JPH07314961A - カード、それを用いる情報記録方法及び情報認識方法 - Google Patents
カード、それを用いる情報記録方法及び情報認識方法Info
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- JPH07314961A JPH07314961A JP3535094A JP3535094A JPH07314961A JP H07314961 A JPH07314961 A JP H07314961A JP 3535094 A JP3535094 A JP 3535094A JP 3535094 A JP3535094 A JP 3535094A JP H07314961 A JPH07314961 A JP H07314961A
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- reversible thermosensitive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 書換えが可能な記録部を有しているにもかか
わらず、改ざんされた際にはそれが容易にわかるように
して改ざんを防止する、カードの改ざんを防止方法を提
供する。 【構成】 可逆性感熱記録部2を有するカード1に不可
逆性記録部3を設け、可逆性感熱記録部2の記録の際
に、その記録と実質的に同一内容を表示する記録を不可
逆性記録部3にも行なう。可逆性感熱記録部2に改ざん
が行なわれた場合には、そのところの表示と不可逆性記
録部3との表示内容が不一致になって、容易に改ざんが
発見できる。
わらず、改ざんされた際にはそれが容易にわかるように
して改ざんを防止する、カードの改ざんを防止方法を提
供する。 【構成】 可逆性感熱記録部2を有するカード1に不可
逆性記録部3を設け、可逆性感熱記録部2の記録の際
に、その記録と実質的に同一内容を表示する記録を不可
逆性記録部3にも行なう。可逆性感熱記録部2に改ざん
が行なわれた場合には、そのところの表示と不可逆性記
録部3との表示内容が不一致になって、容易に改ざんが
発見できる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカードとカードの情報記
録方法、情報認識方法に関し、詳しくは、印字及び消去
をくり返し行なうことが可能な記録部を有するカード及
びそのカードの情報記録方法、情報認識方法に関する。
録方法、情報認識方法に関し、詳しくは、印字及び消去
をくり返し行なうことが可能な記録部を有するカード及
びそのカードの情報記録方法、情報認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、プリペイドカードやクレジットカ
ードなど多くのカード類が出廻っており、それらの中に
は、感熱記録による表示部を設け残額などの情報を表示
できるカードも発行されている。だが、この感熱記録方
式を採用したカードは、その表示部の書換えが不可能な
感熱記録材料を使用しているので追記型であり、情報を
書き込める回数が限定される。また、書込んだ文字も小
さくて見づらく、漢字などの細かい字には適さないもの
である。
ードなど多くのカード類が出廻っており、それらの中に
は、感熱記録による表示部を設け残額などの情報を表示
できるカードも発行されている。だが、この感熱記録方
式を採用したカードは、その表示部の書換えが不可能な
感熱記録材料を使用しているので追記型であり、情報を
書き込める回数が限定される。また、書込んだ文字も小
さくて見づらく、漢字などの細かい字には適さないもの
である。
【0003】こうした実情を配慮して、記録表示部を加
熱・冷却することにより印字と消去を繰り返して行なう
ことのできる材料(可逆性感熱記録材料)で形成するこ
とが提案され、これによれば大きな文字を何回でも繰返
し書込むことができ、また、残額以外の詳しい情報もふ
んだんに書込めるといった効果がもたらされる。その
為、次世代のカード用表示手段として、そのような可逆
な感熱記録材料が注目されている(実開平2−3876
号)。
熱・冷却することにより印字と消去を繰り返して行なう
ことのできる材料(可逆性感熱記録材料)で形成するこ
とが提案され、これによれば大きな文字を何回でも繰返
し書込むことができ、また、残額以外の詳しい情報もふ
んだんに書込めるといった効果がもたらされる。その
為、次世代のカード用表示手段として、そのような可逆
な感熱記録材料が注目されている(実開平2−3876
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、可逆性
感熱記録材料を用いたカード類は書換えが可能なため
に、不正に改ざんのなされる危険性がある。例えば、プ
リペイドカードの残額表示を実際よりも高額に書換えた
り、表示を消去して未使用のカードに見せかける、など
である。これらの不正改ざんはカードのメモリの情報を
読取る機械には通用しないが、利用者間で売買などが行
なわれる場合には被害が予想されるので、改ざん防止の
手段はどうしても必要なものとなる。
感熱記録材料を用いたカード類は書換えが可能なため
に、不正に改ざんのなされる危険性がある。例えば、プ
リペイドカードの残額表示を実際よりも高額に書換えた
り、表示を消去して未使用のカードに見せかける、など
である。これらの不正改ざんはカードのメモリの情報を
読取る機械には通用しないが、利用者間で売買などが行
なわれる場合には被害が予想されるので、改ざん防止の
手段はどうしても必要なものとなる。
【0005】また、実開平4−126877号にはこの
改ざん防止を意図として、可逆性感熱記録部を加熱改ざ
んしようとすると不可逆性感熱部が発色して改ざんした
ことがわかるようにするという提案があるが、この場合
には、可逆性感熱記録部のみを加熱することにより、不
可逆性感熱部を発色させずに改ざんすることは容易であ
り、さらに、不可逆性感熱部の変色温度を比較的低温に
設定しなければならないため、改ざんを意図しなくても
真夏の車の中などのやや高温の環境下にカードが放置さ
れるとカードが使用できなくなるという欠点があった。
従って、本発明の目的は、書換えが可能な記録部を有し
ているにもかかわらず、不正に改ざんされた際にはそれ
が容易にわかるようにして改ざんを効果的に防止する、
カードとそのカードを用いた情報記録法、認識方法を提
供するものである。
改ざん防止を意図として、可逆性感熱記録部を加熱改ざ
んしようとすると不可逆性感熱部が発色して改ざんした
ことがわかるようにするという提案があるが、この場合
には、可逆性感熱記録部のみを加熱することにより、不
可逆性感熱部を発色させずに改ざんすることは容易であ
り、さらに、不可逆性感熱部の変色温度を比較的低温に
設定しなければならないため、改ざんを意図しなくても
真夏の車の中などのやや高温の環境下にカードが放置さ
れるとカードが使用できなくなるという欠点があった。
従って、本発明の目的は、書換えが可能な記録部を有し
ているにもかかわらず、不正に改ざんされた際にはそれ
が容易にわかるようにして改ざんを効果的に防止する、
カードとそのカードを用いた情報記録法、認識方法を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、可逆性
感熱記録部と不可逆性記録部とを有しており、しかも 可逆性感熱記録部が、エネルギーの印加なしに常温で
色調及び/又は透明度が異なる二以上の形態を保持でき
ること 不可逆性記録部が熱により記録可能であること 不可逆性記録部の記録温度が可逆性感熱記録部の変化
開始温度より高いこと 不可逆性記録部がインパクトリボン、電子写真、イン
クジェット、パンチ穴などにより記録されること 不可逆性記録部が複数箇所に設けられていること さらに情報記憶部が設けられいること 等が好ましい
感熱記録部と不可逆性記録部とを有しており、しかも 可逆性感熱記録部が、エネルギーの印加なしに常温で
色調及び/又は透明度が異なる二以上の形態を保持でき
ること 不可逆性記録部が熱により記録可能であること 不可逆性記録部の記録温度が可逆性感熱記録部の変化
開始温度より高いこと 不可逆性記録部がインパクトリボン、電子写真、イン
クジェット、パンチ穴などにより記録されること 不可逆性記録部が複数箇所に設けられていること さらに情報記憶部が設けられいること 等が好ましい
【0007】本発明の第2は、可逆性感熱記録部を有す
るカードの情報記録方法において、該カードに不可逆記
録部を設け、該可逆性感熱記録部の記録(数値情報)の
際にその数値情報と実質的に同一内容を表示する記録を
不可逆記録部にも行なうことを特徴とする。本発明の第
2においては好ましくは不可逆性記録部への記録は可
逆性感熱記録部と同時若しくは直前若しくは直後に記録
する、不可逆性記録と可逆性記録が同一のサーマルヘ
ッドで行われる、不可逆性記録と可逆性記録ではエネ
ルギーまたは/及びエネルギー印加時間を変更する、
使用されるカードが情報記録部をさらに有しており、そ
の情報記憶に収められた情報の一部を可逆性感熱記録部
に表示させるようにする、カードの使用状況に応じ
て、情報記憶部の内容を更新するとともに、可逆性感熱
記録部の表示内容を書きかえ若しくは追記表示し、か
つ、不可逆性記録部に追記表示する、等の手段が採られ
る。
るカードの情報記録方法において、該カードに不可逆記
録部を設け、該可逆性感熱記録部の記録(数値情報)の
際にその数値情報と実質的に同一内容を表示する記録を
不可逆記録部にも行なうことを特徴とする。本発明の第
2においては好ましくは不可逆性記録部への記録は可
逆性感熱記録部と同時若しくは直前若しくは直後に記録
する、不可逆性記録と可逆性記録が同一のサーマルヘ
ッドで行われる、不可逆性記録と可逆性記録ではエネ
ルギーまたは/及びエネルギー印加時間を変更する、
使用されるカードが情報記録部をさらに有しており、そ
の情報記憶に収められた情報の一部を可逆性感熱記録部
に表示させるようにする、カードの使用状況に応じ
て、情報記憶部の内容を更新するとともに、可逆性感熱
記録部の表示内容を書きかえ若しくは追記表示し、か
つ、不可逆性記録部に追記表示する、等の手段が採られ
る。
【0008】本発明の第3は、可逆性感熱記録部の数値
情報と不可逆性記録部の数値情報を光学的手段により認
識することを特徴とする。本発明の第3においては両数
値情報間又は両数値情報の一方若しくは両方と情報記憶
部の数値情報の整合性を情報処理手段により判定する方
法が好ましい。
情報と不可逆性記録部の数値情報を光学的手段により認
識することを特徴とする。本発明の第3においては両数
値情報間又は両数値情報の一方若しくは両方と情報記憶
部の数値情報の整合性を情報処理手段により判定する方
法が好ましい。
【0009】以下に、本発明を添付の図面に従がいなが
らさらに詳細に説明する。図1は本発明で用いられるカ
ードの一例を示しており、1はカード、2は可逆性感熱
記録部、3は不可逆性記録部、3’は記録済部を表わし
ている。図1では便宜上カード1が10,000円のプ
リペードカードとして使用され、可逆性感熱記録部2に
は正確な残高が示されるようになっている。そして、カ
ード1が使用されるごとに使用金額分が差し引かれ、可
逆性感熱記録部1の残高表示は書き換えられる。同時
に、不可逆性記録部3に使用金額分が棒グラフ状に追記
記録表示されていく。このように、可逆性感熱記録部2
と不可逆性記録部3とが設けられたことにより、可逆性
感熱記録部2の表示内容を改ざんしても、不可逆性記録
部3には改ざんされることのない内容の表示が残るた
め、可逆性感熱記録部2に改ざんが行なわれたことが一
目にして判り、改ざんは防止される。
らさらに詳細に説明する。図1は本発明で用いられるカ
ードの一例を示しており、1はカード、2は可逆性感熱
記録部、3は不可逆性記録部、3’は記録済部を表わし
ている。図1では便宜上カード1が10,000円のプ
リペードカードとして使用され、可逆性感熱記録部2に
は正確な残高が示されるようになっている。そして、カ
ード1が使用されるごとに使用金額分が差し引かれ、可
逆性感熱記録部1の残高表示は書き換えられる。同時
に、不可逆性記録部3に使用金額分が棒グラフ状に追記
記録表示されていく。このように、可逆性感熱記録部2
と不可逆性記録部3とが設けられたことにより、可逆性
感熱記録部2の表示内容を改ざんしても、不可逆性記録
部3には改ざんされることのない内容の表示が残るた
め、可逆性感熱記録部2に改ざんが行なわれたことが一
目にして判り、改ざんは防止される。
【0010】先に触れたように、カード1には情報記憶
部として図2(a)に示した磁気記録部4や図2(b)
に示したICメモリ5を設けることにより、各種の情報
を情報記憶部に記憶させ、その記憶内容修正及び読取り
は磁気ヘッド等の装置で行ない、記憶内容の一部のみ可
逆性感熱記録部2及び不可逆記録部3に表示させること
ができる。なお、図2(a)(b)では、可逆性感熱記
録部2と不可逆性記録部3と情報記憶部4又は5とをカ
ード1の片面に設けているが、一部を反対面に設けても
よい。また、各々を両面に設けることも可能である。さ
らに、可逆性感熱記録部2と不可性逆記録部3とがカー
ド1面上に並列して配置されていてもかまわない。
部として図2(a)に示した磁気記録部4や図2(b)
に示したICメモリ5を設けることにより、各種の情報
を情報記憶部に記憶させ、その記憶内容修正及び読取り
は磁気ヘッド等の装置で行ない、記憶内容の一部のみ可
逆性感熱記録部2及び不可逆記録部3に表示させること
ができる。なお、図2(a)(b)では、可逆性感熱記
録部2と不可逆性記録部3と情報記憶部4又は5とをカ
ード1の片面に設けているが、一部を反対面に設けても
よい。また、各々を両面に設けることも可能である。さ
らに、可逆性感熱記録部2と不可性逆記録部3とがカー
ド1面上に並列して配置されていてもかまわない。
【0011】可逆性感熱記録部2へは通常、使用金額、
残額、使用回数、残回数、年月日等の数値情報が表示さ
れる。表示は1回の情報でもよく、また、前回使用した
日付と残額と今回使用した日付と残額等2回分以上の履
歴を表示するようにしてもよい。これら数値情報はバー
コード、2次元バーコード、カルラコート等記号化され
たものでもかまわない。
残額、使用回数、残回数、年月日等の数値情報が表示さ
れる。表示は1回の情報でもよく、また、前回使用した
日付と残額と今回使用した日付と残額等2回分以上の履
歴を表示するようにしてもよい。これら数値情報はバー
コード、2次元バーコード、カルラコート等記号化され
たものでもかまわない。
【0012】不可逆性記録部3は、棒グラフ状(図3
(a))、円グラフ状(図3(b))、ドット羅列状
(図3(c))等の表示が用いられ、通常使用金額、使
用回数分などが記録され、使用状況に応じ追記記録され
る。
(a))、円グラフ状(図3(b))、ドット羅列状
(図3(c))等の表示が用いられ、通常使用金額、使
用回数分などが記録され、使用状況に応じ追記記録され
る。
【0013】ここで、可逆性感熱記録部に記録された数
値情報と不可逆性記録部に記録された数値情報とが実質
的に同一内容であるとは、各々の数値情報の対象が同一
であり各々の数値情報が改ざんを防止できる程度の相関
を有していることを示している。不可逆性記録部3の表
示は、デジタル表示でもアナログ表示でも良く、デジタ
ル表示の場合には必ずしも正確な数値を表示する必要は
なく、使用可能回数、金額全体の1/20〜1/5間隔
で表示したり、端数の切り上げ、切り捨て、四捨五入等
の処理をした数値を表示してもよい。
値情報と不可逆性記録部に記録された数値情報とが実質
的に同一内容であるとは、各々の数値情報の対象が同一
であり各々の数値情報が改ざんを防止できる程度の相関
を有していることを示している。不可逆性記録部3の表
示は、デジタル表示でもアナログ表示でも良く、デジタ
ル表示の場合には必ずしも正確な数値を表示する必要は
なく、使用可能回数、金額全体の1/20〜1/5間隔
で表示したり、端数の切り上げ、切り捨て、四捨五入等
の処理をした数値を表示してもよい。
【0014】例えば、使用可能金額を10,000円と
したとき、残額6,900円(図4(a))と残額6,
000円(図4(b))とが同じ表示であってもかまわ
ない(端数の切り捨て)。また、端数の切り上げ若しく
は四捨五入により6,900円が7,000円と表示さ
れてもかまわない。アナログ表示では例えば図3(a)
(b)の棒グラフ、円グラフ等が用いられ、その表示も
必ずしも正確な数値を表示する必要はなく、必要とされ
る用途等により異なるが、例えば±20%以内程度の精
度で数値が読みとれればかまわない。その理由は、可逆
性感熱記録部2の表示内容を改ざんする場合には数値を
大きくかえなければメリットが少ないことによる。
したとき、残額6,900円(図4(a))と残額6,
000円(図4(b))とが同じ表示であってもかまわ
ない(端数の切り捨て)。また、端数の切り上げ若しく
は四捨五入により6,900円が7,000円と表示さ
れてもかまわない。アナログ表示では例えば図3(a)
(b)の棒グラフ、円グラフ等が用いられ、その表示も
必ずしも正確な数値を表示する必要はなく、必要とされ
る用途等により異なるが、例えば±20%以内程度の精
度で数値が読みとれればかまわない。その理由は、可逆
性感熱記録部2の表示内容を改ざんする場合には数値を
大きくかえなければメリットが少ないことによる。
【0015】不可逆性記録部への記録は可逆性感熱記録
部と同時若しくは直前若しくは直後に行われる。同時に
行われると装置の故障等によって記録が中断されても常
に両記録部の表示内容は同じとなり、使用上の不都合が
ないという利点がある。ただし、同時であると記録手段
が同じ熱である必要があり、パンチ穴等の記録では直
後、直前となる。
部と同時若しくは直前若しくは直後に行われる。同時に
行われると装置の故障等によって記録が中断されても常
に両記録部の表示内容は同じとなり、使用上の不都合が
ないという利点がある。ただし、同時であると記録手段
が同じ熱である必要があり、パンチ穴等の記録では直
後、直前となる。
【0016】また、可逆性感熱記録部の表示を書きかえ
る場合には、記録された情報を消去する工程と新しい情
報を印字する工程に分ける場合と一度に書きかえる場合
とがある。工程を分ける場合には、通常、印字にはサー
マルヘッド、消去にはホットスタンプ、ヒートローラ、
熱風、サーマルヘッド等が用いられる。印字及び消去を
同じサーマルヘッドで行ってもよいが、この場合は印加
エネルギー、印加時間、印加パルス数等を変更する必要
がある。この場合に不可逆性記録部への記録は、消去工
程と印字工程との間にあっても両工程の直後、直前でも
よい。一度に書きかえる場合にはサーマルヘッドを用い
画素単位で印加エネルギー、印加時間、印加パルス数の
いずれか若しくはこれらの組合せを制御し、一回の工程
で書きかえることが可能である。不可逆性記録が熱によ
り行われる場合には可逆性感熱記録と同じサーマルヘッ
ドを用いてもよい。この場合各々の材料に合致した記録
条件で記録すればよい。また可逆感熱記録の消去と印字
とこの不可逆性記録とを同じサーマルヘッドで行っても
よいし、さらにこの三工程を同時に行ってもよい、この
場合には同一のサーマルヘッドで印加エネルギー、印加
時間、パルス数を適宜調整し異なる三条件で同時に記録
(消去)することも可能である。
る場合には、記録された情報を消去する工程と新しい情
報を印字する工程に分ける場合と一度に書きかえる場合
とがある。工程を分ける場合には、通常、印字にはサー
マルヘッド、消去にはホットスタンプ、ヒートローラ、
熱風、サーマルヘッド等が用いられる。印字及び消去を
同じサーマルヘッドで行ってもよいが、この場合は印加
エネルギー、印加時間、印加パルス数等を変更する必要
がある。この場合に不可逆性記録部への記録は、消去工
程と印字工程との間にあっても両工程の直後、直前でも
よい。一度に書きかえる場合にはサーマルヘッドを用い
画素単位で印加エネルギー、印加時間、印加パルス数の
いずれか若しくはこれらの組合せを制御し、一回の工程
で書きかえることが可能である。不可逆性記録が熱によ
り行われる場合には可逆性感熱記録と同じサーマルヘッ
ドを用いてもよい。この場合各々の材料に合致した記録
条件で記録すればよい。また可逆感熱記録の消去と印字
とこの不可逆性記録とを同じサーマルヘッドで行っても
よいし、さらにこの三工程を同時に行ってもよい、この
場合には同一のサーマルヘッドで印加エネルギー、印加
時間、パルス数を適宜調整し異なる三条件で同時に記録
(消去)することも可能である。
【0017】さらに各々の数値情報を目視で確認する以
外に機械的に検知することも可能である。例えば可逆性
感熱記録部及び不可逆性記録部をOCRを読みとると同
じように、透過光若しくは反射光で検知し、CPU等の
情報処理手段を用して改ざんの有無を検知することも可
能であり、また磁気、IC等の情報記憶部の数値情報と
の整合によりさらに改ざん防止性能を向上させることが
できる。
外に機械的に検知することも可能である。例えば可逆性
感熱記録部及び不可逆性記録部をOCRを読みとると同
じように、透過光若しくは反射光で検知し、CPU等の
情報処理手段を用して改ざんの有無を検知することも可
能であり、また磁気、IC等の情報記憶部の数値情報と
の整合によりさらに改ざん防止性能を向上させることが
できる。
【0018】本発明で用いられる可逆性感熱記録部の材
料としては、熱により透明度や色調が可逆的に変化する
ものならばなんでも良いが、エネルギーの印加なしに常
温で色調及び/または透明度が異なる二以上の形態を保
持できることが好ましい。例えばポリマーを2種以上混
合して、その相溶状態の違いで透明、白濁に変化するも
の(特開昭61−258853号)、液晶高分子の相変
化を利用したもの(特開昭62−66990号P.2右
上3行目〜P.4左上17行目)、常温より高い第一の
特定温度で第一の色の状態となり、第一の特定温度より
も高い第二の特定温度で加熱し、その後冷却することに
より第二の色の状態となるもの、等が挙げられる。
料としては、熱により透明度や色調が可逆的に変化する
ものならばなんでも良いが、エネルギーの印加なしに常
温で色調及び/または透明度が異なる二以上の形態を保
持できることが好ましい。例えばポリマーを2種以上混
合して、その相溶状態の違いで透明、白濁に変化するも
の(特開昭61−258853号)、液晶高分子の相変
化を利用したもの(特開昭62−66990号P.2右
上3行目〜P.4左上17行目)、常温より高い第一の
特定温度で第一の色の状態となり、第一の特定温度より
も高い第二の特定温度で加熱し、その後冷却することに
より第二の色の状態となるもの、等が挙げられる。
【0019】特に第一の特定温度と第二の特定温度で色
の状態が変化するものが好適に用いられる。これらの例
としては、第一の特定温度で透明状態となり、第二の特
定温度で白濁状態となるもの(特開昭55−15419
8号)、第二の特定温度で発色し、第一の特定温度で消
色するもの(特開平4−247985号)、第一の特定
温度で白濁状態となり、第二の特定温度で透明状態とな
るもの(特開平3−169590号)、第一の特定温度
で黒、赤、青等に発色し、第二の特定温度で消色するも
の(特開平2−188293号、特開平2−18829
4号)等が挙げられる。これらの中でも、有機低分子物
質を樹脂中に分散したもので第一の特定温度で透明状態
となり第二の特定状態で白濁状態となるものが感度及び
耐久性の面から好適に用いられる。
の状態が変化するものが好適に用いられる。これらの例
としては、第一の特定温度で透明状態となり、第二の特
定温度で白濁状態となるもの(特開昭55−15419
8号)、第二の特定温度で発色し、第一の特定温度で消
色するもの(特開平4−247985号)、第一の特定
温度で白濁状態となり、第二の特定温度で透明状態とな
るもの(特開平3−169590号)、第一の特定温度
で黒、赤、青等に発色し、第二の特定温度で消色するも
の(特開平2−188293号、特開平2−18829
4号)等が挙げられる。これらの中でも、有機低分子物
質を樹脂中に分散したもので第一の特定温度で透明状態
となり第二の特定状態で白濁状態となるものが感度及び
耐久性の面から好適に用いられる。
【0020】この可逆性感熱記録材料の特性を改良し、
更に使いやすくする方法が幾つかある。その方法を以下
に示す。透明状態となる温度(第一の特定温度)を広げ
るには融点の異なる有機低分子物質を2種以上適宜組み
合わせるか、そうした有機低分子物質と融点の異なる他
の材料とを組み合わせれば良い。これらは例えば特開昭
63−39378号、特開昭63−130380号、特
開平1−123788号、特開平2−1363号、特開
平3−2089号などの公報に開示されているがこれら
に限定されたものではない。
更に使いやすくする方法が幾つかある。その方法を以下
に示す。透明状態となる温度(第一の特定温度)を広げ
るには融点の異なる有機低分子物質を2種以上適宜組み
合わせるか、そうした有機低分子物質と融点の異なる他
の材料とを組み合わせれば良い。これらは例えば特開昭
63−39378号、特開昭63−130380号、特
開平1−123788号、特開平2−1363号、特開
平3−2089号などの公報に開示されているがこれら
に限定されたものではない。
【0021】また、透明画像の形成を容易にするために
界面活性剤、可塑剤等の添加剤を添加することができ
る。これらは例えば特開昭63−104879号、特開
昭63−178079号などの公報に開示されているが
これらに限定されるものではない。さらに可逆性感熱層
を熱、UV、EB等で架橋させてもよく、それにより繰
り返し耐久性を向上させることが可能となる。中でもE
Bによる架橋が好ましい。
界面活性剤、可塑剤等の添加剤を添加することができ
る。これらは例えば特開昭63−104879号、特開
昭63−178079号などの公報に開示されているが
これらに限定されるものではない。さらに可逆性感熱層
を熱、UV、EB等で架橋させてもよく、それにより繰
り返し耐久性を向上させることが可能となる。中でもE
Bによる架橋が好ましい。
【0022】可逆性感熱層上にはその可逆性感熱層を保
護するために保護層を設けることができる。また、前記
のとおり、可逆性感熱層上にはその可逆性感熱層を保護
するために保護層を設けることができる。保護層(厚さ
0.1〜5μm)の材料としては、シリコーン系ゴム、
シリコーン樹脂(特開昭63−221087号)、ポリ
シロキサングラフトポリマー(特開昭63−31738
5号)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂(特開平2
−566号)等が挙げられる。保護層中に有機又は無機
填料(特開平4−85077号)やシリコンオイル等を
含有させてもよい。いずれの場合も、塗布時に溶剤を用
いるが、その溶剤は、感熱層の樹脂ならびに有機低分子
物質を溶解しにくいほうが望ましい。さらに形成された
画像のコントラストを向上させるためにAl等の金属を
蒸着する等の方法による光反射層を設けてもよい(特開
平1−14079号、特開平1−20193号など)。
護するために保護層を設けることができる。また、前記
のとおり、可逆性感熱層上にはその可逆性感熱層を保護
するために保護層を設けることができる。保護層(厚さ
0.1〜5μm)の材料としては、シリコーン系ゴム、
シリコーン樹脂(特開昭63−221087号)、ポリ
シロキサングラフトポリマー(特開昭63−31738
5号)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂(特開平2
−566号)等が挙げられる。保護層中に有機又は無機
填料(特開平4−85077号)やシリコンオイル等を
含有させてもよい。いずれの場合も、塗布時に溶剤を用
いるが、その溶剤は、感熱層の樹脂ならびに有機低分子
物質を溶解しにくいほうが望ましい。さらに形成された
画像のコントラストを向上させるためにAl等の金属を
蒸着する等の方法による光反射層を設けてもよい(特開
平1−14079号、特開平1−20193号など)。
【0023】不可逆性記録部3は記録が目視でき、容易
に改ざんできないものならばよい。従って、不可逆性記
録部3又はそれに用いられる記録方法としては、ロイコ
染料及び顕色剤を用いた感熱記録材料、Sn等の金属を
蒸着した熱破壊型感熱記録材料などを設けるか、熱転写
リボン、インパクトリボン、電子写真、インクジェット
による記録や、テレホンカード等に用いられているパン
チ穴方式が挙げられる。熱転写リボン、電子写真、イン
クジェット等の場合は、リボンインキ、トナー、インク
ジェットインキなどが転写しやすく定着しやすい熱可塑
性樹脂や有機、無機フィラーを含む層を設けることが好
ましい。これらの中でも、可逆性感熱記録部と同じ記録
装置を用いることのできる感熱記録材料及び熱転写リボ
ンは、装置が小型化できるという利点がある。
に改ざんできないものならばよい。従って、不可逆性記
録部3又はそれに用いられる記録方法としては、ロイコ
染料及び顕色剤を用いた感熱記録材料、Sn等の金属を
蒸着した熱破壊型感熱記録材料などを設けるか、熱転写
リボン、インパクトリボン、電子写真、インクジェット
による記録や、テレホンカード等に用いられているパン
チ穴方式が挙げられる。熱転写リボン、電子写真、イン
クジェット等の場合は、リボンインキ、トナー、インク
ジェットインキなどが転写しやすく定着しやすい熱可塑
性樹脂や有機、無機フィラーを含む層を設けることが好
ましい。これらの中でも、可逆性感熱記録部と同じ記録
装置を用いることのできる感熱記録材料及び熱転写リボ
ンは、装置が小型化できるという利点がある。
【0024】前述の光反射層としてSnを用いれば光反
射層兼不可逆の熱破壊型記録材料としても用いることが
できる。また、特別に不可逆性記録用材料を用いずに可
逆性感熱記録材料の一部を不可逆性記録部とし通常より
高エネルギーを印加し表面変化若しくは内部構造を破壊
することにより不可逆性記録とすることも可能である。
熱で変化する不可逆性記録材料を用いたときの記録温度
若しくはエネルギーは、可逆性感熱記録材料の変化開始
温度より高い方が好ましい。可逆性感熱記録材料が前述
のように変化温度を二つ(第一の特定温度、第2の特定
温度)有する場合には第一の温度より高い方がさらに好
ましく、第2の温度より高い方が特に好ましい。これは
不可逆性記録といっても変色温度以上では全面発色して
しまうため、数値情報がわからなくなるという欠点があ
るため、変化温度がより高い方が間違って情報が消えて
しまう確立が低いためである。
射層兼不可逆の熱破壊型記録材料としても用いることが
できる。また、特別に不可逆性記録用材料を用いずに可
逆性感熱記録材料の一部を不可逆性記録部とし通常より
高エネルギーを印加し表面変化若しくは内部構造を破壊
することにより不可逆性記録とすることも可能である。
熱で変化する不可逆性記録材料を用いたときの記録温度
若しくはエネルギーは、可逆性感熱記録材料の変化開始
温度より高い方が好ましい。可逆性感熱記録材料が前述
のように変化温度を二つ(第一の特定温度、第2の特定
温度)有する場合には第一の温度より高い方がさらに好
ましく、第2の温度より高い方が特に好ましい。これは
不可逆性記録といっても変色温度以上では全面発色して
しまうため、数値情報がわからなくなるという欠点があ
るため、変化温度がより高い方が間違って情報が消えて
しまう確立が低いためである。
【0025】具体的には上記した不可逆性記録部のうち
ロイコ染料及び顕色剤を用いた感熱記録材料の高温発色
タイプのもの、Sn等の金属を蒸着した熱破壊型感熱記
録材料が挙げられる。不可逆性記録部が熱以外のインパ
クトリボン、電子写真、インクジェット、パンチ穴等に
より記録されることにより、可逆性感熱記録部に記録す
る熱がまちがって不可逆性記録部に印加されても記録に
変化はおこらず、不可逆性記録部の表示を常に安定して
見られ、改ざんを容易に発見できるという利点がある。
また、不可逆性記録部を複数箇所設けることにより一度
使用し終わったカード、例えばプリペイドカードで残金
がなくなってしまったものを回収し、情報記憶部を初期
化し、可逆記録部の数値も満額に書きなおし、リサイク
ルして使用することが可能となる。
ロイコ染料及び顕色剤を用いた感熱記録材料の高温発色
タイプのもの、Sn等の金属を蒸着した熱破壊型感熱記
録材料が挙げられる。不可逆性記録部が熱以外のインパ
クトリボン、電子写真、インクジェット、パンチ穴等に
より記録されることにより、可逆性感熱記録部に記録す
る熱がまちがって不可逆性記録部に印加されても記録に
変化はおこらず、不可逆性記録部の表示を常に安定して
見られ、改ざんを容易に発見できるという利点がある。
また、不可逆性記録部を複数箇所設けることにより一度
使用し終わったカード、例えばプリペイドカードで残金
がなくなってしまったものを回収し、情報記憶部を初期
化し、可逆記録部の数値も満額に書きなおし、リサイク
ルして使用することが可能となる。
【0026】情報記憶部としては、前述の磁気記録部
4、ICメモリ5の他に、光メモリ、光磁気記録材料な
どによったものが用いられる。
4、ICメモリ5の他に、光メモリ、光磁気記録材料な
どによったものが用いられる。
【0027】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明する。ここでの部、%はともに重量基準である。
説明する。ここでの部、%はともに重量基準である。
【0028】実施例1 約188μm厚の白色PET(東レ社製、ルミラーX−
21:静電防止処理タイプ)上に γ−Fe2O3 10部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 2部 (UCC社製:VAGH) コロネートL(10%トルエン溶液) 2部 メチルエチルケトン(MEK) 43部 トルエン 43部 よりなる液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約1
0μm厚の磁気記録層を設けた。
21:静電防止処理タイプ)上に γ−Fe2O3 10部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 2部 (UCC社製:VAGH) コロネートL(10%トルエン溶液) 2部 メチルエチルケトン(MEK) 43部 トルエン 43部 よりなる液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約1
0μm厚の磁気記録層を設けた。
【0029】次に ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂の75%酢酸 10部 ブチル溶液(大日本インキ化学社製:ユニディック C7−164) MEK 10部 よりなる液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥後80W
/cmの紫外線ランプで硬化させ約3μmの厚の平滑層
を設け、その上にAlを約400Å厚に真空蒸着し光反
射層を形成した。
/cmの紫外線ランプで硬化させ約3μmの厚の平滑層
を設け、その上にAlを約400Å厚に真空蒸着し光反
射層を形成した。
【0030】さらにその上に 塩化ビニル−酢酸ビニル−リン酸エステル共重合体 20部 (電気化学工業社製 デンカビニル♯1000P) MEK 40部 トルエン 40部 よりなる液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約1
μm厚の接着層を設けた。
μm厚の接着層を設けた。
【0031】さらにその上に ステアリルステアレート(日本油脂社製 M−9676) 5部 エイコサン2酸(岡村製油社製:SL−20・99) 5部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 40部 (鐘淵化学工業社製:カネカM2018) THF 200部 トルエン 20部 よりなる液をワイヤーバーで塗布し、130℃で3分間
加熱乾燥して約5μm厚の可逆性感熱層を形成した。
加熱乾燥して約5μm厚の可逆性感熱層を形成した。
【0032】さらにその上に ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂の75% 10部 酢酸ブチル溶液 (大日本インキ社製:ユニディックC7−157) イソプロピルアルコール 10部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥後80
w/cmの紫外線ランプで紫外線を照射し、硬化させ約
3μm厚さの保護層を設けて80℃に加熱して感熱層を
透明にした熱可逆性記録媒体を作製した。
w/cmの紫外線ランプで紫外線を照射し、硬化させ約
3μm厚さの保護層を設けて80℃に加熱して感熱層を
透明にした熱可逆性記録媒体を作製した。
【0033】この媒体をカード状に打ち抜いた後、この
カードの端に近い部分に図5(a)に示すようなパター
ン(丸状の十個の記号と数値)を印刷し不可逆記録部と
した。さらに図5(a)の下記に示すようなワクを印刷
で形成し可逆性感熱記録部とした。そしてこのカードを
10,000円のプリペイドカードと想定し当初残額1
0,000円と記録部にサーマルヘッドで記録した。そ
して4,000円分使用したことを想定し、可逆性感熱
記録部の表示の″10,000円″を80℃に加熱され
たホットスタンプを押し当てて消去し、サーマルヘッド
で″6,000円″と書き換えた。その直後不可逆記録
部の図4(b)に示す黒丸の部分にパンチ穴を開け残額
6,000円であることを表示した。(図5(b))。
次に可逆性感熱記録部の″6,000円″を″10,0
00″ともう一度書きかえたが、不可逆性記録部のパン
チ穴を開けた部分はそのままであり明らかに改ざんした
ことがわかった。
カードの端に近い部分に図5(a)に示すようなパター
ン(丸状の十個の記号と数値)を印刷し不可逆記録部と
した。さらに図5(a)の下記に示すようなワクを印刷
で形成し可逆性感熱記録部とした。そしてこのカードを
10,000円のプリペイドカードと想定し当初残額1
0,000円と記録部にサーマルヘッドで記録した。そ
して4,000円分使用したことを想定し、可逆性感熱
記録部の表示の″10,000円″を80℃に加熱され
たホットスタンプを押し当てて消去し、サーマルヘッド
で″6,000円″と書き換えた。その直後不可逆記録
部の図4(b)に示す黒丸の部分にパンチ穴を開け残額
6,000円であることを表示した。(図5(b))。
次に可逆性感熱記録部の″6,000円″を″10,0
00″ともう一度書きかえたが、不可逆性記録部のパン
チ穴を開けた部分はそのままであり明らかに改ざんした
ことがわかった。
【0034】実施例2 光反射層の材料をSnとした以外は実施例1と同様にし
て熱可逆性記録媒体を作製した後、印刷により図6
(a)のように可逆性感熱記録部と棒グラフ状の不可逆
性記録部を形成した。この可逆性感熱記録部の変化温度
は透明化温度(第1の特定温度)は65℃〜105℃で
あり、白濁化温度(第2の特定温度)は115℃以上で
あった。またこの不可逆性記録部の変化温度は180℃
以上であった。
て熱可逆性記録媒体を作製した後、印刷により図6
(a)のように可逆性感熱記録部と棒グラフ状の不可逆
性記録部を形成した。この可逆性感熱記録部の変化温度
は透明化温度(第1の特定温度)は65℃〜105℃で
あり、白濁化温度(第2の特定温度)は115℃以上で
あった。またこの不可逆性記録部の変化温度は180℃
以上であった。
【0035】記録装置として、八城電気社製印字試験装
置を用いてサーマルヘッドには京セラ(株)製KBE−
40−8MGKを用いパルス巾2.0sec、印加電圧
12.5Vで実施例1と同様にして初め可逆性感熱記録
部に″10,000円″と白く表示した。次に印加電圧
10.5Vで可逆性感熱記録部全面にエネルギーを印加
し記録を消去(透明化)した後、図6(b)のように1
2.5Vで再び″3,000円″と記録した。ついで不
可逆性記録部に図6(b)に示すように使用後7,00
0円に相当する分に17.0Vのエネルギーを印加して
Snを溶解し、下地の磁気層が見えるようにしてその後
タバコの火を近づけると可逆性感熱記録部の数値は消え
たが不可逆性記録部は記録が消えなかった。
置を用いてサーマルヘッドには京セラ(株)製KBE−
40−8MGKを用いパルス巾2.0sec、印加電圧
12.5Vで実施例1と同様にして初め可逆性感熱記録
部に″10,000円″と白く表示した。次に印加電圧
10.5Vで可逆性感熱記録部全面にエネルギーを印加
し記録を消去(透明化)した後、図6(b)のように1
2.5Vで再び″3,000円″と記録した。ついで不
可逆性記録部に図6(b)に示すように使用後7,00
0円に相当する分に17.0Vのエネルギーを印加して
Snを溶解し、下地の磁気層が見えるようにしてその後
タバコの火を近づけると可逆性感熱記録部の数値は消え
たが不可逆性記録部は記録が消えなかった。
【0036】実施例3 実施例2と同じカードを用い、同じ記録装置で同じよう
に可逆性感熱記録部に″10,000円″と表示した
後、同じサーマルヘッドをドット単位で電圧を制御し、
可逆性感熱記録部の地肌に相当する部分には10.5
V、数字に相当する部分には12.5V印刷し、不可逆
性記録部には17.0Vのエネルギーを印加し、一回の
パスのみで可逆性感熱記録部は″3,000円″と書き
かえ不可逆性記録部には図6(b)と同じ記録を行なっ
た。
に可逆性感熱記録部に″10,000円″と表示した
後、同じサーマルヘッドをドット単位で電圧を制御し、
可逆性感熱記録部の地肌に相当する部分には10.5
V、数字に相当する部分には12.5V印刷し、不可逆
性記録部には17.0Vのエネルギーを印加し、一回の
パスのみで可逆性感熱記録部は″3,000円″と書き
かえ不可逆性記録部には図6(b)と同じ記録を行なっ
た。
【0037】実施例4 接着層までは実施例1と同様に作製したものでをカード
上に打ち抜き、該カードの上部に実施例1と同様に可逆
性感熱層と保護層を形成し、該カードの残りの部位に 〔A液〕 ビスフェノールA型 20部 完全ケン化PVA(クラレ社製、PVA117) 20部 の10%水溶液 水 60部 〔B液〕 3−ジ(Nエチル)アミノ−6−メチル−7− 20部 アリニノフルオラン(山本化成社製 ODB) 完全ケン化PVA(クラレ社製、PVA117) 20部 の10%水溶液 水 60部 〔C液〕 炭酸カルシウム(白石カルシウム社製、ツネックスE) 20部 ステアリン酸亜鉛(日本油脂社製、ジンクステアレートGF200) 5部 完全ケン化PVA(クラレ社製、PVA117) 25部 の10%水溶液 水 50部 を各々均一に分散した後、A液、B液、C液を3:1:
3で均一に混合し、塗布加熱乾燥後、約5μm厚の不可
逆性記録部を形成した。さらにこの上に実施例2と同様
に印刷に可逆性感熱記録部と棒グラフの不可逆性記録部
を形成した。この不可逆性記録部の変化温度は約120
℃であった。不可逆性記録部への記録の際の印加電圧を
12.5Vとする以外は実施例2と同様にして記録及び
書きかえが可能であった。
上に打ち抜き、該カードの上部に実施例1と同様に可逆
性感熱層と保護層を形成し、該カードの残りの部位に 〔A液〕 ビスフェノールA型 20部 完全ケン化PVA(クラレ社製、PVA117) 20部 の10%水溶液 水 60部 〔B液〕 3−ジ(Nエチル)アミノ−6−メチル−7− 20部 アリニノフルオラン(山本化成社製 ODB) 完全ケン化PVA(クラレ社製、PVA117) 20部 の10%水溶液 水 60部 〔C液〕 炭酸カルシウム(白石カルシウム社製、ツネックスE) 20部 ステアリン酸亜鉛(日本油脂社製、ジンクステアレートGF200) 5部 完全ケン化PVA(クラレ社製、PVA117) 25部 の10%水溶液 水 50部 を各々均一に分散した後、A液、B液、C液を3:1:
3で均一に混合し、塗布加熱乾燥後、約5μm厚の不可
逆性記録部を形成した。さらにこの上に実施例2と同様
に印刷に可逆性感熱記録部と棒グラフの不可逆性記録部
を形成した。この不可逆性記録部の変化温度は約120
℃であった。不可逆性記録部への記録の際の印加電圧を
12.5Vとする以外は実施例2と同様にして記録及び
書きかえが可能であった。
【0038】実施例5 ビスフェノールAをP−ヒドロキシ安息香酸ベンジルと
する以外は実施例4と同様にしてカードを作製した。こ
の不可逆性記録部の変化温度は約80℃であった。不可
逆性記録部への記録の際の印加電圧を10.5Vとする
以外は実施例2と同様にして記録及び書きかえが可能で
あった。
する以外は実施例4と同様にしてカードを作製した。こ
の不可逆性記録部の変化温度は約80℃であった。不可
逆性記録部への記録の際の印加電圧を10.5Vとする
以外は実施例2と同様にして記録及び書きかえが可能で
あった。
【0039】実施例4と実施例5で作製したカードを用
い、実施例1と同様に可逆性感熱記録部に10,000
円と記録した。その後4,000円分使用したことを想
定し、可逆性感熱記録部の表示の“10,000円”を
90℃のホットスタンプで消去した後サーマルヘッド
で、6,000円と書き換えた。その後棒グラフ状の不
可逆記録部の4,000円相当部分を加熱発色させた。
そして、実施例5のカードの不可逆記録部を90℃のホ
ットスタンプで加熱したところ、不可逆記録部及びその
周囲も黒色に発色してしまい残額がわからなくなった
が、実施例4のカードでは90℃のホットスタンプで加
熱しても変化がなく、明確に残額が認識できた。
い、実施例1と同様に可逆性感熱記録部に10,000
円と記録した。その後4,000円分使用したことを想
定し、可逆性感熱記録部の表示の“10,000円”を
90℃のホットスタンプで消去した後サーマルヘッド
で、6,000円と書き換えた。その後棒グラフ状の不
可逆記録部の4,000円相当部分を加熱発色させた。
そして、実施例5のカードの不可逆記録部を90℃のホ
ットスタンプで加熱したところ、不可逆記録部及びその
周囲も黒色に発色してしまい残額がわからなくなった
が、実施例4のカードでは90℃のホットスタンプで加
熱しても変化がなく、明確に残額が認識できた。
【0040】
【発明の効果】請求項1〜6の発明によれば、可逆性感
熱記録部の表示を改ざんしても不可逆記録部に正しい表
示が残り、改ざんが容易に発見される。請求項6〜12
の発明によれば、情報記憶部を設けているため、その情
報の一部を可逆性感熱記録部に表示することによって、
目視できない情報を可視化することができるようにな
り、カードの使用状態に応じ、情報記憶部の内容を更新
するとともに、可逆性感熱記録部の表示内容を書き換え
若しくは追記表示し、かつ、不可逆記録部に追記表示を
行ない、可逆性感熱記録部の表示と不可逆記録部の表示
を常に同一に保ち、一層改ざん防止効果を高めることが
できる。請求項13及び14の発明によれば、改ざんの
有無が数字により表わされるため判断が容易となる。
熱記録部の表示を改ざんしても不可逆記録部に正しい表
示が残り、改ざんが容易に発見される。請求項6〜12
の発明によれば、情報記憶部を設けているため、その情
報の一部を可逆性感熱記録部に表示することによって、
目視できない情報を可視化することができるようにな
り、カードの使用状態に応じ、情報記憶部の内容を更新
するとともに、可逆性感熱記録部の表示内容を書き換え
若しくは追記表示し、かつ、不可逆記録部に追記表示を
行ない、可逆性感熱記録部の表示と不可逆記録部の表示
を常に同一に保ち、一層改ざん防止効果を高めることが
できる。請求項13及び14の発明によれば、改ざんの
有無が数字により表わされるため判断が容易となる。
【図1】本発明に係る改ざん防止カードの代表的な一例
の平面図である。
の平面図である。
【図2】(a)及び(b)はさらに情報記憶部を設けた
カードの二例の平面図である。
カードの二例の平面図である。
【図3】(a)(b)及び(c)はカードの不可逆性記
録部の三つの形態を示した図である。
録部の三つの形態を示した図である。
【図4】(a)及び(b)はカードの不可逆性記録部と
可逆性感熱記録部との関係を説明するための図である。
可逆性感熱記録部との関係を説明するための図である。
【図5】(a)及び(b)はカードの使用状態の一例を
表わした図である。
表わした図である。
【図6】(a)及び(b)はカードの使用状態の一例を
表わした図である。
表わした図である。
1 カード 2 可逆性感熱記録部 3 不可逆性記録部(3’記録済部) 4 磁気記録部 5 ICメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 17/00 S 19/00 19/06 19/10 G06K 19/00 B U
Claims (14)
- 【請求項1】 可逆性感熱記録部と不可逆性記録部とを
有し、可逆性感熱記録部はエネルギーの印加なしに常温
で色調及び/または透明度が異なる二以上の形態を保持
できることを特徴とするカード。 - 【請求項2】 不可逆性記録部が熱により記録可能であ
る請求項1記載のカード。 - 【請求項3】 可逆性感熱記録部が常温より高い第1の
特定温度で第1の色の状態となり、第1の特定温度より
も高い第2の特定温度に加熱冷却後第2の色の状態とな
るもので不可逆性記録部の記録温度が可逆性感熱記録部
の第1の特定温度より高い請求項2記載のカード。 - 【請求項4】 不可逆性記録部がインパクトリボン、電
子写真、インクジェット、パンチ穴等により記録される
請求項1記載のカード。 - 【請求項5】 不可逆性記録部が複数箇所に設けられて
いる請求項1又は2記載のカード。 - 【請求項6】 情報記憶部を有する請求項1又は2記載
のカード。 - 【請求項7】 可逆性感熱記録部と不可逆性記録部とを
有するカードの可逆性感熱記録部に数値情報を記録し、
かつ、不可逆性記録部に該数値情報と実質的に同一内容
の情報を記録することを特徴とする情報記録方法。 - 【請求項8】 不可逆性記録部への記録は可逆性感熱記
録部と同時若しくは直前若しくは直後に行なう請求項7
記載の情報記録方法。 - 【請求項9】 不可逆性記録部への記録が熱により行わ
れ、不可逆性記録部への記録と可逆性感熱記録部への記
録が同一のサーマルヘッドで行なわれる請求項7又は8
記載の情報記録方法。 - 【請求項10】 可逆性感熱記録部への記録が不可逆性
記録部への記録とエネルギー印加時間が異なる請求項9
記載の情報記録方法。 - 【請求項11】 前記カードはさらに情報記憶部を有
し、その情報記憶部に収められた情報の一部が可逆性感
熱記録部に表示される請求項7記載の情報記録方法。 - 【請求項12】 前記カードは、その使用状況に応じ、
情報記憶部の内容を少なくとも一部更新するとともに可
逆性感熱記録部の表示内容を書きかえ若しくは追記表示
し、かつ、不可逆性記録部に追記表示する請求項11記
載の情報記録方法。 - 【請求項13】 可逆性感熱記録部と不可逆性記録部と
を有するカードの可逆性感熱記録部の数値情報と不可逆
性記録部の数値情報とを光学的手段により判別すること
を特徴とする情報認識方法。 - 【請求項14】 可逆性感熱記録部の数値情報と不可逆
性記録部の数値情報及び/又は情報記憶部の数値情報の
整合性を情報処理手段により判定する請求項13記載の
情報認識記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3535094A JPH07314961A (ja) | 1993-02-08 | 1994-02-08 | カード、それを用いる情報記録方法及び情報認識方法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4451493 | 1993-02-08 | ||
| JP5-44514 | 1994-02-03 | ||
| JP3185294 | 1994-02-03 | ||
| JP3535094A JPH07314961A (ja) | 1993-02-08 | 1994-02-08 | カード、それを用いる情報記録方法及び情報認識方法 |
| JP6-31852 | 1994-10-19 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07314961A true JPH07314961A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=27287499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3535094A Pending JPH07314961A (ja) | 1993-02-08 | 1994-02-08 | カード、それを用いる情報記録方法及び情報認識方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07314961A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0725148A (ja) * | 1993-07-13 | 1995-01-27 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 可逆感熱系複合記録材料 |
| WO1998055961A1 (fr) * | 1997-06-04 | 1998-12-10 | Tokyo Magnetic Printing Co., Ltd. | Procede servant a utiliser un support d'enregistrement magnetique |
| JP2001180021A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Ricoh Co Ltd | 印刷媒体、印刷システム、周辺装置および情報処理システム |
| JP2002293066A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Nippon Signal Co Ltd:The | リサイクルカード及びカード処理装置 |
| JP2003034080A (ja) * | 2001-07-26 | 2003-02-04 | Ricoh Co Ltd | 可逆性感熱記録媒体 |
| JP2003054072A (ja) * | 2001-05-21 | 2003-02-26 | Ricoh Co Ltd | ラベル及び記録・消去装置 |
| JP2004237678A (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、及び記憶媒体 |
| JP2004258112A (ja) * | 2003-02-24 | 2004-09-16 | Toppan Forms Co Ltd | 液体トナー受容性を有するオーバープリント剤およびそれを用いたシート |
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1994
- 1994-02-08 JP JP3535094A patent/JPH07314961A/ja active Pending
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