JPH07318010A - 気化燃焼バーナ - Google Patents
気化燃焼バーナInfo
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- JPH07318010A JPH07318010A JP6133825A JP13382594A JPH07318010A JP H07318010 A JPH07318010 A JP H07318010A JP 6133825 A JP6133825 A JP 6133825A JP 13382594 A JP13382594 A JP 13382594A JP H07318010 A JPH07318010 A JP H07318010A
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Landscapes
- Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で、大出力の気化燃焼バーナを簡単な構
成で達成すること。 【構成】 液体燃料の噴霧ノズル(11)の下流側に、燃焼
用空気の第1導入孔(21)を配置し、第1導入孔(21)を取
囲む燃料蒸発筒(30)を設け、燃料蒸発筒(30)の外側に、
二重形状の筒(42)(41)間を二次空気の導入流路(45)とし
た空気導入筒(40)を設け、内筒(42)の燃料蒸発筒(30)先
端に対応する位置に第2導入孔(44)を設け、空気導入筒
(40)の外側に所定の間隔をおいてバーナケーシング(50)
を設けて両者間の隙間を第1燃焼ガス還流路(60)とする
と共に、空気導入筒(40)と燃料蒸発筒(30)との間の隙間
を第2燃焼ガス還流路(63)とし、第1燃焼ガス還流路(6
0)と燃料蒸発筒(30)の基部内側とを連通する第1燃焼ガ
ス導入手段(61)、並びに、第2燃焼ガス還流路(63)と燃
料蒸発筒(30)の基部内側とを連通する第2燃焼ガス導入
手段(64)を設けた構成。
成で達成すること。 【構成】 液体燃料の噴霧ノズル(11)の下流側に、燃焼
用空気の第1導入孔(21)を配置し、第1導入孔(21)を取
囲む燃料蒸発筒(30)を設け、燃料蒸発筒(30)の外側に、
二重形状の筒(42)(41)間を二次空気の導入流路(45)とし
た空気導入筒(40)を設け、内筒(42)の燃料蒸発筒(30)先
端に対応する位置に第2導入孔(44)を設け、空気導入筒
(40)の外側に所定の間隔をおいてバーナケーシング(50)
を設けて両者間の隙間を第1燃焼ガス還流路(60)とする
と共に、空気導入筒(40)と燃料蒸発筒(30)との間の隙間
を第2燃焼ガス還流路(63)とし、第1燃焼ガス還流路(6
0)と燃料蒸発筒(30)の基部内側とを連通する第1燃焼ガ
ス導入手段(61)、並びに、第2燃焼ガス還流路(63)と燃
料蒸発筒(30)の基部内側とを連通する第2燃焼ガス導入
手段(64)を設けた構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、気化燃焼バーナに関
するもので、詳細には、燃焼ガスの一部を燃料蒸発箇所
に再循環させる構成、並びに二次空気を燃料蒸発箇所の
後流側に導入して燃焼させる構成の双方を備えてなる気
化燃焼バーナに関し、特に、ボイラ等の熱機器に適用可
能な大出力の気化燃焼バーナに関するものである。
するもので、詳細には、燃焼ガスの一部を燃料蒸発箇所
に再循環させる構成、並びに二次空気を燃料蒸発箇所の
後流側に導入して燃焼させる構成の双方を備えてなる気
化燃焼バーナに関し、特に、ボイラ等の熱機器に適用可
能な大出力の気化燃焼バーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、熱機器における最も重要
な問題は、燃料の燃焼中に生成される燃焼排気物、特
に、NOX 或はCO等の有害排気物をいかに低減化する
かにあるといえる。一般的な、液体燃焼バーナは、液体
燃料の噴霧ノズルから、灯油,軽油,重油等の液体燃料
を噴霧し、燃焼用空気と拡散混合させながら燃焼させて
いる。そのため、このようなバーナにおいては、噴霧さ
れた燃料の微粒子化、更には、気化が不十分で、輝炎燃
焼となって火炎温度が上昇し、これに伴って、NOX排
出量が増大する。また、前記のように燃料と燃焼用空気
の混合については、燃料の噴霧後においての拡散混合に
よっているため、燃料と燃焼用空気の混合が均一に行な
われ難い。そのため、局所的に燃料過剰の領域が生成さ
れ、この領域においてCO濃度及び煤の発生量が増大す
る。
な問題は、燃料の燃焼中に生成される燃焼排気物、特
に、NOX 或はCO等の有害排気物をいかに低減化する
かにあるといえる。一般的な、液体燃焼バーナは、液体
燃料の噴霧ノズルから、灯油,軽油,重油等の液体燃料
を噴霧し、燃焼用空気と拡散混合させながら燃焼させて
いる。そのため、このようなバーナにおいては、噴霧さ
れた燃料の微粒子化、更には、気化が不十分で、輝炎燃
焼となって火炎温度が上昇し、これに伴って、NOX排
出量が増大する。また、前記のように燃料と燃焼用空気
の混合については、燃料の噴霧後においての拡散混合に
よっているため、燃料と燃焼用空気の混合が均一に行な
われ難い。そのため、局所的に燃料過剰の領域が生成さ
れ、この領域においてCO濃度及び煤の発生量が増大す
る。
【0003】そこで、積極的に燃料の気化を促進し、燃
焼性能を改善する試みとして、特開昭62−91711
号公報に開示されるような気化ポット式燃焼バーナがあ
るが、燃焼用空気の供給孔に煤が付着して閉塞し易いた
め、安定した燃焼性の維持が難しく、また、バーナ近傍
に配置した火炎検出用のフレームロッドへの煤の付着に
よっては、火炎の検出性能が劣化するという不具合が生
じる。更に、この形式のバーナでは、液体燃料噴射ノズ
ルの前方に大容積の気化ポットを配置する必要があっ
て、バーナをコンパクト化することが困難であり、この
気化ポットは、バーナの出力を増大するにつれ巨大化す
るため小型で大出力のバーナが得られないという問題も
ある。また、その他の形式の気化燃焼バーナとしては、
特公昭57−32289号公報、及び特公昭61−52
364号公報に開示されるような燃焼ガス再循環式気化
燃焼バーナ等の形式のものがよく知られているが、液体
燃料の粒子が、再循環させた燃焼ガスの熱によって気化
するまでに時間がかかるため、ススが発生し易く、加え
て燃焼ガスの再循環経路が適切でないと不完全燃焼の原
因となったり、保炎機能が不十分で失火することが多い
などの欠点を有している。
焼性能を改善する試みとして、特開昭62−91711
号公報に開示されるような気化ポット式燃焼バーナがあ
るが、燃焼用空気の供給孔に煤が付着して閉塞し易いた
め、安定した燃焼性の維持が難しく、また、バーナ近傍
に配置した火炎検出用のフレームロッドへの煤の付着に
よっては、火炎の検出性能が劣化するという不具合が生
じる。更に、この形式のバーナでは、液体燃料噴射ノズ
ルの前方に大容積の気化ポットを配置する必要があっ
て、バーナをコンパクト化することが困難であり、この
気化ポットは、バーナの出力を増大するにつれ巨大化す
るため小型で大出力のバーナが得られないという問題も
ある。また、その他の形式の気化燃焼バーナとしては、
特公昭57−32289号公報、及び特公昭61−52
364号公報に開示されるような燃焼ガス再循環式気化
燃焼バーナ等の形式のものがよく知られているが、液体
燃料の粒子が、再循環させた燃焼ガスの熱によって気化
するまでに時間がかかるため、ススが発生し易く、加え
て燃焼ガスの再循環経路が適切でないと不完全燃焼の原
因となったり、保炎機能が不十分で失火することが多い
などの欠点を有している。
【0004】しかも、上述のような従来の気化燃焼バー
ナを熱機器、例えばボイラに装着した場合は、伝熱面に
煤やスラッジ等の未燃成分が付着し、伝熱効率の低下を
招き、また、着火不良や失火等のトラブルを生じる等の
多くの問題点を有していた。
ナを熱機器、例えばボイラに装着した場合は、伝熱面に
煤やスラッジ等の未燃成分が付着し、伝熱効率の低下を
招き、また、着火不良や失火等のトラブルを生じる等の
多くの問題点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明が解
決しようとする課題は、小型であって、大出力、例え
ば、ボイラのような熱機器に適用するのに十分な出力を
得ることのできる気化燃焼バーナを提供することであ
る。
決しようとする課題は、小型であって、大出力、例え
ば、ボイラのような熱機器に適用するのに十分な出力を
得ることのできる気化燃焼バーナを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みてなされたもので、液体燃料を気化させて燃焼さ
せる気化燃焼バーナであって、燃焼用空気供給路と、こ
の燃焼用空気供給路内に配置した液体燃料の噴霧ノズル
と、この噴霧ノズルの下流側に設けられ、前記噴霧ノズ
ルと略同軸状をなして前記燃焼用空気供給路と連通する
燃焼用空気の第1導入孔を備えた基盤部材と、前記第1
導入孔の下流側において前記第1導入孔を取囲むように
かつ、噴霧ノズルと略同軸をなすように基盤部材に設け
た燃料蒸発筒と、前記基盤部材における燃料蒸発筒と同
一側において配置され、前記燃料蒸発筒の外方に略同軸
状をなす外筒並びに内筒からなり、前記基盤部材におけ
る外筒と内筒で囲まれる位置に前記燃焼用空気供給路と
連通する燃焼用空気の流入孔を設けると共に、前記内筒
における前記燃料蒸発筒の先端に対応する位置に第2導
入孔を形成することによって、前記空気導入筒における
内外筒間の空間部を二次空気の導入流路とした空気導入
筒と、前記基盤部材における前記空気導入筒と同一側
に、該空気導入筒の外周との間に所定の間隔をおいて配
置されたバーナケーシングとを備え、前記空気導入筒と
バーナケーシングとの間の隙間を第1燃焼ガス還流路と
すると共に、前記空気導入筒と燃料蒸発筒との間の円環
状の隙間を第2燃焼ガス還流路とし、前記空気導入筒の
基部側にこの空気導入筒を径方向に貫通するように構成
され、第1燃焼ガス還流路中の排ガスを燃料蒸発筒の基
部の内側に導入するための第1燃焼ガス導入手段と、前
記燃料蒸発筒の基部側に形成され、第2燃焼ガス還流路
中の排ガスを燃料蒸発筒の基部の内側に導入するための
第2燃焼ガス導入手段とを設けたことを特徴とする気化
燃焼バーナである。更に、前記1次空気の導入孔が、中
央の主導入孔とその周囲に複数個設けられ、主導入孔に
向けて傾斜させた副導入孔とからなることを第2の特徴
とし、前記空気導入筒の内筒に、前記燃料蒸発筒の先端
外周との間に所定の間隔を保有した状態で、環状をなす
保炎板(47)を設けたことを第3の特徴とする気化燃焼バ
ーナである。
に鑑みてなされたもので、液体燃料を気化させて燃焼さ
せる気化燃焼バーナであって、燃焼用空気供給路と、こ
の燃焼用空気供給路内に配置した液体燃料の噴霧ノズル
と、この噴霧ノズルの下流側に設けられ、前記噴霧ノズ
ルと略同軸状をなして前記燃焼用空気供給路と連通する
燃焼用空気の第1導入孔を備えた基盤部材と、前記第1
導入孔の下流側において前記第1導入孔を取囲むように
かつ、噴霧ノズルと略同軸をなすように基盤部材に設け
た燃料蒸発筒と、前記基盤部材における燃料蒸発筒と同
一側において配置され、前記燃料蒸発筒の外方に略同軸
状をなす外筒並びに内筒からなり、前記基盤部材におけ
る外筒と内筒で囲まれる位置に前記燃焼用空気供給路と
連通する燃焼用空気の流入孔を設けると共に、前記内筒
における前記燃料蒸発筒の先端に対応する位置に第2導
入孔を形成することによって、前記空気導入筒における
内外筒間の空間部を二次空気の導入流路とした空気導入
筒と、前記基盤部材における前記空気導入筒と同一側
に、該空気導入筒の外周との間に所定の間隔をおいて配
置されたバーナケーシングとを備え、前記空気導入筒と
バーナケーシングとの間の隙間を第1燃焼ガス還流路と
すると共に、前記空気導入筒と燃料蒸発筒との間の円環
状の隙間を第2燃焼ガス還流路とし、前記空気導入筒の
基部側にこの空気導入筒を径方向に貫通するように構成
され、第1燃焼ガス還流路中の排ガスを燃料蒸発筒の基
部の内側に導入するための第1燃焼ガス導入手段と、前
記燃料蒸発筒の基部側に形成され、第2燃焼ガス還流路
中の排ガスを燃料蒸発筒の基部の内側に導入するための
第2燃焼ガス導入手段とを設けたことを特徴とする気化
燃焼バーナである。更に、前記1次空気の導入孔が、中
央の主導入孔とその周囲に複数個設けられ、主導入孔に
向けて傾斜させた副導入孔とからなることを第2の特徴
とし、前記空気導入筒の内筒に、前記燃料蒸発筒の先端
外周との間に所定の間隔を保有した状態で、環状をなす
保炎板(47)を設けたことを第3の特徴とする気化燃焼バ
ーナである。
【0007】
【作用】この発明に係る気化燃焼バーナによれば、噴霧
ノズル(11)から噴霧された液体燃料は、第1導入孔(21)
からの燃焼用一次空気と共に燃料蒸発筒(30)に流入し、
この燃料蒸発筒(30)内において気化が行なわれ、更に、
燃料蒸発筒(30)先端において第2導入孔(44)から燃焼用
二次空気の供給を受け、青炎状態の燃焼を行う。前記液
体燃料の気化は、第1燃焼ガス還流路(60)並びに第2燃
焼ガス還流路(63)を介して燃料蒸発筒(30)内に流入する
燃焼ガスの保有する熱によって液体燃料が直接加熱され
ることにより、また、燃焼ガスが第2燃焼ガス還流路(6
3)を介して燃料蒸発筒(30)内に流入する過程において加
熱された燃料蒸発筒(30)からの輻射熱により直接加熱さ
れることにより行なわれる。また、燃料蒸発筒(30)内へ
の燃焼用一次空気の供給を、主導入孔(21a) と、この主
導入孔(21a) の周囲に主導入孔(21a) に対して傾斜させ
て複数個設けた副導入孔(21b) とから行うことにより、
この燃料蒸発筒(30)内において燃料用一次空気と液体燃
料との攪拌・混合を促進する。更に、前記空気導入筒(4
0)の内筒(42)に、燃料蒸発筒(30)の先端外周との間に所
定の間隔を保有した状態で、環状をなす保炎板(47)を設
けたことにより、保炎性を改善する。
ノズル(11)から噴霧された液体燃料は、第1導入孔(21)
からの燃焼用一次空気と共に燃料蒸発筒(30)に流入し、
この燃料蒸発筒(30)内において気化が行なわれ、更に、
燃料蒸発筒(30)先端において第2導入孔(44)から燃焼用
二次空気の供給を受け、青炎状態の燃焼を行う。前記液
体燃料の気化は、第1燃焼ガス還流路(60)並びに第2燃
焼ガス還流路(63)を介して燃料蒸発筒(30)内に流入する
燃焼ガスの保有する熱によって液体燃料が直接加熱され
ることにより、また、燃焼ガスが第2燃焼ガス還流路(6
3)を介して燃料蒸発筒(30)内に流入する過程において加
熱された燃料蒸発筒(30)からの輻射熱により直接加熱さ
れることにより行なわれる。また、燃料蒸発筒(30)内へ
の燃焼用一次空気の供給を、主導入孔(21a) と、この主
導入孔(21a) の周囲に主導入孔(21a) に対して傾斜させ
て複数個設けた副導入孔(21b) とから行うことにより、
この燃料蒸発筒(30)内において燃料用一次空気と液体燃
料との攪拌・混合を促進する。更に、前記空気導入筒(4
0)の内筒(42)に、燃料蒸発筒(30)の先端外周との間に所
定の間隔を保有した状態で、環状をなす保炎板(47)を設
けたことにより、保炎性を改善する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の具体的な実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。尚、図1は、一実施例の断面構
造を概略的に示した説明図であり、図2は、図1に示す
気化燃焼バーナの燃焼火炎形成側から見た正面図であ
り、図3は、図1に示す気化燃焼バーナの機能を説明す
るための図面である。
づいて詳細に説明する。尚、図1は、一実施例の断面構
造を概略的に示した説明図であり、図2は、図1に示す
気化燃焼バーナの燃焼火炎形成側から見た正面図であ
り、図3は、図1に示す気化燃焼バーナの機能を説明す
るための図面である。
【0009】図1,2に示す気化燃焼バーナは、燃焼用
空気供給路(10)と、この燃焼用空気供給路(10)内に配置
した液体燃料の噴霧ノズル(11)と、この噴霧ノズル(11)
の下流側に設けられた基盤部材(20)と、この噴霧ノズル
(11)と略同軸をなすように基盤部材(20)に設けた燃料蒸
発筒(30)と、前記基盤部材(20)における燃料蒸発筒(30)
と同一側においてその外側に略同軸状に配置された空気
導入筒(40)並びに、更にその外側に配置されたバーナケ
ーシング(50)とを備えている。
空気供給路(10)と、この燃焼用空気供給路(10)内に配置
した液体燃料の噴霧ノズル(11)と、この噴霧ノズル(11)
の下流側に設けられた基盤部材(20)と、この噴霧ノズル
(11)と略同軸をなすように基盤部材(20)に設けた燃料蒸
発筒(30)と、前記基盤部材(20)における燃料蒸発筒(30)
と同一側においてその外側に略同軸状に配置された空気
導入筒(40)並びに、更にその外側に配置されたバーナケ
ーシング(50)とを備えている。
【0010】前記燃焼用空気供給路(10)は、送風機等の
図示しない空気供給手段から燃焼用空気の供給を受ける
ものであり、後述するように、この燃焼用空気は、一次
空気と二次空気とに分流されて気化燃焼バーナ(B) に供
給される構成としてある。
図示しない空気供給手段から燃焼用空気の供給を受ける
ものであり、後述するように、この燃焼用空気は、一次
空気と二次空気とに分流されて気化燃焼バーナ(B) に供
給される構成としてある。
【0011】前記基盤部材(20)は、燃焼用空気の第1導
入孔(21)を設けてあり、この第1導入孔(21)に対して前
記噴霧ノズル(11)を臨ませた状態で、略同軸状としてあ
る。この第1導入孔(21)への燃焼用空気供給路(10)から
の空気流は、整流筒(22)を介して流入するように構成し
てある。即ち、前記整流筒(22)は、燃焼用空気供給路(1
0)からの空気流の偏流を防止する機能を有するもので、
図示するような有底円筒形状をなし、その側面に複数の
空気導入孔(23)を形成してある。また、前記噴霧ノズル
(11)はこの整流筒(22)の端壁(24)を貫通するように設け
てある。また、前記整流筒(22)には、前記噴霧ノズル(1
1)と近接させて点火用のスパークロッド(25)を設けてあ
り、このスパークロッド(25)も前記噴霧ノズル(11)と同
様に整流筒(22)の端壁(24)を貫通するように設けてあ
る。
入孔(21)を設けてあり、この第1導入孔(21)に対して前
記噴霧ノズル(11)を臨ませた状態で、略同軸状としてあ
る。この第1導入孔(21)への燃焼用空気供給路(10)から
の空気流は、整流筒(22)を介して流入するように構成し
てある。即ち、前記整流筒(22)は、燃焼用空気供給路(1
0)からの空気流の偏流を防止する機能を有するもので、
図示するような有底円筒形状をなし、その側面に複数の
空気導入孔(23)を形成してある。また、前記噴霧ノズル
(11)はこの整流筒(22)の端壁(24)を貫通するように設け
てある。また、前記整流筒(22)には、前記噴霧ノズル(1
1)と近接させて点火用のスパークロッド(25)を設けてあ
り、このスパークロッド(25)も前記噴霧ノズル(11)と同
様に整流筒(22)の端壁(24)を貫通するように設けてあ
る。
【0012】前記燃料蒸発筒(30)は、前記第1導入孔(2
1)の下流側において、前記第1導入孔(21)を取囲むよう
に、かつ、噴霧ノズル(11)と同軸をなすように前記基盤
部材(20)に取り付けてある。
1)の下流側において、前記第1導入孔(21)を取囲むよう
に、かつ、噴霧ノズル(11)と同軸をなすように前記基盤
部材(20)に取り付けてある。
【0013】前記空気導入筒(40)は、外筒(41)と内筒(4
2)とからなる二重筒形状のもので、基盤部材(20)からの
長さは、前記燃料蒸発筒(30)の先端部より突出する長さ
としてある。前記外筒(41)と内筒(42)とによって囲まれ
る円環状の空間部のうち、前記基盤部材(20)側の端部
は、基盤部材(20)に燃焼用空気の流入孔(43)を形成する
ことにより、前記燃焼用空気供給路(10)と連通させると
共に、他端側(先端側)を閉鎖し、更に前記内筒(42)の
先端側内周面に、燃焼用二次空気を前記燃料蒸発筒(30)
の先端側において供給するための第2導入孔(44)を複数
形成することにより、前記外筒(41)と内筒(42)とによっ
て囲まれる円環状の空間部を燃焼用二次空気の導入流路
(45)として機能させている。前記第2導入孔(44)は、こ
の実施例においては、内筒(42)の先端部に形成した末広
がり形状のテーパ部(46)に形成されており、更に、所定
個数ずつ扇形形状に配置したグループ毎に設けてある。
2)とからなる二重筒形状のもので、基盤部材(20)からの
長さは、前記燃料蒸発筒(30)の先端部より突出する長さ
としてある。前記外筒(41)と内筒(42)とによって囲まれ
る円環状の空間部のうち、前記基盤部材(20)側の端部
は、基盤部材(20)に燃焼用空気の流入孔(43)を形成する
ことにより、前記燃焼用空気供給路(10)と連通させると
共に、他端側(先端側)を閉鎖し、更に前記内筒(42)の
先端側内周面に、燃焼用二次空気を前記燃料蒸発筒(30)
の先端側において供給するための第2導入孔(44)を複数
形成することにより、前記外筒(41)と内筒(42)とによっ
て囲まれる円環状の空間部を燃焼用二次空気の導入流路
(45)として機能させている。前記第2導入孔(44)は、こ
の実施例においては、内筒(42)の先端部に形成した末広
がり形状のテーパ部(46)に形成されており、更に、所定
個数ずつ扇形形状に配置したグループ毎に設けてある。
【0014】前記バーナケーシング(50)は、前記基盤部
材(20)における空気導入筒(40)の、更にその外側に配置
されたもので、基盤部材(20)からの長さは、前記空気導
入筒(40)の先端部より突出する長さとしてある。そし
て、このバーナケーシング(50)の先端部には、バーナケ
ーシング(50)の開口径を絞るように環状のバッフル板(5
1)を設けている。このバッフル板(51)の内径は、前記空
気導入筒(40)の開口径よりも小さく設定してある。
材(20)における空気導入筒(40)の、更にその外側に配置
されたもので、基盤部材(20)からの長さは、前記空気導
入筒(40)の先端部より突出する長さとしてある。そし
て、このバーナケーシング(50)の先端部には、バーナケ
ーシング(50)の開口径を絞るように環状のバッフル板(5
1)を設けている。このバッフル板(51)の内径は、前記空
気導入筒(40)の開口径よりも小さく設定してある。
【0015】そして、前記空気導入筒(40)と前記バーナ
ケーシング(50)との間の円環状の隙間を第1燃焼ガス還
流路(60)とし、この第1燃焼ガス還流路(60)と燃料蒸発
筒(30)との連通は、前記空気導入筒(40)の基部側にこの
空気導入筒(40)を径方向に貫通するように構成した第1
燃焼ガス導入手段(61)によって行う。即ち、図示する実
施例においては、前記第1燃焼ガス導入手段(61)を、空
気導入筒(40)の基端側において設けられ、内外筒(42)(4
1)を貫通する第1燃焼ガス導入管(62)としてある。この
第1燃焼ガス導入管(62)は、その一端が前記外筒(41)の
外周面に開口し、他端が燃料蒸発筒(30)の内面に開口し
ている。更に、前記空気導入筒(40)と燃料蒸発筒(30)と
の間の円環状の隙間を第2燃焼ガス還流路(63)としてあ
り、この第2燃焼ガス還流路(63)と燃料蒸発筒(30)との
連通は、前記燃料蒸発筒(30)の基部側に形成した第2燃
焼ガス導入手段(この実施例では孔としてあり、以下で
は第2燃焼ガス導入孔と称する。)(64)によって行う。
ケーシング(50)との間の円環状の隙間を第1燃焼ガス還
流路(60)とし、この第1燃焼ガス還流路(60)と燃料蒸発
筒(30)との連通は、前記空気導入筒(40)の基部側にこの
空気導入筒(40)を径方向に貫通するように構成した第1
燃焼ガス導入手段(61)によって行う。即ち、図示する実
施例においては、前記第1燃焼ガス導入手段(61)を、空
気導入筒(40)の基端側において設けられ、内外筒(42)(4
1)を貫通する第1燃焼ガス導入管(62)としてある。この
第1燃焼ガス導入管(62)は、その一端が前記外筒(41)の
外周面に開口し、他端が燃料蒸発筒(30)の内面に開口し
ている。更に、前記空気導入筒(40)と燃料蒸発筒(30)と
の間の円環状の隙間を第2燃焼ガス還流路(63)としてあ
り、この第2燃焼ガス還流路(63)と燃料蒸発筒(30)との
連通は、前記燃料蒸発筒(30)の基部側に形成した第2燃
焼ガス導入手段(この実施例では孔としてあり、以下で
は第2燃焼ガス導入孔と称する。)(64)によって行う。
【0016】図示する実施例においては前記第1燃焼ガ
ス導入管(62)と第2燃焼ガス導入孔(64)とは、前記燃料
蒸発筒(30)において周方向に交互に設けた状態となって
おり、その個数はそれぞれ4個となっている。また、前
記第1燃焼ガス導入管(62)と第2燃焼ガス導入孔(64)と
の開口径は、前記第1燃焼ガス導入管(62)の方を大きく
設定してある。
ス導入管(62)と第2燃焼ガス導入孔(64)とは、前記燃料
蒸発筒(30)において周方向に交互に設けた状態となって
おり、その個数はそれぞれ4個となっている。また、前
記第1燃焼ガス導入管(62)と第2燃焼ガス導入孔(64)と
の開口径は、前記第1燃焼ガス導入管(62)の方を大きく
設定してある。
【0017】また、この実施例においては、前記空気導
入筒(40)のテーパ部(46)の基端側に、前記燃料蒸発筒(3
0)の先端外周との間に所定の間隔を保有した状態で、環
状をなす保炎板(47)を設けてある。この保炎板(47)は、
燃料蒸発筒(30)先端部において拡大する流路を形成する
ことにより、この保炎板(47)の後流側で渦流を生じさ
せ、保炎性を改善するためのものである。また、この保
炎板(47)により、前記燃料蒸発筒(30)と前記空気導入筒
(40)との間に形成される第2燃焼ガス還流路(63)の流入
側の開口面積を所定の値に設定してある。
入筒(40)のテーパ部(46)の基端側に、前記燃料蒸発筒(3
0)の先端外周との間に所定の間隔を保有した状態で、環
状をなす保炎板(47)を設けてある。この保炎板(47)は、
燃料蒸発筒(30)先端部において拡大する流路を形成する
ことにより、この保炎板(47)の後流側で渦流を生じさ
せ、保炎性を改善するためのものである。また、この保
炎板(47)により、前記燃料蒸発筒(30)と前記空気導入筒
(40)との間に形成される第2燃焼ガス還流路(63)の流入
側の開口面積を所定の値に設定してある。
【0018】更に、前記第1導入孔(21)を、図示するよ
うに、噴霧ノズル(11)と略同軸状をなす主導入孔(21a)
と、その周囲に、主導入孔(21a) に向けて傾斜させて複
数個設けた副導入孔(21b) とを形成し、両者から燃焼用
空気を燃料蒸発筒(30)内に供給する構成とすることによ
り、燃料蒸発筒(30)内において燃料用空気と液体燃料と
の攪拌・混合を促進し、燃焼性能の向上を図ることがで
きる。この実施例においては、前記主導入孔(21a) は、
前記燃焼用空気供給路(10)から前記整流筒(22)を介して
一次空気が導入され、副導入孔(21b) は前記燃焼用空気
供給路(10)から直接一次空気が導入されるように構成し
てある。また、この実施例においては、前記副導入孔(2
1b) の周囲にも、前記主導入孔(21a)と平行をなす導入
孔(21c)を設けてこの導入孔(21c) からも一次空気を導
入する構成としてあり、燃料用空気と液体燃料との攪拌
・混合性、燃焼性能を一層向上させてある。尚、この第
1導入孔(21)は以上のような孔とする他、管形状の部材
を前記基盤部材(20)を貫通させて設けることによって構
成してもよい。
うに、噴霧ノズル(11)と略同軸状をなす主導入孔(21a)
と、その周囲に、主導入孔(21a) に向けて傾斜させて複
数個設けた副導入孔(21b) とを形成し、両者から燃焼用
空気を燃料蒸発筒(30)内に供給する構成とすることによ
り、燃料蒸発筒(30)内において燃料用空気と液体燃料と
の攪拌・混合を促進し、燃焼性能の向上を図ることがで
きる。この実施例においては、前記主導入孔(21a) は、
前記燃焼用空気供給路(10)から前記整流筒(22)を介して
一次空気が導入され、副導入孔(21b) は前記燃焼用空気
供給路(10)から直接一次空気が導入されるように構成し
てある。また、この実施例においては、前記副導入孔(2
1b) の周囲にも、前記主導入孔(21a)と平行をなす導入
孔(21c)を設けてこの導入孔(21c) からも一次空気を導
入する構成としてあり、燃料用空気と液体燃料との攪拌
・混合性、燃焼性能を一層向上させてある。尚、この第
1導入孔(21)は以上のような孔とする他、管形状の部材
を前記基盤部材(20)を貫通させて設けることによって構
成してもよい。
【0019】以上の構成の気化燃焼バーナについて、そ
の燃焼作用について説明する。まず、前記燃焼用空気供
給路(10)内の燃焼用空気を、第1導入孔(21)(この実施
例においては、主導入孔(21a) 、副導入孔(21b) 、並び
に導入孔(21c) )から燃料蒸発筒(30)内に導入すると共
に、前記流入孔(43)から前記燃焼用二次空気の導入流路
(45)内に導入し、液体燃料を噴霧ノズル(11)から燃料蒸
発筒(30)内に供給し、前記スパークロッド(25)に通電す
る。前記スパークロッド(25)の放電エネルギーにより、
噴霧された液体燃料の微粒子の一部が高温になり、この
微粒子は、他の液体燃料の微粒子と共に前記燃焼用一次
空気と混合しながら、燃料蒸発筒(30)内を先端側(図1
の右側)に向けて流動する。この過程において前記高温
の液体燃料の微粒子は、その一部が燃焼用一次空気と反
応しており、更に、燃料蒸発筒(30)の先端開口部におい
て、前記第2導入孔(44)から二次空気の供給を受ける。
ここでは、噴霧された液体燃料を完全燃焼させるに必要
な空気が供給されることなり、前記高温の液体燃料の微
粒子が、先ず発火し、この反応が周囲の燃料微粒子に伝
搬され、燃料蒸発筒(30)の先端側で青炎状態の火炎が生
じ、保炎板(47)の後流側にて保炎される。
の燃焼作用について説明する。まず、前記燃焼用空気供
給路(10)内の燃焼用空気を、第1導入孔(21)(この実施
例においては、主導入孔(21a) 、副導入孔(21b) 、並び
に導入孔(21c) )から燃料蒸発筒(30)内に導入すると共
に、前記流入孔(43)から前記燃焼用二次空気の導入流路
(45)内に導入し、液体燃料を噴霧ノズル(11)から燃料蒸
発筒(30)内に供給し、前記スパークロッド(25)に通電す
る。前記スパークロッド(25)の放電エネルギーにより、
噴霧された液体燃料の微粒子の一部が高温になり、この
微粒子は、他の液体燃料の微粒子と共に前記燃焼用一次
空気と混合しながら、燃料蒸発筒(30)内を先端側(図1
の右側)に向けて流動する。この過程において前記高温
の液体燃料の微粒子は、その一部が燃焼用一次空気と反
応しており、更に、燃料蒸発筒(30)の先端開口部におい
て、前記第2導入孔(44)から二次空気の供給を受ける。
ここでは、噴霧された液体燃料を完全燃焼させるに必要
な空気が供給されることなり、前記高温の液体燃料の微
粒子が、先ず発火し、この反応が周囲の燃料微粒子に伝
搬され、燃料蒸発筒(30)の先端側で青炎状態の火炎が生
じ、保炎板(47)の後流側にて保炎される。
【0020】以上の過程を経て形成される燃焼火炎は、
点火動作後、極短時間のみであり、以後は、次のような
過程を経て、青炎状態の安定な気化燃焼に移行する。即
ち、燃料蒸発筒(30)の開口部からは、液体燃料の微粒子
の燃焼を伴う流れとなっているため、前記燃料蒸発筒(3
0)の基端側における第1燃焼ガス導入管(62)の開口部に
おける圧力は、前記バーナケーシング(50)と前記空気導
入筒(40)との先端間の隙間部における圧力より低くなっ
ている。また、前記燃料蒸発筒(30)の基端側における第
2燃焼ガス導入孔(64)の開口部における圧力も、同様
に、前記燃料蒸発筒(30)と前記バーナケーシング(50)と
の先端間の隙間部における圧力より低くなっている。従
って、前記燃料蒸発筒(30)からの燃焼ガスは、この圧力
差によって、前記バーナケーシング(50)と前記空気導入
筒(40)との先端間の隙間部から第1燃焼ガス還流路(60)
内に流入した後、第1燃焼ガス導入管(62)から燃料蒸発
筒(30)内に流入し、同時に、前記燃料蒸発筒(30)と前記
バーナケーシング(50)との先端間の隙間部から第2燃焼
ガス還流路(63)内に流入した後、第2燃焼ガス導入孔(6
4)から燃料蒸発筒(30)内に流入する。この際、前記第1
燃焼ガス還流路(60)及び前記第2燃焼ガス還流路(63)を
介して燃料蒸発筒(30)に流入する燃焼ガスは、それ自体
が保有する熱により前記噴霧ノズル(11)からの液体燃料
を直接加熱する。また、前記第2燃焼ガス還流路(63)内
を流通する燃焼ガスは、その流通過程において燃料蒸発
筒(30)を加熱しており、前記液体燃料は、この燃料蒸発
筒(30)からの輻射熱によっても加熱される。従って、噴
霧ノズル(11)からの液体燃料は、前記燃焼ガスによって
直接的、間接的に効果的に加熱されるため、極めて短時
間で気化する。このため、この発明に係る気化燃焼バー
ナにおいては、ごく短時間の間に青炎での定常燃焼に移
行する。この定常燃焼状態において、前記第1燃焼ガス
還流路(60)及び前記第2燃焼ガス還流路(63)を介して燃
料蒸発筒(30)に流入する燃焼ガスは、燃焼ガスの温度を
低下させる作用も有し、これによりサーマルNOX の発
生を抑制する。
点火動作後、極短時間のみであり、以後は、次のような
過程を経て、青炎状態の安定な気化燃焼に移行する。即
ち、燃料蒸発筒(30)の開口部からは、液体燃料の微粒子
の燃焼を伴う流れとなっているため、前記燃料蒸発筒(3
0)の基端側における第1燃焼ガス導入管(62)の開口部に
おける圧力は、前記バーナケーシング(50)と前記空気導
入筒(40)との先端間の隙間部における圧力より低くなっ
ている。また、前記燃料蒸発筒(30)の基端側における第
2燃焼ガス導入孔(64)の開口部における圧力も、同様
に、前記燃料蒸発筒(30)と前記バーナケーシング(50)と
の先端間の隙間部における圧力より低くなっている。従
って、前記燃料蒸発筒(30)からの燃焼ガスは、この圧力
差によって、前記バーナケーシング(50)と前記空気導入
筒(40)との先端間の隙間部から第1燃焼ガス還流路(60)
内に流入した後、第1燃焼ガス導入管(62)から燃料蒸発
筒(30)内に流入し、同時に、前記燃料蒸発筒(30)と前記
バーナケーシング(50)との先端間の隙間部から第2燃焼
ガス還流路(63)内に流入した後、第2燃焼ガス導入孔(6
4)から燃料蒸発筒(30)内に流入する。この際、前記第1
燃焼ガス還流路(60)及び前記第2燃焼ガス還流路(63)を
介して燃料蒸発筒(30)に流入する燃焼ガスは、それ自体
が保有する熱により前記噴霧ノズル(11)からの液体燃料
を直接加熱する。また、前記第2燃焼ガス還流路(63)内
を流通する燃焼ガスは、その流通過程において燃料蒸発
筒(30)を加熱しており、前記液体燃料は、この燃料蒸発
筒(30)からの輻射熱によっても加熱される。従って、噴
霧ノズル(11)からの液体燃料は、前記燃焼ガスによって
直接的、間接的に効果的に加熱されるため、極めて短時
間で気化する。このため、この発明に係る気化燃焼バー
ナにおいては、ごく短時間の間に青炎での定常燃焼に移
行する。この定常燃焼状態において、前記第1燃焼ガス
還流路(60)及び前記第2燃焼ガス還流路(63)を介して燃
料蒸発筒(30)に流入する燃焼ガスは、燃焼ガスの温度を
低下させる作用も有し、これによりサーマルNOX の発
生を抑制する。
【0021】また、このような構成の気化燃焼バーナ
は、一つのバーナケーシング(50)内に、噴霧ノズル(1
1),燃料蒸発筒(30),空気導入筒(40)を略同軸状に配置
して、一つの燃焼火炎を得るものとしてあるが、この発
明においては、一つのバーナケーシング(50)内に、噴霧
ノズル(11),燃料蒸発筒(30),空気導入筒(40)を略同軸
状に配置した構成のものであるが、この発明に係る気化
燃焼バーナにおいては、一つのバーナケーシング(50)内
に、噴霧ノズル(11),燃料蒸発筒(30),空気導入筒(40)
を略同軸状に配置してなる構成体(以下、気化ユニット
と称する。)を複数個所定の配置で基盤部材(20)上に配
列し、この複数の気化ユニットの外側に所定の間隔を介
してバーナケーシング(50)を配設し、前記各気化ユニッ
ト同志の隙間、並びに、各気化ユニットとバーナケーシ
ング(50)との間の隙間を第1燃焼ガス還流路(60)とした
構成としてもよい。即ち、前記気化燃焼バーナを複数基
で使用する場合、前記の構成とすることにより、複数の
気化燃焼バーナのバーナケーシング(50)を1個のもので
共用化でき、気化燃焼バーナ全体の小型化を達成するこ
とができる。しかも、前記の構成により、各気化燃焼バ
ーナ間の間隔を狭めることができるため、1基毎に気化
燃焼バーナを構成する場合に比べ、高密度に配置するこ
とができ、小型・大出力の気化燃焼バーナを提供するこ
とが可能になる。また、前記の気化ユニットは、個別に
燃焼火炎を形成することができるため、バーナケーシン
グ内の各気化ユニットを適宜選択して点火することによ
り、燃焼量の調整を容易に行え、要求熱量に対応させた
燃焼を行い得る極めて実用性の高い気化燃焼バーナを提
供できる。更に、この場合、気化ユニットの配列状況に
対応した形状の燃焼火炎を得ることができるため、バー
ナの用途、即ち、適用するボイラ,燃焼炉等のような熱
機器に応じた燃焼火炎を得ることができ、極めて、適用
範囲の広い気化燃焼バーナとすることができる。即ち、
この気化燃焼バーナを、ボイラ等の熱機器に適用するに
際しては、前記バーナケーシング内に配列する気化ユニ
ットの配列方向を、適用する熱機器の伝熱管の軸方向に
添う方向とすることにより、気化燃焼バーナからの火炎
は、伝熱管を軸方向に広範囲に加熱するため、伝熱管を
均等に加熱することができ、熱効率の向上と伝熱管の過
熱防止に貢献する。特に、適用する熱機器が、所定の間
隔をおいて互いに略平行に、かつ、バーナからの燃焼火
炎と交差するように設けた多数の伝熱管からなる伝熱管
群を備えたものである場合は、前述の効果に加え、燃焼
火炎が伝熱管に対して広範囲に接触しているため燃焼火
炎の冷却を有効に行うことができ、この燃焼火炎の冷却
によるNOX の低減化を効果的に行える。しかも、伝熱
管の軸方向に気化ユニットを配置することにより、伝熱
管の軸方向に広がる偏平な燃焼火炎を形成することがで
きるため、この燃焼火炎並びに燃焼ガスを伝熱管の隙間
から後流側の伝熱管に向けて良好に流通するようにな
り、熱機器との関連において燃焼の安定化が図れると共
に、後流側の伝熱管においても前記冷却作用を有効に発
揮させることができる。
は、一つのバーナケーシング(50)内に、噴霧ノズル(1
1),燃料蒸発筒(30),空気導入筒(40)を略同軸状に配置
して、一つの燃焼火炎を得るものとしてあるが、この発
明においては、一つのバーナケーシング(50)内に、噴霧
ノズル(11),燃料蒸発筒(30),空気導入筒(40)を略同軸
状に配置した構成のものであるが、この発明に係る気化
燃焼バーナにおいては、一つのバーナケーシング(50)内
に、噴霧ノズル(11),燃料蒸発筒(30),空気導入筒(40)
を略同軸状に配置してなる構成体(以下、気化ユニット
と称する。)を複数個所定の配置で基盤部材(20)上に配
列し、この複数の気化ユニットの外側に所定の間隔を介
してバーナケーシング(50)を配設し、前記各気化ユニッ
ト同志の隙間、並びに、各気化ユニットとバーナケーシ
ング(50)との間の隙間を第1燃焼ガス還流路(60)とした
構成としてもよい。即ち、前記気化燃焼バーナを複数基
で使用する場合、前記の構成とすることにより、複数の
気化燃焼バーナのバーナケーシング(50)を1個のもので
共用化でき、気化燃焼バーナ全体の小型化を達成するこ
とができる。しかも、前記の構成により、各気化燃焼バ
ーナ間の間隔を狭めることができるため、1基毎に気化
燃焼バーナを構成する場合に比べ、高密度に配置するこ
とができ、小型・大出力の気化燃焼バーナを提供するこ
とが可能になる。また、前記の気化ユニットは、個別に
燃焼火炎を形成することができるため、バーナケーシン
グ内の各気化ユニットを適宜選択して点火することによ
り、燃焼量の調整を容易に行え、要求熱量に対応させた
燃焼を行い得る極めて実用性の高い気化燃焼バーナを提
供できる。更に、この場合、気化ユニットの配列状況に
対応した形状の燃焼火炎を得ることができるため、バー
ナの用途、即ち、適用するボイラ,燃焼炉等のような熱
機器に応じた燃焼火炎を得ることができ、極めて、適用
範囲の広い気化燃焼バーナとすることができる。即ち、
この気化燃焼バーナを、ボイラ等の熱機器に適用するに
際しては、前記バーナケーシング内に配列する気化ユニ
ットの配列方向を、適用する熱機器の伝熱管の軸方向に
添う方向とすることにより、気化燃焼バーナからの火炎
は、伝熱管を軸方向に広範囲に加熱するため、伝熱管を
均等に加熱することができ、熱効率の向上と伝熱管の過
熱防止に貢献する。特に、適用する熱機器が、所定の間
隔をおいて互いに略平行に、かつ、バーナからの燃焼火
炎と交差するように設けた多数の伝熱管からなる伝熱管
群を備えたものである場合は、前述の効果に加え、燃焼
火炎が伝熱管に対して広範囲に接触しているため燃焼火
炎の冷却を有効に行うことができ、この燃焼火炎の冷却
によるNOX の低減化を効果的に行える。しかも、伝熱
管の軸方向に気化ユニットを配置することにより、伝熱
管の軸方向に広がる偏平な燃焼火炎を形成することがで
きるため、この燃焼火炎並びに燃焼ガスを伝熱管の隙間
から後流側の伝熱管に向けて良好に流通するようにな
り、熱機器との関連において燃焼の安定化が図れると共
に、後流側の伝熱管においても前記冷却作用を有効に発
揮させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る気
化燃焼バーナによれば、噴霧ノズルから燃料蒸発筒内に
噴霧された液体燃料は、バーナケーシングと燃料蒸発筒
との間に形成された第1燃焼ガス還流路並びに燃料蒸発
筒と空気導入筒との間に形成された第2燃焼ガス還流路
から燃料蒸発筒内に流入する燃焼ガスによって直接的に
加熱されると共に、第2燃焼ガス還流路内を流れる燃焼
ガスにより燃料蒸発筒を介して間接的に加熱され、ごく
短時間で効果的に気化して即時に青炎による定常燃焼に
移行するため、従来の気化燃焼バーナのような煤の発生
や、この煤の付着による燃焼性の劣化を防止でき、安定
した性能を長期にわたって維持できる。しかも、液体燃
料を、燃焼ガスによる直接的並びに間接的な加熱によ
り、ごく短時間で効果的に気化させることができるた
め、液体燃料の供給量の増加が容易で、大出力の気化燃
焼バーナを得ることができる。従って、この発明によれ
ば、例えばボイラの様な熱機器に適用するのに十分な出
力を有する小型の気化燃焼バーナを提供することでき、
このような熱機器に適用した場合においては、前述のよ
うに煤の発生が皆無であることから、伝熱面への煤の付
着による伝熱効率の低下等の問題を有効に解決すること
ができる。
化燃焼バーナによれば、噴霧ノズルから燃料蒸発筒内に
噴霧された液体燃料は、バーナケーシングと燃料蒸発筒
との間に形成された第1燃焼ガス還流路並びに燃料蒸発
筒と空気導入筒との間に形成された第2燃焼ガス還流路
から燃料蒸発筒内に流入する燃焼ガスによって直接的に
加熱されると共に、第2燃焼ガス還流路内を流れる燃焼
ガスにより燃料蒸発筒を介して間接的に加熱され、ごく
短時間で効果的に気化して即時に青炎による定常燃焼に
移行するため、従来の気化燃焼バーナのような煤の発生
や、この煤の付着による燃焼性の劣化を防止でき、安定
した性能を長期にわたって維持できる。しかも、液体燃
料を、燃焼ガスによる直接的並びに間接的な加熱によ
り、ごく短時間で効果的に気化させることができるた
め、液体燃料の供給量の増加が容易で、大出力の気化燃
焼バーナを得ることができる。従って、この発明によれ
ば、例えばボイラの様な熱機器に適用するのに十分な出
力を有する小型の気化燃焼バーナを提供することでき、
このような熱機器に適用した場合においては、前述のよ
うに煤の発生が皆無であることから、伝熱面への煤の付
着による伝熱効率の低下等の問題を有効に解決すること
ができる。
【図1】この発明に係る気化燃焼バーナの一実施例の構
成を説明するための図面で、図2のI−I線断面図であ
る。
成を説明するための図面で、図2のI−I線断面図であ
る。
【図2】図1に示す気化燃焼バーナの燃焼火炎形成側か
ら見た正面図である。
ら見た正面図である。
【図3】図1に示す気化燃焼バーナの機能を説明するた
めの図面である。
めの図面である。
(10) 燃焼用空気供給路 (11) 噴霧ノズル (20) 基盤部材 (21) 第1導入孔 (21a) 主導入孔 (21b) 副導入孔 (30) 燃料蒸発筒 (40) 空気導入筒 (41) 外筒 (42) 内筒 (43) 流入孔 (44) 第2導入孔 (45) 導入流路 (47) 保炎板 (50) バーナケーシング (60) 第1燃焼ガス還流路 (61) 第1燃焼ガス導入手段 (63) 第2燃焼ガス還流路 (64) 第2燃焼ガス導入手段(第2燃焼ガス導入孔) (B) 気化燃焼バーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 幹太 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 液体燃料を気化させて燃焼させる気化燃
焼バーナであって、燃焼用空気供給路(10)と、この燃焼
用空気供給路(10)内に配置した液体燃料の噴霧ノズル(1
1)と、この噴霧ノズル(11)の下流側に設けられ、前記噴
霧ノズル(11)と略同軸状をなして前記燃焼用空気供給路
(10)と連通する燃焼用空気の第1導入孔(21)を備えた基
盤部材(20)と、前記第1導入孔(21)の下流側において前
記第1導入孔(21)を取囲むようにかつ、噴霧ノズル(11)
と略同軸をなすように基盤部材(20)に設けた燃料蒸発筒
(30)と、前記基盤部材(20)における燃料蒸発筒(30)と同
一側において配置され、前記燃料蒸発筒(30)の外方に略
同軸状をなす外筒(41)並びに内筒(42)からなり、前記基
盤部材(20)における外筒(41)と内筒(42)で囲まれる位置
に前記燃焼用空気供給路(10)と連通する燃焼用空気の流
入孔(43)を設けると共に、前記内筒(42)における前記燃
料蒸発筒(30)の先端に対応する位置に第2導入孔(44)を
形成することによって、前記空気導入筒(40)における内
外筒(42)(41)間の空間部を二次空気の導入流路(45)とし
た空気導入筒(40)と、前記基盤部材(20)における前記空
気導入筒(40)と同一側に、該空気導入筒(40)の外周との
間に所定の間隔をおいて配置されたバーナケーシング(5
0)とを備え、前記空気導入筒(40)とバーナケーシング(5
0)との間の隙間を第1燃焼ガス還流路(60)とすると共
に、前記空気導入筒(40)と燃料蒸発筒(30)との間の円環
状の隙間を第2燃焼ガス還流路(63)とし、前記空気導入
筒(40)の基部側にこの空気導入筒(40)を径方向に貫通す
るように構成され、第1燃焼ガス還流路(60)中の排ガス
を燃料蒸発筒(30)の基部の内側に導入するための第1燃
焼ガス導入手段(61)と、前記燃料蒸発筒(30)の基部側に
形成され、第2燃焼ガス還流路(63)中の排ガスを燃料蒸
発筒(30)の基部の内側に導入するための第2燃焼ガス導
入手段(64)とを設けたことを特徴とする気化燃焼バー
ナ。 - 【請求項2】 前記燃焼用空気の第1導入孔(21)が、中
央の主導入孔(21a)とその周囲に複数個設けられ、主導
入孔(21a) に向けて傾斜させた副導入孔(21b) とからな
ることを特徴とする請求項1記載の気化燃焼バーナ。 - 【請求項3】 前記空気導入筒(40)の内筒(42)に、前記
燃料蒸発筒(30)の先端外周との間に所定の間隔を保有し
た状態で、環状をなす保炎板(47)を設けたことを特徴と
する請求項1または請求項2記載の気化燃焼バーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133825A JPH07318010A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 気化燃焼バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133825A JPH07318010A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 気化燃焼バーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07318010A true JPH07318010A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15113928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6133825A Pending JPH07318010A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 気化燃焼バーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07318010A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102322685A (zh) * | 2011-08-03 | 2012-01-18 | 黄石市建材节能设备总厂 | 一种高效控氧炉 |
| JP2012529006A (ja) * | 2009-06-05 | 2012-11-15 | エクソンモービル アップストリーム リサーチ カンパニー | 燃焼器システムおよびその使用方法 |
| JP5555382B2 (ja) * | 2012-05-25 | 2014-07-23 | 日野自動車株式会社 | 排気浄化装置用バーナー |
| CN109236239A (zh) * | 2018-08-15 | 2019-01-18 | 贵州大学 | 一种页岩气井试气用燃烧筒 |
| CN115523492A (zh) * | 2022-09-16 | 2022-12-27 | 华南理工大学 | 利用多孔介质电极的微型荷电喷雾燃烧器及其燃烧方法 |
| CN115751301A (zh) * | 2022-10-31 | 2023-03-07 | 华南理工大学 | 一种利用二次风的小型荷电喷雾燃烧器及其燃烧方法 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP6133825A patent/JPH07318010A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012529006A (ja) * | 2009-06-05 | 2012-11-15 | エクソンモービル アップストリーム リサーチ カンパニー | 燃焼器システムおよびその使用方法 |
| CN102322685A (zh) * | 2011-08-03 | 2012-01-18 | 黄石市建材节能设备总厂 | 一种高效控氧炉 |
| JP5555382B2 (ja) * | 2012-05-25 | 2014-07-23 | 日野自動車株式会社 | 排気浄化装置用バーナー |
| CN109236239A (zh) * | 2018-08-15 | 2019-01-18 | 贵州大学 | 一种页岩气井试气用燃烧筒 |
| CN115523492A (zh) * | 2022-09-16 | 2022-12-27 | 华南理工大学 | 利用多孔介质电极的微型荷电喷雾燃烧器及其燃烧方法 |
| CN115751301A (zh) * | 2022-10-31 | 2023-03-07 | 华南理工大学 | 一种利用二次风的小型荷电喷雾燃烧器及其燃烧方法 |
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