JPH07319274A - 反転画像形成方法及び現像剤 - Google Patents

反転画像形成方法及び現像剤

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JPH07319274A
JPH07319274A JP6115446A JP11544694A JPH07319274A JP H07319274 A JPH07319274 A JP H07319274A JP 6115446 A JP6115446 A JP 6115446A JP 11544694 A JP11544694 A JP 11544694A JP H07319274 A JPH07319274 A JP H07319274A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反転現像系で有機感光体に脂肪酸金属塩を塗
布する系に発生する、画像の先端に、ある間隙をあけて
トナーが現像される現象を防止する。 【構成】 有機感光体/反転現像系でかつ脂肪酸金属塩
を有機感光体上に塗布するシステムにおいて、10〜500p
pmと含水率の低い脂肪酸金属塩を用い、かつクリーニン
グユニットに蓄積した脂肪酸金属塩をトナーとともに現
像器ユニットにリサイクルすることを特徴とする画像形
成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
静電印刷等に適用される電子写真技術に関するものであ
り、より詳しくは、その反転画像形成方法及び現像剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、有機感光体上に形成された静電潜
像を現像するトナーにおいて、無機微粒子(アルミナ、
チタニア、シリカ)と脂肪酸金属塩を含有するものが提
案されている(特開昭62-209538号、及び特開昭62-2095
39号)。その目的は有機感光体表面に付着するトナーバ
インダー樹脂や、転写紙より出る紙粉の除去のための適
度な研磨作用である。又、コロナ放電により発生するオ
ゾン等の活性酸素による感光体面の老化部分を除く効果
もある。
【0003】デジタル反転現像においても、感光体の劣
化防止を目的に脂肪酸金属塩を使用した例はある(特開
昭63-85581号)。しかし、反転現像系で有機感光体に脂
肪酸金属塩を塗布すると「先端フリンジ」の問題が発生
しやすい。「先端フリンジ」とは画像の先端(先端とは
通紙方向の上流側を指す)にある間隙を開けてトナーが
現像される現象を言う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の現象は感光体上
に現像されたトナーが現像剤の擦過力によって移動した
ためにおこると推定される。脂肪酸金属塩を塗布すると
基本的には感光体表面の摩擦係数が低下し、かつ反転現
像系では表面電位が低下しトナーを感光体上に保持する
力が低下するためトナーが移動しやすいものと考えられ
る。従って反転現像系では、従来の正規現像以上に脂肪
酸金属塩の塗布状態を精密に制御する必要がある。
【0005】またドットで形成されたデジタル潜像にお
いては、そのドットの先端にすべて「先端フリンジ」が
発生するため、ソリッド画像のみならずドットの集合で
形成されたハーフトーンにおいてもこの問題は大きい。
【0006】一方従来の脂肪酸金属塩の中でも含水率が
多いものは特にこの「先端フリンジ」現象が顕著であっ
た。
【0007】また従来はクリーニングユニット等に蓄積
した脂肪酸金属塩を廃トナーとともに廃棄していたた
め、また環境保全の点でも問題があった。さらに塗布効
率が悪いため供給する脂肪酸金属塩の量を過剰にした場
合、現像剤の帯電性に悪影響を及ぼす等の問題があっ
た。
【0008】本発明は上記の如き問題を解決するために
なされた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成を採ることによって達成される。
【0010】(1) 有機感光体上に静電潜像を形成し、
その潜像を現像剤を用いて反転現像する画像形成方法に
おいて、含水率が10〜500ppmの脂肪酸金属塩を感光体上
に供給するユニットと少なくとも供給した脂肪酸金属塩
の一部を現像ユニットへリサイクルするユニットを有す
ることを特徴とする反転画像形成方法。
【0011】(2) 有機感光体上にデジタル潜像を形成
し、その潜像を現像剤を用いて反転現像し、その後転写
体に転写されなかったトナーを現像ユニットにリサイク
ルする画像形成方法において、少なくとも含水率が10〜
500ppmの脂肪酸金属塩を含有することを特徴とする現像
剤。
【0012】脂肪酸金属塩の含水率を10〜500ppmにコン
トロールする手段は、用いる脂肪酸金属塩を予め低温低
湿に長時間放置したり、減圧乾燥する等なんであっても
良い。
【0013】本発明に於ける含水率の測定はカールフィ
ッシャー電量滴定法にて行う。測定機器は平沼産業(株)
社製の自動加熱気化水分測定システムAQS-724を用い
た。
【0014】具体的には、試料0.5gをガラス製の20ml
サンプル管に精秤し、表面がテフロンでコートされたシ
リコーンゴムパッキンで蓋をする。この時、空気中に含
まれる水分量を補正するために、上記の蓋をした時と同
時に同じパッキンで蓋をした空のサンプル管を2本用意
する。
【0015】加熱温度110℃、キャリアガス(窒素ガ
ス)流量150ml/minの条件にて水分気化装置から送られ
てきた水をINTERVAL25秒、TIMER1分の条件で滴定を行
った。発生液はハイドラナールアクアライトRS、対極
液はアクアライトCを用いた。
【0016】含水率(ppm)の計算は以下の式に従う
【0017】
【数1】
【0018】A:試料の入ったサンプル管から検出され
た水分量(g) B:2本の空サンプル管から検出された水分量(g)の
平均値 C:試料量(g) 脂肪酸金属塩を塗布すると感光体表面電位が低下するの
は、脂肪酸金属塩の電気抵抗が低いことが原因であろう
と推定される。含水率を極めて少なくした脂肪酸金属塩
を使用すると電気抵抗を高くでき、その結果反転現像系
で特有な「先端フリンジ」が発生しにくい。但しあまり
含水率が少ないと均一塗布性が損なわれるためこの含水
率のコントロールは、反転現像において特に重要であ
る。
【0019】クリーニングユニット等に蓄積した脂肪酸
金属塩を現像ユニットにリサイクルすることは、塗布効
率を上げ環境保全にも効果があることは言うまでもない
が、我々はリサイクルが意外な効果を生み出すことを見
いだした。リサイクルする脂肪酸金属塩は一度ストレス
を受けているので非常にへきかい性が強く、これを現像
ユニットにリサイクルし再び感光体に供給し塗布する
と、極めて均一な薄層が形成できるという点である。よ
って表面電位の低下を最小限に抑えることができ、「先
端フリンジ」防止に効果を発揮する。
【0020】本発明において、好ましく用いられる化合
物、作用条件、装置等を挙げれば次の如くである。
【0021】1.脂肪酸金属塩 水との親和力が少ないため含水率を低減した後は吸湿し
にくいため効果が持続するので、ステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸リチウムが特に好ましい。
【0022】又、含水率の範囲としては、10〜100ppmが
更に良い特性を示す。
【0023】2.脂肪酸金属塩の供給ユニット 脂肪酸金属塩固体を柱状にして直接感光体に押圧しても
よいが、トナー中に存在させ現像時に感光体上に供給
し、弾性ブレード等で押圧塗布する方法が装置が大きく
ならず、また脂肪酸金属塩の均一塗布の点で好ましい。
【0024】トナー中に存在する場合の添加量は、トナ
ーに対して0.01〜0.10重量%が好ましい。
【0025】塗布残留の脂肪酸金属塩はリサイクルされ
るので添加量はあまり多量には必要としないわけであ
る。このことはトナー、キャリアの帯電性への影響もす
くないという副次的な効果もある。その場合の脂肪酸金
属塩粒子の体積平均粒径は、0.1〜20μmが適正であり、
特に0.5〜10μmが好ましい。小さすぎると塗布膜が形成
しずらく、大きすぎると塗布膜が厚く不均一になる。
【0026】感光体上に供給された脂肪酸金属塩粒子を
弾性ブレード等で押圧塗布する場合の線圧は、6〜23g
/cmが適正である。これより圧力が小さいと脂肪酸金属
塩がうまく均一に塗布されず、大きすぎると感光体の軸
方向に塗布むらが生じやすい。
【0027】弾性ブレードの当接角は、6〜25°が望ま
しく、小さいと脂肪酸金属塩粒子がすりぬけてしまい塗
布効率が悪く、大きすぎると弾性ブレードがバウンドし
やすく感光体の周方向に塗布むらを生じる。
【0028】3.脂肪酸金属塩のリサイクルユニット クリーニングユニットに送られてくる脂肪酸金属塩は回
収トナーとともにスクリュウパイプ等で直接現像器へも
どすか、若しくはトナー補給ユニットにもどしそこから
現像器へ供給することが好ましい。
【0029】尚、供給ユニットからリサイクルユニット
の間、又は何れかには一度脱水した脂肪酸金属塩が再び
吸湿しないようにヒータを設置したりシリカゲル等の乾
燥剤を設置するとなお一層効果が発揮しやすい。
【0030】4.現像条件 「先端フリンジ」を起こす原因は現像剤の擦過力である
ので、感光体と現像剤担持体との間隙は、本発明の効果
から言えば出来るだけ大きいことが好ましいが、現像性
との兼ね合いもあるので、300〜1000μmが好ましい。
【0031】又、現像剤担持体回転周速/感光体回転周
速比は、出来るだけ1に近付けることが好ましいが、こ
れも現像性との兼ね合いがあり、実用的には1〜3が好
ましく、特に好ましくは1〜2の範囲である。
【0032】本発明に用いられる現像剤の帯電量は出来
るだけ高いほうが、トナー/感光体間の静電的引力が大
きく擦過されにくいという点で好ましい。しかし、あま
り高いと現像濃度は、低くなるので10〜30μC/gが好
ましい範囲と言える。
【0033】尚、この場合の現像剤の帯電量測定は通常
のブローオフ法にて行った。
【0034】
【作用】次に、本発明で用いられる感光体、現像剤、画
像形成装置等を具体的に示せば、下記の如きものが挙げ
られる。
【0035】〈本発明に用いられる感光体〉先に述べた
如く、有機感光体が望ましく、中でも電荷発生物質と電
荷輸送物質の双方よりなるいわゆる機能分離型のものが
望ましい。これらを各々別々の層にする重層型のもの、
双方を同一層に加える単層型のもの等があるが、今日で
は重層型のものが多く造られている。
【0036】本発明の感光体においては、電荷発生物質
(CGM)として次の代表例で示されるような顔料が用
いられる。
【0037】(1) モノアゾ顔料、ビスアゾ顔料、トリ
アゾ顔料、金属錯塩アゾ顔料等のアゾ顔料 (2) ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミド等のペリレ
ン顔料 (3) アントラキノン誘導体、アントアントロン誘導
体、ジベンズピレンキノン誘導体、ピラントロン誘導
体、ビオラントロン誘導体及びイソビオラントロン誘導
体等多環キノン顔料 (4) インジゴ誘導体及びチオインジゴ誘導体等のイン
ジゴイド顔料 (5) 金属フタロシアニン及び無金属フタロシアニン等
のフタロシアニン顔料 更に詳しく電荷発生物質について述べると、本発明にお
いて好ましく用いられる電荷発生物質としては、特開昭
59-184353号記載の多環キノン顔料、更に好ましくはジ
ブロムアンスアンスロン顔料、あるいは特開平2-20877
号記載のビスアゾ顔料、更に好ましくは、同明細書記載
の一般式〔III〕で表されるフルオレノン型ビスアゾ顔
料、特公平3-26384号記載のハロゲン置換型ペリレン系
顔料、特開昭62-54267号記載の非対称型ペリレン系顔
料、特開昭54-126036号、同昭58-152247号、同昭59-319
57号、同平2-251858号、同平4-62560号、同平5-6014号
記載のペリレン系顔料、特願平3-279764号記載のビスイ
ミダゾピリドノペリレン系顔料が良い。
【0038】又、特開昭61-239248号記載のα型チタニ
ルフタロシアニン、同昭62-67094号記載のβ型チタニル
フタロシアニン、同昭63-366号記載のC型チタニルフタ
ロシアニン、同平2-309362号記載のI型チタニルフタロ
シアニンがあり、更に好ましくは特願昭62-173640号記
載のY型チタニルフタロシアニンが良い。
【0039】本発明の電荷発生層に用いられるバインダ
としては、例えば次のものを挙げることができる。
【0040】(1) ポリエステル (2) メタクリル樹脂 (3) アクリル樹脂 (4) ポリ塩化ビニル (5) ポリ塩化ビニリデン (6) ポリスチレン (7) ポリビニルアセテート (8) スチレン共重合樹脂 (例えば、スチレン-ブタヂ
エン共重合体、スチレン-メタクリル酸メチル共重合
体、等) (9) アクリロニトリル系共重合体樹脂 (例えば、塩化
ビニリデン-アクリロニトリル共重合体、等) (10) 塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体 (11) 塩化ビニル-酢酸ビニル-無水マレイン酸共重合体 (12) シリコーン樹脂 (13) シリコーン-アルキッド樹脂 (14) フェノール樹脂 (例えば、フェノール-ホルムア
ルデヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、等) (15) スチレン-アルキッド樹脂 (16) ポリ-N-ビニルカルバゾール (17) ポリビニルブチラール (18) ポリビニルホルマール (19) ポリヒドロキシスチレン これらのバインダは、単独であるいは2種以上の混合物
として併用することができる。
【0041】一般に電荷輸送層は電荷輸送物質を含み、
電荷輸送物質としては、特に制限はない。例えばオキサ
ゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアゾール誘
導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イ
ミダゾール誘導体、イミダゾロン誘導体、イミダゾリジ
ン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、スチリル化合
物、ヒドラゾン化合物、ピラゾリン誘導体、アミン誘導
体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベ
ンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフ
ラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、ア
ミノスチルベン誘導体、ポリ-N-ビニルカルバゾール、
ポリ-1-ビニルピレン、ポリ-9-ビニルアントラセン等が
挙げられる。
【0042】本発明において、電荷輸送層のバインダと
しては、ポリカーボネート樹脂等の外に上述した電荷発
生層で用いられるバインダを併用することができる。そ
の中でも下式のようなBPZ型ポリカーボネート樹脂が
脂肪酸金属塩の均一薄膜形式のために特に好ましい。
又、電荷輸送層は、上述した有機溶媒に溶解されて、電
荷発生層の上に塗布される。
【0043】
【化1】
【0044】又、本発明の感光体には、その他必要によ
り感光層を保護する目的で紫外線吸収剤等を含有しても
よく、また感色性補正の染料を含有してもよい。
【0045】又、本発明において、基体と電荷発生層の
間に必要に応じて中間層を設けることが出来る。前記中
間層は接着層又はブロッキング層等として機能するもの
で、上記バインダ樹脂の外に、例えばポリビニルアルコ
ール、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル-酢酸
ビニル-無水マレイン酸共重合体、カゼイン、アルコー
ル可溶性ナイロン、澱粉等が用いられる。
【0046】本発明において感光層には感度の向上、残
留電位〜反復使用時の疲労低減等を目的として、一種又
は二種以上の電子受容性物質を含有せしめることができ
る。
【0047】ここに用いることのできる電子受容性物質
としては、例えば、無水琥珀酸、無水マレイン酸、ジブ
ロム無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラクロル無水
フタル酸、テトラブロム無水フタル酸、3-ニトロ無水フ
タル酸、4-ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、
無水メリット酸、テトラシアノエチレン、テトラシアノ
キノンジメタン、o-ジニトロベンゼン、m-ジニトロベン
ゼン、1,3,5-トリニトロベンゼン、パラニトロベンゾニ
トリル、ピクリルクロライド、キノンクロルイミド、ク
ロラニル、ブルマニル、ジクロルジシアノパラベンゾキ
ノン、アントラキノン、ジニトロアントラキノン、2,7-
ジニトロフルオレノン、2,4,7-トリニトロフルオレノ
ン、2,4,5,7-テトラニトロフルオレノン、9-フルオレニ
リデン(ジシアノメチレンマロノジニトリル)、ポリニト
ロ-9-フルオレニリデン-(ジシアノメチレンマロノジニ
トリル)、ピクリン酸、o-ニトロ安息香酸、p-ニトロ安
息香酸、3,5-ジニトロ安息香酸、ペンタフルオロ安息香
酸、5-ニトロサリチル酸、3,5-ジニトロサリチル酸、フ
タル酸、メリット酸、その他の電子親和力の大きい化合
物を挙げることができる。又、電子受容性物質の添加割
合は、重量比で本発明に用いられる有機系顔料:電子受
容性物質=100:0.01〜200、好ましくは100:0.1〜100
である。
【0048】又、本発明の感光層中にはCGMの電荷発
生機能を改善する目的で有機アミン類を添加することが
でき、特に2級アミンを添加するのが好ましい。これら
の化合物は特開昭59-218447号、同62-8160号に記載され
ている。
【0049】本発明の電子写真感光体の構成に用いられ
る導電性基体としては、主として下記のものが用いられ
るが、これらにより限定されるものではない。
【0050】1)アルミニウム板、ステンレス板などの金
属板 2)紙あるいはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
アルミニウム、パラジウム、金などの金属薄層をラミネ
ートもしくは蒸着によって設けたもの 3)紙あるいはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
導電性ポリマ、酸化インジウム、酸化錫などの導電性化
合物の層を塗布もしくは蒸着によって設けたもの等が挙
げられる。
【0051】〈画像形成方法〉図1は、本発明の画像形
成方法に適用できる画像形成方法の一例を示す。14は静
電荷像担持体であり、この静電荷像担持体14は回転ドラ
ム状の形態を有しており、特に易廃棄性の観点から有機
感光体が好ましい。感光体の周囲にはその回転方向上流
側から下流側に向かって、順に帯電器1、露光光学系
2、現像装置12、転写器5、分離器6、クリーニング装
置15が配置されている。10は定着器である。
【0052】この画像形成装置においては、帯電器1に
より静電荷像担持体14の表面が一様な電位に帯電され、
次いで露光光学系2により像様露光されて静電荷像担持
体14の表面に静電潜像が形成される。そして、現像装置
12内に収容されたトナー及びキャリアからなる現像剤に
より(現像方法は特に限定されなしが、通常は2成分現
像法の場合が多い)、上記の静電潜像が現像されてトナ
ー像が形成される。このトナー像は転写器5により記録
材Pに静電転写され、熱ローラー定着器10により加熱定
着されて定着画像が形成される。一方、転写器5を通過
した感光体7はクリーニング装置15により残留トナーが
クリーニングされて次の画像の形成に供される。さらに
クリーニング装置に回収されたトナーは後述するトナー
リサイクルシステムにより再び現像装置12及びまたはト
ナー補給ボックス11に戻されて再使用に供される。
【0053】トナーリサイクルシステムの具体例を図2
及び3に示す。この例において12は現像装置、13は現像
スリーブ、14は感光体、15はクリーニング装置、16はト
ナー搬送スクリュー1、17はトナー搬送スクリュー2、
18はトナー搬送スクリュー3、20はトナー補給ボックス
である。本例の装置はトナー搬送スクリュー1,2,3
により順次クリーニング装置で回収したトナーを搬送
し、現像装置に具備されたリサイクルトナー専用の分配
器19(ニュートナー供給口とは別体)に供給する様にし
たものである。即ち、16のトナー搬送スクリュー1、17
のトナー搬送スクリュー2、18のトナー搬送スクリュー
3はそれぞれ内部に回転軸とこの回転軸に沿ってスパイ
ラル状に設けた羽根を有してなり、トナーは回転軸の回
転に伴って羽根により順次搬送され、分配器19に供給さ
れ、回収したトナーは再び感光体14上の潜像現像に供さ
れる。
【0054】一方、図3の12〜18、20は図2と同様で、
本例の装置ではトナー搬送スクリュー1,2,3により
順次クリーニング部で回収したトナーを搬送し、トナー
補給ボックスに供給するようにしたものである。本例の
図2との差異はトナー補給ボックス内で新トナーと回収
したリサイクルトナーを予め撹拌混合した後、現像装置
に供給するところに特徴がある。
【0055】〈クリーニング装置〉クリーニング装置と
しては、ブレードクリーニング装置を好ましく用いるこ
とができる。クリーニングブレードの有機感光体に対す
る当接角は、6〜25°の範囲で使用するのが好ましい。
当接角が6°未満であると、有機感光体上に残存してい
る転写残トナーを十分にクリーニングすることができな
い。また、当接角が25°より大きくなると、クリーニン
グブレードと有機感光体との摺擦力が大きくなり、該有
機感光体表面の摩耗が過度となったり、クリーニングブ
レードのめくれが生じてしまう。
【0056】押圧荷重については、6〜23g/cmの範囲
で使用するのが好ましい。押圧荷重が6g/cm未満であ
ると、有機感光体上に残存している転写残トナーを十分
にクリーニングすることができない。また、押圧荷重が
23g/cmよりも大きくなると、有機感光体表面に傷を生
じやすくなる。
【0057】〈本発明に使用されるキャリア〉キャリア
としては特に限定されないが、磁性体粒子によりなる非
被覆キャリア、磁性体粒子などの芯材粒子に樹脂被覆を
施した樹脂被覆キャリア磁性体を樹脂中に分散した磁性
体分散型キャリア等を用いることができ、この中で特に
樹脂被覆を施した樹脂被覆キャリアが好ましく用いられ
る。
【0058】キャリアを構成する磁性体粒子としては、
磁場によってその方向に強く磁化する物質、例えば鉄、
フェライト、マグネタイトをはじめとする鉄、ニッケ
ル、コバルト等の強磁性を示す金属もしくは合金または
これらの元素を含む化合物が用いられる。又は、強磁性
元素を含まないが適当に熱処理する事によって強磁性を
示すようになる合金、例えばマンガン-銅-アルミニウム
もしくはマンガン-銅-錫等のホイスラ合金と呼ばれる種
類の合金または二酸化クロム等よりなる粒子を用いるこ
とができる。
【0059】ここで、フェライトとは、鉄を含有する磁
性酸化物の総称であり、MO・Fe2O3(Mは2価の金属)の
化学式で示されるスピネル型フェライトに限定されな
い。このフェライトは、含有金属成分の組成を変更する
ことにより種々の磁気特性が得られることから、本発明
において好ましく用いることができる。マンガン-亜鉛
系フェライト、ニッケル-亜鉛系フェライトよりも電気
抵抗が高くて優れた摩擦帯電性が発揮されることから銅
-亜鉛系フェライトが特に好ましい。また、フェライト
は酸化物であるため、その比重が鉄やニッケル等の金属
より小さくて軽量であり、そのためトナーとの混合、撹
拌が容易であり、トナー濃度の均一化、摩擦帯電量の均
一化を達成する上で好ましい。
【0060】樹脂被覆キャリアの被覆用樹脂、あるいは
磁性体分散型キャリアのバインダ樹脂としては、例えば
スチレン-アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素
系樹脂を用いることができる。
【0061】キャリアの体積平均粒径は30〜80μmであ
ることが好ましい。このキャリアの体積平均粒径が30μ
m未満の場合には、キャリアの流動性が低いため現像領
域での静電荷像担持体の摺擦力が過度となってしまい、
静電荷像担持体表面に傷が生じてしまい、その結果発生
した削れ粉がクリーニング装置により回収されてトナー
補給装置あるいは現像装置に戻されることで現像装置内
にある現像剤と共に混合され、現像時にトナーと共に現
像されるためにベタ部に白い斑点(白ポチ)を生じてし
まう。一方、80μmを越える場合には、単位重量当たり
のキャリア粒子全体の表面積が小さいため現像領域への
トナーの搬送能力が小さくなり、その結果画像濃度が低
下しやすい。
【0062】なお、キャリアの粒度分布および体積平均
粒径の測定は、レーザー回折式粒度分布測定装置HELOS
(日本電子製)を用いて行った。
【0063】キャリアの製造方法については、例えば樹
脂被覆キャリアに於いては、スプレーコーティング或い
は乾式コーティング等、従来公知の方法により製造され
る。
【0064】〈本発明に用いられるトナー〉本発明にも
ちいるトナーは、顕電性、着色性および定着性を有する
それ自体公知の任意のトナーであって、バインダー樹脂
中に、着色剤、その他の特性改良剤を含有したものであ
る。バインダー樹脂としては、スチレン-アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリビニル
アセタール樹脂、フェノール樹脂等、従来公知のものを
用いることができる。
【0065】本発明に用いる着色剤としては、カーボン
ブラック、ニグロシン染料(C.I.No.50415B)、アニリ
ンブルー(C.I.No.50405)、カルコオイルブルー(C.I.
No.azoic Blue3)、クロムイエロー(C.I.No.14090)、
ウルトラマリンブルー(C.I.No.77103)、デュポンオイ
ルレッド(C.I.No.26105)、キノリンイエロー(C.I.N
o.47005)、メチレンブルークロライド(C.I.No.5201
5)、フタロシアニンブルー(C.I.No.74160)、マラカ
イトグリーンオクサレート(C.I.No.42000)、ランプブ
ラック(C.I.No.77266)、ローズベンガル(C.I.No.454
35)、これらの混合物、その他を挙げることができる。
着色剤は、十分な濃度の可視像が形成されるに十分な割
合で含有されることが好ましく、通常バインダ樹脂に対
して1〜20重量%の割合とされることが好ましい。又、
一成分磁性現像剤の如くマグネタイト又はフェライト磁
性粒子を含むものは、これらが着色剤の役割も兼ねるこ
とができる。
【0066】本発明に用いるトナーにおいては、上記以
外に特性改良剤を用いることができる。この特性改良剤
として、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどの低
分子量オレフィン重合体もしくは共重合体、アルキレン
ビス脂肪酸アミド類、脂肪酸アルコールエステル類、な
どのオフセット防止剤を添加することができる。これら
のオフセット防止剤は1種または2種以上のものを組み
合わせて使用してもよい。また、その使用割合はバイン
ダ樹脂に対して1〜20重量%の割合とされることが好ま
しい。
【0067】また、ニグロシンベース(CI50415)、オ
イルブラック(CI20150)、スピロンブラック等の油溶
性染料、ピリジニウム塩、トリフェニルメタン、アンモ
ニウム塩等の窒素原子を含有する4級塩化合物、その他
の任意の荷電制御剤を添加してもよい。
【0068】このトナーは従来公知の製造方法によって
得る事ができ、着色粒子の体積平均粒径は20μm以下、
特に6〜10μmのものが好ましい。
【0069】〈その他の添加剤等〉流動化剤について
は、従来公知の無機微粒子や、その他を用いることがで
きる。
【0070】又、無機微粒子としては、例えばシリカ、
チタニア、アルミナ、酸化カルシウム、酸化マグネシウ
ム、酸化バリウム、酸化ベリリウムなどの金属酸化物の
微粒子を挙げることができる。これらの金属酸化物の微
粒子は疎水化してもよい。
【0071】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0072】実施例1 ネオペンチルグリコール、エチレングリコール、テレフ
タル酸、トリメリット酸を縮重合して得られたポリエス
テル100重量部、カーボンブラック8重量部、カルナバ
ワックス2重量部、アミドワックス2重量部を通常の混
合・混練・粉砕・分級工程をへて8μmの着色微粒子を
製造した。
【0073】次に50℃条件下の乾燥機にて含水率を74pp
mにコントロールしたステアリン酸亜鉛粒子(平均粒径
7μm)と疎水性シリカおよび疎水性チタニアを前記着
色微粒子に対してそれぞれ0.05重量%、0.6重量%、0.8
重量%の割合で混合した(混合環境は温度25℃相対湿度
55%)。
【0074】このトナー42重量部とアクリル樹脂被覆キ
ャリア(体積平均粒径60μm)758重量部を温度21℃相対
湿度49%環境で混合し帯電量−25μC/gの現像剤を得
た。
【0075】この現像剤を、下記のように改造したU-BI
X4045機(コニカ(株)社製)に投入し温度20℃相対湿度5
0%環境下にて50mm×20mmのソリッド画像を出力した。
【0076】感光体:導電性基体であるアルミニウム素
管の上にアルコール可溶性ナイロンを0.3μm塗布し、次
にY型チタニルフタロシアニンを含有したポリビニルブ
チラール層(電荷発生層)を0.3μm塗布し、さらにその
上にスチリル化合物を含有したBPZ型ポリカーボネー
ト層(電荷輸送層)を24μm塗布した。半導体レーザー
用負帯電有機感光体 感光体内側に100Wのヒータを設置し機械作動中にヒー
タON 露光 :半導体レーザー 現像 :接触反転現像 非露光部電位 :−750V 露光部電位 :−50V 現像バイアス電位:−600V 感光体−現像スリーブ間隙 :500μm 現像スリーブ周速/感光体周速比:1.7 ブレード材質 :ウレタンゴム クリーニングブレード線圧 :12g/cm クリーニングブレード当接角:18° クリーニングユニットから現像器へリサイクルパイプを
設置し、このパイプを通して脂肪酸金属塩と回収トナー
が同時にリサイクルされる仕組みトナー補給ユニット内
にシリカゲル内添の布袋を設置し、出力画像のソリッド
部の周辺を観察したところ、「先端フリンジ」のない良
好な画像が得られた。
【0077】実施例2 実施例1のポリエステルをビスフェノールAプロピレン
オキサイド付加物、ビスフェノールAエチレンオキサイ
ド付加物、テレフタル酸、トリメリット酸を縮重合して
得られたポリエステルに変更し、かつ着色微粒子の体積
平均粒径を9.3μmとした。またステアリン酸亜鉛の
含水率は50℃乾燥機にて90ppmとした。疎水性シリカの
添加量を0.4重量%、疎水性チタニアの添加量を0.6重量
%、ステアリン酸アルミニウムの添加量を0.03重量%に
して帯電量を−20μC/gにした。
【0078】 感光体−現像スリーブ間隙 :600μm 現像スリーブ周速/感光体周速比:1.9 クリーニングブレード線圧 :8g/cm クリーニングブレード当接角 :21° の条件以外は、実施例1と同一とした。
【0079】出力画像のソリッド部の周辺を観察したと
ころ、「先端フリンジ」のない良好な画像が得られた。
【0080】実施例3 実施例1のポリエステルをスチレン/ブチルアクリレー
ト(=80/20)共重合体に、カルナバワックスを低分子
量ポリプロピレンに変更し、かつ着色微粒子の粒径を6
μmとした。
【0081】含水率は80℃で乾燥し26ppm。添加量は0.0
8重量%、現像剤の帯電量を−15μC/g。
【0082】 感光体−現像スリーブ間隙 :500μm 現像スリーブ周速/感光体周速比:1.5 クリーニングブレード線圧 :16g/cm クリーニングブレード当接角 :20° の条件以外は、実施例1と同一とした。
【0083】出力画像のソリッド部の周辺を観察したと
ころ、「先端フリンジ」のない良好な画像が得られた。
【0084】実施例4 実施例3でステアリン酸亜鉛をステアリン酸リチウムに
変更し、含水率は80℃で乾燥し48ppm、コート樹脂をメ
チルメタクリレート/スチレン(=60/40)に変更して
現像剤の帯電量を−12μC/gとした。
【0085】 感光体−現像スリーブ間隙 :800μm 現像スリーブ周速/感光体周速比:1.3 クリーニングブレード線圧 :18g/cm クリーニングブレード当接角 :19° の条件以外は、実施例1と同一とした。
【0086】出力画像のソリッド部の周辺を観察したと
ころ、「先端フリンジ」のない良好な画像が得られた。
【0087】比較例1 実施例1にて、ステアリン酸アルミニウムを90℃24時間
乾燥して含水率を1800ppmにコントロールしたものを使
用し、それ以外は実施例1と同様のテストを行った。
【0088】「先端フリンジ」がひどく、またソリッド
部の画質も良くなかった。
【0089】比較例2 比較例1と同様だが、含水率を600ppmにコントロールし
たものを用いたが、比較例1同様の結果しか得られなか
った。
【0090】比較例3 実施例4にて、ステアリン酸リチウムを80℃、76cmHg24
時間減圧乾燥をおこない含水量を8ppmにしたものを用
いその添加量は0.2重量%とに出力を行った。
【0091】ソリッド部に感光体の周方法に相当する筋
が多数発生。含水量が少なすぎないためステアリン酸リ
チウムのへきかい性が悪化し塗布むらがでたものと予想
できる。
【0092】
【発明の効果】本発明により、反転現像系で有機感光体
に脂肪酸金属塩を塗布する系に発生する、画像の先端
に、ある間隙をあけてトナーが現像される現象「先端フ
リンジ」の発生をおさえる手段を見出せた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複写機を説明する図。
【図2】本発明に用いるトナーリサイクルシステムを説
明する図。
【図3】本発明に用いるトナーリサイクルシステムを説
明する図。
【符号の説明】
12 現像装置 13 現像剤担持体(現像スリーブ) 14 静電荷像担持体(感光体) 15 クリーニング装置 16 トナー搬送スクリュー1 17 トナー搬送スクリュー2 20 トナー補給ボックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機感光体上に静電潜像を形成し、その
    潜像を現像剤を用いて反転現像する画像形成方法におい
    て、含水率が10〜500ppmの脂肪酸金属塩を感光体上に供
    給するユニットと少なくとも供給した脂肪酸金属塩の一
    部を現像ユニットへリサイクルするユニットを有するこ
    とを特徴とする反転画像形成方法。
  2. 【請求項2】 有機感光体上にデジタル潜像を形成し、
    その潜像を現像剤を用いて反転現像し、その後転写体に
    転写されなかったトナーを現像ユニットにリサイクルす
    る画像形成方法において、少なくとも含水率が10〜500p
    pmの脂肪酸金属塩を含有することを特徴とする現像剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003330229A (ja) * 2002-03-05 2003-11-19 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成方法及び画像形成装置
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JP2006091457A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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