板7bとの交差部分をR形状としたのは、成形時に型抜
きをスムーズにするためである。
【0008】縦板7aの長さ方向中央上端部には、コ字
状の切欠溝9が形成される。切欠溝9は、溝幅が数cm
程度、溝深さが板幅の1/2程度である。切欠溝9の溝
面は、縦板7aの上端面に連なっており、トレー成形時
に一体に形成されるものである。なお、枠板7の外枠部
には、切欠溝9は形成されない。ここで、本実施例で
は、脚板6が切欠溝9の下方に設けられている。すなわ
ち、枠板7の切欠溝9の下側部と底板5の外周端部との
間に脚板6が形成される。このため、切欠溝9を形成し
たことにより縦板7bの板幅が部分的に減少しても、園
芸用トレー1の枠強度が充分に確保される。
状の切欠溝9が形成される。切欠溝9は、溝幅が数cm
程度、溝深さが板幅の1/2程度である。切欠溝9の溝
面は、縦板7aの上端面に連なっており、トレー成形時
に一体に形成されるものである。なお、枠板7の外枠部
には、切欠溝9は形成されない。ここで、本実施例で
は、脚板6が切欠溝9の下方に設けられている。すなわ
ち、枠板7の切欠溝9の下側部と底板5の外周端部との
間に脚板6が形成される。このため、切欠溝9を形成し
たことにより縦板7bの板幅が部分的に減少しても、園
芸用トレー1の枠強度が充分に確保される。
【0009】収納ポケット2に軟質ポットPを挿入する
と、横方向に隣合う軟質ポットPの上端部が切欠溝9で
重なって接触し合う。これにより、収納ポケット2から
軟質ポットPを取り出す場合、作業者は、切欠溝9で重
なる部分の軟質ポットPの上端部を掴むことで、2個の
軟質ポット7を同時に持ち上げることが可能になる。ま
た、隣合った軟質ポットPを片手で容易に移動させるこ
とができ、苗の積み替え作業等を短時間で実施すること
が可能になる。
と、横方向に隣合う軟質ポットPの上端部が切欠溝9で
重なって接触し合う。これにより、収納ポケット2から
軟質ポットPを取り出す場合、作業者は、切欠溝9で重
なる部分の軟質ポットPの上端部を掴むことで、2個の
軟質ポット7を同時に持ち上げることが可能になる。ま
た、隣合った軟質ポットPを片手で容易に移動させるこ
とができ、苗の積み替え作業等を短時間で実施すること
が可能になる。
【0010】図4〜図6に示すように、枠板7の横断面
は、逆V字状に形成される。すなわち、横板7aおよび
縦板7bが上端から下端へ行くにしたがい収納ポケット
2の中央側に傾斜して形成されている。各板の傾斜角
は、成形時に容易に型抜きを行える程度の傾斜角となっ
ている。図7に示すように、収納ポケット2に軟質ポッ
トPを挿入すると、ポット内の土がポット内周壁を径外
方向に押し広げるため、ポット上部の外周壁が枠板7の
下端に係止される。このため、トレーが振動等しても、
軟質ポットPが収納ポケット2で上下動することが防止
され、苗の運搬時の取扱いが容易になる。なお、このよ
うに枠板7を逆V字状に形成すると、横板7aおよび縦
板7bの肉厚を比較的小さく設定することができ、成形
材料の節約を図ることもできる。
は、逆V字状に形成される。すなわち、横板7aおよび
縦板7bが上端から下端へ行くにしたがい収納ポケット
2の中央側に傾斜して形成されている。各板の傾斜角
は、成形時に容易に型抜きを行える程度の傾斜角となっ
ている。図7に示すように、収納ポケット2に軟質ポッ
トPを挿入すると、ポット内の土がポット内周壁を径外
方向に押し広げるため、ポット上部の外周壁が枠板7の
下端に係止される。このため、トレーが振動等しても、
軟質ポットPが収納ポケット2で上下動することが防止
され、苗の運搬時の取扱いが容易になる。なお、このよ
うに枠板7を逆V字状に形成すると、横板7aおよび縦
板7bの肉厚を比較的小さく設定することができ、成形
材料の節約を図ることもできる。
【0011】そして、図8に示すように、底板5の中央
部には、円形の給水穴10が形成される。給水穴10の
穴径は、軟質ポットPが底面が抜け落ちない程度になっ
ている。給水穴10によると、軟質ポットPの通水孔H
から水を排出しやすくし、また、供給しやすくする。底
面給水法により苗に給水する場合、図8に示すように、
まず、適当な水分を含む保水マット15を所定の場所に
敷き、次いで、保水マット15の上に防根マット16を
敷く。次いで、この防根マット16上に、軟質ポットP
を収納したトレーを載置する。すると、図8に示すよう
に、軟質ポットPの底面が土の重さで下方に撓んで給水
穴10に嵌まり込むため、底面中央部が防根マットに接
触し、図8矢印に示すように、毛管作用によって給水穴
10および通水孔Hを通して軟質ポットP内に適度な水
分が供給される。
部には、円形の給水穴10が形成される。給水穴10の
穴径は、軟質ポットPが底面が抜け落ちない程度になっ
ている。給水穴10によると、軟質ポットPの通水孔H
から水を排出しやすくし、また、供給しやすくする。底
面給水法により苗に給水する場合、図8に示すように、
まず、適当な水分を含む保水マット15を所定の場所に
敷き、次いで、保水マット15の上に防根マット16を
敷く。次いで、この防根マット16上に、軟質ポットP
を収納したトレーを載置する。すると、図8に示すよう
に、軟質ポットPの底面が土の重さで下方に撓んで給水
穴10に嵌まり込むため、底面中央部が防根マットに接
触し、図8矢印に示すように、毛管作用によって給水穴
10および通水孔Hを通して軟質ポットP内に適度な水
分が供給される。
【0012】このように園芸用トレー1によると、収納
ポケット2に軟質ポットPを載せた状態で、底面給水法
による水の供給が容易に実現されるため、苗の成長度合
いが異なる場合でも、個々の苗が必要な分だけ水を吸収
することができ、効率よく苗を育てることができる。し
たがって、成長の比較的遅い苗に水を供給をし過ぎるこ
ともなく、根ぐされを大幅に低減する。また、収納ポケ
ット2に軟質ポットPが収納されるため、直接防根マッ
トの上に軟質ポットPを立てるのに比べ、ポットの横倒
れ等を起こしにくく、さらに、トレーに載せて複数の苗
を移動等することができることから、苗を並べる作業等
の煩雑さが解消される。
ポケット2に軟質ポットPを載せた状態で、底面給水法
による水の供給が容易に実現されるため、苗の成長度合
いが異なる場合でも、個々の苗が必要な分だけ水を吸収
することができ、効率よく苗を育てることができる。し
たがって、成長の比較的遅い苗に水を供給をし過ぎるこ
ともなく、根ぐされを大幅に低減する。また、収納ポケ
ット2に軟質ポットPが収納されるため、直接防根マッ
トの上に軟質ポットPを立てるのに比べ、ポットの横倒
れ等を起こしにくく、さらに、トレーに載せて複数の苗
を移動等することができることから、苗を並べる作業等
の煩雑さが解消される。
【0013】次に、本発明の第2実施例を図9〜図12
に示す。第2実施例による園芸用トレーは、切欠溝の両
側位置に脚板を設けたものである。園芸用トレー20
は、底板5の外周端の所定位置に横方向に対向して脚板
22が立ち上げられる。脚板22の上端は、縦板7bの
切欠溝9を挟んだ位置に連なっている。脚板22は、軟
質ポットの外周壁に沿って所定角度に傾斜するものであ
る。なお、第2実施例において前記第1実施例と実質的
に同一の構成部分には同一符号を付し説明を省略する。
第2実施例によると、脚板22が切欠溝9を挟んで形成
されるため、枠板7の強度が向上し、切欠溝9の溝幅ま
たは溝深さを大きく設定する場合に有効である。
に示す。第2実施例による園芸用トレーは、切欠溝の両
側位置に脚板を設けたものである。園芸用トレー20
は、底板5の外周端の所定位置に横方向に対向して脚板
22が立ち上げられる。脚板22の上端は、縦板7bの
切欠溝9を挟んだ位置に連なっている。脚板22は、軟
質ポットの外周壁に沿って所定角度に傾斜するものであ
る。なお、第2実施例において前記第1実施例と実質的
に同一の構成部分には同一符号を付し説明を省略する。
第2実施例によると、脚板22が切欠溝9を挟んで形成
されるため、枠板7の強度が向上し、切欠溝9の溝幅ま
たは溝深さを大きく設定する場合に有効である。
【0014】なお、前記第1実施例および第2実施例で
は、切欠溝を横方向に形成したが、他の実施例として
は、縦方向に形成してもよく、また、横方向および縦方
向の両方向に切欠溝を形成するようにしてもよい。ま
た、底板および給水穴の形状については、円形でなく、
四角形、六角形その他の形状にしてもよい。さらに、枠
板の横断面形状としては、V字状に限らず、Y字状、U
字状等にしてもよいし、また、切欠溝の形状について
は、コ字状に限らず、円弧状、半長円状、V字状等にし
てもよい。
は、切欠溝を横方向に形成したが、他の実施例として
は、縦方向に形成してもよく、また、横方向および縦方
向の両方向に切欠溝を形成するようにしてもよい。ま
た、底板および給水穴の形状については、円形でなく、
四角形、六角形その他の形状にしてもよい。さらに、枠
板の横断面形状としては、V字状に限らず、Y字状、U
字状等にしてもよいし、また、切欠溝の形状について
は、コ字状に限らず、円弧状、半長円状、V字状等にし
てもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の園芸用ト
レーによれば、トレーの底板に給水穴を設け、枠板
の上端に切り欠き溝を形成し、枠板の横断面を逆V字
状とする構成としたため、(i)トレーから苗を取り出す
ことなく、底面給水により苗に水を与えることができ
る、(ii)複数の軟質ポットを同時に移動することができ
るため、苗の積み替え作業がが容易になる、(iii) 軟
質ポットの上下動を防止することができるため、運搬時
の信頼性が高まる、(iv)成形材料が比較的少なくてよ
く、トレーの軽量化を図ることができる、という優れた
効果を発揮し、トレーの機能性が大幅に向上し、苗栽培
の作業性を格段に高めることができるという効果があ
る。
レーによれば、トレーの底板に給水穴を設け、枠板
の上端に切り欠き溝を形成し、枠板の横断面を逆V字
状とする構成としたため、(i)トレーから苗を取り出す
ことなく、底面給水により苗に水を与えることができ
る、(ii)複数の軟質ポットを同時に移動することができ
るため、苗の積み替え作業がが容易になる、(iii) 軟
質ポットの上下動を防止することができるため、運搬時
の信頼性が高まる、(iv)成形材料が比較的少なくてよ
く、トレーの軽量化を図ることができる、という優れた
効果を発揮し、トレーの機能性が大幅に向上し、苗栽培
の作業性を格段に高めることができるという効果があ
る。
【図1】第1実施例による園芸用トレーを示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す園芸用トレーの収納ポケットを示す
部分拡大斜視図である。
部分拡大斜視図である。
【図3】第1実施例による園芸用トレーを示すもので、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図4】図3に示す園芸用トレーの収納ポケットを示す
部分拡大平面図である。
部分拡大平面図である。
【図5】図4に示すV−V線断面図である。
【図6】図4に示すVI−VI線断面図である。
【図7】第1実施例による園芸用トレーの使用状態を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図8】第1実施例の園芸用トレーを用いた底面給水方
法を説明するための部分模式図である。
法を説明するための部分模式図である。
【図9】第2実施例による園芸用トレーを示すもので、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図10】図9に示す園芸用トレーの収納ポケットを示
す部分拡大平面図である。
す部分拡大平面図である。
【図11】図10に示すXI−XI線断面図である。
【図12】図10に示すXII−XII線断面図である。
1 園芸用トレー 2 収納ポケット 5 底板 6 脚板 7 枠板 9 切欠溝 10 給水穴 P 軟質ポット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花や野菜等の苗をポッ
ト栽培する際に用いて好適な園芸用トレーに関する。
ト栽培する際に用いて好適な園芸用トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の園芸用トレーとしては、例えば、
実公平4−27314号公報、特開昭61−11541
9号公報等に開示されるものがある。この種のトレー
は、育苗用の軟質ポットを整列して並べる複数の収納ポ
ケットを有し、苗の取扱いを容易にしたものである。
実公平4−27314号公報、特開昭61−11541
9号公報等に開示されるものがある。この種のトレー
は、育苗用の軟質ポットを整列して並べる複数の収納ポ
ケットを有し、苗の取扱いを容易にしたものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、このような従来の園芸用ト
レーによると、多数の苗をトレーから他の場所へ移し替
える場合、軟質ポットの上端部を一個ずつ摘んで持ち上
げて移動するため、苗の積み替え作業が面倒になり、作
業時間が長くなりやすい。また、トラックの荷台等にト
レーを積んで苗を運搬するとき、路面状況が悪いと、収
納ポケット内で軟質ポットが弾んで上下動しやすいこと
から、土や砂などがポット外に散乱し、また、上下動が
大きい場合には軟質ポットが収納ポケットから外へ飛び
出すおそれもある。また、近年、軟質ポットの底面中央
の通水孔から底面給水法により苗に水を与えることある
が、従来の園芸用トレーによると、収納ポケットの底板
が邪魔になることから、トレーに載せたままで苗に充分
な水を与えるのは困難であった。このため、従来は、例
えば、トレーから苗を取り出し、保水マット上に軟質ポ
ットを並べて通水孔とマット表面とを接触させており、
苗が倒れやすく、個々の苗の取扱いが面倒になってい
た。本発明は、このような問題点を解決するためになさ
れたもので、収納ポケットに軟質ポットを入れたまま
で容易に底面給水を行えるようにし、複数の軟質ポッ
トを同時に取り出せるようにすることで苗の積み替え作
業を容易にし、さらには、収納ポケット内での軟質ポ
ットの上下動を抑制して苗の運搬時の信頼性を高めるよ
うにした園芸用トレーを提供することを目的とする。
レーによると、多数の苗をトレーから他の場所へ移し替
える場合、軟質ポットの上端部を一個ずつ摘んで持ち上
げて移動するため、苗の積み替え作業が面倒になり、作
業時間が長くなりやすい。また、トラックの荷台等にト
レーを積んで苗を運搬するとき、路面状況が悪いと、収
納ポケット内で軟質ポットが弾んで上下動しやすいこと
から、土や砂などがポット外に散乱し、また、上下動が
大きい場合には軟質ポットが収納ポケットから外へ飛び
出すおそれもある。また、近年、軟質ポットの底面中央
の通水孔から底面給水法により苗に水を与えることある
が、従来の園芸用トレーによると、収納ポケットの底板
が邪魔になることから、トレーに載せたままで苗に充分
な水を与えるのは困難であった。このため、従来は、例
えば、トレーから苗を取り出し、保水マット上に軟質ポ
ットを並べて通水孔とマット表面とを接触させており、
苗が倒れやすく、個々の苗の取扱いが面倒になってい
た。本発明は、このような問題点を解決するためになさ
れたもので、収納ポケットに軟質ポットを入れたまま
で容易に底面給水を行えるようにし、複数の軟質ポッ
トを同時に取り出せるようにすることで苗の積み替え作
業を容易にし、さらには、収納ポケット内での軟質ポ
ットの上下動を抑制して苗の運搬時の信頼性を高めるよ
うにした園芸用トレーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】そのために本発明の園
芸用トレーは、園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
あって、前記収納ポケットの底部に設けられる底板と、
前記底板の外周端部に立ち上げられる脚板と、前記脚板
の上端に固定される枠板とを有し、前記収納ポケットの
隣合う位置に前記枠板の上端中央部を切り欠いて形成さ
れる切欠溝を設けるとともに、前記枠板の前記切欠溝下
方に前記脚板を形成したことを特徴とする。前記底板
に、前記園芸用軟質ポットの底面を撓ませて嵌合させる
給水穴を設けたことを特徴とする。前記枠板の横断面を
逆V字状に形成したことを特徴する。
芸用トレーは、園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
あって、前記収納ポケットの底部に設けられる底板と、
前記底板の外周端部に立ち上げられる脚板と、前記脚板
の上端に固定される枠板とを有し、前記収納ポケットの
隣合う位置に前記枠板の上端中央部を切り欠いて形成さ
れる切欠溝を設けるとともに、前記枠板の前記切欠溝下
方に前記脚板を形成したことを特徴とする。前記底板
に、前記園芸用軟質ポットの底面を撓ませて嵌合させる
給水穴を設けたことを特徴とする。前記枠板の横断面を
逆V字状に形成したことを特徴する。
【0005】
【作用】本発明の園芸用トレーによると、収納ポケット
に軟質ポットを並べた場合、隣合う軟質ポットの上端部
が枠板の切欠溝で重なり合う。このため、作業者は、こ
の切欠溝の位置で軟質ポットをつまみ上げることで、同
時に複数の軟質ポットを取り出して移動することができ
る。また、底板に給水穴を形成することから、収納ポケ
ットに軟質ポットを挿入した場合、通水孔を有する軟質
ポットの底面中央部が下方に撓んで給水穴に嵌まり込
む。従って、保水マットの上にトレーを載置すると、軟
質ポットの底面中央部が保水マットに接触し、給水穴か
ら通水孔を通過して苗への底面給水が可能になる。さら
に、枠材の横断面を逆V字状に形成すると、収納ポケッ
トに軟質ポットを入れたとき、枠板の下端に軟質ポット
の側壁が係止されることから、苗運搬時に軟質ポットの
上下動が確実に防止される。
に軟質ポットを並べた場合、隣合う軟質ポットの上端部
が枠板の切欠溝で重なり合う。このため、作業者は、こ
の切欠溝の位置で軟質ポットをつまみ上げることで、同
時に複数の軟質ポットを取り出して移動することができ
る。また、底板に給水穴を形成することから、収納ポケ
ットに軟質ポットを挿入した場合、通水孔を有する軟質
ポットの底面中央部が下方に撓んで給水穴に嵌まり込
む。従って、保水マットの上にトレーを載置すると、軟
質ポットの底面中央部が保水マットに接触し、給水穴か
ら通水孔を通過して苗への底面給水が可能になる。さら
に、枠材の横断面を逆V字状に形成すると、収納ポケッ
トに軟質ポットを入れたとき、枠板の下端に軟質ポット
の側壁が係止されることから、苗運搬時に軟質ポットの
上下動が確実に防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1実施例による園芸用トレーを図1〜図7に示
す。図1〜図3に示すように、プラスチック等からなる
園芸用トレー1は、育苗用の軟質ポットPの収納ポケッ
ト2を縦方向及び横方向に連なって有する。軟質ポット
2に花、野菜等の苗を植えて所定の期間収納ポケット2
に並べて栽培するものである。収納ポケット2は、底板
5、脚板6および枠板7により形成される。円形の底板
5の外周端部に径方向に対向して脚板6が立ち上げら
れ、この脚板6の上端部に方形の枠板7が固定されてい
る。底板5の直径は、軟質ポットPの底面の径より僅か
に大きい程度に設定され、また、枠板7の一辺の長さ
は、軟質ポットPの上端開口部の径より僅かに大きく設
定される。脚板6は、軟質ポットPの側壁の傾斜に沿っ
て底板5から枠板7へ傾斜して延びている。底板5から
枠板7までの高さは、軟質ポットPの高さとほぼ同程度
である。
する。第1実施例による園芸用トレーを図1〜図7に示
す。図1〜図3に示すように、プラスチック等からなる
園芸用トレー1は、育苗用の軟質ポットPの収納ポケッ
ト2を縦方向及び横方向に連なって有する。軟質ポット
2に花、野菜等の苗を植えて所定の期間収納ポケット2
に並べて栽培するものである。収納ポケット2は、底板
5、脚板6および枠板7により形成される。円形の底板
5の外周端部に径方向に対向して脚板6が立ち上げら
れ、この脚板6の上端部に方形の枠板7が固定されてい
る。底板5の直径は、軟質ポットPの底面の径より僅か
に大きい程度に設定され、また、枠板7の一辺の長さ
は、軟質ポットPの上端開口部の径より僅かに大きく設
定される。脚板6は、軟質ポットPの側壁の傾斜に沿っ
て底板5から枠板7へ傾斜して延びている。底板5から
枠板7までの高さは、軟質ポットPの高さとほぼ同程度
である。
【0007】図2に示すように、枠板7は、横板7aと
縦板7bとが水平方向に直交してなる。横板7aと縦板
7bの高さ方向の板幅は、脚板6の板幅程度に設定され
る。なお、枠板7を方形としたのは、所定の成形材料で
トレーの単位面積あたりの収納ポケット数を比較的多く
確保することができるからである。また、横板7aと縦
板7bとの交差部分をR形状としたのは、成形時に型抜
きをスムーズにするためである。
縦板7bとが水平方向に直交してなる。横板7aと縦板
7bの高さ方向の板幅は、脚板6の板幅程度に設定され
る。なお、枠板7を方形としたのは、所定の成形材料で
トレーの単位面積あたりの収納ポケット数を比較的多く
確保することができるからである。また、横板7aと縦
板7bとの交差部分をR形状としたのは、成形時に型抜
きをスムーズにするためである。
【0008】縦板7aの長さ方向中央上端部には、コ字
状の切欠溝9が一方向に列をなして形成される。切欠溝
9は、溝幅が数cm程度、溝深さが板幅の1/2程度で
ある。切欠溝9の溝面は、縦板7aの上端面に連なって
おり、トレー成形時に一体に形成されるものである。な
お、枠板7の外周枠を形成する部分には、切欠溝は形成
されない。ここで、本実施例では、脚板6が切欠溝9の
下方に設けられている。すなわち、枠板7の切欠溝9の
下側部と底板5の外周端部との間に脚板6が形成され
る。このため、切欠溝9を形成したことにより縦板7b
の板幅が狭くなる部分についても、枠板7の枠強度が充
分に確保される。
状の切欠溝9が一方向に列をなして形成される。切欠溝
9は、溝幅が数cm程度、溝深さが板幅の1/2程度で
ある。切欠溝9の溝面は、縦板7aの上端面に連なって
おり、トレー成形時に一体に形成されるものである。な
お、枠板7の外周枠を形成する部分には、切欠溝は形成
されない。ここで、本実施例では、脚板6が切欠溝9の
下方に設けられている。すなわち、枠板7の切欠溝9の
下側部と底板5の外周端部との間に脚板6が形成され
る。このため、切欠溝9を形成したことにより縦板7b
の板幅が狭くなる部分についても、枠板7の枠強度が充
分に確保される。
【0009】収納ポケット2に軟質ポットPを挿入する
と、横方向に隣合う軟質ポットPの上端部が切欠溝9で
重なって接触し合う。これにより、収納ポケット2から
軟質ポットPを取り出す場合、作業者は、切欠溝9で重
なる部分の軟質ポットPの上端部を掴むことで、2個の
軟質ポット7を同時に持ち上げることが可能になる。ま
た、隣合った軟質ポットPを片手で容易に移動させるこ
とができ、苗の積み替え作業等を短時間で実施すること
が可能になる。
と、横方向に隣合う軟質ポットPの上端部が切欠溝9で
重なって接触し合う。これにより、収納ポケット2から
軟質ポットPを取り出す場合、作業者は、切欠溝9で重
なる部分の軟質ポットPの上端部を掴むことで、2個の
軟質ポット7を同時に持ち上げることが可能になる。ま
た、隣合った軟質ポットPを片手で容易に移動させるこ
とができ、苗の積み替え作業等を短時間で実施すること
が可能になる。
【0010】図4〜図6に示すように、枠板7の横断面
は、逆V字状に形成される。すなわち、横板7aおよび
縦板7bは、下方に向けて二股に分かれて形成されてお
り、各板面が上端から下端へ行くにしたがい収納ポケッ
ト2の中央側に傾斜して形成されている。各板面の傾斜
角については、成形時に容易に型抜きを行える程度の傾
斜角に設定されている。図7に示すように、収納ポケッ
ト2に軟質ポットPを挿入すると、ポット内の土がポッ
ト内周壁を径外方向に押し広げるため、ポット上部の外
周壁が膨らんで枠板7の下端に係止される。このため、
トレーが振動等しても、軟質ポットPが収納ポケット2
で上下動することが防止され、苗の運搬時の取扱いが容
易になる。なお、このように枠板7を逆V字状に形成す
ると、横板7aおよび縦板7bの肉厚を比較的小さく設
定することができ、成形材料の節約を図ることもでき
る。
は、逆V字状に形成される。すなわち、横板7aおよび
縦板7bは、下方に向けて二股に分かれて形成されてお
り、各板面が上端から下端へ行くにしたがい収納ポケッ
ト2の中央側に傾斜して形成されている。各板面の傾斜
角については、成形時に容易に型抜きを行える程度の傾
斜角に設定されている。図7に示すように、収納ポケッ
ト2に軟質ポットPを挿入すると、ポット内の土がポッ
ト内周壁を径外方向に押し広げるため、ポット上部の外
周壁が膨らんで枠板7の下端に係止される。このため、
トレーが振動等しても、軟質ポットPが収納ポケット2
で上下動することが防止され、苗の運搬時の取扱いが容
易になる。なお、このように枠板7を逆V字状に形成す
ると、横板7aおよび縦板7bの肉厚を比較的小さく設
定することができ、成形材料の節約を図ることもでき
る。
【0011】そして、図8に示すように、底板5の中央
部には、円形の給水穴10が形成される。給水穴10の
穴径は、軟質ポットPが底面が抜け落ちない程度になっ
ている。給水穴10によると、軟質ポットPの通水孔H
から水を排出しやすくし、また、供給しやすくする。底
面給水法により苗に給水する場合、図8に示すように、
まず、適当な水分を含む保水マット15を所定の場所に
敷き、次いで、保水マット15の上に防根マット16を
敷く。次いで、この防根マット16上に、軟質ポットP
を収納したトレーを載置する。すると、図8に示すよう
に、軟質ポットPの底面が土の重さで下方に撓んで給水
穴10に嵌まり込むため、底面中央部が防根マットに接
触し、図8矢印に示すように、毛管作用によって給水穴
10および通水孔Hを通して軟質ポットP内に適度な水
分が供給される。
部には、円形の給水穴10が形成される。給水穴10の
穴径は、軟質ポットPが底面が抜け落ちない程度になっ
ている。給水穴10によると、軟質ポットPの通水孔H
から水を排出しやすくし、また、供給しやすくする。底
面給水法により苗に給水する場合、図8に示すように、
まず、適当な水分を含む保水マット15を所定の場所に
敷き、次いで、保水マット15の上に防根マット16を
敷く。次いで、この防根マット16上に、軟質ポットP
を収納したトレーを載置する。すると、図8に示すよう
に、軟質ポットPの底面が土の重さで下方に撓んで給水
穴10に嵌まり込むため、底面中央部が防根マットに接
触し、図8矢印に示すように、毛管作用によって給水穴
10および通水孔Hを通して軟質ポットP内に適度な水
分が供給される。
【0012】このように園芸用トレー1によると、収納
ポケット2に軟質ポットPを載せた状態で、底面給水法
による水の供給が容易に実現されるため、苗の成長度合
いが異なる場合でも、個々の苗が必要な分だけ水を吸収
することができ、効率よく苗を育てることができる。し
たがって、成長のバラついた苗に対しても水を供給をし
過ぎることがなく、根ぐされ等を大幅に低減する。ま
た、収納ポケット2に軟質ポットPが収納されるため、
直接防根マットの上に軟質ポットPを立てるのに比べ、
ポットの横倒れ等を起こしにくく、さらに、トレーに載
せて複数の苗を移動等することができることから、苗を
並べる作業等の煩雑さが解消される。
ポケット2に軟質ポットPを載せた状態で、底面給水法
による水の供給が容易に実現されるため、苗の成長度合
いが異なる場合でも、個々の苗が必要な分だけ水を吸収
することができ、効率よく苗を育てることができる。し
たがって、成長のバラついた苗に対しても水を供給をし
過ぎることがなく、根ぐされ等を大幅に低減する。ま
た、収納ポケット2に軟質ポットPが収納されるため、
直接防根マットの上に軟質ポットPを立てるのに比べ、
ポットの横倒れ等を起こしにくく、さらに、トレーに載
せて複数の苗を移動等することができることから、苗を
並べる作業等の煩雑さが解消される。
【0013】次に、本発明の第2実施例を図9〜図12
に示す。第2実施例による園芸用トレーは、脚板の間に
切欠溝を配置したものである。園芸用トレー20は、底
板5の外周端の所定位置に横方向に対向して脚板22が
立ち上げられる。脚板22の上端は、縦板7bの切欠溝
9を挟んだ位置に連なっている。脚板22は、軟質ポッ
トの外周壁に沿って所定角度に傾斜するものである。な
お、第2実施例において前記第1実施例と実質的に同一
の構成部分には同一符号を付し説明を省略する。第2実
施例によると、脚板22が切欠溝9を挟んで形成される
ため、枠板7の強度が向上し、切欠溝9の溝幅または溝
深さを大きく設定する場合に有効である。
に示す。第2実施例による園芸用トレーは、脚板の間に
切欠溝を配置したものである。園芸用トレー20は、底
板5の外周端の所定位置に横方向に対向して脚板22が
立ち上げられる。脚板22の上端は、縦板7bの切欠溝
9を挟んだ位置に連なっている。脚板22は、軟質ポッ
トの外周壁に沿って所定角度に傾斜するものである。な
お、第2実施例において前記第1実施例と実質的に同一
の構成部分には同一符号を付し説明を省略する。第2実
施例によると、脚板22が切欠溝9を挟んで形成される
ため、枠板7の強度が向上し、切欠溝9の溝幅または溝
深さを大きく設定する場合に有効である。
【0014】次に、本発明の第3実施例を図13および
図14に示す。第3実施例による園芸用トレー30は、
枠板7の横方向および縦方向にそれぞれ切欠溝を形成し
たものである。横板7aの中間位置に切欠溝9aが形成
され、縦板7bの中間位置に切欠溝9bが形成されてい
る。切欠溝9aと切欠溝9bの下方には、それぞれ脚板
6が延びている。切欠溝7aおよび切欠溝7bの溝幅お
よび溝深さについては、各切欠溝が縦方向および横方向
に列をなすように均一なサイズに設定されている。その
他の構成については、前記第1実施例と同様であるの
で、実質的に同一の構成部分には、同一の符号を付し説
明を省略する。第3実施例によると、枠板7の縦方向お
よび横方向に切欠溝9a、9bが形成されるため、軟質
ポットPの取り出し操作がさらに行いやすくなる。例え
ば、園芸用トレー30の収納ポケット2にバラバラに軟
質ポットPが挿入される場合でも、縦方向または横方向
にいずれかに軟質ポットPが隣合っていれば、ポットを
2個ずつ片手で取り出すことができ、移し替え作業等に
手間取ることはない。従って、トレーの実用性がさらに
向上するものとなる。
図14に示す。第3実施例による園芸用トレー30は、
枠板7の横方向および縦方向にそれぞれ切欠溝を形成し
たものである。横板7aの中間位置に切欠溝9aが形成
され、縦板7bの中間位置に切欠溝9bが形成されてい
る。切欠溝9aと切欠溝9bの下方には、それぞれ脚板
6が延びている。切欠溝7aおよび切欠溝7bの溝幅お
よび溝深さについては、各切欠溝が縦方向および横方向
に列をなすように均一なサイズに設定されている。その
他の構成については、前記第1実施例と同様であるの
で、実質的に同一の構成部分には、同一の符号を付し説
明を省略する。第3実施例によると、枠板7の縦方向お
よび横方向に切欠溝9a、9bが形成されるため、軟質
ポットPの取り出し操作がさらに行いやすくなる。例え
ば、園芸用トレー30の収納ポケット2にバラバラに軟
質ポットPが挿入される場合でも、縦方向または横方向
にいずれかに軟質ポットPが隣合っていれば、ポットを
2個ずつ片手で取り出すことができ、移し替え作業等に
手間取ることはない。従って、トレーの実用性がさらに
向上するものとなる。
【0015】なお、前記第1実施例〜第3実施例では、
底板および給水穴の形状について円形としたが、他の実
施例としては、四角形、六角形その他の形状にしてもよ
い。さらに、枠板の横断面形状としては、V字状に限ら
ず、Y字状、U字状等にしてもよいし、また、切欠溝の
形状については、コ字状に限らず、円弧状、半長円状、
V字状等にしてもよい。
底板および給水穴の形状について円形としたが、他の実
施例としては、四角形、六角形その他の形状にしてもよ
い。さらに、枠板の横断面形状としては、V字状に限ら
ず、Y字状、U字状等にしてもよいし、また、切欠溝の
形状については、コ字状に限らず、円弧状、半長円状、
V字状等にしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の園芸用ト
レーによれば、トレーの底板に給水穴を設け、枠板
の上端に切り欠き溝を形成し、枠板の横断面を逆V字
状とする構成としたため、(i)トレーから苗を取り出す
ことなく、底面給水により苗に水を与えることができ
る、(ii)複数の軟質ポットを同時に移動することができ
るため、苗の積み替え作業がが容易になる、(iii) 軟
質ポットの上下動を防止することができるため、運搬時
の信頼性が高まる、(iv)成形材料が比較的少なくてよ
く、トレーの軽量化を図ることができる、という優れた
効果を発揮し、トレーの機能性が大幅に向上し、苗栽培
の作業性を格段に高めることができるという効果があ
る。
レーによれば、トレーの底板に給水穴を設け、枠板
の上端に切り欠き溝を形成し、枠板の横断面を逆V字
状とする構成としたため、(i)トレーから苗を取り出す
ことなく、底面給水により苗に水を与えることができ
る、(ii)複数の軟質ポットを同時に移動することができ
るため、苗の積み替え作業がが容易になる、(iii) 軟
質ポットの上下動を防止することができるため、運搬時
の信頼性が高まる、(iv)成形材料が比較的少なくてよ
く、トレーの軽量化を図ることができる、という優れた
効果を発揮し、トレーの機能性が大幅に向上し、苗栽培
の作業性を格段に高めることができるという効果があ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による園芸用トレーを示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す園芸用トレーの収納ポケットを示す
部分拡大斜視図である。
部分拡大斜視図である。
【図3】第1実施例による園芸用トレーを示すもので、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図4】図3に示す園芸用トレーの収納ポケットを示す
部分拡大平面図である。
部分拡大平面図である。
【図5】図4に示すV−V線断面図である。
【図6】図4に示すVI−VI線断面図である。
【図7】第1実施例による園芸用トレーの使用状態を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図8】第1実施例の園芸用トレーを用いた底面給水方
法を説明するための部分模式図である。
法を説明するための部分模式図である。
【図9】第2実施例による園芸用トレーを示すもので、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図10】図9に示す園芸用トレーの収納ポケットを示
す部分拡大平面図である。
す部分拡大平面図である。
【図11】図10に示すXI−XI線断面図である。
【図12】図10に示すXII−XII線断面図である。
【図13】第3実施例による園芸用トレーを示す斜視図
である。
である。
【図14】図13に示す園芸用トレーの収納ポケットを
示す部分拡大斜視図である。
示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】 1 園芸用トレー 2 収納ポケット 5 底板 6 脚板 7 枠板 9 切欠溝 10 給水穴 P 軟質ポット
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】追加
【補正内容】
【図13】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】追加
【補正内容】
【図14】
Claims (3)
- 【請求項1】 園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
あって、 前記収納ポケットの底部に設けられる底板と、 前記底板の外周端部に立ち上げられる脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板とを有し、 前記収納ポケットの隣合う位置に前記枠板の上端中央部
を切り欠いて形成される切欠溝を設けるとともに、前記
枠板の前記切欠溝下方に前記脚板を形成したことを特徴
とする園芸用トレー。 - 【請求項2】 前記底板に、前記園芸用軟質ポットの底
面を撓ませて嵌合させる給水穴を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の園芸用トレー。 - 【請求項3】 前記枠板の横断面を逆V字状に形成した
ことを特徴する前記請求項1または2記載の園芸用トレ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17904093A JP2665579B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 園芸用トレー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17904093A JP2665579B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 園芸用トレー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731288A true JPH0731288A (ja) | 1995-02-03 |
| JP2665579B2 JP2665579B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=16059069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17904093A Expired - Fee Related JP2665579B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 園芸用トレー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2665579B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07115848A (ja) * | 1993-10-25 | 1995-05-09 | Kaneya Sangyo Kk | 育苗鉢の収納トレー |
| JP2019195311A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 日本ポリ鉢販売株式会社 | 育苗ポット用トレイ |
| KR102048147B1 (ko) * | 2018-06-21 | 2019-11-22 | 김영문 | 화분 모듈 |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP17904093A patent/JP2665579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07115848A (ja) * | 1993-10-25 | 1995-05-09 | Kaneya Sangyo Kk | 育苗鉢の収納トレー |
| JP2019195311A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 日本ポリ鉢販売株式会社 | 育苗ポット用トレイ |
| KR102048147B1 (ko) * | 2018-06-21 | 2019-11-22 | 김영문 | 화분 모듈 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2665579B2 (ja) | 1997-10-22 |
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Legal Events
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