JPH07313B2 - スラッシュ成形型の加熱方法 - Google Patents

スラッシュ成形型の加熱方法

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JPH07313B2
JPH07313B2 JP29134990A JP29134990A JPH07313B2 JP H07313 B2 JPH07313 B2 JP H07313B2 JP 29134990 A JP29134990 A JP 29134990A JP 29134990 A JP29134990 A JP 29134990A JP H07313 B2 JPH07313 B2 JP H07313B2
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昇 平野
千章 森
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スラッシュ成形型を短時間でかつ均一に加熱
することが可能なスラッシュ成形型の加熱方法に関す
る。
[従来の技術] 例えば、自動車のインストルメントパネル等を組み込む
内装体として、樹脂系成形材料を用いてスラッシュ成形
された表皮体(成形体)が採用されている。
前記スラッシュ成形では、成形型に塩化ビニル製プラス
チゾルや粉末等の成形材料を投入する直前に、この成形
型を予め所定の温度に加熱する必要がある。
この場合、成形型の加熱方法には、以下に示すように種
々の方法が用いられている。
特公昭1−12644号公報に開示されているように、成形
型の背面側にジャケットが設けれ、オイル等の熱媒体が
このジャケットに供給されることより、前記成形型の加
熱を行う方法(以下、従来例1と称す)。
特開昭61−192528号公報に開示されているように、成形
型を熱風により、加熱する方法(以下、従来例2と称
す)。
実開昭63−170212号公報に開示されているように、熱し
たアルミナ等の流動床内に成形型を埋めることによりこ
の成形型を加熱する方法(以下、従来例3と称す)。
バーナー等の輻射熱を利用して成形型を加熱する方法
(以下、従来例4と称す)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来例1では、加熱時間が比較的長
くなるとともに、オイル供給用チューブ等の配管が存在
することにより、成形型を回転させるタイプに適用させ
ることが困難となり、しかも成形型の製造費が高騰する
という問題がある。
従来例2では、均一な加熱が可能であるものの、加熱時
間が相当に長くなって効率的な加熱作業を遂行すること
ができなという問題がある。
従来例3では、短時間で均一に加熱できる一方、メンテ
ナンス作業が煩雑となるとともに、ランニングコスト等
が嵩み、かつアルミナ等の流動砂により成形型が磨耗し
易いという問題がある。
従来例4では、比較的安価でかつ短時間に加熱すること
ができるものの、形状の複雑な成形型の全成形部位を均
一に加熱することが困難であるという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、複雑な
形状の成形型であっても、短いサイクルタイムでかつ均
一に加熱することが可能なスラッシュ成形型の加熱方法
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明はスラッシュ成形
型を、熱風により所定の予熱温度に加熱する過程と、 前記予熱されたスラッシュ成形型の全成形部位を、輻射
加熱により所定の成形用許容温度範囲内に加熱する過程
とを有し、 前記予熱温度は、スラッシュ成形型の全成形部位を、輻
射加熱のみにより前記所定の成形用許容温度範囲内に加
熱し得る最短加熱時間での昇温曲線と、 前記最短加熱時間から、前記予熱されたスラッシュ成形
型の全成形部位を輻射加熱する時間を減じた時間に対応
する時間軸と、 が交差する部分における加熱温度よりも高温であること
を特徴とする。
[作用] 上記の本発明に係るスラッシュ成形型の加熱方法では、
スラッシュ成形型が、熱風により加熱されるために所定
の予熱温度に対して温度差の小さい、すなわち精度のよ
い昇温が行われ、次にこの予熱温度に加熱されたスラッ
シュ成形型が、輻射加熱により所定の成形用許容温度範
囲内に短時間で加熱される。
さらに、予熱温度を制限することにより、放熱加熱を介
してスラッシュ成形型を、所定の成形用許容温度範囲内
に確実に加熱することが可能になる。
[実施例] 本発明に係るスラッシュ成形型の加熱方法について、こ
れを実施するための成形装置との関連で実施例を挙げ、
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第2図において、参照符号10は、本実施例に係る加熱方
法を実施するための成形装置を示す。この成形装置10
は、搬送台11に固定されたスラッシュ成形型12を熱風に
より所定の予熱温度に加熱する第1加熱ステーション13
と、前記予熱された成形型12の全成形部位を、輻射加熱
により所定の成形用許容温度範囲内に加熱する第2加熱
ステーション14と、前記加熱された成形型12に、樹脂系
成形材料を供給して溶着させて後不要な成形材料を排出
する溶着ステーション16と、前記溶着した成形材料を加
熱する第3加熱ステーション18と、前記成形型12を冷却
する冷却ステーション20と、冷却終了後の成形型12から
表皮体を取り出すための取出ステーション22と、第1お
よび第2昇降ステーション24、26と、各ステーション13
乃至26間に成形型12を循環移送可能な搬送機構28とを備
える。
第3図に示すように、第1加熱ステーション13は、加熱
炉30を有し、この加熱炉30内に熱風発生手段32と、この
熱風発生手段32により生じた熱風を、成形型12に供給す
る複数の熱風吹き出し口34と、この熱風を回収する複数
の熱風回収口36と、前記回収された熱風を熱風発生手段
32に循環させる通路38とが配置される。加熱炉30には、
成形型12を回転(揺動)させるための駆動手段39が設け
られている。
第2加熱ステーション14は、加熱炉40を有し、この加熱
炉40内に輻射加熱手段であるバーナー42が複数配置され
るとともに、成形型12を回転(揺動)させるための駆動
手段44が設けられる。
溶着ステーション16は、成形型12の成形用キャビテイに
表皮層を成形するための樹脂供給機構46と、前記表皮層
に発泡層を成形するための発泡性樹脂供給機構48と、こ
の成形型12を回転させるための駆動手段50とを備える。
第3加熱ステーション18は、加熱炉52を有するととも
に、この加熱炉52内で成形型12を所定の角度範囲で揺動
させるべく、駆動手段54を備える。
第1加熱ステーション13、第2加熱ステーション14、溶
着ステーション16および第3加熱ステーション18の出入
口には、シリンダ56a乃至56eに係合するシャッター58a
乃至58eが配設される。
冷却ステーション20は、冷却水供給手段60が収容された
冷却室6に有するとともに、この冷却室62内で成形型12
を反転させるための駆動手段64を備える。冷却ステーシ
ョン20と第3加熱ステーション18との間には、表皮体を
徐冷すべく、エアブロー手段66が配置される。
取出ステーション22は、成形型12から表皮体を取り出す
べくこの成形型12を揺動させるための駆動手段68を有す
る。
第1および第2昇降ステーション24、26は、モータ70に
係合する昇降台72を備え、搬送機構28を構成し上下に平
行に配設された搬送ベルト74、76と、この昇降台72とに
より環状搬送路が形成される。この搬送機構28の外方に
あって、取出ステーション22とは反対側に成形型交換ス
テーション78が設けられている。
次に、上記のように構成される成形装置10の動作を、本
実施例に係る加熱方法との関係で以下に説明する。
第1加熱ステーション13の加熱炉30内に成形型12が搬入
されると、駆動手段39を介してこの成形型12と搬送台11
とが一体的に回転(揺動)されながら、熱風発生手段32
が駆動される。このため、熱風吹き出し口34から成形型
12に熱風が供給され、この成形型12が所定の予熱温度に
加熱される。その際、熱風は、熱風回収口36から通路38
を介して熱風発生手段32に循環され、この熱風発生手段
32により加熱されて成形型12に導出される。
成形型12は、所定の予熱温度に加熱された後に、駆動手
段39および熱風発生手段32の駆動が停止されて第2加熱
ステーション14の加熱炉40内に搬送される。
この加熱炉40内では、成形型12は、駆動手段44を介して
搬送台11と一体的に回転しながらバーナー42を介して、
所定の成形用許容温度範囲内に加熱される。
この場合、本実施例では、成形型12が、第1加熱ステー
ション13で熱風により予熱されるため、この成形型12
を、少ない温度差で所定の予熱温度に加熱することがで
きる。
さらに、このように予熱された成形型12が、第2加熱ス
テーション14でバーナー42によって輻射加熱されるた
め、この成形型12を、短時間でかつ少ない温度差で所定
の成形用許容温度範囲内に加熱することが可能になる。
しかも、第2加熱ステーション14に搬入される成形型12
は、第1加熱ステーション13で予め所定の温度差に加熱
されているため、この第2加熱ステーション14での加熱
時間が一挙に短縮化されるという効果が得られる。
これを、第1図を用いて詳細に説明すると、単一の加熱
工程でバーナー等の輻射加熱により成形型12を加熱する
と(昇温曲線D1参照)、温度のばらつきが、成形用許容
温度範囲Tよりも大きくなってしまう。その際、成形型
12の全成形部位の温度が、成形用許容温度範囲T内に収
容されるように加熱時間を調整すると(昇温曲線D2参
照)、この加熱時間(t1)が長くなってしまう。このた
め、この加熱時間(t1)に他の作業が遂行できず、サイ
クルタイムが長くなってしまう。
一方、単一の加熱工程で熱風により成形型12を加熱する
と(昇温曲線D3参照)、この成形型12が所定の成形温度
に達するためには、相当に長い時間が必要になり、加熱
作業の効率化が遂行されない。
そこで、加熱作業を二段階に分けて、各加熱炉内でバー
ナーによる二段加熱を行うと(昇温曲線D4参照)、一段
加熱後の成形型12の各部位における温度差が大きくな
り、二段加熱後の温度差も大きくなって成形型12の全成
形部位を、成形用許容温度範囲T内に維持することが困
難になる。ここで、二段目の加熱を熱風により行ったと
ころ、この熱風では、高温域の昇温に時間がかかってし
まい、サイクルタイムの短縮化が遂行されないものとな
ってしまう(昇温曲線D5参照)。
これらの方法に対して、本実施例では、成形型12が、第
1加熱ステーション13で熱風により一段加熱されるた
め、この成形型12を、比較的短時間でかつ少ない温度差
で所定の予熱温度に加熱することができる。さらに、成
形型12が、第2加熱ステーション14でバーナー42によっ
て二段加熱されるため、この成形型12を、短時間でかつ
少ない温度差で成形用許容温度範囲T内に加熱すること
が可能になる(昇温曲線D参照)。
その際、一段加熱で加熱される成形型12の予熱温度は、
次の要件を満たす必要がある。
すなわち、まず輻射加熱のみにより成形型12の全成形部
位を、成形用許容温度範囲T内に加熱し得る最短加熱時
間での昇温曲線D2が求められる。
次に、昇温曲線D2の加熱時間t1から、本実施例における
二段目の輻射加熱時間tを減じて時間t2が得られる。そ
して、この時間t2に対応する時間軸と、昇温曲線D2とが
交差する部分における加熱温度T1が求められる。
予熱温度は、この加熱温度T1よりも高温になるように設
定される。従って、成形型12が、このように設定された
予熱温度に一段加熱されることにより、二段加熱を介し
て成形用許容温度範囲T内に正確にかつ効率的に輻射加
熱されるという効果が得られる。
成形型12が、第2加熱ステーション14で成形用許容温度
範囲T内に加熱されると、搬送機構28の作用下に溶着ス
テーション16に搬送される一方、第1加熱ステーション
13で予熱された新たな成形型12が、この第2加熱ステー
ション14の加熱炉40内に搬入される。
この溶着ステーション16では、まず成形型12の成形用キ
ャビテイに、樹脂供給機構46の作用下に粉末状の非発泡
性樹脂が投入されて表皮層が形成される。さらに、発泡
性樹脂供給機構48の作用下に粉末状の発泡性樹脂が前記
表皮層に供給されて溶着した後、駆動手段50の作用下に
搬送台11が360°回転し、成形型12内に不要な発泡性樹
脂が外部に排出される。
第3加熱ステーション18に搬送された成形型12は、駆動
手段54を介して所定の角度範囲で揺動し、発泡性樹脂が
発泡して表皮体が成形されるに至る。
搬送台11は、第2昇降ステーション26の昇降台72に搬送
された後に、モータ70の作用下に下降される。その際、
エアブロー手段66が駆動された成形型12に冷却空気が供
給され、この成形型12および表皮体が、徐冷される。
搬送機構28を介して冷却ステーション20に搬送された搬
送台11は、駆動手段64の作用下に反転されるとともに、
冷却水供給手段60を介して成形型12の外面側に冷却水が
供給され、この成形型12が急冷される。
冷却ステーション20から第1昇降ステーション24に搬送
された搬送台11は、昇降台72を介して取出ステーション
22に搬送され、駆動手段68により揺動されて表皮体の取
出作業が行われる。
ここで、成形装置10には、複数台の成形型12が循環搬送
されており、これらの成形型12により表皮体が順次成形
される。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係るスラッシュ成形型の加熱方
法では、次のような効果乃至利点を有する。
スラッシュ成形型が、熱風により加熱されるため、所定
の予熱温度に対して精度のよい昇温が行われ、次に輻射
加熱により所定の成形用許容温度範囲内に短時間でかつ
正確に加熱される。さらに、予熱温度を一定の温度以上
に制限することにより、成形型が、放熱加熱を介して所
望の成形用許容温度範囲内に確実に加熱することが可能
になる。
しかも、成形型を二段に加熱するため、各加熱工程を短
時間で行うことができ、スラッシュ成形工程全体のサイ
クルタイムの短縮化が容易に遂行される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスラッシュ成形型の加熱方法を説
明するための加熱温度と成形型温度との関係図、 第2図は前記加熱方法を実施するための成形装置の正面
説明図、 第3図は前記成形装置を構成する第1加熱ステーション
の側面図である。 10……成形装置 11……搬送台 12……成形型 13、14……加熱ステーション 16……溶着ステーション 18……加熱ステーション 20……冷却ステーション 22……取出ステーション 28……搬送機構 30……加熱炉 32……熱風発生手段 39……駆動手段
フロントページの続き (72)発明者 佐伯 賢二 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−113912(JP,A) 実開 昭63−106614(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラッシュ成形型を、熱風により所定の予
    熱温度に加熱する過程と、 前記予熱されたスラッシュ成形型の全成形部位を、輻射
    加熱により所定の成形用許容温度範囲内に加熱する過程
    とを有し、 前記予熱温度は、スラッシュ成形型の全成形部位を、輻
    射加熱のみにより前記所定の成形用許容温度範囲内に加
    熱し得る最短加熱時間での昇温曲線と、 前記最短加熱時間から、前記予熱されたスラッシュ成形
    型の全成形部位を輻射加熱する時間を減じた時間に対応
    する時間軸と、 が交差する部分における加熱温度よりも高温であること
    を特徴とするスラッシュ成形型の加熱方法。
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WO2003101700A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-11 Japan Material Environmental Co. Inc. Technique for producing recycled article comprising pouring molding of molten waste plastic
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