JPH07315832A - シリカ修飾アルミナゾルおよびその製造方法 - Google Patents
シリカ修飾アルミナゾルおよびその製造方法Info
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- JPH07315832A JPH07315832A JP6131377A JP13137794A JPH07315832A JP H07315832 A JPH07315832 A JP H07315832A JP 6131377 A JP6131377 A JP 6131377A JP 13137794 A JP13137794 A JP 13137794A JP H07315832 A JPH07315832 A JP H07315832A
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Abstract
粒子の表面にシリカが化学的に結合したり、物理的に吸
着して、シリカがアルミナ微粒子の表面全体を、また
は、部分的に被覆した分散質が分散媒に均一に分散した
状態のものをいう。当該シリカ修飾アルミナゾルはシリ
カコロイド粒子の場合と同様に、pH1〜pH13の広
範囲領域において安定であり、例えば、固形分濃度1重
量%のシリカ修飾アルミナゾルに燐酸または水酸化ナト
リウムを加えて、ゾルをpH2およびpH8に調整した
ゾルは、遠心分離機にて1000rpmで30分間処理
しても、アルミナ微粒子は沈降しない。 【効果】 シリカ修飾アルミナゾルは、pH1〜pH1
3の広い範囲において凝集を起こすことがなく安定して
おり、経時安定性にも優れている。また、粒度分布がシ
ャープで透明性も高いことから、触媒担体としての用途
以外にも種々の用途に有用である。
Description
いて安定したアルミナゾルおよびその製造方法に関する
ものである。
製造方法に関しては、従来より種々のものが知られてい
る。例えば、特開昭59−78925号公報には、擬ベ
ーマイト結晶からなる酸性アルミナゾルが開示され、ま
た、特開昭59−195527号公報には、アルミナ水
和物からなるアルカリ性アルミナゾルが開示されてい
る。
ミナゾルをアルカリ性にしたり、または、アルカリ性ア
ルミナゾルを酸性にするなどのpH変化を行わせると凝
集を起こすので、各用途において使用上の制限を受けて
いた。現在のところ、pH1〜pH13の広い範囲内の
いずれのpHにおいても安定なアルミナゾルは未だ知ら
れていない。
を得んとして鋭意研究する過程において、様々な複合酸
化物ゾルに関する発明の存在を知った。例えば、特公昭
59−17047号公報には、ヒールゾル溶液のpHを
制御して粒子成長を行い、3〜90nmのコロイド粒子
が分散した無定形アルミノシリケートゾルの製法が開示
され、また、特公昭47−26959号公報には、アル
ミナでコーティングされ正に荷電したコロイド状シリカ
粒子のゾルの製造方法が開示されている。しかしなが
ら、本発明が企図するアルミナ微粒子の表面をアルミナ
以外の無機酸化物で修飾することによって得られる安定
なアルミナゾルは知られていない。
い範囲内のいずれのpHにおいても凝集を起こすことが
なく、粒度分布がシャープで透明性および経時安定性に
優れたシリカ修飾アルミナゾルおよびその製造方法を提
供することにある。
は、シリカで表面が修飾された結晶性アルミナ微粒子か
らなることを特徴とするものである。
ら、酸化物基準でアルミナ100重量部に対してシリカ
を0.1〜50重量部の範囲で含有することが好まし
い。また、前記シリカ修飾アルミナゾルは、固形分濃度
0.5重量%、波長560nmにおける吸光度が1.0
以下であることが好ましい。本発明のシリカ修飾アルミ
ナゾルは、pH1〜pH13の範囲内のいずれのpHに
おいても安定してゾル状態を維持することができる。
法は、結晶性アルミナ微粒子が水に分散したアルカリ性
アルミナゾルに重合性珪素化合物を添加して熟成するこ
とを特徴とするものである。
ルミナ微粒子が水に分散した酸性アルミナゾルに、アル
カリ性物質を添加して陰イオン交換体と接触させて得ら
れたものが望ましい。
ルミナゾルを構成する結晶性アルミナ微粒子(以下、コ
ロイド粒子ということがある。)には、酸化アルミニウ
ムおよび水酸化アルミニウムを含む。酸化アルミニウム
としては、γ、η、δ、ρ、χ、θ、κ、α形の各結晶
形を、また、水酸化アルミニウムとしては、ベーマイ
ト、擬ベーマイト、ギプサイト、ジアスポア、バイヤラ
イトなどを挙げることができ、これらの1種または2種
以上を分散質として用いることができる。該アルミナ微
粒子の結晶形は、X線回折により検知可能であり、ま
た、後述するシリカで修飾されたアルミナ微粒子の結晶
形も同様にして検知可能であるため、無定形シリカ・ア
ルミナと区別することができる。
アルミナ微粒子の表面にシリカが化学的に結合し、およ
び/または、物理的に吸着して、シリカがアルミナ微粒
子の表面全体を、または、部分的に被覆した分散質が分
散媒に均一に分散した状態のものをいう。
の修飾量は、アルミナ100重量部に対してシリカ0.
1〜50重量部の範囲、特に、1〜20重量部の範囲と
するのが好ましい。シリカの修飾量が0.1重量部未満
の場合、アルミナ粒子表面をシリカで覆う量が少ないた
め、アルミナの表面特性が強く残り、広範囲なpH領域
での分散安定性が低くなり、本発明の所望の効果が得ら
れない。また、シリカの修飾量が50重量部を越える場
合は、アルミナゾルの特性が失われるばかりでなく、粒
子の分散安定性が更に向上することもないので経済効率
が悪くなる。
子径が1〜500nm、特に、2〜100nmの範囲に
あることが好ましい。当該アルミナ微粒子が微細であれ
ば、本発明のシリカ修飾アルミナゾルは透明性に優れ、
固形分濃度0.5重量%のシリカ修飾アルミナゾルを分
光光度計で測定すると、560nmの波長における吸光
度は1.0以下、特に、0.5以下となる。
質であるアルミナ微粒子の表面がシリカで修飾されてい
るため、シリカコロイド粒子の場合と同様にpH1〜p
H13の広範囲領域において安定である。固形分濃度1
重量%のシリカ修飾アルミナゾルに燐酸または水酸化ナ
トリウムを加えて、ゾルをpH2およびpH8に調整し
たゾルは、遠心分離機にて1000rpmで30分間処
理しても、アルミナ微粒子は沈降しない。他方、従来公
知のアルカリ性または酸性のアルミナゾルは、固形分濃
度1重量%のゾルに燐酸または水酸化ナトリウムを加え
て、ゾルをpH2およびpH8に調整して、遠心分離機
にて1000rpmで30分間処理した場合、2層に分
離し、安定性に欠ける。本発明のシリカ修飾アルミナゾ
ルは、pH1〜pH13の広い範囲において非常に安定
であり、しかも、アルミナゾルの特性をも有するため後
述する種々の用途に有用である。
他、これを減圧蒸留、限外濾過などの公知の方法により
有機溶媒と置換してオルガノゾルとすることも可能であ
る。有機溶媒としては、アルコール、グリコール、エス
テル、ケトン、芳香族系などの溶媒を使用することがで
き、具体的には、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セリン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、ジメチルホルムアミド、N−
メチル−2−ピロリドン、などの有機溶媒を例示するこ
とができる。また、該コロイド粒子の表面をシランカッ
プリング剤、チタンカップリング剤、界面活性剤、高級
脂肪酸エステル、またはその塩などの公知の方法により
表面処理することによりキシレン、トルエン、ジメチル
エタンなどの低極性有機溶媒を分散媒とするゾルとする
こともできる。
粘度が低く安定であるため、固形分濃度を高くすること
もできる。固形分濃度は、通常、1〜40重量%の範囲
に調整される。
法について説明する。
は、結晶性アルミナ微粒子が水に分散したアルカリ性ア
ルミナゾルに重合性珪素化合物を添加して熟成するもの
であるが、該アルカリ性アルミナゾルは、例えば、次の
方法により調製することができる。
得られる従来より公知のアルミナ水和物ゾル、または、
本願の出願人が先に出願した特願平5−261601号
に記載のアルミナゾルなど、pHが7以下の酸性アルミ
ナゾルに、アルカリ性物質を添加して陰イオン交換体と
接触させゾル化した後、陰イオン交換体を分離してアル
カリ性アルミナゾルを得る。該アルカリ性アルミナゾル
のpHは、7以上、特に9〜13の範囲が好ましい。
願平5−261601号に記載した方法、即ち、原料ア
ルミナ粉末として、γ、η、δ、ρ、χ、θ、κ、およ
びα形から選ばれた単一または複数の結晶からなるアル
ミナの1種または2種以上組み合わせて用い、このアル
ミナ粉末を水に懸濁させ、得られた懸濁液に所定量の酸
を添加した後、陽イオン交換樹脂を加えて撹拌混合し、
次いで陽イオン交換樹脂を分離して得られる酸性アルミ
ナゾルが好適である。
量%の範囲とすることが好ましく、陰イオン交換体との
撹拌混合は、アルミナ微粒子がコロイド状に戻るまで行
われるが、通常、室温〜100℃の温度範囲で0.5〜
50時間処理すると解膠されてコロイド状となる。な
お、該酸性アルミナゾルに微量のナトリウムなどのアル
カリ成分が含まれている場合には、改めてアルカリを添
加しなくてもよい。
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどの
アルカリ金属元素の水酸化物、アンモニア、テトラメチ
ルアンモニウムハイドロオキサイド、N−メチル−2−
ピロリドン、トリメチルアミンなどの窒素化合物を挙げ
ることができ、これらのアルカリを単独でまたは混合し
て用いる。アルカリ性アルミナゾルの製造に際して、ア
ルカリの添加量は、アルミナ(Al2 O3 )1モルに対
して1×10-3〜0.1モル、好ましくは、5×10-3
〜0.05モルの範囲とすることが望ましい。
を有するものであれば使用可能であり、強塩基性または
弱塩基性陰イオン交換樹脂の他、キレート樹脂、イオン
交換膜、イオン交換フィルターなどが例示される。これ
らの陰イオン交換体は単独または併用して用いられ、イ
オン交換樹脂の場合、通常アルミナ(Al2 O3 )1k
gに対して1〜20リットルの割合で用いられる。
定化剤である酸が陰イオン交換体により除去され、アル
ミナの等電点(pH7〜9)を通過する際、アルミナ微
粒子は凝集を伴うが、アルカリ側では、アルミナとアル
カリが反応してアルミニウム塩を生成し、このアルミニ
ウム塩のアルミン酸イオンが陰イオン交換体により除去
されてアルカリが再生されるので、アルミナとの反応が
繰り返され、アルミナ微粒子は解膠されてコロイド粒子
(微粒子)になる。この方法では、アルミナに対するア
ルカリの量が少なくても、アルカリが再生され繰り返し
アルミナに作用するため、アルミナ微粒子の解膠を十分
に行うことができる。また、得られるアルミナゾル中に
含まれるアルミン酸塩が非常に少ないため、即ち、ゾル
中の塩の含有量が少ないため、コロイド粒子は電気二重
層を十分に形成し、ゾルの安定性が高い。
珪素化合物を間欠的または連続的に添加し、熟成してシ
リカ修飾アルミナゾルを調製する。本発明で使用される
重合性の珪素化合物としては、アルカリ珪酸塩、また
は、アルカリ珪酸塩の希薄水溶液を陽イオン交換樹脂で
脱アルカリして得られる珪酸液、メタ珪酸ナトリウム、
オルト珪酸ナトリウム、珪素のアルコキシドまたはその
誘導体があり、例えば、テトラメトキシシラン、テトラ
エトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、フエニルトリメトキシシラン、トリ
フエニルメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、
トリビニルメトキシシランなどのアルコキシシランが挙
げられ、これらの珪素化合物を単独でまたは混合して用
いる。
珪素化合物の添加は、ゾルのpHが7より高い、好まし
くは9〜13の範囲、更に好ましくは10〜12の範囲
で行うことが望ましく、温度は、常温〜200℃の範囲
で行うのが望ましい。また、熟成は、前述の温度範囲で
珪素化合物が重合してアルミナ微粒子の表面を修飾する
のに十分な時間、例えば0.5〜50時間撹拌して行
う。なお、酸性アルミナゾルに重合性珪素化合物を添加
しても、酸性領域ではシリカの重合が起きないのでアル
ミナ粒子の表面をシリカで修飾することができない。
g、粉末の平均粒子径:0.6μm、主結晶形:δ形、
塩酸含有量(HClとして換算した値):0.4重量
%)100gと純水400gとを混合し、室温で撹拌し
ながら、これに強酸性陽イオン交換樹脂(三菱化成製、
DAIAION、SK−1B)400ccを徐々に添加
し、20時間撹拌を続けた後、イオン交換樹脂を取り除
き、酸性アルミナコロイド水溶液を得た。このアルミナ
コロイド水溶液中に分散したアルミナ微粒子の平均粒子
径は50nmであった。得られた酸性アルミナコロイド
水溶液を濃縮し、酸化物として20重量%のコロイド溶
液とした。
濃度20重量%)200gと純水180gとを室温で撹
拌しながら、これに1重量%水酸化ナトリウム20gを
加えた後、強塩基性陰イオン交換樹脂(三菱化成製、D
AIAION、SA−20A)200ccを徐々に添加
し、20時間撹拌を続けた後、イオン交換樹脂を取り除
き、安定なアルカリ性アルミナコロイド水溶液を得た。
このコロイド粒子の平均粒子径は40nmであり、ま
た、結晶形はδ型であった。
液(シリカ濃度:5重量%、水酸化ナトリウム濃度:
3.3重量%)20gを加えた後、150℃に加温して
1重量%珪酸液400gを5時間かけて添加し、1時間
撹拌を続けた後、該溶液を常温まで冷却した。続いて限
外濾過膜(旭化成製、SIP−1013)にて純水を加
えながら洗浄した後に濃縮し、酸化物として20重量%
のコロイド水溶液を得た。このシリカ修飾アルミナコロ
イド水溶液中に分散したコロイド粒子の平均粒子径は6
0nmであった。該コロイド粒子の結晶形はδ型であ
り、該処理前の結晶形と変わらなかった。なお、結晶形
はX線回折装置により測定し、平均粒子径は光散乱法粒
度分布測定装置により測定した。
製条件を、下記実施例2〜6および比較例1と共に表1
に示す。また、このコロイド溶液とコロイド粒子の性状
を、次の方法により測定、観察し、その結果を表2と表
3に夫々示す。
測定装置(ハイアックロイコ製、NICOMP−37
0)を用いて測定した。
は次の通りである。 ○・・・粒度分布が1本でシャープなもの △・・・粒度分布が1本でブロードなもの ×・・・粒度分布が複数本のもの
℃で20時間乾燥した試料について、高出力X線回折装
置(理学電機製、RINT−1400)を用い、Cu管
球、60KV、200mAの条件にて測定し、JCPD
Sのソフトを用いて結晶形の定性を行った。
重量%とした試料について、560nmにおける吸光度
を分光光度計(日立製作所製、U−2000)にて測定
した。
%とした試料に燐酸または水酸化ナトリウムを添加して
pH2とpH8に調整した試料について、小型遠心分離
機(国産遠心器製、H−18)にて1000rpmで3
0分間遠心分離を行った。なお、表2中の記号の意味は
次の通りである。 ○・・・コロイド溶液が沈降分離しないもの ×・・・コロイド溶液が沈降分離するもの
て固形分濃度を1重量%とした試料に、5重量%の燐酸
を添加してpH2とpH8に調整した試料について、小
型遠心分離機(国産遠心器製、H−18)にて1000
rpmで30分間遠心分離を行った。なお、表2中の記
号の意味は次の通りである。 ○・・・コロイド溶液が沈降分離しないもの ×・・・コロイド溶液が沈降分離するもの
量%とした試料について、25℃でオストワルド粘度計
により測定した。
ゼーター電位 コロイド水溶液を蒸留水で希釈して固形分濃度を2重量
%、pH8とした試料について、超音波方式ゼーター電
位測定装置(Matec製、ESA−800)にて測定
した。
(固形分濃度20重量%)500gと純水500gとを
室温で撹拌しながら、これに強酸性陽イオン交換樹脂
(三菱化成製、DAIAION、SK−1B)200c
cを添加し、2時間撹拌を続け、脱イオンを行った後、
イオン交換樹脂を取り除いた。次に、該コロイド溶液に
エタノールを加えながら、限外濾過膜(旭化成製、SI
P−1013)にて溶媒置換を行い、酸化物として20
重量%のエタノールを分散媒とするシリカ修飾アルミナ
ゾルを得た。このコロイド溶液を酸化物として1重量%
となるようにエタノールで希釈した後、小型遠心分離器
にて1000rpmで30分間遠心分離を行ったが、コ
ロイド粒子の沈殿は見られなかった。
ド溶液(固形分濃度:20重量%、平均粒子径:60n
m、主結晶形:γ形)1000gと純水2950gと1
重量%水酸化カリウム50gとを50℃で撹拌しなが
ら、これに強塩基性陰イオン交換樹脂(三菱化成製、D
AIAION、SA−10A)1000ccを徐々に添
加し、20時間撹拌を行った。続いて、室温まで冷却し
た後、イオン交換樹脂を取り除き、アルカリ性アルミナ
ゾルを得た。このコロイド水溶液に珪酸ナトリウム水溶
液(シリカ濃度:5重量%、水酸化ナトリウム濃度:
3.3重量%)20gを加えた後、このコロイド水溶液
を98℃に加温して5重量%珪酸液120gを10時間
かけて添加した後、実施例1と同様に処理して、酸化物
として20重量%のコロイド水溶液を得た。
て、実施例2と同様な方法にて調製したメタノールを分
散媒とするオルガノゾル(固形分濃度:20重量%)1
00gに1−プロパノール50gを加えた後、撹拌しな
がらこれにトリエトキシモノビニルシラン(信越化学
製、KBE−1003)15gとトルエン160gを加
えて1時間撹拌混合した。続いて、これにトルエンを加
えながらロータリーエバポレーターにて溶媒置換を行
い、酸化物として10重量%のトルエンを分散媒とする
シリカ修飾アルミナゾルを得た。このコロイド溶液を酸
化物として1重量%となるようにトルエンで希釈した
後、小型遠心分離器にて1000rpmで30分間遠心
分離を行ったが、コロイド粒子の沈殿は見られなかっ
た。
度:10重量%、平均粒子径:20nm、結晶形:擬ベ
ーマイト型)2000gと純水5990gとを室温で撹
拌しながら、これに1重量%水酸化ナトリウム10gを
加えた後、強塩基性陰イオン交換樹脂(三菱化成製、D
AIAION、SA−30A)2000ccを徐々に添
加し、20時間撹拌を行った後、イオン交換樹脂を取り
除き、アルカリ性アルミナコロイド水溶液を得た。この
コロイド水溶液に珪酸ナトリウム水溶液(シリカ濃度:
5重量%、水酸化ナトリウム濃度:3.3重量%)3
0.3gを加えた後、このコロイド水溶液を98℃に加
温して5重量%珪酸液1600gを10時間かけて添加
した後、実施例1と同様に処理して、酸化物として10
重量%のコロイド水溶液を得た。
(固形分濃度10重量%)100gにエチレングリコー
ル90gを加えながら、ロータリーエバポレーターにて
加熱溶媒置換を行い、酸化物として10重量%のエチレ
ングリコールを分散媒とするシリカ修飾アルミナゾルを
得た。このコロイド溶液を酸化物として1重量%となる
ように蒸留水で希釈した後、小型遠心分離器にて100
0rpmで30分間遠心分離を行ったが、コロイド粒子
の沈殿は見られなかった。
濃度20重量%)を酸化物として1重量%となるように
蒸留水で希釈した後、5重量%燐酸を加えてpH2に調
整した。この溶液をしばらく放置すると、凝集したアル
ミナコロイド粒子の沈殿が観察され、安定なコロイド水
溶液が得られなかった。
H1〜pH13の広い範囲において凝集を起こすことが
なく安定しており、また、経時安定性にも優れている。
更に、粒度分布がシャープで透明性も高いことから、触
媒担体としての用途以外にも、次に述べるような種々の
用途に有用である。
耐火物用のバインダーとして用いれば、高強度成形体を
得ることができ、例えば、精密鋳造用ロストワックス法
のバインダーとして用いれば、強度に優れた型を得るこ
とができる。また、セラミックシートなどの無機繊維の
バインダーとして用いれば引張り強度の優れた無機繊維
が得られる。 (2)高温での体積変化、あるいは熱膨張が少ないの
で、アルミナおよびアルミナを含む耐火物として利用す
ることができる。
々の研磨剤、各種切削工具、あるいは、樹脂、エチルシ
リケートなどの加水分解物などのマトリクスとの併用で
ハードコート膜として用いた場合、優れた効果が得られ
る。また、研磨剤として用いれば、粒子径あるいは結晶
形態の相違によって研磨速度を調整することが可能にな
る。 (4)ヤング率が大きく、熱膨張率が小さいので、電磁
鋼板などの被膜組成物に添加すると、被膜の張力を大幅
に向上させることができ、低鉄損鋼板を得ることができ
る。
ラスチックやゴムのフィラーに用いた場合、機械的強度
および寸法安定性を大幅に向上させることができる。例
えば、ポリエステルフィルムのフィラーとして用いた場
合、強度が高く、平滑で耐磨耗性および易滑性に優れた
2次軸配向フィルムを得ることができる。 (6)その他、製紙の表面処理剤、化粧品配合剤、塗料
の配合剤、繊維の風合い改良剤、潤滑剤、増粘剤、アル
ミニウム鋳造合金などの使用に好適である。
前記新規なシリカ修飾アルミナゾルの最適な製造方法を
提供するものである。特に、原料としてのアルカリ性ア
ルミナゾルが、結晶性アルミナ微粒子が水に分散した酸
性アルミナゾルに、アルカリ性物質を添加して陰イオン
交換体と接触させて得られたものである場合には、アル
カリが再生されて繰り返しアルミナに作用するため、ア
ルミナに対するアルカリの添加量が少なくても、アルミ
ナ微粒子の解膠を十分に行うことができ、製造プロセス
として経済的である。また、生成されるアルカリ性アル
ミナゾル中に含まれる塩の含有量が少ないため、ゾルの
安定性が高く、優れた製造方法であるということができ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 シリカで表面が修飾された結晶性アルミ
ナ微粒子からなることを特徴とするシリカ修飾アルミナ
ゾル。 - 【請求項2】 前記微粒子が酸化物基準でアルミナ10
0重量部に対してシリカを0.1〜50重量部の範囲で
含有することを特徴とする請求項1記載のシリカ修飾ア
ルミナゾル。 - 【請求項3】 結晶性アルミナ微粒子が水に分散したア
ルカリ性アルミナゾルに重合性珪素化合物を添加して熟
成することを特徴とするシリカ修飾アルミナゾルの製造
方法。 - 【請求項4】 前記アルカリ性アルミナゾルが、結晶性
アルミナ微粒子が水に分散した酸性アルミナゾルに、ア
ルカリ性物質を添加して陰イオン交換体と接触させて得
られたものであることを特徴とする請求項3記載のシリ
カ修飾アルミナゾルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13137794A JP3568234B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | シリカ修飾アルミナゾルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13137794A JP3568234B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | シリカ修飾アルミナゾルおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315832A true JPH07315832A (ja) | 1995-12-05 |
| JP3568234B2 JP3568234B2 (ja) | 2004-09-22 |
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ID=15056527
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|---|---|---|---|
| JP13137794A Expired - Lifetime JP3568234B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | シリカ修飾アルミナゾルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3568234B2 (ja) |
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1994
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