JPH07314041A - プレスブレーキにおける下部テーブルの上下動装置 - Google Patents

プレスブレーキにおける下部テーブルの上下動装置

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JPH07314041A
JPH07314041A JP11262294A JP11262294A JPH07314041A JP H07314041 A JPH07314041 A JP H07314041A JP 11262294 A JP11262294 A JP 11262294A JP 11262294 A JP11262294 A JP 11262294A JP H07314041 A JPH07314041 A JP H07314041A
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Nobuyuki Ikeda
信之 池田
Toshiaki Otake
俊昭 大竹
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械系のガタを減少させると共に下部テーブ
ルの位置決め精度を向上させ、さらに下部テーブルの位
置決め用駆動ユニットのコンパクトを図ることにある。 【構成】 下部テーブル7を上下動せしめる流体シリン
ダ9,11に小シリンダ室103と大シリンダ室105
を形成せしめると共に前記下部テーブル7が上下動する
ときの位置決め装置を設け、この位置決め装置が前記下
部テーブル7に追従すると共に当接自在でかつ上下動可
能な位置決め用ブロック57と、この位置決め用ブロッ
ク57と相対的に上下動可能で駆動モータ73を備えた
モータユニットと、このモータユニットに設けられモー
タユニットの上下動で開口度を調整可能な開口室を備え
たシーケンススプール83,上限スプール85とで構成
され、このシーケンススプール83,上限スプール85
の開口室と前記小シリンダ室103,大シリンダ室10
5を連通せしめる流体回路を設けてなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上型を備えた上部テ
ーブルに対して下型を備えた下部テーブルを上下動せし
めて上型と下型との協働でワークに折曲げ加工を行うプ
レスブレーキにおける下部テーブルの上下動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上型を備えた上部テーブルに対し
て下型を備えた下部テーブルを流体シリンダの作動によ
り上下動せしめて上型と下型との協働でワークに折曲げ
加工を行うプレスブレーキが既に知られている。この型
式のプレスブレーキにおいて下部テーブルを上下動せし
める流体シリンダとして油圧シリンダを使用して、この
油圧シリンダに小シリンダ室と大シリンダ室を形成せし
めて、この小シリンダ室,大シリンダ室に油圧を適宜供
給して下部テーブルを急上昇,曲げ上昇(減速),停止
および下降の上下動を行うと共に、第1,第2メカニカ
ル制御弁を用いて位置決めする上下動装置としては例え
ば特開平5−305348号公報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した上
記公報による下部テーブルの上下動装置では、サーボモ
ータ(71)により駆動されるナット(77),揺動部
材(67),レバー(69),(49)を介し、いわば
テコの原理を利用して第1メカニカル制御弁(35),
第2メカニカル制御弁(37)における開口部の開口度
(開口量)を制御しているため、構成が複雑で占有面積
が大きくなってしまう。また、揺動点が多く、ガタが発
生し最終的な下部テーブル(7)の位置決め精度が悪く
なるという問題がある。さらに、第1,第2メカニカル
制御弁(35),(37)の動作タイミングの設定(調
整)が難しいという問題もあった。
【0004】この発明の目的は、機械系のガタを減少さ
せると共に下部テーブルの位置決め精度を向上させ、さ
らに下部テーブルの位置決め用駆動ユニットのコンパク
トを図ったプレスブレーキにおける下部テーブルの上下
動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のプレスブレーキにおける下部テーブルの
上下動装置は、上型を備えた上部テーブルに対して下型
を備えた下部テーブルを流体シリンダの作動により上下
動せしめて前記上型と下型との協働でワークに折曲げ加
工を行うプレスブレーキであって、前記流体シリンダに
小シリンダ室と大シリンダ室を形成せしめると共に前記
下部テーブルが上下動するときの位置決め装置を設け、
この位置決め装置が前記下部テーブルに追従すると共に
当接自在でかつ上下動可能な位置決め用ブロックと、こ
の位置決め用ブロックと相対的に上下動可能で駆動モー
タを備えたモータユニットと、このモータユニットに設
けられモータユニットの上下動で開口度を調整可能な開
口室を備えたシーケンススプール,上限スプールとで構
成され、このシーケンススプール,上限スプールの開口
室と前記小シリンダ室,大シリンダ室を連通せしめる流
体回路を設けてなることを特徴とするものである。
【0006】前記プレスブレーキにおける下部テーブル
の上下動装置において、前記位置決め用ブロックに原点
用ドグを、前記モータユニットに原点用スイッチを設け
てなること、また、前記位置決め用ブロックに螺合した
ボールねじを前記駆動モータに連結すると共に、位置決
め用ブロック,モータユニットの位置を検出する位置検
出装置を前記駆動モータに備えてなることが望ましいも
のである。
【0007】さらに、前記流体回路が小シリンダ室とポ
ンプを連通せしめる第1配管と、この第1配管の途中に
設けられた切換バルブと、大シリンダ室とタンクTとを
連通せしめる第2配管と、この第2配管の途中に設けら
れたチェックバルブと、前記シーケンススプールの開口
室と前記第1配管とを連通せしめる第3配管と、前記上
限スプールの開口室と前記第2配管とを連通せしめる第
4配管と、前記上限スプールの開口部とタンクとを連通
せしめる第5配管とで構成されていることが望ましいも
のである。
【0008】
【作用】以上のようなプレスブレーキにおける下部テー
ブルの上下動装置とすることにより、位置決め用ブロッ
クを下部テーブルに当接した状態において駆動モータを
駆動せしめるとモータユニットが引き上げられると共に
シーケンススプール,上限スプールが引き上げられて原
点用スイッチが原点用ドグに当接する。この原点用スイ
ッチが原点用ドグに当接すると、駆動モータは逆転して
上限スプールの開度がα1 になる位置で停止して原点復
帰が完了する。
【0009】原点復帰が完了した後、小シリンダ室,大
シリンダ室に例えば油を供給すると共に駆動モータを駆
動せしめてシーケンススプール,上限スプールを下降せ
しめることにより、上限スプールは全閉状態となりタン
クへ流体がリークするのをシャットする。この状態でモ
ータユニットなどの送り機構に追従して小シリンダ室に
送る例えば油量をシーケンススプールの開度にてバラン
スさせる。小シリンダ室に上昇圧が発生し、下部テーブ
ルが上昇する。このとき大シリンダ室はチェック弁を介
してタンクより油を吸込んで下部テーブルが急上昇され
る。
【0010】駆動モータが減速を始めると、位置決めブ
ロックが下部テーブルに押し上げられることによりシー
ケンススプールが引き上げられて開度が大きくなる。こ
のシーケンススプールの開度が大きくなることにより油
が大,小シリンダ室の合計面積に加わるようになる。
(大,小シリンダ室の合計面積)÷(ポンプ吐出量)で
与えられる速度にバランスして上昇速度を遅くして曲げ
られることになる。次いで、下部テーブルが停止した
後、下降して一連の動作が終了する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。図11は、折曲げ加工機であるプレスブレーキの
正面図を、図12は、その左側面図を夫々示している。
【0012】図11,図12を参照するに、例示したプ
レスブレーキの加工機フレームである左右の側板1,3
の上部には上部テーブル5が固定され、側板1,3の下
部には下部テーブル7が設けられている。この下部テー
ブル7は、側板1,3に結合された左右のテーブル昇降
シリンダ9,11によって昇降可能としている。上部テ
ーブル5には、上型13である例えばパンチが上型取付
金具15を介して取外し自在に固定され、下部テーブル
7には、下型17である例えばダイが下型取付金具19
を介して取外し自在に固定される。
【0013】折り曲げ動作の際、上型13,下型17間
に介在する板材Wを介して受ける加圧反力による上部テ
ーブル5と上型13の下面の凹状変形及び、下部テーブ
ル7と下型17の上面の凹状変形を解消してこれら下面
と上面を板材Wの曲げ幅方向(図11の左右方向)で直
線に維持するための撓み補正機構として、図示例では、
撓み補正用シリンダ構造を採用している。
【0014】すなわち、下部テーブル7には、図11で
前後に補正用シリンダ支持板21F,21Bを配置し
て、左右の連結ピン23,25によって下部テーブル7
と補正用シリンダ支持板21F,21Bとを連結してい
る。図11で下部テーブル7の左右方向(板材Wの曲げ
幅方向)での中心線を挾んで対称な位置に、補正用シリ
ンダ支持板21F,21Bに切欠き27,29を設け、
撓み補正用シリンダ31,33がこの切欠き27,29
にまたがるようにして、撓み補正用シリンダ31,33
を補正用シリンダ支持板21F,21Bに固定し、下部
テーブル7の下端縁部7aを、撓み補正用シリンダ3
1,33のピストンロッド35,37が下から支えるよ
うにしている。
【0015】テーブル昇降シリンダ9,11のピストン
ロッド39,41には、図11に示されているように、
球面凹部39a,41aが上端に形成してあり、下部テ
ーブル7の左右の下部に支持座43,45を取付け、こ
の支持座43,45の下端に形成した球面凸部43a,
45aを、ピストンロッド39,41の球面凹部39
a,41aによって支承し、ピストンロッド39,41
と支持座43,45を、ボルト47,49によって結合
している。これにより、テーブル昇降シリンダ9,11
に対し、下部テーブル7の若干の傾斜が許容されること
になる。
【0016】上記構成により、撓み補正用シリンダ3
1,33のピストンロッド35,37を例えば突出する
と、下部テーブル7の図11で左右方向(板材Wの曲げ
幅方向)中央部付近での上縁は上方へ凸状に突出変形す
ることになり、突出変形量はピストンロッド35,37
との結合部付近で最も大きい値となる。テーブル昇降シ
リンダ9,11の作動による折り曲げ動作の際、介在す
る板材Wから上部テーブル5と下部テーブル7が受ける
加圧反力により、上部テーブル5と上型13の下面と、
下部テーブル7,下型17の上面は凹状に変形するが、
下部テーブル7の凸状変形により、相殺できることにな
る。
【0017】前記側板1,3には前記下部テーブル7を
上下動せしめる際の位置決めを行う各テーブル上下動装
置が設けられている。各テーブル上下動装置は同じ機構
であるため、側板1に設けられたテーブル上下動装置を
説明し、側板3に設けられたテーブル上下動装置の説明
を省略する。
【0018】すなわち、側板1に設けられたテーブル上
下動装置51としては、図13に示されているように、
側板1には上下方向へ延伸したベースプレート53が複
数のボルトで取付けられている。このベースプレート5
3には上下方向へ延伸したガイドレール55が敷設され
ている。
【0019】このガイドレール55には位置決め用ブロ
ック57が摺動可能にガイドされており、この位置決め
用ブロック57には原点用ドグ59が複数のボルトで取
付けられている。前記ベースプレート53には前記原点
用ドグ59と対応した上方の位置にはブラケット61を
介して上限端リミットスイッチ63が取付けられてい
る。なお、ブラケット61はベースプレート53に対し
てブラケット61に形成された長孔65により上下方向
へ調整可能に設けられている。
【0020】前記下部テーブル7には、下部テーブルブ
ラケット67が複数のボルトで取付けられており、この
下部テーブルブラケット67の図13において左端上面
には前記位置決め用ブロック57の左端下面が当接自在
となっている。
【0021】前記ガイドレール55にはモータユニット
の一部である上下方向へ摺動可能な摺動部材69がガイ
ドされており、この摺動部材69の下部にはモータブラ
ケット71が複数のボルトで取付けられている。このモ
ータブラケット71には駆動モータとしての例えばサー
ボモータ73が取付けられているとともにこのサーボモ
ータ73の下部には位置検出装置としてのエンコーダ7
5が備えられている。前記摺動部材69には前記原点用
ドグ59と対応した下方の位置には原点用スイッチとし
ての例えば原点用リミットスイッチ77がボルトで取付
けられている。この原点用リミットスイッチ77の脇に
は追従・落下異常リミットスイッチ79が設けられてい
る。
【0022】前記サーボモータ73の出力軸には上下方
向へ延伸したボールねじ81が一体化されており、この
ボールねじ81には前記位置決め用ブロック57が螺合
されている。
【0023】上記構成により、サーボモータ73を駆動
せしめるとボールねじ81が回転されることにより、位
置決め用ブロック57がガイドレール55に案内されて
上下方向へ移動されたり、あるいは位置決め用ブロック
57に対して摺動部材69がガイドレール55に案内さ
れて上下方向へ移動すると共にモータブラケット71,
サーボモータ73が上下動されることになる。
【0024】前記モータブラケット71の下部には図1
も併せて参照するに、上下方向へ延伸したシーケンスス
プール83の上部が固定されていると共に上限スプール
85の上部が嵌合状態に設けられている。より詳細には
図2によく示されているように、ケーシング87内には
スプールボデイ89,91が設けられており、このスプ
ールボデイ89,91内には前記シーケンススプール8
3,上限スプール85が上下方向へ突出して摺動可能に
装着されている。
【0025】前記ケーシング87と前記シーケンススプ
ール83,上限スプール85の下部に設けられたフラン
ジ83F,85Fとの間にはスプリング93,95が介
在されている。このスプリング93,95の付勢力で常
時下方へ付勢されている。前記ケーシング87内には開
口室としての例えば油室97が形成されていると共にス
プールボデイ89,91内には開口室としての例えば油
室99,101が形成されている。
【0026】前記テーブル昇降シリンダ9は、図1に示
されているように、小シリンダ室103と大シリンダ室
105が形成されている。小シリンダ室103には第1
配管107の一端が連通されていると共に第1配管10
7の他端は切換バルブ109に連通されている。この切
換バルブ109には配管111の一端が連通されている
と共に配管111の他端はタンクTに連通されている。
前記配管111の途中には油圧ポンプPが設けられてい
ると共にモータMが連結されている。前記大シリンダ室
105には第2配管113の一端が連通されていると共
に第2配管113の他端は前記タンクTに連通されてい
る。第2配管113の途中にはチェックバルブ115が
設けられている。
【0027】前記第1配管107の途中には第3配管1
17の一端が連結されていると共に第3配管117の他
端は前記油室99に連通されている。また、前記第2配
管113の途中には第4配管119の一端が連結されて
いると共に第4配管119の他端は前記油室97に連通
されている。さらに前記油室101には第5配管121
の一端が連通されていると共に第5配管121の他端は
前記タンクTに連通されている。
【0028】上記構成により、下型17上にワークWを
載置せしめて上部テーブル5に対して下部テーブル7を
上昇・下降せしめて下型17と上型13との協働で折曲
げ加工を行う一連の動作を説明すると、まず図1に示さ
れているように、原点復帰の動作が行われる。
【0029】図1において、原点復帰前は安全のためモ
ータMはONしていない状態にある。操作盤に備えられ
ている原点復帰ボタンをONにすると、サーボモータ7
3が駆動されてボールねじ81が回転して位置決め用ブ
ロック57に対してボールねじ81が矢印Aで示した如
く上昇するので、摺動部材69がガイドレール55に案
内されて矢印Aで示した如く上方向へ移動すると共にモ
ータブラケット71,サーボモータ73が同方向へ移動
される。そのためシーケンススプール83,上限スプー
ル85が引き上げられると共に原点リミットスイッチ7
7がドグ59に当接して原点リミットスイッチ77がO
Nされる。
【0030】原点リミットスイッチ77がONされる
と、サーボモータ73が逆転してボールねじ81が矢印
Bで示した如く下降すると共にシーケンススプール8
3,上限スプール85が下降し、上限スプール83の開
度が例えばα1 mmになる位置で停止される。なお、この
α1 mmの位置はエンコーダ75で位置決めされ、シーケ
ンススプール83の開度は開いていて油室97と油室9
9は連通されているものである。また、α1 mmでの位置
決めは誤動作でモータMが作動しても下部テーブル7が
上昇しないためである。上述した動作で原点復帰が完了
する。
【0031】原点復帰が完了すると、図3において、モ
ーターMをONにする。また、上昇信号(例えばフット
ペダルON)で切換バルブ109のソレノイドがONす
ると共にサーボモータ73が逆回転してシーケンススプ
ール83と上限スプール85を下降させる。上限スプー
ル83の開度が全閉状態となり、ポンプ吐出量のドレー
ン側へのリークをシャットする。すなわち油室101か
ら第5配管121を経てタンクTへ油が流れなくする。
【0032】さらにモータブラケット71が下降するこ
とによりシーケンススプール83はスプリング93の付
勢力に抗して下降し油室97と99が遮断されてタンク
Tからの油は配管111,第1配管107,第3配管1
17を経て油室99に流れるだけで、油室97には油は
流れない。
【0033】この状態において、サーボモータ73が逆
回転し続けると、摺動部材69,モータブラケット71
は下降することなく固定されてボールねじ81の回転に
より、図4に示されているように位置決め用ブロック5
7が上昇し始める。
【0034】急上昇速度はサーボモータ73などの送り
機構が上昇するのに追従して小シリンダ室103に送る
油量をシーケンススプール83の開度にてバランスさせ
る。すなわち、小シリンダ室103に上昇圧が発生し、
下部テーブル7が上昇する。このとき大シリンダ室10
5はチェックバルブ115を介してタンクTより第2配
管113を経て油を吸込む。なお、下部テーブル7が上
昇している間は、シーケンススプール83を引き上げな
いように位置決め用ブロック57が下部テーブル7の上
昇よりも先行して上昇するように制御される。この図
3,図4に示した一連の動作で下部テーブル7が急上昇
されることになる。
【0035】次いで、図5に示されているように、速度
切換指令によりサーボモータ73の速度を減速し始める
と、位置決め用ブロック57が下部テーブルブラケット
67により押し上げられる。その理由は油圧系統の遅れ
によりまだ下部テーブル7が上昇しているためである。
位置決め用ブロック57が押し上げられることは摺動部
材69,モータブラケット71,サーボモータ73など
も押し上げられることになる。したがって、シーケンス
スプール85が引き上げられてバルブ開度が大きくな
る。
【0036】このシーケンススプール83の開度が大き
くなることにより、図6に示されているように、ポンプ
吐出量は加圧ライン側である第2配管117,油室9
9,油室97,第3配管119および第2配管113を
経て大シリンダ室105にも流れて、小シリンダ室10
3,大シリンダ室105の合計面積に加わるようにな
る。すなわち、(小,大シリンダ室103,105の合
計面積)÷(ポンプ吐出量)で与えられる速度にバラン
スする。さらに、速度を遅くする場合には、上限スプー
ル85が引き上り、ポンプ吐出量の一部がドレーン側で
ある配管121を経てタンクTに抜けることで速度に追
従することになる。この図5,図6に示した一連の動作
で下部テーブル7が減速されてワークが曲げられること
になる。
【0037】図7に示されているように、速度指示によ
りサーボモータ73の回転が止まると、位置決め用ブロ
ック57が停止すると共に、下部テーブルブラケット6
7により摺動部材69,モータブラケット71,サーボ
モータ73などが押し上げられるから、シーケンススプ
ール83,上限スプール85が上昇される。
【0038】上限スプール85が上昇されることによ
り、上限スプール85の開度が大きくなり、図8に示さ
れているように、ポンプ吐出量が、油室101,第5配
管121を経てタンクTへ抜ける。油圧回路の圧力と下
部テーブル7の重量がバランスした位置(図2に示した
α2 (<α1 ))まで上限スプール85が開いた所で下
部テーブル7が停止する。
【0039】図9に示されているように、速度指令によ
りサーボモータ73が逆回転すると、位置決め用ブロッ
ク57は下がろうとするが、下部テーブル7は油圧によ
りバランスして停止しているために、モータブラケット
71が引き上がる。そのために上限スプール85が引き
上げられる。
【0040】上限スプール85が充分に引き上げられる
と、図10に示されているように、小シリンダ室103
内の油は第3配管117,油室99,97,油室101
および第5配管121を経てタンクTに戻される。ま
た、大シリンダ室105内の油は第2配管113,第4
配管119,油室97,101および第5配管121を
経てタンクTに戻される。したがって、下部テーブル7
を保持する力がなくなり、下部テーブル7は自重で下降
を始める。
【0041】自重で下降する下部テーブル7に上限スプ
ール85が引き上った状態を保つよう、位置決め用ブロ
ック57が追従して下降する。さらに下限位置指令でサ
ーボモータ73が停止すると、位置決め用ブロック57
が停止し、上限スプール85の開度が小さくなって、油
圧回路内の圧力と下部テーブル7の重量がバランスした
位置で停止し、図1に示した原点復帰に戻されることに
なる。
【0042】このような図1〜図10に示した一連の動
作により、下部テーブル7が急速上昇,曲げ用上昇(減
速),停止,下降を行い、ワークWに折曲げ加工を確実
に行うことができると共に下部テーブル7の位置決め精
度の向上を図ることができる。また、モータユニットと
して摺動部材69,モータブラケット71,サーボモー
タ73とすることにより、下部テーブル7の駆動ユニッ
トをコンパクト化することができると共に機構系のガタ
を減少させることができる。
【0043】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、機械系のガタを減少させ
ることができ、下部テーブルの位置決め精度を向上させ
ることができる。また、下部テーブルの駆動ユニットを
コンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示した構成図である。
【図2】図1におけるII矢視部の拡大図である。
【図3】この発明の動作を説明する説明図である。
【図4】この発明の動作を説明する説明図である。
【図5】この発明の動作を説明する説明図である。
【図6】この発明の動作を説明する説明図である。
【図7】この発明の動作を説明する説明図である。
【図8】この発明の動作を説明する説明図である。
【図9】この発明の動作を説明する説明図である。
【図10】この発明の動作を説明する説明図である。
【図11】この発明を実施する一実施例の折曲げ加工装
置としてのプレスブレーキの正面図である。
【図12】図11における左側面図である。
【図13】側格の両側に設けた下部テーブルを上下動せ
しめる際の位置決めを行うテーブル駆動装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1,3 側板 5 上部テーブル 7 下部テーブル 9,11 テーブル昇降シリンダ 13 上型 17 下型 51 テーブル上下動装置 57 位置決め用ブロック 59 原点用ドグ 69 摺動部材 71 モータブラケット 73 サーボモータ(駆動モータ) 75 エンコーダ(位置検出装置) 77 原点用リミットスイッチ(原点用スイッチ) 81 ボールねじ 83 シーケンススプール 85 上限スプール 97,99,101 開口室(油室) 103 小シリンダ室 105 大シリンダ室 107 第1配管 113 第2配管 117 第3配管 119 第4配管 121 第5配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型を備えた上部テーブルに対して下型
    を備えた下部テーブルを流体シリンダの作動により上下
    動せしめて前記上型と下型との協働でワークに折曲げ加
    工を行うプレスブレーキであって、前記流体シリンダに
    小シリンダ室と大シリンダ室を形成せしめると共に前記
    下部テーブルが上下動するときの位置決め装置を設け、
    この位置決め装置が前記下部テーブルに追従すると共に
    当接自在でかつ上下動可能な位置決め用ブロックと、こ
    の位置決め用ブロックと相対的に上下動可能で駆動モー
    タを備えたモータユニットと、このモータユニットに設
    けられモータユニットの上下動で開口度を調整可能な開
    口室を備えたシーケンススプール,上限スプールとで構
    成され、このシーケンススプール,上限スプールの開口
    室と前記小シリンダ室,大シリンダ室を連通せしめる流
    体回路を設けてなることを特徴とするプレスブレーキに
    おける下部テーブルの上下動装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め用ブロックに原点用ドグ
    を、前記モータユニットに原点用スイッチを設けてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のプレスブレーキにおけ
    る下部テーブルの上下動装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め用ブロックに螺合したボー
    ルねじを前記駆動モータに連結すると共に、位置決め用
    ブロック,モータユニットの位置を検出する位置検出装
    置を前記駆動モータに備えてなることを特徴とする請求
    項1記載のプレスブレーキにおける下部テーブルの上下
    動装置。
  4. 【請求項4】 前記流体回路が小シリンダ室とポンプを
    連通せしめる第1配管と、この第1配管の途中に設けら
    れた切換バルブと、大シリンダ室とタンクTとを連通せ
    しめる第2配管と、この第2配管の途中に設けられたチ
    ェックバルブと、前記シーケンススプールの開口室と前
    記第1配管とを連通せしめる第3配管と、前記上限スプ
    ールの開口室と前記第2配管とを連通せしめる第4配管
    と、前記上限スプールの開口部とタンクとを連通せしめ
    る第5配管とで構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のプレスブレーキにおける下部テーブルの上下動
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103785719A (zh) * 2014-02-18 2014-05-14 西安交通大学 一种采用行星滚柱丝杠传动的电磁驱动伺服折弯机
CN104589695A (zh) * 2015-02-04 2015-05-06 中精集团有限公司 一种全自动液压精冲机闭合死点位置精确调整装置

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