JPH0731997U - テールクリアランス計測装置 - Google Patents

テールクリアランス計測装置

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JPH0731997U
JPH0731997U JP6089293U JP6089293U JPH0731997U JP H0731997 U JPH0731997 U JP H0731997U JP 6089293 U JP6089293 U JP 6089293U JP 6089293 U JP6089293 U JP 6089293U JP H0731997 U JPH0731997 U JP H0731997U
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勝男 渡邊
俊夫 鈴木
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化・低コスト化を図ったテールクリアラ
ンス計測装置を提供する。 【構成】 シールド掘進機のテールフレーム12内面と
そのテールフレーム12内に組み立てられたセグメント
14外面との間のテールクリアランスcを計測する装置
において、既設セグメント14の端面を押圧するシール
ドジャッキ11のジャッキシュー13に、テールフレー
ム12内面までの距離bを検出する固定センサ15を設
けると共に、該固定センサ15から径方向内方に一定距
離dを保ちつつ既設セグメント14内方へ出没してセグ
メント14内面までの距離aを検出する移動センサ16
を設け、これら固定・移動センサ15,16の検出値
a,bに基づいて上記テールクリアランスcを算出する
演算器を設けたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シールド掘進機のテールフレーム内面とそのテールフレーム内に組 み立てられたセグメント外面との間のテールクリアランスを計測するテールクリ アランス計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シールド掘進機は、筒状のテールフレーム内に周設された複数のシールドジャ ッキを後方へ進展させ、各ジャッキの先端(ジャッキシュー)をテールフレーム 内の後方に組み立てられた既設セグメントの端面に当接させ、これを反力にとっ て前方に掘進するものである。この種のシールド掘進機では、各シールドジャッ キの進展ストロークを変えることにより又はテーパセグメントを用いることによ りカーブ掘進を行うが、その際、テールフレームの内面が既設セグメントの外面 に接触することを防止すべく、これらの間に形成されるテールクリアランスを計 測して管理する必要がある。
【0003】 そこで、本出願人は先に図8に示すテールクリアランス計測装置1を開発した (実願平2-63253 号)。図示するように、掘進機のテールフレーム2内に、軸方 向に伸縮して既設セグメントの端面に当接されるL字型の本体3が設けられてお り、この本体3の先端には、既設セグメント4の内面までの距離aを検出する第 一センサ5と、テールフレーム2の内面までの距離bを検出する第二センサ6と が設けられている。この構成によれば、セグメント4の厚さをt,第一第二セン サ5,6間の距離をdとすれば、テールクリアランスcは次の式で算出される。
【0004】 d+b=a+t+c ∴ c=(d−t)+(b−a) ここで、dおよびtは一定なので、第一第二センサ5,6でaおよびbを検出す ることにより、テールクリアランスcを算出できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、かかるテールクリアランス計測装置1においては、シールドジャッキ 7の内側に軸方向に伸縮するL字型本体3を設けなければならないので、この本 体3が狭隘な掘進機内のスペースを占拠し、有効作業スペースが減少してしまう という問題が生じた。
【0006】 殊に上記本体3は、既設セグメント4の先端に次のセグメントを嵌め込むため に、シールドジャッキ7と同様に少なくともセグメント一個分以上の伸縮ストロ ークが必要である。そのため、本体3の伸縮機構の大型化が避け得ず、上記有効 作業スペースが圧迫されてしまう。
【0007】 また、シールドジャッキ7とは別に同様の伸縮機構を上記本体3に設けること は無駄であり高コスト化を招く。
【0008】 以上の事情を考慮して創案された本考案の目的は、小型化・低コスト化を図っ たテールクリアランス計測装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、シールド掘進機のテールフレーム内面と そのテールフレーム内に組み立てられたセグメント外面との間のテールクリアラ ンスを計測する装置において、既設セグメントの端面を押圧するシールドジャッ キのジャッキシューに、テールフレーム内面までの距離を検出する固定センサを 設けると共に、該固定センサから径方向内方に一定距離を保ちつつ既設セグメン ト内方へ出没してセグメント内面までの距離を検出する移動センサを設け、これ ら固定・移動センサの検出値に基づいて上記テールクリアランスを算出する演算 器を設けて構成されている。
【0010】
【作用】 テールクリアランスを測定する際には、シールドジャッキのジャッキシューを 既設セグメントの端面に当接させ、ジャッキシューの固定センサによってテール フレーム内面までの距離を検出すると共に、ジャッキシューの移動センサを既設 セグメント内方へ移動させてセグメント内面までの距離を検出する。
【0011】 このとき、移動センサと固定センサとの径方向の距離は一定であり、セグメン トの厚さも一定であり双方とも予め分かっているので、それらの値と上記固定・ 移動センサの検出値とに基づいて演算器がテールクリアランスを算出する。
【0012】 既設セグメントの先端に次のセグメントを嵌め込むときは、シールドジャッキ を収縮させると共に、上記移動センサを既設セグメント内方からジャッキシュー 側に引き込む。これにより、径方向から供給され嵌め込まれるセグメントと移動 センサとが干渉することはない。
【0013】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0014】 図1は本実施例に係るテールクリアランス計測装置10が組み込まれたシール ド掘進機のシールドジャッキ部分の平面図であり、図2はその側断面図である。 図中11はシールドジャッキであり、テールフレーム12内にその周方向に沿っ て複数本配置されている。シールドジャッキ11は、そのジャッキシュー13を 後方に進展させて、テールフレーム12内に組み立てられた既設セグメント14 の端面に当接させ、これを反力にとって掘進機を前進させるものである。
【0015】 上記ジャッキシュー13の側面には、テールフレーム12内面までの距離bを 検出する固定センサ15が設けられている。また、ジャッキシュー13の内周側 面には、既設セグメント14の内方(内周面)へ出没してセグメント内面までの 距離aを検出する移動センサ16が設けられている。これら固定・移動センサ1 5,16には、超音波センサ,光量センサ,レーザセンサ,渦電流センサ等が用 いられる。
【0016】 固定・移動センサ15,16のジャッキシュー13への取り付けの様子を図3 および図4に示す。図示するように、ジャッキシュー13の側面にはブラケット 17が溶接されており、このブラケット17に固定センサ15が取り付けられて いる。固定センサ15は、テールフレーム12の内面までの距離bを検出すべく 、テールフレーム12内面に対して直角に配置されている。
【0017】 他方、ジャッキシュー13の内周側面には基板18が溶接されており、この基 板18上に取付板19がボルト20で固定されている。よって、このボルト20 を着脱することにより、取付板19上の移動センサ16をそのアッセンブリごと 交換できる。取付板19は、一部箱状に形成されており、この箱体21内に電動 ジャッキ22がベアリング23を介して回動自在に設けられている。電動ジャッ キ22は、内蔵されたモータおよびネジ送り機構によって伸縮するようになって いる。
【0018】 電動ジャッキ22の先端には、第一ロッド25がピン結合されている。第一ロ ッド25は、取付板19上に設けられた支柱24に固定されている。支柱24は ベアリング26を介して取付板19の箱体21に軸支されている。この構成によ れば、電動ジャッキ22を伸縮させると、第一ロッド25を介して支柱24が自 転することになる。このとき、電動ジャッキ22も回動する。支柱24には、第 一ロッド25の反対側に位置させて、第二ロッド27が取り付けられている。
【0019】 第二ロッド27は第一ロッド25より長く、支柱24の自転に伴って取付板1 9内周側から既設セグメント14内周側へ回動するようになっている。上記第二 ロッド27は締付ボルト28によって支柱24に固定されている。よって、締付 ボルト28を緩めれば、支柱24に対する第二ロッド27の取付位置を適宜調節 できる。第二ロッド27の先端には、既設セグメント14の内面までの距離aを 計測する移動センサ16が設けられている。
【0020】 上記第一第二ロッド25,27は、それぞれ支柱24に対し直角に取り付けら れており、取付板19と平行状態を保ちながら回動するようになっている。すな わち、第一第二ロッド25,27が回動しても、移動センサ16と固定センサ1 5との径方向の間隔dは一定に保たれる。
【0021】 固定・移動センサ15,16の配線および電動ジャッキ22の配線は、図1, 図2に示すように、取付板19上に設けられたターミナルボックス29に集合さ れ、一本に纏められてケーブル30として前方の引込リール31に巻き取られる ようになっている。引込リール31は、シールドジャッキ11の内側に設けられ たフレーム32に取り付けられ、バネ等によってケーブル30を引き込むような 回転付勢力が与えられており、ジャッキシュー13の伸縮に伴ってケーブル30 を繰出し引込みするものである。
【0022】 この引込リール31のケーブル30の信号取出側の接点は、摺接を利用した所 謂スリップリングを用いていない。スリップリングでは固定・移動センサ15, 16に超音波センサを用いた場合、信号の伝達ができないからである。すなわち 、ケーブル30は、「ジャッキシュー13の伸縮長+所定の余裕長」だけ引込リ ール31に巻かれて、その先端が直接演算器(図示せず)に接続されている。
【0023】 演算器は、上記固定・移動センサ15,16の検出値a,b、セグメント14 の厚さtおよび固定・移動センサ15,16間の径方向の距離dに基づいて、テ ールフレーム12内面とそのテールフレーム12内に組み立てられたセグメント 14外面との間のテールクリアランスcを算出するものである。つまり、図2よ り、 d+b=a+t+c は明らかである。よって、テールクリアランスcは、 c=(d−t)+(b−a)‥‥ となる。ここで、固定・移動センサ15,16間の径方向の距離dおよびセグメ ント14の厚さtは一定なので、第一第二センサ15,16でaおよびbを検出 することにより、テールクリアランスcを算出できる。
【0024】 かかるテールクリアランス測定装置10は、図7に示すようにテールフレーム 12の周方向に所定間隔を隔てて例えば3個設けられている。なお、取付個数は 3個以上であれば何個でもよいが、テールフレーム12の底部は水没の可能性が あるため、避けた方がよい。
【0025】 以上の構成からなる本実施例の作用について述べる。
【0026】 テールクリアランスcを測定する際には、まずシールドジャッキ11のジャッ キシュー13を既設セグメント14の端面に当接させる。そして、ジャッキシュ ー13側面の固定センサ15によってテールフレーム12内面までの距離bを検 出する。次に、ジャッキシュー13内周側の電動ジャッキ22を伸長させ、第二 ロッド27を既設セグメント14の内周側へ回動させ、第二ロッド27先端の移 動センサ16によってセグメント14内面までの距離aを検出する。
【0027】 このとき、移動センサ16と固定センサ15との径方向の距離dは一定であり 、セグメント14の厚さtも一定であり双方とも予め分かっている。よって、演 算器は、それらの値d,tと上記固定・移動センサ15,16の検出値a,bと に基づいて,上式によりテールクリアランスcを算出する。
【0028】 既設セグメント14の先端に次のセグメントを嵌め込むときは、シールドジャ ッキ11を収縮させると共に、上記電動ジャッキ22を収縮させて移動センサ1 6を既設セグメント14内周側からジャッキシュー13側に引き込む。これによ り、径方向から供給され嵌め込まれるセグメントが移動センサ16と干渉するこ とはない。
【0029】 このように、上記構成によれば、軸方向に伸縮するシールドジャッキ11のジ ャッキシュー13をテールクリアランス測定装置10の本体として兼用している ので、装置10全体の小型化・低コスト化が図れる。
【0030】 変形実施例を図5および図6に示す。図示するように、この変形例は移動セン サ16の移動機構のみが前実施例と異なっており、その他は同様な構成となって いる。よって、移動センサ16の移動機構のみを説明する。
【0031】 図示するように、シールドジャッキ11のジャッキシュー13の内周側の基板 18には、その一端を中心として回動するロッド40が設けられている。ロッド 40はバネ41によって既設セグメント14内周側へ突出するような付勢力が与 えられている。ロッド40の他端には移動センサ16が設けられている。移動セ ンサ16の配線および固定センサ15の配線は、ロッド40の中央部で纏められ てローラ42を介して引込リール31に巻き取られている。
【0032】 引込リール31は、油圧モータ43によって回転するようになっている。詳し くは、油圧モータ43の巻取力は、強弱二段階に切り替えられるようになってお り、強にするとバネ41の付勢力に打ち勝ってロッド40が図5中左に回動して 移動センサ16が引込まれ、弱にするとバネ41の付勢力によってロッド40が 右に回動して移動センサ16が突出するようになっている。
【0033】 この構成によれば、油圧モータ43の巻取力を適宜切り替えることにより、移 動センサ16をジャッキシュー13上方から既設セグメント14内周側へ突出さ せることができる。その他、図6においてc=(d−t)+(b−a)により、 テールクリアランスcを測定できることは勿論である。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、軸方向に伸縮するシールドジャッキをテ ールクリアランス測定装置の本体として兼用しているので、装置全体の小型化・ 低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すテールクリアランス測
定装置が組み込まれたシールド掘進機のシールドジャッ
キ部分の平面図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】図2の拡大図である。
【図5】変形実施例を示すテールクリアランス測定装置
の平面図である。
【図6】図5の側断面図である。
【図7】上記テールクリアランス測定装置の取付位置を
示すシールド掘進機の横断面図である。
【図8】本出願人が先に開発したテールクリアランス測
定装置の説明図である。
【符号の説明】
11 シールドジャッキ 12 テールフレーム 13 ジャッキシュー 14 セグメント 15 固定センサ 16 移動センサ a 移動センサからセグメント内面までの距離 b 固定センサからテールフレーム内面までの距離 c テールクリアランス d 移動センサと固定センサとの径方向の間隔(一定) t セグメントの厚さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機のテールフレーム内面と
    そのテールフレーム内に組み立てられたセグメント外面
    との間のテールクリアランスを計測する装置において、
    既設セグメントの端面を押圧するシールドジャッキのジ
    ャッキシューに、テールフレーム内面までの距離を検出
    する固定センサを設けると共に、該固定センサから径方
    向内方に一定距離を保ちつつ既設セグメント内方へ出没
    してセグメント内面までの距離を検出する移動センサを
    設け、これら固定・移動センサの検出値に基づいて上記
    テールクリアランスを算出する演算器を設けたことを特
    徴とするテールクリアランス計測装置。
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