JPH07319004A - 遮光フィルム - Google Patents
遮光フィルムInfo
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- JPH07319004A JPH07319004A JP7955595A JP7955595A JPH07319004A JP H07319004 A JPH07319004 A JP H07319004A JP 7955595 A JP7955595 A JP 7955595A JP 7955595 A JP7955595 A JP 7955595A JP H07319004 A JPH07319004 A JP H07319004A
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Abstract
に優れ、光学機器用のシャッターや絞り等として好適な
遮光フィルムを提供するこ。 【構成】 基材フィルムの少なくとも片面に、バインダ
ー樹脂、平均粒径1μm以下の黒色微粉末、平均粒径
0.5〜10μmの有機フィラー及び平均粒径0.1〜
10μmの滑剤からなる遮光層を設けたことを特徴とす
る遮光フィルム。
Description
光学機器のシャッターや絞り等の遮光部材に使用される
遮光フィルムに関する。
作業時等において、携帯性に優れる高性能コンパクトカ
メラが市場に多く出回っている。また、個人でビデオ撮
影することが増え、それに伴いビデオカメラも軽量、コ
ンパクト化が進み、最近では手のひらに乗るくらいまで
小型化されている。このように、光学機器、特にカメ
ラ、ビデオカメラの小型化及び軽量化により、それらを
構成する部品にも小型化又は軽量化が求められている。
従来、シャッターや絞りなどの遮光部材には金属が使用
されていたが、小型化、軽量化及び低コスト化に伴い、
合成樹脂フィルムが用いられることが多くなってきてい
る。このような中で、光学機器に用いられる遮光フィル
ムとしては、カーボンブラックを混入させたポリエス
テルフィルムにサンドブラストによって表面を粗面化
し、さらに、電子電導型の導電剤を塗布したもの(特開
平1−12503号公報)、合成樹脂フィルムの両面
にカーボンブラック及び滑剤を含有する熱硬化型樹脂又
は常温硬化型樹脂層を設けたもの(特開平4−9802
号公報)、合成樹脂フィルムの少なくとも片面に表面
つや消し性、導電性及び遮光性を併有する合成樹脂層を
積層させたもの(特開平4−62048号公報)等が知
られている。しかしながら、これら従来の遮光フィルム
は、その遮光性及び経済性の点から見ると、必ずしも十
分満足しうるものではない。例えば、のものでは、高
い遮光性を得るためにはカーボンブラックを多量に混入
させなくてはならず、このため、フィルムの機械的及び
その他の物性が変化してしまう。さらに、サンドブラス
トにより表面が粗面化してあるため、フィルム同士の摺
り合わせ等により表面の凹凸がつぶれやすく、長期使用
後にフィルム表面に光沢が生じてしまう。また、のも
のでは、フィルム上の熱硬化性樹脂又は常温硬化性樹脂
層中にカーボンブラック及び滑剤を含有させるため、表
面に光沢を生じやすく、表面の光沢を下げるためには粒
径の大きなカーボンブラック及び滑剤を使用しなくては
ならない。そのために遮光性が低下するといった欠点を
生じる。さらに、のものでは、その遮光層は実質的に
樹脂から構成されるため、滑り性が不十分となる欠点が
ある。以上のように、従来の遮光フィルムは、遮光性、
摺動性、導電性及び表面つや消し性の全てを満足するも
のではなかった。
動性、導電性及び表面つや消し性に優れ、光学機器用の
シャッターや絞り等として好適な遮光フィルムを提供す
ることをその課題とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、基材フィルムの
少なくとも片面に、バインダー樹脂、平均粒径1μm以
下の黒色微粉末、平均粒径0.5〜10μmの有機フィ
ラー及び平均粒径0.1〜10μmの滑剤からなる遮光
層を設けたことを特徴とする遮光フィルムが提供され
る。
リカーボネート、ポリエステル、ポリスチレン、ポリイ
ミド等の合成樹脂フィルムが用いられるが、特にポリエ
ステルフィルムが好適である。また、基材フィルムは透
明なものはもちろん、発泡ポリエステルフィルムや、カ
ーボンブラック等の黒色顔料や他の顔料を含有させた合
成樹脂フィルムを使用することもできる。この場合、そ
の基材フィルムはその用途により適当なものを選ぶこと
ができる。例えば、高い遮光性が必要な場合には黒色顔
料含有の合成樹脂フィルムを、そうでない場合は透明も
しくは発泡した合成樹脂フィルムを使用することができ
る。基材フィルムの厚みは使用目的や利用分野などによ
り様々であるが、通常25〜190μm、好ましくは5
0〜125μmの範囲で選ばれる。また、基材フィルム
は必要に応じアンカー処理またはコロナ処理を行うこと
もできる。これにより合成樹脂層と基材フィルムの接着
性が向上する。
熱や光等により硬化性を示す硬化性樹脂や熱可塑性樹脂
等が用いられる。本発明では熱硬化性樹脂が好ましく使
用されるが、このようなものとしては、例えば、アクリ
ル系、ウレタン系、フェノール系、メラミン系、尿素
系、ジアリルフタレート系、ポリエステル系、エポキシ
系、アルキド系等の樹脂が挙げられ、これらの1種又は
2種以上を混合して用いることができる。この中で特に
好ましいのは、熱硬化性アクリル樹脂であり、このもの
は基材フィルムとの接着性、耐傷性に優れる。熱可塑性
樹脂としては、熱可塑性アクリル樹脂や、塩化ビニル樹
脂、ブチラール樹脂、スチレン/ブタジエン樹脂等が挙
げられる。バインダー樹脂の含有量は、遮光層中、即
ち、バインダー樹脂、カーボンブラック、有機フィラー
及び滑剤の合計重量に対し、25〜65重量%、好まし
くは35〜55重量%であり、この範囲より少ないと、
基材フィルムと遮光層との接着性が低下し、またこの範
囲より多いと、遮光性、摺動性、導電性及び表面つや消
し性のバランスをとるのが困難になる。
公知の各種のもの、例えば、カーボンブラックやアニリ
ンブラック等が用いられ、その平均粒径は1μm以下、
好ましくは0.5μm以下である。平均粒径がこの範囲
より大きくなると、表面つや消し性は十分であるが、遮
光性が低下するので好ましくない。この黒色微粉末の含
有量は、遮光層中、10〜20重量%、好ましくは12
〜18重量%であり、この範囲より少ないと、遮光性及
び導電性が低下し、この範囲より多いと表面のつや消し
性に劣り、またコスト高となる。
種の合成樹脂粒子、例えば、メラミン樹脂、ベンゾグア
ナミン樹脂、ベンゾグアナミン/メラミン/ホルマリン
縮合物、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、スチレン樹脂等
が挙げられ、これらの1種又は2種を混合して用いるこ
ともできる。特に、ベンゾグアナミンとホルムアルデヒ
ドの縮合物がフィルム表面のつや消し性及び摺動性の向
上という点から好ましい。また、有機フィラーの形状は
球状品でも粉砕品であってもよいが、球状品を使用する
ことにより静摩擦係数が低くなり、摺動性が向上するの
で好ましい。有機フィラーの含有量は、遮光層中、20
〜40重量%、好ましくは25〜35重量%であり、こ
の範囲を逸脱すると、表面のつや消し性、摺動性が低下
する。有機フィラーの平均粒径は0.5〜10μm、好
ましくは1〜5μmであり、この範囲より大きいと遮光
性が低下し、小さいとフィルム表面のつや消し効果が十
分でなくなる。
各種のもの、例えば、ポリエチレン等の炭化水素系滑
剤、ステアリン酸等の脂肪酸系滑剤、ステアリルアルコ
ール等のアルコール系滑剤、二硫化モリブデン等の固体
潤滑剤、シリコン系樹脂粒子、含フッ素樹脂粒子、架橋
ポリメチルメタクリレート粒子、架橋ポリスチレン粒子
等が挙げられる。特に含フッ素樹脂粒子を用いた場合に
は遮光層の摺動性が向上するので好ましい。また滑剤の
形状は球状であってもなくてもよいが、球状の方が摺動
性、表面つや消し性の面から好ましい。滑剤の含有量は
遮光層中、5〜15重量%、好ましくは7〜13重量%
であり、この範囲を逸脱すると、摺動性及び表面つや消
し効果が低下する。また、滑剤の平均粒径は、0.1〜
10μm、好ましくは0.15〜5μmであり、この範
囲より平均粒径が大きいと摺動効果が低下し、この範囲
より平均粒径が小さいと、フィルム表面のつや消し性に
劣るようになる。
片面又は両面に、バインダー樹脂、黒色微粉末、有機フ
ィラー及び滑剤を含む塗布液をコーティングすることに
より得ることができる。塗布液の溶剤は水や有機溶媒、
水と有機溶媒との混合物等であることができる。また、
バインダー樹脂は、溶媒中に溶解又は分散していてもよ
い。
層は1層であることができる他、2層あるいはそれ以上
の層から構成されていてもよい。例えば、バインダー樹
脂、黒色微粉末及び有機フィラーからなる層の上に、バ
インダー樹脂及び滑剤を含む塗布液をコーティングする
ことにより、2層からなる遮光層を形成することができ
る。この場合、最外層が滑剤を含む層となるため、より
高い摺動性を得ることができるようになる。また、バイ
ンダー樹脂と有機フィラーからなる層の上に、バインダ
ー樹脂と黒色微粉末からなる層を形成し、さらにその上
にバインダー樹脂と滑剤からなる層を形成することによ
り、3層からなる遮光層を形成することができる。な
お、遮光層を2層あるいはそれ以上の層から構成した場
合でも、遮光層全体に含まれる各成分の比率は前記範囲
と同一である。遮光層の厚さは、遮光フィルムの使用状
況により異なるが、一般的には2〜30μmであり、カ
メラのシャッターとして使用する場合、3〜20μm、
好ましくは5〜15μmである。
する。なお、以下において示す部及び%はいずれも重量
基準である。
ルムの両面に、飽和ポリエステル樹脂(商品名「バイロ
ン」、東洋紡績(株)社製)からなる下引き層(厚さ:
1μm)を介して下記処方の塗布液を塗布し、100℃
で2分間乾燥して厚さ10μmの遮光膜を得た。なお、
遮光フィルム全体の厚みは72μmであった。 (塗布液) 熱硬化性アクリルエマルジョン (モビニール767、固形分46%;ヘキスト合成(株)製) 29.3部 カーボンブラック (EP−510BLACK 固形分37%;大日精化(株)製) 12.2部 ベンゾグアナミン/メラミン/ホルムアルデヒド樹脂 (エポスターM30;日本触媒(株)製) 9.0部 含フッ素樹脂エマルジョン (テフロンFEP 固形分54%;三井・デュポン(株)製) 5.6部 イオン交換水 43.8部
部、ベンゾグアナミン/メラミン/ホルムアルデヒド樹
脂を6.0部にした以外は同様にして遮光フィルムを得
た。
部、カーボンブラックを8.1部、含フッ素樹脂エマル
ジョンを2.8部にした以外は同様にして遮光フィルム
を得た。
ルムの両面に、飽和ポリエステル樹脂(商品名「バイロ
ン」、東洋紡績(株)社製)からなる下引き層(厚さ:
1μm)を介して下記処方(A)の塗布液を塗布し、1
00℃で2分間乾燥した後、下記処方(B)の塗布液を
塗布し、100℃で2分間乾燥して厚さ12μmの遮光
膜を得た。なお、遮光フィルム全体の厚みは76μmで
あった。 (塗布液A) 熱硬化性アクリルエマルジョン (モビニール767 固形分46%;ヘキスト合成(株)製) 32.6部 カーボンブラック (EP−510BLAK 固形分37%;大日精化(株)製) 13.5部 ベンゾグアナミン/メラミン/ホルムアルデヒド樹脂 (エポスタ−M30;日本触媒(株)製) 10.0部 イオン交換水 43.9部 (塗布液B) 熱硬化性アクリルエマルジョン (モビニール747 固形分43%;ヘキスト合成(株)製) 41.9部 含フッ素樹脂エマルジョン (テフロン30J 固形分60%;三井・デュポン(株)製) 3.3部 イオン交換水 54.8部
部、カーボンブラックを4.1部、ベンゾグアナミン/
メラミン/ホルムアルデヒド樹脂を4.5部、含フッ素
樹脂エマルジョンを11.1部にした以外は同様にして
遮光フィルムを得た。
い以外は同様にして遮光フィルムを得た。
ムアルデヒド樹脂を加えない以外は同様にして遮光フィ
ルムを得た。
ゾグアナミン/メラミン/ホルムアルデヒド樹脂を加え
ない以外は同様にして遮光フィルムを得た。
ルムの両面に、サンドブラスト加工をして遮光フィルム
を得た。
法により試験を行い、その結果を表1に示す。
SA感度3200の白黒フィルムを置き、白黒フィルム
が感光しているかどうかを調べた。評価は5段階で行
い、完全に感光しているものを1、完全に遮光している
ものを5とした。 試験2(導電性) 遮光フィルムの表面抵抗率をJIS K−6911に基
づき測定した。 試験3(表面つや消し性) 遮光フィルムの光沢度をJIS Z−8741に基づき
測定した。評価は5段階にて行い、最も光沢度の高いも
のを1、最も低いものを5とした。 試験4(摺動性) 遮光フィルムの静摩擦係数をASTM D−1984に
基づき測定した。評価は5段階にて行い、最も摩擦係数
の高いものを1、最も低いものを5とした。
発明の遮光フィルムは、基材フィルムの片面又は両面に
バインダー樹脂、黒色微粉末、有機フィラー、滑剤から
なる遮光層を設けたことにより、遮光性、導電性、表面
のつや消し及び摺動性のバランスのとれたもので、光学
機器用シャッター、絞り等の光学機器用遮光部材として
好適のものである。また、本発明の遮光フィルムにおい
ては、遮光層中のカーボンブラックの含有量を調節する
ことにより、遮光度合いを容易に変えることができ、多
種の光学機器用遮光材に対応することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材フィルムの少なくとも片面に、バイ
ンダー樹脂、平均粒径1μm以下の黒色微粉末、平均粒
径0.5〜10μmの有機フィラー及び平均粒径0.1
〜10μmの滑剤からなる遮光層を設けたことを特徴と
する遮光フィルム。 - 【請求項2】 遮光層中、バインダー樹脂の含有量が2
5〜65重量%、黒色微粉末の含有量が10〜20重量
%、有機フィラーの含有量が20〜40重量%及び滑剤
含有量が5〜15重量%である請求項1の遮光フィル
ム。 - 【請求項3】 遮光層が、2層あるいはそれ以上の層か
ら構成される請求項1又は2の遮光性フィルム。
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