JPH07318925A - 表示素子 - Google Patents
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- JPH07318925A JPH07318925A JP11615794A JP11615794A JPH07318925A JP H07318925 A JPH07318925 A JP H07318925A JP 11615794 A JP11615794 A JP 11615794A JP 11615794 A JP11615794 A JP 11615794A JP H07318925 A JPH07318925 A JP H07318925A
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- polarizing plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コスト的に有利な構成により、パネル面での
外光反射による表示品位の劣化を抑制することのできる
表示素子を提供する。 【構成】 観察者側に配置された上偏光板9aの表面に
反射防止膜11を設け、かつ上偏光板9aの光透過率を
下偏光板9bに対して低下させるか、あるいは、上基板
7aの光透過率を低下させた構成とする。これによっ
て、外光反射の主な要因である遮光層6からの光に対
し、透過率の低い上偏光板9aまたは上基板7aを2度
通過させることによって、反射光強度を大幅に低減する
ことができる。光源10からの本来の光束は、透過率の
低い上偏光板9aまたは上基板7aを1度通過するだけ
であり、表示素子としての明るさの低下は抑えられる。
外光反射による表示品位の劣化を抑制することのできる
表示素子を提供する。 【構成】 観察者側に配置された上偏光板9aの表面に
反射防止膜11を設け、かつ上偏光板9aの光透過率を
下偏光板9bに対して低下させるか、あるいは、上基板
7aの光透過率を低下させた構成とする。これによっ
て、外光反射の主な要因である遮光層6からの光に対
し、透過率の低い上偏光板9aまたは上基板7aを2度
通過させることによって、反射光強度を大幅に低減する
ことができる。光源10からの本来の光束は、透過率の
低い上偏光板9aまたは上基板7aを1度通過するだけ
であり、表示素子としての明るさの低下は抑えられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主に電気により光を制
御する表示素子に関し、特に偏光板を用いた表示素子に
関するものである。
御する表示素子に関し、特に偏光板を用いた表示素子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子表示装置はテレビやコンピュ
ータ通信機器端末など、あらゆるものに使用されてい
る。電子表示装置の種類としてブラウン管やELパネ
ル、液晶パネルなどが開発され、一般に広く使用されて
いる。その中でも、液晶を用いた表示素子は、ビデオカ
メラのビューファインダーやポケットTVさらには高精
細投写型TV、パソコン、ワープロなどの情報表示端末
など種々の分野で応用されてきており、開発、商品化が
活発に行われている。
ータ通信機器端末など、あらゆるものに使用されてい
る。電子表示装置の種類としてブラウン管やELパネ
ル、液晶パネルなどが開発され、一般に広く使用されて
いる。その中でも、液晶を用いた表示素子は、ビデオカ
メラのビューファインダーやポケットTVさらには高精
細投写型TV、パソコン、ワープロなどの情報表示端末
など種々の分野で応用されてきており、開発、商品化が
活発に行われている。
【0003】特に最近では、製造技術の進歩と高画質化
の要求からアクティブマトリックス型の液晶表示素子が
非常に注目を集めている。アクティブマトリックス型と
は従来の単純マトリックス型に対比して言われている液
晶の駆動方式を意味しているもので、マトリックス上に
配置された絵素電極にそれぞれスイッチング素子を設
け、それらのスイッチング素子を介して各絵素電極に液
晶の光学特性を制御する電気信号を独立に供給する方式
である。スイッチング素子としては、非晶質シリコンを
半導体層とした薄膜トランジスタ(TFT)を用いたも
のが主流である。また、液晶の動作モードとしては、偏
光子を使用するツイストネマティックタイプのものが主
流である。
の要求からアクティブマトリックス型の液晶表示素子が
非常に注目を集めている。アクティブマトリックス型と
は従来の単純マトリックス型に対比して言われている液
晶の駆動方式を意味しているもので、マトリックス上に
配置された絵素電極にそれぞれスイッチング素子を設
け、それらのスイッチング素子を介して各絵素電極に液
晶の光学特性を制御する電気信号を独立に供給する方式
である。スイッチング素子としては、非晶質シリコンを
半導体層とした薄膜トランジスタ(TFT)を用いたも
のが主流である。また、液晶の動作モードとしては、偏
光子を使用するツイストネマティックタイプのものが主
流である。
【0004】図6に従来例として一般的なアクティブマ
トリックスのツイストネマティックタイプの透過型カラ
ー液晶パネルの一部の断面図を示す。この液晶パネルは
主に、2枚のガラス基板とその間の液晶層から形成され
ている。下基板7bには、マトリックス状に複数設けら
れた絵素毎に、透明絵素電極2に印加する電圧を制御す
るための薄膜トランジスタ3を備え、上基板7aには、
赤緑青色からなるカラーフィルタ8と、各色を分離する
とともに薄膜トランジスタ3や配線部を遮光するための
Cr薄膜からなるマトリックス状に形成されたブラック
マトリクスと呼ばれる遮光層6と、対向電極5とが設け
られている。そして、その間には分子方向のねじれ角が
90度の液晶層1が設けられている。
トリックスのツイストネマティックタイプの透過型カラ
ー液晶パネルの一部の断面図を示す。この液晶パネルは
主に、2枚のガラス基板とその間の液晶層から形成され
ている。下基板7bには、マトリックス状に複数設けら
れた絵素毎に、透明絵素電極2に印加する電圧を制御す
るための薄膜トランジスタ3を備え、上基板7aには、
赤緑青色からなるカラーフィルタ8と、各色を分離する
とともに薄膜トランジスタ3や配線部を遮光するための
Cr薄膜からなるマトリックス状に形成されたブラック
マトリクスと呼ばれる遮光層6と、対向電極5とが設け
られている。そして、その間には分子方向のねじれ角が
90度の液晶層1が設けられている。
【0005】さらに、上下基板7a,7bの内側には、
液晶分子を配向させるためにポリイミドを材料とする配
向膜4が設けられ、ラビング法等によって配向処理が施
されている。また、下基板7bの外側には下偏光板9b
が配置され、上基板7aの外側には上偏光板9a’が配
置されている。本タイプの液晶パネルでは、上下偏光板
9a’,9bの偏光軸を直交させ、液晶への電圧が無印
加時に光透過状態(明表示状態)となる、いわゆるノー
マリーホワイトモードで動作させる方式が一般的であ
る。
液晶分子を配向させるためにポリイミドを材料とする配
向膜4が設けられ、ラビング法等によって配向処理が施
されている。また、下基板7bの外側には下偏光板9b
が配置され、上基板7aの外側には上偏光板9a’が配
置されている。本タイプの液晶パネルでは、上下偏光板
9a’,9bの偏光軸を直交させ、液晶への電圧が無印
加時に光透過状態(明表示状態)となる、いわゆるノー
マリーホワイトモードで動作させる方式が一般的であ
る。
【0006】また、面状光源10を下偏光板9bの下方
に設置し、観察者は上偏光板9a’の上方から眺め、光
源10の光が液晶パネルにより絵素毎に透過、遮光(中
間調含む)選択され、さらにカラーフィルタ8で着色さ
れてカラー表示となる。ところで、上基板7aに設けら
れる遮光層6は一般的に、スパッタや蒸着などでCr金
属薄膜をガラス上に製膜し、フォトリソグラフィーによ
ってパターンニングされ形成される。このCr金属薄膜
の遮光層6は吸収長が短く、遮光性に優れており、アク
ティブマトリックス型の液晶表示パネルでは広く一般的
に使用されている。
に設置し、観察者は上偏光板9a’の上方から眺め、光
源10の光が液晶パネルにより絵素毎に透過、遮光(中
間調含む)選択され、さらにカラーフィルタ8で着色さ
れてカラー表示となる。ところで、上基板7aに設けら
れる遮光層6は一般的に、スパッタや蒸着などでCr金
属薄膜をガラス上に製膜し、フォトリソグラフィーによ
ってパターンニングされ形成される。このCr金属薄膜
の遮光層6は吸収長が短く、遮光性に優れており、アク
ティブマトリックス型の液晶表示パネルでは広く一般的
に使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たCr金属薄膜の遮光層6は反射率が高く、屋外や明る
い室内での観察のように観察者側から強い光が入射する
場合、入射光がCr金属薄膜の遮光層6によって反射
し、コントラストなどの表示品位を損なうという課題が
あった。近年では、表示装置の用途拡大により、屋外や
明るい室内における表示品位の確保が要求され、前記の
課題は大きな問題となってきている。
たCr金属薄膜の遮光層6は反射率が高く、屋外や明る
い室内での観察のように観察者側から強い光が入射する
場合、入射光がCr金属薄膜の遮光層6によって反射
し、コントラストなどの表示品位を損なうという課題が
あった。近年では、表示装置の用途拡大により、屋外や
明るい室内における表示品位の確保が要求され、前記の
課題は大きな問題となってきている。
【0008】これらの要求に伴い、遮光層6に酸化Cr
などの低反射Cr層を用いた構造(シャープ技報,19
92年11月号,p39)等が開発・実用化されてきて
いる。この方法は、観察者側からの入射光によるパネル
反射率の低減には非常に効果的な手法であるが、製造工
数の増加やこれによるコストアップなどの実用上の問題
点を有している。
などの低反射Cr層を用いた構造(シャープ技報,19
92年11月号,p39)等が開発・実用化されてきて
いる。この方法は、観察者側からの入射光によるパネル
反射率の低減には非常に効果的な手法であるが、製造工
数の増加やこれによるコストアップなどの実用上の問題
点を有している。
【0009】この発明の目的は、上記問題点に鑑み、コ
スト的に有利な構成により、パネル面での外光反射によ
る表示品位の劣化を抑制することのできる表示素子を提
供することである。
スト的に有利な構成により、パネル面での外光反射によ
る表示品位の劣化を抑制することのできる表示素子を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の表示素子
は、光の変調機能を有する構成体と、この構成体の両外
側に配置した一対の偏光板とを備えた表示素子であっ
て、一対の偏光板のうち観察者側に配置された偏光板の
可視光域の光透過率を、光源側に配置された偏光板の光
透過率より低くしたことを特徴とする。
は、光の変調機能を有する構成体と、この構成体の両外
側に配置した一対の偏光板とを備えた表示素子であっ
て、一対の偏光板のうち観察者側に配置された偏光板の
可視光域の光透過率を、光源側に配置された偏光板の光
透過率より低くしたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の表示素子は、請求項1記載
の表示素子において、観察者側に配置された偏光板の光
透過率は、光源側に配置された偏光板の光透過率の90
%以下としている。請求項3記載の表示素子は、請求項
1または2記載の表示素子において、観察者側に配置さ
れた偏光板の表面に、反射防止膜を設けている。
の表示素子において、観察者側に配置された偏光板の光
透過率は、光源側に配置された偏光板の光透過率の90
%以下としている。請求項3記載の表示素子は、請求項
1または2記載の表示素子において、観察者側に配置さ
れた偏光板の表面に、反射防止膜を設けている。
【0012】請求項4記載の表示素子は、請求項1,2
または3記載の表示素子において、光の変調機能を有す
る構成体は、一対のガラス基板によって狭持された液晶
体からなるものである。請求項5記載の表示素子は、一
対のガラス基板によって狭持された液晶体と、一対のガ
ラス基板の両外側に一対の偏光板を形成してなる表示素
子であって、一対のガラス基板のうち観察者側に配置さ
れたガラス基板の光透過率を、光源側に配置されたガラ
ス基板の光透過率より低くしたことを特徴とする。
または3記載の表示素子において、光の変調機能を有す
る構成体は、一対のガラス基板によって狭持された液晶
体からなるものである。請求項5記載の表示素子は、一
対のガラス基板によって狭持された液晶体と、一対のガ
ラス基板の両外側に一対の偏光板を形成してなる表示素
子であって、一対のガラス基板のうち観察者側に配置さ
れたガラス基板の光透過率を、光源側に配置されたガラ
ス基板の光透過率より低くしたことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の表示素子は、請求項5記載
の表示素子において、観察者側に配置された偏光板の表
面に、反射防止膜を設けている。請求項7記載の表示素
子は、請求項5または6記載の表示素子において、観察
者側に配置されたガラス基板の分光透過率を、光源側に
配置されたガラス基板の分光透過率に対して、少なくと
も560(nm)から590(nm)の波長の間で低く
している。
の表示素子において、観察者側に配置された偏光板の表
面に、反射防止膜を設けている。請求項7記載の表示素
子は、請求項5または6記載の表示素子において、観察
者側に配置されたガラス基板の分光透過率を、光源側に
配置されたガラス基板の分光透過率に対して、少なくと
も560(nm)から590(nm)の波長の間で低く
している。
【0014】請求項8記載の表示素子は、請求項4,
5,6または7記載の表示素子において、一対のガラス
基板のうち一方の基板は、マトリクス状に配置した複数
の絵素電極と、この各絵素電極に接続したスイッチング
素子とを有し、他方の基板は、各絵素電極の間に対応し
て形成された遮光膜と、各絵素電極に対応して形成され
た着色層と、透明電極膜とを有している。
5,6または7記載の表示素子において、一対のガラス
基板のうち一方の基板は、マトリクス状に配置した複数
の絵素電極と、この各絵素電極に接続したスイッチング
素子とを有し、他方の基板は、各絵素電極の間に対応し
て形成された遮光膜と、各絵素電極に対応して形成され
た着色層と、透明電極膜とを有している。
【0015】
【作用】この発明の構成によれば、観察者側に配置され
た偏光板の可視光域の光透過率を、光源側に配置された
偏光板の光透過率より低くしている。外光は観察者側に
配置された偏光板を通過した後、光の変調機能を有する
構成体に入射し、構成体内の例えばブラックマトリクス
と呼ばれる遮光層で反射され、再び偏光板を通過して反
射光として観測される。すなわち、反射光は、観察者側
に配置された偏光板を2度通過する。一方、表示素子を
照射する光源からの本来の光束は、観察者側に配置され
た偏光板を1度通過するだけである。したがって、観察
者側に配置された偏光板の光透過率を低下させる構成を
とることによって、表示素子としての明るさの低下を抑
えつつ、観察者側で発生する反射光の主要因となってい
る遮光層などの金属膜からの反射光を低減することが可
能となる。
た偏光板の可視光域の光透過率を、光源側に配置された
偏光板の光透過率より低くしている。外光は観察者側に
配置された偏光板を通過した後、光の変調機能を有する
構成体に入射し、構成体内の例えばブラックマトリクス
と呼ばれる遮光層で反射され、再び偏光板を通過して反
射光として観測される。すなわち、反射光は、観察者側
に配置された偏光板を2度通過する。一方、表示素子を
照射する光源からの本来の光束は、観察者側に配置され
た偏光板を1度通過するだけである。したがって、観察
者側に配置された偏光板の光透過率を低下させる構成を
とることによって、表示素子としての明るさの低下を抑
えつつ、観察者側で発生する反射光の主要因となってい
る遮光層などの金属膜からの反射光を低減することが可
能となる。
【0016】また、観察者側に配置されたガラス基板の
光透過率を、光源側に配置されたガラス基板の光透過率
より低くしている。外光は観察者側に配置された偏光板
およびガラス基板を通過した後、例えばブラックマトリ
クスと呼ばれる遮光層で反射され、再びガラス基板およ
び偏光板を通過して反射光として観測される。すなわ
ち、反射光は、観察者側に配置されたガラス基板を2度
通過する。一方、表示素子を照射する光源からの本来の
光束は、観察者側に配置されたガラス基板を1度通過す
るだけである。したがって、観察者側に配置されたガラ
ス基板の光透過率を低下させる構成をとることによっ
て、表示素子としての明るさの低下を抑えつつ、観察者
側で発生する反射光の主要因となっている遮光層などの
金属膜からの反射光を低減することが可能となる。
光透過率を、光源側に配置されたガラス基板の光透過率
より低くしている。外光は観察者側に配置された偏光板
およびガラス基板を通過した後、例えばブラックマトリ
クスと呼ばれる遮光層で反射され、再びガラス基板およ
び偏光板を通過して反射光として観測される。すなわ
ち、反射光は、観察者側に配置されたガラス基板を2度
通過する。一方、表示素子を照射する光源からの本来の
光束は、観察者側に配置されたガラス基板を1度通過す
るだけである。したがって、観察者側に配置されたガラ
ス基板の光透過率を低下させる構成をとることによっ
て、表示素子としての明るさの低下を抑えつつ、観察者
側で発生する反射光の主要因となっている遮光層などの
金属膜からの反射光を低減することが可能となる。
【0017】さらに、観察者側に配置された偏光板の表
面に、反射防止膜を設けることにより、外光の反射をよ
り抑えることができる。
面に、反射防止膜を設けることにより、外光の反射をよ
り抑えることができる。
【0018】
〔第1の実施例〕以下この発明の第1の実施例について
詳細に説明する。図1はこの発明の第1の実施例におけ
るアクティブマトリクスのツイストネマティックタイプ
の透過型カラー液晶パネルの一部の断面図を示すもので
ある。基本的な構成は図6に示した従来例と同じである
が、上偏光板9aの光透過率と上偏光板9aの外側に反
射防止膜11を設けている点が異なる。以下詳しく説明
する。
詳細に説明する。図1はこの発明の第1の実施例におけ
るアクティブマトリクスのツイストネマティックタイプ
の透過型カラー液晶パネルの一部の断面図を示すもので
ある。基本的な構成は図6に示した従来例と同じである
が、上偏光板9aの光透過率と上偏光板9aの外側に反
射防止膜11を設けている点が異なる。以下詳しく説明
する。
【0019】ガラス基板からなる上下基板7a,7b間
に、分子方向のねじれ角が90度の液晶層1を挟持し、
下基板7bには、マトリクス状に複数設けられた絵素毎
に、透明絵素電極2に印加する電圧を制御するための薄
膜トランジスタ3を備え、上基板7aには、赤緑青色か
らなるカラーフィルタ8と、各色を分離するとともに薄
膜トランジスタ3や配線部を遮光するためのCr薄膜か
ら成る遮光層6と、対向電極5とが設けられている。こ
の上下基板7a,7bの内側には、液晶分子を配向させ
るためにポリイミドを材料とする配向膜4が設けられ、
ラビング法によって配向処理が施されている。また、下
基板7bの外側には下偏光板9bを配置し、上基板7a
の外側には上偏光板9aを配置している。そして、上偏
光板9aの外側表面には反射防止膜11を塗布してい
る。この反射防止膜11は、無機誘電体層としてのフッ
化マグネシウムからなる薄膜である。また、有機薄膜で
あるフッ素系樹脂の多層からなる薄膜を用いてもよい。
に、分子方向のねじれ角が90度の液晶層1を挟持し、
下基板7bには、マトリクス状に複数設けられた絵素毎
に、透明絵素電極2に印加する電圧を制御するための薄
膜トランジスタ3を備え、上基板7aには、赤緑青色か
らなるカラーフィルタ8と、各色を分離するとともに薄
膜トランジスタ3や配線部を遮光するためのCr薄膜か
ら成る遮光層6と、対向電極5とが設けられている。こ
の上下基板7a,7bの内側には、液晶分子を配向させ
るためにポリイミドを材料とする配向膜4が設けられ、
ラビング法によって配向処理が施されている。また、下
基板7bの外側には下偏光板9bを配置し、上基板7a
の外側には上偏光板9aを配置している。そして、上偏
光板9aの外側表面には反射防止膜11を塗布してい
る。この反射防止膜11は、無機誘電体層としてのフッ
化マグネシウムからなる薄膜である。また、有機薄膜で
あるフッ素系樹脂の多層からなる薄膜を用いてもよい。
【0020】従来、上偏光板および下偏光板の光透過率
は、上下とも同じか或いは、下偏光板の光透過率が若干
低い構成がとられている。現在広く使用されている偏光
板の白色光に対する透過率は約41%程度のものである
が、図1に示したこの実施例では、上偏光板9aとし
て、光透過率が約37%のものを用い、下偏光板9bと
して光透過率が約41%程度のものを用いている。すな
わち、この実施例では、観察者側に配置される上偏光板
9aの光透過率を、下偏光板9bの光透過率より低くし
てある。
は、上下とも同じか或いは、下偏光板の光透過率が若干
低い構成がとられている。現在広く使用されている偏光
板の白色光に対する透過率は約41%程度のものである
が、図1に示したこの実施例では、上偏光板9aとし
て、光透過率が約37%のものを用い、下偏光板9bと
して光透過率が約41%程度のものを用いている。すな
わち、この実施例では、観察者側に配置される上偏光板
9aの光透過率を、下偏光板9bの光透過率より低くし
てある。
【0021】図2は、図1に掲げた実施例の構成におい
て、上偏光板9aとして、光透過率が従来の41%のも
のと、この実施例である37%のものとを作成し、外光
によるパネル表面照度が500ルックスの環境下で、赤
・緑・青の色度を測定した結果を示したものである。図
中、Dは色度図を示し、Aはこの実施例の上偏光板9a
の透過率が37%のもの、Bは従来の41%のものであ
る。この測定結果から、Aの実施例の構成による表示素
子の方が、外光照射環境下においても高い色再現範囲を
実現できることが判る。パネルコントラストについて
も、上記環境下でそれぞれ36(実施例)と24(従
来)であり、この発明の実施例の構成によってコントラ
ストの低下も抑止できることが判った。またパネル透過
率はそれぞれ6.6%(実施例),7.2%(従来)で
あり、上偏光板透過率を低下した分だけ減少するが、外
光照射環境下での画像品質は、コントラスト、色再現範
囲に優れたこの発明の実施例の構成の方が明らかに優れ
ていた。
て、上偏光板9aとして、光透過率が従来の41%のも
のと、この実施例である37%のものとを作成し、外光
によるパネル表面照度が500ルックスの環境下で、赤
・緑・青の色度を測定した結果を示したものである。図
中、Dは色度図を示し、Aはこの実施例の上偏光板9a
の透過率が37%のもの、Bは従来の41%のものであ
る。この測定結果から、Aの実施例の構成による表示素
子の方が、外光照射環境下においても高い色再現範囲を
実現できることが判る。パネルコントラストについて
も、上記環境下でそれぞれ36(実施例)と24(従
来)であり、この発明の実施例の構成によってコントラ
ストの低下も抑止できることが判った。またパネル透過
率はそれぞれ6.6%(実施例),7.2%(従来)で
あり、上偏光板透過率を低下した分だけ減少するが、外
光照射環境下での画像品質は、コントラスト、色再現範
囲に優れたこの発明の実施例の構成の方が明らかに優れ
ていた。
【0022】また、上偏光板9aの外側に反射防止膜1
1を設けたことにより、上偏光板9aの表面での光の反
射を抑止することができ、Cr薄膜の遮光層6での反射
光の低減とともに、パネル全体の反射率を低減する効果
がある。以上のようにこの実施例によれば、上偏光板9
aの光透過率を、下偏光板9bの光透過率より低くし、
上偏光板9aに反射防止膜11を設けたことにより、観
察者側より入射する外光は、反射防止膜11,上偏光板
9aおよび上基板7aを通過した後、遮光層6で反射さ
れて再び上基板7a,上偏光板9aおよび反射防止膜1
1を通過して反射光として観測されるが、反射光は、観
察者側に配置された上偏光板9aおよび反射防止膜11
を2度通過する。一方、表示素子を照射する光源10か
らの本来の光束は、観察者側に配置された上偏光板9a
および反射防止膜11を1度通過するだけである。した
がって、表示素子としての明るさの低下を抑えつつ、観
察者側で発生する反射光の主要因となっている遮光層6
などの金属膜からの反射光を低減することができる。こ
のように、パネル透過率は多少減少するが、外光照射の
環境下においても、パネルコントラスト、色再現範囲の
低下を大幅に抑えることができる。したがって、明るい
室内や屋外においても高コントラストで色再現範囲の広
い表示品位の良好なアクティブマトリクスのカラー液晶
パネルを得ることができる。
1を設けたことにより、上偏光板9aの表面での光の反
射を抑止することができ、Cr薄膜の遮光層6での反射
光の低減とともに、パネル全体の反射率を低減する効果
がある。以上のようにこの実施例によれば、上偏光板9
aの光透過率を、下偏光板9bの光透過率より低くし、
上偏光板9aに反射防止膜11を設けたことにより、観
察者側より入射する外光は、反射防止膜11,上偏光板
9aおよび上基板7aを通過した後、遮光層6で反射さ
れて再び上基板7a,上偏光板9aおよび反射防止膜1
1を通過して反射光として観測されるが、反射光は、観
察者側に配置された上偏光板9aおよび反射防止膜11
を2度通過する。一方、表示素子を照射する光源10か
らの本来の光束は、観察者側に配置された上偏光板9a
および反射防止膜11を1度通過するだけである。した
がって、表示素子としての明るさの低下を抑えつつ、観
察者側で発生する反射光の主要因となっている遮光層6
などの金属膜からの反射光を低減することができる。こ
のように、パネル透過率は多少減少するが、外光照射の
環境下においても、パネルコントラスト、色再現範囲の
低下を大幅に抑えることができる。したがって、明るい
室内や屋外においても高コントラストで色再現範囲の広
い表示品位の良好なアクティブマトリクスのカラー液晶
パネルを得ることができる。
【0023】また、従来例で述べたように、遮光層6で
の反射率を抑制するために、遮光層6に酸化Cr層など
を付加して多層化すると、製造工数の増加やこれによる
コストアップが発生したが、本発明の方法によれば、製
造工数の増加もなく、極めて容易にパネル反射率を低減
することができる。また、上記実施例では、開口率が6
0%の液晶パネル、すなわち図1に示した遮光層6の領
域が全表示領域の40%を占めるパネルを用いたが、外
光照射環境下での上記した効果は、特にパネル開口率が
60%以上で多大であった。
の反射率を抑制するために、遮光層6に酸化Cr層など
を付加して多層化すると、製造工数の増加やこれによる
コストアップが発生したが、本発明の方法によれば、製
造工数の増加もなく、極めて容易にパネル反射率を低減
することができる。また、上記実施例では、開口率が6
0%の液晶パネル、すなわち図1に示した遮光層6の領
域が全表示領域の40%を占めるパネルを用いたが、外
光照射環境下での上記した効果は、特にパネル開口率が
60%以上で多大であった。
【0024】また、上偏光板9aの光透過率は、下偏光
板9bの光透過率の約90%以下とすることにより、上
記効果は大きい。 〔第2の実施例〕以下この発明の第2の実施例について
詳細に説明する。第2の実施例の基本的な構成は図1に
示した第1の実施例と同じであるので、以下図1を参考
にしながら第2の実施例の表示素子の構成について説明
する。
板9bの光透過率の約90%以下とすることにより、上
記効果は大きい。 〔第2の実施例〕以下この発明の第2の実施例について
詳細に説明する。第2の実施例の基本的な構成は図1に
示した第1の実施例と同じであるので、以下図1を参考
にしながら第2の実施例の表示素子の構成について説明
する。
【0025】この実施例では、上下偏光板9a,9bに
はどちらも光透過率が41%のものを用いてあり、観察
者側に配置された上基板7aの光透過率を、下基板7b
の光透過率より低くすることによって、第1の実施例と
同様の効果を得ようとするものである。この実施例で
は、パネルを照射している光源10からの光の低下を極
力抑え、しかも外光による反射を効果的に低減するた
め、図3に示した分光透過率特性を有するガラスフィル
タを上基板7aに用いた。これは、以下の理由による。
はどちらも光透過率が41%のものを用いてあり、観察
者側に配置された上基板7aの光透過率を、下基板7b
の光透過率より低くすることによって、第1の実施例と
同様の効果を得ようとするものである。この実施例で
は、パネルを照射している光源10からの光の低下を極
力抑え、しかも外光による反射を効果的に低減するた
め、図3に示した分光透過率特性を有するガラスフィル
タを上基板7aに用いた。これは、以下の理由による。
【0026】一般に良く利用されている液晶パネル照射
用の光源10は、図4に示すように赤(620nm)・
緑(540nm)・青(430nm)の領域にそれぞれ
輝線スペクトルを有するタイプの光源である。一方、外
光は可視波長範囲内で連続に分布しているので、観察者
側に配置された上基板7aの分光透過率特性に図3に示
した分布を持たせることにより、パネル照射用の光源1
0からの光強度を低下させることなく、外光を吸収し反
射を大幅に抑えることができる。
用の光源10は、図4に示すように赤(620nm)・
緑(540nm)・青(430nm)の領域にそれぞれ
輝線スペクトルを有するタイプの光源である。一方、外
光は可視波長範囲内で連続に分布しているので、観察者
側に配置された上基板7aの分光透過率特性に図3に示
した分布を持たせることにより、パネル照射用の光源1
0からの光強度を低下させることなく、外光を吸収し反
射を大幅に抑えることができる。
【0027】図5は、第1の実施例において図2で比較
するときに用いた従来の構成における液晶表示パネル
と、この実施例の構成における液晶表示パネルとを作成
し、外光によるパネル表面照度が500ルックスの環境
下で、赤・緑・青の色度を測定した結果を示したもので
ある。図中、Dは色度図を示し、Cはこの実施例の構成
のもの、Bは従来構成のものである。この測定結果から
もわかるように、この実施例の構成の表示パネルは、外
光下でも広い色再現範囲を実現できる。パネルコントラ
ストは、上記環境下でそれぞれ53(実施例)と24
(従来)であった。またパネル透過率はそれぞれ6.3
%(実施例),7.2%(従来)であり、透過率の低下
もかなり抑えることができた。
するときに用いた従来の構成における液晶表示パネル
と、この実施例の構成における液晶表示パネルとを作成
し、外光によるパネル表面照度が500ルックスの環境
下で、赤・緑・青の色度を測定した結果を示したもので
ある。図中、Dは色度図を示し、Cはこの実施例の構成
のもの、Bは従来構成のものである。この測定結果から
もわかるように、この実施例の構成の表示パネルは、外
光下でも広い色再現範囲を実現できる。パネルコントラ
ストは、上記環境下でそれぞれ53(実施例)と24
(従来)であった。またパネル透過率はそれぞれ6.3
%(実施例),7.2%(従来)であり、透過率の低下
もかなり抑えることができた。
【0028】この実施例では、上基板7aとして色ガラ
スフィルタの一種である、ディディミウムフィルタを用
いた。このフィルタは、上記したように、分光透過率特
性と光源とのスペクトル分布の対応性がよく、この発明
の目的とする効果を実現する上で極めて好ましい特性を
有するものである。しかし、上基板7aとして利用可能
な基板としては、この実施例で用いた色ガラスフィルタ
に限定するものではない。第1の実施例の上偏光板9a
のように、波長に依らず一様に透過率を減少させる上基
板7aを用いて、外光による不用反射光の影響を低減す
るようにしてもよい。
スフィルタの一種である、ディディミウムフィルタを用
いた。このフィルタは、上記したように、分光透過率特
性と光源とのスペクトル分布の対応性がよく、この発明
の目的とする効果を実現する上で極めて好ましい特性を
有するものである。しかし、上基板7aとして利用可能
な基板としては、この実施例で用いた色ガラスフィルタ
に限定するものではない。第1の実施例の上偏光板9a
のように、波長に依らず一様に透過率を減少させる上基
板7aを用いて、外光による不用反射光の影響を低減す
るようにしてもよい。
【0029】なお、反射防止膜11は第1の実施例で述
べたものと同様であり、その効果も同様である。以上の
ようにこの実施例によれば、上基板7aの光透過率を下
基板7bの光透過率より低くするとともに、反射防止膜
11を設けることにより、観察者側より入射する外光
は、反射防止膜11,上偏光板9aおよび上基板7aを
通過した後、遮光層6で反射されて再び上基板7a,上
偏光板9aおよび反射防止膜11を通過して反射光とし
て観測されるが、反射光は、観察者側に配置された上基
板7aおよび反射防止膜11を2度通過する。一方、表
示素子を照射する光源10からの本来の光束は、観察者
側に配置された上基板7aおよび反射防止膜11を1度
通過するだけである。したがって、表示素子としての明
るさの低下を抑えつつ、観察者側で発生する反射光の主
要因となっている遮光層6などの金属膜からの反射光を
低減することができる。このように、パネル透過率の低
下を抑え、しかも外光照射の環境下においても、パネル
コントラスト、色再現範囲の低下を大幅に抑えることが
できる。したがって、明るい室内や屋外においても高コ
ントラストで色再現範囲の広い表示品位の良好なアクテ
ィブマトリクスのカラー液晶パネルを得ることができ
る。
べたものと同様であり、その効果も同様である。以上の
ようにこの実施例によれば、上基板7aの光透過率を下
基板7bの光透過率より低くするとともに、反射防止膜
11を設けることにより、観察者側より入射する外光
は、反射防止膜11,上偏光板9aおよび上基板7aを
通過した後、遮光層6で反射されて再び上基板7a,上
偏光板9aおよび反射防止膜11を通過して反射光とし
て観測されるが、反射光は、観察者側に配置された上基
板7aおよび反射防止膜11を2度通過する。一方、表
示素子を照射する光源10からの本来の光束は、観察者
側に配置された上基板7aおよび反射防止膜11を1度
通過するだけである。したがって、表示素子としての明
るさの低下を抑えつつ、観察者側で発生する反射光の主
要因となっている遮光層6などの金属膜からの反射光を
低減することができる。このように、パネル透過率の低
下を抑え、しかも外光照射の環境下においても、パネル
コントラスト、色再現範囲の低下を大幅に抑えることが
できる。したがって、明るい室内や屋外においても高コ
ントラストで色再現範囲の広い表示品位の良好なアクテ
ィブマトリクスのカラー液晶パネルを得ることができ
る。
【0030】なお、上基板7aの分光透過率が、下基板
7bの分光透過率に対して、少なくとも560(nm)
から590(nm)の波長の間で低ければ、効果は得ら
れる。また、上記実施例でも第1の実施例と同様に、開
口率が60%の液晶パネル、すなわち図1に示した遮光
層6の領域が全表示領域の40%を占めるパネルを用い
たが、外光照射環境下での上記した効果は、特にパネル
開口率が60%以上で多大であった。
7bの分光透過率に対して、少なくとも560(nm)
から590(nm)の波長の間で低ければ、効果は得ら
れる。また、上記実施例でも第1の実施例と同様に、開
口率が60%の液晶パネル、すなわち図1に示した遮光
層6の領域が全表示領域の40%を占めるパネルを用い
たが、外光照射環境下での上記した効果は、特にパネル
開口率が60%以上で多大であった。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、観察者
側に配置された偏光板の可視光域の光透過率を、光源側
に配置された偏光板の光透過率より低くしている。外光
は観察者側に配置された偏光板を通過した後、光の変調
機能を有する構成体に入射し、構成体内の例えばブラッ
クマトリクスと呼ばれる遮光層で反射され、再び偏光板
を通過して反射光として観測される。すなわち、反射光
は、観察者側に配置された偏光板を2度通過する。一
方、表示素子を照射する光源からの本来の光束は、観察
者側に配置された偏光板を1度通過するだけである。し
たがって、観察者側に配置された偏光板の光透過率を低
下させるという簡易でコスト的にも有利な構成により、
表示素子としての明るさの低下を抑えつつ、観察者側で
発生する反射光の主要因となっている遮光層などの金属
膜からの反射光を低減することが可能となる。このよう
に、室内光など外光の反射を防止し、屋外や明るい室内
での表示品位の確保することができる優れた表示素子を
実現できるものである。
側に配置された偏光板の可視光域の光透過率を、光源側
に配置された偏光板の光透過率より低くしている。外光
は観察者側に配置された偏光板を通過した後、光の変調
機能を有する構成体に入射し、構成体内の例えばブラッ
クマトリクスと呼ばれる遮光層で反射され、再び偏光板
を通過して反射光として観測される。すなわち、反射光
は、観察者側に配置された偏光板を2度通過する。一
方、表示素子を照射する光源からの本来の光束は、観察
者側に配置された偏光板を1度通過するだけである。し
たがって、観察者側に配置された偏光板の光透過率を低
下させるという簡易でコスト的にも有利な構成により、
表示素子としての明るさの低下を抑えつつ、観察者側で
発生する反射光の主要因となっている遮光層などの金属
膜からの反射光を低減することが可能となる。このよう
に、室内光など外光の反射を防止し、屋外や明るい室内
での表示品位の確保することができる優れた表示素子を
実現できるものである。
【0032】また、観察者側に配置されたガラス基板の
光透過率を、光源側に配置されたガラス基板の光透過率
より低くしている。外光は観察者側に配置された偏光板
およびガラス基板を通過した後、例えばブラックマトリ
クスと呼ばれる遮光層で反射され、再びガラス基板およ
び偏光板を通過して反射光として観測される。すなわ
ち、反射光は、観察者側に配置されたガラス基板を2度
通過する。一方、表示素子を照射する光源からの本来の
光束は、観察者側に配置されたガラス基板を1度通過す
るだけである。したがって、観察者側に配置されたガラ
ス基板の光透過率を低下させるという簡易でコスト的に
も有利な構成により、表示素子としての明るさの低下を
抑えつつ、観察者側で発生する反射光の主要因となって
いる遮光層などの金属膜からの反射光を低減することが
可能となる。このように、室内光など外光の反射を防止
し、屋外や明るい室内での表示品位の確保することがで
きる優れた表示素子を実現できるものである。
光透過率を、光源側に配置されたガラス基板の光透過率
より低くしている。外光は観察者側に配置された偏光板
およびガラス基板を通過した後、例えばブラックマトリ
クスと呼ばれる遮光層で反射され、再びガラス基板およ
び偏光板を通過して反射光として観測される。すなわ
ち、反射光は、観察者側に配置されたガラス基板を2度
通過する。一方、表示素子を照射する光源からの本来の
光束は、観察者側に配置されたガラス基板を1度通過す
るだけである。したがって、観察者側に配置されたガラ
ス基板の光透過率を低下させるという簡易でコスト的に
も有利な構成により、表示素子としての明るさの低下を
抑えつつ、観察者側で発生する反射光の主要因となって
いる遮光層などの金属膜からの反射光を低減することが
可能となる。このように、室内光など外光の反射を防止
し、屋外や明るい室内での表示品位の確保することがで
きる優れた表示素子を実現できるものである。
【0033】さらに、観察者側に配置された偏光板の表
面に、反射防止膜を設けることにより、外光の反射をよ
り抑えることができる。
面に、反射防止膜を設けることにより、外光の反射をよ
り抑えることができる。
【図1】この発明の第1の実施例におけるアクティブマ
トリクスのツイストネマティックタイプの透過型カラー
液晶パネルの一部の断面図である。
トリクスのツイストネマティックタイプの透過型カラー
液晶パネルの一部の断面図である。
【図2】この発明の第1の実施例の液晶パネルの外光照
射環境下での色度座標測定結果を示す図である。
射環境下での色度座標測定結果を示す図である。
【図3】この発明の第2の実施例の液晶パネルの観察者
側ガラス基板の分光透過率特性を示す図である。
側ガラス基板の分光透過率特性を示す図である。
【図4】液晶パネルに用いられる光照射用の光源の分光
スペクトルを示す図である。
スペクトルを示す図である。
【図5】この発明の第2の実施例の液晶パネルの外光照
射環境下での色度座標測定結果を示す図である。
射環境下での色度座標測定結果を示す図である。
【図6】従来のアクティブマトリックスのツイストネマ
ティックタイプの透過型カラー液晶パネルの一部の断面
図である。
ティックタイプの透過型カラー液晶パネルの一部の断面
図である。
1 液晶層 2 透明絵素電極 3 薄膜トランジスタ 4 配向膜 5 対向電極 6 遮光層 7a 上基板 7b 下基板 8 カラーフィルタ 9a 上偏光板 9b 下偏光板 10 光源 11 反射防止膜
Claims (8)
- 【請求項1】 光の変調機能を有する構成体と、この構
成体の両外側に配置した一対の偏光板とを備えた表示素
子であって、 前記一対の偏光板のうち観察者側に配置された偏光板の
可視光域の光透過率を、光源側に配置された偏光板の光
透過率より低くしたことを特徴とする表示素子。 - 【請求項2】 観察者側に配置された偏光板の光透過率
は、光源側に配置された偏光板の光透過率の90%以下
とした請求項1記載の表示素子。 - 【請求項3】 観察者側に配置された偏光板の表面に、
反射防止膜を設けた請求項1または2記載の表示素子。 - 【請求項4】 光の変調機能を有する構成体は、一対の
ガラス基板によって狭持された液晶体からなる請求項
1,2または3記載の表示素子。 - 【請求項5】 一対のガラス基板によって狭持された液
晶体と、前記一対のガラス基板の両外側に一対の偏光板
を形成してなる表示素子であって、 前記一対のガラス基板のうち観察者側に配置されたガラ
ス基板の光透過率を、光源側に配置されたガラス基板の
光透過率より低くしたことを特徴とする表示素子。 - 【請求項6】 観察者側に配置された偏光板の表面に、
反射防止膜を設けた請求項5記載の表示素子。 - 【請求項7】 観察者側に配置されたガラス基板の分光
透過率を、光源側に配置されたガラス基板の分光透過率
に対して、少なくとも560(nm)から590(n
m)の波長の間で低くした請求項5または6記載の表示
素子。 - 【請求項8】 一対のガラス基板のうち一方の基板は、
マトリクス状に配置した複数の絵素電極と、この各絵素
電極に接続したスイッチング素子とを有し、他方の基板
は、前記各絵素電極の間に対応して形成された遮光膜
と、前記各絵素電極に対応して形成された着色層と、透
明電極膜とを有した請求項4,5,6または7記載の表
示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11615794A JPH07318925A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11615794A JPH07318925A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07318925A true JPH07318925A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14680191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11615794A Pending JPH07318925A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07318925A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007116683A1 (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-18 | Nitto Denko Corporation | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
| JP2007328217A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Nitto Denko Corp | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
| JP2008102227A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Nitto Denko Corp | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
| JP2009025780A (ja) * | 2007-06-18 | 2009-02-05 | Nitto Denko Corp | 液晶パネルおよび液晶表示装置 |
| JP2009092847A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Nitto Denko Corp | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
| US7812901B2 (en) | 2006-05-29 | 2010-10-12 | Nitto Denko Corporation | Liquid crystal panel and liquid crystal display apparatus |
| US8531765B2 (en) | 2008-11-19 | 2013-09-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Circularly polarizing plate and display device |
| JP2020024255A (ja) * | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタ及びそれを備えた液晶表示装置 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11615794A patent/JPH07318925A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007116683A1 (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-18 | Nitto Denko Corporation | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
| US8031296B2 (en) | 2006-04-05 | 2011-10-04 | Nitto Denko Corporation | Liquid crystal panel and liquid crystal display apparatus |
| US7812901B2 (en) | 2006-05-29 | 2010-10-12 | Nitto Denko Corporation | Liquid crystal panel and liquid crystal display apparatus |
| KR101335056B1 (ko) * | 2006-05-29 | 2013-12-03 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 액정 패널 및 액정 표시 장치 |
| JP2007328217A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Nitto Denko Corp | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
| JP2008102227A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Nitto Denko Corp | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
| JP2009025780A (ja) * | 2007-06-18 | 2009-02-05 | Nitto Denko Corp | 液晶パネルおよび液晶表示装置 |
| US8274624B2 (en) | 2007-06-18 | 2012-09-25 | Nitto Denko Corporation | Liquid crystal panel and liquid crystal display |
| JP2009092847A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Nitto Denko Corp | 液晶パネル及び液晶表示装置 |
| US8531765B2 (en) | 2008-11-19 | 2013-09-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Circularly polarizing plate and display device |
| JP2020024255A (ja) * | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタ及びそれを備えた液晶表示装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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|
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|
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