JPH07318059A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents
ガスタービン燃焼器Info
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- JPH07318059A JPH07318059A JP11320694A JP11320694A JPH07318059A JP H07318059 A JPH07318059 A JP H07318059A JP 11320694 A JP11320694 A JP 11320694A JP 11320694 A JP11320694 A JP 11320694A JP H07318059 A JPH07318059 A JP H07318059A
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Links
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 78
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- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims abstract description 11
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims abstract description 8
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- 238000009841 combustion method Methods 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が単純で信頼性が高く、始動から最大負
荷まで安定燃焼が可能であり吹消えが起こりにくく、か
つ、NOx の発生が少ないガスタービン燃焼器を提供す
る。 【構成】 燃焼室11と、挿入位置Aと引抜位置Bとの
間を軸方向に移動可能に設けられ、先端に1次噴孔12
を有し中間部外周に2次噴孔13を有する燃料噴射管1
4と、燃料噴射管を部分的に囲み挿入位置で2次噴孔を
塞ぐリング15と、燃料噴射管を間隔を隔てて囲む内側
ダクト16と、内側ダクトを間隔を隔てて囲む外側ダク
ト17とを備え、挿入位置Aで2次噴孔をリングで塞
ぎ、1次噴孔より燃料を噴射して燃焼室内に拡散火炎7
を形成し、引抜位置Bで1次噴孔より内側ダクト内に燃
料を噴射して内側ダクト内で燃料を予混合して1次予混
合火炎8を形成し、かつ2次噴孔より内側ダクトと外側
ダクトの間に燃料を噴射してその間で燃料を予混合して
2次予混合火炎9を形成する。
荷まで安定燃焼が可能であり吹消えが起こりにくく、か
つ、NOx の発生が少ないガスタービン燃焼器を提供す
る。 【構成】 燃焼室11と、挿入位置Aと引抜位置Bとの
間を軸方向に移動可能に設けられ、先端に1次噴孔12
を有し中間部外周に2次噴孔13を有する燃料噴射管1
4と、燃料噴射管を部分的に囲み挿入位置で2次噴孔を
塞ぐリング15と、燃料噴射管を間隔を隔てて囲む内側
ダクト16と、内側ダクトを間隔を隔てて囲む外側ダク
ト17とを備え、挿入位置Aで2次噴孔をリングで塞
ぎ、1次噴孔より燃料を噴射して燃焼室内に拡散火炎7
を形成し、引抜位置Bで1次噴孔より内側ダクト内に燃
料を噴射して内側ダクト内で燃料を予混合して1次予混
合火炎8を形成し、かつ2次噴孔より内側ダクトと外側
ダクトの間に燃料を噴射してその間で燃料を予混合して
2次予混合火炎9を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービン燃焼器に
係わり、更に詳しくは、始動から最大負荷まで、安定燃
焼が可能であり、かつNOx の発生が少ない低NOx 燃
焼器に関する。
係わり、更に詳しくは、始動から最大負荷まで、安定燃
焼が可能であり、かつNOx の発生が少ない低NOx 燃
焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン燃焼器は、図4に例示する
ように、通常中空円筒形のケーシング1内に格納され、
ガスタービンのコンプレッサCで圧縮された空気2がこ
のケーシング1内に導入され、ガスタービン燃焼器で燃
焼した燃焼排ガス3は、ガスタービンのタービンTに導
かれ、発電、駆動等の外部動力を取り出すようになって
いる。かかるガスタービン燃焼器は、ガス燃料又は液体
燃料を連続的に燃焼させることができるが、高温で燃焼
するためNOx を発生しやすく、かつ熱変形が大きい問
題がある。
ように、通常中空円筒形のケーシング1内に格納され、
ガスタービンのコンプレッサCで圧縮された空気2がこ
のケーシング1内に導入され、ガスタービン燃焼器で燃
焼した燃焼排ガス3は、ガスタービンのタービンTに導
かれ、発電、駆動等の外部動力を取り出すようになって
いる。かかるガスタービン燃焼器は、ガス燃料又は液体
燃料を連続的に燃焼させることができるが、高温で燃焼
するためNOx を発生しやすく、かつ熱変形が大きい問
題がある。
【0003】かかるガスタービン燃焼器について、大気
汚染物質であるNOx の発生を抑制するために従来から
多くの研究が行われ、特公平4−80292号公報、特
開昭61−52523号公報、特開平5−296412
号公報、等の出願が既になされている。特公平4−80
292号の「ガスタービン燃焼器」は、燃焼領域を1次
と2次の2つに分け、2つとも予混合燃焼で燃やし低N
Ox 化を図るものであり、特開昭61−52523号の
「ガスタービン燃焼器」は、燃焼用の空気流量を空気通
路面積の可変装置により変えて、最適空気比を得て低N
Ox 化を図るものであり、特開平5−296412号の
「燃焼装置および燃焼方法」は、燃料供給系統を3つに
分けて、適正な空燃比を得て低NOx 化するものであ
る。
汚染物質であるNOx の発生を抑制するために従来から
多くの研究が行われ、特公平4−80292号公報、特
開昭61−52523号公報、特開平5−296412
号公報、等の出願が既になされている。特公平4−80
292号の「ガスタービン燃焼器」は、燃焼領域を1次
と2次の2つに分け、2つとも予混合燃焼で燃やし低N
Ox 化を図るものであり、特開昭61−52523号の
「ガスタービン燃焼器」は、燃焼用の空気流量を空気通
路面積の可変装置により変えて、最適空気比を得て低N
Ox 化を図るものであり、特開平5−296412号の
「燃焼装置および燃焼方法」は、燃料供給系統を3つに
分けて、適正な空燃比を得て低NOx 化するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のガスタ
ービン燃焼器では、安定作動範囲が狭く、始動時や低負
荷時に燃料流量を少なくすると安定燃焼ができなくな
り、火炎が吹消えることがある問題点があった。すなわ
ち、特公平4−80292号の「ガスタービン燃焼器」
では、常に予混合燃焼で燃焼させるため、低出力時に火
炎を安定させるために、拡散燃焼式のパイロットバーナ
を別途設ける必要があり、このパイロットバーナにより
NOx が発生しやすく、かつ燃料系統が3系統必要であ
り、その開閉の制御が複雑になる問題点があった。
ービン燃焼器では、安定作動範囲が狭く、始動時や低負
荷時に燃料流量を少なくすると安定燃焼ができなくな
り、火炎が吹消えることがある問題点があった。すなわ
ち、特公平4−80292号の「ガスタービン燃焼器」
では、常に予混合燃焼で燃焼させるため、低出力時に火
炎を安定させるために、拡散燃焼式のパイロットバーナ
を別途設ける必要があり、このパイロットバーナにより
NOx が発生しやすく、かつ燃料系統が3系統必要であ
り、その開閉の制御が複雑になる問題点があった。
【0005】また、特開昭61−52523号の「ガス
タービン燃焼器」では、低NOx 化のため通常のガスタ
ービン燃焼器では不必要な「空気流量の可変機構」が不
可欠となり、この可変機構を燃焼室内に形成するため熱
変形等による故障が起こりやすく、構造が複雑で信頼性
に乏しい問題点があった。更に、特開平5−29641
2号の「燃焼装置および燃焼方法」では、燃料供給系統
が3系統必要であり、その開閉の制御が複雑である問題
点があった。
タービン燃焼器」では、低NOx 化のため通常のガスタ
ービン燃焼器では不必要な「空気流量の可変機構」が不
可欠となり、この可変機構を燃焼室内に形成するため熱
変形等による故障が起こりやすく、構造が複雑で信頼性
に乏しい問題点があった。更に、特開平5−29641
2号の「燃焼装置および燃焼方法」では、燃料供給系統
が3系統必要であり、その開閉の制御が複雑である問題
点があった。
【0006】本発明は、上述した種々の問題点を解決す
るために創案されたものである。すなわち、本発明の目
的は、構造が単純で信頼性が高く、始動から最大負荷ま
で安定燃焼が可能であり吹消えが起こりにくく、かつ、
NOx の発生が少ないガスタービン燃焼器を提供するこ
とにある。
るために創案されたものである。すなわち、本発明の目
的は、構造が単純で信頼性が高く、始動から最大負荷ま
で安定燃焼が可能であり吹消えが起こりにくく、かつ、
NOx の発生が少ないガスタービン燃焼器を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内部で
燃料を燃焼させる燃焼室と、挿入位置と引抜位置との間
を軸方向に移動可能に設けられ、先端に1次噴孔を有し
中間部外周に2次噴孔を有する燃料噴射管と、燃料噴射
管を部分的に囲み挿入位置で2次噴孔を塞ぐリングと、
燃料噴射管を間隔を隔てて囲み燃焼室に一端が開口し他
端から空気を導入する中空円筒状の内側ダクトと、内側
ダクトを間隔を隔てて囲み燃焼室に一端が開口し他端か
ら空気を導入する外側ダクトと、を備え、燃料噴射管の
挿入位置において、2次噴孔をリングで塞ぎ、1次噴孔
より燃料を噴射して燃焼室内に拡散火炎を形成し、燃料
噴射管の引抜位置において、1次噴孔より内側ダクト内
に燃料を噴射して内側ダクト内で燃料と空気を予混合し
て燃焼室内に1次予混合火炎を形成し、かつ2次噴孔よ
り内側ダクトと外側ダクトの間に燃料を噴射してその間
で燃料と空気を予混合して燃焼室内に2次予混合火炎を
形成する、ことを特徴とするガスタービン燃焼器が提供
される。
燃料を燃焼させる燃焼室と、挿入位置と引抜位置との間
を軸方向に移動可能に設けられ、先端に1次噴孔を有し
中間部外周に2次噴孔を有する燃料噴射管と、燃料噴射
管を部分的に囲み挿入位置で2次噴孔を塞ぐリングと、
燃料噴射管を間隔を隔てて囲み燃焼室に一端が開口し他
端から空気を導入する中空円筒状の内側ダクトと、内側
ダクトを間隔を隔てて囲み燃焼室に一端が開口し他端か
ら空気を導入する外側ダクトと、を備え、燃料噴射管の
挿入位置において、2次噴孔をリングで塞ぎ、1次噴孔
より燃料を噴射して燃焼室内に拡散火炎を形成し、燃料
噴射管の引抜位置において、1次噴孔より内側ダクト内
に燃料を噴射して内側ダクト内で燃料と空気を予混合し
て燃焼室内に1次予混合火炎を形成し、かつ2次噴孔よ
り内側ダクトと外側ダクトの間に燃料を噴射してその間
で燃料と空気を予混合して燃焼室内に2次予混合火炎を
形成する、ことを特徴とするガスタービン燃焼器が提供
される。
【0008】本発明の好ましい実施例によれば、前記リ
ングと内側ダクトとを連結し内側ダクト内に導入される
空気を旋回させる1次スワラと、前記内側ダクトと外側
ダクトを連結しその間に導入される空気を旋回させる2
次スワラとを更に備える。
ングと内側ダクトとを連結し内側ダクト内に導入される
空気を旋回させる1次スワラと、前記内側ダクトと外側
ダクトを連結しその間に導入される空気を旋回させる2
次スワラとを更に備える。
【0009】
【作用】上記本発明の構成によれば、先端に1次噴孔を
有し中間部外周に2次噴孔を有する燃料噴射管が、挿入
位置と引抜位置との間を軸方向に移動可能に設けられて
おり、リングが燃料噴射管を部分的に囲み挿入位置で2
次噴孔を塞ぐので、燃料噴射管を挿入位置にして2次噴
孔をリングで塞ぎ、1次噴孔だけから燃料を噴射して燃
焼室内に拡散火炎を形成することにより、始動から低出
力までは吹き消えにくい拡散燃焼を行うことができる。
また、燃料噴射管を引抜位置に移動して、1次噴孔より
内側ダクト内に燃料を噴射して内側ダクト内で燃料と空
気を予混合して燃焼室内に1次予混合火炎を形成し、か
つ2次噴孔より内側ダクトと外側ダクトの間に燃料を噴
射してその間で燃料と空気を予混合して燃焼室内に2次
予混合火炎を形成することにより、ある出力以上で予混
合燃焼に切り換え、高出力時のNOx の発生を抑制する
ことができる。
有し中間部外周に2次噴孔を有する燃料噴射管が、挿入
位置と引抜位置との間を軸方向に移動可能に設けられて
おり、リングが燃料噴射管を部分的に囲み挿入位置で2
次噴孔を塞ぐので、燃料噴射管を挿入位置にして2次噴
孔をリングで塞ぎ、1次噴孔だけから燃料を噴射して燃
焼室内に拡散火炎を形成することにより、始動から低出
力までは吹き消えにくい拡散燃焼を行うことができる。
また、燃料噴射管を引抜位置に移動して、1次噴孔より
内側ダクト内に燃料を噴射して内側ダクト内で燃料と空
気を予混合して燃焼室内に1次予混合火炎を形成し、か
つ2次噴孔より内側ダクトと外側ダクトの間に燃料を噴
射してその間で燃料と空気を予混合して燃焼室内に2次
予混合火炎を形成することにより、ある出力以上で予混
合燃焼に切り換え、高出力時のNOx の発生を抑制する
ことができる。
【0010】更に、リングと内側ダクトとの間に1次ス
ワラを、内側ダクトと外側ダクトの間に2次スワラを備
えれば、燃料と空気の予混合を一層効果的に行うことが
できる。
ワラを、内側ダクトと外側ダクトの間に2次スワラを備
えれば、燃料と空気の予混合を一層効果的に行うことが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。なお、各図において、共通する部分には同
一の符号を付して使用する。図1及び図2は、本発明に
よるガスタービン燃焼器の全体構成図であり、図1は、
始動から低出力までの状態、図2は高出力時の状態を示
している。本発明のガスタービン燃焼器10は、中空円
筒形のケーシング1内に格納され、ガスタービンのコン
プレッサ(図示せず)で圧縮された空気2がこのケーシ
ング1内に導入されるようになっている。また、このガ
スタービン燃焼器で燃焼した燃焼排ガス3は、ガスター
ビンのタービン(図示せず)に導かれ、外部動力を取り
出すようになっている。かかる構成は従来のガスタービ
ンと同様である。なお、ガスタービンで燃焼する燃料
は、ガス燃料が好ましいが、液体燃料であってもよい。
て説明する。なお、各図において、共通する部分には同
一の符号を付して使用する。図1及び図2は、本発明に
よるガスタービン燃焼器の全体構成図であり、図1は、
始動から低出力までの状態、図2は高出力時の状態を示
している。本発明のガスタービン燃焼器10は、中空円
筒形のケーシング1内に格納され、ガスタービンのコン
プレッサ(図示せず)で圧縮された空気2がこのケーシ
ング1内に導入されるようになっている。また、このガ
スタービン燃焼器で燃焼した燃焼排ガス3は、ガスター
ビンのタービン(図示せず)に導かれ、外部動力を取り
出すようになっている。かかる構成は従来のガスタービ
ンと同様である。なお、ガスタービンで燃焼する燃料
は、ガス燃料が好ましいが、液体燃料であってもよい。
【0012】図1及び図2において、本発明のガスター
ビン燃焼器10は、内部で燃料を燃焼させる燃焼室11
と、挿入位置Aと引抜位置Bとの間を軸方向に移動可能
に設けられ、先端に1次噴孔12を有し中間部外周に2
次噴孔13を有する燃料噴射管14と、燃料噴射管14
を部分的に囲み挿入位置Aで2次噴孔13を塞ぐリング
15と、燃料噴射管14を間隔を隔てて囲み燃焼室11
に一端16aが開口し他端16bから空気2を導入する
中空円筒状の内側ダクト16と、内側ダクト16を間隔
を隔てて囲み燃焼室11に一端17aが開口し他端17
bから空気2を導入する外側ダクト17と、を備えてい
る。
ビン燃焼器10は、内部で燃料を燃焼させる燃焼室11
と、挿入位置Aと引抜位置Bとの間を軸方向に移動可能
に設けられ、先端に1次噴孔12を有し中間部外周に2
次噴孔13を有する燃料噴射管14と、燃料噴射管14
を部分的に囲み挿入位置Aで2次噴孔13を塞ぐリング
15と、燃料噴射管14を間隔を隔てて囲み燃焼室11
に一端16aが開口し他端16bから空気2を導入する
中空円筒状の内側ダクト16と、内側ダクト16を間隔
を隔てて囲み燃焼室11に一端17aが開口し他端17
bから空気2を導入する外側ダクト17と、を備えてい
る。
【0013】更に、本発明のガスタービン燃焼器10
は、リング15と内側ダクト16とを連結し内側ダクト
16内に導入される空気2を旋回させる1次スワラ18
と、内側ダクト16と外側ダクト17を連結しその間に
導入される空気2を旋回させる2次スワラ19とを備え
ている。
は、リング15と内側ダクト16とを連結し内側ダクト
16内に導入される空気2を旋回させる1次スワラ18
と、内側ダクト16と外側ダクト17を連結しその間に
導入される空気2を旋回させる2次スワラ19とを備え
ている。
【0014】燃料噴射管14は、ケーシング1の一端に
設けられた蓋4を貫通し、その貫通部にはガスケット5
が設けられ、貫通部を気密に保持している。燃料噴射管
14は、1次噴孔12と2次噴孔13に同一の燃料を供
給する単管であってもよく、或いは別の燃料を供給する
ように二重管であってもよい。また、この燃料噴射管1
4は、手動或いは適当な駆動装置(直動シリンダ、電磁
ソレノイド、等)により挿入位置Aと引抜位置Bとの間
を軸方向に移動できるようになっている。
設けられた蓋4を貫通し、その貫通部にはガスケット5
が設けられ、貫通部を気密に保持している。燃料噴射管
14は、1次噴孔12と2次噴孔13に同一の燃料を供
給する単管であってもよく、或いは別の燃料を供給する
ように二重管であってもよい。また、この燃料噴射管1
4は、手動或いは適当な駆動装置(直動シリンダ、電磁
ソレノイド、等)により挿入位置Aと引抜位置Bとの間
を軸方向に移動できるようになっている。
【0015】図1に示すように、挿入位置Aにおいて1
次噴孔12は、燃焼室11の端面近くに位置する。ま
た、挿入位置Aにおいて2次噴孔13は、リング15に
より塞がれている。燃料噴射管14とリング15との嵌
合は、完全な気密である必要はなく、挿入位置Aにおい
て2次噴孔13からわずかに燃料が漏れる程度であれば
よい。
次噴孔12は、燃焼室11の端面近くに位置する。ま
た、挿入位置Aにおいて2次噴孔13は、リング15に
より塞がれている。燃料噴射管14とリング15との嵌
合は、完全な気密である必要はなく、挿入位置Aにおい
て2次噴孔13からわずかに燃料が漏れる程度であれば
よい。
【0016】また、図2に示すように、引抜位置Bにお
いて1次噴孔12は、1次スワラ18の近傍に位置し、
1次スワラ18で形成される空気の旋回流により1次噴
孔12から噴射した燃料と空気を効果的に予混合できる
ようになっている。更に、引抜位置Bにおいて2次噴孔
13は、内側ダクト16の他端16bよりも外側に位置
し、内側ダクト16と外側ダクト17の間に燃料を噴射
できるようになっている。
いて1次噴孔12は、1次スワラ18の近傍に位置し、
1次スワラ18で形成される空気の旋回流により1次噴
孔12から噴射した燃料と空気を効果的に予混合できる
ようになっている。更に、引抜位置Bにおいて2次噴孔
13は、内側ダクト16の他端16bよりも外側に位置
し、内側ダクト16と外側ダクト17の間に燃料を噴射
できるようになっている。
【0017】かかる構成により、図1に示すように、燃
料噴射管14を挿入位置Aにして2次噴孔13をリング
15で塞ぎ、1次噴孔12だけから燃料6を噴射して燃
焼室11内に拡散火炎7を形成することにより、始動か
ら低出力までは吹き消えにくい拡散燃焼を行うことがで
きる。また、燃料噴射管14を引抜位置Bに移動して、
1次噴孔12より内側ダクト16内に燃料6を噴射して
内側ダクト16内で燃料と空気を予混合して燃焼室内に
1次予混合火炎8を形成し、かつ2次噴孔13より内側
ダクト16と外側ダクト17の間に燃料6を噴射してそ
の間で燃料と空気を予混合して燃焼室内に2次予混合火
炎9を形成することにより、ある出力以上で予混合燃焼
に切り換え、高出力時のNOx の発生を抑制することが
できる。
料噴射管14を挿入位置Aにして2次噴孔13をリング
15で塞ぎ、1次噴孔12だけから燃料6を噴射して燃
焼室11内に拡散火炎7を形成することにより、始動か
ら低出力までは吹き消えにくい拡散燃焼を行うことがで
きる。また、燃料噴射管14を引抜位置Bに移動して、
1次噴孔12より内側ダクト16内に燃料6を噴射して
内側ダクト16内で燃料と空気を予混合して燃焼室内に
1次予混合火炎8を形成し、かつ2次噴孔13より内側
ダクト16と外側ダクト17の間に燃料6を噴射してそ
の間で燃料と空気を予混合して燃焼室内に2次予混合火
炎9を形成することにより、ある出力以上で予混合燃焼
に切り換え、高出力時のNOx の発生を抑制することが
できる。
【0018】図3は、エンジン作動条件と燃焼領域の当
量比との関係を示す図である。この図において、横軸は
エンジンの負荷状態、縦軸は燃焼領域の当量比を示して
いる。また、当量比=燃料の理論空燃比/実際の空燃比
であり、空燃比=空気重量/燃料重量である。更に、図
3において、水平な上側実線は、NOx の規制値から決
まる当量比の上限であり、水平な破線は、予混合の希薄
側吹消え限界当量比であり、水平な下側実線は、拡散火
炎の吹消え限界当量比である。
量比との関係を示す図である。この図において、横軸は
エンジンの負荷状態、縦軸は燃焼領域の当量比を示して
いる。また、当量比=燃料の理論空燃比/実際の空燃比
であり、空燃比=空気重量/燃料重量である。更に、図
3において、水平な上側実線は、NOx の規制値から決
まる当量比の上限であり、水平な破線は、予混合の希薄
側吹消え限界当量比であり、水平な下側実線は、拡散火
炎の吹消え限界当量比である。
【0019】本発明のガスタービン燃焼器10は、始動
から50%負荷付近までの低出力範囲では、図1に示す
状態で運転される。すなわち、燃料噴射管14を挿入位
置Aにし、1次噴孔12を燃焼室端面まで突き出し、1
次スワーラ18により予混合されないようにして拡散火
炎7として燃やすことにより安定して加速できる。この
とき、2次噴孔13はリング15で塞がれており、燃料
がでない。この間の当量比(NOx 量と比例する)は、
図3に示すように、加速時に燃料を急増させることから
急増するが、NOx の上限よりは十分低い位置にある。
負荷0の位置でガスタービンの定格回転速度に達し、次
いで順次負荷を増すにつれて当量比(NOx 量と比例す
る)も増大し、そのまま図1の状態で高出力まで燃焼さ
せると図3に実線で示すように60〜70%負荷におい
てNOx の上限の当量比を越えてしまう。 本発明のガ
スタービン燃焼器10は、50%負荷付近で図に破線の
矢印で示すように、図2に示す状態に切り換える。すな
わち、燃料噴射管14を引抜位置Bに移動して、1次ス
ワーラ18の出口付近に1次噴孔12を位置させ、2次
噴孔13は2次スワーラ19の入口上流位置にくるよう
にする。これにより、1次予混室(内側ダクト16の内
側)と2次予混室(内側ダクト16と外側ダクト17の
間)に別々に燃料が供給され、予混合燃焼により低NO
x が達成できる。
から50%負荷付近までの低出力範囲では、図1に示す
状態で運転される。すなわち、燃料噴射管14を挿入位
置Aにし、1次噴孔12を燃焼室端面まで突き出し、1
次スワーラ18により予混合されないようにして拡散火
炎7として燃やすことにより安定して加速できる。この
とき、2次噴孔13はリング15で塞がれており、燃料
がでない。この間の当量比(NOx 量と比例する)は、
図3に示すように、加速時に燃料を急増させることから
急増するが、NOx の上限よりは十分低い位置にある。
負荷0の位置でガスタービンの定格回転速度に達し、次
いで順次負荷を増すにつれて当量比(NOx 量と比例す
る)も増大し、そのまま図1の状態で高出力まで燃焼さ
せると図3に実線で示すように60〜70%負荷におい
てNOx の上限の当量比を越えてしまう。 本発明のガ
スタービン燃焼器10は、50%負荷付近で図に破線の
矢印で示すように、図2に示す状態に切り換える。すな
わち、燃料噴射管14を引抜位置Bに移動して、1次ス
ワーラ18の出口付近に1次噴孔12を位置させ、2次
噴孔13は2次スワーラ19の入口上流位置にくるよう
にする。これにより、1次予混室(内側ダクト16の内
側)と2次予混室(内側ダクト16と外側ダクト17の
間)に別々に燃料が供給され、予混合燃焼により低NO
x が達成できる。
【0020】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できるこ
とは勿論である。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できるこ
とは勿論である。
【0021】
【発明の効果】上述したように、本発明のガスタービン
燃焼器は、構造が単純で信頼性が高く、燃料制御が
簡単であり、可動部は燃料で冷やされるので変形が少
なく、かつ始動から最大負荷まで安定燃焼が可能であ
り吹消えが起こりにくく、かつNOx の発生が少ない、
等の優れた効果を有する。
燃焼器は、構造が単純で信頼性が高く、燃料制御が
簡単であり、可動部は燃料で冷やされるので変形が少
なく、かつ始動から最大負荷まで安定燃焼が可能であ
り吹消えが起こりにくく、かつNOx の発生が少ない、
等の優れた効果を有する。
【図1】始動から低出力までの本発明によるガスタービ
ン燃焼器の全体構成図である。
ン燃焼器の全体構成図である。
【図2】高出力時の本発明によるガスタービン燃焼器の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図3】エンジン作動条件と燃焼領域の当量比との関係
を示す図である。
を示す図である。
【図4】従来のガスタービン燃焼器の構成図である。
1 ケーシング 2 空気 3 燃焼排ガス 4 蓋 5 ガスケット 6 燃料 7 拡散火炎 8 1次予混合火炎 9 2次予混合火炎 10 ガスタービン燃焼器 11 燃焼室 12 1次噴孔 13 2次噴孔 14 燃料噴射管 15 リング 16 内側ダクト 17 外側ダクト 18 1次スワラ 19 2次スワラ A 挿入位置 B 引抜位置
Claims (2)
- 【請求項1】 内部で燃料を燃焼させる燃焼室と、挿入
位置と引抜位置との間を軸方向に移動可能に設けられ、
先端に1次噴孔を有し中間部外周に2次噴孔を有する燃
料噴射管と、燃料噴射管を部分的に囲み挿入位置で2次
噴孔を塞ぐリングと、燃料噴射管を間隔を隔てて囲み燃
焼室に一端が開口し他端から空気を導入する中空円筒状
の内側ダクトと、内側ダクトを間隔を隔てて囲み燃焼室
に一端が開口し他端から空気を導入する外側ダクトと、
を備え、 燃料噴射管の挿入位置において、2次噴孔をリングで塞
ぎ、1次噴孔より燃料を噴射して燃焼室内に拡散火炎を
形成し、燃料噴射管の引抜位置において、1次噴孔より
内側ダクト内に燃料を噴射して内側ダクト内で燃料と空
気を予混合して燃焼室内に1次予混合火炎を形成し、か
つ2次噴孔より内側ダクトと外側ダクトの間に燃料を噴
射してその間で燃料と空気を予混合して燃焼室内に2次
予混合火炎を形成する、ことを特徴とするガスタービン
燃焼器。 - 【請求項2】 前記リングと内側ダクトとを連結し内側
ダクト内に導入される空気を旋回させる1次スワラと、
前記内側ダクトと外側ダクトを連結しその間に導入され
る空気を旋回させる2次スワラとを更に備える、ことを
特徴とする請求項1に記載のガスタービン燃焼器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11320694A JPH07318059A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガスタービン燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11320694A JPH07318059A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガスタービン燃焼器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07318059A true JPH07318059A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14606251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11320694A Pending JPH07318059A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガスタービン燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07318059A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7200986B2 (en) | 2003-08-16 | 2007-04-10 | Rolls-Royce Plc | Fuel injector |
| JP2009174847A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | General Electric Co <Ge> | ノズル等量比制御による燃焼希薄吹消え防止 |
| JP2010164297A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | General Electric Co <Ge> | キャップ・レス燃焼器アセンブリにおける横行型燃料ノズル |
| JP2011021877A (ja) * | 1999-12-15 | 2011-02-03 | Osaka Gas Co Ltd | バーナ装置及びガスタービンエンジン及びコジェネレーションシステム |
| JP2012037114A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Ihi Corp | バーナ |
| CN103968419A (zh) * | 2013-02-06 | 2014-08-06 | 通用电气公司 | 具有悬臂支承结构的可变容积的燃烧器 |
| CN111059573A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 新奥能源动力科技(上海)有限公司 | 燃气轮机燃烧室及燃气轮机 |
| KR102117531B1 (ko) * | 2019-11-07 | 2020-06-10 | 한국기계연구원 | 연소진동 저감을 위한 음향 감쇠 구조를 갖는 가스터빈 연소기용 버너 |
| JP2022182380A (ja) * | 2021-05-28 | 2022-12-08 | 日鉄テクノロジー株式会社 | パイロットバーナ |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP11320694A patent/JPH07318059A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013032906A (ja) * | 1999-12-15 | 2013-02-14 | Osaka Gas Co Ltd | バーナ装置及びガスタービンエンジン及びコジェネレーションシステム |
| JP2011021877A (ja) * | 1999-12-15 | 2011-02-03 | Osaka Gas Co Ltd | バーナ装置及びガスタービンエンジン及びコジェネレーションシステム |
| JP2012026722A (ja) * | 1999-12-15 | 2012-02-09 | Osaka Gas Co Ltd | バーナ装置及びガスタービンエンジン及びコジェネレーションシステム |
| JP2013053844A (ja) * | 1999-12-15 | 2013-03-21 | Osaka Gas Co Ltd | バーナ装置及びガスタービンエンジン及びコジェネレーションシステム |
| US7200986B2 (en) | 2003-08-16 | 2007-04-10 | Rolls-Royce Plc | Fuel injector |
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| US8887507B2 (en) | 2009-01-13 | 2014-11-18 | General Electric Company | Traversing fuel nozzles in cap-less combustor assembly |
| JP2012037114A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Ihi Corp | バーナ |
| CN103968419A (zh) * | 2013-02-06 | 2014-08-06 | 通用电气公司 | 具有悬臂支承结构的可变容积的燃烧器 |
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| CN111059573B (zh) * | 2019-12-31 | 2024-06-04 | 新奥能源动力科技(上海)有限公司 | 燃气轮机燃烧室及燃气轮机 |
| JP2022182380A (ja) * | 2021-05-28 | 2022-12-08 | 日鉄テクノロジー株式会社 | パイロットバーナ |
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