JPH07317566A - ガスタービン燃焼診断装置 - Google Patents

ガスタービン燃焼診断装置

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JPH07317566A
JPH07317566A JP11323794A JP11323794A JPH07317566A JP H07317566 A JPH07317566 A JP H07317566A JP 11323794 A JP11323794 A JP 11323794A JP 11323794 A JP11323794 A JP 11323794A JP H07317566 A JPH07317566 A JP H07317566A
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gas turbine
gas
temp
temperature
deviation
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JP11323794A
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English (en)
Inventor
Ayako Fujiyoshi
綾子 藤吉
Fusaji Kakizaki
房司 柿崎
Kazutoshi Ishibashi
和利 石橋
Naotake Mochida
尚毅 持田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 失火等、異常燃焼を発生した燃焼器を特定し
運転員に知らせることにより、迅速な点検、処置を行う
ことを目的とする。 【構成】 ガスタ―ビン排気室の円周上に設けられた複
数の温度検出器の中で、許容偏差値を越える温度検出器
の取付け位置と角度変位量により、異常燃焼を発生した
燃焼器を特定する手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電等に用いられるガ
スタ―ビン燃焼器の迅速な点検、保護を役割とするガス
タ―ビン燃焼診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタ―ビンは図10に示すように
構成され、空気1を空気圧縮機2により圧縮して高圧空
気3に変換してから、燃料4と共に燃焼器5へ供給す
る。この燃焼器5より発生する高温燃焼ガス6はガスタ
―ビン7に導入されて仕事をし、ガスタ―ビン7の駆動
力は発電機9を駆動させると共に上記空気圧縮機2の動
力として一部消費される。
【0003】上記のように構成されるガスタ―ビン燃焼
器5は、一般的に熱容量の関係により複数個の燃焼器が
採用されている。本発明では10缶の燃焼器を採用した場
合の例を以下に示す。
【0004】また、これらの燃焼器には、各々同一流量
の燃料が供給されるように設計された燃料供給配管、及
び、燃料を燃焼器の内に噴出するための小口径の燃料ノ
ズル等が設置されている。これら付属設備が万一損傷
し、複数個の燃焼器に均一な燃料が供給されなくなった
場合、過流量に供給された燃焼器内が異常高温となり、
燃焼器を損傷し、また、タ―ビン翼等を損傷し、大事故
が発生してしまう。
【0005】その為にガスタ―ビン燃焼診断装置が必要
となるが、燃焼機内温度は非常に高温であり、精度の高
い温度検出が現実的でないため、一般的にはガスタ―ビ
ンの排ガス温度を用いて燃焼温度の監視を行っている。
この排ガス温度検出器11はガスタ―ビン排気室10の円周
方向に複数個取り付けられている。本発明では13本の排
ガス温度検出器を採用した場合の例を示す。
【0006】10缶ある燃焼器5の内、1缶以上の燃焼器
に部分失火等の異常燃焼を発生した場合、排ガス温度検
出器11にばらつきを生じ、このばらつきが許容偏差値を
越えた時、警報又はユニットトリップを行う。
【0007】具体的な手段としては、次のようになって
いる。ガスタ―ビンをガスタ―ビン入口からガスタ―ビ
ン排気室を見たときの模式図の図7を用いて説明する
と、ガスタ―ビン排気室10の円周上に設置された複数個
の排ガス温度検出器11(温度検出器#1〜#13)を用い
て10缶の燃焼器5を監視している。
【0008】図7、図8、図9を用いてさらに詳しく説
明する。図9はガスタ―ビン排ガス温度分布のレ―ダ表
示であり、図8は、ガスタ―ビン排ガス温度分布の線表
示である。例えばある異常燃焼が発生した時点におい
て、ガスタ―ビン排ガス温度検出器11の温度検出器#1
〜#13により得られた温度検出値が図8、図9に示すよ
うになっていたとすると、この時の温度検出値は一様で
はなくなり、ばらつきが発生し、ある範囲で分布してい
る。そしてこの内の最高温度検出値THSは温度検出器#
12の検出値であり、最低温度検出値TL1は温度検出器#
8の検出値であり、最低より2番目に低い温度TL2は、
温度検出器#7の温度検出値である。
【0009】図11に従来技術の燃焼監視装置18の構成図
を示す。排ガス温度検出器11の13本の温度検出器と空気
圧縮機吐出温度検出器12は燃焼監視装置18に入力され、
次の演算処理が行われる。
【0010】13本の排ガス温度検出器の最高温度値THS
と最低温度値TL1との差を温度偏差SPRED1とし、
最高温度値と最低より2番目に低い温度TL2との温度偏
差SPRED2を算出する。
【0011】
【数1】SPRED1=THS−TL1 SPRED2=THS−TL2 次にガスタ―ビン排ガス温度検出器#1〜#13の平均値
xmと、空気圧縮機吐出温度検出器12からの温度検出値
cdから、ガスタ―ビン排ガス温度許容偏差値Tabを次
式より算出する。
【0012】尚、ガスタ―ビン排ガス温度の許容偏差値
を空気圧縮機吐出温度と排ガス温度平均値の関数として
計算する技術については、特公昭59-12851号公報が公知
である。
【0013】
【数2】Tab=a*Txm−b*Tcd+c (上記式のa,b,cは、ガスタ―ビンの構造と燃焼試
験によって決まる定数として使用する事が出来る。) そして、温度偏差SPRED1が許容温度偏差値Tab
規定値α倍を越えた時(SPRED1>Tab*α)は、
警報表示を行う。又、温度偏差SPRED2が許容温度
偏差値Tabの規定値β倍を越えていて且つ温度偏差SP
RED1が許容温度偏差値Tabの規定値α倍を越えた時
(SPRED2>Tab*β、SPRED1>Tab*α)
は、燃焼監視装置18より、ガスタ―ビンのトリップを行
う。(このα、βもガスタ―ビンの構造と燃焼試験にて
決まる定数として使用する事が出来る。) つまりガスタ―ビンの排ガス温度は、ガスタ―ビン排気
室の円周方向に一様に均一であるのが望ましく、これが
燃焼器の異常燃焼(部分失火等)が発生すると、排ガス
温度にばらつきを生じ、このばらつきがある規定量を越
えたとき「燃焼異常」としてガスタ―ビンをトリップさ
せるようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の燃焼監視装置
は、前記のように直接各々の燃焼機内温度を測定するの
ではなく、ガスタ―ビン出口側の複数の排ガス温度検出
器11を用いており、この排ガス温度のバラツキが規定量
を越えた時に、ガスタ―ビンをトリップさせるのみで、
複数缶からなる燃焼器5のどの燃焼器が異常であるのか
の特定を行っていなかった。その為、運転員は燃焼器の
点検、保修作業及び回復までに多大な時間を要してしま
う問題があった。
【0015】本発明の目的は、不具合を発生した燃焼器
を特定すること、また、不具合に至るまでの各々の燃焼
器の状態値を運転員に知らせることが可能となり、その
後の迅速で的確な対応が実施可能なガスタ―ビン燃焼診
断装置を得ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においてはガスタ―ビン排気室の円周上に複
数の温度検出器を設け、ガスタ―ビン排ガス流の角度変
位量を求める手段を設置し、燃焼異常を検出した排ガス
温度検出器の取付位置と前記ガスタ―ビン排ガス流の角
度変位量の関係から異常燃焼を発生させている燃焼器を
特定することを特徴とするガスタ―ビン燃焼診断装置を
提供する。
【0017】また、各々の燃焼器出口における高温ガス
のガス温度状態値を求め、常時燃焼器毎の燃焼状態を監
視し、この状態値を履歴管理することを特徴とするガス
タ―ビン燃焼診断装置を提供する。
【0018】
【作用】このようにすると、許容偏差値を越えた時点の
排ガス流の角度変位量から、失火等、異常燃焼の燃焼器
を特定することが容易に可能となる。これにより、許容
値を上回る異常燃焼をしている燃焼器を直ちに特定で
き、また、その燃焼器の精度の高い燃焼状態の履歴が瞬
時に把握でき、異常燃焼の原因究明が可能となる。
【0019】
【実施例】本発明によるガスタ―ビン燃焼診断装置の一
実施例を説明する。ガスタ―ビン排ガス温度より各々の
燃焼器出口の状態値を求めるに当たっては、タ―ビンを
通過する過程において、燃焼ガスが回転方向にどれだけ
移動するかを求める必要がある。この移動量を一般に角
度変位量というが、厳密にはタ―ビンの構造及び、燃焼
器出口のガス状態値により決定される。また、タ―ビン
を通過する過程において燃焼ガスが仕事をし、高温ガス
がより低温の排ガス流となるが、ガスタ―ビン排ガス温
度より燃焼器出口部の燃焼ガス温度を求めることがで
き、燃焼器出口部のガス圧力より精度よく算出可能であ
る。各々の燃焼器出口部のガス圧力は同一である為、各
々の燃焼器出口のガス温度にばらつきがあれば、同一の
温度低下にて角度変位量分のみガスが回転し、抽出され
ることとなる。つまり、複数個の排ガス温度検出器にて
測定した値のばらつきは、角度変位量分を廻した位置で
の燃焼器出口温度のばらつきに相当する。
【0020】具体的には次のようになっている。図3は
10缶の燃焼器5からガスタ―ビン7、ガスタ―ビン排気
室10及び排ガス温度検出器11迄の燃焼ガスの流れを示し
たものである。ここでガスタ―ビン7は3段の動翼より
構成された場合を例に示している。燃焼器5にて発生す
る高温燃焼ガス6はガスタ―ビン7の入口に設けられた
第1段静翼に導入される。この燃焼器5から出た高温燃
焼ガス6は常に同じ方向で第1段静翼に入る。この時の
高温燃焼ガス6の流速C1は次の関係式にて決定され
る。
【0021】
【数3】 Q:ガスタ―ビン入口ガス流量 A:ガスタ―ビン入口の開口面積(ガスタ―ビンの構造
により決まる定数) このガスタ―ビン入口ガス流量Qは次の関係式にて決定
される。
【0022】
【数4】 a :空気圧縮機吸込空気流量 Gs :燃料流量 ν :燃料ガス比重量(燃料ガスの成分により決まる定
数) P :ガスタ―ビン入口ガス圧力 T :ガスタ―ビン入口ガス温度 K :燃焼器入口/空気圧縮機吸込の空気割合比(定
数) 又、ガスタ―ビン入口ガス圧力Pとガスタ―ビン入口ガ
ス温度Tは次の関係式にて決定される。
【0023】
【数5】P=Pcd−ΔP Pcd:空気圧縮機吐出圧力 ΔP:燃焼器損失圧力(燃焼器の構造より決まる定数)
【0024】
【数6】T=f(Pcd,Tx ,Ta ) Tx :ガスタ―ビン排ガス温度 Ta :大気温度 従って、ガスタ―ビン入口ガス流速C1は、上記式に示
すように空気圧縮機吸込空気流量Ga 、燃料流量Gs
空気圧縮機吐出圧力Pcd、ガスタ―ビン排ガス温度Tx
及び大気温度Ta により決定される。又、ガスタ―ビン
入口ガス温度Tは、空気圧縮機吐出圧力Pcd、ガスタ―
ビン排ガス温度Tx 及び大気温度Ta により決定され
る。
【0025】図4にガスタ―ビン7のガス状態を速度三
角形(ベクトル表示)にて示す。この図4に示すガスタ
―ビン翼の周速uは、ガスタ―ビン回転数と比例関係に
あり、ガスタ―ビン7が発電機9を駆動し出力している
場合は、ガスタ―ビン回転数は一定となるため、ガスタ
―ビン翼の周速uも一定となる。又、ガスタ―ビン静翼
N1,N2,N3を通過し出ていくガスの流速C2,C
4,C6の方向は、各段の静翼形状によって決まり、常
に同じ方向に流れる。同じように、ガスタ―ビン動翼B
1,B2,B3を通過し出ていくガスの相対流速W3,
W5,W7の方向は、各段の動翼形状により決まり、常
に同じ方向に流れる。
【0026】次に、ガスタ―ビン7の各段翼に於けるガ
スの流れを、図4の点線の表記を基に具体的に説明す
る。燃焼器5からの高温ガス6は、ガス流速C1にてガ
スタ―ビン第1段静翼N1に入り、第1段静翼N1の形
状によってガス流速C2の方向へ出ていき、その延長線
上に来るガスタ―ビン第1段動翼B1に導かれる。この
ガスタ―ビン第1段動翼B1にて仕事(回転エネルギ
―)をした高温ガスは、第1段動翼B1の形状によって
決まる方向に、相対ガス流速W3となって出ていき、こ
の相対ガス流速W3より周速U分ずれた方向にあるガス
タ―ビン第2段静翼N2に、ガス流C3として導かれ
る。次にガスタ―ビン第2段静翼N2に入った高温ガス
は、第2段静翼N2の形状によってガス流速C4の方向
へ出ていき、その延長線上に来るガスタ―ビン第2段動
翼B2に導かれる。このガスタ―ビン第2段動翼B2に
て仕事(回転エネルギ―)をした高温ガスは、第2段動
翼B2の形状によって決まる方向に、相対ガス流速W5
となって出ていき、この相対ガス流速W3より周速U分
ずれた方向にあるガスタ―ビン第3段静翼N3に、ガス
流C5として導かれる。同じようにガスタ―ビン第3段
静翼N3に入った高温ガスは、第3段静翼N3の形状に
よってガス流速C6の方向へ出ていき、その延長線上に
来るガスタ―ビン第3段動翼B3に導かれる。このガス
タ―ビン第3段動翼B3にて仕事(回転エネルギ―)を
した高温ガスは、第3段動翼B3の形状によって決まる
方向に、相対ガス流速W7となって出ていき、この相対
ガス流速W7より周速U分ずれた方向に、ガス流速C7
となって、ガスタ―ビン排気室10に排出される。又、ガ
スタ―ビン排気室10に入った高温ガスは、ガス流速C7
の方向の延長線上にある排ガス温度検出器11に導かれ
る。
【0027】このように、燃焼器5にて発生する高温ガ
ス6はガスタ―ビン7を通過する過程において、ガスタ
―ビンの回転方向へ移動していき、ガスタ―ビン排気室
10の排ガス温度検出器11に導かれる。このガスタ―ビン
7の入口から排ガス温度検出器11迄のガスの移動量を角
度変位量として使用する。
【0028】次にガスタ―ビン入口のガス流速C1が変
化した場合に角度変位量がどのように変化するかを、図
4を用いて説明する。尚、ガス流速C1と各段落の静翼
N1,N2,N3出口のガス流速C2,C4,C6並び
に動翼B1,B2,B3出口の相対ガス流速W3,W
5,W7は比例関係にある。図4の速度三角形に於いて
は前記の説明を点線に表記し、ガス流速C1が変化した
状態を実線にて表している、ガスタ―ビン第1段静翼N
1に入るガス流速C1の絶対値が小さくなった分、第1
段静翼N1出口のガス流速C2の絶対値が小さくなる。
但し、翼の周速Uは変化しないため、第1段静翼出口の
相対ガス流速W2の方向が変化する。同じように第1段
動翼B1出口の相対ガス流速W3が小さくなるが、周速
Uは変化しないため第1段動翼B1出口のガス流速C3
の方向が変化する。第1段動翼B1を出たガスは、この
ガス流速C3の方向の延長線上にある第2段静翼N2に
導かれる。この変化と同じように第2段静翼N2出口の
ガス流速C4が第2段動翼B2に入り、第2段動翼B2
出口のガス流速C5の方向が変化し、第3段静翼N3に
入り、第3段静翼N3からの流速C6が第3段動翼B3
に入り、第3段動翼B3出口のガス流速C7の方向が変
化しガスタ―ビン排気室10に排出され、このガス流速C
7の延長線上にある排ガス温度検出器11に導かれる。こ
のようにガスタ―ビン入口のガス流速C1が小さくなる
と、ガスタ―ビン7の各段落に於ける動翼B1,B2,
B3出口のガス流速の方向が変化し、ガスタ―ビン回転
方向への移動量が増加する。これにより角度変位量が増
加する事になる。
【0029】又、図5に発電機出力16とガスタ―ビン入
口ガス流速C1の関係を示す。前記式に示すようにガス
タ―ビン入口ガス流速C1は、燃焼器5出口部のガス通
路部面積Aが一定であるため、そのガス流量Qと比例関
係にある。次にガスタ―ビン入口部のガス温度Tが常に
一定と考えると、ガスタ―ビン入口流量Qは、空気圧縮
機空気流量Ga と燃料流量Gs の合計ガス流量と比例関
係にあり、この合計ガス流量(ガスタ―ビンへの投入エ
ネルギ―)が発電機9の駆動エネルギ―となる。このた
め、発電機出力16はガスタ―ビンの投入エネルギ―と比
例関係にあるため、図6に示すように、発電機出力16と
ガスタ―ビン入口ガス流速C1は、ほぼ比例の関係とな
る。
【0030】図1に本発明に係わるガスタ―ビン燃焼診
断装置の実施例1を示す。従来技術のガスタ―ビン燃焼
監視装置18と同様に13本からなる排ガス温度検出器11か
らの排ガス温度がガスタ―ビン燃焼診断装置19に入力さ
れ次の演算処理が行われる。13本の排ガス温度による排
ガス温度平均(Txm)の演算。13本の排ガス温度の内最
高温度(THS)と最低温度(TL1)の差を計算した温度
偏差1(SPRED1)の演算。更に、13本の排ガス温
度の内、最高温度(THS)と最低より2番目に低い温度
(TL2)の差を計算した温度偏差2(SPRED2)の
演算が行われる。同じように、空気圧縮機吐出温度検出
器12からの空気圧縮機吐出温度(Tcd)がガスタ―ビン
燃焼診断装置19に入力され、前記、排ガス温度平均値
(Txm)と共に、許容温度偏差値(Tab)が演算され
る。次に、前記温度偏差1(SPRED1)が前記許容
温度偏差値(Tab)のα倍を越えているかの判断を行
い、越えている場合は、ガスタ―ビン燃焼診断装置19よ
り、「燃焼異常」の警報(ANN)を外部に出力する。
同じように、前記温度偏差1(SPRED1)が前記許
容温度偏差値(Tab)のα倍を越えていて、且つ、前記
温度偏差2(SPRED2)が前記許容温度偏差値(T
ab)のβ倍を越えているかの判断を行い、越えている場
合は、ガスタ―ビン燃焼診断装置19より、ガスタ―ビン
トリップ(TRIP)を外部に出力する。
【0031】又、ガスタ―ビン燃焼診断装置19には従来
技術のガスタ―ビン燃焼監視装置18に対し次の入力が追
加となっている。大気温度検出器17からの大気温度T
a 、空気圧縮機吐出圧力検出器15からの空気圧縮機吐出
圧力Pcd、燃料流量検出器14からの燃料流量Gs 、及び
空気圧縮機吸込空気流量検出器13からの空気圧縮機吸込
流量Ga がガスタ―ビン燃焼診断装置19に入力されてい
る。又、これらの入力を基にガスタ―ビン燃焼診断装置
19では次の演算処理を行っている。前記大気温度(T
a )と前記空気圧縮機吐出圧力(Pcd)及び前記排ガス
温度平均値(Txm)よりガスタ―ビン入口ガス温度
(T)を算出する。前記空気圧縮機吐出圧力(Pcd)よ
りガスタ―ビン入口ガス圧力(P)を算出する。次に、
前記燃料流量Gs、空気圧縮機吸込空気流量Ga 、前記
ガスタ―ビン入口ガス温度(T)及び前記ガスタ―ビン
入口ガス圧力(P)よりガスタ―ビン入口流量(Q)を
算出し、前記ガスタ―ビン入口ガス流量(Q)よりガス
タ―ビン入口ガス流速(C1)を算出する。次に、前記
ガスタ―ビン入口ガス流速(C1)より角度変位量(A
G)を算出する。
【0032】尚、前記13本の排ガス温度による演算回路
より最低温度(TL1)を示した排ガス温度検出器11の番
号(NTL1)と、最低より2番に低い温度(TL2)の排
ガス温度検出器11の番号(NTL2)が出力され、又、前
記判断ロジック回路より警報出力(ANN)及びガスタ
―ビントリップ出力(TRIP)が出力され、更に前記
角度変位量(AG)を基に、前記警報出力(ANN)又
はガスタ―ビントリップ出力(TRIP)が発生した時
に、この異常を検出した排ガス温度検出器11の番号(N
L1又はNTL2)から、前記角度変位量(AG)分を移
動したところの燃焼器を算出し、プリンタ―並びにCR
T等の情報提供用の設備に出力する。
【0033】また、他の実施例を図2に示す。ガスタ―
ビン燃焼診断装置20には、発電機出力検出器16からの発
電機出力(MW)が入力されている。前記図6に示した
ようにガスタ―ビン発電機出力(MW)と角度変位量
(AG)はほぼ比例関係にあるため、この図6と同じ関
数式をガスタ―ビン燃焼診断装置20に設ける事によっ
て、前記発電機出力(MW)から角度変位量(AG)が
決定される。後は前記実施例1と同様に、この角度変位
量(AG)と前記燃焼異常警報出力(ANN)又はガス
タ―ビントリップ出力(TRIP)が発生した時に、こ
の異常を検出した排ガス温度検出器11の番号(NTL1
はNTL2)から、前記角度変位量(AG)分を移動した
ところの燃焼器を算出し、プリンタ―並びにCRT等の
情報提供用の設備に出力する。
【0034】本発明の実施例の具体的な作用を図7、図
8、図9を用いて説明する。例えばある異常燃焼が発生
した時点において、ガスタ―ビン排ガス温度検出器11の
温度検出器#1〜#13により得られた温度検出値が図
8、図9に示すようになっていたとすると、この時の温
度検出値は一様ではなくなり、ばらつきが発生し、ある
範囲で分布している。そしてこの内の最高温度検出値T
HSは温度検出器#12であり、最低温度検出値TL1は温度
検出器#8の検出値であり、最低より2番目に低い温度
L2は、温度検出器#7である。又、この燃焼異常が発
生した時のガスタ―ビン発電機出力(MW)が 100%で
あったとすると、前記図6よりこの時の角度変位量(A
G)は、ガスタ―ビン7入口からガスタ―ビン排気室10
をみて反時計方向に30度となる。この角度変位量(A
G)の30度を図7のガスタ―ビン入口からガスタ―ビン
排気室を見たときの模式図に当てはめると、排ガス温度
検出器#8及び#7からの角度変位量(AG)の30度移
動したところの燃焼器11は、第7缶目の燃焼器となる。
又、燃焼異常が発生した時のガスタ―ビン発電機出力
(MW)が50%であったとすると、前記図6よりこの時
の角度変位量(AG)は、ガスタ―ビン7入口からガス
タ―ビン排気室10をみて反時計方向に 120度となる。こ
の角度変位量(AG)の 120度を図7のガスタ―ビン入
口からガスタ―ビン排気室を見たときの模式図に当ては
めると、排ガス温度検出器#8及び#7からの角度変位
量(AG)の 120度移動したところの燃焼器11は、第9
缶目の燃焼器と特定できる。この様にして、異常が発生
している燃焼器を特定できる。
【0035】尚、前記実施例の応用として、前記角度変
位量を用いる事によって、各燃焼器に相当する排ガス温
度検出器を特定する事が出来る。又、前記実施例1に示
すガスタビン入口ガス温度T=f(Pcd,Txm,Ta
の関係式を用いる事により、空気圧縮機吐出圧力、大気
温度、及び前記各燃焼器に相当する排ガス温度から、ガ
スタ―ビン入口ガス温度、すなわち各燃焼器の出口ガス
温度を算出する事が可能となる。この各燃焼器の出口ガ
ス温度を、ガスタ―ビンの運転状態(発電機出力等)を
ベ―スに履歴管理する事によって、許容値を越える前
に、早期に燃焼器の異常を判断する事も可能となる。
【0036】例えば、先に述べた燃焼器毎の出口温度
(ガス―タビン入口温度)の履歴から、ある燃焼器の出
口温度が他の燃焼器の出口温度に比べ低下傾向にある場
合、この燃焼器に供給される燃料流量が低下しているこ
とが予測でき、この事より、この燃焼器の燃料ノズルの
つまり等の異常を早期に発見する事が可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば燃焼
異常を発生した燃焼器を特定し、不具合に至るまでの各
々の燃焼器の状態を運転員に知らせることができる。す
なわち、燃焼異常の発生した燃焼器の迅速な点検、処理
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック構成図
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック構成図
【図3】燃焼ガスの流れの説明図
【図4】ガスタ―ビンのガス状態の説明図
【図5】ガスタ―ビン発電機出力とガスタ―ビン入口ガ
ス流速との関係図
【図6】ガスタ―ビン発電機出力と排ガス流の角度変位
量との関係図
【図7】ガスタ―ビン燃焼器と排ガス温度検出器との取
付位置の関係図
【図8】ガスタ―ビン排ガス温度分布曲線の線表示特性
【図9】ガスタ―ビン排ガス温度分布曲線のレ―ダ表示
特性図
【図10】ガスタ―ビン発電プラントの構成図
【図11】従来のガスタ―ビン燃焼監視装置
【符号の説明】
1 空気 2 空気圧縮機 3 高圧空気 4 燃料 5 燃焼器 6 燃焼ガス 7 ガスタ―ビン 8 ガスタ―ビン排ガス 9 発電機 10 ガスタ―ビン排気室 11 排ガス温度検出器 12 空気圧縮機吐出温度検出器 13 空気圧縮機空気流量検出器 14 燃料流量検出器 15 空気圧縮機吐出圧力検出器 16 発電機出力検出器 17 大気温度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 持田 尚毅 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタ―ビン排気室の円周上に複数の温
    度検出器を設け、ガスタ―ビンの燃焼状態を監視し診断
    するガスタ―ビン燃焼診断装置において、燃焼器出口に
    おけるガス流とガスタ―ビン排ガス流との角度変位量を
    求める手段を有し、この角度変位量に基づいて排ガス出
    口に設けられた温度検出器により、複数個の燃焼器の個
    々の燃焼状態を監視することを特徴とするガスタ―ビン
    燃焼診断装置。
  2. 【請求項2】 発電機出力に基づいて前記角度変位量を
    求めることを特徴とする請求項1に記載のガスタ―ビン
    燃焼診断装置。
  3. 【請求項3】 燃料流量、空気圧縮機空気流量、大気温
    度、空気圧縮機吐出圧力及び排ガス温度に基づいて角度
    変位量を求めることを特徴とする請求項1に記載のガス
    タ―ビン燃焼診断装置。
  4. 【請求項4】 燃焼器出口部における燃焼状態値の履歴
    を算出することを特徴とするガスタ―ビン燃焼診断装
    置。
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