JPH07318647A - 超音波式対地車速センサ及び超音波発信器 - Google Patents

超音波式対地車速センサ及び超音波発信器

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Publication number
JPH07318647A
JPH07318647A JP6136284A JP13628494A JPH07318647A JP H07318647 A JPH07318647 A JP H07318647A JP 6136284 A JP6136284 A JP 6136284A JP 13628494 A JP13628494 A JP 13628494A JP H07318647 A JPH07318647 A JP H07318647A
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JP
Japan
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ultrasonic
vehicle speed
road surface
speed sensor
acoustic matching
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Pending
Application number
JP6136284A
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English (en)
Inventor
Takenobu Sakai
酒井  武信
Toshihiro Okazaki
俊宏 岡崎
Yoshio Mukoyama
良雄 向山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出精度に対するサイドローブの悪影響を低
減し、超音波式対地車速センサの車速検出精度及び超音
波発信器の発信性能を向上させる。 【構成】 超音波発信器により所定周波数の超音波を路
面に対し発信し、路面よりの反射波を受信してドップラ
周波数より車速を求める超音波式対地車速センサ。超音
波発信器30は所定周波数にて振動する振動体34と、
振動体に接合され振動体の振動を空気中へ伝達する音響
整合体36と、振動体の周りにて音響整合体に接合され
これを支持するケーシング42とを有する。音響整合体
36は溝46等により振動体に対し路面側の部位に於け
る剛性が他の側の部位に比して低く設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌に使用
される車速センサに係り、更に詳細には超音波式の対地
車速センサ及び超音波発信器に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の車速を検出する車速セ
ンサの一つとして、例えば特開平4−328482号公
報に記載されている如く、超音波発信器により所定周波
数のパルス状の超音波を路面に対し斜め下方へ発信し、
路面よりの反射波を受信器により受信し、ドップラー周
波数、即ちドップラー効果により生じる発信周波数と受
信周波数との間の差の大きさより対地車速を求めるよう
構成された超音波式の車速センサが従来より知られてい
る。
【0003】かかる超音波式の車速センサによれば、超
音波が路面に対し発信され路面よりの反射波が受信さ
れ、ドップラー周波数は走行路に対する車輌の相対速度
に比例して大きくなることを利用して車速が検出される
ので、例えばトランスミッョンのギヤ等の回転速度を電
磁気的又は光学的に検出することにより車速を検出する
一般的な車速センサの場合に比して、車輪が路面との間
にて滑りを生じるような場合にも正確に車輌の対地車速
を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし例えば図14に
示されている如く、超音波式の対地車速センサに於て超
音波発信器100により発信される超音波102には、
実質的に超音波発信器の軸線104に整合して伝搬する
メインローブ106に加えて軸線104に対し傾斜した
方向に伝搬する複数のサイドローブ108が含まれてお
り、サイドローブの音圧レベルはメインローブのそれよ
りも低いが、車速センサの取付け位置や取付け角度等に
よってはサイドローブも路面110により反射され車速
センサの受信器により受信されるため、従来の超音波式
対地車速センサに於ては対地車速が正確には検出されな
い場合が生じるという問題がある。
【0005】本発明は、従来の超音波式対地車速センサ
及びその超音波発信器に於ける上述の如き問題に鑑みて
なされたものであり、本発明の主要な課題は、サイドロ
ーブが車速センサの車速検出精度に悪影響を及ぼしてい
ることに着目し、サイドローブが路面により反射される
ことを阻止し若しくはサイドローブの音圧レベル自体を
低減することにより、車速検出精度に対するサイドロー
ブの悪影響を低減し、超音波式対地車速センサの車速検
出精度及び超音波発信器の発信性能を向上させることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き主要な課題
は、本発明によれば、超音波発信器により所定周波数の
超音波を路面に対し発信し、路面よりの反射波を受信し
てドップラ周波数より車速を求める超音波式対地車速セ
ンサに於て、前記超音波発信器の下方に配置され前記超
音波発信器により発信される超音波のサイドローブが路
面に衝突することを阻止する邪魔板部材を有しているこ
とを特徴とする超音波式対地車速センサ(請求項1の構
成)、超音波発信器により所定周波数の超音波を路面に
対し発信し、路面よりの反射波を受信してドップラ周波
数より車速を求める超音波式対地車速センサに於て、前
記超音波発信器は所定周波数にて振動する振動体と、前
記振動体に接合され前記振動体の振動を空気中へ伝達す
る音響整合体と、前記振動体の周りにて前記音響整合体
に接合されこれを支持するケーシングとを有し、前記振
動体に対し路面側の部位に於ける前記音響整合体の剛性
が他の側の部位に比して低く設定されていることを特徴
とする超音波式対地車速センサ(請求項2の構成)、所
定周波数にて振動する振動体と、前記振動体に接合され
前記振動体の振動を空気中へ伝達する音響整合体と、前
記振動体の周りにて前記音響整合体に接合されこれを支
持するケーシングとを有する超音波発信器に於て、前記
振動体に対し特定の側の部位に於ける前記音響整合体の
剛性が他の側の部位に比して低く設定されていることを
特徴とする超音波発信器(請求項3の構成)によって達
成される。
【0007】
【作用】上述の請求項1の構成によれば、超音波発信器
により発信される超音波のサイドローブが路面に衝突す
ることを阻止する邪魔板部材が超音波発信器の下方に配
置されており、超音波発信器により発信されたサイドロ
ーブが路面に衝突しその反射波が受信器により受信され
ることが確実に阻止されるので、発信器により比較的音
圧レベルの高いサイドローブが発信される場合にも、サ
イドローブにより車速センサの車速検出精度に悪影響が
及ぼされることが確実に防止される。
【0008】また本願発明者が行った実験的検討の結果
によれば、超音波発信器が所定周波数にて振動する圧電
素子の如き振動体と、振動体に接合され振動体の振動を
空気中へ伝達する音響整合体と、振動体の周りにて音響
整合体に接合されこれを支持するケーシングとを有する
場合に於て、振動体に対し特定の側の部位に於ける音響
整合体の剛性が他の側の部位に比して低く設定される
と、その特定の側の部位に於ける音響整合体の振動特性
が他の部位とは異なることにより、特定の側のサイドロ
ーブの音圧レベルが減少すると共にメインローブの音圧
レベルが増大することが確認された。
【0009】上述の請求項2の構成によれば、振動体に
対し路面側の部位に於ける音響整合体の剛性が他の側の
部位に比して低く設定されているので、音響整合体より
路面へ向けて発信されるサイドローブの音圧レベルが低
減されると共にメインローブの音圧レベルが増大され、
サイドローブが路面により反射されてもその音圧レベル
はメインローブの反射波のレベルよりも遥かに低くな
り、これにより車速センサの検出精度に対するサイドロ
ーブの悪影響が実質的に排除される。
【0010】更に請求項3の構成によれば、振動体に対
し特定の側の部位に於ける音響整合体の剛性が他の側の
部位に比して低く設定されているので、音響整合体より
特定の側の方向へ向けて発信されるサイドローブの音圧
レベルが低減されると共にメインローブの音圧レベルが
増大され、これにより超音波発信器の超音波発信性能が
向上される。従って超音波発信器が超音波式対地車速セ
ンサの超音波発信器として使用され、特定の側が路面の
側に合わされると、サイドローブが路面により反射され
てもその音圧レベルがメインローブの反射波のレベルよ
りも遥かに低くなり、これにより車速センサの検出精度
に対するサイドローブの悪影響が実質的に排除される。
【0011】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0012】図1乃至図3はそれぞれ本発明による超音
波式対地車速センサの第一の実施例を車輌の上方、後方
及び側方より見た状態にて示す平面図、正面図及び側面
図であり、図4は図1乃至図3に示された第一の実施例
を示す拡大側面図である。
【0013】これらの図に於て、10は対地車速センサ
の本体、即ち超音波発信器及び受信器を示しており、1
2は邪魔板部材を示している。対地車速センサの本体1
0は図には詳細には示されていないが取付けブラケット
により車輌14の後端近傍にて車体16の下面部に固定
されている。本体10の軸線18は上下方向に対し車輌
後方へ傾斜して延在しており、これにより対地車速セン
サの超音波発信器は軸線18に沿って路面20に対し所
定周波数の超音波22(メインローブ)を発信し、受信
器は路面よりの反射波24を受信し、図には示されてい
ない演算制御装置によりドップラ周波数が演算され該ド
ップラ周波数より車速が求められるようになっている。
【0014】一方、邪魔板部材12は対地車速センサの
本体10の発信及び受信面10Aの下方に配置され、対
地車速センサの本体10の前方にて車体16の下面部に
固定された取付けステー26により支持されている。こ
の実施例に於ける邪魔板部材12は路面20に対し実質
的に45°の角度にて車輌後方へ向けて傾斜した矩形の
板状をなし、その上面はガラスやアルミニウム合金の如
き超音波の反射性能に優れ軽量で飛び石等により傷付け
られ難い材料にて構成されている。
【0015】また邪魔板部材12は超音波発信器より実
質的に垂直下方へ発信されるサイドローブ28を確実に
実質的に車輌後方へ反射することによってサイドローブ
が路面に衝突することを阻止するよう、図1に示されて
いる如く車輌の上方より見て対地車速センサの本体10
の発信及び受信面10Aよりも大きい前後方向及び横方
向の寸法を有している。また取付けステー26の左右一
対のアーム部はそれがサイドローブを受信器に対し正反
射することがないよう邪魔板部材12の全幅と実質的に
等しい寸法にて車輌横方向に互いに隔置されている。
【0016】図5及び図6はそれぞれ本発明による超音
波式対地車速センサの第二及び第三の実施例を示す側面
図(A)及び平面図(B)である。尚図5及び図6に於
て、図4に示された部分に対応する部分には図4に於て
付された符号と同一の符号が付されている。
【0017】図5に示された第二の実施例に於ては、邪
魔板部材12は超音波発信器より実質的に垂直下方へ発
信されるサイドローブ28を実質的に水平に放射状に反
射することによってサイドローブが路面に衝突すること
を阻止するよう、母線が路面20に対し実質的に45°
の角度にて傾斜する実質的に円錐状をなしており、また
邪魔板部材の上面はアルミニウム合金の如き超音波の反
射性能に優れ軽量で飛び石等により傷付けられ難い材料
にて構成されている。
【0018】また図6に示された第三の実施例に於て
は、邪魔板部材12は実質的に水平に延在し、車輌の上
方より見て対地車速センサの本体10の発信及び受信面
10Aよりも大きい前後方向及び横方向の寸法を有して
いる。また邪魔板部材の上面はポリエチレン発泡材、充
填ウレタン発泡材の如き超音波吸収物質にて構成され、
超音波吸収物質の表面は粗く形成されており、これによ
り邪魔板部材は超音波発信器より実質的に垂直下方へ発
信されるサイドローブを吸収することによってサイドロ
ーブが路面に衝突することを阻止するようになってい
る。
【0019】かくして上述の第一乃至第三の実施例によ
れば、本体10の超音波発信器により発信されたサイド
ローブ28が路面20に衝突しその路面による反射波2
4が受信器により受信されることが邪魔板部材12によ
って確実に阻止され、またサイドローブが邪魔板部材に
より受信器へ向けて反射されることもないので、発信器
により比較的音圧レベルの高いサイドローブが発信され
る場合にも、車速センサの車速検出精度がサイドローブ
による悪影響を受けることを確実に防止することができ
る。
【0020】特に第一の実施例によれば、邪魔板部材1
2はメインローブ22及び反射波24の伝搬経路に近接
してその前方に配置され、路面20に対し実質的に45
°の角度にて車輌後方へ向けて傾斜した板状をなしてい
るので、雨天走行時等に於て車輪により巻上げられたス
プラッシュを捕捉し、これによりメインローブ22及び
反射波24の伝搬経路にスプラッシュが高密度に進入す
ることに起因する車速測定精度の低下をも効果的に防止
することができる。
【0021】また第三の実施例によれば、サイドローブ
は邪魔板部材により反射されるのではなく吸収されるの
で、反射されたサイドローブが他の車輌の超音波装置に
対し悪影響を及ぼすことを確実に防止することができ
る。尚超音波は比較的減衰し易いので、第一及び第二の
実施例の場合にも邪魔板部材により反射されたサイドロ
ーブが他の車輌の超音波装置に対しその正常な作動を阻
害する程の悪影響を及ぼすことはない。
【0022】また上述の第一乃至第三の実施例に於て
は、超音波発信器は車輌後方へ傾斜して下向きに超音波
を発信するようになっているが、超音波は車輌前方へ傾
斜して下向きに発信されてもよく、その場合には邪魔板
部材12は超音波発信器に対し車輌後方にて車体に固定
された取付けステー26により支持され、特に第一の実
施例に於ては車輌前方へ向けて傾斜した状態にて設けら
れる。
【0023】尚第一乃至第三の実施例に於ける超音波発
信器は従来より周知又は公知の任意の構造のものであっ
てよいが、後述の第四乃至第八の実施例の構造によれば
路面へ向かう方向のサイドローブの音圧レベルが従来の
構造の場合に比して低いので、第一乃至第三の実施例に
於ける超音波発信器として第四乃至第八の実施例の超音
波発信器が使用されることが好ましい。
【0024】図7乃至図9はそれぞれ本発明による超音
波式対地車速センサの第四乃至第六の実施例の超音波発
信器を示す正面図(A)及び縦断面図(B)、図10は
第四の実施例の超音波発信器により発信される超音波の
音圧分布を従来の超音波発信器の場合と対比して示す説
明図である。尚これらの図に於て、相互に対応する部分
には互いに同一の符号が付されており、また車速センサ
の軸線に対し図にて下側が路面側である。
【0025】図7に示された第四の実施例に於ては、超
音波発信器30はその軸線32に整合して互いに接合さ
れた実質的に円板状の振動体34と、これよりも直径の
大きい実質的に円板状の音響整合体36とを有してい
る。振動体34は圧電素子の如き物質よりなり、一対の
リード線38及び40を経てパルス状の制御電圧が印加
されることにより実質的に軸線32に沿って所定周波数
にて振動するようになっている。音響整合体36は例え
ば微小な中空ガラス球が分散されたエポキシ樹脂の如き
振動特性に優れた材料にて構成され、振動体の振動を空
気中へ伝達するようになっている。
【0026】音響整合体36の内面36Aには振動体の
周りこれより径方向外方へ隔置された位置にて実質的に
円筒状のケーシング42の一端がエポキシ樹脂接着剤の
如き接着剤により接合されている。ケーシング42はア
ルミニウム合金の如き金属にて構成され、音響整合体3
6の直径と実質的に同一の外径を有し、その他端は超音
波吸収物質にて構成された円板状の蓋部材44により閉
ざされている。音響整合体36の外面36Bには軸線3
2に対し下方の側にてケーシング42の内壁面に整合し
て実質的に90°の角度範囲に亘り円弧状に延在する断
面V形の溝46が設けられており、これにより音響整合
体36は振動体34に対し路面の側の部分の剛性が他の
部分に比して低減されている。
【0027】また図8に示された第五の実施例に於て
は、音響整合体36の外面36Bの外縁には軸線32に
対し下方の側にて実質的に90°の角度範囲に亘り外面
36Bに対し45°にて傾斜する面取り部48が設けら
れており、図9に示された第六の実施例に於ては、音響
整合体36の外面36Bの外縁には軸線32に対し下方
の側にて実質的に90°の角度範囲に亘り延在する段差
部50が設けられており、これによりこれらの実施例の
音響整合体36は振動体34に対し路面の側の部分の剛
性が他の部分に比して低減されている。
【0028】かくしてこれらの実施例によれば、音響整
合体36は振動体34に対し路面の側の部分の剛性が他
の部分に比して低く設定されているので、例えば第四の
実施例について図10に示されている如く、音響整合体
36より軸線32に沿って発信されるメインローブ22
の音圧レベルが増大されると共にサイドローブ28の音
圧レベルが低減され、これにより超音波発信器の超音波
発信性能が向上し、サイドローブが路面により反射され
てもその音圧レベルはメインローブの反射波のレベルよ
りも遥かに低くなり、従来に比して車速センサの対地車
速検出精度が向上する。
【0029】尚図示の第四乃至第六の実施例に於ては、
溝46、面取り部48、段差部50は軸線32の周りに
実質的に90°の角度範囲に亘り設けられているが、こ
れらが設けられる角度範囲は超音波発信器が使用される
状況に応じて例えば10〜90°の任意の角度範囲であ
ってよい。また図示の第四乃至第六の実施例に於ては、
音響整合体36は特定の断面形状の溝46等により振動
体34に対し路面の側の部分の剛性が他の部分に比して
低減されているが、音響整合体36の振動体34に対し
特定の側の部分の剛性を他の部分に比して低く設定する
ことができる限り、その手段、即ち溝46、面取り部4
8、段差部50の断面形状は任意の形状であってよく、
また溝、面取り部、段差部が任意の組合せにて設けられ
てもよい。
【0030】図11及び図12はそれぞれ本発明による
超音波式対地車速センサの第七及び第八の実施例を示す
正面図(A)及び縦断面図(B)、図13は第七の実施
例に於ける音圧分布を従来の超音波式対地車速センサの
場合と対比して示す説明図である。尚これらの図に於
て、図7及び図11に示された部分に対応する部分には
これらの図に於て付された符号と同一の符号が付されて
いる。
【0031】図11に示された第七の実施例に於ては、
音響整合体36は溝46等を有していないが、ケーシン
グ42の一端には軸線32に対し下方の側にて実質的に
90°の角度範囲に亘り延在する切欠き部52が設けら
れ、この領域に於てはケーシングは音響整合体に接合さ
れておらず、これにより音響整合体36は振動体34に
対し路面の側の部分に於てケーシングによる支持剛性が
他の部分に比して低減されている。
【0032】また図12に示された第八の実施例に於て
も、音響整合体36は溝46等を有しておらず、ケーシ
ング42の一端には軸線32に対し下方の側にて実質的
に90°の角度範囲に亘り延在する切欠き部52が設け
られているが、切欠き部52にはゴムや樹脂の如き超音
波吸収物質54が充填され、この領域に於てはケーシン
グは超音波吸収物質54を介して音響整合体に接合され
ており、これにより音響整合体36は振動体34に対し
路面の側の部分に於てケーシングによる支持剛性が他の
部分に比して低減されている。
【0033】かくしてこれらの実施例によれば、音響整
合体36は振動体34に対し路面の側の部分に於ける支
持剛性が他の部分に比して低く設定されているので、例
えば第七の実施例について図13に示されている如く、
第四乃至第六の実施例の場合と同様音響整合体36より
軸線32に沿って発信されるメインローブ22の音圧レ
ベルが増大されると共にサイドローブ28の音圧レベル
が低減され、これにより超音波発信器の超音波発信性能
が向上し、サイドローブが路面により反射されてもその
音圧レベルはメインローブの反射波のレベルよりも遥か
に低くなり、従来に比して車速センサの対地車速検出精
度が向上する。
【0034】特に第八の実施例によれば、第四乃至第六
の実施例の場合と同様超音波発信器30の内部は完全に
密封された状態に維持されるので、第七の実施例の場合
に比して超音波発信器の内部に粉塵や泥水が侵入するこ
とに起因して車速センサが作動不良を生じる虞れを効果
的に低減することができる。
【0035】尚図示の第七及び第八の実施例に於ては、
切欠き部52若しくは超音波吸収物質54は軸線32の
周りに実質的に90°の角度範囲に亘り設けられている
が、これらが設けられる角度範囲も超音波発信器が使用
される状況に応じて例えば10〜90°の任意の角度範
囲であってよい。また第七又は第八の実施例と上述の第
四乃至第六の実施例の何れかの実施例の構造とが組合わ
されてもよい。
【0036】また第七及び第八の実施例に於ては、切欠
き部52はケーシング42の一端に設けられているが、
切欠き部は音響整合体36の内面36Aに設けられても
よく、また振動体34に対し路面の側に於ける音響整合
体36の支持剛性を低く設定することは、この側の所定
の領域に於ける音響整合体とケーシングの一端との間に
接着剤を適用しないことにより達成されてもよい。
【0037】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0038】例えば上述の各実施例に於ては、機能上超
音波発信器及び受信器は相互に独立しているが、少なく
とも第一乃至第三の実施例に於ては車速センサの本体は
超音波発信器が受信器の機能をも果たすよう構成されて
いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明の請求項1の構成によれば、超音波発信器により発信
されたサイドローブが路面に衝突しその反射波が受信器
により受信されることが邪魔板部材によって確実に阻止
されるので、発信器により比較的音圧レベルの高いサイ
ドローブが発信される場合にも、サイドローブにより車
速センサの車速検出精度に悪影響が及ぼされることを確
実に防止し、これにより車速センサの車速検出精度を向
上させることができる。
【0040】また請求項2の構成によれば、音響整合体
より路面へ向けて発信されるサイドローブの音圧レベル
が低減されると共にメインローブの音圧レベルが増大さ
れ、サイドローブが路面により反射されてもその音圧レ
ベルはメインローブの反射波のレベルよりも遥かに低く
なるので、車速センサの検出精度に対するサイドローブ
の悪影響を実質的に排除し、これにより車速センサの車
速検出精度を向上させることができる。
【0041】更に請求項3の構成によれば、音響整合体
より特定の側の方向へ向けて発信されるサイドローブの
音圧レベルが低減されると共にメインローブの音圧レベ
ルが増大され、これにより超音波発信器の超音波発信性
能が向上されるので、超音波発信器が超音波式対地車速
センサの超音波発信器として使用され、特定の側が路面
の側に合されると、サイドローブが路面により反射され
てもその音圧レベルがメインローブの反射波のレベルよ
りも遥かに低くなり、従って車速センサの検出精度に対
するサイドローブの悪影響を実質的に排除し、これによ
り車速センサの車速検出精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波式対地車速センサの第一の
実施例を車輌の後方より見た状態にて示す正面図であ
る。
【図2】第一の実施例を車輌の後方より見た状態にて示
す正面図である。
【図3】第一の実施例を車輌の側方より見た状態にて示
す側面図である。
【図4】図1乃至図3に示された第一の実施例を示す拡
大側面図である。
【図5】本発明による超音波式対地車速センサの第二の
実施例を示す側面図(A)及び平面図(B)である。
【図6】本発明による超音波式対地車速センサの第三の
実施例を示す側面図(A)及び平面図(B)である。
【図7】本発明による超音波式対地車速センサの第四の
実施例の超音波発信器を示す正面図(A)及び縦断面図
(B)である。
【図8】本発明による超音波式対地車速センサの第五の
実施例の超音波発信器を示す正面図(A)及び縦断面図
(B)である。
【図9】本発明による超音波式対地車速センサの第六の
実施例の超音波発信器を示す正面図(A)及び縦断面図
(B)である。
【図10】第四の実施例の超音波発信器により発信され
る超音波の音圧分布を従来の超音波発信器の場合と対比
して示す説明図である。
【図11】本発明による超音波式対地車速センサの第七
の実施例の超音波発信器を示す正面図(A)及び縦断面
図(B)である。
【図12】本発明による超音波式対地車速センサの第八
の実施例の超音波発信器を示す正面図(A)及び縦断面
図(B)である。
【図13】第七の実施例の超音波発信器により発信され
る超音波の音圧分布を従来の超音波発信器の場合と対比
して示す説明図である。
【図14】従来の超音波発信器により発信される超音波
のメインローブ及びサイドローブを示す説明図である。
【符号の説明】
10…対地車速センサの本体 12…邪魔板部材 20…路面 22…超音波(メインローブ) 24…路面よりの反射波 30…超音波発信器 34…振動体 36…音響整合体 42…ケーシング 46…溝 48…面取り部 50…段差部 52…切欠き部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波発信器により所定周波数の超音波を
    路面に対し発信し、路面よりの反射波を受信してドップ
    ラ周波数より車速を求める超音波式対地車速センサに於
    て、前記超音波発信器の下方に配置され前記超音波発信
    器により発信される超音波のサイドローブが路面に衝突
    することを阻止する邪魔板部材を有していることを特徴
    とする超音波式対地車速センサ。
  2. 【請求項2】超音波発信器により所定周波数の超音波を
    路面に対し発信し、路面よりの反射波を受信してドップ
    ラ周波数より車速を求める超音波式対地車速センサに於
    て、前記超音波発信器は所定周波数にて振動する振動体
    と、前記振動体に接合され前記振動体の振動を空気中へ
    伝達する音響整合体と、前記振動体の周りにて前記音響
    整合体に接合されこれを支持するケーシングとを有し、
    前記振動体に対し路面側の部位に於ける前記音響整合体
    の剛性が他の側の部位に比して低く設定されていること
    を特徴とする超音波式対地車速センサ。
  3. 【請求項3】所定周波数にて振動する振動体と、前記振
    動体に接合され前記振動体の振動を空気中へ伝達する音
    響整合体と、前記振動体の周りにて前記音響整合体に接
    合されこれを支持するケーシングとを有する超音波発信
    器に於て、前記振動体に対し特定の側の部位に於ける前
    記音響整合体の剛性が他の側の部位に比して低く設定さ
    れていることを特徴とする超音波発信器。
JP6136284A 1994-05-26 1994-05-26 超音波式対地車速センサ及び超音波発信器 Pending JPH07318647A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007243299A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Denso Corp 超音波センサ
US7545082B2 (en) 2005-06-09 2009-06-09 Denso Corporation Ultrasonic sensor device and ultrasonic transducer
WO2011010494A1 (ja) * 2009-07-21 2011-01-27 パナソニック電工株式会社 物体検出装置およびバッフル
JP2021183951A (ja) * 2020-05-22 2021-12-02 株式会社Soken 超音波センサ取付構造

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