JPH07317770A - 焼結含油軸受 - Google Patents
焼結含油軸受Info
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- JPH07317770A JPH07317770A JP13368094A JP13368094A JPH07317770A JP H07317770 A JPH07317770 A JP H07317770A JP 13368094 A JP13368094 A JP 13368094A JP 13368094 A JP13368094 A JP 13368094A JP H07317770 A JPH07317770 A JP H07317770A
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- JP
- Japan
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- bearing
- sintered oil
- impregnated bearing
- impregnated
- oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラジアル荷重を軽減することにより、超低
速,高荷重,高温での運転を可能にし、且つ寿命を長く
するようにした、焼結含油軸受を提供することを目的と
する。 【構成】 軸受すべきラジアル荷重の軸12が嵌挿され
る内径部14aを備えている、焼結材料から成り且つ潤
滑油が含浸された、焼結含油軸受14において、上記内
径部が、断面にて、上記荷重に対して、軸を複数点B,
Cで支持するように、形成されていることにより、焼結
含油軸受14を構成する。
速,高荷重,高温での運転を可能にし、且つ寿命を長く
するようにした、焼結含油軸受を提供することを目的と
する。 【構成】 軸受すべきラジアル荷重の軸12が嵌挿され
る内径部14aを備えている、焼結材料から成り且つ潤
滑油が含浸された、焼結含油軸受14において、上記内
径部が、断面にて、上記荷重に対して、軸を複数点B,
Cで支持するように、形成されていることにより、焼結
含油軸受14を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ,ビデオ,
またはコンピュータの磁気テープ式外部記憶装置等で使
用されるキャプスタン駆動装置におけるキャプスタン軸
受等の焼結含油軸受に関するものである。
またはコンピュータの磁気テープ式外部記憶装置等で使
用されるキャプスタン駆動装置におけるキャプスタン軸
受等の焼結含油軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなキャプスタン駆動装置
は、磁気テープをピンチローラによりキャプスタンに圧
接させながら、このキャプスタンを一定速度で回転駆動
せしめることにより、この磁気テープを所定速度で走行
させるために、使用されている。
は、磁気テープをピンチローラによりキャプスタンに圧
接させながら、このキャプスタンを一定速度で回転駆動
せしめることにより、この磁気テープを所定速度で走行
させるために、使用されている。
【0003】ここで、キャプスタン軸受としては、例え
ばボールベアリングや焼結含油軸受が使用される。そし
て、焼結含油軸受は、ボールベアリングに比較して、コ
ストが低く、且つ軸受スペースが小さいことから、より
多く使用されている。
ばボールベアリングや焼結含油軸受が使用される。そし
て、焼結含油軸受は、ボールベアリングに比較して、コ
ストが低く、且つ軸受スペースが小さいことから、より
多く使用されている。
【0004】このような焼結含油軸受は、例えば図6の
断面図に示すように構成されている。図において、焼結
含油軸受1は、焼結材料により中空円筒状に形成されて
いると共に、ハウジング2に保持されている。この焼結
含油軸受1は、その断面が円形である中空部1a内に、
キャプスタンモータ(図示せず)により回転駆動される
キャプスタン軸3が嵌挿される。
断面図に示すように構成されている。図において、焼結
含油軸受1は、焼結材料により中空円筒状に形成されて
いると共に、ハウジング2に保持されている。この焼結
含油軸受1は、その断面が円形である中空部1a内に、
キャプスタンモータ(図示せず)により回転駆動される
キャプスタン軸3が嵌挿される。
【0005】このキャプスタン軸3には、図示しないキ
ャプスタン駆動装置のピンチローラがラジアル方向(図
示の場合、下方)に向かって圧接される。これにより、
キャプスタン軸3により、焼結含油軸受1の中空部1a
に対して、矢印Fで示す力が作用することになる。
ャプスタン駆動装置のピンチローラがラジアル方向(図
示の場合、下方)に向かって圧接される。これにより、
キャプスタン軸3により、焼結含油軸受1の中空部1a
に対して、矢印Fで示す力が作用することになる。
【0006】そして、このキャプスタン軸3は、この焼
結含油軸受1に含浸された潤滑油によって、この焼結含
油軸受1の中空部1aの内面との間に形成される境界油
膜を介して保持されることにより、このキャプスタン軸
3と焼結含油軸受1の中空部1aの内面との間の摩擦が
低減される。かくして、このキャプスタン軸3は、数1
0rpm以上の回転数においては、軸受荷重が、境界油
膜及び軸受表面によって支持されることになり、摩耗す
ることなく、且つ円滑に回転駆動されることになる。
結含油軸受1に含浸された潤滑油によって、この焼結含
油軸受1の中空部1aの内面との間に形成される境界油
膜を介して保持されることにより、このキャプスタン軸
3と焼結含油軸受1の中空部1aの内面との間の摩擦が
低減される。かくして、このキャプスタン軸3は、数1
0rpm以上の回転数においては、軸受荷重が、境界油
膜及び軸受表面によって支持されることになり、摩耗す
ることなく、且つ円滑に回転駆動されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
磁気テープの記録再生装置は、コンピュータの外部記憶
装置、例えばテープストリーマとして使用されるように
なっている。このため、キャプスタン軸は、例えば10
0乃至150n/分の回転数で、テープ走行寿命2乃至
3万時間と、寿命及び走行性能の高信頼性が要求される
ようになっている。
磁気テープの記録再生装置は、コンピュータの外部記憶
装置、例えばテープストリーマとして使用されるように
なっている。このため、キャプスタン軸は、例えば10
0乃至150n/分の回転数で、テープ走行寿命2乃至
3万時間と、寿命及び走行性能の高信頼性が要求される
ようになっている。
【0008】また、カメラ一体型VTRにおいては、機
器の小型化のために、機器内の温度上昇が大きくなって
いる。このため、キャプスタン軸用の軸受は、高温にお
ける運転及び長寿命化が要求されるようになっている。
器の小型化のために、機器内の温度上昇が大きくなって
いる。このため、キャプスタン軸用の軸受は、高温にお
ける運転及び長寿命化が要求されるようになっている。
【0009】さらに、一方で、キャプスタン軸の回転数
も、例えば数10rpmから数rpmという長低速運転
が要求されるようになっている。
も、例えば数10rpmから数rpmという長低速運転
が要求されるようになっている。
【0010】かくして、従来の焼結含油軸受を使用した
場合には、テープ駆動のためのピンチローラの圧着によ
るラジアル方向の軸受荷重が、5乃至8kg/平方セン
チメートルであることから、数10乃至150n/分付
近での低速域においては、キャプスタン軸3と焼結含油
軸受1との間に、境界潤滑油による油膜が出来難くなっ
てしまう。
場合には、テープ駆動のためのピンチローラの圧着によ
るラジアル方向の軸受荷重が、5乃至8kg/平方セン
チメートルであることから、数10乃至150n/分付
近での低速域においては、キャプスタン軸3と焼結含油
軸受1との間に、境界潤滑油による油膜が出来難くなっ
てしまう。
【0011】このため、キャプスタン軸3は、運転中
に、焼結含油軸受1の中空部1aの内面に対して、断面
にて一点Aで、直接に接触することになる。従って、金
属接触によって、キャプスタン軸3が摩耗することにな
り、数千時間乃至数万時間の運転に耐えられなくなり、
軸受焼き付き等の軸受故障が発生してしまうという問題
があった。
に、焼結含油軸受1の中空部1aの内面に対して、断面
にて一点Aで、直接に接触することになる。従って、金
属接触によって、キャプスタン軸3が摩耗することにな
り、数千時間乃至数万時間の運転に耐えられなくなり、
軸受焼き付き等の軸受故障が発生してしまうという問題
があった。
【0012】本発明は、以上の点に鑑み、ラジアル荷重
を軽減することにより、超低速,高荷重,高温での運転
を可能にし、且つ寿命を長くするようにした、焼結含油
軸受を提供することを目的としている。
を軽減することにより、超低速,高荷重,高温での運転
を可能にし、且つ寿命を長くするようにした、焼結含油
軸受を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、軸受すべきラジアル荷重の軸が嵌挿される内径部
を備えている、焼結材料から成り且つ潤滑油が含浸され
た、焼結含油軸受において、前記内径部が、断面にて、
前記荷重に対して、軸を複数点で支持するように、形成
されている、焼結含油軸受により、達成される。
れば、軸受すべきラジアル荷重の軸が嵌挿される内径部
を備えている、焼結材料から成り且つ潤滑油が含浸され
た、焼結含油軸受において、前記内径部が、断面にて、
前記荷重に対して、軸を複数点で支持するように、形成
されている、焼結含油軸受により、達成される。
【0014】本発明による焼結含油軸受は、好ましく
は、前記内径部が、断面にて、前記荷重に対して、軸を
荷重と反対側の二点で支持するように、形成されてい
る。
は、前記内径部が、断面にて、前記荷重に対して、軸を
荷重と反対側の二点で支持するように、形成されてい
る。
【0015】本発明による焼結含油軸受は、好ましく
は、前記内径部が、長手方向に延びる複数本の凹陥部を
備えている。
は、前記内径部が、長手方向に延びる複数本の凹陥部を
備えている。
【0016】本発明による焼結含油軸受は、好ましく
は、前記内径部が、長手方向に延びる一本の凹陥部を備
えている。
は、前記内径部が、長手方向に延びる一本の凹陥部を備
えている。
【0017】本発明による焼結含油軸受は、好ましく
は、前記凹陥部が、この内径部の円周方向に沿って、三
日月状に形成されている。
は、前記凹陥部が、この内径部の円周方向に沿って、三
日月状に形成されている。
【0018】本発明による焼結含油軸受は、好ましく
は、前記凹陥部が、この内径部の円周方向に沿って、扇
形に形成されている。
は、前記凹陥部が、この内径部の円周方向に沿って、扇
形に形成されている。
【0019】
【作用】上記構成によれば、軸受すべき軸は、ラジアル
荷重によって、軸受の内径部のラジアル荷重と反対側に
押圧されることになる。そして、この軸は、断面にて、
軸受の内径部に形成された凹陥部等の両側縁によって少
なくとも二点で支持されることになる。従って、従来の
焼結含油軸受による一点支持に比較して、支持点におけ
る軸受荷重が軽減されることになる。かくして、各支持
点における潤滑油の境界油膜の形成が容易に行なわれ得
る。
荷重によって、軸受の内径部のラジアル荷重と反対側に
押圧されることになる。そして、この軸は、断面にて、
軸受の内径部に形成された凹陥部等の両側縁によって少
なくとも二点で支持されることになる。従って、従来の
焼結含油軸受による一点支持に比較して、支持点におけ
る軸受荷重が軽減されることになる。かくして、各支持
点における潤滑油の境界油膜の形成が容易に行なわれ得
る。
【0020】上記内径部が、断面にて、上記荷重に対し
て、軸を荷重と反対側の二点で支持するように、形成さ
れている場合には、この荷重によって、軸は、この二点
で支持されることになり、各支持点における軸受荷重が
軽減される。
て、軸を荷重と反対側の二点で支持するように、形成さ
れている場合には、この荷重によって、軸は、この二点
で支持されることになり、各支持点における軸受荷重が
軽減される。
【0021】上記内径部が、長手方向に延びる複数本の
凹陥部を備えている場合には、複数の支持点が容易に形
成されることになる。また、各凹陥部に向かうラジアル
荷重に対して、軸を軸受することが可能である。
凹陥部を備えている場合には、複数の支持点が容易に形
成されることになる。また、各凹陥部に向かうラジアル
荷重に対して、軸を軸受することが可能である。
【0022】上記内径部が、長手方向に延びる一本の凹
陥部を備えている場合には、二点の支持点が容易に形成
されることになる。
陥部を備えている場合には、二点の支持点が容易に形成
されることになる。
【0023】上記凹陥部が、この内径部の円周方向に沿
って、三日月状に形成されている場合には、この凹陥部
の両側縁によって、二点の支持点が構成されることにな
る。
って、三日月状に形成されている場合には、この凹陥部
の両側縁によって、二点の支持点が構成されることにな
る。
【0024】上記凹陥部が、この内径部の円周方向に沿
って、扇形に形成されている場合には、この凹陥部の両
側の段部によって、二点の支持点が構成されることにな
る。
って、扇形に形成されている場合には、この凹陥部の両
側の段部によって、二点の支持点が構成されることにな
る。
【0025】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
5を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
5を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0026】図1は、本発明による焼結含油軸受を組み
込んだキャプスタン駆動装置の一実施例を示している。
図1において、キャプスタン駆動装置10は、所謂ダイ
レクトキャプスタン方式として、ハウジング11に対し
て回転可能に支持されたキャプスタン軸12と、このキ
ャプスタン軸12に対して側方から当接されるピンチロ
ーラ13とを備えている。
込んだキャプスタン駆動装置の一実施例を示している。
図1において、キャプスタン駆動装置10は、所謂ダイ
レクトキャプスタン方式として、ハウジング11に対し
て回転可能に支持されたキャプスタン軸12と、このキ
ャプスタン軸12に対して側方から当接されるピンチロ
ーラ13とを備えている。
【0027】上記キャプスタン軸12は、その上端付近
及び下端付近で、それぞれ焼結含油軸受14,15によ
り、ラジアル方向の軸受荷重に対して軸受されている。
及び下端付近で、それぞれ焼結含油軸受14,15によ
り、ラジアル方向の軸受荷重に対して軸受されている。
【0028】上記ピンチローラ13は、ゴム等の弾性材
料から形成されていると共に、図示しない機構によっ
て、キャプスタン軸12に対して所定の押圧力で当接さ
れると共に、キャプスタン軸12の回転に追従して回転
可能に支持されている。
料から形成されていると共に、図示しない機構によっ
て、キャプスタン軸12に対して所定の押圧力で当接さ
れると共に、キャプスタン軸12の回転に追従して回転
可能に支持されている。
【0029】上記キャプスタン軸13は、その下端に円
板状のロータ16が取り付けられている。このロータ1
6の上面には、環状に配設された永久磁石17が取り付
けられている。他方、上記ハウジング11の下面には、
このロータ16の上面の永久磁石17に対向するように
コイル18が取り付けられている。これにより、このコ
イル18に通電することによって、コイル18を流れる
電流により発生する磁界が、ロータ16に取り付けられ
た永久磁石18の磁界と相互に作用する。かくして、こ
のロータ16が回転駆動され、キャプスタン軸12が一
定速度で回転される。
板状のロータ16が取り付けられている。このロータ1
6の上面には、環状に配設された永久磁石17が取り付
けられている。他方、上記ハウジング11の下面には、
このロータ16の上面の永久磁石17に対向するように
コイル18が取り付けられている。これにより、このコ
イル18に通電することによって、コイル18を流れる
電流により発生する磁界が、ロータ16に取り付けられ
た永久磁石18の磁界と相互に作用する。かくして、こ
のロータ16が回転駆動され、キャプスタン軸12が一
定速度で回転される。
【0030】尚、上記実施例においては、ロータ16の
外周部16aは、歯車状に形成されていて、他の歯車1
9に係合している。これにより、歯車19の回転運動
が、図示しない動力伝達機構を介して、磁気テープの巻
取装置に伝達され、キャプスタン軸12の回転により走
行する磁気テープが、この巻取装置によって巻取られる
ようになっている。
外周部16aは、歯車状に形成されていて、他の歯車1
9に係合している。これにより、歯車19の回転運動
が、図示しない動力伝達機構を介して、磁気テープの巻
取装置に伝達され、キャプスタン軸12の回転により走
行する磁気テープが、この巻取装置によって巻取られる
ようになっている。
【0031】かくして、このキャプスタン軸12は、磁
気テープの記録・再生時及びテープ巻取時に、例えば数
rpm乃至数千rpmの広範囲の回転数で、回転駆動さ
れる。
気テープの記録・再生時及びテープ巻取時に、例えば数
rpm乃至数千rpmの広範囲の回転数で、回転駆動さ
れる。
【0032】また、このキャプスタン軸12には、ピン
チローラ13がラジアル方向(図示の場合、下方)に向
かって圧接される。これにより、キャプスタン軸12に
より、焼結含油軸受14の中空部14aに対して、図2
の矢印Fで示す力(ラジアル方向の軸受荷重)が作用す
ることになる。
チローラ13がラジアル方向(図示の場合、下方)に向
かって圧接される。これにより、キャプスタン軸12に
より、焼結含油軸受14の中空部14aに対して、図2
の矢印Fで示す力(ラジアル方向の軸受荷重)が作用す
ることになる。
【0033】ここで、上記焼結含油軸受14,15は、
図2に示すように、構成されている。即ち、図2におい
て、焼結含油軸受14は、焼結材料により中空円筒状に
形成されていると共に、ハウジング11内に保持されて
いる。
図2に示すように、構成されている。即ち、図2におい
て、焼結含油軸受14は、焼結材料により中空円筒状に
形成されていると共に、ハウジング11内に保持されて
いる。
【0034】この場合、この焼結含油軸受14は、その
中空部14aが、ほぼ円形に形成されていると共に、ピ
ンチローラ13によるラジアル方向の軸受荷重Fに対し
て、反対側の部分に形成された、断面が三日月状の凹陥
部14bを備えている。この凹陥部14bは、この焼結
含油軸受14の中空部14a内にて、軸方向に延びてい
る。これにより、この中空部11a内に、キャプスタン
軸12が嵌挿されたとき、軸方向に垂直な断面にて、こ
の凹陥部14bの両側縁が、このキャプスタン軸12に
対して、二点支持することになる。焼結含油軸受15も
同様の構成であり、その中空部15aに、凹陥部15b
が形成されている。
中空部14aが、ほぼ円形に形成されていると共に、ピ
ンチローラ13によるラジアル方向の軸受荷重Fに対し
て、反対側の部分に形成された、断面が三日月状の凹陥
部14bを備えている。この凹陥部14bは、この焼結
含油軸受14の中空部14a内にて、軸方向に延びてい
る。これにより、この中空部11a内に、キャプスタン
軸12が嵌挿されたとき、軸方向に垂直な断面にて、こ
の凹陥部14bの両側縁が、このキャプスタン軸12に
対して、二点支持することになる。焼結含油軸受15も
同様の構成であり、その中空部15aに、凹陥部15b
が形成されている。
【0035】本実施例によるキャプスタン駆動装置10
は、以上のように構成されており、磁気テープ20は、
ピンチローラ13により、キャプスタン軸12に対し
て、側方から圧接される。そして、コイル18に通電さ
れることにより、ロータ16がハウジング11に対し
て、回転駆動されることになる。かくして、キャプスタ
ン軸12は、一定速度で回転され、磁気テープ20を一
定速度で走行させることになる。
は、以上のように構成されており、磁気テープ20は、
ピンチローラ13により、キャプスタン軸12に対し
て、側方から圧接される。そして、コイル18に通電さ
れることにより、ロータ16がハウジング11に対し
て、回転駆動されることになる。かくして、キャプスタ
ン軸12は、一定速度で回転され、磁気テープ20を一
定速度で走行させることになる。
【0036】ここで、キャプスタン軸12は、この焼結
含油軸受14,15に含浸された潤滑油によって、この
焼結含油軸受14,15の中空部14a,15aの内面
との間に形成される境界油膜を介して保持されることに
なる。従って、このキャプスタン軸12と焼結含油軸受
14,15の中空部14a,15aの内面との間の摩擦
が低減される。かくして、このキャプスタン軸12は、
軸受荷重が、境界油膜及び軸受表面によって支持される
ことになり、摩耗することなく、且つ円滑に回転駆動さ
れることになる。
含油軸受14,15に含浸された潤滑油によって、この
焼結含油軸受14,15の中空部14a,15aの内面
との間に形成される境界油膜を介して保持されることに
なる。従って、このキャプスタン軸12と焼結含油軸受
14,15の中空部14a,15aの内面との間の摩擦
が低減される。かくして、このキャプスタン軸12は、
軸受荷重が、境界油膜及び軸受表面によって支持される
ことになり、摩耗することなく、且つ円滑に回転駆動さ
れることになる。
【0037】その際、焼結含油軸受14,15は、その
中空部14a,15aの内面に、凹陥部14b,15b
が形成されているので、上記キャプスタン軸12は、こ
の中空部14a,15a内にて、この凹陥部14b,1
5bの両側縁に沿って、二つの支持点B,Cにて二点支
持されることになる。これにより、ラジアル方向の軸受
荷重Fは、二つの支持点B,Cに分散されることにな
り、各支持点B,Cにおける軸受荷重が軽減される。
中空部14a,15aの内面に、凹陥部14b,15b
が形成されているので、上記キャプスタン軸12は、こ
の中空部14a,15a内にて、この凹陥部14b,1
5bの両側縁に沿って、二つの支持点B,Cにて二点支
持されることになる。これにより、ラジアル方向の軸受
荷重Fは、二つの支持点B,Cに分散されることにな
り、各支持点B,Cにおける軸受荷重が軽減される。
【0038】かくして、各支持点B,Cにおける境界油
膜の形成が容易に行なわれ得ることになる。これによ
り、軸と軸受の内径部との直接的な金属接触による、ア
グレッシブ摩耗や凝着摩耗が防止されることになり、比
較的ゆるやかな摩耗のみが発生することになる。従っ
て、100乃至150rpmの回転数での数千乃至数万
時間の運転によっても、キャプスタン軸12及び焼結含
油軸受14,15の摩耗が少なく、良好な長寿命が得ら
れることになる。
膜の形成が容易に行なわれ得ることになる。これによ
り、軸と軸受の内径部との直接的な金属接触による、ア
グレッシブ摩耗や凝着摩耗が防止されることになり、比
較的ゆるやかな摩耗のみが発生することになる。従っ
て、100乃至150rpmの回転数での数千乃至数万
時間の運転によっても、キャプスタン軸12及び焼結含
油軸受14,15の摩耗が少なく、良好な長寿命が得ら
れることになる。
【0039】また、各支持点B,Cにおける軸受荷重が
軽減されるので、各支持点B,Cにおける境界油膜形成
に要する最低回転数が、従来の数10rpmの数分の一
以下、例えば数rpm程度の低速域での運転が可能にな
る。
軽減されるので、各支持点B,Cにおける境界油膜形成
に要する最低回転数が、従来の数10rpmの数分の一
以下、例えば数rpm程度の低速域での運転が可能にな
る。
【0040】図3は、本発明による焼結含油軸受の第二
の実施例を示している。図3において、焼結含油軸受1
4は、その中空部14aの断面周囲にて、ほぼ等角度間
隔で形成された複数個(図示の場合、6個)の三日月状
の凹陥部14cを有している。各凹陥部14cは、それ
ぞれ中空部14a内で軸方向に延びている。
の実施例を示している。図3において、焼結含油軸受1
4は、その中空部14aの断面周囲にて、ほぼ等角度間
隔で形成された複数個(図示の場合、6個)の三日月状
の凹陥部14cを有している。各凹陥部14cは、それ
ぞれ中空部14a内で軸方向に延びている。
【0041】このような構成の焼結含油軸受14によれ
ば、ラジアル方向の軸受荷重Fに対して、焼結含油軸受
14のハウジング11への取り付け方向は、一義的に決
まらず、何れか一つのの凹陥部14cが、ラジアル方向
の軸受荷重Fの反対側に位置すればよく、組立が容易に
行なわれ得ることになる。
ば、ラジアル方向の軸受荷重Fに対して、焼結含油軸受
14のハウジング11への取り付け方向は、一義的に決
まらず、何れか一つのの凹陥部14cが、ラジアル方向
の軸受荷重Fの反対側に位置すればよく、組立が容易に
行なわれ得ることになる。
【0042】図4は、本発明による焼結含油軸受の第三
の実施例を示している。図4において、焼結含油軸受1
4は、その中空部14aの断面周囲にて、ほぼ等角度間
隔で形成された複数個(図示の場合、4個)の扇形の凹
陥部14dを有している。各凹陥部14dは、それぞれ
中空部14a内で軸方向に延びている。
の実施例を示している。図4において、焼結含油軸受1
4は、その中空部14aの断面周囲にて、ほぼ等角度間
隔で形成された複数個(図示の場合、4個)の扇形の凹
陥部14dを有している。各凹陥部14dは、それぞれ
中空部14a内で軸方向に延びている。
【0043】このような構成の焼結含油軸受14によれ
ば、ラジアル方向の軸受荷重Fに対して、焼結含油軸受
14のハウジング11への取り付け方向は、一義的に決
まらず、何れか一つのの凹陥部14dが、ラジアル方向
の軸受荷重Fの反対側に位置すればよく、組立が容易に
行なわれ得ることになる。さらに、この場合、各凹陥部
14dが扇形に、即ち中空部14aの内面に対する深さ
が一定に形成されているので、この凹陥部14dの両側
縁の位置が段差によって高精度で形成される。かくし
て、支持点B,Cの位置が正確に位置決めされることに
なる。
ば、ラジアル方向の軸受荷重Fに対して、焼結含油軸受
14のハウジング11への取り付け方向は、一義的に決
まらず、何れか一つのの凹陥部14dが、ラジアル方向
の軸受荷重Fの反対側に位置すればよく、組立が容易に
行なわれ得ることになる。さらに、この場合、各凹陥部
14dが扇形に、即ち中空部14aの内面に対する深さ
が一定に形成されているので、この凹陥部14dの両側
縁の位置が段差によって高精度で形成される。かくし
て、支持点B,Cの位置が正確に位置決めされることに
なる。
【0044】図5は、本発明による焼結含油軸受の第四
の実施例を示している。図5において、焼結含油軸受1
4は、その中空部14aの断面周囲にて、三日月状の凹
陥部14eを有している。凹陥部14eは、中空部14
a内で軸方向に延びている。この場合、この凹陥部14
eは、焼結含油軸受14がハウジング11内に圧入さ
れ、その一部がこのハウジング11の内面に形成された
凹陥部11a内に向かって変形することにより、形成さ
れる。
の実施例を示している。図5において、焼結含油軸受1
4は、その中空部14aの断面周囲にて、三日月状の凹
陥部14eを有している。凹陥部14eは、中空部14
a内で軸方向に延びている。この場合、この凹陥部14
eは、焼結含油軸受14がハウジング11内に圧入さ
れ、その一部がこのハウジング11の内面に形成された
凹陥部11a内に向かって変形することにより、形成さ
れる。
【0045】このような構成の焼結含油軸受14によれ
ば、ラジアル方向の軸受荷重Fに対して、焼結含油軸受
14の中空部14a内への凹陥部14eの加工が不要で
ある。従って、比較的硬度の高い焼結含油軸受14の加
工が不要であることから、加工コストが低減されること
になる。
ば、ラジアル方向の軸受荷重Fに対して、焼結含油軸受
14の中空部14a内への凹陥部14eの加工が不要で
ある。従って、比較的硬度の高い焼結含油軸受14の加
工が不要であることから、加工コストが低減されること
になる。
【0046】このように上述の実施例では、軸受すべき
軸は、断面にて、ラジアル荷重に対して、軸受の内径部
にて少なくとも二点で支持されることになる。従って、
従来の一点支持に比較して、支持点における軸受荷重が
軽減され、各支持点における潤滑油の境界油膜の形成が
容易に行なわれ得る。
軸は、断面にて、ラジアル荷重に対して、軸受の内径部
にて少なくとも二点で支持されることになる。従って、
従来の一点支持に比較して、支持点における軸受荷重が
軽減され、各支持点における潤滑油の境界油膜の形成が
容易に行なわれ得る。
【0047】かくして、軸と軸受の内径部との直接的な
金属接触による、アグレッシブ摩耗や凝着摩耗が防止さ
れることになり、比較的ゆるやかな摩耗のみが発生する
ことになる。これにより、100乃至150rpmの回
転数での数千乃至数万時間の運転によっても、軸及び軸
受の摩耗が少なく、長寿命が得られることになる。
金属接触による、アグレッシブ摩耗や凝着摩耗が防止さ
れることになり、比較的ゆるやかな摩耗のみが発生する
ことになる。これにより、100乃至150rpmの回
転数での数千乃至数万時間の運転によっても、軸及び軸
受の摩耗が少なく、長寿命が得られることになる。
【0048】また、各支持点における軸受荷重が軽減さ
れることから、支持点における境界油膜形成に要する最
低回転数が数分の一以下の低速域にまで拡大されること
になる。従って、従来の一点支持の場合には、境界油膜
が形成されず、軸と軸受の焼き付きを引き起こすような
低い回転数であっても、境界油膜が形成されることにな
るので、超低速であっても、良好な潤滑状態が得られる
ことになる。
れることから、支持点における境界油膜形成に要する最
低回転数が数分の一以下の低速域にまで拡大されること
になる。従って、従来の一点支持の場合には、境界油膜
が形成されず、軸と軸受の焼き付きを引き起こすような
低い回転数であっても、境界油膜が形成されることにな
るので、超低速であっても、良好な潤滑状態が得られる
ことになる。
【0049】さらに、従来の一点支持の場合には、オイ
ル粘度が低下してしまうような高温環境での運転であっ
ても、各軸受荷重が軽減されることにより、高温であっ
ても、良好な潤滑状態が得られることになる。
ル粘度が低下してしまうような高温環境での運転であっ
ても、各軸受荷重が軽減されることにより、高温であっ
ても、良好な潤滑状態が得られることになる。
【0050】尚、上記実施例においては、キャプスタン
駆動装置10におけるキャプスタン軸12を支持する焼
結含油軸受14,15について説明したが、これに限ら
ず、ラジアル方向の軸受荷重を受ける焼結含油軸受であ
れば、他の機器で使用されるあらゆる焼結含油軸受に本
発明を適用し得ることは明らかである。
駆動装置10におけるキャプスタン軸12を支持する焼
結含油軸受14,15について説明したが、これに限ら
ず、ラジアル方向の軸受荷重を受ける焼結含油軸受であ
れば、他の機器で使用されるあらゆる焼結含油軸受に本
発明を適用し得ることは明らかである。
【0051】また、上記実施例においては、キャプスタ
ン軸12は、二つの支持点B,Cで支持されているが、
これに限らず、三つ以上の支持点で支持されるようにし
てもよい。この場合、各支持点に対する軸受荷重は、よ
り一層軽減されることになる。
ン軸12は、二つの支持点B,Cで支持されているが、
これに限らず、三つ以上の支持点で支持されるようにし
てもよい。この場合、各支持点に対する軸受荷重は、よ
り一層軽減されることになる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ラ
ジアル荷重を軽減することにより、超低速,高荷重,高
温での運転を可能にし、且つ寿命を長くするようにし
た、焼結含油軸受が提供される。
ジアル荷重を軽減することにより、超低速,高荷重,高
温での運転を可能にし、且つ寿命を長くするようにし
た、焼結含油軸受が提供される。
【図1】本発明による焼結含油軸受を備えたキャプスタ
ン駆動装置の実施例を示す概略断面図である。
ン駆動装置の実施例を示す概略断面図である。
【図2】図1のキャプスタン駆動装置における焼結含油
軸受の第一の実施例を示す拡大断面図である。
軸受の第一の実施例を示す拡大断面図である。
【図3】本発明による焼結含油軸受の第二の実施例を示
す拡大断面図である。
す拡大断面図である。
【図4】本発明による焼結含油軸受の第三の実施例を示
す拡大断面図である。
す拡大断面図である。
【図5】本発明による焼結含油軸受の第四の実施例を示
す拡大断面図である。
す拡大断面図である。
【図6】従来の焼結含油軸受の一例を示す拡大断面図で
ある。
ある。
10 キャプスタン駆動装置 11 ハウジング 12 キャプスタン軸 13 ピンチローラ 14 焼結含油軸受 14a 中空部 14b 凹陥部 14c 凹陥部 14d 凹陥部 14e 凹陥部 15 焼結含油軸受 15a 中空部 15b 凹陥部 16 ロータ 17 永久磁石 18 コイル 19 歯車 20 磁気テープ
Claims (6)
- 【請求項1】 軸受すべきラジアル荷重の軸が嵌挿され
る内径部を備えている、焼結材料から成り且つ潤滑油が
含浸された、焼結含油軸受において、 前記内径部が、断面にて、前記荷重に対して、軸を複数
点で支持するように、形成されていることを特徴とする
焼結含油軸受。 - 【請求項2】 前記内径部が、断面にて、前記荷重に対
して、軸を荷重と反対側の二点で支持するように、形成
されていることを特徴とする請求項1に記載の焼結含油
軸受。 - 【請求項3】 前記内径部が、長手方向に延びる複数本
の凹陥部を備えていることを特徴とする請求項1に記載
の焼結含油軸受。 - 【請求項4】 前記内径部が、長手方向に延びる一本の
凹陥部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の
焼結含油軸受。 - 【請求項5】 前記凹陥部が、この内径部の円周方向に
沿って、三日月状に形成されていることを特徴とする請
求項1から4の何れかに記載の焼結含油軸受。 - 【請求項6】 前記凹陥部が、この内径部の円周方向に
沿って、扇形に形成されていることを特徴とする請求項
1から4の何れかに記載の焼結含油軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13368094A JPH07317770A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 焼結含油軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13368094A JPH07317770A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 焼結含油軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317770A true JPH07317770A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15110375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13368094A Pending JPH07317770A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 焼結含油軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07317770A (ja) |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP13368094A patent/JPH07317770A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031007 |