JPH0731524A - 噛合継手 - Google Patents

噛合継手

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JPH0731524A
JPH0731524A JP17682593A JP17682593A JPH0731524A JP H0731524 A JPH0731524 A JP H0731524A JP 17682593 A JP17682593 A JP 17682593A JP 17682593 A JP17682593 A JP 17682593A JP H0731524 A JPH0731524 A JP H0731524A
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Yukifumi Yamada
田 幸 史 山
Yasutaka Kojima
島 康 敬 小
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステイツク作動の発生を防止すること。 【構成】 正心周面(34a)及び偏心周面(31b)
に接合された回転部材(37,38,41,42)を設
け、ヒンジ軸(33)の回転によつて回転部材(37,
38,41,42)を回転させることによつて回転部材
(37,38,41,42)と正心周面(34a)及び
偏心周面(31b)との接合を解除するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒンジ軸の回転操作に
より歯数差を利用して固定継手に対して可動継手が回動
することとなる噛合継手に関するものであつて、シート
リクライニング機構等に利用される。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の継手としては、DE30
13304C号公報に示されるものが知られている。こ
れは、固定継手と、固定継手にヒンジ軸により回動可能
に枢支され固定継手と内接噛合する可動継手とを有し、
ヒンジ軸の回転操作により歯数差を利用して可動継手が
固定継手に対して回動することとなる噛合継手である。
【0004】この噛合継手では、固定継手とヒンジ軸と
の間に固定継手の内周面と面接合するクサビ面を持つ押
圧部材が相対回転自在に配設されており、常時は、この
押圧部材によつて固定継手と可動継手との噛合が強固と
なる方向に固定継手が押圧されて可動継手と固定継手と
の噛合部分でのスキを小さくし、可動継手と固定継手と
の間でのガタの発生を防止しており、ヒンジ軸の回転操
作により押圧部材が相対回転させられてクサビ面の作用
によりクサビ面と内周面との接合が解除されるつまり押
圧部材による固定継手の押圧が解除されることによつて
固定継手と可動継手との噛合を緩くして可動継手と固定
継手との噛合部分でのスキを大きくし、ヒンジ軸の軽い
操作を確保していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の噛合継手であると、押圧部材が相対回転する際、クサ
ビ面と内周面とが滑り接合していくこととなるので、両
者間の摩擦によりステイツク作動が発生しやすく、操作
フイーリングが損なわれることとなる恐れがあつた。
【0006】故に、本発明は、ステイツク作動の発生を
防止することを、その技術的課題とするものである。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ヒンジ軸
の中心軸線を中心とした正心周面及び前記ヒンジ軸の中
心軸線に対して偏心した偏心周面に接合するように配設
された回転部材を有したことである。
【0009】
【作用】上記技術的手段によれば、常時は、回転部材の
正心周面及び偏心周面との接合によつて固定継手と可動
継手との噛合が強固となる方向に押圧されて可動継手と
固定継手との噛合部分でのスキを小さくし(スキを無く
し)、可動継手と固定継手との間でのガタの発生が防止
され、ヒンジ軸の回転操作により回転部材が回転して偏
心周面との接合位置が変化することにより押圧が解除さ
れて可動継手と固定継手との噛合部分でのスキを大きく
し(スキをもたせ)、ヒンジ軸の軽い操作が確保され
る。つまり、回転部材と偏心周面とは回転接合していく
こととなり、結果、ステイツク作動の発生が防止され得
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0011】図1に示されるように、車両フロア(図示
せず)上に配置されるシートクツシヨン1の後部にはシ
ートバツク2が配置されており、このシートバツク3は
後述するシートリクライニング機構3によりシートクツ
シヨン1に対して傾動自在とされている。
【0012】図2ないし図4に示されるように、シート
リクライニング機構3は、シートクツシヨン1に固定さ
れるロアアーム31,シートバツク2に固定されるアツ
パアーム32,アツパアーム32をロアアーム31に対
して回動自在に支持するヒンジ軸33とから構成されて
いる。
【0013】ヒンジ軸33には、アツパアーム32がヒ
ンジ軸33の中心軸線を中心とした軸受となる正心部材
34を介して回動自在に、ロアアーム31がヒンジ軸3
3の中心軸線に対して偏心したヒンジ軸33と一体の偏
心部材35を介して偏心部材35に対して所定のクリア
ランスをもつて回動自在に、夫々支持されている。この
ヒンジ軸33の先端にはハンドル36が一体回転するよ
うに固着されている。
【0014】尚、正心部材34はその一部分が偏心部材
35内に嵌挿されて配設されている。
【0015】アツパアーム32には正心部材34の中心
軸線Aを中心とした外歯32aが、ロアアーム31には
偏心部材35の中心軸線Bを中心とした内歯31aが夫
々形成されており、外歯32aは内歯31aより少なく
とも一歯以上少ないものであつて、外歯32aは内歯3
1aに内接するように噛合されている。
【0016】偏心部材35の偏心部位には、ロアアーム
31の偏心周面31b(ロアアーム32の支持面となる
偏心部材35の偏心外周面35aに支持される被支持
面)及び正心部材34の正心周面34a(偏心部材35
に嵌挿された部分の外周面)に開口した周方向に延在す
る切欠溝35bが形成されている。この切欠溝35b内
には対のローラ37,38が周方向に移動自在且つ回転
自在に配設されており、このローラ37,38はロアア
ーム31の偏心周面31b及び正心周面34aと接合し
ている。又、ヒンジ軸33周りにはスプリング39が配
設されており、このスプリング39の両端39a,39
bは夫々偏心部材35に形成された周方向に延在する長
溝35c,35dを介してローラ37,38に係止され
ており、ローラ37,38はこのスプリング39の付勢
力により偏心周面31bと正心周面34aとの間隔が狭
くなる方向つまり偏心周面31b及び正心周面34aと
の接合が強固となる方向に常時付勢されている。このス
プリング39の両端39a,39bでの係止によつてロ
ーラ37,38が偏心部材35に周方向に移動自在且つ
回転自在に支持されることとなる。
【0017】次に作動について説明する。
【0018】図2及び図5の実線は通常状態を示し、ロ
アアーム31の内歯31aとアツパアーム32の外歯3
2aとの噛合はローラ37,38の偏心周面31bとの
強固な接合によつて押圧されてバツクラツシユのない強
固なものとされている。これにより、アツパアーム32
のロアアーム31に対する回動方向のガタツキすなわち
シートバツク2のシートクツシヨン1に対するガタが防
止されシートバツク2がシートクツシヨン1に対して所
定の傾斜角で保持されている。
【0019】この通常状態において、ハンドル36を操
作してヒンジ軸32を一方向に回転させると、偏心部材
35が共に回転して切欠溝35bの側壁がローラ37を
押圧してローラ37をスプリング39の付勢力に抗して
移動させようとする。この時、この押圧により正心周面
34aとの摩擦力によつて正心周面34aからローラ3
7に作用する反力はローラ37の中心に向かうが偏心周
面31bとの摩擦力によつて偏心周面31bからローラ
37に作用する反力は偏心周面31bがテーパ面の如き
作用となるのでローラ37の中心に向かわず中心に対し
てずれることとなる。結果、ローラ37に図5示C方向
の力が作用することとなつてローラ37が正心周面34
aとの接合部分を中心に長穴35cに沿つて図4示一点
鎖線の如く回転して偏心周面31bとの接合が緩まる
(接合位置が変化することで押圧が解除され偏心周面3
1bとの間にクリアランスが生じる)。この際、ヒンジ
軸32の回転によつて外歯32aと内歯31aと噛合位
置が変化していき偏心周面31bは図5示一点鎖線の如
く位置しているのでローラ38と偏心周面との接合も緩
まる(偏心周面31bとの間にクリアランスが生じ
る)。これにより、偏心周面31bが図5示二点鎖線の
如くローラ37,38との接合が緩くなつた分だけ径方
向に移動し、外歯32aと内歯31aとの噛合は所定の
バツクラシユが存在する緩いものとなる。結果、内歯3
2aと外歯31aとの噛合がスムーズなものとなり、ヒ
ンジ軸3の軽い操作が確保される。この後、さらにハン
ドル36を操作してヒンジ軸32を一方向に回転させる
と、内歯31aと外歯32aとが内接しながら噛合して
いき、結果、内歯31aと外歯32aとの歯数差分だけ
アツパアーム32がロアアーム31に対して回動し、シ
ートバツク2のシートクツシヨン1に対する傾斜角が調
整される。尚、ハンドル36の操作を止めると通常状態
となる。
【0020】又、ハンドル36を操作してヒンジ軸32
を前述とは逆に他方向に回転させると、偏心部材35が
共に回転して切欠溝35bの側壁がローラ38を押圧し
てローラ38をスプリング39の付勢力に抗して移動さ
せようとする。この時、この押圧により正心周面34a
との摩擦力によつて正心周面34aからローラ38に作
用する反力はローラ38の中心に向かうが偏心周面31
bとの摩擦力によつて偏心周面31bからローラ38に
作用する反力は偏心周面31bがテーパ面の如き作用と
なるのでローラ38の中心に向かわず中心に対してずれ
ることとなる。
【0021】結果、ローラ38に前述と同様な力が作用
することとなつてローラ38が正心周面34aとの接合
部分を中心に長穴35dに沿つて回転して偏心周面31
bとの接合が緩まる(接合位置が変化することで押圧が
解除され偏心周面31bとの間にクリアランスが生じ押
圧が解除される)。この際、ヒンジ軸32の回転によつ
て外歯32aと内歯31aと噛合位置が変化していき偏
心周面31bは前述と同様に位置しているのでローラ3
7と偏心周面との接合も緩まる(偏心周面31bとの間
にクリアランスが生じる)。これにより、偏心周面31
bが前述と同様に径方向に移動し、外歯32aと内歯3
1aとの噛合は所定のバツクラシユが存在する緩いもの
となる。結果、内歯32aと外歯31aとの噛合がスム
ーズなものとなり、ヒンジ軸3の軽い操作が確保され
る。この後、さらにハンドル36を操作してヒンジ軸3
2を一方向に回転させると、内歯31aと外歯32aと
が内接しながら噛合していき、結果、内歯31aと外歯
32aとの歯数差分だけアツパアーム32がロアアーム
31に対して回動し、シートバツク2のシートクツシヨ
ン1に対する傾斜角が前述は逆に調整される。尚、ハン
ドル36の操作を止めると通常状態となる。
【0022】上記したように、ヒンジ軸33の回転操作
によりローラ37又は38が回転して押圧が解除される
ので、ローラ37又は38と偏心周面31bとは滑り接
合しない。これにより、ステイツク作動の発生が防止さ
れ、良好な操作フイーリングが確保される。
【0023】次に変形実施例について説明する。
【0024】これは、ローラ37,38のかわりにコイ
ルスプリング41,42を用い、ローラ37,38を付
勢するスプリング39を省いたものである。図6及び図
7に示されるように、偏心部材35には周方向に延在す
る切欠部35eが形成されており、この切欠部35eの
略中央には切欠部35eを2室に分ける突部35fが設
けられている。コイルスプリング41,42はこの室内
に夫々配置されており、コイルスプリング41,42自
身の付勢力で切欠部35eの側壁,突部35fの側壁,
正心周面34a及び偏心周面31bに押付けられている
(コイルスプリング41,42は自然状態で室より大き
くなるものである)。このような構成において、ハンド
ル36を操作してヒンジ軸32を一方向又は他方向に回
転させると、偏心部材35が共に回転して切欠部35e
の側壁がコイルスプリング41又は42を押圧してロー
ラ41又は42を移動させようとする。これにより、前
述の実施例においてローラ37又は38が回転するのと
同様にコイルスプリング41又は42が回転して、結
果、前述の実施例と同様に外歯32aと内歯31aとの
噛合は所定のバツクラシユが存在する緩いものとなる。
【0025】上記したように、コイルスプリング41,
42を使用することにより、スプリング39の機能をコ
イルスプリング41,42自体で受け持たせることがで
きるので、スプリング39を省略することができ、部品
点数が削減される。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、回転部材と偏心周面と
を回転接合されることとなるので、ステイツク作動の発
生を防止することができる。又、回転部材をコイルスプ
リングとすることにより、部品点数が削減され、簡素な
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る噛合継手を採用したリクライニン
グ機構を搭載したシートの斜視図である。
【図2】本発明に係る噛合継手を採用したリクライニン
グ機構の断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2の分解斜視図である。
【図5】本発明に係る噛合継手の作用説明図である。
【図6】本発明に係る噛合継手の変形例を示す平面図で
ある。
【図7】図6の分解斜視図である。
【符号の説明】
3 リクライニング機構(噛合継手) 31 ロアアーム(固定継手) 32 アツパアーム(可動継手) 33 ヒンジ軸 34a 正心周面 31b 偏心周面 37,38 ローラ(回転部材) 41,42 コイルスプリング(回転部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定継手と、該固定継手にヒンジ軸によ
    り回動可能に枢支され前記固定継手と内接噛合する可動
    継手とを有し、ヒンジ軸の回転操作により歯数差を利用
    して前記可動継手が前記固定継手に対して回動すること
    となる噛合継手において、前記ヒンジ軸の中心軸線を中
    心とした正心周面及び前記ヒンジ軸の中心軸線に対して
    偏心した偏心周面に接合するように配設された回転部材
    を有する噛合継手。
  2. 【請求項2】 前記回転部材が、前記正心周面及び前記
    偏心周面と接合するように常時径方向に拡開しているコ
    イルスプリングである、請求項1記載の噛合継手。
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