JPH07319607A - デュアル・センサを有するタッチパッド - Google Patents

デュアル・センサを有するタッチパッド

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JPH07319607A
JPH07319607A JP12209195A JP12209195A JPH07319607A JP H07319607 A JPH07319607 A JP H07319607A JP 12209195 A JP12209195 A JP 12209195A JP 12209195 A JP12209195 A JP 12209195A JP H07319607 A JPH07319607 A JP H07319607A
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conductor
conductors
sensor
substrate
touchpad
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JP12209195A
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English (en)
Inventor
William A Buchanan
ウィリアム・アンドリュー・ブチャナン
Richard A Eardley
リチャード・アラン・イードレイ
Anthony R Tizzard
アンソニー・リチャード・ティザード
Brian G Utley
ブライアン・ジョージ・ユトレイ
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International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/96Touch switches
    • H03K17/9618Touch switches using a plurality of detectors, e.g. keyboard

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  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライバ及びレシーバの数が少ないタッチパ
ッド・センサを提供すること。 【構成】 異なった解像度を有する2つのタッチパッド
・センサをサンドウィッチすることによってデュアル・
センサを構成する。これら2つのセンサは、指、スタイ
ラス等によるタッチを両方のセンサで検出できるように
構成される。デュアル・センサは従来のシングル・セン
サよりも高速に走査することができ、従来よりも少数の
ドライバ及びレシーバによってインターフェースされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル電子システ
ムのための入力装置に関し、特に座標タイプのデータを
コンピュータ・システムに入力するための二重解像度デ
ィジタル・パッド・センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タッチパッド(ディジタル・パッドとも
言う)は、座標データをコンピュータ・システム及びコ
ンピュータ制御の装置に入力するために使用される座標
指示装置である。タッチパッドは、典型的には、表面に
おける局部的圧力を検出できる圧力感知型制限された平
面である。ユーザが手指、スタイラス等でその表面に接
触する時、そのタッチパッドと関連した回路がそのタッ
チされたロケーションの座標を決定し、接続されたコン
ピュータ・システムにそれをレポートする。これに応答
して、コンピュータはその押されたロケーションに関連
した機能を、もしそれがあるならば、遂行する。
【0003】典型的には、タッチパッドにおける1つ又
は複数個の領域がそのシステム内の決まった機能に割り
当てられる。ユーザは、どのような機能が各領域と関連
付けられているかをテンプレートにより知らされる。テ
ンプレートはグラフィック・デザインを持ったシートで
あり、典型的には、タッチパッド表面の上に及びそれと
接触して置かれる。そのグラフィック・デザインは、典
型的には、タッチパッド表面の領域をマップする。それ
ら領域は、典型的には、それら種々のマップされた領域
と関連した機能に関してユーザに暗示を与えるようにラ
ベル付けされている。
【0004】タッチパッドのセンサは、そのタッチパッ
ドの心臓部である。スイッチ閉路型センサのようないく
つかのタイプのタッチパッド・センサがその分野では知
られている。例えば、薄膜スイッチのマトリクスを持っ
たキーボード・センサは、米国特許第4,736,190
号に開示されている。手指によるキー上のタッチは、1
対の導体の間の閉路という事象を生じさせる。他のスイ
ッチ閉路型センサの場合のように、ディジタル信号ドラ
イバのバンク及びディジタル信号レシーバのバンクを使
用してそのタッチ位置が検出される。
【0005】その分野で知られている他の装置には非常
に複雑なものがある。例えば、米国特許第4,529,9
59号は、圧縮可能なオープン・セル絶縁材に組み込ま
れた網状格子の導体より成り、抵抗材でもって被覆され
た2つの絶縁層の間にそのオープン・セル絶縁材をサン
ドウィッチして成る座標入力装置用センサを開示してい
る。この特許の装置のような複雑な装置は、製造するこ
とが困難であり、高価である。
【0006】もう1つのセンサが米国特許第4,455,
450号に示されている。このセンサは、枕型に密閉さ
れた抵抗性のシートより成る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、各行に1つの
ディジタル信号ドライバが使用され、そして各列に1つ
のディジタル信号レシーバが使用される。高解像度の装
置になるほど必要なドライバの数が増えるため、走査系
のコストが、従ってタッチパッドのコストが増大する。
例えば、640行480列のタッチパッドは640個の
ドライバ及び480個のレシーバを必要とし、従って合
計で1120(640+480=1120)個の装置ピ
ンを必要とする。1120個のピンを持った電気装置
は、プログラム可能論理装置(PLD)あるいはASI
Cを利用しても、極めて高くつく。
【0008】さらに、高密度の装置では、各ドライバが
順次に付勢され、各レシーバをドライバ毎に検査しなけ
ればならないので、応答時間が遅くなる。640行48
0列のマトリクスの場合、各行がドライバにより順次に
駆動され、そして駆動された行毎に各列を走査しなけれ
ばならないので、307200にも及ぶ個別走査が必要
になる。
【0009】従って、ドライバ及びレシーバをそれほど
必要としない高解像度のタッチパッド・センサが望まれ
る。
【0010】また、走査帯域幅の広い簡易化した走査に
適するタッチパッド・センサが望まれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、2つの
集積センサ(デュアル・センサ)、すなわち低解像度セ
ンサ及び高解像度センサを有するタッチパッド・センサ
が提供される。2つのセンサは、それらがオーバーラッ
プするように、且つ、指、スタイラス等で圧力を加えた
ときに2つの事象、すなわち第1のセンサにおける検出
事象及び第2のセンサにおける検出事象が生じるように
位置決めされる。
【0012】本発明の一実施例では、センサは近接して
配置された複数の第1導電性ストリップ及び第2導電性
ストリップを有する。それらの導電性ストリップは実質
的には単一の平面内に存在しているが、上から見ると互
いにスキューしている。理想的には、第1及び第2の導
電性ストリップは直交して配置される。両方の導電性ス
トリップでは、局部的圧力がそのパッドの領域に加えら
れるまで、一方の複数個の導電性ストリップと他方の複
数個の導電性ストリップとを離隔させるように、それら
の導体の表面の間に延びる絶縁性ストリップによってそ
れら導電性ストリップは離隔させられる。局部的圧力が
加えられると、1つの第1導電性ストリップが少なくと
も1つの第2導電性ストリップと共に導電パスを形成す
るまで、それら導電性ストリップ及び絶縁性ストリップ
が変形する。
【0013】本発明のデュアル・センサは、幅の広い導
体を有する第1のセンサ及び幅の狭い導体を有する第2
のセンサを含み、それらが、第1、第2、第3及び第4
の複数の導体とともにデュアル・センサを構成するよう
にオーバーラップして配置される。幅の広い導体は、幅
の狭い導体よりも少し数が少ない。局部的圧力が加えら
れると、1つの第1導体が少なくとも1つの第2導体と
ともに導電パスを形成し、且つ1つの第3導体が少なく
とも1つの第4導体とともに導電パスを形成するまで、
上述の導体及び絶縁体が変形する。
【0014】このデュアル・センサは走査プロセスをか
なり簡略化する。最初に、ドライバ及びレシーバを用い
て、幅の広い導体が走査される。幅の広い行及び幅の広
い列の交点におけるタッチの位置決めは、1本の幅の広
い導体のサイズを有する矩形領域内にタッチ位置を限定
する。タッチ位置の正確さを幅の狭い導体まで高めるの
に、それらの幅の狭い導体をすべて走査する必要はな
い。上述の交点に対応する幅の狭い導体だけを走査すれ
ばよい。このように、走査すべき幅の狭い導体が幅の広
い導体の交点の部分に限定されるので、走査プロセスが
簡略化される。従って、幅の狭い走査ドライバ及びレシ
ーバの数が、幅の狭い導体と幅の広い導体の比に応じて
少なくなる。その結果、数百のドライバ走査が不要にな
り、全体としては、数十万の走査が不要になる。かくし
て、本発明のデュアル・センサは走査に要する時間をか
なり短縮することができる。
【0015】本発明のデュアル・センサはそれほど複雑
なものではなく、そして標準的なリソグラフィ技術及び
比較的安価な材料を使用して製造可能である。タッチパ
ッド・センサを走査してタッチのロケーションを検出す
るために、標準的なドライバ・レシーバ・バンクが使用
可能である。
【0016】本発明の思想は、従来の技術のところで述
べたデバイスのような、異なった技術のセンサにも適用
できる。本発明に従うデュアル・センサは、2つのセン
サの技術に関係なく、走査プロセスを簡略化する。
【0017】
【実施例】図面、特に、図1乃至図5を参照すると、タ
ッチパッド・センサの一実施例が示される。この実施例
は、第1の基板上に形成された複数個の交差せずに間隔
を持って長手方向に延びた第1導体及び第2の可撓性基
板上で長手方向に延びる複数個の交差しない第2導体が
弾性絶縁材のストリップによって離隔されたものを示
す。それら基板は、重畳され隔てられた関係でそれら導
体を支持するように配列され、それら第1及び第2セッ
トの導体はスキューして延びるように且つ、好ましく
は、相互に関して直交するように位置づけられ、絶縁性
ストリップによって、通常は、相互に隔てられて維持さ
れる。この構成によって、可撓性基板上に与えられる圧
力は弾性の絶縁性ストリップの弾性に打ち勝って、それ
ら基板及び絶縁性ストリップの可撓性と共に、圧力のロ
ケーションにおける第1導体の一部分及び第2導体の一
部分が相互に電気的接触をすることを可能にする。この
接触ロケーションは、それら導体の平面におけるX−Y
軸で定義され、後述の回路によってタッチパッド上の圧
力のロケーションに対応した信号に変換可能である。
【0018】特にこの実施例では、比較的固い基板10
が設けられる。好ましくは、それは、FR4として知ら
れたエポキシ回路ボード材のようなガラス充填エポキシ
でもって形成される。典型的には、このボードは2mm
厚であるが、種々な厚さの他の絶縁性の材料が使用可能
である。複数個の交差せずに間隔を持って長手方向に延
びるx導体12が基板10上に形成される。これらx導
体は、好ましくは、間隔及び幅が実質的に等しく、そし
て、好ましくは、通常の印刷回路ボード製造のフォトレ
ジスト技法を使用して金フラッシュ(Gold fla
sh)を持った銅から形成される。ポジティブ及びネガ
ティブ・フォトレジストとも使用可能であり、アディテ
ィブ(additive)メッキ及びサブトラクティブ
(subtractive)メッキとも使用可能であ
る。これらの技法はその分野では周知である。1つの特
に望ましい技法は、基板上に28.35g(1オンス)
の銅をメッキさせることによって開始し、リソグラフ技
法によってフォトレジストを露光及び現像し、現れた銅
をエッチングして残りのレジストの下に所望の導体パタ
ーンを形成することである。しかる後、このレジストは
除去され、銅が所望の構造、通常は、0.036mmに
メッキされる。次に、酸化防止のために、金フラッシュ
がその銅の上に施される。この技法は印刷回路ボード業
界では周知である。従って、複数の間隔を持って長手方
向に延びるx導体12が基板10上に形成される。勿
論、導電性インクのスクリーン印刷のような他の技法及
び材料も使用可能である。
【0019】タッチパッドは、好ましくは、英国のイン
ターナショナル・ケミカル社(ICI)により販売され
ているようなポリエステル、又はE.I.デュポン社から
販売されているハード・コート・ポリエステルから形成
された可撓性薄膜16も含む。好適な材料は、英国のI
CIフィルム社により製造されるICIメリネックスS
T525である。そのST525の硬化したものが好ま
しく、それは英国のキャディラック・プラスティック社
から入手可能である。0.076mm及び0.127mm
(0.003インチ及び0.005インチ)の膜厚が効果
的であることが証明されている。
【0020】可撓性薄膜16上には、長手方向に延びる
複数個の非交差のy導体18が付着される。図3には、
y導体18の一部分を含むパーツが、明瞭にするために
部分的に省略されている。y導体18は、好ましくは、
実質的に等しい間隔及び幅になっており、通常のマスク
印刷技法を使用して、銀粒子を含有したエポキシのよう
な導電性インクで印刷することによって形成される。1
つの適当なスクリーン印刷可能な導電性インクは、英国
のアチソン・コロイド社から入手可能である。
【0021】y導体18の間には、弾性の絶縁材のスト
リップ20がある。その絶縁材のストリップ20は、好
ましくは、英国のアチソン・コロイド社により製造さ
れ、英国のNFIエレクトロニクス社から入手可能なア
チソンML25227である。しかし、細いストリップ
状に容易に印刷され又は塗布され、十分な可撓性(AS
TM D2176の下で測定される15000サイクル
が十分である)、絶縁耐力(ASTM D149の下で
測定される125KV/mmが十分である)、及び表面
抵抗率(ASTM D257の下で測定される1013
オーム/平方が十分である)を有する任意の材料が絶縁
性ストリップ20を作るために使用可能である。この絶
縁性ストリップ20は、当業者には知られている通常の
スクリーン印刷技法を使用して付着される。
【0022】y導体18の厚さは、好ましくは、約12
ミクロンであり、弾性の絶縁性ストリップ20の厚さは
約22ミクロンである。従って、絶縁性ストリップ20
は導体18の約10ミクロン下まで延びている。従っ
て、絶縁性ストリップ20が導体12と接触して置かれ
る時、後述のように、導体12は約10ミクロンだけ導
体18から離される。
【0023】それらの図において、導体18のエッジは
絶縁性ストリップ20のエッジに接触している。これは
理想的な状態である。実用的には、それら絶縁性ストリ
ップ20のための印刷マスクは、導体18相互間の間隔
よりもわずかに狭い。従って、絶縁材が塗布される時、
絶縁性ストリップ20と隣接する導体18との間には小
さいギャップが存在する。そのギャップ(図示されてな
い)の幅はクリティカルではない。しかし、その絶縁材
が塗布されそしてそれが拡散する時、その導体のどの部
分も絶縁材によって覆われないようにしなければならな
い。
【0024】更に、それらの図では、各導体18はそれ
の両側に絶縁性ストリップ20を有する。それの代わり
に、導体12、18が接触して電気的短絡回路を生じな
いよう更に少ない絶縁性ストリップ20がそれら導体を
十分に保持するようにしてもよい。例えば、後述のよう
に、導体12が相互に離隔されるように、絶縁性ストリ
ップ20を2つ目毎に又は2つ目及び3つ目毎に、導体
18の間の空気ギャップ(図示されてない)と置換する
ことも可能である。
【0025】図2、図3、及び図4において最もよくわ
かるように、基板10及び可撓性薄膜16は相互に重畳
した関係に配置され、導体12及び18は相互に対面し
且つスキューして、好ましくは、相互に直交して、そし
て絶縁性ストリップ20が基板10上のx導体12と接
触するような位置に配向される。位置付けピン(図示さ
れてない)が基板10上に形成され、薄膜16における
孔(図示されてない)と共同して導体12及び18を適
正に揃える。基板がそのように配置されそして絶縁性ス
トリップ20がx導体12と接触していることによっ
て、導体12及び18は、図4に最もよく示されるよう
に、ギャップ22によって相互に離隔される。弾性の絶
縁性ストリップ20の各々がy導体18の約10ミクロ
ン下まで延びているので、導体12及び18の間の距離
は約10ミクロンである。その10ミクロンのギャップ
22は、通常は、空気でもって満たされる。しかし、タ
ッチパッドの内部は密封されているのが望ましいので、
後述のように、窒素又はアルゴンのような不活性ガスが
代わりに使用可能である。しかし、通常は、それは空気
ギャップで十分である。
【0026】スタイラス24の先端又は手指等のような
ものによって十分な圧力が与えられる時、その可撓性薄
膜16は図5に示されるように歪む。弾性の絶縁性スト
リップ20の弾性及び薄膜16の可撓性によって、薄膜
16は、相互に対面した導体18及び12の部分が相互
に電気的接触をするまで歪む。スタイラス24の先端
は、圧力が加えられた時、図示のように、その先端がそ
れら導体を一緒に押すような十分に小さい径のものでな
ければならない。その先端が大き過ぎる場合、それは2
つの絶縁性ストリップ20の間にまたがり導体12、1
8の2つを閉じさせなくすることがある。圧力を加えら
れた指先の皮は導体12、18を接触させるに十分な撓
みを生じさせる程十分に絶縁性ストリップ20に適応す
ると思われるので、その指先からの圧力はそれらを閉じ
させるに十分である。導体12及び18の接触は、それ
ら導体の幅の精度又は解像度内までそのタッチパッドの
X−Y軸上の唯一のロケーションを識別する。そのよう
な決定を行うための電気的回路及びロジックに関しては
後述する。
【0027】それら導体の間隔及び幅は、識別されるべ
き所望のロケーションの精度又は解像度に基づいて選択
される。勿論、単位領域当たりの導体が多くなるほど、
タッチされる識別可能なロケーション精度は高くなり、
即ち、得ることができる解像度は大きくなる。代表的な
タッチパッドでは、望ましいサイズは、銅のx導体12
が0.203mm(0.008インチ)幅である場合、そ
れらの間の間隔は0.305mm(0.012)インチで
あり、25.4mm(1インチ)当たり50本のライン
を与える。典型的な実施例におけるy導体18の幅は
0.305mm(0.012インチ)であり、絶縁性スト
リップ20は0.203mm(0.008インチ)幅であ
り、従って、それも可撓性薄膜16上に25.4mm
(1インチ)当たり50本のラインを与える。それら導
体は、上記ギャップ22が10ミクロンである場合、最
も大きくて、約6.35mm(0.25インチ)幅が可能
である。
【0028】上記の実施例では、導体は等しく間隔付け
られ、等しい幅のものであることが望ましい。代替えと
して、1つ又は複数個のx導体又はy導体をずっと厚い
ものにすることも可能である。例えば、或センサ領域
が、その分野で知られているような1列の専用機能キー
又はアイコンであると考えた場合、単一のx導体12を
それらキー又はアイコンと同じ幅にすることができる。
粗いx導体が、前述のように、細かいx導体に隣接して
一緒に印刷可能であり、絶縁性ストリップ20により離
隔されたy導体に近接して配置可能である。
【0029】後述するように、導体12及び18の正確
な接触ロケーションを決定するための電気的回路及びロ
ジックは、その接触が何処であるかを決定するために種
々の導体12及び18のポーリング機能を遂行する。こ
れは比較的速いけれども、それでも、場合によっては、
特に、手書きのようなトレースがマップされるべき場
合、ポーリング時間を少なくさせること、従って、応答
時間を少なくさせることが望ましい。更に、別々のドラ
イバ及びレシーバを使用する高密度センサの場合、電子
的デバイス・ピンの数は非常に大きくなる。例えば、6
40*480のセンサは、合計1120個のデバイス・
ピンに対して640個のドライバ及び480個のレシー
バを必要とするであろう。従って、数個のピンを必要と
するが、ドライバ及びレシーバを別々にするという簡易
性を保ったタッチパッド・センサを提供することも望ま
しいことである。
【0030】これら目的のために、図6乃至図10に示
された実施例が与えられる。それらは、後述の回路及び
ロジックと共に、タッチのロケーションの決定に必要な
時間を実質的に減少させ、必要な回路の複雑性を大いに
減少させる。この実施例では、2セットの重畳した導体
対があり、それらセットの各々はスタイラス又は手指等
の1つのタッチによって作動される。1つのセットは非
常に粗の又は幅広い領域、即ち、どちらかといえば粗い
解像度の領域に分割され、もう1つのセットは密の又は
狭い領域、即ち、どちらかといえば密な解像度を持った
領域に分割される。後述するように、解像度の粗い領域
はそのタッチの大雑把なロケーションを決定するために
ポーリングされ、その検出された粗い領域における解像
度の密な領域は大雑把な領域における更に正確なロケー
ションを決定するためにポーリングされる。これは、そ
のタッチが生じた場所を決定するために必要な時間を実
質的に減少させ、従って、その回路及びロジックに関し
て後述するように、任意の特定な領域におけるタッチに
対する応答時間を小さくする。
【0031】図6乃至図10を参照すると、本発明のデ
ュアル・センサの実施例が示される。1つの実施例で
は、前述のタイプのようなガラス充填エポキシ印刷回路
である基板30が設けられる。基板30上には、フォト
リソグラフィのような、或いは導体12に関連して上述
した他の印刷ボード製造ステップのような任意の適当な
技法によって前述のように形成された複数の銅の粗のx
導体32が配置される。前述の実施例の薄膜16と同様
の、及び弾性の絶縁性ストリップ材40によって離隔さ
れた粗のy導体38の片側37上に形成された可撓性薄
膜36が設けられる。図8では、粗のy導体38の一部
分を含むパーツが明瞭にするために省略されている。粗
のy導体38は、好ましくは、導体18と同様に導電性
インクから形成され、弾性の絶縁性ストリップ材40
は、好ましくは、前述の実施例における絶縁性ストリッ
プ20に対する材料と同じ材料である。この時点まで
は、後述する目的のために、前の実施例におけるものよ
りも実質的に幅広い導体32及び38の幅以外は、その
構造は前述の実施例の構造と同じである。
【0032】可撓性薄膜36の反対表面41には、もう
1つのセットの間隔を持って長手方向に延びる導電性材
料又はライン、即ち、導体42が配置される。これら密
のx導体42は、前述のような通常の導電性インク・ス
クリーニングによって形成され、導体32のように空気
ギャップによって隔てられ、分離される。
【0033】又、第2の可撓性薄膜46が設けられ、そ
の薄膜上には、導電性インクから形成され、弾性の絶縁
性ストリップ50によって離隔された長手方向に延びる
密のy導体48が配置される。図8では、密のy導体4
8の一部分を含むパーツが、明瞭にするために部分的に
省略されている。絶縁性ストリップ50は、前述のよう
に、導体48の間に付着され、導体42に隣接して位置
づけられる。代替え方法としては、弾性の絶縁性ストリ
ップ50は、導体42に間に付着され、導体48に隣接
して位置づけることも可能である。密のy導体48は、
スキューして且つ、好ましくは、密のx導体42に関し
て直交して位置づけられる。この実施例では、上側の導
体42、48の間に上側ギャップ52があり、下側の導
体32、38の間に下側ギャップ54がある。それらの
ギャップは、ギャップ22に関して前述したものと同じ
である。この実施例では、密のx導体42及び密のy導
体48の幅及び間隔は、それぞれ、前の実施例における
導体12及び16の幅及び間隔と実質的に同じである。
粗の導体32及び38の幅は、それぞれ、複数個の、好
ましくは、16個までの密の導体42及び48を取り込
むに十分なほど広い。従って、粗の導体32及び38の
間の如何なる接触も密の導体42及び48の間の可能な
256(即ち、16*16=256)個の接触を表す。
従って、接触領域全体が粗の導体32及び38の間の接
触によって識別された時、接触される可能性を持った密
の導体42及び48だけを、即ち、前の実施例では、導
体12及び18のすべてをポーリングする必要がある時
の必要なようなすべての密の導体42及び48ではな
く、その領域内にある密の導体42及び48だけをポー
リングする必要がある。
【0034】図10に示されるように、スタイラス24
が可撓性薄膜46上に圧力を加える時、その下の薄膜4
6及び36の両方における歪み又は変形が二重の重畳し
た接触作用を生じさせる。1つの接触作用では、粗のy
導体38の1つが粗のx導体32の1つと接触し、又、
密のx導体42の1つが密のy導体48の1つと接触す
る。後述するように、先ず、粗の導体32及び38の接
触ロケーションを決定して大雑把な接触領域を決定する
ためにポーリングを行うための回路を設けるのが望まし
い。大雑把な接触領域が決定された時、特殊な領域又は
更に局部的な接触領域が、密の導体42及び48の間の
接触ロケーションによって決定される。
【0035】更に、そのタッチパッドにおいて望まれる
特殊な特性に依存して特殊な材料の選択が変化すること
があることを理解すべきである。別な方法における1つ
の例のように、固いベースを持つよりもタッチパッド全
体を可撓性にする方が望ましいことがある。そのような
センサは撓むことが可能であり、そしてシリンダのよう
な平坦でない表面、或いは陰極線管又は他の表示装置の
可視面に付加可能である。
【0036】そのような場合には、基板10又は基板3
0は、図11、図12及び図13、図14に示されるよ
うに、可撓性薄膜16、36、及び46と同じ材料でよ
い更に可撓性のある基板10’又は30’とそれぞれ置
換可能である。この場合、導体12及び32は、可撓性
導体18、38、42、及び48と同じ材料でもよい更
に可撓性のある導体12’又は32’と置換されるであ
ろう。更に、もっと透明な材料が選択される場合、これ
は、ある程度の透明性を、それが望ましい場合、そのパ
ッドに与えるであろう。LCDパネル設計の分野ではよ
く知られた透明なインクは、本質的に透明な装置の製造
を可能にする。他の弾性材料がそれら導体関で使用可能
であるように、他の技法及び他の導電性材料も使用可能
である。又、別の方法では、望ましい場合には、図11
乃至図14に示されるように、弾性の絶縁性ストリップ
材が基板上の導体12及び18、又は32及び38の間
に配置可能である。
【0037】別の方法では、中心の基板36は、他の2
つの基板30、46が単にその上に導体を持つ場合、両
側に導体及び絶縁体の両方を持つことができ、多くの組
合せ及び変更が可能である。
【0038】図15を参照すると、タッチパッド・セン
サにインターフェースするために使用される電子装置の
ブロック図が示される。
【0039】y導体18に関連した回路には、y走査ド
ライバ102が、1つの導体当たり1つのドライバ宛存
在する。y走査ドライバ102は244ビット自己始動
型リング・カウンタであり、そのリング・カウンタは、
フリー・ランニング方形波発振器であるYクロック(Y
CLK)104のサイクル完了に応答してそのリングを
通して単一の論理的「1」を送るように構成される。そ
の論理的「1」がそのリングを通して送られる時、y導
体18の電圧は、その論理的「1」に対応した電圧まで
逐次に上げられる。各y導体が論理的「1」まで電圧を
上げられる時、YCLK104はyカウンタ106もカ
ウントさせる。yカウンタは、YCLK104の244
サイクルをカウントした後にリセットするように構成さ
れたバイナリ・アップ・カウンタである。従って、yカ
ウンタ106の値は、現在、論理的「1」に対応した電
圧にあるy導体の数である。
【0040】同様に、x導体12に関連した回路には、
x走査レシーバ108が、1つの導体当たり1つのレシ
ーバ宛存在する。x走査レシーバ108は320ビット
並列ロード/直列シフト型レジスタ(PLSSR)であ
る。各y導体18が論理的「1」に対応した電圧にある
時間の間、各x導体の値はPLSSRの対応したビット
にラッチされる。そのラッチ動作の直後に、すべてのx
値が、フリー・ランニング方形波発振器であるXクロッ
ク(XCLK)110のサイクル完了に応答して一時に
1つずつシフトされる。各x導体値がシフトされる時、
XCLK110はxカウンタ112もカウントさせる。
xカウンタ112は、XCLK110のサイクル完了に
応答してカウント・アップするように構成されたリセッ
ト可能バイナリ・アップ・カウンタである。従って、x
カウンタ112の値は、現在、PLSSRからシフトさ
れたx導体の数である。
【0041】論理的「1」に駆動されるy導体が、図5
に示されたように、x導体の1つに接触する場合、ラッ
チされたx導体値の1つも論理的「1」になるであろ
う。一方、論理的「1」にあるy導体が、図5に示され
るようにはx導体の1つに接触しない場合、それらラッ
チされた値は論理的「0」になるであろう。従って、x
導体値の1つが論理的「1」である場合、1ビットがP
LSSRからシフトされた瞬間に、yカウンタはそのタ
ッチされた領域のy座標を含み、xカウンタはそのタッ
チされた領域のx座標を含む。従って、それらカウンタ
は、x導体値の1つにおいて論理的「1」が検出された
ことに応答して、カウント動作をディスエーブルするよ
うに構成される。
【0042】そのディスエーブルされたカウンタ10
6、112に記憶された座標は、yラッチ114及びx
ラッチ116にラッチされる。それらの値はマイクロプ
ロセッサ118又は他の適当なプロセッサによって読み
取られ、接続されたパーソナル・コンピュータ(図示さ
れていない)にRS−232ドライバ120を介して伝
送される。
【0043】図16を参照すると、図15における回路
の一実施例の概略的回路図が示される。この実施例で
は、その回路は、11個のプログラム可能論理装置(P
LD)130a−130k、マイクロコントローラ13
2、及びRS−232ドライバ120において実施され
る。電子装置はすべて適当な電源によって適正に電力供
給され、電力入力は減結合コンデンサ(図示されてな
い)によって適正に減結合される。これらは共にその分
野ではよく知られている。
【0044】マイクロコントローラ132は、英国のフ
ィリップス・コンポーネント社により製造されたプログ
ラム可能8ビット・マイクロコントローラであり、多く
の販売店から入手可能である。その他のマイクロコント
ローラも使用可能である。RS−232ドライバ120
は、米国のアナログ・デバイス社によって製造されたA
D232−JRであり、多くの販売店から入手可能であ
る。適当なRS−232レベルへの信号を駆動するため
の、その分野で知られた他のRS−232ドライバも使
用可能である。PLD130a−130kは、米国のア
ドバンスト・マイクロ・デバイス社によって製造され、
多くの販売店から入手可能である。その回路を実施する
ために、その他のデバイスも使用可能である。
【0045】それらデバイスは、図16に示されるよう
な回路コミュニケーションで接続される。その図に示さ
れるように、yドライバ出力Y0−Y239の各々は、
小信号ダイオード136を介してy導体18の1つに接
続される。それらダイオード136は、2つ以上のy導
体が短絡された場合、EPLDに損傷を与えない。同様
に、xレシーバ入力X0−X319の各々は、x導体1
2の1つに接続される。x導体の各々は、10Kプル・
ダウン抵抗器138を介して論理的「0」にプル・ダウ
ンされ、それらxレシーバの入力がフロートするのを防
止する。
【0046】図16には、DB−9コネクタ140、1
対のスイッチ142、144、及び10Kプル・アップ
抵抗器146も示される。それらは、すべて、その図に
示されるような回路コミュニケーションにある。そのD
B−9コネクタ140は、タッチパッドの信号をパーソ
ナル・コンピュータ(図示されていない)に、又は複数
導体のケーブルを介して座標データを受信する他のデバ
イスに接続するために使用される。
【0047】スイッチ142、144は、いわゆる「マ
ウス」指示装置上のボタンと同様の補助入力装置として
使用される。周期的に、マイクロコントローラ132
は、その分野ではよく知られているように、ポートP
1.7を読み取ってそれらスイッチ142、144の状
態を決定し、それのTxD出力からのスイッチ状態に対
応したRS−232信号を送る。
【0048】yドライバPLD130a−130eの回
路が図17に示される。その図に示されるように、サン
プル、Xクロック(XCLK)、及びYクロック(YC
LK)信号は、16MHzディジタル信号152からの
クロック回路150によって発生される。その16MH
z信号152は、ハイブリッド発振器、水晶、及びいく
つかの反転シュミット・トリガによって、及びその分野
ではよく知られた他の方法で発生可能である。YCLK
信号は20.5マイクロ秒の周期を持ったディジタル信
号であり、その16MHzクロック信号152の328
サイクルである周期を持った信号をデコードすることに
よって発生可能である。この実施例では、XCLKは1
6MHz信号152である。
【0049】そのyドライバ回路は、その分野ではよく
知られているようにそして図17に示されるように、2
つのインバータ156a、156bと共に自己始動リン
グ・カウンタ構成で接続された244個のDフリップ・
フロップ154より成る。その244段は5つのPLD
130a−130eの間で分割される。異なる密度のP
LDが使用される場合、244段すべてを実施するため
には更に多くの又は少ないPLDが必要となる。図16
に示されるように、前のPLDの最後の出力が、「I
N」と記された次のPLDの入力にリング・カウンタ接
続線142によって接続される。カウンタ接続線142
は、リング・カウンタ156における論理的「1」がそ
れらPLDを接続する唯一のデータ線によって244段
すべてを通してシフトすることを可能にする。
【0050】リング・カウンタ156は、240個のy
ドライバ信号Y0−Y239、タイミング信号FSYN
C1−3、及びダミー信号を発生する。FSYNC信号
は、その回路を通してタイミングの目的で使用される。
フリップ・フロップ154は、パワーアップ時にQ=0
となるようにリセットする。従って、YCLKの第1サ
イクル前には、ダミー信号、FSYNC信号、及びY信
号はすべて論理的「0」である。YCLKの第1周期の
後、1がFSYNC1時にあらわれ、その他はすべて0
である。YCLKの次の周期の後、FSYNC1は0に
変わり、FSYNC2は論理的「1」に変わる。YCL
Kの連続したサイクルは、その分野では知られているよ
うに及び図18に示されるように、論理的「1」があら
われて1つのDフリップ・フロップから次のDフリップ
・フロップに送られるのを可能にする。その図に示され
るように、各yライン(並びに各FSYNC及びダミー
信号)は、16MHzクロックの328サイクルの間
(20.5マイクロ秒)論理的「1」に逐次に保持され
る。
【0051】サンプル信号の詳細が図19に示される。
サンプル信号は、そのサンプル信号がラッチの出力であ
る場合、バイナリ・アップ・カウンタ、組合せロジッ
ク、及びR−Sラッチ(すべて図示されていない)を使
用して発生される。そのような回路は、その分野では知
られている。特に、各yラインの328サイクル期間へ
の16MHzクロックの318個のサイクルに関して、
ラッチはそのロジックによってリセットされ、それによ
ってサンプル信号が低く落ちるのを可能にする。16M
Hzクロックの8個のサイクル完了(500ナノ秒)の
後に、そのラッチはロジックによってセットされ、それ
によって、サンプル信号を再び高く上げさせる。16M
Hzクロックの2サイクル(125ナノ秒)の後、Yn
は不作動になり、Yn+1が作動的になる。
【0052】図17を再び参照すると、残りのyドライ
バ回路が示される。yカウンタ158及びyラッチ16
0が、図示のような回路コミュニケーションで配置され
る。yカウンタ158は、その分野ではよく知られてい
るように、カウント・イネーブル及びクリアを持った8
ビット・バイナリ・アップ・カウンタである。yラッチ
は、その分野ではよく知られた8ビット・ラッチ・レジ
スタである。ANDゲート162は、その図に示される
ように、ストップ信号及びFSYNC1信号に応答して
そのレジスタをラッチする信号を発生する。更に、R−
Sラッチ164は、図示のように、Y239に応答して
ディスエーブル信号を発生する。
【0053】図20を参照すると、xレシーバPLD1
30f−130kの回路が示される。その図に示される
ように、xレシーバは、その図に示されるような回路コ
ミュニケーションで配置された320ビット並列ロード
/直列シフト・レジスタ(PLSSR)170、R−S
ラッチ172、カウント・イネーブル及びクリアを持っ
た9ビット・バイナリ・アップ・カウンタ174、9ビ
ット・ラッチ・レジスタ176、ANDゲート178に
よって実施される。
【0054】この特定な実施例では、320ビットPL
SSR170が6個のPLD130f−130kの間で
分割される。異なる密度のPLDが使用される場合、3
20段すべてを実施するためには、更に多くの又は少な
いPLDが必要とされるであろう。PLSSR170の
段は、周知の74165に等価の機能的ビルディング・
ブロックでよい。6個のPLD130f−130kはす
べてサンプル信号に接続され、そして6個のPLD13
0f−130kは、図16に示されるように、直列接続
180によって直列にリンクされる。前のPLDのうち
0とラベル付けされた出力は、次のPLDのIとラベル
付けされた入力に接続される。最後のPLD130kの
入力は接地される。その直列接続180は、唯一のデー
タ線がPLDを接続する場合、PLSSRにおけるデー
タが320段すべてを通してシフトされるのを可能にす
る。
【0055】図15乃至図20を一体的に参照すると、
タッチに対する走査を始める時、カウンタ158、17
4は00Hにリセットされ、R−Sラッチ172によっ
て発生されたストップ信号は論理的「0」であり、クロ
ック回路150によって発生されたサンプル信号及びR
−Sラッチ164によって発生されたディスエーブル信
号は論理的「1」である。20.5マイクロ秒ごとに、
リング・カウンタ156における論理的「1」が、YC
LKに応答して現在の段Ynから次の段Yn+1に送ら
れる。前述のように、各yドライバは20.5マイクロ
秒の間論理的「1」(+5VDC)に保持される。2
0.5マイクロ秒の値は独断的ではあるが、非常に速い
走査と非常に遅い走査との間に快適な媒体を与えると考
えられる。その非常に速い走査は、各導体の時間定数に
よって管理され、周辺の電子装置との電磁的干渉を増大
させるものであり、一方、非常に遅い走査は、走査速度
を、例えば、手書きの流体スタイラス・ストロークをデ
ィジタル化することができないほど遅くさせるであろ
う。
【0056】各y導体がそれの関連のyドライバによっ
て駆動される時、yカウンタ158は、YCLKに応答
してカウントする。従って、yカウンタ158の値は、
同時に駆動されるy導体に対応する。yカウンタ158
は、Yクリアに応答して00Hにリセットされるように
構成される。Yクリアは、y導体すべての走査完了に応
答して印加される。
【0057】各yドライバの19.875マイクロ秒乃
至20.5マイクロ秒の印加期間において、サンプル信
号は、図19に示されるように、それを論理的「0」に
置くこと、そして500ナノ秒後に論理的「1」に置く
ことによって印加される。印加されたサンプル信号に応
答して、PLSSR170はx導体12すべての内容を
ラッチする。通常、ラッチされたx導体値はすべて論理
的「0」であろう。論理的「1」に駆動されるy導体が
図5に示されたようにx導体の1つにタッチする場合、
そのラッチされたx導体値も論理的「1」になるであろ
う。一方、論理的「1」にあるy導体が図5に示された
ようにはx導体の1つにタッチしない場合、ラッチされ
た値すべてが論理的「0」になるであろう。x導体値を
ラッチした直後に、PLSSR170はXCLKに応答
してx導体値すべてを逐次にシフトし、それらをR−S
ラッチ172に逐次に入力する。
【0058】各x導体値がR−Sラッチ172を通して
シフトされる時、xカウンタ174はXCLKに応答し
てカウントする。従って、xカウンタ174の値は、R
−Sラッチを通してシフトされた値を有するx導体に対
応する。xカウンタ174はXクリアに応答してリセッ
トされるように構成される。Xクリアは、x導体値がす
べてR−S172を通してシフトされてしまった後、
「1」が検出されない場合、xカウンタ174を00H
にリセットする。「1」が検出された場合、xカウンタ
174は、そのxカウンタ値がxラッチ176にラッチ
されてしまった後且つY0が駆動される前にクリアされ
る。
【0059】要するに、各y導体18は論理的「1」に
対応する電圧まで逐次に電圧を上げられる。各y導体が
論理的「1」である間、すべてのx導体12の値が同時
にラッチされ、しかる後、図5に示されたような閉路事
象を表す論理的「1」の存在を検出するために非常に速
く、直列的にシフトされる。すべてのy導体18を逐次
に駆動するという各サイクルの後、R−Sラッチ164
はY239に応答してディスエーブル信号をクリアし、
それによって、データが変化しようとしていることをマ
イクロコントローラ132に信号し、従って、マイクロ
コントローラ132によるデータ読取りをディスエーブ
ルする。
【0060】いずれのx導体値も「1」でない場合、閉
路事象は起こらず、y導体が逐次に駆動され且つx導体
値が同時にラッチされ続けそして直列的にシフトされ続
ける間、yカウンタ158及びxカウンタ174はカウ
ントする。
【0061】一方、R−Sラッチ172を通してシフト
されたx導体値が論理的「1」である場合、R−Sラッ
チ172の出力は論理的「1」となり、それによって、
ストップ信号を印加する。たとえPLSSR170がR
−Sラッチ172を通してx導体値をシフトし続け及び
リング・カウンタ156が1つの段から次の段に論理的
「1」を送り続けても、そのストップ信号が印加された
ことに応答して、yカウンタ158及びxカウンタ17
4はカウントをストップする。従って、ストップ信号が
印加された瞬間に、そのタッチされたロケーションがカ
ウンタ158及び174に含まれる。次のサイクルのF
SYNC3信号がアクティブになるまで、ストップ信号
は印加されたままである。
【0062】次に、ストップ信号及びFSYNC信号が
印加されたことに応答して、カウンタ158及び174
の値はそれぞれのラッチ160及び176にラッチされ
る。最後に、FSYNC2に応答して、R−Sラッチ1
64はディスエーブル信号をセットし、それによって、
データがラッチされそして利用可能であることをマイク
ロコントローラ132に信号し、そのマイクロコントロ
ーラによるデータ読取りを可能にする。
【0063】マイクロコントローラ132は、ディスエ
ーブル信号に応答して、ラッチ160及び176にラッ
チされた値を周期的にポーリングする。そこで、マイク
ロコントローラ132は、データを、直列ラインを介し
てパーソナル・コンピュータへ直列伝送するに適したフ
ォーマットにエンコードする。正確なデータ・エンコー
ディング・アルゴリズムはクリティカルではなく、コン
ピュータ・システムにおいて実行するソフトウエア・ド
ライバに完全に依存している。当業者には知られている
ように、ソフトウエア・ドライバが異なると、データも
異なるフォーマットである必要があろう。データはコン
ピュータ・システムにおけるソフトウエアに適合しなけ
ればならない。別の方法として、何らかの周知の圧縮ア
ルゴリズムを使用して、データを圧縮するようにしても
よい。エンコードされた値は、マイクロコントローラ1
32のTxD出力からRS−232ドライバ120を介
してDB−9コネクタ140のピン2に伝送される。
【0064】当業者にとっては、その回路に対する変更
及び修正は明らかであろう。例えば、Yラインは、リン
グ・カウンタ156通して循環される論理的「1」及び
論理的「0」にデフォルト可能である。もう1つの例と
して、ドライバ及びレシーバはPLDで実施される必要
はない。むしろ、必要なインターフェース機能を遂行す
るためのアプリケーション指向集積回路(ASIC)が
設計及び制作可能である。更に、244ビットのリング
・カウンタ156、320ビットのPLSSR170、
及びその他の回路が単一の大きいASIC上で実施可能
である。そのようなASICは、受動的プルダウン抵抗
器138の代わりに、能動的プルアップ及びプルダウン
抵抗器を使用してもよい。そのような回路はその分野で
はよく知られており、例えば、2つのNPNトランジス
タを使用する。その場合、第1のトランジスタのコレク
タは第2のトランジスタのエミッタに接続され、第1の
トランジスタのエミッタは抵抗を介して論理的「1」と
関連した電圧に接続され、第2のトランジスタのコレク
タは抵抗を介して大地に近い電圧に接続され、それらト
ランジスタのベースはそれぞれのドライバ回路に接続さ
れ、その結合されたエミッタ・コレクタはx導体に接続
される。
【0065】図21を参照すると、本発明のデュアル・
センサにインターフェースするために使用される電子装
置のブロック図が示される。その回路は、粗のyドライ
バ190、粗のxレシーバ192、密のyドライバ19
4及び密のxレシーバ196を含み、それらはすべて座
標決定回路198と回路コミュニケーションにある。図
15、図16、及び図20の回路の場合のように、粗の
yドライバ190の各々は単一の粗のy導体32を駆動
する。同様に、粗のxレシーバ192の各々は単一の粗
のx導体38からデータを受ける。
【0066】しかし、密のy導体42及びx導体48は
異なる。密のyドライバ194の各々は複数の密のy導
体42を駆動する。同様に、密のxレシーバ196の各
々は複数のx導体48からデータを受ける。図21にお
いて、その比率は、両軸に沿った1つの粗の導体当たり
4つの密の導体である。好ましくは、両軸に沿った1つ
粗の導体当たり16個の密の導体が使用される。従っ
て、240個の密のy導体42に対応した15個の粗の
y導体32及び320個の密のx導体48に対応した2
0個の粗のx導体38がある。
【0067】座標決定回路198は図16乃至図20の
回路と非常に類似して設計可能である。粗及び密のy導
体32及び42を逐次に駆動するために、1対のリング
・カウンタが使用可能である。粗及び密のx導体38及
び48を同時にサンプルするために、1対の並列ロード
/直列シフト・レジスタが使用可能である。座標決定回
路198は、タッチされた領域の正確なロケーションを
決定するために、粗の導体32、38の交点及び密の導
体42、48の交点が使用されるという点で図16乃至
図20の回路とは異なる。
【0068】例えば、図21のデバイスを使用すると、
粗の交点は、そのタッチが4つの粗の行の下及び5つの
粗の列の上にあることを示し、密の交点は、そのタッチ
されたロケーションが3つの密の行の下且つ2つの密の
列の上にあることを示す。正確なロケーションは密の値
と、粗の値に1つの粗の導体当たりの密の導体の数を掛
けたものとの和によって決定される。上記の例では、1
9(3+4*4)個の密のy導体の下及び22(2+5
*4)個の密のx導体の上になるであろう。
【0069】座標決定回路198に対しては、多くの構
成が可能である。クリティカルな点は、タッチされたロ
ケーションの座標を決定するためにデュアル・センサの
両交点を使用することである。例えば、yカウンタ及び
xカウンタは2つのカウント入力、即ち、4ずつのカウ
ント入力及び1ずつのカウント入力によって実施可能で
ある。図15乃至図20における回路のように、交点が
検出されるまでそれら2つのカウンタがカウントするで
あろう。図15乃至図20における回路と違って、それ
らカウンタは、先ず、粗の交点が検出されるまで、4ず
つカウントし(即ち、その軸に関する1つの粗の導体当
たりの密の導体の数ずつカウントする)、しかる後、密
の交点が検出されるまで1ずつカウントする。当業者の
技術範囲内で、数多くの回路が可能である。
【0070】デュアル・センサを使用することは、タッ
チされたロケーションの座標を決定するために必要な電
子装置を大いに簡易化し、それらのサイズを減少させ
る。図16の320*240の回路は560個のドライ
バ及びレシーバ、即ち、240個のyドライバ及び32
0個のxレシーバを必要とする。比較すると、同じ32
0*240の解像度のデュアル・センサが、1つの粗の
y導体当たり16個の密のy導体及び1つの粗のx導体
当たり16個の密のx導体でもって作成可能である。そ
のような320*240デュアル・センサにインターフ
ェースするためには、座標決定回路198は67個のド
ライバ及びレシーバ、即ち、15個の個々の粗のyドラ
イバ、20個の個々の粗のxレシーバ、16個の個々の
密のyドライバ、及び16個の個々の密のxレシーバ、
しか必要としない。更に、粗及び密のyドライバ又は粗
及び密のxレシーバはいずれも共用可能であり、それに
よって、更に、ドライバ及びレシーバのカウントを51
に減少させることができる。即ち、yドライバはそれぞ
れ1つの粗のy導体及び16個の密のy導体を駆動する
ことができる。別の方法として、xレシーバはそれぞれ
1つの粗のx導体及び16個の密のx導体からデータを
受けることができる。従って、そのデュアル・センサ
は、その回路にインターフェースするに必要なドライバ
及びレシーバの数を大きく減少させる。
【0071】ドライバ及びレシーバの数を減少させるこ
とは、その電子装置のサイズ及びコストの両方を減少さ
せる。それらの回路は、1つドライバ当たり1つのデバ
イス・ピン及び1つのレシーバ当たり1つのデバイス・
ピンを必要とする。図16の回路は、560個のドライ
バ及びレシーバを有するので、560個のデバイス・ピ
ンを必要とし、従って、9個の大きなEPLDを使用す
る。それらEPLDは、等しく大きいASICによって
置換可能である。上記のデバイスは67個の、又は51
個だけのドライバ及びレシーバでもって作成可能であ
り、それによって、その回路全体を単一のEPLD又は
非常に小さいASICに設計可能にする。ピン数の減少
は、事実上、大きさを一桁小さくする。従って、そのデ
ュアル・センサによって、ずっと小さい且つ少ないコス
トの電子的インターフェースが使用可能である。
【0072】図22乃至図24を参照すると、タッチパ
ッド・センサのもう1つの実施例が示される。前述の実
施例では、導体はレール状のものとして示された。即
ち、導体は、1つの軸が他の2つの軸のいずれよりも実
質的に長い場合の矩形の平行6面体状の形をしたものと
して示された。しかし、他の導体形状も可能である。
【0073】前の実施例では、タッチパッド・センサ表
面の全領域に比べて、可能な交点領域は比較的小さく、
多数の盲点が存在する。例えば、ユーザが、実質的に絶
縁層の上側に実質的に水平な又は垂直な線をスタイラス
でもって引くことが考えられる。非常にわずかな交点し
か生じないので、パーソナルコンピュータへの入力は、
実際のタッチされたロケーションの不十分な近似値とな
るであろう。分析的には、導体が絶縁体と同じ幅である
場合、表面の約25%しか接触領域として作用し得な
い。スタイラスの先端は導体から滑って接触領域の1つ
に達する傾向があるため、実際には、これは重大な欠点
ではない。
【0074】それはそうとしても、接触領域全体をかな
り増加させることができる他の構成がある。図22は、
かなりわずかな盲点しか生じない導体200の1つのパ
ターンを示す。そのパターンは、導電性の峡部204に
よって接続された円形の導電性パッド202より成る。
パッド202及び峡部204によって形成された複数の
導電性パスは非交差であり、他の実施例におけるように
長手方向に延びている。パッド202及び峡部204
は、前の実施例において説明した材料と同じ材料のもの
でよい。図22では、パッド202は形が円形である。
しかし、他のパッド形状も可能である。それらパッド
は、センサ表面領域全体のうちの接触領域全体のパーセ
ンテージが図1乃至図3の実施例のそれよりも高いよう
なものが望ましい。前の実施例の場合のように、それら
パッド及び峡部のサイズ及び間隔はセンサの所望の解像
度に依存する。好ましくは、パッド202は実質的に同
じサイズであり、相互に実質的に等距離で間隔づけられ
ている。好ましくは、それら峡部204は実質的に同じ
サイズであり、相互に実質的に等距離で間隔づけられて
いる。
【0075】図23は、図22の2つパターンより成る
タッチパッド・センサ210を示す。第1のパターンは
パッド202及び峡部204を有し、第2のパターンは
パッド212及び峡部214を有する。第2のパターン
は、それぞれの導電性パスがスキューされ、好ましく
は、相互に直交するように90度回転させられている。
それら2つのパターンは、上から見た時の峡部204、
214の交点では絶縁性パッド216によって離隔させ
られる。
【0076】2つのパターンの間の関係は、図24を参
照するとよく理解できる。図24は、絶縁性パッド21
6、導電性パッド202、212、及び峡部204、2
14を示す。絶縁性パッド216は、導電性パッド20
2、212がギャップ218によって離隔させられるよ
うに構成される。前の実施例の場合のように、そのギャ
ップは空気又は不活性ガスでよい。又、図1乃至図3の
実施例の場合のように、パッド212及び峡部214は
固い基板220上に配置され、パッド202及び峡部2
04は可撓性の基板222上に配置される。導電性パッ
ド202、212及び導電性峡部204、214は前述
の導体と同じ材料から作られ、同様に塗布されたもので
よい。絶縁性パッド216は前述の絶縁体と同じ材料か
ら作られ、同様に塗布されたものでよい。
【0077】分析的には、図23の実施例の接触領域は
センサ表面の領域全体の約40%である。円形の導電性
パッドがちょうど離隔されるまでサイズを増加させられ
る場合、接触領域はセンサ表面領域全体の約75%とな
り得る。
【0078】図23の実施例を駆動するための電子回路
は図15乃至図20に示されたものと同じでないにして
も非常に類似したものである。1つの可能な修正は、図
1乃至図3のセンサでは隣接した接触領域が水平及び垂
直方向であり、図23の実施例では隣接した接触領域が
対角線に沿っているため、その結果の座標をわずかにス
キューさせることである。
【0079】図25を参照すると、種々の導体と回路素
子との電気的接続が図解的に示される。図25からわか
るように、図15乃至図20の多くの集積回路が2つの
両面印刷回路ボード10及び300上に設けられる。印
刷回路ボード10は、図1乃至図5に示されたセンサの
実施例に対する基板として使用された同じボード10で
ある。基板10の一方の側304における導体12は、
基板10を通して形成された通路302及び基板10の
反対側306上の回路トレース308を介して回路13
0f−130kに接続される。
【0080】他の回路130a−130eは第2のPC
B300上に配置され、印刷回路トレース309に電気
的に接続される。薄膜16上の導体18は回路トレース
312を持った240ラインの可撓性コネクタ・ケーブ
ル310を介して電気的回路130a−130eに接続
される。ケーブル310は、他の可撓性薄膜16、3
6、及び46と同じ材料から作ることができる。ケーブ
ル310と導体18及びトレース309との接続は導電
性接着剤314によるのが望ましい。その接着剤は、そ
の分野では知られている導電性粒子を混入させたエポキ
シのような異方性の導電性着剤でよい。導体は揃えら
れ、接着剤は塗布され、そしてその接着領域はそのエポ
キシが凝結するまで加圧されて保持される。その異方性
接着剤は、導体312と導体18との間及び導体312
と導体309との間では電気的に導通した接着を行い、
その他の場所では電気的に導通しない接着を行う。基板
300は、好ましくは、FR4のようなガラス充填した
エポキシから形成され、図15乃至図20の機能を遂行
するように最上面の付加的回路チップ上に設けられる。
ボード10及び300上にはダイオード136及び抵抗
器138のような他の種々な素子(図示されていない)
が、共に直付け形式で設けられる。ボード10及び30
0は、その分野ではよく知られているスタンド・オフ
(図示されていない)によって相互接続される。本発明
のデュアル・センサに対しても同じ回路配列が使用され
る。
【0081】必ずしも必要ではないけれども、2つの基
板10及び16は密封材316でもって密封可能であ
る。転写接着剤及びそれの同等物並びに注入接着剤のよ
うな多くの適当な材料がある。そのような接着剤はその
分野ではよく知られており、3M社のような数多くの供
給源から入手可能である。
【0082】次の信号、即ち、16MHzクロック、サ
ンプル、FSYNC1,FSYNC2,FSYNC3,
ストップ、LX0−LX8,及び電源は、周知のインタ
ーPCBコネクタを持った2つのボード10及び300
間で伝送される。その構造体全体は、当業者には知られ
ているように密閉して封じることができるケース(図示
されていない)内に入れられる。このケースは、掻き傷
及び磨耗の耐性を改良するために基板16を覆った追加
の可撓性薄膜を有するようにしてもよい。
【0083】同じタイプの物理的密封及び装着が、本発
明のデュアル・センサを含むタッチパッドに適用可能で
ある。
【0084】以上、本発明の実施例を詳細に説明してき
たが、本発明はそのような実施例に限定されるものでは
ない。例えば、異なる形状の導体が、回路相互間の十分
な電気的分離を与えながら更に接触領域を増大させ得る
かもしれない。もう1つの例として、図1乃至図5に示
した2つの密のセンサを図6乃至図10のようにサンド
ウィッチし、そして一方のセンサの導体が他方のセンサ
の絶縁体に重畳し、それにより実質的に100%の合成
接触領域を得るようにそれらセンサを揃えることも可能
である。このほかにも本発明の技術思想を逸脱すること
なく様々な変形が可能である。
【0085】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0086】(1)第1の解像度を有する第1タッチパ
ッド・センサと、前記第1の解像度とは異なる第2の解
像度を有し、前記第1タッチパッド・センサと実質的に
同じ大きさであり、前記第1タッチパッド・センサと共
にタッチを検出できるように前記第1のタッチパッド・
センサに近接して配置される第2タッチパッド・センサ
と、を具備するデュアル・センサ。 (2)前記第1タッチパッド・センサ及び前記第2タッ
チパッド・センサは互いに直交するように配置される、
(1)に記載のデュアル・センサ。 (3)前記第1タッチパッド・センサは前記第2タッチ
パッド・センサの4分の1の解像度を有する、(1)に
記載のデュアル・センサ。 (4)前記第1タッチパッド・センサは複数の第1導体
及び第2導体を有し、前記第2タッチパッド・センサは
複数の第3導体及び第4導体を有し、外部からのタッチ
により、少なくとも1つの第1導体及び少なくとも1つ
の第2導体が協働して前記タッチの位置を決定し、且つ
少なくとも1つの第3導体及び少なくとも1つの第4導
体が協働して前記タッチの位置を決定するように前記第
1タッチパッド・センサ及び前記第2タッチパッド・セ
ンサが配置される、(1)に記載のデュアル・センサ。 (5)複数の第1絶縁体のうちの一対の絶縁体によって
それぞれ分離されている複数の平行な第1導体と、複数
の第2絶縁体のうちの一対の絶縁体によってそれぞれ分
離されており、前記第1導体に近接し且つ前記第1導体
に対しスキューして配置される複数の平行な第2導体
と、複数の第3絶縁体のうちの一対の絶縁体によってそ
れぞれ分離されており、前記第1導体に近接して配置さ
れる複数の平行な第3導体と、複数の第4絶縁体のうち
の一対の絶縁体によってそれぞれ分離されており、前記
第3導体に近接し且つ前記第3導体に対しスキューして
配置される複数の平行な第4導体とを含み、前記第1導
体は第1平面にあり、前記第1絶縁体は前記第1平面を
越えて前記第2導体の方へ延在し、前記第3導体は第2
平面にあり、前記第3絶縁体は前記第2平面を越えて前
記第4導体の方へ延在する、デュアル・センサ。 (6)前記第1導体及び前記第2導体は互いに直交する
ように配置され、前記第3導体及び前記第4導体は互い
に直交するように配置される、(5)に記載のデュアル
・センサ。 (7)第1絶縁体によってそれぞれ分離されている複数
の平行な可撓性の第1導体と、第2絶縁体によってそれ
ぞれ分離されており、前記第1導体に近接し且つ前記第
1導体に対しスキューして配置される複数の平行な第2
導体と、前記第1導体に近接して配置され、外部からの
圧力が加えられるスタイラス面と、第3絶縁体によって
それぞれ分離されており、前記第1導体に近接して配置
される複数の平行な可撓性の第3導体と、第4絶縁体に
よってそれぞれ分離されており、前記第3導体に近接し
且つ前記第3導体に対しスキューして配置される複数の
平行な第4導体とを含み、前記第1導体は、前記第2導
体のいずれとも電気的に接触しない第1状態、及び少な
くとも1つの第2導体と電気的に接触する第2状態を有
し、前記スタイラス面への圧力に応じて前記第1状態及
び前記第2状態の間で切り替わり、前記第3導体は、前
記第4導体のいずれとも電気的に接触しない第3状態、
及び少なくとも1つの第4導体と電気的に接触する第4
状態を有し、前記スタイラス面への圧力に応じて前記第
3状態及び前記第4状態の間で切り替わる、デュアル・
センサ。 (8)電気信号を供給するためにそれぞれが1つの第1
導体及び少なくとも2つの第3導体と関連している複数
のドライバと、電気信号を検出するためにそれぞれが1
つの第2導体及び少なくとも2つの第4導体と関連して
いる複数のレシーバと、を含む(4)、(5)又は
(7)に記載のデュアル・センサ。 (9)複数の第1導体を第1基板上に付着し、複数の第
2導体を第2基板の第1の側に付着し、複数の第1絶縁
体を前記第2基板の第1の側に付着し、複数の第3導体
を前記第2基板の第2の側に付着し、複数の第2絶縁体
を前記第2基板の第2の側に付着し、複数の第4導体を
第3基板上に付着し、前記第1絶縁体が前記第1導体と
物理的に接触し、前記第2絶縁体が前記第4導体と物理
的に接触し、前記第1絶縁体は局部的圧力が加えられる
まで前記第1導体及び前記第2導体の物理的接触を阻止
し、前記第2絶縁体は局部的圧力が加えられるまで前記
第3導体及び前記第4導体の物理的接触を阻止するよう
に、前記第1基板、前記第2基板及び前記第3基板を位
置決めする、タッチパッド・センサの製造方法。 (10)前記第1基板は銅で被覆されており、該銅をエ
ッチングすることによって前記第1導体を形成する、
(9)に記載の製造方法。 (11)前記第2導体及び前記第3導体は、前記第2基
板の両側に導電性インクを印刷することによって形成さ
れる、(9)に記載の製造方法。 (12)前記第1絶縁体及び前記第2絶縁体は、前記第
2基板の両側に印刷可能な絶縁材料を印刷することによ
って形成される、(9)に記載の製造方法。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、走査に必要なドライバ
及びレシーバの数を大幅に減らすことによって、走査プ
ロセスを簡略化し、スピードアップすることができる。
また、ドライバ及びレシーバの数が少ないので、タッチ
のロケーションを決定するための走査装置のコストも安
価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデュアル・センサに使用される1つの
シングル・タッチパッド・センサの実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1に示されたシングル・センサの分解斜視図
である。
【図3】図1に示されたシングル・センサの正面図であ
る。
【図4】図1に示されたシングル・センサの側面図であ
る。
【図5】図3に示されたシングル・センサにおけるスタ
イラスからの圧力の影響を示す図である。
【図6】本発明のデュアル・センサの実施例を示す斜視
図である。
【図7】図6に示されたデュアル・センサの実施例の分
解斜視図である。
【図8】図6に示された実施例の正面図である。
【図9】図6に示された実施例の側面図である。
【図10】図9に示された本発明の実施例におけるスタ
イラスからの圧力の影響を示す図である。
【図11】シングル・センサの他の実施例の正面図であ
る。
【図12】図11に示されたシングル・センサにおける
スタイラスからの圧力の影響を示す図である。
【図13】本発明のデュアル・センサの他の実施例の正
面図である。
【図14】図13に示された本発明の実施例におけるス
タイラスからの圧力の影響を示す図である。
【図15】図1乃至図5に示されたタッチパッド・セン
サにインターフェースするための電気的回路の実施例の
主要なコンポーネントを示すブロック図である。
【図16】図1乃至図5に示されたタッチパッド・セン
サにインターフェースするための電気的回路の実施例を
示す回路図である。
【図17】図1乃至図5に示されたタッチパッド・セン
サにインターフェースするための電気的回路用のyドラ
イバの詳細を示す回路図である。
【図18】図16及び図17に示された回路のいくつか
の選択された信号相互間の関係を示す波形図である。
【図19】図16及び図17に示された回路のいくつか
の選択された信号相互間の関係を示す波形図である。
【図20】図1乃至図5に示されたタッチパッド・セン
サにインターフェースするための電気的回路用のxレシ
ーバの詳細を示す回路図である。
【図21】図6乃至図10に示されたデュアル・センサ
にインターフェースするための電気的回路の実施例の主
要なコンポーネントを示す回路図である。
【図22】タッチパッド・センサの更にもう1つの実施
例の導体の1つの層の平面図である。
【図23】図22に部分的に示されたセンサの実施例の
平面図である。
【図24】図23の線7C−7Cに沿った側断面図であ
る。
【図25】図15乃至図20の回路を具体化した集積回
路を有する、図1乃至図5に示されたタッチパッド・セ
ンサの構造の側面図である。
【符号の説明】
10 基板 12 x導体 16 可撓性薄膜 18 y導体 20 弾性絶縁材のストリップ 22 ギャップ 24 スタイラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・アラン・イードレイ イギリス国スコットランド、ラーグス・ア イルシャー・バイキング・ウェイ 12 (72)発明者 アンソニー・リチャード・ティザード イギリス国スコットランド、ラーグス・ア イルシャー・アラン・ビュー 10 (72)発明者 ブライアン・ジョージ・ユトレイ アメリカ合衆国フロリダ州、ボカ・ラト ン、エス・ダブリュ・エイトス・ストリー ト 1930

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の解像度を有する第1タッチパッド・
    センサと、 前記第1の解像度とは異なる第2の解像度を有し、前記
    第1タッチパッド・センサと実質的に同じ大きさであ
    り、前記第1タッチパッド・センサと共にタッチを検出
    できるように前記第1のタッチパッド・センサに近接し
    て配置される第2タッチパッド・センサと、 を具備するデュアル・センサ。
  2. 【請求項2】前記第1タッチパッド・センサ及び前記第
    2タッチパッド・センサは互いに直交するように配置さ
    れる、請求項1に記載のデュアル・センサ。
  3. 【請求項3】前記第1タッチパッド・センサは前記第2
    タッチパッド・センサの4分の1の解像度を有する、請
    求項1に記載のデュアル・センサ。
  4. 【請求項4】前記第1タッチパッド・センサは複数の第
    1導体及び第2導体を有し、 前記第2タッチパッド・センサは複数の第3導体及び第
    4導体を有し、 外部からのタッチにより、少なくとも1つの第1導体及
    び少なくとも1つの第2導体が協働して前記タッチの位
    置を決定し、且つ少なくとも1つの第3導体及び少なく
    とも1つの第4導体が協働して前記タッチの位置を決定
    するように前記第1タッチパッド・センサ及び前記第2
    タッチパッド・センサが配置される、請求項1に記載の
    デュアル・センサ。
  5. 【請求項5】複数の第1絶縁体のうちの一対の絶縁体に
    よってそれぞれ分離されている複数の平行な第1導体
    と、 複数の第2絶縁体のうちの一対の絶縁体によってそれぞ
    れ分離されており、前記第1導体に近接し且つ前記第1
    導体に対しスキューして配置される複数の平行な第2導
    体と、 複数の第3絶縁体のうちの一対の絶縁体によってそれぞ
    れ分離されており、前記第1導体に近接して配置される
    複数の平行な第3導体と、 複数の第4絶縁体のうちの一対の絶縁体によってそれぞ
    れ分離されており、前記第3導体に近接し且つ前記第3
    導体に対しスキューして配置される複数の平行な第4導
    体とを含み、 前記第1導体は第1平面にあり、 前記第1絶縁体は前記第1平面を越えて前記第2導体の
    方へ延在し、 前記第3導体は第2平面にあり、 前記第3絶縁体は前記第2平面を越えて前記第4導体の
    方へ延在する、 デュアル・センサ。
  6. 【請求項6】前記第1導体及び前記第2導体は互いに直
    交するように配置され、前記第3導体及び前記第4導体
    は互いに直交するように配置される、請求項5に記載の
    デュアル・センサ。
  7. 【請求項7】第1絶縁体によってそれぞれ分離されてい
    る複数の平行な可撓性の第1導体と、 第2絶縁体によってそれぞれ分離されており、前記第1
    導体に近接し且つ前記第1導体に対しスキューして配置
    される複数の平行な第2導体と、 前記第1導体に近接して配置され、外部からの圧力が加
    えられるスタイラス面と、 第3絶縁体によってそれぞれ分離されており、前記第1
    導体に近接して配置される複数の平行な可撓性の第3導
    体と、 第4絶縁体によってそれぞれ分離されており、前記第3
    導体に近接し且つ前記第3導体に対しスキューして配置
    される複数の平行な第4導体とを含み、 前記第1導体は、前記第2導体のいずれとも電気的に接
    触しない第1状態、及び少なくとも1つの第2導体と電
    気的に接触する第2状態を有し、前記スタイラス面への
    圧力に応じて前記第1状態及び前記第2状態の間で切り
    替わり、 前記第3導体は、前記第4導体のいずれとも電気的に接
    触しない第3状態、及び少なくとも1つの第4導体と電
    気的に接触する第4状態を有し、前記スタイラス面への
    圧力に応じて前記第3状態及び前記第4状態の間で切り
    替わる、 デュアル・センサ。
  8. 【請求項8】電気信号を供給するためにそれぞれが1つ
    の第1導体及び少なくとも2つの第3導体と関連してい
    る複数のドライバと、 電気信号を検出するためにそれぞれが1つの第2導体及
    び少なくとも2つの第4導体と関連している複数のレシ
    ーバと、 を含む請求項4、5又は7に記載のデュアル・センサ。
  9. 【請求項9】複数の第1導体を第1基板上に付着し、 複数の第2導体を第2基板の第1の側に付着し、 複数の第1絶縁体を前記第2基板の第1の側に付着し、 複数の第3導体を前記第2基板の第2の側に付着し、 複数の第2絶縁体を前記第2基板の第2の側に付着し、 複数の第4導体を第3基板上に付着し、 前記第1絶縁体が前記第1導体と物理的に接触し、前記
    第2絶縁体が前記第4導体と物理的に接触し、前記第1
    絶縁体は局部的圧力が加えられるまで前記第1導体及び
    前記第2導体の物理的接触を阻止し、前記第2絶縁体は
    局部的圧力が加えられるまで前記第3導体及び前記第4
    導体の物理的接触を阻止するように、前記第1基板、前
    記第2基板及び前記第3基板を位置決めする、 タッチパッド・センサの製造方法。
  10. 【請求項10】前記第1基板は銅で被覆されており、該
    銅をエッチングすることによって前記第1導体を形成す
    る、請求項9に記載の製造方法。
  11. 【請求項11】前記第2導体及び前記第3導体は、前記
    第2基板の両側に導電性インクを印刷することによって
    形成される、請求項9に記載の製造方法。
  12. 【請求項12】前記第1絶縁体及び前記第2絶縁体は、
    前記第2基板の両側に印刷可能な絶縁材料を印刷するこ
    とによって形成される、請求項9に記載の製造方法。
JP12209195A 1994-05-23 1995-05-22 デュアル・センサを有するタッチパッド Pending JPH07319607A (ja)

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