JPH07315868A - 結晶化ガラス材料 - Google Patents
結晶化ガラス材料Info
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- JPH07315868A JPH07315868A JP10539194A JP10539194A JPH07315868A JP H07315868 A JPH07315868 A JP H07315868A JP 10539194 A JP10539194 A JP 10539194A JP 10539194 A JP10539194 A JP 10539194A JP H07315868 A JPH07315868 A JP H07315868A
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】色調を変化させずに透明感を変化させることが
できる結晶化ガラス材料を提供すること。 【構成】7〜11重量%のLi2CO3、20〜28重量
%のMgO、11〜15重量%のAl2O3、35〜45
重量%のSiO2、10〜15重量%のNa2SiF6、
1〜3重量%のZnO、1〜3重量%のZrO2および
0〜0.2重量%のY2O3からなる基本組成を有する結
晶化ガラス材料において、更に、着色材料として0.1
〜0.5重量%のCeO2と、0.2〜1.0重量%の
TiO2とを含有することを特徴とする結晶化ガラス材
料。
できる結晶化ガラス材料を提供すること。 【構成】7〜11重量%のLi2CO3、20〜28重量
%のMgO、11〜15重量%のAl2O3、35〜45
重量%のSiO2、10〜15重量%のNa2SiF6、
1〜3重量%のZnO、1〜3重量%のZrO2および
0〜0.2重量%のY2O3からなる基本組成を有する結
晶化ガラス材料において、更に、着色材料として0.1
〜0.5重量%のCeO2と、0.2〜1.0重量%の
TiO2とを含有することを特徴とする結晶化ガラス材
料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は結晶化ガラス材料に関
し、特に歯科医療における補綴材料として有用な結晶化
ガラス材料に関する。
し、特に歯科医療における補綴材料として有用な結晶化
ガラス材料に関する。
【0002】
【従来の技術】虫歯を治療する一つの方法として、腐蝕
部を研削した後、該研削部に補綴材を充填して修復する
方法が従来から広く行なわれている。このような補綴材
としては、アマルガム等の金属や、レジン、ポーセレ
ン、陶材などが用いられており、なかでも、審美性が要
求される場合にはポーセレンが多用されている。
部を研削した後、該研削部に補綴材を充填して修復する
方法が従来から広く行なわれている。このような補綴材
としては、アマルガム等の金属や、レジン、ポーセレ
ン、陶材などが用いられており、なかでも、審美性が要
求される場合にはポーセレンが多用されている。
【0003】しかし、ポーセレンにより審美性を追及し
た補綴物の作製を行なうには、多層構造が必要となるの
で、完成までに複数の工程が必要である。しかも、夫々
の工程において専用の材料を使用するため、一つの補綴
物を作製するのに複数の材料を必要とする問題がある。
加えて、希望の形態、透明感および色調を有する補綴物
を作製するためには、作業者の経験および熟練が不可欠
であるという問題があった。
た補綴物の作製を行なうには、多層構造が必要となるの
で、完成までに複数の工程が必要である。しかも、夫々
の工程において専用の材料を使用するため、一つの補綴
物を作製するのに複数の材料を必要とする問題がある。
加えて、希望の形態、透明感および色調を有する補綴物
を作製するためには、作業者の経験および熟練が不可欠
であるという問題があった。
【0004】そこで、上記のような問題を伴うことな
く、審美性に優れた歯科用補綴物の作製を可能にするた
ものとして、結晶化ガラス材料が発明された。結晶化ガ
ラスはロストワックス法により作製できるため、複数の
工程を必要としない。
く、審美性に優れた歯科用補綴物の作製を可能にするた
ものとして、結晶化ガラス材料が発明された。結晶化ガ
ラスはロストワックス法により作製できるため、複数の
工程を必要としない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の結晶
化ガラス材料は、透明感を変化させると色調も同時に変
化してしまうことがあり、両者を独立して制御するのが
困難である。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、色調を変化させずに透明感を変化させ
ることができる結晶化ガラス材料を提供することであ
る。
化ガラス材料は、透明感を変化させると色調も同時に変
化してしまうことがあり、両者を独立して制御するのが
困難である。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、色調を変化させずに透明感を変化させ
ることができる結晶化ガラス材料を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、7〜11
重量%のLi2CO3、20〜28重量%のMgO、11
〜15重量%のAl2O3、35〜45重量%のSi
O2、10〜15重量%のNa2SiF6、1〜3重量%
のZnO、1〜3重量%のZrO2および0〜0.2重
量%のY2O3からなる基本組成を有する結晶化ガラス材
料において、更に0.1〜0.5重量%のCeO2と、
0.2〜1.0重量%のTiO2とを含有することを特
徴とする結晶化ガラス材料によって達成される。
重量%のLi2CO3、20〜28重量%のMgO、11
〜15重量%のAl2O3、35〜45重量%のSi
O2、10〜15重量%のNa2SiF6、1〜3重量%
のZnO、1〜3重量%のZrO2および0〜0.2重
量%のY2O3からなる基本組成を有する結晶化ガラス材
料において、更に0.1〜0.5重量%のCeO2と、
0.2〜1.0重量%のTiO2とを含有することを特
徴とする結晶化ガラス材料によって達成される。
【0007】
【作用】本発明の結晶化ガラス材料において、基本組成
以外の成分、即ちCeO2およびTiO2は着色材料とし
て作用する。上記結晶化ガラス材料をロストワックス法
により、補綴物の形状にし、結晶化熱処理を行なう際に
結晶化温度および保持時間等の結晶化熱処理条件を変化
させた場合にも、CeO2およびTiO2によって発色し
た結晶化熱処理後の補綴物の色調は変化が起こらない。
以外の成分、即ちCeO2およびTiO2は着色材料とし
て作用する。上記結晶化ガラス材料をロストワックス法
により、補綴物の形状にし、結晶化熱処理を行なう際に
結晶化温度および保持時間等の結晶化熱処理条件を変化
させた場合にも、CeO2およびTiO2によって発色し
た結晶化熱処理後の補綴物の色調は変化が起こらない。
【0008】
【実施例】以下、具体的な実施例に則して本発明を更に
詳述する。基本組成として、表1に示す組成を用いた。
この基本組成からなる原材料に対して、0〜0.7重量
%のCeO2と、0〜1.1重量%のTiO2とを混合し
た。
詳述する。基本組成として、表1に示す組成を用いた。
この基本組成からなる原材料に対して、0〜0.7重量
%のCeO2と、0〜1.1重量%のTiO2とを混合し
た。
【0009】
【表1】
【0010】上記混合物を1450℃まで150分間で
昇温し、1450℃で60分間保持することによりガラ
ス組成物とした。このガラスを1450℃まで5分間で
昇温し、1450℃で4分間保持した後、550℃に保
たれている鋳型に流し込み、所定の形状とした。この所
定形状のガラスを結晶化させるために、専用の結晶化炉
内において、13℃/min の加熱速度で750℃まで昇
温し、750℃で2時間保持した後、4℃/min の加熱
速度で結晶化終了温度まで昇温した。炉内を放冷した
後、結晶化したガラス材料を取り出した。なお、結晶化
終了温度の条件については、890℃〜930℃の範囲
として試料を作製した。結晶化後の色調の評価を表2に
示す。
昇温し、1450℃で60分間保持することによりガラ
ス組成物とした。このガラスを1450℃まで5分間で
昇温し、1450℃で4分間保持した後、550℃に保
たれている鋳型に流し込み、所定の形状とした。この所
定形状のガラスを結晶化させるために、専用の結晶化炉
内において、13℃/min の加熱速度で750℃まで昇
温し、750℃で2時間保持した後、4℃/min の加熱
速度で結晶化終了温度まで昇温した。炉内を放冷した
後、結晶化したガラス材料を取り出した。なお、結晶化
終了温度の条件については、890℃〜930℃の範囲
として試料を作製した。結晶化後の色調の評価を表2に
示す。
【0011】
【表2】
【0012】なお、表2において、○および×は次の評
価を示す。 ○:補綴物の色として適当であり、且つ透明感を変化さ
せても色調に変化がないもの ×:補綴物の色として不適当、または透明感の変化によ
り色調に変化を生じたもの。
価を示す。 ○:補綴物の色として適当であり、且つ透明感を変化さ
せても色調に変化がないもの ×:補綴物の色として不適当、または透明感の変化によ
り色調に変化を生じたもの。
【0013】表2に示したの結果から明らかなように、
着色材料として0.1〜0.5重量%のCeO2と、
0.2〜1.0重量%のTiO2を添加することによ
り、補綴物の色として適当であり、且つ透明感を変化さ
せても色調に変化がない結晶化ガラス材料を作製するこ
とができる。但し、0.3重量%のCeO2と1.0重
量%のTiO2の組み合わせ、0.4重量%のCeO2と
0.9〜1.0重量%のTiO2の組み合わせ、および
0.5重量%のCeO2と0.6〜1.0重量%のTi
O2の組み合わせは不適当である。
着色材料として0.1〜0.5重量%のCeO2と、
0.2〜1.0重量%のTiO2を添加することによ
り、補綴物の色として適当であり、且つ透明感を変化さ
せても色調に変化がない結晶化ガラス材料を作製するこ
とができる。但し、0.3重量%のCeO2と1.0重
量%のTiO2の組み合わせ、0.4重量%のCeO2と
0.9〜1.0重量%のTiO2の組み合わせ、および
0.5重量%のCeO2と0.6〜1.0重量%のTi
O2の組み合わせは不適当である。
【0014】このような結晶化ガラス材料は、インレ
ー、アンレー、フルクラウン、陶材築盛などの多種の歯
科用補綴物として使用することができる。例えば、イン
レーを作製する場合は、生活歯の色をより強く反映した
いために、通常は透明感をだす(結晶化度を低く)よう
に作製される。一方、アンレー、フルクラウンの場合
は、生活歯の色を遮蔽しつつ、ある程度の透明感をもた
せるように作製される。また、陶材築盛を行なう場合に
は、生活歯の色を完全に遮断する必要があるので、透明
感をなくして(結晶化度を高くして)作製される。
ー、アンレー、フルクラウン、陶材築盛などの多種の歯
科用補綴物として使用することができる。例えば、イン
レーを作製する場合は、生活歯の色をより強く反映した
いために、通常は透明感をだす(結晶化度を低く)よう
に作製される。一方、アンレー、フルクラウンの場合
は、生活歯の色を遮蔽しつつ、ある程度の透明感をもた
せるように作製される。また、陶材築盛を行なう場合に
は、生活歯の色を完全に遮断する必要があるので、透明
感をなくして(結晶化度を高くして)作製される。
【0015】これら種々の補綴物が、本発明のガラス材
料だけを用いて作製可能である。また、結晶化温度を変
化させても色調に変化がないため、作業者は容易に色合
わせを行なうことができる。更に、ロストワックス法に
より補綴物を作製できるので、工程が従来より少なく、
作業者の経験および熟練をさほど必要としない利点が得
られる。
料だけを用いて作製可能である。また、結晶化温度を変
化させても色調に変化がないため、作業者は容易に色合
わせを行なうことができる。更に、ロストワックス法に
より補綴物を作製できるので、工程が従来より少なく、
作業者の経験および熟練をさほど必要としない利点が得
られる。
【0016】なお、補綴物の作製に際して透明感を変化
させるには、結晶化温度または結晶化温度保持時間の何
れを変化させてもよい。以上、実施例に基づいて本発明
を説明したが、本発明は上述した実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用
が可能である。
させるには、結晶化温度または結晶化温度保持時間の何
れを変化させてもよい。以上、実施例に基づいて本発明
を説明したが、本発明は上述した実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用
が可能である。
【0017】ここで、本発明の要旨をまとめると以下の
ようになる。 (1)7〜11重量%のLi2CO3と、20〜28重量
%のMgOと、11〜15重量%のAl2O3と、35〜
45重量%のSiO2と、10〜15重量%のNa2Si
F6と、1〜3重量%のZnOと、1〜3重量%のZr
O2と、0〜0.2重量%のY2O3とからなる基本組成
に加えて、着色材料として、更に0.1〜0.5重量%
のCeO2と、0.2〜1.0重量%のTiO2とを含有
する結晶化ガラス材料。この結晶化ガラス材料は、色調
を変化させずに透明感を変化させることができる。
ようになる。 (1)7〜11重量%のLi2CO3と、20〜28重量
%のMgOと、11〜15重量%のAl2O3と、35〜
45重量%のSiO2と、10〜15重量%のNa2Si
F6と、1〜3重量%のZnOと、1〜3重量%のZr
O2と、0〜0.2重量%のY2O3とからなる基本組成
に加えて、着色材料として、更に0.1〜0.5重量%
のCeO2と、0.2〜1.0重量%のTiO2とを含有
する結晶化ガラス材料。この結晶化ガラス材料は、色調
を変化させずに透明感を変化させることができる。
【0018】(2)熱処理工程により結晶を析出させた
(1)に記載の結晶化ガラス材料であって、インレー、
アンレー、フルクラウン等の補綴物の材料として用いら
れることを特徴とする結晶化ガラス材料。この結晶化材
料によれば、一種類の結晶化ガラス材料を用いて、色調
が同じで透明感の違う補綴物を作製することができる。
(1)に記載の結晶化ガラス材料であって、インレー、
アンレー、フルクラウン等の補綴物の材料として用いら
れることを特徴とする結晶化ガラス材料。この結晶化材
料によれば、一種類の結晶化ガラス材料を用いて、色調
が同じで透明感の違う補綴物を作製することができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数の工程を必要とせず、色調が同じで透明感の異なる
結晶化ガラス材料を作製することができ、また、作業者
が経験や熟練をあまり必要とすることなく、希望の形
態、透明感および色調を有する結晶化ガラス材料を作製
することができる。
複数の工程を必要とせず、色調が同じで透明感の異なる
結晶化ガラス材料を作製することができ、また、作業者
が経験や熟練をあまり必要とすることなく、希望の形
態、透明感および色調を有する結晶化ガラス材料を作製
することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 7〜11重量%のLi2CO3、20〜2
8重量%のMgO、11〜15重量%のAl2O3、35
〜45重量%のSiO2、10〜15重量%のNa2Si
F6、1〜3重量%のZnO、1〜3重量%のZrO2お
よび0〜0.2重量%のY2O3からなる基本組成を有す
る結晶化ガラス材料において、更に0.1〜0.5重量
%のCeO2と、0.2〜1.0重量%のTiO2とを含
有することを特徴とする結晶化ガラス材料。 - 【請求項2】 熱処理工程により結晶を析出させた請求
項1に記載の結晶化ガラス材料であって、インレー、ア
ンレー、フルクラウン等の補綴物の材料として用いられ
ることを特徴とする結晶化ガラス材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10539194A JPH07315868A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 結晶化ガラス材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10539194A JPH07315868A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 結晶化ガラス材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315868A true JPH07315868A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14406350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10539194A Withdrawn JPH07315868A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 結晶化ガラス材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07315868A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109400159A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-03-01 | 九江学院 | 一种氧化钇多孔陶瓷材料的制备方法 |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP10539194A patent/JPH07315868A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109400159A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-03-01 | 九江学院 | 一种氧化钇多孔陶瓷材料的制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |